JP2002213571A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

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JP2002213571A
JP2002213571A JP2001011957A JP2001011957A JP2002213571A JP 2002213571 A JP2002213571 A JP 2002213571A JP 2001011957 A JP2001011957 A JP 2001011957A JP 2001011957 A JP2001011957 A JP 2001011957A JP 2002213571 A JP2002213571 A JP 2002213571A
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differential
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clutch member
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JP2001011957A
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Tatsuya Wakabayashi
達也 若林
Koji Otsuka
幸二 大塚
Hiroya Sekiguchi
博也 関口
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/06Differential gearings with gears having orbital motion
    • F16H48/08Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears
    • F16H2048/085Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears characterised by shafts or gear carriers for orbital gears

Landscapes

  • Retarders (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動抵抗を低減できるデファレンシャル装置
を提供する。 【解決手段】 エンジンの駆動力が入力して回転するア
ウタデフケース31と、エンジンの駆動力を差動分配す
る差動機構57を内部に有し、アウタデフケース31内
に同軸に回転可能に支持されたインナデフケース41
と、インナデフケース41の軸方向に隣接して配置さ
れ、軸方向に移動可能で、かつアウタデフケース31と
一体に回転するクラッチ部材43と、インナデフケース
41とクラッチ部材43との対向面に設けられ、クラッ
チ部材43の軸方向の移動によって係合離脱可能に噛み
合うドグクラッチ41a、43aと、ドグクラッチ41
a、43aが係合離脱するようにクラッチ部材43を軸
方向に移動させるアクチュエータ手段65とを備え、イ
ンナデフケース41側またはアウタデフケース31側の
いずれか一方から他方に向かってインナデフケース41
のセンタリングを行うセンタリング部71を周方向に少
なくとも3カ所以上設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のデファレン
シャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデファレンシャル装置としては、
図12に示すようなものが特開平9−286254号公
報に記載されている。このデファレンシャル装置100
は、車両のフロントデフに適用されており、パートタイ
ム4輪駆動車の2輪駆動時にフロント側の駆動系の連結
を断つものである。
【0003】デファレンシャル装置100は図外のリン
グギアを介してエンジンの駆動力が伝達されて回転する
アウタデフケース110と、アウタデフケース110の
内部に回転可能に支持されたインナデフケース120と
を備えている。
【0004】インナデフケース120には、スプリング
ピン123によってピニオンシャフト121が回転軸と
直交する方向に一体化されている。ピニオンシャフト1
21上には、一対のピニオンギア125が回転可能に配
置され、車両の前車軸にスプライン連結された出力側の
サイドギア127、129と噛み合っている。二輪駆動
