JP2002216636A - プラズマディスプレイ及びその製造方法 - Google Patents
プラズマディスプレイ及びその製造方法Info
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Abstract
化、薄厚化することができ、電極における開口率を高め
ることができ、放電セルにおける輝度を向上させること
ができ、さらには、この電極を簡単な設備を用いて容易
かつ安価に作製することができ、製造コストの削減を図
ることができるプラズマディスプレイ及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 本発明のプラズマディスプレイは、対向
配置された1対のガラス基板のうち前面側のガラス基板
1の表面1aに、梯子状かつ薄厚の本体電極と長尺かつ
厚みが十分確保された母線電極とが一体化された電極2
1が複数、オフセット印刷により互いに平行に形成さ
れ、背面側のガラス基板の表面に電極21に直交する第
2電極が複数、互いに平行に形成され、第2電極間に形
成された凹部が放電セルとされていることを特徴とす
る。
Description
レイ及びその製造方法に係り、特に、プラズマディスプ
レイの表示部に用いられる2重構造の電極を細線化、薄
厚化することで、この電極における開口率を高め、放電
開始電圧を高くすることなしに放電セルにおける輝度を
向上させるとともに、この電極を簡単な設備を用いて容
易かつ安価に作製することで製造コストの削減を可能と
したプラズマディスプレイ及びその製造方法に関するも
のである。
の表示デバイスとしてプラズマディスプレイ(PDP)
が注目されている。このプラズマディスプレイは、自然
な階調表示が得られ、色再現性、応答性がよく、比較的
安価に大型化ができるという様々な特徴を有する。図1
3は、従来のAC型プラズマディスプレイ(AC−PD
P)を示す分解斜視図、図14はこのプラズマディスプ
レイの前面側の電極の構造を示す平面図、図15は同側
面図である。このプラズマディスプレイは、2枚のガラ
ス基板(透明基板)1,2が互いに対向配置され、前面
側のガラス基板1のガラス基板2に対向する側の一主面
には、ストライプ状の複数の透明電極3,3,…が互い
に平行に形成され、各透明電極3には、この透明電極3
より幅が狭いバス(母線)電極4がその長手方向に沿っ
て形成され、これら各透明電極3及びバス電極4は透明
な誘電体層5で覆われ、さらにこの誘電体層5上にMg
O等からなる透明な保護膜6が形成されている。
1に対向する側の一主面には、上述した透明電極3,
3,…に直交するようにストライプ状の複数のアドレス
電極7,7,…が形成され、これらのアドレス電極7,
7,…は反射率の高い誘電体層8で覆われ、この誘電体
層8上には、アドレス電極7,7,…と平行で、かつ、
これらアドレス電極7,7,…の間に位置する複数の隔
壁9,9,…が形成され、これらの隔壁9,9,…によ
り、ガス放電を行う空間である溝状の放電セル10,1
0,…が形成され、これらの放電セル10,10,…の
内側には、3原色R、G、B(赤、緑、青)に対応する
蛍光体11,11,…が形成されている。そして、これ
らガラス基板1,2を互いに対向させて、各放電セル1
0,10,…の内部に147nmのXe共鳴放射光を利
用するNe−Xe、He−Xe等の混合ガスを封入した
状態で、周囲をシールガラス等により封着した構成にな
っている。
e)、SnO2等の透明導電材料により構成されている。
バス電極4は、シート抵抗が高い透明電極3の抵抗値を
下げるために設けられたもので、透明電極3よりシート
抵抗の小さな材料、例えば、Ag、Cr−Cu−Crの
積層体等が用いられる。このプラズマディスプレイで
は、透明電極3,3,…、バス電極4,4,…およびア
ドレス電極7,7,…は、それぞれ外部に引き出されて
おり、これらに接続された端子に選択的に電圧を印加す
ることで、選択的に放電セル10,10,…内の各電極
3,4と電極7との間に放電を発生させ、この放電によ
り放電セル10,10,…内の蛍光体11,11,…か
らの励起光を外部に表示するようになっている。このと
きの発光面は、放電セル10,10,…に面した蛍光体
11,11,…の表面部分となる。
法について説明する。まず、蒸着法、スパッタ法等の薄
膜形成技術を用いて、平板状のガラス基板1の一主面全
面にITO、SnO2等の導電材料を成膜し、この導電
材料をフォトリソグラフィによりパターン化してストラ
イプ状の透明電極3,3,…とする。次いで、この透明
電極3,3,…上にAg膜あるいはCr−Cu−Cr積
層体からなるバス電極4を形成する。Ag膜の場合、ス
クリーン印刷法等でAgを主成分とする導電ペーストを
塗布し、その後所定の温度で焼成する。また、Cr−C
u−Cr積層体の場合、蒸着法、スパッタ法等の薄膜形
成技術によりCr、Cu、Crを順次積層し、その後フ
ォトリソグラフィによりパターン化する。
ス電極4,4,…が形成されたガラス基板1上に誘電体
材料を塗布し、その後所定の温度で焼成して透明な誘電
体層5とする。さらに、この誘電体層5上にMgO等を
主成分とする保護膜材料を塗布し、その後所定の温度で
焼成して透明な保護膜6とする。また、平板状のガラス
基板2の一主面に、スクリーン印刷法等でAgを主成分
とする導電ペーストを塗布し、その後所定の温度で焼成
して透明電極3,3,…に直交するストライプ状のアド
レス電極7,7,…とする。
ス基板2全面に反射率の高い誘電体材料を塗布し、その
後所定の温度で焼成して反射率の高い誘電体層8とす
る。次いで、スクリーン印刷法あるいはロールコータ法
等を用いて誘電体層8の全面に隔壁材料を塗布し、その
後、乾燥させる。次いで、この隔壁材料上に、ドライフ
