JP2002213198A - トンネル用複合防水シート - Google Patents

トンネル用複合防水シート

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JP2002213198A
JP2002213198A JP2001014026A JP2001014026A JP2002213198A JP 2002213198 A JP2002213198 A JP 2002213198A JP 2001014026 A JP2001014026 A JP 2001014026A JP 2001014026 A JP2001014026 A JP 2001014026A JP 2002213198 A JP2002213198 A JP 2002213198A
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Makoto Kanai
誠 金井
Katsuji Fukumoto
勝司 福本
Yoichi Moriya
洋一 守屋
Yoshiya Kondo
由也 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】暗い場所であっても容易に損傷箇所を確認す
る。 【構成】本発明に係るトンネル用複合防水シート1は、
発光体で構成してなるシート本体2の表面に防水性を有
する表面シート3を被覆してあり、該表面シートは、樹
脂シートで構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、山岳トンネル工
法、シールドトンネル工法、開削トンネル工法等におい
て防水工として用いるトンネル用複合防水シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】山岳トンネル工法では、ロックボルトを
併用しながら吹付けコンクリートを地山に施工して掘削
地山の緩みを防止した後、該吹付けコンクリートの上に
さらに覆工コンクリートを巻き立ててトンネルの長期安
定を図るが、覆工コンクリートの施工に先立ち、所定の
防水シートを吹付けコンクリートの凹凸になじませるよ
うにして取り付けてトンネル内への漏水を防止するのが
一般的である。
【0003】また、シールドトンネル工法では、シール
ドをジャッキで推進しながら掘削するとともに一次覆工
としてシールドのテール内でセグメントの組立てを行っ
た後、二次覆工として現場打ちコンクリートの巻き立て
を行うが、二次覆工に先立ち、セグメントのピース間や
セグメントリング間に生じる若干の隙間を介した漏水を
防止するための防水工を施すのが一般的である。
【0004】さらに、開削トンネル工法では、トンネル
躯体を構築した後、その外面を防水シートで被覆し、ト
ンネル躯体の水密性を保持している。
【0005】ここで、所定の防水シートをトンネルの内
外面に施工する際、防水シートの固定箇所や継ぎ目をは
じめ、さまざまな箇所に損傷が生じることがあり、これ
を放置すると、上述した損傷箇所から水が滲出し、場合
によっては、トンネル内にも漏水が及ぶ懸念が生じる。
【0006】したがって、防水シートの施工後に、その
損傷箇所の有無を確認し、損傷箇所が見つかった場合に
は適宜補修することでトンネル内への漏水防止を図って
いた。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】ここで、従来においては、目視によって損
傷箇所を観察することで、防水シートの損傷箇所を確認
していたが、目視による確認の場合、特にトンネル坑内
の暗い場所においては、シートの損傷箇所を見逃さぬよ
う注意深く観察しなくてはならず、損傷箇所の有無の確
認に多大な時間と労力を費やさなければならないという
問題を生じていた。
【0008】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、暗い場所であっても容易に損傷箇所を確認す
ることが可能なトンネル用複合防水シートを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るトンネル用複合防水シートは請求項1
に記載したように、発光体で構成してなるシート本体の
表面に防水性を有する表面シートを被覆したものであ
る。
【0010】また、本発明に係るトンネル用複合防水シ
ートは請求項2に記載したように、シート本体の表面に
防水性を有する表面シートを被覆するとともに、前記シ
ート本体と前記表面シートとを異なる色の材料で構成し
たものである。
【0011】請求項1の発明に係るトンネル用複合防水
シートにおいては、発光体で構成してなるシート本体の
