JPH1086563A - 認識用マーク、マーク記録体、及びマーク認識方法 - Google Patents

認識用マーク、マーク記録体、及びマーク認識方法

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JPH1086563A
JPH1086563A JP8261168A JP26116896A JPH1086563A JP H1086563 A JPH1086563 A JP H1086563A JP 8261168 A JP8261168 A JP 8261168A JP 26116896 A JP26116896 A JP 26116896A JP H1086563 A JPH1086563 A JP H1086563A
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JP
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mark
phosphor
pattern
light
recognition
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Application number
JP8261168A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Ogata
哲治 緒方
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の物体の真偽、正当性、種別等を認識す
る為の認識用マークを、偽造されにくいものとする。 【解決手段】 認識用マークに蓄光体及び蛍光体の両方
を用いる。この認識用マークを付与した物体は、マーク
記録体である。認識用マークによる認識法は、認識用マ
ークに対し励起光を照射中は、認識用マークの蓄光体か
らの発光と、蛍光体からの発光とによるパターンを検知
し、励起光が照射後は、認識用マークの蓄光体からの発
光によるパターンを検知することにより、認識用マーク
を認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード、有価証券
等の物体に付与して、その真偽、正当性、種別等を認識
する為の認識用のマーク、該マークを有するカード等の
マーク記録体、及び、該マークの認識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、バンクカード、クレジットカー
ド、ICカード、光カード等の各種カードが広範な用途
で使用されている。そして、カードの偽造防止は、例え
ば、カードの真偽を判定するための認識用マークとし
て、高度な印刷技術を駆使したホログラムをカード面に
設けることが行われている。また、カードや預金通帳等
の有価証券に対して、特殊物質を印刷形成する技術とし
て、赤外光を吸収するインクでバーコード等のパターン
を形成しておく技術もある。つまり、特定波長の光を吸
収する物質によるパターンを物体に付与し、パターンが
付与された物体に光を照射し、反射光を検知することに
より、その物体の真偽、或いは種別の判定を行う技術で
ある。赤外光等の可視光領域以外の光を使う場合は、肉
眼では見えないパターンとすることもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
認識用マークは、マークの吸収波長さえ分かれば、その
マークに含有させた物質を用いなくても、同じ吸収波長
を持つ別の物質を用いることで、認識用マークを偽造す
ることができる。このため、偽造のための材料調達が容
易で、且つ安く入手することもできるという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明では、認識用マークは蓄光体及び蛍光体を用いた
マークとして、偽造されにくいものとした。そして、こ
の認識用マークを物体に付与したものが、本発明のマー
ク記録体である。マーク記録体は、蓄光体及び蛍光体を
用いた認識用マークによって、そのマーク記録体として
の真偽、正当性、種別等を認識できる様になる。認識用
マーク、或いはマーク記録体における認識用マークは、
バーコード等の機械読み取り可能なパターンからなるマ
ークでも良い。また、本発明のマーク認識方法は、蓄光
体及び蛍光体を用いた機械読み取り可能な認識用マーク
に対して、励起光を照射中は認識用マークの蓄光体から
