JP2002216922A - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JP2002216922A
JP2002216922A JP2001010784A JP2001010784A JP2002216922A JP 2002216922 A JP2002216922 A JP 2002216922A JP 2001010784 A JP2001010784 A JP 2001010784A JP 2001010784 A JP2001010784 A JP 2001010784A JP 2002216922 A JP2002216922 A JP 2002216922A
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rotary connector
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JP2001010784A
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Hironori Kato
弘典 加藤
Yoshio Sanpei
喜生 三瓶
Toshiyuki Hoshi
敏行 星
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性ケーブルの導体部に大きな電流を流す
と、導体部は、ときとして過剰な発熱を生じ、この発熱
による導体部の温度上昇によって、絶縁フィルムが変形
したりして、回転コネクタの機能に障害が生じるという
問題があるので、導体部の温度上昇を制御できる回転コ
ネクタを提供する。 【解決手段】 固定側ハウジング1と、該固定側ハウジ
ングに対して回動可能に装着された可動側ハウジング2
と、固定側ハウジングと可動側ハウジングとの間に形成
された空間10内に収納された可撓性ケーブル3と、該
可撓性ケーブルのそれぞれの端部が接続されたリードブ
ロック5とを備え、可撓性ケーブルとリードブロックと
の接続部の近傍に可撓性ケーブルの温度を検出するため
の温度検出手段25を取り付けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等のステア
リング装置に取り付けられ、ステアリングヒータ装置、
及び車体に備えられたエアーバックシステム等の電気装
置間のそれぞれ電気的接続手段として使用される回転コ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】回転コネクタは、自動車等のステアリン
グ装置に組み込まれて、ステアリングホイールに装着さ
れたステアリングヒータ回路、エアバック回路、ホーン
回路やその他のスイッチ回路の電気的接続手段として用
いられるものであって、同心状に配置され、且つ相対的
に回動自在に連結された一対の固定側ハウジング、及び
可動側ハウジングと、これら一対の固定側、可動側ハウ
ジングの間に形成される環状のケーブル収納部としての
空間内に巻き締め、及び巻き戻し可能に収納された可撓
性ケーブルと、可撓性ケーブルの両端部に接続されたそ
れぞれ各1個のリードブロックとから基本的に構成され
ている。
【0003】可撓性ケーブルは、帯状のベースフィルム
と成る2枚の絶縁フィルムの間に帯状の極薄い寸法の銅
箔等から成る複数本(例えば、4本)の導体部が互いに
平行状態に貼着されている。
【0004】このように基本的に構成された回転コネク
タは、固定側ハウジングを車体に、また、可動側ハウジ
ングをハンドル部材に固定すると共に、可撓性ケーブル
の両端を固定側、及び可動側の各リードブロックを介し
て車体やハンドル側のそれぞれの電気装置に接続するこ
とにより、ステアリングヒータ回路装置、車載用エアー
バックシステムやホーン回路等の電気的接続手段として
使用される。即ち、可撓性ケーブルの複数本の各導体部
内をそれぞれ所定の電流が流れることによって、電気的
接続手段として機能している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構成の回転コネクタでは、固定側ハウジングと可
動側ハウジングとの間に形成された空間内には、可撓性
ケーブルが収納されているが、この可撓性ケーブルは、
帯状の極薄い寸法の銅箔(Cu)等から成る複数本の導
体部が絶縁フィルムに貼着されているように形成されて
いることから、この各導体部に流すことのできる電流値
は、さほど大きな電流値とすることができない。また、
