JP2002218262A - 蓄積画像配送方法、記録媒体及び蓄積画像配送装置 - Google Patents

蓄積画像配送方法、記録媒体及び蓄積画像配送装置

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JP2002218262A
JP2002218262A JP2001337854A JP2001337854A JP2002218262A JP 2002218262 A JP2002218262 A JP 2002218262A JP 2001337854 A JP2001337854 A JP 2001337854A JP 2001337854 A JP2001337854 A JP 2001337854A JP 2002218262 A JP2002218262 A JP 2002218262A
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JP2001337854A
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Takeshi Hirashima
毅 平島
Atsushi Ikeda
淳 池田
Shuichi Oshima
修一 尾島
Ryota Hata
亮太 畑
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信端末側で表示される画像の色合いを、極
力サーバ側の蓄積画像の色合いに近づける。 【解決手段】 受信端末10、11、12の要求に応
じ、ネットワークを経由して、蓄積画像を配送するにあ
たり、受信端末の色特性に関する情報を取得し、取得し
た情報に基づいて、蓄積画像を受信端末の色特性にあっ
た画像に色変換し、色変換した蓄積画像を受信端末に配
送する。受信端末ごとの出力プロファイルを利用して、
色再現性を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積した画像を、
ネットワークを経由して、不特定多数の受信端末に配送
する方法、記録媒体及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及により、情
報を蓄積し公開する手段として、WWW(World
Wide Web)システムが、広く用いられるように
なっている。受信端末を持つユーザは、このシステムを
使用して、電子メールと同じように、LANの壁を越え
て世界中のWWWサーバへアクセスすることができる。
【0003】WWWシステムは、HTTP(Hyper
Text Transfer Protocol)を
ベースにした、クライアント/サーバ・システムであ
り、WWWブラウザと呼ばれるクライアントアプリケー
ションと、WWWサーバの間で、テキスト情報だけでは
なく、画像、音声等のさまざまなメディア情報を引き出
すことが可能である。ユーザは、WWWブラウザ上に表
示されるハイパーリンクを示すポイントをマウスなどで
選択するだけで、簡単に情報をたどることができる。
【0004】次に、WWWシステムを利用した画像蓄積
通信方法について説明する。図14は、従来の方法に係
るシステムの概略ブロック図である。
【0005】図14において、公開する蓄積画像と、こ
の画像をリンクしたHTML(Hyper Text
Markup Language)ファイルは、WWW
サーバ4が参照できる、画像記録手段5に蓄積されてい
る。また、受信端末1、2は、インターネット3を経由
して、このような蓄積画像を受信できる環境にある。
【0006】さて、ユーザが、受信端末1のWWWブラ
ウザを用いて、WWWサーバ4のアドレスを指定する
と、WWWサーバ4からHTMLファイルがダウンロー
ドされ、受信端末1上のWWWブラウザに表示される。
【0007】そして、ユーザが、表示された蓄積画像へ
のリンクを選択すると、WWWサーバ4から画像ファイ
ルがダウンロードされ、受信端末1上のWWWブラウザ
に表示される。
【0008】また、WWWブラウザを備える受信端末2
においても、同様の手順で蓄積画像を表示することがで
きる。このように、WWWシステムを用いた画像蓄積通
信では、受信端末1、2が、WWWサーバ4に画像情報
を引き出しにいくことにより、ユーザは、欲しい蓄積画
