JP2002216705A - 外部電極形蛍光ランプ - Google Patents
外部電極形蛍光ランプInfo
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- JP2002216705A JP2002216705A JP2001012657A JP2001012657A JP2002216705A JP 2002216705 A JP2002216705 A JP 2002216705A JP 2001012657 A JP2001012657 A JP 2001012657A JP 2001012657 A JP2001012657 A JP 2001012657A JP 2002216705 A JP2002216705 A JP 2002216705A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可視光放射面の白濁化現象を防止し、液晶表
示の信頼性ないし品質向上を図れる外部電極型蛍光ラン
プの提供。 【解決手段】 内壁面に蛍光体皮膜2が形成され、かつ
少なくともキセノンガスを含む放電媒体が封入されたガ
ラス管1と、前記ガラス管1の少なくとも一端側にリー
ド端子4を導出して封装された内部電極3と、前記ガラ
ス管1外周面に、管軸方向ほぼ全長に亘って螺旋状に捲
装配置された外部電極5と、前記外部電極5に接続する
供電線7と、前記外部電極5が捲装配置された領域を被
覆する熱収縮性樹脂チューブ6と、前記熱収縮性樹脂チ
ューブ6の少なくとも両端部内壁面側に配置され、ガラ
ス管1外周面との間を封止する封止材10とを有するこ
とを特徴とする外部電極形蛍光ランプである。
示の信頼性ないし品質向上を図れる外部電極型蛍光ラン
プの提供。 【解決手段】 内壁面に蛍光体皮膜2が形成され、かつ
少なくともキセノンガスを含む放電媒体が封入されたガ
ラス管1と、前記ガラス管1の少なくとも一端側にリー
ド端子4を導出して封装された内部電極3と、前記ガラ
ス管1外周面に、管軸方向ほぼ全長に亘って螺旋状に捲
装配置された外部電極5と、前記外部電極5に接続する
供電線7と、前記外部電極5が捲装配置された領域を被
覆する熱収縮性樹脂チューブ6と、前記熱収縮性樹脂チ
ューブ6の少なくとも両端部内壁面側に配置され、ガラ
ス管1外周面との間を封止する封止材10とを有するこ
とを特徴とする外部電極形蛍光ランプである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置のバ
ックライト用光源に適する外面電極形蛍光ランプに関す
る。
ックライト用光源に適する外面電極形蛍光ランプに関す
る。
【0002】たとえばパーソナルコンピューター、液晶
テレビ、ナビゲーションなどに使用される液晶表示装置
は、パーソナルコンピューターなどの普及とともに、高
性能、長寿命化が要求されている。そして、それらの構
成において、バックライト用光源として使用される蛍光
ランプの高性能化も進められている。ここで、キセノン
ガスなどの希ガス放電を利用したキセノン蛍光ランプ
は、有害物質である水銀を使用しないため、廃棄処分の
際に環境に与える悪影響が少ないほか、明るさや放電電
圧が周囲温度にほとんど影響されず、寿命も長いなどの
特長が利用されている。
テレビ、ナビゲーションなどに使用される液晶表示装置
は、パーソナルコンピューターなどの普及とともに、高
性能、長寿命化が要求されている。そして、それらの構
成において、バックライト用光源として使用される蛍光
ランプの高性能化も進められている。ここで、キセノン
ガスなどの希ガス放電を利用したキセノン蛍光ランプ
は、有害物質である水銀を使用しないため、廃棄処分の
際に環境に与える悪影響が少ないほか、明るさや放電電
圧が周囲温度にほとんど影響されず、寿命も長いなどの
特長が利用されている。
【0003】ところで、高性能化を図った冷陰極蛍光ラ
ンプとして、内壁面に蛍光体皮膜が形成され、かつキセ
ノンガスなどの放電媒体が封入されたガラス管と、前記
ガラス管の少なくとも一端側にリード端子を導出して封
装された内部電極と、前記ガラス管外周面に、管軸方向
ほぼ全長に亘って所要のピッチで螺旋状に捲装された導
電線より成る外部電極と、前記外部電極に接続する供電
線とを有する外部電極形蛍光ランプが開発されている。
ンプとして、内壁面に蛍光体皮膜が形成され、かつキセ
ノンガスなどの放電媒体が封入されたガラス管と、前記
ガラス管の少なくとも一端側にリード端子を導出して封
装された内部電極と、前記ガラス管外周面に、管軸方向
ほぼ全長に亘って所要のピッチで螺旋状に捲装された導
電線より成る外部電極と、前記外部電極に接続する供電
線とを有する外部電極形蛍光ランプが開発されている。
【0004】図6(a),(b),(c)は、従来の外
部電極形蛍光ランプの一構成例を示すもので、図6
(a)は透視的な側面図、図6(b)は横断面図、図6
(c)は図6(b)のA−A線に沿った一部拡大断面図
である。図 6(a),(b),(c)において、1は
発光管として機能する気密封止のガラス管、2は前記ガ
ラス管1の内壁面に形成された蛍光体被膜である。ここ
で、ガラス管1は、たとえば外径1.2〜10.0mm
程度、長さ50〜800mm程度で、放電媒体としての
希ガス、たとえばキセノンガスもしくはキセノンガスを
主体とした希ガス系が封入されている。
部電極形蛍光ランプの一構成例を示すもので、図6
(a)は透視的な側面図、図6(b)は横断面図、図6
(c)は図6(b)のA−A線に沿った一部拡大断面図
である。図 6(a),(b),(c)において、1は
発光管として機能する気密封止のガラス管、2は前記ガ
ラス管1の内壁面に形成された蛍光体被膜である。ここ
で、ガラス管1は、たとえば外径1.2〜10.0mm
程度、長さ50〜800mm程度で、放電媒体としての
希ガス、たとえばキセノンガスもしくはキセノンガスを
主体とした希ガス系が封入されている。
【0005】また、3は前記ガラス管1の一端側にリー
ド端子(導入線)4を導出して封装された内部電極、5
は前記ガラス管1の外周面に、管軸方向ほぼ全長に亘っ
て所要のピッチで螺旋状に捲装された外部電極、6は前
記外部電極5の捲装面を被覆する透光性の熱収縮性樹脂
チューブ、7は前記外部電極5の糸足と半田付け・接続
された供電線(支持用リード線)である。