最近では、主に寒冷地にて使用される車両のステアリン
グ装置にステアリング(ハンドル)を暖めるためのヒー
タ回路装置をステアリング(ハンドル)に組み込んだも
のが用いられるようになってきた。このステアリング用
のヒータ回路装置には、ヒータ装置を発熱させるために
比較的大きな電流値をヒータ装置に供給することが求め
られることから、可撓性ケーブルの導体部に大きな電流
を流すことが求められ始めている。
【0006】そこで、この導体部に大きな電流を流す
と、導体部は、ときとして過剰な発熱を生じ、この過剰
な発熱による導体部の温度上昇によって、絶縁フィルム
が変形したり、絶縁フィルムが融着したり、又は導体部
が切断したりして、回転コネクタの機能に障害が生じる
という問題があった。
【0007】本発明は、可撓性ケーブルの温度を検出す
るための温度検出手段を配設することによって可撓性ケ
ーブルの過剰な温度上昇を防止することのできる回転コ
ネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の回転コネクタ
は、固定側ハウジングと、該固定側ハウジングに対して
回動可能に装着された可動側ハウジングと、固定側ハウ
ジングと可動側ハウジングとの間に形成された空間内に
収納された可撓性ケーブルと、該可撓性ケーブルのそれ
ぞれの端部が接続されたリードブロックとを備え、可撓
性ケーブルとリードブロックとの接続部の近傍に可撓性
ケーブルの温度を検出するための温度検出手段を配設し
たことである。かかる構成によって、可撓性ケーブルに
流れる電流によって上昇する温度を検出・監視出来るこ
とから、可撓性ケーブルの過剰な発熱による温度上昇を
温度検知手段にて検知して、この温度検知手段からの信
号によって、可撓性ケーブルの過剰な発熱を適切に制御
でき、絶縁フィルムの変形や、絶縁フィルムの融着、又
は導体部の切断のないようにした回転コネクタを提供す
る。
【0009】また、本発明の回転コネクタは、温度検出
手段がリードブロックの基体部に載置された個所に位置
する可撓性ケーブル上に取り付けられたことである。か
かる構成によって、可撓性ケーブル上への温度検出手段
の取り付けによって、可撓性ケーブルの温度検出が一層
確実にできる。
【0010】また、本発明の回転コネクタは、温度検出
手段がリードブロックに取り付けられたことである。か
かる構成によって、リードブロックへの温度検出手段の
取り付けによって、取り付けが一層簡単で、安価な回転
コネクタを提供できる。
【0011】また、本発明の回転コネクタは、温度検出
手段が温度センサによって構成されていることである。
かかる構成によって、温度センサが安価であり、所望の
温度を容易に得ることができるから、安価で安定した回
転コネクタを提供できる。
【0012】また、本発明の回転コネクタは、温度検出
手段がサーミスタによって構成されていることである。
かかる構成によって、サーミスタが小型で、且つ安価で
あることから、小型で、且つ安価な回転コネクタを提供
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転コネクタの図
面を説明すると、図1は、本発明の回転コネクタの第1
の実施の形態を示す分解斜視図、図2は、本発明の回転
コネクタの第1の実施の形態を示す平面図、図3は、本
発明の回転コネクタの第1の実施の形態に係わり、可撓
性ケーブルとリードブロックとの接続状態を示す要部平
面図、図4は、本発明の回転コネクタの第1の実施の形
態に係わり、可撓性ケーブルとリードブロックとの接続
状態を示す要部側面図、図5は、本発明の回転コネクタ
の第2の実施の形態に係わり、可撓性ケーブルとリード
ブロックとの接続状態を示す要部平面図、図6は、本発
明の回転コネクタの第2の実施の形態に係わり、可撓性
ケーブルとリードブロックとの接続状態を示す要部側面
図、図7は、本発明の回転コネクタに係わり、温度検出
手段からの温度信号の信号処理構成の第1の実施の形態
を示すブロック図、図8は、本発明の回転コネクタに係
わり、温度検出手段からの温度信号の信号処理構成の第
2の実施の形態を示すブロック図である。
【0014】回転コネクタ50の構成を、図1、図2に
基づいて説明すると、固定側ハウジング1と、固定側ハ
ウジング1に対して回転自在に連結された可動側ハウジ
ング2と、固定側・可動側ハウジング1、2間に形成さ
れた空間10内に収納されたフラットケーブルである可
撓性ケーブル3と、固定側・可動側ハウジング1、2間
に回動自在に配置された移動体4と、可撓性ケーブル3
