JP2002218003A - データ転送装置 - Google Patents

データ転送装置

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JP2002218003A
JP2002218003A JP2001015020A JP2001015020A JP2002218003A JP 2002218003 A JP2002218003 A JP 2002218003A JP 2001015020 A JP2001015020 A JP 2001015020A JP 2001015020 A JP2001015020 A JP 2001015020A JP 2002218003 A JP2002218003 A JP 2002218003A
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Japan
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data
receiving
processor
signal
processing
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Application number
JP2001015020A
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English (en)
Inventor
Toshimasa Mimori
敏正 三森
Takuya Sayama
卓也 佐山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理速度の速い系と遅い系とが1つの
データ転送経路を共有するデータ転送装置において、デ
ータ転送装置の能力を充分に発揮させ、状況に応じた的
確なデータの転送処理を可能とする。 【解決手段】 ステータス処理部10と外部指示部14
とを、データ転送装置に設ける。ステータス処理部10
は、外部指示部14からの指示信号15の有無よって、
受信側プロセッサ6での処理と、データ記録部8での処
理との何れを優先するか判断する。受信側プロセッサ6
を優先する場合、ステータス処理部10は、データ記録
部8との間の第3プロトコル13を無効とした上で、デ
ータの転送処理を行わせる。一方、データ記録部8を優
先する場合、ステータス処理部10は、受信側プロセッ
サ6との間の第2プロトコル12を無効とした上で、デ
ータの転送処理を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されたデータ
の処理を行い、処理後のデータを同時期に複数の受信装
置へ送出するデータ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術に係るデータ転送装置につい
て、図11を参照しながら説明する。この種のデータ転
送装置は、例えば画像処理装置において用いられる。
【0003】送信側プロセッサ101には、データ発生
装置102からソースデータ103が入力される。送信
側プロセッサ101は、入力されたソースデータ103
に対して処理を施し、処理後のデータを受信側プロセッ
サ104及びデータ記録部106へ転送する。その際、
送信側プロセッサ101から送り出されるデータ量は、
データ制御部108によって制御される。
【0004】データ制御部108には、受信側プロセッ
サ104のデータ受信状態105と、データ記録部10
6のデータ記録状態107とが入力される。このデータ
転送装置では、データ制御部108の送信側装置制御信
号109を送信側プロセッサ101へ入力することで、
受信側プロセッサ104又はデータ記録部106のうち
データ処理速度の遅い方においてもデータ処理が可能な
データ量となるように、送信側プロセッサ101から送
り出されるデータ量が制御される。つまり、従来のデー
タ転送装置では、複数の受信側プロセッサ104又はデ
ータ記録部106のうち1つでも送信側プロセッサ10
1からのデータを処理しきれない状態となった場合、2
つの受信側のうち処理速度の遅い方に合わせて送信側プ
ロセッサ101からのデータ送出量が常に削減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データ転送装置では、受信側プロセッサ104又はデー
タ記録部106のうち処理速度の遅い方に合わせたデー