ド端子(導入線)4を導出して封装された内部電極、5
は前記ガラス管1の外周面に、管軸方向ほぼ全長に亘っ
て所要のピッチで螺旋状に捲装された外部電極、6は前
記外部電極5の捲装面を被覆する透光性の熱収縮性樹脂
チューブ、7は前記外部電極5の糸足と半田付け・接続
された供電線(支持用リード線)である。
【0006】ここで、内部電極3は、たとえばNi系の
一端開口の円筒体である。また、リード端子4は、たと
えばKOV系の線ないし棒状体であり、一端部が内部電
極3を形成する円筒体の底壁面に溶接により接続する一
方、他端がガラス管1に気密に封止・導出されている。
さらに、外部電極5は、たとえばNi線で、遮光部を低
減するため線径0.1mm程度の細線が使用される。
一端開口の円筒体である。また、リード端子4は、たと
えばKOV系の線ないし棒状体であり、一端部が内部電
極3を形成する円筒体の底壁面に溶接により接続する一
方、他端がガラス管1に気密に封止・導出されている。
さらに、外部電極5は、たとえばNi線で、遮光部を低
減するため線径0.1mm程度の細線が使用される。
【0007】上記外部電極形蛍光ランプは、リード端子
4を介して内部電極3に、また、供電線7を介して外部
電極5に、図示を省略してある電源から所要の矩形波電
圧を印加(たとえば20〜100KHz、1〜2KVの
電圧を供給)すると、両電極3、5による放電が開始
し、ガラス管1内で紫外線を放射する。こうして放射さ
れた紫外線が、ガラス管1内壁面の蛍光体被膜2によっ
て、可視光線に変換されて蛍光ランプ光源として機能す
る。
4を介して内部電極3に、また、供電線7を介して外部
電極5に、図示を省略してある電源から所要の矩形波電
圧を印加(たとえば20〜100KHz、1〜2KVの
電圧を供給)すると、両電極3、5による放電が開始
し、ガラス管1内で紫外線を放射する。こうして放射さ
れた紫外線が、ガラス管1内壁面の蛍光体被膜2によっ
て、可視光線に変換されて蛍光ランプ光源として機能す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の外部電極形
蛍光ランプは、発光効率が良好で、安定した点灯など行
い易いという利点を有する。また、両電極3、5に対す
るリード端子4、および供電線7がガラス管1の端縁部
で、その軸方向に延出されているため、バックライトユ
ニットの組立における装着・位置決めなど行い易くして
あるが、実用上、次のような不都合がしばしば発生す
る。
蛍光ランプは、発光効率が良好で、安定した点灯など行
い易いという利点を有する。また、両電極3、5に対す
るリード端子4、および供電線7がガラス管1の端縁部
で、その軸方向に延出されているため、バックライトユ
ニットの組立における装着・位置決めなど行い易くして
あるが、実用上、次のような不都合がしばしば発生す
る。
【0009】すなわち、上記外部電極形蛍光ランプの構
成では、外部電極5が供電線7に糸足を接続するため
に、熱収縮性樹脂チューブ6の被覆から導出される領域
などにおいて、図6(c)に示すごとく、ガラス管1外
周面に外部電極5の線径分に相当する隙間8を生じる。
この隙間8、換言すると、被覆する熱収縮性樹脂チュー
ブ6の端部における浮き上がり、もしくはガラス管1外
周面からの離隔は、外気の流入出口となり、捲装されて
いる外部電極5と大気との接触を招来する。
成では、外部電極5が供電線7に糸足を接続するため
に、熱収縮性樹脂チューブ6の被覆から導出される領域
などにおいて、図6(c)に示すごとく、ガラス管1外
周面に外部電極5の線径分に相当する隙間8を生じる。
この隙間8、換言すると、被覆する熱収縮性樹脂チュー
ブ6の端部における浮き上がり、もしくはガラス管1外
周面からの離隔は、外気の流入出口となり、捲装されて
いる外部電極5と大気との接触を招来する。
【0010】そして、この外部電極5と大気との接触
は、外部電極形蛍光ランプの点灯による温度上昇に伴っ
て、大気中の酸素や水分と外部電極5との反応を引き起
こす現象が認められる。この現象は、外部電極形蛍光ラ
ンプ両端付近(熱収縮性樹脂チューブ6被覆領域端部)
の大気に多く曝されている領域で発生し易く、図7に模
式的に示すように、外部電極5を構成する金属の酸化物
(反応生成物)9がガラス管1外周面と外部電極5とで
形成する隙間に堆積して白濁化を起こす。なお、外部電
極5の素材として、耐候性のすぐれたステンレス鋼線を
使用した場合も同様の現象が認められる。
は、外部電極形蛍光ランプの点灯による温度上昇に伴っ
て、大気中の酸素や水分と外部電極5との反応を引き起
こす現象が認められる。この現象は、外部電極形蛍光ラ
ンプ両端付近(熱収縮性樹脂チューブ6被覆領域端部)
の大気に多く曝されている領域で発生し易く、図7に模
式的に示すように、外部電極5を構成する金属の酸化物
(反応生成物)9がガラス管1外周面と外部電極5とで
形成する隙間に堆積して白濁化を起こす。なお、外部電
極5の素材として、耐候性のすぐれたステンレス鋼線を
使用した場合も同様の現象が認められる。
【0011】ここで、ガラス管1外周面と外部電極5と
の隙間8に反応生成物9が堆積し、白濁化を引き起こす
と、外部電極形蛍光ランプの点灯・放射による可視光が
遮断されることになる。つまり、少なくとも反応生成物
9が堆積して白濁化した領域(部分)の光量が低減する
ため、外部電極形蛍光ランプは、その管軸方向における
放射光量が不均一化する恐れがある。この管軸方向での
明るさの不均一性ないしバラツキ発生の問題は、液晶表
示画像の高品質化、もしくは性能上の信頼性を損なうこ
とになる。
の隙間8に反応生成物9が堆積し、白濁化を引き起こす
と、外部電極形蛍光ランプの点灯・放射による可視光が
遮断されることになる。つまり、少なくとも反応生成物
9が堆積して白濁化した領域(部分)の光量が低減する
ため、外部電極形蛍光ランプは、その管軸方向における
放射光量が不均一化する恐れがある。この管軸方向での
明るさの不均一性ないしバラツキ発生の問題は、液晶表
示画像の高品質化、もしくは性能上の信頼性を損なうこ
とになる。
【0012】本発明は、上記事情に対処してなされたも
ので、可視光放射面の白濁化現象を防止し、液晶表示の
信頼性ないし品質向上を図れる外部電極型蛍光ランプの
提供を目的とする。
ので、可視光放射面の白濁化現象を防止し、液晶表示の