表面に防水性を有する表面シートを被覆してあり、山岳
トンネルを施工する場合における吹付けコンクリートの
施工後、又はシールドトンネルを施工する場合における
セグメントの組立後に、表面シートがトンネル坑内に露
出するように、トンネル用複合防水シートをトンネル内
面に沿って取り付ける。又は、開削トンネルを施工する
場合におけるトンネル躯体の構築後に、表面シートが開
削溝内に露出するように、トンネル用複合防水シートを
トンネル外面に沿って取り付ける。
【0012】このようにすると、トンネル用複合防水シ
ートの取付け時に、該トンネル用複合防水シートに損傷
が生じた場合であっても、かかる損傷箇所では、その切
れ目や裂け目等から発光体からなるシート本体が露出
し、発光体からの光が外部に放たれることとなり、損傷
箇所は、発光位置として容易に目視確認できる状態とな
る。
【0013】したがって、トンネル用複合防水シートの
施工後に損傷箇所の有無を確認する際は、トンネル坑内
又は開削溝内において、発光している箇所があるかどう
かを確認するだけでよい。
【0014】表面シートは、防水性を有するのであれば
どのような材料で構成するかは任意であり、ゴムアスフ
ァルト系、合成ゴム系、プラスチック系等の材料が考え
られるが、例えば、樹脂シートで構成することができ
る。
【0015】シート本体を構成する発光体は、損傷箇所
に生じている切れ目、裂け目、ひび割れ等の露出部分か
ら光が放たれるのであれば、どのように構成するかは任
意であり、例えば、蛍光物質を用いて構成することがで
きる。また、発光体は、損傷を生じたことによる環境の
変化、例えば、露出部分が形成されることに伴う応力変
化に反応して発光する物質を利用するように構成しても
かまわない。ちなみに、かかる構成においては、露出部
分が生じない限り、発光現象は生じないこととなる。
【0016】また、シート本体は、防水性を有するかど
うかも任意であり、防水性を有するシート本体とする場
合には、例えば、蛍光物質と樹脂材とを混合した樹脂シ
ートで構成することが考えられる。
【0017】なお、シート本体の裏面をどのように構成
するかは任意であり、シート本体を露出させたままにし
てもかまわないが、例えば、表面シートと同様の材料か
らなる裏面シートを設けたり、不織布あるいは織布から
なる裏面緩衝材を設けたりして構成してもよい。
【0018】また、請求項2の発明に係るトンネル用複
合防水シートにおいては、シート本体の表面に防水性を
有する表面シートを被覆するとともに、シート本体と表
面シートとを異なる色の材料で構成してあり、山岳トン
ネルを施工する場合における吹付けコンクリートの施工
後、又はシールドトンネルを施工する場合におけるセグ
メントの組立後に、表面シートがトンネル坑内に露出す
るように、トンネル用複合防水シートをトンネル内面に
沿って取り付ける。又は、開削トンネルを施工する場合
におけるトンネル躯体の構築後に、表面シートが開削溝
内に露出するように、トンネル用複合防水シートをトン
ネル外面に沿って取り付ける。
【0019】このようにすると、トンネル用複合防水シ
ートの取付け時に、該トンネル用複合防水シートに損傷
が生じた場合であっても、かかる損傷箇所では、その切
れ目や裂け目等から表面シートとは異なる色のシート本
体が露出することとなるので、損傷箇所は、表面シート
とは異なる色の部分として容易に目視確認できる状態と
なる。
【0020】したがって、トンネル用複合防水シートの
施工後に損傷箇所の有無を確認する際は、表面シートと
異なる色になっている箇所があるかどうかを確認するだ
けでよい。
【0021】表面シートは、防水性を有するのであれば
どのような材料で構成するかは任意であり、ゴムアスフ
ァルト系、合成ゴム系、プラスチック系等の材料が考え
られるが、例えば、樹脂シートで構成することができ
る。
【0022】シート本体は、表面シートと異なる色の材
料であればどのように構成するかは任意であり、防水性
を有するかどうかも問わない。防水性を有するシート本
体とする場合には、例えば、樹脂シートで構成すること
が考えられる。
【0023】なお、請求項1に係るシート本体と同様、
シート本体の裏面をどのように構成するかは任意であ
り、シート本体を露出させたままにしてもかまわない
が、例えば、表面シートと同様の材料からなる裏面シー
トを設けたり、不織布あるいは織布からなる裏面緩衝材
を設けたりして構成してもよい。
【0024】表面シートの色とシート本体の色とが異な
るのであれば、それぞれをどのような色の材料で構成す
るかは任意であるが、損傷箇所が確認しやすいような組
合せの色で構成するのが望ましく、例えば、表面シート
