JP2002213453A - 滑り軸受構造 - Google Patents

滑り軸受構造

Info

Publication number
JP2002213453A
JP2002213453A JP2001014956A JP2001014956A JP2002213453A JP 2002213453 A JP2002213453 A JP 2002213453A JP 2001014956 A JP2001014956 A JP 2001014956A JP 2001014956 A JP2001014956 A JP 2001014956A JP 2002213453 A JP2002213453 A JP 2002213453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical
resin
bearing structure
sliding bearing
cylindrical surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001014956A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4538960B2 (ja
Inventor
Eiji Sato
英二 佐藤
Masaru Iwakura
勝 岩倉
Atsushi Ueno
篤志 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oiles Industry Co Ltd
Original Assignee
Oiles Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oiles Industry Co Ltd filed Critical Oiles Industry Co Ltd
Priority to JP2001014956A priority Critical patent/JP4538960B2/ja
Publication of JP2002213453A publication Critical patent/JP2002213453A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4538960B2 publication Critical patent/JP4538960B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転自在に支持しようとする回転軸等の相手
材の材質の種類に拘わらず合成樹脂同士の摺動面とし得
て、合成樹脂による低摩擦性を十分に利用でき、しか
も、低価格をもって転がり軸受と同程度の低摩擦を実現
できる滑り軸受構造を提供すること。 【解決手段】 滑り軸受構造1は、内周円筒面2及び外
周円筒面3を有すると共に外周円筒面3の軸方向の両端
部に環状鍔部4及び5を有する合成樹脂製の円筒状スリ
ーブ6と、内周円筒面7が合成樹脂からなる円筒状軸受
ブッシュ8とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低摩擦性を発揮する
滑り軸受構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】回転軸等を回転自在に
支持するために、転がり軸受又は滑り軸受が用いられる
が、転がり軸受は、その摩擦抵抗が低いので回転軸等を
極めて滑らかに回転自在に支持することができる一方、
高価となる上に転がり音の問題を有し、これに対して、
滑り軸受は、低価格をもって一応の低摩擦を実現できる
上に転がり音の問題もなく多くの部位に使用されてい
る。
【0003】滑り軸受において低摩擦係数を有した合成
樹脂からなる滑り軸受は、転がり軸受と同等程度の低摩
擦を実現できるのであるが、斯かる合成樹脂製の滑り軸
受により回転自在に支持される回転軸等の相手材の材質
は、多くの場合金属製である結果、合成樹脂製の滑り軸
受と相手材との摺動面は、合成樹脂と金属との組み合わ
せとなり、合成樹脂製の滑り軸受による低摩擦性はそれ
程有効には利用されていないのである。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、回転自在に支持し
ようとする回転軸等の相手材の材質の種類に拘わらず合
成樹脂同士の摺動面とし得て、合成樹脂による低摩擦性
を十分に利用でき、しかも、低価格をもって転がり軸受
と同程度の低摩擦を実現できる滑り軸受構造を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様の滑
り軸受構造は、内周円筒面及び外周円筒面を有すると共
に該外周円筒面の軸方向の両端部に環状鍔部を有する合
成樹脂製の円筒状スリーブと、少なくとも内周円筒面が
合成樹脂からなる円筒状軸受ブッシュとを具備してお
り、ここで、該円筒状軸受ブッシュは、その内周円筒面
を該円筒状スリーブの外周円筒面に摺動自在に接触させ
て該円筒状スリーブの外周円筒面との間で合成樹脂同士