発せられるりん光と、蛍光体から発せられる蛍光とを検
知し、励起光が照射後は認識用マークの蓄光体から発せ
られるりん光を検知して、該マークの蓄光体及び蛍光体
によるパターンと、蓄光体によるパターンの両方のパタ
ーンから認識用マークを認識する方法とした。この結
果、該マークの真偽、正当性、その意味する内容、或い
は該マークが付与された物体の真偽、正当性、種別等を
認識できる様にした。なお、蓄光体を励起する光と、蛍
光体を励起する光とは同一光源を用いることもできる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の認識用マーク、マーク記録体、マーク認識方法につ
いて、実施の形態を説明する。図1は本発明のマーク記
録体の一形態としてカードの一例を示す外観図であり、
同図のマーク記録体10は本発明の認識用マーク1をカ
ード2に設けたものである。また、図2は本発明の認識
方法の説明図であり、マーク記録体10に付された機械
読み取り可能とした認識用マーク1を励起光で照射中に
認識用マークの蓄光体及び蛍光体からの発光、照射後に
に蓄光体からの発光を検知して、それら両時点での発光
パターンから認識用マークを認識する方法である。
【0006】本発明の認識用マーク1は、その形成材料
に少なくとも蓄光体と蛍光体との両方を用いてある。蓄
光体は太陽光、電灯光、紫外線などにより刺激されてエ
ネルギーを貯蔵し、刺激停止後は貯蔵したエネルギーを
光に変えて暫時、発光(りん光という残光である)する
性質をもつものである。一方、蛍光体は光刺激中は発光
(蛍光)するが、刺激光停止後は発光しない点で異な
る。蓄光体及び蛍光体は、通常、粒子として、すなわち
蓄光顔料、蛍光顔料の形態で用いられる。本発明の認識
用マークを形成するには、蓄光体を有するインク、蛍光
体を有するインク、蓄光体及び蛍光体を有するインク等
を適宜組み合わせて用いて印刷すれば良い。本発明で、
蓄光体及び蛍光体を用いた認識用マークには、蓄光体と
蛍光体の組合せにより次のように幾つかの形態がある。
蛍光体を用いず蓄光体を用いたパターンAと、蓄光体
を用いず蛍光体を用いたパターンBとの、両パターンで
形成されたマーク。蓄光体及び蛍光体とが混合使用さ
れたパターンCで形成されたマーク。蛍光体を用いず
蓄光体を用いたパターンAと、蓄光体及び蛍光体とが混
合使用されたパターンCの、両パターンで形成されたマ
ーク。蓄光体を用いず蛍光体を用いたパターンBと、
蓄光体及び蛍光体とが混合使用されたパターンCの、両
パターンで形成されたマーク。そして、では励起光照
射中はパターンA+Bが、照射後はパターンAが検知さ
れ、では励起光照射中及び照射後とも一つのパターン
Cが検知され、では励起光照射中及び照射後も一つの
パターンA+Cが検知され、では励起光照射中はパタ
ーンB+Cが、照射後はパターンCが検知される。認識
用マークとしては、励起光照射中及び照射後で同一の一
つのパターンとなる及びでも良いが、好ましくは照
射中及び照射後で異なるパターンとなる及びが複雑
な認識となる点で偽造防止に良く、中でもが良い。
は、蛍光体を用いず蓄光体を用いたパターンと、蓄光体
を用いず蛍光体を用いたパターンとからなる認識用マー
クである。なお、は蓄光体及び蛍光体との混合使用の
使い方次第である。
【0007】認識用マークとは、或るパターンであり、
通常は文字、図形、記号等の予め形状が約束されたパタ
ーンである。しかし、単なる点状や線状に形成されたパ
ターンでも、その有無により、或いは更に点又は線の形
状認識により、認識用マークとなり得る。認識用マーク
の形状、大きさは任意である。また、認識用マークは認
識形態により次の三種類に分類できる。単に目視可能な
パターン、バーコードやOCR等の機械読み取り可能な
パターン、或いは、OCR等の目視可能且つ機械読み取
り可能なパターンである。バーコードは予め規則が決め
られた複数のバーから構成されていれば、如何なるもの
でも良い。
【0008】そして、認識用マークは、所望の物体につ
いて、その真偽、正当性、種別等を認識する為に、該物
体に付与する為に用いられるマークである。付与される
物体は、カード、有価証券等と任意である。また、物体
に付与する付与形態は特に限定されない。認識用マーク
のこの付与形態でも分類できる。認識が必要とされる物
体に印刷で直接形成する形態では、該物体に形成される
ことで始めて認識用マークとして具現化される。従って
この場合は、該物体に形成されたマークが本発明の認識
