JP2002245372A - カラーオーダー方法 - Google Patents

カラーオーダー方法

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JP2002245372A
JP2002245372A JP2001039852A JP2001039852A JP2002245372A JP 2002245372 A JP2002245372 A JP 2002245372A JP 2001039852 A JP2001039852 A JP 2001039852A JP 2001039852 A JP2001039852 A JP 2001039852A JP 2002245372 A JP2002245372 A JP 2002245372A
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color
orderer
image
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JP2001039852A
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English (en)
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Takehisa Tanaka
武久 田中
Mutsuko Nichogi
睦子 二梃木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便、柔軟で、かつ、発注者側と受注者側の
出力装置の色再現特性の違いに左右されないカラーオー
ダーシステムを提供する。 【解決手段】 少なくとも一つの商品画像とその他の色
の測色値から、その他の色の商品画像を生成し、その商
品画像の色を発注者の使用している出力装置の色再現特
性に合わせて補正してから送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の色を選択で
きる商品をインターネットなどのネットワークで販売す
る際に、その商品の色を正確に発注者に伝えるカラーオ
ーダー方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、インターネットのホームページな
どを利用した電子ショッピングシステムが急速に普及し
ている。その中で、衣服、化粧品、自動車などの商品を
中心に、同じ型式でも複数の色の中から選択できる商品
も販売されており、これらは特にカラーオーダーシステ
ムと呼ばれている。
【０００３】これらの商品の販売においては、少しでも
商品のイメージを正確に発注者に伝えるため、全ての色
の商品を撮影して表示したり、ある商品の画像の色を他
の色で置き換えて表示したりしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、全ての色の組
み合わせの商品を用意してそれを撮影するためには、多
大な労力が必要となる上に、自動車のような高額の商品
では、それらを用意するのに多大なコストがかかるとい
う課題があった。
【０００５】また、特定の色を置き換えることにより他
の色の商品の画像として表示する方法を用いる場合、画
像で一般的に使用されているRGB値を他のRGB値で置き換
える方法しかなかったため、色のバランスが不自然な画
像になってしまうという課題があった。
【０００６】また、画像を出力する機器、例えばディス
プレイの色再現特性が発注者と受注者とでは異なるた
め、発注者側の出力機器で正確に色が再現されていて
も、受注者側では不正確な色で再現されるという課題が
あった。
【０００７】この出力機器の違いによる色の違いという
課題に対して最近では、ICCプロファイルという標準的
な色再現特性のデータファイルを利用したカラーマネジ
メントシステム（以下CMSと略記する）が、各種パソコ
ンのOSで利用されるようになってきており、これを利用
すれば受注者側の色を発注者側で正確に表現することが
可能となるが、特別のソフトのインストールが必要であ
ったり、使用方法が複雑であったりして十分普及してお
らず、また、パソコン以外の一般的なテレビ、携帯端末
などには対応できないという課題があった。