の摺動面を形成すると共に、その外周円筒面を該円筒状
スリーブの環状鍔部の外周面より径方向に突出させて、
該円筒状スリーブの外周円筒面に配されていることを特
徴とする。
【0006】斯かる第一の態様の滑り軸受構造によれ
ば、円筒状スリーブの外周円筒面との間で合成樹脂同士
の摺動面を形成するように、少なくとも内周円筒面が合
成樹脂からなる円筒状軸受ブッシュを具備しているため
に、回転自在に支持しようとする回転軸等の相手材の材
質の種類に拘わらず合成樹脂同士の摺動面を確保でき、
合成樹脂による低摩擦性を十分に利用でき、しかも、低
価格をもって転がり軸受と同程度の低摩擦を実現でき
る。
【0007】第一の態様の滑り軸受構造おいて、円筒状
軸受ブッシュは、本発明の第二の態様の滑り軸受構造の
ように、薄鋼鈑と該薄鋼鈑上に一体に被着形成された多
孔質金属焼結層と該多孔質金属焼結層に含浸被覆された
合成樹脂層との三層構造からなり、該合成樹脂層を内側
にして捲回した円筒状巻きブッシュであってもよく、こ
の三層構造からなる円筒状巻きブッシュの合成樹脂層
は、本発明の第三の態様の滑り軸受構造のように、ポリ
テトラフルオロエチレン樹脂からなっていても、本発明
の第四の態様の滑り軸受構造のように、ポリテトラフル
オロエチレン樹脂を主成分とし、これに30〜50重量
%の軟質金属が含有されてなっていてもよい。
【0008】第二の態様の滑り軸受構造のように、合成
樹脂層が多孔質金属焼結層に含浸被覆されていると、そ
の投錨効果により合成樹脂層が長期に亘ってしっかりと
多孔質金属焼結層に保持され、而して、合成樹脂層の剥
離などの不都合がなく、円筒状軸受ブッシュの合成樹脂
の内周円筒面の特性を長期に亘って維持でき、しかも、
円筒状軸受ブッシュが円筒状巻きブッシュであると、円
筒状スリーブの外周円筒面への円筒状軸受ブッシュの装
着が容易となる。
【0009】ポリテトラフルオロエチレン樹脂に含有さ
せる軟質金属としては、好ましくは、鉛粉末を挙げるこ
とができるが、これに限定されず、例えば黒鉛粉末であ
ってもよい。
【0010】第一の態様の滑り軸受構造おいて、円筒状
軸受ブッシュは、円筒状巻きブッシュに代えて、本発明
の第五の態様の滑り軸受構造のように、円筒状継ぎ目な
し金属パイプと該金属パイプの内周円筒面に形成された
合成樹脂の塗装被膜とからなっていてもよく、ここで、
塗装被膜は、好ましくは、本発明の第六の態様の滑り軸
受構造のように、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹
脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リカーボネート樹脂及びポリアセタール樹脂のうちから
選択された少なくとも一つの合成樹脂からなる。
【0011】斯かる塗装被膜は、本発明の第七の態様の
滑り軸受構造のように、好ましくは、静電塗装、電着塗
装(カチオン塗装)又は焼付け塗装により形成されてい
るが、本発明は、これ以外の形成方法を排除するもので
はない。
【0012】第一の態様の滑り軸受構造おいて、円筒状
スリーブは、本発明の第八の態様の滑り軸受構造のよう
に、好ましくは、ポリアセタール樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹
脂、ポリエーテルケトン樹脂及びポリエーテルスルフォ
ン樹脂のうちから選択された少なくとも一つの合成樹脂
からなる。
【0013】本発明において円筒状スリーブには、本発
明の第九の態様の滑り軸受構造のように、一方の端面か
ら軸方向に延設された少なくとも二つの切割り溝が形成
されていてもよく、斯かる切割り溝により円筒状スリー
ブを縮径できるので円筒状スリーブの円筒状軸受ブッシ
ュへの挿着性、特に円筒状継ぎ目なし金属パイプからな
る円筒状軸受ブッシュへの挿着性を向上できる。
【0014】円筒状スリーブの外周円筒面は、滑らかな
面からなっていてもよいが、本発明の第十の態様の滑り
軸受構造のように、複数個の凸面を有していてもよく、
この複数個の凸面は、本発明の第十一の態様の滑り軸受
構造のように、互いに軸方向に等間隔に配されていると
共に、夫々が円周方向に延設された複数個の突条面を有
していてもよい。
【0015】円筒状スリーブの外周円筒面が斯かる複数
個の凸面を有していると、複数個の凸面以外の凹所を潤
滑用のグリース溜めとでき、合成樹脂同士の摺動面に潤
滑用のグリースを適宜に供給でき得る。
【0016】上記の複数個の凸面は、突条面に代えて、
本発明の第十二の態様の滑り軸受構造のように、外周円
筒面の全面に亘って分散、好ましくは均等に分散した定
形又は不定形の複数個の凸面を有していもよく、不定形
の複数個の凸面の好ましい一例としては、合成樹脂同士
の摺動面に潤滑用のグリースを満遍に供給できるように
なる、外周円筒面の全面がしぼ(皺)状となる凸面を挙
げることができる。
【0017】本発明の滑り軸受構造は、本発明の第十三
の態様の滑り軸受構造のように、円筒状軸受ブッシュの
外周円筒面に嵌着された外側スリーブを更に具備してい