像を取得し、表示することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同じ画
像であっても、受信端末1と受信端末2の表示の色特性
が異なると、各端末1、2で表示される色が異なる。ま
た、画像蓄積手段5に蓄積された画像の色特性が、受信
端末1、2側と異なると、WWWサーバ4側で意図して
いた表示の色を再現することができない。
【0010】また、受信端末1用のサーバ、受信端末2
用のサーバのようにすべての端末と1対1に対応するサ
ーバを準備することは、コンテンツ作成作業量や、ハー
ドウェア資源の面を考えると、現実的でない。
【0011】特に最近、オンラインショッピング、ある
いはオンラインオークションなどのように、商品などを
カラー画像で表示し、ユーザは、このカラー画像を用い
て品定めするケースが増えている。このような場合、ユ
ーザが受信端末で見た画像と、ユーザが手にする商品な
どとの、色合いが異なると、返品その他のトラブルの原
因となる。
【0012】そこで本発明は、受信端末側で表示される
画像の色合いを、極力サーバ側の蓄積画像の色合いに近
づけた蓄積画像配送方法及びその間連技術を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、受信端末の
要求に応じ、ネットワークを経由して、蓄積画像を配送
するにあたり、受信端末の色特性に関する情報を取得
し、取得した情報に基づいて、蓄積画像を受信端末の色
特性にあった画像に色変換し、色変換した蓄積画像を受
信端末に配送する。
【0014】これにより、受信端末側で表示される画像
の色合いを、極力サーバ側の蓄積画像の色合いに近づけ
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、本発明
の実施の形態1に係るシステムの概略ブロック図であ
る。図1に示すように、受信端末10、11、12は、
インターネット3を経由して、WWWサーバ13に接続
できるようになっている。ここでは、受信端末10は、
小型のカラーLCDを備えた携帯電話であり、受信端末
11は、受信端末10より大きなカラーLCDを備えた
モバイルコンピュータ、受信端末12は、CRTを備え
たデスクトップタイプのコンピュータである。
【0016】これら受信端末10、11、12の色特性
及び色再現範囲(Gamut)は、それぞれ異なる。
【0017】WWWサーバ13は、HTTPにしたがっ
て、サービスを提供する。サーバ入出力制御手段14
は、WWWサーバ13に接続され、後述する各要素とW
WWサーバ13との入出力を制御する。
【0018】画像記録手段15は、ハードディスク装置
などからなり、画像記録手段15には、公開された蓄積
画像が格納されている。なお、本例では、蓄積画像は、
JPEG形式であることとしているが、保存形式は任意
である。
【0019】出力プロファイル記録手段16には、図3
に示すような出力プロファイルテーブルが用意され、こ
のテーブルには、受信端末の属性情報(本例では、製造
会社名と型番を用いている。受信端末が設置されている
場所の電話番号等でもよい。)と、それに対応する出力
プロファイル名とが、関連付けて記録されている。
【0020】ここで、「出力」といっているのは、蓄積
画像の出力の意であり、具体的には、受信端末の表示部
に蓄積画像が表示されること、ないし、この表示のため
に、蓄積画像がネットワーク経由で配送されることをい
う。
【0021】色変換手段17は、出力プロファイル記録
手段16のうち、該当する受信端末に対応する出力プロ
ファイルを用いて、画像記録手段15の蓄積画像を色変
換する。出力画像キャッシュ18は、色変換手段17が
色変換した蓄積画像を保存する。
【0022】また、出力画像キャッシュ18に保存され
た、色変換後の蓄積画像の諸元は、図4に示すキャッシ
ュテーブル19に記録される。このテーブル19には、
キャッシュNo.、蓄積画像の名前、該当する受信端末
の属性情報、出力画像ファイル名などが、記録される。
もし、出力画像キャッシュ18にキャッシュされてい
る、色変換後の蓄積画像がそのまま流用できるリクエス
トが発生したならば、色変換手段17による色変換を省
略できるため、処理負担を軽減できるし、また、色変換
に要する時間を短縮できるため、レスポンスを向上でき
る。
【0023】さて次に、図1、図2を用いて、本形態の
配送方法の各過程を説明する。まず、図2に示すよう
