JP2002217987A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2002217987A
JP2002217987A JP2001015291A JP2001015291A JP2002217987A JP 2002217987 A JP2002217987 A JP 2002217987A JP 2001015291 A JP2001015291 A JP 2001015291A JP 2001015291 A JP2001015291 A JP 2001015291A JP 2002217987 A JP2002217987 A JP 2002217987A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信先のアドレスをゲートキーパーによら
ず、通信装置側で決定可能な通信システムを提供する。 【解決手段】 少なくとも、ファクシミリ通信機能およ
びIPパケット通信機能を有するネットワークファクシ
ミリ装置100と、前記ネットワークを介してネットワ
ークファクシミリ装置100、100′と接続され、I
Pアドレス変換を行なうためのアドレス変換テーブル1
011を有するゲートキーパー200と、ネットワーク
ファクシミリ装置100、100′でゲートキーパー2
00のアドレス変換テーブル1011の複写内容を更新
しながら保持するように制御するCPU1001、10
01′、LANコントローラ1021、1021′など
の保持制御手段とを設けた通信システムを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ通信
機能およびパケット通信機能を有する通信装置に関し、
特に、前記通信装置およびこれとネットワークを介して
接続されたゲートキーパーを備えた通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークインタフェースを介
してネットワークに接続される一方で、公衆回線にも接
続されたリアルタイム型のファクシミリ装置(ネットワ
ークファクシミリ装置)と、前記ネットワークに接続さ
れたゲートキーパー(Gate Keeper)とを含む通信シス
テムにおいては、ゲートキーパーが、前記ネットワーク
ファクシミリ装置に対して、アドレス変換やネットワー
クの制御を行っていた。すなわち、前記ネットワークフ
ァクシミリ装置では、送信時に、ゲートキーパーのアド
レス変換テーブルよりIP(Internet Protocol)アド
レスを決定し、ネットワーク上のIPパケット通信によ
り従来のファックス同様の文書送信を行っていた。
【0003】この種の装置として関連するものには、特
開平10−107938号公報、特開平11−1776
23号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
ネットワークファクシミリ装置にアドレス変換テーブル
を保持せず、送信時、ゲートキーパーに対して送信先の
IPアドレスを問合せ、ゲートキーパーの保持している
アドレス変換テーブルを使用して、送信先のIPアドレ
スを取得していたので、何らかの理由でゲートキーパー
が停止していると送信先のIPアドレスが決定できなく
なり通信できないという不具合があった。
【0005】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、送信先のアドレスを通信装置側で決定可能な通信シ
ステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少なくとも、ファクシミリ通信機能およびパケット
通信機能を有し、ファクシミリ通信可能な公衆回線網に
接続される一方で、パケット通信可能なネットワークに
接続された通信装置と、前記ネットワークを介して前記
通信装置と接続され、前記通信装置に対するアドレス変
換を行なうためのアドレス変換テーブルを有するゲート
キーパーとを備えた通信システムであって、前記通信装
置で前記ゲートキーパーのアドレス変換テーブルの複写
内容を保持するように制御する保持制御手段を設けたこ
とに特徴がある。
【0007】LANインタフェース(例えば、イーサネ
ット(登録商標)相当のもの)を有し、インターネット
などのネットワークに接続される一方で、PSTN、I
SDN相当のインタフェースを有し、公衆回線網に接続
されて、IP(Internet Protocol)パケット通信によ
り、従来のファクシミリ通信と同様の文書を送信可能な
通信装置(例えば、リアルタイム型のインターネット対
応型ファクシミリ装置)と、インターネットを介して前
記ファクシミリ装置と接続されたゲートキーパーとから
なる通信システムにおいては、ゲートキーパーが前記フ
ァクシミリ装置に対して、IPアドレス変換やネットワ
ークの制御を行うこととなる。前記ファクシミリ装置
で、ゲートキーパーの保持しているアドレス変換テーブ
ルのコピーを保持することにより、何らかの理由でゲー
トキーパーが停止している場合も、前記ファクシミリ装
置側で送信先のIPアドレスを決定できることとなる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記保持制御手段は、前記通信装置で前記ゲートキ
ーパーのアドレス変換テーブルを予め設定した間隔で定
期的に複写・更新するように制御することに特徴があ
る。
【0009】前記ファクシミリ装置でゲートキーパーが
保持しているアドレス変換テーブルのコピーを保持し、
これを使用して、送信先のIPアドレスを特定する場合
は、送信先のIPアドレスの変更などでIPアドレスの
不一致が発生すると、通信できないという不具合が生じ
る。そこで、前記ファクシミリ装置で保持している、ゲ
ートキーパーのアドレス変換テーブルのコピーを定期的
に更新することにより、前記不具合を解消できることと
なる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1におい
て、前記保持制御手段は、前記ゲートキーパーのアドレ
