JP2002212152A - フェニルアミン誘導体 - Google Patents

フェニルアミン誘導体

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JP2002212152A
JP2002212152A JP2001011412A JP2001011412A JP2002212152A JP 2002212152 A JP2002212152 A JP 2002212152A JP 2001011412 A JP2001011412 A JP 2001011412A JP 2001011412 A JP2001011412 A JP 2001011412A JP 2002212152 A JP2002212152 A JP 2002212152A
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hydroxy
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JP2001011412A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kurata
等司 蔵田
Toru Hasegawa
徹 長谷川
Keita Kouno
圭太 河野
Takeshi Kitayama
健 北山
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、優れた回腸型胆汁酸トランスポータ
ー阻害作用を有するフェニルアミン誘導体、その薬理上
許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体に関す
る。 【解決手段】一般式(I) 【化1】 [式中、 R1は、シクロアルキル基、アリール基、複素環基等;
2は、シクロアルキル基、アリール基、複素環基等;
3及びR4は、水素原子等;Aは、下記式(A−1) 【化2】 (式中、R5は、水素原子等;R6は、ヒドロキシ基等;
X及びYは、酸素原子又は硫黄原子;Zは、単結合又は
1−C6アルキレン基;)を有する基を示し、 Dは、C1−C6アルキレン基を示し、 Eは、単結合、式−CR78−を有する基(式中、R7
は、水素原子を示し、R8は、低級アルキル基若しくは
低級アルコキシ基を示す。)を示す。]を有するシクロ
ブテン誘導体、その薬理上許容される塩、そのエステル
又はその他の誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた回腸型胆汁
酸トランスポーター阻害作用を有するフェニルアミン誘
導体に関する。
【0002】
【従来の技術】高脂血症は虚血性心疾患の三大危険因子
のひとつであり、とりわけ高い血中コレステロール値を
下げることが虚血性心疾患の治療又は予防に有用である
ということは広く認められている。現在市販されている
高脂血症治療剤としては、例えばHMG−CoA還元酵
素阻害剤や陰イオン交換樹脂が知られており、これらの
薬剤は高脂血症や動脈硬化症を治療又は予防する目的で
用いられている[Am.J. Cardiol., 76, 899-905 (199
5)]。
【0003】陰イオン交換樹脂は、胆汁酸を吸着して腸
における胆汁酸の再吸収を妨げることにより、肝臓内に
おけるコレステロールから胆汁酸への変換を促進させ、
その結果、血中コレステロール値を低下させるという作
用を有している[N. Engl. J. Med. , 302, 1210-1222
(1980)]。そのような陰イオン交換樹脂としては、例え
ば、コレスチラミンを挙げることができる。しかしなが
ら、コレスチラミンは、1回当たりの服用量が極めて多
く、更に服用した際の樹脂のざらざらした感触が口内に
残ることから患者が非常に服用しにくいなどの欠点を有
している。また、陰イオン交換樹脂は、ある種のビタミ
ン、ミネラル、薬剤等も吸着し排出するため、ビタミン
の補給や併用薬剤の投与方法の変更などを考慮しなくて
はならず、問題点が多い。
【0004】近年、回腸における胆汁酸再吸収の最初の
ステップに働く蛋白質、即ち回腸型胆汁酸トランスポー
ターがクローニングされた[Wong M. H. et al, J. Bio
l. Chem. , 269, 1340-1347 (1994)]。回腸型胆汁酸ト
ランスポーター活性を阻害することができれば、コレス
チラミンと同様な薬理効果を得ることができると考えら
れており、このような背景から、回腸型胆汁酸トランス
ポーター阻害剤を見出すことが試みられている[Wess
G. et al, J. Med. Chem. , 37, 873-875 (1994)]。
【0005】本願発明の化合物(I)と同様にフェニル
アミン骨格を有する化合物としては、下記化合物(A)
があるが、下記化合物(A)は、選択的ホスホジエステ
ラーゼIV阻害剤として開示されており、回腸型胆汁酸
トランスポーター阻害作用としての用途は記載も示唆も
されていない。
【0006】(1)特表平6−509820号公報(W
O93/25517) 本公報には、以下一般式(A)
【0007】
【化4】
【0008】[上記化合物(A)において、Yは、ハロ
ゲン原子又は−OR1基(式中、R1はアルキル基等であ
る。)であり、Zは、−N(R3)CO−基(式中、R3
はアリール基である。)であり、Xは−N(R5)−基
(式中、R5は水素原子またはアルキル基である)であ
り、R2は、随意に置換されてもよいシクロアルキル基
又はシクロアルケニル基であり、R4は、アリール基又
はヘテロアリール基であり、nは、0〜3の整数であ
る。]を有する化合物が開示されている。
【0009】本発明の化合物(I)において、かかる先
行技術に構造が近いものとしては、Eが式−CR78
を有する基であり、R7とR8が一緒になってオキソ基を
示す化合物であるが、本発明の化合物は、A基のシクロ
ブテニル部分に必須の置換基としてオキソ又はチオキソ
を2個有しているのに対して、上記化合物(A)のR 2
において定義されているシクロアルケニル基は置換基と
してオキソ基又はチオキソ基を有さない点で相違する。
【0010】更に、本発明の化合物は、基本骨格中の窒
素原子とEの間に、アルキレン基であるD基を必須の基
として有するのに対して、上記化合物(A)は、Zにお
いて−N(R3)CO−基と定義されていように、窒素
原子とCO基との間にアルキレン基を有さない点で相違
する。
【0011】また、本公報には、本発明の化合物(I)
の構造と類似するような構造を有する化合物は、具体的
に全く開示されておらず、本発明の化合物(I)の構造
と最も近似の化合物を選択したとしても、せいぜい、以
下のような化合物しか開示されていない。
【0012】
【化5】
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、回腸型
胆汁酸トランスポーター阻害作用を有する誘導体の合成
とその薬理活性について、永年に亘り鋭利研究を行った
結果、本発明のフェニルアミン誘導体が回腸型胆汁酸ト
ランスポーターに対して、優れた阻害作用を有すること
を見出し、本発明を完成した。
【0014】更に本発明の他の目的は、フェニルアミン
誘導体を有効成分として含有する医薬を提供することで
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明のフェニ
ルアミン誘導体は、下記一般式(I)
【0016】
【化6】
【0017】[式中、R1は、シクロアルキル基、アリ
ール基、複素環基、置換基群a及びbより選択される少
なくとも1個の基で置換されたシクロアルキル基、置換
基群a及びbから選択される少なくとも1個の基で個置
換されたアリール基、又は、置換基群a及びbより選択
される少なくとも1個の基で個置換された複素環基を示
し、R2は、シクロアルキル基、アリール基、複素環
基、置換基群aより選択される少なくとも1個の基で置
換されたシクロアルキル基、置換基群aより選択される
少なくとも1個の基で置換されたアリール基、又は、置
換基群aより選択される少なくとも1個の基で置換され
た複素環基を示し、R3及びR4は、同一又は異なって、
水素原子又は置換基群aから選択される基を示し、A
は、下記式(A−1)
【0018】
【化7】
【0019】(式中、R5は、水素原子又は低級アルキ
ル基を示し、R6は、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基、低級アルキルチオ基又はアミン残基を示し、X及び
Yは、同一又は異なって、酸素原子又は硫黄原子を示
し、Zは、単結合又はC1−C6アルキレン基を示す。)
を有する基を示し、Dは、C1−C6アルキレン基を示
し、Eは、単結合又は式−CR78−を有する基(式
中、R7は、水素原子を示し、R8は、ヒドロキシ基、低
級アルキル基若しくは低級アルコキシ基を示すか、又は
7とR8が一緒になって、メチレン基若しくはオキソ基
を示す。)を示す。]を有するシクロブテン誘導体、そ
の薬理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導
体。 <置換基群a>ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アル
キル基、ハロゲノ低級アルキル基、低級アルコキシ基、
低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ−低級アルキルア
ミノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、シアノ基及びニト
ロ基 <置換基群b>カルボキシ基、低級アルコキシカルボニ
ル基、カルバモイル基、モノ−低級アルキルカルバモイ
ル基、ジ−低級アルキルカルバモイル基、シクロアルキ
ル基、アリール基、アリールオキシ基、アラルキルオキ
シ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、並びに、置
換基群aより選択される少なくとも1個の基で置換され
た、シクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アラ
ルキルオキシ、アリールチオ及びアラルキルチオ基。
【0020】好適な化合物としては、下記の化合物を挙
げることができる。 (2) 一般式(I)が、一般式(Ia)
【0021】
【化8】
【0022】である化合物、 (3) Zが、単結合である化合物、 (4) R5が、水素原子である化合物、 (5) R6が、ヒドロキシ基又はアミン残基である化
合物、 (6) R6が、ヒドロキシ基、ヒドロキシアミノ基又
はアミノ基である化合物 、(7) R6が、ヒドロキシ基である化合物、 (8) X及びYが、酸素原子である化合物、 (9) DがC1−C2アルキレン基である化合物、 (10) Dがメチレン基である化合物、 (11) Eが、単結合である化合物、 (12) Eが、式−CR78−を有する基である化合
物、 (13) R7が、水素原子を示し、R8が、ヒドロキシ
基、低級アルキル基若しくは低級アルコキシ基である化
合物、 (14) R7が、水素原子を示し、R8が、低級アルキ
ル基若しくは低級アルコキシ基である化合物、 (15) R7が、水素原子を示し、R8が、メチル基若
しくはメトキシ基である化合物、 (16) R7とR8が一緒になって、メチレン基若しく
はオキソ基である化合物、 (17) R1が、シクロアルキル基、アリール基、複
素環基、置換基群a及びbから選択される基で1乃至3
個置換されたシクロアルキル基、置換基群a及びbから
選択される基で1乃至3個置換されたアリール基、又
は、置換基群a及びbから選択される基で1乃至3個置
換された複素環基である化合物、 (18) R1が、アリール基、複素環基、置換基群a
及びbから選択される基で1乃至3個置換されたアリー
ル基、又は、置換基群a及びbから選択される基で1乃
至3個置換された複素環基である化合物、 (19) R1が、アリール基、ベンゼン環と縮合して
もよい5乃至6員芳香族複素環基、置換基群a及びbか
ら選択される基で1乃至3個置換されたアリール基、又
は、置換基群a及びbから選択される基で1乃至3個置
換されたベンゼン環と縮合してもよい5乃至6員芳香族
複素環基である化合物、 (20) R1が、アリール基、ベンゼン環と縮合して
もよい5乃至6員芳香族複素環基、置換基群aから選択
される基で1乃至3個置換されたアリール基、又は、置
換基群aから選択される基で1乃至3個置換されたベン
ゼン環と縮合してもよい5乃至6員芳香族複素環基であ
る化合物、 (21) R1が、アリール基、ベンゼン環と縮合して
もよい5乃至6員芳香族複素環基、又は、1乃至3個置
換されたアリール基若しくはベンゼン環と縮合してもよ
い5乃至6員芳香族複素環基(該置換基は、ハロゲン原
子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アル
キル基、低級アルコキシ基及びニトロ基から成る群から
選択される基である。)である化合物、 (22) R1が、C6−C10アリール基、チエニル基、
フリル基、ピロリル基、チアゾリル基、オキサゾリル
基、イミダゾリル基、ピリジル基、ベンゼン環と縮合し
た、チエニル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オキサ
ゾリル、イミダゾリル若しくはピリジル基、又は、1乃
至3個置換されたC6−C10アリール基(該置換基は、
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲ
ノ低級アルキル基、低級アルコキシ基及びニトロ基から
成る群から選択される基である。)である化合物、 (23) R1が、C6−C10アリール基、チエニル基、
フリル基、又は、1乃至3個置換されたC6−C10アリ
ール基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低
級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、低級アルコキ
シ基及びニトロ基から成る群から選択される基であ
る。)である化合物、 (24) R1が、フェニル、1−ナフチル、2−ナフ
チル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、
3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジ
フルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3,
4−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3
−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、3−
メチルフェニル、4−メチルフェニル、3,4−ジメチ
ルフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェ
ニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,4,5−トリ
メトキシフェニル、3,4,5−トリフルオロフェニ
ル、チエニル又はピリジル基である化合物、 (25) R1が、フェニル、3−フルオロフェニル、
3−クロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、
3,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロロフェニ
ル、3,5−ジクロロフェニル、3−チエニル又は4−
ピリジル基である化合物、 (26) R2が、シクロアルキル基、アリール基、複
素環基、置換基群aから選択される基で1乃至3個置換
されたシクロアルキル基、置換基群aから選択される基
で1乃至3個置換されたアリール基、又は、置換基群a
から選択される基で1乃至3個置換された複素環基であ
る化合物、 (27) R2が、アリール基、複素環基、置換基群a
から選択される基で1乃至3個置換されたアリール基、
又は、置換基群aから選択される基で1乃至3個置換さ
れた複素環基である化合物、 (28) R2が、アリール基、ベンゼン環と縮合して
もよい5乃至6員芳香族複素環基、置換基群aから選択
される基で1乃至3個置換されたアリール基、又は、置
換基群aから選択される基で1乃至3個置換されたベン
ゼン環と縮合してもよい5乃至6員芳香族複素環基であ
る化合物、 (29) R2が、アリール基、ベンゼン環と縮合して
もよい5乃至6員芳香族複素環基、又は、1乃至3個置
換されたアリール基若しくはベンゼン環と縮合してもよ
い5乃至6員芳香族複素環基(該置換基は、ハロゲン原
子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アル
キル基及び低級アルコキシ基から成る群から選択された
基である。)である化合物、 (30) R2が、C6−C10アリール基、チエニル基、
フリル基、ピロリル基、チアゾリル基、オキサゾリル
基、イミダゾリル基、ピリジル基、ベンゼン環と縮合し
た、チエニル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オキサ
ゾリル、イミダゾリル若しくはピリジル基、又は、1乃
至3個置換されたC6−C10アリール基(該置換基は、
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲ
ノ低級アルキル基及び低級アルコキシ基から成る群から
選択された基である。)である化合物、 (31) R2が、C6−C10アリール基、チエニル基、
ピリジル基、又は、1乃至3個置換されたC6−C10
リール基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、
低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基及び低級アル
コキシ基から成る群から選択された基である。)である
化合物、 (32) R2が、C6−C10アリール基、チエニル基、
ピリジル基、又は、1個置換されたC6−C10アリール
基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級ア
ルキル基、ハロゲノ低級アルキル基又は低級アルコキシ
基である。)である化合物、 (33) R2が、フェニル基、又は、1個置換された
フェニル基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ
基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基又は低級
アルコキシ基である。)である化合物、 (34) R2が、フェニル、4−フルオロフェニル、
4−クロロフェニル、4−メチルフェニル又は4−メト
キシフェニル基である化合物、 (35) R3及びR4が、同一又は異なって、水素原
子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、低級アルキル基、低
級アルコキシ基、アミノ基又はジ−低級アルキルアミノ
基である化合物、 (36) R3及びR4が、同一又は異なって、水素原
子、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基である化合物、 (37) R3及びR4が、水素原子である化合物、 (38)下記より選択されるいずれか1つの化合物、そ
の薬理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導
体。 ・4−{3−[(4−フルオロフェニル)−(2−フェ
ニルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−ヒドロ
キシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)アミノ]
フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオ
ン、 ・4−{3−[(4−クロロフェニル)−(2−フェニ
ルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−ヒドロキ
シ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−クロロフェニ
ル)−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)アミノ]
フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオ
ン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミ
ノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)アミノ]
フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオ
ン、 ・4−{3−[(4−フルオロフェニル)−(2−(3
−フルオロフェニル)プロピル)アミノ]フェニルアミ
ノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジ
オン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)−(2−メトキシ−2−(3−フルオロフェニル)
エチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン
−1,2−ジオン、 ・4−{3−[(4−クロロフェニル)−(2−(3−
フルオロフェニル)プロピル)アミノ]フェニルアミ
ノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジ
オン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−クロロフェニ
ル)−(2−メトキシ−2−(3−フルオロフェニル)
エチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン
−1,2−ジオン、 ・4−{3−[(2−(3−フルオロフェニル)プロピ
ル)−(4−メトキシフェニル)−アミノ]フェニルア
ミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−
ジオン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−メトキシ−2−(3−フルオロフェニル)
エチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン
−1,2−ジオン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)−(2−(チオフェン−3−イル)プロピル)アミ
ノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジ
オン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)−(2−メトキシ−2−(チオフェン−3−イル)
エチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン
−1,2−ジオン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−(チオフェン−3−イル)プロピル)アミ
ノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジ
オン、及び ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−メトキシ−2−(チオフェン−3−イル)
エチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン
−1,2−ジオン。
【0023】上記において、Zに関しては(3)が好適
であり、R5に関しては(4)が好適であり、R6に関し
ては(5)から(7)の順で好適な順位が上り、X及び
Yに関しては、(8)が好適であり、Dに関しては、
(9)から(10)の順で好適な順位が上り、Eに関し
ては、(11)から(16)の順で好適な順位が上り、
1に関しては(17)から(25)の順で好適な順位
が上り、R2に関しては(26)から(34)の順で好
適な順位が上り、R3及びR4に関しては(35)から
(37)の順で好適な順位が上がる。
【0024】更に、(2)、(3)、(4)、(5)乃
至(7)、(8)、(9)及び(10)、(11)乃至
(16)、(17)乃至(25)、(26)乃至(3
4)、並びに、(35)乃至(37)から成る群から選
択されるいずれか一項を任意に組み合わせた化合物も好
適である。
【0025】そのような化合物としては、例えば、
(3)、(4)、(5)、(8)、(9)、(11)、
(17)、(26)及び(35)から成る群で組み合わ
せた化合物、例えば、(3)、(4)、(5)、
(8)、(9)、(16)、(17)、(26)及び
(35)から成る群で組み合わせた化合物、(3)、
(4)、(5)、(8)、(9)、(12)、(1
8)、(26)及び(35)から成る群で組み合わせた
化合物、(3)、(4)、(5)、(8)、(9)、
(13)、(19)、(27)及び(35)から成る群
で組み合わせた化合物、(3)、(4)、(5)、
(8)、(9)、(13)、(20)、(28)及び
(36)から成る群で組み合わせた化合物、(3)、
(4)、(6)、(8)、(9)、(13)、(2
1)、(29)及び(36)から成る群で組み合わせた
化合物、(3)、(4)、(6)、(8)、(10)、
(14)、(22)、(30)及び(36)から成る群
で組み合わせた化合物、(3)、(4)、(6)、
(8)、(10)、(14)、(23)、(31)及び
(37)から成る群で組み合わせた化合物、(2)、
(3)、(4)、(6)、(8)、(10)、(1
4)、(24)、(32)及び(37)から成る群で組
み合わせた化合物、(2)、(3)、(4)、(7)、
(8)、(10)、(15)、(25)、(33)及び
(37)から成る群で組み合わせた化合物、並びに、
(2)、(3)、(4)、(7)、(8)、(10)、
(15)、(25)、(34)及び(37)から成る群
で組み合わせた化合物から成る群で組み合わせた化合物
を挙げることができる。
【0026】上記式中、R1、R2及び置換基群bの定義
における「シクロアルキル基」、「置換基群aより選択
される少なくとも1個の基で置換されたシクロアルキル
基」及び「置換基群a及びbより選択される少なくとも
1個の基で置換されたシクロアルキル基」のシクロアル
キル部分は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ノ
ルボルニル、アダマンチル、インダニルのような炭素数
3乃至10個の飽和炭素環基を挙げることができ、ベン
ゼン環のような他の環式基と縮環していてもよい。その
ようなシクロアルキル基としては、好適にはC5−C6
クロアルキル基であり、最も好適にはシクロヘキシル基
である。
【0027】上記式中、R1、R2及び置換基群bの定義
における「アリール基」、「置換基群aより選択される
少なくとも1個の基で置換されたアリール基」及び「置
換基群a及びbより選択される少なくとも1個の基で置
換されたアリール基」のアリール部分は、例えば、フェ
ニル、インデニル、1−ナフチル、2−ナフチルのよう
な炭素数6乃至10個の芳香族炭化水素基を挙げること
ができる。R1において、好適にはフェニル、1−ナフ
チル又は2−ナフチル基であり、最も好適にはフェニル
基であり、R2及び置換基群bにおいて、好適にはフェ
ニルである。
【0028】上記式中、R1及びR2の定義における「複
素環基」、「置換基群aより選択される少なくとも1個
の基で置換された複素環基」及び「置換基群a及びbよ
り選択される少なくとも1個の基で置換された複素環
基」の複素環部分は、硫黄原子、酸素原子又は/及び窒
素原子を1乃至3個含む5乃至7員複素環基を示し、例
えばフリル、チエニル、ピロリル、アゼピニル、ピラゾ
リル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、
チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサジア
ゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリ
ル、ピラニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニ
ル、ピラジニルのような芳香族複素環基及びモルホリニ
ル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ピロリニル、イ
ミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピ
ラゾリニル、ピペリジル、ピペラジニルのようなこれら
の基に対応する、部分若しくは完全還元型の基を挙げる
ことができる。さらに、上記複素環基は、ベンゼン環の
ような他の環式基と縮環していてもよく、例えば、ベン
ゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、
イソベンゾフラニル、クロメニル、キサンテニル、フェ
ノキサチイニル、インドリジニル、イソインドリル、イ
ンドリル、インダゾリル、プリニル、キノリジニル、イ
ソキノリル、キノリル、フタラジニル、ナフチリジニ
ル、キノキサリニル、キナゾリニル、カルバゾリル、カ
ルボリニル、アクリジニル、イソインドリニルのような
基を挙げることができる。そのような複素環基におい
て、好適には、5乃至6員芳香族複素環基又はベンゼン
環と縮合した5乃至6員芳香族複素環基であり、更に好
適には、チエニル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オ
キサゾリル、イミダゾリル、ピリジル、又は、ベンゼン
環と縮合した、チエニル、フリル、ピロリル、チアゾリ
ル、オキサゾリル、イミダゾリル若しくはピリジル基で
あり、より好適には、チエニル又はピリジル基であり、
1において最も好適には、3−チエニル又は4−ピリ
ジル基であり、R2において最も好適には、2−チエニ
ル又は4−ピリジル基である。
【0029】上記式中、R5、R8及び置換基群aの定義
における「低級アルキル基」は、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s
−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、2−
メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘ
キシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチ
ルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチ
ル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチ
ル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチ
ル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチ
ル、2−エチルブチル基のような炭素数1乃至6個の直
鎖又は分枝鎖アルキル基であり、好適にはC1−C4アル
キル基であり、更に好適にはC1−C2アルキル基であ
り、最も好適にはメチル基である。
【0030】上記式中、R6、R8及び置換基群aの定義
における「低級アルコキシ基」は、前記「低級アルキル
基」が酸素原子に結合した基を示し、例えば、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、ペン
トキシ、イソペントキシ、2−メチルブトキシ、ネオペ
ントキシ、ヘキシルオキシ、4−メチルペントキシ、3
−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ、3,3−
ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、1,1
−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、1,
3−ジメチルブトキシ、2,3−ジメチルブトキシ基の
ような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基
であり、好適にはC1−C4アルコキシ基であり、更に好
適にはC1−C2アルコキシ基であり、最も好適にはメト
キシ基である。
【0031】上記式中、R6及び置換基群aの定義にお
ける「低級アルキルチオ基」は、前記「低級アルキル
基」が硫黄原子に結合した基を示し、例えば、メチルチ
オ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブ
チルチオ、イソブチルチオ、s−ブチルチオ、t−ブチ
ルチオ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、2−メチル
ブチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオ、4−メ
チルペンチルチオ、3−メチルペンチルチオ、2−メチ
ルペンチルチオ、3,3−ジメチルブチルチオ、2,2
−ジメチルブチルチオ、1,1−ジメチルブチルチオ、
1,2−ジメチルブチルチオ、1,3−ジメチルブチル
チオ、2,3−ジメチルブチルチオ基のような炭素数1
乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキルチオ基であり、好適
にはC1−C4アルキルチオ基であり、更に好適にはC1
−C2アルキルチオ基であり、最も好適にはメチルチオ
基である。
【0032】上記式中、R6の定義における「アミン残
基」は、無置換若しくは置換されたアミノ基又は窒素原
子を含有するヘテロ環を示し、そのようなアミノ残基と
しては、例えば、アミノ基;ヒドロキシアミノ基;メチ
ルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピ
ルアミノ、ブチルアミノ、イソブチルアミノ、s−ブチ
ルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、イソペ
ンチルアミノ、2−メチルブチルアミノ、ネオペンチル
アミノ、1−エチルプロピルアミノ、ヘキシルアミノ、
イソヘキシルアミノ、4−メチルペンチルアミノ、3−
メチルペンチルアミノ、2−メチルペンチルアミノ、1
−メチルペンチルアミノ、3,3−ジメチルブチルアミ
ノ、2,2−ジメチルブチルアミノ、1,1−ジメチル
ブチルアミノ、1,2−ジメチルブチルアミノ、1,3
−ジメチルブチルアミノ、2,3−ジメチルブチルアミ
ノ、2−エチルブチルアミノ基のような前記「低級アル
キル基」が1個アミノ基に結合した「モノ−低級アルキ
ルアミノ基」;メトキシアミノ、エトキシアミノ、プロ
ポキシアミノ、イソプロポキシアミノ、ブトキシアミ
ノ、イソブトキシアミノ、s−ブトキシアミノ、t−ブ
トキシアミノ、ペンチルオキシアミノ、イソペンチルオ
キシアミノ、2−メチルブトキシアミノ、ネオペンチル
オキシアミノ、ヘキシルオキシアミノ、ジメトキシアミ
ノ、ジエトキシアミノのような前記「低級アルコキシ
基」が1又は2個アミノ基に結合した「モノ又はジ−低
級アルコキシアミノ基」;ジメチルアミノ、ジエチルア
ミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、ジプロピルアミ
ノ、ジブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシルア
ミノ基のような前記「低級アルキル基」が2個アミノ基
に結合した「ジ−低級アルキルアミノ基」;シクロペン
チルアミノ、シクロヘキシルアミノ、ジシクロペンチル
アミノ、ジシクロヘキシルアミノのような「前記シクロ
アルキル基」が1又は2個置換したアミノ基;スルホメ
チルアミノ、2−スルホエチルアミノ、3−スルホプロ
ピルアミノ、4−スルホブチルアミノ、5−スルホペン
チルアミノ、6−スルホヘキシルアミノのような「スル
ホ低級アルキル基」が1乃至2個置換したアミノ基;カ
ルボキシメチルアミノ、2−カルボキシエチルアミノ、
3−カルボキシプロピルアミノ、4−カルボキシブチル
アミノ、5−カルボキシペンチルアミノ、6−カルボキ
シヘキシルアミノ、メトキシカルボキシメチルアミノ、
エトキシカルボキシメチルアミノ、2−メトキシカルボ
キシエチルアミノ、2−エトキシカルボキシエチルアミ
ノ、3−メトキシカルボキシプロピルアミノ、3−エト
キシカルボキシプロピルアミノ、4−メトキシカルボキ
シブチルアミノ、5−メトキシカルボキシペンチルアミ
ノ、6−メトキシカルボキシヘキシルアミノのような
「カルボキシ又は低級アルコキシカルボニルで置換され
た低級アルキル基」が1乃至2個置換したアミノ基;ピ
ロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、N−メチルピペラ
ジノ、モルホリノ、チオモルホリノのような窒素原子を
環内に有する飽和環状アミン残基;アニリノ、ベンジル
アミノ、N−メチルアニリノ、N−メチルベンジルアミ
ノのような、窒素原子が「低級アルキル基」で置換され
ていてもよいアリール若しくはアラルキルアミノ基;ピ
リジルアミノ、N−メチルピリジルアミノ、N−エチル
ピリジルアミノのような窒素原子が「低級アルキル基」
で置換されていてもよいヘテロアリールアミノ基等の窒
素原子で結合するアミン残基を挙げることができ、好適
には、アミノ基、ヒドロキシアミノ基、モノ−低級アル
キルアミノ基又はジ−低級アルキルアミノ基、「スルホ
低級アルキル基」が1乃至2個置換したアミノ基又は
「カルボキシ又は低級アルコキシカルボニルで置換され
た低級アルキル基」が1乃至2個置換したアミノ基であ
り、更に好適には、アミノ基、ヒドロキシアミノ基、モ
ノ−低級アルキルアミノ基又はジ−低級アルキルアミノ
基であり、最も好適にはアミノ基又はヒドロキシアミノ
基である。
【0033】上記式中、D及びZの定義における「C1
−C6アルキレン基」は、例えば、メチレン、メチルメ
チレン、エチルメチレン、エチレン、プロピレン、トリ
メチレン、1−メチルエチレン、ジメチルメチレン、テ
トラメチレン、1−メチルトリメチレン、2−メチルト
リメチレン、3−メチルトリメチレン、1−メチルプロ
ピレン、1,1−ジメチルエチレン、ペンタメチレン、
1−メチルテトラメチレン、2−メチルテトラメチレ
ン、3−メチルテトラメチレン、4−メチルテトラメチ
レン、1,1−ジメチルトリメチレン、2,2−ジメチ
ルトリメチレン、3,3−ジメチルトリメチレン、ヘキ
サメチレン、1−メチルペンタメチレン、2−メチルペ
ンタメチレン、3−メチルペンタメチレン、4−メチル
ペンタメチレン、5−メチルペンタメチレン、1,1−
ジメチルテトラメチレン、2,2−ジメチルテトラメチ
レン、3,3−ジメチルテトラメチレン、4,4−ジメ
チルテトラメチレン基のような炭素数1乃至6個の直鎖
又は分枝鎖アルキレン基であり、好適にはC1−C4アル
キレン基であり、更に好適にはC1−C2アルキレン基で
あり、最も好適にはメチレン基である。
【0034】上記式中、置換基群aの定義における「ハ
ロゲン原子」は、弗素、塩素、臭素、沃素原子であり、
好適には、弗素原子又は塩素原子であり、最も好適には
弗素原子である。
【0035】上記式中、置換基群aの定義における「ハ
ロゲノ低級アルキル基」は、前記「低級アルキル基」に
ハロゲン原子が置換した基を示し、例えば、トリフルオ
ロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル、ジク
ロロメチル、ジブロモメチル、フルオロメチル、2,
2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリクロロ
エチル、2−ブロモエチル、2−クロロエチル、2−フ
ルオロエチル、2−ヨードエチル、3−クロロプロピ
ル、4−フルオロブチル、6−ヨードヘキシル、2,2
−ジブロモエチル基のような炭素数1乃至6個のハロゲ
ノ低級アルキル基であり、好適にはC1−C4ハロゲノア
ルキル基であり、更に好適にはC1−C2ハロゲノアルキ
ル基であり、最も好適にはトリフルオロメチル基であ
る。
【0036】上記式中、置換基群aの定義における「モ
ノ−低級アルキルアミノ基」は、前述したものと同意義
を示し、好適にはモノ−C1−C4アルキルアミノ基であ
り、更に好適にはモノ−C1−C2アルキルアミノ基であ
り、最も好適にはメチルアミノ基である。
【0037】上記式中、置換基群aの定義における「ジ
−低級アルキルアミノ基」は、前述したものと同意義を
示し、好適にはジ−C1−C4アルキルアミノ基であり、
更に好適にはジ−C1−C2アルキルアミノ基であり、最
も好適にはジメチルアミノ基である。
【0038】上記式中、置換基群bの定義における「低
級アルコキシカルボニル基」は、前記「低級アルコキシ
基」がカルボニル基に結合した基を示し、例えば、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニ
ル、イソブトキシカルボニル、s−ブトキシカルボニ
ル、t−ブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、
イソペントキシカルボニル、2−メチルブトキシカルボ
ニル、ネオペントキシカルボニル、ヘキシルオキシカル
ボニル、4−メチルペントキシカルボニル、3−メチル
ペントキシカルボニル、2−メチルペントキシカルボニ
ル、3,3−ジメチルブトキシカルボニル、2,2−ジ
メチルブトキシカルボニル、1,1−ジメチルブトキシ
カルボニル、1,2−ジメチルブトキシカルボニル、
1,3−ジメチルブトキシカルボニル、2,3−ジメチ
ルブトキシカルボニル基のような炭素数1乃至6個の直
鎖又は分枝鎖アルコキシカルボニル基であり、好適には
1−C4アルコキシカルボニル基であり、更に好適には
1−C2アルコキシカルボニル基であり、最も好適には
メトキシカルボニル基である。
【0039】上記式中、置換基群bの定義における「モ
ノ−低級アルキルカルバモイル基」は、前記「低級アル
キル基」が1個カルバモイル基に結合した基を示し、例
えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、プロ
ピルカルバモイル、イソプロピルカルバモイル、ブチル
カルバモイル、イソブチルカルバモイル、s−ブチルカ
ルバモイル、t−ブチルカルバモイル、ペンチルカルバ
モイル、イソペンチルカルバモイル、2−メチルブチル
カルバモイル、ネオペンチルカルバモイル、1−エチル
プロピルカルバモイル、ヘキシルカルバモイル基のよう
なモノ−C1−C6アルキルカルバモイル基であり、であ
り、好適にはモノ−C1−C4アルキルカルバモイル基で
あり、更に好適にはモノ−C1−C2アルキルカルバモイ
ル基であり、最も好適にはメチルカルバモイル基であ
る。
【0040】上記式中、置換基群bの定義における「ジ
−低級アルキルカルバモイル基」は、前記「C1−C6
ルキル基」が2個カルバモイル基に結合した基を示し、
例えば、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイ
ル、N−エチル−N−メチルカルバモイル、ジプロピル
カルバモイル、ジブチルカルバモイル、ジペンチルカル
バモイル、ジヘキシルカルバモイル基のようなジ−C1
−C6アルキルカルバモイル基であり、好適にはジ−C1
−C4アルキルカルバモイル基であり、更に好適にはジ
−C1−C2アルキルカルバモイル基であり、最も好適に
はジメチルカルバモイル基である。
【0041】上記式中、置換基群bの定義における「ア
リールオキシ基」及び「置換基群aより選択される少な
くとも1個の基で個置換されたアリールオキシ基」のア
リールオキシ部分は、前記「アリール基」が酸素原子に
結合した基を示し、例えば、フェノキシ、1−インデニ
ルオキシ、2−インデニルオキシ、1−ナフチルオキ
シ、2−ナフチルオキシ基であり、好適にはフェノキシ
基である。
【0042】上記式中、置換基群bの定義における「ア
ラルキルオキシ基」及び「置換基群aより選択される少
なくとも1個の基で置換されたアラルキルオキシ基」の
アラルキルオキシ部分は前記「アラルキル基(例えば、
ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、
インデニルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメ
チル、1−フェネチル、2−フェネチル、1−ナフチル
エチル、2−ナフチルエチル、1−フェニルプロピル、
2−フェニルプロピル、3−フェニルプロピル、1−ナ
フチルプロピル、2−ナフチルプロピル、3−ナフチル
プロピル、1−フェニルブチル、2−フェニルブチル、
3−フェニルブチル、4−フェニルブチル、1−ナフチ
ルブチル、2−ナフチルブチル、3−ナフチルブチル、
4−ナフチルブチル、1−フェニルペンチル、2−フェ
ニルペンチル、3−フェニルペンチル、4−フェニルペ
ンチル、5−フェニルペンチル、1−ナフチルペンチ
ル、2−ナフチルペンチル、3−ナフチルペンチル、4
−ナフチルペンチル、5−ナフチルペンチル、1−フェ
ニルヘキシル、2−フェニルヘキシル、3−フェニルヘ
キシル、4−フェニルヘキシル、5−フェニルヘキシ
ル、6−フェニルヘキシル、1−ナフチルヘキシル、2
−ナフチルヘキシル、3−ナフチルヘキシル、4−ナフ
チルヘキシル、5−ナフチルヘキシル、6−ナフチルヘ
キシル基のようなC7−C16アラルキル基)が酸素原子
に結合した基を示し、例えば、ベンジルオキシ、α−ナ
フチルメチルオキシ、β−ナフチルメチルオキシ、イン
デニルメチルオキシ、ジフェニルメチルオキシ、トリフ
ェニルメチルオキシ、1−フェネチルオキシ、2−フェ
ネチルオキシ、1−ナフチルエチルオキシ、2−ナフチ
ルエチルオキシ、1−フェニルプロピルオキシ、2−フ
ェニルプロピルオキシ、3−フェニルプロピルオキシ、
1−ナフチルプロピルオキシ、2−ナフチルプロピルオ
キシ、3−ナフチルプロピルオキシ、1−フェニルブチ
ルオキシ、2−フェニルブチルオキシ、3−フェニルブ
チルオキシ、4−フェニルブチルオキシ、1−ナフチル
ブチルオキシ、2−ナフチルブチルオキシ、3−ナフチ
ルブチルオキシ、4−ナフチルブチルオキシ、1−フェ
ニルペンチルオキシ、2−フェニルペンチルオキシ、3
−フェニルペンチルオキシ、4−フェニルペンチルオキ
シ、5−フェニルペンチルオキシ、1−ナフチルペンチ
ルオキシ、2−ナフチルペンチルオキシ、3−ナフチル
ペンチルオキシ、4−ナフチルペンチルオキシ、5−ナ
フチルペンチルオキシ、1−フェニルヘキシルオキシ、
2−フェニルヘキシルオキシ、3−フェニルヘキシルオ
キシ、4−フェニルヘキシルオキシ、5−フェニルヘキ
シルオキシ、6−フェニルヘキシルオキシ、1−ナフチ
ルヘキシルオキシ、2−ナフチルヘキシルオキシ、3−
ナフチルヘキシルオキシ、4−ナフチルヘキシルオキ
シ、5−ナフチルヘキシルオキシ、6−ナフチルヘキシ
ルオキシ基であり、好適にはベンジルオキシ基である。
【0043】上記式中、置換基群bの定義における「ア
ラルキルチオ基」及び「置換基群aより選択される少な
くとも1個の基で置換されたアラルキルチオ基」のアラ
ルキルチオ部分は、前記「アラルキル基」が硫黄原子に
結合した基を示し、ベンジルチオ、α−ナフチルメチル
チオ、β−ナフチルメチルチオ、インデニルメチルチ
オ、ジフェニルメチルチオ、トリフェニルメチルチオ、
1−フェネチルチオ、2−フェネチルチオ、1−ナフチ
ルエチルチオ、2−ナフチルエチルチオ、1−フェニル
プロピルチオ、2−フェニルプロピルチオ、3−フェニ
ルプロピルチオ、1−ナフチルプロピルチオ、2−ナフ
チルプロピルチオ、3−ナフチルプロピルチオ、1−フ
ェニルブチルチオ、2−フェニルブチルチオ、3−フェ
ニルブチルチオ、4−フェニルブチルチオ、1−ナフチ
ルブチルチオ、2−ナフチルブチルチオ、3−ナフチル
ブチルチオ、4−ナフチルブチルチオ、1−フェニルペ
ンチルチオ、2−フェニルペンチルチオ、3−フェニル
ペンチルチオ、4−フェニルペンチルチオ、5−フェニ
ルペンチルチオ、1−ナフチルペンチルチオ、2−ナフ
チルペンチルチオ、3−ナフチルペンチルチオ、4−ナ
フチルペンチルチオ、5−ナフチルペンチルチオ、1−
フェニルヘキシルチオ、2−フェニルヘキシルチオ、3
−フェニルヘキシルチオ、4−フェニルヘキシルチオ、
5−フェニルヘキシルチオ、6−フェニルヘキシルチ
オ、1−ナフチルヘキシルチオ、2−ナフチルヘキシル
チオ、3−ナフチルヘキシルチオ、4−ナフチルヘキシ
ルチオ、5−ナフチルヘキシルチオ又は6−ナフチルヘ
キシルチオ基のようなC7−C16アラルキルチオ基であ
り、好適にはベンジルチオ基である。
【0044】上記式中、置換基群bの定義における「ア
リールチオ基」及び「置換基群aより選択される少なく
とも1個の基で置換されたアリールチオ基」のアリール
チオ部分は、前記「アリール基」が硫黄原子に結合した
基を示し、例えば、フェニルチオ、1−インデニルチ
オ、2−インデニルチオ、3−インデニルチオ、1−ナ
フチルチオ、2−ナフチルチオ基であり、好適にはフェ
ニルチオ基である。
【0045】上記において、R2の定義における「置換
基群aより選択される少なくとも1個の基で置換された
シクロアルキル基」の具体例としては、例えば、2−フ
ルオロシクロプロピル、2−クロロシクロプロピル、2
−若しくは3−フルオロシクロペンチル、2−若しくは
3−クロロシクロペンチル、2−,3−若しくは4−フ
ルオロシクロヘキシル、2−,3−若しくは4−クロロ
シクロヘキシル、2−,3−若しくは4−ブロモシクロ
ヘキシル、2−,3−若しくは4−ヨードシクロヘキシ
ル、2−ヒドロキシシクロプロピル、2−若しくは3−
ヒドロキシシクロペンチル、2−,3−若しくは4−ヒ
ドロキシシクロヘキシル、2−メチルシクロプロピル、
2−エチルシクロプロピル、2−若しくは3−メチルシ
クロペンチル、2−若しくは3−エチルシクロペンチ
ル、2−,3−若しくは4−メチルシクロヘキシル、2
−,3−若しくは4−エチルシクロヘキシル、2−トリ
フルオロメチルシクロプロピル、2−若しくは3−トリ
フルオロメチルシクロペンチル、2−,3−若しくは4
−トリフルオロメチルシクロヘキシル、2−メトキシシ
クロプロピル、2−若しくは3−メトキシシクロペンチ
ル、2−,3−若しくは4−メトキシシクロヘキシル、
2−,3−若しくは4−エトキシシクロヘキシル、2−
メチルチオシクロプロピル、2−若しくは3−メチルチ
オシクロペンチル、2−,3−若しくは4−メチルチオ
シクロヘキシル、2−,3−若しくは4−エチルチオシ
クロヘキシル、2−,3−若しくは4−ホルミルオキシ
シクロヘキシル、2−,3−若しくは4−アセチルオキ
シシクロヘキシル、2−,3−若しくは4−プロピオニ
ルオキシシクロヘキシル、2−,3−若しくは4−ベン
ゾイルオキシシクロヘキシル、2−アミノシクロプロピ
ル、2−若しくは3−アミノシクロペンチル、2−,3
−若しくは4−アミノシクロヘキシル、2−メチルアミ
ノシクロプロピル、2−若しくは3−メチルアミノシク
ロペンチル、2−,3−若しくは4−メチルアミノシク
ロヘキシル、2−ジメチルアミノシクロプロピル、2−
若しくは3−ジメチルアミノシクロペンチル、2−,3
−若しくは4−ジメチルアミノシクロヘキシル、3,4
−ジフルオロシクロヘキシル、3,4−ジクロロシクロ
ヘキシル、2,3−ジメトキシシクロヘキシル、3,4
−ジメトキシシクロヘキシル、3,5−ジメトキシシク
ロヘキシル、3,4,5−トリメトキシシクロヘキシ
ル、インダン−1−イル基であり、好適には、置換基群
aから選択される基で1乃至3個置換されたシクロアル
キル基であり、更に好適には、1乃至3個置換されたC
5−C6シクロアルキル基(該置換基は、ハロゲン原子、
ヒドロキシ、低級アルキル、ハロゲノ低級アルキル及び
低級アルコキシ基から成る群から選択される基であ
る。)であり、最も好適には1個置換されたシクロヘキ
シル基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、低級
アルキル、ハロゲノ低級アルキル又は低級アルコキシ基
である。)である。
【0046】上記において、R2の定義における「置換
基群aより選択される少なくとも1個の基で置換された
アリール基」の具体例としては、例えば、2−,3−若
しくは4−フルオロフェニル、2−,3−若しくは4−
クロロフェニル、2−,3−若しくは4−ブロモフェニ
ル、2−,3−若しくは4−ヨードフェニル、2−,3
−若しくは4−ヒドロキシフェニル、2−,3−若しく
は4−メチルフェニル、2−,3−若しくは4−エチル
フェニル、2−,3−若しくは4−トリフルオロメチル
フェニル、2−,3−若しくは4−メトキシフェニル、
2−,3−若しくは4−エトキシフェニル、2−,3−
若しくは4−プロポキシフェニル、2−,3−若しくは
4−イソプロポキシフェニル、2−,3−若しくは4−
メチルチオフェニル、2−,3−若しくは4−エチルチ
オフェニル、2−,3−若しくは4−ホルミルオキシフ
ェニル、2−,3−若しくは4−アセチルオキシフェニ
ル、2−,3−若しくは4−プロピオニルオキシフェニ
ル、2−,3−若しくは4−ベンゾイルオキシフェニ
ル、2−,3−若しくは4−アミノフェニル、2−,3
−若しくは4−メチルアミノフェニル、2−,3−若し
くは4−ジメチルアミノフェニル、3,4−ジフルオロ
フェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,4−ジブロ
モフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジ
クロロフェニル、3,5−ジブロモフェニル、2,3,
4−トリフルオロフェニル、2,3,4−トリクロロフ
ェニル、3,4,5−トリフルオロフェニル、3,4,
5−トリクロロフェニル、2,3−ジメチルフェニル、
3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニ
ル、2,3−ジメトキシフェニル、2,4−ジメトキシ
フェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,5−ジメ
トキシフェニル、3,4,5−トリメトキシフェニル、
3−フルオロ−4−メトキシフェニル、4−メチル−2
−メトキシフェニル、6−フルオロ−4−メチル−2−
メトキシフェニル、5−フルオロインデン−3−イル、
5−フルオロインデン−3−イル、5−メチルインデン
−3−イル、5−メトキシインデン−3−イル、5−フ
ルオロインデン−2−イル、5−クロロインデン−2−
イル、5−メチルインデン−2−イル、5−メトキシイ
ンデン−2−イル、5−フルオロナフタレン−2−イ
ル、5−フルオロナフタレン−2−イル、5−メチルナ
フタレン−2−イル、5−メトキシナフタレン−2−イ
ル、5−フルオロナフタレン−1−イル、5−クロロナ
フタレン−1−イル、5−メチルナフタレン−1−イ
ル、5−メトキシナフタレン−1−イル基であり、好適
には、置換基群aから選択される基で1乃至3個置換さ
れたアリール基であり、更に好適には、1乃至3個置換
されたアリール基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロ
キシ、低級アルキル、ハロゲノ低級アルキル及び低級ア
ルコキシ基から成る群から選択される基である。)であ
り、より好適には、1乃至3個置換されたC6−C10
リール基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、低
級アルキル、ハロゲノ低級アルキル及び低級アルコキシ
基から成る群から選択される基である。)であり、更に
より好適には、1個置換されたC6−C10アリール基
(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、低級アルキ
ル、ハロゲノ低級アルキル又は低級アルコキシ基であ
る。)であり、更に好適には、1個置換されたフェニル
基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、低級アル
キル、ハロゲノ低級アルキル又は低級アルコキシ基であ
る。)であり、最も好適には、4−フルオロフェニル、
4−クロロフェニル、4−メチルフェニル又は4−メト
キシフェニル基である。
【0047】上記において、R2の定義における「置換
基群aより選択される少なくとも1個の基で置換された
複素環基」の具体例としては、例えば、3−,4−若し
くは5−フルオロフラン−2−イル、2−,4−若しく
は5−フルオロフラン−3−イル、3−,4−若しくは
5−ヒドロキシフラン−2−イル、2−,4−若しくは
5−ヒドロキシフラン−3−イル、3−,4−若しくは
5−メチルフラン−2−イル、2−,4−若しくは5−
メチルフラン−3−イル、3−,4−若しくは5−メト
キシフラン−2−イル、2−,4−若しくは5−メトキ
シフラン−3−イル、3−,4−若しくは5−メチルチ
オフラン−2−イル、2−,4−若しくは5−メチルチ
オフラン−3−イル、4−若しくは5−アセチルオキシ
フラン−2−イル、2−,4−若しくは5−アセチルオ
キシフラン−3−イル、4−若しくは5−ホルミルオキ
シフラン−2−イル、2−,4−若しくは5−ホルミル
オキシフラン−3−イル、4−若しくは5−ベンゾイル
オキシフラン−2−イル、2−,4−若しくは5−ベン
ゾイルオキシフラン−3−イル、3−,4−若しくは5
−フルオロチオフェン−2−イル、3−,4−若しくは
5−ブロモチオフェン−2−イル、3−,4−若しくは
5−ヒドロキシチオフェン−2−イル、3−,4−若し
くは5−メチルチオフェン−2−イル、2−,4−若し
くは5−メチルチオフェン−3−イル、3−,4−若し
くは5−エチルチオフェン−2−イル、2−,4−若し
くは5−エチルチオフェン−3−イル、3−,4−若し
くは5−メトキシチオフェン−2−イル、2−,4−若
しくは5−メトキシチオフェン−3−イル、3−,4−
若しくは5−メチルチオチオフェン−2−イル、2−,
4−若しくは5−メチルチオチオフェン−3−イル、3
−,4−若しくは5−アセチルオキシチオフェン−2−
イル、2−,4−若しくは5−アセチルオキシチオフェ
ン−3−イル、3−,4−若しくは5−ホルミルオキシ
チオフェン−2−イル、2−,4−若しくは5−ホルミ
ルオキシチオフェン−3−イル、3−,4−若しくは5
−ベンゾイルオキシチオフェン−2−イル、2−,4−
若しくは5−ベンゾイルオキシチオフェン−3−イル、
3−若しくは4−フルオロチアゾール−5−イル、3−
若しくは4−ヒドロキシチアゾール−5−イル、3−若
しくは4−メチルチアゾール−5−イル、3−,4−若
しくは5−フルオロベンゾチオフェン−2−イル、2
−,4−若しくは5−フルオロベンゾチオフェン−3−
イル、3−,4−若しくは5−ブロモベンゾチオフェン
−2−イル、2−,4−若しくは5−ブロモベンゾチオ
フェン−3−イル、3−,4−若しくは5−ヒドロキシ
ベンゾチオフェン−2−イル、2−,4−若しくは5−
ヒドロキシベンゾチオフェン−3−イル、3−,4−若
しくは5−メチルベンゾチオフェン−2−イル、2−,
4−若しくは5−メチルベンゾチオフェン−3−イル、
3−,4−若しくは5−メトキシベンゾチオフェン−2
−イル、2−,4−若しくは5−メトキシベンゾチオフ
ェン−3−イル、4−,5−,6−若しくは7−メチル
ベンゾチアゾール−2−イル、2−若しくは4−フルオ
ロピリジン−3−イル、2−若しくは3−フルオロピリ
ジン−4−イル、2−若しくは4−ヒドロキシピリジン
−3−イル、2−若しくは3−ヒドロキシピリジン−4
−イル、2−若しくは4−メチルピリジン−3−イル、
2−若しくは3−メチルピリジン−4−イル、2−若し
くは4−メトキシピリジン−4−イル、2−若しくは3
−メトキシピリジン−4−イル、2−若しくは4−メチ
ルチオピリジン−3−イル、2−若しくは3−メチルチ
オピリジン−4−イル、2−若しくは4−アセチルオキ
シピリジン−3−イル、2−若しくは3−アセチルオキ
シピリジン−4−イル、2−若しくは4−ホルミルオキ
シピリジン−3−イル、2−若しくは3−ホルミルオキ
シピリジン−4−イル、2−若しくは4−ベンゾイルオ
キシピリジン−3−イル、2−若しくは3−ベンゾイル
オキシピリジン−4−イル基であり、好適には、置換基
群aから選択される基で1乃至3個置換された複素環基
であり、更に好適には、1乃至3個置換されたベンゼン
環と縮合してもよい5乃至6員芳香族複素環基であり、
より好適には、1乃至3個置換されたベンゼン環と縮合
してもよい5乃至6員芳香族複素環基(該置換基は、ハ
ロゲン原子、ヒドロキシ、低級アルキル、ハロゲノ低級
アルキル及び低級アルコキシ基から成る群から選択され
る基である。)であり、更により好適には、1個置換さ
れた5乃至6員芳香族複素環基(該置換基は、ハロゲン
原子、ヒドロキシ、低級アルキル、ハロゲノ低級アルキ
ル又は低級アルコキシ基である。)であり、最も好適に
は、1個置換された、チエニル又はピリジル基(該置換
基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、低級アルキル又は低
級アルコキシ基である。)である。
【0048】上記において、R1の定義における「置換
基群a及びbより選択される少なくとも1個の基で置換
されたシクロアルキル基」の具体例としては、例えば、
2の定義における前記「置換基群aより選択される少
なくとも1個の基で置換されたシクロアルキル基」、2
−カルボキシシクロプロピル、2−若しくは3−カルボ
キシシクロペンチル、2−,3−若しくは4−カルボキ
シシクロヘキシル、2−メトキシカルボニルシクロプロ
ピル、2−若しくは3−メトキシカルボニルシクロペン
チル、2−,3−若しくは4−メトキシカルボニルシク
ロヘキシル、2−,3−若しくは4−カルバモイルシク
ロヘキシル、2−,3−若しくは4−メチルカルバモイ
ルシクロヘキシル、2−,3−若しくは4−ジメチルカ
ルバモイルシクロヘキシル、2−ニトロシクロプロピ
ル、2−若しくは3−ニトロシクロペンチル、2−,3
−若しくは4−ニトロシクロヘキシル、2−若しくは3
−シクロヘキシルシクロペンチル、2−,3−若しくは
4−シクロヘキシルシクロヘキシル、2−フェニルシク
ロプロピル、2−若しくは3−フェニルシクロペンチ
ル、2−,3−若しくは4−フェニルシクロヘキシル、
2−フェノキシシクロプロピル、2−若しくは3−フェ
ノキシシクロペンチル、2−,3−若しくは4−フェノ
キシシクロヘキシル、2−ベンジルオキシシクロプロピ
ル、2−若しくは3−ベンジルオキシシクロペンチル、
2−,3−若しくは4−ベンジルオキシシクロヘキシ
ル、2−フェニルチオシクロプロピル、2−若しくは3
−フェニルチオシクロペンチル、2−,3−若しくは4
−フェニルチオシクロヘキシル基であり、好適には、置
換基群a及びbから選択される基で1乃至3個置換され
たシクロアルキル基であり、更に好適には、置換基群a
から選択される基で1乃至3個置換されたシクロアルキ
ル基であり、最も好適には、1乃至3個置換されたシク
ロヘキシル基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ
基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基及びニトロ基から成る群から選択される基で
ある。)である。
【0049】上記において、R1の定義における「置換
基群a及びbより選択される少なくとも1個の基で置換
されたアリール基」の具体例としては、例えば、R2
定義における前記「置換基群aより選択される少なくと
も1個の基で置換されたアリール基」、2−,3−若し
くは4−カルボキシフェニル、2−,3−若しくは4−
メトキシカルボニルフェニル、2−,3−若しくは4−
エトキシカルボニルフェニル、2−,3−若しくは4−
カルバモイルフェニル、2−,3−若しくは4−メチル
カルバモイルフェニル、2−,3−若しくは4−ジメチ
ルカルバモイルフェニル、2−,3−若しくは4−ニト
ロフェニル、2−,3−若しくは4−シクロペンチルフ
ェニル、2−,3−若しくは4−シクロヘキシルフェニ
ル、2−,3−若しくは4−フェノキシフェニル、2
−,3−若しくは4−ジフェニル、2−,3−若しくは
4−ベンジルオキシフェニル、3,4−ジベンジルオキ
シフェニル、3,5−ジベンジルオキシフェニル、2
−,3−若しくは4−フェニルチオフェニル、5−ニト
ロインデン−3−イル、5−シクロヘキシルインデン−
3−イル、5−フェニルインデン−3−イル、5−フェ
ノキシインデン−3−イル、5−ベンジルオキシインデ
ン−3−イル、5−フェニルチオインデン−3−イル、
5−ニトロインデン−2−イル、5−シクロヘキシルイ
ンデン−2−イル、5−フェニルインデン−2−イル、
5−フェノキシインデン−2−イル、5−ベンジルオキ
シインデン−2−イル、5−フェニルチオインデン−2
−イル、5−ニトロナフタレン−2−イル、5−シクロ
ヘキシルナフタレン−2−イル、5−フェニルナフタレ
ン−2−イル、5−フェノキシナフタレン−2−イル、