を白色の材料で構成するとともに、シート本体を赤色の
材料で構成することが考えられる。
【0025】なお、請求項1及び請求項2に係るトンネ
ル用複合防水シートは、主として山岳トンネル工法、シ
ールドトンネル工法又は開削トンネル工法で使用される
ことが考えられるが、本発明に係るトンネル用複合防水
シートをどのようなトンネルに適用するかは任意であ
り、例えば、沈埋トンネル工法や推進工法等の工法によ
って施工されるトンネルに用いてもかまわない。
【0026】また、かかるトンネル用複合防水シートを
どのように製造するかは任意であり、公知の方法によっ
て適宜製造すればよい。例えば、熱溶着によってシート
本体と表面シートとを一体化させることが考えられる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るトンネル用複
合防水シートの実施の形態について、添付図面を参照し
て説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等に
ついては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0028】(第1実施形態)
【0029】図1は、第1実施形態に係るトンネル用複
合防水シート1を示した図で、(a)は斜視図、(b)は断面
図である。同図に示すように、本実施形態に係るトンネ
ル用複合防水シート1は、発光体で構成してなるシート
本体2の表面に防水性を有する表面シート3を被覆して
あり、該表面シートは、樹脂シートで構成してある。
【0030】一方、シート本体2は、蛍光物質と樹脂材
とを混合した樹脂シートで構成してあり、防水性を有す
る発光体となっている。
【0031】なお、シート本体2の裏面には、表面シー
ト3と同様の材料からなる裏面シート4を被覆してあ
り、3層構造のトンネル用複合防水シート1となってい
る。
【0032】本実施形態に係るトンネル用複合防水シー
ト1を製造するには、まず、シート本体2を製造し、次
いで、該シート本体を表面シート3及び背面シート4で
挟み込みながら、シート本体2と表面シート3及び背面
シート4とをそれぞれ熱溶着して一体化させるようにす
ればよい。
【0033】本実施形態に係るトンネル用複合防水シー
ト1において、山岳トンネル工法で使用する場合には、
図2(a)に示すように、地山11の掘削面に吹付けコン
クリート12を施工し、次いで、表面シート3がトンネ
ル坑内13に露出するように、トンネル用複合防水シー
ト1をトンネル内の吹付けコンクリート12の凹凸面に
沿って取り付ける。
【0034】また、シールドトンネル工法で使用する場
合には、図2(b)に示すように、地山11をシールド
(図示せず)で掘削するとともに一次覆工としてシール
ドのテール内でセグメント14の組立て及び裏込め材1
5の注入を行い、次いで、表面シート3がトンネル坑内
13に露出するように、トンネル用複合防水シート1を
トンネル内面のセグメント14に沿って取り付ける。
【0035】また、開削トンネル工法で使用する場合に
は、図3に示すように、開削溝16を掘削してトンネル
躯体17を構築した後、表面シート3が開削溝16内に
露出するように、トンネル用複合防水シート1をトンネ
ル躯体17の外面に沿って取り付ける。
【0036】このようにすると、トンネル用複合防水シ
ート1の取付け時に該トンネル用複合防水シートに損傷
が生じた場合であっても、かかる損傷箇所では、その切
れ目や裂け目等から発光体からなるシート本体2が露出
し、発光体からの光が外部に放たれることとなり、損傷
箇所は、発光位置として容易に目視確認できる状態とな
る。
【0037】したがって、トンネル用複合防水シート1
の施工後に損傷箇所の有無を確認する際は、トンネル坑
内13又は開削溝16内において、発光している箇所が
あるかどうかを確認するだけでよい。
【0038】このとき、トンネル坑内13は暗いので発
光位置を確認しやすいが、開削溝16内において確認作
業を行う場合は、夜間を利用すると発光位置を確認しや
すくなる。
【0039】なお、かかる確認作業によって損傷箇所が
見つかった場合には、該損傷箇所を適宜補修して防水性
を確保し、しかる後に、山岳トンネル又はシールドトン
ネルの場合には、トンネル用複合防水シート1にコンク
リートを巻き立てて二次覆工18とし、開削トンネルの
場合には、コンクリートをトンネル用複合防水シート1
の上に打設して保護層19とすればよい。
【0040】以上説明したように、本実施形態に係るト
ンネル用複合防水シート1によれば、発光体で構成して
なるシート本体2の表面に防水性を有する表面シート3
を被覆したので、トンネル用複合防水シート1の取付け
