JP2000307934A - 撮像方法および撮像装置 - Google Patents

撮像方法および撮像装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ入力や被写体画像の取り込みを阻害す
る外的要因の発生を自動的に検知して、不良な画像の撮
像や記録・保存を防止し得る撮像方法および撮像装置の
提供。 【解決手段】 画像からセンサ出力との比較データを取
得(抽出)する(S2)と共にセンサ出力を取得して
(S3)、それらを比較し(S6)、その差が所定の許
容範囲以外の場合には警告表示(或いは、警告メッセー
ジの音声出力)を行うことにより、撮影レンズやセンサ
部分が遮蔽されていたり、汚れていたりすることを原因
とする撮影状態不良な画像の撮像を防止する。また、セ
ンサ出力と許容値を比較して(S8)、警告を行うこと
もできる(S9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラ等の
撮像装置の撮影補助技術に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラ等の撮像装置では各種セ
ンサーが搭載されており、ユーザの撮影の利便性の向上
を図っている。例えば、赤外線LEDと赤外線センサか
らなる位相差センサを用いて自動焦点検出を行ったり、
フォトセンサ(光センサ)を用いて画像の明るさを調節
する等、画質や撮影パラメータを自動調節可能な機能が
ある。また、デジタルカメラの多くは液晶画面を備え、
それをファインダ(液晶ファインダ)として用いること
ができるが、光学ファインダのみで液晶ファインダを備
えていないものも少なくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】デジタルカメラで撮影
を行う際に、センサの取り付け位置によってはユーザが
指でセンサを塞いでしまったりセンサ部分にゴミや埃が
ついている場合がある。このような場合にはセンサから
正しい値を検出することができないので、正確な自動焦
点検出や明るさ調整ができていないにも拘わらず、ユー
ザが気付かないままにシャッター操作をすると、画質の
悪い撮像画像を記録・保存してしまうことになるという
問題点がある。
【0004】特に、光学ファインダを用いて撮影を行う
場合(デジタルカメラのうち光学ファインダのみを備え
たものだけでなく、光学ファインダと液晶ファインダを
備えたものでも撮影状況によっては光学ファインダのみ
を用いる場合がある)は、撮像画像を確認できないの
で、ユーザが光学ファインダを通してみた被写体と実際
にカメラに取り込まれる画像の画質の差が大きくても、
光学ファインダを通して焦点が合っていればユーザはそ
のままシャッター操作をするので、カメラに取り込まれ
る画像の画質が悪くてもノーチェックで記録・保存され
てしまうという問題点がある。
【0005】また、液晶ファインダを備えているデジタ
ルカメラであっても、100万画素レベルの解像度や画
質を忠実にモニタできない。このため、画像の精細化や
画質の向上が進むデジタルカメラにあっては、ユーザが
液晶ファインダに表示された被写体画像を見て最適な撮
影状況か否かを判断することは難しいので、センサを塞
いでしまったりセンサ部分にゴミや埃がついていて不正
確な焦点や明るさのままでシャッター操作がなされ、撮
像画像が液晶ファインダに静止画表示されてもセンサ出
力が正しくないという事実に気付かないまま画像を保存
してしまうことが多いので、撮影を失敗したにもかかわ
らず、その場で撮影をやり直すことができなかったり、
撮影に失敗した画像をその場で消去できるというデジタ
ルカメラの利点を十分に生かしきれないという問題点が
ある。また、撮影レンズが曇っていたり、埃がついたり
していても同様な問題が生ずる。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、センサ入力や被写体画像の取り込み
を阻害する外的要因の発生を自動的に検知して、不良な
画像の撮像や記録・保存を防止し得る撮像方法および撮
像装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明の撮像方法は、被写体画像を取り込み、
該画像を保存記録する撮像装置において、取り込んだ被
写体画像の第1の画質評価値と、該撮像装置に備えられ
たセンサによる被写体及び/又は撮影環境測定値から得