信頼性ないし品質向上を図れる外部電極型蛍光ランプの
提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内壁
面に蛍光体皮膜が形成され、かつ少なくともキセノンガ
スを含む放電媒体が封入されたガラス管と、前記ガラス
管の少なくとも一端側にリード端子を導出して封装され
た内部電極と、前記ガラス管外周面に、管軸方向ほぼ全
長に亘って螺旋状に捲装配置された外部電極と、前記外
部電極に接続する供電線と、前記外部電極が捲装配置さ
れた領域を被覆する熱収縮性樹脂チューブと、前記熱収
縮性樹脂チューブの少なくとも両端部内壁面側に配置さ
れ、ガラス管外周面との間を封止する封止材とを有する
ことを特徴とする外部電極形蛍光ランプである。
面に蛍光体皮膜が形成され、かつ少なくともキセノンガ
スを含む放電媒体が封入されたガラス管と、前記ガラス
管の少なくとも一端側にリード端子を導出して封装され
た内部電極と、前記ガラス管外周面に、管軸方向ほぼ全
長に亘って螺旋状に捲装配置された外部電極と、前記外
部電極に接続する供電線と、前記外部電極が捲装配置さ
れた領域を被覆する熱収縮性樹脂チューブと、前記熱収
縮性樹脂チューブの少なくとも両端部内壁面側に配置さ
れ、ガラス管外周面との間を封止する封止材とを有する
ことを特徴とする外部電極形蛍光ランプである。
【0014】請求項2の発明は、内壁面に蛍光体皮膜が
形成され、かつ少なくともキセノンガスを含む放電媒体
が封入されたガラス管と、前記ガラス管の少なくとも一
端側にリード端子を導出して封装された内部電極と、前
記ガラス管外周面に、管軸方向ほぼ全長に亘って螺旋状
に捲装配置された外部電極と、前記外部電極に接続する
供電線と、前記外部電極が捲装配置された領域を被覆す
る熱収縮性樹脂チューブと、前記熱収縮性樹脂チューブ
の少なくとも両端部外表面および隣接するガラス管外表
面に跨って配置され、熱収縮性樹脂チューブとガラス管
外周面との間を気密に封止する封止材とを有することを
特徴とする外部電極形蛍光ランプである。
形成され、かつ少なくともキセノンガスを含む放電媒体
が封入されたガラス管と、前記ガラス管の少なくとも一
端側にリード端子を導出して封装された内部電極と、前
記ガラス管外周面に、管軸方向ほぼ全長に亘って螺旋状
に捲装配置された外部電極と、前記外部電極に接続する
供電線と、前記外部電極が捲装配置された領域を被覆す
る熱収縮性樹脂チューブと、前記熱収縮性樹脂チューブ
の少なくとも両端部外表面および隣接するガラス管外表
面に跨って配置され、熱収縮性樹脂チューブとガラス管
外周面との間を気密に封止する封止材とを有することを
特徴とする外部電極形蛍光ランプである。
【0015】請求項3の発明は、請求項1もしくは請求
項2記載の外部電極形蛍光ランプにおいて、封止材がア
クリル樹脂、エポキシ樹脂もしくはシリコーン樹脂であ
ることを特徴とする。
項2記載の外部電極形蛍光ランプにおいて、封止材がア
クリル樹脂、エポキシ樹脂もしくはシリコーン樹脂であ
ることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3記載の外部電極形蛍光ランプにおいて、捲装配置され
た外部電極がシリコーン樹脂で被覆されていることを特
徴とする。
3記載の外部電極形蛍光ランプにおいて、捲装配置され
た外部電極がシリコーン樹脂で被覆されていることを特
徴とする。
【0017】請求項1ないし4の発明において、ガラス
管内に封入された放電媒体は、たとえばキセノンガス、
もしくはキセノン−ネオン混合ガス、キセノン−アルゴ
ン混合ガスなど、キセノンガスを主体とした希ガス類、
あるいは前記希ガス類および水銀の混合系である。ま
た、発光管を成すガラス管は、一般的に、外径1.2〜
10.0mm程度、肉厚0.2〜0.6mm程度、長さ
50〜800mm程であり、その内壁面の蛍光体被膜
は、通常、この種の蛍光ランプで使用されている蛍光体
で形成される。ここで、蛍光体被膜は、ガラス管内全周
に形成してあってもよいし、ガラス管軸方向に一定の幅
で蛍光体被膜が削り取られたアバーチャー構造とするこ
ともできる。
管内に封入された放電媒体は、たとえばキセノンガス、
もしくはキセノン−ネオン混合ガス、キセノン−アルゴ
ン混合ガスなど、キセノンガスを主体とした希ガス類、
あるいは前記希ガス類および水銀の混合系である。ま
た、発光管を成すガラス管は、一般的に、外径1.2〜
10.0mm程度、肉厚0.2〜0.6mm程度、長さ
50〜800mm程であり、その内壁面の蛍光体被膜
は、通常、この種の蛍光ランプで使用されている蛍光体
で形成される。ここで、蛍光体被膜は、ガラス管内全周
に形成してあってもよいし、ガラス管軸方向に一定の幅
で蛍光体被膜が削り取られたアバーチャー構造とするこ
ともできる。
【0018】請求項1ないし4の発明において、内部電
極は、たとえばNiもしくはNi合金などのNi系金属
を素材とした円筒体(もしくは円柱体)を本体としたも
のである。そして、その寸法や構造は、一般的に、長さ
2〜5mm程度であり、内部電極は、ガラス管の一端側
だけでなく、両端側にそれぞれ封装した構造としてもよ
い。
極は、たとえばNiもしくはNi合金などのNi系金属
を素材とした円筒体(もしくは円柱体)を本体としたも
のである。そして、その寸法や構造は、一般的に、長さ
2〜5mm程度であり、内部電極は、ガラス管の一端側
だけでなく、両端側にそれぞれ封装した構造としてもよ
い。
【0019】なお、前記円筒体もしくは円柱体に対する
リード端子(導入線)の接続は、一般的に、溶接などで
行われる。また、ガラス管内における内部電極の封装・
配置は、一般的に、ガラス管に対して同軸的である。
リード端子(導入線)の接続は、一般的に、溶接などで
行われる。また、ガラス管内における内部電極の封装・
配置は、一般的に、ガラス管に対して同軸的である。
【0020】請求項1ないし4の発明において、発光管
を成すガラス管の外周面に螺旋状に捲装・配置する外部
電極は、たとえば径0.05〜0.4mm程度のNi線
やCu線など、抵抗率2x10―4Ωcm以下の導電線
(金属線)である。ここで、導電線の断面形状は、たと
えば円形、楕円形、半円形、矩形、三角形、あるいはそ
れらに擬した形状などでもよい。そして、螺旋状に捲装
するピッチは、一般的には、ガラス管の外径もしくは内