【０００８】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、簡便、柔軟で、かつ、発注者側と受注者側の出力
装置の色再現特性の違いに左右されないカラーオーダー
システムを提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のカラーオーダー
システムは、少なくとも一つの商品画像とその他の色の
測色値から、その他の色の商品画像を生成し、かつ、そ
の商品画像の色を発注者の使用している出力装置の色再
現特性に合わせて補正してから送信するものである。
【００１０】このように、少数の商品画像から他の色の
商品画像を生成することにより、あらかじめ全ての色の
商品を用意して撮影する必要が無くなり、簡便かつ柔軟
にカラーオーダーシステムを実現している。
【００１１】また、RGB値の置き換えではなく測色値を
用いて異なる色の商品画像を生成するため、より自然な
色の画像を生成し、さらにその色を発注者の出力装置で
正確に見えるように補正することにより、発注者側と受
注者側の出力装置の色再現特性の違いに左右されないカ
ラーオーダーシステムを簡便に実現している。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１記載の発明は、
ネットワークを経由して複数の色を選択できる商品を注
文する際に、受注者は少なくとも一つの商品画像と、そ
の商品の注文可能な色の測色値とをあらかじめ有し、受
注者は前記商品画像と前記色の測色値を利用して発注者
が指定した色の商品画像を生成し、さらに、受注者が発
注者の使用している出力装置の色再現特性に合わせて商
品画像を補正してから送信することを特徴とする。
【００１３】このように、少数の商品画像から他の色の
商品画像を生成することにより、あらかじめ全ての色の
商品を用意して撮影する必要が無く、簡便かつ柔軟にカ
ラーオーダーシステムを実現するという作用を有する。
【００１４】また、RGB値の置き換えではなく測色値を
用いて異なる色の商品画像を生成するため、より自然な
色の画像を生成し、さらに、発注者に画像を送信する際
に、発注者の使用している出力装置の色再現特性に合わ
せて商品画像を補正してから送信するため、発注者は正
確な色で商品画像を出力できるという作用を有する。
【００１５】また、発注者側では特別な色変換のソフト
ウェアなどを必要としない。したがって、パソコンのみ
ならず、デジタルテレビ等のネットワークでも利用する
ことが可能となるという作用を有する。
【００１６】請求項２記載の発明は、ネットワークを経
由して複数の色を選択できる商品を注文する際に、受注
者は少なくとも一つの商品画像と、その商品の注文可能
な色の測色値とからあらかじめ注文可能な色の商品画像
を生成しておき、発注者が指定した色の商品画像を、受
注者が発注者の使用している出力装置の色再現特性に合
わせて補正してから送信することを特徴とする。
【００１７】このように、少数の商品画像から他の色の
商品画像を生成することにより、あらかじめ全ての色の
商品を用意して撮影する必要が無く、簡便かつ柔軟にカ
ラーオーダーシステムを実現するという作用を有する。
【００１８】また、RGB値の置き換えではなく測色値を
用いて異なる色の商品画像を生成するため、より自然な
色の画像を生成し、さらに、発注者に画像を送信する際
に、発注者の使用している出力装置の色再現特性に合わ
せて商品画像を補正してから送信するため、発注者は正
確な色で商品画像を出力できるという作用を有する。
【００１９】また、発注者側では特別な色変換のソフト
ウェアなどを必要としない。したがって、パソコンのみ
ならず、デジタルテレビ等のネットワークでも利用する
ことが可能となるという作用を有する。
【００２０】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載のカラーオーダー方法において、商品の注文可能な
色の測色値がCIEXYZ値もしくはそれを線形変換した色空
間で表現され、かつ、発注者が指定した色の商品画像の
生成を前記色空間で行うことを特徴とする。
【００２１】CIEXYZ値は光の明るさと線形の関係にあ
り、かつ一般的な測色はCIEXYZで行われるため、商品画
像の色の明るさを保ったまま商品画像の色を他の色に変