の各両端部側にそれぞれ1個ずつ接続された合計2個の
リードブロック5と、可撓性ケーブル3とリードブロッ
ク5との接続部の近傍に可撓性ケーブル3の温度を検出
するための温度検出手段として設けられた温度センサ2
5とで概略構成されている。
【0015】固定側ハウジング1には、円筒状の外筒部
7と、外筒部7の端部に設けられた円形状の底壁8と、
底壁8の中央部に設けられた円形の孔9とを備えてい
る。一方、可動側ハウジング2には、円筒状の内筒部1
2と、内筒部12の一方の端部に設けられた略円環状の
上壁13とを備え、これら外筒部7と内筒部12とは同
軸的に配置され、両外・内筒部7、12間に空間10と
しての環状の収納部11が設けられている。この収納部
11内には、移動体4が配置されている。
【0016】C字状に形成され、合成樹脂材料から成る
移動体4は、空間10内にその周方向に移動可能に配置
されており、可撓性ケーブル3の反転部3aは、移動体
4の一方の開口端の周面にループされている。
【0017】可撓性ケーブル3は、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)等の帯状の絶縁性テープから成る二
枚の絶縁フィルム3bの間に帯状の極薄い寸法の銅等か
ら成る複数本(例えば、4本)の導体部3cが互いに平
行状態に貼着されている。可撓性ケーブル3の外方端
は、外筒部7に固定された固定側ジョイント部としての
リードブロック5に電気的・機械的に接続され、リード
ブロック5を介して固定側ハウジング1の外部に電気的
に導出されている。
【0018】また、可撓性ケーブル3の内方端は、内筒
部12に固定された可動側ジョイント部としてのリード
ブロック5に電気的・機械的に接続され、該リードブロ
ック5を介して可動側ハウジング2の外部に電気的に導
出されている。
【0019】略矩形に形成された温度センサ25は、温
度検出手段として機能し、例えばサーミスタによって構
成されている。この温度センサ25は、可撓性ケーブル
3の先端部の近傍に可撓性ケーブル3の導体部3cの温
度を検出するために可撓性ケーブル3上に接着などの適
宜手段にて配設されている。この状態のとき、温度セン
サ25の温度検出面が可撓性ケーブル3側に向いて配設
され、各導体部3cの温度を確実に検出できるように配
設されている。
【0020】次に、本発明の回転コネクタの第1の実施
の形態の可撓性ケーブルとリードブロックとの接続状態
について詳細に説明する。
【0021】可撓性ケーブルとリードブロックとの接続
状態を、図3、図4に基づいて説明すると、フラットケ
ーブルとしての帯状の可撓性ケーブル3は、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂材料か
ら成り、薄膜状に形成され、二枚が積層され、長尺で帯
状のベースフィルムとしての第1、第2絶縁フィルム2
1、22と、第1、第2絶縁フィルム21、22の間に
ほぼ全体部分が挟まれた状態で配設され、それぞれ等し
い幅寸法に形成され、等間隔で平行に配設された4本の
銅箔などから成る帯状の導体部23とを有している。
【0022】また、それぞれの導体部23は、第1、第
2絶縁フィルム21、22の間に全体部分が挟まれた基
部導体部23aと、基部導体部23aから延出され、第
1、第2絶縁フィルム21、22の先端部から露出し、
外方に突設した露出導体部23bとを有している。
【0023】また、それぞれの露出導体部23bの先端
部の一方の面には、PETなどから成る帯状の保持フィ
ルム24が貼着されて、各露出導体部23bの自由端側
を保持している。そして、このような構成は、可撓性ケ
ーブル3の両端部に設けられている。
【0024】また、温度センサ25は、可撓性ケーブル
3の第1絶縁フィルム21の先端部の近傍に可撓性ケー
ブル3の導体部23の温度を検出するために第1絶縁フ
ィルム21上に接着などの適宜手段にて配設されてい
る。この状態のとき、温度センサ25の温度検出面が第
1絶縁フィルム21側に向いて配設され、各導体部23
の温度を確実に検出できるように配設されている。
【0025】また、リードブロック5は、絶縁材からな
る基体部31と、基体部31に例えばインサート成形加
工によって配設された4本の接続端子部32とを有して
いる。 また、基体部31は、例えば、絶縁性の合成樹
脂材料から成り、成形加工によって形成され、略矩形で
あって、基体部31の略中央部には、矩形の貫通孔31
aが配設されている。
【0026】また、基体部31の前端部側(図4の上方