てもよく、斯かる外側スリーブは、好ましくは、本発明
の第十四の態様の滑り軸受構造のように、金属製である
が必ずしもこれに限定されず、加えて、外側スリーブの
内周面は、筒状軸受ブッシュの外周円筒面と相補的な円
筒状であるのが好ましく、外側スリーブの外周面もま
た、円筒状であるのが好ましいが、回転自在に支持しよ
うとする回転軸等の相手材の形状に合わせて角筒状等の
その他の形状であってもよい。
【0018】次に本発明を、図に示す好ましい具体例に
基づいて更に詳細に説明するが、本発明は、これら具体
例に何ら限定されないのである。
【0019】
【発明の実施の形態】図1及び図2において、本例の滑
り軸受構造1は、内周円筒面2及び外周円筒面3を有す
ると共に外周円筒面3の軸方向の両端部に環状鍔部4及
び5を有する合成樹脂製の円筒状スリーブ6と、内周円
筒面7が合成樹脂からなる円筒状軸受ブッシュ8とを具
備している。
【0020】円筒状スリーブ6は、ポリアセタール樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレ
ンサルファイド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂及びポリ
エーテルスルフォン樹脂のうちから選択された少なくと
も一つの合成樹脂から一体形成されており、本例ではそ
の内周円筒面2及び外周円筒面3のいずれもが凹凸のな
い滑らかな面からなっている。環状鍔部4及び5の少な
くとも一方、本例では、環状鍔部4においてその一方の
端部9には、円筒状軸受ブッシュ8の内周円筒面7への
挿着の際の案内面となる環状のテーパ面10が形成され
ている。
【0021】円筒状軸受ブッシュ8は、図3に示すよう
に、薄鋼鈑11と薄鋼鈑11上に一体に被着形成された
多孔質金属焼結層12と多孔質金属焼結層12に含浸被
覆された合成樹脂層13との三層構造からなる短冊状の
板を合成樹脂層13を内側にして捲回してなると共に、
突き合わせ面14及び15を有した円筒状巻きブッシュ
であり、合成樹脂層13は、本例ではポリテトラフルオ
ロエチレン樹脂からなっている。
【0022】尚、合成樹脂層13は、ポリテトラフルオ
ロエチレン樹脂を主成分とし、これに30〜50重量%
の軟質金属が含有されたものからなっていてもよい。
【0023】円筒状軸受ブッシュ8は、三層構造の円筒
状巻きブッシュの代わりに、薄鋼鈑11上に後述の静電
塗装、電着塗装又は焼付け塗装により合成樹脂層を一体
に被着形成した二層構造の短冊状の板を当該合成樹脂層
を内側にして捲回した円筒状巻きブッシュであってもよ
い。
【0024】円筒状軸受ブッシュ8は、環状鍔部4及び
5間において円筒状スリーブ6の外周円筒面3に配され
ていると共に、図4に示すように、回転軸21を例えば
支持部材としての管22の内周面23に相対的に軸心2
8を中心としてR方向に回転自在に本例の滑り軸受構造
1を介して支持するべく、当該回転軸21と管22の内
周面23との間に滑り軸受構造1を嵌挿した場合に、突
き合わせ面14及び15同士の近接を伴って若干縮径さ
れて、その内周円筒面7を円筒状スリーブ6の外周円筒
面3に摺動自在に接触させて該円筒状スリーブ6の外周
円筒面3との間で合成樹脂同士の摺動面を形成すると共
に、その外周円筒面25を円筒状スリーブ6の環状鍔部
4及び5の外周面26より径方向に突出させるようにな
っている。
【0025】以上の滑り軸受構造1は、図4に示すよう
に、円筒状スリーブ6がその内周円筒面2で回転軸21
の表面27に嵌着され、円筒状軸受ブッシュ8がその外
周円筒面25で管22の内周面23に嵌着されて、回転
軸21と管22との間に嵌挿されてラジアル軸受として
用いられる。そして、滑り軸受構造1は、回転軸21と
管22との間に軸心28を中心とするR方向の相対回転
が生じる際には、円筒状スリーブ6の外周円筒面3と円
筒状軸受ブッシュ8の内周円筒面7との間に同じく軸心
28を中心とするR方向の摺動を生じさせて、回転軸2
1と管22との間の滑らかな相対回転を確保する。
【0026】滑り軸受構造1によれば、円筒状スリーブ
6の外周円筒面3との間で合成樹脂同士の摺動面を形成
するように、内周円筒面7が合成樹脂からなる円筒状軸
受ブッシュ8を具備しているために、回転自在に支持し
ようとする回転軸21又は管22の材質の種類に拘わら
ず合成樹脂同士の摺動面とし得て、合成樹脂による低摩
擦性を十分に利用でき、しかも、低価格をもって転がり
軸受と同程度の低摩擦を実現でき、その上、円筒状軸受
ブッシュ8の内周円筒面7となる表面を有した合成樹脂
層13が多孔質金属焼結層12に含浸被覆されている
と、その投錨効果により合成樹脂層13が長期に亘って
しっかりと多孔質金属焼結層12に保持され、而して、
合成樹脂層13の剥離などの不都合がなく、円筒状軸受
ブッシュ8の合成樹脂の内周円筒面7の特性を長期に亘
って維持でき、その上、円筒状軸受ブッシュ8が円筒状
巻きブッシュであると共に、環状鍔部4の一方の端部9
に環状のテーパ面10が形成されているために、円筒状
スリーブ6の外周円筒面3への円筒状軸受ブッシュ8の
装着が極めて容易である。
