JP2002216877A - 基板用コネクタ - Google Patents

基板用コネクタ

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JP2002216877A
JP2002216877A JP2001013302A JP2001013302A JP2002216877A JP 2002216877 A JP2002216877 A JP 2002216877A JP 2001013302 A JP2001013302 A JP 2001013302A JP 2001013302 A JP2001013302 A JP 2001013302A JP 2002216877 A JP2002216877 A JP 2002216877A
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JP
Japan
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fixing
hook
connector
diameter
constricted
Prior art date
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JP2001013302A
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Hiroshi Endo
宏 遠藤
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定用フックが基板の穴から抜け出さないよ
うにした上で、基板への取付け、取外しが容易で、保
管、管理が容易であり、かつ各作業時に部品が紛失する
のを防ぎ、しかもコストを安くする。 【解決手段】 固定用フック140 の中心軸を中心軸とし
て搭載固定用つば130 及び固定用フック140 を貫通する
孔に、一部分だけ他の部分より小さい内径の小径部分が
形成されたピン挿入・保持部150 を設ける。ピン挿入・
保持部150 の小径部分以外の部分に挿入可能な外径、長
さを有し、その先端部分及び中間部分に、小径部分より
小さめの外径でくびれたくびれ部が形成され、先端部分
のくびれ部が小径部分にはめ込まれて固定用フック140
内に入り込み、中間部分のくびれ部が小径部分にはめ込
まれて固定用フック140 から抜け出すフック抜け止めピ
ン160 を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板用コネクタに関
し、特に電子回路等を搭載する基板の穴にフックを押し
込んでこの基板に搭載、固定される、基板用コネクタに
属する。
【0002】
【従来の技術】電子回路等が形成、搭載された基板の回
路と、この基板外の回路との間を電気的に接続する場
合、この基板にコネクタを搭載、固定して、このコネク
タに、相手方コネクタを嵌合させて接続するようにした
例が多い。このような基板用コネクタの、従来の第1の
例を図4(a),(b)及び図5(a),(b)に示
す。
【0003】この第1の例の基板用コネクタ100x
は、嵌合相手方と電気的接続を行う複数のコンタクト1
10と、これら複数のコンタクト110を配列、保持固
定するハウジング本体120と、このハウジング本体1
20の両側面から予め定められた大きさで延び出した搭
載固定用つば130xと、これら搭載固定用つば130
xの下面から、予め定められた太さ及び高さで突出した
胴部141x、及びこの胴部141xの先端部分に、傘
状に形成された傘部142xを含み、その中心軸を通る
スリット143xで2分割されて、基板500のコネク
タ固定用穴510に押し込まれ、傘部142xがコネク
タ固定用穴510からの抜け止めとなる、固定用フック
140xと、を備えた構成、構造、形状となっている。
【0004】この第1の例の基板用コネクタ100x
を、基板500に搭載、固定する場合、その固定用フッ
ク140xを基板500のコネクタ固定用穴510に押
し込むと、スリット143xによる間隔が狭まって固定
用フック140xのコネクタ固定用穴510への挿入が
容易になり、傘部142xがコネクタ固定用穴510を
通り過ぎるとその間隔が元に戻って傘部142xが開
き、コネクタ固定用穴510からの抜け止めとなる。
【0005】この第1の例では、ハウジング本体120
等に、スリット143x及びその延長面と直交する方向
の力が加わると、スリット143xによる間隔が狭くな
って、固定用フック140xの傘部142xの、基板5
00に対するひっかかりが無くなり、固定用フック14
0xがコネクタ固定用穴510から抜け出してしまう危
険性が高い。
【0006】そこで図6(a),(b)に示すように、