た第2の画質評価値とを取得して、第1、第2の画質評
価値を比較し、その比較結果に応じて警告することを特
徴とする。
【0008】また、第2の発明の撮像装置は、被写体及
び又は撮影環境を測定して測定信号を出力する測定手段
を備え、この測定手段から出力される測定信号に基づい
て撮影制御を行う撮像装置において、被写体画像を取り
込んで画像信号を出力する撮像手段と、この撮像手段か
ら得た画像信号から第1の画像評価値を抽出する第1の
抽出手段と、前記測定手段から出力された測定信号から
第2の画像評価値を抽出する第2の抽出手段と、前記第
1、第2の画像評価値を比較する比較手段と、この比較
手段による比較結果に応じて警告を行う警告手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0009】また、第3の発明は、上記第2の発明の撮
像装置において、比較手段による第1、第2の画像評価
値の比較及び前記警告手段による警告は、撮影待機時又
は撮影指示後に行われることを特徴とする。
【0010】また、第4の発明は、上記第2又は第3の
発明の撮像装置において、前記比較手段による比較結果
に応じて撮像画像の保存記録を禁止する記録禁止手段を
備えたことを特徴とする。
【0011】また、第5の発明は、上記第2又は第3の
発明の撮像装置において、撮影指示後、前記比較手段に
よる比較結果に応じて撮像画像の保存記録を行うか否か
を選択する選択モードに移行するモード移行手段を備え
たことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】[回路構成例]図1は、本発明の
撮影方法を適用したデジタルカメラの回路構成例を示す
ブロック図であり、(a)に示すように、デジタルカメ
ラ100は、光学系11、信号変換部12、信号処理部
13、作業用メモリ(DRAM)14、制御部20、操
作部30、表示部40、保存記録メモリ(メモリカー
ド)50を有している。また、操作案内メッセージや警
告メッセージを音声で出力したり、警告音を出力する音
響出力装置15を設けてもよい。また、光学系11、信
号変換部12及び信号処理部13は撮像手段を構成す
る。
【0013】光学系11は、撮像レンズ111、測距セ
ンサ112、測光センサ113及びレンズ駆動部115
を有し、撮像レンズ111を介して集光された被写体像
の光束を後段の撮像素子(CCD)121上に結像させ
る。また、測距センサ112は、例えば赤外線LEDと
赤外線センサからなる位相センサが用いられ、測距セン
サによって検出された測距データは制御部20に出力さ
れ、レンズ駆動制御信号が生成される。また、測光セン
サは明るさ(輝度)等を検出して制御部20に出力す
る。また、レンズ駆動部115は制御部20から送られ
るレンズ駆動制御信号により撮影レンズ111を前後に
移動させ、合焦させる。信号変換部12は、CCD12
1および信号変換回路等(図示せず)を含み、前段の光
学系11を介してCCD121に結像した被写体像をデ
ジタルデータに変換して所定の周期で出力する。
【0014】信号処理部13は(b)に示すようにカラ
ープロセス回路131(図2)及びDMAコントローラ
132を有し、信号変換部12からの出力を処理して、
デジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(Y,Cb,
Crデータ)等の信号成分を得て、Y,Cb,Crデー
タ(以下、画像データ)をDRAM14に転送する。ま
た、スルー画像(動画)表示するために、取り込んだ画
像データを間引いて表示部40に送る。
【0015】DRAM14は作業用メモリとして用いら
れ、撮像画像を一時的に記憶する画像バッファやJPE
G圧縮/伸張時の作業用領域等として用いられる。
【0016】制御部20はCPU、RAM、プログラム
格納用ROMおよびタイマ等を有したマイクロプロセッ
サ構成を有しており、CPUは、上述の各回路および図
示しない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接
続し、プログラム格納用ROMに格納されている制御プ
ログラムによりデジタルカメラ100全体の制御を行な
うと共に、操作部30からの状態信号に対応してプログ
ラム格納用ROMに格納されている各モードに対応の処
理プログラムや撮影処理用プログラムを取り出して、デ
ジタルカメラ100の各機能の実行制御、例えば、撮像