【0027】上記の例は、円筒状軸受ブッシュ8をその
外周円筒面25で管22の内周面23に直接嵌着する滑
り軸受構造1であるが、これに代えて、図5及び図6に
示すように、円筒状軸受ブッシュ8の外周円筒面25に
金属製の外側スリーブ31をその内周円筒面33で嵌着
した滑り軸受構造32として、図7に示すように円筒状
スリーブ6をその内周円筒面2で回転軸21の表面27
に嵌着し、外側スリーブ31をその外周円筒面34で管
22の内周面23に嵌着して、回転軸21と管22との
間に斯かる滑り軸受構造32を嵌挿し、当該滑り軸受構
造32をラジアル軸受として用いてもよい。
【0028】滑り軸受構造32でも、円筒状軸受ブッシ
ュ8は、その内周円筒面7を円筒状スリーブ6の外周円
筒面3に摺動自在に接触させて該円筒状スリーブ6の外
周円筒面3との間で合成樹脂同士の摺動面を形成すると
共に、その外周円筒面25を円筒状スリーブ6の環状鍔
部4及び5の外周面26より径方向に突出させるように
なっており、回転軸21と管22との間に軸心28を中
心とするR方向の相対回転が生じる際には、円筒状スリ
ーブ6の外周円筒面3と円筒状軸受ブッシュ8の内周円
筒面7との間に同じく軸心28を中心とするR方向の摺
動を生じさせて、回転軸21と管22との間の滑らかな
相対回転を確保するようになっている。
【0029】滑り軸受構造1及び32では、円筒状巻き
ブッシュからなる円筒状軸受ブッシュ8を用いたが、こ
れに代えて、図8及び図9に示すように、円筒状継ぎ目
なし金属パイプ41と金属パイプ41の内周円筒面42
に形成された合成樹脂の塗装被膜43とからなる円筒状
軸受ブッシュ44を用いて滑り軸受構造45を構成して
もよく、ここで、合成樹脂の内周円筒面7となる表面を
有した塗装被膜43は、ポリテトラフルオロエチレン樹
脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、メラミン樹脂、ユ
リア樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリカーボネート樹脂及びポリアセタール樹脂のう
ちから選択された少なくとも一つの合成樹脂からなって
おり、好ましくは、斯かる合成樹脂の塗装被膜43は、
静電塗装、電着塗装又は焼付け塗装により形成されてい
る。
【0030】滑り軸受構造45においても、滑り軸受構
造1及び32と同様に、円筒状軸受ブッシュ44は、そ
の塗装皮膜43の表面である内周円筒面7を円筒状スリ
ーブ6の外周円筒面3に摺動自在に接触させて該円筒状
スリーブ6の外周円筒面3との間で合成樹脂同士の摺動
面を形成すると共に、その外周円筒面25を円筒状スリ
ーブ6の環状鍔部4及び5の外周面26より径方向に突
出させるようになっており、斯かる円筒状軸受ブッシュ
44を有する滑り軸受構造45は、図4に示す回転軸2
1と管22との間に嵌挿されてラジアル軸受として用い
られる場合に、回転軸21と管22との間に軸心28を
中心とするR方向の相対回転が生じる際には、円筒状ス
リーブ6の外周円筒面3と円筒状軸受ブッシュ44の塗
装皮膜43の表面である内周円筒面7との間に同じく軸
心28を中心とするR方向の摺動を生じさせて、回転軸
21と管22との間の滑らかな相対回転を確保するよう
になっている。
【0031】図8及び図9に示す円筒状継ぎ目なし金属
パイプ41を有した円筒状軸受ブッシュ44を用いた場
合には、円筒状スリーブ6に、その一方の端面46から
軸方向に延設された少なくとも二つの切割り溝、本例で
は二つの切割り溝47及び48を形成すると、切割り溝
47及び48により円筒状スリーブ6を縮径できるので
円筒状スリーブ6の円筒状軸受ブッシュ44への挿着性
を向上でき好ましい。
【0032】前記の滑り軸受構造1、32及び45のい
ずれも、円筒状スリーブ6の外周円筒面3は凹凸のない
滑らかな面からなっているが、これに代えて、図10及
び図11に示すように、複数個の凸面51を有していて
もよい。
【0033】図10に示す滑り軸受構造52は、前記の
滑り軸受構造32における円筒状スリーブ6の外周円筒
面3に、図11に展開して示すように、互いに軸方向に
等間隔に配されていると共に夫々が円周方向に連続に延
設された複数個の突条53を一体的に形成して、突条5
3の頂面を円筒状軸受ブッシュ8の内周円筒面7と摺動
自在に接触する凸面51としたものであって、円筒状ス
リーブ6の外周円筒面3の一部を構成する斯かる複数個
の凸面51は、互いに軸方向に等間隔に配されていると
共に夫々が円周方向に延設された複数個の突条面からな
っている。
【0034】図10に示す滑り軸受構造52では、円筒
状スリーブ6の外周円筒面3における複数個の凸面51
以外の凹所を潤滑用のグリース溜めとでき、合成樹脂同
士の摺動面に潤滑用のグリースを適宜に供給でき得る。
【0035】図10及び図11に示す環状の凸面51に
代えて、図12及び図13に展開して示すように、円筒
状スリーブ6の外周円筒面3の全面に亘って均等に分散
して不定形の複数個の突起55を一体的に形成して、斯
かる突起55の頂面を円筒状軸受ブッシュ8の内周円筒