ィルムレジスト(DFR)等のフォトレジストでパター
ンを形成し、その後、サンドブラスト法等によりパター
ン以外の部分の隔壁材料を取り除き、所定の温度で焼成
することにより、誘電体層8上にアドレス電極7,7,
…の間に位置する所定の形状の隔壁9,9,…を形成す
る。
9,9,…より硬度が高くなる等、サンドブラスト法で
は切削され難い材料となっている。また、隔壁材料は、
塗布・乾燥後の形状保持のためのバインダーである有機
物をできるだけ少なくする等、サンドブラスト法により
切削され易い材料となっている。以上により、隔壁9,
9,…により、ガス放電を行う空間である溝状の放電セ
ル10,10,…が形成される。
セル10,10,…の内側に3原色R、G、B(赤、
緑、青)に対応するペースト状の蛍光体材料を塗布し、
その後乾燥・焼成することにより、この蛍光体材料に含
まれる溶剤や有機バインダー等が飛び、固化した蛍光体
11,11,…とする。その後、これらのガラス基板
1,2を対向配置してガラス基板1,2同士を貼り合わ
せ、各放電セル10,10,…の内部にNe−Xe、H
e−Xe等の混合ガスを封入し、周囲をシールガラス等
により封着する。以上により、所定の特性を有するプラ
ズマディスプレイを得ることができる。
形成された隔壁材料上に、粒径が20μmから30μm
程度のガラスビーズ、炭化カルシウム等の粉体を吹き付
ることにより、パターンが形成された部分の隔壁材料を
残すと共に、パターンが形成されていない部分の隔壁材
料を削り取る方法である。このサンドブラスト法では、
隔壁材料上に形成されたパターン化されたDFR等によ
りパターン下の隔壁材料が切削されないため、パターン
が形成された部分の隔壁材料が残る。また、パターン下
以外の部分の隔壁材料が切削された後は、反射率の高い
誘電体層8が露出するが、この誘電体層8の表面は焼成
されて隔壁材料に比して硬度が高くなっているため、切
削は誘電体層8の表面で止まり、隔壁9,9,…が形成
されることとなる。
ために、図16及び図17に示すような電極構造が提案
されている。この電極構造は、透明電極3を除いたもの
で、一対のバス電極4、4それぞれに、互いに対向する
T字状電極15、15を設けたものである。この電極構
造では、互いに対向するT字状電極15、15の先端部
から放電が始まるので、放電開始電圧を低下させること
ができ、その結果、発光画素領域あたりの消費電力を小
さくし、省エネルギーを図ることができる。
ズマディスプレイにおいては、次に挙げる様々な問題点
があった。 (1)前面側の電極が透明電極3及びバス電極4の2重
構造であるから、構造が複雑な分、製造コストが高くな
り、得られた製品のコストも高くなる。 (2)透明電極3は、蒸着法、スパッタ法等の薄膜形成
技術を用いて成膜し、その後フォトリソグラフィにより
パターン化しているために、設備が高価なものとなり、
製造工程も長くなる。 (3)バス電極4としてCr−Cu−Cr積層体を用い
た場合、透明電極3と同様、成膜に用いる設備が高価な
ものとなり、製造工程も長くなる。
構造においては、発光画素領域あたりの消費電力が小さ
くなるために、省エネルギーを図ることはできるもの
の、T字状電極15、15の先端部にエネルギーが集中
してしまうために、放電開始電圧が不安定なものになっ
てしまうという問題点があった。例えば、放電開始電圧
が高くなった場合、発光効率が低下し、発光領域の光度
の均一性が低下するおそれがある。
のであって、プラズマディスプレイの表示部に用いられ
る2重構造の電極を細線化、薄厚化することができ、し
たがって、前記電極における開口率を高めることがで
き、その結果、放電開始電圧を高くすることなしに放電
セルにおける輝度を向上させることができ、さらには、
この電極を簡単な設備を用いて容易かつ安価に作製する
ことができ、製造コストの削減を図ることができるプラ
ズマディスプレイ及びその製造方法を提供することを目
的とする。
に、本発明は次のようなプラズマディスプレイ及びその
製造方法を採用した。すなわち、請求項1記載のプラズ
マディスプレイは、1対の透明基板が互いに対向配置さ
れ、これらの透明基板のうち前面側の透明基板の対向す
る側の一主面に複数のストライプ状の第1の電極が互い
に平行に形成され、背面側の透明基板の対向する側の一
主面に前記第1の電極に直交する複数のストライプ状の
第2の電極が互いに平行に形成され、これら第2の電極
それぞれの間には隔壁が形成され、これら隔壁により画
成されたそれぞれの凹部が放電セルとされているプラズ
マディスプレイにおいて、前記第1の電極は、複数の開
口が形成されたストライプ状の本体電極と、該本体電極
の長手方向の一側部に設けられて前記本体電極と厚みが
異なる長尺の母線電極とを備えてなることを特徴とす
る。
極を、複数の開口が形成されたストライプ状の本体電極
と、該本体電極の長手方向の一側部に設けられて前記本
体電極と厚みが異なる長尺の母線電極とを備えた構成と
したことにより、プラズマディスプレイの表示部に用い
られる2重構造の第1の電極の開口率を高めることで、
該第1の電極の属する画素からの放射光の光量が増大
し、その結果、この画素における輝度が高まる。また、
第1の電極の主たる構成部分である本体電極を、複数の
開口が形成されたストライプ状としたことにより、本体
電極の一部に放電が集中するおそれがなくなり、各画素
における放電時の動作特性が安定化する。しかも、各画
素における放電開始電圧は高くなることがない。
請求項1記載のプラズマディスプレイにおいて、前記本
体電極及び前記母線電極の少なくとも一方は、オフセッ
ト印刷により形成されていることを特徴とする。
極を構成する本体電極及び母線電極の少なくとも一方を
オフセット印刷により形成したものであるから、プラズ
