JP2003324617A - 画像処理装置および情報入力装置、並びに、それらの方法 - Google Patents

画像処理装置および情報入力装置、並びに、それらの方法

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JP2003324617A
JP2003324617A JP2002129333A JP2002129333A JP2003324617A JP 2003324617 A JP2003324617 A JP 2003324617A JP 2002129333 A JP2002129333 A JP 2002129333A JP 2002129333 A JP2002129333 A JP 2002129333A JP 2003324617 A JP2003324617 A JP 2003324617A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真画像の出力を目的とするインクジェット
プリンタのカラー出力は、日本市場では好まれるが、他
国の市場では必ずしも好まれるとは限らず、好みの色の
地域特性を反映する機能が望まれる。 【解決手段】 出力プロファイル読出部205は、好み選
択部206によって指定される「地域名」によって、各出
力プロファイルに地域ごとに用意された出力プロファイ
ルから一つまたは複数の出力プロファイルを読み出す。
出力プロファイル合成部203は、読み出された一つまた
は複数の出力プロファイルを、好み選択部206から入力
される合成比率に基づき合成する。出力プロファイルは
カラーマッチング処理部201へ入力され、カラーマッチ
ング処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置および
情報入力装置、並びに、それらの方法に関し、例えば、
地域特性を考慮した色変換処理に関する。
【0002】
【従来の技術】地域によって好まれる色が異なることは
以前から言われていた。例えば肌色は、日本と北アメリ
カを比較した場合、日本はマゼンタ色が強い肌色を好む
と報告されている。好まれる色の地域性は、人の違いや
日射量がその主因と言われるが、文化的背景の差もかな
り影響を与えているとされる。これは銀塩感材メーカの
フィルムの色再現にも反映されている。例えば、富士写
真フイルム社のポジフィルムは、コダック社に比べて、
ややマゼンタが強い肌色を表現する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】写真画像の出力を目的
とするインクジェットプリンタのカラー出力(とくに肌
色)は、日本市場では好まれるが、他国の市場では必ず
しも好まれるとは限らない。プリンタにも、上記の好み
の色の地域特性を反映する機能が望まれる。
【0004】本発明は、上述の問題を個々にまたはまと
めて解決するためのもので、地域特性およびユーザの好
みを考慮した色変換を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0006】本発明にかかる情報入力装置は、地域情報
に基づき画像を色変換する色変換装置に、ユーザが地域
情報を入力するための入力手段を有し、前記入力手段に
より、前記地域情報として、複数の地域を示す情報、お
よび、それら地域を示す情報が前記色変換に及ぼす影響
の度合いを入力可能であることを特徴とする。
【0007】本発明にかかる画像処理装置は、ユーザが
地域情報を入力するための入力手段と、前記地域情報に
基づき画像を色変換する変換手段とを有し、前記入力手
段により、前記地域情報として、複数の地域を示す情
報、および、それら地域を示す情報が前記色変換に及ぼ
す影響の度合いを入力可能であることを特徴とする。
【0008】本発明にかかる情報入力方法は、地域情報
に基づき画像を色変換する色変換装置に、ユーザが地域
情報を入力する情報入力方法であって、前記地域情報の
入力は、複数の地域を示す情報、および、それら地域を
示す情報が前記色変換に及ぼす影響の度合いを入力可能
であることを特徴とする。
【0009】本発明にかかる画像処理方法は、ユーザが
入力した地域情報に基づき画像を色変換する画像処理方
法であって、前記地域情報の入力は、複数の地域を示す
情報、および、それら地域を示す情報が前記色変換に及