用マークである(また、該物体も本発明のマーク記録体
となる)。また、ラベルを物体に貼付することで該物体
に認識用マークを付与する場合は、間接的に形成する形
態に該当する。従ってこの場合は、認識用マークが形成
された該ラベルも、貼付前、貼付後を問わず、本発明の
認識用マークの一形態である。間接的形成の形態には、
転写箔による形成もある。転写箔では、転写箔の状態で
はマークとしてのパターンが無いものと、パターンが既
に有るものとがある。前者はホットスタンピング法に用
いる転写箔であり、物体への転写箔の圧接をパターン状
にすることで、物体にパターンを形成する形態である。
しかし、後者は転写箔が既にパターンを有しているの
で、該転写箔は、本発明の認識用マークの一形態であ
る。従って、認識用マークをその使用まで担持している
上記ラベルや転写箔は、認識用マーク媒体ということも
できる。なお、物体に認識用マークを直接形成するに
は、公知の印刷手段で良く、例えば、凸版印刷、フレキ
ソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、シルクスクリ
ーン印刷等で良い。また、凸版印刷としてはスタンプで
も良い。なお、認識用マークの物体への直接形成、或い
はラベルや転写箔での間接形成には、従来公知のビヒク
ル中に蛍光体や蓄光体を有するインクや塗液を用いれば
良い。
【0009】認識用マークを所望のパターン形状とする
には、蓄光体や蛍光体を有する発光層をパターン状に印
刷等で形成すれば良い。しかし、この他にも、複層構成
となりその形成が煩雑となるが、発光層はパターン状と
せずに、該発光層上に、蓄光体や蛍光体からの発光を隠
蔽又は減衰できる遮蔽層を、顔料インク層や金属蒸着等
による金属層として、白黒が反転したネガ型のパターン
状に形成することでも、最終的に認識用マークを所望の
パターン形状に形成できる。例えば、カード基材が複層
構成の場合に、内部の基材層に面的に発光層を設け、外
側の透明な基材層にネガ型の遮蔽層を設け、積層すれば
良い。なお、面的に発光層を設けるには公知の塗工手段
も使用できる。また、カード基材の外面に発光層を設
け、その上に遮蔽層を設けても良い。
【0010】次に、本発明のマーク記録体であるが、上
記認識用マークが付与された物体であれば、その物体の
構成材料、形状、大きさ、用途、認識用マークを付す面
及び位置、及び該マークの数、認識用マーク以外に付さ
れたもの等は特に限定されるものではない。例えば、図
1に例示した本発明のマーク記録体10は、その一形態
として、本発明の認識用マーク1をカード2に設けたも
のである。印刷された文字、絵柄、エンボス文字、或い
は機械読み取り可能な情報記憶部等が有ってもよい。本
発明の認識用マークによって、その物体の真偽、正当
性、種別等を認識できる様な物であれば如何なる物でも
良い。例えば、カードであれば、磁気ストライプや全面
磁気記録層を有する磁気カード、ICカード、光カード
等の各種カードであり、またこれら各種記録形式を併用
したカードである。ICカード等において機械読取り可
能な情報の外部との授受は、接触又は非接触と任意であ
る。また、これらカードの用途も、バンクカード、クレ
ジットカード、プリペイドカード、定期券、会員カー
ド、IDカード、従業員カード、ポイントカード、チケ
ットカード等である。或いは商品券、株券、宝くじ、馬
券等の有価証券、預金通帳、入場券等である。
【0011】次に、本発明で認識用マークに用い得る蓄
光体について更に説明する。
【0012】蓄光体は、太陽光、電灯光、紫外線などに
より刺激されてエネルギーを貯蔵し、刺激停止後は貯蔵
したエネルギーを光に変えて暫時、発光(りん光という
残光である)する性質をもつものである。蓄光体の残光
時間は長いが、前記蛍光体の残光時間は極端に短い。そ
して、この光の吸収−発光−吸収−発光は、何回でも繰
り返すことができる。蓄光体は通常、粒子として、即ち
蓄光顔料の形態で用いられる。なお、蓄光体の刺激は通
常は光による光励起だが、熱励起もある。蓄光体として
は、硫化物系の蓄光体が挙げられる。硫化物の蓄光体は
硫化亜鉛等を母結晶とし、これに微量の不純物、すなわ
ち付活剤としてCu、Biなどを含有させたものであ
り、具体的には、例えば、ZnS:Cu(緑色発光)、
CaS:Bi(紫青色発光)、CaSrS:Bi(青色
発光)、ZnCdS:Cu(黄色〜橙色発光)等が挙げ
られる、なかでもZnS:Cuは黄緑色発光の夜光塗料