や記録画像の再生機能の実行等を行なう他、本発明に基
づく、撮影モード時の撮影状態の検出及び撮影状態不良
時の警告処理等の実行制御を行う。
【0017】操作部30は処理モード切替えスイッチ、
機能選択用ボタン、シャッターボタン36等のキーやス
イッチを構成部分としており、これらのキー或いはスイ
ッチが操作されると状態信号が制御部20に送出され
る。また、シャッターボタン36は2段押し構造となっ
ており、シャッターボタン36を半押しすると画像の取
り込みが遮断され、DRAM14に記録された画像が表
示部40に静止画像として表示される。また、シャッタ
ーボタン36を全押しするとメモリーカード50への画
像の保存記録処理が行われる。また、半押しの状態のシ
ャッターボタン36を開放すると(保存記録を行うこと
なく)画像の取り込みが再開される。
【0018】表示部40はビデオエンコーダ、VRAM
および液晶画面(LCD)等から構成されており、制御
部20の表示制御により、撮像時のスルー画像および再
生時の再生画像、処理選択時の選択用メニュー(或いは
アイコン)や操作指示用のメッセージ等の表示等を行な
う。
【0019】メモリーカード50はデジタルカメラ10
0の本体に着脱可能であり、撮像された画像(圧縮画像
データ)を当該画像の画像情報等と共に記憶した画像フ
ァイル(図3)を保存記録する。なお、メモリーカード
50に代えてデジタルカメラ100に内蔵したフラッシ
ュメモリを用いるようにしてもよい。
【0020】[カラープロセス回路]信号処理部13の
カラープロセス回路131では、画像データから輝度信
号、色成分信号等を分離し、生成する。図2はカラープ
ロセス回路131の構成例を示すブロック図であり、カ
ラープロセス回路131は、R成分積分器1311,G
成分積分器1312,B成分積分器1313,AE(オ
ートアイリス)用積分器1314,輝度分離器131
5,AWB回路1317及び信号合成回路1318等を
有している。
【0021】CCD121で光電変換された画像信号
は、信号変換部12のA/D変換器でA/D変換されカ
ラープロセス回路131に入力される。カラープロセス
回路131では、入力信号に対しオートアイリス(A
E)用信号,オートホワイトバランス(AWB)用信
号,およびY,Cb,Cr信号の生成処理等を行なう。
【0022】AE用積分器1314では入力信号を積分
してその積分値を出力し、AWB回路1317ではR成
分積分器1311,G成分積分器1312およびB成分
積分器1313によって積分された各成分の積分値を出
力する。また、輝度分離器1315は入力信号から輝度
データ(=取り込んだ画像の輝度Y1)を出力する。こ
れら出力は制御部20に入力され、制御部20はこれら
の出力を基に信号変換部12のAGCに与えるゲイン
や、シャッタースピードや、撮像レンズ111を駆動制
御する制御信号を出力する。したがって、上記カラープ
ロセス回路131を画像の明るさ等の検出手段として用
いることができる。
【0023】[撮影状態の検出および警告処理動作]図
3は、デジタルカメラが撮影モード時に行う撮影状態の
検出及び警告処理動作の一実施例を示すフローチャート
であり、(a)はスルー画像表示中は常に撮影状態の検
出を行い、撮影不能又は撮影状態不良の場合に警告処理
を行う例、(b)は撮像指示時に撮影状態の検出を行
い、撮影不能又は撮影状態不良の場合に警告及び撮像画
像の記録禁止処理を行う例、(b’)は撮像指示時に撮
影状態の検出を行い、撮影不能又は撮影状態不良の場合
に警告を行って撮像画像の記録の可否の選択を促す例で
ある。
【0024】1.スルー画像表示中、常に撮影状態の検
出等を行なう例 ステップS1:(画像の取り込み) 図3(a)で、光学系11、信号変換部12を介して信
号処理部13に画角内の被写体画像(画像データ)が取
り込まれる。信号処理部13はカラープロセス回路13
1(図2)で画像から輝度信号や色成分信号等を分離す
る。
【0025】ステップS2:(画像の輝度(Y1)の取
得) 制御部20はカラープロセス回路131で分離された輝
度データから画像の輝度値Y1を算出し、制御部20の
RAMに保持(一時記憶)する。
【0026】ステップS3:(測光センサ出力の輝度
(Y2)の取得) 制御部20はまた測光センサ113から送られる光検出
値のうちの輝度データから被写体の輝度(画角内の輝
度)を算出し、制御部20のRAMに保持(一時記憶)
する。
【0027】ステップS4:(画像の記憶) 信号処理部13は1フレーム分の画像をDRAM14に