ぼす影響の度合いを入力可能であることを特徴とする。
【0010】好ましくは、前記地域情報の入力は、各地
域を図形の頂点として表現し、前記影響の度合いを複数
の頂点からの距離として表現するユーザインタフェイス
を利用することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施形態
の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は実施形態のコンピュータ機器(以下
「ホストコンピュータ」と呼ぶ)の構成例を示すブロッ
ク図である。
【0013】CPU 101は、ROM 102やハードディスク(HD)
109に記憶されたデータや制御プログラム、オペレーテ
ィングシステム(OS)、アプリケーションプログラム(A
P)、カラーマッチング処理モジュール(CMM)およびデバ
イスドライバなどに従い、RAM 103、操作部104、画像処
理部105、モニタ106、入力デバイス107および出力デバ
イス108を制御して、各種の制御や処理を行う。
【0014】RAM 103は、各種制御プログラムを実行す
るための作業領域、操作部104から入力されるデータの
一時保存領域である。
【0015】入力デバイス107は、CCDやCMOSセンサを含
むイメージスキャナ、ディジタルカメラ、スチルビデオ
カメラなどの画像入力装置で、取得した画像データをホ
ストコンピュータへ入力する。
【0016】出力デバイス108は、インクジェットプリ
ンタ、熱転写プリンタ、ワイヤドットプリンタなどで、
記録紙にカラー画像を形成し出力する。
【0017】操作部104は、マウスやキーボードなど
で、入力デバイス107や出力デバイス108の動作条件や画
像処理の各種条件の設定データなどを、ユーザが入力す
るためのものである。
【0018】画像処理部105は、例えばASICやDSPなどの
ハードウェアで構成された機能拡張カードで、CPU 101
の制御に応じて、後述する画像処理を含む様々な画像処
理を行う。なお、CPU 101の性能が高く、RAM 103および
HD 109のアクセス速度が充分に速ければ、画像処理部10
5として特別な機能拡張カードを用意せずに、CPU 101、
RAM 103およびHD 109を利用して、後述する画像処理に
対応するプログラムを実行させれば、同様の結果が得ら
れる。
【0019】モニタ106は、CRTやLCDなどで、画像処理
結果や、操作部104による操作の際のユーザインタフェ
イス画面などが表示される。
【0020】なお、図1には示さないが、操作部104、モ
ニタ106、入力デバイス107、出力デバイス108およびHD
109は、それぞれ所定のインタフェイスを介して、ホス
トコンピュータのシステムバスに接続されている。
【0021】[画像処理部]次に、画像処理部105の詳
細な構成や動作を説明する。図2はカラーマッチング処
理モジュールに基づき実行される画像処理部105の処理
を説明する図である。
【0022】カラーマッチング処理を行うカラーマッチ
ング処理部201は、OSを介して入力される入力デバイス1
07に依存する画像データを、出力デバイス108に依存す
る画像データに変換する。
【0023】入力プロファイル読出部202は、ホストコ
ンピュータに接続された複数種類の入力デバイス107
の、どのデバイスが画像データを入力しているかを示す
情報「入力デバイスの種類」が入力されると、その情報
に対応するデバイスの入力特性が記述された入力プロフ
ァイルデータを入力プロファイル記憶部204から読み出
す。
【0024】なお、入力プロファイル記憶部204は、例
えばHD 106に割り当てられ、ホストコンピュータに接続
された各種入力デバイス107の入力特性を記述した複数
の入力プロファイルが予め格納されている。
【0025】出力プロファイル読出部205は、特定の出
力プロファイルを出力プロファイル記憶部207から読み
出す。具体的には、ホストコンピュータに接続された複
数種類の出力デバイス108の、どのデバイスによって画
像を出力するかを示す情報「出力デバイスの種類」、そ
のデバイスに設定されている情報「記録メディアの種
類」「二値化方法」「解像度」、および、画像出力に用
いる記録剤の種類を示す情報「インクの種類」に対応す
るデバイス用のプロファイルを選択し、さらに、好み選
択部206によって指定される「地域名」によって、各出