面7と摺動自在に接触する凸面51としてもよく、この
場合の複数個の凸面51は、外周円筒面3の全面に亘っ
て均等に分散した不定形の複数個の凸面、換言すれば外
周円筒面3の全面がしぼ(皺)状となる凸面となる。図
12及び図13に示す複数個の凸面51によれば、当該
凸面51を取り囲む互いに全て連続した溝56を潤滑用
のグリース溜めとして用いると、合成樹脂同士の摺動面
に潤滑用のグリースを満遍に供給できるようになる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、回転自在に支持しよう
とする回転軸等の相手材の材質の種類に拘わらず合成樹
脂同士の摺動面とし得て、合成樹脂による低摩擦性を十
分に利用でき、しかも、低価格をもって転がり軸受と同
程度の低摩擦を実現できる滑り軸受構造を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の好ましい一例の図2に示
すI−I線矢視断面図である。
【図2】図1に示す例のII−II線矢視断面図であ
る。
【図3】図1に示す例の製造方法の説明図である。
【図4】図1に示す例の作用説明図である。
【図5】本発明の実施の形態の好ましい他の例の図6に
示すV−V線矢視断面図である。
【図6】図5に示す例のVI−VI線矢視断面図であ
る。
【図7】図5に示す例の作用説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の好ましい更に他の例の図
9に示すVIII−VIII線矢視断面図である。
【図9】図8に示す例のIX−IX線矢視断面図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態の好ましい更に他の例の
断面図である。
【図11】図10に示す凸面を有した円筒状スリーブの
外周円筒面の展開説明図である。
【図12】円筒状スリーブの外周円筒面の凸面の他の例
の展開説明図である。
【図13】図12に示す円筒状スリーブの外周円筒面の
凸面の断面説明図である。
【符号の説明】
1 滑り軸受構造 2 内周円筒面 3 外周円筒面 4、5 環状鍔部 6 円筒状スリーブ 7 内周円筒面 8 円筒状軸受ブッシュ
フロントページの続き (72)発明者 上野 篤志 神奈川県藤沢市桐原町8番地 オイレス工 業株式会社藤沢事業場内 Fターム(参考) 3J011 AA01 AA10 BA02 CA01 DA01 DA02 JA01 JA02 KA02 LA01 MA03 MA12 PA02 QA05 RA02 SC03 SC05 SC12 SC13 SC15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周円筒面及び外周円筒面を有すると共
    に該外周円筒面の軸方向の両端部に環状鍔部を有する合
    成樹脂製の円筒状スリーブと、少なくとも内周円筒面が
    合成樹脂からなる円筒状軸受ブッシュとを具備してお
    り、該円筒状軸受ブッシュは、その内周円筒面を該円筒
    状スリーブの外周円筒面に摺動自在に接触させて該円筒
    状スリーブの外周円筒面との間で合成樹脂同士の摺動面
    を形成すると共に、その外周円筒面を該円筒状スリーブ
    の環状鍔部の外周面より径方向に突出させて、該円筒状
    スリーブの外周円筒面に配されていることを特徴とする
    滑り軸受構造。
  2. 【請求項2】 円筒状軸受ブッシュは、薄鋼鈑と該薄鋼
    鈑上に一体に被着形成された多孔質金属焼結層と該多孔
    質金属焼結層に含浸被覆された合成樹脂層との三層構造
    からなり、該合成樹脂層を内側にして捲回した円筒状巻
    きブッシュである請求項1に記載の滑り軸受構造。
  3. 【請求項3】 合成樹脂層は、ポリテトラフルオロエチ
    レン樹脂からなる請求項2に記載の滑り軸受構造。
  4. 【請求項4】 合成樹脂層は、ポリテトラフルオロエチ
    レン樹脂を主成分とし、これに30〜50重量%の軟質
    金属が含有されてなる請求項2に記載の滑り軸受構造。
  5. 【請求項5】 円筒状軸受ブッシュは、円筒状継ぎ目な
    し金属パイプと該金属パイプの内周円筒面に形成された
    合成樹脂の塗装被膜とからなる請求項1に記載の滑り軸
    受構造。
  6. 【請求項6】 塗装被膜は、ポリテトラフルオロエチレ
    ン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、メラミン樹
    脂、ユリア樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリエチ
    レン樹脂、ポリカーボネート樹脂及びポリアセタール樹
    脂のうちから選択された少なくとも一つの合成樹脂から
    なる請求項5に記載の滑り軸受構造。
  7. 【請求項7】 合成樹脂の塗装被膜は、静電塗装、電着
    塗装又は焼付け塗装により形成されている請求項5又は
    6に記載の滑り軸受構造。
