JP2002216873A - ケーブルのシールド接続構造 - Google Patents

ケーブルのシールド接続構造

Info

Publication number
JP2002216873A
JP2002216873A JP2001014252A JP2001014252A JP2002216873A JP 2002216873 A JP2002216873 A JP 2002216873A JP 2001014252 A JP2001014252 A JP 2001014252A JP 2001014252 A JP2001014252 A JP 2001014252A JP 2002216873 A JP2002216873 A JP 2002216873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
shield
conductor
signal
printed circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001014252A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Morikawa
博充 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PFU Ltd filed Critical PFU Ltd
Priority to JP2001014252A priority Critical patent/JP2002216873A/ja
Publication of JP2002216873A publication Critical patent/JP2002216873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、例えばコネクタを使用することに
よる信号回路の電気的特性変化を抑制するため、あるい
は小型化に伴いコネクタを実装するための物理的制限、
さらに予想されるケーブルの着脱回数制限などで情報処
理装置間の通常のコネクタに代替し、プリント回路板と
ケーブルとをケーブル導体自体あるいは中継手段を介し
て接続する構成となるケーブルのシールド接続構造に関
り、当該ケーブルのシールド導体の接地を、簡単かつ確
実な接続ができる構造を実現する。 【解決手段】 プリント回路板の信号回路と接続する信
号導体の絶縁体を除去した部分の投影面積を超えるよう
にしたケーブルの端末に構成したシールド導体と、前記
シールド導体の絶縁体を除去した部分の投影面積を超え
る大きさのケーブルを固定する固定部とを備え、前記ケ
ーブルに構成したシールド導体を、当該ケーブルの信号
導体の投影面積全体を覆うようにして接地する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコネクタを
使用することによる信号回路の電気的特性変化を抑制す
るため、あるいは小型化に伴いコネクタを実装するため
の物理的制限、さらに予想されるケーブルの着脱回数制
限などで情報処理装置間の通常のコネクタに代替し、プ
リント回路板とケーブルとをケーブル導体自体あるいは
中継手段を介して接続する構成となるケーブルのシール
ド接続構造に関り、当該ケーブルのシールド導体の接地
を、簡単かつ確実な接続ができる、ケーブルのシールド
接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9に従来例のケーブルのシールド接続
構造を示し同図(a)に全体概要図を、同図(b)に要
部断面図を示す。
【0003】同図において、51はケーブルであり、フ
ラットケーブルやリボンケーブルそしてフレキシブルプ
リント配線板でなる情報処理装置間の複数の線芯による
複数の信号伝送回路を扁平に一まとめに構成した電線か
らなる。52はシールド導体であり、ケーブル51を周
囲の妨害波から遮断することおよび周囲への妨害波の放
出を遮断する細線導体の網組あるいは導電体の箔をケー
ブル51の片面または両面に形成したものである。53
は信号導体であり、ケーブル51を構成する、信号伝送
回路の線芯からなる。54はコネクタであり、ケーブル
51をプリント回路板55に接続と固定とをするための
樹脂部品などからなる。55はプリント回路板であり、
所定の電気回路を絶縁板に構成したものである。56は
導電性テープであり、導電体の箔からなりテープ状で任
意の位置に導電構造を形成できる。57は金具であり、
ケーブル51のシールド導体52を筐体に接続するため
の例えばねじによって筐体に接続できる部分を持つ導電
体からなる。59はねじであり、コネクタ54をプリン
ト回路板55に固定する締結部品となる。61は信号回
路であり、ケーブル51の信号導体53と接続するプリ
ント回路板55側の導体である。62はシールド回路で
あり、ケーブル51のシールド導体52を接地するプリ
ント回路板55側の導体である。
【0004】従来例のケーブル51のシールド接続構造
は、図9(a)に示すように、プリント回路板55側で
同図(b)の詳細図に示すようにコネクタ54はケーブ
ル51を固定するに止まり、導電性テープ56などのシ
ールド部材をシールド導体52に巻き付け筐体とシール
ド導体52とを導電性接着剤などで接地する。あるいは
ケ−ブル51に構成されたシールド導体52に金具57
を挟み当該金具57の一部を筐体にねじなどで止めて接
地する形態を採ってきた。
【0005】しかし当該形態はケーブルの中間で前記導
電性テープや金具によってシールド接続するため、ケー
ブルの屈曲などでシールド導体の位置ずれが起きて、同
図(b)に示す隙間gが変化し、ケーブルの両端の端末
まで信号導体53の投影面積全体を覆うようにしてシー
ルド導体でシールド接続を行うことができなくなること
が発生している。
【0006】そのためケーブルの屈曲などで位置ずれが
発生してシールド導体が信号導体の投影面積全体を覆う
ようにしてシールドを実施することが困難となってい
る。その結果信号処理回路の高速化に対応したシールド
接続構造として不充分なことになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の従来
のケーブルの信号処理回路の高速化に対応したシールド
接続構造として不充分なシールド接続構造における次の
問題点解決を課題とする。
【0008】1)ケーブルの両端の端末まで信号導体の
投影面積全体を覆うようにしてシールド導体でシールド
接続をできないことが発生することとなる、ケーブルの
中間で前記導電性テープや金具によってシールド接続し
ている。
【0009】2)そのためケーブルの屈曲などで位置ず