用の蓄光体としても良く知られている。ただ、硫化亜鉛
系の蓄光体の残光時間は、せいぜい30分から2時間程
度と短く、Pm、Ra等による放射性物質を微量添加し
て、放射線による永続的な刺激により自ら発光し続ける
ようにした蓄光体を用いても良い。しかし、以下の蓄光
体は、放射性物質の併用無しに極めて長い残光時間を示
す等の点で上記蓄光体に比べ、光刺激後の認識用マーク
の検知可能時間をより長くでき、従って検知もし易い点
で好ましい。
【0013】すなわち、ストロンチウム、カルシウム及
びバリウムからなる群から選ばれた少なくとも1種以上
の金属元素をMとして、MAl2 4 なる化学式で表さ
れる化合物を母結晶とする蓄光体を用いる。そして、通
常は、この母結晶にユウロピウム等の付活剤を微量含有
させることで残光時間を長くするが、更に必要に応じて
適宜、共付活剤として、マンガン、ビスマス、スズ、或
いは、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、
サマリウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウ
ム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウ
ム、ルテニウム等を微量含有させることで、残光時間を
より長くできる。このような金属酸化物を母結晶とした
具体的な蓄光体としては、例えば、金属元素Mとしてス
トロンチウムを、付活剤としてユーロピウムを用いたS
rAl24 :Eu、或いは、更に共付活剤としてジス
プロシウムも用いたSrAl2 4 :Eu,Dy、共付
活剤としてネオジムを用いた、SrAl2 4 :Eu,
Nd、SrAl2 4 :Eu,Mn、SrAl2 4
Eu,Sn、SrAl2 4 :Eu,Bi等が挙げられ
る。或いは、金属元素Mとしてカルシウムを用いた、C
aAl2 4 :Eu,Nd、CaAl2 4 :Eu,S
m、CaAl2 4:Eu,Tm、CaAl2 4 :E
u,Nd、或いは共付活剤を2種使用した、CaAl2
4 :Eu,Nd,La、CaAl2 4 :Eu,N
d,Gd、CaAl2 4 :Eu,Nd,Dy、CaA
2 4 :Eu,Nd,Ho、CaAl2 4 :Eu,
Nd,Er等や、金属元素Mとしてバリウムを用いたB
aAl24 :Eu,Nd等が挙げられる。或いは、母
結晶として、金属元素Mの他にマグネシウムを併用した
SrX Mg1-X Al2 4 、金属元素Mを複数種類用い
た、Ca1-X SrX Al2 4 が挙げられる。
【0014】以上の化学式MAl2 4 で表される母結
晶を用いた蓄光体は、従来から良く知られているZn
S:Cu等の硫化物系に対し金属酸化物系であることか
ら、化学的にも安定で耐湿性があり、また、耐光性にも
優れ輝度低下が少ない。そして、なによりも、従来の硫
化物系蓄光体に比較して、明るさが極めて長時間に渡っ
て持続するという残光特性を有しており、実用上、放射
性物質が不要である。なお、このような金属酸化物系の
蓄光体としては、根本特殊化学株式会社より商品名「N
夜光(Lumi Nova)」として市販されている、
粒径12〜17μmで淡黄緑色粉体であるSrAl2
4 系の蓄光体(蓄光顔料)を利用することができる。な
お、SrAl2 4 系の蓄光体の発光ピーク波長は52
0nmと、緑色発光し、旧来のZnS:Cuの530n
mと類似色に発色する。ところで、人間が明るさを充分
感じ得る視認レベルの輝度は約300mCd/m2 であ
り、蓄光体を光で刺激した後、発光輝度が徐徐に減衰し
てこの視認レベルに達するまでの時間を残光時間として
比較すれば、SrAl2 4 系等の上記金属酸化物系の
蓄光体は、従来の硫化亜鉛系等の蓄光体に比較して約1
0倍と極めて長い残光時間を有する。例えば、D65標準
光源で明るさ200lxで4分間刺激した後の、残光輝
度を上記視認レベルまでの残光時間で比較すると、Zn
S:Cuが60〜90分程度であるが、SrAl2 4
系の例えばSrAl2 4 :Euでは10時間以上持続
し、桁違いに長時間にわたって残光が持続する、極めて
優れた性能を発揮する。また、旧来のZnS:Cuに比
べて刺激する光が明るい程、刺激時間が長い程、強い残
光輝度が得られる。
【0015】次に、本発明で認識用マークに用い得る蛍
光体について更に説明する。蛍光体は、太陽光、電灯
光、紫外線などにより刺激されてエネルギーを吸収し、
刺激中にそのエネルギーを光に変えて発光(蛍光)する