5−ベンジルオキシナフタレン−2−イル、5−フェニ
ルチオナフタレン−2−イル、5−ニトロナフタレン−
1−イル、5−シクロヘキシルナフタレン−1−イル、
5−フェニルナフタレン−1−イル、5−フェノキシナ
フタレン−1−イル、5−ベンジルオキシナフタレン−
1−イル、5−フェニルチオナフタレン−1−イル基で
あり、好適には、置換基群a及びbから選択される基で
1乃至3個置換されたアリール基であり、更に好適に
は、置換基群aから選択される基で1乃至3個置換され
たアリール基であり、より好適には、1乃至3個置換さ
れたアリール基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、低級
アルコキシ基及びニトロ基から成る群から選択される基
である。)であり、更により好適には、1乃至3個置換
されたC6−C10アリール基(該置換基は、ハロゲン原
子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アル
キル基、低級アルコキシ基及びニトロ基から成る群から
選択される基である。)であり、更に好適には、3−フ
ルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−クロロフ
ェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジフルオロフェ
ニル、3,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロロ
フェニル、3,5−ジクロロフェニル、3−ヒドロキシ
フェニル、4−ヒドロキシフェニル、3−メチルフェニ
ル、4−メチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、
3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、3,4
−ジメトキシフェニル、3,4,5−トリメトキシフェ
ニル又は3,4,5−トリフルオロフェニル基であり、
最も好適には、3−フルオロフェニル、3−クロロフェ
ニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオ
ロフェニル、3,4−ジクロロフェニル又は3,5−ジ
クロロフェニル基である。
【0050】上記において、R1の定義における「置換
基群a及びbより選択される少なくとも1個の基で置換
された複素環基」の具体例としては、例えば、R2の定
義における前記「置換基群aより選択される少なくとも
1個の基で置換された複素環基」、3−,4−若しくは
5−ニトロチオフェン−2−イル、3−,4−若しくは
5−フェニルチオフェン−2−イル、2−,4−若しく
は5−ニトロチオフェン−3−イル、2−,4−若しく
は5−フェニルチオフェン−3−イル、1−,2−若し
くは3−ヒドロキシピリジン−4−イル、1−,2−若
しくは3−ニトロピリジン−4−イル、1−,2−若し
くは3−フェニルピリジン−4−イル基であり、好適に
は、置換基群a及びbから選択される基で1乃至3個置
換された複素環基であり、更に好適には、置換基群aか
ら選択される基で1乃至3個置換された複素環基であ
り、より好適には、置換基群aから選択される基で1乃
至3個置換されたベンゼン環と縮合してもよい5乃至6
員芳香族複素環基であり、更により好適には、1乃至3
個置換されたベンゼン環と縮合してもよい5乃至6員芳
香族複素環基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ
基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基及びニトロ基から成る群から選択される基で
ある。)であり、更に好適には、1乃至3個置換された
チエニル基又はピリジル基(該置換基は、ハロゲン原
子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アル
キル基、低級アルコキシ基及びニトロ基から成る群から
選択される基である。)であり、最も好適には、1乃至
3個置換された3−チエニル基又は4−ピリジル基(該
置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルキル
基、ハロゲノ低級アルキル基、低級アルコキシ基及びニ
トロ基から成る群から選択される基である。)である。
【0051】「その薬理上許容される塩」とは、本発明
の化合物(I)は、アミノ基のような塩基性の基を有す
る場合には酸と反応させることにより、又、カルボキシ
基のような酸性基を有する場合には塩基と反応させるこ
とにより、塩にすることができるので、その塩を示す。
【0052】塩基性基に基づく塩としては、好適には、
弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩の
ようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸
塩、燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフ
ルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のよう
な低級アルカンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、
p−トルエンスルホン酸塩のようなアリ−ルスルホン酸
塩、酢酸塩、りんご酸塩、フマ−ル酸塩、コハク酸塩、
クエン酸塩、アスコルビン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マ
レイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシン塩、リジン
塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、ア
スパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることがで
き、最も好適にはハロゲン化水素酸塩を挙げることがで
きる。
【0053】一方、酸性基に基づく塩としては、好適に
は、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなア
ルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のような
アルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩等の金属
塩;アンモニウム塩のような無機塩、t−オクチルアミ
ン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミ
ン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレン
ジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、
ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキ
シルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン
塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノール
アミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジ
ン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン
塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オル
ニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のような
アミノ酸塩を挙げることができる。
【0054】本発明の一般式(I)を有する化合物、そ
の薬理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導
体は、大気中に放置したり、又は、再結晶をすることに
より、水分を吸収し、吸着水が付いたり、水和物となる
場合があり、そのような水和物も本発明の塩に包含され
る。
【0055】本発明の一般式(I)を有する化合物、そ
の薬理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導
体は、その分子内に不斉炭素原子が存在するので、種々
の異性体を有する。本発明の化合物においては、これら
の異性体およびこれらの異性体の混合物がすべて単一の
式、即ち一般式(I)で示されている。従って、本発明
はこれらの異性体およびこれらの異性体の任意の割合の
混合物をもすべて含むものである。
【0056】本発明の一般式(I)を有する化合物、そ
の薬理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導
体において、Eが式−CR78−を有する基を示し、R
7は、水素原子であり、R8は、ヒドロキシ基、低級アル
キル基若しくは低級アルコキシ基である場合、下記式
【0057】
【化9】
【0058】を有する。
【0059】上記式中、R1基及びR8基は不斉炭素原子
に置換している場合があり、特にR 8基がメチル基又は
メトキシ基であり、R1基がフェニル基又は置換基を有
するフェニル基である場合、R配位を有する化合物が好
適である。
【0060】上記における「エステル」とは、本発明の
化合物(I)は、エステルにすることができるので、そ
のエステルをいい、そのようなエステルとしては、「ヒ
ドロキシ基のエステル」及び「カルボキシ基のエステ
ル」を挙げることができ、各々のエステル残基が「一般
的保護基」又は「生体内で加水分解のような生物学的方
法により開裂し得る保護基」であるエステルをいう。
【0061】「一般的保護基」とは、加水素分解、加水
分解、電気分解、光分解のような化学的方法により開裂
し得る保護基をいう。
【0062】「ヒドロキシ基のエステル」に斯かる「一
般的保護基」としては、好適には、ホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノ
イル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、オクタノ
イル、ノナノイル、デカノイル、3−メチルノナノイ
ル、8−メチルノナノイル、3−エチルオクタノイル、
3,7−ジメチルオクタノイル、ウンデカノイル、ドデ
カノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ペンタ
デカノイル、ヘキサデカノイル、1−メチルペンタデカ
ノイル、14−メチルペンタデカノイル、13,13−
ジメチルテトラデカノイル、ヘプタデカノイル、15−
メチルヘキサデカノイル、オクタデカノイル、1−メチ
ルヘプタデカノイル、ノナデカノイル、アイコサノイ
ル、ヘナイコサノイルのようなアルカノイル基、クロロ
アセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、ト
リフルオロアセチルのようなハロゲン化アルキルカルボ
ニル基、メトキシアセチルのようなアルコキシアルキル
カルボニル基、アクリロイル、プロピオロイル、メタク
リロイル、クロトノイル、イソクロトノイル、(E)−
2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和アルキルカ
ルボニル基等の「低級脂肪族アシル基」(好適には、炭
素数1乃至6個の低級脂肪族アシル基である。);ベン
ゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリ
−ルカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロ
ベンゾイルのようなハロゲン化アリ−ルカルボニル基、
2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−トルオイルの
ような低級アルキル化アリ−ルカルボニル基、4−アニ
ソイルのような低級アルコキシ化アリ−ルカルボニル
基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのよ
うなニトロ化アリ−ルカルボニル基、2−(メトキシカ
ルボニル)ベンゾイルのような低級アルコキシカルボニ
ル化アリ−ルカルボニル基、4−フェニルベンゾイルの
ようなアリ−ル化アリ−ルカルボニル基等の「芳香族ア
シル基」;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、s−ブト
キシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、イソブトキ
シカルボニルのような低級アルコキシカルボニル基、
2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリ
メチルシリルエトキシカルボニルのようなハロゲン又は
トリ低級アルキルシリル基で置換された低級アルコキシ
カルボニル基等の「アルコキシカルボニル基」;テトラ
ヒドロピラン−2−イル、3−ブロモテトラヒドロピラ
ン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−
イル、テトラヒドロチオピラン−2−イル、4−メトキ
シテトラヒドロチオピラン−4−イルのような「テトラ
ヒドロピラニル又はテトラヒドロチオピラニル基」;テ
トラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロチオフラン
−2−イルのような「テトラヒドロフラニル又はテトラ
ヒドロチオフラニル基」;トリメチルシリル、トリエチ
ルシリル、イソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジ
メチルシリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ
−t−ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのような
トリ低級アルキルシリル基、ジフェニルメチルシリル、
ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリ
ル、フェニルジイソプロピルシリルのような1乃至2個
のアリ−ル基で置換されたトリ低級アルキルシリル基等
の「シリル基」;メトキシメチル、1,1−ジメチル−
1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチ
ル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、t−ブト
キシメチルのような低級アルコキシメチル基、2−メト
キシエトキシメチルのような低級アルコキシ化低級アル
コキシメチル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチ
ル、ビス(2−クロロエトキシ)メチルのようなハロゲ
ノ低級アルコキシメチル等の「アルコキシメチル基」;
1−エトキシエチル、1−(イソプロポキシ)エチルの
ような低級アルコキシ化エチル基、2,2,2−トリク
ロロエチルのようなハロゲン化エチル基等の「置換エチ
ル基」;ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチル
メチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−
ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのよ
うな1乃至3個のアリ−ル基で置換された低級アルキル
基、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベン
ジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシ
ベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、2
−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベ
ンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジルのよ
うな低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、ハロゲ
ン、シアノ基でアリ−ル環が置換された1乃至3個のア
リ−ル基で置換された低級アルキル基等の「アラルキル
基」;ビニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニ
ルのような「アルケニルオキシカルボニル基」;ベンジ
ルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカル
ボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニ
ル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロ
ベンジルオキシカルボニルのような、1乃至2個の低級
アルコキシ又はニトロ基でアリ−ル環が置換されていて
もよい「アラルキルオキシカルボニル基」を挙げること
ができる。
【0063】「カルボキシ基のエステル」に斯かる「一
般的保護基」としては、好適には、前記「低級アルキル
基」;エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1
−メチル−2−プロペニル、1−メチル−1−プロペニ
ル、2−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プ
ロペニル、2−エチル−2−プロペニル、1−ブテニ
ル、2−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、1−メ
チル−1−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−
エチル−2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−3
−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、1−エチル−
3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、1−
メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニ
ル、3−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2
−メチル−3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチ
ル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル1−
ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘ
キセニル、5−ヘキセニルのような低級アルケニル基;
エチニル、2−プロピニル、1−メチル−2−プロピニ
ル、2−メチル−2−プロピニル、2−エチル−2−プ
ロピニル、2−ブチニル、1−メチル−2−ブチニル、
2−メチル−2−ブチニル、1−エチル−2−ブチニ
ル、3−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メ
チル−3−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−
ペンチニル、1−メチル−2−ペンチニル、2−メチル
−2−ペンチニル、3−ペンチニル、1−メチル−3−
ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、4−ペンチ
ニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−4−
ペンチニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘ
キシニル、5−ヘキシニルのような低級アルキニル基;
前記「ハロゲノ低級アルキル」;2−ヒドロキシエチ
ル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプ
ロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、4−ヒドロキシ
ブチルのようなヒドロキシ「低級アルキル基」;アセチ
ルメチルのような「低級脂肪族アシル」−「低級アルキ
ル基」;前記「アラルキル基」;前記「シリル基」を挙
げることができる。
【0064】「生体内で加水分解のような生物学的方法
により開裂し得る保護基」とは、人体内で加水分解等の
生物学的方法により開裂し、フリーの酸又はその塩を生
成する保護基をいい、そのような誘導体か否かは、ラッ
トやマウスのような実験動物に静脈注射により投与し、
その後の動物の体液を調べ、元となる化合物又はその薬
理学的に許容される塩を検出できることにより決定で
き、「ヒドロキシ基のエステル」に斯かる「生体内で加
水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」
としては、好適には、ホルミルオキシメチル、アセトキ
シメチル、ジメチルアミノアセトキシメチル、プロピオ
ニルオキシメチル、ブチリルオキシメチル、ピバロイル
オキシメチル、バレリルオキシメチル、イソバレリルオ
キシメチル、ヘキサノイルオキシメチル、1−ホルミル
オキシエチル、1−アセトキシエチル、1−プロピオニ
ルオキシエチル、1−ブチリルオキシエチル、1−ピバ
ロイルオキシエチル、1−バレリルオキシエチル、1−
イソバレリルオキシエチル、1−ヘキサノイルオキシエ
チル、1−ホルミルオキシプロピル、1−アセトキシプ
ロピル、1−プロピオニルオキシプロピル、1−ブチリ
ルオキシプロピル、1−ピバロイルオキシプロピル、1
−バレリルオキシプロピル、1−イソバレリルオキシプ
ロピル、1−ヘキサノイルオキシプロピル、1−アセト
キシブチル、1−プロピオニルオキシブチル、1−ブチ
リルオキシブチル、1−ピバロイルオキシブチル、1−
アセトキシペンチル、1−プロピオニルオキシペンチ
ル、1−ブチリルオキシペンチル、1−ピバロイルオキ
シペンチル、1−ピバロイルオキシヘキシルのような1
−(「低級脂肪族アシル」オキシ)「低級アルキル
基」、シクロペンチルカルボニルオキシメチル、シクロ
ヘキシルカルボニルオキシメチル、1−シクロペンチル
カルボニルオキシエチル、1−シクロヘキシルカルボニ
ルオキシエチル、1−シクロペンチルカルボニルオキシ
プロピル、1−シクロヘキシルカルボニルオキシプロピ
ル、1−シクロペンチルカルボニルオキシブチル、1−
シクロヘキシルカルボニルオキシブチルのような1−
(「シクロアルキル」カルボニルオキシ)「低級アルキ
ル基」、ベンゾイルオキシメチルのような1−(「芳香
族アシル」オキシ)「低級アルキル基」等の1−(アシ
ルオキシ)「低級アルキル基」;メトキシカルボニルオ
キシメチル、エトキシカルボニルオキシメチル、プロポ
キシカルボニルオキシメチル、イソプロポキシカルボニ
ルオキシメチル、ブトキシカルボニルオキシメチル、イ
ソブトキシカルボニルオキシメチル、ペンチルオキシカ
ルボニルオキシメチル、ヘキシルオキシカルボニルオキ
シメチル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシメチ
ル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ(シクロヘ
キシル)メチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)エ
チル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、1−
(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−(イソプ
ロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−(ブトキシカ
ルボニルオキシ)エチル、1−(イソブトキシカルボニ
ルオキシ)エチル、1−(t−ブトキシカルボニルオキ
シ)エチル、1−(ペンチルオキシカルボニルオキシ)
エチル、1−(ヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチ
ル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキシ)エ
チル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキシ)
プロピル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキ
シ)プロピル、1−(シクロペンチルオキシカルボニル
オキシ)ブチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニ
ルオキシ)ブチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニルオキ
シ)プロピル、1−(メトキシカルボニルオキシ)プロ
ピル、1−(エトキシカルボニルオキシ)プロピル、1
−(プロポキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(イ
ソプロポキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(ブト
キシカルボニルオキシ)プロピル、1−(イソブトキシ
カルボニルオキシ)プロピル、1−(ペンチルオキシカ
ルボニルオキシ)プロピル、1−(ヘキシルオキシカル
ボニルオキシ)プロピル、1−(メトキシカルボニルオ
キシ)ブチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ブチ
ル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)ブチル、1−
(イソプロポキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(ブ
トキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(イソブトキシ
カルボニルオキシ)ブチル、1−(メトキシカルボニル
オキシ)ペンチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)
ペンチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)ヘキシ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ヘキシルのよう
な(低級アルコキシカルボニルオキシ)アルキル基;
(5−フェニル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−
4−イル)メチル、〔5−(4−メチルフェニル)−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチル、
〔5−(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−1,3
−ジオキソレン−4−イル〕メチル、〔5−(4−フル
オロフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−
4−イル〕メチル、〔5−(4−クロロフェニル)−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチル、
(2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチル、(5−エチル−2−オキソ−1,
3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−プロピル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル、(5−イソプロピル−2−オキソ−1,3−ジオキ
ソレン−4−イル)メチル、(5−ブチル−2−オキソ
−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルのようなオ
キソジオキソレニルメチル基;等の「カルボニルオキシ
低級アルキル基」:フタリジル、ジメチルフタリジル、
ジメトキシフタリジルのような「フタリジル基」:前記
「低級脂肪族アシル基」:前記「芳香族アシル基」:
「コハク酸のハーフエステル塩残基」:「燐酸エステル
塩残基」:「アミノ酸等のエステル形成残基」:カルバ
モイル基:1乃至2個の低級アルキル基で置換されたカ
ルバモイル基:及び、ピバロイルオキシメチルオキシカ
ルボニルのような「1−(アシルオキシ)アルキルオキ
シカルボニル基」を挙げることができ、好適には、「カ
ルボニルオキシアルキル基」である。
【0065】一方、「カルボキシ基のエステル」に斯か
る「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂
し得る保護基」としては、好適には、メトキシエチル、
1−エトキシエチル、1−メチル−1−メトキシエチ
ル、1−(イソプロポキシ)エチル、2−メトキシエチ
ル、2−エトキシエチル、1,1−ジメチル−1−メト
キシエチル、エトキシメチル、n−プロポキシメチル、
イソプロポキシメチル、n−ブトキシメチル、t−ブト
キシメチルのような低級アルコキシ低級アルキル基、2
−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキシ化低
級アルコキシ低級アルキル基、フェノキシメチルのよう
な「アリール」オキシ「低級アルキル基」、2,2,2
−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキ
シ)メチルのようなハロゲン化低級アルコキシ低級アル
キル基等の「アルコキシアルキル基」;メトキシカルボ
ニルメチルのような「「低級アルコキシ」カルボニル
「低級アルキル基」」;シアノメチル、2−シアノエチ
ルのような「シアノ「低級アルキル基」;メチルチオメ
チル、エチルチオメチルのような「「低級アルキル」チ
オメチル基」;フェニルチオメチル、ナフチルチオメチ
ルのような「「アリール」チオメチル基」;2−メタン
スルホニルエチル、2−トリフルオロメタンスルホニル
エチルのような「ハロゲンで置換されていてもよい「低
級アルキル」スルホニル「低級アルキル基」」;2−ベ
ンゼンスルホニルエチル、2−トルエンスルホニルエチ
ルのような「「アリール」スルホニル「低級アルキル
基」」;前記「1−(アシルオキシ)「低級アルキル
基」」;前記「フタリジル基」;前記「アリール基」;
前記「低級アルキル基」;カルボキシメチルのような
「カルボキシアルキル基」;及びフェニルアラニンのよ
うな「アミノ酸のアミド形成残基」を挙げることができ
る。
【0066】「その他の誘導体」とは、本発明の化合物
(I)が、アミノ基及び/又はカルボキシ基を有する場
合、上記「薬理上許容される塩」及び上記「そのエステ
ル」以外の誘導体にすることができるので、その誘導体
を示す。そのような誘導体としては、例えばアミド誘導
体を挙げることができる。
【0067】本発明の一般式(I)を有する化合物の具
体例としては、例えば、下記表1乃至表3に記載の化合
物を挙げることができるが、本発明は、これらの化合物
に限定されるものではない。なお、表1−表3の化合物
は、それぞれ式(Ia)−(Ic)の構造式を有する。
【0068】表1−表3中、R1、R2及びAの置換基
は、以下の基を示す。
【0069】
【化10】
【0070】
【化11】
【0071】
【化12】
【0072】
【化13】
【0073】更に表中及び上記置換基の略号は以下の通
りである。 tBu : t−ブチル基 Et : エチル基 Me : メチル基。
【0074】
【表1】
【0075】
【化14】
【0076】 Compd. R1 R2 R3 R4 A D E No. 置換基No. 置換基No. 置換基No. 1-1 (b-1) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-2 (b-1) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-3 (b-1) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-4 (b-1) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-5 (b-1) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-6 (b-1) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-7 (b-2) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-8 (b-2) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-9 (b-2) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-10 (b-2) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-11 (b-2) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-12 (b-2) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-13 (b-2) (b-4) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-14 (b-2) (b-9) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-15 (b-2) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-16 (b-3) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-17 (b-3) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-18 (b-4) (b-1) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-19 (b-4) (b-1) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-20 (b-4) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-21 (b-4) (b-4) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-22 (b-4) (b-4) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-23 (b-4) (b-4) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-24 (b-4) (b-4) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-25 (b-4) (b-4) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-26 (b-4) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-27 (b-4) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-28 (b-4) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-29 (b-4) (b-4) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-30 (b-4) (b-4) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-31 (b-4) (b-4) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-32 (b-4) (b-4) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-33 (b-4) (b-4) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(OMe)- 1-34 (b-4) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-35 (b-4) (b-4) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-36 (b-4) (b-7) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-37 (b-4) (b-7) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-38 (b-4) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-39 (b-4) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-40 (b-4) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-41 (b-4) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-42 (b-4) (b-9) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-43 (b-4) (b-9) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-44 (b-4) (b-9) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-45 (b-4) (b-9) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-46 (b-4) (b-9) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-47 (b-4) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-48 (b-4) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-49 (b-4) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-50 (b-4) (b-9) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-51 (b-4) (b-9) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-52 (b-4) (b-9) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-53 (b-4) (b-9) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-54 (b-4) (b-9) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(OMe)- 1-55 (b-4) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-56 (b-4) (b-9) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-57 (b-4) (b-10) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-58 (b-4) (b-10) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-59 (b-4) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-60 (b-4) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-61 (b-4) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-62 (b-4) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-63 (b-4) (b-12) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-64 (b-4) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-65 (b-4) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-66 (b-4) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-67 (b-4) (b-12) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(OMe)- 1-68 (b-4) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-69 (b-4) (b-12) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-70 (b-4) (b-14) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-71 (b-4) (b-25) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-72 (b-4) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-73 (b-4) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-74 (b-4) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-75 (b-4) (b-27) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-76 (b-4) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-77 (b-4) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-78 (b-4) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-79 (b-4) (b-27) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(OMe)- 1-80 (b-4) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-81 (b-4) (b-27) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-82 (b-4) (b-28) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-83 (b-4) (b-28) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-84 (b-4) (b-31) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-85 (b-4) (b-31) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-86 (b-4) (b-32) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-87 (b-4) (b-32) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-88 (b-4) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-89 (b-4) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-90 (b-4) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-91 (b-4) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-92 (b-4) (b-34) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-93 (b-4) (b-34) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-94 (b-4) (b-34) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-95 (b-4) (b-34) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-96 (b-4) (b-34) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-97 (b-4) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-98 (b-4) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-99 (b-4) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-100 (b-4) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OEt)- 1-101 (b-4) (b-34) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-102 (b-4) (b-34) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-103 (b-4) (b-34) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-104 (b-4) (b-34) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-105 (b-4) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-106 (b-4) (b-34) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-107 (b-4) (b-35) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-108 (b-4) (b-35) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-109 (b-4) (b-36) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-110 (b-4) (b-36) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-111 (b-4) (b-40) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-112 (b-4) (b-41) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-113 (b-4) (b-41) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-114 (b-4) (b-42) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-115 (b-4) (b-42) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-116 (b-4) (b-43) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-117 (b-4) (b-43) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-118 (b-4) (b-44) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-119 (b-4) (b-44) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-120 (b-4) (b-45) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-121 (b-4) (b-45) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-122 (b-4) (b-46) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-123 (b-4) (b-46) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-124 (b-4) (b-47) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-125 (b-4) (b-47) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-126 (b-4) (b-48) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-127 (b-4) (b-48) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-128 (b-4) (b-49) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-129 (b-4) (b-49) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-130 (b-4) (b-4) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-131 (b-4) (b-9) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-132 (b-4) (b-34) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-133 (b-4) (b-34) H H (a-3) -CH2- -CH(Me)- 1-134 (b-4) (b-34) H H (a-4) -CH2- -CH(Me)- 1-135 (b-4) (b-4) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-136 (b-4) (b-9) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-137 (b-4) (b-34) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-138 (b-4) (b-4) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-139 (b-4) (b-9) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-140 (b-4) (b-9) H H (a-6) -CH2- -CH(OMe)- 1-141 (b-4) (b-12) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-142 (b-4) (b-27) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-143 (b-4) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-144 (b-4) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(Et)- 1-145 (b-4) (b-34) H H (a-6) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-146 (b-4) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(OH)- 1-147 (b-4) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(OMe)- 1-148 (b-4) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(OEt)- 1-149 (b-4) (b-34) H H (a-6) -CH2- -(C=CH2)- 1-150 (b-4) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CO- 1-151 (b-4) (b-35) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-152 (b-4) (b-36) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-153 (b-4) (b-4) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-154 (b-4) (b-9) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-155 (b-4) (b-34) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-156 (b-4) (b-34) H H (a-10) -CH2- -CH(Me)- 1-157 (b-4) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-158 (b-4) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-159 (b-4) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-160 (b-4) (b-4) H H (a-12) -CH2- -CH(Me)- 1-161 (b-4) (b-9) H H (a-12) -CH2- -CH(Me)- 1-162 (b-4) (b-34) H H (a-12) -CH2- -CH(Me)- 1-163 (b-4) (b-34) H H (a-12) -CH2- -CH(OMe)- 1-164 (b-4) (b-34) H H (a-13) -CH2- -CH(Me)- 1-165 (b-4) (b-34) H H (a-14) -CH2- -CH(Me)- 1-166 (b-4) (b-4) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-167 (b-4) (b-9) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-168 (b-4) (b-34) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-169 (b-4) (b-34) H H (a-16) -CH2- -CH(Me)- 1-170 (b-4) (b-34) H H (a-17) -CH2- -CH(Me)- 1-171 (b-4) (b-4) H H (a-18) -CH2- -CH(Me)- 1-172 (b-4) (b-9) H H (a-18) -CH2- -CH(Me)- 1-173 (b-4) (b-34) H H (a-18) -CH2- -CH(Me)- 1-174 (b-4) (b-34) H H (a-19) -CH2- -CH(Me)- 1-175 (b-4) (b-4) H H (a-20) -CH2- -CH(Me)- 1-176 (b-4) (b-9) H H (a-20) -CH2- -CH(Me)- 1-177 (b-4) (b-34) H H (a-20) -CH2- -CH(Me)- 1-178 (b-5) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-179 (b-5) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-180 (b-5) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-181 (b-5) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-182 (b-5) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-183 (b-5) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-184 (b-5) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-185 (b-5) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-186 (b-5) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-187 (b-5) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-188 (b-5) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-189 (b-5) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-190 (b-5) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-191 (b-5) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-192 (b-5) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-193 (b-5) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-194 (b-5) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-195 (b-5) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-196 (b-5) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-197 (b-5) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-198 (b-5) (b-34) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-199 (b-5) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-200 (b-6) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-201 (b-6) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-202 (b-6) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-203 (b-6) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-204 (b-6) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-205 (b-6) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-206 (b-6) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-207 (b-6) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-208 (b-6) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-209 (b-6) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-210 (b-6) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-211 (b-6) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-212 (b-6) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-213 (b-6) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-214 (b-6) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-215 (b-6) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-216 (b-6) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-217 (b-7) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-218 (b-7) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-219 (b-7) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-220 (b-7) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-221 (b-7) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-222 (b-7) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-223 (b-8) (b-1) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-224 (b-8) (b-1) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-225 (b-8) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-226 (b-8) (b-4) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-227 (b-8) (b-4) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-228 (b-8) (b-4) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-229 (b-8) (b-4) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-230 (b-8) (b-4) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-231 (b-8) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-232 (b-8) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-233 (b-8) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-234 (b-8) (b-4) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-235 (b-8) (b-4) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-236 (b-8) (b-4) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-237 (b-8) (b-4) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-238 (b-8) (b-4) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(OMe)- 1-239 (b-8) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-240 (b-8) (b-4) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-241 (b-8) (b-7) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-242 (b-8) (b-7) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-243 (b-8) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-244 (b-8) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-245 (b-8) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-246 (b-8) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-247 (b-8) (b-9) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-248 (b-8) (b-9) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-249 (b-8) (b-9) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-250 (b-8) (b-9) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-251 (b-8) (b-9) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-252 (b-8) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-253 (b-8) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-254 (b-8) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-255 (b-8) (b-9) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-256 (b-8) (b-9) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-257 (b-8) (b-9) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-258 (b-8) (b-9) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-259 (b-8) (b-9) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(OMe)- 1-260 (b-8) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-261 (b-8) (b-9) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-262 (b-8) (b-10) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-263 (b-8) (b-10) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-264 (b-8) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-265 (b-8) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-266 (b-8) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-267 (b-8) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-268 (b-8) (b-12) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-269 (b-8) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-270 (b-8) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-271 (b-8) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-272 (b-8) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-273 (b-8) (b-12) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-274 (b-8) (b-14) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-275 (b-8) (b-14) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-276 (b-8) (b-25) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-277 (b-8) (b-25) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-278 (b-8) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-279 (b-8) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-280 (b-8) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-281 (b-8) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-282 (b-8) (b-27) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-283 (b-8) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-284 (b-8) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-285 (b-8) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-286 (b-8) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-287 (b-8) (b-27) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-288 (b-8) (b-28) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-289 (b-8) (b-28) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-290 (b-8) (b-31) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-291 (b-8) (b-31) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-292 (b-8) (b-32) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-293 (b-8) (b-32) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-294 (b-8) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-295 (b-8) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-296 (b-8) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-297 (b-8) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-298 (b-8) (b-34) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-299 (b-8) (b-34) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-300 (b-8) (b-34) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-301 (b-8) (b-34) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-302 (b-8) (b-34) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-303 (b-8) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-304 (b-8) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-305 (b-8) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-306 (b-8) (b-34) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-307 (b-8) (b-34) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-308 (b-8) (b-34) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-309 (b-8) (b-34) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-310 (b-8) (b-34) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(OMe)- 1-311 (b-8) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-312 (b-8) (b-34) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-313 (b-8) (b-35) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-314 (b-8) (b-35) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-315 (b-8) (b-36) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-316 (b-8) (b-36) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-317 (b-8) (b-40) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-318 (b-8) (b-40) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-319 (b-8) (b-41) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-320 (b-8) (b-41) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-321 (b-8) (b-42) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-322 (b-8) (b-42) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-323 (b-8) (b-43) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-324 (b-8) (b-43) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-325 (b-8) (b-44) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-326 (b-8) (b-44) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-327 (b-8) (b-45) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-328 (b-8) (b-45) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-329 (b-8) (b-46) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-330 (b-8) (b-46) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-331 (b-8) (b-47) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-332 (b-8) (b-47) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-333 (b-8) (b-48) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-334 (b-8) (b-48) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-335 (b-8) (b-49) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-336 (b-8) (b-49) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-337 (b-8) (b-4) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-338 (b-8) (b-9) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-339 (b-8) (b-34) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-340 (b-8) (b-34) H H (a-3) -CH2- -CH(Me)- 1-341 (b-8) (b-34) H H (a-4) -CH2- -CH(Me)- 1-342 (b-8) (b-4) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-343 (b-8) (b-9) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-344 (b-8) (b-34) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-345 (b-8) (b-4) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-346 (b-8) (b-9) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-347 (b-8) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-348 (b-8) (b-34) H H (a-7) -CH2- -CH(Me)- 1-349 (b-8) (b-34) H H (a-8) -CH2- -CH(Me)- 1-350 (b-8) (b-4) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-351 (b-8) (b-9) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-352 (b-8) (b-34) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-353 (b-8) (b-34) H H (a-10) -CH2- -CH(Me)- 1-354 (b-8) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-355 (b-8) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-356 (b-8) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-357 (b-8) (b-4) H H (a-12) -CH2- -CH(Me)- 1-358 (b-8) (b-9) H H (a-12) -CH2- -CH(Me)- 1-359 (b-8) (b-34) H H (a-12) -CH2- -CH(Me)- 1-360 (b-8) (b-34) H H (a-13) -CH2- -CH(Me)- 1-361 (b-8) (b-4) H H (a-20) -CH2- -CH(Me)- 1-362 (b-8) (b-9) H H (a-20) -CH2- -CH(Me)- 1-363 (b-8) (b-34) H H (a-20) -CH2- -CH(Me)- 1-364 (b-9) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-365 (b-9) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-366 (b-9) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-367 (b-9) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-368 (b-9) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-369 (b-9) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-370 (b-9) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-371 (b-9) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-372 (b-9) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-373 (b-9) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-374 (b-9) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-375 (b-9) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-376 (b-9) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-377 (b-9) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-378 (b-9) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-379 (b-9) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-380 (b-9) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-381 (b-9) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-382 (b-9) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-383 (b-9) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-384 (b-9) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-385 (b-9) (b-34) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-386 (b-9) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-387 (b-10) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-388 (b-10) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-389 (b-10) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-390 (b-10) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-391 (b-10) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-392 (b-11) (b-1) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-393 (b-11) (b-1) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-394 (b-11) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-395 (b-11) (b-4) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-396 (b-11) (b-4) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-397 (b-11) (b-4) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-398 (b-11) (b-4) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-399 (b-11) (b-4) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-400 (b-11) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-401 (b-11) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-402 (b-11) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-403 (b-11) (b-4) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-404 (b-11) (b-4) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-405 (b-11) (b-4) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-406 (b-11) (b-4) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-407 (b-11) (b-4) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(OMe)- 1-408 (b-11) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-409 (b-11) (b-4) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-410 (b-11) (b-7) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-411 (b-11) (b-7) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-412 (b-11) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-413 (b-11) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-414 (b-11) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-415 (b-11) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-416 (b-11) (b-9) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-417 (b-11) (b-9) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-418 (b-11) (b-9) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-419 (b-11) (b-9) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-420 (b-11) (b-9) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-421 (b-11) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-422 (b-11) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-423 (b-11) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-424 (b-11) (b-9) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-425 (b-11) (b-9) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-426 (b-11) (b-9) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-427 (b-11) (b-9) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-428 (b-11) (b-9) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(OMe)- 1-429 (b-11) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-430 (b-11) (b-9) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-431 (b-11) (b-10) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-432 (b-11) (b-10) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-433 (b-11) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-434 (b-11) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-435 (b-11) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-436 (b-11) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-437 (b-11) (b-12) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-438 (b-11) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-439 (b-11) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-440 (b-11) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-441 (b-11) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-442 (b-11) (b-12) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-443 (b-11) (b-14) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-444 (b-11) (b-14) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-445 (b-11) (b-25) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-446 (b-11) (b-25) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-447 (b-11) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-448 (b-11) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-449 (b-11) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-450 (b-11) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-451 (b-11) (b-27) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-452 (b-11) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-453 (b-11) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-454 (b-11) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-455 (b-11) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-456 (b-11) (b-27) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-457 (b-11) (b-28) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-458 (b-11) (b-28) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-459 (b-11) (b-31) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-460 (b-11) (b-31) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-461 (b-11) (b-32) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-462 (b-11) (b-32) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-463 (b-11) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-464 (b-11) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-465 (b-11) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-466 (b-11) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-467 (b-11) (b-34) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-468 (b-11) (b-34) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-469 (b-11) (b-34) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-470 (b-11) (b-34) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-471 (b-11) (b-34) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(Me)- 1-472 (b-11) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-473 (b-11) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-474 (b-11) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-475 (b-11) (b-34) 4-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-476 (b-11) (b-34) 6-F H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-477 (b-11) (b-34) 4-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-478 (b-11) (b-34) 6-MeO H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-479 (b-11) (b-34) H H (a-1) -(CH2)2- -CH(OMe)- 1-480 (b-11) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-481 (b-11) (b-34) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-482 (b-11) (b-35) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-483 (b-11) (b-35) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-484 (b-11) (b-36) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-485 (b-11) (b-36) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-486 (b-11) (b-40) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-487 (b-11) (b-40) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-488 (b-11) (b-41) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-489 (b-11) (b-41) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-490 (b-11) (b-42) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-491 (b-11) (b-42) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-492 (b-11) (b-43) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-493 (b-11) (b-43) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-494 (b-11) (b-44) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-495 (b-11) (b-44) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-496 (b-11) (b-45) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-497 (b-11) (b-45) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-498 (b-11) (b-46) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-499 (b-11) (b-46) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-500 (b-11) (b-47) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-501 (b-11) (b-47) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-502 (b-11) (b-48) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-503 (b-11) (b-48) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-504 (b-11) (b-49) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-505 (b-11) (b-49) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-506 (b-11) (b-4) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-507 (b-11) (b-9) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-508 (b-11) (b-34) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-509 (b-11) (b-34) H H (a-3) -CH2- -CH(Me)- 1-510 (b-11) (b-34) H H (a-4) -CH2- -CH(Me)- 1-511 (b-11) (b-4) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-512 (b-11) (b-9) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-513 (b-11) (b-34) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-514 (b-11) (b-4) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-515 (b-11) (b-9) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-516 (b-11) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-517 (b-11) (b-34) H H (a-7) -CH2- -CH(Me)- 1-518 (b-11) (b-34) H H (a-8) -CH2- -CH(Me)- 1-519 (b-11) (b-4) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-520 (b-11) (b-9) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-521 (b-11) (b-34) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-522 (b-11) (b-34) H H (a-10) -CH2- -CH(Me)- 1-523 (b-11) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-524 (b-11) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-525 (b-11) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-526 (b-11) (b-4) H H (a-12) -CH2- -CH(Me)- 1-527 (b-11) (b-9) H H (a-12) -CH2- -CH(Me)- 1-528 (b-11) (b-34) H H (a-12) -CH2- -CH(Me)- 1-529 (b-11) (b-34) H H (a-13) -CH2- -CH(Me)- 1-530 (b-11) (b-34) H H (a-14) -CH2- -CH(Me)- 1-531 (b-11) (b-4) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-532 (b-11) (b-9) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-533 (b-11) (b-34) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-534 (b-11) (b-34) H H (a-16) -CH2- -CH(Me)- 1-535 (b-11) (b-34) H H (a-17) -CH2- -CH(Me)- 1-536 (b-11) (b-4) H H (a-18) -CH2- -CH(Me)- 1-537 (b-11) (b-9) H H (a-18) -CH2- -CH(Me)- 1-538 (b-11) (b-34) H H (a-18) -CH2- -CH(Me)- 1-539 (b-11) (b-34) H H (a-19) -CH2- -CH(Me)- 1-540 (b-11) (b-4) H H (a-20) -CH2- -CH(Me)- 1-541 (b-11) (b-9) H H (a-20) -CH2- -CH(Me)- 1-542 (b-11) (b-34) H H (a-20) -CH2- -CH(Me)- 1-543 (b-12) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-544 (b-12) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-545 (b-12) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-546 (b-12) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-547 (b-12) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-548 (b-12) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-549 (b-12) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-550 (b-12) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-551 (b-12) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-552 (b-12) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-553 (b-12) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-554 (b-12) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-555 (b-12) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-556 (b-12) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-557 (b-12) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-558 (b-12) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-559 (b-12) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-560 (b-12) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-561 (b-12) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-562 (b-12) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-563 (b-12) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-564 (b-13) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-565 (b-13) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-566 (b-13) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-567 (b-13) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-568 (b-13) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-569 (b-13) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-570 (b-14) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-571 (b-14) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-572 (b-14) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-573 (b-14) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-574 (b-14) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-575 (b-14) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-576 (b-15) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-577 (b-15) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-578 (b-15) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-579 (b-15) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-580 (b-15) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-581 (b-15) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-582 (b-15) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-583 (b-15) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-584 (b-15) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-585 (b-15) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-586 (b-15) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-587 (b-15) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-588 (b-15) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-589 (b-15) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-590 (b-15) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-591 (b-15) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-592 (b-15) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-593 (b-15) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-594 (b-15) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-595 (b-15) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-596 (b-15) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-597 (b-15) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-598 (b-16) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-599 (b-16) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-600 (b-16) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-601 (b-16) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-602 (b-16) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-603 (b-17) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-604 (b-17) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-605 (b-17) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-606 (b-17) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-607 (b-17) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-608 (b-17) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-609 (b-17) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-610 (b-17) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(OMe)- 1-611 (b-18) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-612 (b-18) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-613 (b-18) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-614 (b-18) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-615 (b-19) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-616 (b-19) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-617 (b-19) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-618 (b-19) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-619 (b-19) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-620 (b-19) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-621 (b-19) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-622 (b-19) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-623 (b-19) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-624 (b-19) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-625 (b-19) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-626 (b-19) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-627 (b-19) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-628 (b-19) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-629 (b-19) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-630 (b-19) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-631 (b-19) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-632 (b-19) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-633 (b-19) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-634 (b-19) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-635 (b-19) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-636 (b-20) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-637 (b-20) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-638 (b-20) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-639 (b-20) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-640 (b-20) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-641 (b-20) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-642 (b-21) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-643 (b-21) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-644 (b-21) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-645 (b-21) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-646 (b-21) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-647 (b-21) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-648 (b-22) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-649 (b-22) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-650 (b-22) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-651 (b-22) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-652 (b-22) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-653 (b-22) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-654 (b-23) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-655 (b-23) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-656 (b-23) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-657 (b-23) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-658 (b-23) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-659 (b-23) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-660 (b-24) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-661 (b-24) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-662 (b-24) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-663 (b-24) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-664 (b-24) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-665 (b-24) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-666 (b-25) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-667 (b-25) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-668 (b-25) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-669 (b-25) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-670 (b-25) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-671 (b-25) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-672 (b-26) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-673 (b-26) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-674 (b-26) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-675 (b-26) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-676 (b-26) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-677 (b-26) (b-4) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-678 (b-26) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-679 (b-26) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-680 (b-26) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-681 (b-26) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-682 (b-26) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-683 (b-26) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-684 (b-26) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-685 (b-26) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-686 (b-26) (b-9) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-687 (b-26) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-688 (b-26) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-689 (b-26) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-690 (b-26) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-691 (b-26) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-692 (b-26) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-693 (b-26) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-694 (b-26) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-695 (b-26) (b-12) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-696 (b-26) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-697 (b-26) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-698 (b-26) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-699 (b-26) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-700 (b-26) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-701 (b-26) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-702 (b-26) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-703 (b-26) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-704 (b-26) (b-27) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-705 (b-26) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-706 (b-26) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-707 (b-26) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-708 (b-26) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-709 (b-26) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-710 (b-26) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-711 (b-26) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-712 (b-26) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-713 (b-26) (b-34) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-714 (b-26) (b-4) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-715 (b-26) (b-9) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-716 (b-26) (b-34) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-717 (b-26) (b-4) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-718 (b-26) (b-9) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-719 (b-26) (b-34) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-720 (b-26) (b-4) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-721 (b-26) (b-9) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-722 (b-26) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-723 (b-26) (b-4) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-724 (b-26) (b-9) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-725 (b-26) (b-34) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-726 (b-26) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-727 (b-26) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-728 (b-26) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-729 (b-26) (b-4) H H (a-12) -CH2- -CH(Me)- 1-730 (b-26) (b-9) H H (a-12) -CH2- -CH(Me)- 1-731 (b-26) (b-34) H H (a-12) -CH2- -CH(Me)- 1-732 (b-26) (b-4) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-733 (b-26) (b-9) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-734 (b-26) (b-34) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-735 (b-26) (b-4) H H (a-18) -CH2- -CH(Me)- 1-736 (b-26) (b-9) H H (a-18) -CH2- -CH(Me)- 1-737 (b-26) (b-34) H H (a-18) -CH2- -CH(Me)- 1-738 (b-26) (b-4) H H (a-20) -CH2- -CH(Me)- 1-739 (b-26) (b-9) H H (a-20) -CH2- -CH(Me)- 1-740 (b-26) (b-34) H H (a-20) -CH2- -CH(Me)- 1-741 (b-27) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-742 (b-27) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-743 (b-27) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-744 (b-27) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-745 (b-27) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-746 (b-27) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-747 (b-28) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-748 (b-28) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-749 (b-28) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-750 (b-28) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-751 (b-28) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-752 (b-28) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-753 (b-29) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-754 (b-29) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-755 (b-29) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-756 (b-29) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-757 (b-29) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-758 (b-29) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-759 (b-30) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-760 (b-30) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-761 (b-30) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-762 (b-30) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-763 (b-30) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-764 (b-30) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-765 (b-31) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-766 (b-31) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-767 (b-31) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-768 (b-31) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-769 (b-31) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-770 (b-31) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-771 (b-32) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-772 (b-32) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-773 (b-32) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-774 (b-32) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-775 (b-32) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-776 (b-32) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-777 (b-33) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-778 (b-33) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-779 (b-33) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-780 (b-33) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-781 (b-33) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-782 (b-33) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-783 (b-34) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-784 (b-34) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-785 (b-34) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-786 (b-34) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-787 (b-34) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-788 (b-34) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-789 (b-34) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-790 (b-34) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-791 (b-34) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-792 (b-34) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-793 (b-34) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-794 (b-34) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-795 (b-34) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-796 (b-34) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-797 (b-34) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-798 (b-34) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-799 (b-34) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-800 (b-34) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-801 (b-34) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-802 (b-34) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-803 (b-34) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-804 (b-35) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-805 (b-35) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-806 (b-35) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-807 (b-35) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-808 (b-35) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-809 (b-35) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-810 (b-36) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-811 (b-36) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-812 (b-36) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-813 (b-36) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-814 (b-36) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-815 (b-36) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-816 (b-36) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-817 (b-36) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-818 (b-36) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-819 (b-36) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-820 (b-36) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-821 (b-36) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-822 (b-36) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-823 (b-36) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-824 (b-36) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-825 (b-36) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-826 (b-36) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-827 (b-36) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-828 (b-36) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-829 (b-36) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-830 (b-36) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-831 (b-37) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-832 (b-37) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-833 (b-37) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-834 (b-37) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-835 (b-37) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-836 (b-37) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-837 (b-38) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-838 (b-38) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-839 (b-38) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-840 (b-38) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-841 (b-38) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-842 (b-38) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-843 (b-39) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-844 (b-39) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-845 (b-39) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-846 (b-39) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-847 (b-39) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-848 (b-39) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-849 (b-40) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-850 (b-40) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-851 (b-41) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-852 (b-41) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-853 (b-42) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-854 (b-42) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-855 (b-43) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-856 (b-43) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-857 (b-44) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-858 (b-44) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-859 (b-45) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-860 (b-45) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-861 (b-46) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-862 (b-46) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-863 (b-47) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-864 (b-47) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-865 (b-48) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-866 (b-48) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-867 (b-49) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-868 (b-49) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-869 (b-50) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-870 (b-50) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-871 (b-51) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-872 (b-51) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-873 (b-51) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-874 (b-51) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-875 (b-51) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-876 (b-51) (b-4) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-877 (b-51) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-878 (b-51) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-879 (b-51) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-880 (b-51) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-881 (b-51) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-882 (b-51) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-883 (b-51) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-884 (b-51) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-885 (b-51) (b-9) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-886 (b-51) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-887 (b-51) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-888 (b-51) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-889 (b-51) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-890 (b-51) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-891 (b-51) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-892 (b-51) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-893 (b-51) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-894 (b-51) (b-12) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-895 (b-51) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-896 (b-51) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-897 (b-51) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-898 (b-51) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-899 (b-51) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-900 (b-51) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-901 (b-51) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-902 (b-51) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-903 (b-51) (b-27) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-904 (b-51) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-905 (b-51) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-906 (b-51) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-907 (b-51) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-908 (b-51) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-909 (b-51) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-910 (b-51) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-911 (b-51) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-912 (b-51) (b-34) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-913 (b-51) (b-4) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-914 (b-51) (b-9) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-915 (b-51) (b-34) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-916 (b-51) (b-4) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-917 (b-51) (b-9) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-918 (b-51) (b-34) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-919 (b-51) (b-4) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-920 (b-51) (b-9) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-921 (b-51) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-922 (b-51) (b-4) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-923 (b-51) (b-9) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-924 (b-51) (b-34) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-925 (b-51) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-926 (b-51) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-927 (b-51) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-928 (b-51) (b-4) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-929 (b-51) (b-9) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-930 (b-51) (b-34) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-931 (b-52) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-932 (b-52) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-933 (b-52) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-934 (b-52) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-935 (b-52) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-936 (b-52) (b-4) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-937 (b-52) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-938 (b-52) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-939 (b-52) (b-8) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-940 (b-52) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-941 (b-52) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-942 (b-52) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-943 (b-52) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-944 (b-52) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-945 (b-52) (b-9) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-946 (b-52) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-947 (b-52) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-948 (b-52) (b-11) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-949 (b-52) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-950 (b-52) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-951 (b-52) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-952 (b-52) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-953 (b-52) (b-12) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-954 (b-52) (b-12) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-955 (b-52) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-956 (b-52) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-957 (b-52) (b-26) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-958 (b-52) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-959 (b-52) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-960 (b-52) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-961 (b-52) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-962 (b-52) (b-27) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-963 (b-52) (b-27) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-964 (b-52) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-965 (b-52) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-966 (b-52) (b-33) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-967 (b-52) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-968 (b-52) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Et)- 1-969 (b-52) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OH)- 1-970 (b-52) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-971 (b-52) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CO- 1-972 (b-52) (b-34) H H (a-1) -CH2- -(C=CH2)- 1-973 (b-52) (b-4) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-974 (b-52) (b-9) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-975 (b-52) (b-34) H H (a-2) -CH2- -CH(Me)- 1-976 (b-52) (b-4) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-977 (b-52) (b-9) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-978 (b-52) (b-34) H H (a-5) -CH2- -CH(Me)- 1-979 (b-52) (b-4) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-980 (b-52) (b-9) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-981 (b-52) (b-34) H H (a-6) -CH2- -CH(Me)- 1-982 (b-52) (b-4) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-983 (b-52) (b-9) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-984 (b-52) (b-34) H H (a-9) -CH2- -CH(Me)- 1-985 (b-52) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-986 (b-52) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-987 (b-52) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 1-988 (b-52) (b-4) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-989 (b-52) (b-9) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-990 (b-52) (b-34) H H (a-15) -CH2- -CH(Me)- 1-991 (b-53) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-992 (b-53) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-993 (b-53) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-994 (b-53) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-995 (b-53) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-996 (b-53) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-997 (b-54) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-998 (b-54) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-999 (b-54) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-1000 (b-54) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-1001 (b-54) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-1002 (b-54) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-1003 (b-55) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-1004 (b-55) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-1005 (b-55) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-1006 (b-55) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-1007 (b-55) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-1008 (b-55) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 1-1009 (b-56) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 1-1010 (b-56) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)-
【0077】
【表2】
【0078】
【化15】
【0079】 Compd. R1 R2 R3 R4 A D E No. 置換基No. 置換基No. 置換基No. 2-1 (b-4) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-2 (b-4) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-3 (b-4) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-4 (b-4) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-5 (b-4) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-6 (b-4) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-7 (b-4) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-8 (b-4) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-9 (b-4) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-10 (b-4) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-11 (b-4) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-12 (b-4) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-13 (b-5) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-14 (b-5) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-15 (b-6) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-16 (b-6) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-17 (b-8) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-18 (b-8) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-19 (b-8) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-20 (b-8) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-21 (b-8) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-22 (b-8) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-23 (b-8) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-24 (b-8) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-25 (b-8) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-26 (b-8) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-27 (b-8) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-28 (b-8) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-29 (b-9) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-30 (b-9) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-31 (b-11) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-32 (b-11) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-33 (b-11) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-34 (b-11) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-35 (b-11) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-36 (b-11) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-37 (b-11) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-38 (b-11) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-39 (b-11) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-40 (b-11) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-41 (b-11) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-42 (b-11) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-43 (b-12) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-44 (b-12) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-45 (b-15) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-46 (b-15) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-47 (b-15) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-48 (b-15) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-49 (b-15) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-50 (b-15) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-51 (b-15) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-52 (b-15) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-53 (b-15) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-54 (b-15) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-55 (b-15) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-56 (b-15) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-57 (b-17) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-58 (b-17) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-59 (b-17) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-60 (b-17) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-61 (b-17) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-62 (b-17) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-63 (b-17) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-64 (b-17) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-65 (b-17) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-66 (b-17) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-67 (b-17) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 2-68 (b-17) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 2-69 (b-19) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-70 (b-19) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-71 (b-22) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-72 (b-22) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-73 (b-23) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-74 (b-23) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-75 (b-24) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-76 (b-24) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-77 (b-25) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-78 (b-25) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-79 (b-26) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-80 (b-26) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-81 (b-27) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-82 (b-27) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-83 (b-29) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-84 (b-29) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-85 (b-33) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-86 (b-33) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-87 (b-34) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-88 (b-34) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-89 (b-36) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-90 (b-36) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 2-91 (b-39) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 2-92 (b-39) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)-
【0080】
【表3】
【0081】
【化16】