所定の周期で転送する。DRAM14は転送された画像
を所定の領域に記憶(上書)する。
【0028】ステップS5:(スルー画像表示) 信号処理部13はまた取り込んだ画像を間引いて表示部
40に送り、スルー画像表示させる。
【0029】ステップS6:(輝度の比較) 制御部20は上記ステップS2で取得した画像の輝度Y
1とステップS3で取得した測光センサ113の出力か
ら得た被写体の輝度Y2を比較(|Y1−Y2|<γ)
し、|Y1−Y2|<γの場合(輝度の差が所定の許容
誤差範囲の場合)にはS8に遷移し、そうでない場合に
はS7に遷移する。なお、所定値γは光学系11、信号
変換部2及び信号処理部13による信号処理や測光セン
サ113から制御部20への伝送処理の過程で生ずる誤
差(輝度の誤差)の許容値である。
【0030】ステップS7:(ユーザへの警告(1)) 制御部20は図5(a)に示すような警告メッセージ8
1を表示中のスルー画像に重畳表示してユーザに画像の
状態が不良であること及びセンサが遮蔽されている可能
性のあることを知らせてS1に戻る(ユーザが警告メッ
セージを見て遮蔽物の除去を行うまで、例えば、測光セ
ンサ上の指の位置を変えるか測光センサ132の汚れを
とるまで、S1〜S7が繰り返され、警告画面がスルー
画像に重畳表示される)。
【0031】ステップS8:(測距データの取得及び判
定) 制御部20は測距センサ112からの測距データを取得
する。このとき、測距センサ112の発光部或いは受光
部がユーザの指で塞がれていたり、汚れていると測距デ
ータは0に近い値となるので、制御部20は取得した測
距データαを所定値δと比較し、測距データαがδ未満
(|α−δ|<ε)のときはS9に遷移し、δ以上のと
きはS10に遷移する。
【0032】ステップS9:(ユーザへの警告2) 制御部20は図4に示すような警告メッセージ81を表
示部40の液晶画面に表示してユーザに測距センサ11
2が遮蔽されている可能性のあることを知らせてS1に
戻る(ユーザが警告メッセージを見て遮蔽物の除去を行
うまではS1〜S9が繰り返され、警告画面が表示され
続ける)。
【0033】ステップS10:(合焦制御) 制御部20は測距データを基にレンズ駆動制御信号を生
成しレンズ駆動部115に送出する。レンズ駆動部11
5は制御部20からのレンズ駆動制御信号に基づいて撮
影レンズ111を前後に移動させ、合焦させる。
【0034】ステップS11:(撮像) 上記ステップS10での合焦制御後ユーザは所定のタイ
ミングでシャッター36を操作して撮像を行う。制御部
20は操作部30からの状態信号を調べ、シャッターボ
タン36が半押しされたか否かを判定し、半押しされた
場合にはS12に遷移する。
【0035】ステップS12:(測光センサ出力に基づ
く撮像処理) シャッターボタン36が半押しされると、制御部20は
ステップS3で取得した測光センサ113の光検出値
(輝度)に基づいて、ゲインやシャッタースピードの制
御、ストロボ発光の要否の制御等を実行することにより
取り込んだ画像をDRAM14に記憶する。なお、スル
ー画像表示中、常時上記制御を行うようにしてもよい。
【0036】ステップS13:(静止画表示) 制御部20はDRAM14に記憶されている画像を表示
部に送って静止画表示し、シャッターボタン36が全押
しされるとS14に遷移する。
【0037】ステップS14:(撮像画像の保存記録処
理) 制御部20はDRAM14に記憶されている画像に圧縮
処理を施し、圧縮画像(圧縮データ)をメモリーカード
50に保存記録する。
【0038】ステップS15:(撮影終了判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、撮影終
了操作がされた場合には撮影処理を終了し、そうでない
場合にはS1に戻る。
【0039】なお、上記フローチャートではステップS
4で取り込んだ画像を記憶し、ステップS5でスルー画
像表示するようにしたが、これに限られず、画像の記録
とスルー画像表示動作を例えばS1とS2の間で行うよ
うにしてもよい。
【0040】また、上記フローチャートのステップS8
で測距データを取得しているが、測距センサ112はデ
ジタルカメラ100の主電源がオンになると測距を開始
するので、測距データの取得はS6以前のいずれかのス
テップの前で行うようにしてもよい。
【0041】また、上記フローチャートではステップS