マディスプレイの表示部に用いられる2重構造の第1の
電極を、従来のものに比べてより細線化、薄厚化するこ
とが可能である。これにより、第1の電極における開口
率が高まり、各画素における輝度が高まる。また、オフ
セット印刷は、従来の蒸着装置やスパッタ装置より安価
な装置であるオフセット印刷装置を用いて実施され、工
程に要する時間も短縮されるから、製品のコストが低減
する。
電極のシート抵抗が高い場合には、オフセット印刷を繰
り返して前記電極を2層構造、あるいは3層以上の多層
構造とすることで、電極のシート抵抗を低下させること
が可能である。また、この電極の膜の強度を高めたい場
合も、同様に該電極を多層構造とすることで、電極の膜
強度を高めることが可能である。
請求項1記載のプラズマディスプレイにおいて、前記本
体電極は、インクジェット法により形成されていること
を特徴とする。
極を構成する本体電極をインクジェット法により形成し
たものであるから、プラズマディスプレイの表示部に用
いられる2重構造の第1の電極を、従来のものに比べて
より細線化、薄厚化することが可能である。これによ
り、第1の電極における開口率が高まり、各画素におけ
る輝度が高まる。また、インクジェット法は、従来の蒸
着装置やスパッタ装置より安価な装置であるインクジェ
ット装置を用いて実施され、工程に要する時間も短縮さ
れるから、製品のコストが低減する。
請求項1、2または3記載のプラズマディスプレイにお
いて、前記母線電極は、前記本体電極の長手方向の一側
部に積層されていることを特徴とする。このプラズマデ
ィスプレイでは、本体電極と母線電極とを積層した構造
とすることで、第1の電極の占有面積を変えることな
く、本体電極の細線化、薄厚化が可能になる。
請求項1ないし4のいずれか1項記載のプラズマディス
プレイにおいて、前記本体電極は、前記母線電極より光
反射率の低い物質により構成されていることを特徴とす
る。このプラズマディスプレイでは、前記本体電極を、
前記母線電極より光反射率の低い物質により構成するこ
とで、ディスプレイの表示部の各画素における光反射率
が低下することとなる。これにより、表示部における光
の反射が防止され、表示部におけるコントラストが高ま
る。
請求項1記載のプラズマディスプレイにおいて、前記母
線電極は、前記本体電極の長手方向の一側部の厚みを増
加させてなることを特徴とする。このプラズマディスプ
レイでは、前記本体電極と前記母線電極とが同一材料に
より一体化された構造であるから、厚みを増加させた
分、低抵抗となり、膜強度も向上する。これにより、低
抵抗で、膜強度が高く、しかも構造が簡単な母線電極が
得られ、より薄厚化、小型化が可能になる。
請求項1ないし6のいずれか1項記載のプラズマディス
プレイにおいて、前記本体電極は、梯子状、格子状、ト
ラス状または網目状であることを特徴とする。
格子状、トラス状または網目状とした本体電極の開口部
の周辺部分で、可視光により発生する干渉光が遮光さ
れ、表示面におけるモアレ像干渉縞の発生を防止する。
従来のプラズマディスプレイの表示面では、透明電極を
用いていたために、放射光の周辺部分に発生するモアレ
像干渉縞がそのまま外方へ放射されてしまい、表示面に
木目状のモアレ像干渉縞が発生するおそれがあったが、
本発明のプラズマディスプレイにより、この問題点を解
消することが可能になった。
請求項1ないし7のいずれか1項記載のプラズマディス
プレイにおいて、前記オフセット印刷に用いられる凹版
は、少なくとも前記母線電極を形成するための凹部がサ
ンドブラスト法により形成されていることを特徴とす
る。
も前記母線電極を形成するための凹部をサンドブラスト
法により形成したことにより、この凹部は、従来の等方
性エッチングにより形成されたものと比べて、サイドエ
ッチ分が小さく、しかも、深さが深いものとなる。した
がって、この凹版を用いて前記母線電極をオフセット印
刷すれば、該母線電極の厚みが十分確保される。また、
このオフセット印刷を繰り返し行えば、母線電極の膜厚
がより厚くなり、その結果、シート抵抗が低くなり、低
抵抗化が図られる。
請求項1ないし8のいずれか1項記載のプラズマディス
プレイにおいて、前記本体電極は金属であることを特徴
とする。このプラズマディスプレイでは、前記本体電極
を金属で構成したことにより、従来の透明電極であるI
TO膜や酸化第2錫(SnO2)膜等と比較して、より
低抵抗とすることが可能になる。
金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、ルテニウム
(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、イ
リジウム(Ir)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、ア
ルミニウム(Al)のいずれか1種、または、これらの
金属群から選択された1種または2種以上を主成分とす
る合金とすることが望ましい。
製造方法は、1対の透明基板が互いに対向配置され、こ
れらの透明基板のうち前面側の透明基板の対向する側の
一主面に複数のストライプ状の第1の電極が互いに平行
に形成され、背面側の透明基板の対向する側の一主面に
前記第1の電極に直交する複数のストライプ状の第2の
電極が互いに平行に形成され、これら第2の電極それぞ
れの間には隔壁が形成され、これら隔壁により画成され
たそれぞれの凹部が放電セルとされ、前記第1の電極
は、複数の開口が形成されたストライプ状の本体電極
と、該本体電極の長手方向の一側部に設けられ前記本体
電極と厚みが異なる長尺の母線電極とを備えてなるプラ
ズマディスプレイの製造方法であって、前記本体電極及
び前記母線電極の少なくとも一方をオフセット印刷する