性質をもつ。蛍光体は通常、粒子として、すなわち蛍光
顔料の形態で用いられる。また、蛍光体には、無機蛍光
体と有機蛍光体がある。無機蛍光体としては、Ca、B
a Mg Zn Cdなどの酸化物、硫化物、ケイ酸
塩、リン酸塩、タングステン酸塩などの結晶を主成分と
し、Mn、Zn、Ag、Cu、Sb、Pbなどの金属元
素もしくはランタノイド類などの希土類元素を活性剤と
して添加して焼成して得られる顔料である。これら無機
蛍光体の具体的化合物としては、例えば、タングステン
酸カルシウム、タングステン酸マグネシウム等の酸化物
系、或いは硫化カルシウム・ビスマス、硫化亜鉛・銀、
硫化亜鉛・銅、硫化亜鉛・金・アルミニウム等の硫化物
系、酸化亜鉛・亜鉛、バナジウム酸イットリウム・ユー
ロピウム、酸化イットリウム・ユーロピウム、硫酸化イ
ットリウム・ユーロピウム、硫酸化イットリウム・テル
ビウム、硫酸化ガドリニウム・テルビウム、硫酸化ラン
タン・テルビウム、酸臭化ランタン・テルビウム等の酸
化物系等の蛍光体である。また、有機蛍光体としては、
ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体、イミダゾール
誘導体、クマリン誘導体、トリアゾール、カルバゾー
ル、ピリジン、ナフタル酸、イミダゾロン等の誘導体、
フロオレセイン、エオシン等の色素、アントラセン等の
ベンゼン環を持つ化合物などが挙げられる。なお、通常
は、有機蛍光体は、アクリル樹脂、メラミン樹脂等の透
明な合成樹脂に溶解して粉体化して蛍光顔料としたもの
を使用する。
【0016】認識マークとする発光層中の蓄光体含有量
は、蓄光体の残光輝度、残光時間、蓄光体層の厚さ、更
に認識マークを認識する際の光刺激量とその後の検知時
の暗さ、更に認識マークを機械読み取りする場合は、り
ん光を検知するセンサの感度、等によって適宜量とす
る。例えば、バインダー樹脂と蓄光体とからなる蓄光体
層の場合、バインダー樹脂全量に対し5〜200重量%
の範囲とする。少なすぎると輝度が充分に得られず、多
すぎてもコスト高となるだけである。認識マークの認識
時に、充分な光刺激と、充分な暗さを利用できれば、蓄
光体含有量は少なくできる。なお、発光層の厚さは、蓄
光体含有量にもよるが、少なくとも5μm以上、好まし
くは20μm以上が良い。また、認識用マークとする発
光層中の蛍光体含有量も、蛍光体の輝度、蛍光層の厚
さ、更に認識用マークを認識する際の光刺激量、更に認
識マークを機械読み取りする場合は、蛍光を検知するセ
ンサの感度、等によって適宜量とする。例えば、バイン
ダー樹脂と蛍光体とからなる発光層の場合、バインダー
樹脂全量に対し5〜200重量%の範囲とする。少なす
ぎると輝度が充分に得られず、多すぎてもコスト高とな
るだけである。なお、発光層の厚さは、蛍光体含有量に
もよるが、少なくとも5μm以上、好ましくは20μm
以上が良い。
【0017】なお、図1の如く、マーク記録体がカード
形態である場合、カード2としてはカード基材等として
従来公知の材料を使用できる。例えば、塩化ビニル樹
脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂等
の樹脂シート類、紙、合成紙、金属板、或いはこれらの
積層体等が使用できる。また、樹脂シートの場合は、例
えば白色とする為に、酸化チタン等の着色材等を適宜添
加したものを用いることができる。なお、基材の厚みは
特に制限はなく用途により適宜選択すれば良く強度等を
考えて例えば0.1〜2.0mm程度である。また、基
材は単層でも複層でも何方でも良い。複層は例えば、第
1のコアシートと第2のコアシートとを融着又は接着剤
により貼り合わせたものをコアシートとし、このコアシ
ートの両面を透明樹脂からなるオーバーシートで貼り合
わせたもの等である。例えば、プリペイドカード等では
厚さ約0.1〜0.2mmのポリエチレンテレフタレー
トシートを用いることができ、クレジットカード等では
厚さ約0.7〜0.8mmの(複層の)塩化ビニル樹脂
シートを用いることができる。なお、マーク記録体が株
券等の有価証券や、預金通帳等の形態の場合では、もち
ろん従来公知の各種紙類が使用される。
【0018】次に、本発明のマーク認識方法を図2によ
り説明する。同図で、(A)は認識用マークへの光照射
と、蓄光体及び蛍光体からの発光を検知して蓄光体及び
蛍光体のパターンを認識する過程、(B)は光照射後に
蓄光体からの発光を検知して蓄光体によるパターンを認