時に該トンネル用複合防水シートに損傷が生じた場合で
あっても、かかる損傷箇所では、その切れ目や裂け目等
から発光体からなるシート本体2が露出し、発光体から
の光が外部に放たれることとなり、かくして、損傷箇所
を発光位置として容易に目視確認することが可能とな
る。
【0041】本実施形態では、シート本体2を構成する
発光体を、蛍光物質と樹脂材とを混合した樹脂シートで
構成したが、発光体の構成はこれに限るものではなく、
損傷を生じたことによる環境の変化、例えば、露出部分
が形成されることに伴う応力変化に反応して発光する物
質を利用するように構成してもかまわない。ちなみに、
かかる構成においては、露出部分が生じない限り、発光
現象は生じないこととなる。
【0042】また、本実施形態では、シート本体2の裏
面に表面シート3と同様の材料からなる裏面シート4を
設けた3層構造のトンネル用複合防水シート1とした
が、裏面シート4に代えて、例えば、不織布あるいは織
布からなる裏面緩衝材を設けたトンネル用複合防水シー
トとしてもかまわないし、シート本体の裏面を露出させ
たままにした2層構造のトンネル用複合防水シートとし
てもかまわない。
【0043】また、本実施形態では、トンネル用複合防
水シート1を山岳トンネル工法、シールドトンネル工法
又は開削トンネル工法で使用する場合について説明した
が、本発明に係るトンネル用複合防水シート1をどのよ
うなトンネルに適用するかは任意であり、例えば、沈埋
トンネル工法や推進工法等の工法によって施工されるト
ンネルに用いてもかまわない。
【0044】(第2実施形態)
【0045】次に、第2実施形態に係るトンネル用複合
防水シートについて、添付図面を参照して説明する。な
お、第1実施形態と実質的に同一の部品等については同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0046】図4は、第2実施形態に係るトンネル用複
合防水シート21を示した図である。同図に示すよう
に、本実施形態に係るトンネル用複合防水シート21
は、シート本体22の表面に防水性を有する表面シート
23を被覆するとともに、シート本体22と表面シート
23とを異なる色の材料で構成してある。
【0047】ここで、表面シート23は、白色の樹脂シ
ートで構成してあり、シート本体22は、防水性を有す
る赤色の樹脂シートで構成してある。
【0048】なお、シート本体22の裏面には、表面シ
ート23と同様の材料からなる裏面シート24を被覆し
てあり、3層構造のトンネル用複合防水シート21とな
っている。
【0049】本実施形態に係るトンネル用複合防水シー
ト21を製造するには、第1実施形態と同様、まず、シ
ート本体22を製造し、次いで、該シート本体を表面シ
ート23及び背面シート24で挟み込みながら、シート
本体22と表面シート23及び背面シート24とをそれ
ぞれ熱溶着して一体化させるようにすればよい。
【0050】本実施形態に係るトンネル用複合防水シー
ト21において、山岳トンネル工法で使用する場合に
は、第1実施形態で説明した図2(a)と同様、地山11
の掘削面に吹付けコンクリート12を施工し、次いで、
表面シート23がトンネル坑内13に露出するように、
トンネル用複合防水シート21をトンネル内の吹付けコ
ンクリート12の凹凸面に沿って取り付ける。
【0051】また、シールドトンネル工法で使用する場
合には、第1実施形態で説明した図2(b)と同様、地山
11をシールド(図示せず)で掘削するとともに一次覆
工としてシールドのテール内でセグメント14の組立て
及び裏込め材15の注入を行い、次いで、表面シート2
3がトンネル坑内13に露出するように、トンネル用複
合防水シート21をトンネル内面のセグメント14に沿
って取り付ける。
【0052】また、開削トンネル工法で使用する場合に
は、第1実施形態で説明した図3と同様、開削溝16を
掘削してトンネル躯体17を構築した後、表面シート2
3が開削溝16内に露出するように、トンネル用複合防
水シート21をトンネル躯体17の外面に沿って取り付
ける。
【0053】このようにすると、トンネル用複合防水シ
ート21の取付け時に該トンネル用複合防水シートに損
傷が生じた場合であっても、かかる損傷箇所では、その
切れ目や裂け目等から白色の表面シート23とは異なる
赤色のシート本体22が露出することとなるので、損傷
箇所は、赤色の部分として容易に目視確認できる状態と
なる。
【0054】したがって、トンネル用複合防水シート2
1の施工後に損傷箇所の有無を確認する際は、表面シー
ト23の白色と異なる赤色になっている箇所があるかど
うかを確認するだけでよい。
【0055】なお、かかる確認作業によって損傷箇所が