に、ユーザが、WWWサーバ13のアドレスをURLで
リクエストすると、図5のメニュー画面が、HTMLフ
ァイルとして送られる。このメニュー画像は、ユーザの
表示部の属性情報と、見たい蓄積画像との、入力を求め
るものである。
【0024】ここで、ユーザが、ブラウザのメニューに
より、自分の表示部と見たい蓄積画像とを入力すると、
その情報がフォーム入力として、WWWサーバ13に送
られる。
【0025】WWWサーバ13により、フォーム文字列
が、サーバ入出力制御手段14へ送られると、フォーム
文字列が、クエリー解析され、図3の出力プロファイル
テーブルを用いて、出力プロファイル記録手段16よ
り、受信端末のカラー属性に対応した出力プロファイル
が選ばれる。また、選択された蓄積画像は、画像記録手
段15から選ばれる。
【0026】色変換手段17により、選択された蓄積画
像は、出力プロファイルを用いて端末の色特性にあった
画像に変換される。色変換の手法については、後で詳し
く説明する。
【0027】色変換された蓄積画像は、出力画像キャッ
シュ18に一時的に保存され、その情報が、キャッシュ
テーブル19に記録される。
【0028】サーバ入出力制御手段14は、出力画像を
リンクした、HTMLファイルを作成し、WWWサーバ
13に、そのURLとしての位置情報を通知する。
【0029】一方、受信端末のWWWブラウザは、送ら
れてきたURLを自動的にアクセスし、受信端末の色特
性にあった画像が、受信端末に配送され、受信端末の表
示部に表示される。
【0030】次に、色変換手段17の動作について、図
6を用いて説明する。本例では、画像記録手段15に
は、特定のスキャナで入力された画像が蓄積されてい
る。この特定のスキャナで入力された色(R1,G1,
B1)を、図6では入力デバイスカラーと呼んでいる。
【0031】
【数1】
【0032】
【数2】
【0033】入力デバイスカラーは、(数1)、(数
2)により、デバイスに依存しない色(図6ではデバイ
ス独立カラーと呼んでいる)に変換される。ここで、
(数1)、(数2)において、γ1、M1はガンマ係
数、表色系変換マトリックスであり、入力デバイスの特
性により一意に決定される変換係数である。
【0034】
【数3】
【0035】
【数4】
【0036】次に、デバイス独立カラーは、(数3)、
(数4)により、受信端末にあった色(図6では表示デ
バイスカラーと呼んでいる)に変換される。ここで、
(数3)、(数4)において、γ2、M2はガンマ係
数、表色系変換マトリックスであり、端末のカラー属性
情報に対応する出力プロファイルから一意に決定される
変換係数である。
【0037】次に、図7を用いて、サーバ入出力制御手
段14が行う、出力画像キャッシュ18の制御について
説明する。サーバ入出力制御手段14は、キャッシュテ
ーブル19を管理している。
【0038】まず、図7のステップ1にて、サーバ入出
力制御手段14は、選択された蓄積画像名と、受信端末
の属性情報とを、取得する。
【0039】ステップ2にて、キャッシュテーブル19
にエントリーがあれば、サーバ入出力制御手段14は、
色変換手段17への色変換指示をおこなわず、ステップ
5へ処理を移し、出力画像(既に色変換済みで流用でき
るもの)をリンクしたHTMLファイルの位置を、WW
Wサーバ13に通知して処理を終了する(ステップ
5)。
【0040】一方、キャッシュテーブル19にエントリ
ーがなければ(ステップ2)、色変換をおこない(ステ
ップ3)、キャッシュテーブル19を更新した後に(ス
テップ4)、出力画像をリンクしたHTMLファイルの
位置を、WWWサーバ13に通知して処理を終了する
(ステップ5)。
【0041】本形態では、WWWブラウザを持つ複数の
端末に対し、蓄積画像を配送するについて、以下に列記
する効果が得られる。
【0042】(1)カラーマネジメント機能のない受信
端末で表示する場合、受信端末10、11、12の色特
性が異なっていても、表示される画像の色を、極力、あ
わせることができる。
【0043】(2)カラーマネジメント機能のないブラ
ウザで表示する場合、色特性が異なっていても、表示さ
れる画像の色を、極力あわせることができる。
【0044】(3)キャッシュ制御により、既に色変換
済みで流用できるものがあれば、色変換を省略し、色変
換演算の負荷を軽減できると共に、色変換に要する時間
をなくすことによって、レスポンスを向上できる。