径によって、0.1〜10mm程度のほぼ一定のピッチ
に設定されるが、内部電極から離れるほど外部電極の捲
装ピッチ連続的もしくは階段的に小さく設定し、軸方向
の発光分布を一様化することもできる。なお、この外部
電極の捲装に当たって、導電線の外周面に、たとえばシ
リコーン樹脂などの透明な耐熱性樹脂を塗布しておき、
酸化などに対する保護機能を持たせておいてもよい。
を成すガラス管の外周面に螺旋状に捲装・配置する外部
電極は、たとえば径0.05〜0.4mm程度のNi線
やCu線など、抵抗率2x10―4Ωcm以下の導電線
(金属線)である。ここで、導電線の断面形状は、たと
えば円形、楕円形、半円形、矩形、三角形、あるいはそ
れらに擬した形状などでもよい。そして、螺旋状に捲装
するピッチは、一般的には、ガラス管の外径もしくは内
径によって、0.1〜10mm程度のほぼ一定のピッチ
に設定されるが、内部電極から離れるほど外部電極の捲
装ピッチ連続的もしくは階段的に小さく設定し、軸方向
の発光分布を一様化することもできる。なお、この外部
電極の捲装に当たって、導電線の外周面に、たとえばシ
リコーン樹脂などの透明な耐熱性樹脂を塗布しておき、
酸化などに対する保護機能を持たせておいてもよい。
【0021】請求項1ないし4の発明において、外部電
極の糸足に接続された供電線(支持用リード線)は、一
般的に、外径0.1〜1.5mm程度のNi線、Cu
線、Al線、KOV線、ジュメット線、もしくはこれら
の線を芯線もしくは縒り線とした絶縁被覆線である。な
お、供電線は、その一端をガラス管壁部に封着・植設固
定化し、これに外部電極の延設された糸足を接続する構
成としてもよい。
極の糸足に接続された供電線(支持用リード線)は、一
般的に、外径0.1〜1.5mm程度のNi線、Cu
線、Al線、KOV線、ジュメット線、もしくはこれら
の線を芯線もしくは縒り線とした絶縁被覆線である。な
お、供電線は、その一端をガラス管壁部に封着・植設固
定化し、これに外部電極の延設された糸足を接続する構
成としてもよい。
【0022】請求項1ないし4の発明において、螺旋状
に捲装・配置した外部電極を被覆・固定し、保護ないし
安全性の向上を図る熱収縮性樹脂チューブは、たとえば
熱収縮性のポリエチレンテレフタレート樹脂製チュー
ブ、ポリイミド樹脂チューブ、フッ素樹脂チューブな
ど、適度の耐熱性を有する透光性樹脂チューブである。
つまり、所要の加熱処理を施すと収縮性を呈し、被覆さ
れるガラス管面などに密着的に一体化する樹脂チューブ
ないしフィルムである。
に捲装・配置した外部電極を被覆・固定し、保護ないし
安全性の向上を図る熱収縮性樹脂チューブは、たとえば
熱収縮性のポリエチレンテレフタレート樹脂製チュー
ブ、ポリイミド樹脂チューブ、フッ素樹脂チューブな
ど、適度の耐熱性を有する透光性樹脂チューブである。
つまり、所要の加熱処理を施すと収縮性を呈し、被覆さ
れるガラス管面などに密着的に一体化する樹脂チューブ
ないしフィルムである。
【0023】ここで、透光性樹脂チューブによる被覆
は、供電線との電気的な接続を確保するため、少なくと
も外部電極の一端側を導出させた状態で行われる。すな
わち、供電線と電気的に接続するために、捲装・配置さ
れた外部電極の少なくとも一端側を外方に導出(露出)
させ、前記外部電極の捲装・領域を一体的に、透光性樹
脂チューブの熱収縮性を利用して被覆する。
は、供電線との電気的な接続を確保するため、少なくと
も外部電極の一端側を導出させた状態で行われる。すな
わち、供電線と電気的に接続するために、捲装・配置さ
れた外部電極の少なくとも一端側を外方に導出(露出)
させ、前記外部電極の捲装・領域を一体的に、透光性樹
脂チューブの熱収縮性を利用して被覆する。
【0024】請求項1ないし4の発明において、外部電
極の捲装・領域を一体的に被覆する熱収縮性樹脂チュー
ブ端部の内壁面側、もしくは熱収縮性樹脂チューブ端部
と隣接するガラス管外周面とに跨ってに配置され、ガラ
ス管外周面と熱収縮性チューブ被覆層との間を緻密ない
し気密に封止する封止材は、たとえばアクリル樹脂、エ
ポキシ樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。ここ
で、封止材は、外部電極の導出などにより、ガラス管面
と熱収縮性樹脂チューブとの間に生じた隙間を緻密ない
し気密に封止し、たとえば大気など外気進入を防止する
機能を呈するものである。
極の捲装・領域を一体的に被覆する熱収縮性樹脂チュー
ブ端部の内壁面側、もしくは熱収縮性樹脂チューブ端部
と隣接するガラス管外周面とに跨ってに配置され、ガラ
ス管外周面と熱収縮性チューブ被覆層との間を緻密ない
し気密に封止する封止材は、たとえばアクリル樹脂、エ
ポキシ樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。ここ
で、封止材は、外部電極の導出などにより、ガラス管面
と熱収縮性樹脂チューブとの間に生じた隙間を緻密ない
し気密に封止し、たとえば大気など外気進入を防止する
機能を呈するものである。
【0025】したがって、封止材としては、所要の気密
性ないし充填性などが要求される一方、点灯時における
温度上昇および放射する光にも耐える耐熱性、耐候性な
どを有する材質が選択される。なお、封止材は、少なく
とも熱収縮性樹脂チューブの端部で、外部電極の導出な
いし露出によってガラス管との間に生じる隙間を気密に
封止するように配設する必要がある。また、この気密性
ないし保護性を助長するため、前記封止材の配置は、熱
収縮性樹脂チューブの両端部の全周、捲装・配置された
外部電極線の周縁部、あるいは外部電極の捲装領域全体
に行ってもよい。
性ないし充填性などが要求される一方、点灯時における
温度上昇および放射する光にも耐える耐熱性、耐候性な
どを有する材質が選択される。なお、封止材は、少なく
とも熱収縮性樹脂チューブの端部で、外部電極の導出な
いし露出によってガラス管との間に生じる隙間を気密に
封止するように配設する必要がある。また、この気密性
ないし保護性を助長するため、前記封止材の配置は、熱
収縮性樹脂チューブの両端部の全周、捲装・配置された
外部電極線の周縁部、あるいは外部電極の捲装領域全体
に行ってもよい。
【0026】請求項1ないし4の発明では、ガラス管外
周面に所定ピッチで捲装された外部電極が熱収縮性樹脂