ス変換テーブルが更新された場合、前記ゲートキーパー
から前記通信装置へ前記アドレス変換テーブルが更新さ
れた旨を通知し、前記通信装置は前記ゲートキーパーか
らの通知に応じ、自装置で保持していた前記アドレス変
換テーブルの複写を更新するように制御することに特徴
がある。
【0011】前記ファクシミリ装置でゲートキーパーが
保持しているアドレス変換テーブルのコピーを保持し、
これを定期的に更新する場合は、前記ゲートキーパーが
保持しているアドレス変換テーブルに変更がない場合で
も更新してしまうので効率が悪い。また、定期的に更新
内容を取得してから次の更新時期に到るまでの間に、前
記ゲートキーパーが保持しているアドレス変換テーブル
に変更があった場合には、IPアドレスが一致しなくな
り通信できないという不具合がある。そこで、前記ゲー
トキーパーのアドレス変換テーブルに変更があった場合
にのみ、前記ゲートキーパーから前記ファクシミリ装置
へその旨を通知し、前記ファクシミリ装置が保持してい
るアドレス変換テーブル(コピー)を更新することによ
り、無駄なアドレス変換テーブルの書き換えが発生しな
いこととなる。このような更新動作により、前記ファク
シミリ装置が保持しているアドレス変換テーブルと、前
記ゲートキーパーが保持しているアドレス変換テーブル
とは常に一致するので、正確に送信先のIPアドレスを
取得することができ、通信が可能となる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記保持制御手段は、前記ゲートキーパーのアドレ
ス変換テーブルが更新された場合、前記ゲートキーパー
から前記通信装置へ前記アドレス変換テーブルが更新さ
れた旨を電子メールによって通知し、前記通信装置は前
記ゲートキーパーからの電子メールによる通知に応じ、
自装置で保持していた前記アドレス変換テーブルの複写
を更新するように制御することに特徴がある。
【0013】前記ゲートキーパーのアドレス変換テーブ
ルに変更があった場合のみ、前記ゲートキーパーから前
記ファクシミリ装置へ電子メールでその旨を通知し、前
記ファクシミリ装置が保持しているアドレス変換テーブ
ル(コピー)を更新することにより、無駄なアドレス変
換テーブルの書き換えが発生せず、正確に送信先のIP
アドレスを取得できることとなる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかにおいて、前記保持制御手段は、前記ゲートキ
ーパーから前記通信装置に対し、更新対象のアドレス変
換テーブルの内容をftp送信するように制御すること
に特徴がある。
【0015】前記ゲートキーパーの保持しているアドレ
ス変換テーブルの内容を前記ファクシミリ装置に対して
ftp(File Transfer Protocol)送信することにより、
前記ファクシミリ装置側で送信先のIPアドレスを決定
できることとなる。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれかにおいて、前記ゲートキーパーを前記ネットワ
ーク上に複数配置し、複数のゲートキーパーのそれぞれ
で保持しているアドレス変換テーブルが同期するように
制御する同期制御手段を設けたことに特徴がある。
【0017】前記ゲートキーパーをネットワーク上に複
数した通信システムにおいて、前記ファクシミリ装置か
らあるゲートキーパーへ送信先を問い合わせ、このゲー
トキーパーが送信先を登録していない場合は、他のゲー
トキーパーに対して送信先を問い合わせることとなる。
そこで、各ゲートキーパーが保持しているアドレス変換
テーブルの同期をとることにより、前述の問い合わせが
不要となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて説明する。 [第1の実施形態]図1に示すように、本発明の第1の
実施の形態に係る通信システムは、インターネットなど
のネットワークに接続されたゲートキーパー200と、
前記ネットワークに接続される一方で、PSTNやIS
DNなどの公衆回線網に接続されたリアルタイム型のネ
ットワークファクシミリ装置100とを備える。より具
体的には、図2に示すように、インターネット上に2台
のネットワークファクシミリ装置(ここでは、リアルタ
イム型のインターネット対応型ファクシミリ装置(Inte
rnet FAX))100、100′およびゲートキーパー
200が配置され、インターネットのみを介して2台の
ネットワークファクシミリ装置100、100′が通信
するものがある。この構成で、インターネット上での通
信プロトコルはITU−T勧告T.38で規定されてい
る。また、ネットワークファクシミリ装置100、10
0′とゲートキーパー200との間では、ITU−T勧
告H.323で規定されたプロトコルで通信がなされ、
アドレス変換やネットワーク制御、呼制御などを行う。
【0019】なお、本実施形態に限らず、図3に示すよ
うに、インターネットに接続されたゲートキーパー20
0と、PSTNを経由し、ゲートウェイ400、40
0′を介してインターネットに接続された通常のG3フ
ァクシミリ装置300、300′とで、通信システムを
構成してもよい。この場合、G3ファクシミリ装置30
0、300′は、PSTNとインターネットを経由して
直接通信することとなる(ゲートウェイ型)。ここで
も、インターネット上での通信プロトコルはITU−T
勧告T.38で規定され、G3ファクシミリ装置30
0、300′とゲートキーパー200との間では、IT
U−T勧告H.323で規定されたプロトコルで通信が
なされ、アドレス変換やネットワーク制御、呼制御など
を行うこととなる。また、G3ファクシミリ装置30
0、300′とゲートウェイ400、400′との間で
は、ITU−T勧告T.30で規定されたプロトコルで
通信がなされる。
【0020】また、ネットワークファクシミリ装置10
0、100′のハードウェア構成(共通)は、図4に示
すとおりである。図4において、CPU1001は、装
置全体を制御し、特に本実施形態のアドレス変換テーブ