タの転送処理しか行われないため、データ転送装置の能
力を充分に発揮させることができず、そのときの状況に
最適なデータの転送処理が困難であるという問題があっ
た。
【0006】この問題点について、受信側プロセッサ1
04の処理速度よりもデータ記録部106の処理速度が
遅い場合を例に説明する。この場合、従来のデータ転送
装置では、処理速度の遅いデータ記録部106でもデー
タを処理できるように、送信側プロセッサ101からの
データ送出量が調節される。従って、送信側プロセッサ
101や受信側プロセッサ104の処理速度に余裕があ
る状態であっても、データ記録部106の処理速度によ
って送信側プロセッサ101からのデータ送出量が制限
されてしまう。このため、従来のデータ転送装置では、
送信側プロセッサ101から受信側プロセッサ104へ
のデータ転送速度が低く押さえられてしまい、そのデー
タ処理能力を充分に発揮できなかった。
【0007】この問題に対しては、処理速度の速い受信
側プロセッサ104に合わせて送信側プロセッサ101
からのデータ送出量を調節するという対策も考えられ
る。ここで、処理目的の相違等、そのときの状況によっ
て、受信側プロセッサ104でのデータ処理を優先させ
たい場合もあれば、データ記録部106でのデータ処理
を優先させたい場合もある。そして、受信側プロセッサ
104でのデータ処理がデータ記録部106でのデータ
処理よりも優先されるときには、この対策によってデー
タ転送速度を向上させることができる。ところが、デー
タ記録部106でのデータ処理を受信側プロセッサ10
4でのデータ処理よりも優先したいときに前記の対策を
採ると、データ記録部106でのデータ処理を的確に行
うことができなくなる。従って、送信側プロセッサ10
1からのデータ送出量を調節する場合に、受信側プロセ
ッサ104又はデータ記録部106の一方に合わせて行
うこととすると、状況に応じた的確なデータの転送処理
ができなくなってしまう。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、データ処理速度の速
い系と遅い系とが1つのデータ転送経路を共有するデー
タ転送装置において、データ転送装置の能力を充分に発
揮させ、状況に応じた的確なデータの転送処理を可能と
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部からの指
示に基づいてデータ転送処理方法を変更することで、送
信側装置から受信側装置へのデータ転送処理を処理目的
等の状況に応じて行うものである。
【0010】本発明が講じた第1の解決手段は、単数の
送信側装置と複数の受信側装置とをデータバスで接続
し、送信側装置から受信側装置へデータを転送するデー
タ転送装置を対象としている。そして、前記複数の受信
側装置のうち一部の受信側装置を指定する指定手段と、
前記送信側装置および受信側装置が出力する信号に基づ
いてデータの転送を制御する制御動作を、前記指定手段
により指定された受信側装置以外の受信側装置が出力す
る信号を無効とした上で行う制御手段とを設けるもので
ある。
【0011】本発明が講じた第2の解決手段は、上記第
2の解決手段において、制御手段は、指定手段により指
定された受信側装置以外の受信側装置が出力する信号を
無効としたことを示す無効化信号を出力するように構成
されるものである。
【0012】本発明が講じた第3の解決手段は、上記第
2の解決手段において、受信側装置は、無効化信号を受
信可能に構成されるものである。
【0013】本発明が講じた第4の解決手段は、上記第
2の解決手段において、送信側装置は、無効化信号を受
信可能に構成されると共に、前記無効化信号を受信した
場合と前記無効化信号を受信しなかった場合とで異なる
処理を行うように構成されるものである。
【0014】−作用− 上記第1の解決手段では、データ転送装置において、1
つの送信側装置と2つ以上の受信側装置とがデータバス
を介して接続される。また、前記データ転送装置には、
指定手段と制御手段とが設けられる。送信側装置や各受
信側装置と制御手段との間では、信号の授受が行われ
る。制御手段は、入力された信号に基づいて、送信側装
置から受信側装置へのデータ転送を制御する。具体的
に、制御手段は、送信側装置からのデータ送出量を調整
したり、送信側装置からのデータ送出を断続したりす
る。
【0015】指定手段は、複数設けられた受信側装置の