チューブの締め付け作用で固定される一方、前記熱収縮
性樹脂チューブおよび封止材によって外部電極が大気か
ら遮断される。したがって、外部電極が点灯時に大気中
の酸素や水分と反応し、反応生成物により白濁を生じる
恐れも全面的に回避ないし解消されるので、管軸方向に
おける発光ムラのない光源として機能する。
周面に所定ピッチで捲装された外部電極が熱収縮性樹脂
チューブの締め付け作用で固定される一方、前記熱収縮
性樹脂チューブおよび封止材によって外部電極が大気か
ら遮断される。したがって、外部電極が点灯時に大気中
の酸素や水分と反応し、反応生成物により白濁を生じる
恐れも全面的に回避ないし解消されるので、管軸方向に
おける発光ムラのない光源として機能する。
【0027】
【発明の実施態様】以下、図1(a),(b)、図2、
図3、図4および図5を参照して実施例を説明する。
図3、図4および図5を参照して実施例を説明する。
【0028】図1(a),(b)は、第1の実施例に係
る外面電極形蛍光ランプの概略構成を示すもので、図1
(a)は透視的側面図、図1(b)は図1(a)のA−
A線あるいはB−B線に沿った拡大断面図である。
る外面電極形蛍光ランプの概略構成を示すもので、図1
(a)は透視的側面図、図1(b)は図1(a)のA−
A線あるいはB−B線に沿った拡大断面図である。
【0029】図1(a),(b)において、1は発光管
を成すガラス管、たとえば外径1.2〜10.0mm程
度、長さ50〜600mm程度のガラス管である。ここ
で、ガラス管1は、その内壁面に蛍光体被膜2が形成さ
れ、放電媒体として、キセノンガスを主体とした希ガス
が封入されている。また、前記発光管を成すガラス管1
内には、たとえば外径0.6〜2.0mm程度、長さ2
〜5mm程度の円筒型の内部電極3が、リード端子(導
入線)4を介して同軸的に封装されている。
を成すガラス管、たとえば外径1.2〜10.0mm程
度、長さ50〜600mm程度のガラス管である。ここ
で、ガラス管1は、その内壁面に蛍光体被膜2が形成さ
れ、放電媒体として、キセノンガスを主体とした希ガス
が封入されている。また、前記発光管を成すガラス管1
内には、たとえば外径0.6〜2.0mm程度、長さ2
〜5mm程度の円筒型の内部電極3が、リード端子(導
入線)4を介して同軸的に封装されている。
【0030】さらに、5は外部電極、たとえば径0.0
5〜0.4mm程度のNi線やCu線をピッチ間隔1〜
5mm程度で、ガラス管1外周面のほぼ全域に亘って捲
装されている。なお、外部電極5の一端側は、その糸足
5aを供電線(支持用リード線)7、たとえば径0.3
〜0.8mm程度のKOV線を芯線として成る絶縁被覆
線に、半田付けして電気的に接続されている。
5〜0.4mm程度のNi線やCu線をピッチ間隔1〜
5mm程度で、ガラス管1外周面のほぼ全域に亘って捲
装されている。なお、外部電極5の一端側は、その糸足
5aを供電線(支持用リード線)7、たとえば径0.3
〜0.8mm程度のKOV線を芯線として成る絶縁被覆
線に、半田付けして電気的に接続されている。
【0031】さらにまた、6は外部電極5の捲装領域を
含むガラス管1外周面を一体的に被覆し、捲装された外
部電極5を固定化する熱収縮性樹脂チューブ(熱収縮性
樹脂層)、10は前記熱収縮性樹脂チューブ6の両端部
で、外部電極5を形成する導電線の捲装導出部に配置
(配設)され、熱収縮性樹脂チューブ6とガラス管1外
周面との間を充填し、気密に封止する封止材である。こ
こで、熱収縮性樹脂チューブ6は、たとえば厚さ0.2
mm程度の透光性フッ素樹脂製であり、また、封止材は
アクリル樹脂、エポキシ樹脂もしくはシリコーン樹脂で
ある。
含むガラス管1外周面を一体的に被覆し、捲装された外
部電極5を固定化する熱収縮性樹脂チューブ(熱収縮性
樹脂層)、10は前記熱収縮性樹脂チューブ6の両端部
で、外部電極5を形成する導電線の捲装導出部に配置
(配設)され、熱収縮性樹脂チューブ6とガラス管1外
周面との間を充填し、気密に封止する封止材である。こ
こで、熱収縮性樹脂チューブ6は、たとえば厚さ0.2
mm程度の透光性フッ素樹脂製であり、また、封止材は
アクリル樹脂、エポキシ樹脂もしくはシリコーン樹脂で
ある。
【0032】そして、熱収縮性樹脂チューブ6と封止材
10とによって、捲装外部電極5をガラス管1の外周面
に気密封止する一方、外部電極5をガラス管1外周面に
固定させた構成を採った点で特徴付けられる。
10とによって、捲装外部電極5をガラス管1の外周面
に気密封止する一方、外部電極5をガラス管1外周面に
固定させた構成を採った点で特徴付けられる。
【0033】上記外部電極形蛍光ランプは、ガラス管1
外周面に捲装・形成された外部電極の位置ズレが防止な
いし回避されるだけでなく、捲装された外部電極5が大
気から遮断される。したがって、この外部電極型蛍光ラ
ンプを点灯し、ランプ温度が上昇した場合でも、前記外
部電極5は大気と接触していないため、温度・酸素ない
し水分などの相互的な作用に伴う外部電極5自体の酸化
反応など、全面的に回避される。
外周面に捲装・形成された外部電極の位置ズレが防止な
いし回避されるだけでなく、捲装された外部電極5が大
気から遮断される。したがって、この外部電極型蛍光ラ
ンプを点灯し、ランプ温度が上昇した場合でも、前記外
部電極5は大気と接触していないため、温度・酸素ない
し水分などの相互的な作用に伴う外部電極5自体の酸化
反応など、全面的に回避される。
【0034】つまり、外部電極5の酸化反応などによる
生成物の堆積によるガラス管1外周面の白濁化の恐れが
全面的に解消するので、管軸方向の配光ムラの発生も大
幅に改善される。加えて、外部電極5がガラス管1外周
面に固定され、かつ被覆保護されているため、外力など
による接続の離脱・断線などの問題もなくなり、信頼性
の高いバックライトユニットの組立など容易に行える。
また、所要の高周波電圧を印加し、管軸方向における配
光分布は、全長に亘って、ほぼ一様な輝度を呈する。
生成物の堆積によるガラス管1外周面の白濁化の恐れが
全面的に解消するので、管軸方向の配光ムラの発生も大
幅に改善される。加えて、外部電極5がガラス管1外周
面に固定され、かつ被覆保護されているため、外力など
による接続の離脱・断線などの問題もなくなり、信頼性
の高いバックライトユニットの組立など容易に行える。
また、所要の高周波電圧を印加し、管軸方向における配
