JP2002217778A - 直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方法及び装置 - Google Patents

直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方法及び装置

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JP2002217778A
JP2002217778A JP2001008528A JP2001008528A JP2002217778A JP 2002217778 A JP2002217778 A JP 2002217778A JP 2001008528 A JP2001008528 A JP 2001008528A JP 2001008528 A JP2001008528 A JP 2001008528A JP 2002217778 A JP2002217778 A JP 2002217778A
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Masakazu Takahashi
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペク
トル通信方式における伝送特性はそのままに、平均送信
信号電力を低減する。 【解決手段】 情報信号の送信側において、振幅が±1
で構成される長さがLチップの系列N個(N=2の2n
乗。但し、nは0以上の整数)からなる自己相補系列に
対し、該自己相補系列の各系列をN回繰返した長さNL
の繰返し系列の前部外側と後部外側のそれぞれに、Kチ
ップ(K≦L)の0を付加して生成したN個の0付加拡
張系列を拡散符号として、情報信号をそれぞれスペクト
ル拡散する。情報信号の受信側において、前記自己相補
系列の各系列をN回繰返した長さNLの繰返し系列の前
部外側と後部外側のそれぞれに、該自己相補系列の後部
と前部の複数チップをKチップ付加して生成したN個の
チップ付加拡張系列を逆拡散符号として、受信信号をそ
れぞれ逆拡散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接拡散型相補系
列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方法及び装置に
関し、特に平均送信信号電力を低減させるに好適な方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動体通信の通信方式として、符号分割
多重(CDMA)通信方式が広く用いられている。符号
分割多重通信方式は、周波数分割多重通信(FDMA)
や時分割多重通信(TDMA)に比して、同一チャンネ
ル内で多重できる信号の数を極めて多くできる利点があ
ることから、今後も更なる普及が期待されている。
【0003】符号分割多重通信における一つの有効な実
施形態が、本出願人らにより、相補系列繰返し変調形櫛
の歯状スペクトル通信方式として提案されている(特開
平11−261448号公報)。特開平11−2614
48号公報で開示されている相補系列繰返し変調形櫛の
歯状スペクトル通信方式は、振幅が±1で構成される長
さがLチップの系列N個からなる自己相補系列N組を用
いた符号分割多元接続通信方式のうち、該自己相補系列
の各系列をN回繰返した長さNLの繰返し系列の前部外
側と後部外側のそれぞれに、自己相補系列の後部と前部
の複製チップをKチップ(K≦L)付加した長さNL+
2Kチップのチップ付加拡張系列を用いて情報信号を送
信することが行われる。そして、この信号を受信する受
信機側では、送信機が用いた自己相補系列と同一系列を
N回繰返した長さNLチップの繰返し系列を用いて整合
フィルタにて受信信号より情報信号を復調することが行
われる。このような通信方式を用いることにより、受信
側で、鋭い自己相関特性が得られると共に、相互相関特
性を0とすることができ、これによって干渉波による影
響を極小にできるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送信機
側で用いる前記チップ付加拡張系列は、受信機側の整合
フィルタに用いる繰返し系列より長さが2Kチップ分長
いため、この2Kチップ分の信号は復調信号に寄与せ
ず、送信機は2Kチップ分、送信電力を余分に出力して
いることになる。
【0005】従って本発明は、相補系列繰返し変調形櫛
の歯状スペクトル通信にて、特開平11−261448
号公報で開示されている伝送特性はそのままに、平均送
信信号電力のみを低減させることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状ス
ペクトル通信方法であって、情報信号の送信側におい
て、振幅が±1で構成される長さがLチップの系列N個
(N=2の2n乗。但し、nは0以上の整数)からなる
自己相補系列に対し、該自己相補系列の各系列をN回繰
返した長さNLの繰返し系列の前部外側と後部外側のそ
れぞれに、Kチップ(K≦L)の0を付加して生成した
N個の0付加拡張系列を拡散符号として、情報信号をそ
れぞれスペクトル拡散し、情報信号の受信側において、
前記0付加拡張系列を生成するために用いた自己相補系
列の各系列をN回繰返した長さNLの繰返し系列の前部
外側と後部外側のそれぞれに、該自己相補系列の後部と
前部の複数チップをKチップ付加して生成したN個のチ
ップ付加拡張系列を逆拡散符号として、受信信号をそれ
ぞれ逆拡散し、これに基づいて受信信号の相関特性を得
ることを特徴としている。
【0007】また、本発明は、直接拡散型相補系列繰返
し変調形櫛の歯状スペクトル通信方法であって、情報信
号の送信側において、送信する情報信号を生成する手順
と、N個(N=2の2n乗。但し、nは0以上の整数)
の0付加拡張系列を拡散符号として、前記情報信号をそ
れぞれスペクトル拡散する手順であって、前記0付加拡
張系列が、振幅が±1で構成される長さがLチップの系
列N個(N=2の2n乗。但し、nは0以上の整数)か
らなる自己相補系列に対し、該自己相補系列の各系列を
N回繰返した長さNLの繰返し系列の前部外側と後部外
側のそれぞれに、Kチップ(K≦L)の0を付加して生
成したものである前記手順と、前記0付加拡張系列によ
ってスペクトル拡散されたN個の情報信号を、所定周波
数のN個のシフト搬送波でそれぞれ変調する手順と、前
記N個のシフト搬送波でそれぞれ変調された情報信号を
合成する手順と、前記合成された情報信号を伝送路上へ
送出する手順と、を備え、情報信号の受信側において、
前記N個のシフト搬送波に用いられた所定周波数のN個
の信号により、受信信号を復調する手順と、前記N個の
信号により復調されたN個の受信信号を、チップ付加拡
張系列を逆拡散符号として、それぞれ逆拡散し、これに
基づいて受信信号の相関特性を得る手順であって、前記
チップ付加拡張系列が、前記0付加拡張系列を生成する
ために用いた自己相補系列の各系列をN回繰返した長さ
NLの繰返し系列の前部外側と後部外側のそれぞれに、
該自己相補系列の後部と前部の複数チップをKチップ付
加して生成したものである前記手順と、を備えたことを
特徴としている。
【0008】更に本発明は、直接拡散型相補系列繰返し
変調形櫛の歯状スペクトル通信装置であって、情報信号
の送信装置が、送信する情報信号を生成する手段と、N
個(N=2の2n乗。但し、nは0以上の整数)の0付
加拡張系列を拡散符号として、前記情報信号をそれぞれ
スペクトル拡散する手段であって、前記0付加拡張系列
が、振幅が±1で構成される長さがLチップの系列N個
(N=2の2n乗。但し、nは0以上の整数)からなる
自己相補系列に対し、該自己相補系列の各系列をN回繰
返した長さNLの繰返し系列の前部外側と後部外側のそ
れぞれに、Kチップ(K≦L)の0を付加して生成した
ものである前記手段と、前記0付加拡張系列によってス
ペクトル拡散されたN個の情報信号を、所定周波数のN
個のシフト搬送波でそれぞれ変調する手段と、前記N個
のシフト搬送波でそれぞれ変調された情報信号を合成す
る手段と、前記合成された情報信号を伝送路上へ送出す
る手段と、を備え、情報信号の受信装置が、前記N個の
シフト搬送波に用いられた所定周波数のN個の信号によ
り、受信信号を復調する手段と、前記N個の信号により
復調されたN個の受信信号を、チップ付加拡張系列を逆
拡散符号として、それぞれ逆拡散し、これに基づいて受
信信号の相関特性を得る手段であって、前記チップ付加
拡張系列が、前記0付加拡張系列を生成するために用い
た自己相補系列の各系列をN回繰返した長さNLの繰返
し系列の前部外側と後部外側のそれぞれに、該自己相補
系列の後部と前部の複数チップをKチップ付加して生成
したものである前記手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図示した一実施形態に基い
て本発明を詳細に説明する。本発明を説明するに際し、
ここでは、利用者が4人の場合に基づく通信装置を例と
して用いる。図1は、本発明に係る相補系列繰返し変調
形櫛の歯状スペクトル通信装置の一実施形態を示す機能
ブロック図である。本図では、利用者Aから利用者B
に、利用者Cから利用者Dに情報信号を伝送する場合の
システム構成のみが示され、他の通信系は省略されてい
る。
【0010】図に示すスペクトル通信装置は、その送信
系として、利用者A、Cが所有する送信機1、3を備え
る。各送信機1(3)は、送信情報a(b)を出力する
送信情報発生器10(20)と、各利用者に割り当てる
拡散符号を発生する一対の拡散符号発生器11α、11
β(21α、21β)と、送信情報a(b)に各拡散符
号発生器による出力信号を乗算して送信情報をスペクト
ル拡散する第1の一対の乗算器12α、12β(22
α、22β)と、第1の一対のローカル信号発生器13
α、13β(23α、23β)と、上記各第1の乗算器
の出力信号を上記第1の一対のローカル信号発生器の出
力信号と乗算してスペクトル拡散した送信信号a(b)
を変調する第2の一対の乗算器(ミキサ)14α、14
β(24α、24β)と、該第2の一対の乗算器の出力
を加算する第1の加算器15(25)とから構成され
る。前記第1の加算器15(25)の出力は、送信信号
として空間を媒体とする伝送路19上に伝送される。
【0011】また、スペクトル通信装置は、その受信系
として、利用者B、Dが所有する受信機2、4を備え
る。各受信機2(4)は、第2の一対のローカル信号発
振器30α、30β(40α、40β)と、伝送路19
を介して導かれる受信信号19a(19b)に前記第2
の一対のローカル信号発振器の出力信号を乗算して受信
信号を復調する第3の一対の乗算器(ミキサ)31α、
31β(41α、41β)と、その出力を入力とする一
対の整合フィルタ32α、32β(42α、42β)
と、該整合フィルタ32α、32β(42α、42β)
の出力を加算する第2の加算器33(43)とから構成
される。ここで、各整合フィルタ32α、32β(42
α、42β)は、利用者に割り当てる逆拡散符号を発生
する一対の拡散符号発生器34α、34β(44α、4
4β)、入力信号に前記拡散符号発生器の出力信号を乗
算して信号の逆拡散を行う第4の一対の乗算器35α、
35β(45α、45β)、及び該乗算器による出力値
を積分する一対の積分器36α、36β(46α、46
β)を備え、これは時間相関器として機能される。
【0012】以上の装置構成は、基本的に、特開平11
−261448号公報に開示された通信装置と同じ構成
を有している。しかしながら、本発明に係る通信装置に
おいては、その送信機1、3側で、以下の手順により生
成される0付加拡張系列を送信信号の拡散符号として用
い、また、その受信機2、4側で、同じく以下の手順に
より生成されるチップ付加拡張系列を受信信号の逆拡散
符号として用いている。
【0013】以下では、0付加拡張系列及びチップ付加
拡張系列の生成手順について説明する。これらの拡張系
列の元となる自己相補系列は、振幅が±1で構成される
長さがLチップの系列N個からなるN組で構成される。
ここで、Nは、N=2の2n乗(但し、nは0以上の整
数)、すなわち、2、4、16、256、6553
6、...である。説明を容易にするために、ここで
は、L=4、N=2の場合の自己相補系列に基づくこれ
らの拡張系列の生成について説明する。
【0014】長さL=4チップの系列N=2個からなる
N=2組の自己相補系列を以下に示す。 A0 = ( 1, 1, 1,-1) (1) A1 = ( 1,-1, 1, 1) (2) B0 = ( 1, 1,-1, 1) (3) B1 = ( 1,-1,-1,-1) (4)
【0015】(1)式〜(4)式の自己相補系列を、各々N=
2回繰返した繰返し系列を以下に示す。 A0A0 = ( 1, 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1) (5) A1A1 = ( 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1, 1) (6) B0B0 = ( 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1) (7) B1B1 = ( 1,-1,-1,-1, 1,-1,-1,-1) (8)
【0016】(5)式〜(8)式の繰返し系列の前部外側と後
部外側のそれぞれに、K=4チップの0を付加した0付
加拡張系列を以下に示す。 V0 = ( 0, 0, 0, 0, 1, 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 0, 0, 0, 0) (9) V1 = ( 0, 0, 0, 0, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1, 1, 0, 0, 0, 0) (10) W0 = ( 0, 0, 0, 0, 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1, 0, 0, 0, 0) (11) W1 = ( 0, 0, 0, 0, 1,-1,-1,-1, 1,-1,-1,-1, 0, 0, 0, 0) (12)
【0017】一方、(5)式〜(8)式の繰返し系列の前部外
側と後部外側のそれぞれに、自己相補系列の後部と前部
の複数チップをK=4チップ付加したチップ付加拡張系
列を以下に示す。 X0 = ( 1, 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1) (13) X1 = ( 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1, 1) (14) Y0 = ( 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1) (15) Y1 = ( 1,-1,-1,-1, 1,-1,-1,-1, 1,-1,-1,-1, 1,-1,-1,-1) (16)
【0018】以上のように生成した(9)式〜(12)式の0
付加拡張系列を送信側の拡散符号として用い、(13)式〜
(16)式のチップ付加拡張系列を受信側の逆拡散符号とし
て用いる。すなわち、図1において、利用者Aの送信機
1の拡散符号発生器11α、11βに、それぞれ(9)式
及び(10)式の0付加拡張系列を割り当て、利用者Cの送
信機3の拡散符号発生器21α、21βに、それぞれ(1
1)式及び(12)式の0付加拡張系列を割り当て、一方、利
用者Bの受信機2の拡散符号発生器34α、34βに、
それぞれ(13)式及び(14)式のチップ付加拡張系列を割り
当て、利用者Dの受信機4の拡散符号発生器44α、4
4βに、それぞれ(15)式及び(16)式のチップ付加拡張系
列を割り当てる。
【0019】このときの利用者Bの受信機2における加
算器33の出力は、次式のようになる。 Q = a(...,0,0,0,16,0,0,0,...) (17)
【0020】また、利用者Dの受信機4における加算器
43の出力は、次式のようになる。 R = b(...,0,0,0,16,0,0,0,...) (18)
【0021】すなわち、同期タイミングに現れる信号の
前後L−1チップ(この例では3チップ)の値は必ず0
となり、この範囲の同期ずれに対しても、確実に送信情
報を捕捉できる。
【0022】以下では、簡単な送信情報aとして、3ビ
ットの信号(-1, 1,1)を考えた場合を例として、上記加
算器33の出力結果が得られることを示す。
【0023】利用者Aの送信機1において、送信情報発
生器10で与えられた送信信号a=(-1, 1, 1)は、乗算
器12α、12βにおいて0付加拡張系列V0、V1でそれ
ぞれ拡散され、以下のようになる。 a * V0 = ( 0, 0, 0, 0,-1,-1,-1, 1,-1,-1,-1, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 1, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 0, 0, 0, 0) (19) a * V1 = ( 0, 0, 0, 0,-1, 1,-1,-1,-1, 1,-1,-1, 0, 0, 0, 0 0, 0, 0, 0, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1, 1, 0, 0, 0, 0 0, 0, 0, 0, 1,-1, 1, 1, 1,-1, 1, 1, 0, 0, 0, 0) (20)
【0024】利用者Bの受信機2においては、送信機1
で変調に用いた周波数f0、f1で受信信号の変調が行なわ
れるので、上記信号は、それぞれ第3の乗算器31α、
31βからの出力として現れる。
【0025】これらの値が、整合フィルタ32α、32
βにおいて、前記チップ付加拡散系列X0、X1により逆拡
散され積分される。整合フィルタ32α、32βの出力
T0、T1は以下のようになる。 T0 = ( -8, 0, 0, 0, -8,-2, 0, 2, 0,-2, 0, 2, 8, 0, 0, 0, 8, 0, 0, 0, 8, 0, 0, 0, 8, 0, 0, 0, 8, 0, 0, 0, 8) (21) T1 = ( -8, 0, 0, 0, -8, 2, 0,-2, 0, 2, 0,-2, 8, 0, 0, 0, 8, 0, 0, 0, 8, 0, 0, 0, 8, 0, 0, 0, 8, 0, 0, 0, 8) (22)
【0026】従って、加算器33の出力Qは、 Q = (-16, 0, 0, 0,-16, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0,16, 0, 0, 0,16, 0, 0, 0,16, 0, 0, 0,16, 0, 0, 0,16, 0, 0, 0,16) (23)
【0027】ここで、アンダーラインを付した同期位置
の値は、±2(L×N)となり、その前後のL−1チッ
プ(例では3チップ)は0となることが保証される。
【0028】以上のように、送信機側の拡散符号として
前述の0付加拡張系列を用い、受信機側の逆拡散符号と
して前述のチップ付加拡張系列を用いた場合の伝送特性
は、特開平11−261448で開示されている相補系
列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式の伝送特性
と同一となる。しかしながら、本発明では送信機側に0
付加拡張系列を用いているため、従来方式と比べ、送信
機の送信電力を低減することができる。すなわち、拡散
符号において、拡張される2K分のチップは0であるた
め、その送信に電力は必要なく、従って、従来の平均送
信電力を1とした場合、本発明では、NL/(NL+2
K)分の平均送信電力を低減することができる。本実施
形態で示した例では、N=2、L=4、K=4であるの
で、その平均送信電力は従来方式の半分となる。
【0029】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明した。しかしながら本発明は前記実施形態に示した
事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基いてその
変更、改良等が可能であることは明らかである。
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、従来の相補
系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式における
伝送特性はそのままに、平均送信信号電力を低減するこ
とができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る相補系列繰返し変調形櫛の歯状ス
ペクトル通信装置の一実施形態を示す機能ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 利用者Aの送信機 2 利用者Bの受信機 3 利用者Cの送信機 4 利用者Dの受信機 10、20 送信情報発生器 11α、11β(21α、21β) 一対の拡散符号発
生器 12α、12β(22α、22β) 第1の一対の乗算
器 13α、13β(23α、23β) 第1の一対のロー
カル信号発生器 14α、14β(24α、24β) 第2の一対の乗算
器(ミキサ) 15、25 第1の加算器 19 伝送路 19a 受信信号 30α、30β(40α、40β) 第2の一対のロー
カル信号発生器 31α、31β(41α、41β) 第3の一対の乗算
器(ミキサ) 32α、32β(42α、42β) 一対の整合フィル
タ 33、43 第2の加算器 34α、34β(44α、44β) 一対の拡散符号発
生器 35α、35β(45α、45β) 第4の一対の乗算
器 36α、36β(46α、46β) 一対の積分器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯
    状スペクトル通信方法であって、 情報信号の送信側において、振幅が±1で構成される長
    さがLチップの系列N個(N=2の2n乗。但し、nは
    0以上の整数)からなる自己相補系列に対し、該自己相
    補系列の各系列をN回繰返した長さNLの繰返し系列の
    前部外側と後部外側のそれぞれに、Kチップ(K≦L)
    の0を付加して生成したN個の0付加拡張系列を拡散符
    号として、情報信号をそれぞれスペクトル拡散し、 情報信号の受信側において、前記0付加拡張系列を生成
    するために用いた自己相補系列の各系列をN回繰返した
    長さNLの繰返し系列の前部外側と後部外側のそれぞれ
    に、該自己相補系列の後部と前部の複数チップをKチッ
    プ付加して生成したN個のチップ付加拡張系列を逆拡散
    符号として、受信信号をそれぞれ逆拡散し、これに基づ
    いて受信信号の相関特性を得る、ことを特徴とした直接
    拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方
    法。
  2. 【請求項2】 直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯
    状スペクトル通信方法であって、 情報信号の送信側において、 送信する情報信号を生成する手順と、 N個(N=2の2n乗。但し、nは0以上の整数)の0
    付加拡張系列を拡散符号として、前記情報信号をそれぞ
    れスペクトル拡散する手順であって、前記0付加拡張系
    列が、振幅が±1で構成される長さがLチップの系列N
    個(N=2の2 n乗。但し、nは0以上の整数)からな
    る自己相補系列に対し、該自己相補系列の各系列をN回
    繰返した長さNLの繰返し系列の前部外側と後部外側の
    それぞれに、Kチップ(K≦L)の0を付加して生成し
    たものである前記手順と、 前記0付加拡張系列によってスペクトル拡散されたN個
    の情報信号を、所定周波数のN個のシフト搬送波でそれ
    ぞれ変調する手順と、 前記N個のシフト搬送波でそれぞれ変調された情報信号
    を合成する手順と、 前記合成された情報信号を伝送路上へ送出する手順と、
    を備え、 情報信号の受信側において、 前記N個のシフト搬送波に用いられた所定周波数のN個
    の信号により、受信信号を復調する手順と、 前記N個の信号により復調されたN個の受信信号を、チ
    ップ付加拡張系列を逆拡散符号として、それぞれ逆拡散
    し、これに基づいて受信信号の相関特性を得る手順であ
    って、前記チップ付加拡張系列が、前記0付加拡張系列
    を生成するために用いた自己相補系列の各系列をN回繰
    返した長さNLの繰返し系列の前部外側と後部外側のそ
    れぞれに、該自己相補系列の後部と前部の複数チップを
    Kチップ付加して生成したものである前記手順と、を備
    えた、ことを特徴とした直接拡散型相補系列繰返し変調
    形櫛の歯状スペクトル通信方法。
  3. 【請求項3】 直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯
    状スペクトル通信装置であって、 情報信号の送信装置が、 送信する情報信号を生成する手段と、 N個(N=2の2n乗。但し、nは0以上の整数)の0
    付加拡張系列を拡散符号として、前記情報信号をそれぞ
    れスペクトル拡散する手段であって、前記0付加拡張系
    列が、振幅が±1で構成される長さがLチップの系列N
    個(N=2の2 n乗。但し、nは0以上の整数)からな
    る自己相補系列に対し、該自己相補系列の各系列をN回
    繰返した長さNLの繰返し系列の前部外側と後部外側の
    それぞれに、Kチップ(K≦L)の0を付加して生成し
    たものである前記手段と、 前記0付加拡張系列によってスペクトル拡散されたN個
    の情報信号を、所定周波数のN個のシフト搬送波でそれ
    ぞれ変調する手段と、 前記N個のシフト搬送波でそれぞれ変調された情報信号
    を合成する手段と、 前記合成された情報信号を伝送路上へ送出する手段と、
    を備え、 情報信号の受信装置が、 前記N個のシフト搬送波に用いられた所定周波数のN個
    の信号により、受信信号を復調する手段と、 前記N個の信号により復調されたN個の受信信号を、チ
    ップ付加拡張系列を逆拡散符号として、それぞれ逆拡散
    し、これに基づいて受信信号の相関特性を得る手段であ
    って、前記チップ付加拡張系列が、前記0付加拡張系列
    を生成するために用いた自己相補系列の各系列をN回繰
    返した長さNLの繰返し系列の前部外側と後部外側のそ
    れぞれに、該自己相補系列の後部と前部の複数チップを
    Kチップ付加して生成したものである前記手段と、を備
    えた、ことを特徴とした直接拡散型相補系列繰返し変調
    形櫛の歯状スペクトル通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004021597A1 (ja) * 2002-08-30 2004-03-11 Yokohama Tlo Company, Ltd. 送信信号形成方法、通信方法、及び送信信号のデータ構造
WO2005006583A1 (ja) * 2003-07-15 2005-01-20 Naoki Suehiro 信号処理装置

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