れが発生してシールド導体が信号導体の投影面積全体を
覆うようにしてシールドを実施することが困難となるこ
とが発生する。
【0010】3)ケーブルの中間で前記導電性テープや
金具によってシールド接続するため、ケーブルの敷設や
保守作業が容易に行える形態となっていなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するために、プリント回路板の信号回路にケーブルの信
号導体を直接的に接触させて当該プリント回路板と当該
ケーブルの信号導体とを直接接続するケーブルのシール
ド接続構造において、プリント回路板の信号回路と接続
する信号導体の絶縁体を除去した部分の投影面積を超え
るようにしたケーブルの端末に構成したシールド導体
と、前記シールド導体の絶縁体を除去した部分の投影面
積を超える大きさのケーブルを固定する固定部とを備
え、前記ケーブルに構成したシールド導体を、当該ケー
ブルの信号導体の投影面積全体を覆うようにして接地す
る、ケーブルのシールド接続構造とすることを特徴とす
る。
【0012】この手段によって、プリント回路板の信号
回路と接続する信号導体の絶縁体を除去した部分の投影
面積を超えるようにしたケーブルの端末に構成したシー
ルド導体と、前記シールド導体の絶縁体を除去した部分
の投影面積を超える大きさのケーブルを固定する固定部
とで、前記ケーブルに構成したシールド導体を、当該ケ
ーブルの信号導体の投影面積全体を覆うようにして接地
できるため、シールド導体が信号導体の投影面積のすべ
てを覆ってシールド接続を実施するとともに、ケーブル
の屈曲などでシールド導体の位置ずれの発生を防止し、
ケーブルの敷設や保守作業が容易に行える形態にするこ
とができるケーブルのシールド接続構造を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、図1に示すように本発明の
ケーブルのシールド接続構造は、プリント回路板10の
信号回路11と接続する信号導体3の絶縁体を除去した
部分の投影面積を超えるようにしたケーブル1の端末に
構成したシールド導体2と、前記シールド導体2の絶縁
体を除去した部分の投影面積を超える大きさのケーブル
1を固定する固定部8とを備え、前記ケーブル1に構成
したシールド導体2を、当該ケーブル1の信号導体3の
投影面積全体を覆うようにして接地する構成とした。
【0014】この手段によって、プリント回路板の信号
回路と接続する信号導体の絶縁体を除去した部分の投影
面積を超えるようにしたケーブルの端末に構成したシー
ルド導体と、前記シールド導体の絶縁体を除去した部分
の投影面積を超える大きさのケーブルを固定する固定部
とを備えるため、前記ケーブルに構成したシールド導体
を、当該ケーブルの信号導体の投影面積全体を覆うよう
にして接地でき、シールド導体が信号導体の投影面積の
すべてを覆って確実なシールド接続を実施することがで
きる作用を得る。
【0015】次に、図3示すように本発明のケーブルの
シールド接続構造は、前記固定部8を、前記信号導体3
を所定位置で押圧してプリント回路板10の信号回路1
1と接続した後、ケーブル1をプリント回路板10に固
定すると同時に、当該ケーブル1の対応する信号導体3
の投影面積を超える大きさのコネクタ4と、前記ケーブ
ル1を接地するシールド端子7とを備える構成とした。
【0016】この手段によって、前記固定部は、前記信
号導体を所定位置に押圧してプリント回路板の信号回路
と接続した後、ケーブルをプリント回路板に固定すると
同時に、当該ケーブルの対応する信号導体の投影面積を
覆うコネクタと、前記ケーブルを接地するシールド端子
とを備える構成にできるため、ケーブルを固定すると同
時に、当該ケーブルの信号導体の投影面積全体を覆うシ
ールド接続構成とすることができる作用を得る。
【0017】また、図4に示すように本発明のケーブル
のシールド接続構造は、両面にシールド導体2を形成し
たケーブル1の信号導体3の投影面積を超えるように、
ケーブル1を上下から挟むようにコネクタ4とプリント
回路板10のシールド回路12とで上下から覆う構成に
した。
【0018】この手段によって、両面にシールド導体を
形成したケーブルの信号導体の投影面積を超えるよう
に、ケーブルを上下から挟むようにコネクタとプリント
回路板のシールド回路とで上下から覆う構成にしたた
め、ケーブルの信号導体の投影面積全体を、両面に形成
したシールド導体で上下から覆うことができる作用を得
る。
【0019】さらに、図2に示すように本発明のケーブ
ルのシールド接続構造は、プリント回路板10の信号回
路11と接続する信号導体3の絶縁体を除去した部分の
投影面積を超えるようにしたケーブル1の端末に構成し
たシールド導体2と、前記シールド導体2の絶縁体を除
去した部分の投影面積を超える大きさのケーブル1を固
定する固定部8と、プリント回路板10の信号回路11
にケーブル1の信号導体3を中継して接触する弾性中継
体6とを備え、前記ケーブル1に構成したシールド導体
2を、当該ケーブル1の信号導体3の投影面積全体を覆
うようにして接地する構成にした。
【0020】この手段によって、プリント回路板の信号
回路と接続する信号導体の絶縁体を除去した部分の投影
面積を超えるようにしたケーブルの端末に構成したシー
ルド導体と、前記シールド導体の絶縁体を除去した部分
の投影面積を超える大きさのケーブルを固定する固定部
と、プリント回路板の信号回路にケーブルの信号導体を
中継して接触する弾性中継体とを備えるため、前記ケー
ブルに構成したシールド導体を、当該ケーブルの信号導
体の投影面積全体を覆うようにして接地することがで
き、シールド導体が信号導体の投影面積のすべてを覆っ
て中継手段を採っても確実なシールド接続を実施するこ
とができる作用を得る。
【0021】次に、図5に示すように本発明のケーブル
のシールド接続構造は、前記固定部8を、前記信号導体
3を所定位置で押圧して弾性中継体6と接続した後、ケ
ーブル1をプリント回路板10に固定すると同時に、当
該ケーブル1の対応する信号導体3の投影面積を超える
大きさのケーブル中継部品5と、前記ケーブル1を接地
するシールド端子7とを備える構成とした。
【0022】この手段によって、前記固定部は、前記信
号導体を所定位置に押圧して弾性中継体と接続した後、
ケーブルをプリント回路板に固定すると同時に、当該ケ
ーブルの対応する信号導体の投影面積を覆うケーブル中
継部品と、前記ケーブルを接地するシールド端子とを備
えることができるため、ケーブルを固定すると同時に、
当該ケーブルの信号導体の投影面積全体を覆うシールド
接続構成とすることができる作用を得る。
【0023】また、図6に示すように本発明のケーブル