光分布は、全長に亘って、ほぼ一様な輝度を呈する。
【0035】図2および図3は、第2の実施例に係る外
部電極形蛍光ランプの概略構成を示す透視的側面図であ
る。図2および図3において、1は内壁面に図示を省略
した蛍光体被膜が形成され、放電媒体として、キセノン
ガスを主体とした希ガスが封入されている発光管を成す
ガラス管である。そして、このガラス管1内の一端に
は、図示を省略した内部電極が封装されている。
部電極形蛍光ランプの概略構成を示す透視的側面図であ
る。図2および図3において、1は内壁面に図示を省略
した蛍光体被膜が形成され、放電媒体として、キセノン
ガスを主体とした希ガスが封入されている発光管を成す
ガラス管である。そして、このガラス管1内の一端に
は、図示を省略した内部電極が封装されている。
【0036】また、4は前記内部電極に接続するリード
端子(導入線)、5は前記ガラス管1外周面のほぼ全域
に亘って捲装されている外部電極、7は前記外部電極5
の糸足5aに半田付けで接続されている供電線(支持用
リード線)、6は外部電極5の捲装領域を含むガラス管
1の外周面を一体的に被覆し、捲装された外部電極5を
固定化する熱収縮性樹脂チューブ(熱収縮性樹脂層)で
ある。
端子(導入線)、5は前記ガラス管1外周面のほぼ全域
に亘って捲装されている外部電極、7は前記外部電極5
の糸足5aに半田付けで接続されている供電線(支持用
リード線)、6は外部電極5の捲装領域を含むガラス管
1の外周面を一体的に被覆し、捲装された外部電極5を
固定化する熱収縮性樹脂チューブ(熱収縮性樹脂層)で
ある。
【0037】第2の実施例に係る外部電極形蛍光ランプ
は、第1の実施例の場合と基本的に同様な構成を採って
いる。すなわち、ガラス管1外周面のほぼ全域に亘って
捲装されている外部電極5を含むガラス管1外周面を被
覆封止する熱収縮性樹脂チューブ6の両端部で、ガラス
管1外表面と熱収縮性樹脂チューブ6内周面との間に封
止材10が配置(配設)され(図2)、あるいは熱収縮
性樹脂チューブ6外表面と隣接する領域のガラス管1外
表面(熱収縮性樹脂チューブ6の非被覆部)とに跨って
封止材10が配置(配設)され(図3)、気密に封止し
た他は、同様の構成と成っている。したがって、詳細な
説明を省略するが、外部電極5の捲装領域を熱収縮性樹
脂チューブ6被覆してガラス管1外周面に固定する一
方、捲装されている外部電極5を外気と遮断するような
構成を採った点で、同様に特徴付けられる。
は、第1の実施例の場合と基本的に同様な構成を採って
いる。すなわち、ガラス管1外周面のほぼ全域に亘って
捲装されている外部電極5を含むガラス管1外周面を被
覆封止する熱収縮性樹脂チューブ6の両端部で、ガラス
管1外表面と熱収縮性樹脂チューブ6内周面との間に封
止材10が配置(配設)され(図2)、あるいは熱収縮
性樹脂チューブ6外表面と隣接する領域のガラス管1外
表面(熱収縮性樹脂チューブ6の非被覆部)とに跨って
封止材10が配置(配設)され(図3)、気密に封止し
た他は、同様の構成と成っている。したがって、詳細な
説明を省略するが、外部電極5の捲装領域を熱収縮性樹
脂チューブ6被覆してガラス管1外周面に固定する一
方、捲装されている外部電極5を外気と遮断するような
構成を採った点で、同様に特徴付けられる。
【0038】図4は、第3の実施例に係る外部電極形蛍
光ランプの概略構成を示す透視的側面図である。図4に
おいて、1は内壁面に図示を省略した蛍光体被膜が形成
され、放電媒体として、キセノンガスを主体とした希ガ
スが封入されている発光管を成すガラス管である。そし
て、このガラス管1内の一端には、図示を省略した内部
電極が封装されている。
光ランプの概略構成を示す透視的側面図である。図4に
おいて、1は内壁面に図示を省略した蛍光体被膜が形成
され、放電媒体として、キセノンガスを主体とした希ガ
スが封入されている発光管を成すガラス管である。そし
て、このガラス管1内の一端には、図示を省略した内部
電極が封装されている。
【0039】また、4は前記内部電極に接続するリード
端子(導入線)、5は前記ガラス管1外周面のほぼ全域
に亘って捲装されている外部電極、7は前記外部電極5
の糸足5aに半田付けで接続されている供電線(支持用
リード線)、6は外部電極5の捲装領域を含むガラス管
1の外周面を一体的に被覆し、捲装された外部電極5を
固定化する熱収縮性樹脂チューブ(熱収縮性樹脂層)で
ある。
端子(導入線)、5は前記ガラス管1外周面のほぼ全域
に亘って捲装されている外部電極、7は前記外部電極5
の糸足5aに半田付けで接続されている供電線(支持用
リード線)、6は外部電極5の捲装領域を含むガラス管
1の外周面を一体的に被覆し、捲装された外部電極5を
固定化する熱収縮性樹脂チューブ(熱収縮性樹脂層)で
ある。
【0040】第3の実施例に係る外部電極形蛍光ランプ
は、第1もしくは第2の実施例の場合と基本的に同様な
構成を採っている。すなわち、ガラス管1外周面のほぼ
全域に亘って捲装されている外部電極5を成す導電線を
全体的に封止材10で被覆し、この外部電極5を含むガ
ラス管1外周面を熱収縮性樹脂チューブ6で被覆封止し
て、封止剤10にて捲装外部電極5を気密に封止した他
は、同様の構成と成っている。したがって、詳細な説明
を省略するが、外部電極5の捲装領域を熱収縮性樹脂チ
ューブ6被覆してガラス管1外周面に固定する一方、捲
装されている外部電極5を外気と遮断するような構成を
採った点で、同様に特徴付けられる。
は、第1もしくは第2の実施例の場合と基本的に同様な
構成を採っている。すなわち、ガラス管1外周面のほぼ
全域に亘って捲装されている外部電極5を成す導電線を
全体的に封止材10で被覆し、この外部電極5を含むガ
ラス管1外周面を熱収縮性樹脂チューブ6で被覆封止し
て、封止剤10にて捲装外部電極5を気密に封止した他
は、同様の構成と成っている。したがって、詳細な説明
を省略するが、外部電極5の捲装領域を熱収縮性樹脂チ
ューブ6被覆してガラス管1外周面に固定する一方、捲
装されている外部電極5を外気と遮断するような構成を
採った点で、同様に特徴付けられる。
【0041】図5は、第4の実施例に係る外部電極形蛍
光ランプの概略構成を示す透視的側面図である。図5に
おいて、1は内壁面に図示を省略した蛍光体被膜が形成
され、放電媒体として、キセノンガスを主体とした希ガ