【0082】 Compd. R1 R2 R3 R4 A D E No. 置換基No. 置換基No. 置換基No. 3-1 (b-4) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-2 (b-4) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-3 (b-4) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-4 (b-4) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-5 (b-4) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-6 (b-4) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-7 (b-4) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-8 (b-4) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-9 (b-4) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-10 (b-4) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-11 (b-4) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-12 (b-4) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-13 (b-5) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-14 (b-5) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-15 (b-6) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-16 (b-6) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-17 (b-8) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-18 (b-8) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-19 (b-8) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-20 (b-8) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-21 (b-8) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-22 (b-8) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-23 (b-8) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-24 (b-8) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-25 (b-8) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-26 (b-8) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-27 (b-8) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-28 (b-8) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-29 (b-9) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-30 (b-9) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-31 (b-11) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-32 (b-11) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-33 (b-11) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-34 (b-11) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-35 (b-11) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-36 (b-11) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-37 (b-11) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-38 (b-11) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-39 (b-11) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-40 (b-11) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-41 (b-11) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-42 (b-11) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-43 (b-12) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-44 (b-12) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-45 (b-15) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-46 (b-15) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-47 (b-15) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-48 (b-15) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-49 (b-15) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-50 (b-15) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-51 (b-15) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-52 (b-15) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-53 (b-15) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-54 (b-15) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-55 (b-15) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-56 (b-15) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-57 (b-17) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-58 (b-17) (b-4) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-59 (b-17) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-60 (b-17) (b-9) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-61 (b-17) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-62 (b-17) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-63 (b-17) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-64 (b-17) (b-4) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-65 (b-17) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-66 (b-17) (b-9) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-67 (b-17) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(Me)- 3-68 (b-17) (b-34) H H (a-11) -CH2- -CH(OMe)- 3-69 (b-19) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-70 (b-19) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-71 (b-22) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-72 (b-22) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-73 (b-23) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-74 (b-23) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-75 (b-24) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-76 (b-24) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-77 (b-25) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-78 (b-25) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-79 (b-26) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-80 (b-26) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-81 (b-27) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-82 (b-27) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-83 (b-29) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-84 (b-29) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-85 (b-33) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-86 (b-33) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-87 (b-34) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-88 (b-34) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-89 (b-36) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-90 (b-36) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 3-91 (b-39) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(Me)- 3-92 (b-39) (b-34) H H (a-1) -CH2- -CH(OMe)- 上記表1−3において、好適な化合物としては、 例示化合物番号:1-20, 1-23, 1-28, 1-31, 1-41, 1-4
4, 1-49, 1-52, 1-62,1-66, 1-71, 1-74, 1-78, 1-91,
1-94, 1-99, 1-103, 1-176, 1-177, 1-225,1-233, 1-24
6, 1-249, 1-254, 1-257, 1-267, 1-271, 1-276, 1-27
7, 1-281,1-285, 1-297, 1-300, 1-305, 1-308, 1-362,
1-363, 1-394, 1-402, 1-415,1-423, 1-436, 1-440, 1
-445, 1-446, 1-450, 1-454, 1-466, 1-474, 1-672,1-6
75, 1-681, 1-684, 1-690, 1-693, 1-699, 1-702, 1-70
8, 1-711, 1-871,1-874, 1-880, 1-883, 1-907, 1-910,
1-931, 1-934, 1-940, 1-943, 1-967,1-970, 2-19, 2-
20, 2-21, 2-22, 3-19, 3-20, 3-21及び3-22 を挙げることができ、更に好適な化合物としては、 例示化合物番号:1-20, 1-28, 1-41, 1-49, 1-62, 1-6
6, 1-71, 1-74, 1-78,1-91, 1-99, 1-225, 1-233, 1-24
6, 1-254, 1-267, 1-271, 1-276, 1-277,1-281, 1-285,
1-297, 1-305, 1-415, 1-423, 1-436, 1-440, 1-466,
1-474,1-681,1-684, 1-690, 1-693, 1-708, 1-711, 1-8
80, 1-883, 1-907, 1-910,1-931,1-934, 1-940, 1-943,
1-967及び1-970 を挙げることができ、最も好適な化合物としては、 例示化合物番号1-41:4−{3−[(4−フルオロフェ
ニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニルア
ミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−
ジオン、 例示化合物番号1-49:3−ヒドロキシ−4−{3−
[(4−フルオロフェニル)−(2−メトキシ−2−フ
ェニルエチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロ
ブテン−1,2−ジオン、 例示化合物番号1-62:4−{3−[(4−クロロフェニ
ル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミ
ノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジ
オン、 例示化合物番号1-66:3−ヒドロキシ−4−{3−
[(4−クロロフェニル)−(2−メトキシ−2−フェ
ニルエチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブ
テン−1,2−ジオン、 例示化合物番号1-91:3−ヒドロキシ−4−{3−
[(4−メトキシフェニル)−(2−フェニルプロピ
ル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−
1,2−ジオン、 例示化合物番号1-99:3−ヒドロキシ−4−{3−
[(4−メトキシフェニル)−(2−メトキシ−2−フ
ェニルエチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロ
ブテン−1,2−ジオン、 例示化合物番号1-246:4−{3−[(4−フルオロフ
ェニル)−(2−(3−フルオロフェニル)プロピル)
アミノ]フェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シク
ロブテン−1,2−ジオン、 例示化合物番号1-254:3−ヒドロキシ−4−{3−
[(4−フルオロフェニル)−(2−メトキシ−2−
(3−フルオロフェニル)エチル)アミノ]フェニルア
ミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン、 例示化合物番号1-267:4−{3−[(4−クロロフェ
ニル)−(2−(3−フルオロフェニル)プロピル)ア
ミノ]フェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロ
ブテン−1,2−ジオン、 例示化合物番号1-271:3−ヒドロキシ−4−{3−
[(4−クロロフェニル)−(2−メトキシ−2−(3
−フルオロフェニル)エチル)アミノ]フェニルアミ
ノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン、 例示化合物番号1-297:4−{3−[(2−(3−フル
オロフェニル)プロピル)−(4−メトキシフェニル)
−アミノ]フェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シ
クロブテン−1,2−ジオン、 例示化合物番号1-305:3−ヒドロキシ−4−{3−
[(4−メトキシフェニル)−(2−メトキシ−2−
(3−フルオロフェニル)エチル)アミノ]フェニルア
ミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン、 例示化合物番号1-940:3−ヒドロキシ−4−{3−
[(4−フルオロフェニル)−(2−(チオフェン−3
−イル)プロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シ
クロブテン−1,2−ジオン、 例示化合物番号1-943:3−ヒドロキシ−4−{3−
[(4−フルオロフェニル)−(2−メトキシ−2−
(チオフェン−3−イル)エチル)アミノ]フェニルア
ミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン、 例示化合物番号1-967:3−ヒドロキシ−4−{3−
[(4−メトキシフェニル)−(2−(チオフェン−3
−イル)プロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シ
クロブテン−1,2−ジオン、及び 例示化合物番号1-970:3−ヒドロキシ−4−{3−
[(4−メトキシフェニル)−(2−メトキシ−2−
(チオフェン−3−イル)エチル)アミノ]フェニルア
ミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン を挙げることができる。
【0083】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(I)を有する化
合物は、以下に記載する方法に従って製造することがで
きる。
【0084】A法は、化合物(I)を製造する方法であ
る。
【0085】
【化17】
【0086】上記式中、R1、R2、R3、R4、R5
6、D、E、X、Y及びZは、前述したものと同意義
を示し、R1aは、R1基において置換基として含まれる
アミノ、ヒドロキシ及び/又はカルボキシ基が、保護さ
れてもよいアミノ、ヒドロキシ及び/又はカルボキシ基
である他R1の基の定義における基と同様の基を示し、
2 a、R3a、R4a及びR6aは、各々R2、R3、R4及び
6基において置換基として含まれるアミノ及び/又は
ヒドロキシ基が、保護されてもよいアミノ及び/又はヒ
ドロキシ基である他R2、R3、R4及びR6の基の定義に
おける基と同様の基を示し、Qは、通常、求核残基とし
て脱離する基であれば特に限定はないが、好適には、塩
素、臭素、沃素のようなハロゲン原子;メトキシ、エト
キシのような低級アルコキシ基;トリクロロメチルオキ
シのようなトリハロゲノメチルオキシ基;メタンスルホ
ニルオキシ、エタンスルホニルオキシのような低級アル
カンスルホニルオキシ基;トリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ、ペンタフルオロエタンスルホニルオキシのよ
うなハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ基;ベンゼ
ンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、
p−ニトロベンゼンスルホニルオキシのようなアリ−ル
スルホニルオキシ基を挙げることができ、最も好適に
は、ハロゲン原子及び低級アルコキシ基である。
【0087】上記において、R1a、R2a、R3a、R4a
びR6aの定義における「保護されてもよいアミノ基」の
「保護基」は、有機合成化学の分野で使用されるアミノ
基又はイミノ基の保護基であれば特に限定はされない
が、例えば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチ
リル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロ
イル、ヘキサノイル、アクリロイル、メタクリロイル、
クロトノイルのような低級脂肪族アシル基、クロロアセ
チル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフ
ルオロアセチルのようなハロゲノ低級アルキルカルボニ
ル基、メトキシアセチルのような低級アルコキシで置換
された低級アルキルカルボニル基等の「脂肪族アシル
類」;前記アリールにカルボニル基が結合したC7−C
11芳香族アシル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロ
ベンゾイルのようなハロゲノC7−C1 1芳香族アシル
基、2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−トルオイ
ルのような低級アルキルで置換されたC7−C11芳香族
アシル基、4−アニソイルのような低級アルコキシで置
換されたC7−C11芳香族アシル基、4−ニトロベンゾ
イル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロで置換され
たC7−C11芳香族アシル基、2−(メトキシカルボニ
ル)ベンゾイルのような低級アルコキシカルボニルで置
換されたC7−C11芳香族アシル基、4−フェニルベン
ゾイルのようなアリ−ルで置換されたC7−C11芳香族
アシル基等の「芳香族アシル類」;前記低級アルコキシ
カルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボ
ニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニルのよう
なハロゲン又はトリ低級アルキルシリルで置換された低
級アルコキシカルボニル基等の「アルコキシカルボニル
類」;ビニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニ
ルのような「アルケニルオキシカルボニル類」;ベンジ
ルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカル
ボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニ
ル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロ
ベンジルオキシカルボニルのような、「1乃至2個の低
級アルコキシ又はニトロでアリ−ル環が置換されていて
もよいアラルキルオキシカルボニル類」;トリメチルシ
リル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリ
ル、t−ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピル
シリル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロピ
ルシリルのようなトリ低級アルキルシリル基、ジフェニ
ルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフェニル
イソプロピルシリル、フェニルジイソプロピルシリルの
ようなアリ−ル及び低級アルキルから選択された基で3
個置換されたシリル基等の「シリル類」;ベンジル、フ
ェネチル、3−フェニルプロピル、α−ナフチルメチ
ル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチル、トリフェ
ニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチル、9−アン
スリルメチルのような1乃至3個のアリ−ル基で置換さ
れた低級アルキル基、4−メチルベンジル、2,4,6
−トリメチルベンジル、3,4,5−トリメチルベンジ
ル、4−メトキシベンジル、4−メトキシフェニルジフ
ェニルメチル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジ
ル、4−クロロベンジル、4−ブロモベンジル、4−シ
アノベンジル、4−シアノベンジルジフェニルメチル、
ビス(2−ニトロフェニル)メチル、ピペロニルのよう
な低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、ハロゲン、
シアノでアリ−ル環が置換された1乃至3個のアリ−ル
基で置換された低級アルキル基等の「アラルキル類」;
又はN,N−ジメチルアミノメチレン、ベンジリデン、
4−メトキシベンジリデン、4−ニトロベンジリデン、
サリシリデン、5−クロロサリシリデン、ジフェニルメ
チレン、(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)フェ
ニルメチレンのような「シッフ塩基を形成する置換され
たメチレン基」;であり、好適には、低級脂肪族アシル
基、C7−C1 1芳香族アシル基又はアルコキシカルボニ
ル基であり、更に好適には低級脂肪族アシル基又は低級
アルコキシカルボニル基であり、最も好適にはアセチル
基又はt−ブトキシカルボニル基である。
【0088】上記において、R1a、R2a、R3a、R4a
びR6aの定義における「保護されてもよいヒドロキシ
基」の「保護基」は、有機合成化学の分野で使用される
ヒドロキシ基の保護基であれば特に限定はされないが、
例えば、上記「ヒドロキシ基のエステルに斯かる一般的
保護基」と同意義を示し、好適には、低級脂肪族アシル
基、C7−C11芳香族アシル基、低級アルコキシカルボ
ニル基又は(低級アルコキシ)メチル基であり、更に好
適には、C7−C11芳香族アシル基又は(低級アルコキ
シ)メチル基であり、最も好適にはベンゾイル基又はメ
トキシメチル基である。
【0089】上記において、R1aの定義における「保護
されてもよいカルボキシ基」の「保護基」は、有機合成
化学の分野で使用されるカルボキシ基の保護基であれば
特に限定はされないが、例えば、上記「カルボキシ基の
エステルに斯かる一般的保護基」と同意義を示し、好適
には、低級アルキル基又はベンジル基である。
【0090】第A1工程は、一般式(I)を有する化合
物を製造する工程であり、一般式(II)を有する化合
物を、不活性溶媒中、一般式(III)を有する化合物
と反応させた後、所望によりR1a、R2a、R3a、R4a
びR6aにおけるアミノ、ヒドロキシ及び/又はカルボキ
シ基の保護基を除去することにより行われる。
【0091】上記反応に使用される不活性溶媒は、本反
応に不活性なものであれば特に限定はされないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;クロロホルム、ジクロロ
メタン、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素のような
ハロゲン化炭化水素類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸
プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル
類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル
類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソ
プロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−
ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコ
ール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノー
ル、メチルセロソルブのようなアルコ−ル類;アセトニ
トリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ホル
ムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;
水;又は上記溶媒の混合溶媒;であり、好適には、アル
コール類(最も好適には、メタノール)である。
【0092】反応温度は、原料化合物、溶媒等により異
なるが、通常、−20℃乃至150℃(好適には、0℃
乃至50℃)である。
【0093】反応時間は、原料化合物、溶媒、反応温度
等により異なるが、通常、5分間乃至24時間(好適に
は、15分間乃至12時間)である。
【0094】また、化合物(I)において、R6が低級
アルコキシ基である化合物を、不活性溶媒中(好適には
アルコール類又はエーテル類)、−20℃乃至150℃
(好適には、0℃乃至50℃)で5分間乃至24時間
(好適には、15分間乃至12時間)、アンモニア又は
一般式(IV) HR6b (IV) (式中、R6bの定義におけるアミン残基と同様の基を示
す。)を有する化合物と反応させることによりR6がア
ミン残基である化合物を製造することができる。
【0095】更に、化合物(I)において、R6が低級
アルコキシ基である化合物を、不活性溶媒中(好適には
アルコール類又はハロゲン化炭化水素類)、−20℃乃
至150℃(好適には、0℃乃至50℃)で5分間乃至
24時間(好適には、15分間乃至12時間)、酸(例
えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸、燐酸のよう
な無機酸;酢酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホン酸、p−
トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、トリフル
オロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸のような有機
酸等のブレンステッド酸;塩化亜鉛、四塩化スズ、ボロ
ントリクロリド、ボロントリフルオリド、ボロントリブ
ロミドのようなルイス酸;酸性イオン交換樹脂;を挙げ
ることができ、好適には有機酸であり、最も好適にはト
リフルオロ酢酸)と反応させることにより、R6がヒド
ロキシ基である化合物を製造することができる。
【0096】所望の工程である、アミノ、ヒドロキシ及
びカルボキシ基の保護基の除去はその種類によって異な
るが、一般に有機合成化学の技術において周知の方法、
例えば、T.W.Green,(Protective Groups in Organic S
ynthesis),John Wiley & Sons:J.F.W.McOmis,(Protec
tive Groups in OrganicChemistry),Plenum Pressに
記載の方法により以下のように行うことができ、アミ
ノ、ヒドロキシ及び/又はカルボキシ基の保護基の除去
は、順不同で希望する除去反応を順次実施することがで
きる。
【0097】アミノ基の保護基が、シリル類である場合
には、通常、弗化テトラブチルアンモニウム、弗化水素
酸、弗化水素酸−ピリジン、弗化カリウムのような弗素
アニオンを生成する化合物で処理することにより除去さ
れる。
【0098】上記反応に使用される不活性溶媒は、反応
を阻害しないものであれば特に限定はないが、例えば、
ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル類が好
適である。
【0099】反応温度及び反応時間は、特に限定はない
が、通常、0℃乃至50℃で10分間乃至18時間実施
される。
【0100】アミノ基の保護基が、脂肪族アシル類、芳
香族アシル類、アルコキシカルボニル類又はシッフ塩基
を形成する置換されたメチレン基である場合には、水性
溶媒の存在下に、酸又は塩基で処理することにより除去
することができる。
【0101】上記反応に使用される酸としては、通常酸
として使用されるもので反応を阻害しないものであれば
特に限定はないが、例えば、臭化水素酸、塩酸、硫酸、
過塩素酸、燐酸、硝酸のような無機酸であり、好適には
塩酸である。
【0102】上記反応に使用される塩基としては、通常
塩基として使用されるもので反応を阻害しないものであ
れば特に限定はないが、好適には、炭酸リチウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩
類;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムのようなアルカリ金属水酸化物類;リチウムメトキシ
ド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウム−t−ブトキシドのような金属アルコキシド類;
アンモニア水、濃アンモニア−メタノ−ルのようなアン
モニア類;が用いられる。
【0103】上記反応に使用される不活性溶媒として
は、通常の加水分解反応に使用されるものであれば特に
限定はないが、例えば、メタノ−ル、エタノ−ル、n−
プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イ
ソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなア
ルコ−ル類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ
−テル類;水;水と上記有機溶媒との混合溶媒;であ
り、好適にはエーテル類(最も好適にはジオキサン)で
ある。
【0104】反応温度及び反応時間は、原料化合物、溶
媒及び使用される酸若しくは塩基等により異なり、特に
限定はないが、副反応を抑制するために、通常、0℃乃
至150℃で、1 時間乃至10時間反応させる。
【0105】アミノ基の保護基が、アラルキル類又はア
ラルキルオキシカルボニル類である場合には、通常、不
活性溶媒中、還元剤と接触させることにより(好適に
は、触媒下、常温にて接触還元)除去する方法又は酸化
剤を用いて除去する方法が好適である。
【0106】接触還元による除去に使用される不活性溶
媒としては、反応を阻害しないものであれば特に限定は
ないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石
油エーテルのような脂肪族炭化水素類;トルエン、ベン
ゼン、キシレンのような芳香族炭化水素類;酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエ
チルのようなエステル類;ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジ
メトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ルのようなエ−テル類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−
プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イ
ソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなア
ルコ−ル類;酢酸のような有機酸類;水;上記溶媒と水
との混合溶媒;であり、好適には、アルコ−ル類、エー
テル類、有機酸類又は水(最も好適には、アルコール類
又は有機酸類)である。
【0107】接触還元による除去に使用される使用され
る触媒としては、通常、接触還元反応に使用されるもの
であれば、特に限定はないが、好適には、パラジウム−
炭素、ラネ−ニッケル、酸化白金、白金黒、ロジウム−
酸化アルミニウム、トリフェニルホスフィン−塩化ロジ
ウム、パラジウム−硫酸バリウムが用いられる。
【0108】圧力は、特に限定はないが、通常1乃至1
0気圧で行なわれる。
【0109】反応温度及び反応時間は、原料化合物、触
媒、溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃
で、5分間乃至24時間実施される。
【0110】酸化による除去において使用される不活性
溶媒としては、反応を阻害しないものであれば特に限定
はないが、例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、
1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素のようなハロゲン
化炭化水素類;アセトニトリルのようなニトリル類、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレン
グリコールジメチルエーテルのようなエ−テル類;アセ
トンのようなケトン類;ホルムアミド、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸ト
リアミドのようなアミド類;及びジメチルスルホキシド
のようなスルホキシド類;スルホラン;であり、好適に
は、ハロゲン化炭化水素類、エ−テル類又はスルホキシ
ド類(最も好適には、ハロゲン化炭化水素類又はスルホ
キシド類)である。
【0111】使用される酸化剤としては、通常酸化剤と
して使用されるもので反応を阻害しないものであれば特
に限定はないが、好適には、過硫酸カリウム、過硫酸ナ
トリウム、アンモニウムセリウムナイトレイト(CA
N)、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベン
ゾキノン(DDQ)が用いられる。
【0112】反応温度及び反応時間は、原料化合物、触
媒、溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至150℃
で、10分間乃至24時間実施される。
【0113】また、アミノ基の保護基が、アラルキル類
である場合には、酸を用いて保護基を除去することもで
きる。
【0114】上記反応に使用される酸は、通常の反応に
おいて酸触媒として使用されるものであれば特に限定は
ないが、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸、
燐酸のような無機酸;酢酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン
酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸
のような有機酸等のブレンステッド酸;塩化亜鉛、四塩
化スズ、ボロントリクロリド、ボロントリフルオリド、
ボロントリブロミドのようなルイス酸;酸性イオン交換
樹脂;であり、好適には、無機酸又は有機酸(最も好適
には、塩酸、酢酸又はトリフルオロ酢酸)である。
【0115】上記反応に使用される不活性溶媒は、反応
を阻害しないものであれば特に限定はないが、例えば、
ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルのよう
な脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素のようなハロ
ゲン化炭化水素類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;
ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メ
タノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソプロパ
ノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ
−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、
グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチ
ルセロソルブのようなアルコ−ル類;ホルムアミド、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメ
チルリン酸トリアミドのようなアミド類;水;或は水又
は上記溶媒の混合溶媒;であり、好適には、エーテル
類、アルコ−ル類又は水(最も好適には、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、エタノール又は水)である。
【0116】反応温度は、原料化合物、使用される酸、
溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至沸点温度
(好適には、0℃乃至100℃)である。
【0117】反応時間は、原料化合物、使用される酸、
溶媒、反応温度等により異なるが、通常、15分間乃至
48時間(好適には、30分間乃至20時間)である。
【0118】アミノ基の保護基がアルケニルオキシカル
ボニル類である場合は、通常、アミノの保護基が前記の
脂肪族アシル類、芳香族アシル類、アルコキシカルボニ
ル類又はシッフ塩基を形成する置換されたメチレン基で
ある場合の除去反応の条件と同様にして、塩基と処理す
ることにより行われる。
【0119】尚、アリルオキシカルボニル基の場合は、
特に、パラジウム、及びトリフェニルホスフィン若しく
はニッケルテトラカルボニルを使用して除去する方法が
簡便で、副反応が少なく実施することができる。
【0120】ヒドロキシ基の保護基として、シリル類を
使用した場合には、通常、弗化テトラブチルアンモニウ
ム、弗化水素酸、弗化水素酸−ピリジン、弗化カリウム
のような弗素アニオンを生成する化合物で処理するか、
又は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸、燐酸のよう
な無機酸又は酢酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホン酸、p
−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、トリフ
ルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸のような有
機酸で処理することにより除去できる。
【0121】弗素アニオンにより保護基を除去する場合
に使用される不活性溶媒としては、反応を阻害しないも
のであれば特に限定はないが、好適には、ジエチルエ−
テル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコール
ジメチルエーテルのようなエ−テル類;アセトニトリ
ル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;酢酸のよ
うな有機酸;水;上記溶媒の混合溶媒;である。
【0122】尚、弗素アニオンにより保護基を除去する
場合に、蟻酸、酢酸、プロピオン酸のような有機酸を加
えることによって、反応が促進することがある。
【0123】弗素アニオンにより保護基を除去する場合
の反応温度及び反応時間は、原料化合物、触媒、溶媒等
により異なるが、通常、0℃乃至100℃(好適には、
10℃乃至50℃)で、1時間乃至24時間実施され
る。
【0124】無機酸又は有機酸により保護基を除去する
場合、アミノ基の保護基がアラルキル類である場合の除
去反応の条件と同様にして、無機酸又は有機酸と処理す
ることにより達成される。
【0125】ヒドロキシ基の保護基が、アラルキル類又
はアラルキルオキシカルボニル類である場合には、通
常、不活性溶媒中、還元剤と接触させることにより(好
適には、触媒下、常温にて接触還元)除去する方法又は
酸化剤を用いて除去する方法が好適である。
【0126】接触還元による除去に使用される不活性溶
媒としては、反応を阻害しないものであれば特に限定は
ないが、例えば、アミノ基の保護基が、アラルキル類又
はアラルキルオキシカルボニル類である場合、還元剤と
接触させることにより除去する際に使用される不活性溶
媒と同様なものを挙げることができ、好適にはアルコ−
ル類(最も好適にはメタノール)である。
【0127】接触還元による除去に使用される触媒とし
ては、通常、接触還元反応に使用されるものであれば、
特に限定はないが、例えば、例えば、アミノ基の保護基
が、アラルキル類又はアラルキルオキシカルボニル類で
ある場合、還元剤と接触させることにより除去する際に
使用される不活性溶媒と同様なものを挙げることがで
き、好適にはパラジウム−炭素である。
【0128】圧力は、特に限定はないが、通常1乃至1
0気圧で行なわれる。
【0129】反応温度及び反応時間は、原料化合物、触
媒、溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃
(好適には、20℃乃至70℃)、5分間乃至48時間
(好適には、1時間乃至24時間)である。
【0130】酸化による除去において使用される溶媒と
しては、反応を阻害しないものであれば特に限定はない
が、例えば、アミノ基の保護基が、アラルキル類又はア
ラルキルオキシカルボニル類である場合、酸化剤と接触
させることにより除去する際に使用される不活性溶媒と
同様なものを挙げることができる。
【0131】使用される酸化剤としては、酸化に使用さ
れる化合物であれば特に限定はないが、例えば、アミノ
基の保護基が、アラルキル類又はアラルキルオキシカル
ボニル類である場合、酸化剤と接触させることにより除
去する際に使用される酸化剤と同様なものを挙げること
ができる。
【0132】反応温度及び反応時間は、原料化合物、触
媒、溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至150℃
で、10分間乃至24時間実施される。
【0133】また、液体アンモニア中若しくはメタノ−
ル、エタノ−ル、n−プロパノール、イソプロパノ−
ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−
ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、グ
リセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチル
セロソルブのようなアルコ−ル類中において、−78℃
乃至0℃で、金属リチウム、金属ナトリウムのようなア
ルカリ金属類を作用させることによっても除去できる。
【0134】更に、ヒドロキシ基の保護基が、アラルキ
ル類又はアラルキルオキシカルボニル類である場合に
は、溶媒中、塩化アルミニウム−沃化ナトリウム又は、
トリメチルシリルイオダイドのようなアルキルシリルハ
ライド類を用いることにより、保護基を除去することが
できる。
【0135】塩化アルミニウム−沃化ナトリウム又はア
ルキルシリルハライド類を用いて保護基を除去場合使用
される不活性溶媒としては、本反応に関与しないもので
あれば特に限定はないが、好適には、メチレンクロリ
ド、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化
水素類;アセトニトリルのようなニトリル類;上記溶媒
の混合溶媒;が挙げられる。
【0136】塩化アルミニウム−沃化ナトリウム又はア
ルキルシリルハライド類を用いて保護基を除去場合の反
応温度及び反応時間は、原料化合物、溶媒等により異な
るが、通常は0℃乃至50℃で、5分間乃至72時間実
施される。
【0137】尚、反応基質が硫黄原子を有する場合は、
好適には、塩化アルミニウム−沃化ナトリウムが用いら
れる。
【0138】ヒドロキシ基の保護基が、脂肪族アシル
類、芳香族アシル類又はアルコキシカルボニル基類であ
る場合には、溶媒中、塩基で処理することにより除去さ
れる。
【0139】上記反応において使用される塩基として
は、通常塩基として使用されるもので化合物の他の部分
に影響を与えないものであれば特に限定はないが、例え
ば、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素リチウム、炭酸水
素ナトリウム、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属
重炭酸塩類;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物類;リチウム
メトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキ
シド、カリウム−t−ブトキシドのような金属アルコキ
シド類;アンモニア水、濃アンモニア−メタノ−ルのよ
うなアンモニア類;であり、好適には、アルカリ金属水
酸化物類、金属アルコキシド類又はアンモニア類(最も
好適には、アルカリ金属水酸化物類又は金属アルコキシ
ド類)である。
【0140】上記反応において使用される溶媒として
は、通常の加水分解反応に使用されるものであれば特に
限定はないが、例えば、ジエチルエ−テル、ジイソプロ
ピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメ
トキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル
のようなエ−テル類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プ
ロパノール、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソ
ブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、
ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シ
クロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコ−
ル類;水;上記溶媒の混合溶媒が好適である。
【0141】反応温度及び反応時間は、原料化合物、使
用される塩基、溶媒等により異なり特に限定はないが、
副反応を抑制するために、通常、−20℃乃至150℃
で、1時間乃至10時間実施される。
【0142】ヒドロキシ基の保護基が、アルコキシメチ
ル類、テトラヒドロピラニル類、テトラヒドロチオピラ
ニル類、テトラヒドロフラニル類、テトラヒドロチオフ
ラニル類又は置換されたエチル類である場合には、通
常、溶媒中、酸で処理することにより除去される。
【0143】上記反応に使用される酸としては、通常、
ブレンステッド酸又はルイス酸として使用されるもので
あれば特に限定はなく、好適には、塩化水素;塩酸、硫
酸、硝酸のような無機酸;又は酢酸、トリフルオロ酢
酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸のよう
な有機酸等のブレンステッド酸:三弗化ホウ素のような
ルイス酸であるが、ダウエックス50Wのような強酸性
の陽イオン交換樹脂も使用することができる。
【0144】上記反応に使用される不活性溶媒として
は、反応を阻害しないものであれば特に限定はないが、
例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、
クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチ
ル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエ−テ
ル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエ−テル類;メタノ−ル、エタ
ノ−ル、n−プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n−ブ
タノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミ
ルアルコ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オ
クタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブの
ようなアルコ−ル類;アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノ
ンのようなケトン類;水;上記溶媒の混合溶媒;であ
り、好適には、エ−テル類(最も好適には、テトラヒド
ロフラン)又はアルコール類(最も好適には、メタノー
ル)である。
【0145】反応温度及び反応時間は、原料化合物、使
用される酸、溶媒等により異なるが、通常、−10℃乃
至200℃(好適には、0℃乃至150℃)で、5分間
乃至48時間(好適には、30分間乃至10時間)であ
る。
【0146】ヒドロキシ基の保護基が、アルケニルオキ
シカルボニル類である場合は、通常、ヒドロキシ基の保
護基が前記の脂肪族アシル類、芳香族アシル類又はアル
コキシカルボニル類である場合の除去反応の条件と同様
にして、塩基と処理することにより達成される。
【0147】尚、アリルオキシカルボニル基の場合は、
特にパラジウム、及びトリフェニルホスフィン、又はビ
ス(メチルジフェニルホスフィン)(1,5−シクロオ
クタジエン)イリジウム(I)・ヘキサフルオロホスフ
ェートを使用して除去する方法が簡便で、副反応が少な
く実施することができる。
【0148】カルボキシ基の保護基が、低級アルキル基
又は低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、ハロゲン
若しくはシアノで置換されてもよい1乃至3個のアリー
ルで置換された低級アルキル基である場合は、通常、ヒ
ドロキシ基の保護基が前記の脂肪族アシル類、芳香族ア
シル類又はアルコキシカルボニル類である場合の除去反
応の条件と同様にして、塩基と処理することにより達成
される。
【0149】反応終了後、本反応の目的化合物(I)は
常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反
応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には
濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和し
ない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離
し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナ
トリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥後、溶剤を
留去することによって得られる。得られた目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿、又は、通
常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法、例え
ば、シリカゲル、アルミナ、マグネシウムーシリカゲル
系のフロリジルのような担体を用いた吸着カラムクロマ
トグラフィー法;セファデックスLH−20(ファルマ
シア社製)、アンバーライトXAD−11(ローム・ア
ンド・ハース社製)、ダイヤイオンHP−20(三菱化
成社製)ような担体を用いた分配カラムクロマトグラフ
ィー等の合成吸着剤を使用する方法、イオン交換クロマ
トを使用する方法、又は、シリカゲル若しくはアルキル
化シリカゲルによる順相・逆相カラムクロマトグラフィ
ー法(好適には、高速液体クロマトグラフィーであ
る。)を適宜組合せ、適切な溶離剤で溶出することによ
って分離、精製することができる。
【0150】尚、異性体を分離する必要がある場合に
は、上記各工程の反応終了後、又は、所望工程の終了後
の適切な時期に、上記分離精製手段によって行なうこと
ができる。
【0151】原料化合物(II)及び(III)は、公
知か、公知の方法又はそれに類似した方法に従って容易
に製造される。例えば、原料化合物(III)は、J. O
rg.Chem. USSR (Engl. Transl.)695-702 (1969);Synth.
Commun., 2177-2180 (1997)に記載の方法により製造す
ることができる。
【0152】また、原料化合物(II)は、以下の方法
によって製造することができる。
【0153】B法は、化合物(II)において、R5
水素原子である化合物(IIa)を製造する方法であ
る。
【0154】
【化18】
【0155】上記式中、R1a、R2a、R3a、R4a、D、
E、Q及びZは、前述したものと同意義を示し、R
9は、水素原子、ヒドロキシ基又は低級アルコキシ基を
示し、D1は、D基において定義されているC1−C6
ルキレン基が炭素数が1つ少ない基である他D基と同様
の基を示す。
【0156】第B1工程は、一般式(VIII)を有す
る化合物を製造する工程であり、一般式(V)を有する
化合物またはその酸付加塩を、(1)不活性溶媒中、塩
基の存在下または非存在下(好適には存在下)、一般式
(VI)を有する化合物と反応させるか、又は、(2)
不活性溶媒中、一般式(VII)を有する化合物と反応
させることにより行われる。
【0157】化合物(V)またはその酸付加塩を化合物
(VI)と反応させる際に使用される不活性溶媒は、本
反応に不活性なものであれば特に限定はされないが、例
えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル
のような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシ
レンのような芳香族炭化水素類;クロロホルム、ジクロ
ロメタン、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素のよう
なハロゲン化炭化水素類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステ
ル類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル
類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソ
プロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−
ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコ
ール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノー
ル、メチルセロソルブのようなアルコ−ル類;ホルムア
ミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;アセ
トニトリルのようなニトリル類;水;或は水又は上記溶
媒の混合溶媒;であり、好適には、ハロゲン化炭化水素
類又はアミド類である。
【0158】化合物(V)またはその酸付加塩を化合物
(VI)と反応させる際に使用される塩基としては、通
常塩基として使用されるものであれば特に限定はない
が、例えば、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素リチウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのようなア
ルカリ金属重炭酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリ
ウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物
類;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムのようなアルカリ金属水酸化物類;リチウムメトキシ
ド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムt−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシ
ド類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジ
ン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N
−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,
5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DA
BCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7
−ウンデセン(DBU)のような有機アミン類;であ
り、好適には有機アミン類(最も好適にはピリジン)で
ある。
【0159】化合物(V)またはその酸付加塩を化合物
(VI)と反応させる際の反応温度は、原料化合物、塩
基、溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至100
℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
【0160】化合物(V)またはその酸付加塩を化合物
(VI)と反応させる際の反応時間は、原料化合物、塩
基、溶媒、反応温度等により異なるが、通常、15分間
乃至24時間(好適には、30分間乃至16時間)であ
る。
【0161】また、化合物(V)またはその酸付加塩を
化合物(VII)と反応させる方法は以下のようにして
行うことができる。
【0162】化合物(VII)においてR9が水素原子
である場合には、不活性溶媒中、化合物(V)またはそ
の酸付加塩を化合物(VII)と直接反応させることに
より行われる。
【0163】化合物(V)またはその酸付加塩を化合物
(VII)と直接反応させる際に使用される不活性溶媒
は、本反応に不活性なものであれば特に限定はされない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エ
ーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコール
ジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノ−ル、エ
タノ−ル、n−プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n−
ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソア
ミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、
オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブ
のようなアルコ−ル類;ホルムアミド、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸ト
リアミドのようなアミド類;酢酸、プロピオン酸のよう
な酸類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド
類;スルホラン;又は上記溶媒の混合溶媒;であり、好
適には、エーテル類(最も好適にはテトラヒドロフラ
ン)である。
【0164】化合物(V)またはその酸付加塩を化合物
(VII)と直接反応させる際の反応温度は、原料化合
物、溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至200℃
(好適には、10℃乃至120℃)である。
【0165】化合物(V)またはその酸付加塩を化合物
(VII)と直接反応させる際の反応時間は、原料化合
物、溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間乃
至50時間(好適には、5時間乃至24時間)である。
【0166】化合物(VII)においてR9がヒドロキ
シ基である場合には、不活性溶媒中、化合物(VII)
またはその反応性誘導体(酸ハライド類、活性エステル
類または混合酸無水物類)を化合物(V)またはその酸
付加塩と反応させることにより行われる。
【0167】酸ハライド法は、不活性溶媒中、化合物
(VII)をハロゲン化剤(通常ハロゲン化剤として使
用されるものであれば特に限定はないが、例えば、塩化
オキザリル、塩化チオニル、臭化チオニル、シュウ酸ク
ロリド、シュウ酸ジクロリド、オキシ塩化リン、三塩化
リン、五塩化リン等)と反応させ、酸ハライド類を製造
し、その酸ハライド類と化合物(V)またはその酸付加
塩を、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適
には存在下)、反応させることにより行われる。
【0168】活性ハライド類を製造する際に使用される
塩基は、通常塩基として使用されるものであれば特に限
定はないが、例えば、化合物(V)またはその酸付加塩
を化合物(VI)と反応させる際に使用される塩基と同
様なものを挙げることができ、好適には有機アミン類
(最も好適にはピリジン)である。
【0169】活性ハライド類を製造する際に使用される
不活性溶媒は、本反応に不活性なものであれば特に限定
はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロインま
たは石油エ−テルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジ
クロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタ
ン、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリ
コールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン
のようなケトン類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリア
ミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシドようなス
ルホキシド類;スルホラン;であり、好適には、ハロゲ
ン化炭化水素類、エーテル類又はアミド類(最も好適に
は、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラ
ン又はジメチルホルムアミド)である。
【0170】活性ハライド類を製造する際の反応温度
は、原料化合物、試薬等により異なるが、ハロゲン化剤
と化合物(VII)の反応および酸ハライド類と化合物
(V)またはその酸付加塩との反応とも、通常、−20
℃乃至150℃であり、好適には、ハロゲン化剤と化合
物(VII)との反応は−10℃乃至100℃であり、
酸ハライド類と化合物(V)またはその酸付加塩との反
応は−20℃乃至100℃である。
【0171】活性ハライド類を製造する際の反応時間
は、原料化合物、試薬、反応温度等により異なるが、ハ
ロゲン化剤と化合物(VII)の反応および酸ハライド
類と化合物(V)またはその酸付加塩との反応とも、通
常、30分間乃至80時間(好適には、1時間乃至48
時間)である。
【0172】活性エステル法は、不活性溶媒中、化合物
(VII)と活性エステル化剤を反応させ、活性エステ
ル類を製造した後、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非
存在下(好適には存在下)、化合物(V)またはその酸
付加塩と反応させることによって行われる。
【0173】活性エステル類を製造する際に使用される
活性エステル化剤は、通常活性エステル化剤として使用
されるものであれば特に限定はないが、例えば、N−ヒ
ドロキシサクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−
ジカルボキシイミドのようなN−ヒドロキシ化合物;ジ
ピリジルジスルフィドのようなジスルフィド化合物;ジ
シクロヘキシルカルボジイミドのようなカルボジイミ
ド;カルボニルジイミダゾール;トリフェニルホスフィ
ン;のような縮合剤の存在下に好適に行われる。
【0174】活性エステル類を製造する際に使用される