ことを特徴とする。
母線電極の少なくとも一方を、オフセット印刷により形
成するので、幅が狭くかつ薄厚の第1の電極を、簡単な
装置で、しかも低コストで作製することが可能になる。
これにより、輝度が高いプラズマディスプレイが、簡単
な装置で、しかも低コストで作製されることとなる。
電極のシート抵抗が高い場合には、オフセット印刷を繰
り返し施して2層構造あるいはそれ以上の多層構造の電
極とすることにより、シート抵抗の低い電極が得られ
る。また、電極の膜厚を厚くして膜の強度を高めたい場
合には、上記と同様、オフセット印刷を繰り返し施して
多層構造の電極とすることで、所望の膜強度を有する電
極が得られる。
製造方法は、請求項11記載のプラズマディスプレイの
製造方法において、前記母線電極を、該母線電極を形成
するための凹部がサンドブラスト法により形成された凹
版を用いてオフセット印刷することを特徴とする。
のうち母線電極を形成するための凹部をサンドブラスト
法により形成したことで、従来の等方性エッチングによ
り形成されたものと比べてサイドエッチ分が小さく、し
かも、深さが深い凹部により母線電極を形成することと
なり、したがって、厚みが十分確保され、しかも幅の狭
い母線電極が容易に形成される。
エッチが小さいために、深さがより深い凹部を形成する
ことが容易である。例えば、凹部の幅を10μmとした
場合、この凹部の深さを20μm、あるいはそれ以上と
することが容易である。
形成する場合、ガラス板をフッ酸でエッチングするのが
一般的であるが、このエッチングでは必ずサイドエッチ
が生じるため、深みのある凹部を形成することができな
い。特に、ガラス板をフッ酸でエッチングする場合、等
方性エッチングとなるから、深さ方向とサイドエッチと
は同程度になる。例えば、サイドエッチを10μmとし
た場合、凹部の深さは10μmが最大となり、これ以上
の深さの凹部を形成することができない。
製造方法は、請求項11記載のプラズマディスプレイの
製造方法において、前記本体電極と前記母線電極とを同
時にオフセット印刷することを特徴とする。この製造方
法では、前記本体電極と前記母線電極とを同時にオフセ
ット印刷することで、幅が狭くかつ薄厚の第1の電極
を、しかも低コストで作製することが容易になる。これ
により、第1の電極の細線化、薄厚化が容易となり、プ
ラズマディスプレイの高輝度化、薄厚化を図ることが容
易になる。
製造方法は、1対の透明基板が互いに対向配置され、こ
れらの透明基板のうち前面側の透明基板の対向する側の
一主面に複数のストライプ状の第1の電極が互いに平行
に形成され、背面側の透明基板の対向する側の一主面に
前記第1の電極に直交する複数のストライプ状の第2の
電極が互いに平行に形成され、これら第2の電極それぞ
れの間には隔壁が形成され、これら隔壁により画成され
たそれぞれの凹部が放電セルとされ、前記第1の電極
は、複数の開口が形成されたストライプ状の本体電極
と、該本体電極の長手方向の一側部に設けられ前記本体
電極と厚みが異なる長尺の母線電極とを備えてなるプラ
ズマディスプレイの製造方法であって、前記本体電極を
インクジェット法により形成することを特徴とする。
ジェット法により形成するので、幅が狭くかつ薄厚の本
体電極を、しかも低コストで作製することが容易にな
る。これにより、本体電極の細線化、薄厚化が容易とな
り、プラズマディスプレイの高輝度化、薄厚化を図るこ
とが容易になる。
る本体電極のシート抵抗が高い場合には、インクジェッ
ト法を繰り返し施して2層構造あるいはそれ以上の多層
構造の本体電極とすることにより、シート抵抗の低い本
体電極が得られる。また、本体電極の膜厚を厚くして膜
の強度を高めたい場合には、上記と同様、インクジェッ
ト法を繰り返し施すことで、所望の膜強度を有する本体
電極が得られる。
明基板間に複数の隔壁を形成し、これら隔壁により画成
されたそれぞれの凹部を放電セルとしたプラズマディス
プレイ及びその製造方法に関するもので、その各実施の
形態を図面を参照しながら以下に説明する。なお、本発
明のプラズマディスプレイは、オフセット印刷またはイ
ンクジェット法を用いて細線かつ薄厚の本体電極を形成
した点、サンドブラスト法により作製した凹版を用いて
厚みが十分確保された母線電極を形成した点に特徴があ
り、それ以外の構成要素については従来と全く同様であ
るから、従来と全く同様の構成については同一の符号を
付し、その説明を省略する。
の形態のプラズマディスプレイ及びその製造方法につい
て図面に基づき説明する。図1はプラズマディスプレイ
の前面側の電極の構造を示す平面図、図2は図1のA−
A線に沿う断面図であり、図において、符号21、21
は前面側のガラス基板(透明基板)1の放電セル側の表
面1aに互いに平行に形成された(第1の)電極であ
る。
り構成されている。電極21は、梯子状かつ薄厚の本体
電極と、長尺かつ厚みが十分確保された母線電極とが一
体化されたもので、長尺の電極部材23,24が所定の
間隔で互いに平行に配置され、これらの電極部材23,
24同士が電極部材23と略同一の幅の電極部材25,
25,…により電気的に接続されて梯子状の本体電極と
され、さらに、一方の電極部材24の幅及び厚みが増加
されて長尺の母線電極とされた構成である。
より形成されたもので、その材料としては、Au、A
g、Pt、Ru、Rh、Pd、Ir、Cu、Ni、Al
のいずれか1種、または、これらの金属群から選択され
た1種または2種以上を主成分とする合金が好適に用い
られる。電極材料として特に好ましいものは、Ag、ま
たはAg−Pd合金である。これらの材料は、要求され
る特性、用途、価格等に応じて適宜選択すればよい。
部材25,25,…それぞれの幅は約20μm、厚みは
