JP2002213964A - 車両用ナビゲーション装置及び方法並びに車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置及び方法並びに車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体

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JP2002213964A
JP2002213964A JP2001005058A JP2001005058A JP2002213964A JP 2002213964 A JP2002213964 A JP 2002213964A JP 2001005058 A JP2001005058 A JP 2001005058A JP 2001005058 A JP2001005058 A JP 2001005058A JP 2002213964 A JP2002213964 A JP 2002213964A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有料道路を利用する際に、ユーザがあらかじ
め設定したETCの利用上限額を超える場合には、その
旨をユーザに報知することによって、料金支払いに関す
る不都合を回避できるナビゲーションの技術を提供す
る。 【解決手段】 ETC車載機15を備えた車両用ナビゲ
ーション装置のメインCPU及びその周辺回路4に、現
在位置計算部40、目的地指定部41、経路計算部4
2、案内部43、ETC利用額の上限額格納部44、利
用額積算部45、累積利用額格納部46、設定経路上の
有料道路の有無を判定する料金支出判定部47、累積利
用額と有料道路の利用料金を加算する単一料金加算部4
8、累積利用額と経路上の複数区間の利用料金を加算す
る複数料金加算部50、加算額と利用上限額とを比較す
る料金比較部49、上限額を超過する区間を判定する超
過区間判定部51、上限額を超えると警告を出力する警
告出力部53を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のナビゲー
ション技術の改良に係り、特に、有料道路において車両
が停止しなくても料金の支払いができる自動料金収受シ
ステム(Electric Toll Collect
ion System、以下、「ETCシステム」と呼
ぶ)の機能を備えた車両用ナビゲーション装置及び方法
並びにナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術、通信技術の進歩に
伴い、自動車の利便性を向上させるための様々な技術が
開発されている。例えば、車両用ナビゲーションシステ
ムは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に
あらかじめ記録された道路などのデータに基づいて、与
えられた目的地までの最適な経路を計算し、GPS航法
などでリアルタイムに計算する自車位置付近の地図を画
面表示しながら、表示画面や合成音声などで右左折など
の道案内を行うものである。
【0003】また、ETCシステムは、有料道路の料金
所において、従来から手渡しで行なわれていた現金や回
数券の収受処理を、道路側アンテナと車載機との間での
無線通信を介して実現するシステムである。このETC
システムの具体例を、以下に説明する。すなわち、ユー
ザは有料道路を利用するときに、車載機にICカードを
挿入する。そして、車両が有料道路の入口付近を通過す
る際に、入口側アンテナと車載機とが通信を行ない、ユ
ーザのID番号を受け取ることによってユーザが識別さ
れる。このとき、車載機はどの入口から利用したかの入
口情報を受信する。
【0004】そして、出口の料金所において、車載機は
出口側アンテナと通信を行ない、入口情報を送信する
と、通行料金の計算が行なわれる。計算結果は車載機に
送信されるとともに、ユーザが契約しているクレジット
会社へ送信される。月ごとにあらかじめ定められた締め
日までの利用料金は、精算日にユーザの指定口座から引
き落とされ、月単位で明細書がユーザに送付される。口
座の残高が不足していれば、ユーザに請求書が送付され
る。
【0005】かかるETCシステムを利用すれば、車両
が料金所において一旦停止する必要がないので、料金所
渋滞の解消につながり、キャッシュレスによるドライバ
ーの利便性の向上、管理コストの削減等の利点が得られ
る。さらに、上述の車両用ナビゲーションシステムとE
TC車載機とを組み合わせることによって、料金所に近
づいた際にETC用のレーンへ誘導したり、利用金額や
カード残高などの画面表示、音声案内を可能にしたシス
テムも開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術においては、ユーザの指定口座における残
高が不足していた場合には、ユーザは後日送付されてき
た請求書に基づいて支払わなければならず、面倒であ
る。また、頻繁にETCを利用するユーザの場合、その
月の引き落とし金額を把握し難く、支払い不能となるよ
うな多額の請求がクレジットカード会社から届く場合が
あり、いわゆるカード破産に陥る可能性も否定できな
い。
【0007】さらに、クレジットカード会社経由での支
払いで、残高不足による引き落としができなかった場合
には、そのユーザは信用を落とすことになり、かかる情
報がカード会社間でやり取りされると、ユーザはその後
のカード加入やカード利用を制限されるので、著しい不
利益を蒙ることになる。
【0008】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、有料
道路を利用する際に、ユーザがあらかじめ設定したET
Cの利用上限額を超える場合には、その旨をユーザに報
知することによって、料金支払いに関する不都合を回避
できる車両用ナビゲーション装置及び方法並びに車両用
ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、案内すべき経路上の地図を
記憶した地図情報記憶手段と、車両の現在位置を計算す
る現在位置計算手段と、前記地図上の目的地を指定する
目的地指定手段と、現在位置から目的地へ到達するため
の経路を計算する経路計算手段と、前記経路計算手段に
よって計算された経路を前記地図とともに表示する表示
手段とを有する車両用ナビゲーション装置において、前
記経路上の有料道路の利用料金を記憶する利用料金記憶
手段と、有料道路の利用上限額を入力する上限額入力手
段と、前記上限額入力手段によって入力された利用上限
額を記憶する上限額記憶手段と、車両が利用した有料道
路の料金処理を行なう料金処理手段と、前記料金処理手
段によって処理された利用額を積算する累積利用額積算
手段と、前記利用額積算手段によって積算された累積利
用額を記憶する累積利用額記憶手段と、前記経路計算手