不活性溶媒は、本反応に不活性なものであれば特に限定
はされないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ンまたは石油エ−テルのような脂肪族炭化水素類;ベン
ゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;
ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素
のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジ
イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチル
エーテルのようなエーテル類;アセトンのようなケトン
類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなア
ミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド
類;スルホラン;であり、好適には、エーテル類又はア
ミド類(最も好適には、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン又はジメチルホルムアミド)である。
【0175】活性エステル類を製造する際に使用される
塩基は、通常塩基として使用されるものであれば特に限
定はないが、例えば、前記酸ハライド法において使用さ
れるものと同様の塩基を挙げることができる。
【0176】活性エステル類を製造する際の反応温度
は、原料化合物、試薬等により異なるが、通常、活性エ
ステル化反応では、−70℃乃至150℃(好適には、
−10℃乃至100℃)であり、活性エステル類と化合
物(V)またはその酸付加塩との反応では、−20℃乃
至100℃(好適には、0℃乃至50℃)である。
【0177】活性エステル類を製造する際の反応時間
は、原料化合物、試薬、反応温度等により異なるが、活
性エステル化反応及び活性エステル類と化合物(V)ま
たはその酸付加塩との反応ともに、通常、30分間乃至
80時間(好適には、1時間乃至48時間)である。
【0178】混合酸無水物法は、不活性溶媒中、塩基存
在下または非存在下(好適には、存在下)、化合物(V
II)と混合酸無水物化剤を反応させ、混合酸無水物類
を製造した後、不活性溶媒中、混合酸無水物類と化合物
(V)またはその酸付加塩を反応させることにより行わ
れる。
【0179】混合酸無水物類を製造する際に使用される
塩基は、通常塩基として使用されるものであれば特に限
定はないが、例えば、前記酸ハライド法において使用さ
れるものと同様の塩基を挙げることができ、好適には有
機アミン類(最も好適には、ピリジン又はトリエチルア
ミン)である。
【0180】混合酸無水物類を製造する際に使用される
混合酸無水物化剤は、通常混合酸無水物化剤として使用
されるものであれば特に限定はないが、例えば、クロル
炭酸エチル、クロル炭酸イソブチルのような炭酸低級ア
ルキルハライド;ピバロイルクロリドのような低級アル
カノイルハライド;シアノホスホン酸ジエチル、シアノ
ホスホン酸ジフェニルのようなジ低級アルキル若しくは
ジアリールシアノリン酸であり、好適には、炭酸低級ア
ルキルハライド(最も好適には、クロル炭酸イソブチ
ル)である。
【0181】混合酸無水物類を製造する際に使用される
不活性溶媒は、本反応に不活性なものであれば特に限定
はされないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ンまたは石油エ−テルのような脂肪族炭化水素類;ベン
ゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;
ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素
のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジ
イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチル
エーテルのようなエーテル類;アセトンのようなケトン
類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなア
ミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド
類;スルホラン;であり、好適には、ハロゲン化炭化水
素類又はアミド類(最も好適には、ジクロロメタン又は
ジメチルホルムアミド)である。
【0182】混合酸無水物類を製造する際の反応温度
は、原料化合物、試薬等により異なるが、通常−50℃
乃至100℃(好適には0℃乃至60℃)である。
【0183】混合酸無水物類を製造する際の反応時間
は、原料化合物、試薬、反応温度等により異なるが、通
常、30分間乃至24時間(好適には、1時間乃至12
時間)である。
【0184】混合酸無水物類と化合物(V)またはその
酸付加塩との反応は、不活性溶媒中、塩基の存在下また
は非存在下(好適には、存在下)で行われ、使用される
塩基および不活性溶媒は、前述された混合酸無水物類を
製造する反応において使用されるものと同様である。
【0185】混合酸無水物類と化合物(V)またはその
酸付加塩の反応に於ける反応温度は、原料化合物、塩基
等により異なるが、通常、−30℃乃至100℃(好適
には、0℃乃至80℃)である。
【0186】混合酸無水物類と化合物(V)またはその
酸付加塩の反応に於ける反応時間は、原料化合物、塩
基、反応温度等により異なるが、通常、5分間乃至24
時間(好適には、30分間乃至16時間)である。
【0187】また、ジ低級アルキル若しくはジアリール
シアノリン酸を使用することにより、塩基の存在下、化
合物(V)と化合物(VII)を直接反応させ、目的化
合物(VIII)を得ることもできる。
【0188】化合物(VII)においてR9が低級アル
コキシ基である場合には、不活性溶媒の存在下又は非存
在下(好適には非存在下)、塩基の存在下又は非存在下
(好適には非存在下)、化合物(V)またはその酸付加
塩と化合物(VII)を反応させることにより行なわれ
る。
【0189】化合物(V)またはその酸付加塩と化合物
(VII)を反応させる際に使用される塩基は、通常塩
基として使用されるものであれば特に限定はないが、例
えば、前記酸ハライド法で用いられるものと同様なもの
を挙げることができ、好適には有機アミン類(最も好適
にはピリジン)である。
【0190】化合物(V)またはその酸付加塩と化合物
(VII)を反応させる際に使用される不活性溶媒は、
本反応に不活性なものであれば特に限定はされないが、
例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;メタノ−ル、エタノ−
ル、n−プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ
−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルア
ルコ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタ
ノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのよう
なアルコ−ル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリア
ミドのようなアミド類;又は上記溶媒の混合溶媒;であ
り、好適には、エーテル類又はアミド類(最も好適に
は、テトラヒドロフラン、ジオキサン又はジメチルホル
ムアミド)である。
【0191】化合物(V)またはその酸付加塩と化合物
(VII)を反応させる際の反応温度は、原料化合物、
使用される塩基、溶媒等により異なるが、通常、0℃乃
至200℃(好適には、50℃乃至150℃)である。
【0192】化合物(V)またはその酸付加塩と化合物
(VII)を反応させる際の反応時間は、原料化合物、
使用される塩基、溶媒、反応温度等により異なるが、通
常、1時間乃至50時間(好適には、5時間乃至24時
間)である。
【0193】反応終了後、本反応の目的化合物(VII
I)は常法に従って、反応混合物から採取される。例え
ば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場
合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような
混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を
分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫
酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥後、溶
剤を留去することによって得られる。得られた目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿、又は、
通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法、例
えば、シリカゲル、アルミナ、マグネシウムーシリカゲ
ル系のフロリジルのような担体を用いた吸着カラムクロ
マトグラフィー法;セファデックスLH−20(ファル
マシア社製)、アンバーライトXAD−11(ローム・
アンド・ハース社製)、ダイヤイオンHP−20(三菱
化成社製)ような担体を用いた分配カラムクロマトグラ
フィー等の合成吸着剤を使用する方法、イオン交換クロ
マトを使用する方法、又は、シリカゲル若しくはアルキ
ル化シリカゲルによる順相・逆相カラムクロマトグラフ
ィー法(好適には、高速液体クロマトグラフィーであ
る。)を適宜組合せ、適切な溶離剤で溶出することによ
って分離、精製することができる。
【0194】尚、異性体を分離する必要がある場合に
は、上記各工程の反応終了後、又は、所望工程の終了後
の適切な時期に、上記分離精製手段によって行なうこと
ができる。
【0195】第B2工程は、一般式(IX)を有する化
合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、化合物(V
III)のアミドのカルボニル基を還元することにより
行なわれる。
【0196】上記反応において使用される還元剤として
は、通常カルボニル基をメチレン基に還元させる際に使
用される還元剤であれば特に限定はないが、例えば、水
素化ホウ素;水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リ
チウムのような水素化ホウ素アルカリ金属;水素化アル
ミニウム、水素化アルミニウムリチウム、水素化リチウ
ムトリエトキシアルミニウム、水素化ジイソブチルアル
ミニウムのような水素化アルミニウム化合物、水素化テ
ルルナトリウムのようなヒドリド試薬を挙げることがで
き、好適には水素化ホウ素である。
【0197】カルボニル基を還元させる際に使用される
不活性溶媒は、本反応に不活性なものであれば特に限定
はされないが、例えば、メタノ−ル、エタノ−ル、n−
プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イ
ソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなア
ルコ−ル類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ
ーテル類;又は上記混合溶媒;を挙げることができ、好
適にはエーテル類(最も好適にはテトラヒドロフラン)
である。
【0198】反応温度は、原料化合物、使用される還元
剤、溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至150
℃(好適には、20℃乃至100℃)である。
【0199】反応時間は、原料化合物、使用される還元
剤、溶媒、反応温度等により異なるが、通常、30分間
乃至24時間(好適には、1時間乃至24時間)であ
る。
【0200】反応終了後、本反応の目的化合物(IX)
は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、
反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合に
は濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和
しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離
し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナ
トリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥後、溶剤を
留去することによって得られる。得られた目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿、又は、通
常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法、例え
ば、シリカゲル、アルミナ、マグネシウムーシリカゲル
系のフロリジルのような担体を用いた吸着カラムクロマ
トグラフィー法;セファデックスLH−20(ファルマ
シア社製)、アンバーライトXAD−11(ローム・ア
ンド・ハース社製)、ダイヤイオンHP−20(三菱化
成社製)ような担体を用いた分配カラムクロマトグラフ
ィー等の合成吸着剤を使用する方法、イオン交換クロマ
トを使用する方法、又は、シリカゲル若しくはアルキル
化シリカゲルによる順相・逆相カラムクロマトグラフィ
ー法(好適には、高速液体クロマトグラフィーであ
る。)を適宜組合せ、適切な溶離剤で溶出することによ
って分離、精製することができる。
【0201】尚、異性体を分離する必要がある場合に
は、上記各工程の反応終了後、又は、所望工程の終了後
の適切な時期に、上記分離精製手段によって行なうこと
ができる。
【0202】第B3工程は、一般式(IIa)を有する
化合物を製造する工程であり、化合物(IX)のニトロ
基をアミノ基に還元することにより行われ、不活性溶媒
中(好適にはアルコ−ル類またはエ−テル類)、化合物
(IX)を還元剤(好適には、塩化スズ(II)、水素
化ホウ素ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリウム又
は水素化アルミニウムリチウム)と、−20℃乃至15
0℃(好適には10℃乃至80℃)で5分乃至24時間
(好適には10分乃至16時間)反応させることにより
行われる。
【0203】また、本工程は、接触還元方法又は、一般
的なニトロ基の還元法である亜鉛−酢酸法、錫−アルコ
ール法若しくは錫−塩酸法を用いることによっても行う
ことができる。
【0204】第B4工程及びB5工程は、化合物(II
a)を、前記第B2工程及びB3工程とは別途製造する
工程である。
【0205】第B4工程は、一般式(X)を有する化合
物を製造する工程であり、化合物(VIII)のニトロ
基をアミノ基に還元することにより行われ、前記B法第
B3工程と同様に行なわれる。
【0206】第B5工程は、化合物(IIa)を製造す
る工程であり、化合物(XI)のアミドカルボニル基を
還元することにより行なわれ、前記B法第B2と同様に
行なわれる。
【0207】C法は、化合物(IIa)を、B法とは別
途製造する方法である。
【0208】
【化19】
【0209】上記式中、R1a、R2a、R3a、R4a、D、
E、Z及びQは、前述したものと同意義を示す。
【0210】第C1工程は、一般式(XII)を有する
化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩基の存
在下、化合物(V)を一般式(XI)を有する化合物と
反応させることにより行なわれる。
【0211】上記反応において使用される塩基は、通常
塩基として使用されるものであれば特に限定はないが、
例えば、前記B法第B1工程の酸ハライド法で用いられ
たものと同様なものを挙げることができ、好適にはアル
カリ金属水素化物類(最も好適には水素化ナトリウム)
である。
【0212】上記反応において使用される不活性溶媒
は、本反応に不活性なものであれば特に限定はされない
が、例えば、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドの
ようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシ
エタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのよう
なエーテル類;であり、好適には、ジメチルホルムアミ
ドである。
【0213】反応温度は、原料化合物、使用される塩
基、溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃
(好適には、20℃乃至50℃)である。
【0214】反応時間は、原料化合物、使用される塩
基、溶媒、反応温度等により異なるが、通常、30分間
乃至24時間(好適には、1時間乃至12時間)であ
る。
【0215】反応終了後、本反応の目的化合物(XI
I)は常法に従って、反応混合物から採取される。例え
ば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場
合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような
混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を
分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫
酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥後、溶
剤を留去することによって得られる。得られた目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿、又は、
通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法、例
えば、シリカゲル、アルミナ、マグネシウムーシリカゲ
ル系のフロリジルのような担体を用いた吸着カラムクロ
マトグラフィー法;セファデックスLH−20(ファル
マシア社製)、アンバーライトXAD−11(ローム・
アンド・ハース社製)、ダイヤイオンHP−20(三菱
化成社製)ような担体を用いた分配カラムクロマトグラ
フィー等の合成吸着剤を使用する方法、イオン交換クロ
マトを使用する方法、又は、シリカゲル若しくはアルキ
ル化シリカゲルによる順相・逆相カラムクロマトグラフ
ィー法(好適には、高速液体クロマトグラフィーであ
る。)を適宜組合せ、適切な溶離剤で溶出することによ
って分離、精製することができる。
【0216】尚、異性体を分離する必要がある場合に
は、上記各工程の反応終了後、又は、所望工程の終了後
の適切な時期に、上記分離精製手段によって行なうこと
ができる。
【0217】第C2工程は、一般式(IIa)を有する
化合物を製造する工程であり、化合物(XII)のニト
ロ基をアミノ基に還元することにより行われ、前記B法
第B3工程と同様に行なわれる。
【0218】D法は、化合物(II)において、R5
水素原子であり、Eが−CH(OH)−を有する基であ
る化合物(IIb)を製造する方法である。
【0219】
【化20】
【0220】上記式中、R1a、R2a、R3a、R4a、D及
びZは、前述したものと同意義を示す。
【0221】第D1工程は、一般式(XIV)を有する
化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩基の存
在下、化合物(V)を一般式(XIII)を有する化合
物と反応させることにより行なわれる。
【0222】上記反応において使用される塩基は、通常
塩基として使用されるものであれば特に限定はないが、
例えば、前記B法第B1工程の酸ハライド法で用いられ
たものと同様なものを挙げることができ、好適にはアル
カリ金属水素化物類(最も好適には水素化ナトリウム)
である。
【0223】上記反応において使用される不活性溶媒
は、本反応に不活性なものであれば特に限定はされない
が、例えば、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドの
ようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシ
エタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのよう
なエーテル類;であり、好適には、ジメチルホルムアミ
ドである。
【0224】反応温度は、原料化合物、使用される塩
基、溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃
(好適には、20℃乃至80℃)である。
【0225】反応時間は、原料化合物、使用される塩
基、溶媒、反応温度等により異なるが、通常、30分間
乃至24時間(好適には、1時間乃至12時間)であ
る。
【0226】反応終了後、本反応の目的化合物(XI
V)は常法に従って、反応混合物から採取される。例え
ば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場
合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような
混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を
分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫
酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥後、溶
剤を留去することによって得られる。得られた目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿、又は、
通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法、例
えば、シリカゲル、アルミナ、マグネシウムーシリカゲ
ル系のフロリジルのような担体を用いた吸着カラムクロ
マトグラフィー法;セファデックスLH−20(ファル
マシア社製)、アンバーライトXAD−11(ローム・
アンド・ハース社製)、ダイヤイオンHP−20(三菱
化成社製)ような担体を用いた分配カラムクロマトグラ
フィー等の合成吸着剤を使用する方法、イオン交換クロ
マトを使用する方法、又は、シリカゲル若しくはアルキ
ル化シリカゲルによる順相・逆相カラムクロマトグラフ
ィー法(好適には、高速液体クロマトグラフィーであ
る。)を適宜組合せ、適切な溶離剤で溶出することによ
って分離、精製することができる。
【0227】尚、異性体を分離する必要がある場合に
は、上記各工程の反応終了後、又は、所望工程の終了後
の適切な時期に、上記分離精製手段によって行なうこと
ができる。
【0228】第D2工程は、一般式(IIb)を有する
化合物を製造する工程であり、化合物(XIV)のニト
ロ基をアミノ基に還元することにより行われ、前記B法
第B3工程と同様に行なわれる。
【0229】E法は、化合物(II)において、R5
水素原子であり、Eが式−CH(OR10)−を有する基
(式中、R10は低級アルキル基である。)である化合物
(IIc)を製造する方法である。
【0230】
【化21】
【0231】上記式中、R1a、R2a、R3a、R4a
10、D、Z及びQは、前述したものと同意義を示す。
【0232】第E1工程は、一般式(XVI)を有する
化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩基の存
在下、化合物(XIV)を一般式(XV)を有する化合
物と反応させることにより行なわれる。
【0233】上記反応において使用される塩基は、通常
塩基として使用されるものであれば特に限定はないが、
例えば、前記B法第B1工程の酸ハライド法で用いられ
たものと同様なものを挙げることができ、好適にはアル
カリ金属水素化物類(最も好適には水素化ナトリウム)
である。
【0234】上記反応において使用される不活性溶媒
は、本反応に不活性なものであれば特に限定はされない
が、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ
ーテル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのよ
うなアミド類;であり、好適にはアミド類(最も好適に
はジメチルホルムアミド)である。
【0235】反応温度は、原料化合物、使用される塩
基、溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至150℃
(好適には、20℃乃至100℃)である。
【0236】反応時間は、原料化合物、使用される塩
基、溶媒、反応温度等により異なるが、通常、30分間
乃至24時間(好適には、1時間乃至12時間)であ
る。
【0237】反応終了後、本反応の目的化合物(XV
I)は常法に従って、反応混合物から採取される。例え
ば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場
合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような
混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を
分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫
酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥後、溶
剤を留去することによって得られる。得られた目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿、又は、
通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法、例
えば、シリカゲル、アルミナ、マグネシウムーシリカゲ
ル系のフロリジルのような担体を用いた吸着カラムクロ
マトグラフィー法;セファデックスLH−20(ファル
マシア社製)、アンバーライトXAD−11(ローム・
アンド・ハース社製)、ダイヤイオンHP−20(三菱
化成社製)ような担体を用いた分配カラムクロマトグラ
フィー等の合成吸着剤を使用する方法、イオン交換クロ
マトを使用する方法、又は、シリカゲル若しくはアルキ
ル化シリカゲルによる順相・逆相カラムクロマトグラフ
ィー法(好適には、高速液体クロマトグラフィーであ
る。)を適宜組合せ、適切な溶離剤で溶出することによ
って分離、精製することができる。
【0238】尚、異性体を分離する必要がある場合に
は、上記各工程の反応終了後、又は、所望工程の終了後
の適切な時期に、上記分離精製手段によって行なうこと
ができる。
【0239】第E2工程は、一般式(IIc)を有する
化合物を製造する工程であり、化合物(XVI)のニト
ロ基をアミノ基に還元することにより行われ、前記B法
第B3工程と同様に行なわれる。
【0240】F法は、化合物(II)において、R5
水素原子であり、Eが−CO−を有する基である化合物
(IId)を製造する方法である。
【0241】
【化22】
【0242】上記式中、R1a、R2a、R3a、R4a、D及
びZは、前述したものと同意義を示す。 第F1工程
は、一般式(XVII)を有する化合物を製造する工程
であり、化合物(XIV)の水酸基をケトンへ酸化する
ことにより行なわれ、不活性溶媒中、化合物(XIV)
を酸化剤と反応させることにより行なわれる。
【0243】上記反応において使用される酸化剤として
は、通常、ヒドロキシ基をカルボニル基に酸化させる際
に使用されるものであれば特に限定はないが、例えば、
過マンガン酸カリウム、二酸化マンガンのような酸化マ
ンガン類;四酸化ルテニウムのような酸化ルテニウム
類;二酸化ゼレンのようなゼレン化合物;塩化鉄のよう
な鉄化合物;四酸化オスミウム、オスミン酸カリウム・
二水和物(K2OsO4・2H2O) のようなオスミウム化合
物;酸化銀のような銀化合物;酢酸水銀のような水銀化
合物;酸化鉛、四酢酸鉛のような酸化鉛化合物;クロム
酸カリウム、クロム酸−硫酸錯体、クロム酸−ピリジン
錯体のようなクロム酸化合物、アンモニウムセリウムナ
イトレイト(CAN) のようなセリウム化合物等の無機金属
酸化剤;塩素分子、臭素分子、沃素分子のようなハロゲ
ン分子;過沃素酸ナトリウムのような過沃素酸類;オゾ
ン;過酸化水素水;亜硝酸のような亜硝酸化合物;亜塩
素酸カリウム、亜塩素酸ナトリウムのような亜塩素酸化
合物;過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムのような過硫
酸化合物等の無機酸化剤;DMSO酸化に使用される試
薬類(ジメチルスルホキシドとジシクロヘキシルカルボ
ジイミド、オキザリルクロリド、無水酢酸若しくは五酸
化燐との錯体又はピリジン−無水硫酸の錯体);tert−
ブチルヒドロパーオキシドのようなパーオキシド類とバ
ナジウム又はモリブデン錯体との組合せ;トリフェニル
メチルカチオンのような安定なカチオン類;N−ブロモ
コハク酸イミドのようなコハク酸イミド類とアルカリの
組合せ;ジメチルジオキシランのようなオキシラン類;
次亜塩素酸tert−ブチルのような次亜塩素酸化合物;ア
ゾジカルボン酸エステルのようなアゾジカルボン酸化合
物;m−クロロ過安息香酸、過フタル酸のような過酸
類;ジメチルジスルフィド、ジフェニルジスルフィド、
ジピリジルジスルフィドのようなジスルフィド類とトリ
フェニルホスフィン;亜硝酸メチルのような亜硝酸エス
テル類;四臭化メタンのようなテトラハロゲン化炭素、
2,3-ジクロロ-5,6- ジシアノ-p- ベンゾキノン(DDQ) の
ようなキノン化合物等の有機酸化剤;テトラプロピルア
ンモニウムパ−ルテナートのような酸化ルテニウム類を
挙げることができ、好適には、酸化ルテニウム類、クロ
ム酸化合物又はDMSO酸化に使用される試薬類であ
る。
【0244】上記反応において使用される有機溶媒とし
ては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するも
のであれば特に限定はないが、例えば、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭
素のようなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリルのよ
うなニトリル類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシ
エタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのよう
なエーテル類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキ
シド類;アセトンのようなケトン類;であり、好適には
ハロゲン化炭化水素類又はニトリル類である。
【0245】反応温度は、原料化合物、使用される酸化
剤、溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至100
℃(好適には、0℃乃至50℃)である。
【0246】反応時間は、原料化合物、使用される酸化
剤、溶媒、反応温度等により異なるが、通常、15分間
乃至24時間(好適には、30分間乃至12時間)であ
る。
【0247】また、本反応において、モレキュラーシー
ブのような脱水剤を用いることにより、より高収率の目
的化合物を得ることができる。
【0248】反応終了後、本反応の目的化合物(XVI
I)は常法に従って、反応混合物から採取される。例え
ば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場
合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような
混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を
分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫
酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥後、溶
剤を留去することによって得られる。得られた目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿、又は、
通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法、例
えば、シリカゲル、アルミナ、マグネシウムーシリカゲ
ル系のフロリジルのような担体を用いた吸着カラムクロ
マトグラフィー法;セファデックスLH−20(ファル
マシア社製)、アンバーライトXAD−11(ローム・
アンド・ハース社製)、ダイヤイオンHP−20(三菱
化成社製)ような担体を用いた分配カラムクロマトグラ
フィー等の合成吸着剤を使用する方法、イオン交換クロ
マトを使用する方法、又は、シリカゲル若しくはアルキ
ル化シリカゲルによる順相・逆相カラムクロマトグラフ
ィー法(好適には、高速液体クロマトグラフィーであ
る。)を適宜組合せ、適切な溶離剤で溶出することによ
って分離、精製することができる。
【0249】尚、異性体を分離する必要がある場合に
は、上記各工程の反応終了後、又は、所望工程の終了後
の適切な時期に、上記分離精製手段によって行なうこと
ができる。
【0250】第F2工程は、一般式(IId)を有する
化合物を製造する工程であり、化合物(XVII)のニ
トロ基をアミノ基に還元することにより行なわれ、前記
B法第B3工程と同様に行われる。
【0251】G法は、化合物(II)において、R5
低級アルキル基である化合物(IIe)を製造する方法
である。
【0252】
【化23】
【0253】上記式中、R1a、R2a、R3a、R4a、D、
E、Z及びQは、前述したものと同意義を示し、R
5aは、水素原子、又は、R5の定義における低級アルキ
ル基において炭素数が1個少ないアルキル基を示す。
【0254】第G1工程は、一般式(XIX)を有する
化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩基の存
在下又は非存在下(好適には存在下)、化合物(II
a)を一般式(XVIII)を有する化合物と反応させ
ることにより行なわれ、本工程は、前記B法第B1工程
における化合物(V)またはその酸付加塩を、化合物
(VI)と反応させる方法と同様に行なわれる。
【0255】上記反応において使用される塩基は、通常
塩基として使用されるものであれば特に限定はないが、
例えば、前記B法第B1工程における化合物(V)また
はその酸付加塩を化合物(VI)と反応させる際に使用
される塩基と同様なものを挙げることができ、好適には
有機アミン(最も好適にはトリエチルアミン又はピリジ
ン)である。
【0256】上記反応において使用される不活性溶媒
は、本反応に不活性なものであれば特に限定はされない
が、例えば、前記B法第B1工程における化合物(V)
またはその酸付加塩を化合物(VI)と反応させる際に
使用される不活性溶媒と同様なものを挙げることがで
き、好適には、ハロゲン化炭化水素類である。
【0257】反応温度は、原料化合物、使用される塩
基、溶媒等により異なるが、通常、−50℃乃至100
℃(好適には、0℃乃至50℃)である。
【0258】反応時間は、原料化合物、使用される塩
基、溶媒、反応温度等により異なるが、通常、15分間
乃至24時間(好適には、30分間乃至12時間)であ
る。
【0259】反応終了後、本反応の目的化合物(XI
X)は常法に従って、反応混合物から採取される。例え
ば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場
合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような
混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を
分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫
酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥後、溶
剤を留去することによって得られる。得られた目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿、又は、
通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法、例
えば、シリカゲル、アルミナ、マグネシウムーシリカゲ
ル系のフロリジルのような担体を用いた吸着カラムクロ
マトグラフィー法;セファデックスLH−20(ファル
マシア社製)、アンバーライトXAD−11(ローム・
アンド・ハース社製)、ダイヤイオンHP−20(三菱
化成社製)ような担体を用いた分配カラムクロマトグラ
フィー等の合成吸着剤を使用する方法、イオン交換クロ
マトを使用する方法、又は、シリカゲル若しくはアルキ
ル化シリカゲルによる順相・逆相カラムクロマトグラフ
ィー法(好適には、高速液体クロマトグラフィーであ
る。)を適宜組合せ、適切な溶離剤で溶出することによ
って分離、精製することができる。
【0260】尚、異性体を分離する必要がある場合に
は、上記各工程の反応終了後、又は、所望工程の終了後
の適切な時期に、上記分離精製手段によって行なうこと
ができる。
【0261】第G2工程は、化合物(IIe)を製造す
る工程であり、不活性溶媒中、化合物(XIX)を還元
剤と反応させることにより行なわれ,本工程は、前記B
法第B2工程と同様に行なわれる。
【0262】上記反応において使用される還元剤は、通
常カルボニル基をメチレン基に還元させる際に使用され
る還元剤であれば特に限定はないが、例えば、前記B法
第B2工程の反応において使用される還元剤と同様なも
のを挙げることができ、好適には水素化アルミニウムリ
チウムである。
【0263】反応温度は、原料化合物、使用される還元
剤、溶媒等により異なるが、通常、−50℃乃至100
℃(好適には、0℃乃至50℃)である。
【0264】反応時間は、原料化合物、使用される還元
剤、溶媒、反応温度等により異なるが、通常、30分間
乃至24時間(好適には、1時間乃至12時間)であ
る。
【0265】反応終了後、本反応の目的化合物(II
e)は常法に従って、反応混合物から採取される。例え
ば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場
合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような
混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を
分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫
酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥後、溶
剤を留去することによって得られる。得られた目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿、又は、
通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法、例
えば、シリカゲル、アルミナ、マグネシウムーシリカゲ
ル系のフロリジルのような担体を用いた吸着カラムクロ
マトグラフィー法;セファデックスLH−20(ファル
マシア社製)、アンバーライトXAD−11(ローム・
アンド・ハース社製)、ダイヤイオンHP−20(三菱
化成社製)ような担体を用いた分配カラムクロマトグラ
フィー等の合成吸着剤を使用する方法、イオン交換クロ
マトを使用する方法、又は、シリカゲル若しくはアルキ
ル化シリカゲルによる順相・逆相カラムクロマトグラフ
ィー法(好適には、高速液体クロマトグラフィーであ
る。)を適宜組合せ、適切な溶離剤で溶出することによ
って分離、精製することができる。
【0266】尚、異性体を分離する必要がある場合に
は、上記各工程の反応終了後、又は、所望工程の終了後
の適切な時期に、上記分離精製手段によって行なうこと
ができる。
【0267】原料化合物(V)、(VI)、(VI
I)、(XI)、(XIII)、(XV)及び(XVI
II)は、公知か、公知の方法又はそれに類似した方法
に従って容易に製造される[例えば、J. Org. Chem. US
SR., 695-702 (1969); J. Amer.Chem. Soc., 67, 408
(1945), J. Chem. Soc., 79, 62 (1902); Org. Synth.,
I, 436 (1941); Org. Synth., II, 474 (1943); Chem.
Ber., 90, 1519 (1957);Liebigs Ann. Chem., 690, 79
(1965); J. Org. Chem., 35(8), 2746 (1970); Zh. Or
g. Khim., 2(12), 2262 (1966)等]。
【0268】本発明の前記一般式(I)を有する化合
物、その薬理上許容される塩又はそのエステルは、優れ
た回腸型胆汁酸トランスポーター阻害作用を有する。
【0269】本発明の前記一般式(I)を有する化合
物、その薬理上許容される塩又はそのエステルを、上記
治療剤又は予防剤として使用する場合には、それ自体或
は適宜の薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混
合し、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しく
はシロップ剤等による経口的又は注射剤若しくは坐剤等
による非経口的に投与することができる。
【0270】これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、
白糖、葡萄糖、マンニトール、ソルビトールのような糖
誘導体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、
α澱粉、デキストリンのような澱粉誘導体;結晶セルロ
ースのようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキス
トラン;プルランのような有機系賦形剤:及び、軽質無
水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、メタ
珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;燐
酸水素カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシウムのよ
うな炭酸塩;硫酸カルシウムのような硫酸塩等の無機系
賦形剤を挙げることができる。)、滑沢剤(例えば、ス
テアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マ
グネシウムのようなステアリン酸金属塩;タルク;コロ
イドシリカ;ビーガム、ゲイ蝋のようなワックス類;硼
酸;アジピン酸;硫酸ナトリウムのような硫酸塩;グリ
コール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;DLロイシ
ン;脂肪酸ナトリウム塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラ
ウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水
珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;及び、上記澱粉誘導
体を挙げることができる。)、結合剤(例えば、ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、及
び、前記賦形剤と同様の化合物を挙げることができ
る。)、崩壊剤(例えば、低置換度ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチ
ルセルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;カ
ルボキシメチルスターチ、カルボキシメチルスターチナ
トリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾
されたデンプン・セルロース類を挙げることができ
る。)、安定剤(メチルパラベン、プロピルパラベンの
ようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロブタノー
ル、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールの
ようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノー
ル、クレゾールのようなフェノール類;チメロサール;
デヒドロ酢酸;及び、ソルビン酸を挙げることができ
る。)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、甘味
料、酸味料、香料等を挙げることができる。)、希釈剤
等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。
【0271】その使用量は症状、年齢等により異なる
が、経口投与の場合には、1回当り1日下限1mg(好
適には、10mg)、上限2000mg(好適には、4
00mg)を、静脈内投与の場合には、1回当り1日下
限0.1mg(好適には、1mg)、上限500mg
(好適には、300mg)を成人に対して、1日当り1
乃至6回症状に応じて投与することが望ましい。
【0272】
【実施例】以下に、実施例及び試験例を示し、本発明を
更に詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定す
るものではない。
【0273】実施例13−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニル)−
(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3
−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物番号1-14
3) (1a)N−(4−メトキシフェニル)−N−(3−ニトロ
フェニル)−2−フェニルプロピオン酸アミド 2−フェニルプロピオン酸2.25gの塩化メチレン溶液15m
lにしゅう酸クロリド2.60g、N,N-ジメチルホルムアミ
ド触媒量を加え1.5時間攪拌した。反応液を減圧濃縮
後、残渣をN,N-ジメチルアセタミド5mlに溶解し、N−
(4−メトキシフェニル)−N−(3−ニトロフェニル)
アミン1.46gおよびN,N-ジメチルアセタミド15mlを加
え、100度で7時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液を加え、水層を酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/
酢酸エチル=2/1)で精製し、標記化合物を黄色油状
物質として1.37g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.46(3H, d, J=6.9H
z), 3.79-3.83(1H, m), 3.84(3H, s), 6.88(2H, d, J=
8.3Hz), 6.91-7.02(2H, m), 7.05(2H, d, J=6.6Hz), 7.
20-7.32(3H,m), 7.44(1H, t, J=8.2Hz), 7.52-7.60(1H,
m), 7.97-8.03(2H,m)。
【0274】(1b)N−(3−アミノフェニル)−N−
(4−メトキシフェニル)−2−フェニルプロピオン酸ア
ミド 氷冷下、実施例(1a)で得られたN−(4−メトキシフ
ェニル)−N−(3−ニトロフェニル)−2−フェニルプ
ロピオン酸アミド1.30gおよび塩化ニッケル6水和物1.7
9gのメタノール溶液20mlに、水素化ホウ素ナトリウ
ム578mgを加え、1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮
後、酢酸エチルを加え、不溶物をセライトろ過した。ろ
液を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチ
ル=1/1)で精製し、標記化合物を黄色油状物質とし
て1.00g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.45(3H, d, J=6.7H
z), 3.70-3.95(4H, m), 6.20-6.62(3H, m), 6.81(2H,
d, J=8.5Hz), 6.95-7.30(8H, m)。
【0275】(1c)N−(4−メトキシフェニル)−N
−(2−フェニルプロピル)−ベンゼン−1,3−ジアミ
ン 氷冷下、実施例(1b)で得られたN−(3−アミノフェ
ニル)−N−(4−メトキシフェニル)−2−フェニルプ
ロピオン酸アミド982mgのテトラヒドロフラン溶液20
mlにボランメチルスルフィド1.1mlを加え、2時間加
熱還流した。反応液に氷冷下メタノール10mlを加え、
20分還流した。反応液の溶媒を減圧濃縮後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン
/酢酸エチル=4/1)で精製し、標記化合物を黄色油
状物質として863mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.32(3H, d, J=7.0H
z), 3.14-3.22(1H, m), 3.68(1H, dd, J=7.0, 14.4Hz),
3.78(1H, dd, J=7.8, 14.4Hz), 3.79(3H, s), 6.11(1
H, dd, J=0.9, 1.1Hz), 6.14(1H, dd, J=1.4, 8.2Hz),
6.17(1H, dd, J=1.8, 7.7Hz), 6.80(2H, d, J=9.1Hz),
6.86(2H, d, J=9.1Hz), 6.96(1H, t, J=8.0Hz), 7.16-
7.33(5H, m)。
【0276】(1d)3−t−ブトキシ−4−{3−[(4−
メトキシフェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]
フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン 実施例(1c)で得られたN−(4−メトキシフェニル)
−N−(2−フェニルプロピル)−ベンゼン−1,3−ジア
ミン827mgのメタノール溶液15mlに3−t−ブトキシ
−4−メトキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン550m
gを加え、室温で4時間攪拌した。反応液を減圧濃縮
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し、標記
化合物を白色泡状物質として1.00g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.35(3H, d, J=7.0H
z), 1.63(9H, s), 3.15-3.22(1H, m), 3.72(1H, dd, J=
7.7, 14.4Hz), 3.80(3H, s), 3.92(1H, dd, J=7.1, 14.
6Hz), 6.37(1H, d, J=7.4Hz), 6.72(1H, dd, J=1.7, 7.
9Hz), 6.82(4H, s), 7.08(1H, t, J=8.2Hz), 7.18-7.28
(6H, m)。
【0277】実施例23−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニル)−
(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3
−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物番号1-91) 実施例1で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メ
トキシフェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フ
ェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン596m
gの塩化メチレン溶液10mlにトリフルオロ酢酸2ml
を加え、室温で2時間攪拌した。反応液の溶媒を減圧濃
縮後、生じた固体をエーテルに懸濁してろ取し、さらに
エーテルで洗浄し、標記化合物を薄黄色固体として448
mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.26(3H, d, J=7.0
Hz), 3.08(1H, q, J=7.2Hz), 3.68(1H, dd, J=7.5, 14.
4Hz), 3.74(3H, s), 3.85(1H, dd, J=7.6, 14.3Hz), 6.
18(1H, dd, J=2.0, 8.4Hz), 6.78(1H, dd, J=1.2, 8.1H
z), 6.86(2H, d,J=8.9Hz), 6.87(2H, d, J=8.9Hz), 6.9
4(1H, s), 6.99(1H, t, J=8.2Hz), 7.17-7.28(5H, m). 融点: 215-220℃。
【0278】実施例33−t−ブトキシ−4−{3−[(2−(3,5−ジフルオロフ
ェニル)プロピル)−(4−メトキシフェニル)アミノ]
フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン
(例示化合物番号1-609) 2−(3,5−ジフルオロフェニル)プロピオン酸4.17
g、しゅう酸クロリド4.0mlおよびN−(4−メトキシ
フェニル)−N−(3−ニトロフェニル)アミン2.14gを
用いて実施例1と同様に反応を行い、標記化合物を薄黄
色固体として413mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.32(3H, d, J=7.0H
z), 1.64(9H, s), 3.16-3.25(1H, m), 3.72(1H, dd, J=
8.3, 14.5Hz), 3.81(3H, s), 3.92(1H, dd, J=6.5, 14.
5Hz), 6.33(1H, d, J=8.0Hz), 6.59-6.72(5H, m), 6.84
(4H, s), 7.07(1H,t, J=8.1Hz). 実施例43−ヒドロキシ−4−{3−[(2−(3,5−ジフルオロフェ
ニル)−プロピル)−(4−メトキシフェニル)アミノ]
フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン
(例示化合物番号1-607) 実施例3で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−[(2−
(3,5−ジフルオロフェニル)−プロピル)−(4−メト
キシフェニル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブ
テン−1,2−ジオン374mgおよびトリフルオロ酢酸2m
lを用いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合物を
薄黄色固体として234mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.25(3H, d, J=7.0
Hz), 3.13-3.20(1H, m),3.50(3H, s), 3.76(1H, dd, J=
7.9, 15.1Hz), 3.85(1H, dd, J=7.3, 14.6Hz),6.18(1H,
dd, J=2.1, 8.2Hz), 6.79(1H, dd, J=1.3, 7.9Hz), 6.
88(4H, s), 6.93-7.03(5H, m). 融点: 185℃〜 (dec) 実施例53−t−ブトキシ−4−{3−[(2−(3−フルオロフェニ
ル)プロピル)−(4−メトキシフェニル)アミノ]フェ
ニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示
化合物番号1-347) 2−(3−フルオロフェニル)プロピオン酸2.52g、しゅ
う酸クロリド1.6mlおよびN−(4−メトキシフェニ
ル)−N−(3−ニトロフェニル)アミン1.83gを用いて
実施例1と同様に反応を行い、標記化合物を薄黄色泡状
固体として1.33g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.34(3H, d, J=7.0H
z), 1.64(9H, s), 3.19-3.25(1H, m), 3.72(1H, dd, J=
8.1, 14.3Hz), 3.81(3H, s), 3.92(1H, dd, J=6.7, 14.
2Hz), 6.35(1H, d, J=8.0Hz), 6.70(1H, dt, J=1.0, 7.
9Hz), 6.82(4H, s), 6.81-6.91(3H, m), 6.97(1H, d, J
=7.7Hz), 7.08(1H, t, J=8.2Hz), 7.18-7.25(1H, m). 実施例64−{3−[(2−(3−フルオロフェニル)プロピル)−(4
−メトキシフェニル)−アミノ]フェニルアミノ}−3−
ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化
合物番号1-297) 実施例5で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−[(2−(3
−フルオロフェニル)−プロピル)−(4−メトキシフェ
ニル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−
1,2−ジオン601mgおよびトリフルオロ酢酸2mlを用
いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合物を白色固
体として376mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.26(3H, d, J=7.0
Hz), 3.10-3.17(1H, m),3.70(1H, dd, J=7.4, 14.5Hz),
3.74(3H, s), 3.86(1H, dd, J=7.4, 14.5Hz),6.17(1H,
dd, J=2.0, 8.3Hz), 6.79(1H, dd, J=1.4, 8.3Hz), 6.
86(2H, d, J=7.4Hz), 6.87(2H, d, J=7.1Hz), 6.90-7.0
7(5H, m), 7.28(1H, dd, J=6.4, 8.0Hz). 融点: 211℃〜 (dec) 実施例73−t−ブトキシ−4−{3−[(2−(4−フルオロフェニ
ル)プロピル)−(4−メトキシフェニル)アミノ]フェ
ニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示
化合物番号1-386) 2−(4−フルオロフェニル)プロピオン酸1.10g、しゅ
う酸クロリド0.7mlおよびN−(4−メトキシフェニ
ル)−N−(3−ニトロフェニル)アミン1.00gを用いて
実施例1と同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状固
体として267mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.33(3H, d, J=7.0H
z), 1.64(9H, s), 3.17-3.22(1H, m), 3.68(1H, dd, J=
8.2, 14.4Hz), 3.81(3H, s), 3.87-3.96(1H, m),6.33(1
H, d, J=6.5Hz), 6.67(1H, dd, J=1.9, 8.0Hz), 6.79-
6.85(1H, m), 6.81(2H, d, J=7.1Hz), 6.82(2H, d, J=
7.1Hz), 6.94(2H, t, J=8.7Hz), 7.07(1H, t, J=8.2H
z), 7.13(2H, dd, J=5.5, 8.7Hz). 実施例84−{3−[(2−(4−フルオロフェニル)プロピル)−(4
−メトキシフェニル)アミノ]フェニルアミノ}−3−ヒ
ドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合
物番号1-380) 実施例7で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−[(2−(4
−フルオロフェニル)−プロピル)−(4−メトキシフェ
ニル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−
1,2−ジオン260mgおよびトリフルオロ酢酸2mlを用
いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合物を白色固
体として184mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.25(3H, d, J=7.0
Hz), 3.06-3.15(1H, m),3.67(1H, dd, J=7.8, 14.5Hz),
3.74(3H, s), 3.84(1H, dd, J=7.3, 14.3Hz),6.17(1H,
dd, J=2.0, 8.3Hz), 6.78(1H, dd, J=1.3, 7.9Hz), 6.
84(2H, d, J=9.2Hz), 6.87(2H, d, J=9.3Hz), 6.94-7.0
1(2H, m), 7.07(2H, t, J=9.0Hz), 7.21-7.25(2H, m). 融点: 195℃〜 (dec) 実施例93−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニル)−
(3−フェニルブチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−
シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物番号1-145) 3−フェニルブタン酸984mg、しゅう酸クロリド0.65m
lおよびN−(4−メトキシフェニル)−N−(3−ニトロ
フェニル)アミン732mgを用いて実施例1と同様に反
応を行い、標記化合物を白色泡状固体として234mg得
た。NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.27(3H, d, J=
7.0Hz), 1.65(9H, s), 1.85-1.98(2H, m), 2.72-2.79(1
H, m), 3.42-3.49(1H, m), 3.53-3.59(1H, m), 3.83(3
H, s), 6.26(1H, dd, J=1.8, 8.3Hz), 6.73-6.80(1H,
m), 6.91(2H, d, J=9.0Hz), 7.01-7.07(2H, m), 7.06(2
H, d, J=8.9Hz), 7.19-7.23(3H, m), 7.30-7.37(2H,
m). 実施例103−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニル)−
(3−フェニルブチル)−アミノ]−フェニルアミノ}−
3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物番号1-9
6) 実施例9で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メ
トキシフェニル)−(3−フェニルブチル)アミノ]フェ
ニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン230mg
およびトリフルオロ酢酸1.5mlを用いて実施例2と同
様に反応を行い、標記化合物を白色固体として146mg
得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.20(3H, d, J=6.9
Hz), 1.77-1.91(2H, m),2.73-2.82(1H, m), 3.32-3.39
(1H, m), 3.54-3.62(1H, m), 3.75(3H, s), 6.14(1H, d
d, J=1.9, 8.3Hz), 6.73-6.78(2H, m), 6.93(2H, d, J=
8.8Hz), 6.95-7.02(1H, m), 7.03(2H, d, J=8.8Hz), 7.