  8. 【請求項8】 円筒状スリーブは、ポリアセタール樹
    脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレ
    ンサルファイド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂及びポリ
    エーテルスルフォン樹脂のうちから選択された少なくと
    も一つの合成樹脂からなる請求項1から7のいずれか一
    項に記載の滑り軸受構造。
  9. 【請求項9】 円筒状スリーブには、一方の端面から軸
    方向に延設された少なくとも二つの切割り溝が形成され
    ている請求項1から8のいずれか一項に記載の滑り軸受
    構造。
  10. 【請求項10】 円筒状スリーブの外周円筒面は、複数
    個の凸面を有している請求項1から9のいずれか一項に
    記載の滑り軸受構造。
  11. 【請求項11】 複数個の凸面は、互いに軸方向に等間
    隔に配されていると共に、夫々が円周方向に延設された
    複数個の突条面を有している請求項10に記載の滑り軸
    受構造。
  12. 【請求項12】 複数個の凸面は、外周円筒面の全面に
    亘って分散した定形又は不定形の複数個の凸面を有して
    いる請求項10に記載の滑り軸受構造。
  13. 【請求項13】 円筒状軸受ブッシュの外周円筒面に嵌
    着された外側スリーブを更に具備している請求項1から
    12のいずれか一項に記載の滑り軸受構造。
  14. 【請求項14】 外側スリーブは、金属製である請求項
    13に記載の滑り軸受構造。
JP2001014956A 2001-01-23 2001-01-23 滑り軸受構造 Expired - Fee Related JP4538960B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001014956A JP4538960B2 (ja) 2001-01-23 2001-01-23 滑り軸受構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001014956A JP4538960B2 (ja) 2001-01-23 2001-01-23 滑り軸受構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002213453A true JP2002213453A (ja) 2002-07-31
JP4538960B2 JP4538960B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=18881580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001014956A Expired - Fee Related JP4538960B2 (ja) 2001-01-23 2001-01-23 滑り軸受構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4538960B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005199576A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Toppan Printing Co Ltd プラスチック製嵌合部品
JP2008292004A (ja) * 2002-10-03 2008-12-04 Oiles Ind Co Ltd 滑り軸受
JP2013503306A (ja) * 2009-08-28 2013-01-31 サン−ゴバン パフォーマンス プラスチックス パンプス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 耐食性ブッシング
WO2013042715A1 (ja) * 2011-09-22 2013-03-28 Ntn株式会社 滑り軸受および画像形成装置
WO2014175972A2 (en) * 2013-03-15 2014-10-30 Eaton Corporation Improved constructions for load-bearing structures; advantageous metal-plastic composite constructions; methods of preparation and assembly; systems and methods
US8979376B2 (en) 2007-04-04 2015-03-17 Saint-Gobain Performance Plastics Pampus Gmbh Spherical plain bearing
US9004802B2 (en) 2003-04-17 2015-04-14 Saint-Gobain Performance Plastics Rencol Limited Tolerance ring assembly