7、S9で警告を画面表示しているが、デジタルカメラ
100が音響出力装置15を備えている場合には画面表
示に代えて音声による警告メッセージ或いはアラーム音
又は音楽による警告を行うようにしてもよい。また、画
面表示と音声メッセージ或いはアラーム音又は音楽によ
る警告を共に行うようにしてもよい(後述するステップ
S7’、S14’、S14”での警告についても同様で
ある)。
【0042】なお、上記フローチャートではデジタルカ
メラ100が表示部40を備えている場合について述べ
たが、液晶ファインダ(表示部40)を備えていないデ
ジタルカメラでも同様にして警告を行うことができる。
但し、ステップS5のスルー画像表示、S13の静止画
表示のステップは不要となり、ステップS7、S9の警
告表示は音響出力装置15による警告出力とする。
【0043】上記構成によれば、デジタルカメラで撮像
指示(撮像操作)を行う前に画像の状態等をセンサ出力
と比較し、正確な自動焦点検出や明るさ調整ができてい
ない場合に警告するので、ユーザが気付かないままに撮
像指示を行って画質の悪い撮像画像を記録・保存してし
まうことを防止できる。
【0044】特に、液晶ファインダを備えておらず、撮
像時に撮像画像を確認できない撮像装置でも撮影状態が
不良な場合に警告により撮像指示以前にそれを知ること
ができるので、従来のようにデジタルカメラに取り込ま
れる画像の画質が悪くてもノーチェックで記録・保存さ
れてしまうことを防止できる。
【0045】2.撮像操作後に画像状態の状態の検出等
を行ない、画像不良の場合には記録を禁止する例 この例では、ステップS1〜S5の動作は図3(a)の
動作と同様である。また、スルー画像表示(S5)の後
のステップS6’の測距データの取得、ステップS7’
の警告処理及びステップS8’の合焦制御は、図3
(a)のS8の測距データの取得、ステップS9の警告
表示及びステップS10の動作と同様である。以下、ス
テップS9’以降の動作について説明する。
【0046】ステップS9’:(撮像) ユーザは所定のタイミングでシャッター36を操作して
撮像を行う。制御部20は操作部30からの状態信号を
調べ、シャッターボタン36が半押しされたか否かを判
定し、半押しされた場合にはS10’に遷移する。
【0047】ステップS10’:(画像の輝度(Y1)
の取得) 制御部20はカラープロセス回路131で分離された輝
度データから画像の輝度値Y1を算出し、制御部20の
RAMに保持(一時記憶)する。
【0048】ステップS11’:(測光センサ出力の輝
度(Y2)の取得) 制御部20はまた測光センサ113から送られる光検出
値のうちの輝度データから被写体の輝度(画角内の輝
度)を算出し、制御部20のRAMに保持(一時記憶)
する ステップS12’:(測光センサ出力に基づく撮像処
理) シャッターボタン36が半押しされると制御部20はス
テップS3で取得した測光センサ113の光検出値(輝
度)に基づいて、ゲインやシャッタースピードの制御、
ストロボ発光の要否の制御等を実行することにより取り
込んだ画像をDRAM14に記憶する。なお、スルー画
像表示中、常時上記制御を行うようにしてもよい。
【0049】ステップS13’:(輝度の比較) 制御部20はステップS10’で取得した画像の輝度Y
1とステップS11’で取得した測光センサ113の出
力から得た被写体の輝度Y2を比較(|Y1−Y2|<
γ)し、|Y1−Y2|<γの場合にはS13に遷移
し、そうでない場合にはS14’に遷移する。
【0050】ステップS14’:(ユーザへの警告
(1’)) シャッターボタン36が半押しされているので、制御部
20はDRAM14に記憶されている画像を表示部に送
って静止画表示すると共に、図5(b)に示すような警
告メッセージ82を重畳表示してユーザにこの画像の記
録禁止の旨及びセンサが指で塞がれているか汚れている
可能性のあることを知らせて、S15に遷移する。
【0051】なお、上記フローチャートではデジタルカ
メラ100が表示部40を備えている場合について述べ
たが、液晶ファインダを備えていないデジタルカメラで
も同様にして警告を行うことができる。但し、ステップ
S5のスルー画像表示、S13の静止画表示のステップ
は不要となり、ステップS7’、S14’の警告表示は
音響出力装置15による警告出力とする。
【0052】上記構成によれば、デジタルカメラで撮像
指示を行なった後に画像の状態等をチェックして警告す
ると同時に、保存記録を禁止するのでユーザが画質の悪