力プロファイルに地域ごとに用意された出力プロファイ
ル(図2は、アメリカ用プロファイル208、ヨーロッパ用
プロファイル209おおびアジア用プロファイル210が用意
された例を示す)から一つまたは複数の出力プロファイ
ルを読み出す。
【0026】なお、代表的な地域における色味の好みを
事前に調査し、そのような色味を実現する出力プロファ
イルを用意し、例えばHD 109に割り当てられた出力プロ
ファイル記憶部204に格納する。勿論、出力プロファイ
ル記憶部204には、ホストコンピュータに接続された各
種出力デバイス108の、各種設定に応じた出力特性、お
よび、地域特性を記述した複数の出力プロファイルが予
め格納されている。
【0027】出力プロファイル合成部203は、出力プロ
ファイル205によって読み出された一つまたは複数の出
力プロファイルを合成する。プロファイルの合成は、好
み選択部206から入力される合成比率に基づき行われ、
合成された出力プロファイルはカラーマッチング処理部
201へ入力される。
【0028】好み選択部206は、CPU 101の処理によって
実現され、図3に示すユーザインタフェイスをモニタ106
に表示する。なお、図3は地域が三個所の例を示すが、
これに限定されるわけではない。
【0029】図3に示すユーザインタフェイスの三角形
の頂点301は地域A(例えばアジア)、頂点302は地域B
(例えばアメリカ)、頂点303は地域C(例えばヨーロッ
パ)に対応する。ユーザが好みを設定するためのカーソ
ル307は、操作部104のマウスなどのポインティングデバ
イスの動きに連動して、三角形内を移動する。カーソル
307を頂点301に移動し、例えばマウスボタンを押すと地
域Aが指定される。同様に、頂点302へ移動しマウスボタ
ンを押せば地域Bが、頂点303へ移動しマウスボタンを押
せば地域Cが指定される。頂点を指定する三つのケース
では、指定された頂点に対応する地域名が出力プロファ
イル読出部205に送られる。従って、これらのケースで
は、プロファイルの合成は行わず、指定された地域名に
対応する出力プロファイルがカラーマッチング処理部20
1へ入力される。
【0030】一方、頂点以外にカーソル307を移動し、
マウスボタンが押された場合は以下のようになる。
【0031】● 二頂点間の線分上が指定された場合 二つの地域名が出力プロファイル読出部205へ入力さ
れ、二つのプロファイルの合成比率が出力プロファイル
合成部206へ入力される。例えば、図3に示す点304が指
定された場合、地域AおよびBに対応する出力プロファイ
ルPAおよびPBの合成比率rAおよびrBは次式で表される。 rA = 1 - Dist/Len rB = Dist/Len … (1)
【0032】つまり、点304が指定された場合、ユーザ
は、地域Aと地域Bの間、かつ、地域Bよりの出力プロフ
ァイルを指定したことになる。
【0033】● 辺以外の三角形内部が指定された場合 三つの地域名が出力プロファイル読出部205へ入力さ
れ、三つのプロファイルの合成比率が出力プロファイル
合成部206へ入力される。例えば、図3に示す点305が指
定された場合、地域A、BおよびCに対応する出力プロフ
ァイルPA、PBおよびPCの合成比率rA、rBおよびrCは次式
で表される。 rA = 1 - 2a/(a + b + c) rB = 1 - 2b/(a + b + c) … (2) rC = 1 - 2c/(a + b + c)
【0034】出力プロファイル合成部203は、入力され
る出力プロファイルと、合成比率に基づき、下に示す式
によって出力プロファイルを合成する。 合成プロファイル = ΣPi×ri ここでΣ演算の範囲はi=1から2、または、i=1から3
【0035】色度点がCIE L*a*b*色空間で表される場
合、例えば、地域Aの出力プロファイルPAの色度点L*a*b
*が(50,10,30)、地域Bの出力プロファイルPBの色度点L*
a*b*が(52,12,32)、合成比率がrA=2/5およびrB=3/5の場
合、合成プロファイルの色度点は下記のようになる。 L* = 50×2/5 + 52×3/5 = 51.2 a* = 10×2/5 + 12×3/5 = 11.2 b* = 30×2/5 + 32×3/5 = 31.2
【0036】この変換例は、出力プロファイルの一点に
ついてのみ示すが、実際には出力プロファイルの格子点