時には、インナデフケース120,ピニオンシャフト1
21,ピニオンギア125、サイドギア127,129
がアウタデフケース110とは連結されていないが、ク
ラッチ部材130が作動することによりアウタデフケー
ス110と連結されてアウタデフケース110と共に回
転する。
【0005】クラッチ部材130はアウタデフケース1
10に嵌合することによりアウタデフケース110と一
体回転する。クラッチ部材130のインナデフケース1
20側の端面(左端面)には、ドグクラッチ131が形
成されており、これに対し、インナデフケース120の
対向した端面(右端面)には、ドグクラッチ131が噛
み合うドグクラッチ133が形成されている。これらの
ドグクラッチ131,133の歯はいずれも、相手側に
向かって先細り傾斜に形成されることにより、噛み合い
易くなっている。
【0006】クラッチ部材130が軸方向左側に移動す
ることにより、ドグクラッチ131,133が噛み合う
ため、クラッチ部材130を介してインナデフケース1
20とアウタデフケース110とが結合し、インナデフ
ケース120がアウタデフケース110と一体回転して
エンジンの駆動力が前車軸に伝達される。これにより車
両は四輪駆動となる。
【0007】このようなクラッチ部材130の軸方向へ
の移動を行うため、デファレンシャル装置100には、
空気圧、油圧等の流体圧によって駆動するアクチュエー
タ140が配置されている。
【0008】流体圧で駆動するアクチュエータ140
は、そのブラケット141がデフキャリアに固定されて
いる本体143と、本体143とクラッチ部材130と
を連結するリテーナ145とを備えている。本体143
の内部には、圧力室143aが形成されており、この圧
力室143aが流路149を介して外部の圧力源に接続
されている。又、リテーナ145とアウタデフケース1
10との間には、クラッチ部材130をドグクラッチ1
31,133の反噛み合い方向に付勢するリターンスプ
リング147が設けられている。
【0009】図12の上半部は、ドグクラッチ131,
133が離脱した状態の二輪駆動時を示しており、この
状態では、圧力室143aの圧力が抜けており、リター
ンスプリング147の付勢力によってクラッチ部材13
0が右方向に移動し、ドグクラッチ131,133の結
合が解除されている。
【0010】これに対し、図12の下半部はドグクラッ
チ131,133が係合した状態の四輪駆動時を示して
いて、この状態では、圧力室143aに加圧流体が供給
されることにより、リテーナ145を介して連結されて
いるクラッチ部材130がインナデフケース120方向
に移動するため、ドグクラッチ131,133が結合し
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のデファレンシャ
ル装置100において、アウタデフケース110に対す
るインナデフケース120のセンタリングは、その外周
面の全体をアウタデフケース110の内周面と接触させ
ることによりなされている。
【0012】このような構造では、2輪駆動時にインナ
デフケース120とアウタデフケース110とをクラッ
チ部材130によって連結解除しても、車両の走行中は
インナデフケース120が車輪と共に回転するため、イ
ンナデフケース120とアウタデフケース110との摺
動抵抗が大きくなってしまうという問題があった。
【0013】この摺動抵抗は車両走行時(2輪駆動時)
には走行抵抗となる。つまり、摺動抵抗が大きくなる
と、走行抵抗が大きくなり、燃料の消費量が多くなって
しまうという問題を有している。
【0014】また、このように摺動抵抗が大きい場合に
は、アウタデフケース110及びインナデフケース12
0の間を潤滑している潤滑油の温度が上昇して、潤滑油
の耐久性にも影響してしまうという問題を有している。
【0015】そこで、本発明は、摺動抵抗を小さくする
ことが可能なようにインナデフケースをセンタリングす
ることができるデファレンシャル装置を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のデファ
レンシャル装置は、エンジンの駆動力が入力して回転す
るアウタデフケースと、エンジンの駆動力を差動分配す
る差動機構を内部に有し、アウタデフケース内に同軸に
回転可能に支持されたインナデフケースと、インナデフ
ケースの軸方向に隣接して配置され、軸方向に移動可能
で、かつアウタデフケースと一体に回転するクラッチ部
材と、インナデフケースとクラッチ部材との対向面に設
けられ、クラッチ部材の軸方向の移動によって係合離脱