い撮像画像を見過ごして記録・保存してしまうことを防
止できる。
【0053】特に、液晶ファインダを備えておらず、撮
影時に撮像画像を確認できない撮像装置では撮影状態が
不良な場合に警告によりそれを知ることができると共に
撮像指示を行っても画像が保存記録されないことがわか
るので、直ぐに撮り直しを行うことができる。
【0054】3.撮像操作後に画像状態の検出等を行な
い、画像不良の場合に画像を記録するか否かをユーザに
選択させる例 この例では、ステップS1〜S5の動作は図3(a)の
動作と同様である,また、ステップS6’〜S12’ま
での動作は図3(b)の動作と同様である。以下、ステ
ップS13”以降の動作について説明する。
【0055】ステップS13”:(輝度の比較) 制御部20はステップS10’で取得した画像の輝度Y
1とステップS11’で取得した測光センサ113の出
力から得た被写体の輝度Y2を比較(|Y1−Y2|<
γ)し、|Y1−Y2|<γの場合にはS13に遷移
し、そうでない場合にはS14”に遷移する。
【0056】ステップS14”:(ユーザへの警告
(1”)) シャッターボタン36が半押しされているので、制御部
20はDRAM14に記憶されている画像を表示部40
に送って静止画表示すると共に、図5(c)に示すよう
な警告メッセージ83を重畳表示してユーザにこの画像
の撮影状態が不良である旨及びセンサが指で塞がれてい
るか汚れている可能性のあることを知らせると共に、操
作案内メッセージ91を表示してユーザに記録するか否
かの選択操作を促す。
【0057】ステップS15”:(保存記録の可否判
定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、シャッ
ターボタン36が全押しされた場合には保存記録処理を
行うためにS14に遷移し、シャッターボタン36が開
放された場合にはS15に遷移する。
【0058】上記構成によれば、デジタルカメラで撮像
操作を行なった後に画像の状態等をチェックして警告
し、保存記録するか否かの選択をユーザに促すので、ユ
ーザは間引かれて画素密度の低い(画像の粗い)スルー
画像より画素密度の高い静止画像を見て画像の保存記録
の可否を選択できる。したがって、通常では撮影状態の
悪い条件下での画像をそのままの姿で撮影して見たいよ
うな場合、例えば、雨が降っていたり薄暗い場所での像
を得ようとする場合はセンサーは正常に作動しても撮影
条件不良と判定され警告がなされるが、ユーザの選択に
より保存記録することもできる。
【0059】また、上記各実施例の説明では、画像の状
態の判定に画像の輝度と測光センサの出力から得る輝度
を用いたが、これに限定されず、画像の色彩や色合いと
センサ出力から得る色彩や色合いとの比較を行うように
することもできる。また、輝度、色彩、色合い等の画像
の各要素を組み合わせて画像の状態を判定するようにし
てもよい。
【0060】以上本発明の一実施例について説明したが
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の
変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明の撮像
方法及び第2の発明の撮像装置によれば、画像の状態等
をセンサ出力と比較し、正確な自動焦点検出や明るさ調
整ができていない場合に警告するので、ユーザが気付か
ないままに画質の悪い撮像画像を記録・保存してしまう
ことを防止できる。
【0062】また、第3の発明の撮像装置によれば、撮
像指示の前に画像の状態等をセンサ出力と比較し、正確
な自動焦点検出や明るさ調整ができていない場合に警告
するので、ユーザが気付かないままに撮像指示をして画
質の悪い撮像画像を記録・保存してしまうことを防止で
きる。特に、液晶ファインダを備えておらず、撮像時に
撮像画像を確認できない撮像装置でも撮影状態が不良な
場合に警告により撮像指示以前又は撮像指示後にそれを
知ることができるので、従来のようにデジタルカメラに
取り込まれる画像の画質が悪くてもノーチェックで記録
・保存されてしまうことを防止できる。
【0063】また、第4の発明の撮像装置によれば、デ
ジタルカメラで撮像指示を行なった後に画像の状態に応
じて警告し、保存記録を禁止するのでユーザが画質の悪
い撮像画像を見過ごして記録・保存してしまうことを防
止できる。特に、液晶ファインダを備えておらず、撮影
時に撮像画像を確認できない撮像装置では撮影状態が不