約1μmである。また、母線電極とされた電極部材24
の幅は約50μm、厚みは約5μmである。そして、こ
れら電極部材23,24は、電極21全体の幅が300
μmになるように配置されている。
より本体電極部分と母線電極部分とが一括して形成され
ているので、製造コストが低く抑えられる。また、この
オフセット印刷は、ピンホール等の欠陥を生じさせるこ
となく膜厚を薄くすることができるので、電極21の細
線化、薄厚化が可能である。また、上記の本体電極は、
その膜厚方向に2層重ね合わせた2層構造とすること
で、シート抵抗を低くし、膜強度を高めることができ
る。
の製造方法について説明する。ここでは、オフセット印
刷によりガラス基板1の表面1aに電極21を形成する
方法について図面に基づき説明する。図3は、本実施形
態の製造方法に用いられるオフセット印刷装置を示す側
面図であり、図において、符号31は平板状のステー
ジ、32は平板状の凹版、33は転写ロール、34はブ
レード、35は電極材料を含むインキである。なお、4
2は後述する凹部である。
ガラス板41の表面41aに電極21のパターンと相補
形状の凹部42が形成されている。この凹部42の個々
の部分の幅及び深さは、電極21のパターン及び用いる
インキ35に含まれる金属粉の比率や粘性の大きさにも
よるが、一例を挙げると、電極部材23,25それぞれ
の幅を20μm、厚みを1μmとした場合、この電極部
材23,25に対応する部分の幅は15μm、深さは3
μmである。また、電極部材24の幅を50μm、厚み
を5μmとした場合、この電極部材24に対応する部分
の幅は40μm、深さは15μmである。
6に基づき説明する。まず、図6(a)に示すように、
ガラス板41の表面41aに耐フッ酸性のフォトレジス
ト51を塗布し、フォトリソグラフィによりフォトレジ
スト51のうち電極21のパターンに対応する部分を除
去し、開口部52とする。
を用いてフォトレジスト51の開口部52に露出してい
るガラス板41の表面41aをエッチングし、浅い凹部
53とする。この浅い凹部53の形状は、例えば、電極
部材23,25に対応する部分の幅が15μm、電極部
材24に対応する部分の幅が40μmである。また、深
さは全領域に渡って3μmである。その後、このフォト
レジスト51を除去する。
い凹部53が形成されたガラス板41上に、サンドブラ
スト法では切削され難い材料からなるフォトレジスト5
4を塗布し、フォトリソグラフィによりフォトレジスト
54のうち電極部材24のパターンに対応する部分を除
去し、開口部55とする。
ブラスト法を用いて、フォトレジスト54の開口部55
に露出しているガラス板41の表面、すなわち浅い凹部
53の底面のうち電極部材24のパターンに対応する部
分のみを触刻し、深い凹部56とする。この深い凹部5
6の形状は、例えば、深さが15〜20μm、幅が40
μmである。
ガラス板41がソーダライムガラス等であるから、研磨
材として炭酸カルシウム(CaCO3)あるいはガラス
ビーズ等を使用した場合、ガラス板41に対して切削力
が弱く、切削が充分に行われないおそれがある。そこ
で、ガラス板41に対して充分な切削力を有する炭化ケ
イ素(SiC)粉末、あるいはアルミナ(Al2O3)粉
末を使用することが好ましい。
分は、20μmの深さに対して片側3μm程度であるか
ら、レジスト間のパターン幅を34μmとすると、深さ
20μm、幅40μmの深い凹部56が得られる。
g、Ag−Pd合金等の金属微粒子に有機溶剤及びバイ
ンダーを混練して、粘性及びチクソ性の低いスラリー状
としたものが好適に用いられる。このインキ35は、粘
性及びチクソ性を低くすることで、印刷後の細線部分、
すなわち本体電極部分の断線を防止することができる。
最後にフォトレジスト54を除去し、図4及び図5に示
す凹版32を得る。
セット印刷装置を用いて、ガラス基板1の表面1aに電
極21を形成する。図3に示すように、ステージ31の
所定位置に凹版32及びガラス基板1をそれぞれ固定す
る。次いで、凹版32上の所定位置にインキ35を適量
載置し(図中破線部分)、このインキ35をブレード3
4で押圧しつつ凹部42の上を通過させ、この凹部42
内にインキ35を所定量充填する。
動させ、転写ロール33の転写面に凹部42内のインキ
35を転写する。次いで、この転写ロール33をガラス
基板1上に移動させ、転写したインキ35をガラス基板
1の表面1aの所定位置に転写する。その後、このガラ
ス基板1を所定時間放置し、インキ35のレベリングを
行う。これにより、インキ35の表面が極めて平滑な平
坦面となる。
例えば550℃で10分加熱処理し、転写したインキ3
5を固化させる。これにより、ガラス基板1の表面1a
に、梯子状の電極21が形成される。このようにして得
られた電極21上に、誘電体層5及び保護膜6を順次形
成することで、前面側のガラス基板を得ることができ
る。ここでは、オフセット印刷によりガラス基板1の表
面1aに電極21を形成したが、替わりに、インクジェ
ット法により本体電極部分を形成し、その後、母線電極
部分のみをオフセット印刷により形成する方法によって
も、全く同様の構造の電極を形成することができる。
ば、より安価なオフセット印刷を用いることで、幅が狭
く、薄厚かつ低コストの梯子状の電極21を得ることが
でき、電極21の開口率を高めることができる。したが
って、画素からの放射光の光量を増大させることがで
き、その結果、表示面における輝度を高めることができ
る。また、電極21の構造を梯子状としたので、従来の
T字型電極のように一部に放電が集中するおそれがな
く、放電時の動作特性を安定化させることができ、しか
も、各画素における放電開始電圧が高くなることがな
い。
レ像干渉縞の発生し易い周辺部分からの光を遮光するこ