14-7.19(3H, m), 7.26(2H, t, J=7.4Hz).融点: 198℃
〜 (dec) 実施例113−t−ブトキシ−4−{3−[(2−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)プロピル)−(4−メトキシフェニル)アミノ]
フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン
(例示化合物番号1-597) (11a)2−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−(4
−メトキシフェニル)−N−(3−ニトロフェニル)プロ
ピオン酸アミド 2−(3,4−ジフルオロフェニル)プロピオン酸1.51
g、しゅう酸クロリド0.9mlおよびN−(4−メトキシ
フェニル)−N−(3−ニトロフェニル)アミン1.00gを
用いて実施例(1a)と同様に反応を行い、標記化合物
を黄色油状物質として1.15g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.46(3H, d, J=6.9H
z), 3.80(1H, q, J=7.0Hz), 3.87(3H, s), 6.76-7.10(7
H, m), 7.47(1H, t, J=8.0Hz), 7.50-7.99(1H, m), 7.9
8-8.08(2H, m). (11b)[2−(3,4−ジフルオロフェニル)プロピ
ル)]−(4−メトキシフェニル)−(3−ニトロフェニ
ル)アミン 実施例(11a)で得られた2−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−N−(3−ニト
ロフェニル)プロピオン酸アミド1.12gおよびボランメ
チルスルフィド1mlを用いて実施例(1c)と同様に
反応を行い、標記化合物を黄色油状物質として1.01g得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.32(3H, d, J=7.0H
z), 3.13-3.20(1H, m), 3.73(1H, dd, J=8.1, 14.5Hz),
3.83(3H, s), 3.84(1H, dd, J=6.8, 14.7Hz), 6.79-6.
88(6H, m), 6.91-6.97(1H, m), 7.02-7.11(1H, m), 7.2
1(1H, t, J=8.3Hz), 7.43(1H, t, J=1.4Hz), 7.53(1H,
dt, J=8.0, 1.0Hz). (11c)N−(2−(3,4−ジフルオロフェニル)プロ
ピル)−N−(4−メトキシフェニル)−ベンゼン−1,3
−ジアミン 実施例(11b)で得られた[2−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)プロピル)]−(4−メトキシフェニル)−(3
−ニトロフェニル)アミン960mg、塩化ニッケル6水和
物1.15gおよび水素化ホウ素ナトリウム364mgを用い
て実施例(1b)と同様に反応を行い、標記化合物を無
色油状物質として850mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.31(3H, d, J=7.0H
z), 3.11-3.21(1H, m), 3.64(1H, dd, J=7.7, 14.4Hz),
3.77(1H, dd, J=7.0, 14.4Hz), 3.80(3H, s), 5.96(1
H, t, J=2.2Hz), 6.13-6.16(2H, m), 6.79-6.86(5H,
m), 6.93-7.06(3H, m). (11d)3−t−ブトキシ−4−{3−[(2−(3,4−ジ
フルオロフェニル)プロピル)−(4−メトキシフェニ
ル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2
−ジオン 実施例(11c)で得られたN−(2−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)−プロピル)−N−(4−メトキシフェニ
ル)−ベンゼン−1,3−ジアミン836mgおよび3−t−
ブトキシ−4−メトキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオ
ン499mgを用いて実施例(1d)と同様に反応を行
い、標記化合物を薄黄色固体として860mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.32(3H, d, J=7.0H
z), 1.64(9H, s), 3.14-3.23(1H, m), 3.70(1H, dd, J=
8.4, 14.5Hz), 3.81(3H, s), 3.89-3.94(1H, m),6.32(1
H, d, J=7.0Hz), 6.66(1H, d, J=8.0Hz), 6.81(2H, d,
J=9.1Hz), 6.84(2H, d, J=9.2Hz), 6.86-7.10(5H, m). 実施例124−{3−[(2−(3,4−ジフルオロフェニル)−プロピ
ル)−(4−メトキシフェニル)アミノ]フェニルアミ
ノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン
(例示化合物番号1-592) 実施例11で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−[(2−
(3,4−ジフルオロフェニル)プロピル)−(4−メトキ
シフェニル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテ
ン−1,2−ジオン770mgおよびトリフルオロ酢酸2.5m
lを用いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合物を
薄黄色固体として430mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.24(3H, d, J=7.0
Hz), 3.10-3.19(1H, m),3.69-3.78(1H, m), 3.74(3H,
s), 3.84(1H, dd, J=7.1, 14.5Hz), 6.19(1H, dd, J=1.
7, 8.3Hz), 6.77(1H, d, J=7.9Hz), 6.84-7.03(7H, m),
7.24-7.31(2H, m). 融点: 215℃〜 (dec) 実施例133−t−ブトキシ−4−{3−[(4−フルオロフェニル)−
(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3
−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物番号1-13
9) 2−フェニルプロピオン酸1.29g、しゅう酸クロリド0.9
mlおよびN−(4−フルオロフェニル)−N−(3−ニト
ロフェニル)アミン1.00gを用いて実施例11と同様に
反応を行い、標記化合物を白色固体として360mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.35(3H, d, J=7.0H
z), 1.64(9H, s), 3.16-3.25(1H, m), 3.72(1H, dd, J=
8.1, 14.6Hz), 3.93-3.99(1H, m), 6.40(1H, d, J=7.4H
z), 6.75(1H, dd, J=2.0, 7.9Hz), 6.78-6.83(2H, m),
6.94(2H, t, J=8.8Hz), 7.10(1H, t, J=8.1Hz), 7.16-
7.30(6H, m). 実施例144−{3−[(4−フルオロフェニル)−(2−フェニルプ
ロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3
−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物番号1-41) 実施例13で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−[(4−
フルオロフェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]
フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン350
mgおよびトリフルオロ酢酸2mlを用いて実施例2と
同様に反応を行い、標記化合物を薄黄色固体として236
mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.26(3H, d, J=7.0
Hz), 3.05-3.14(1H, m),3.74(1H, dd, J=7.7, 14.5Hz),
3.89(1H, dd, J=7.5, 14.6Hz), 6.30(1H, dd,J=1.9,
8.1Hz), 6.86-6.93(3H, m), 7.01-7.10(4H, m), 7.16-
7.29(5H, m). 融点: 204℃〜 (dec) 実施例153−t−ブトキシ−4−{3−[(4−フルオロフェニル)−
(2−(3−フルオロフェニル)−プロピル)−アミノ]−
フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン
(例示化合物番号1-346) 2−(3−フルオロフェニル)プロピオン酸1.45g、しゅ
う酸クロリド1.0ml、およびN−(4−フルオロフェニ
ル)−N−(3−ニトロフェニル)アミン1.00gを用いて
実施例11と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体
として300mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.34(3H, d, J=7.0H
z), 1.64(9H, s), 3.20-3.25(1H, m), 3.73(1H, dd, J=
8.4, 14.6Hz), 3.93-3.98(1H, m), 6.38(1H, d, J=7.2H
z), 6.73(1H, dd, J=1.9, 7.8Hz), 6.80-6.98(8H, m),
7.10(1H, t, J=8.1Hz), 7.22(1H, q, J=6.2Hz). 実施例164−{3−[(4−フルオロフェニル)−(2−(3−フルオ
ロフェニル)プロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−
ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化
合物番号1-246) 実施例15で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−[(4−
フルオロフェニル)−(2−(3−フルオロフェニル)プロ
ピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−
1,2−ジオン284mgおよびトリフルオロ酢酸1.5mlを
用いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合物を薄黄
色固体として196mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.26(3H, d, J=6.9
Hz), 3.10-3.23(1H, m),3.79(1H, dd, J=7.8, 14.6Hz),
3.89(1H, dd, J=7.3, 14.7Hz), 6.32(1H, dd,J=1.4,
8.1Hz), 6.86-7.12(10H, m), 7.25-7.31(1H, m). 融点: 218℃〜 (dec) 実施例173−t−ブトキシ−4−{3−[(2−ヒドロキシ−2
−フェニルエチル)−(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジ
オン (例示化合物番号1-146) (17a)2−[(4−メトキシフェニル)−(3−ニ
トロフェニル)アミノ]−1−フェニルエタノール 氷冷下、N−(4−メトキシフェニル)−N−(3−ニ
トロフェニル)アミン609mgのN,N−ジメチルホ
ルムアミド溶液15mlに60%水素化ナトリウム14
0mgを加え室温で20分攪拌後、スチレンオキシド7
50mgのN,N−ジメチルホルムアミド溶液5mlを
加え、60℃で3時間攪拌した。反応液に希塩酸を加
え、水層を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水お
よび飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3
/1)で精製し、標記化合物を黄色油状物質として77
9mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.83-3.88(1H, m),
3.85(3H, s), 3.96(1H, dd, J=8.7, 15.0Hz), 4.98-5.0
3(1H, m), 6.95(2H, d, J=9.0Hz), 7.01(1H, dd,J=2.5,
8.4Hz), 7.12(2H, d, J=9.0Hz), 7.23-7.43(6H, m),
7.56(1H, dt, J=8.0, 1.5Hz), 7.59(1H, t, J=2.3Hz). (17b)2−[(3−アミノフェニル)−(4−メト
キシフェニル)アミノ]−1−フェニルエタノール 2−[(4−メトキシフェニル)−(3−ニトロフェニ
ル)−アミノ]−1−フェニルエタノール1.01g、
塩化ニッケル6水和物1.32gおよび水素化ホウ素ナ
トリウム426mgを用いて実施例(1b)と同様に反
応を行い、標記化合物を無色油状物質として407mg
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.76-3.84(2H, m),
3.82(3H, s), 4.95(1H, dd, J=5.0, 8.0Hz), 6.14(1H,
t, J=2.2Hz), 6.19(1H, dd, J=1.9, 9.2Hz), 6.31(1H,d
d, J=2.3, 8.3Hz), 6.89(2H, d, J=9.0Hz), 7.01(1H,
t, J=8.0Hz), 7.10(2H, d, J=8.9Hz), 7.26-7.41(5H,
m). (17c)3−t−ブトキシ−4−{3−[(2−ヒド
ロキシ−2−フェニルエチル)−(4−メトキシフェニ
ル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−
1,2−ジオン 2−[(3−アミノフェニル)−(4−メトキシフェニ
ル)アミノ]−1−フェニルエタノール405mgおよ
び3−t−ブトキシ−4−メトキシ−3−シクロブテン
−1,2−ジオン268mgを用いて実施例(1d)と
同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質として4
58mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.64(9H, s), 3.80-
3.85(1H, m), 3.82(3H, s), 4.00(1H, dd, J=8.4, 14.9
Hz), 5.02(1H, dd, J=4.8, 8.5Hz), 6.47(1H, d,J=7.6H
z), 6.73(1H, dd, J=2.0, 7.9Hz), 6.89(2H, d, J=8.9H
z), 7.03(2H, d,J=8.9Hz), 7.11(1H, t, J=8.1Hz), 7.1
9-7.32(6H, m). 実施例183−ヒドロキシ−4−{3−[(2−ヒドロキシ−2−フェニ
ルエチル)−(4−メトキシフェニル)アミノ]フェニル
アミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合
物番号1-98) 実施例17で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−[(2−
ヒドロキシ−2−フェニルエチル)−(4−メトキシフェ
ニル)−アミノ]−フェニルアミノ}−3−シクロブテン
−1,2−ジオン426mgおよびトリフルオロ酢酸1.5ml
を用いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合物を薄
茶色固体として187mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.72-3.75(2H, m),
3.73(3H, s), 4.85(1H,t, J=6.5Hz), 6.02(1H, dd, J=
1.8, 8.3Hz), 6.84-6.90(1H, m), 6.86(2H, d,J=8.8H
z), 7.00-7.04(1H, m), 7.02(2H, d, J=8.8Hz), 7.22-
7.33(5H, m), 7.42(1H, d, J=7.3Hz). 融点: 230℃〜 (dec) 実施例193−t−ブトキシ−4−{3−[(4−クロロフェニ
ル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミ
ノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物
番号1-141) 2−フェニルプロピオン酸2.00g、しゅう酸クロリ
ド1.5ml、およびN−(4−クロロフェニル)−N
−(3−ニトロフェニル)アミン1.20gを用いて実
施例11と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体と
して164mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.35(3H, d, J=7.0H
z), 1.63(9H, s), 3.16-3.25(1H, m), 3.74(1H, dd, J=
8.1, 14.8Hz), 3.97(1H, dd, J=6.8, 14.8Hz), 6.52(1
H, d, J=8.0Hz), 6.76(2H, d, J=8.8Hz), 6.86(1H, d,
J=7.5Hz), 7.16-7.35(9H, m). 実施例204−{3−[(4−クロロフェニル)−(2−フェニル
プロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−ヒドロキシ
−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物番号
1-62) 実施例19で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(4−クロロフェニル)−(2−フェニルプロピル)
アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2
−ジオン158mgおよびトリフルオロ酢酸1.5ml
を用いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合物を薄
黄色固体として114mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.26(3H, d, J=7.0
Hz), 3.04-3.13(1H, m),3.78(1H, dd, J=7.4, 14.6Hz),
3.90(1H, dd, J=7.6, 14.5Hz), 6.47(1H, dd,J=1.7,
8.2Hz), 6.86(2H, d, J=8.8Hz), 7.00-7.02(1H, m), 7.
10-7.28(9H, m).融点: 215℃〜 (dec) 実施例213−t−ブトキシ−4−{3−[(インダン−1−イル
メチル)−(4−メトキシフェニル)アミノ]フェニル
アミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化
合物番号1-15) インダン−1−カルボン酸1.33g、しゅう酸クロリ
ド0.9mlおよびN−(4−メトキシフェニル)−N
−(3−ニトロフェニル)アミン1.00gを用いて実
施例11と同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物
質として245mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.62(9H, s), 1.83-
1.91(1H, m), 2.19-2.28(1H, m), 2.80-2.87(1H, m),
2.92-2.97(1H, m), 3.54-3.61(1H, m), 3.76(1H, dd, J
=8.9, 14.3Hz), 3.82(3H, s), 3.96(1H, dd, J=6.5, 1
4.4Hz), 6.51(1H, dd, J=1.8, 8.3Hz), 6.77-6.79(1H,
m), 6.91(2H, d, J=8.9Hz), 7.09(2H, d, J=9.0Hz), 7.
10-7.29(6H, m). 実施例223−ヒドロキシ−4−{3−[(インダン−1−イルメ
チル)−(4−メトキシフェニル)アミノ]フェニルア
ミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合
物番号1-11) 実施例21で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(インダン−1−イルメチル)−(4−メトキシフェ
ニル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−
1,2−ジオン243mgおよびトリフルオロ酢酸1.
5mlを用いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合
物を薄黄色固体として196mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.74-1.82(1H, m),
2.09-2.18(1H, m), 2.72-2.80(1H, m), 2.87-2.95(1H,
m), 3.42-3.49(1H, m), 3.67(1H, dd, J=9.0, 14.3H
z), 3.75(3H, s), 3.92(1H, dd, J=6.1, 14.1Hz), 6.30
(1H, dd, J=2.0, 8.3Hz), 6.83(1H, dd, J=1.5, 8.1H
z), 6.92-6.96(1H, m), 6.94(2H, d, J=8.9Hz), 7.03(1
H, t, J=8.1Hz), 7.08-7.16(2H, m), 7.10(2H, d, J=8.
8Hz), 7.22(1H,d, J=6.5Hz), 7.30(1H, dd, J=1.6, 7.9
Hz). 融点: 226℃〜 (dec) 実施例233−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)アミノ]
フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン
(例示化合物番号1-147) (23a)(4−メトキシフェニル)−(2−メトキシ
−2−フェニルエチル)−(3−ニトロフェニル)アミ
ン 実施例(17a)で得られた2−[(4−メトキシフェ
ニル)−(3−ニトロフェニル)アミノ]−1−フェニ
ルエタノール916mgのN,N−ジメチルホルムアミ
ド溶液15mlに0℃で60%水素化ナトリウム120
mgを加え10分間攪拌後、よう化メチル1.59gを
加え、70℃で2.5時間攪拌した。反応液に希塩酸を
加えた後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水お
よび飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=
4)で精製し、標記化合物を黄色油状物質として556
mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.22(3H, s), 3.76(1
H, dd, J=4.3, 15.1Hz),3.85(3H, s), 3.98(1H, dd, J=
8.3, 14.9Hz), 4.43(1H, dd, J=4.2, 8.4Hz), 6.91-6.9
6(1H, m), 6.93(2H, d, J=8.9Hz), 7.07(2H, d, J=9.0H
z), 7.22(1H, t,J=8.2Hz), 7.26-7.50(5H, m), 7.51-7.
59(2H, m). (23b)N−(4−メトキシフェニル)−N−(2−
メトキシ−2−フェニルエチル)−ベンゼン−1,3−
ジアミン (4−メトキシフェニル)−(2−メトキシ−2−フェ
ニルエチル)−(3−ニトロフェニル)アミン541m
g、塩化ニッケル6水和物681mgおよび水素化ホウ
素ナトリウム213mgを用いて実施例(1b)と同様
に反応を行い、標記化合物を無色油状物質として460
mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.22(3H, s), 3.71(1
H, dd, J=4.7, 15.0Hz),3.81(3H, s), 3.92(1H, dd, J=
7.8, 15.0Hz), 4.45(1H, dd, J=4.7, 7.8Hz), 6.03(1H,
t, J=2.2Hz), 6.13(1H, ddd, J=0.8, 2.1, 7.8Hz), 6.
21(1H, ddd, J=0.7, 2.3, 8.1Hz), 6.84(2H, d, J=9.0H
z), 6.95-7.02(1H, m), 7.00(2H, d, J=8.9Hz), 7.26-
7.39(5H, m). (23c)3−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メト
キシフェニル)−(2−メトキシ−2−フェニルエチ
ル)−アミノ]−フェニルアミノ}−3−シクロブテン
−1,2−ジオン N−(4−メトキシフェニル)−N−(2−メトキシ−
2−フェニルエチル)−ベンゼン−1,3−ジアミン4
57mgおよび3−t−ブトキシ−4−メトキシ−3−
シクロブテン−1,2−ジオン290mgを用いて実施
例(1d)と同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状
物質として556mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.63(9H, s), 3.22(3
H, s), 3.75(1H, dd, J=4.7, 15.0Hz), 3.83(3H, s),
3.99(1H, dd, J=8.2, 15.0Hz), 4.46(1H, dd, J=4.7,
8.0Hz), 6.49(1H, dd, J=2.0, 8.4Hz), 6.80-6.85(1H,
m), 6.89(2H, d, J=9.0Hz), 7.03(2H, d, J=8.9Hz), 7.
12(1H, t, J=8.1Hz), 7.26-7.37(6H, m). 実施例243−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)アミノ]
フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン
(例示化合物番号1-99) 実施例23で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(4−メトキシフェニル)−(2−メトキシ−2−フ
ェニルエチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロ
ブテン−1,2−ジオン520mgおよびトリフルオロ
酢酸2mlを用いて実施例2と同様に反応を行い、標記
化合物を薄茶色泡状物質として248mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.11(3H, s), 3.68
-3.76(1H, m), 3.76(3H,s), 3.89(1H, dd, J=8.1, 14.9
Hz), 4.43(1H, dd, J=4.7, 8.1Hz), 6.24(1H, dd, J=2.
0, 8.3Hz), 6.79-6.85(2H, m), 6.92(2H, d, J=8.8Hz),
6.98-7.07(1H,m), 7.02(2H, d, J=8.8Hz), 7.26-7.38
(5H, m). 実施例253−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−フェニルアリル)アミノ]フェニルアミ
ノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物
番号1-149) N−(4−メトキシフェニル)−N−(3−ニトロフェ
ニル)アミン820mg、60%水素化ナトリウム16
1mgおよびα−クロロメチルスチレン1.04gを用
いて実施例17と同様に反応を行い精製して、標記化合
物を白色泡状物質として337mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.61(9H, s), 3.82(3
H, s), 4.69(2H, s), 5.34(1H, d, J=1.1Hz), 5.46(1H,
d, J=1.1Hz), 6.52(1H, dd, J=2.0, 8.4Hz), 6.78-6.8
3(1H, m), 6.91(2H, d, J=8.9Hz), 7.11-7.19(1H, m),
7.17(2H, d, J=9.0Hz), 7.27-7.44(6H, m). 実施例263−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−フェニルアリル)アミノ]フェニルアミ
ノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物
番号1-106) 実施例25で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(4−メトキシフェニル)−(2−フェニルアリル)
アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2
−ジオン333mgおよびトリフルオロ酢酸1.5ml
を用いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合物を薄
黄色固体として233mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.75(3H, s), 4.69
(2H, s), 5.23(1H, d, J=1.1Hz), 5.44(1H, d, J=1.1H
z), 6.36(1H, dd, J=2.1, 8.3Hz), 6.84-6.98(2H,m),
6.93(2H, d, J=8.9Hz), 7.04(1H, t, J=8.1Hz), 7.14(2
H, d, J=8.8Hz), 7.29-7.38(3H, m), 7.47-7.49(2H,
m). 融点: 185℃〜 (dec) 実施例273−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−(ナフタレン−1−イル)プロピル)アミ
ノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジ
オン (例示化合物番号1-199) 2−(ナフタレン−1−イル)プロピオン酸930m
g、しゅう酸クロリド0.81mlおよびN−(4−メ
トキシフェニル)−N−(3−ニトロフェニル)アミン
1.00gを用いて実施例11と同様に反応を行い、標
記化合物を淡赤泡状固体として179mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.52(3H, d, J=6.3H
z), 1.62(9H, s), 3.82(3H, s), 3.87-4.06(3H, m), 6.
43(1H, d, J=7.7Hz), 6.74(1H, d, J=7.7Hz), 6.82-6.9
4(5H, m), 7.09(1H, t, J=8.2Hz), 7.33-7.49(4H, m),
7.71(1H, d, J=8.0Hz). 7.76-7.86(2H, m). 実施例283−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−(ナフタレン−1−イル)プロピル)アミ
ノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジ
オン (例示化合物番号1-193) 実施例27で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(4−メトキシフェニル)−(2−(ナフタレン−1
−イル)プロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シ
クロブテン−1,2−ジオン170mgおよびトリフル
オロ酢酸1mlを用いて実施例2と同様に反応を行い、
標記化合物を緑色固体として130mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.45(3H, d, J=6.3
Hz), 3.74(3H, s), 3.77-4.15(3H, m), 5.90(1H, d, J=
8.0Hz), 6.83-6.91(6H, m), 7.34-7.80(7H, m),7.89(1
H, d, J=7.8Hz), 9.24(1H, s). 融点: 195℃〜 (dec) 実施例293−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−(チオフェン−3−イル)プロピル)アミ
ノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジ
オン (例示化合物番号1-981) 2−(チオフェン−3−イル)プロピオン酸1.1g、
しゅう酸クロリド1.22mlおよびN−(4−メトキ
シフェニル)−N−(3−ニトロフェニル)アミン1.
00gを用いて実施例11と同様に反応を行い、標記化
合物を淡黄泡状固体として187mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.34(3H, d, J=6.8H
z), 1.64(9H, s), 3.34(1H, sextet, J=7.1Hz), 3.72(1
H, dd, J=7.8, 14.5Hz), 3.81(3H, s), 3.90(1H,dd, J=
7.2, 14.4Hz), 6.37(1H, d, J=7.9Hz), 6.70(1H, dd, J
=2.0, 7.9Hz), 6.82-7.00(7H, m), 7.08(1H, t, J=8.2H
z), 7.22(1H, dd, J=3.0, 4.8Hz). 実施例303−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−(チオフェン−3−イル)プロピル)アミ
ノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジ
オン (例示化合物番号1-967) 実施例29で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(4−メトキシフェニル)−(2−(チオフェン−3
−イル)プロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シ
クロブテン−1,2−ジオン180mgおよびトリフル
オロ酢酸1mlを用いて実施例2と同様に反応を行い、
標記化合物を緑色固体として149mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.26(3H, d, J=6.9
Hz), 3.20(1H, sextet,J=7.1Hz), 3.69(1H, dd, J=6.8,
14.4Hz), 3.74(3H, s), 3.86(1H, dd, J=8.5,14.3Hz),
5.94(1H, d, J=8.1Hz), 6.80-7.00(6H, m), 7.14(1H,
d, J=5.1Hz), 7.24(1H, d, J=2.0Hz), 7.42(1H, dd, J=
2.9, 4.9Hz), 7.47(1H, s), 9.11(1H, s). 融点: 175℃〜 (dec) 実施例313−t−ブトキシ−4−{3−[(2−フェニルプロピ
ル)−(p−トルイル)アミノ]フェニルアミノ}−3
−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物番号1-14
2) 2−フェニルプロピオン酸1.79ml、しゅう酸クロ
リド2.28mlおよびN−(3−ニトロフェニル)−
N−(p−トルイル)アミン1.00gを用いて実施例
11と同様に反応を行い、標記化合物を淡黄泡状固体と
して187mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.35(3H, d, J=7.3H
z), 2.32(3H, s), 3.20(1H, sextet, J=7.3Hz), 3.74(1
H, dd, J=7.3, 14.6Hz), 3.93(1H, dd, J=7.3, 13.9H
z), 6.46(1H, d, J=8.1Hz), 6.66-6.84(4H, m), 7.04-
7.31(8H, m). 実施例323−ヒドロキシ−4−{3−[(2−フェニル−プロピ
ル)−(p−トルイル)アミノ]フェニルアミノ}−3
−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物番号1-7
4) 実施例31で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(2−フェニル−プロピル)−(p−トルイル)アミ
ノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジ
オン170mgおよびトリフルオロ酢酸1mlを用いて
実施例2と同様に反応を行い、標記化合物を淡黄色固体
として120mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.26(3H, d, J=7.3
Hz), 2.25(3H, s), 3.03(1H, sextet, J=7.4Hz), 3.72
(1H, dd, J=7.3, 14.6Hz), 3.87(1H, dd, J=8.1,14.6H
z), 6.27(1H, t, J=5.0Hz), 6.78-7.30(12H, m). 融点: 200℃〜 (dec) 実施例333−t−ブトキシ−4−{3−[(3,4−ジメトキシ
フェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニ
ルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示
化合物番号1-152) 2−フェニルプロピオン酸1.49ml、しゅう酸クロ
リド1.90mlおよびN−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)−N−(3−ニトロフェニル)アミン1.00g
を用いて実施例11と同様に反応を行い、標記化合物を
黄色泡状固体として398mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.36(3H, d, J=7.3H
z), 1.64(9H, s), 3.23(1H, sextet, J=7.3Hz), 3.67(3
H, s), 3.69(1H, dd, J=8.8, 14.6Hz), 3.87(3H,s), 3.
97(1H, dd, J=6.2, 14.6Hz), 6.24(1H, d, J=2.2Hz),
6.39(1H, d, J=7.4Hz), 6.48(1H, dd, J=2.1, 8.1Hz),
6.74(1H, dd, J=1.5, 8.1Hz), 6.78(1H, d,J=8.1Hz),
7.10(1H, t, J=8.4Hz), 7.18-7.30(6H, m). 実施例343−{3−[(3,4−ジメトキシフェニル)−(2−
フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−4−ヒ
ドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化
合物番号1-109) 実施例33で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(3,4−ジメトキシフェニル)−(2−フェニルプ
ロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン
−1,2−ジオン387mgおよびトリフルオロ酢酸3
mlを用いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合物
を淡黄色固体として280mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.27(3H, d, J=7.3
Hz), 3.13(1H, sextet,J=7.3Hz), 3.57(3H, s), 3.68(1
H, dd, J=8.1, 14.6Hz), 3.73(3H, s), 3.88(1H, dd, J
=7.0, 14.6Hz), 6.21(1H, dd, J=1.9, 8.1Hz), 6.34(1
H, d, J=2.2Hz),6.47(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 6.80(1
H, d, J=7.3Hz), 6.87(1H, d, J=8.8Hz),6.95(1H, br
s), 7.00(1H, t, J=8.1Hz), 7.16-7.30(5H, m). 融点: 170℃〜 (dec) 実施例353−t−ブトキシ−4−{3−[(2,4−ジメトキシ
フェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニ
ルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示
化合物番号1-151) 2−フェニルプロピオン酸1.49ml、しゅう酸クロ
リド1.90mlおよびN−(2,4−ジメトキシフェ
ニル)−N−(3−ニトロフェニル)アミン1.00g
を用いて実施例11と同様に反応を行い、標記化合物を
燈色泡状固体として349mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.34(3H, d, J=6.6H
z), 1.64(9H, s), 3.17(1H, sextet, J=7.1Hz), 3.65(1
H, dd, J=7.3, 13.9 Hz), 3.67(3H, s), 3.76-3.84(1H,
m), 3.82(3H, s), 6.27(1H, d, J=8.1Hz), 6.38(1H, d
d, J=2.6, 8.5Hz),6.51(1H, d, J=2.2Hz), 6.64-6.70(2
H, m), 7.06(1H, t, J=8.4Hz), 7.16-7.28(6H, m). 実施例363−{3−[(2,4−ジメトキシフェニル)−(2−
フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−4−ヒ
ドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化
合物番号1-107) 実施例35で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(2,4−ジメトキシフェニル)−(2−フェニルプ
ロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン
−1,2−ジオン338mgおよびトリフルオロ酢酸2
mlを用いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合物
を淡燈色固体として164mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.26(3H, d, J=6.6
Hz), 3.07(1H, sextet,J=7.1Hz), 3.53(1H, dd, J=7.3,
13.9Hz), 3.65(3H, s), 3.73(1H, dd, J=7.3,14.6Hz),
3.77(3H, s), 5.99(1H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.42(1H,
dd, J=3.0, 8.8Hz), 6.60-6.67(2H, m), 6.69(1H, dd,
J=1.5, 8.1Hz), 6.78(1H, s), 6.93(1H, t, J=8.1Hz),
7.16-7.28(5H, m),10.2(1H, s). 融点: 128-132℃ 実施例37(R)−3−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキ
シフェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェ
ニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン 及
び(S)−3−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メト
キシフェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フ
ェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン
(例示化合物番号1-143) (R)−2−フェニルプロピオン酸2.00g、しゅう
酸クロリド1.4mlおよびN−(4−メトキシフェニ
ル)−N−(3−ニトロフェニル)アミン1.63gを
用いて実施例11と同様に反応を行い、810mgの3
−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミ
ノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオンを白色固体と
して得た。キラルセルODカラムを用いた高速液体クロマ
トグラフィ分析(溶出溶剤:へキサン/2−プロパノ−
ル=85/15、流速:1ml/min、保持時間:Rt=11.2
i mn(R), 13.8 min(S))により生成物は53%eeの
(R)−3−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキ
シフェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェ
ニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオンであ
ると決定した。この光学異性体混合物を分取用キラルセ
ルODカラムを用いた高速液体クロマトグラフィー(溶出
溶剤:へキサン/2−プロパノ−ル=90/10、流速6m
l/min)により分離精製し、129mgの(R)−3−
t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニル)
−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}
−3−シクロブテン−1,2−ジオンおよび31mgの
(S)−3−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキ
シフェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェ
ニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオンを、
それぞれ白泡状物質として得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.35(3H, d, J=7.0H
z), 1.63(9H, s), 3.15-3.22(1H, m), 3.72(1H, dd, J=
7.7, 14.4Hz), 3.80(3H, s), 3.92(1H, dd, J=7.1, 14.
6Hz), 6.37(1H, d, J=7.4Hz), 6.72(1H, dd, J=1.7, 7.