のシールド接続構造は、両面にシールド導体2を形成し
たケーブル1の信号導体3の投影面積を超えるように、
ケーブル1を上下から挟むようにケーブル中継部品5と
プリント回路板10のシールド回路12とで上下から覆
う構成にした。
【0024】この手段によって、前記ケーブル中継部品
は、両面にシールド導体を形成したケーブルの信号導体
の投影面積全体を、両面に形成したシールド導体で上下
から覆うことができるため、ケーブルの信号導体の投影
面積全体を、両面に形成したシールド導体で上下から覆
うことができる作用を得る。
【0025】さらに、図7および図8に示すように本発
明のケーブルのシールド接続構造は、前記コネクタ4お
よびケーブル中継部品5の前記固定部8は、前記ケーブ
ル1の固定部分に、位置決め突起14および/または抜
け止め部15と、すり割りつきの筒状のシールド端子7
とを備えることとした。
【0026】この手段によって、前記固定部は、前記ケ
ーブルの固定部分に、位置決め突起および/または抜け
止め部と、筒状のシールド端子とを備えることができる
ため、コネクタおよびケーブル中継部品は、ケーブルを
押圧して接続する時に正確な位置決めができると共に、
ケーブルの屈曲などでシールド導体の位置ずれが起き
て、ケーブルの両端の端末までシールド導体でシールド
接続を行うことができなくなることを確実に防止し、さ
らにシールド端子とプリント回路板との接触面積を広め
てシールド接続を確実にすることができる作用を得る。
【0027】
【実施例】以下、図1ないし図8の本発明に関わる実施
例の図面を参照して説明する。なお、以下において、同
一部分は同一符号を付し、詳細の説明を省略することが
ある。
【0028】図1において、1はケーブルであり、フラ
ットケーブルやリボンケーブルそしてフレキシブルプリ
ント配線板でなる情報処理装置間の複数の線芯による複
数の信号伝送回路を扁平に一まとめに構成する電線から
なる。2はシールド導体であり、ケーブル1を周囲の妨
害波から遮断することおよび、周囲への妨害波の放出を
遮断する細線導体の網組あるいは導電体の箔をケーブル
1の片面または両面に形成したものである。3は信号導
体であり、ケーブル1を構成する、信号伝送回路の線芯
からなる。4はコネクタであり、ケーブル1をプリント
回路板10に接続と固定とをするための樹脂部品などか
らなる。8は固定部であり、ケーブル1をプリント回路
板10に固定とシールド接続とをするものである。なお
固定部8のケーブル1への押圧力を一定にできるよう
に、シールド導体2との接触面にリブやフランジを設定
しても良い。さらにケーブル1の押圧力を一定にできる
と共に、ケーブル1を当該固定部8から抜け難くそして
シールド導体2との接触面積を拡大できるように、シー
ルド導体2との接触面の表面を波形に加工を施しても良
い。9はねじであり、固定部8をプリント回路板10に
ねじによって固定する締結部品となる。10はプリント
回路板であり、所定の電気回路を絶縁板に構成したもの
である。11は信号回路であり、ケーブル1の信号導体
3と接続するプリント回路板10側の導体からなる。1
2はシールド回路であり、ケーブル1のシールド導体2
と接続するプリント回路板10側の接地された導体から
なる。
【0029】図1は、本発明の原理図であり、同図
(a)に全体概要図を、同図(b)に要部断面図を示
す。
【0030】同図において、例えばケーブル1のシール
ド導体2が片面のみの場合のケーブル1のシールド接続
について説明する。ケーブル1のシールド導体2の接地
構造を、簡単かつ確実なシールド接続ができる手段とし
て、次のような構成とした。
【0031】同図(b)に示すようにケーブル1は、シ
ールド導体2と固定部8とを接触して接地させる部分W
2の絶縁シースと、信号導体3とプリント回路板10の
信号回路11とを接触させる部分W3の絶縁シースとを
皮むき削除しておく。
【0032】固定部8は、ケーブル1の幅を超え対応す
る信号導体3の投影面積を覆う寸法W8の導電性の例え
ば金属でなる板を用い、ケーブル1を固定するために前
記板の両端にねじ9を挿入してねじ止めできるように、
ねじ穴を設定する。
【0033】ケーブル1のシールド導体2の接地は、ケ
ーブル1を固定部8とプリント回路板10との間に挟
み、ねじ9で固定部8を引き寄せ信号導体3とプリント
回路板10の信号回路11とを接触させると共に、ねじ
9の頭でプリント回路板10のシールド回路12と接続
する構造とした。
【0034】このことによって、ケーブルに構成したシ
ールド導体を、固定部で当該ケーブルの信号導体の投影
面積全体を覆うようにして接地できるため、シールド導
体が信号導体の投影面積全体を覆って確実なシールド接
続を実施することができる。
【0035】図3は、本発明の他の実施例図であり、同
図(a)に上面図を、同図(b)に要部断面図を示す。
【0036】同図において、7はシールド端子であり、
ケーブル1のプリント回路板10との固定手段とシール
ド導体2を接地するプリント回路板10のシールド回路
12と接続する導体とを兼用するものである。13は爪
であり、コネクタ4をプリント回路板10に係止によっ
て固定する部分で、コネクタ4をプリント回路板10に
挿入する時にはばねによって自然に引っ込み、コネクタ
4をプリント回路板10から除去する時にはばねによっ
て飛び出ている当該部分を押し込んで除去する。
【0037】同図において、例えばケーブル1のシール
ド導体2が片面のみの場合のケーブル1のシールド接続
について説明する。ケーブル1のシールド導体2の接地
構造を、前記図1のねじに代わって簡単かつ確実なシー
ルド接続ができる手段として、次のような構成とした。
【0038】ケーブル1は、前記図1(b)と同様に、
シールド導体2とコネクタ4の固定部8とを接触して接
地させる部分の絶縁シースと、信号導体3とプリント回
路板10の信号回路11とを接触させる部分の絶縁シー
スとを同図(b)に示すように皮むき削除しておく。
【0039】コネクタ4は、ケーブル1の幅を超え対応
する信号導体3の投影面積を覆う寸法の導電性の例えば
金属でなる固定部8と、ケーブル1を固定するために前
記図1のねじに代わって固定部8の両端に爪13を先端
に形成したシールド端子7を溶接などで電気的に接続を
行い一体化して設定する。
【0040】ケーブル1のシールド導体2の接地はケー
ブル1のシールド導体2と固定部8との接触によってプ
リント回路板10のシールド回路12と接続すると同時
に固定できるように、ケーブル1を固定部8とプリント
回路板10との間に挟み爪13を先端に形成したシール
ド端子7で固定部8を押さえつけて信号導体3とプリン
ト回路板10の信号回路11とを接触させ、さらに爪1