換するのに都合がよく、良好な商品画像を容易に生成す
ることができるという作用を有する。また、CIEXYZ値は
異なるカラー画像機器の間で色を一致させるカラーマネ
ジメントシステムの標準色空間としても利用されてお
り、商品画像を生成した後に、発注者の出力装置の色再
現特性に合わせて商品画像を補正する際に余分な変換を
必要とせず、もってより簡便かつ正確に発注者の出力装
置の色再現特性に合わせて商品画像を補正することがで
きるという作用を有する。
【００２２】請求項４記載の発明は、請求項１から３の
いずれかに記載のカラーオーダー方法において、受注者
が発注者の使用している出力装置の色再現特性を知って
いる場合は発注者の使用している出力装置の色再現特性
に合わせて補正してから商品画像を送信し、受注者が発
注者の使用している出力装置の色再現特性を知らない場
合は発注者が指定した色の商品画像を標準のRGB色空間
で生成し送信することを特徴とする。
【００２３】このように発注者の使用している出力装置
の色再現特性が受注者にとり不明の場合には、IECで規
定されているsRGB空間のような標準色空間における商品
画像を送信することにより、商品画像が発注者側で正確
に再現される可能性を高め、かつ、発注者の使用してい
る出力装置の色再現特性を受注者が知っている場合には
正確な商品画像が発注者側で再現されるようにし、もっ
て、受注者側が発注者側の使用する出力装置の色再現特
性を知っているか否かにかかわらず、簡便かつ柔軟にカ
ラーオーダーシステムを実現するという作用を有する。
【００２４】以下、本発明の実施の形態について添付図
面を参照しながら説明する。
【００２５】なお、以下の実施の形態では、ディスプレ
イを出力装置の例として説明しているがこれに限定され
るものではなく、プリンタや印刷機などのその他の画像
の出力装置でもよい。
【００２６】また、以下の実施の形態では、パソコンと
インターネットを利用した電子ショッピングを想定して
説明しているがこれに限定されるものではなく、例え
ば、デジタル放送とデジタルテレビを組み合わせたネッ
トワークを利用した電子シッピングシステムでもよい。
【００２７】また、以下の実施の形態では画像を生成す
る色空間の例としてCIEXYZで説明しているがこれに限定
されるものではなく、CIEで定める線形のRGB空間など
の、その他のCIEXYZと線形変換可能な色空間を利用して
も良い。
【００２８】また、以下の実施の形態では、あらかじめ
保有する商品画像は、CIEXYZ形式の画像に、色の変更が
可能な自転車のフレーム部分を区別するためのアルファ
チャンネルを付加した画像であるが、それに限定される
ものではなく、例えば、sRGB画像にフレーム部分を区別
するアルファチャンネルを付加した画像として保持し、
画像を生成する際にCIEXYZ値に変換するようにしても良
いし、別途自転車のフレームに対応する画像を作成して
用いても良い。
【００２９】また、以下の実施の形態では、発注者の使
用する出力装置の機種が不明の場合には、発注者の指定
した色の商品画像をIECで定めるsRGB空間で生成してい
るがそれに限定されるものではなく、その他の標準のRG
B色空間で生成しても良い。
【００３０】また、以下の実施の形態では、商品として
自転車を想定しそのフレームの色のみを変更するカラー
オーダーシステムで説明しているがそれに限定されるも
のではなく、服や自動車や化粧品などの商品でも良い
し、また、フレームとロゴの色を組み合わせるなど、一
つの商品で複数の色を選択できるようにしても良い。
【００３１】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１にかかるカラーオーダー方法を用いた電子ショッ
ピングシステムの構成図である。図１において、電子シ
ョッピングの受注者側のサーバー１はインターネット２
に接続されている。また、電子ショッピングで商品を発
注する顧客のパソコン３も同じくインターネット２に接
続されている。そして、パソコン３のディスプレイ面に
は、サーバー１のホームページが表示される。なお、本
実施の形態では商品の例として自転車を想定し、サーバ
ー１のホームページには自転車画像４と、自転車のフレ
ームとして選択できる色のパレット５が含まれている。