9Hz), 6.82(4H, s), 7.08(1H, t, J=8.2Hz), 7.18-7.28
(6H, m)。
【0279】実施例38(R)−3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシ
フェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニ
ルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオンおよび
(S)−3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシ
フェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニ
ルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示
化合物番号1-91) 実施例37で得られた(R)および(S)−3−t−ブ
トキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニル)−(2
−フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−
シクロブテン−1,2−ジオンをそれぞれ実施例2と同
様に反応を行い、92mgの(R)−3−ヒドロキシ−
4−{3−[(4−メトキシフェニル)−(2−フェニ
ルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブ
テン−1,2−ジオンおよび16mgの(S)−3−ヒ
ドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニル)−
(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−
3−シクロブテン−1,2−ジオンを得た。 ・(R)−3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキ
シフェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェ
ニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン 融点 : 188℃〜 (dec) 比旋光度 : [α]D=+36.5 (CHCl3, c=0.40) ・(S)−3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキ
シフェニル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェ
ニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン 融点 : 185℃〜 (dec) 比旋光度 : [α]D=−35.9 (CHCl3, c=0.27) 実施例393−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−オキソ−2−フェニルエチル)アミノ]フ
ェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン
(例示化合物番号1-150) (39a)2−[(4−メトキシフェニル)−(3−ニ
トロフェニル)アミノ]−1−フェニルエタノン 実施例(17a)で得られた(2−[(4−メトキシフ
ェニル)−(3−ニトロフェニル)アミノ]−1−フェ
ニルエタノール750mgおよびN−メチルモルホリンオキ
シド289mgを、塩化メチレン10mlおよびアセトニト
リル10mlから成る混合溶液に溶解し、テトラ−n−プ
ロピルアンモニウムパールテナート73.7mg、モレキュ
ラーシーブ200mgを加え、室温で5時間攪拌した。反
応液に希塩酸を加えた後、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢
酸エチル=3/1)で精製し、標記化合物を黄色油状物
質として333mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.83(3H, s), 5.18(2
H, s), 6.95(2H, d, J=8.0Hz), 7.12(1H, d, J=9.0Hz),
7.20-7.39(4H, m), 7.49-7.64(4H, m), 7.99(2H, d, J
=7.3Hz). (39b)2−[(3−アミノフェニル)−(4−メト
キシフェニル)アミノ]−1−フェニルエタノン 実施例(39a)で得られた2−[(4−メトキシフェ
ニル)−(3−ニトロフェニル)アミノ]−1−フェニ
ルエタノン330mgを酢酸エチル10mlおよびエタノー
ル10ml混合溶液に溶解し、二塩化スズ1.7gを加えて2
時間加熱還流した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
を希塩酸、水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン
/酢酸エチル=2/1)で精製し、標記化合物を黄色油
状物質として120mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.80(3H, s), 5.08(2
H, s), 5.98(1H, t, J=2.2Hz), 6.06(1H, dd, J=1.7,
8.3Hz), 6.13(1H, dd, J=2.1, 8.0Hz), 6.88(2H,d, J=
9.0Hz), 6.91-7.12(1H, m), 7.24(2H, d, J=8.9Hz), 7.
48(2H, t, J=7.9Hz), 7.59(1H, tt, J=1.2, 7.4Hz), 7.
98(2H, dd, J=1.0, 8.1Hz). (39c)3−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メト
キシフェニル)−(2−オキソ−2−フェニルエチル)
アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2
−ジオン 実施例(39b)で得られた2−[(3−アミノフェニ
ル)−(4−メトキシフェニル)アミノ]−1−フェニ
ルエタノン118mgおよび3−t−ブトキシ−4−メト
キシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン118mgを用
いて実施例(1d)と同様に反応を行い、標記化合物を
薄黄色泡状物質として128mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.61(9H, s), 3.81(3
H, s), 5.20(2H, s), 6.35(1H, d, J=7.9Hz), 6.70(1H,
d, J=7.8Hz), 6.92(2H, d, J=8.8Hz), 6.92-7.26(2H,
m), 7.30(2H, d, J=8.7Hz), 7.49(2H, t, J=7.5Hz), 7.
60(1H, t, J=7.6Hz), 8.00(2H, d, J=7.8Hz). 実施例403−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−オキソ−2−フェニルエチル)アミノ]フ
ェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン
(例示化合物番号1-105) 実施例39で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(4−メトキシフェニル)−(2−オキソ−2−フェ
ニルエチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブ
テン−1,2−ジオン126mgおよびトリフルオロ酢酸1
mlを用いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合物
を薄茶色固体として77.8mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.75(3H, s), 5.29
(2H, s), 6.25(1H, d, J=8.2Hz), 6.78-7.38(3H, m),
6.95(2H, d, J=8.9Hz), 7.22(2H, d, J=8.8Hz), 7.55(2
H, t, J=7.7Hz), 7.68(1H, t, J=7.4Hz), 8.03(2H, d,
J=7.5Hz). 融点: 158℃〜 (dec) 実施例413−t−ブトキシ−4−{3−[(2−エトキシ−2−
フェニルエチル)−(4−メトキシフェニル)−アミ
ノ]−フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−
ジオン (例示化合物番号1-148) 実施例(17a)で得られた2−[(4−メトキシフェ
ニル)−(3−ニトロフェニル)アミノ]−1−フェニ
ルエタノール875mg、60%水素化ナトリウム115mg
およびよう化エチル1.50gを用いて実施例23と同様
に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質として372m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.13(3H, t, J=7.0H
z), 1.63(9H, s), 3.28-3.44(2H, m), 3.77(1H, dd, J=
4.8, 14.9Hz), 3.83(3H, s), 3.96(1H, dd, J=8.0, 15.
0Hz), 4.58(1H, dd, J=4.8, 7.8Hz), 6.52(1H, d, J=7.
4Hz), 6.78-6.92(1H, m), 6.88(2H, d, J=8.9Hz), 7.04
(2H, d, J=9.0Hz), 7.13(1H, t, J=8.2Hz),7.19-7.38(6
H, m). 実施例424−{3−[(2−エトキシ−2−フェニルエチル)−
(4−メトキシフェニル)アミノ]フェニルアミノ}−
3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン
(例示化合物番号1-100) 実施例41で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(2−エトキシ−2−フェニルエチル)−(4−メト
キシフェニル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロ
ブテン−1,2−ジオン347mgおよびトリフルオロ酢
酸1mlを用いて実施例2と同様に反応を行い、標記化
合物を薄茶色固体として263mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.03(3H, t, J=7.0
Hz), 3.21-3.33(2H, m),3.70-3.78(1H, m), 3.76(3H,
s), 3.83(1H, dd, J=8.2, 15.0Hz), 4.56(1H, dd, J=4.
6, 8.1Hz), 6.27(1H, dd, J=1.9, 8.2Hz), 6.79-6.87(2
H, m), 6.92(2H,d, J=8.9Hz), 6.99-7.08(1H, m), 7.04
(2H, d, J=8.8Hz), 7.24-7.37(5H, m). 融点 : 118℃〜 実施例433−メトキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニル)
−(2−フェニルプロピル)−アミノ]−フェニルアミ
ノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物
番号1-155) 実施例(1c)で得られたN−(4−メトキシフェニ
ル)−N−(2−フェニルプロピル)−ベンゼン−1,
3−ジアミン1.08gおよび3,4−ジメトキシ−3−シ
クロブテン−1,2−ジオン640mgを用いて実施例
(1d)と同様に反応を行い、標記化合物を薄黄色泡状
物質として1.21g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.26(3H, d, J=6.9
Hz), 3.05-3.10(1H, m),3.69(1H, dd, J=7.3, 14.4Hz),
3.75(3H, s), 3.83(1H, dd, J=7.7, 14.4Hz),4.30(3H,
s), 6.28(1H, d, J=7.6Hz), 6.67-6.91(2H, m), 6.88
(2H, d, J=8.0Hz), 6.89(2H, d, J=7.9Hz), 7.03(1H,
t, J=8.1Hz), 7.20-7.29(5H, m). 実施例443−アミノ−4−{3−[(4−メトキシフェニル)−
(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−
3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物番号1-
158) 実施例43で得られた3−メトキシ−4−{3−[(4
−メトキシフェニル)−(2−フェニルプロピル)アミ
ノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジ
オン490mgのエタノール8ml溶液に2規定アンモニア
/エタノール溶液3mlを加え、2時間攪拌した。反応液
を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=8/1)
で精製し、生じた固体をろ取後エーテルで洗浄し、標記
化合物を薄黄色固体として316mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.27(3H, d, J=6.9
Hz), 3.05-3.12(1H, m),3.69(1H, dd, J=7.2, 14.5Hz),
3.74(3H, s), 3.90(1H, dd, J=7.2, 14.3Hz),6.20(1H,
dd, J=2.1, 8.3Hz), 6.78(1H, dd, J=1.2, 7.9Hz), 6.
85-6.92(1H, m), 6.88(4H, s), 7.03(1H, t, J=8.1Hz),
7.17-7.28(5H, m). 融点: 232℃ 実施例453−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−((R)−2−メトキシ−2−フェニルエチル)
アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2
−ジオン (例示化合物番号1-147) N−(4−メトキシフェニル)−N−(3−ニトロフェ
ニル)アミン1.0gと(R)−スチレンオキシド74
0mgを用いて実施例(17a)及び実施例23と同様
に反応を行い、標記化合物を黄色泡状物として335m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.63(9H, s), 3.22(3
H, s), 3.74(1H, dd, J=4.6, 14.9Hz), 3.83(3H, s),
3.99(1H, dd, J=8.1, 14.9Hz), 4.46(1H, dd, J=4.7,
8.0Hz), 6.49(1H, dd, J=1.8, 8.4Hz), 6.81(1H, br),
6.89(2H, d, J=8.8Hz), 7.01-7.15(4H, m), 7.28-7.38
(5H, m). 実施例463−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−((R)−2−メトキシ−2−フェニルエチル)
アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2
−ジオン (例示化合物番号1-99) 実施例45で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(4−メトキシフェニル)−((R)−2−メトキシ
−2−フェニルエチル)アミノ]フェニルアミノ}−3
−シクロブテン−1,2−ジオン320mgおよびトリ
フルオロ酢酸1mlを用いて実施例2と同様に反応を行
い、標記化合物を黄色固体として200mg得た。旋光
度 [α]D=+4.2 (c=0.56,acetone) 実施例474−{3−[(4−フルオロフェニル)−((R)−2
−メトキシ−2−フェニルエチル)アミノ]フェニルア
ミノ}−3−t−ブトキシ−3−シクロブテン−1,2
−ジオン (例示化合物番号1-140) N−(4−フルオロフェニル)−N−(3−ニトロフェ
ニル)アミン1.0gと(R)−スチレンオキシド78
0mgを用いて実施例(17a)及び実施例23と同様
に反応を行い、標記化合物を淡紅色泡状物として230
mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.63(9H, s), 3.22(3
H, s), 3.80(1H, dd, J=4.8, 15.3Hz), 3.98(1H, dd, J
=8.1, 15.2Hz), 4.47(1H, dd, J=4.7, 8.0Hz), 6.53-6.
55(1H, m), 6.85(1H, d, J=7.7Hz), 6.98-7.17(6H, m),
7.28-7.37(5H, m). 実施例484−{3−[(4−フルオロフェニル)−((R)−2
−メトキシ−2−フェニルエチル)−アミノ]−フェニ
ルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,
2−ジオン (例示化合物番号1-49) 実施例47で得られた4−{3−[(4−フルオロフェ
ニル)−((R)−2−メトキシ−2−フェニルエチ
ル)アミノ]フェニルアミノ}−3−t−ブトキシ−3
−シクロブテン−1,2−ジオン210mgおよびトリ
フルオロ酢酸1mlを用いて実施例2と同様に反応を行
い、標記化合物を黄色固体として109mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.11(3H, s), 3.78
(1H, dd, J=4.9, 15.0Hz), 3.87(1H, dd, J=8.3, 14.9H
z), 4.48(1H, dd, J=4.9, 8.2Hz), 6.16(1H, dd,J=1.9,
8.0Hz), 6.95-7.09(5H, m), 7.21-7.22(1H, m), 7.27-
7.47(6H, m). 融点: 191℃〜(dec.) 旋光度 [α]D=+22.0 (c=0.46,acetone) 実施例493−t−ブトキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−フェニルブチル)アミノ]フェニルアミ
ノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物
番号1-144) 2−フェニルブタル酸2.02g、しゅう酸クロリド
2.14mlおよびN−(4−メトキシフェニル)−N
−(3−ニトロフェニル)アミン1.0gを用いて実施
例1と同様に反応を行い、標記化合物を淡黄泡状固体と
して200mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.77(3H, t, J=7.3H
z), 1.26(9H, s), 1.59-1.69(1H, m), 1.84-1.96(1H,
m), 2.86-2.95(1H, m), 3.71(1H, dd, J=8.1, 14.6Hz),
3.81(3H, s), 3.98(1H, dd, J=6.6, 14.6Hz), 6.35(1
H, d, J=7.3Hz), 6.72(1H, dd, J=2.2, 5.9Hz), 6.76-
6.85(4H, m), 7.08(1H, t, J=8.1Hz), 7.11-7.29(6H,
m). 実施例503−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
ル)−(2−フェニルブチル)アミノ]フェニルアミ
ノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン (例示化合物
番号1-97) 実施例49で得られた3−t−ブトキシ−4−{3−
[(4−メトキシフェニル)−(2−フェニルブチル)
アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2
−ジオン190mgおよびトリフルオロ酢酸1mlを用
いて実施例2と同様に反応を行い、標記化合物を淡緑色
固体として120mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.67(3H, t, J=7.5
Hz), 1.54-1.65(1H, m),1.78-1.88(1H, m), 2.78-2.86
(1H, m), 3.68(1H, dd, J=7.8, 14.8Hz), 3.74(3H, s),
3.92(1H, dd, J=7.3, 14.3Hz), 6.14(1H, d, J=8.0H
z), 6.76(1H, d, J=8.0Hz), 6.79-6.90(5H, m), 6.98(1
H, t, J=8.5Hz), 7.14-7.21(3H, m), 7.24-7.29(2H,
m), 10.21(1H, s). 試験例1 ハムスター反転腸管リング(hamster everted ileal ri
ngs)を用いた回腸型胆汁酸トランスポーター阻害活性
の測定 本試験例におけるの回腸型胆汁酸トランスポーター阻害
活性の測定は、[Pharm. Res., 12, 693-699(1995)]に
記載されているStewartらの方法に準じて行われ
た。
【0280】即ち、回腸型胆汁酸トランスポーターの材
料としてハムスター反転腸管リングを用いた。5〜7週
令のシリアン系雄性ハムスターをエーテルにより麻酔
し、回腸部分を盲端部より約10cm摘出し反転させた
後、氷冷リンゲル緩衡液中で盲端部より順に5mmずつ
カットし15個のラット反転腸管リングを得た。回腸の
部位による胆汁酸トランスポーターの発現量の違いを是
正するため、リングを回腸の上下により適当に選び出
し、3個で1群として計5群のグル−プとした。5群の
うち、1つは検体を加えないコントロール群とし、また
胆汁酸のリングへの非特異的取り込みを考慮し、100
0倍高濃度の非放射標識タウロコール酸を加えた群(バ
ックグラウンド群)を1つ設けた。残りの3群を各種検
体を加えた群とした。各リングを1mlの放射性タウロ
コール酸溶液中、37℃で5分間、90rpmの速度で
振盪しながら、回腸型胆汁酸トランスポーターによりリ
ングに放射性タウロコール酸を取り込ませた。放射性タ
ウロコール酸溶液の組成は、1.0μCi放射性タウロ
コール酸、0.037mM非放射性タウロコール酸(た
だし、バックグラウンド群は37mM)、適当濃度の各
種検体およびリンゲル緩衡液から成る。リングをリンゲ
ル緩衡液により3回洗浄した後、湿重量を測定し、バイ
アル瓶に入れ、組織溶解剤NCS−II(AMERSH
AM社製)を0.5ml添加し、50℃で一晩放置して
完全に溶解させた。2.5mlの液体シンチレ−ション
カクテルを添加し、液体シンチレーションカウンター
(scintillation counter )で放射活性を測定した。
【0281】回腸型胆汁酸トランスポーター活性は、各
リングに取り込まれた放射活性を湿重量で補正し、dp
m/mg(1mg当たりの放射活性)で表した後、各群
の平均値よりバックグラウンド群の平均値を差し引いた
上でその活性とし、本発明の化合物の濃度を30μg/
mlとした時の回腸型胆汁酸トランスポーター活性の阻
害率を求めた。結果を表4に示す。
【0282】
【表4】 回腸型胆汁酸トランスポーター活性 実施例化合物番号 阻害率(%) 2 57 14 59 20 52 24 54 26 51.7 本発明の化合物は、優れた回腸型胆汁酸トランスポータ
ー阻害活性を示した。
【0283】試験例2 胆汁酸トランスポーター阻害活性の測定 雄性シリアンゴールデンハムスターを実験に使用した。
動物は金属ケージで飼育し、餌および水を自由摂取させ
た。本発明の化合物は0.5%カルボキシメチルセルロース
中の懸濁液として、経口投与(100 mg/10 ml/kg)し
た。投与1.5時間後に、生理食塩水中の[3H]-タウロコー
ル酸(37 KBq)を経口投与した。[3H]-タウロコール酸
の経口投与24時間後にハムスターの解剖を行い、胆嚢胆
汁を採取し、胆嚢胆汁中の放射活性を求めた。本願発明
の化合物を用いずに求めたコントロールの放射活性と一
定濃度の本発明の化合物を用いた時の放射活性から阻害
率(%)を求めた。結果を表5に示す。
【0284】
【表5】 回腸型胆汁酸トランスポーター活性 実施例化合物番号 阻害率(%) 2 66 本発明の化合物は優れた回腸型胆汁酸トランスポーター
阻害活性を示した。
【0285】
【発明の効果】本発明の一般式(I)を有する化合物
は、優れた回腸型胆汁酸トランスポーター阻害作用を有
し、医薬、特に、高脂血症又は動脈硬化性症に対する治
療薬又は予防薬(特に治療薬)として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 333/20 C07D 333/20 (72)発明者 河野 圭太 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 北山 健 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 Fターム(参考) 4C023 CA00 4C086 AA01 AA02 AA03 BB02 MA01 MA04 NA14 ZA45 ZC20 ZC33 4C206 AA01 AA02 AA03 FA31 KA01 KA04 MA01 MA04 NA14 ZA45 ZC20 ZC33 4H006 AA01 AB26 BJ50 BM30 BM71 BM72 BP20

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 [式中、 R1は、シクロアルキル基、アリール基、複素環基、置
    換基群a及びbより選択される少なくとも1個の基で置
    換されたシクロアルキル基、置換基群a及びbから選択
    される少なくとも1個の基で個置換されたアリール基、
    又は、置換基群a及びbより選択される少なくとも1個
    の基で個置換された複素環基を示し、 R2は、シクロアルキル基、アリール基、複素環基、置
    換基群aより選択される少なくとも1個の基で置換され
    たシクロアルキル基、置換基群aより選択される少なく
    とも1個の基で置換されたアリール基、又は、置換基群
    aより選択される少なくとも1個の基で置換された複素
    環基を示し、 R3及びR4は、同一又は異なって、水素原子又は置換基
    群aから選択される基を示し、Aは、下記式(A−1) 【化2】 (式中、R5は、水素原子又は低級アルキル基を示し、 R6は、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキ
    ルチオ基又はアミン残基を示し、 X及びYは、同一又は異なって、酸素原子又は硫黄原子
    を示し、 Zは、単結合又はC1−C6アルキレン基を示す。)を有
    する基を示し、 Dは、C1−C6アルキレン基を示し、 Eは、単結合又は式−CR78−を有する基(式中、R
    7は、水素原子を示し、R8は、ヒドロキシ基、低級アル
    キル基若しくは低級アルコキシ基を示すか、又はR7
    8が一緒になって、メチレン基若しくはオキソ基を示
    す。)を示す。]を有するシクロブテン誘導体、その薬
    理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体。 <置換基群a>ハロゲン原子、ヒドロキシ基、チオール
    基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、低級ア
    ルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ−低
    級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、シア
    ノ基及びニトロ基 <置換基群b>カルボキシ基、低級アルコキシカルボニ
    ル基、カルバモイル基、モノ−低級アルキルカルバモイ
    ル基、ジ−低級アルキルカルバモイル基、シクロアルキ
    ル基、アリール基、アリールオキシ基、アラルキルオキ
    シ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、並びに、置
    換基群aより選択される少なくとも1個の基で置換され
    た、シクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アラ
    ルキルオキシ、アリールチオ及びアラルキルチオ基。
  2. 【請求項2】請求項1において、 一般式(I)が、一般式(Ia) 【化3】 である化合物、その薬理上許容される塩、そのエステル
    又はその他の誘導体。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 Zが、単結合である化合物又はその薬理上許容される
    塩。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3より選択されるいずれか一
    項において、 R5が、水素原子である化合物又はその薬理上許容され
    る塩。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4より選択されるいずれか一
    項において、 R6が、ヒドロキシ基又はアミン残基である化合物又は
    その薬理上許容される塩。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4より選択されるいずれか一
    項において、 R6が、ヒドロキシ基、ヒドロキシアミノ基又はアミノ
    基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  7. 【請求項7】請求項1乃至4より選択されるいずれか一
    項において、 R6が、ヒドロキシ基である化合物又はその薬理上許容
    される塩。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7より選択されるいずれか一
    項において、 X及びYが、酸素原子である化合物又はその薬理上許容
    される塩。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8より選択されるいずれか1
    項において、 DがC1−C2アルキレン基である化合物又はその薬理上
    許容される塩。
  10. 【請求項10】請求項1乃至8より選択されるいずれか
    1項において、 Dがメチレン基である化合物又はその薬理上許容される
    塩。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10より選択されるいずれ
    か1項において、 Eが、単結合である化合物又はその薬理上許容される
    塩。
  12. 【請求項12】請求項1乃至10より選択されるいずれ
    か1項において、 Eが、式−CR78−を有する基である化合物又はその
    薬理上許容される塩。
  13. 【請求項13】請求項12において、 R7が、水素原子を示し、 R8が、ヒドロキシ基、低級アルキル基若しくは低級ア
    ルコキシ基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  14. 【請求項14】請求項12において、 R7が、水素原子を示し、 R8が、低級アルキル基若しくは低級アルコキシ基であ
    る化合物又はその薬理上許容される塩。
  15. 【請求項15】請求項12において、 R7が、水素原子を示し、 R8が、メチル基若しくはメトキシ基である化合物又は
    その薬理上許容される塩。
  16. 【請求項16】請求項12において、 R7とR8が一緒になって、メチレン基若しくはオキソ基
    である化合物又はその薬理上許容される塩。
  17. 【請求項17】請求項1乃至16より選択されるいずれ
    か1項において、 R1が、シクロアルキル基、アリール基、複素環基、置
    換基群a及びbから選択される基で1乃至3個置換され
    たシクロアルキル基、置換基群a及びbから選択される
    基で1乃至3個置換されたアリール基、又は、置換基群
    a及びbから選択される基で1乃至3個置換された複素
    環基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  18. 【請求項18】請求項1乃至16より選択されるいずれ
    か1項において、 R1が、アリール基、複素環基、置換基群a及びbから
    選択される基で1乃至3個置換されたアリール基、又
    は、置換基群a及びbから選択される基で1乃至3個置
    換された複素環基である化合物又はその薬理上許容され
    る塩。
  19. 【請求項19】請求項1乃至16より選択されるいずれ
    か1項において、 R1が、アリール基、ベンゼン環と縮合してもよい5乃
    至6員芳香族複素環基、置換基群a及びbから選択され
    る基で1乃至3個置換されたアリール基、又は、置換基
    群a及びbから選択される基で1乃至3個置換されたベ
    ンゼン環と縮合してもよい5乃至6員芳香族複素環基で
    ある化合物又はその薬理上許容される塩。
  20. 【請求項20】請求項1乃至16より選択されるいずれ
    か1項において、 R1が、アリール基、ベンゼン環と縮合してもよい5乃
    至6員芳香族複素環基、置換基群aから選択される基で
    1乃至3個置換されたアリール基、又は、置換基群aか
    ら選択される基で1乃至3個置換されたベンゼン環と縮
    合してもよい5乃至6員芳香族複素環基である化合物又
    はその薬理上許容される塩。
  21. 【請求項21】請求項1乃至16より選択されるいずれ
    か1項において、 R1が、アリール基、ベンゼン環と縮合してもよい5乃
    至6員芳香族複素環基、又は、1乃至3個置換されたア
    リール基若しくはベンゼン環と縮合してもよい5乃至6
    員芳香族複素環基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロ
    キシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、低
    級アルコキシ基及びニトロ基から成る群から選択される
    基である。)である化合物又はその薬理上許容される
    塩。
  22. 【請求項22】請求項1乃至16より選択されるいずれ
    か1項において、 R1が、C6−C10アリール基、チエニル基、フリル基、
    ピロリル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾ
    リル基、ピリジル基、ベンゼン環と縮合した、チエニ
    ル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル、イ
    ミダゾリル若しくはピリジル基、又は、1乃至3個置換
    されたC6−C10アリール基(該置換基は、ハロゲン原
    子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アル
    キル基、低級アルコキシ基及びニトロ基から成る群から
    選択される基である。)である化合物又はその薬理上許
    容される塩。
  23. 【請求項23】請求項1乃至16より選択されるいずれ
    か1項において、 R1が、C6−C10アリール基、チエニル基、フリル基、
    又は、1乃至3個置換されたC6−C10アリール基(該
    置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルキル
    基、ハロゲノ低級アルキル基、低級アルコキシ基及びニ
    トロ基から成る群から選択される基である。)である化
    合物又はその薬理上許容される塩。
  24. 【請求項24】請求項1乃至16より選択されるいずれ
    か1項において、 R1が、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、3−
    フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−クロロ
    フェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジフルオロフ
    ェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロ
    ロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3−ヒドロキ
    シフェニル、4−ヒドロキシフェニル、3−メチルフェ
    ニル、4−メチルフェニル、3,4−ジメチルフェニ
    ル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、
    3,4−ジメトキシフェニル、3,4,5−トリメトキ
    シフェニル、3,4,5−トリフルオロフェニル、チエ
    ニル又はピリジル基である化合物又はその薬理上許容さ
    れる塩。
  25. 【請求項25】請求項1乃至16より選択されるいずれ
    か1項において、 R1が、フェニル、3−フルオロフェニル、3−クロロ
    フェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフ
    ルオロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,5−
    ジクロロフェニル、3−チエニル又は4−ピリジル基で
    ある化合物又はその薬理上許容される塩。
  26. 【請求項26】請求項1乃至25より選択されるいずれ
    か1項において、 R2が、シクロアルキル基、アリール基、複素環基、置
    換基群aから選択される基で1乃至3個置換されたシク
    ロアルキル基、置換基群aから選択される基で1乃至3
    個置換されたアリール基、又は、置換基群aから選択さ
    れる基で1乃至3個置換された複素環基である化合物又
    はその薬理上許容される塩。
  27. 【請求項27】請求項1乃至25より選択されるいずれ
    か1項において、 R2が、アリール基、複素環基、置換基群aから選択さ
    れる基で1乃至3個置換されたアリール基、又は、置換
    基群aから選択される基で1乃至3個置換された複素環
    基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  28. 【請求項28】請求項1乃至25より選択されるいずれ
    か1項において、 R2が、アリール基、ベンゼン環と縮合してもよい5乃
    至6員芳香族複素環基、置換基群aから選択される基で
    1乃至3個置換されたアリール基、又は、置換基群aか
    ら選択される基で1乃至3個置換されたベンゼン環と縮
    合してもよい5乃至6員芳香族複素環基である化合物又
    はその薬理上許容される塩。
  29. 【請求項29】請求項1乃至25より選択されるいずれ
    か1項において、 R2が、アリール基、ベンゼン環と縮合してもよい5乃
    至6員芳香族複素環基、又は、1乃至3個置換されたア
    リール基若しくはベンゼン環と縮合してもよい5乃至6
    員芳香族複素環基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロ
    キシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基及び
    低級アルコキシ基から成る群から選択された基であ
    る。)である化合物又はその薬理上許容される塩。
  30. 【請求項30】請求項1乃至25より選択されるいずれ
    か1項において、 R2が、C6−C10アリール基、チエニル基、フリル基、
    ピロリル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾ
    リル基、ピリジル基、ベンゼン環と縮合した、チエニ
    ル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル、イ
    ミダゾリル若しくはピリジル基、又は、1乃至3個置換
    されたC6−C10アリール基(該置換基は、ハロゲン原
    子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アル
    キル基及び低級アルコキシ基から成る群から選択された
    基である。)である化合物又はその薬理上許容される
    塩。
  31. 【請求項31】請求項1乃至25より選択されるいずれ
    か1項において、 R2が、C6−C10アリール基、チエニル基、ピリジル
    基、又は、1乃至3個置換されたC6−C10アリール基
    (該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アル
    キル基、ハロゲノ低級アルキル基及び低級アルコキシ基
    から成る群から選択された基である。)である化合物又
    はその薬理上許容される塩。
  32. 【請求項32】請求項1乃至25より選択されるいずれ
    か1項において、 R2が、C6−C10アリール基、チエニル基、ピリジル
    基、又は、1個置換されたC6−C10アリール基(該置
    換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルキル
    基、ハロゲノ低級アルキル基又は低級アルコキシ基であ
    る。)である化合物又はその薬理上許容される塩。
  33. 【請求項33】請求項1乃至25より選択されるいずれ
    か1項において、 R2が、フェニル基、又は、1個置換されたフェニル基
    (該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アル
    キル基、ハロゲノ低級アルキル基又は低級アルコキシ基
    である。)である化合物又はその薬理上許容される塩。
  34. 【請求項34】請求項1乃至25より選択されるいずれ
    か1項において、 R2が、フェニル、4−フルオロフェニル、4−クロロ
    フェニル、4−メチルフェニル又は4−メトキシフェニ
    ル基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  35. 【請求項35】請求項1乃至34より選択されるいずれ
    か1項において、 R3及びR4が、同一又は異なって、水素原子、ヒドロキ
    シ基、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
    基、アミノ基又はジ−低級アルキルアミノ基である化合
    物又はその薬理上許容される塩。
  36. 【請求項36】請求項1乃至34より選択されるいずれ
    か1項において、 R3及びR4が、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン
    原子又は低級アルコキシ基である化合物又はその薬理上
    許容される塩。
  37. 【請求項37】請求項1乃至34より選択されるいずれ
    か1項において、 R3及びR4が、水素原子である化合物又はその薬理上許
    容される塩。
  38. 【請求項38】請求項1において、 下記より選択されるいずれか1つの化合物、その薬理上
    許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体。 ・4−{3−[(4−フルオロフェニル)−(2−フェ
    ニルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−ヒドロ
    キシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−フルオロフェニ
    ル)−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)アミノ]
    フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオ
    ン、 ・4−{3−[(4−クロロフェニル)−(2−フェニ
    ルプロピル)アミノ]フェニルアミノ}−3−ヒドロキ
    シ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−クロロフェニ
    ル)−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)アミノ]
    フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオ
    ン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
    ル)−(2−フェニルプロピル)アミノ]フェニルアミ
    ノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
    ル)−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)アミノ]
    フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジオ
    ン、 ・4−{3−[(4−フルオロフェニル)−(2−(3
    −フルオロフェニル)プロピル)アミノ]フェニルアミ
    ノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジ
    オン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−フルオロフェニ
    ル)−(2−メトキシ−2−(3−フルオロフェニル)
    エチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン
    −1,2−ジオン、 ・4−{3−[(4−クロロフェニル)−(2−(3−
    フルオロフェニル)プロピル)アミノ]フェニルアミ
    ノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジ
    オン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−クロロフェニ
    ル)−(2−メトキシ−2−(3−フルオロフェニル)
    エチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン
    −1,2−ジオン、 ・4−{3−[(2−(3−フルオロフェニル)プロピ
    ル)−(4−メトキシフェニル)−アミノ]フェニルア
    ミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−
    ジオン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
    ル)−(2−メトキシ−2−(3−フルオロフェニル)
    エチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン
    −1,2−ジオン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−フルオロフェニ
    ル)−(2−(チオフェン−3−イル)プロピル)アミ
    ノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジ
    オン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−フルオロフェニ
    ル)−(2−メトキシ−2−(チオフェン−3−イル)
    エチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン
    −1,2−ジオン、 ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
    ル)−(2−(チオフェン−3−イル)プロピル)アミ
    ノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン−1,2−ジ
    オン、及び ・3−ヒドロキシ−4−{3−[(4−メトキシフェニ
    ル)−(2−メトキシ−2−(チオフェン−3−イル)
    エチル)アミノ]フェニルアミノ}−3−シクロブテン
    −1,2−ジオン。
  39. 【請求項39】請求項1乃至38から選択されるいずれ
    か1項に記載の化合物、その薬理上許容される塩、その
    エステル又はその他の誘導体を有効成分として含有する
    医薬組成物。
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