ルの取得・保持動作、あるいは他の実施形態のアドレス
変換テーブルの更新動作などを制御する。RAM100
3は、ファクシミリの制御に際して必要なデータを一時
保管したり、ネットワークの制御の際のプロトコル処理
を行うためのメモリである。また、RAM1003は、
ゲートキーパー200から取得したアドレス変換テーブ
ル1011のコピーを保持するために用いられる。な
お、アドレス変換テーブル1011のコピーを他の図示
しないメモリに保持するように構成してもよい。ROM
1002は、ファクシミリの制御手順や、ネットワーク
の制御手順を記憶しておく、読み出し専用メモリであ
る。画像蓄積メモリ1011′は、電子メールやファク
シミリを送受信する際にファイル蓄積用に使用するメモ
リである。スキャナ1051は、ファクシミリの送信操
作に必要となるデータ読み取り部である。タイマ101
2は、現時刻を計測するものである。プロッタ1052
は、受信したデータを紙に記録するための書き込み部で
ある。MODEM1031は、2値符号化された画情報
をPSTN公衆回線に伝送可能とするための変調、およ
び相手先からの変調された画情報の符号をもとの2値符
号に戻すための復調を実現するモデムである。網制御部
(NCU)1032は、相手先からのDTMF信号を検
出・解析するための検出器である。符号化復号化部(D
CR)1041は、スキャナ1051で読み取った2値
画像を圧縮し符号化するため、また相手先から送られて
きた圧縮符号をプロッタ1052によりプリントできる
ように2値画像に復号化するための符号化・復号化器で
ある。操作表示部(オペパネ) 1060は、ユーザが
ネットワークファクシミリ装置100、100′を操作
するために使用する入出力部である。LANコントロー
ラ1021は、ネットワークから受信したデータのデコ
ード、またネットワークへ送信するデータのエンコード
を行ったり、送信フレームや受信フレームのバッファリ
ングを行うネットワーク制御用LSIである。トランス
1022は、ネットワークからのデータを送受信するた
めのトランスフォーマである。タイマ1012は、現時
刻および一定時間を計測するものである。
【0021】また、ゲートキーパー200のハードウェ
ア構成は、図5に示すとおりである。図5において、C
PU1001′は、装置全体を制御し、特に本実施形態
のアドレス変換テーブルの取得・保持動作、あるいは他
の実施形態のアドレス変換テーブルの更新動作などを制
御する。RAM1003′は、ネットワーク制御に際
し、必要なデータを一時保持したり、ネットワークの制
御の際のプロトコル処理を行なうためのメモリである。
ROM1002′は、H.323の制御手順や、ネット
ワークの制御手順を記憶しておく、読み出し専用メモリ
である。アドレス変換テーブル1011は、ファクシミ
リ装置の電話番号をIPアドレスに変換するための電話
番号と、IPアドレスとを1対1に結び付けるためのテ
ーブルである。タイマ1012′は、アドレス変換テー
ブル1011の更新を定期的に行なうために、一定期間
を計測するためのタイマである。操作表示部(オペパ
ネ)1060′は、ユーザがゲートキーパー200を制
御するために使用する入出力部である。LANコントロ
ーラ1021′は、ネットワークから受信したデータの
デコード、またネットワークへ送信するデータのエンコ
ードを行なったり、送信フレームや受信フレームのバッ
ファリングを行なうネットワーク制御用LSIである。
トランス1022′は、ネットワークからのデータを送
受信するためのトランスフォーマである。
【0022】ここで、図6を参照しながら本実施形態の
アドレス変換テーブル取得動作を説明する。本実施形態
では、ネットワークファクシミリ装置100がゲートキ
ーパー200と通信する場合について述べる。
【0023】通常、ネットワークファクシミリ装置10
0は、電源投入時、ネットワーク上のゲートキーパー2
00に対し、自装置のアドレス登録を行うための通信を
行う。最初に、ネットワークファクシミリ装置100が
ネットワーク上のゲートキーパー200を探し、肯定応
答をしたゲートキーパー200に対し、自装置のアドレ
ス登録要求(RRQ)を送信し、ゲートキーパー200は
登録要求に対する登録完了の肯定応答(RCF)を送信す
る。これにより、ゲートキーパー200に対して自装置
のアドレス登録が完了したことになる。なお、ネットワ
ークファクシミリ装置100とゲートキーパー200と
の通信で扱われるメッセージは、RAS(Registration
Admission and Status)と総称されており、勧告H.3
23で規定されている。
【0024】また、ネットワークファクシミリ装置10
0がゲートキーパー200に対し、自装置のアドレス登
録完了後、オプションのRASメッセージ(NSM)によ
りアドレス変換テーブルの要求を行う。これを受けたゲ
ートキーパー200は、保持しているアドレス変換テー
ブル1011をネットワークファクシミリ装置100に
対して送信する。実際に、ネットワークファクシミリ装
置100が送信動作を行うときには、自装置内に保持し
ているアドレス変換テーブル1011のコピーより送信
先のIPアドレスを決定し、送信動作を行う。
【0025】なお、従来のネットワークファクシミリ装
置では、送信動作をするとき、ゲートキーパー200に
対して送信許可要求(ARQ)に送信先電話番号を付加し
て送信し、ゲートキーパー200はこれに応答し、肯定
応答(ACF)に送信先のIPアドレスを付加して送信す
る。この後、前記ネットワークファクシミリ装置は、こ
のIPアドレスを使用してインターネット上のIPパケ
ット通信により従来のファックス同様の通信を行う。
【0026】以上のように、本実施形態は、少なくと
も、ファクシミリ通信機能およびIPパケット通信機能
を有し、ファクシミリ通信可能なPSTNなどの公衆回
線網に接続される一方で、IPパケット通信可能なネッ
トワークに接続されたネットワークファクシミリ装置1
00、100′と、前記ネットワークを介してネットワ
ークファクシミリ装置100、100′と接続され、こ