中から一部の受信側装置を指定する。受信側装置が2つ
と仮定した場合、指定手段は、2つの受信側装置のうち
の何れか一方を指定する。制御手段は、指定手段により
指定された受信側装置以外の受信側装置が出力する信号
を無視した上で、送信側装置から受信側装置へのデータ
転送を制御する。つまり、ある受信側装置が指定手段に
より指定された場合、制御手段は、指定されたもの以外
の受信側装置の信号を考慮せず、指定された受信側装置
の信号に基づいてデータ転送の制御を行う。
【0016】上記第2の解決手段では、制御手段におい
て一部の受信側装置が出力する信号を無効とした場合、
制御手段が無効化信号を出力する。従って、制御手段で
特定の受信側装置の信号が無効化されたという情報が、
制御手段の外部へ取り出される。
【0017】上記第3の解決手段では、制御手段から出
力された無効化信号を受信側装置が受信する。無効化信
号を受信することによって、受信側装置は、制御手段へ
送った信号が無効化されたか否かを認識可能となる。
【0018】上記第4の解決手段では、制御手段から出
力された無効化信号を送信側装置が受信する。送信側装
置は、無効化信号が入力されたか否かによって、その処
理内容を変更する。例えば、送信側装置は、送出するデ
ータに対して無効化信号が入力された旨のデータを挿入
する処理を行う。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0020】(実施形態1)図1に示すように、本実施
形態に係るデータ転送装置において、送信側装置である
送信側プロセッサ3は、受信側プロセッサ6及びデータ
記録部8と、データバス5によって接続される。受信側
プロセッサ6及びデータ記録部8は、それぞれが受信側
装置を構成している。
【0021】送信側プロセッサ3は、動画像データ発生
装置1から入力された動画像データ2にデジタル処理を
施す。送信側プロセッサ3での処理により得られたデー
タ4は、データバス5を通じて受信側プロセッサ6やデ
ータ記録部8へ送信される。
【0022】受信側プロセッサ6は、送信側プロセッサ
3から出力されたデータ4を受信する。この受信側プロ
セッサ6は、受信したデータ4にデジタル処理を施し、
得られた処理結果7を出力する。尚、本実施形態1にお
いて、受信側プロセッサ6は、ビジーの状態を生じさせ
ること無く送信側プロセッサ3の送信データ4を受信可
能な処理速度を有するものとする。
【0023】データ記録部8は、送信側プロセッサ3か
ら出力されたデータ4を受信する。このデータ記録部8
は、受信したデータ4を記録メディアに蓄積する。
【0024】指定手段である外部指示部14は、所定の
指示信号15をステータス処理部10に対して出力す
る。この指示信号15が出力されるか否かによって、受
信側プロセッサ6又はデータ記録部8のうち何れか一方
が指定される。本実施形態1において、外部指示部14
は、データ記録部8を指定する場合には指示信号15を
出力し、受信側プロセッサ6を指定する場合には指示信
号15を出力しない。
【0025】制御手段であるステータス処理部10は、
送信側プロセッサ3、受信側プロセッサ6、及びデータ
記録部8を制御するためのものである。このステータス
処理部10は、送信側プロセッサ3と第1プロトコル1
1によって接続され、受信側プロセッサ6と第2プロト
コル12によって接続され、データ記録部8と第3プロ
トコル13によって接続されている。
【0026】図2に示すように、ステータス処理部10
と送信側プロセッサ3の間の第1プロトコル11として
は、データ出力要求信号20、データ出力レディ信号2
1、データフル信号22、及び処理変更信号23が用い
られる。具体的に、ステータス処理部10から送信側プ
ロセッサ3へは、送信側プロセッサ3に対してデータ4
の出力を要求するデータ出力要求信号20と、送信側プ
ロセッサ3の処理内容を変更するための処理変更信号2
3とが送信される。一方、送信側プロセッサ3からステ
ータス処理部10へは、送信側プロセッサ3がデータ4
を出力可能な状態であることを示すデータ出力レディ信
号21と、送信側プロセッサ3が内部処理したデータの
出力待機限界となっていることを示すデータフル信号2
2とが送信される。
【0027】図3に示すように、ステータス処理部10
と受信側プロセッサ6の間の第2プロトコル12として
は、データリクエスト信号30及びデータビジー信号3
1が用いられる。つまり、受信側プロセッサ6からステ
