JP2002212552A - 赤外発光蛍光体および印刷物 - Google Patents

赤外発光蛍光体および印刷物

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JP2002212552A JP2001012636A JP2001012636A JP2002212552A JP 2002212552 A JP2002212552 A JP 2002212552A JP 2001012636 A JP2001012636 A JP 2001012636A JP 2001012636 A JP2001012636 A JP 2001012636A JP 2002212552 A JP2002212552 A JP 2002212552A
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幸憲 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 赤外光域で励起・発光する新規な蛍光体と、
これを用いたセキュリティ性の高い印刷物を提供する。 【解決手段】 光学活性元素として赤外線領域に吸収を
もつTm(ツリウム)と、吸収した光エネルギーを効率
よく遷移させるためTmのエネルギー準位とマッチング
し且つ赤外線領域に発光をもつHo(ホルミウム)とを
母体材料に共付活する。そして母体材料には金属酸化
物、金属酸硫化物、金属炭酸塩、金属燐酸塩、金属アル
ミン酸塩、金属珪酸塩、金属モリブデン酸塩、金属タン
グステン酸塩、金属チタン酸塩、金属バナジン酸塩の中
から選ばれる一種以上を使用する。母体材料は、例えば
LaPO、CaM・O、CaWOである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を照射すること
で励起・発光する蛍光体に関し、更に詳しくは発光が可
視光領域ではなく赤外光領域であることによって、肉眼
で判別することができないセキュリティ性の高い真贋判
定に用いうる赤外発光蛍光体に関する。本発明の赤外発
光蛍光体は、例えば有価証券、紙幣、プリペイドカー
ド、クレジットカード、IDカード等に使用される偽造
防止印刷物に適用される。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、有価証券、紙幣、プリペイドカード、クレジットカ
ード、IDカード等の流通量は飛躍的に増大している。
これに伴い、特に金銭に係わる分野では、偽造防止、改
鼠防止等を目的として多くの提案がなされている。例え
ば、有価証券などの基材(支持体)である紙自体に偽造
防止を施す手段として、磁性粉末を含むインクもしくは
塗料を紙層間に印刷または塗布し、これによって紙の繊
維中、繊維上または繊維間に磁性体を含有させるといっ
た方法が提案されている。この方法には、磁性粉末を含
むインクまたは塗料の層を基材の全面に形成するもの
や、基材の一部にストライプ状に形成するもの或いは任
意の模様として形成するもの等がある。
【0003】また、紫外線励起可視光線発光の蛍光体を
担持させた繊維または短冊を混抄して、紙の繊維中、繊
維上または繊維間に蛍光体を含有させた偽造防止用紙も
知られている。この種のものは、特開平6−8978号
公報、特開平6−28709号公報、特開平10−25
0270号公報、特開平8−260394号公報、特開
平8−13393号公報、特開平8−120598号公
報、特開平10−269333号公報等に記載されてい
る。
【0004】さらに、ホログラムを利用して偽造を防止
する技術も各種提案されている。例えば、特開平8−6
3086号公報、特開平9−73261号公報、特開平
9−175067号公報、特開平10−140500号
公報、特開平11−352863号公報などに記載され
た技術が挙げられる。
【0005】これらの技術は、基本的には磁性体や蛍光
体の有無あるいは特定ホログラムの有無で真贋を判別す
るもので、大量生産には向いていると言える。しかし、
これらの技術では、個別の有価証券、紙幣、カード毎に
個別の情報を入れることは非常に困難である。
【0006】個別の情報を入れる方法として最も一般的
な方法は、支持体上に磁性層を形成し、この磁性層に個
別信号を記録する方法であるが、偽造防止の点では劣っ
ている。また、個別の情報を入れる他の方法として、蛍
光体を結合剤と共に分散した塗料を塗布してなるインク
リボン等を用いて、バーコード等を印字・印刷する方法
がある。この場合の蛍光体としては、紫外線励起可視光
線発光蛍光体、赤外線励起赤外線発光蛍光体等が使用さ
れる。
【0007】しかし、紫外線励起可視光線発光蛍光体を
使用した場合は、可視光を目で視認できるので偽造防止
効果は劣っている。一方、赤外線励起赤外線発光蛍光体
を利用したものは、特開平7−90266号公報や特開
平8−003548号公報に示されているように、80
0nm前後の近赤外線で励起し、約1μmで発光する蛍
光体に限られている。この場合、励起光である近赤外線