のネットワークファクシミリ装置100、100′に対
するIPアドレス変換を行なうためのアドレス変換テー
ブル1011を有するゲートキーパー200とを備えた
通信システムに、ネットワークファクシミリ装置10
0、100′でゲートキーパー200のアドレス変換テ
ーブル1011の複写内容を保持するように制御するC
PU1001、1001′、LANコントローラ102
1、1021′などの保持制御手段を設けたので、前記
ネットワークファクシミリ装置100、100′は、ゲ
ートキーパー200の保持しているアドレス変換テーブ
ル1011のコピーを保持することにより、何らかの理
由でゲートキーパー200が停止している場合でも、前
記コピーを使用することにより送信先のIPアドレスを
自装置で決定できる。
【0027】これに限らず、通常は従来と同様のIP通
信を行ない、ゲートキーパー200が停止している場合
のみ、アドレス変換テーブル1011のコピーを用いて
送信先アドレスを決定するようにしてもよい。
【0028】[第2の実施形態]図7は、本発明の第2
の実施の形態に係るアドレス変換テーブル更新動作を示
す。なお、システム構成は第1の実施の形態と概ね同様
であるため、図1〜図5を用いるとともに、同一構成に
は同一符号を付与して説明を省略する。
【0029】本実施形態は、請求項2に係る発明を適用
したものであって、第1の実施形態とは、ネットワーク
ファクシミリ装置100に設けたタイマ1012で一定
時間(更新時間)を計測し、ゲートキーパー200に対
してアドレス変換テーブル1011の更新を要求する点
が相違している。この方法により、ネットワークファク
シミリ装置100は、ゲートキーパー200のアドレス
変換テーブル1011のコピーを定期的に更新するの
で、送信先のIPアドレスの変更などがあっても、IP
アドレスの不一致で通信できないという不具合を解消で
きる。
【0030】図7に示すように、ネットワークファクシ
ミリ装置100は、第1の実施形態に準じ、ゲートキー
パー200からアドレス変換テーブル1011の内容を
取得し、自装置内のRAM1003などに保持する。さ
らに、タイマ1012がカウントアップし、一定時間が
経過した場合、ネットワークファクシミリ装置100
は、第1の実施形態に準じ、ゲートキーパー200から
アドレス変換テーブル1011の内容を取得し、自装置
内に保持しているアドレス変換テーブル1011の内容
に上書き更新する。以下同様にタイマ1012がカウン
トアップされるたびに、第1の実施形態に準じた手順
で、ゲートキーパー200より最新のアドレス変換テー
ブルを取得し、上書き更新する動作を繰り返し実行す
る。
【0031】[第3の実施の形態]図8は、本発明の第
3の実施の形態に係るアドレス変換テーブル更新動作を
示す。なお、システム構成は第1の実施の形態と概ね同
様であるため、図1〜図5を用いるとともに、同一構成
には同一符号を付与して説明を省略する。
【0032】本実施形態は、請求項3に係る発明を適用
したものであって、第2の実施形態とは、ゲートキーパ
ー200で、他のネットワークファクシミリ装置10
0′(あるいは、図3に示したネットワークファクシミ
リ装置300′、ゲートウェイ400、400′など)
のアドレス登録が行われ、アドレス変換テーブル101
1の更新が行われた場合、ゲートキーパー200からネ
ットワークファクシミリ装置100に対してアドレス変
換テーブル1011の変更通知を行う点が相違してい
る。この方法により、ゲートキーパー200のアドレス
変換テーブル1011に変更があった場合にのみ、ネッ
トワークファクシミリ装置100が保持しているアドレ
ス変換テーブル(コピー)を更新するので、無駄なアド
レス変換テーブル(コピー)の書き換えは発生せず、か
つ正確に送信先のIPアドレスを取得できるという効果
も得られる。
【0033】図8に示すように、ネットワークファクシ
ミリ装置100は、第2の実施形態に準じ、ゲートキー
パー200からアドレス変換テーブル1011の内容を
取得し、自装置内のRAM1003などに保持する。さ
らに、アドレス変換テーブル1011の更新が行われた
場合、ゲートキーパー200は、アドレス変換テーブル
変更通知(NSM)によりネットワークファクシミリ装
置100に対して更新が行われた旨を通知する。これを
受けたネットワークファクシミリ装置100は、アドレ
ス変換テーブル要求(NSM)を送信し、ゲートキーパー
200はアドレス変換テーブル1011をネットワーク
ファクシミリ装置100に送信する。ネットワークファ
クシミリ装置100は、変更されたアドレス変換テーブ
ル1011の内容を取得し、自装置内に保持しているア
ドレス変換テーブル1011を上書き更新する。以降、
ゲートキーパー200でアドレス変換テーブル1011
が更新される度に同様の更新動作を繰り返し実行する。
【0034】[第4の実施形態]図9は、本発明の第4
の実施の形態に係るアドレス変換テーブル更新動作を示
す。なお、システム構成は第1の実施の形態と概ね同様
であるため、図1〜図5を用いるとともに、同一構成に
は同一符号を付与して説明を省略する。
【0035】本実施形態は、請求項4に係る発明を適用
したものであって、第3の実施形態とは、ゲートキーパ
ー200に電子メールの送信機能(例えば、SMTP
(Simple Mail Transfer Protocol))を設ける一方
で、ネットワークファクシミリ装置100に電子メール
の受信機能(例えば、POP(Post Office Protoco
l)3)を設け、ゲートキーパー200で、他のネット
ワークファクシミリ装置100′(あるいは、図3に示
したネットワークファクシミリ装置300′、ゲートウ
ェイ400、400′など)のアドレス登録が行われ、
アドレス変換テーブル1011の更新が行われた場合、
ゲートキーパー200からネットワークファクシミリ装
置100に対して電子メールによってアドレス変換テー
ブル1011の変更通知を行う点が相違している。この
方法により、ゲートキーパー200のアドレス変換テー