ータス処理部10へは、データ4の入力を要求するため
のデータリクエスト信号30と、データ4の受信が不可
能な状態であることを示すデータビジー信号31とが送
信される。
【0028】図4に示すように、ステータス処理部10
とデータ記録部8の間の第3プロトコル13としては、
データ記録レディ信号40及びデータ記録ビジー信号4
1が用いられる。つまり、データ記録部8からステータ
ス処理部10へは、データの記録が可能な状態であるこ
とを示すデータ記録レディ信号40と、データの記録が
不可能な状態であることを示すデータ記録ビジー信号4
1とが送信される。
【0029】本実施形態1に係るデータ転送装置の制御
動作について、図5を参照しながら説明する。
【0030】動画像データ発生装置1から送信側プロセ
ッサ3へ動画像データ2が入力されると、ステップST60
においてデータ転送が開始される。送信側プロセッサ3
は、入力された動画像データ2にデジタル処理を施し、
処理後のデータ4をデータバス5へ送出する。後述する
ように、送信側プロセッサ3のデータ処理動作は、処理
変更信号23に応じて変更される。
【0031】ステップST60において、受信側プロセッサ
6は、処理すべきデータが無い状態となっている。この
ため、受信側プロセッサ6は、送信側プロセッサ3から
データ4が入力されるまでデータリクエスト信号30を
出力し、データ4の入力に備える。また、データ記録部
8は、送信側プロセッサ3からデータ4が入力されるま
でデータ記録レディ信号40を出力し、データ4の入力
に備える。尚、この時点において、データ記録部8は、
データの記録が一時的に不可能となるビジー状態ではな
い。
【0032】ステップST61において、ステータス処理部
10は、受信側プロセッサ6との間の第2プロトコル1
2、及びデータ記録部8との間の第3プロトコル13の
状態を監視する。この時点では、データ記録部8からの
データ記録レディ信号40が入力されている。このた
め、ステータス処理部10は、データ記録部8へのデー
タ入力可能と判断してステップST61からステップST65へ
移る。
【0033】ステップST65において、ステータス処理部
10は、送信側プロセッサ3へデータ出力要求信号20
を出力する。送信側プロセッサ3は、データ出力要求信
号20を受け、ステップST66で受信側プロセッサ6へデ
ータ4を出力すると同時に、ステップST67でデータ記録
部8へデータ4を出力する。その後は再びステップST61
に戻り、データの転送処理が継続される。データ転送装
置は、以上の動作を通常の処理として行う。
【0034】データの転送処理を継続すると、データ記
録部8におけるデータ蓄積処理が送信側プロセッサ3か
らのデータ出力量に対応できない状況に陥る場合があ
る。この場合には、データ記録部8がステータス処理部
10に対してデータ記録ビジー信号41を出力する。ス
テータス処理部10にデータ記録ビジー信号41が入力
されると、ステップST61からステップST62へと移る。
【0035】ステップST62において、ステータス処理部
10は、送信側プロセッサ3に対するデータ出力要求信
号20を下げる。これに対応して、送信側プロセッサ3
は、処理後のデータ4の出力を停止する。送信側プロセ
ッサ3は、データ4の出力を停止した後も入力された動
画像データ2の処理を内部処理のデータ出力待機限度ま
で継続して行う。この送信側プロセッサ3は、データ出
力待機限度に達した時点でデータフル信号22をステー
タス処理部10に対して出力するように構成される。一
方、受信側プロセッサ6は、送信側プロセッサ3からデ
ータ4が送られてこないため、ステータス処理部10に
対してデータリクエスト信号30を出力している。
【0036】送信側プロセッサ3におけるデータ出力待
機限度に未だ達していない状態では、ステップST62から
ステップST61へ戻る。その時点でデータ記録ビジー信号
41が入力されていなければ、ステップST61からステッ
プST65へ移り、送信側プロセッサ3からデータ4を出力
して通常のデータ転送処理を行う。一方、その時点でデ
ータ記録ビジー信号41が入力されていれば、ステップ
ST61から再びステップST62へ移る。ステップST62におい
て送信側プロセッサ3でのデータ出力待機限度に達する
と、データフル信号22の入力を受けてステップST62か
らステップST63へと移る。
【0037】ステップST63において、ステータス処理部