【0045】(4)図5に示すような、簡単メニューを
用意することにより、受信端末によるカラー属性情報設
定項目数を削減できると共に、ユーザの手間を軽減でき
る。
【0046】また、以下に列記する変更を加えても、本
発明に包含される。
【0047】(1)本形態では、蓄積画像は、静止画で
あったが、動画像でもよい。
【0048】(2)本形態では、画像をリンクしたHT
MLファイル名をWWWサーバに渡したが、画像ファイ
ル名を直接渡してもよい。
【0049】(3)本形態では、画像は圧縮されていな
いが、圧縮された画像であっても、汎用CODECを用
いて解凍、圧縮すれば効果は同じである。
【0050】(4)本形態では、図3の出力プロファイ
ルテーブルを用いたが、出力プロファイルのファイル名
を最初から受け取れば、テーブルは用いなくてもよい。
【0051】(5)本形態では、プルダウンメニューを
用いたが、項目から選択できるものであれば、チェック
ボタンなど他のユーザインタフェースでもよい。
【0052】(6)出力プロファイルは、色度とガンマ
係数であったが、カラールックアップテーブル、照明情
報、表色系変換式などのうち1つ以上の属性を組み合わ
せたものであってもよい。
【0053】(7)本形態では、蓄積画像は、RGBデ
ータであったが、CIE−XYZ、CIE−LABデー
タのようなデバイス独立カラーデータでもよく、この場
合、入力デバイスカラーから、デバイス独立カラーへの
変換を省くことができる。
【0054】(実施の形態2)図8は、本発明の実施の
形態2に係るシステムの概略ブロック図である。実施の
形態2において、実施の形態1と異なるのは、入力プロ
ファイル記録手段20を設けたことと、サーバ入出力制
御手段14が、受信端末に保存していたデータを取得す
ることである。
【0055】まず、入力プロファイルについて説明す
る。ここで、「入力」とは、蓄積画像が入力機器で生成
され、画像記録手段15に蓄積されることをいう。
【0056】さて、実施の形態1の画像記録手段15に
は、特定のスキャナで入力した画像が記録されていた
が、実施の形態2の画像記録手段15には、ディジタル
カメラやスキャナなど複数の入力機器で入力した画像が
記録されている。また、図9に示す入力プロファイルテ
ーブルにより、選択された蓄積画像に対する入力プロフ
ァイルが管理される。
【0057】即ち、実施の形態2では、図6において、
入力デバイスカラー(R1,G1,B1)が、他の入力
デバイスカラー(Ra,Ga,Ba)、あるいは、(R
b,Gb,Bb)になったと考えることができる。
【0058】次に、サーバ入出力制御手段14について
説明する。一般に、WWWシステムでは、WWWサーバ
13から能動的に受信端末の記録手段にアクセスするこ
とができないしくみになっているが、唯一例外がある。
【0059】COOKIEと呼ばれるしくみを用いる
と、WWWサーバ13から受信端末にデータを記録する
ことができる。そこで、最初にユーザが、自分の受信端
末を選択すると、選択したカラー属性情報が、受信端末
に記録されるような命令を、図2のHTMLファイルに
含めておく。
【0060】さらに、次回サーバにアクセスした場合
に、受信端末にカラー属性情報が記録されていれば、自
動的にその情報が選択されるような命令を、図2のHT
MLファイルに含めておく。
【0061】このように、実施の形態2では、実施の形
態1の効果に加え、WWWブラウザを持つ複数の受信端
末に対し、蓄積画像を配送するにつき、以下のような効
果が得られる。
【0062】(1)入力プロファイルを持つことによ
り、色特性の異なる複数の入力機器で作成した画像をそ
のまま蓄積することができる。
【0063】(2)受信端末に保存された情報を自動的
に取得することにより、受信端末は一度アクセスすれば
次回から属性情報を設定する必要がない。
【0064】また、実施の形態2では、次の変更を許
す。
【0065】(1)本形態では、図9の入力プロファイ
ルテーブルを用いたが、入力プロファイルのファイル名
がわかるように画像が分類されている、あるいは画像に
入力プロファイル情報が埋め込まれていれば、テーブル
は用いなくてもよい。
【0066】(2)入力プロファイルは、色度とガンマ
係数であったが、色度、ガンマ係数、カラールックアッ
プテーブル、照明情報、表色系変換式、入力デバイス
名、入力デバイスIDなどのうち1つ以上の属性を組み