ブル1011に変更があった場合のみ、電子メールでそ
の旨を通知するので、前述のように無駄なアドレス変換
テーブル(コピー)の書き換えが発生せず、正確に送信
先のIPアドレスを取得できる。
【0036】図9に示すように、ネットワークファクシ
ミリ装置100は、第3の実施形態に準じ、ゲートキー
パー200からアドレス変換テーブル1011の内容を
取得し、自装置内のRAM1003などに保持する。さ
らに、アドレス変換テーブル1011の更新が行われた
場合、ゲートキーパー200は、アドレス変換テーブル
1011が更新された旨を伝える電子メールを作成し、
SMTPなどでネットワークファクシミリ装置100に
対して通知する。前記電子メールを受けたネットワーク
ファクシミリ装置100は、アドレス変換テーブル要求
(NSM)を送信し、ゲートキーパー200はアドレス変
換テーブル1011をネットワークファクシミリ装置1
00に送信する。ネットワークファクシミリ装置100
は、前記電子メールをPOP3などで受信し、ゲートキ
ーパー200の保持しているアドレス変換テーブル10
11が更新されたと判断し、変更されたアドレス変換テ
ーブル1011の内容を取得して、自装置内に保持して
いるアドレス変換テーブル1011を上書き更新する。
以降、ゲートキーパー200でアドレス変換テーブル1
011が更新される度に同様の更新動作を繰り返し実行
する。
【0037】[第5の実施の形態]図10は、本発明の
第5の実施の形態に係るアドレス変換テーブル更新動作
を示す。なお、システム構成は第1の実施の形態と概ね
同様であるため、図1〜図5を用いるとともに、同一構
成には同一符号を付与して説明を省略する。
【0038】本実施形態は、請求項5に係る発明を適用
したものであって、第4の実施形態とは、ゲートキーパ
ー200およびネットワークファクシミリ装置100に
ftp(File Transfer Protocol)による送受信機能を設
け、ゲートキーパー200で、他のネットワークファク
シミリ装置100′(あるいは、図3に示したネットワ
ークファクシミリ装置300′、ゲートウェイ400、
400′など)のアドレス登録が行われ、アドレス変換
テーブル1011の更新が行われた場合、ゲートキーパ
ー200はftpクライアントとして機能することでネ
ットワークファクシミリ装置100に対してアクセス
し、ネットワークファクシミリ装置100は、ftpサ
ーバとして機能することで、ゲートキーパー200から
更新後のアドレス変換テーブル1011の内容を取得す
る点が相違している。この方法により、ゲートキーパー
200の保持しているアドレス変換テーブル1011の
内容をネットワークファクシミリ装置100に対してf
tp送信するので、ネットワークファクシミリ装置10
0側で送信先のIPアドレスを決定できる。
【0039】図10に示すように、ネットワークファク
シミリ装置100は、第4の実施形態に準じ、ゲートキ
ーパー200からアドレス変換テーブル1011の内容
を取得し、自装置内のRAM1003などに保持する。
さらに、アドレス変換テーブル1011の更新が行われ
た場合、ゲートキーパー200は、ftpプロトコルを
起動し、ftpクライアントとして機能して、ネットワ
ークファクシミリ装置100に対してアクセスする。こ
れに対し、ネットワークファクシミリ装置100はft
pサーバとして機能し、ゲートキーパー200に対して
応答する。ゲートキーパー200は、ネットワークファ
クシミリ装置100に対し、更新されたアドレス変換テ
ーブル1011の内容をftp手順でファイル転送す
る。このファイル転送を受けたネットワークファクシミ
リ装置100は、更新後のアドレス変換テーブル101
1の内容を取得し、この内容を自装置内に保持している
アドレス変換テーブル1011に上書き更新する。以
降、ゲートキーパー200でアドレス変換テーブル10
11が更新される度に同様の更新動作を繰り返し実行す
る。なお、ftp手順については、RFC1123で規
定されているので動作説明を省略する。
【0040】[第6の実施の形態]図11は、本発明の
第6の実施の形態に係る通信システムの構成を示す。本
実施形態は、請求項6に係る発明を適用したものであ
る。
【0041】図11に示すように、本発明の第6の実施
の形態に係る通信システムは、インターネットなどのネ
ットワークに接続された複数(2台)のゲートキーパー
200、200′と、前記ネットワークに接続される一
方で、PSTNやISDNなどの公衆回線網に接続され
たリアルタイム型のネットワークファクシミリ装置10
0とを備える。より具体的には、第1の実施の形態(図
2)に準じ、インターネット上に複数のネットワークフ
ァクシミリ装置(Internet FAX)および複数のゲート
キーパーが配置され、インターネットのみを介して前記
ネットワークファクシミリ装置が通信するものがある。
この構成で、インターネット上での通信プロトコルはI
TU−T勧告T.38で規定されている。また、ネット
ワークファクシミリ装置とゲートキーパーとの間では、
ITU−T勧告H.323で規定されたプロトコルで通
信がなされ、アドレス変換やネットワーク制御、呼制御
などを行う。
【0042】なお、本実施形態に限らず、図3の構成に
準じ、インターネットに接続された複数のゲートキーパ
ーと、PSTNを経由し、ゲートウェイを介してインタ
ーネットに接続された複数のG3ファクシミリ装置と
で、通信システムを構成してもよい。この場合、G3フ
ァクシミリ装置は、PSTNとインターネットを経由し
て直接通信することとなる(ゲートウェイ型)。ここで
も、インターネット上での通信プロトコルはITU−T
勧告T.38で規定され、複数のネットワークファクシ
ミリ装置と複数のゲートキーパーとの間では、ITU−
T勧告H.323で規定されたプロトコルで通信がなさ
れ、アドレス変換やネットワーク制御、呼制御などを行
うこととなる。また、G3ファクシミリ装置300、3
00′とゲートウェイ400、400′との間では、I
TU−T勧告T.30で規定されたプロトコルで通信が
なされる。