10は、外部指示部14から指示信号15が入力されて
いるか否かを判断する。つまり、ステータス処理部10
は、受信側プロセッサ6とデータ記録部8のどちらが指
定されているかを判断する。
【0038】ステータス処理部10に指示信号15が入
力されている場合には、データ記録部8が指定されてい
ることとなり、ステップST63からステップST64へと移
る。ステップST64において、ステータス処理部10は、
データ記録部8でのデータ処理を優先させるための動作
を行う。具体的に、ステータス処理部10は、受信側プ
ロセッサ6からのデータリクエスト信号30を無効と
し、データ記録部8からのデータ記録ビジー信号41を
優先させて、送信側プロセッサ3へ処理変更信号23を
出力する。
【0039】処理変更信号23を受けた送信側プロセッ
サ3は、その処理内容を変更して生成するデータ4の量
を削減する。その後は、ステップST64からステップST61
に戻り、上記の動作を繰り返す。そして、ステータス処
理部10がステップST61からステップST64までの動作を
繰り返すことで、データ記録部8が処理可能な程度にま
で送信側プロセッサ3からのデータ送出量が削減され
る。
【0040】一方、ステータス処理部10に指示信号1
5が入力されていない場合には、受信側プロセッサ6が
指定されていることとなり、ステップST63からステップ
ST65へと移る。そして、ステータス処理部10は、受信
側プロセッサ6からのデータリクエスト信号30を優先
してデータ記録部8からのデータ記録ビジー信号41を
無効とし、データ記録ビジー信号41が入力されない通
常の場合と同様の処理を行う。つまり、ステータス処理
部10は、データ記録部8のビジー状態を解除して、送
信側プロセッサ3から受信側プロセッサ6及びデータ記
録部8へのデータ送出を行わせる。
【0041】(実施形態2)本発明の実施形態2は、上
記実施形態1において、ステータス処理部10、データ
記録部8、及び第3プロトコル13の構成を変更したも
のである。ここでは、上記実施形態1と異なる部分につ
いて説明する。
【0042】図6に示すように、本実施形態2では、デ
ータエラー信号52が第3プロトコル13として用いら
れる。つまり、ステータス処理部10とデータ記録部8
の間の第3プロトコル13として、データ記録レディ信
号40、データ記録ビジー信号41、及びデータエラー
信号52が用いられる。データエラー信号52は、ステ
ータス処理部10においてデータ記録部8のデータ記録
ビジー信号41が無効とされたことを示すものであっ
て、無効化信号を構成している。このように、本実施形
態2では、ステータス処理部10がデータエラー信号5
2を出力可能に構成され、データ記録部8がデータエラ
ー信号52を受信可能に構成される。
【0043】本実施形態2に係るデータ転送装置の制御
動作について、図7を参照しながら説明する。尚、図7
のフロー図において、上記実施形態1と共通するステッ
プについては、図5と同じ符号を付している。また、こ
こでは、上記実施形態1での動作と異なる点について説
明する。
【0044】データ記録部8からデータ記録ビジー信号
41が出力され、更に送信側プロセッサ3からデータフ
ル信号22が出力されている場合、ステータス処理部1
0は、ステップST63において、外部指示部14から指示
信号15が入力されているか否かを判断する。この点
は、上記実施形態1と同様である。
【0045】ステータス処理部10に指示信号15が入
力されていない場合には、受信側プロセッサ6が指定さ
れていることとなり、ステップST63からステップST70へ
と移る。ステップST70において、ステータス処理部10
は、受信側プロセッサ6からのデータリクエスト信号3
0を優先してデータ記録部8からのデータ記録ビジー信
号41を無効とする。また、ステータス処理部10は、
データ記録ビジー信号41が無効化されたことを示すデ
ータエラー信号52を出力する。このデータエラー信号
52は、データ記録部8へ入力される。
【0046】その後、ステータス処理部10は、ステッ
プST65に移り、データ記録ビジー信号41が入力されな
い通常の場合と同様の処理を行う。つまり、ステータス
処理部10は、データ記録部8のビジー状態を解除し
て、送信側プロセッサ3から受信側プロセッサ6及びデ
ータ記録部8へのデータ送出を行わせる。その際、デー
タ記録部8は、送信側プロセッサ3からのデータ4と共
に、ステータス処理部10からデータエラー信号52を