全点(通常、格子点の数は9×9×9=729点程度)に対し
合成を行い、合成プロファイルを作成する。
【0037】[出力プロファイルの例]図4は出力プロ
ファイルの一例を示す図である。
【0038】プロファイルは、各種プロファイルに関す
る基本情報が記述されたヘッダ401、および、カラーマ
ッチング処理に用いる情報が記述されたテーブル402を
有する。ヘッダ401は、例えば、ID情報、バージョン情
報、デバイスの基本的なタイプを示すデバイスクラス情
報などを含む。
【0039】また、テーブル402は、デバイスに依存の
ないPCS (Profile Connection Space)における画像デー
タBを、あるデバイスに依存する色空間の画像データAに
変換する処理に関する色処理パラメータであるBtoA情
報、あるデバイスに依存する色空間の画像データAを、P
CSにおける画像データBに変換する処理に関する色処理
パラメータであるAtoB情報を含む。これらBtoA情報およ
びAtoB情報は、カラーマッチング処理モジュールがサポ
ートするカラーマッチング方法、色味優先カラーマッチ
ング(Perceptual)、測色的一致カラーマッチング(Color
imetric)、彩やかさ優先カラーマッチング(Saturation)
のそれぞれに対応して格納されている。ここで、Percep
tualは、色の階調性を重視した、写真画像などに適した
カラーマッチングである。Colorimetricは、測色的に一
致した色の再現を目的とする、ロゴタイプなどの画像に
適したカラーマッチングである。Saturationは、色の鮮
やかさを重視する、グラフやCG(コンピュータグラフィ
クス)などの画像に適したカラーマッチングである。
【0040】また、図4に示す色処理パラメータは、ど
のカラーマッチング方法に対応するかを区別するため
に、Perceptualには番号「01」が、Colorimetricには番
号「02」が、Saturationには番号「03」が付されてい
る。
【0041】なお、上述したように、本実施形態で利用
する出力プロファイルは、地域特性を考慮したもの、あ
るいは、複数の地域に対応する出力プロファイルを、ユ
ーザが指示する合成比率で合成したものである。
【0042】[カラーマッチング処理]図5および図6
は、出力プロファイルを用いる、画像形成処理およびプ
レビュー処理に関わるカラーマッチング処理を説明する
図である。
【0043】OS上で稼働する例えばDTPアプリケーショ
ンなどで作成した入力画像は、モニタの特性に依存する
RGBデータ(以下「モニタRGB」と呼ぶ)で表される。カ
ラーマッチング処理モジュールCMM1は、モニタRGBで表
される画像を、PCSを介して、出力デバイス(例えばプ
リンタ)の特性に依存するCMYKデータ(以下「プリンタ
CMKY」と呼ぶ)で表される画像に変換する(S10-S20)。
【0044】この場合、まず、入力プロファイル読出部
202によってモニタプロファイル42が読み出され、AtoB
情報43がCMM1に設定される。また、出力プロファイル読
出部205によってプリンタプロファイル47が読み出さ
れ、指定のカラーマッチング方法に応じたBtoA情報46が
CMM1に設定される。
【0045】AtoB情報43は、図7に示すように、入力デ
バイスであるモニタのガンマ特性に応じた逆ガンマ処理
を行う三個の一次元LUT群32、および、標準空間で定義
されるRGBデータをXYZデータに変換する3×3マトリクス
33を格納する。なお、この場合、N次元LUT31およびM個
の一次元LUT群30を用いる処理は行われずスキップされ
る。
【0046】一方、BtoA情報46は、図8に示すように、X
YZ空間で定義される画像データをL*a*b*空間の画像デー
タに変換する3×3マトリクス20、一次元LUT群21、指定
されたカラーマッチングを行って画像データをプリンタ
の色再現範囲内に変換する三次元LUT22、および、プリ
ンタの階調特性に応じたガンマ補正を行う一次元LUT群2
3が格納されている。
【0047】ステップS10で、AtoB情報43に基づき、モ
ニタRGBがXYZデータ(PCSデータ)に変換され、ステッ
プS20で、BtoA情報46に基づき、XYZデータがプリンタCM
KYに変換される。
【0048】画像を形成する場合は、ステップS25でプ
リンタCMKYが出力デバイス108に出力されてカラーマッ