識する過程であり、これら両過程から認識パターンをパ
ターン認識してマーク記録体を判定する説明図である。
同図はマーク記録体10としてカードに、認識用マーク
1がバーコードとして付与された例であり、該バーコー
ドが、前記の蛍光体を用いず蓄光体を用いた蓄光体パ
ターン11と、蓄光体を用いず蛍光体を用いた蛍光体パ
ターン12とからなる認識用マークである例である。
【0019】先ず、図2の(A)の光照射中は、、蓄光
体からの発光と、蛍光体からの発光とがあり、これら発
光をセンサで検知して、両方によるパターン、すなわち
蓄光体パターン11と蛍光体パターン12とのパターン
を認識する。蓄光体及び蛍光体の両方とも、励起光に
は、りん光や蛍光よりも通常は短波長の光が使われる。
例えば、前記したSrAl2 3系蓄光体では、励起光
は200〜450nmの波長域の光であり、りん光は5
20nmにピークを持つ約430〜630nmの波長域
の光である。波長200〜450nmの励起光の光源と
しては、ブラックランプ等の各種紫外線源、太陽光、白
色蛍光灯等が使用できる。また、蛍光体の励起光にも蓄
光体同様に、ブラックランプ等の各種紫外線源、太陽
光、白色蛍光灯等が使用できる。
【0020】認識用マークの発光検知は、公知のフォト
センサで、認識用マークの蓄光体パターン11から発せ
られる発光(りん光)と、認識用マークの蛍光体パター
ン12から発せられる発光(蛍光)とを検知し、これら
によるパターン、つまり蓄光体パターン11と蛍光体パ
ターン12とが重なりあったパターンを読み取ることに
よってパターン認識を行う。りん光と蛍光とは両者に感
度のある一つのセンサで共通に検知され、各パターンは
一体となったパターンとして認識することができる。
【0021】次に、図2の(B)の光照射後の過程で
は、発光は、認識用マークの蓄光体パターン11から発
せられるりん光のみであり、このりん光を検知してパタ
ーン認識を行い、蓄光体パターン11のみを読み取る。
なお、りん光の検知は、発せられるりん光の輝度にもよ
るが、意識的に検知環境を暗くして行うことで、微弱な
りん光でも、周囲の他の反射光の悪影響を受けずに検知
可能である。そして、光照射後に読み取ったパターンか
ら、照射中に読み取ったパターンを差し引けば、蛍光体
パターン12は得られる。かくして、蓄光体パターン1
1及び蛍光体パターン12との両方を認識することによ
って、認識用パターンを認識する。或いは、差し引いて
蛍光体パターン12を抽出せずに、蓄光体パターン11
と蛍光体パターン12とが重なりあったパターンと、蓄
光体パターン11とから、認識用パターンを認識する。
【0022】なお、認識用マークのバーコードのパター
ン検知は、フォトセンサの出力の変化を見る微分型の検
知、或いは主力の大きさを見るしいき値型の検知の何方
でも利用できる。また、認識用マークのパターンはスポ
ット的にスキャニングして認識する方法、フォトセンサ
として二次元イメージセンサで全体を認識する方法の何
方でも利用できる。なお、蛍光波長やりん光波長は蛍光
体や蓄光体に特有のものであり、フィルタやフォトセン
サ自身の波長感度特性を蛍光体や蓄光体の発光波長に合
わせて選定し、検知光波長を限定的なものとすること
で、偽造に対してより安全なものとすることもできる。
また、例えば、異なるりん波長の蓄光体を2種以上用い
て、このりん光波長に合わせた2種以上の光で検知する
ことでも、偽造に対してより安全なものとすることがで
きる。これらは波長限定を利用した認識といえる。蛍光
体の認識も同様しても良い。また、光量限定を利用した
認識も可能である。つまり、一種類の蓄光体や蛍光体を
用いる場合でも、その量を規定することで、りん光や蛍
光の輝度を規定し、所定の光刺激中、刺激後に、所定の
輝度範囲であれば、所望の認識用マークであると認識す
る。更に、上記波長限定と光量限定の両方を組み合わせ
ても良い。以上の様に、波長限定や光量限定を利用する
ことで、たとえ同じ蓄光体、同じ蛍光体を入手できたと
しても、偽造することは非常に困難となる。
【0023】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に具体的に説
明する。
【0024】マーク記録体として、縦54mm、横86
mmの大きさの厚さ0.2mmのポリエチレンテレフタ
レートフィルムをカード基材とした、図1の様なプリペ
イドカードを製作した。カード基材の裏面側には全面の
磁気層からなる磁気記録部を設け、表面側には、文字や