スが封入されている発光管を成すガラス管である。そし
て、このガラス管1内の一端には、図示を省略した内部
電極が封装されている。
光ランプの概略構成を示す透視的側面図である。図5に
おいて、1は内壁面に図示を省略した蛍光体被膜が形成
され、放電媒体として、キセノンガスを主体とした希ガ
スが封入されている発光管を成すガラス管である。そし
て、このガラス管1内の一端には、図示を省略した内部
電極が封装されている。
【0042】また、4は前記内部電極に接続するリード
端子(導入線)、5は前記ガラス管1外周面のほぼ全域
に亘って捲装されている外部電極、7は前記外部電極5
の糸足5aに半田付けで接続されている供電線(支持用
リード線)、6は外部電極5の捲装領域を含むガラス管
1の外周面を一体的に被覆し、捲装された外部電極5を
固定化する熱収縮性樹脂チューブ(熱収縮性樹脂層)で
ある。
端子(導入線)、5は前記ガラス管1外周面のほぼ全域
に亘って捲装されている外部電極、7は前記外部電極5
の糸足5aに半田付けで接続されている供電線(支持用
リード線)、6は外部電極5の捲装領域を含むガラス管
1の外周面を一体的に被覆し、捲装された外部電極5を
固定化する熱収縮性樹脂チューブ(熱収縮性樹脂層)で
ある。
【0043】第4の実施例に係る外部電極形蛍光ランプ
は、第1ないし第3の実施例の場合と基本的に同様な構
成を採っている。すなわち、ガラス管1外周面のほぼ全
域に亘って捲装されている外部電極5領域を全体的に封
止材10で被覆し、この外部電極5および封止材10を
含むガラス管1外周面を熱収縮性樹脂チューブ6で被覆
して、封止材10によって捲装外部電極5を気密に封止
した他は、同様の構成と成っている。したがって、詳細
な説明を省略するが、外部電極5の捲装領域を熱収縮性
樹脂チューブ6被覆してガラス管1外周面に固定する一
方、捲装されている外部電極5を外気と遮断するような
構成を採った点で、同様に特徴付けられる。なお、この
構成例においては、捲装されている外部電極5領域を全
体的に封止材10で被覆されているため、大気との接触
がより確実に遮断される。したがって、熱収縮性樹脂チ
ューブ6が封止材10に密着していなくとも(空隙部が
あっても)支障がないことになる。
は、第1ないし第3の実施例の場合と基本的に同様な構
成を採っている。すなわち、ガラス管1外周面のほぼ全
域に亘って捲装されている外部電極5領域を全体的に封
止材10で被覆し、この外部電極5および封止材10を
含むガラス管1外周面を熱収縮性樹脂チューブ6で被覆
して、封止材10によって捲装外部電極5を気密に封止
した他は、同様の構成と成っている。したがって、詳細
な説明を省略するが、外部電極5の捲装領域を熱収縮性
樹脂チューブ6被覆してガラス管1外周面に固定する一
方、捲装されている外部電極5を外気と遮断するような
構成を採った点で、同様に特徴付けられる。なお、この
構成例においては、捲装されている外部電極5領域を全
体的に封止材10で被覆されているため、大気との接触
がより確実に遮断される。したがって、熱収縮性樹脂チ
ューブ6が封止材10に密着していなくとも(空隙部が
あっても)支障がないことになる。
【0044】上記第2ないし第4の実施例に係る外部電
極形蛍光ランプは、いずれの場合も、ガラス管1外周面
に捲装・形成された外部電極の位置ズレが防止ないし回
避されるだけでなく、捲装された外部電極5が大気から
遮断される。したがって、この外部電極型蛍光ランプを
点灯し、ランプ温度が上昇した場合でも、前記外部電極
5は大気と接触していないため、温度・酸素ないし水分
などの相互的な作用に伴う外部電極5自体の酸化反応な
ど、全面的に回避される。
極形蛍光ランプは、いずれの場合も、ガラス管1外周面
に捲装・形成された外部電極の位置ズレが防止ないし回
避されるだけでなく、捲装された外部電極5が大気から
遮断される。したがって、この外部電極型蛍光ランプを
点灯し、ランプ温度が上昇した場合でも、前記外部電極
5は大気と接触していないため、温度・酸素ないし水分
などの相互的な作用に伴う外部電極5自体の酸化反応な
ど、全面的に回避される。
【0045】つまり、外部電極5の酸化反応などによる
生成物の堆積によるガラス管1外周面の白濁化の恐れが
全面的に解消するので、管軸方向の配光ムラの発生も大
幅に改善される。加えて、外部電極5がガラス管1外周
面に固定され、かつ被覆保護されているため、外力など
による接続の離脱・断線などの問題もなくなり、信頼性
の高いバックライトユニットの組立など容易に行える。
また、所要の高周波電圧を印加し、管軸方向における配
光分布は、全長に亘って、ほぼ一様な輝度を呈する。
生成物の堆積によるガラス管1外周面の白濁化の恐れが
全面的に解消するので、管軸方向の配光ムラの発生も大
幅に改善される。加えて、外部電極5がガラス管1外周
面に固定され、かつ被覆保護されているため、外力など
による接続の離脱・断線などの問題もなくなり、信頼性
の高いバックライトユニットの組立など容易に行える。
また、所要の高周波電圧を印加し、管軸方向における配
光分布は、全長に亘って、ほぼ一様な輝度を呈する。
【0046】本発明は、上記実施例に限定されるもので
なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲でいろいろの変形を
採ることができる。たとえばガラス管などの材質、外
径、長さ、封止材の材質、あるいは内部電極および外部
電極の材質、径などは、目的に応じて適宜選択できる。
なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲でいろいろの変形を
採ることができる。たとえばガラス管などの材質、外
径、長さ、封止材の材質、あるいは内部電極および外部
電極の材質、径などは、目的に応じて適宜選択できる。
【0047】
【発明の効果】請求項1ないし4の発明によれば、少な
くとも外部電極の導出ないし露出によって、熱収縮性樹
脂層の端部でガラス管外周面との間に生じる空隙部に、
封止材を配置・充填して、捲装外部電極を気密的に封止
した構成が採られる。したがって、捲装外部電極は、外
気から保護されため、点灯時の温度上昇による大気との
反応が防止され、反応発生に伴う捲装外部電極領域の白
濁化、および白濁化による遮光、不均一な配光分布など
が解消する。