受信したことを示すデータを、記録メディアに記録す
る。
【0047】(実施形態3)本発明の実施形態2は、上
記実施形態1において、ステータス処理部10、送信側
プロセッサ3、及び第1プロトコル11の構成を変更し
たものである。ここでは、上記実施形態1と異なる部分
について説明する。
【0048】図8に示すように、本実施形態3では、デ
ータエラー信号52が第1プロトコル11として用いら
れる。つまり、ステータス処理部10と送信側プロセッ
サ3の間の第1プロトコル11として、データ出力要求
信号20、データ出力レディ信号21、データフル信号
22、処理変更信号23、及びデータエラー信号52が
用いられる。データエラー信号52は、ステータス処理
部10においてデータ記録部8のデータ記録ビジー信号
41が無効とされたことを示すものであって、無効化信
号を構成している。このように、本実施形態3では、ス
テータス処理部10がデータエラー信号52を出力可能
に構成され、送信側プロセッサ3がデータエラー信号5
2を受信可能に構成される。
【0049】本実施形態3に係るデータ転送装置の制御
動作について、図9を参照しながら説明する。尚、図9
のフロー図において、上記実施形態1と共通するステッ
プについては、図5と同じ符号を付している。また、こ
こでは、上記実施形態1での動作と異なる点について説
明する。
【0050】データ記録部8からデータ記録ビジー信号
41が出力され、更に送信側プロセッサ3からデータフ
ル信号22が出力されている場合、ステータス処理部1
0は、ステップST63において、外部指示部14から指示
信号15が入力されているか否かを判断する。この点
は、上記実施形態1と同様である。
【0051】ステータス処理部10に指示信号15が入
力されていない場合には、受信側プロセッサ6が指定さ
れていることとなり、ステップST63からステップST71へ
と移る。ステップST71において、ステータス処理部10
は、受信側プロセッサ6からのデータリクエスト信号3
0を優先してデータ記録部8からのデータ記録ビジー信
号41を無効とする。また、ステータス処理部10は、
データ記録ビジー信号41が無効化されたことを示すデ
ータエラー信号52を出力する。このデータエラー信号
52は、送信側プロセッサ3へ入力される。
【0052】その後、ステータス処理部10は、ステッ
プST65に移り、データ記録部8のビジー状態を解除し
て、送信側プロセッサ3から受信側プロセッサ6及びデ
ータ記録部8へのデータ送出を行わせる。その際、送信
側プロセッサ3は、データエラー信号52を受信して処
理内容を変更する。具体的に、送信側プロセッサ3は、
処理後のデータにデータエラー信号を受信したことを示
すデータを挿入し、得られたデータ4をデータバス5へ
出力する。そして、送信側プロセッサ3からのデータ4
が、受信側プロセッサ6及びデータ記録部8へ送られ
る。
【0053】(実施形態4)本実施形態4に係るデータ
転送装置は、上記実施形態1のものとは逆に、送信側プ
ロセッサ3と受信側プロセッサ6の間におけるデータ転
送速度が遅く、送信側プロセッサ3とデータ記録部8の
間におけるデータ転送速度が速い構成となっている。ま
た、本実施形態4に係るデータ転送装置では、ステータ
ス処理部10での動作が上記実施形態1と異なってい
る。ここでは、本実施形態4に係るデータ転送装置の動
作について、図10を参照しながら説明する。尚、図1
0におけるステップST80,ST82,ST83,ST85,ST86,ST
87は、それぞれ図5におけるステップST60,ST62,ST6
3,ST65,ST66,ST67に相当する。
【0054】動画像データ発生装置1から送信側プロセ
ッサ3へ動画像データ2が入力されると、ステップST80
においてデータ転送が開始される。その後、ステップST
81に移り、ステータス処理部10は、受信側プロセッサ
6との間の第2プロトコル12、及びデータ記録部8と
の間の第3プロトコル13の状態を監視する。この時点
では、受信側プロセッサ6からのデータリクエスト信号
30が入力されている。このため、ステータス処理部1
0は、受信側プロセッサ6へのデータ入力可能と判断し
てステップST85へ移る。
【0055】ステップST85において、ステータス処理部
10は、送信側プロセッサ3へデータ出力要求信号20
を出力する。送信側プロセッサ3は、ステップST86で受
信側プロセッサ6へデータ4を出力すると同時に、ステ