絵柄等を印刷するとともに、ビヒクルに蓄光体としてS
rAl2 4 系の蓄光体(「N夜光」、根本特殊化学株
式会社製)を配合した蓄光体インクと、ビヒクルに蛍光
体(YS−F、根本特殊化学株式会社製)を配合した蛍
光体インクとを用いて、カード表面の左下部にシルクス
クリーン印刷して、蓄光体パターン部分と蛍光体パター
ン部分とからなるパターンの認識用マークとして、バー
コードを形成した。バーコードの内容は、プリペイドカ
ードの初期金額(金種=種別)を表す。なお、磁気記録
部には残額情報が記録される。このプリペイードカード
の運用試験を次の様にして行った。なお、カード読取/
書込機(R/W)には、通常のR/Wに対して更に、紫
外線照射源としてブラックランプと、フォトセンサを備
えたバーコードリーダが組み込まれている。先ず、利用
の際は、カードをR/Wに挿入する。カードがR/Wに
挿入されると、最初は紫外線をカードの認識用マークに
照射し、マークが有する蓄光体及び蛍光体を励起し、照
射中に蓄光体パターン部分からのりん光と蛍光体パター
ン部分からの蛍光との発光を検知して、バーコードのパ
ターン認識をする。次いで、紫外線照射を停止後、認識
用マークの蓄光体パターン部分からのりん光を検知し
て、バーコードのパターン認識をする。照射中及び照射
後の各パターンにより、認識用マークを認識し、その結
果、偽造カードであると認識された場合には、R/Wは
カードを排出する。一方、真正のカードであると認識さ
れた場合には、R/Wは次の通り清算処理を行う。先
ず、カードの磁気記録部の残額を読取り、キーボード等
から入力された利用額を前記残額から減算する。そし
て、減算された新たな残額を磁気記録部に書込み、カー
ドを排出する。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、認識用マークに蓄光体
と蛍光体とを用いてあり、光照射後に蓄光体のパターン
認識を行う為に、蓄光機能の無い材料では代用できず、
偽造防止に効果的である。その結果、カード、有価証券
等の物体に印刷、ラベル等で認識用マークを付与するこ
とで、付与された物体、つまりマーク記録体の真偽、正
当性等を保証することができる。或いは認識用マーク
で、前記物体の種別を表せば、種別も安全、確実に認識
することができる。また、本発明のマーク認識方法で
は、光照射時と照射後に2度パターン認識をし、且つそ
のパターンを形成する材料が異なるので、認識用マーク
の認識方法を容易に見破られるとこがなく、安全であ
る。そして、蓄光体及び蛍光体を用いた認識用マークを
確実に機械読み取りして、認識用マークが付された物体
の真偽、正当性、種別等を認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマーク記録体の一形態として、認識用
マークを有するカードの一例を示す外観図。
【図2】本発明のマーク認識方法の説明図であり、光照
射中の蓄光体及び蛍光体からの発光検知によるパターン
認識(A)と、光照射後の蓄光体からの発光検知による
パターン認識(B)とによるパターン認識の説明図。
【符号の説明】
1 認識用マーク 2 カード 10 マーク記録体 11 蓄光体パターン 12 蛍光体パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C09K 11/64 CPP G06K 19/00 E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄光体及び蛍光体を用いた認識用マー
    ク。
  2. 【請求項2】 機械読み取り可能な請求項1記載の認識
    用マーク。
  3. 【請求項3】 蓄光体及び蛍光体を用いた認識用マー
    ク、を有するマーク記録体。
  4. 【請求項4】 認識用マークが機械読み取り可能なマー
    クである、請求項3記載のマーク記録体。
  5. 【請求項5】 蓄光体及び蛍光体を用いた機械読み取り
    可能な認識用マークに対して、励起光の照射中は前記マ
    ークの蓄光体及び蛍光体から発せられる光を検知し、励
    起光の照射後は前記マークの蓄光体から発せられる光を
    検知することにより、前記マークの蓄光体及び蛍光体に
    よるパターンと、蓄光体によるパターンとにより認識用
    マークを認識する、マーク認識方法。
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