可能に噛み合う噛み合いクラッチと、噛み合いクラッチ
が係合離脱するようにクラッチ部材を軸方向に移動させ
るアクチュエータ手段とを備え、前記インナデフケース
側またはアウタデフケース側のいずれか一方から他方に
向かってインナデフケースのセンタリングを行うセンタ
リング部を周方向に少なくとも3カ所以上設けたことを
特徴としている。
【0017】この発明では、インナデフケースまたはア
ウタデフケースの周方向に少なくとも3カ所以上設けた
センタリング部がインナデフケースのセンタリングを行
っている。従って、インナデフケースの外周面全体をア
ウタデフケースの内周面と接触させてセンタリングを行
う必要がなくなり、インナデフケースとアウタデフケー
スとの間に隙間を設けることができる。これにより、イ
ンナデフケースとアウタデフケースとの間の摺動抵抗を
大幅に低減させることができ、2輪駆動時の走行抵抗を
大幅に低減できるため、燃料の消費量を抑制することが
できる。
【0018】また、インナデフケースとアウタデフケー
スとの摺動抵抗を低減することにより、これらインナデ
フケースとアウタデフケースとの間の潤滑油の油温上昇
を抑制して潤滑油の耐久性を向上することができる。
【0019】請求項2の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、前記アウタデフケースの内周
面に凸部と凹部とが形成されており、凸部がインナデフ
ケースの外周面に当接して前記センタリングを行うこと
を特徴としている。
【0020】この発明では、請求項1の発明の作用・効
果に加えて、アウタデフケースの内周面に形成した凸部
がインナデフケースのセンタリングを行う。従って、ア
ウタデフケースを鋳造によって成形し、インナデフケー
スと当接する凸部の先端を研磨加工するだけで良く、ア
ウタデフケースの加工が容易となり、生産性が向上しコ
スト的に有利に得ることができる。
【0021】請求項3の発明は、請求項2記載のデファ
レンシャル装置であって、前記凹部にアウタデフケース
の外部と連通するオイル通路が形成されていることを特
徴としている。
【0022】この発明では、請求項2の発明の作用・効
果に加えて、インナデフケースと接触していないアウタ
デフケースの凹部にオイル通路を形成することにより、
該オイル通路を介して潤滑油を円滑に流出入させること
ができる。このため、潤滑性が向上し、デファレンシャ
ル装置の耐久性を向上させることができる。
【0023】請求項4の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、前記インナデフケースの外周
面に凸部が形成されており、この凸部がアウタデフケー
スの内周面に当接して前記センタリングを行うことを特
徴としている。
【0024】この発明では、請求項1の発明の作用・効
果に加えて、インナデフケースの外周面に形成した凸部
がアウタデフケースの内周面に当接してインナデフケー
スのセンタリングを行う。この構造では、インナデフケ
ースに対して凸部を形成するだけで良いため、構造が簡
単となり、コスト的に有利に得ることができる。
【0025】請求項5の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、前記差動機構は、インナデフ
ケースに軸直角方向に固定されたピニオンシャフトと、
ピニオンシャフト上に回転可能に支持されたピニオンギ
アと、ピニオンギアと噛み合う出力側のサイドギアとか
らなり、前記ピニオンシャフトの外側端部がアウタデフ
ケースの内周面に当接して前記センタリングを行うこと
を特徴としている。
【0026】この発明では、請求項1の発明の作用・効
果に加えて、差動機構の構成部材であるピニオンシャフ
トの外側端部がアウタデフケースの内周面に当接してイ
ンナデフケースのセンタリングを行うため、ピニオンシ
ャフトの外側端部を研磨加工するだけで良く、センタリ
ングを行うための加工をインナデフケース及びアウタデ
フケースに施す必要がなくなる。従って、加工が簡単と
なり、生産性が向上すると共にコスト的に有利に得るこ
とができる。
【0027】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態を図1〜図3により説明する。図1は後輪駆動車
をべ一スにしたパートタイム4輪駆動車の動力伝達系を
示し、本実施形態のデファレンシャル装置はこの車両の
フロントデフに適用されている。図2は本実施形態のフ
ロントデフ13の全体断面図、図3は図2のA−A線断
面図である。この実施形態のフロントデフ13は請求項