段によって計算された経路上に、料金支払いが生ずる有
料道路の利用区間が有るか否かを判定する料金支出判定
手段と、前記料金支出判定手段による判定結果に応じ
て、前記利用料金記憶手段に記憶された当該利用区間の
利用料金と前記累積利用額記憶手段に記憶された累積利
用額とを加算する加算手段と、前記加算手段によって加
算された加算額と前記上限額記憶手段に記憶された利用
上限額とを比較する比較手段と、前記比較手段による比
較結果に応じて、前記加算額と前記利用上限額との関係
を示す情報を報知する報知手段とを有することを特徴と
する。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明を方法の観点から捉えたものであり、案内すべき経路
上の地図を記憶するステップと、車両の現在位置を計算
するステップと、前記地図上の目的地を指定するステッ
プと、現在位置から目的地へ到達するための経路を計算
するステップと、計算された経路を前記地図とともに表
示するステップとを含む車両用ナビゲーション方法にお
いて、前記経路上の有料道路の利用料金を記憶するステ
ップと、有料道路の利用上限額を入力するステップと、
前記利用上限額を記憶するステップと、車両が利用した
有料道路の料金処理を行なうステップと、処理された利
用額を積算するステップと、積算された累積利用額を記
憶するステップと、現在位置から目的地へ到達するため
に計算された経路上に、料金支払いが生ずる有料道路の
利用区間が有るか否かを判定するステップと、料金支払
いが生ずる利用区間が有る場合に、その利用料金と前記
累積利用額とを加算するステップと、加算された加算額
と、前記利用上限額とを比較するステップと、比較結果
に応じて、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す
情報を報知するステップとを含むことを特徴とする。
【0011】請求項11記載の発明は、請求項1、6記
載の発明を、コンピュータによって読み取り可能な記録
媒体の観点から捉えたものであり、コンピュータを用い
て、案内すべき経路上の地図を記憶させ、車両の現在位
置を計算させ、前記地図上の目的地を指定させ、現在位
置から目的地へ到達するための経路を計算させ、計算さ
れた経路を前記地図とともに表示させる車両用ナビゲー
ション用ソフトウェアを記録した記録媒体において、そ
のソフトウェアは前記コンピュータに、前記経路上の有
料道路の利用料金を記憶させ、有料道路の利用上限額を
入力させ、前記利用上限額を記憶させ、車両が利用した
有料道路の料金処理によって処理された累積利用額を積
算させ、積算された累積利用額を記憶させ、現在位置か
ら目的地へ到達するために計算された経路上に、料金支
払いが生ずる有料道路の利用区間が有るか否かを判定さ
せ、料金支払いが生ずる利用区間が有る場合に、その利
用料金と前記累積利用額とを加算させ、加算された加算
額と、前記利用上限額とを比較させ、比較結果に応じ
て、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を
報知させることを特徴とする
【0012】以上のような請求項1、6及び11記載の
発明では、ユーザは、経路設定段階において、経路上の
有料道路の利用料金及びそれまでの累積利用額の加算額
と、あらかじめ記憶された利用上限額との関係について
報知を受けることができる。このため、当該有料道路を
利用すると利用上限額を超える場合には、ユーザは、料
金処理を自動で行うシステムの利用を避けることによっ
て、使い過ぎによる残高不足、支払い不能等の種々の不
利益を防止できる。特に、ユーザは経路設定の段階で報
知を受けることができるので、車両の走行中に初めて報
知を受ける場合に比べて、はるかに余裕をもって対処す
ることができ、安全運転につながる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車
両用ナビゲーション装置において、前記料金支出判定手
段によって判定された料金支出が生ずる利用区間が、複
数存在する場合に、それらの利用区間の利用料金を車両
が通行する予定の順に加算していく複数料金加算手段
と、前記複数料金加算手段が利用料金を加算する毎に前
記比較手段が行なう比較の結果に応じて、前記利用上限
額を初めて超過する利用区間を判定する超過区間判定手
段とを有することを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項2記載の発
明を方法の観点から捉えたものであり、請求項6記載の
車両用ナビゲーション方法において、料金支出が生ずる
有料道路の利用区間が複数ある場合に、それらの利用区
間の利用料金を車両が通行する予定の順に加算していく
ステップと、利用料金を加算する毎に行なわれる前記加
算額と前記利用上限額との比較の結果に応じて、前記利
用上限額を初めて超過する利用区間を判定するステップ
とを含むことを特徴とする。
【0015】請求項12記載の発明は、請求項2、7記
載の発明をコンピュータによって読み取り可能な記録媒
体の観点から捉えたものであり、請求項11記載の車両
用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体に
おいて、コンピュータを用いて、料金支出が生ずる有料
道路の利用区間が複数あると判定された場合に、それら
の利用区間の利用料金を車両が通行する予定の順に加算
させ、利用料金を加算する毎に行なわれる前記加算額と
前記利用上限額との比較の結果に応じて、前記利用上限
額を初めて超過する利用区間を判定させることを特徴と
する。
【0016】以上のような請求項2、7、12記載の発
明では、経路設定の段階で、有料道路の利用区間が複数
ある場合に、利用上限額を超える利用区間を判定できる
ので、この利用区間を、例えば表示手段に表示させる等
によってユーザに明示すれば、ユーザは、複数ある有料
道路の利用区間のうち、どの区間まで利用すべきかにつ
いて的確な判断が可能となる。従って、ユーザは、予算
に合わせて最大限にまで有料道路を利用することがで
き、料金処理を自動で行なうシステムの有効活用が可能
となる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の車両用ナビゲーション装置において、前記報
知手段は、車両が前記利用上限額を超過する利用区間に
所定の距離接近した場合に、前記加算額と前記利用上限
額との関係を示す情報を報知するように設定されている
ことを特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項3記載の発
明を方法の観点から捉えたものであり、請求項6又は請
求項7記載の車両用ナビゲーション方法において、車両
が、前記利用上限額を超過する利用区間に所定の距離接
近した場合に、前記加算額と前記利用上限額との関係を
示す情報を報知するステップを含むことを特徴とする。
【0019】請求項13記載の発明は、請求項3、8記