3を先端に形成したシールド端子7でプリント回路板1
0のシールド回路12と接続する導体を形成した穴と接
触させて接地と固定とをする構造とした。
【0041】このことによって、当該固定部は、前記信
号導体を所定位置に押圧してプリント回路板の信号回路
と接続した後、ケーブルをプリント回路板に固定すると
同時に、当該ケーブルの対応する信号導体の投影面積を
覆うコネクタと、前記ケーブルを接地するシールド端子
とを備える構成にできるため、ケーブルを固定すると同
時に、当該ケーブルの信号導体の投影面積全体を覆うシ
ールド接続構成とすることができる。
【0042】図4は、本発明の他の実施例図であり、同
図(a)に上面図を、同図(b)に要部断面図を示す。
【0043】同図において、例えばケーブル1のシール
ド導体2が両面であり相互が接続されている場合のケー
ブル1のシールド接続について説明する。ケーブル1の
シールド導体2の接地構造をシールド導体が両面にある
場合においても、簡単かつ確実なシールド接続ができる
手段として、次のような構成とした。
【0044】ケーブル1は、前記図1(b)と同様に、
シールド導体2とコネクタ4の固定部8とを接触して接
地させる部分と後述のプリント回路板10のシールド回
路12と小間隔で近接させる部分との絶縁シースと、信
号導体3とプリント回路板10の信号回路11とを接触
させる部分の絶縁シースを同図(b)に示すように皮む
き削除しておく。
【0045】コネクタ4は、前記図3と同様に、ケーブ
ル1の幅を超え対応する信号導体3の投影面積を覆う寸
法の導電性の例えば金属でなる固定部8と、ケーブル1
を固定するために前記図1のねじに代わって、固定部8
の両端に爪13を先端に形成したシールド端子7を溶接
などで電気的にも接続を行い一体化して設定する。
【0046】ケーブル1のシールド導体2の接地は、前
記図3と同様に、ケーブル1を固定部8とプリント回路
板10との間に挟み爪13を先端に形成したシールド端
子7で固定部8を押さえつけて信号導体3とプリント回
路板10の信号回路11とを接触させる。さらに爪13
を先端に形成したシールド端子7でプリント回路板10
のシールド回路を構成する穴と接触させてシールド回路
12と接続し接地と固定とをする。またプリント回路板
10の内層などに前記固定部8と接触させたシールド導
体2のもう一方をシールドできるように、シールド回路
12とシールド導体2とを小間隔で近接させるようにシ
ールド回路12を信号回路11の直下に拡大しておき、
シールド導体2のもう一方を当該プリント回路板10の
シールド回路12と小間隔で近接させる部分を備えた構
造とした。
【0047】このことによって、両面にシールド導体を
形成したケーブルの信号導体の投影面積全体を、ケーブ
ルを上下から挟むようにコネクタとプリント回路板のシ
ールド回路とで覆うことができるため、ケーブルの信号
導体の投影面積全体を、ケーブルを上下から挟むコネク
タで上下からシールド接続することができる。
【0048】図2は、本発明の実施例図であり、同図
(a)に全体概要図を、同図(b)に要部断面図を示
す。
【0049】同図において、6は弾性中継体であり、一
方をケーブル1の信号導体3と接触し、他方をプリント
回路板10の信号回路11と接触し、信号導体3とプリ
ント回路板10の信号回路11とを中継するばねなどで
なる弾性を持った導体からなる。
【0050】同図において、例えばケーブル1のシール
ド導体2が片面のみの場合のケーブル1のシールド接続
について説明する。ケーブル1のシールド導体2の接地
構造を、中継手段を採った場合でも簡単かつ確実なシー
ルド接続ができる手段として、次のような構成とした。
【0051】ケーブル1は、シールド導体2と固定部8
とを接触して接地させる部分W2の絶縁シースと、信号
導体3と弾性中継体6とを接触させる部分W3の絶縁シ
ースとを同図(b)に示すように皮むき削除しておく。
【0052】固定部8は、ケーブル1の幅を超え対応す
る信号導体3の投影面積を覆う寸法W8の導電性の例え
ば金属でなる板を用い、ケーブル1を固定するために前
記板の両端にねじ9を挿入してねじ止めできるように、
ねじ穴を設定する。
【0053】ケーブル1のシールド導体2の接地は、ケ
ーブル1を固定部8と弾性中継体6との間に挟みねじ9
で固定部8を引き寄せ信号導体3を弾性中継体6を中継
してプリント回路板10の信号回路11とを接触させる
と共に、ねじ9の頭でプリント回路板10のシールド回
路12と接続する構造とした。
【0054】このことによって、プリント回路板の信号
回路と接続する信号導体の絶縁体を除去した部分の投影
面積を超えるようにしたケーブルの端末に構成したシー
ルド導体と、前記シールド導体の絶縁体を除去した部分
の投影面積を超える大きさのケーブルを固定する固定部
と、プリント回路板の信号回路にケーブルの信号導体を
中継して接触する弾性中継体とを備えるため、前記ケー
ブルに構成したシールド導体を、当該ケーブルの信号導
体の投影面積全体を覆うようにして接地することがで
き、シールド導体が信号導体の投影面積のすべてを覆っ
て、中継手段を採った場合でも確実なシールド接続を実
施することができる。
【0055】図5は、本発明の他の実施例図であり、同
図(a)に上面図を、同図(b)に要部断面図を示す。
【0056】同図において、5はケーブル中継部品であ
り、コネクタ4の別の形態となるケーブル1の信号導体
3と接触して当該ケーブル中継部品5を中継してプリン
ト回路板10とケーブル1の信号導体3とを間接して接
続できるように信号導体3とプリント回路板10とを中
継する弾性中継体6を樹脂成形などにより所定位置に配
置し、シールド端子7と一体に設定したものである。
【0057】同図において、例えばケーブル1のシール
ド導体2が片面のみの場合のケーブル1のシールド接続
について説明する。ケーブル1のシールド導体2の接地
構造を、前記図2のねじに代わって、簡単かつ確実なシ
ールド接続ができる手段として、次のような構成とし
た。
【0058】ケーブル1は、前記図2(b)と同様に、
シールド導体2と固定部8とを接触して接地させる部分
の絶縁シースと、信号導体3とケーブル中継部品5の弾
性中継体6とを接触させる部分の絶縁シースとを同図
(b)に示すように皮むき削除しておく。
【0059】ケーブル中継部品5の固定部8は、前記図
2(b)と同様に、ケーブル1の幅を超え対応する信号
導体3の投影面積を覆う寸法の導電性の例えば金属でな
る板を用い、ケーブル1を固定するために前記図2のね
じに代わってシールド端子7として、固定部8の両端に
爪13を先端に形成した棒状の金属でなる支柱を溶接な
どで電気的接続を行って一体化して設定する。