ップST87でデータ記録部8へデータ4を出力する。その
後は再びステップST81に戻り、データの転送処理が継続
される。データ転送装置は、以上の動作を通常の処理と
して行う。
【0056】データの転送処理を継続すると、受信側プ
ロセッサ6におけるデータ処理速度が送信側プロセッサ
3からのデータ出力量に対応できない状況に陥る場合が
ある。このように送信側プロセッサ3から受信側プロセ
ッサ6へのデータ転送が滞ると、受信側プロセッサ6が
データビジー信号31を出力する。ステータス処理部1
0は、ステップST81においてデータビジー信号31を受
信すると、ステップST82へと移る。
【0057】ステップST82において、ステータス処理部
10が送信側プロセッサ3に対するデータ出力要求信号
20を下げ、送信側プロセッサ3がデータ4の出力を停
止する。送信側プロセッサ3は、データ4の出力を停止
した後も入力された動画像データ2の処理を内部処理の
データ出力待機限度まで継続して行う。一方、データ記
録部8は、送信側プロセッサ3からデータ4が送られて
こないため、ステータス処理部10に対してデータ記録
レディ信号40を出力している。
【0058】送信側プロセッサ3におけるデータ出力待
機限度に未だ達していない状態では、ステップST82から
ステップST81へ戻る。その時点でデータビジー信号31
が入力されていなければ、ステップST81からステップST
85へ移り、送信側プロセッサ3からデータ4を出力して
通常のデータ転送処理を行う。一方、その時点でデータ
ビジー信号31が入力されていれば、ステップST81から
再びステップST82へ移る。送信側プロセッサ3でのデー
タ出力待機限度に達すると、送信側プロセッサ3からス
テータス処理部10へデータフル信号22が入力され
る。ステップST82においてステータス処理部10がデー
タフル信号22を受信すると、ステップST83へと移る。
【0059】ステップST83において、ステータス処理部
10は、外部指示部14から指示信号15が入力されて
いるか否かを判断する。つまり、ステータス処理部10
は、受信側プロセッサ6とデータ記録部8のどちらが指
定されているかを判断する。
【0060】ステータス処理部10に指示信号15が入
力されている場合には、データ記録部8が指定されてい
ることとなり、ステップST83からステップST84へと移
る。ステップST84において、ステータス処理部10は、
データ記録部8でのデータ処理を優先させるための動作
を行う。
【0061】具体的に、ステータス処理部10は、受信
側プロセッサ6からのデータビジー信号31を無効と
し、受信側プロセッサ6に対してその処理内容を変更す
べき旨の処理変更指示信号を出力する。そして、ステー
タス処理部10は、受信側プロセッサ6をデータ転送の
対象から一時的に切り離し、データ記録部8からのデー
タ記録レディ信号40を優先させて、送信側プロセッサ
3からデータ記録部8へのデータ4の出力を開始する。
【0062】この時点で、受信側プロセッサ6に対して
は、送信側プロセッサ3からのデータ4が入力されない
状態となっている。そこで、処理変更指示信号を受けた
受信側プロセッサ6は、データ4が供給されない場合の
処理内容に切り替える。また、受信側プロセッサ6は、
ステータス処理部10に対してデータリクエスト信号3
0を出力する。
【0063】その後、再びステップST81に戻った時点で
は、ステータス処理部10に受信側プロセッサ6データ
からのデータビジー信号31は入力されていない。従っ
て、このときにはステップST81からステップST85へ移
り、送信側プロセッサ3から受信側プロセッサ6及びデ
ータ記録部8へデータ4を送出させる。その際には、受
信側プロセッサ6の処理内容が、データ4が供給される
通常の処理内容に戻されている。
【0064】一方、ステータス処理部10に指示信号1
5が入力されていない場合には、受信側プロセッサ6が
指定されていることとなり、ステップST83からステップ
ST85へと移る。そして、ステータス処理部10は、受信
側プロセッサ6のビジー状態を解除して、送信側プロセ
ッサ3から受信側プロセッサ6及びデータ記録部8への
データ送出を行わせる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、指定手段によって受信
側装置を指定することで、データ処理を優先すべき受信
側装置を任意に選択することが可能となる。つまり、常