載の発明をコンピュータによって読み取り可能な記録媒
体の観点から捉えたものであり、請求項11又は請求項
12記載の車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録
した記録媒体において、コンピュータを用いて、車両
が、前記利用上限額を超過する利用区間に所定の距離接
近した場合に、前記加算額と前記利用上限額との関係を
示す情報を報知させることを特徴とする。
【0020】以上のような請求項3、8、13記載の発
明では、経路設定時における報知に加えて、利用上限額
を超える利用となる利用区間の手前で報知を受けること
ができるので、経路設定時における報知を忘れていたユ
ーザであっても、あらためて報知を受けて、料金処理を
自動で行うシステムの利用を避ける等の対処ができなく
なることを防止できる。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置におい
て、前記比較手段による比較結果に応じて、前記経路計
算手段によって計算された経路を修正する経路修正手段
を有することを特徴とする。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項4記載の発
明を方法の観点から捉えたものであり、請求項6〜8の
いずれか1項に記載の車両用ナビゲーション方法におい
て、前記加算額と前記利用上限額との比較結果に応じ
て、現在位置から目的地へ到達するための経路を修正す
るステップを含むことを特徴とする。
【0023】請求項14記載の発明は、請求項4、9記
載の発明を、コンピュータによって読み取り可能なソフ
トウェアの観点から捉えたものであり、請求項11〜1
3のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション用ソフ
トウェアを記録した記録媒体において、コンピュータを
用いて、前記加算額と前記利用上限額との比較結果に応
じて、現在位置から目的地へ到達するための経路を修正
させることを特徴とする。
【0024】以上のような請求項4、9及び14記載の
発明では、有料道路においては、料金処理を自動で行う
システムの自動支払い用ゲートと、有人で料金を徴収す
る有人ゲートとが異なっているが、有料道路を利用する
と利用上限額を超える場合には、案内すべき経路を、自
動的に有人ゲートへ修正することができる。このため、
料金処理を自動で行うシステムの利用を避けたいユーザ
が、誤って自動支払い用ゲートを通過してしまうことが
防止される。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置におい
て、前記料金処理手段によって処理された利用額の締め
日を記憶する締め日記憶手段と、装置を起動した日付を
記憶する日付記憶手段と、前記日付記憶手段に記憶され
た直近の起動日付と前記締め日記憶手段に記憶された前
回の締め日とを比較する日付比較手段と、前記日付比較
手段によって、直近の起動日付が前回の締め日以前であ
ると判定された場合に、前記累積利用額記憶手段におけ
る累積利用額を消去する利用額消去手段とを有すること
を特徴とする。
【0026】請求項10記載の発明は、請求項5記載の
発明を方法の観点から捉えたものであり、請求項6〜9
のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション方法にお
いて、車両が利用した有料道路の利用額の締め日を記憶
するステップと、締め日以前の累積利用額を、当該締め
日以降に消去するステップとを含むことを特徴とする。
【0027】請求項15記載の発明は、請求項5、10
記載の発明を、コンピュータによって読み取り可能なソ
フトウェアの観点から捉えたものであり、請求項11〜
14のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション用ソ
フトウェアを記録した記録媒体において、コンピュータ
を用いて、車両が利用した有料道路の利用額の締め日を
記憶させ、締め日以前の累積利用額を、当該締め日以降
に消去させることを特徴とする。
【0028】以上のような請求項5、10、15記載の
発明では、締め日ごとに累積利用額が整理されるので、
ユーザが、定期的な収入のうちの所望の割合に応じて、
利用上限額を設定しておけば、累積利用額との関係で適
切な報知が得られ、無理のない利用計画を立てて生活す
ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図1〜6を参照して具体的に説明する。なお、本実施
の形態のうち情報処理に関する部分は、典型的には、コ
ンピュータをソフトウェアで制御することで実現され
る。この場合のソフトウェアは、コンピュータのハード
ウェアを物理的に活用することで本発明の作用効果を実
現するもので、また、従来技術との共通部分には従来技
術も適用される。但し、この場合のハードウェアやソフ
トウェアの種類や構成、ソフトウェアで処理する範囲な
どは各種変更可能であるため、以下の説明では、本発明
及び実施形態の各機能を実現する仮想的回路ブロックを
用いる。
【0030】さらに、以下の説明では、有料道路におけ
る施設を次のように定義する。すなわち、通行券を受け
取る料金所を「発券ゲート」と呼ぶ。通行料金を支払う
料金所を「精算ゲート」と呼ぶ。「精算ゲート」のう
ち、ETCシステムによって通行料金の支払いを行なう
料金所を「ETCゲート」と呼ぶ。「精算ゲート」のう
り、係員に通行料金を支払う料金所を「有人ゲート」と
呼ぶ。「ETCゲート」の手前にあり、ETCシステム
の動作を確認できるゲートを「ETC予告ゲート」と呼
ぶ。
【0031】〔1.構成〕まず、本実施の形態は、移動
体である自動車に搭載して経路を案内するためのナビゲ
ーション装置(本装置と呼ぶ)と、本装置上で実行され
るナビゲーション方法を示すもので、これらを実現する
ためのナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒
体として把握することもできる。
【0032】〔1−1.全体構成〕まず、本装置は、図
1の機能ブロック図に示すように、絶対位置・方位検出
部1、相対方位検出部2、車速検出部3、メインCPU
及びその周辺回路4、メモリ群M、ユーザインタフェー
ス部9、表示部10a、音声出力部10b、入力部1
1、CD−ROM制御部12、FM多重受信及び処理部
13、光・電波ビーコン受信及び処理部14、ETC車
載機15等を備えている。
【0033】このうち、絶対位置・方位検出部1は、本
装置が搭載された自動車(自車と呼ぶ)の現在位置すな
わち自車位置について、地表での絶対的な位置座標や方
位を計算するために、例えば、GPS衛星から送られて
くるGPS電波をアンテナやレシーバなどで受信するた
めの部分である。また、相対方位検出部2は、ジャイロ
などを使って自車の相対的な方位を検出するための部分