【0060】ケーブル1のシールド導体2の接地は、ケ
ーブル1を固定部8とケーブル中継部品5の弾性中継体
6との間に挟み爪13を先端に形成したシールド端子7
で固定部8を押さえつけて信号導体3とプリント回路板
10の信号回路11とを接続させる、さらに爪13を先
端に形成したシールド端子7でプリント回路板10のシ
ールド回路を構成する穴と接触してシールド回路12と
接続する構造とした。
【0061】このことによって、前記固定部は、前記信
号導体を所定位置に押圧して当該ケーブル中継部品の信
号回路と接続した後、ケーブルをプリント回路板に固定
すると同時に、当該ケーブルの対応する信号導体の投影
面積を覆うケーブル中継部品と、前記ケーブルを接地す
るシールド端子とを備えることができるため、ケーブル
を固定すると同時に、当該ケーブルの信号導体の全体を
覆うシールド接続構成とすることができる。
【0062】図6は、本発明の他の実施例図であり、同
図(a)に上面図を、同図(b)に要部断面図を示す。
【0063】同図において、例えばケーブル1のシール
ド導体2が両面であり相互が接続されている場合のケー
ブル1のシールド接続について説明する。ケーブル1の
シールド導体2の接地構造を、シールド導体が両面にあ
る場合においても、簡単かつ確実なシールド接続ができ
る手段として、次のような構成とした。
【0064】ケーブル1は、前記図2(b)と同様に、
シールド導体2とケーブル中継部品5の固定部8とを接
触して接地させる部分の絶縁シースと、信号導体3と中
継部品5の弾性中継体6とを接触させる部分の絶縁シー
スとを同図(b)に示すように皮むき削除しておく。
【0065】ケーブル1のシールド導体2の接地は、ケ
ーブル1を固定部8とケーブル中継部品5の弾性中継体
6との間に挟み爪13を先端に形成したシールド端子7
で固定部8を押さえつけて信号導体3とプリント回路板
10の信号回路11とを接続させる、さらに爪13を先
端に形成したシールド端子7でプリント回路板10のシ
ールド回路を構成する穴と接触してシールド回路12と
接続する。またプリント回路板10の内層などに前記固
定部8と接触させたシールド導体2のもう一方をシール
ドできるように、シールド回路12とシールド導体2と
を小間隔で近接させるようにシールド回路12を信号回
路11の直下に拡大しておき、シールド導体2のもう一
方を当該プリント回路板10のシールド回路12と小間
隔で近接させる部分を備えた構造とした。
【0066】このことによって、両面にシールド導体を
形成したケーブルの信号導体の投影面積全体を、ケーブ
ルを上下から挟むようにケーブル中継部品とプリント回
路板のシールド回路とで覆うことができるため、ケーブ
ルの信号導体の投影面積全体を、ケーブル中継部品で上
下からシールド接続することができる。
【0067】図7および図8は、本発明の他の実施例図
であり、同図(a)に上面図を、同図(b)に要部断面
図を、同図(c)に同図(b)のA−A断面図を示す。
【0068】同図において、例えばケーブル1のシール
ド導体2が片面のみである場合のケーブル1のシールド
接続について説明する。ケーブル1のシールド導体2の
接地構造を、正確な位置決めと、簡単かつ確実なシール
ド接続ができる手段として、次のような構成とした。
【0069】同図において、14は位置決め突起であ
り、ケーブル1の信号導体3とプリント回路板10の信
号回路11とを押圧によって接続する時に、ケーブル1
の信号導体3とプリント回路板10の信号回路11との
正確な位置合わせをできるように、ケーブル1に設けた
位置決め穴あるいは切欠けに対応するように、コネクタ
4およびケーブル中継部品5の固定部8のケーブル1の
押圧部に形成する細い突起である。15は抜け止め部で
あり、ケーブル1の信号導体3とプリント回路板10の
信号回路11とを押圧によって接続した後、当該接続が
水平方向にずれて接続が解けないようにケーブル1に設
けた抜け止め穴あるいは切欠けに対応するように、コネ
クタ4およびケーブル中継部品5の固定部8のケーブル
1の押圧部に形成する水平方向にずれる力に対応できる
太さの突起である。なお、位置決め穴あるいは切欠け
は、他方の切欠けあるいは抜け止め穴と兼用する形態で
あっても良い。
【0070】図7において、ケーブル1は、前記図1
(b)と同様に、シールド導体2とコネクタ4の固定部
8とを接触して接地させる部分の絶縁シースと、信号導
体3とプリント回路板10の信号回路11とを接触させ
る部分の絶縁シースとを同図(b)に示すように皮むき
削除しておく。
【0071】コネクタ4は、ケーブル1の幅を超え対応
する信号導体3の投影面積を覆う寸法の導電性の例えば
金属でなる固定部8と、ケーブル1を固定するために固
定部8の両端に爪13を先端に形成したすり割りつきの
筒状に形成するシールド端子7を溶接などで電気的に接
続を行い一体化し、さらにケーブル1の固定部8に位置
決め突起14および/または抜け止め部15を設定す
る。
【0072】ケーブル1のシールド導体2の接地はケー
ブル1のシールド導体2と固定部8との接触によってプ
リント回路板10のシールド回路12と接続すると同時
に固定できるように、ケーブル1を固定部8とプリント
回路板10との間に挟み爪13を先端に形成したシール
ド端子7で固定部8を押さえつけて信号導体3とプリン
ト回路板10の信号回路11とを接触させ、さらに爪1
3を先端に形成したシールド端子7でプリント回路板1
0のシールド回路12と接続する導体を形成した穴と接
触させて接地する構造とした。
【0073】図8において、ケーブル1は、前記図2
(b)と同様に、シールド導体2とケーブル中継部品5
の固定部8とを接触して接地させる部分の絶縁シース
と、信号導体3とケーブル中継部品5の弾性中継体6と
を接触させる部分の絶縁シースとを同図(b)に示すよ
うに皮むき削除しておく。
【0074】ケーブル中継部品5の固定部8は、前記図
5(b)と同様に、ケーブル1の幅を超え対応する信号
導体3の投影面積を覆う寸法の導電性の例えば金属でな
る板を用い、ケーブル1を固定するために固定部8の両
端に爪13を先端に形成したすり割りつきの筒状に形成
するシールド端子7を溶接などで電気的に接続を行い一
体化し、さらにケーブル1の固定部8に位置決め突起1
4および/または抜け止め部15を設定する。
【0075】ケーブル1のシールド導体2の接地は、ケ
ーブル1をケーブル中継部品5の固定部8とケーブル中
継部品5の弾性中継体6との間に挟み爪13を先端に形
成したシールド端子7で固定部8を押さえつけて信号導
体3とプリント回路板10の信号回路11とを接続させ
る。さらに爪13を先端に形成したシールド端子7でプ
リント回路板10の前記シールド回路を構成する穴と接