1,2,3の特徴を有している。
【0028】図1に示すように、エンジン1の駆動力
は、トランスミッション3及び動力切換装置5を経て、
後輪7側と前輪9側とに配分される。前輪9側への駆動
力はプロペラシャフト11を介してフロントデフ(本実
施形態のデファレンシャル装置)13に入力し、さらに
左右の前車軸15,15に配分されて前輪9,9を駆動
する。一方、後輪7側への駆動力はプロペラシャフト1
7を介してリアデフ19に入力し、さらに左右の後車軸
21,21に配分されて後輪7,7を駆動する。図2に
示すように、フロントデフ13のアウタデフケース31
は、ケース本体31aとカバー31bとがボルト33に
より固定されて構成される。このアウタデフケース31
にはリングギア35(図1参照)が固定され、エンジン
1の駆動力がドライブピニオン37(図1参照)を介し
てリングギア35に入力され、駆動される。
【0029】アウタデフケース31は両端のボス部31
c,31dによって、固定側のデフキャリア39(図1
参照)内に回転可能に支持されている。また、デフキャ
リア39には、油溜まりが設けられている。これに対
し、アウタデフケース31には、油溝31g、31iが
ボス部31c、31dの内周に連通して設けられてい
る。さらに、ケース本体31aの開口31h(4カ所)
と共にカバー31bの開口31f(周方向4カ所)か
ら、デフキャリア39の油溜まりの潤滑油が流入及び流
出する。
【0030】ケース本体31aの内周には略短円筒状の
インナデフケース41が同軸に回転可能に支持されてい
る。このインナデフケース41の右隣りに、同様に略短
円筒状のクラッチ部材43が配置されている。
【0031】インナデフケース41とクラッチ部材43
との対向面には、係合離脱可能な放射状のドグクラッチ
(噛み合いクラッチ)41a,43aがそれぞれ形成さ
れている。このドグクラッチ41a,43aの噛合凸部
はそれぞれ所定の先細り傾斜に形成され、噛合い易くさ
れている。
【0032】インナデフケース41には、その回転軸に
直交してピニオンシャフト45がスプリングピン47に
より一体化されている。ピニオンシャフト45上には、
ベベルギアからなるピニオンギア49が2個回転可能に
配置され、対向する一対のベベルギアからなるサイドギ
ア51,53と噛み合っている。
【0033】一対のサイドギア51,53の間には、ス
ラストブロック59が配置されている。スラストブロッ
ク59は複数のピニオンシャフト45が貫通するように
挿入されることにより、複数のピニオンシャフト45を
連結している。また、スラストブロック59はピニオン
シャフト45及びピニオンギア49と共に一体回転す
る。
【0034】インナデフケース41の内周面41bがピ
ニオンギア49のスラストを受けている。また、サイド
ギア51,53とアウタデフケース31の間にはワッシ
ャ55,55がそれぞれ配置され、サイドギア51,5
3のスラストを受けている。このスラストを受けること
により、ワッシャ55,55はサイドギア51,53の
軸方向の位置決めを行っており、サイドギア51,5
3、ピニオンギア49及びピニオンシャフト45を介し
てインナデフケース41の軸方向の位置決めがなされて
いる。さらに、サイドギア51,53はそれぞれ図1の
前車軸15,15にスプライン連結されている。こうし
て、インナデフケース41、ピニオンギア49及びサイ
ドギア51,53からなるベベル式の差動機構57は、
これを収容しているアウタデフケース31とは直接には
連結されていない。
【0035】図3に示すように、アウタデフケース31
はそのケース本体31aの内周面31nがインナデフケ
ース41の外周面41dに臨んでいる。このケース本体
31aの内周面31nには、インナデフケース41のセ
ンタリングを行うセンタリング部が形成されている。
【0036】この実施形態では、センタリング部はケー
ス本体31aの内周面31nに形成した凸部71からな
っている。凸部71はインナデフケース41側に向かっ
て幾分隆起するように、ケース本体31aの内周面31
nの円周上に3カ所等間隔で形成されている。この凸部
71は所定の長さとなるように形成されるものである。
また、ボス部31nの間は、インナデフケース41から
遠ざかるように窪んだ凹部73となっている。
【0037】3カ所の凸部71はインナデフケース41
の外周面41dに対して周囲から当接し、この当接によ
ってインナデフケース41のセンタリングを行ってい
る。また、凸部71がインナデフケース41に当接する
ことにより、ケース本体31の凹部73はインナデフケ