である。また、車速検出部3は、自動車より得られる車
速パルスを処理することで自車の速度を計算する部分で
ある。
【0034】また、メインCPU及びその周辺回路4
は、本装置全体を制御する制御回路の役割を果たす部分
である。また、メモリ群Mは、本装置の動作に必要な各
種のメモリで、例えば、プログラムが格納され、起動時
等にメインCPUからアクセスされるROM5、メイン
プログラムがロードされ、ワークエリアなどを提供する
DRAM(ダイナミックRAM)6、メイン電源OFF
時にも設定などの情報をバックアップするSRAM(ス
タチックRAM)7、表示部10a用のVRAM(Vi
deoRAM)8などを含む。
【0035】また、表示部10a及び音声出力部10b
は、案内用地図(立体表示やランドマーク表示等を含
む)、メニュー表示(ユーザに対する確認画面等を含
む)、目的地リスト、検索用50音表、利用金額、警告
表示など各種の情報を、図示しない液晶表示画面や音声
合成などで出力する部分である。入力部11は、ユーザ
がフロントパネルやリモコンにおけるスイッチやジョイ
スティックなどから、命令や数値などの情報を入力する
ための部分であり、例えば、地図上の所望の地点(目的
地等を含む)やランドマーク、メニューボタン、施設名
リスト、検索用50音表などの選択操作入力、ユーザが
希望する利用上限額の入力、カード会社が銀行口座から
利用料金の引き落としを行なう場合の締め日の入力、累
積利用額の消去指示などを行うことができる。
【0036】なお、表示部10aは、画面に表示された
地図上の任意の地点、メニューボタンなどの項目を、直
接指で触るだけで入力部11と同様に入力手段としての
役割を果たすことができるタッチパネルとしての機能も
有している。また、ユーザインタフェース部9は、I/
O制御回路やドライバなどを使って、表示部10a、音
声出力部10b及び入力部11と、メインCPU及びそ
の周辺回路4とを結ぶユーザインタフェースである。
【0037】また、CD−ROM制御部12は、CD−
ROMに記録されたデータベースを読み出す手段であ
り、データベースの内容は、地図データを中心として、
例えば、道路のネットワーク構造を表す経路探索用デー
タ、ガソリンスタンドなどのランドマークを表す表示用
データなどを含むとともに、各有料道路の利用料金のデ
ータベース、利用料金の利用上限額を超える利用に対す
る警告情報なども含んでいる。利用料金データベース
は、例えば、図5に示すような、料金所とリンクさせる
ことができるテーブルとして設定されている。
【0038】警告情報は、例えば、図2に示すように、
「ETCゲートを通過すると、利用上限を超えます。」
といった画像データとともに、同内容の音声データが含
まれている。さらに、ROM5に格納され、起動時にD
RAM6上に読み込まれるアプリケーションには、メニ
ューボタンや50音パネル等の本装置の操作に必要な基
本的な情報が含まれている。
【0039】また、FM多重受信及び処理部13は、F
M放送波やこの放送波に含まれるVICSの交通情報を
受信する部分である。さらに、光・電波ビーコン受信及
び処理部14は、高速道路や一般道路に設置された送信
設備の下を通過する際に、VICSの交通情報を受信す
る部分である。なお、交通情報は渋滞、事故、規制、工
事、目的地までの旅行時間等の情報を含んでいる。
【0040】ETC車載機15は、内蔵アンテナを介し
て、道路側アンテナとの無線通信により自動的に料金の
収受処理を行う料金処理部15aを備えている。また、
ETC車載機15には、図示はしないが、ユーザを認証
するためのICカードが挿入され、当該ICカードの情
報を読み書きするICカードリーダライタが設けられて
いるとともに、各種情報を表示する表示部を備えてい
る。
【0041】〔1−2.メインCPU及びその周辺回路
の役割〕さらに、メインCPU及びその周辺回路4は、
上記のようなソフトウェアの作用によって、現在位置計
算部40、目的地指定部41、経路計算部42、案内部
43、上限額格納部44、利用額積算部45、累積利用
額格納部46、料金支出判定部47、単一料金加算部4
8、料金比較部49、複数料金加算部50、超過区間判
定部、警告情報検索部52、警告出力部53、描画部5
4、締め日格納部55、日付格納部56、日付比較部5
7及び利用額消去部58としての役割を果たすように構
成されている。なお、上限額格納部44、累積利用額格
納部46、締め日格納部55及び日付格納部56は、そ
れぞれ請求項に記載の上限額記憶手段、累積利用額記憶
手段、締め日記憶手段、日付記憶手段に対応し、ユーザ
設定用のメモリ等の記憶領域を、必要領域確保すること
によって実現される。
【0042】このうち現在位置計算部40は、自車の現
在位置すなわち自車位置を計算するための手段であり、
具体的には、GPS航法測位と自律航法測位とを組み合
わせることで自車位置を計算するように構成されてい
る。ここで、GPS航法測位は、人工衛星からの電波に
基づいて絶対位置・方位検出部1から得られる情報を使
って現在位置を計算するものである。また、自律航法測
位は、地磁気及び自車の速度に基づいて、相対方位検出
部2及び車速検出部3から得られる情報を使って現在位
置を計算するものである。
【0043】また、経路計算部42は、現在の自車位置
から、目的地指定部41によって指定された施設にいた
る最適な経路を、前記経路探索用データに基づいて計算
する手段である。案内部43は、経路計算部42によっ
て計算された経路について、現在位置計算部40によっ
て逐次計算される現在位置などに基いて、合成音声や画
面表示によって道案内する手段である。
【0044】上限額格納部44は、あらかじめユーザに
よって入力部11から入力された利用上限額を格納する
手段である。利用額積算部45は、料金処理部15aに
よって処理された利用額を積算することによって、累積
利用額を算出する手段である。累積利用額格納部46
は、利用額積算部45において算出された累積利用額を
格納する手段である。
【0045】料金支出判定部47は、経路計算部42に
よって計算された経路において、有料道路の利用区間が
あるか否かを判定する手段である。単一料金加算部48
は、料金支出判定部47において判定された料金支出を
伴う利用区間が単一である場合に、料金データベースか
ら取得したその利用区間に係る料金と、累積利用額格納
部46に格納された累積利用額とを加算する手段であ
る。また、複数料金加算部50は、料金支出判定部47
によって判定された料金支出を伴う利用区間が複数ある
場合に、料金データベースにおける各利用区間の利用料
金を、車両が経路計算部42によって計算された経路上
を通行する予定の順に、累積利用額格納部46に格納さ
れた累積利用額へ加算していく手段である。料金比較部
49は、上限額格納部44に格納された利用上限額と、
単一料金加算部48において加算された金額若しくは複
数料金加算部50において順次加算される金額とを比較