合わせたものであってもよい。
【0067】(3)図5のメニュー画面では、端末属性
選択項目と画像選択項目とが、一つの頁に表示されてい
るが、これらの選択項目を、別々の頁に配置しても良
く、受信端末に保存されている属性情報を取得できれ
ば、端末属性選択項目の表示は省略しても良い。
【0068】(実施の形態3)図10は、本発明の実施
の形態3に係るシステムの概略ブロック図である。
【0069】実施の形態2と異なるのは、プロファイル
比較手段21を設けたことと、色変換手段17の動作で
ある。
【0070】ここで、図11に、xy色度図を示す。図
11において、外周の楕円形の部分が、人間の色の見え
る範囲であり、各受信端末の表示部のGamut(色再
現範囲)は、図11のようにあらわされる。
【0071】例えば、受信端末11のGamutは、入
力プロファイルのGamutより小さいため、受信端末
11では、入力デバイスで入力された画像のすべての色
を、測色的に正確に再現できないことになる。そこで、
本形態では、プロファイル比較手段21を用いて、次の
ような色補正を行う。
【0072】まず、図12のステップ10において、プ
ロファイル比較手段21が、入力プロファイルのGam
ut面積と、出力プロファイルのGamut面積とを、
大小比較する。
【0073】もし、入力プロファイルのGamutのほ
うが小さければ、色変換手段17は、実施の形態2と同
様に、色変換(測色的色補正)する。大きければ、色変
換手段17は、知覚的色補正を行う。ここで、「知覚的
色補正」とは、測色的には、一致しないが、人間がカラ
ーバランスを見て近似していると感じるような補正をい
う。
【0074】例えば、ICCプロファイルでは、Ren
dering Intent(再生目的)として、3種
類のルックアップテーブルを準備することができる。
【0075】
【数5】
【0076】本例では、(数1)と(数5)のような階
調バランスの変換により、知覚的色補正を行う。このよ
うな、知覚的色補正を行うのは、まともに測色的色補正
によって、色変換すると、色がつぶれてしまうため、こ
れを回避する趣旨である。
【0077】このように、本形態では、実施の形態1、
2における効果に加え、WWWブラウザを持つ複数の受
信端末に対し、蓄積画像を配送するにつき、以下のよう
な効果が得られる。
【0078】(1)色再現範囲を比較し変換手法を、測
色的色補正/知覚的色補正において、切り替えることに
より、色再現範囲の違いによる階調バランスの崩れを少
なくし、色再現範囲の狭い端末においてもサーバの意図
した色に近づけることができる。
【0079】尚、本形態では、プロファイル比較手段2
1は、入力プロファイルのGamutと出力プロファイ
ルのGamutの大きさを比較したが、入力プロファイ
ルに対する出力プロファイルのGamutの相対面積率
や、色空間上の位置関係など1つ以上の要因を用いて、
色変換の手法を切り替えてもよい。
【0080】また、本形態では、知覚的色補正として
(数1)と(数5)を用いたが、他の数式やルックアッ
プテーブルを利用して、図13に示すように、色相を保
持しながら、彩度や明るさを変換するような、補正を行
ってもよい。
【0081】
【発明の効果】請求項1、10では、カラーマネジメン
ト機能のない、受信端末やブラウザで、表示する場合、
各受信端末の色特性が異なっていても、表示される画像
の色を、極力一致させることができる。
【0082】請求項2、6、11、15では、キャッシ
ュ制御により、色変換演算の負荷を軽減できるし、レス
ポンスを向上できる。
【0083】請求項3、12では、入力プロファイルを
持つことにより、色特性の異なる複数の入力機器で作成
した画像をそのまま蓄積することができる。
【0084】請求項7、16では、受信端末に保存され
た情報を自動的に取得することにより、受信端末は一度
アクセスすれば次回から属性情報を設定する必要がな
い。
【0085】請求項9、18では、色再現範囲を比較し
変換手法を切り替えることにより、色再現範囲の違いに
よる階調バランスの崩れを少なくし、色再現範囲の狭い
端末においてもサーバの意図した色に近づけることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るシステムの概略ブ
ロック図
【図2】同システムの動作説明図
【図3】同出力プロファイルテーブルの例示図