【００３２】以下、図１を参照しながら、本電子ショッ
ピングシステムの動作を説明する。
【００３３】発注者側は受注者側のホームページにアク
セスし、最初に自分の使用しているパソコン３のディス
プレイの機種を登録する。なお、発注者が自分の使用し
ているパソコン３のディスプレイの機種がわからない場
合は、発注者は特にディスプレイの機種を指定しない。
【００３４】すると、サーバー１ではデフォルトの色、
例えば赤色のフレームの自転車の画像を生成し、発注者
が指定したディスプレイの機種に合わせて色を補正し、
結果をパソコン３に送信する。その結果、パソコン３で
は自転車画像４が表示される。なお、発注者が自分の使
用しているパソコン３のディスプレイの機種を指定しな
かった場合は、sRGB画像を送信する。
【００３５】次に発注者は、表示されているカラーパレ
ット５の中から所望の色を選択する。すると、その情報
はサーバー１に送信される。それに対しサーバー１で
は、選択された色のフレームをもつ自転車画像を生成
し、発注者が指定したディスプレイの機種に合わせて色
を補正し、結果をパソコン３に送信する。その結果、パ
ソコン３では、発注者が選択した色のフレームの自転車
画像４が表示される。
【００３６】以下、図２を参照しながら、本電子ショッ
ピングシステムにおけるサーバー１の動作について、詳
細に説明する。
【００３７】図２は本実施の形態１にかかるカラーオー
ダー方法を用いた電子ショッピングシステムのサーバー
１のソフトウェアの構成図である。
【００３８】図２において、Webサーバー１０はCGIプロ
グラム１１を呼び出す。また、CGIプログラム１１は、
１枚の自転車画像１２、自転車のフレームとして選択で
きる色のCIEXYZ値１３、そして、発注者の指定するディ
スプレイの機種に対応するICCプロファイル１４をサー
バー１のハードディスクから読み込む。
【００３９】なお、本実施の形態１においては、自転車
画像１２は、CIEXYZ空間で表現されており、さらに、フ
レームの部分のみを区別できるように値を設定したアル
ファチャンネルが付加された画像である。本実施の形態
１では、CIEXYZ空間で表現された画像を作成するため、
デジタルスチルカメラで撮影した画像を、sRGBの定義に
従って、CIEXYZ値に変換して作成する。また、フレーム
の部分のみを区別できるようにするアルファチャンネル
は、人がフォトレタッチソフトを使用してあらかじめ作
成しておく。
【００４０】また、自転車画像のCIEXYZ値、また、自転
車のフレームとして選択できる色のCIEXYZ値１３は、自
転車画像の白色のY値が1.0となるようにあらかじめ正規
化しておく。そして、ここで使用する白色はCIEで測色
用の光として定めるD50を使用する。
【００４１】図２において、Webサーバー１０は、発注
者がホームページにアクセスした時と、発注者が自転車
のフレームの所望の色を選択した時に、CGIプログラム
１１を起動する。
【００４２】CGIプログラム１１は、発注者が指定した
ディスプレイの機種に合わせて色を補正した、選択され
た色のフレームを持つ自転車画像を生成し、Webサーバ
ー１０を介して、発注者のパソコン３のディスプレイに
表示する。
【００４３】なお、CGIプログラム１１は、発注者がア
クセスした直後は、発注者が指定したディスプレイの機
種に合わせて色を補正した赤色のフレームの画像を生成
し、また、発注者がディスプレイの機種を指定しなかっ
た場合には、赤色のフレームのsRGB画像を生成する。
【００４４】以下、図３を参照しながら、CGIプログラ
ム１１の動作について、詳細に説明する。図３はCGIプ
ログラム１１の動作のPAD図である。以下、本図に沿っ
て動作を説明する。
【００４５】最初に、自転車画像１２のフレームに該当
する部分の色を、発注者が指定した色に変換する。変換
の方法は以下のとおりである。
【００４６】フレームに相当する自転車画像１２の画素
のCIEXYZ値を(Xo,Yo,Zo)とし、発注者が選択した色の測
色値であるCIEXYZ値を（Xs,Ys,Zs）とし、自転車画像の
白色を（Xw,Yw,Zw）とする。なお、自転車画像１２のCI
EXYZ値は前述のとおりあらかじめ正規化されているた
め、Yw=1.0となる。また、変換後の画素値は(Xt,Yt,Zt)
とする。
【００４７】そして変換の際には、Yo>Ysの場合には、