する手段である。超過区間判定部51は、単一料金加算
部48において加算された金額若しくは複数料金加算部
50において順次加算された金額が、上限額格納部44
に格納された利用上限額を超過すると料金比較部49に
よって判断された場合に、その超過することとなる利用
区間を判定する手段である。
【0046】警告情報検索部52は、CD−ROMに記
録された警告情報を検索する手段である。警告出力部5
3は、警告情報検索部52において検索された警告情報
を描画部54や音声出力部10bに出力する手段であ
る。描画部54は、他の各部から渡される情報に基づい
て、表示部10aに表示される表示内容を描画する手段
である。なお、警告出力部53や表示部10a等を含め
て、警告をユーザに報知する機能を持つ構成部によっ
て、請求項に記載の報知手段が構成されている。
【0047】締め日格納部55は、あらかじめユーザか
ら入力部11によって入力され、クレジットカード会社
が銀行口座から利用料金の引き落としを行う場合の締め
日を格納する手段である。なお、この締め日は、ETC
車載機15が取得した情報、ICカードに記録された情
報などから自動的に入力され、締め日格納部55に格納
されるように設定してもよい。
【0048】また、日付格納部56は、前回ナビゲーシ
ョン装置を起動した日付を格納する手段である。日付比
較部57は、ナビゲーション装置の起動時に、締め日格
納部55に格納された日付と、日付格納部56に格納さ
れた日付とを比較する手段である。利用額消去部58
は、日付比較部57によって、日付格納部56に格納さ
れた日付が、締め日格納部55に格納された前回の締め
日以前であると判定された場合に、累積利用額格納部4
6に格納された累積利用額を消去する手段である。な
お、この累積利用額の消去の前には、確認画面が表示さ
れ、ユーザが入力部11から消去してもよい旨を入力し
た場合に消去が行なわれる。
【0049】〔2.実施の形態の作用〕上記のように構
成された本実施の形態は、次のように作用する。まず、
本実施の形態は、絶対位置・方位検出部1、相対方位検
出部2、車速検出部3からの情報に基づいて、現在位置
計算部40によって計算された自車位置から目的地指定
部41によって指定された目的地に至る最適な経路を、
経路計算部42が経路探索用データに基づいて計算し、
案内部43が合成音声や画面表示によって道案内する機
能や、目的地指定部41によって指定された目的地の座
標地周辺の地図を検索して表示させる機能といった通常
のナビゲーション装置としての機能を有している。
【0050】さらに、本実施の形態は、ETCの利用料
金に応じた案内機能を有している。この案内機能を、図
2〜9を参照して説明する。なお、図2及び図8は、本
実施の形態の利用手順の一例を示す説明図である。図3
は、本実施の形態の全体の処理(メインルーチン)の流
れを示すフローチャートである。図4及び6は、図3の
フローチャートにおけるステップ301、305の処理
(サブルーチン)に対応するフローチャートである。図
7は、車両走行時におけるナビゲーション処理のフロー
チャートである。図9は、図7のフローチャートにおけ
るステップ706の処理(サブルーチン)に対応するフ
ローチャートである。
【0051】〔2−1.全体の作用〕まず、本実施の形
態において、利用上限額を10,000円と設定した場
合の作用例を、図2を参照して説明する。すなわち、ユ
ーザが、あらかじめ上限額を10,000円に設定す
る。そして、目的地を設定し、経路計算を行うと経路設
定段階において、当該有料道路の利用料金(例えば、5
00円)が算出される。次に、今までの累積利用金額
(例えば、9,700円)に、今回の利用料金が加算さ
れる。すると、この例で加算された金額10,200円
は、あらかじめ設定された利用上限額10,000円を
超えるため、ナビゲーション画面に警告が表示されると
ともに、音声でも警告される。
【0052】〔2−2.累積利用額の整理〕次に、本実
施の形態の処理手順の詳細を説明する。まず、起動時に
累積利用額を整理する処理を、図3、4のフローチャー
トを参照して説明する。なお、利用上限額や締め日は、
あらかじめユーザによって入力部11から入力され、上
限額格納部44及び締め日格納部55に格納されてい
る。すなわち、車両のアクセサリースイッチを入れて電
願ONにする(ステップ301)。これにより、本装置
が初期化される(ステップ401)。この時、自車位置
の測位、描画処理などが行なわれるが、詳細は省略す
る。そして、日付比較部57は、日付格納部に格納され
た日付と締め日格納部55に格納された前回の締め日
(既に経過した締め日のうちの直近の締め日)とを比較
して、前回電源をONにしたのはその締め日以前かどう
かをチェックする(ステップ402、403)。
【0053】前回電源ONにしたのが締め日以前の場合
には、表示部10aに「クリアしてよいか」のメッセー
ジが表示され(ステップ404)、これに対応する選択
ボタンをユーザが選択すると、利用額消去部58が累積
利用額格納部46に格納された累積利用額を消去する
(ステップ405)。そして、日付格納部56の日付
は、次回起動時にも同様のチェックを行なうために、装
置内部のタイマーに基づいて、今回電源をONにした日
付に更新される。なお、ステップ403で、前回の電源
ONの日付が締め日以前でないと判定された場合や、ス
テップ404でユーザが累積利用額の消去を選択しない
場合には、累積利用額の消去は行なわれず、日付格納部
56の日付が、今回電源をONにした日付で更新される
(ステップ406)。
【0054】〔2−3.利用料金情報の算出〕次に、有
料道路を通行する前の利用料金情報の算出処理を、図3
と図6のフローチャートと図5の表を参照して説明す
る。まず、目的地を設定する(ステップ302)。目的
地設定はユーザが入力部11を通して行う。次に、経路
計算を行うか否かを確認し(ステップ303)、行わな
ければそのままナビゲーションを開始する(ステップ3
06)。行う場合は、経路計算部42で経路計算を行う
(ステップ304)。そして、経路計算部で計算した経
路に基づいて、料金支出判定部47において判定した有
料道路の通行料金を、CD−ROMに記憶されている利
用料金データベース(図5参照)から取得する(ステッ
プ601)。新規開通等で利用料金データベースに料金
を載せることができなかった等の理由により、通行料金
が算出できなかった場合には、エラーメッセージを返し
当フローを終了する(ステップ604)。
【0055】ここで、設定経路上において、料金支出区
間が単一である場合には、単一料金加算部48によっ
て、累積利用額格納部46に記憶されている累積料金
と、料金支出判定部47で取得した料金とが加算され
る。一方、設定経路上において、料金支出区間が複数に
及ぶ場合には、複数料金加算部50が、累積料金に対し
て、当該経路を車両が乗り降りする予定の順に利用料金
を加算していく。そして、料金比較部49において、加