【図4】同キャッシュテーブルの例示図
【図5】同入力フォームの例示図
【図6】同色変換の説明図
【図7】同入出力制御手段のフローチャート
【図8】本発明の実施の形態3に係るシステムの概略ブ
ロック図
【図9】同プロファイルテーブルの例示図
【図10】本発明の実施の形態3に係るシステムの概略
ブロック図
【図11】同xy色度図
【図12】同プロファイル比較手段のフローチャート
【図13】同知覚的色補正の説明図
【図14】従来の方法に係るシステムの概略ブロック図
【符号の説明】
3 インターネット 10、11、12 受信端末 13 WWWサーバ 14 サーバ入出力制御手段 15 画像記録手段 16 出力プロファイル記録手段 17 色変換手段 18 出力画像キャッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 11/00 H04N 1/40 D 11/24 (72)発明者 尾島 修一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 畑 亮太 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C057 AA11 BA01 CA07 CA08 DA04 DA16 EA01 EC01 EL01 GL02 5C064 BA07 BB10 BC18 BC23 BD02 BD03 BD08 5C077 LL19 MP08 PP32 PP36 PP37 PQ12 PQ23 SS07 5C079 HB01 HB05 HB11 LB02 LB04 MA04 MA11 MA17 NA03 PA05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信端末の要求に応じ、ネットワークを経
    由して、蓄積画像を配送する方法であって、 受信端末の色特性に関する情報を取得し、 取得した情報に基づいて、蓄積画像を受信端末の色特性
    にあった画像に色変換し、 色変換した蓄積画像を受信端末に配送することを特徴と
    する蓄積画像配送方法。
  2. 【請求項2】蓄積画像の選択情報と受信端末の属性情報
    とを、WWWサーバから受け取り、 受信端末の属性情報に対応する出力プロファイルを用い
    て、蓄積画像を受信端末の色特性にあった画像に変換
    し、 変換した画像をキャッシュに蓄積し、 キャッシュに蓄積した出力画像の位置情報、あるいは出
    力画像をリンクしたHTMLファイルの位置情報をWW
    Wサーバに通知することを特徴とする蓄積画像配送方
    法。
  3. 【請求項3】蓄積画像の選択情報と受信端末の属性情報
    とを、WWWサーバから受け取り、 蓄積画像を生成した入力機器に関する入力プロファイル
    と、受信端末の属性情報に対応する出力プロファイルと
    を用いて、 蓄積画像を受信端末の色特性にあった画像に変換し、 変換した画像をキャッシュに蓄積し、 キャッシュに蓄積した出力画像の位置情報、あるいは出
    力画像をリンクしたHTMLファイルの位置情報をWW
    Wサーバに通知することを特徴とする蓄積画像配送方
    法。
  4. 【請求項4】前記出力プロファイルは、測色値、ガンマ
    係数、1次元ルックアップテーブル、3次元ルックアッ
    プテーブル、照明情報、表色系変換式、出力デバイスI
    Dなどのうち1つ以上の属性を組み合わせたものである
    ことを特徴とする請求項2から3記載の蓄積画像配送方
    法。
  5. 【請求項5】前記入力プロファイルは、測色値、ガンマ
    係数、1次元ルックアップテーブル、3次元ルックアッ
    プテーブル、照明情報、表色系変換式、入力デバイスI
    Dなどのうち1つ以上の属性を組み合わせたものである
    ことを特徴とする請求項3記載の蓄積画像配送方法。
  6. 【請求項6】前記キャッシュにある色変換後の蓄積画像
    が流用できるときは、色変換を省略することを特徴とす
    る請求項2から5記載の蓄積画像配送方法。
  7. 【請求項7】前記受信端末が、以前、前記WWWサーバ
    にアクセスした際に、前記受信端末に保存された属性情
    報を利用することを特徴とする請求項2から6記載の蓄
    積画像配送方法。
  8. 【請求項8】受信端末の属性情報は、受信端末がWWW