ース41の外周面41dに接触することがなく、凹部7
3形成部分は、インナデフケース41とケース本体31
a(アウタデフケース31)とが非接触となる隙間G1
となっている。
【0038】さらに、ケース本体31aの凹部73に
は、オイル通路31kが厚さ方向に貫通している。この
オイル通路31kを介してデフキャリア39の油溜まり
の潤滑油が流入、流出することができる。
【0039】クラッチ部材43の右隣り(図2の右外
方)には、アクチュエータ手段を構成する一方の部材で
あるダイアフラム式のアクチュエータ本体65が配置さ
れており、アクチュエータ本体65はそのブラケット6
7によりデフキャリア39(図1参照)側に固定されて
いる。圧力室65aは流路69を介して外部の圧力源に
接続されている。また、アクチュエータ手段を構成する
他方の部材であるリターンスプリング63がケース本体
31aとクラッチ部材43との間に配設されている。
【0040】なお、クラッチ部材の脚部の先端面には、
薄肉円筒状のばね材を成形したリテーナ61がクラッチ
部材43と一体的に配置されており、リテーナ61にお
けるクラッチ部材43の脚部の先端面側がフランジ部6
1aとなっているため、リターンスプリング63はこの
フランジ部61aとケース本体31aとの間に配設され
ている。
【0041】一方、リテーナ61の薄肉円筒の他端は、
径方向側へフレア状に突設され、この突設部61cのば
ね性を利用してリテーナ61はクラッチ部材43の内周
に押し込まれて係止されている。こうして、クラッチ部
材43とリテーナ61とが一体化されているので、リタ
ーンスプリング63はケース本体31aに対してクラッ
チ部材43を軸方向の外方(右方)へ離間させるように
付勢している。
【0042】このようにして、ドグクラッチ41a,4
3a、クラッチ部材43とアウタデフケース31の孔3
1eとの嵌合部、アクチュエータ本体65、リターンス
プリング63及びインナデフケース41の半クラッチ側
端面の受け部は略同一径上に配置されているので、ドグ
クラッチ41a、43a係脱時の力の伝達が同一径上で
無理なくなされ、係脱がスムーズに行われる。
【0043】次に、フロントデフ13の作用を説明する
と、アクチュエータ本体65の圧力室65aに所定の圧
力が供給された状態(4輪駆動状態)では、リターンス
プリング63の付勢力に抗してダイアフラム65bが左
方に変位することによりインナデフケース41とクラッ
チ部材43とのドグクラッチ41a、43aが係合する
ので、クラッチ部材43を介してアウタデフケース31
とその内部のインナデフケース41とが一体回転する。
ドグクラッチ41a,43a係合時のインナデフケース
41のスラストはこれに接するアウタデフケース31の
壁部が受ける。
【0044】一方、圧力室65aの圧力が抜けると、ダ
イヤフラム65bがリターンスプリング63の付勢力に
より右方へ戻ることにより、ドグクラッチ41a、43
aが離脱するので、アウタデフケース31とその内部の
インナデフケース41とは独立に回転可能となる(2輪
駆動状態)。
【0045】なお、圧力室65aへの圧力の供給及び排
出は、トランスファ5の4駆/2駆切換装置5a(図
1)の作動に連動して行われる。
【0046】この車両の場合、4輪駆動状態から2輪駆
動に切換えられると、エンジンから前輪側への駆動力は
動力切換装置5で遮断される。そして、エンジン1の駆
動力はプロペラシャフト17、リアデフ19を介して後
輪7,7だけを駆動することとなる。
【0047】その後は、2輪駆動状態が維持される限
り、フロントデフ13内の差動機構57は、それまでの
4駆時とは逆の駆動経路をたどって前輪9により空転さ
せられるが、2輪駆動への切換えに連動して、アクチュ
エータ本体65の圧力室65aの圧力が抜けてドグクラ
ッチ41a、43aの係合がなくなるので、クラッチ部
材43、アウタデフケース31およびリングギア35等
が空転させられることはない。したがって、これら空転
部材の走行抵抗によるエネルギー損失及び騒音の発生を
低減することができる。
【0048】そして、デフキャリア39の油溜まりの潤
滑油は、アウタデフケース31のボス部31c、31d
の内周面から流入し、油溝31g、31iを経てワッシ
ャ55,55部を潤滑する。また、アウタデフケース3
1のカバー部31bの開口31fから流入した潤滑油
は、インナデフケース41の側面の油溝42を経て、イ
ンナデフケース41とアウタデフケース31との当接側
面、支持周面の潤滑を行う。さらに、アウタデフケース
31のケース本体31aのオイル通路31kから流入し
た潤滑油は、ケース本体31a内周面31n及びインナ
デフケース41の内周面41dの間の潤滑を行う。
【0049】このような実施形態によれば、ケース本体
31aの内周面31nに形成した3カ所の凸部71がイ
ンナデフケース41の外周面41dに当接してインナデ
フケース41のセンタリングを行う。しかも、このよう
に凸部71を3カ所に設けることにより、インナデフケ
ース41を周囲から確実にセンタリングすることができ
る。
【0050】この凸部71はケース本体31aの内周面
31nに間隔を有して形成されるものであり、凸部71
の間の凹部73が、インナデフケース41の外周面41
dとの間の隙間G1となっている。従って、ケース本体
31aとインナデフケース41とが全周面で接触する必
要がなく、インナデフケース41とケース本体31aと
の摺動抵抗を大幅に低減することができる。
【0051】このように摺動抵抗が低減することによ
り、2輪駆動時における走行抵抗が低減され、2輪駆動
時の燃料の消費量を削減することができる。
【0052】また、このように摺動抵抗を低減すること
によって、潤滑油の油温上昇を抑制することができ、潤
滑油の耐久性を向上することができる。
【0053】また、ケース本体31a(アウタデフケー
ス31)を鋳造によって成形しても、凸部71を研磨加
工するだけで良いため、ケース本体31a(アウタデフ
ケース31)の加工が容易となる。
【0054】さらに、この実施形態では、オイル通路3
1kをインナデフケース41と非接触状態のケース本体
31aの凹部73に形成しているため、潤滑油がインナ
デフケース41に邪魔されることなく流出入することが
でき、フロントデフ13の耐久性を向上することができ
る。
【0055】[第2実施形態]図4〜図6は本発明の第
2実施形態を示す。この実施形態のフロントデフ13
は、請求項1,4の特徴を有している。
【0056】この実施形態では、インナデフケース41
の外周面41dに凸部75が形成されている。凸部75
はインナデフケース41の外周面41dの4カ所に等間
隔で形成されていると共に、インナデフケース41の外
周面41dからアウタデフケース31のケース本体31
aに向かって所定の高さとなるように隆起している。こ
のように隆起した凸部75は、ケース本体31aの内周
面31nに当接し、この当接によってインナデフケース
41のセンタリングを行っている。
【0057】そして、凸部75がケース本体31の内周
面31nに当接することにより、インナデフケース41
の外周面41dとケース本体31の内周面31nとの間
における凸部75を除いた部分には、隙間G1が形成さ
れる。この隙間G1部分では、インナデフケース41と
ケース本体31a(アウタデフケース31)が非接触と
なっているため、これらの間の摺動抵抗を大幅に低減さ
せることができる。
【0058】これにより、2輪駆動時の走行抵抗を低減
し、燃料の消費量を節減することができると共に、潤滑
油の油温の上昇を抑制でき、潤滑油の耐久性を向上する
ことができる。特に、この実施形態では、インナデフケ
ース41の外周面41dに凸部75を形成するだけであ
り、その他の部材には何らの変更を必要としない。この
ため、センタリングを行う構造が簡単であり、コスト的
に有利に得ることができる。
【0059】[第3実施形態]図7〜図9は、本発明の
第3実施形態を示す。この実施形態のフロントデフ13
は請求項1,5の特徴を有している。
【0060】この実施形態では、ピニオンシャフト45
にインナデフケース41のセンタリング部を設けるもの
である。ピニオンシャフト45は、インナデフケース4
1に直角方向に固定されており、ピニオンギア49、左
右のサイドギア51,53と共にベベル式の作動機構5
7を構成している。
【0061】ピニオンシャフト45は複数本(例えばこ
の実施形態では、3本)がインナデフケース41に固定
されており、それぞれのピニオンシャフト45の軸方向
両側の端部77がケース本体31の内周面31nに当接
するように、同シャフト45を軸方向に延長する。そし
て、それぞれの外側端部77を円弧状に研削加工し、そ
の後研磨加工する。これにより、フロントデフ13の組
み付け後には、各ピニオンシャフト45の外側端部77
がケース本体31の内周面31nに当接し、この当接に
よってインナデフケース41のセンタリングをすること
ができる。また、ピニオンシャフト45の外側端部77
の当接によって、インナデフケース41の外周面41d
とケース本体31の内周面31nとの間に隙間G1を確
保することができる。
【0062】従って、この実施形態においても、インナ
デフケース41とケース本体31a(アウタデフケース
31)との摺動抵抗を大幅に低減させることができる。
【0063】これにより、2輪駆動時の走行抵抗を低減
し、燃料の消費量を節減することができると共に、潤滑
油の油温の上昇を抑制でき、潤滑油の耐久性を向上する
ことができる。
【0064】また、この実施形態では、ピニオンシャフ
ト45の外側端部77を研削、研磨加工するだけで良
く、センタリングを行うための加工をインナデフケース
41及びアウタデフケース31に施す必要がなくなるた
め、加工が簡単となり、生産性が向上すると共にコスト
的に有利に得ることができる。
【0065】図10及び図11は、本発明の他の実施形
態を示す。これらの実施形態では、インナデフケース4
1のセンタリング部をボール79によって行うものであ
る。
【0066】図10の実施形態では、インナデフケース
41の外周面41dに円弧状の窪み部81を等間隔で円
周上に4カ所形成し、この窪み部81内にボール79を
配置してある。この窪み部81内に配置されたボール7
9の一部は該窪み部81から突出して、ケース本体31
(アウタデフケース31)の内周面31nに当接し、こ
の当接によってインナデフケース41のセンタリングを
行っている。
【0067】一方図11の実施形態では、ケース本体3
1の内周面31nに円弧状の窪み部832を等間隔で円
周上に4カ所形成し、この窪み部83内にボール79を
配置している。このボール79の一部は窪み部83から
突出して、インナデフケース41の外周面41dに当接
し、この当接によってインナデフケース41のセンタリ
ングを行っている。
【0068】これらの実施形態では、インナデフケース
41やケース本体31aに対し、研削加工を行うだけで
良いため、加工が簡単であり、コスト的に有利に得るこ
とができる。
【0069】なお、インナデフケース41のセンタリン
グを行う部材としては、以上の実施形態に限定されるも
のではなく、他の部材、例えばピンやコロを用いること
が可能である。また、センタリング部としては、少なく
とも3カ所設けていれば良く、4カ所以上であっても良
い。
【0070】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、インナデフケ
ースまたはアウタデフケースの周方向に設けたセンタリ
ング部がインナデフケースのセンタリングを行うため、
インナデフケースの外周面をアウタデフケースの内周面
と接触させてセンタリングを行う必要がなくなり、イン
ナデフケースとアウタデフケースとの間に隙間を設ける
ことができる。これにより、インナデフケースとアウタ
デフケースとの間の摺動抵抗を大幅に低減させることが
できる。従って、2輪駆動時の走行抵抗を低減し、燃料
の消費量を節減することができると共に、潤滑油の油温
の上昇を抑制でき、潤滑油の耐久性を向上することがで
きる。
【0071】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様な効果が得られることに加えて、アウタデフケー
スの内周面に形成した凸部がインナデフケースのセンタ
リングを行うため、アウタデフケースを鋳造によって成
形し、インナデフケースと当接する凸部の先端を研磨加
工するだけで良く、アウタデフケースの加工が容易とな
り、生産性が向上する。
【0072】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
と同様な効果が得られるのに加えて、アウタデフケース
の凹部にオイル通路を形成するため、潤滑油を円滑に流
出入させることができ、潤滑性が向上し、デファレンシ
ャル装置の耐久性を向上することができる。
【0073】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
と同様な効果が得られるのに加えて、インナデフケース
に対して凸部を形成するだけで良いため、構造が簡単と
なり、コスト的に有利に得ることができる。
【0074】請求項5の発明によれば、請求項1の発明
と同様な効果が得られるのに加えて、作動機構のピニオ
ンシャフトの端部がアウタデフケースに当接してインナ
デフケースのセンタリングを行うため、ピニオンシャフ
トの外側端部を研磨加工するだけで良く、加工が簡単と
なり、生産性が向上すると共にコスト的に有利に得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を適用した車両の動力伝達系を示
す平面図である。
【図2】第1実施形態のデファレンシャル装置の断面図
である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】第2実施形態のデファレンシャル装置の横断面
図である。
【図5】第2実施形態のデファレンシャル装置の部分縦
断面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】第3実施形態のデファレンシャル装置の横断面
図である。
【図8】第3実施形態のデファレンシャル装置の部分縦
断面図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】別の実施形態のデファレンシャル装置の横断
面図である。
【図11】さらに別の実施形態のデファレンシャル装置
の横断面図である。
【図12】従来のデファレンシャル装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
13 フロントデフ 31 アウタデフケース 31n アウタデフケースの内周面 71,75 凸部 73 凹部 41 インナデフケース 41d インナデフケース41の外周面 43 クラッチ部材 45 ピニオンシャフト 49 ピニオンギア 51,53 サイドギア 57 差動機溝 65 アクチュエータ手段 77 ピニオンシャフトの外側端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 博也 栃木県栃木市大宮町2388番地 栃木富士産 業株式会社内 Fターム(参考) 3D036 GA14 GB05 GB07 GD02 GD04 GF04 GF10 GH08 GH26 GJ01 3J027 FA34 FB04 HA03 HB07 HC07 HC21 HD01 HE03 HF05 HG07 HH01 HH20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの駆動力が入力して回転するア
    ウタデフケースと、エンジンの駆動力を差動分配する差
    動機構を内部に有し、アウタデフケース内に同軸に回転
    可能に支持されたインナデフケースと、インナデフケー
    スの軸方向に隣接して配置され、軸方向に移動可能で、
    かつアウタデフケースと一体に回転するクラッチ部材
    と、インナデフケースとクラッチ部材との対向面に設け
    られ、クラッチ部材の軸方向の移動によって係合離脱可
    能に噛み合う噛み合いクラッチと、噛み合いクラッチが
    係合離脱するようにクラッチ部材を軸方向に移動させる
    アクチュエータ手段とを備え、前記インナデフケース側
    またはアウタデフケース側のいずれか一方から他方に向
    かってインナデフケースのセンタリングを行うセンタリ
    ング部を周方向に少なくとも3カ所以上設けたことを特
    徴とするデファレンシャル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデファレンシャル装置で
    あって、 前記アウタデフケースの内周面に凸部と凹部とが形成さ
    れており、凸部がインナデフケースの外周面に当接して
    前記センタリングを行うことを特徴とするデファレンシ
    ャル装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデファレンシャル装置で
    あって、 前記凹部にアウタデフケースの外部と連通するオイル通
    路が形成されていることを特徴とするデファレンシャル
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のデファレンシャル装置で
    あって、 前記インナデフケースの外周面に凸部が形成されてお
    り、この凸部がアウタデフケースの内周面に当接して前
    記センタリングを行うことを特徴とするデファレンシャ
    ル装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のデファレンシャル装置で
    あって、 前記差動機構は、インナデフケースに軸直角方向に固定
    されたピニオンシャフトと、ピニオンシャフト上に回転
    可能に支持されたピニオンギアと、ピニオンギアと噛み
    合う出力側のサイドギアとからなり、前記ピニオンシャ
    フトの外側端部がアウタデフケースの内周面に当接して
    前記センタリングを行うことを特徴とするデファレンシ
    ャル装置。
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