算額が、上限額格納部44に記憶されている上限額を超
過しているか否かを比較する(ステップ602)。この
とき、超過区間判定部51によって、車両が利用すると
利用上限額を超えることとなる利用区間が判定される。
このように、設定経路に、利用上限額を超える利用区間
が存在する場合には警告を出力する(ステップ60
3)。その方法は、警告情報検索部52から警告出力部
53と、描画部54を介して、表示部10aで利用上限
額を超えたことを知らせるメッセージを表示したり、音
声出力部10bで音声によるアナウンスを行うなどの方
法が良い。上限額を超過しない場合には、当フローは終
了する。
【0056】〔2−4.通行料金のチェック〕その後は
ナビゲーションを開始する(ステップ306)。ナビゲ
ーション中の作用については、図7のフローチャート及
び図8を参照して説明する。まず、車の電源をチェック
して、電源がOFFであれば、当フローを終了する(ス
テップ701)。OFFでなければ、現在位置計算部4
0によって、自車が計算した経路において一般道路から
高速道路等の有料道路に入る地点の手前から所定の位置
にいるか否かチェックされる(ステップ702)。後述
するように、警告を行なうこともあるので、ここでいう
所定の位置は適切な値とすることが望ましい。このよう
に所定の位置に来たことが判定された場合には、通行料
金のチェックが行なわれる(ステップ705)。料金チ
ェックは、前述の図6のフローのように行なわれる。そ
して、利用上限額を超えている場合には、再度警告を行
う(図8参照)。更に自車が発券ゲートに近づいたら、
図10に示すように、有人ゲートへの誘導を行うように
してもよい。
【0057】このとき、当該有料道路の利用料金が、利
用料金データベースにない場合であっても、ETC車載
機15が取得した料金に基づいて料金チェックを行なえ
ば、エラーメッセージが出力される事態を防止できる。
また、経路設定時に超過区間判定部51によって判定さ
れた利用区間の手前でのみ、警告を出力するようにして
もよい。警告の方法は、上述と同様とすることによっ
て、運転の妨げにならないようにした方法がよい。
【0058】〔2−5.精算ゲート通過チェック〕次
に、精算ゲートを通過したか否かのチェック処理(ステ
ップ706)を、図9のフローチャートを参照して説明
する。すなわち、精算ゲートを通過した場合には、通常
のETCと同様に、料金処理部15aよる通行料金の支
払い処理が行なわれる。そして、上記のステップ603
の警告の有無にかかわらず、ETCゲートを通過した
か、つまりETCシステムを利用して通行料金の支払い
処理を行なったかどうかがチェックされる(ステップ9
01)。ETCシステムを利用して支払った場合には、
利用額積算部45は、累積利用額に今回支払った通行料
金を加算し、この加算金額に基づいて、累積利用額格納
部46における累積利用額を更新する(ステップ90
2)。その後、ステップ704に戻って車両の電源がO
FFになるまで上述の処理を繰り返す。一方、例えば、
有人ゲートで料金を支払う等、ETCゲートを通過して
いない場合には(ステップ901)、それまでの累積利
用額は更新されない。
【0059】〔3.実施の形態の効果〕以上のような本
実施の形態によれば、ユーザは、ナビゲーションシステ
ムの経路設定の段階で、設定経路上の有料道路を利用す
ると、あらかじめ設定したETCの利用上限額を超える
場合には、自動的に警告を受けることができる。このた
め、この警告を受けたユーザは、自らの判断で有人ゲー
トで支払いを済ませれば、後日送付されてくる請求書に
基づいて支払いを行なう手間がかからない。特に、自動
的に有人ゲートへ誘導するナビゲーションを行なえば、
ETCの利用を避けたいユーザが、誤ってETCゲート
を通過することが防止される。
【0060】また、ユーザは経路設定の段階で警告を受
けることができるので、車両の走行中に初めて警告を受
ける場合に比べて、はるかに余裕をもって対処すること
ができ、安全運転につながる。特に、経路設定の段階で
の警告に加えて、有料道路に入る位置から十分に手前の
位置で、同様の警告が再度行われ、さらに、有人ゲート
への誘導も行なわれるので、経路設定時における警告を
忘れていたユーザであっても、ETCシステムの利用を
避ける等の対処ができなくなることを防止できるととも
に、支払い準備のための十分な時間が得られ、安全性を
確保できる。
【0061】また、累積利用額を正確に把握した上で、
これに基づいて利用上限額を超えるか否かが判断される
ので、頻繁にETCを利用するユーザの場合であって
も、支払い不能となるような多額の請求がクレジットカ
ード会社から届くことを防止できる。そして、利用上限
額は、預金口座の残高にかかわらず、ユーザが自由に設
定することができるので、当該預金口座のうち、ETC
を利用する分の金額に応じて利用上限額を設定しておけ
ば、当該預金口座をETC以外の他の様々な料金の支払
いに利用する場合であっても、かかる支払いが不能とな
る事態を防止できる。特に、累積利用額は締め日ごとに
整理されるので、例えば、ユーザが、定期的な収入のう
ちの所望の割合に応じて、利用上限額を設定しておけ
ば、累積利用額との関係で適切な警告が得られ、無理の
ない利用計画を立てて生活することができる。
【0062】さらに、クレジットカード会社経由での支
払いで、残高不足による引き落としができずに、そのユ
ーザが信用を落とすことを防止できるので、ユーザがそ
の後のカード加入やカード利用の制限等の不利益を蒙る
ことがない。
【0063】〔4.他の実施の形態〕本発明は、上記の
ような実施の形態に限定されるものではない。例えば、
累積利用額は、ユーザが停車中などに、入力部11によ
るメニュー操作で、表示部10aに表示させたり、音声
出力部10bから音声によるアナウンスをさせる構成と
することもできる。かかる構成とすれば、ユーザ自身が
累積利用額を正確に把握した上で、ETCを利用するこ
とができる。
【0064】また、上記の料金データベース、上限額格
納部44、累積利用額格納部46、締め日格納部55、
日付格納部56等の情報の格納領域は、自由に設定可能
であり、例えば、これらの情報の全部若しくは一部をE
TC車載機側のメモリ等に記憶する構成としてもよい。
料金データベースは、料金変更に伴って更新される構成
としてもよい。また、ナビゲーション用データ等の記録
媒体としては、CD−ROMには限定されない。例え
ば、DVD−ROM制御部によって読み出されるDVD
−ROMであってもよい。
【0065】また、累積利用額などの利用料金、その他
の情報を、MDやフラッシュメモリ等の小形の記録媒体
に記録して、ユーザ所有のコンピュータによって管理で
きるように、外部記憶装置を設けてもよい。同様の管理
を、ICカードとの連繋で行なうこともできる。
【0066】また、表示画面や出力音声の設定、利用上
限額の設定、締め日の設定、利用料金チェックのための
精算ゲート手前からの距離設定等は、自由に変更可能で