    サーバからダウンロードしたHTMLファイル上の一覧
    から選択した自端末の種類であることを特徴とする請求
    項2から7記載の蓄積画像配送方法。
  9. 【請求項9】蓄積画像を生成した入力機器の色再現範囲
    と、受信端末の色再現範囲とを比較し、色変換手法を切
    り替えることを特徴とする請求項2から8記載の蓄積画
    像配送方法。
  10. 【請求項10】受信端末の要求に応じ、ネットワークを
    経由して、蓄積画像を配送すると共に、 受信端末の色特性に関する情報を取得し、 取得した情報に基づいて、蓄積画像を受信端末の色特性
    にあった画像に色変換し、 色変換した蓄積画像を受信端末に配送するプログラムを
    コンピュータ読みとり可能に記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】WWWサーバと、蓄積画像を記録する画
    像記録手段と、 受信端末の属性情報に対応する出力プロファイルを記録
    する出力プロファイル記録手段と、 受信端末の色特性にあった画像に変換し出力する色変換
    手段と、 前記色変換手段が出力する画像を保存する出力画像キャ
    ッシュ部と、 蓄積画像の選択情報と受信端末の属性情報を前記WWW
    サーバから受け取り前記色変換手段へ出力し、前記色変
    換手段の出力した前記出力画像キャッシュ部の出力画像
    の位置情報あるいは出力画像をリンクしたHTMLファ
    イルの位置情報をWWWサーバに通知するサーバ入出力
    制御手段とを備えることを特徴とする蓄積画像配送装
    置。
  12. 【請求項12】WWWサーバと、蓄積画像を記録する画
    像記録手段と、 前記画像記録手段の画像に対応する入力プロファイル記
    録手段と、 受信端末の属性情報に対応する出力プロファイルを記録
    する出力プロファイル記録手段と、 前記入力プロファイルと前記出力プロファイルとを用い
    て受信端末の色特性にあった画像に変換し出力する色変
    換手段と、 前記色変換手段が出力する画像を蓄積する出力画像キャ
    ッシュ部と、 画像の選択情報と受信端末の属性情報をWWWサーバか
    ら受け取り前記色変換手段へ出力し、前記色変換手段の
    出力した前記出力画像キャッシュ部の出力画像の位置情
    報あるいは出力画像をリンクしたHTMLファイルの位
    置情報をWWWサーバに通知するサーバ入出力制御手段
    とを備えたことを特徴とする蓄積画像配送装置。
  13. 【請求項13】前記出力プロファイルは、測色値、ガン
    マ係数、1次元ルックアップテーブル、3次元ルックア
    ップテーブル、照明情報、表色系変換式、出力デバイス
    IDなどのうち1つ以上の属性を組み合わせたものであ
    ることを特徴とする請求項11から12記載の蓄積画像
    配送装置。
  14. 【請求項14】前記入力プロファイルは、測色値、ガン
    マ係数、1次元ルックアップテーブル、3次元ルックア
    ップテーブル、照明情報、表色系変換式、入力デバイス
    IDなどのうち1つ以上の属性を組み合わせたものであ
    ることを特徴とする請求項12記載の蓄積画像配送装
    置。
  15. 【請求項15】前記出力画像キャッシュ部にある色変換
    後の蓄積画像が流用できるときは、色変換を省略するこ
    とを特徴とする請求項11から14記載の蓄積画像配送
    装置。
  16. 【請求項16】前記受信端末が、以前、前記WWWサー
    バにアクセスした際に、前記受信端末に保存された属性
    情報を利用することを特徴とする請求項11から15記
    載の蓄積画像配送装置。
  17. 【請求項17】受信端末の属性情報は、受信端末がWW
    WサーバからダウンロードしたHTMLファイル上の一
    覧から選択した自端末の種類であることを特徴とする請
    求項11から16記載の蓄積画像配送装置。
  18. 【請求項18】蓄積画像を生成した入力機器の色再現範
    囲と、受信端末の色再現範囲とを比較し、色変換手法を
    切り替えることを特徴とする請求項11から17記載の
    蓄積画像配送装置。
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