【0043】また、ネットワークファクシミリ装置10
0およびゲートキーパー200、200′のハードウェ
ア構成(共通)は、第1の実施の形態(図4)と概ね同
様であるため、図4、図5を用いるとともに同一構成に
は同一符号を付与して説明を省略する。
【0044】ここで、図12を参照しながら本実施形態
のアドレス変換テーブルの同期・更新動作を説明する。
本実施形態では、ゲートキーパー200、200′の間
でアドレス変換テーブルを同期する場合について述べ
る。
【0045】所定のゲートキーパー200は、ゲートキ
ーパー200′に対し、このゲートキーパー200′が
保持しているアドレス変換テーブル1011の送信要求
を行なう。こうして、ゲートキーパー200′から前記
アドレス変換テーブルの内容が送信されると、ゲートキ
ーパー200は、送信されたアドレス変換テーブルの内
容と自アドレス変換テーブルの内容との差分を求め、自
アドレス変換テーブルに登録されていないアドレスを新
規登録し、さらに、ゲートキーパー200′に対し、自
アドレス変換テーブルのみに登録されているアドレスの
登録要求を送信する。
【0046】こうして、ゲートキーパー200から前記
アドレスの登録要求が送信されると、ゲートキーパー2
00′は、アドレスの登録要求に応じて、自アドレス変
換テーブルに未登録の前記アドレスを新規登録する。以
降、これらの相互更新動作を繰り返し実行することとな
る。
【0047】以上のように、本実施形態は、少なくと
も、ファクシミリ通信機能およびIPパケット通信機能
を有し、ファクシミリ通信可能なPSTNなどの公衆回
線網に接続される一方で、IPパケット通信可能なネッ
トワークに接続されたネットワークファクシミリ装置1
00、100′と、前記ネットワークを介してネットワ
ークファクシミリ装置100、100′と接続され、こ
のネットワークファクシミリ装置100、100′に対
するIPアドレス変換を行なうためのアドレス変換テー
ブル1011を有する複数のゲートキーパー200、2
00′とを備えた通信システムに、ネットワークファク
シミリ装置100、100′でゲートキーパー200、
200′のアドレス変換テーブルの複写内容を保持する
ように制御するCPU1001、1001′、LANコ
ントローラ1021、1021′などの保持制御手段
と、複数のゲートキーパー200、200′のそれぞれ
で保持しているアドレス変換テーブルが同期するように
制御するCPU1001′、LANコントローラ102
1′などの同期制御手段とを設けたので、各ゲートキー
パーが保持しているアドレス変換テーブルの同期をとる
ことができ、ネットワークファクシミリ装置100、1
00′はいずれのゲートキーパーに問い合わせても、同
一のアドレス変換テーブルの内容を取得してそのコピー
を保持することができる。なお、本実施形態に前述の第
1〜第5の実施形態を適用することも可能である。
【0048】[第7の実施の形態]図13は、本発明の
第7の実施の形態に係るアドレス変換テーブル更新動作
を示す。なお、システム構成は第6の実施の形態と概ね
同様であるため、図2〜図5、図11を用いるととも
に、同一構成には同一符号を付与して説明を省略する。
【0049】本実施形態は、第6の実施形態とは、ある
ゲートキーパー200に設けたタイマ1012′で一定
時間(更新時間)を計測し、ゲートキーパー200′に
対してアドレス変換テーブルの送信を要求する点が相違
している。この方法により、各ゲートキーパーが保持し
ているアドレス変換テーブルの同期を定期的にとること
ができ、一部のゲートキーパーが保持しているアドレス
変換テーブルで送信先のIPアドレスの変更などがあっ
ても、ネットワークファクシミリ装置100は正確かつ
同一なIPアドレスを取得して確実に通信できる。
【0050】図13に示すように、ゲートキーパー20
0は、第6の実施の形態に準じ、ゲートキーパー200
は、ゲートキーパー200′に対し、このゲートキーパ
ー200′が保持しているアドレス変換テーブル101
1の送信要求を行ない、自アドレス変換テーブルに登録
されていないアドレスを新規登録する。さらに、ゲート
キーパー200は、ゲートキーパー200′に対し、自
アドレス変換テーブルのみに登録されているアドレスの
登録要求を送信し、ゲートキーパー200′は、前記ア
ドレスを新規登録する。
【0051】この後、ゲートキーパー200のタイマ1
012′がカウンとアップし、予め設定した一定時間が
経過すると、ゲートキーパー200は、ゲートキーパー
200′に対し、前述のようにアドレス変換テーブルの
送信要求を行ない、ゲートキーパー200′から前記ア
ドレス変換テーブルの内容が送信されると、その内容と
自アドレス変換テーブルの内容との差分を求め、自アド
レス変換テーブルに登録されていないアドレスを新規登
録し、さらに、ゲートキーパー200′に対し、自アド
レス変換テーブルのみに登録されているアドレスの登録
要求を送信する。一方、ゲートキーパー200′は、前
記アドレスの登録要求に応じて、自アドレス変換テーブ
ルに未登録の前記アドレスを新規登録する。
【0052】以降、予め設定した所定時間が経過する度
に、ゲートキーパー200からゲートキーパー200′
に対するアドレス変換テーブル送信要求、および未登録
アドレスの登録要求を行い、相互更新動作を繰り返し実
行することとなる。なお、本実施形態に前述の第1〜第
5の実施形態を適用することも可能である。
【0053】[第8の実施の形態]図14は、本発明の
第8の実施の形態に係るアドレス変換テーブル更新動作
を示す。なお、システム構成は第6の実施の形態と概ね
同様であるため、図2〜図5、図11を用いるととも
に、同一構成には同一符号を付与して説明を省略する。
【0054】本実施形態は、第7の実施形態とは、ある
ゲートキーパー200でアドレス変換テーブルが更新さ
れた場合は、ゲートキーパー200′に対し、アドレス
変換テーブルの変更を通知し、更新されたアドレスの登
録要求を送信する点が相違している。この方法により、
一部のゲートキーパーでアドレス変換テーブルの変更が