【００４８】
【数１】
【００４９】で変換後の画素値を計算する。また、Yo≦
Ysの場合には、
【００５０】
【数２】
【００５１】で変換後の画素値を計算する。なお、自転
車画像１２の画素の中でフレーム以外の画素は、元の画
素値をそのまま利用する。
【００５２】次にCGIプログラム１１では、フレームの
色を変換した自転車画像１２を、発注者の出力機器に合
わせてRGB画像に変換する。これは、発注者のパソコン
３のディスプレイの機種から対応するICCプロファイル
を検索して行う。
【００５３】ICCプロファイルとは、International Col
or Consortiumにより定義されている各種カラー画像機
器の色再現特性を記述するためのデータファイルフォー
マット、もしくはそのデータファイルである。一般にデ
ィスプレイの場合は、D50照明下のCIEXYZとディスプレ
イのRGB値の間の関係が、行列とルックアップテーブル
で記述されているため、これを利用することにより、発
注者のディスプレイの機種に対応するRGB値を容易に計
算することができる。
【００５４】なお、発注者が使用しているディスプレイ
の機種を指定しなかった場合には、sRGBモニタのICCプ
ロファイルを利用して同様にCIEXYZ値からなる自転車画
像１２をRGB画像に変換する。
【００５５】次にCGIプログラム１１は、発注者のパソ
コン３のディスプレイの色再現特性に合わせて色を補正
した自転車のRGB画像を、Webサーバー１０を経由して発
注者に送信する。
【００５６】以上のようにして、本実施の形態１にかか
る本電子ショッピングシステムでは、商品画像と発注者
が指定した色の測色値を利用して発注者が指定した色の
商品画像を生成し、さらに、受注者が発注者の使用して
いる出力装置の色再現特性に合わせて商品画像を補正し
てから送信する。
【００５７】このように、本実施の形態１にかかる本電
子ショッピングシステムでは、少数の商品画像から他の
色の商品画像を生成することにより、あらかじめ全ての
色の商品を用意して撮影する必要が無く、簡便かつ柔軟
に本電子ショッピングシステムを実現するという作用を
有する。
【００５８】また、RGB値の置き換えではなく測色値を
用いて異なる色の商品画像を生成するため、より自然な
色の画像を生成し、さらに、発注者に画像を送信する際
に、発注者の使用している出力装置の色再現特性に合わ
せて商品画像を補正してから送信するため、発注者は正
確な色で商品画像を出力できるという作用を有する。
【００５９】また、発注者側では特別な色変換のソフト
ウェアなどを必要としない。したがって、パソコンのみ
ならず、デジタルテレビ等のネットワークでも利用する
ことが可能となるという作用を有する。
【００６０】また、本実施の形態１にかかる本電子ショ
ッピングシステムでは、商品の注文可能な色の測色値が
CIEXYZ値で表現され、かつ、発注者が指定した色の商品
画像の生成をCIEXYZ値で行う。
【００６１】よって、良好な商品画像を容易に生成する
ことができるという作用を有する。また、指定された色
の商品画像を生成した後に、発注者の出力装置の色再現
特性に合わせて商品画像を補正する際に余分な変換を必
要とせず、もってより簡便かつ正確に発注者の出力装置
の色再現特性に合わせて商品画像を補正することができ
るという作用を有する。
【００６２】また、本実施の形態１にかかる本電子ショ
ッピングシステムでは、受注者が発注者の使用している
出力装置の色再現特性を知っている場合は発注者の使用
している出力装置の色再現特性に合わせて補正してから
商品画像を送信し、受注者が発注者の使用している出力
装置の色再現特性を知らない場合は発注者が指定した色
の商品画像をsRGB色空間で生成し送信する。
【００６３】このように発注者の使用している出力装置
の色再現特性が受注者にとり不明の場合には、sRGB空間
における商品画像を送信することにより、正確な商品画
像が発注者側で再現される可能性を高め、かつ、発注者
の使用している出力装置の色再現特性を受注者が知って
いる場合には正確な商品画像が発注者側で再現されるよ
うにし、もって、受注者側が発注者側の使用する出力装
置の色再現特性を知っているか否かにかかわらず、簡便
かつ柔軟にカラーオーダー方法を実現するという作用を
有する。