側)には、基体部31の上面から外方に突出された傾斜
台部31bが設けられている。
【0027】接続端子部32は、例えば、銅などの導電
性の金属平板材料から成り、プレス加工によって形成さ
れ、所定の幅寸法を有し、等間隔に配設された4本の接
続部32aと、接続部32aから外方に延出された外方
端子部32bとを有している。この接続端子部32は、
基体部31の傾斜台部31b内にインサート成形されて
基体部31と一体化されている。この接続端子部32の
幅寸法は、前記可撓性ケーブル3の基部導体部23a、
及び露出導体部23bの幅寸法とほぼ同一の幅寸法に設
けられている。
【0028】この状態のとき、接続端子部32の接続部
32aの略中央部は、基体部31の貫通孔31a上を掛
け渡されるように配設され、又、接続部32aの後端側
(図4の下方側)の表面と基体部31の表面とは同一平
面であるように形成されている。
【0029】次に、この回転コネクタの可撓性ケーブル
とリードブロックとの取り付けを説明する。リードブロ
ック5の基体部31の上面には、図3、図4に示すよう
に、可撓性ケーブル3の露出導体部23bが形成された
側が積層されて載置される。
【0030】また、この状態のとき、リードブロック5
のそれぞれの接続部32aと、可撓性ケーブル3のそれ
ぞれの露出導体部23bとは対向・積層されて配設さ
れ、且つ、各露出導体部23bは、リードブロック5の
貫通孔31a上に配設されている。そして、それぞれの
接続部32aと、それぞれの積層された各露出導体部2
3bとは、例えば、超音波接続手段などの適宜手段にて
機械的・電気的に接続されている。
【0031】また、この状態のとき、可撓性ケーブル3
上の温度センサ25は、リードブロック5の基体部31
に載置された個所に取り付けられた状態となっている。
【0032】また、それぞれの導体部23と、それぞれ
の接続端子部32とはそれぞれ個別に接続されている。
この接続によって、各導体部23には所定の電流を流す
ことができる。そして、各導体部23に電流が流れるこ
とによって各導体部23の温度は上昇する。
【0033】このように構成された回転コネクタ50
は、固定側ハウジング1を車体(図示せず)に、また、
可動側ハウジング2をハンドル部材(図示せず)に固定
すると共に、可撓性ケーブル3の両端を固定側、及び可
動側の各リードブロック5、5を介して車体やハンドル
側のそれぞれの電気装置に接続することにより、ステア
リングヒータ回路装置、車載用エアーバックシステムや
ホーン回路等の電気的接続手段として使用される。即
ち、可撓性ケーブル3の4本の各導体部23内をそれぞ
れ所定の電流が流れることによって、電気的接続手段と
して機能している。
【0034】上述の如き構成の回転コネクタ50におい
て、可撓性ケーブル3の各導体部23内をそれぞれ所定
の電流が流れることにより、導体部23が電流によって
温度上昇し、この導体部23の温度上昇、即ち、可撓性
ケーブル3の温度上昇を温度センサ25によって、可撓
性ケーブル3を巻き締め・巻き戻しした際に可撓性ケー
ブル3がブレたり、変形してもその影響を受けることな
く確実に、検出するように構成されている。この温度セ
ンサ25による可撓性ケーブル3の温度検出によって、
可撓性ケーブル3の過剰な発熱を適切に制御できるよう
に構成されている。
【0035】次に、本発明の回転コネクタの第2の実施
の形態の可撓性ケーブルとリードブロックとの接続状態
について説明する。
【0036】可撓性ケーブル30の構成は、図5、図6
に示すように、前述の第1の実施の形態での可撓性ケー
ブル3の構成と同様であるので説明は、省略する。
【0037】また、リードブロック55の構成について
も、図5、図6に示すように、前述の第1の実施の形態
でのリードブロック5との相異点について説明する。
【0038】そして、その相異点は、このリードブロッ
ク55の基体部56の後端部側(図6の下方側)に略矩
形の凹部55cが形成されている点である。この凹部5
5c内に温度検出手段としての略矩形の温度センサ26
が配設され、この状態のとき、この温度センサ26の上
面は、基体部56の表面とは同一平面であるように形成
されている。
【0039】そして、基体部56の凹部55c内に温度
センサ26が配設・収納された状態で、可撓性ケーブル
30が前述と同様にリードブロック55の基体部56の
上面に載置され、各露出導体部23bがそれぞれの接続
部32aと機械的・電気的に接続されている。このと
き、可撓性ケーブル30の第2絶縁フィルム22の表面