とで、表示面におけるモアレ像干渉縞の発生を防止する
ことができる。また、この電極21を膜厚方向に積層し
た2層構造、あるいはそれ以上の多層構造とすれば、電
極のシート抵抗を低くし、膜強度を高めることができ
る。
フセット印刷により、ガラス基板1の表面1aに電極2
1を形成するので、幅が狭くかつ薄厚の電極を、簡単な
装置で、しかも低コストで作製することができる。した
がって、輝度が高いプラズマディスプレイを、簡単な装
置で、しかも低コストで作製することができる。
の形態のプラズマディスプレイ及びその製造方法につい
て図面に基づき説明する。図7はプラズマディスプレイ
の前面側の電極の構造を示す平面図であり、本実施形態
のプラズマディスプレイが、上述した第1の実施形態の
プラズマディスプレイと異なる点は、第1の実施形態の
プラズマディスプレイでは、ガラス基板1の表面1aに
梯子状の(第1の)電極21を形成したのに対し、本実
施形態のプラズマディスプレイでは、ガラス基板1の表
面1aに本体電極部分がトラス状の(第1の)電極61
を形成した点である。
と、長尺の電極部材23,24が、所定の間隔を置いて
互いに平行に形成され、これらの電極部材23,24間
に、前記電極部材23と略同一の幅の複数の電極部材6
2が、同一平面上で互いに交差するように、すなわち一
方の端部同士が互いに近接しかつ他方の端部同士が互い
に離間するように、斜めに配置され、電極部材23,2
4それぞれに電気的に接続されている。
形成するには、上述した第1の実施形態のプラズマディ
スプレイの製造方法において、凹版32の凹部42のパ
ターンをトラス状のパターンとすればよい。これによ
り、ガラス基板1の表面1aにトラス状の電極61を容
易に形成することができる。この電極61の作用・効果
は、上述した第1の実施形態の電極21と全く同様であ
る。
の形態のプラズマディスプレイ及びその製造方法につい
て図面に基づき説明する。図8はプラズマディスプレイ
の前面側の電極の構造を示す平面図、図9は図8のC−
C線に沿う断面図であり、図において、符号71、71
は前面側のガラス基板1の表面1aに互いに平行に形成
された(第1の)電極である。
にオフセット印刷により梯子状かつ薄厚の本体電極72
が形成され、この本体電極72の幅広の一側部にオフセ
ット印刷により長尺かつ厚みのある母線電極73が積層
された構成である。本体電極72は、母線電極73より
光反射率の低い物質、例えば黒色の顔料を混入したAg
を用いたもので、黒色とすることでプラズマディスプレ
イの表面の反射を防ぎかつコントラストを高くしてい
る。
保するためのもので、材料は特に限定されるものではな
いが、ここでは、黒色の本体電極72の抵抗が高いため
に、本体電極72より低抵抗の物質である、例えば顔料
が混入されていない白色のAgを用いることで、電極7
1全体を低抵抗化している。この本体電極72の幅広部
分の幅は約50μm、他の部分の幅は約20μm、厚み
は約1μmで、この本体電極72の全体の幅が電極71
全体の幅(300μm)に一致している。また、母線電
極73の幅は約50μm、厚みは5μmである。
ついて説明する。ここでは、図10〜図12に示す凹版
を用い、第1の実施形態のオフセット印刷装置によりガ
ラス基板1の表面1aに電極71を形成する方法につい
て説明する。本体電極のオフセット印刷用凹版は、図1
0及び図11に示すように、ガラス板41の表面41a
に本体電極72のパターンと同一形状の薄版パターンを
有する本体電極形成用凹部75が形成されている。この
凹部75は、例えば、本体電極72のうち母線電極73
に対応する部分の幅を50μm、それ以外の部分の幅を
20μm、厚みを1μmとすると、その幅はそれぞれ4
5μm、15μm、深さは3μmである。
は、図12に示すように、ガラス板41の表面41aに
母線電極73のパターンと同一形状の厚版パターンを有
する母線電極形成用凹部76が形成されている。この凹
部76は、例えば、母線電極73の幅を50μm、厚み
を5μmとすると、その幅は40μm、深さは15μm
である。
aを、フッ酸を用いてエッチングすることで形成するこ
とができる。また、凹部76は、ガラス板41の表面4
1aを、サンドブラスト法を用いて触刻することで形成
することができる。
刷用凹版、及び第1の実施形態のオフセット印刷装置を
用いて、第1の実施形態と同様の方法により、ガラス基
板1の表面1aに本体電極72を形成する。インキ35
としては、電極材料となる白色のAg微粒子に、酸化ル
テニウム(RuO2)等の黒色顔料、有機溶剤及びバイ
ンダーを混練して、粘性及びチクソ性の低いスラリー状
としたものが好適に用いられる。このインキ35をガラ
ス基板1の表面1aの所定位置に転写した後、インキ3
5のレベリング、加熱処理を順次施すことにより、梯子
状の本体電極72が形成される。
刷用凹版、及び第1の実施形態のオフセット印刷装置を
用いて、第1の実施形態と同様の方法により、本体電極
72上の所定位置に母線電極73を形成する。インキ3
5としては、電極材料となる白色のAg微粒子に、有機
溶剤及びバインダーを混練して、粘性及びチクソ性の低
いスラリー状としたものが好適に用いられる。このイン
キ35を本体電極72上の所定位置に転写した後、イン
キ35のレベリング、加熱処理を順次施すことにより、
長尺状の母線電極73が形成される。
版を用いて、本体電極72及び母線電極73を形成した
が、替わりに、インクジェット法により本体電極72を
形成し、その後、母線電極73のみをオフセット印刷に
より形成する方法によっても、全く同様の構造の電極を
形成することができる。
ト印刷を用いることで、幅が狭く、薄厚かつ低コストの
梯子状の電極71を得ることができ、電極71の開口率