チング処理および画像形成処理が終了する。他方、プレ
ビュー処理の場合は、引き続きステップS30からS40が実
行され、その結果得られる画像データがステップS45で
モニタ6に出力される。
【0049】CMM2は、CMM1によって生成された出力デバ
イス108の特性に依存するCMYKデータ(プリンタCMKY)
を、プレビュー画像を表示するモニタ106の特性に依存
するRGBデータに変換する(S30-S40)。
【0050】この場合、まず、入力プロファイル読出部
202によってプリンタプロファイル47が読み出され、指
定されたカラーママッチング方法に対応するAtoB情報45
が、CMM2に設定される。また、出力プロファイル読出部
205によってモニタプロファイル42が読み出され、BtoA
情報44がCMM2に設定される。
【0051】AtoB情報45は、図7に示す手順に従い変換
処理を行うためのデータを有し、プリンタの階調特性に
応じたガンマ補正を行う一次元LUT群23(図8参照)を用
いる変換処理の逆処理を行う一次元LUT群30、プリンタ
の色再現特性に基づき一次元LUT群30で処理されたCMYK
データをL*a*b空間で定義されるデータに変換するため
のN次元LUT 31、L*a*b*色空間で定義されるデータをXYZ
色空間のデータ(PCSデータ)に変換する一次元LUT群3
2、並びに、3×3マトリクス33を含む。
【0052】一方、BtoA情報44には、図8に示すよう
に、3×3マトリクス33(図7)の変換処理の逆処理を行
う3×3マトリクス20、および、一次元LUT群30(図7)を
用いるた変換処理の逆処理に相当するモニタガンマ補正
を行う一次元LUT群23を含む。
【0053】ステップS30で、AtoB情報45に基づき、プ
リンタCMYKをXYZデータ(PCSデータ)に変換され、ステ
ップS40で、BtoA情報44に基づき、PCSデータがモニタRG
Bに変換され、ステップS45でモニタRGBの画像データが
モニタ6に出力され、プレビュー処理が終了する。
【0054】なお、上述したように、本実施形態では、
地域特性を考慮した、あるいは、複数の地域に対応する
出力プロファイルを、ユーザが指示する合成比率で合成
した出力プロファイルを使用するから、カラーマッチン
グ処理の結果は地域特性または複数の地域特性が合成比
率に基づき合成されたものになり、ユーザの好み、並び
に、その観察環境(地域、室内外、家庭またはオフィ
ス、および、照明光など)に応じた色味の画像を得るこ
とができる。
【0055】
【変形例】上記の実施形態において、異なる色再現範囲
をもつ、異なる出力媒体それぞれに最適化された出力プ
ロファイルを用意して、所定の方法(ユーザに指定させ
るなど)によって出力媒体の情報を獲得し、地域情報お
よび出力媒体の情報から出力プロファイルを選択するよ
うにしてもよい。そうすれば、色再現範囲が異なる出力
媒体に対して、地域情報を反映した適切なカラーマッチ
ング処理が実現される。
【0056】また、異なる出力媒体における色再現範囲
の違いに対して、出力画像の色味が同じになるような出
力プロファイルにし、地域情報から出力プロファイルを
選択して、カラーマッチング処理を行うようにしてもよ
い。そうすれば、色再現範囲が異なる出力媒体に対し
て、地域情報を反映し、かつ、出力画像における色味が
同じになるカラーマッチング処理が実現される。
【0057】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0058】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0059】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0060】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
地域特性およびユーザの好みを考慮した色変換を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のホストコンピュータの構成例を示す
ブロック図、
【図2】カラーマッチング処理モジュールに基づき実行
される画像処理部の処理を説明する図、
【図3】好み選択部のユーザインタフェイスを示す図、
【図4】出力プロファイルの一例を示す図、