触してシールド回路12と接続する構造とした。
【0076】このことによって、前記コネクタおよびケ
ーブル中継部品は、前記ケーブルの固定部分に、位置決
め突起および/または抜け止め部と、筒状のシールド端
子とを備えることができるため、コネクタおよびケーブ
ル中継部品は、ケーブルを押圧して接続する時に正確な
位置決めができると共に、ケーブルの屈曲などでシール
ド導体の位置ずれが起きて、ケーブルの両端の端末まで
シールド導体でシールド接続を行うことができなくなる
ことを確実に防止し、さらにシールド端子とプリント回
路板との接触面積を広めてシールド接続を確実にするこ
とができる。
【0077】なお、前記の実施例はフラットケーブルや
リボンケーブルそしてフレキシブルプリント配線板でな
るケーブルにシールド導体や絶縁シースが一体に形成さ
れた形態について述べたが、フラットケーブルやリボン
ケーブルそしてフレキシブルプリント配線板でなるケー
ブルにシート状あるいはチューブ状のシールド導体や絶
縁シースを積層あるいは被覆させた形態であっても良
い。
【0078】
【発明の効果】以上説明した本発明は、次の効果が期待
できる。
【0079】まず、プリント回路板の信号回路と接続す
る信号導体の絶縁体を除去した部分の投影面積を超える
ようにしたケーブルの端末に構成したシールド導体と、
前記シールド導体の絶縁体を除去した部分の投影面積を
超える大きさのケーブルを固定する固定部とを備え、前
記ケーブルに構成したシールド導体を、当該ケーブルの
信号導体の投影面積全体を覆うようにして接地する構成
とした。
【0080】このことで、ケーブルに構成したシールド
導体を、固定部で当該ケーブルの信号導体の投影面積全
体を覆うようにして接地できるため、シールド導体が信
号導体の投影面積すべてを覆って確実なシールド接続を
実施することができ、ケーブルに構成する回路の安定し
た動作を維持することができる。
【0081】次に、前記固定部は、前記信号導体を所定
位置で押圧してプリント回路板の信号回路と接続した
後、ケーブルをプリント回路板に固定すると同時に、当
該ケーブルの対応する信号導体の投影面積を超える大き
さのコネクタと、前記ケーブルを接地するシールド端子
とを備える構成とした。
【0082】このことで、前記コネクタは、前記信号導
体を所定位置に押圧してプリント回路板の信号回路と接
続した後、ケーブルをプリント回路板に固定すると同時
に、当該ケーブルの対応する信号導体の投影面積を覆う
固定部と、前記ケーブルを接地するシールド端子とを備
える構成にできるため、前記の効果に加え、ケーブルを
固定すると同時に、当該ケーブルの信号導体の投影面積
全体を覆う確実なシールド接続構成とすることができ、
実装作業の容易な簡単で確実なシールド接続とすること
ができる。
【0083】また、前記ケーブルのシールド接続構造
は、両面にシールド導体を形成したケーブルの信号導体
の投影面積を超えるように、ケーブルを上下から挟むよ
うにコネクタとプリント回路板のシールド回路とで上下
から覆う構成とした。
【0084】このことで、前記コネクタは、両面にシー
ルド導体を形成したケーブルの信号導体の投影面積を超
えるように、ケーブルを上下から挟むようにシールドで
きるため、前記の効果に加え、ケーブルの信号導体の投
影面積全体を、両面に形成するシールド導体で上下から
覆うことができ、ケーブルの両端の端末まで両面のシー
ルド導体でシールド接続を行うことができる。
【0085】さらに、プリント回路板の信号回路と接続
する信号導体の絶縁体を除去した部分の投影面積を超え
るようにしたケーブルの端末に構成したシールド導体
と、前記シールド導体の絶縁体を除去した部分の投影面
積を超える大きさのケーブルを固定する固定部と、プリ
ント回路板の信号回路にケーブルの信号導体を中継して
接触する弾性中継体とを備え、前記ケーブルに構成した
シールド導体を、当該ケーブルの信号導体の投影面積全
体を覆うようにして接地する構成にした。
【0086】このことで、ケーブルの信号導体を中継し
て接触する弾性中継体を備えるため、前記の効果に加
え、ケーブルの着脱回数を増加できる接続信頼性を改善
したシールド接続を行うことができる。
【0087】次に、前記固定部は、前記信号導体を所定
位置で押圧してケーブル中継部品の弾性中継体と接続し
た後、ケーブルをプリント回路板に固定すると同時に、
当該ケーブルの対応する信号導体の投影面積を超える大
きさのケーブル中継部品と、前記ケーブルを接地するシ
ールド端子とを備える構成とした。
【0088】このことで、前記ケーブル中継部品は、前
記信号導体を所定位置に押圧して当該ケーブル中継部品
の信号回路と接続した後、ケーブルをプリント回路板に
固定すると同時に、当該ケーブルの対応する信号導体の
投影面積を覆う固定部と、前記ケーブルを確実に接地す
るシールド端子とを備えることができるため、前記の効
果に加え、交換の発生するケーブルに対応でき、ケーブ
ルを固定すると同時に、当該ケーブルの信号導体の全体
を覆う確実なシールド接続構成とすることができる。
【0089】また、前記ケーブルのシールド接続構造
は、両面にシールド導体を形成したケーブルの信号導体
の投影面積を超えるように、ケーブルを上下から挟むよ
うにケーブル中継部品とプリント回路板のシールド回路
とで上下から覆う構成にした。
【0090】このことで、前記ケーブル中継部品は、両
面にシールド導体を形成したケーブルの信号導体の投影
面積を超えるように、ケーブル中継部品とプリント回路
板のシールド回路とでケーブルを上下から挟むようにで
きるため、前記の効果に加え、ケーブルの信号導体の投
影面積全体を、両面に形成するシールド導体で上下から
覆うことができ、両面に形成するシールド導体でケーブ
ルの両端の端末まで両面のシールド導体で確実なシール
ド接続を行うことができる。
【0091】さらに、前記コネクタおよびケーブル中継
部品の前記固定部は、前記ケーブルの固定部分に、位置
決め突起および/または抜け止め部と、すり割りつきの
筒状のシールド端子とを備える構成にした。
【0092】このことで、ケーブルの固定部分に、位置
決め突起および/または抜け止め部と、すり割りつきの
筒状のシールド端子とを備えるため、前記の効果に加
え、ケーブルを押圧して接続する時に正確な位置決めが
できると共に、ケーブルの屈曲などでシールド導体の位
置ずれが起きて、ケーブルの両端の端末までシールド導
体でシールド接続を行うことができなくなることを確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例図である。
【図3】本発明の他の実施例図である。
【図4】本発明の他の実施例図である。
【図5】本発明の他の実施例図である。
