JP2002338496A - 胆汁酸トランスポーター阻害剤を含有する医薬組成物 - Google Patents

胆汁酸トランスポーター阻害剤を含有する医薬組成物

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JP2002338496A
JP2002338496A JP2002067841A JP2002067841A JP2002338496A JP 2002338496 A JP2002338496 A JP 2002338496A JP 2002067841 A JP2002067841 A JP 2002067841A JP 2002067841 A JP2002067841 A JP 2002067841A JP 2002338496 A JP2002338496 A JP 2002338496A
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JP2002067841A
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Toshimori Inaba
寿守 稲葉
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、優れた脂質低下作用、動脈硬化進展
抑制効果を有する医薬組成物を提供する。 【解決手段】回腸型胆汁酸トランスポーター阻害剤と、
ACAT阻害剤を、同時に又は時間を置いて別々に投与
する為の医薬組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回腸型胆汁酸トラ
ンスポーター阻害剤と、酵素アシルコエンザイムA:コ
レステロ−ルアシルトランスフェラ−ゼ(以下、ACA
Tという。)阻害剤を、同時に又は時間を置いて別々に
投与する為の医薬組成物に関する。
【0002】また、本発明は、回腸型胆汁酸トランスポ
ーター阻害剤と、ACAT阻害剤の薬理的に有効な量を
温血動物(特に、人)に、同時に又は時間を置いて別々
に投与することにより、高脂血症、動脈硬化症或いは虚
血性心疾患、虚血性脳疾患、末梢循環不全症等の動脈硬
化に由来する疾患を予防又は治療する方法に関する。
【0003】
【従来の技術】食事の欧米化や人口の高齢化等に伴い、
アテローム性動脈硬化症は増加の一途を辿っている。ア
テローム性動脈硬化症は、虚血性心疾患(心筋梗塞、不
安定狭心症、虚血性突然死)、虚血性脳疾患(脳梗塞、
脳内出血等)、末梢循環不全症等の主因となる。また、
アテローム性動脈硬化症をもたらす危険因子としては、
高脂血症(特に、高コレステロ−ル血症)のほか、高血
圧症、インスリン抵抗性に基づく糖代謝異常を挙げるこ
とができる。また、これらの危険因子は合併症(シンド
ロ−ムX)として発病する場合が多く、互いに病因が絡
みあっていると考えられており{ダイアビーティス,第
37巻,第1595頁(1988年)[Diabetes, 37, 1
595 (1988)]}、その有効な予防法及び治療法が求めら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、回腸型
胆汁酸トランスポーター阻害剤及びACAT阻害剤を含
有する医薬組成物について鋭意研究を行った結果、各々
の薬剤を単剤で投与するよりも、上記2剤を、同時に又
は時間を置いて別々に投与することにより、優れた脂質
(コレステロール又はトリグリセライド)低下作用を有
し、動脈硬化に対する進展抑制効果を示すため、高脂血
症、動脈硬化症或いは虚血性心疾患、虚血性脳疾患、末
梢循環不全症等の動脈硬化に由来する疾患の予防剤又は
治療剤として有用であることを見出し、本発明を完成し
た。
【0005】従って、本発明の目的は、回腸型胆汁酸ト
ランスポーター阻害剤と、ACAT阻害剤を、同時に又
は時間を置いて別々に投与する為の医薬組成物を提供す
ることである。
【0006】また、本発明の目的は、回腸型胆汁酸トラ
ンスポーター阻害剤と、ACAT阻害剤の薬理的に有効
な量を温血動物(特に、人)に、同時に又は時間を置い
て別々に投与することにより、高脂血症、動脈硬化症或
いは虚血性心疾患、虚血性脳疾患、末梢循環不全症等の
動脈硬化に由来する疾患を予防又は治療する方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、回腸型胆汁酸
トランスポーター阻害剤と、ACAT阻害剤を、同時に
又は時間を置いて別々に投与する為の医薬組成物に関す
る。
【0008】本発明の医薬組成物の有効成分の一つであ
る「回腸型胆汁酸トランスポーター阻害剤」は、回腸に
存在する胆汁酸トランスポーターを阻害する薬剤であ
り、小腸からの胆汁酸の再吸収を抑制し、その結果コレ
ステロールを低下させることから、本来、高脂血症の治
療剤として使用される。そのような回腸型胆汁酸トラン
スポーター阻害剤としては、例えば、特開昭61−26
7541号(EP188248号公報、USP4,77
1,072号公報)に記載されたナフタレン誘導体又は
その薬理上許容される塩[好適には、TA−7522で
あり、その化学名は、1−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−2,3−ビス(メトキシカルボニル)−4−ヒド
ロキシ−6,7,8−トリメトキシナフタレンであ
る。]、WO99/32478号公報(USP5,99
4,391号公報、USP6,107,494号公報、
US公開2002013476号公報)に記載された一
般式(I)を有する化合物、その薬理上許容される塩、
その溶媒和物又はそのプロドラック{好適には、1−
{4−[4−[(4R,5R)−3,3−ジブチル−7
−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベンゾチエ
ピン−5−イル]フェノキシメチル]ベンジル}−4−
アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンク
ロライド、1−{4−[4−[(4R,5R)−3,3
−ジブチル−7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5
−テトラヒドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−
1−ベンゾチエピン−5−イル]フェノキシ]ブチル}
−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オク
タンメタンスルフォネート又は{2−[2−[2−[4
−[(4R,5R)−3,3−ジブチル−7−(ジメチ
ルアミノ)−2,3,4,5−テトラヒドロ−4−ヒド
ロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベンゾチエピン−5−
イル]フェノキシ]エトキシ]エトキシ]エチル}トリ
エチルアンモニウムクロライドであり、最も好適には、
1−{4−[4−[(4R,5R)−3,3−ジブチル
−7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベンゾ
チエピン−5−イル]フェノキシメチル]ベンジル}−
4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ンクロライド}、特開平5−310634号公報(EP
597107号公報及びEP701991号公報)に記
載された一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許
容される塩[好適には、S−8921であり、その化学
名は、メチル 1−(3,4−ジメトキシフェニル)−
3−(3−エチルバレリル)−4−ヒドロキシ−6,