【００６４】（実施の形態２）以下、本発明の第２の実
施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
【００６５】本発明の実施の形態２による電子ショッピ
ングシステムの動作と、本発明の実施の形態１による電
子ショッピングシステムとの違いは、図１のサーバー１
の動作のみであり、本発明の実施の形態２による電子シ
ョッピングシステムは図１と同様の構成をとるため、こ
こでは図１の動作の説明は省略する。
【００６６】以下、図４を参照しながら、本発明の実施
の形態２におけるカラーオーダーシステムにおけるサー
バー１の動作について、詳細に説明する。
【００６７】図４は本実施の形態２にかかるカラーオー
ダーを用いた電子ショッピングシステムのサーバー１の
ソフトウェアの構成図である。
【００６８】図４において、Webサーバー３０はCGIプロ
グラム３１を呼び出す。また、CGIプログラム３１は、
あらかじめ作成しておいた自転車のフレームの色として
選択できる色の全てに対応する自転車画像３２から３５
と、発注者の指定するディスプレイの機種に対応するIC
Cプロファイル３５をサーバー１のハードディスクから
読み込む。
【００６９】なお、自転車画像３２から３５はsRGB形式
の画像である。この作成方法は、実施の形態１のCGIプ
ログラム１１において、sRGB画像としてRGB画像を生成
した場合と同様の処理で作成するため、ここでは説明を
省略する。
【００７０】図４において、Webサーバー３０は、発注
者がホームページにアクセスした時と、発注者が自転車
のフレームの所望の色を選択した時に、CGIプログラム
３１を起動する。
【００７１】CGIプログラム３１は、発注者が指定した
色のフレームをもつ自転車画像を自転車画像３２から３
５の中から選択し、発注者の出力機器の色再現特性に合
わせて色を補正して、Webサーバー３０を介して、発注
者のパソコン３のディスプレイに表示する。また、発注
者がディスプレイの機種を指定しなかった場合には、発
注者が指定した色のフレームをもつ自転車画像を自転車
画像３２から３５の中から選択し、Webサーバー３０を
介して、発注者のパソコン３のディスプレイにそのまま
表示する。
【００７２】CGIプログラム３１における発注者の出力
機器の色再現特性に合わせた色の補正は、sRGB形式のIC
Cプロファイルで一旦CIEXYZ値の画像に変換し、さらに
それを発注者のディスプレイのICCプロファイル３５でR
GB画像に変換することにより行う。
【００７３】また、発注者がアクセスした直後は、CGI
プログラム３１は、発注者が指定したディスプレイの機
種に合わせて色を補正した自転車画像３２を送信し、ま
た、発注者がディスプレイの機種を指定しなかった場合
には、自転車画像３２をそのまま送信する。
【００７４】以上のようにして、本実施の形態２にかか
る電子ショッピングシステムでは、あらかじめ注文可能
な色の商品画像を生成しておき、発注者がネットワーク
で接続するたびに、発注者が指定した色の商品画像を、
受注者が発注者の使用している出力装置の色再現特性に
合わせて補正してから送信する。
【００７５】このように、少数の商品画像から他の色の
商品画像を生成することにより、あらかじめ全ての色の
商品を用意して撮影する必要が無く、簡便かつ柔軟にカ
ラーオーダーシステムを実現するという作用を有する。
【００７６】また、RGB値の置き換えではなく測色値を
用いて異なる色の商品画像を生成するため、より自然な
色の画像を生成し、さらに、発注者に画像を送信する際
に、発注者の使用している出力装置の色再現特性に合わ
せて商品画像を補正してから送信するため、発注者は正
確な色で商品画像を出力できるという作用を有する。
【００７７】また、発注者側では特別な色変換のソフト
ウェアなどを必要としない。したがって、パソコンのみ
ならず、デジタルテレビ等のネットワークでも利用する
ことが可能となるという作用を有する。
【００７８】また、本実施の形態２にかかる電子ショッ
ピングシステムでは、受注者が発注者の使用している出
力装置の色再現特性を知っている場合は発注者の使用し
ている出力装置の色再現特性に合わせて補正してから商
品画像を送信し、受注者が発注者の使用している出力装
置の色再現特性を知らない場合は発注者が指定した色の