搭載固定用つば130y及び固定用フック140yに、
固定用フック140yの中心軸を中心軸とするピン挿入
孔170を明けて、このピン挿入孔170にフック抜け
止めピン160yを挿入し、スリット143yによる間
隔が狭くならないようにした例(第2の例)がある(例
えば実開平6−60065号の従来の技術参照)。
【0007】フック抜け止めピン160yのピン挿入孔
170への挿入は、固定用フック140をコネクタ固定
用穴510に挿入後、打ち込みや圧入によって行われ
る。そのため、このフック抜け止めピン160yのピン
挿入孔170への挿入には、打ち込み、圧入用の特殊工
具が必要となり、その基板への取付け作業が煩雑であ
り、また、圧入や打ち込みであっても、ハウジング本体
120等への外力がくり返し加わると、フック抜け止め
ピン160yがピン挿入孔170から抜け出してしまう
危険性は残っている。
【0008】基板への取付け作業が容易でピンが抜け出
さないようにした例(第3の例)を図7(a),(b)
に示す。この例は、固定用フック140zの内側に、奥
側の部分の内径が入口側の部分の内径より大きめの、段
差付きの、プラグ挿入保持孔144を形成し、このプラ
グ挿入保持孔144に、外形がプラグ挿入保持孔144
の入口側の内径と同程度の胴部181と、この胴部18
1の先端に傘状に広がる傘部182とを備えたプラグ1
80を、その傘部182が奥側部分に入り込むように挿
入し、傘部182が段差にひっかかって抜け止めとな
り、かつ胴部181で、分割された固定用フック140
zの間隔が狭くならないようにした例(第3の例)があ
る(例えば実開平6−60065号の実施例参照)。こ
の第3の例でも、プラグ180の、プラグ挿入保持孔1
44への挿入は、固定用フック140zを基板500の
コネクタ固定用穴510に挿入した後、行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の基板用
コネクタは、第1の例では、固定用フック140x内
に、これを2分割するスリット143xが形成されてい
て固定用フック140xの、基板500のコネクタ固定
用穴510への挿入を容易にする構造となっているが、
ハウジング本体120等に、スリット143x及びその
延長面と直交する方向の外力が加わると、スリット14
3xによる間隔が狭くなって、固定用フック140xの
傘部142xの、基板500に対するひっかかりが無く
なり、固定用フック140xがコネクタ固定用穴510
から抜け出してしまう、という問題点があり、この問題
点を解決しようとする第2の例では、搭載固定用つば1
30y及び固定用フック140yに、固定用フック14
0yの中心軸を中心軸とするピン挿入孔170を明け
て、このピン挿入孔170にフック抜け止めピン160
yを打ち込み、圧入する構造となっていて、このフック
抜け止めピン160yによって、固定用フック140y
を2分割するスリット143yによる間隔は狭くなるこ
とはなく、固定用フック140yがコネクタ固定用穴5
10から抜け出すのを防ぐことはできるが、フック抜け
止めピン160yを、ピン挿入孔170に圧入、打ち込
みするため、その作業に特殊な工具が必要となり、基板
500への取付け作業が煩雑になる、という問題点や、
フック抜け止めピン160yは、そのピン挿入孔170
への挿入部分が同一外径のストレートな柱状となってい
るため、圧入、打ち込みされたとしても、ハウジング本
体120等への外力がくり返し加えられると、フック抜
け止めピン160yがピン挿入孔170から抜け出して
しまう危険性もあり、その結果、固定用フック140y
がコネクタ固定用穴510から抜け出すという問題点が
ある。
【0010】この第2の例の問題点を解決しようとして
考案された第3の例では、固定用フック140z内に、
奥側が入口側より大きめの内径を持つ段差付きのプラグ
挿入保持孔144を形成し、このプラグ挿入保持孔14
4に、胴部181の先端に傘部182を備えたプラグ1
80を、その傘部182が奥側に入り込むように挿入
し、傘部182が段差にひっかかって抜け止めとなり、
胴部181で、固定用フック140zのスリット143
zによる間隔が狭くならないような構造となっており、
上記問題点は解決することができるものの、プラグ18
0は他の部分とは切り離された単独部品であるため、保
管、管理が煩雑になるほか、基板500への取付け作業
時等に紛失してしまう危険性がある、という問題点があ
り、また、この第3の例の基板用コネクタ100zを基
板500から取り外そうとすると、プラグ180を、特
殊な工具によりプラグ挿入保持孔144から引き抜く必
要があり、取外し作業が煩雑になる、という問題点があ
る。
【0011】なお、部品の保管、管理が煩雑になり、か