US9022656B2 (en) 2008-09-30 2015-05-05 Saint-Gobain Performance Plastics Pampus Gmbh Vibration-damping plain bearing composite and plain bearing bushing and plain bearing assembly
US10371213B2 (en) 2009-09-25 2019-08-06 Saint-Gobain Performance Plastics Rencol Limited System, method and apparatus for tolerance ring control of slip interface sliding forces
US11005334B2 (en) 2017-12-15 2021-05-11 Saint-Gobain Performance Plastics Rencol Limited Annular member, method, and assembly for component displacement control

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03107516U (ja) * 1990-02-22 1991-11-06
JPH061847U (ja) * 1992-06-11 1994-01-14 ナイルス部品株式会社 スベリ軸受
JPH07151138A (ja) * 1993-11-30 1995-06-13 Hitachi Ltd 軸受構造
JPH10331843A (ja) * 1997-05-27 1998-12-15 Takashi Tanaka 軽量小型軸受
JP2001012472A (ja) * 1999-06-25 2001-01-16 Oiles Ind Co Ltd 滑り軸受構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03107516U (ja) * 1990-02-22 1991-11-06
JPH061847U (ja) * 1992-06-11 1994-01-14 ナイルス部品株式会社 スベリ軸受
JPH07151138A (ja) * 1993-11-30 1995-06-13 Hitachi Ltd 軸受構造
JPH10331843A (ja) * 1997-05-27 1998-12-15 Takashi Tanaka 軽量小型軸受
JP2001012472A (ja) * 1999-06-25 2001-01-16 Oiles Ind Co Ltd 滑り軸受構造

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292004A (ja) * 2002-10-03 2008-12-04 Oiles Ind Co Ltd 滑り軸受
US9206853B2 (en) 2003-04-17 2015-12-08 Saint-Gobain Performance Plastics Rencol Limited Tolerance ring assembly
US10203004B2 (en) 2003-04-17 2019-02-12 Saint-Gobain Performance Plastics Rencol Limited Method of using a tolerance ring
US9004802B2 (en) 2003-04-17 2015-04-14 Saint-Gobain Performance Plastics Rencol Limited Tolerance ring assembly
JP4635441B2 (ja) * 2004-01-16 2011-02-23 凸版印刷株式会社 プラスチック製の内容物注出用嵌合部品
JP2005199576A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Toppan Printing Co Ltd プラスチック製嵌合部品
US8979376B2 (en) 2007-04-04 2015-03-17 Saint-Gobain Performance Plastics Pampus Gmbh Spherical plain bearing
US9022656B2 (en) 2008-09-30 2015-05-05 Saint-Gobain Performance Plastics Pampus Gmbh Vibration-damping plain bearing composite and plain bearing bushing and plain bearing assembly
JP2013503306A (ja) * 2009-08-28 2013-01-31 サン−ゴバン パフォーマンス プラスチックス パンプス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 耐食性ブッシング