【図6】本発明の他の実施例図である。
【図7】本発明の他の実施例図である。
【図8】本発明の他の実施例図である。
【図9】従来例の実施例図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 シールド導体 3 信号導体 4 コネクタ 5 ケーブル中継部品 6 弾性中継体 7 シールド端子 8 固定部 10 プリント回路板 11 信号回路 12 シールド回路 14 位置決め突起 15 抜け止め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 1/14 H05K 9/00 L 5G361 3/16 H01R 9/07 Z 5G375 15/08 9/09 Z H05K 9/00 23/68 E Fターム(参考) 5E021 FA05 FB01 FB08 FB10 FB11 FC19 FC23 GA05 LA08 LA11 LA21 5E023 AA04 AA06 AA16 AA18 BB06 BB09 BB10 BB22 BB23 CC05 CC23 DD26 EE19 GG02 GG09 HH01 HH08 HH11 HH12 5E077 BB05 BB07 BB08 BB09 BB22 BB23 BB31 BB32 BB33 CC06 CC23 CC30 DD14 DD17 GG23 HH07 JJ16 JJ17 5E321 AA02 AA14 AA17 BB21 BB41 BB44 CC03 CC22 GG01 GG09 5G355 AA08 BA04 BA12 5G361 BA01 BA07 BB01 BC01 5G375 AA12 CA03 CA17 DB11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント回路板の信号回路にケーブルの信
    号導体を直接的に接触させて当該プリント回路板と当該
    ケーブルの信号導体とを直接接続するケーブルのシール
    ド接続構造において、 プリント回路板(10)の信号回路(11)と接続する
    信号導体(3)の絶縁体を除去した部分の投影面積を超
    えるようにしたケーブル(1)の端末に構成したシール
    ド導体(2)と、 前記シールド導体(2)の絶縁体を除去した部分の投影
    面積を超える大きさのケーブル(1)を固定する固定部
    (8)とを備え、 前記ケーブル(1)に構成したシールド導体(2)を、
    当該ケーブル(1)の信号導体(3)の投影面積全体を
    覆うようにして接地する、 ことを特徴とするケーブルのシールド接続構造。
  2. 【請求項2】前記固定部(8)は、 前記信号導体(3)を所定位置で押圧してプリント回路
    板(10)の信号回路(11)と接続した後、ケーブル
    (1)をプリント回路板(10)に固定すると同時に、
    当該ケーブル(1)の対応する信号導体(3)の投影面
    積を超える大きさのコネクタ(4)と、 前記ケーブル(1)を接地するシールド端子(7)とを
    備える、 ことを特徴とする請求項1記載のケーブルのシールド接
    続構造。
  3. 【請求項3】前記ケーブルのシールド接続構造は、 両面にシールド導体(2)を形成したケーブル(1)の
    信号導体(3)の投影面積を超えるように、ケーブル
    (1)を上下から挟むようにコネクタ(4)とプリント
    回路板(10)のシールド回路(12)とで上下から覆
    う構成にする、 ことを特徴とする請求項2記載のケーブルのシールド接
    続構造。
  4. 【請求項4】プリント回路板の信号回路にケーブルの信
    号導体を間接的に接触させて当該プリント回路板と当該
    ケーブルの信号導体とを間接接続するケーブルのシール
    ド接続構造において、 プリント回路板(10)の信号回路(11)と接続する
    信号導体(3)の絶縁体を除去した部分の投影面積を超
    えるようにしたケーブル(1)の端末に構成したシール
    ド導体(2)と、 前記シールド導体(2)の絶縁体を除去した部分の投影
    面積を超える大きさのケーブル(1)を固定する固定部
    (8)と、 プリント回路板(10)の信号回路(11)にケーブル
    (1)の信号導体(3)を中継して接触する弾性中継体
    (6)とを備え、 前記ケーブル(1)に構成したシールド導体(2)を、
    当該ケーブル(1)の信号導体(3)の投影面積全体を
    覆うようにして接地する、 ことを特徴とするケーブルのシールド接続構造。
  5. 【請求項5】前記固定部(8)は、 前記信号導体(3)を所定位置で押圧して弾性中継体
    (6)と接続した後、ケーブル(1)をプリント回路板
    (10)に固定すると同時に、当該ケーブル(1)の対
    応する信号導体(3)の投影面積を超える大きさのケー
    ブル中継部品(5)と、 前記ケーブル(1)を接地するシールド端子(7)とを
    備える、 ことを特徴とする請求項4記載のケーブルのシールド接
    続構造。
  6. 【請求項6】前記ケーブルのシールド接続構造は、 両面にシールド導体(2)を形成したケーブル(1)の
    信号導体(3)の投影面積を超えるように、ケーブル
    (1)を上下から挟むようにケーブル中継部品(5)と
    プリント回路板(10)のシールド回路(12)とで上
    下から覆う構成にする、 ことを特徴とする請求項5記載のケーブルのシールド接
    続構造。
  7. 【請求項7】前記コネクタ(4)およびケーブル中継部
    品(5)の前記固定部(8)は、 前記ケーブル(1)の固定部分に、位置決め突起(1
    4)および/または抜け止め部(15)と、 すり割りつきの筒状のシールド端子(7)とを備える、 ことを特徴とする請求項2または5記載のケーブルのシ
    ールド接続構造。
JP2001014252A 2001-01-23 2001-01-23 ケーブルのシールド接続構造 Pending JP2002216873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001014252A JP2002216873A (ja) 2001-01-23 2001-01-23 ケーブルのシールド接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001014252A JP2002216873A (ja) 2001-01-23 2001-01-23 ケーブルのシールド接続構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002216873A true JP2002216873A (ja) 2002-08-02