見つかった場合には、第1実施形態と同様、該損傷箇所
を適宜補修して防水性を確保し、しかる後に、山岳トン
ネル又はシールドトンネルの場合には、トンネル用複合
防水シート21にコンクリートを巻き立てて二次覆工1
8とし、開削トンネルの場合には、コンクリートをトン
ネル用複合防水シート21の上に打設して保護層19と
すればよい。
【0056】以上説明したように、本実施形態に係るト
ンネル用複合防水シート21によれば、シート本体22
と表面シート23とを異なる色の材料で構成したので、
トンネル用複合防水シート21を取り付ける際に損傷が
生じた場合であっても、かかる損傷箇所では、その切れ
目や裂け目等から白色の表面シート23とは異なる赤色
のシート本体22が露出することとなり、かくして、損
傷箇所を赤色の部分として容易に目視確認することが可
能となる。
【0057】本実施形態では、シート本体22の裏面に
表面シート23と同様の材料からなる裏面シート24を
設けた3層構造のトンネル用複合防水シート21とした
が、裏面シート24に代えて、例えば、不織布あるいは
織布からなる裏面緩衝材を設けたトンネル用複合防水シ
ートとしてもかまわないし、シート本体の裏面を露出さ
せたままにした2層構造のトンネル用複合防水シートと
してもかまわない。
【0058】また、本実施形態では、トンネル用複合防
水シート21を山岳トンネル工法、シールドトンネル工
法又は開削トンネル工法で使用する場合について説明し
たが、本発明に係るトンネル用複合防水シート21をど
のようなトンネルに適用するかは任意であり、例えば、
沈埋トンネル工法や推進工法等の工法によって施工され
るトンネルに用いてもかまわない。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るトンネ
ル用複合防水シートによれば、トンネル用複合防水シー
トの取付け時に該トンネル用複合防水シートに損傷が生
じた場合であっても、かかる損傷箇所では、その切れ目
や裂け目等から発光体からなるシート本体が露出し、発
光体からの光が外部に放たれることとなり、かくして、
損傷箇所を発光位置として容易に目視確認することが可
能となる。
【0060】また、本発明に係るトンネル用複合防水シ
ートによれば、トンネル用複合防水シートを取り付ける
際に損傷が生じた場合であっても、かかる損傷箇所で
は、その切れ目や裂け目等から表面シートとは異なる色
のシート本体が露出することとなり、かくして、損傷箇
所を表面シートとは異なる色の部分として容易に目視確
認することが可能となる。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るトンネル用複合防水シート
を示した図で、(a)は斜視図、(b)は断面図。
【図2】第1実施形態に係るトンネル用複合防水シート
の作用を示した断面図。
【図3】同じく第1実施形態に係るトンネル用複合防水
シートの作用を示した断面図。
【図4】第2実施形態に係るトンネル用複合防水シート
を示した図で、(a)は斜視図、(b)は断面図。
【符号の説明】
1、21 トンネル用複合防水シー
ト 2、22 シート本体 3、23 表面シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守屋 洋一 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 近藤 由也 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 Fターム(参考) 2D055 HA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光体で構成してなるシート本体の表面
    に防水性を有する表面シートを被覆したことを特徴とす
    るトンネル用複合防水シート。
  2. 【請求項2】 シート本体の表面に防水性を有する表面
    シートを被覆するとともに、前記シート本体と前記表面
    シートとを異なる色の材料で構成したことを特徴とする
    トンネル用複合防水シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101798934A (zh) * 2009-02-10 2010-08-11 上海市政工程设计研究总院 一种隧(地)道遮光段结构及其施工方法
CN113563662A (zh) * 2021-07-16 2021-10-29 岳阳东方雨虹防水技术有限责任公司 一种荧光热熔垫片及其制备方法和应用

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