【図5】出力プロファイルを用いる、画像形成処理およ
びプレビュー処理に関わるカラーマッチング処理を説明
するフローチャート、
【図6】出力プロファイルを用いる、画像形成処理およ
びプレビュー処理に関わるカラーマッチング処理を説明
する図、
【図7】AtoB情報の構成を説明する図、
【図8】BtoA情報の構成を説明する図である。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AB17 BA01 BA09 CA07 CA13 EA02 EA03 EA06 5B021 AA01 LG07 5B057 BA01 CA01 CA08 CA19 CB01 CB08 CE17 CE18 CH01 CH11 5C077 MP08 NP07 PP32 PP33 PP36 PP37 PQ12 PQ22 PQ23 SS05 SS06 5C079 HB01 HB03 HB05 HB08 HB11 HB12 LA02 LB02 LB11 MA01 MA04 MA11 MA17 MA19

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地域情報に基づき画像を色変換する色変
    換装置に、ユーザが地域情報を入力するための入力手段
    を有し、 前記入力手段により、前記地域情報として、複数の地域
    を示す情報、および、それら地域を示す情報が前記色変
    換に及ぼす影響の度合いを入力可能であることを特徴と
    する情報入力装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は、各地域を図形の頂点と
    して表現し、前記影響の度合いを複数の頂点からの距離
    として表現するユーザインタフェイスを有することを特
    徴とする請求項1に記載された情報入力装置。
  3. 【請求項3】 ユーザが地域情報を入力するための入力
    手段と、 前記地域情報に基づき画像を色変換する変換手段とを有
    し、 前記入力手段により、前記地域情報として、複数の地域
    を示す情報、および、それら地域を示す情報が前記色変
    換に及ぼす影響の度合いを入力可能であることを特徴と
    する画像処理装置。
  4. 【請求項4】 さらに、入力された地域情報に対応する
    プロファイルを取得する取得手段と、 前記複数の地域を示す情報が入力された場合、前記取得
    手段によって取得される複数のプロファイルを、前記影
    響の度合いに基づき合成する合成手段とを有することを
    特徴とする請求項3に記載された画像処理装置。
  5. 【請求項5】 地域情報に基づき画像を色変換する色変
    換装置に、ユーザが地域情報を入力する情報入力方法で
    あって、 前記地域情報の入力は、複数の地域を示す情報、およ
    び、それら地域を示す情報が前記色変換に及ぼす影響の
    度合いを入力可能であることを特徴とする情報入力方
    法。
  6. 【請求項6】 前記地域情報の入力は、各地域を図形の
    頂点として表現し、前記影響の度合いを複数の頂点から
    の距離として表現するユーザインタフェイスを利用する
    ことを特徴とする請求項5に記載された情報入力方法。
  7. 【請求項7】 ユーザが入力した地域情報に基づき画像
    を色変換する画像処理方法であって、 前記地域情報の入力は、複数の地域を示す情報、およ
    び、それら地域を示す情報が前記色変換に及ぼす影響の
    度合いを入力可能であることを特徴とする画像処理方
    法。
  8. 【請求項8】 さらに、入力された地域情報に対応する
    プロファイルを取得し、 前記複数の地域を示す情報が入力された場合、取得され
    る複数のプロファイルを、前記影響の度合いに基づき合
    成することを特徴とする請求項7に記載された画像処理
    方法。
  9. 【請求項9】 情報処理装置を制御して、請求項5から
    請求項8の何れかに記載された処理を実行することを特
    徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載されたプログラムが記
    録されたことを特徴とする記録媒体。
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