の波長領域と蛍光体の発する光の波長領域とが比較的近
接しているため、例えば励起光を蛍光体からの発光とし
て誤って検出してしまうなど、必要としている真贋判定
用の情報を確実に検出するのが困難になるという問題が
ある。
【0008】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、有価証券や紙幣、カード等に対する偽造防
止効果が大きく、従来のものに比べて高いセキュリティ
性を得ることができ、しかも記録した真贋判定情報を確
実に検出できる新規な赤外発光蛍光体と、これを利用し
た印刷物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、無機物質からなる母体材料と、発光性を
付与または高めるための光学活性元素(活性化剤)とを
含み、所定波長の光を照射することで赤外線を発光する
赤外発光蛍光体において、次のように構成したことを特
徴とする。
【0010】すなわち、前記光学活性元素として、赤外
線領域に吸収をもつTm(ツリウム)と、吸収した光エ
ネルギーを効率よく遷移させるために、Tmのエネルギ
ー準位とマッチングし且つ赤外線領域に発光をもつHo
(ホルミウム)とを使用し、これらを母体材料に共付活
する。そして、母体材料には、金属酸化物、金属酸硫化
物、金属炭酸塩、金属燐酸塩、金属アルミン酸塩、金属
珪酸塩、金属モリブデン酸塩、金属タングステン酸塩、
金属チタン酸塩、金属バナジン酸塩の中から選ばれるい
ずれか一種または二種以上を使用する。
【0011】具体的には後述するように、母体材料に、
Na、Mg、Ca、Sr、Y、La、Ce、Tiのうち
のいずれか一種または二種以上を含有させるのが良い。
【0012】光学活性元素であるTmの含有量は、母体
材料に対して0.01mol%以上50mol%未満であ
るのが好ましい。さらに好ましくは、0.1mol%以上
10mol%以下である。Tmの含有量が少ないと、励
起光の吸収が低く、含有量が多いと、吸収した光エネル
ギーがTm間で回遊して非発光遷移をするいわゆる濃度
消光を起こすため、いずれの場合も発光強度は低下す
る。このような理由からTmの含有量としては前記の範
囲が好ましい。
【0013】一方、Hoの含有量は、母体材料に対して
0.01mol%以上50mol%未満であるのが好まし
い。さらにら好ましくは、0.1mol%以上20mol
以下である。Hoの含有量が少ないと、Tmが吸収した
光エネルギーの遷移確率が下がり、含有量が多いと、発
光遷移に対する濃度消光を起こすことと、Tmに対する
キラー効果を起こすことにより、いずれの場合も発光強
度は低下する。このような理由からHoの含有量として
は前記の範囲が好ましい。
【0014】また、本発明の赤外発光蛍光体は、800
nm±50nmの波長域の光を照射することで、2.1μ
m±0.2μmの波長領域で発光するものである。このよ
うな特性をもつ蛍光体は、上述した構成を採用すること
によって得ることができる。その理由を、図1およびそ
の一部を拡大して示す図2を用いて次に説明する。な
お、図1および図2は、3価の希土類イオンのエネルギ
ーレベルを示したもの(デュークの準位図)である(オ
ーム社発行「蛍光体ハンドブック(第1版、発行日:平
成3年6月20日)」の第112頁参照)。
【0015】Tm3+やHo3+などの希土類元素イオン
は、光学遷移を担う4f電子が内殻電子であるため、イ
オンを取り囲む配位子場の影響を受けにくく、様々な母
体材料中で同じような波長での吸収・発光が期待できる
(ただし、遷移確率は異なる)。Tm3+は、図1および
図2に示すように、その4f電子エネルギー準位の 3
634 遷移により800nm前後の近赤外光を吸収
する(図中のイ)。一方、Ho3+は同様に4f電子エネ
ルギー準位の 5758 遷移により2.1μm前後の
光を示す(図中のロ)。さらに、Tm3+34 準位
がHo3+の発光準位である 57 と近いため、800n
m前後の光によって 34 に励起されたエネルギーが、
非発光遷移によって 34 まで緩和し、 57 に効率よ
くエネルギー遷移する(図中のハ)。こうして、800
nm前後の光によって励起され、2.1μm前後の光(い
ずれも近赤外線である)を発する上記の赤外発光蛍光体
が得られる。
【0016】希土類元素イオンを取り囲む母体材料とし
ては、Tm3+からHo3+へのエネルギー遷移時にエネル
ギートラップをする非発光中心となる欠陥が少ないよう
な良好な結晶性と、Ho3+の発光遷移確率が高くなるよ
うな対称性の低い結晶系をもつものとして、金属酸化
物、金属酸硫化物、金属炭酸塩、金属燐酸塩、金属アル
ミン酸塩、金属珪酸塩、金属モリブデン酸塩、金属タン
グステン酸塩、金属チタン酸塩、金属バナジン酸塩等が
挙げられる。材料の耐久性の観点から更に好ましくは、
金属酸化物、金属燐酸塩、金属アルミン酸塩、金属珪酸
塩、金属モリブデン酸塩、金属タングステン酸塩、金属
チタン酸塩、金属バナジン酸塩がよい。母体材料の金属