を高めることができる。したがって、画素からの放射光
の光量を増大させることができ、その結果、表示面にお
ける輝度を高めることができる。また、本体電極72を
母線電極73より光反射率の低い物質により構成したの
で、プラズマディスプレイの表面の反射を防止すること
ができ、表示面におけるコントラストを高めることがで
きる。
その製造方法の各実施の形態について図面に基づき説明
してきたが、具体的な構成は上述した各実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で設計の変更等が可能である。例えば、上記の実施の形
態では、電極の形状を、梯子状あるいはトラス状とした
が、電極の形状は求められる特性に応じて様々に変形可
能であり、格子状、あるいは網目状としてももちろんよ
い。格子状、あるいは網目状とした場合においても、モ
アレ像干渉縞の発生を防止することができる。
載のプラズマディスプレイによれば、前面側の透明基板
の対向する側の一主面に形成されたストライプ状の第1
の電極を、複数の開口が形成されたストライプ状の本体
電極と、該本体電極の長手方向の一側部に設けられて前
記本体電極と厚みが異なる長尺の母線電極とを備えた構
成としたので、第1の電極の開口率を高めることができ
る。したがって、この第1の電極の属する画素からの放
射光の光量を増大させ、輝度を高めることができる。ま
た、第1の電極の主たる構成部分である本体電極を、複
数の開口が形成されたストライプ状としたので、本体電
極の一部に放電が集中するおそれがなく、各画素におけ
る放電時の動作特性を安定化させることができる。しか
も、各画素における放電開始電圧は高くなることはな
い。
れば、本体電極及び母線電極の少なくとも一方をオフセ
ット印刷により形成したので、プラズマディスプレイの
表示部に用いられる第1の電極をより細線化、薄厚化す
ることができ、その開口率をさらに高めることができ
る。したがって、この第1の電極の属する画素からの放
射光の光量をさらに増大させ、輝度をさらに高めること
ができる。また、従来の蒸着装置やスパッタ装置より安
価な装置であるオフセット印刷装置を用いるので、製品
のコストを低減することができる。
れば、本体電極をインクジェット法により形成したの
で、プラズマディスプレイの表示部に用いられる第1の
電極をより細線化、薄厚化することができ、その開口率
をさらに高めることができる。したがって、この第1の
電極の属する画素からの放射光の光量をさらに増大さ
せ、輝度をさらに高めることができる。また、従来の蒸
着装置やスパッタ装置より安価な装置であるインクジェ
ット装置を用いるので、製品のコストを低減することが
できる。
れば、母線電極を本体電極の長手方向の一側部に積層し
たので、第1の電極の占有面積を変えることなく、本体
電極の細線化、薄厚化を図ることができる。
れば、本体電極を母線電極より光反射率の低い物質によ
り構成したので、ディスプレイの表示部における光の反
射を防止することができ、そのコントラストを高めるこ
とができる。
れば、母線電極を、本体電極の長手方向の一側部の厚み
を増加させた構成としたので、本体電極と母線電極とを
同一材料により一体化することで、より薄厚化、小型化
を図ることができる。
れば、本体電極を、梯子状、格子状、トラス状または網
目状としたので、この本体電極の開口部の周辺部分に発
生するモアレ像干渉縞を遮光することができ、表示面に
おけるモアレ像干渉縞の発生を防止することができる。
れば、オフセット印刷に用いられる凹版の少なくとも母
線電極を形成するための凹部をサンドブラスト法により
形成したので、この凹部のサイドエッチ分を小さく、そ
の深さを従来より深くすることができる。したがって、
この凹版を用いて母線電極をオフセット印刷すれば、該
母線電極の厚みを十分確保することができる。また、こ
のオフセット印刷を繰り返し行えば、母線電極の膜厚を
より厚くすることができ、その結果、シート抵抗の低抵
抗化を図ることができる。
れば、本体電極を金属により構成したので、従来のIT
O膜やSnO2膜等と比較して低抵抗化を図ることがで
きる。
製造方法によれば、本体電極及び母線電極の少なくとも
一方をオフセット印刷するので、幅が狭くかつ薄厚の第
1の電極を、簡単な装置で、しかも低コストで作製する
ことができる。したがって、輝度が高いプラズマディス
プレイを、簡単な装置で、しかも低コストで作製するこ
とができる。
製造方法によれば、母線電極を形成するための凹部がサ
ンドブラスト法により形成された凹版を用いて、母線電
極をオフセット印刷するので、厚みが十分確保され、か
つ幅の狭い母線電極を容易かつ低コストで形成すること
ができる。
製造方法によれば、本体電極と母線電極とを同時にオフ
セット印刷するので、幅が狭くかつ薄厚の第1の電極を
低コストで作製することができる。したがって、第1の
電極の細線化、薄厚化が容易となり、プラズマディスプ
レイの高輝度化、薄厚化を容易に図ることができる。
製造方法によれば、本体電極をインクジェット法により
形成するので、幅が狭くかつ薄厚の本体電極を、簡単な
装置で、しかも低コストで作製することができる。した
がって、プラズマディスプレイに、この本体電極を用い
れば、輝度が高いプラズマディスプレイを、簡単な装置
で、しかも低コストで作製することができる。
の電極を細線化、薄厚化することができ、したがって、
前記電極における開口率を高めることができ、その結
果、放電開始電圧を高くすることなしに放電セルにおけ
る輝度を向上させることができるプラズマディスプレイ
を提供することができる。また、この電極を簡単な設備
を用いて容易かつ安価に作製することができ、製造コス
トの削減を図ることができる製造方法を提供することが
できる。
プレイの前面側の電極の構造を示す平面図である。
プレイの電極を製造する際に用いられるオフセット印刷
装置を示す側面図である。
プレイの電極を製造する際に用いられる凹版を示す平面
図である。
プレイの電極を製造する際に用いられる凹版の製造方法
を示す過程図である。
プレイの前面側の電極の構造を示す平面図である。
プレイの前面側の電極の構造を示す平面図である。
スプレイの電極を製造する際に用いられる本体電極のオ
フセット印刷用凹版を示す平面図である。
スプレイの電極を製造する際に用いられる母線電極のオ
フセット印刷用凹版を示す断面図である。
を示す分解斜視図である。
側の電極の構造の一例を示す平面図である。
側の電極の構造の一例を示す側面図である。
側の電極の構造の他の例を示す平面図である。
側の電極の構造の他の例を示す側面図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 1対の透明基板が互いに対向配置され、
これらの透明基板のうち前面側の透明基板の対向する側
の一主面に複数のストライプ状の第1の電極が互いに平
行に形成され、背面側の透明基板の対向する側の一主面
に前記第1の電極に直交する複数のストライプ状の第2
の電極が互いに平行に形成され、これら第2の電極それ
ぞれの間には隔壁が形成され、これら隔壁により画成さ
れたそれぞれの凹部が放電セルとされているプラズマデ
ィスプレイにおいて、 前記第1の電極は、複数の開口が形成されたストライプ
状の本体電極と、該本体電極の長手方向の一側部に設け
られて前記本体電極と厚みが異なる長尺の母線電極とを
備えてなることを特徴とするプラズマディスプレイ。 - 【請求項2】 前記本体電極及び前記母線電極の少なく
とも一方は、オフセット印刷により形成されていること
を特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ。 - 【請求項3】 前記本体電極は、インクジェット法によ
り形成されていることを特徴とする請求項1または2記
載のプラズマディスプレイ。 - 【請求項4】 前記母線電極は、前記本体電極の長手方
向の一側部に積層されていることを特徴とする請求項
1、2または3記載のプラズマディスプレイ。 - 【請求項5】 前記本体電極は、前記母線電極より光反
射率の低い物質により構成されていることを特徴とする
請求項1ないし4のいずれか1項記載のプラズマディス
プレイ。 - 【請求項6】 前記母線電極は、前記本体電極の長手方
向の一側部の厚みを増加させてなることを特徴とする請
求項1記載のプラズマディスプレイ。 - 【請求項7】 前記本体電極は、梯子状、格子状、トラ
ス状または網目状であることを特徴とする請求項1ない
し6のいずれか1項記載のプラズマディスプレイ。 - 【請求項8】 前記オフセット印刷に用いられる凹版
は、少なくとも前記母線電極を形成するための凹部がサ
ンドブラスト法により形成されていることを特徴とする
請求項1ないし7のいずれか1項記載のプラズマディス
プレイ。 - 【請求項9】 前記本体電極は金属であることを特徴と
する請求項1ないし8のいずれか1項記載のプラズマデ
ィスプレイ。 - 【請求項10】 前記金属は、金、銀、白金、ルテニウ
ム、ロジウム、パラジウム、イリジウム、銅、ニッケ
ル、アルミニウムのいずれか1種、または、これらの金
属群から選択された1種または2種以上を主成分とする
合金であることを特徴とする請求項9記載のプラズマデ
ィスプレイ。 - 【請求項11】 1対の透明基板が互いに対向配置さ
れ、これらの透明基板のうち前面側の透明基板の対向す
る側の一主面に複数のストライプ状の第1の電極が互い
に平行に形成され、背面側の透明基板の対向する側の一
主面に前記第1の電極に直交する複数のストライプ状の
第2の電極が互いに平行に形成され、これら第2の電極
それぞれの間には隔壁が形成され、これら隔壁により画
成されたそれぞれの凹部が放電セルとされ、前記第1の
電極は、複数の開口が形成されたストライプ状の本体電
極と、該本体電極の長手方向の一側部に設けられ前記本
体電極と厚みが異なる長尺の母線電極とを備えてなるプ
ラズマディスプレイの製造方法であって、 前記本体電極及び前記母線電極の少なくとも一方をオフ
セット印刷することを特徴とするプラズマディスプレイ
の製造方法。 - 【請求項12】 前記母線電極を、該母線電極を形成す
るための凹部がサンドブラスト法により形成された凹版
を用いてオフセット印刷することを特徴とする請求項1
1記載のプラズマディスプレイの製造方法。 - 【請求項13】 前記本体電極と前記母線電極とを同時
にオフセット印刷することを特徴とする請求項11記載
のプラズマディスプレイの製造方法。 - 【請求項14】 1対の透明基板が互いに対向配置さ
れ、これらの透明基板のうち前面側の透明基板の対向す
る側の一主面に複数のストライプ状の第1の電極が互い
に平行に形成され、背面側の透明基板の対向する側の一
主面に前記第1の電極に直交する複数のストライプ状の
第2の電極が互いに平行に形成され、これら第2の電極
それぞれの間には隔壁が形成され、これら隔壁により画
成されたそれぞれの凹部が放電セルとされ、前記第1の
電極は、複数の開口が形成されたストライプ状の本体電
極と、該本体電極の長手方向の一側部に設けられ前記本
体電極と厚みが異なる長尺の母線電極とを備えてなるプ
ラズマディスプレイの製造方法であって、 前記本体電極をインクジェット法により形成することを
特徴とするプラズマディスプレイの製造方法。
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2001
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