くとも外部電極の導出ないし露出によって、熱収縮性樹
脂層の端部でガラス管外周面との間に生じる空隙部に、
封止材を配置・充填して、捲装外部電極を気密的に封止
した構成が採られる。したがって、捲装外部電極は、外
気から保護されため、点灯時の温度上昇による大気との
反応が防止され、反応発生に伴う捲装外部電極領域の白
濁化、および白濁化による遮光、不均一な配光分布など
が解消する。
【0048】しかも、白濁化現象もなくな捲装外部電極
は、一体的に、被覆固定されているため、外的な力が作
用しても、離脱・断線を引き起こす恐れ、あるいは捲装
外部電極の位置ズレ発生の恐れもない。つまり、電気的
な接続の信頼性が確保される一方、所定の配光分布を呈
する外部電極型蛍光ランプを再現性よく提供できること
になり、液晶表示装置のバックライトなどに適する外部
電極型蛍光ランプを提供できる。
は、一体的に、被覆固定されているため、外的な力が作
用しても、離脱・断線を引き起こす恐れ、あるいは捲装
外部電極の位置ズレ発生の恐れもない。つまり、電気的
な接続の信頼性が確保される一方、所定の配光分布を呈
する外部電極型蛍光ランプを再現性よく提供できること
になり、液晶表示装置のバックライトなどに適する外部
電極型蛍光ランプを提供できる。
【図1】第1実施例に係る外部電極型蛍光ランプの概略
構成を示すもので、(a)は透視的な側面図、(b)は
(a)のA−A線もしくはB−B線に沿った拡大断面
図。
構成を示すもので、(a)は透視的な側面図、(b)は
(a)のA−A線もしくはB−B線に沿った拡大断面
図。
【図2】第2実施例に係る外部電極型蛍光ランプの概略
構成を示す透視的な側面図。
構成を示す透視的な側面図。
【図3】第2実施例に係る外部電極型蛍光ランプの変形
例の概略構成を示す透視的な側面図。
例の概略構成を示す透視的な側面図。
【図4】第3実施例に係る外部電極型蛍光ランプの概略
構成を示す透視的な側面図。
構成を示す透視的な側面図。
【図5】第4実施例に係る外部電極型蛍光ランプの概略
構成を示す透視的な側面図。
構成を示す透視的な側面図。
【図6】従来の外部電極型蛍光ランプの概略構成を示す
もので、(a)は透視的な側面図、(b)は断面図、
(c)は(b)のA−A線に沿った拡大断面図。
もので、(a)は透視的な側面図、(b)は断面図、
(c)は(b)のA−A線に沿った拡大断面図。
【図7】従来の外部電極型蛍光ランプの点灯時において
外部電極部に発生する白濁化現象を模式的に示す透視的
な側面図。
外部電極部に発生する白濁化現象を模式的に示す透視的
な側面図。
1……ガラス管 2……蛍光体被膜 3……内部電極 4……端子リード(導入線) 5……外部電極(捲装金属線) 5a……外部電極の糸足 6……熱収縮性樹脂チューブ 7……供電線(支持用リード線) 8……空隙部 9……白濁(反応生成物) 10……封止材
Claims (4)
- 【請求項1】 内壁面に蛍光体皮膜が形成され、かつ少
なくともキセノンガスを含む放電媒体が封入されたガラ
ス管と、前記ガラス管の少なくとも一端側にリード端子
を導出して封装された内部電極と、前記ガラス管外周面
に、管軸方向ほぼ全長に亘って螺旋状に捲装配置された
外部電極と、前記外部電極に接続する供電線と、前記外
部電極が捲装配置された領域を被覆する熱収縮性樹脂チ
ューブと、前記熱収縮性樹脂チューブの少なくとも両端
部内壁面側に配置され、ガラス管外周面との間を気密に
封止する封止材と、を有することを特徴とする外部電極
形蛍光ランプ。 - 【請求項2】 内壁面に蛍光体皮膜が形成され、かつ少
なくともキセノンガスを含む放電媒体が封入されたガラ
ス管と、前記ガラス管の少なくとも一端側にリード端子
を導出して封装された内部電極と、前記ガラス管外周面
に、管軸方向ほぼ全長に亘って螺旋状に捲装配置された
外部電極と、前記外部電極に接続する供電線と、前記外
部電極が捲装配置された領域を被覆する熱収縮性樹脂チ
ューブと、前記熱収縮性樹脂チューブの少なくとも両端
部外表面および隣接するガラス管外表面に跨って配置さ
れ、熱収縮性樹脂チューブとガラス管外周面との間を気
密に封止する封止材と、を有することを特徴とする外部
電極形蛍光ランプ。 - 【請求項3】 封止材がアクリル樹脂、エポキシ樹脂も
しくはシリコーン樹脂であることを特徴とする請求項1
もしくは請求項2記載の外部電極形蛍光ランプ。 - 【請求項4】 捲装配置された外部電極がシリコーン樹
脂で被覆されていることを特徴とする請求項1ないし請
求項3いずれか一記載の外部電極形蛍光ランプ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001012657A JP2002216705A (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | 外部電極形蛍光ランプ |
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JP2001012657A JP2002216705A (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | 外部電極形蛍光ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002216705A true JP2002216705A (ja) | 2002-08-02 |
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ID=18879633
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001012657A Pending JP2002216705A (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | 外部電極形蛍光ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002216705A (ja) |
-
2001
- 2001-01-22 JP JP2001012657A patent/JP2002216705A/ja active Pending
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