イオンとしては、希土類元素イオンが置換しやすいよう
に、イオン半径が近いNa+ ,Ca2+,Y3+,La3+
Ce3+,Ti2+等がよい。
【0017】赤外発光蛍光体の粒子径は、0.01μm以
上10μm以下が好ましく、さらに、発光強度は粒子径
が大きいほど高いが、印刷物を形成するためには粒子径
の小さいほうが印刷適正が良いといった観点から、0.1
μm以上3μm以下が優れている。
【0018】本発明に係る印刷物は、上記の赤外発光蛍
光体を顔料として含むインクあるいは塗料を用いて基材
に所定の情報を印刷記録したものである。この場合のイ
ンクや塗料に使用する結合剤としては、ポリオール樹
脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、スチレン−アク
リル共重合体系樹脂、セルロース系樹脂、マレイン酸系
樹脂、ロジン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルブ
チラール系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ
樹脂あるいはワックス類等を挙げることができる。基材
がプラスチックである場合には、基材との密着性を向上
させるためにウレタン樹脂を単独で又は他の樹脂と共に
用いるのが有効である。また、蛍光体の分散性を向上さ
せる目的で、スルホ基、カルボシキル基、ホスホ基、水
酸基、エポキシ基等の官能基を樹脂に導入しても良い。
さらにまた、必要に応じて非着色顔料(白色顔料、透明
顔料)を添加することもできる。
【0019】これらのインクあるいは塗料を用いて基材
に所定の情報を印刷記録するにあたっては、スクリーン
印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷、フレ
キソ印刷、熱転写印刷、電子写真等の手段を用いること
ができる。
【0020】さらに、このようにして得られる偽造防止
印刷物の上に、赤外線を透過する印刷物を重ね印刷した
り、プラスチックフィルム等でラミネートしたりしても
よい。
【0021】これらの印刷物(つまり不可視情報の印刷
された印刷物)は、800nm前後の波長で発振するL
D(半導体レーザ素子)もしくはLED(発光ダイオー
ド)を光源として印刷物に励起光を照射し、励起光の印
刷物からの反射光をカットするために1μmから1.9μ
mの間にカットオン波長のあるシャープカットフィルタ
を通して、2.1μm前後の波長の発光のみをこの波長域
に検出感度をもつInGaAs−PD(フォトダイオー
ド)によって、その存在を検出することができる。さら
に、印刷物にバーコードのような情報を含ませて、励起
光を印刷物に対して走査することで、その情報をデコー
ドすることも可能である。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0023】<実施例1>
【0024】
【表1】
【0025】表1に示した原料粉を同表に示したモル比
で配合し、さらにこれらの原料粉重量に対して50%重
量のNa2 MoO4 ・2H2 O粉を融剤として乳鉢で乾
式混合したものを、750℃で2時間焼成し、水洗・濾
過することで融剤を除去した後、乾燥してCaMoO
4 :Tm,Ho蛍光体粉を得た。この蛍光体粉85%重
量とVAGF(ユニオンカーバイドコーポレイション
(米国)製塩化ビニル樹脂)15%重量とからなる混合
物を、シクロヘキサノン90%重量とイソホロン10%
重量とを混合した溶剤に、前者40%重量:後者60%
重量の割合で混合分散して、スクリーン印刷用のインク
とし、スクリーン印刷機によって白色PET(ポリエチ
レンテレフタレート)上にスクリーン印刷法で印刷し
た。この印刷物における印刷記録部(上記インクによっ
て記録された部分、以下同様)は、白色であるため非可
視であったが、810nmのLED(日立社製)と1.5
μmにカットオン波長のあるシャープカットフィルタ
(ユニオン社製赤外ロングウェイブパスフィルタ)およ
びInGaAs−PD(浜松ホトニクス社製)で構成し
た検出器によって、印刷物における印刷が記録部の存在
を検出することができた。
【0026】<実施例2>
【0027】
【表2】
【0028】表2に示した原料粉を同表のモル比で配合
し、乳鉢で乾式混合したものを、750℃で2時間焼成
し、水洗・濾過することで余剰成分を除去した後、乾燥
してLaPO4 :Tm,Ho蛍光体粉を得た。この蛍光
体粉85%重量とVAGF15%重量とからなる混合物
を、シクロヘキサノン90%重量とイソホロン10%重
量とを混合した溶剤に、前者60%重量:後者40%重
量の割合で混合分散して、スクリーン印刷用インクと
し、スクリーン印刷機によって白色PET上にスクリー
ン印刷法で印刷した。この印刷物における印刷記録部
は、白色であるため非可視であったが、810nmのL
EDと1.5μmにカットオン波長のあるシャープカット
フィルタおよびInGaAs−PDで構成した検出器に