あった場合のみ、ゲートキーパー間の同期をとるので、
無駄なアドレス変換テーブルの書き換えが発生せず、ネ
ットワークの通信負荷を抑制できる。また、ネットワー
クファクシミリ装置100は、いずれのゲートキーパー
200、200′に問い合わせても、同一かつ正確なア
ドレス変換テーブルの内容を取得・保持し、自装置で送
信先のIPアドレスを決定できるという効果も得られ
る。
【0055】図14に示すように、あるゲートキーパー
200で、ネットワークファクシミリ装置100のアド
レス登録が行なわれ、ゲートキーパー200のアドレス
変換テーブル1011が更新された場合は、ゲートキー
パー200からゲートキーパー200′に対し、アドレ
ス変換テーブルの変更を通知し、追加されたアドレスの
登録要求および登録アドレス(ネットワークファクシミ
リ装置100のアドレス)を送信する。
【0056】こうして、ゲートキーパー200から前記
アドレス変換テーブルの変更通知、アドレス登録要求、
および登録内容が送信されると、ゲートキーパー20
0′は、自アドレス変換テーブル1011にネットワー
クファクシミリ装置100のアドレスを新規登録して更
新する。さらに、ゲートキーパー200′で、他のネッ
トワークファクシミリ装置100′からアドレス登録が
なされた場合は、ゲートキーパー200′からゲートキ
ーパー200に対し、前述と同様に、アドレス変換テー
ブルの変更を通知し、追加されたアドレスの登録要求お
よび登録アドレス(ネットワークファクシミリ装置10
0のアドレス)を送信する。
【0057】以降、いずれかのゲートキーパーで当該ア
ドレス変換テーブルの更新がなされる度に、当該ゲート
キーパーから他のゲートキーパーに対するアドレス変換
テーブル送信要求、および未登録アドレスの登録要求を
行い、相互更新動作を繰り返し実行することとなる。な
お、本実施形態に前述の第1〜第5の実施形態を適用す
ることも可能である。
【0058】ここで、ネットワークファクシミリ装置
(あるいは、リアルタイム型のインターネット対応型フ
ァクシミリ装置)100、100′などが前記通信装置
を構成し、CPU1001、1001′、LANコント
ローラ1021、1021′などが前記保持制御手段を
構成し、CPU1001′、LANコントローラ102
1′などが前記同期制御手段を構成する。
【0059】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ネット
ワークに接続された通信装置(例えば、ネットワークフ
ァクシミリ装置)で、ネットワーク上のゲートキーパー
が保持しているアドレス変換テーブルのコピーを保持す
るので、何らかの理由で前記ゲートキーパーが停止して
いる場合でも、前記アドレス変換テーブルのコピーを用
いて送信先のアドレスを決定し、通信することが可能で
ある。
【0060】請求項2に記載の発明によれば、例えば、
ネットワークファクシミリ装置で、ネットワーク上のゲ
ートキーパーが保持しているアドレス変換テーブルのコ
ピーを保持し、これを定期的に更新するので、送信先の
アドレスが変更された場合などでも、前記アドレス変換
テーブルのコピーを用いて送信先のアドレスを正確に取
得し、通信することが可能である。
【0061】請求項3に記載の発明によれば、ネットワ
ーク上のゲートキーパーでアドレス変換テーブルに変更
があった場合のみ、ネットワークファクシミリ装置など
の通信装置が保持しているアドレス変換テーブルのコピ
ーを更新するので、無駄なアドレス変換テーブルの書き
換えが発生せず、効率が良い。また、前記通信装置が保
持しているアドレス変換テーブルと、前記ゲートキーパ
ーが保持しているアドレス変換テーブルとは常に一致す
るので、前記ゲートキーパーが保持しているアドレス変
換テーブルが変更されても、前記通信装置は正確に送信
先のアドレスを取得して通信できる。
【0062】請求項4に記載の発明によれば、ネットワ
ーク上のゲートキーパーでアドレス変換テーブルに変更
があった場合のみ、前記ゲートキーパーからネットワー
クファクシミリ装置などの通信装置へ電子メールでその
旨を通知し、前記通信装置が保持しているアドレス変換
テーブル(コピー)を更新することにより、無駄なアド
レス変換テーブルの書き換えが発生せず、正確に送信先
のアドレスを取得できる。
【0063】請求項5に記載の発明によれば、ネットワ
ーク上のゲートキーパーで保持しているアドレス変換テ
ーブルの内容をネットワークファクシミリ装置などの通
信装置に対してftp(File Transfer Protocol)送信す
るので、前記通信装置は前記アドレス変換テーブルのコ
ピーを用い、送信先のアドレスを正確に決定できる。
【0064】請求項6に記載の発明によれば、ネットワ
ーク上に複数のゲートキーパーがある場合、各ゲートキ
ーパーで保持しているアドレス変換テーブルの同期をと
り、その登録内容を同一とすることができる。
【0065】以上説明したように、本発明によれば、ネ
ットワーク上の通信システムで、送信先のアドレスをゲ
ートキーパーによらず、通信装置側で決定することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る通信システム
の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る通信システム
(具体例)の構成図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る通信システム(具
体例)の構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
ファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るゲートキーパ
ーの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るアドレス変換
テーブル取得動作を示すシーケンス図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るアドレス変換