ある。締め日は、クレジットカード会社から送信される
情報に基づいて、自動的に締め日格納部55に格納され
る構成とすることによって、ユーザが入力する手間を省
くこともできる。また、ユーザは、入力部11による操
作によって、所望の時に、累積利用額格納部46におけ
る累積利用額を消去することもできる。さらに、音声認
識部を備えることによって、ユーザによる入力操作を音
声入力によって行なうこともできる。
【0067】また、上記の実施の形態は、ポストペイド
カードとしてICカードを利用する場合を例として用い
たが、あらかじめ金額を電子的に記憶したプリペイドカ
ードとしてICカードを利用する場合にも、適用可能で
ある。この場合の支払い処理は、ETCシステムの利用
による計算結果が車載機に送信され、利用金額に応じ
て、ICカードが電子的に記憶している金額の残高が書
き換えられることによって行なわれる。かかる場合に
は、ユーザが、ICカードに記録された残高に応じて、
利用上限額を適切な値に設定しておくことによって、上
述の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
有料道路を利用する際に、ユーザがあらかじめ設定した
ETCの利用上限額を超える場合には、その旨をユーザ
に報知することによって、料金支払いに関する不都合を
回避できる車両用ナビゲーション装置及び方法並びに車
両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す機能ブロック
図である。
【図2】図1の実施の形態の利用手順の概要を示す説明
図である。
【図3】図1の実施の形態における全体の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図4】図1の実施の形態における電源ON時の処理手
順を示すフローチャートである。
【図5】図1の実施の形態における料金表の一例を示す
説明図である。
【図6】図1の実施の形態における利用料金のチェック
処理を示すフローチャートである。
【図7】図1の実施の形態におけるナビゲーション時の
処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図1の実施の形態の利用手順の概要を示す説明
図である。
【図9】図1の実施の形態における精算ゲート通過チェ
ック処理を示すフローチャートである。
【図10】図1の実施の形態における有人ゲートへの誘
導画面例を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1…絶対位置・方位検出部 2…相対方位検出部 3…車速検出部 4…メインCPU及びその周辺回路 M…メモリ群 5…ROM 6…ダイナミックRAM(DRAM) 7…スタチックRAM(SRAM) 8…VideoRAM(VRAM) 9…ユーザインタフェース部 10a…表示部 10b…音声出力部 11…入力部 12…CD−ROM制御部 13…FM多重受信及び処理部 14…光・電波ビーコン受信及び処理部 15…ETC車載機 15a…料金処理部 40…現在位置計算部 41…目的地指定部 42…経路検索部 43…案内部 44…上限額格納部 45…利用額積算部 46…累積利用額格納部 47…料金支出判定部 48…単一料金加算部 49…料金比較部 50…複数料金加算部 51…超過区間判定部 52…警告情報検索部 53…警告出力部 54…描画部 55…締め日格納部 56…日付格納部 57…日付比較部 58…利用額消去部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内すべき経路上の地図を記憶した地図
    情報記憶手段と、車両の現在位置を計算する現在位置計
    算手段と、前記地図上の目的地を指定する目的地指定手
    段と、現在位置から目的地へ到達するための経路を計算
    する経路計算手段と、前記経路計算手段によって計算さ
    れた経路を前記地図とともに表示する表示手段とを有す
    る車両用ナビゲーション装置において、 前記経路上の有料道路の利用料金を記憶する利用料金記
    憶手段と、 有料道路の利用上限額を入力する上限額入力手段と、 前記上限額入力手段によって入力された利用上限額を記
    憶する上限額記憶手段と、 車両が利用した有料道路の料金処理を行なう料金処理手
    段と、 前記料金処理手段によって処理された利用額を積算する
    累積利用額積算手段と、 前記利用額積算手段によって積算された累積利用額を記
    憶する累積利用額記憶手段と、 前記経路計算手段によって計算された経路上に、料金支
    払いが生ずる有料道路の利用区間が有るか否かを判定す
    る料金支出判定手段と、 前記料金支出判定手段による判定結果に応じて、前記利
    用料金記憶手段に記憶された当該利用区間の利用料金と
    前記累積利用額記憶手段に記憶された累積利用額とを加
    算する加算手段と、 前記加算手段によって加算された加算額と前記上限額記
    憶手段に記憶された利用上限額とを比較する比較手段
    と、 前記比較手段による比較結果に応じて、前記加算額と前
    記利用上限額との関係を示す情報を報知する報知手段
    と、 を有することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記料金支出判定手段によって判定され
    た料金支出が生じる利用区間が、複数存在する場合に、
    それらの利用区間の利用料金を車両が通行する予定の順
    に加算していく複数料金加算手段と、 前記複数料金加算手段が利用料金を加算する毎に前記比
    較手段が行なう比較の結果に応じて、前記利用上限額を
    初めて超過する利用区間を判定する超過区間判定手段
    と、 を有することを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲ
    ーション装置。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、車両が前記利用上限額
    を超過する利用区間に所定の距離接近した場合に、前記
    加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知する
    ように設定されていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の車両用ナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 前記比較手段による比較結果に応じて、
    前記経路計算手段によって計算された経路を修正する経
    路修正手段を有することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 前記料金処理手段によって処理された利