Family

ID=18880977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001014252A Pending JP2002216873A (ja) 2001-01-23 2001-01-23 ケーブルのシールド接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002216873A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008537288A (ja) * 2005-04-07 2008-09-11 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ケーブルハーネス体
US8282412B1 (en) 2011-04-28 2012-10-09 Hitachi Cable, Ltd. Flat cable and connection structure between flat cable and printed wiring board
US8308503B2 (en) 2011-01-13 2012-11-13 Hitachi Cable, Ltd. Flat cable and connection structure between flat cable and printed wiring board
WO2018042793A1 (ja) 2016-08-30 2018-03-08 山一電機株式会社 フレキシブルケーブル用コネクタ、フレキシブルケーブル用アダプタ、及び、フレキシブルケーブル
CN108963475A (zh) * 2017-05-26 2018-12-07 联想(新加坡)私人有限公司 电缆连接构造以及电缆连接方法
CN112909659A (zh) * 2019-12-03 2021-06-04 日本航空电子工业株式会社 线束、连接物和连接器
WO2022068535A1 (zh) * 2020-09-30 2022-04-07 华为技术有限公司 电路板组件和电子设备

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008537288A (ja) * 2005-04-07 2008-09-11 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ケーブルハーネス体
US8308503B2 (en) 2011-01-13 2012-11-13 Hitachi Cable, Ltd. Flat cable and connection structure between flat cable and printed wiring board
US8282412B1 (en) 2011-04-28 2012-10-09 Hitachi Cable, Ltd. Flat cable and connection structure between flat cable and printed wiring board
WO2018042793A1 (ja) 2016-08-30 2018-03-08 山一電機株式会社 フレキシブルケーブル用コネクタ、フレキシブルケーブル用アダプタ、及び、フレキシブルケーブル
CN108963475A (zh) * 2017-05-26 2018-12-07 联想(新加坡)私人有限公司 电缆连接构造以及电缆连接方法
JP2018200779A (ja) * 2017-05-26 2018-12-20 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド ケーブル接続構造及びケーブル接続方法
US10181662B2 (en) 2017-05-26 2019-01-15 Lenovo (Singapore) Pte Ltd Switching device having a push button
CN108963475B (zh) * 2017-05-26 2020-04-24 联想(新加坡)私人有限公司 电缆连接构造以及电缆连接方法
CN112909659A (zh) * 2019-12-03 2021-06-04 日本航空电子工业株式会社 线束、连接物和连接器
WO2022068535A1 (zh) * 2020-09-30 2022-04-07 华为技术有限公司 电路板组件和电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4954001B2 (ja) 多芯ケーブルコネクタ
US8241065B2 (en) Electrical connector
KR100716401B1 (ko) 박형 시트 부재의 접속에 적합한 커넥터
US4894022A (en) Solderless surface mount card edge connector
JPH0676894A (ja) コネクタ
US11404828B2 (en) Connector assembly
JPH11512222A (ja) リボン・ケーブル・コネクタ・アッセンブリ
JP3262198B2 (ja) コネクタ
US20070099444A1 (en) Circuit board with shielded connection
JP2002216873A (ja) ケーブルのシールド接続構造
JP2006333573A (ja) ケーブルクランプ及び携帯用電子機器
JP5787081B2 (ja) コネクタ装置
JP2001015187A (ja) 同軸ケーブルコネクタ
JPS61269876A (ja) グランド端子をもつ多極コネクタへのテ−プ電線接続方法
JP4070988B2 (ja) 平型柔軟ケーブル用コネクタ
JP3977636B2 (ja) 平型柔軟ケーブル用コネクタ
JP5307656B2 (ja) コネクタ
JP2001143784A (ja) フラット配線材拘束用クリップとこれを利用した基板へのフラット配線材接続構造
JP2002270979A (ja) 導電部材の取付構造および取付方法
JP2007042633A (ja) 同軸ケーブル接地構造並びにコネクタ及びその結線方法
JP2877604B2 (ja) コネクタ装置
JP2001143793A (ja) 基板へのフラット配線材の接続構造及び接続用クリップ
JP3212460B2 (ja) コネクタ
JP2002270985A (ja) 導電部材の取付構造および取付方法
JPH029588Y2 (ja)