良な場合に警告によりそれを知ることができると共に撮
像指示を行っても画像が保存記録されないことがわかる
ので、直ぐに撮り直しを行うことができる。
【0064】また、第5の発明の撮像装置によれば、デ
ジタルカメラで撮像操作を行なった後に画像の状態等を
チェックして警告し、保存記録するか否かの選択をユー
ザに促すので、ユーザは画像の状態をユーザ自身で判断
し、デジタルカメラでの判定では状態が悪くてもユーザ
が必要とする画像を保存記録するようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮影方法を適用したデジタルカメラの
回路構成例を示すブロック図である。
【図2】カラープロセス回路の構成例を示すブロック図
である。
【図3】カラープロセス回路の構成例を示すフローチャ
ートである。
【図4】警告メッセージ表示画面の一実施例を示す図で
ある。
【図5】警告メッセージ表示画面の一実施例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 光学系(撮像手段) 15 音響出力手段(警告手段) 12 信号変換部(撮像手段) 13 信号処理部(撮像手段) 20 制御部(第2の抽出手段、比較手段、警告手
段)) 40 表示部(警告手段) 100 デジタルカメラ(撮像装置) 112 測距センサ(測定手段) 113 測光センサ(測定手段) 131 カラープロセス回路(第1の抽出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AB00 AB02 AB12 AB15 AB17 AB20 AB22 AB27 AC13 AC18 AC32 AC42 AC54 AC69 AC71 AC74 AC80 5C065 AA01 BB02 BB11 BB41 BB48 CC01 EE12 FF02 FF03 GG22 GG29 GG44 GG49

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体画像を取り込み、該画像を保存記
    録する撮像装置において、取り込んだ被写体画像の第1
    の画質評価値と、該撮像装置に備えられたセンサによる
    被写体及び/又は撮影環境の測定値から得た第2の画質
    評価値とを取得して、第1、第2の画質評価値を比較
    し、その比較結果に応じて警告する、ことを特徴とする
    撮像方法。
  2. 【請求項2】 被写体及び又は撮影環境を測定して測定
    信号を出力する測定手段を備え、この測定手段から出力
    される測定信号に基づいて撮影制御を行う撮像装置にお
    いて、 被写体画像を取り込んで画像信号を出力する撮像手段
    と、 この撮像手段から得た画像信号から第1の画像評価値を
    抽出する第1の抽出手段と、 前記測定手段から出力された測定信号から第2の画像評
    価値を抽出する第2の抽出手段と、 前記第1、第2の画像評価値を比較する比較手段と、 この比較手段による比較結果に応じて警告を行う警告手
    段と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段による第1、第2の画像評
    価値の比較及び前記警告手段による警告は、撮影待機時
    又は撮影指示後に行われることを特徴とする請求項2記
    載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記比較手段による比較結果に応じて撮
    像画像の保存記録を禁止する記録禁止手段を備えたこと
    を特徴とする請求項2又は3記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 撮影指示後、前記比較手段による比較結
    果に応じて撮像画像の保存記録を行うか否かを選択する
    選択モードに移行するモード移行手段を備えたことを特
    徴とする請求項2又は3記載の撮像装置。
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JP2014200057A (ja) * 2013-03-12 2014-10-23 Kddi株式会社 携帯端末装置、異常検出方法及び異常検出プログラム

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