    用額の締め日を記憶する締め日記憶手段と、 装置を起動した日付を記憶する日付記憶手段と、 前記日付記憶手段に記憶された直近の起動日付と前記締
    め日記憶手段に記憶された前回の締め日とを比較する日
    付比較手段と、 前記日付比較手段によって、直近の起動日付が前回の締
    め日以前であると判定された場合に、前記累積利用額記
    憶手段における累積利用額を消去する利用額消去手段
    と、 を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の車両用ナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 案内すべき経路上の地図を記憶するステ
    ップと、車両の現在位置を計算するステップと、前記地
    図上の目的地を指定するステップと、現在位置から目的
    地へ到達するための経路を計算するステップと、計算さ
    れた経路を前記地図とともに表示するステップとを含む
    車両用ナビゲーション方法において、 前記経路上の有料道路の利用料金を記憶するステップ
    と、 有料道路の利用上限額を入力するステップと、 前記利用上限額を記憶するステップと、 車両が利用した有料道路の料金処理を行なうステップ
    と、 処理された利用額を積算するステップと、 積算された累積利用額を記憶するステップと、 現在位置から目的地へ到達するために計算された経路上
    に、料金支払いが生ずる有料道路の利用区間が有るか否
    かを判定するステップと、 料金支払いが生ずる利用区間が有る場合に、その利用料
    金と前記累積利用額とを加算するステップと、 加算された加算額と、前記利用上限額とを比較するステ
    ップと、 比較結果に応じて、前記加算額と前記利用上限額との関
    係を示す情報を報知するステップと、 を含むことを特徴とする車両用ナビゲーション方法。
  7. 【請求項7】 料金支出が生ずる有料道路の利用区間が
    複数ある場合に、それらの利用区間の利用料金を車両が
    通行する予定の順に加算していくステップと、 利用料金を加算する毎に行なわれる前記加算額と前記利
    用上限額との比較の結果に応じて、前記利用上限額を初
    めて超過する利用区間を判定するステップと、 を含むことを特徴とする請求項6記載の車両用ナビゲー
    ション方法。
  8. 【請求項8】 車両が、前記利用上限額を超過する利用
    区間に所定の距離接近した場合に、前記加算額と前記利
    用上限額との関係を示す情報を報知するステップを含む
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7記載の車両用ナ
    ビゲーション方法。
  9. 【請求項9】 前記加算額と前記利用上限額との比較結
    果に応じて、現在位置から目的地へ到達するための経路
    を修正するステップを含むことを特徴とする請求項6〜
    8のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション方法。
  10. 【請求項10】 車両が利用した有料道路の利用額の締
    め日を記憶するステップと、 締め日以前の累積利用額を、当該締め日以降に消去する
    ステップと、 を含むことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に
    記載の車両用ナビゲーション方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータを用いて、案内すべき経
    路上の地図を記憶させ、車両の現在位置を計算させ、前
    記地図上の目的地を指定させ、現在位置から目的地へ到
    達するための経路を計算させ、計算された経路を前記地
    図とともに表示させる車両用ナビゲーション用ソフトウ
    ェアを記録した記録媒体において、 そのソフトウェアは前記コンピュータに、 前記経路上の有料道路の利用料金を記憶させ、 有料道路の利用上限額を入力させ、 前記利用上限額を記憶させ、 車両が利用した有料道路の料金処理によって処理された
    累積利用額を積算させ、 積算された累積利用額を記憶させ、 現在位置から目的地へ到達するために計算された経路上
    に、料金支払いが生ずる有料道路の利用区間が有るか否
    かを判定させ、 料金支払いが生ずる利用区間が有る場合に、その利用料
    金と前記累積利用額とを加算させ、 加算された加算額と、前記利用上限額とを比較させ、 比較結果に応じて、前記加算額と前記利用上限額との関
    係を示す情報を報知させることを特徴とする車両用ナビ
    ゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 コンピュータを用いて、 料金支出が生ずる有料道路の利用区間が複数あると判定
    された場合に、それらの利用区間の利用料金を車両が通
    行する予定の順に加算させ、 利用料金を加算する毎に行なわれる前記加算額と前記利
    用上限額との比較の結果に応じて、前記利用上限額を初
    めて超過する利用区間を判定させることを特徴とする請
    求項11記載の車両用ナビゲーション用ソフトウェアを
    記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 コンピュータを用いて、 車両が、前記利用上限額を超過する利用区間に所定の距
    離接近した場合に、前記加算額と前記利用上限額との関
    係を示す情報を報知させることを特徴とする請求項11
    又は請求項12記載の車両用ナビゲーション用ソフトウ
    ェアを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 コンピュータを用いて、 前記加算額と前記利用上限額との比較結果に応じて、現
    在位置から目的地へ到達するための経路を修正させるこ
    とを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載
    の車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録
    媒体。
  15. 【請求項15】 コンピュータを用いて、 車両が利用した有料道路の利用額の締め日を記憶させ、 締め日以前の累積利用額を、当該締め日以降に消去させ
    ることを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に
    記載の車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した
    記録媒体。
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