US8944690B2 (en) 2009-08-28 2015-02-03 Saint-Gobain Performance Plastics Pampus Gmbh Corrosion resistant bushing
US10371213B2 (en) 2009-09-25 2019-08-06 Saint-Gobain Performance Plastics Rencol Limited System, method and apparatus for tolerance ring control of slip interface sliding forces
WO2013042715A1 (ja) * 2011-09-22 2013-03-28 Ntn株式会社 滑り軸受および画像形成装置
US9458885B2 (en) 2011-09-22 2016-10-04 Ntn Corporation Sliding bearing and image forming apparatus
WO2014175972A3 (en) * 2013-03-15 2015-01-15 Eaton Corporation Improved constructions for load-bearing structures; advantageous metal-plastic composite constructions; methods of preparation and assembly; systems and methods
WO2014175972A2 (en) * 2013-03-15 2014-10-30 Eaton Corporation Improved constructions for load-bearing structures; advantageous metal-plastic composite constructions; methods of preparation and assembly; systems and methods
US11005334B2 (en) 2017-12-15 2021-05-11 Saint-Gobain Performance Plastics Rencol Limited Annular member, method, and assembly for component displacement control

Also Published As

Publication number Publication date
JP4538960B2 (ja) 2010-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU657256B2 (en) Solid-lubricated bearing assembly
EP2274525B1 (en) Bearings
JP5752385B2 (ja) 転がり軸受装置
JP2002213453A (ja) 滑り軸受構造
JP2510374B2 (ja) 転動子を有する滑り・転がり兼用型軸受
US20140050430A1 (en) Bearing and lubrication system used therewith
JP2012149755A (ja) 転がり軸受用保持器
JP2739452B2 (ja) 組立て型リニヤベアリング及びその組立て方法
CN106594058B (zh) 流体动压轴承
EP1857693A2 (en) Drawn cup roller bearing
JP2015124796A (ja) 円錐ころ軸受
KR19990045529A (ko) 윤활유를 함침한 다공질 소결 금속으로 이루어진 미끄럼 운동부재와 유지 부재를 구비한 축받이 장치
JPH0311459Y2 (ja)
US6663290B1 (en) Grooved bearing ball and rolling element
KR20070119609A (ko) 고체 윤활 롤러 베어링
CN209414391U (zh) 一种四点接触球轴承
JP2002527687A (ja) 非対称アンギュラコンタクト軸受
JP3971863B2 (ja) 軸受装置
JP3069287B2 (ja) ころ軸受用保持器
JP6759838B2 (ja) ころ軸受
JP2007127251A (ja) 複列自動調心ころ軸受
JPH0635659U (ja) 転がり軸受潤滑装置
WO2010137434A1 (ja) 玉軸受用保持器および玉軸受
JPH07293559A (ja) すべり軸受
JPH07145856A (ja) 遊星ローラ式動力伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4538960

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100614

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees