JP2002217636A - ダイポールアンテナ - Google Patents

ダイポールアンテナ

Info

Publication number
JP2002217636A
JP2002217636A JP2001014630A JP2001014630A JP2002217636A JP 2002217636 A JP2002217636 A JP 2002217636A JP 2001014630 A JP2001014630 A JP 2001014630A JP 2001014630 A JP2001014630 A JP 2001014630A JP 2002217636 A JP2002217636 A JP 2002217636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dipole antenna
reflector
parasitic element
antenna element
parasitic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001014630A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Uehara
一剛 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2001014630A priority Critical patent/JP2002217636A/ja
Publication of JP2002217636A publication Critical patent/JP2002217636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数帯域が広く、しかも占有スペースの増
加を最小限に抑えたダイポールアンテナを提供する。 【解決手段】 ダイポールアンテナ素子1と反射板2と
の間に無給電素子3を配置することにより、導体からな
るダイポールアンテナ素子1の共振特性と、無給電素子
3の共振特性とが電磁的に結合されて、ダイポールアン
テナ全体が二重共振して広帯域特性が得られる。無給電
素子3の共振周波数をダイポールアンテナ素子1の共振
周波数より高い周波数に調整することにより、反射板2
と無給電素子3との間の距離d2 を、反射板2からダイ
ポールアンテナ素子1までの距離d 1 より小さくするこ
とができる。したがって従来のダイポールアンテナの占
有スペースと同じ大きさを保持しながら広帯域化が図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイポールアンテ
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のダイポールアンテナを示す
外観斜視図である。
【0003】このダイポールアンテナは、ダイポールア
ンテナ素子1と、ダイポールアンテナ素子1からの距離
1 がダイポールアンテナ素子1の共振周波数の波長の
約4分の1となるように配置された反射板2とで構成さ
れたものである。反射板2の中央には穴7が形成されて
おり、この穴7に給電線4を通してダイポールアンテナ
素子1に給電するようになっている。給電線4から給電
されることにより、ダイポールアンテナ素子1からの放
射は反射板2により一方向(図では上方向)にのみ放射
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電波、特に
マイクロ波の利用者数は今後ますます増加することが予
想されている。利用者数の増加に伴い対応するアンテナ
の本数を増やすことは非常にコスト高になるという問題
がある。また、マイクロ波は、中波や短波のように電離
層で反射することがなく、ほとんど見通し内伝搬するた
め、マイクロ波用のアンテナは多くの場合ビルの屋上等
の高所に設置されることになる。このような場所に幾種
類ものアンテナを設置することは、美観上好ましくない
上に、アンテナの本数が増加することにより重量や風に
よる抵抗が増加し、アンテナを設置する支柱に大きな負
担がかかることになる。
【0005】したがってアンテナには更なる広帯域化を
図りつつ、その占有スペースの増加を最小限に抑えるこ
とが要求されている。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、周波数帯域が広く、しかも占有スペースの増加を最
小限に抑えたダイポールアンテナを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のダイポールアンテナは、ダイポールアンテナ
素子と、ダイポールアンテナ素子からの距離がダイポー
ルアンテナ素子の共振周波数の波長の約4分の1となる
ように配置された反射板とを備えたダイポールアンテナ
において、ダイポールアンテナ素子の共振周波数より高
い周波数の波長の約2分の1の長さの無給電素子を反射
板からの距離が無給電素子の共振周波数の波長の約4分
の1となるようにダイポールアンテナ素子と反射板との
間に配置したものである。
【0008】上記構成に加え本発明のダイポールアンテ
ナは、反射板及び無給電素子に、ダイポールアンテナ素
子に給電する給電線を通すための給電線用穴が形成され
ているのが好ましい。
【0009】上記構成に加え本発明のダイポールアンテ
ナは、無給電素子の複数箇所に相互対称となるように給
電線用穴が設けられていてもよい。
【0010】上記構成に加え本発明のダイポールアンテ
ナは、無給電素子に設けられた給電線用穴と給電線用穴
を通る給電線との間の隙間が誘電体で覆われているのが
好ましい。
【0011】本発明によれば、ダイポールアンテナ素子
と反射板との間に無給電素子を配置することにより、導
体からなるダイポールアンテナ素子の共振特性と、無給
電素子の共振特性とが電磁的に結合されて、ダイポール
アンテナ全体が二重共振して広帯域特性が得られる。無
給電素子の共振周波数をダイポールアンテナ素子の共振
周波数より高い周波数に調整することにより、反射板と
無給電素子との間の距離を、反射板からダイポールアン
テナ素子までの距離より小さくすることができる。した
がって従来のダイポールアンテナの占有スペースと同じ
大きさを保持しながら広帯域化が図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0013】図1は本発明のダイポールアンテナの一実
施の形態を示す外観斜視図である。図2は図1に示した
ダイポールアンテナに用いられる無給電素子の平面図で
ある。尚、図6に示した従来例の部材と同様の部材には
共通の符号を用いた。
【0014】図1に示すダイポールアンテナは、ダイポ
ールアンテナ素子1と、ダイポールアンテナ素子1から
の距離d1 がダイポールアンテナ素子1の共振周波数の
波長の約4分の1となるように配置された反射板2と、
ダイポールアンテナ素子1と反射板2との間に配置さ
れ、ダイポールアンテナ素子1の共振周波数より高い周
波数の波長の約2分の1の長さを有する無給電素子3と
で構成されたものである。
【0015】無給電素子3の反射板2からの距離d2
無給電素子3の共振周波数の波長の約4分の1となるよ
うに設定されている。
【0016】反射板2及び無給電素子3の中央には給電
線用穴5、7がそれぞれ形成されており、両穴5、7に
給電線(例えば同軸ケーブル)4を通してダイポールア
ンテナ素子1に給電するようになっている。
【0017】無給電素子3は長手方向がダイポールアン
テナ素子1と平行になるように配置されている。反射板
2及び無給電素子3は給電線4に電気的に接触しないよ
うに配置されている。尚、反射板2及び無給電素子3は
導体であればよい。
【0018】次に図1に示したダイポールアンテナの動
作について説明する。
【0019】給電信号は給電線4を介してダイポールア
ンテナ素子1に給電され、このダイポールアンテナ素子
1から電波が放射される。ダイポールアンテナ素子1よ
り放射された電波は、反射板2の方向及びその反射側に
向けて放射される。反射板2の方向に放射された電波は
反射板2で反射され、ダイポールアンテナ素子1より反
射板2の反対側に向けて放射される電波と合成される。
【0020】無給電素子3の共振周波数はダイポールア
ンテナ素子1に比べて高い周波数に調整されているの
で、反射板2からの距離d2 をダイポールアンテナ素子
1までの距離d1 より短くすることが可能である。ま
た、無給電素子3の有無によりダイポールアンテナの占
有スペースが変化することがない。
【0021】図3は本発明のダイポールアンテナの他の
実施の形態を示す外観斜視図である。図4は図3に示し
たダイポールアンテナに用いられる無給電素子の平面図
である。
【0022】図1に示したダイポールアンテナとの相違
点は、複数箇所に相互対称となるように給電線用穴5
a、5bが設けられた無給電素子3−2を用いた点であ
る。
【0023】このような無給電素子3−2を用いても図
1に示したダイポールアンテナと同様の効果が得られる
だけでなく、給電線として図3に示す平行2線路4a、
4bだけでなく同軸ケーブル4を使用することができ
る。
【0024】図5は本発明のダイポールアンテナに用い
られる無給電素子の変形例を示す平面図である。
【0025】図2に示した無給電素子3との相違点は、
無給電素子3−3に形成された給電線用穴5に、給電線
4との間の隙間を塞ぐための誘電体6が設けられている
点である。
【0026】このような無給電素子3−3を用いても図
1に示したダイポールアンテナと同様の効果が得られる
だけでなく、誘電体6を用いることにより給電素子4が
無給電素子3−3と電気的に接触するのが防止される。
【0027】以上において、本ダイポールアンテナは、
従来の反射板付きのダイポールアンテナの占有するスペ
ースと同じ大きさを保ちながら広帯域化を図ることが可
能となる。
【0028】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0029】周波数帯域が広く、しかも占有スペースの
増加を最小限に抑えたダイポールアンテナの提供を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイポールアンテナの一実施の形態を
示す外観斜視図である。
【図2】図1に示したダイポールアンテナに用いられる
無給電素子の平面図である。
【図3】本発明のダイポールアンテナの他の実施の形態
を示す外観斜視図である。
【図4】図3に示したダイポールアンテナに用いられる
無給電素子の平面図である。
【図5】本発明のダイポールアンテナに用いられる無給
電素子の変形例を示す平面図である。
【図6】従来のダイポールアンテナを示す外観斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ダイポールアンテナ素子 2 反射板 3 無給電素子 4 給電線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイポールアンテナ素子と、該ダイポー
    ルアンテナ素子からの距離が上記ダイポールアンテナ素
    子の共振周波数の波長の約4分の1となるように配置さ
    れた反射板とを備えたダイポールアンテナにおいて、上
    記ダイポールアンテナ素子の共振周波数より高い周波数
    の波長の約2分の1の長さの無給電素子を上記反射板か
    らの距離が上記無給電素子の共振周波数の波長の約4分
    の1となるように上記ダイポールアンテナ素子と上記反
    射板との間に配置したことを特徴とするダイポールアン
    テナ。
  2. 【請求項2】 上記反射板及び上記無給電素子に、上記
    ダイポールアンテナ素子に給電する給電線を通すための
    給電線用穴が形成されている請求項1に記載のダイポー
    ルアンテナ。
  3. 【請求項3】 上記無給電素子の複数箇所に相互対称と
    なるように上記給電線用穴が設けられている請求項1に
    記載のダイポールアンテナ。
  4. 【請求項4】 上記無給電素子に設けられた給電線用穴
    と該給電線用穴を通る給電線との間の隙間が誘電体で覆
    われている請求項2又は3に記載のダイポールアンテ
    ナ。
JP2001014630A 2001-01-23 2001-01-23 ダイポールアンテナ Pending JP2002217636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001014630A JP2002217636A (ja) 2001-01-23 2001-01-23 ダイポールアンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001014630A JP2002217636A (ja) 2001-01-23 2001-01-23 ダイポールアンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002217636A true JP2002217636A (ja) 2002-08-02

Family

ID=18881297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001014630A Pending JP2002217636A (ja) 2001-01-23 2001-01-23 ダイポールアンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002217636A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004004070A1 (ja) * 2002-06-11 2004-01-08 Nippon Sheet Glass Co.,Ltd. アンテナ装置およびその指向性利得調整方法
JP2008527876A (ja) * 2005-01-17 2008-07-24 アンテノヴァ・リミテッド 純誘電アンテナおよび関連デバイス
WO2014127540A1 (zh) * 2013-02-25 2014-08-28 华为技术有限公司 电磁耦极子天线

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004004070A1 (ja) * 2002-06-11 2004-01-08 Nippon Sheet Glass Co.,Ltd. アンテナ装置およびその指向性利得調整方法
JP2008527876A (ja) * 2005-01-17 2008-07-24 アンテノヴァ・リミテッド 純誘電アンテナおよび関連デバイス
WO2014127540A1 (zh) * 2013-02-25 2014-08-28 华为技术有限公司 电磁耦极子天线

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6133882A (en) Multiple parasitic coupling to an outer antenna patch element from inner patch elements
KR102505800B1 (ko) 누설파 위상 어레이 안테나를 포함하는 무선 통신 장치
JP4128686B2 (ja) 平面アンテナ
US10084240B2 (en) Wideband wide beamwidth MIMO antenna system
JPH10150319A (ja) 反射板付ダイポ−ルアンテナ
US6600455B2 (en) M-shaped antenna apparatus provided with at least two M-shaped antenna elements
JPH11150415A (ja) 多周波アンテナ
CN109075436A (zh) 用于基站天线的超宽带双极化辐射元件
KR20030080217A (ko) 소형 광대역 고리형 마이크로스트립 패치 안테나
US9490544B2 (en) Wideband high gain antenna
WO2018225537A1 (ja) アンテナ
JP4188549B2 (ja) アンテナ
KR20050107881A (ko) 광대역 특성의 다중 미앤더 스트립 모노폴 안테나
JP3114836B2 (ja) プリントダイポールアンテナ
TWM627483U (zh) 雙天線系統
KR100492207B1 (ko) 내부중심급전마이크로스트립급전선을갖는로그주기다이폴안테나
JP2001308630A (ja) モノポールアンテナ
WO2022134786A1 (zh) 一种天线和通信设备
US7598912B2 (en) Planar antenna structure
JP4503459B2 (ja) 多周波共用アンテナ
JP2004147327A (ja) 多重帯域アンテナ
JP2001326528A (ja) アンテナ装置
JP2003051708A (ja) アンテナ
JP2020174284A (ja) アンテナ装置
JP2002217636A (ja) ダイポールアンテナ