つ取付け作業時等に部品を紛失してしまう危険性は、第
2の例についても同様である。また、部品が紛失するの
を防ぐために、第3の例における、プラグ180に、連
結帯を設けてプラグ挿入保持孔144につないでおく例
もあるが、部品点数が増え、そのための作業も複雑にな
って、コスト高になってしまう。
【0012】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑みて、固定用フックを2分割するスリットによる間隔
が狭くならないようにして、固定用フックが基板のコネ
クタ固定用穴から抜け出さないようにした上で、基板に
対する取付け、取外しが容易であり、かつ保管、管理が
容易で、取付け作業時等での部品紛失の危険性もなく、
しかも、部品点数を増やすことなく低コストとすること
ができる、基板用コネクタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の基板用コネクタ
は、基板に搭載固定されて電気的接続を行う基板用コネ
クタであって、次の各構成を有することを特徴とする。 (イ)嵌合相手方と電気的接続を行う複数のコンタクト (ロ)前記複数のコンタクトを配列、保持固定するハウ
ジング本体 (ハ)前記ハウジング本体から予め定められた大きさで
延び出した搭載固定用つば (ニ)前記搭載固定用つばから予め定められた太さ及び
高さで突出し、その先端部分が傘状に形成され、かつ、
その中心軸を通るスリットで分割されて、前記基板のコ
ネクタ固定用穴に押し込まれ、前記傘状部分がこのコネ
クタ固定用穴からの抜け止めとなる、固定用フック (ホ)前記固定用フックの中心軸を中心軸として前記固
定用フック及び搭載固定用つばを貫通する孔に、前記搭
載固定用つば内の一部分だけ他の部分とは内径が小さい
小径部分が形成されて成る、ピン挿入・保持部 (ヘ)前記ピン挿入・保持部の小径部分以外の部分に挿
入可能な外径、及び予め定められた長さを有し、その先
端部分及び中間部分に、前記小径部分の内径より小さめ
の外径となるようにくびれたくびれ部が形成され、その
先端部分のくびれ部が前記小径部分にはめ込まれてこの
状態で、前記固定用フックの、分割された間に入り込ん
でその間隔が狭くなるのを防ぎ、前記中間部分のくびれ
部が前記小径部分にはめ込まれてこの状態で前記固定用
フックから抜け出した状態となる、フック抜け止めピン
【0014】また、前記フック抜け止めピンは、その先
端から、先端部分及び中間部分のくびれ部を通り越すま
での間に、その中心軸を通るスリットが形成されて、前
記くびれ部の、前記ピン挿入・保持部の小径部分へのは
め込み、及びくびれ部間の移動を容易にする構造であ
る、構成を有している。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態は、嵌合相
手方と電気的接続を行う複数のコンタクトと、これら複
数のコンタクトを配列、保持固定するハウジング本体
と、このハウジング本体から予め定められた大きさで延
び出した搭載固定用つばと、この搭載固定用つばから予
め定められた太さ及び高さで突出し、その先端部分が傘
状に形成され、かつ、その中心軸を通るスリットで分割
されて、基板のコネクタ固定用穴に押し込まれ、上記傘
状部分がこのコネクタ固定用穴からの抜け止めとなる、
固定用フックと、この固定用フックの中心軸を中心軸と
して、この固定用フック及び搭載固定用つばを貫通する
孔に、上記搭載固定用つば内の一部分だけ他の部分とは
内径が小さい小径部分が形成されて成る、ピン挿入・保
持部と、このピン挿入・保持部の小径部分以外の部分に
挿入可能な外径、及び予め定められた長さを有し、その
先端部分及び中間部分に、上記小径部分の内径より小さ
めの外径となるようにくびれたくびれ部が形成され、そ
の先端部分のくびれ部が上記小径部分にはめ込まれてこ
の状態で、上記固定用フックの、分割された間に入り込
んでその間隔が狭くなるのを防ぎ、上記中間部分のくび
れ部が上記小径部分にはめ込まれてこの状態で上記固定
用フックから抜け出した状態となる、フック抜け止めピ
ンと、を有する構成、構造となっている。
【0016】このような構成、構造とすることにより、
部品点数を必要最小限に抑えてコストを安くすることが
でき、フック抜け止めピンを、その2つのくびれ部の一
方がピン挿入・保持部の小径部分にはめ込まれた状態で
保持することができて互いに切り離された単独部品がな
くなり、その保管、管理を容易にし、かつ基板への取付
け作業時等に部品が紛失するのを防ぐことができ、ま
た、基板への取付けは、フック抜け止めピンを、その中
間部分のくびれ部がピン挿入・保持部の小径部分にはめ
込まれた状態にしてフック抜け止めピンが固定用フック
内から抜け出した状態で保持し、固定用フックを基板の
コネクタ固定用穴に押し込んだ後、フック抜け止めピン
を、その先端部分のくびれ部がピン挿入・保持部の小径
部分にはめ込まれるまで押し込むだけでよく、その基板
からの取外しは、特殊工具を使用することなく、フック
抜け止めピンを、その先端部分をつまんでその中間部分
のくびれ部がピン挿入・保持部の小径部分にはめ込まれ
る位置まで抜き出して、固定用フックをコネクタ固定用
穴から抜き出せばよいので、基板に対する取付け、取外
しが容易であり、当然のことながら、基板に取付けた状
態では、フック抜け止めピンによって、固定用フックを
分割するスリットによる間隔が狭くならないので、この
固定用フックが基板のコネクタ固定用穴から抜け出すこ
とはなく、しかも、フック抜け止めピンは、そのくびれ
部でピン挿入・保持部の小径部分にはめ込まれた状態と
なっているので、ハウジング本体等に、固定用フックの
スリット及びその延長面と直交する力がくり返し加わっ
たとしても、フック抜け止めピンがその位置からずれる
ことはなく、固定用フックを基板のコネクタ固定用穴に
装着し続けることができる。
【0017】なお、フック抜け止めピンに、その先端か
ら、先端部分及び中間部分のくびれ部を越すまでの間
に、その中心軸を通るスリットを形成することにより、
フック抜け止めピンの、ピン挿入・保持部への挿入、保
持、及び基板に対する取付け、取外し作業時の移動を容
易にすることができる。また、このようなスリットが形
成されていても、ハウジング本体等に外力が加わったと
き、ピン挿入・保持部の小径部分がくびれ部に押し付け
られる状態となるので、くびれ部が小径部分から抜け出
すことは、まずない。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1(a),(b)は本発明の一実施例を
示す側面図及び正面図、図2はそのフック抜け止めピン
及びピン挿入・保持部の部分の拡大側面図及び底面図、
図3(a),(b)はその基板への取付け前及び取付け
後の状態を示す断面側面図である。
【0019】この実施例の基板用コネクタ100は、嵌
合相手方と電気的接続を行う複数のコンタクト110
と、これら複数のコンタクト110を配列、保持固定す
るハウジング本体120と、このハウジング本体120
の両側面それぞれから予め定められた大きさで延び出し
た搭載固定用つば130と、これら搭載固定用つば13
0の下面(基板への実装側の面)から予め定められた太
さ及び高さで突出する胴部141、及びこの胴部141
の先端に傘状に形成された傘部142を、その中心軸を
通るスリット143で2分割して成り、基板500のコ
ネクタ固定用穴510に押し込まれてその傘部142が
コネクタ固定用穴510からの抜け止めとなる固定用フ
ック140と、以下に詳述するピン挿入・保持部150
及びフック抜け止めピン160と、を有する構成、構造
となっている。
【0020】まず、ピン挿入・保持部150は、固定用
フック140の中心軸を中心軸として固定用フック14
0及び搭載固定用つば130を貫通する孔に、搭載固定
用つば内の一部分(この実施例ではその上面側の部分)
だけ他の部分とは内径が小さい小径部分151が形成さ
れて成り、フック抜け止めピン160は、ピン挿入・保
持部150の小径部分151以外の部分に挿入可能な外
径、及び予め定められた長さを有し、その先端部分及び
中間部分に、小径部分151の内径より小さめの外形と
なるようにくびれたくびれ部161,162が形成さ
れ、その先端部分のくびれ部161が小径部分151に
はめ込まれてこの状態で固定用フック140の、分割さ
れた間に入り込んでその間隔が狭くなるのを防いで固定
用フック140がコネクタ固定用穴510から抜け出さ
ないようにし、中間部分のくびれ部162が小径部分1
51にはめ込まれてこの状態で、固定用フック140か
ら抜け出して固定用フック140の、コネクタ固定用穴
510に対する挿抜を容易にし、また、その先端から、
先端部分及び中間部分のくびれ部161,162を通り
過ぎるまでの間に、その中心軸を通るスリット163が
形成されていて、くびれ部161,162の、小径部分
151へのはめ込み、くびれ部間の移動を容易にする構
造となっている。
【0021】この実施例において、フック抜け止めピン
160は、その他の部分とは分離できる部品であるが、
ピン挿入・保持部150内に、そのくびれ部161,1
62のうちの一方(どちらでもよい)が小径部分151
にはめ込まれた状態で保持されて、この基板用コネクタ
100は完成状態となる。フック抜け止めピン160
の、ピン挿入・保持部150内への保持は、フック抜け
止めピン160を、そのスリット163が形成されてい
る先端側から、ピン挿入・保持部150の固定用フック
140側に差し込んで、くびれ部161(先端側)が小
径部分151にはめ込まれるように押し込む。このと
き、スリット163による間隔が狭まって、くびれ部1
61の小径部分151へのはめ込みが容易になる。この
状態で、基板用コネクタ100の完成状態としてもよ
い。更に、フック抜け止めピン160を押し込んで、又
はその先端部分をつまんで上方に引き出し、くびれ部1
62(中間部分の)を小径部分151にはめ込んだ状態
として、完成状態とすることもできる。このくびれ部1
61,162間の移動も、スリット163による間隔が
狭くなるので容易に行うことができる。
【0022】また、この基板用コネクタ100は、全構
成部品が一体化された状態となっているので、その保
管、管理が容易であり、また、その運搬作業や基板への
取付け作業等において、構成部品、例えばフック抜け止
めピン等を紛失してしまう、というような危険性はなく
なる。
【0023】次に、この基板用コネクタ100の基板5
00への取付けは、フック抜け止めピン160を、その
中間部分のくびれ部162が小径部分151にはめ込ま
れた状態でピン挿入・保持部150内に保持し、固定用
フック140を基板500のコネクタ固定用穴510に
押し込む。このとき、フック抜け止めピン160は固定
用フック140から抜け出しているので、押込み時、ス
リット143による間隔が狭くなって固定用フック14
0のコネクタ固定用穴510への押込みは容易となる。
固定用フック140の傘部142がコネクタ固定用穴5
10を通り過ぎると、スリット143による間隔が元に
戻り、傘部142はコネクタ固定用穴510の縁にひっ
かかって、固定用フック140の、コネクタ固定用穴5
10からの抜け止めとなる。この状態でフック抜け止め
ピン160を、その先端部分のくびれ部161が小径部
分151にはめ込まれる位置まで押し込んで、この基板
用コネクタ100の、基板500への取付けは完了す
る。
【0024】この状態では、フック抜け止めピン160
が固定用フック140内に保持されているので、ハウジ
ング本体120等に、固定用フック140のスリット1
43及びその延長面と直交する外力が加わっても、この
フック抜け止めピン160によって、スリット143で
2分割された固定用フック140の間隔がそれ(160
の外径)より狭くなることはなく、傘部142がコネク
タ固定用穴510の縁にひっかかった状態を維持するこ
とができて、固定用フック140がコネクタ固定用穴5
10から抜け出すのを防ぐことができる。
【0025】また、フック抜け止めピン160には、そ
のくびれ部161,162の小径部分151へのはめ込
み、及びくびれ部間の移動を容易にするスリット163
が形成されているが、ハウジング本体120等に外力が
加わった場合、小径部分151がくびれ部(161又は
162)に押し付けられる状態となるので、くびれ部1
61,162が小径部分151から抜け出してしまうよ
うなことは、まずなく、従って、固定用フック140を
コネクタ固定用穴510に装着し続けることができる。
【0026】次に、この基板用コネクタ100を基板5
00から取り外す必要が生じた場合には、まず、フック
抜け止めピン160の先端部分をつまんでその中間部分
のくびれ部162が小径部分151にはめ込まれる位置
まで抜き出して、フック抜け止めピン160を固定用フ
ック140内から抜き出し、ハウジング本体120等に
外力を与えて、固定用フック140をコネクタ固定用穴
510から抜き出せばよい。
【0027】このように、この実施例においては、基板
500への取付け、基板500からの取外しが、特殊な
工具を用いることなく、フック抜け止めピン160を押
し込んだり、引き抜いたりすることで容易にできる。ま
た、全構成部品が一体化されているので、その保管、管
理が容易であり、かつ、取付け作業等における部品紛失
という問題点も解決することができる。しかも、部品点
数を必要最小限に抑えることができ、その組込みも容易
であるので、製品コストを安くすることができる。もち
ろん、この基板用コネクタ100を基板500に取付け
た状態では、その固定用フック140がコネクタ固定用
穴510から抜け出すようなことは、まずなく、基板5
00に対する搭載、固定状態を維持し続けることができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ハウジン
グ本体から延び出した搭載固定用つばに、その基板実装
側の面から突出した胴部及び傘部を含み、これらがスリ
ットで分割された固定用フックを設け、この固定用フッ
クの中心軸を中心軸として搭載固定用つば及び固定用フ
ックを貫通する孔に、搭載固定用つば内の一部分だけ他
の部分より小さい内径の小径部分が形成されたピン挿入
・保持部を設け、このピン挿入・保持部の小径部分以外
の部分に挿入可能な外径、及び予め定められた長さを有
し、その先端部分及び中間部分に、小径部分より小さめ
の外径を有してくびれたくびれ部が形成され、その先端
部分のくびれ部がピン挿入・保持部の小径部分にはめ込
まれてこの状態で固定用フックの、分割された間に入り
込み、中間部分のくびれ部が小径部分にはめ込まれてこ
の状態で固定用フックから抜け出す状態となる、フック
抜け止めピンを設けた構成、構造とすることにより、基
板への取付け、基板からの取外しを、特殊な工具を用い
ることなく、フック抜け止めピンを押し込んだり引き抜
いたりする作業で容易に行うことができ、全構成部品が
一体化されているので、その保管、管理が容易となり、
かつ取付け作業時等における部品の紛失という危険性を
無くすことができ、更に、部品点数を必要最小限に抑え
ることができてその組込みも容易であるので、製品コス
トを安くすることができ、しかも、基板に取り付けられ
た状態では、ハウジング本体等に外力が加わっても、固
定用フックを基板のコネクタ固定用穴に装着し続けるこ
とができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図及び正面図であ
る。
【図2】図1に示された実施例のフック抜け止めピン及
びピン挿入・保持部の部分の拡大側面図及び底面図であ
る。
【図3】図1に示された実施例の基板への取付け前、取
付け後の状態を示す断面側面図である。
【図4】従来の基板用コネクタの第1の例の、側面図及
び正面図である。
【図5】図4に示された基板用コネクタの固定用フック
部分の拡大側面図及び底面図、並びに斜視図である。
【図6】従来の基板用コネクタの第2の例の、固定用フ
ック及びフック抜け止めピンの部分の、基板取付け前の
部分断面側面図及び底面図、並びに基板取付け後の断面
側面図である。
【図7】従来の基板用コネクタの第3の例の、固定用フ
ック及びプラグ部分の基板取付け前の部分断面側面図及
び底面図、並びに基板取付け後の断面側面図である。
【符号の説明】
100,100x〜100z 基板用コネクタ 110 コンタクト 120 ハウジング本体 130,130x〜130z 搭載固定用つば 140,140x〜140z 固定用フック 141,141x〜141z 胴部 142,142x〜142z 傘部 143,143x〜143z スリット 144 プラグ挿入保持孔 150 ピン挿入・保持部 151 小径部分 160,160y フック抜け止めピン 161,162 くびれ部 163 スリット 170 ピン挿入孔 180 プラグ 181 胴部 182 傘部 500 基板 510 コネクタ固定用穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に搭載固定されて電気的接続を行う
    基板用コネクタであって、次の各構成を有することを特
    徴とする基板用コネクタ。 (イ)嵌合相手方と電気的接続を行う複数のコンタクト (ロ)前記複数のコンタクトを配列、保持固定するハウ
    ジング本体 (ハ)前記ハウジング本体から予め定められた大きさで
    延び出した搭載固定用つば (ニ)前記搭載固定用つばから予め定められた太さ及び
    高さで突出し、その先端部分が傘状に形成され、かつ、
    その中心軸を通るスリットで分割されて、前記基板のコ
    ネクタ固定用穴に押し込まれ、前記傘状部分がこのコネ
    クタ固定用穴からの抜け止めとなる、固定用フック (ホ)前記固定用フックの中心軸を中心軸として前記固
    定用フック及び搭載固定用つばを貫通する孔に、前記搭
    載固定用つば内の一部分だけ他の部分とは内径が小さい
    小径部分が形成されて成る、ピン挿入・保持部 (ヘ)前記ピン挿入・保持部の小径部分以外の部分に挿
    入可能な外径、及び予め定められた長さを有し、その先
    端部分及び中間部分に、前記小径部分の内径より小さめ
    の外径となるようにくびれたくびれ部が形成され、その
    先端部分のくびれ部が前記小径部分にはめ込まれてこの
    状態で、前記固定用フックの、分割された間に入り込ん
    でその間隔が狭くなるのを防ぎ、前記中間部分のくびれ
    部が前記小径部分にはめ込まれてこの状態で前記固定用
    フックから抜け出した状態となる、フック抜け止めピン
  2. 【請求項2】 前記フック抜け止めピンは、その先端か
    ら、先端部分及び中間部分のくびれ部を通り越すまでの
    間に、その中心軸を通るスリットが形成されて、前記く
    びれ部の、前記ピン挿入・保持部の小径部分へのはめ込
    み、及びくびれ部間の移動を容易にする構造である、請
    求項1記載の基板用コネクタ。
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