に処理速度の遅い受信側装置に合わせて送信側装置から
のデータ送出量を調節する従来のものとは異なり、本発
明に係るデータ転送装置では、受信側装置の処理速度と
は無関係に、処理目的等に応じて任意に受信側装置を指
定できる。このため、本発明によれば、そのときの状況
に最も適したデータの転送処理が可能となる。
【0066】ここで、そのときの状況によって、処理速
度の遅い受信側装置でのデータ処理を犠牲にして、処理
速度の速い受信側装置でのデータ処理を優先する方が望
ましい場合もある。このような場合、本発明に係るデー
タ転送装置によれば、処理速度の速い受信側装置を指定
手段で指定することによって、処理速度の速い受信側装
置に合わせて送信側装置からのデータ送出量を調節する
ことも可能である。従って、この場合には、処理速度の
遅い受信側装置に合わせてデータ送出量を調節する従来
のものに比べ、データの転送速度を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るデータ転送装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】実施形態1に係る第1プロトコルの詳細図であ
る。
【図3】実施形態1に係る第2プロトコルの詳細図であ
る。
【図4】実施形態1に係る第3プロトコルの詳細図であ
る。
【図5】実施形態1に係るステータス処理部の動作を示
すフロー図である。
【図6】実施形態2に係る第3プロトコルの詳細図であ
る。
【図7】実施形態2に係るステータス処理部の動作を示
すフロー図である。
【図8】実施形態3に係る第1プロトコルの詳細図であ
る。
【図9】実施形態3に係るステータス処理部の動作を示
すフロー図である。
【図10】実施形態4に係るステータス処理部の動作を
示すフロー図である。
【図11】従来技術に係るデータ転送装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
3 送信側プロセッサ(送信側装置) 5 データバス 6 受信側プロセッサ(受信側装置) 8 データ記録部(受信側装置) 10 ステータス処理部(制御手段) 14 外部指示部(指定手段) 52 データエラー信号(無効化信号)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B014 GC01 GC11 5B077 AA02 AA14 AA15 AA41 5K032 AA05 DA01 5K034 AA05 CC02 DD02 FF12 MM00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単数の送信側装置と複数の受信側装置と
    をデータバスで接続し、送信側装置から受信側装置へデ
    ータを転送するデータ転送装置であって、 前記複数の受信側装置のうち一部の受信側装置を指定す
    る指定手段と、 前記送信側装置および受信側装置が出力する信号に基づ
    いてデータの転送を制御する制御動作を、前記指定手段
    により指定された受信側装置以外の受信側装置が出力す
    る信号を無効とした上で行う制御手段とを備えているデ
    ータ転送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ転送装置におい
    て、 制御手段は、指定手段により指定された受信側装置以外
    の受信側装置が出力する信号を無効としたことを示す無
    効化信号を出力するように構成されているデータ転送装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータ転送装置におい
    て、 受信側装置は、無効化信号を受信可能に構成されている
    データ転送装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のデータ転送装置におい
    て、 送信側装置は、無効化信号を受信可能に構成されると共
    に、前記無効化信号を受信した場合と前記無効化信号を
    受信しなかった場合とで異なる処理を行うように構成さ
    れているデータ転送装置。
JP2001015020A 2001-01-23 2001-01-23 データ転送装置 Pending JP2002218003A (ja)

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