商品画像をsRGB色空間で生成し送信する。
【００７９】このように発注者の使用している出力装置
の色再現特性が受注者にとり不明の場合には、sRGB空間
における商品画像を送信することにより、正確な商品画
像が発注者側で再現される可能性を高め、かつ、発注者
の使用している出力装置の色再現特性を受注者が知って
いる場合には正確な商品画像が発注者側で再現されるよ
うにし、もって、受注者側が発注者側の使用する出力装
置の色再現特性を知っているか否かにかかわらず、簡便
かつ柔軟にカラーオーダー方法を実現するという作用を
有する。
【００８０】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によれ
ば、簡便、柔軟で、かつ、発注者側と受注者側の出力装
置の色再現特性の違いに左右されないカラーオーダー方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１にかかるカラーオーダー
方法を用いた電子ショッピングシステムの構成図
【図２】本実施の形態１にかかるカラーオーダー方法を
用いた電子ショッピングシステムのサーバー１のソフト
ウェアの構成図
【図３】本実施の形態１にかかるカラーオーダー方法を
用いた電子ショッピングシステムのCGIプログラム１１
の動作のPAD図
【図４】本実施の形態２にかかるカラーオーダー方法を
用いた電子ショッピングシステムのサーバー１のソフト
ウェアの構成図
【符号の説明】
１ 受注者側のサーバー ２ インターネット ３ 発注者側のパソコン ４ 自転車画像 ５ カラーパレット １２ 自転車画像 １３ 自転車のフレームとして選択できる色のCIEXYZ値 ３２〜３５ 自転車画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 1/60 Ｈ０４Ｎ 1/40 Ｄ 1/46 1/46 Ｚ Ｆターム(参考） 5B057 AA02 CA01 CA08 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE17 CE18 5C077 MP08 PP31 PP32 PP37 PQ08 SS05 SS06 5C079 HA02 HB01 HB05 HB11 LA02 LB02 NA03 NA27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ネットワークを経由して複数の色を選択
    できる商品を注文する際に、受注者は少なくとも一つの
    商品画像と、その商品の注文可能な色の測色値とをあら
    かじめ有し、受注者は前記商品画像と前記色の測色値を
    利用して発注者が指定した色の商品画像を生成し、さら
    に、受注者が発注者の使用している出力装置の色再現特
    性に合わせて商品画像を補正してから送信することを特
    徴とするカラーオーダー方法。
  2. 【請求項２】 ネットワークを経由して複数の色を選択
    できる商品を注文する際に、受注者は少なくとも一つの
    商品画像と、その商品の注文可能な色の測色値とからあ
    らかじめ注文可能な色の商品画像を生成しておき、発注
    者が指定した色の商品画像を、受注者が発注者の使用し
    ている出力装置の色再現特性に合わせて補正してから送
    信することを特徴とする、カラーオーダー方法。
  3. 【請求項３】 商品の注文可能な色の測色値がCIEXYZ値
    もしくはそれを線形変換した色空間で表現され、かつ、
    発注者が指定した色の商品画像の生成を前記色空間で行
    うことを特徴とする請求項１または２記載のカラーオー
    ダー方法。
  4. 【請求項４】 受注者が発注者の使用している出力装置
    の色再現特性を知っている場合は、発注者の使用してい
    る出力装置の色再現特性に合わせて補正してから商品画
    像を送信し、受注者が発注者の使用している出力装置の
    色再現特性を知らない場合は発注者が指定した色の商品
    画像を標準のRGB色空間で生成し送信することを特徴と
    する請求項１から３のいずれかに記載のカラーオーダー
    方法。
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