が、温度センサ26の上面に当接されるように配設さ
れ、これによって温度センサ26が可撓性ケーブル30
の各導体部23の温度を確実に検出できるように配設さ
れている。
【0040】このようにして、上述の如く、可撓性ケー
ブル30の温度上昇を温度センサ26によって常時、検
出するように構成されている。
【0041】次に、本発明の回転コネクタの温度検出手
段からの温度信号の信号処理構成について説明する。
【0042】先ず、LAN(ローカル・エリア・ネット
ワーク)ケーブルによって行われるときの車両内の信号
処理機構は、図7に示すように、温度信号を検出する前
記温度検出手段である検出部61と、検出部61からの
温度信号をLANケーブルに伝送できる信号に変換し、
且つ伝送(送出)する送信部62と、送信部62から信
号を受信し、且つ温度信号に変換する受信部63と、受
信部63からの温度信号によって、演算を行い、制御信
号を出力する中央演算素子(CPU)などから成る制御
部64と、制御部64からの制御信号によって、制御さ
れる例えばヒータ回路やホーン回路などによって構成さ
れた被制御部65と、前記制御部64にオン(ON)・
オフ(OFF)信号を伝送する例えばスイッチ素子など
から成る入力部66とから構成されている。
【0043】この構成では、送信部62と受信部63と
の間がLANケーブルによって接続され、複数種類の多
重信号がこのLANケーブル内を伝送されるように構成
されている。
【0044】このような信号処理構成において、検出部
61が前記可撓性ケーブル3の発熱による温度を検出す
ると、検出された温度信号は、送信部62、受信部63
を介して、制御部64に入力され、制御部64によっ
て、入力された温度信号と予め設定されている設定温度
とを比較する。
【0045】そして、入力された温度信号が設定温度よ
りも低い温度であると、制御部64から被制御部65に
対して被制御部65に電流の供給を継続するような制御
信号を出力し、この制御信号によって被制御部65には
電流の供給が継続される。
【0046】また、入力された温度信号が設定温度より
も高い温度であると、制御部64から被制御部65に対
して被制御部65に電流を供給するのを一時的に止める
ような制御信号を出力し、この制御信号によって被制御
部65は電流の供給が止められるように制御され、よっ
て、被制御部65、及び被制御部65に電流を供給する
前記可撓性ケーブル3の過剰な発熱が生じることの無い
ように制御される。
【0047】また、次に、被制御部65への電流の供給
の停止によって、前記可撓性ケーブルの発熱による温度
が低下し、温度検出手段である検出部61による検出温
度が設定温度以下まで下がると制御部64からの制御信
号によって、再び被制御部65が動作して、被制御部6
5に電流を供給する前記可撓性ケーブル3に電流が流れ
るように動作する。
【0048】また、例えば、運転者が手動によって入力
できるスイッチ素子で構成される入力部66は、例え
ば、ヒータ回路において、制御部64にオン(ON)制
御、及びオフ(OFF)制御をするための信号を手動に
よって、入力することにて、制御部64を介してヒータ
回路をON・OFFできるようになっている。
【0049】次に、ワイヤーハーネスケーブルによる直
接接続によって行われるときの車両内の信号処理構成
は、図8に示すように、基本的構成は、前述の図7のL
ANケーブルによる接続に比較して、LANケーブル接
続された送信部62と受信部63とが配設されておら
ず、その他の構成は、同一であって、前述の第1の実施
の形態と同じ構成を有する検出部71、制御部72、被
制御部73、及び入力部74とから構成されている。即
ち、検出部71と制御部72とが直接ワイヤーハーネス
ケーブルによって接続された構成になっている。
【0050】このワイヤーハーネスケーブルによる直接
接続による信号処理動作は、前述のLANケーブルでの
接続による信号処理動作とほぼ同様であることから説明
は省略する。
【0051】なお、上述の第1、第2の実施の形態で
は、温度検出手段をリードブロックの基体部に載置され
た個所に位置する可撓性ケーブル上、或いはリードブロ
ックに直接取り付けたが、これに限定されず、可撓性ケ
ーブルとリードブロックとの接続部の近傍に温度検出手
段を取り付けても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明の回転コネクタは、可撓性ケーブ
ルとリードブロックとの接続部の近傍に可撓性ケーブル