よって、印刷物における印刷記録部の存在を検出するこ
とができた。
【0029】<実施例3>
【0030】
【表3】
【0031】TmCl3 ,HoCl3 ,CaCl2 を表
3のモル比で水中に溶解した溶液と、Na2 WO4 ・2
2 Oを同表のモル量で水中に溶解した溶液とを混合
し、共析沈殿反応させた後、スラリーを濾過・乾燥させ
て蛍光体前駆体を得た。次いで、この前駆体を750℃
で2時間焼成して、CaWO4 :Tm,Ho蛍光体粉を
得た。この蛍光体粉60%重量とカルナバワックス16
%重量、ポリエチレンワックス12%重量、エチレン酢
酸ビニル共重合体6%重量、α−オレフィン・無水マレ
イン酸エステル共重合体2%重量、ロジンエステル4%
重量を、イソプロピルアルコール70%重量に対して3
0%重量で混合・分散した塗料を作製し、これをPET
フィルム上にグラビア塗布することで熱転写インクリボ
ンとした。このインクリボンを用いて熱転写印刷機によ
り、紙にバーコードを印刷した。この印刷物は、白色で
あるため非可視であったが、810nmのLDと、レー
ザ光を走査するガルバノミラーと、1.5μmにカットオ
ン波長のあるシャープカットフィルタと、InGaAs
−PDと、デコーダとで構成した検出器によって、印刷
物のバーコードをデコードすることができた。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、800n
m±50nmの波長域の光を照射することで、2.1μm
±0.2μmの波長域で発光する赤外発光蛍光体と、これ
を利用した印刷物が得られる。すなわち、有価証券や紙
幣、カード等に対する偽造防止効果が大きく、従来のも
のに比べて高いセキュリティ性を得ることができ、しか
も記録した真贋判定情報を確実に検出できる新規な赤外
発光蛍光体と、これを利用した印刷物を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明赤外発光蛍光体の特性を説明するために
使用したもので、3価希土類イオンのエネルギーレベル
を示す図である。
【図2】図1の一部を拡大して示す部分拡大図である。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA02 HB10 JB12 LB16 2H113 AA03 AA06 BA03 BA10 BB08 BC00 CA32 CA39 DA07 DA25 DA28 DA45 DA50 DA57 EA06 EA13 FA56 4H001 XA08 XA11 XA12 XA14 XA15 XA16 XA20 XA22 XA23 XA38 XA39 XA42 XA57 XA58 XA74 YA67 YA69 4J039 AB02 AB08 AB12 AD03 AD05 AD06 AD07 AD08 AD09 AD10 AD14 AE04 AE05 AE06 AE07 AE08 BA12 BA16 BA18 BA19 BA22 BA30 BA35 BA36 BE01 EA28 EA29 FA02 GA01 GA02 GA03 GA06 GA09 GA10 GA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機物質からなる母体材料と、光学活性
    元素とを含み、所定波長の光を照射することで赤外線を
    発光する赤外発光蛍光体であって、前記光学活性元素と
    してTmおよびHoが用いられており、前記母体材料
    が、金属酸化物、金属酸硫化物、金属炭酸塩、金属燐酸
    塩、金属アルミン酸塩、金属珪酸塩、金属モリブデン酸
    塩、金属タングステン酸塩、金属チタン酸塩、金属バナ
    ジン酸塩の中から選ばれるいずれか一種または二種以上
    であることを特徴とする赤外発光蛍光体。
  2. 【請求項2】 母体材料には、Na、Mg、Ca、S
    r、Y、La、Ce、Tiのうちのいずれか一種または
    二種以上が含まれている請求項1記載の赤外発光蛍光
    体。
  3. 【請求項3】 光学活性元素であるTmの含有量は、母
    体材料に対して0.01mol%以上50mol%未満で
    ある請求項1または2記載の赤外発光蛍光体。
  4. 【請求項4】 光学活性元素であるHoの含有量は、母
    体材料に対して0.01mol%以上50mol%未満で
    ある請求項1または2記載の赤外発光蛍光体。
  5. 【請求項5】 800nm±50nmの波長域の光を照
    射することで、2.1μm±0.2μmの波長域で発光する
    請求項1ないし4のいずれかに記載の赤外発光蛍光体。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載され
    た赤外発光蛍光体を顔料として含むインクあるいは塗料
    を用いて基材に所定の情報を印刷記録してなる印刷物。
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