テーブル更新動作(ネットワークファクシミリ装置/ゲ
ートキーパー間)を示すシーケンス図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るアドレス変換
テーブル更新動作(ネットワークファクシミリ装置/ゲ
ートキーパー間)を示すシーケンス図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係るアドレス変換
テーブル更新動作(ネットワークファクシミリ装置/ゲ
ートキーパー間)を示すシーケンス図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係るアドレス変
換テーブル更新動作(ネットワークファクシミリ装置/
ゲートキーパー間)を示すシーケンス図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態に係る通信システ
ムの構成図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態に係るアドレス変
換テーブル更新動作(ゲートキーパー/ゲートキーパー
間)を示すシーケンス図である。
【図13】本発明の第7の実施の形態に係るアドレス変
換テーブル更新動作(ゲートキーパー/ゲートキーパー
間)を示すシーケンス図である。
【図14】本発明の第8の実施の形態に係るアドレス変
換テーブル更新動作(ゲートキーパー/ゲートキーパー
間)を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
100、100′ ネットワークファクシミリ装置 200、200′ ゲートキーパー 300、300′ G3ファクシミリ装置 400、400′ ゲートウェイ 1001、1001′ CPU 1002、1002′ ROM 1003、1003′ RAM 1011 アドレス変換テーブル 1011′ 画像蓄積メモリ 1041 符号化復号化部(DCR) 1051 スキャナ 1052 プロッタ 1060、1060′ 操作表示部(オペパネ) 1022、1022′ トランス 1032 網制御部(NCU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AA21 AB42 AC43 AF02 BA04 5C075 AB90 BA08 CA14 CD07 5K030 HB04 HC02 HD03 HD05 HD09 JT05 KA05 5K051 AA01 BB03 DD03 EE01 FF04 FF11 HH17 HH27 5K101 KK01 LL05 NN02 NN21 PP03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、ファクシミリ通信機能および
    パケット通信機能を有し、ファクシミリ通信可能な公衆
    回線網に接続される一方で、パケット通信可能なネット
    ワークに接続された通信装置と、前記ネットワークを介
    して前記通信装置と接続され、前記通信装置に対するア
    ドレス変換を行なうためのアドレス変換テーブルを有す
    るゲートキーパーとを備えた通信システムであって、 前記通信装置で前記ゲートキーパーのアドレス変換テー
    ブルの複写内容を保持するように制御する保持制御手段
    を設けたことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】前記保持制御手段は、前記通信装置で前記
    ゲートキーパーのアドレス変換テーブルを予め設定した
    間隔で定期的に複写・更新するように制御することを特
    徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】前記保持制御手段は、前記ゲートキーパー
    のアドレス変換テーブルが更新された場合、前記ゲート
    キーパーから前記通信装置へ前記アドレス変換テーブル
    が更新された旨を通知し、前記通信装置は前記ゲートキ
    ーパーからの通知に応じ、自装置で保持していた前記ア
    ドレス変換テーブルの複写を更新するように制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】前記保持制御手段は、前記ゲートキーパー
    のアドレス変換テーブルが更新された場合、前記ゲート
    キーパーから前記通信装置へ前記アドレス変換テーブル
    が更新された旨を電子メールによって通知し、前記通信
    装置は前記ゲートキーパーからの電子メールによる通知
    に応じ、自装置で保持していた前記アドレス変換テーブ
    ルの複写を更新するように制御することを特徴とする請
    求項3に記載の通信システム。
  5. 【請求項5】前記保持制御手段は、前記ゲートキーパー
    から前記通信装置に対し、更新対象のアドレス変換テー
    ブルの内容をftp送信するように制御することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の通信システム。
  6. 【請求項6】前記ゲートキーパーを前記ネットワーク上
    に複数配置し、複数のゲートキーパーのそれぞれで保持
    しているアドレス変換テーブルが同期するように制御す
    る同期制御手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010068146A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Murata Machinery Ltd ファクシミリデータ中継装置及びファクシミリデータ中継システム
JP2013244358A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Glory Ltd 管理システム、管理装置及び管理方法

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