の温度を検出するための温度検出手段を配設したことに
よって、可撓性ケーブルに流れる電流によって上昇する
温度を検出・監視出来ることから、可撓性ケーブルの過
剰な発熱による温度上昇を温度検知手段にて検知して、
この温度検知手段からの信号によって、可撓性ケーブル
の過剰な発熱を適切に制御できるようにした回転コネク
タを提供する。
【0053】また、本発明の回転コネクタは、温度検出
手段が可撓性ケーブル上で、リードブロックの基体部に
載置された個所に取り付けられたことによって、可撓性
ケーブル上への温度検出手段の取り付けによって、可撓
性ケーブルの温度検出が一層確実にできる。
【0054】また、本発明の回転コネクタは、温度検出
手段が温度センサによって構成されていることによっ
て、温度センサが安価であり、所望の温度を容易に得る
ことができるから、安価で安定した回転コネクタを提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転コネクタの実施の形態を示す分解
斜視図である。
【図2】本発明の回転コネクタの実施の形態を示す平面
図である。
【図3】本発明の回転コネクタの可撓性ケーブルとリー
ドブロックとの接続状態の第1の実施の形態を示す要部
平面図である。
【図4】本発明の回転コネクタの可撓性ケーブルとリー
ドブロックとの接続状態の第1の実施の形態を示す要部
側面図である。
【図5】本発明の回転コネクタの可撓性ケーブルとリー
ドブロックとの接続状態の第2の実施の形態を示す要部
平面図である。
【図6】本発明の回転コネクタの可撓性ケーブルとリー
ドブロックとの接続状態の第2の実施の形態を示す要部
側面図である。
【図7】本発明の回転コネクタの温度検出手段からの温
度信号の信号処理構成の第1の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図8】本発明の回転コネクタの温度検出手段からの温
度信号の信号処理構成の第2の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 固定側ハウジング 2 可動側ハウジング 3、30 可撓性ケーブル 4 移動体 5、55 リードブロック 7 外筒部(円筒部) 10 空間 11 収納部 12 内筒部(円筒部) 25、26 温度センサ(温度検出手段) 31 基体部 50 回転コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/38 H02G 11/02 301A 11/02 301 3/28 F Fターム(参考) 2F056 CL11 3D030 DB25 5E021 FA20 FB20 FC16 MA04 MA29 5G363 AA20 BA05 BB01 DC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側ハウジングと、該固定側ハウジング
    に対して回動可能に装着された可動側ハウジングと、前
    記固定側ハウジングと前記可動側ハウジングとの間に形
    成された空間内に収納された可撓性ケーブルと、該可撓
    性ケーブルのそれぞれの端部が接続されたリードブロッ
    クとを備え、 前記可撓性ケーブルと前記リードブロックとの接続部の
    近傍に前記可撓性ケーブルの温度を検出するための温度
    検出手段を配設したことを特徴とする回転コネクタ。
  2. 【請求項2】前記温度検出手段が前記リードブロックの
    基体部に載置された個所に位置する前記可撓性ケーブル
    上に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の回
    転コネクタ。
  3. 【請求項3】前記温度検出手段が前記リードブロックに
    取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の回転コ
    ネクタ。
  4. 【請求項4】前記温度検出手段が温度センサによって構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至3記載の回
    転コネクタ。
  5. 【請求項5】前記温度検出手段がサーミスタによって構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至3記載の回
    転コネクタ。
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