7,8−トリメトキシ−2−ナフトエートである。]、
WO99/35135号公報に記載された一般式(I)
を有する化合物、その塩、その溶媒和物又は生理学的機
能性誘導体、WO99/64409号公報(USP6,
221,897号公報)に記載された一般式(I)を有
する化合物、その薬理上許容される塩又は生理学的機能
性誘導体、WO00/47568号公報に記載された一
般式(I)を有する化合物、その薬理上許容される塩、
その溶媒和物又はそのプロドラッグ、WO00/615
68号公報(USP6,277,831号公報)に記載さ
れた一般式(I)を有する化合物、その薬理上許容され
る塩又は生理学的機能性誘導体及びEP1070703
号公報に記載された下記一般式(II)
【0009】
【化1】
【0010】[式中、R1は、シクロアルキル基、アリ
ール基、複素環基、置換基群a及びbから選択される基
で1乃至5個置換されたシクロアルキル基、置換基群a
及びbから選択される基で1乃至5個置換されたアリー
ル基、又は、置換基群a及びbから選択される基で1乃
至5個置換された複素環基を示し、R2は、シクロアル
キル基、アリール基、複素環基、置換基群aから選択さ
れる基で1乃至3個置換されたシクロアルキル基、置換
基群aから選択される基で1乃至3個置換されたアリー
ル基、又は、置換基群aから選択される基で1乃至3個
置換された複素環基を示し、R3及びR4は、同一又は異
なって、水素原子又は置換基群aから選択される基を示
し、Aは、下記式(A−1)
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R5は、水素原子、ヒドロキシ基
又は低級アルキル基を示し、R6は、ヒドロキシ基、低
級アルコキシ基、低級アルキルチオ基又はアミン残基を
示し、X及びYは、同一又は異なって、酸素原子又は硫
黄原子を示し、Zは、単結合又はC1−C6アルキレン基
を示す。)を有する基を示し、Gは、単結合、C1−C6
アルキレン基又は置換されたC1−C6アルキレン基(該
置換基は、ヒドロキシ基、オキソ基、シクロアルキル
基、アリール基、複素環基、置換基群a及びbから選択
される基で1乃至5個置換されたシクロアルキル基、置
換基群a及びbから選択される基で1乃至5個置換され
たアリール基、又は、置換基群a及びbから選択される
基で1乃至5個置換された複素環基である。)を示し、
破線が、二重結合を示すとき、Dは、炭素原子を示し、
Eは、=N−O−を有する基を示し、破線が、単結合を
示すとき、Dは、CHを有する基又は窒素原子を示し、
Eは、酸素原子、硫黄原子、−NH−を有する基又は−
CO−を有する基を示し、置換基群aは、ハロゲン原
子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アル
キル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミ
ノ基、モノ−低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキル
アミノ基、シアノ基及びニトロ基からなる群を示し、置
換基群bは、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル
基、カルバモイル基、モノ−低級アルキルカルバモイル
基、ジ−低級アルキルカルバモイル基、ニトロ基、シク
ロアルキル基、アリール基、アリールオキシ基、アラル
キルオキシ基、アリールチオ基、並びに、置換基群aか
ら選択される基で1乃至3個置換された、シクロアルキ
ル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ及び
アリールチオ基からなる群を示す。]を有するシクロブ
テン誘導体、その薬理上許容される塩、そのエステル又
はその他の誘導体(EP1070703号公報では、一
般式(I)を有する化合物、その薬理上許容される塩、
そのエステル又はその他の誘導体として開示されてい
る。)を挙げることができる。
【0013】上記式(II)中、R1、R2、G及び置換
基群bの定義における「シクロアルキル基」、「置換基
群aから選択される基で1乃至3個置換されたシクロア
ルキル基」及び「置換基群a及びbから選択される基で
1乃至5個置換されたシクロアルキル基」のシクロアル
キル部分は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ノ
ルボルニル、アダマンチル又はインダニルのような炭素
数3乃至10個の飽和炭素環基であり、ベンゼン環のよ
うな他の環式基と縮環していてもよい。そのようなシク
ロアルキル基としては、好適には、C5−C6シクロアル
キル基であり、最も好適には、シクロヘキシル基であ
る。
【0014】上記式(II)中、R1、R2、G及び置換
基群bの定義における「アリール基」、「置換基群aか
ら選択される基で1乃至3個置換されたアリール基」及
び「置換基群a及びbから選択される基で1乃至5個置
換されたアリール基」のアリール部分は、例えば、フェ
ニル、インデニル、1−ナフチル又は2−ナフチル基の
ような炭素数6乃至10個の芳香族炭化水素基である。
1において、好適には、フェニル、1−ナフチル又は
2−ナフチル基であり、最も好適には、フェニル基であ
り、R2、G及び置換基群bにおいて、好適には、フェ
ニル基である。
【0015】上記式(II)中、R1、R2及びGの定義
における「複素環基」、「置換基群aから選択される基
で1乃至3個置換された複素環基」及び「置換基群a及
びbから選択される基で1乃至5個置換された複素環
基」の複素環部分は、硫黄原子、酸素原子又は/及び窒
素原子を1乃至3個含む5乃至7員複素環基を示し、例
えば、フリル、チエニル、ピロリル、アゼピニル、ピラ
ゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリ
ル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサ
ジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾ
リル、ピラニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニ
ル、ピラジニルのような芳香族複素環基及びモルホリニ
ル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ピロリニル、イ
ミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピ
ラゾリニル、ピペリジル、ピペラジニルのようなこれら
の基に対応する、部分若しくは完全還元型の基を挙げる
ことができる。さらに、上記複素環基は、ベンゼン環の
ような他の環式基と縮環していてもよく、例えば、ベン
ゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、
イソベンゾフラニル、クロメニル、キサンテニル、フェ
ノキサチイニル、インドリジニル、イソインドリル、イ
ンドリル、インダゾリル、プリニル、キノリジニル、イ
ソキノリル、キノリル、フタラジニル、ナフチリジニ
ル、キノキサリニル、キナゾリニル、カルバゾリル、カ
ルボリニル、アクリジニル、イソインドリニルのような
基を挙げることができる。そのような複素環基におい
て、好適には、5乃至6員芳香族複素環基又はベンゼン
環と縮合した5乃至6員芳香族複素環基であり、更に好
適には、チエニル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オ
キサゾリル、イミダゾリル、ピリジル、又は、ベンゼン
環と縮合した、チエニル、フリル、ピロリル、チアゾリ
ル、オキサゾリル、イミダゾリル若しくはピリジル基で
あり、より好適には、チエニル又はピリジル基であり、
最も好適には、2−チエニル又は4−ピリジル基であ
る。
【0016】上記式(II)中、R5及び置換基群aの
定義における「低級アルキル基」は、例えば、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチ
ル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロ
ピル、ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、
3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチル
ペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチル
ブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブ
チル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチ
ル又は2−エチルブチル基のような炭素数1乃至6個の
直鎖又は分枝鎖アルキル基であり、好適には、C1−C4
アルキル基であり、更に好適には、C1−C2アルキル基
であり、最も好適には、メチル基である。
【0017】上記式(II)中、R6及び置換基群aの
定義における「低級アルコキシ基」は、前記「低級アル
キル基」が酸素原子に結合した基を示し、例えば、メト
キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、ペン
トキシ、イソペントキシ、2−メチルブトキシ、ネオペ
ントキシ、ヘキシルオキシ、4−メチルペントキシ、3
−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ、3,3−
ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、1,1
−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、1,
3−ジメチルブトキシ又は2,3−ジメチルブトキシ基
のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ
基であり、好適には、C1−C4アルコキシ基であり、更
に好適には、C1−C2アルコキシ基であり、最も好適に
は、メトキシ基である。
【0018】上記式(II)中、R6及び置換基群aの
定義における「低級アルキルチオ基」は、前記「低級ア
ルキル基」が硫黄原子に結合した基を示し、例えば、メ
チルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチ
オ、ブチルチオ、イソブチルチオ、s−ブチルチオ、t
−ブチルチオ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、2−
メチルブチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオ、
4−メチルペンチルチオ、3−メチルペンチルチオ、2
−メチルペンチルチオ、3,3−ジメチルブチルチオ、
2,2−ジメチルブチルチオ、1,1−ジメチルブチル
チオ、1,2−ジメチルブチルチオ、1,3−ジメチル
ブチルチオ又は2,3−ジメチルブチルチオ基のような
炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキルチオ基であ
り、好適には、C1−C4アルキルチオ基であり、更に好
適には、C1−C2アルキルチオ基であり、最も好適に
は、メチルチオ基である。
【0019】上記式(II)中、R6の定義における
「アミン残基」は、無置換若しくは置換されたアミノ基
又は窒素原子を含有するヘテロ環を示し、そのようなア
ミノ残基としては、例えば、アミノ基;ヒドロキシアミ
ノ基;メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、
イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、イソブチルアミ
ノ、s−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルア
ミノ、イソペンチルアミノ、2−メチルブチルアミノ、
ネオペンチルアミノ、1−エチルプロピルアミノ、ヘキ
シルアミノ、イソヘキシルアミノ、4−メチルペンチル
アミノ、3−メチルペンチルアミノ、2−メチルペンチ
ルアミノ、1−メチルペンチルアミノ、3,3−ジメチ
ルブチルアミノ、2,2−ジメチルブチルアミノ、1,
1−ジメチルブチルアミノ、1,2−ジメチルブチルア
ミノ、1,3−ジメチルブチルアミノ、2,3−ジメチ
ルブチルアミノ、2−エチルブチルアミノ基のような前
記「低級アルキル基」が1個アミノ基に結合した「モノ
−低級アルキルアミノ基」;メトキシアミノ、エトキシ
アミノ、プロポキシアミノ、イソプロポキシアミノ、ブ
トキシアミノ、イソブトキシアミノ、s−ブトキシアミ
ノ、t−ブトキシアミノ、ペンチルオキシアミノ、イソ
ペンチルオキシアミノ、2−メチルブトキシアミノ、ネ
オペンチルオキシアミノ、ヘキシルオキシアミノ、ジメ
トキシアミノ、ジエトキシアミノのような前記「低級ア
ルコキシ基」が1又は2個アミノ基に結合した「モノ又
はジ−低級アルコキシアミノ基」;ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、ジプロ
ピルアミノ、ジブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジヘ
キシルアミノ基のような前記「低級アルキル基」が2個
アミノ基に結合した「ジ−低級アルキルアミノ基」;シ
クロペンチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、ジシクロ
ペンチルアミノ、ジシクロヘキシルアミノのような「前
記シクロアルキル基」が1又は2個置換したアミノ基;
スルホメチルアミノ、2−スルホエチルアミノ、3−ス
ルホプロピルアミノ、4−スルホブチルアミノ、5−ス
ルホペンチルアミノ、6−スルホヘキシルアミノのよう
な「スルホ低級アルキル基」が1乃至2個置換したアミ
ノ基;カルボキシメチルアミノ、2−カルボキシエチル
アミノ、3−カルボキシプロピルアミノ、4−カルボキ
シブチルアミノ、5−カルボキシペンチルアミノ、6−
カルボキシヘキシルアミノ、メトキシカルボキシメチル
アミノ、エトキシカルボキシメチルアミノ、2−メトキ
シカルボキシエチルアミノ、2−エトキシカルボキシエ
チルアミノ、3−メトキシカルボキシプロピルアミノ、
3−エトキシカルボキシプロピルアミノ、4−メトキシ
カルボキシブチルアミノ、5−メトキシカルボキシペン
チルアミノ、6−メトキシカルボキシヘキシルアミノの
ような「カルボキシ又は低級アルコキシカルボニルで置
換された低級アルキル基」が1乃至2個置換したアミノ
基;ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、N−メチル
ピペラジノ、モルホリノ、チオモルホリノのような窒素
原子を環内に有する飽和環状アミン残基;アニリノ、ベ
ンジルアミノ、N−メチルアニリノ、N−メチルベンジ
ルアミノのような、窒素原子が「低級アルキル基」で置
換されていてもよいアリール若しくはアラルキルアミノ
基;ピリジルアミノ、N−メチルピリジルアミノ、N−
エチルピリジルアミノのような窒素原子が「低級アルキ
ル基」で置換されていてもよいヘテロアリールアミノ基
等の窒素原子で結合するアミン残基を挙げることがで
き、好適には、アミノ基、ヒドロキシアミノ基、モノ−
低級アルキルアミノ基又はジ−低級アルキルアミノ基、
「スルホ低級アルキル基」が1乃至2個置換したアミノ
基又は「カルボキシ又は低級アルコキシカルボニルで置
換された低級アルキル基」が1乃至2個置換したアミノ
基であり、更に好適には、アミノ基、ヒドロキシアミノ
基、モノ−低級アルキルアミノ基又はジ−低級アルキル
アミノ基であり、最も好適には、アミノ基又はヒドロキ
シアミノ基である。
【0020】上記式(II)中、Z及びGの定義におけ
る「C1−C6アルキレン基」及び「置換されたC1−C6
アルキレン基」のC1−C6アルキレン部分は、例えば、
メチレン、メチルメチレン、エチルメチレン、エチレ
ン、プロピレン、トリメチレン、1−メチルエチレン、
ジメチルメチレン、テトラメチレン、1−メチルトリメ
チレン、2−メチルトリメチレン、3−メチルトリメチ
レン、1−メチルプロピレン、1,1−ジメチルエチレ
ン、ペンタメチレン、1−メチルテトラメチレン、2−
メチルテトラメチレン、3−メチルテトラメチレン、4
−メチルテトラメチレン、1,1−ジメチルトリメチレ
ン、2,2−ジメチルトリメチレン、3,3−ジメチル
トリメチレン、ヘキサメチレン、1−メチルペンタメチ
レン、2−メチルペンタメチレン、3−メチルペンタメ
チレン、4−メチルペンタメチレン、5−メチルペンタ
メチレン、1,1−ジメチルテトラメチレン、2,2−
ジメチルテトラメチレン、3,3−ジメチルテトラメチ
レン又は4,4−ジメチルテトラメチレン基のような炭
素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキレン基であり、
Zにおいて、好適には、C1−C4アルキレン基であり、
更に好適には、C1−C2アルキレン基であり、最も好適
には、メチレン基であり、Gにおいて、好適には、C1
−C4アルキレン基であり、更に好適には、メチレン、
メチルメチレン又はエチルメチレン基であり、最も好適
には、メチルメチレン基である。
【0021】上記式(II)中、置換基群aの定義にお
ける「ハロゲン原子」は、弗素、塩素、臭素、沃素原子
であり、好適には、弗素原子又は塩素原子であり、最も
好適には、弗素原子である。
【0022】上記式(II)中、置換基群aの定義にお
ける「ハロゲノ低級アルキル基」は、前記「低級アルキ
ル基」にハロゲン原子が置換した基を示し、例えば、ト
リフルオロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチ
ル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、フルオロメチ
ル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−ト
リクロロエチル、2−ブロモエチル、2−クロロエチ
ル、2−フルオロエチル、2−ヨードエチル、3−クロ
ロプロピル、4−フルオロブチル、6−ヨードヘキシル
又は2,2−ジブロモエチル基のようなC1−C6ハロゲ
ノアルキル基であり、好適には、C1−C4ハロゲノアル
キル基であり、更に好適には、C1−C2ハロゲノアルキ
ル基であり、最も好適には、トリフルオロメチル基であ
る。
【0023】上記式(II)中、置換基群aの定義にお
ける「モノ−低級アルキルアミノ基」は、前述したもの
と同意義を示し、好適には、モノ−C1−C4アルキルア
ミノ基であり、更に好適には、モノ−C1−C2アルキル
アミノ基であり、最も好適には、メチルアミノ基であ
る。
【0024】上記式(II)中、置換基群aの定義にお
ける「ジ−低級アルキルアミノ基」は、前述したものと
同意義を示し、好適には、ジ−C1−C4アルキルアミノ
基であり、更に好適には、ジ−C1−C2アルキルアミノ
基であり、最も好適には、ジメチルアミノ基である。
【0025】上記式(II)中、置換基群bの定義にお
ける「低級アルコキシカルボニル基」は、前記「低級ア
ルコキシ基」がカルボニル基に結合した基を示し、例え
ば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポ
キシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシ
カルボニル、イソブトキシカルボニル、s−ブトキシカ
ルボニル、t−ブトキシカルボニル、ペントキシカルボ
ニル、イソペントキシカルボニル、2−メチルブトキシ
カルボニル、ネオペントキシカルボニル、ヘキシルオキ
シカルボニル、4−メチルペントキシカルボニル、3−
メチルペントキシカルボニル、2−メチルペントキシカ
ルボニル、3,3−ジメチルブトキシカルボニル、2,
2−ジメチルブトキシカルボニル、1,1−ジメチルブ
トキシカルボニル、1,2−ジメチルブトキシカルボニ
ル、1,3−ジメチルブトキシカルボニル又は2,3−
ジメチルブトキシカルボニル基のような炭素数1乃至6
個の直鎖又は分枝鎖アルコキシカルボニル基であり、好
適には、C1−C4アルコキシカルボニル基であり、更に
好適には、C1−C2アルコキシカルボニル基であり、最
も好適には、メトキシカルボニル基である。
【0026】上記式(II)中、置換基群bの定義にお
ける「モノ−低級アルキルカルバモイル基」は、前記
「低級アルキル基」が1個カルバモイル基に結合した基
を示し、例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモ
イル、プロピルカルバモイル、イソプロピルカルバモイ
ル、ブチルカルバモイル、イソブチルカルバモイル、s
−ブチルカルバモイル、t−ブチルカルバモイル、ペン
チルカルバモイル、イソペンチルカルバモイル、2−メ
チルブチルカルバモイル、ネオペンチルカルバモイル、
1−エチルプロピルカルバモイル又はヘキシルカルバモ
イル基のようなモノ−C1−C6アルキルカルバモイル基
であり、好適には、モノ−C1−C4アルキルカルバモイ
ル基であり、更に好適には、モノ−C1−C2アルキルカ
ルバモイル基であり、最も好適には、メチルカルバモイ
ル基である。
【0027】上記式(II)中、置換基群bの定義にお
ける「ジ−低級アルキルカルバモイル基」は、前記「C
1−C6アルキル基」が2個カルバモイル基に結合した基
を示し、例えば、ジメチルカルバモイル、ジエチルカル
バモイル、N−エチル−N−メチルカルバモイル、ジプ
ロピルカルバモイル、ジブチルカルバモイル、ジペンチ
ルカルバモイル又はジヘキシルカルバモイル基のような
ジ−C1−C6アルキルカルバモイル基であり、好適に
は、ジ−C1−C4アルキルカルバモイル基であり、更に
好適には、ジ−C1−C2アルキルカルバモイル基であ
り、最も好適には、ジメチルカルバモイル基である。
【0028】上記式(II)中、置換基群bの定義にお
ける「アリールオキシ基」及び「置換基群aから選択さ
れる基で1乃至3個置換されたアリールオキシ基」のア
リールオキシ部分は、前記「アリール基」が酸素原子に
結合した基を示し、例えば、フェノキシ、1−インデニ
ルオキシ、2−インデニルオキシ、1−ナフチルオキシ
又は2−ナフチルオキシ基のようなC6−C10アリール
オキシ基であり、好適には、フェノキシ基である。
【0029】上記式(II)中、置換基群bの定義にお
ける「アラルキルオキシ基」及び「置換基群aから選択
される基で1乃至3個置換されたアラルキルオキシ基」
のアラルキルオキシ部分は、ベンジル、α−ナフチルメ
チル、β−ナフチルメチル、インデニルメチル、ジフェ
ニルメチル、トリフェニルメチル、1−フェネチル、2
−フェネチル、1−ナフチルエチル、2−ナフチルエチ
ル、1−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、3
−フェニルプロピル、1−ナフチルプロピル、2−ナフ
チルプロピル、3−ナフチルプロピル、1−フェニルブ
チル、2−フェニルブチル、3−フェニルブチル、4−
フェニルブチル、1−ナフチルブチル、2−ナフチルブ
チル、3−ナフチルブチル、4−ナフチルブチル、1−
フェニルペンチル、2−フェニルペンチル、3−フェニ
ルペンチル、4−フェニルペンチル、5−フェニルペン
チル、1−ナフチルペンチル、2−ナフチルペンチル、
3−ナフチルペンチル、4−ナフチルペンチル、5−ナ
フチルペンチル、1−フェニルヘキシル、2−フェニル
ヘキシル、3−フェニルヘキシル、4−フェニルヘキシ
ル、5−フェニルヘキシル、6−フェニルヘキシル、1
−ナフチルヘキシル、2−ナフチルヘキシル、3−ナフ
チルヘキシル、4−ナフチルヘキシル、5−ナフチルヘ
キシル又は6−ナフチルヘキシル基のようなC7−C16
アラルキル基であり、好適には、ベンジルオキシ基であ
る。
【0030】上記式(II)中、置換基群bの定義にお
ける「アリールチオ基」及び「置換基群aから選択され
る基で1乃至3個置換されたアリールチオ基」のアリー
ルチオ部分は、前記「アリール基」が硫黄原子に結合し
た基を示し、例えば、フェニルチオ、1−インデニルチ
オ、2−インデニルチオ、3−インデニルチオ、1−ナ
フチルチオ又は2−ナフチルチオ基のようなC6−C10
アリールチオ基であり、好適には、フェニルチオ基であ
る。
【0031】上記式(II)中、R2の定義における
「置換基群aから選択される基で1乃至3個置換された
シクロアルキル基」の具体例としては、例えば、2−フ
ルオロシクロプロピル、2−クロロシクロプロピル、2
−若しくは3−フルオロシクロペンチル、2−若しくは
3−クロロシクロペンチル、2−,3−若しくは4−フ
ルオロシクロヘキシル、2−,3−若しくは4−クロロ
シクロヘキシル、2−,3−若しくは4−ブロモシクロ
ヘキシル、2−,3−若しくは4−ヨードシクロヘキシ
ル、2−ヒドロキシシクロプロピル、2−若しくは3−
ヒドロキシシクロペンチル、2−,3−若しくは4−ヒ
ドロキシシクロヘキシル、2−メチルシクロプロピル、
2−エチルシクロプロピル、2−若しくは3−メチルシ
クロペンチル、2−若しくは3−エチルシクロペンチ
ル、2−,3−若しくは4−メチルシクロヘキシル、2
−,3−若しくは4−エチルシクロヘキシル、2−トリ
フルオロメチルシクロプロピル、2−若しくは3−トリ
フルオロメチルシクロペンチル、2−,3−若しくは4
−トリフルオロメチルシクロヘキシル、2−メトキシシ
クロプロピル、2−若しくは3−メトキシシクロペンチ
ル、2−,3−若しくは4−メトキシシクロヘキシル、
2−,3−若しくは4−エトキシシクロヘキシル、2−
メチルチオシクロプロピル、2−若しくは3−メチルチ
オシクロペンチル、2−,3−若しくは4−メチルチオ
シクロヘキシル、2−,3−若しくは4−エチルチオシ
クロヘキシル、2−アミノシクロプロピル、2−若しく
は3−アミノシクロペンチル、2−,3−若しくは4−
アミノシクロヘキシル、2−メチルアミノシクロプロピ
ル、2−若しくは3−メチルアミノシクロペンチル、2
−,3−若しくは4−メチルアミノシクロヘキシル、2
−ニトロシクロプロピル、2−若しくは3−ニトロシク
ロペンチル、2−,3−若しくは4−ニトロシクロヘキ
シル、2−ジメチルアミノシクロプロピル、2−若しく
は3−ジメチルアミノシクロペンチル、2−,3−若し
くは4−ジメチルアミノシクロヘキシル、3,4−ジフ
ルオロシクロヘキシル、3,4−ジクロロシクロヘキシ
ル、2,3−ジメトキシシクロヘキシル、3,4−ジメ
トキシシクロヘキシル、3,5−ジメトキシシクロヘキ
シル又は3,4,5−トリメトキシシクロヘキシル基で
あり、好適には、1乃至3個置換されたC5−C6シクロ
アルキル基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、
低級アルキル、ハロゲノ低級アルキル及び低級アルコキ
シ基から成る群から選択される基である。)であり、最
も好適には、1個置換されたシクロヘキシル基(該置換
基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、低級アルキル、ハロ
ゲノ低級アルキル及び低級アルコキシ基から成る群から
選択される基である。)である。
【0032】上記式(II)中、R2の定義における
「置換基群aから選択される基で1乃至3個置換された
アリール基」の具体例としては、例えば、2−,3−若
しくは4−フルオロフェニル、2−,3−若しくは4−
クロロフェニル、2−,3−若しくは4−ブロモフェニ
ル、2−,3−若しくは4−ヨードフェニル、2−,3
−若しくは4−ヒドロキシフェニル、2−,3−若しく
は4−メチルフェニル、2−,3−若しくは4−エチル
フェニル、2−,3−若しくは4−トリフルオロメチル
フェニル、2−,3−若しくは4−メトキシフェニル、
2−,3−若しくは4−エトキシフェニル、2−,3−
若しくは4−プロポキシフェニル、2−,3−若しくは
4−イソプロポキシフェニル、2−,3−若しくは4−
メチルチオフェニル、2−,3−若しくは4−エチルチ
オフェニル、2−,3−若しくは4−アミノフェニル、
2−,3−若しくは4−メチルアミノフェニル、2−,
3−若しくは4−ジメチルアミノフェニル、2−,3−
若しくは4−ニトロフェニル、3,4−ジフルオロフェ
ニル、3,4−ジクロロフェニル、3,4−ジブロモフ
ェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロ
ロフェニル、3,5−ジブロモフェニル、2,3,4−
トリフルオロフェニル、2,3,4−トリクロロフェニ
ル、3,4,5−トリフルオロフェニル、3,4,5−
トリクロロフェニル、2,3−ジメチルフェニル、3,
4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、
2,3−ジメトキシフェニル、3,4−ジメトキシフェ
ニル、3,5−ジメトキシフェニル、3,4,5−トリ
メトキシフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニ
ル、4−メチル−2−メトキシフェニル、6−フルオロ
−4−メチル−2−メトキシフェニル、5−フルオロイ
ンデン−3−イル、5−メチルインデン−3−イル、5
−メトキシインデン−3−イル、5−フルオロインデン
−2−イル、5−クロロインデン−2−イル、5−メチ
ルインデン−2−イル、5−メトキシインデン−2−イ
ル、5−ニトロインデン−3−イル、5−ニトロインデ
ン−2−イル、5−フルオロナフタレン−2−イル、5
−メチルナフタレン−2−イル、5−メトキシナフタレ
ン−2−イル、5−フルオロナフタレン−1−イル、5
−クロロナフタレン−1−イル、5−メチルナフタレン
−1−イル、5−メトキシナフタレン−1−イル、5−
ニトロナフタレン−1−イル又は5−ニトロナフタレン
−2−イル基であり、好適には、1乃至3個置換された
アリール基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、
低級アルキル、ハロゲノ低級アルキル及び低級アルコキ
シ基から成る群から選択される基である。)であり、更
に好適には、1個置換されたアリール基(該置換基は、
ハロゲン原子、ヒドロキシ、低級アルキル、ハロゲノ低
級アルキル又は低級アルコキシ基である。)であり、よ
り好適には、1個置換されたC6−C10アリール基(該
置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、低級アルキル、
ハロゲノ低級アルキル又は低級アルコキシ基である。)
であり、更により好適には、1個置換されたフェニル基
(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、低級アルキ
ル、ハロゲノ低級アルキル又は低級アルコキシ基であ
る。)であり、最も好適には、4−フルオロフェニル、
4−クロロフェニル、4−メチルフェニル又は4−メト
キシフェニル基である。
【0033】上記式(II)中、R2の定義における
「置換基群aから選択される基で1乃至3個置換された
複素環基」の具体例としては、例えば、3−,4−若し
くは5−フルオロフラン−2−イル、2−,4−若しく
は5−フルオロフラン−3−イル、3−,4−若しくは
5−ヒドロキシフラン−2−イル、2−,4−若しくは
5−ヒドロキシフラン−3−イル、3−,4−若しくは
5−メチルフラン−2−イル、2−,4−若しくは5−
メチルフラン−3−イル、3−,4−若しくは5−メト
キシフラン−2−イル、2−,4−若しくは5−メトキ
シフラン−3−イル、3−,4−若しくは5−メチルチ
オフラン−2−イル、2−,4−若しくは5−メチルチ
オフラン−3−イル、3−,4−若しくは5−フルオロ
チオフェン−2−イル、3−,4−若しくは5−ブロモ
チオフェン−2−イル、3−,4−若しくは5−ヒドロ
キシチオフェン−2−イル、3−,4−若しくは5−メ
チルチオフェン−2−イル、2−,4−若しくは5−メ
チルチオフェン−3−イル、3−,4−若しくは5−エ
チルチオフェン−2−イル、2−,4−若しくは5−エ
チルチオフェン−3−イル、3−,4−若しくは5−メ
トキシチオフェン−2−イル、2−,4−若しくは5−
メトキシチオフェン−3−イル、3−,4−若しくは5
−メチルチオチオフェン−2−イル、2−,4−若しく
は5−メチルチオチオフェン−3−イル、3−若しくは
4−フルオロチアゾール−5−イル、4−ヒドロキシチ
アゾール−5−イル、4−メチルチアゾール−5−イ
ル、3−,4−若しくは5−フルオロベンゾチオフェン
−2−イル、2−,4−若しくは5−フルオロベンゾチ
オフェン−3−イル、3−,4−若しくは5−ブロモベ
ンゾチオフェン−2−イル、2−,4−若しくは5−ブ
ロモベンゾチオフェン−3−イル、3−,4−若しくは
5−ヒドロキシベンゾチオフェン−2−イル、2−,4
−若しくは5−ヒドロキシベンゾチオフェン−3−イ
ル、3−,4−若しくは5−メチルベンゾチオフェン−
2−イル、2−,4−若しくは5−メチルベンゾチオフ
ェン−3−イル、3−,4−若しくは5−メトキシベン
ゾチオフェン−2−イル、2−,4−若しくは5−メト
キシベンゾチオフェン−3−イル、4−,5−,6−若
しくは7−メチルベンゾチアゾール−2−イル、2−若
しくは4−フルオロピリジン−3−イル、2−若しくは
3−フルオロピリジン−4−イル、2−若しくは4−ヒ
ドロキシピリジン−3−イル、2−若しくは3−ヒドロ
キシピリジン−4−イル、2−若しくは4−メチルピリ
ジン−3−イル、2−若しくは3−ヒドロキシピリジン
−4−イル、2−若しくは3−メチルピリジン−4−イ
ル、2−若しくは4−メトキシピリジン−4−イル、2
−若しくは3−メトキシピリジン−4−イル、2−若し
くは4−メチルチオピリジン−3−イル、2−若しくは
3−メチルチオピリジン−4−イル、3−,4−若しく
は5−ニトロチオフェン−2−イル、2−,4−若しく
は5−ニトロチオフェン−3−イル又は2−若しくは3
−ニトロピリジン−4−イル基であり、好適には、1乃
至3個置換された、ベンゼン環と縮合してもよい5乃至
6員芳香族複素環基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒド
ロキシ、低級アルキル、ハロゲノ低級アルキル及び低級
アルコキシ基から成る群から選択される基である。)で
あり、更に好適には、1個置換された、ベンゼン環と縮
合してもよい5乃至6員芳香族複素環基(該置換基は、
ハロゲン原子、ヒドロキシ、低級アルキル又は低級アル
コキシ基である。)であり、より好適には、1個置換さ
れた、チエニル基、フリル基、ピロリル基、チアゾリル
基、オキサゾリル基、イミダゾリル基又はピリジル基
(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、低級アルキ
ル又は低級アルコキシ基である。)であり、更に好適に
は、1個置換された、チエニル又はピリジル基(該置換
基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、低級アルキル又は低
級アルコキシ基である。)であり、最も好適には、1個
置換された、2−チエニル又は4−ピリジル基(該置換
基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、低級アルキル又は低
級アルコキシ基である。)である。
【0034】上記式(II)中、R1の定義における
「置換基群a及びbから選択される基で1乃至5個置換
されたシクロアルキル基」の具体例としては、例えば、
2の定義における前記「置換基群aから選択される基
で1乃至3個置換されたシクロアルキル基」、2−カル
ボキシシクロプロピル、2−若しくは3−カルボキシシ
クロペンチル、2−,3−若しくは4−カルボキシシク
ロヘキシル、2−メトキシカルボニルシクロプロピル、
2−若しくは3−メトキシカルボニルシクロペンチル、
2−,3−若しくは4−メトキシカルボニルシクロヘキ
シル、2−,3−若しくは4−カルバモイルシクロヘキ
シル、2−,3−若しくは4−メチルカルバモイルシク
ロヘキシル、2−,3−若しくは4−ジメチルカルバモ
イルシクロヘキシル、2−若しくは3−シクロヘキシル
シクロペンチル、2−,3−若しくは4−シクロヘキシ
ルシクロヘキシル、2−フェニルシクロプロピル、2−
若しくは3−フェニルシクロペンチル、2−,3−若し
くは4−フェニルシクロヘキシル、2−フェノキシシク
ロプロピル、2−若しくは3−フェノキシシクロペンチ
ル、2−,3−若しくは4−フェノキシシクロヘキシ
ル、2−ベンジルオキシシクロプロピル、2−若しくは
3−ベンジルオキシシクロペンチル、2−,3−若しく
は4−ベンジルオキシシクロヘキシル、2−フェニルチ
オシクロプロピル、2−若しくは3−フェニルチオシク
ロペンチル又は2−,3−若しくは4−フェニルチオシ
クロヘキシル基であり、好適には、置換基群a及びbか
ら選択される基で1乃至3個置換されたシクロアルキル
基であり、より好適には、1乃至3個置換されたシクロ
アルキル基(該置換基は、置換基群a、シクロアルキル
基、アリール基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ
基、アリールチオ基、並びに、置換基群aから選択され
る基で1乃至3個置換された、シクロアルキル、アリー
ル、アリールオキシ、アラルキルオキシ及びアリールチ
オ基から成る群から選択される基である。)であり、更
に好適には、1乃至3個置換されたシクロアルキル基
(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アル
キル基、ハロゲノ低級アルキル基、低級アルコキシ基及
びニトロ基から成る群から選択される基である。)であ
り、更により好適には、1乃至3個置換されたC5−C6
シクロアルキル基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロ
キシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、低
級アルコキシ基及びニトロ基から成る群から選択される
基である。)であり、最も好適には、1乃至3個置換さ
れたシクロヘキシル基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒ
ドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル
基、低級アルコキシ基及びニトロ基から成る群から選択
される基である。)である。
【0035】上記式(II)中、R1の定義における
「置換基群a及びbから選択される基で1乃至5個置換
されたアリール基」の具体例としては、例えば、R2
定義における前記「置換基群aから選択される基で1乃
至3個置換されたアリール基」、2−,3−若しくは4
−カルボキシフェニル、2−,3−若しくは4−メトキ
シカルボニルフェニル、2−,3−若しくは4−エトキ
シカルボニルフェニル、2−,3−若しくは4−カルバ
モイルフェニル、2−,3−若しくは4−メチルカルバ
モイルフェニル、2−,3−若しくは4−ジメチルカル
バモイルフェニル、2−,3−若しくは4−シクロペン
チルフェニル、2−,3−若しくは4−シクロヘキシル
フェニル、2−,3−若しくは4−フェノキシフェニ
ル、2−,3−若しくは4−ジフェニル、2−,3−若
しくは4−ベンジルオキシフェニル、3,4−ジベンジ
ルオキシフェニル、3,5−ジベンジルオキシフェニ
ル、2−,3−若しくは4−フェニルチオフェニル、5
−シクロヘキシルインデン−3−イル、5−フェニルイ
ンデン−3−イル、5−フェノキシインデン−3−イ
ル、5−ベンジルオキシインデン−3−イル、5−フェ
ニルチオインデン−3−イル、5−シクロヘキシルイン
デン−2−イル、5−フェニルインデン−2−イル、5
−フェノキシインデン−2−イル、5−ベンジルオキシ
インデン−2−イル、5−フェニルチオインデン−2−
イル、5−シクロヘキシルナフタレン−2−イル、5−
フェニルナフタレン−2−イル、5−フェノキシナフタ
レン−2−イル、5−ベンジルオキシナフタレン−2−
イル、5−フェニルチオナフタレン−2−イル、5−シ
クロヘキシルナフタレン−1−イル、5−フェニルナフ
タレン−1−イル、5−フェノキシナフタレン−1−イ
ル、5−ベンジルオキシナフタレン−1−イル又は5−
フェニルチオナフタレン−1−イル基であり、好適に
は、置換基群a及びbから選択される基で1乃至3個置
換されたアリール基であり、更に好適には、1乃至3個
置換されたアリール基(該置換基は、置換基群a、シク
ロアルキル基、アリール基、アリールオキシ基、アラル
キルオキシ基、アリールチオ基、並びに、置換基群aか
ら選択される基で1乃至3個置換された、シクロアルキ
ル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ及び
アリールチオ基から成る群から選択される基である。)
であり、より好適には、1乃至3個置換されたアリール
基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級ア
ルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、低級アルコキシ基
及びニトロ基から成る群から選択される基である。)で
あり、更により好適には、1乃至3個置換されたC6
1 0アリール基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、低級
アルコキシ基及びニトロ基から成る群から選択される基
である。)であり、更に好適には、3−フルオロフェニ
ル、4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、4−
クロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5
−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、
3,5−ジクロロフェニル、3−ヒドロキシフェニル、
4−ヒドロキシフェニル、3−メチルフェニル、4−メ
チルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3−メトキ
シフェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジメトキ
シフェニル、3,4,5−トリメトキシフェニル又は
3,4,5−トリフルオロフェニル基であり、最も好適
には、3−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、
3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェ
ニル、3,4−ジクロロフェニル又は3,5−ジクロロ
フェニル基である。
【0036】上記式(II)中、R1の定義における
「置換基群a及びbから選択される基で1乃至5個置換
された複素環基」の具体例としては、例えば、R2の定
義における前記「置換基群aから選択される基で1乃至
3個置換された複素環基」、3−,4−若しくは5−フ
ェニルチオフェン−2−イル、2−,4−若しくは5−
フェニルチオフェン−3−イル又は2−若しくは3−フ
ェニルピリジン−4−イル基であり、好適には、置換基
群a及びbから選択される基で1乃至3個置換された複
素環基であり、より好適には、1乃至3個置換された、
ベンゼン環と縮合してもよい5乃至6員芳香族複素環基
であり、更に好適には、1乃至3個置換されたベンゼン
環と縮合してもよい5乃至6員芳香族複素環基(該置換
基は、置換基群a、シクロアルキル基、アリール基、ア
リールオキシ基、アラルキルオキシ基、アリールチオ
基、並びに、置換基群aから選択される基で1乃至3個
置換された、シクロアルキル、アリール、アリールオキ
シ、アラルキルオキシ及びアリールチオ基から成る群か
ら選択される基である。)であり、更により好適には、
1乃至3個置換されたベンゼン環と縮合してもよい5乃
至6員芳香族複素環基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒ
ドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル
基、低級アルコキシ基及びニトロ基から成る群から選択
される基である。)であり、更に好適には、1乃至3個
置換された、チエニル基、フリル基、ピロリル基、チア
ゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピリジル
基又はベンゼン環と縮合した、チエニル、フリル、ピロ
リル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル若しく
はピリジル基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ
基、低級アルキル、ハロゲノ低級アルキル、低級アルコ
キシ及びニトロ基から成る群から選択される基であ
る。)であり、より好適には、1乃至3個置換されたチ
エニル又はピリジル基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒ
ドロキシ基、低級アルキル、ハロゲノ低級アルキル、低
級アルコキシ及びニトロ基から成る群から選択される基
である。)であり、特に好適には、1乃至3個置換され
た2−チエニル又は4−ピリジル基(該置換基は、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルキル、ハロゲノ低級
アルキル、低級アルコキシ及びニトロ基から成る群から
選択される基である。)である。
【0037】上記式(II)中、Gの定義における「置
換されたC1−C6アルキレン基」の具体例としては、例
えば、ヒドロキシメチレン、オキソメチレン、シクロペ
ンチルメチレン、シクロヘキシルメチレン、フェニルメ
チレン、1−ナフチルメチレン、2−ナフチルメチレ
ン、4−フルオロフェニルメチレン、4−クロロフェニ
ルメチレン、4−ヒドロキシフェニルメチレン、4−メ
チルフェニルメチレン、1−ナフチルメチレン、2−ナ
フチルメチレン、2−チエニルメチレン、4−ピリジル
メチレン、1−ヒドロキシエチレン、1−オキソエチレ
ン、1−シクロペンチルエチレン、1−シクロヘキシル
エチレン、1−フェニルエチレン、1−(1−ナフチ
ル)エチレン、1−(2−ナフチル)エチレン、1−
(4−フルオロフェニル)エチレン、1−(4−クロロ
フェニル)エチレン、1−(4−ヒドロキシフェニル)
エチレン、1−(4−メチルフェニル)エチレン、1−
(2−チエニル)エチレン、1−(4−ピリジル)エチ
レン、2−ヒドロキシエチレン、2−オキソエチレン、
2−シクロペンチルエチレン、2−シクロヘキシルエチ
レン、2−フェニルエチレン、2−(1−ナフチル)エ
チレン、2−(2−ナフチル)エチレン、2−(4−フ
ルオロフェニル)エチレン、2−(4−クロロフェニ
ル)エチレン、2−(4−ヒドロキシフェニル)エチレ
ン、2−(4−メチルフェニル)エチレン、2−(1−
ナフチル)エチレン、2−(2−ナフチル)エチレン、
2−(2−チエニル)エチレン、2−(4−ピリジル)
エチレン、1−ヒドロキシ−2−メチルエチレン、2−
メチル−1−オキソエチレン、1−シクロペンチル−2
−メチルエチレン、1−シクロヘキシル−2−メチルエ
チレン、2−メチル−1−フェニルエチレン、2−メチ
ル−1−(1−ナフチル)エチレン、2−メチル−1−
(2−ナフチル)エチレン、1−(4−フルオロフェニ
ル)−2−メチルエチレン、1−(4−クロロフェニ
ル)−2−メチルエチレン、1−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−2−メチルエチレン、1−(4−メチルフェニ
ル)−2−メチルエチレン、2−メチル−1−(1−ナ
フチル)エチレン、2−メチル−1−(2−ナフチル)
エチレン、2−メチル−1−(2−チエニル)エチレ
ン、2−メチル−1−(4−ピリジル)エチレン、1−
ヒドロキシトリメチレン、1−オキソトリメチレン、1
−シクロペンチルトリメチレン、1−シクロヘキシルト
リメチレン、1−フェニルトリメチレン、1−(1−ナ
フチル)トリメチレン、1−(2−ナフチル)トリメチ
レン、1−(4−フルオロフェニル)トリメチレン、1
−(4−クロロフェニル)トリメチレン、1−(4−ヒ
ドロキシフェニル)トリメチレン、1−(4−メチルフ
ェニル)トリメチレン、1−(1−ナフチル)トリメチ
レン、1−(2−ナフチル)トリメチレン、1−(2−
チエニル)トリメチレン、1−(4−ピリジル)トリメ
チレン、3−ヒドロキシトリメチレン、3−オキソトリ
メチレン、3−シクロペンチルトリメチレン、3−シク
ロヘキシルトリメチレン、3−フェニルトリメチレン、
3−(1−ナフチル)トリメチレン、3−(2−ナフチ
ル)トリメチレン、3−(4−フルオロフェニル)トリ
メチレン、3−(4−クロロフェニル)トリメチレン、
3−(4−ヒドロキシフェニル)トリメチレン、3−
(4−メチルフェニル)トリメチレン、3−(1−ナフ
チル)トリメチレン、3−(2−ナフチル)トリメチレ
ン、3−(2−チエニル)トリメチレン又は3−(4−
ピリジル)トリメチレン基であり、好適には、ヒドロキ
シ、オキソ又はアリールで置換されたC1−C6アルキレ
ン基であり、更に好適には、ヒドロキシ、オキソ又はア
リールで置換されたC 1−C4アルキレン基であり、最も
好適には、ヒドロキシ、オキソ若しくはアリールで置換
されたメチレン又はエチレン基である。
【0038】本発明の医薬組成物の有効成分である回腸
型胆汁酸トランスポーター阻害剤である一般式(II)
を有するシクロブテン誘導体の具体例としては、例え
ば、EP1070703号公報の表1乃至表6に記載の
化合物を挙げることができるが、本発明は、これらの化
合物に限定されるものではない。
【0039】上記のような回腸型胆汁酸トランスポータ
ー阻害剤において、好適には、TA−7522、S−8
921、 ・1−{4−[4−[(4R,5R)−3,3−ジブチ
ル−7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベン
ゾチエピン−5−イル]フェノキシメチル]ベンジル}
−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オク
タンクロライド(以下、化合物Cという。)、 ・1−{4−[4−[(4R,5R)−3,3−ジブチ
ル−7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベン
ゾチエピン−5−イル]フェノキシ]ブチル}−4−ア
ザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンメタ
ンスルフォネート(以下、化合物Dという。)、 ・{2−[2−[2−[4−[(4R,5R)−3,3
−ジブチル−7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5
−テトラヒドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−
1−ベンゾチエピン−5−イル]フェノキシ]エトキ
シ]エトキシ]エチル}トリエチルアンモニウムクロラ
イド(以下、化合物Eという。)、 ・4−{3−[(1−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フ
ェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
1,2−ジオン(以下、化合物Aという。)、 ・4−{3−[(1−(3,4−ジフルオロフェニル)
エチルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フ
ェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
1,2−ジオン(以下、化合物Fという。)及び ・3−{3−[(4−フルオロフェニル)−(1−(3
−フルオロフェニル)エチルアミノ)メチル]フェニル
アミノ}−4−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2
−ジオン(以下、化合物Gという。)から選択される一
つの化合物又はその薬理上許容される塩であり、更に好
適には、TA−7522、S−8921、 ・1−{4−[4−[(4R,5R)−3,3−ジブチ
ル−7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベン
ゾチエピン−5−イル]フェノキシメチル]ベンジル}
−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オク
タンクロライド(化合物C)、 ・4−{3−[(1−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フ
ェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
1,2−ジオン(化合物A)、 ・4−{3−[(1−(3,4−ジフルオロフェニル)
エチルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フ
ェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
1,2−ジオン(化合物F)及び ・3−{3−[(4−フルオロフェニル)−(1−(3
−フルオロフェニル)エチルアミノ)メチル]フェニル
アミノ}−4−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2
−ジオン(化合物G)から選択される一つの化合物又は
その薬理上許容される塩であり、より好適には、S−8
921、 ・1−{4−[4−[(4R,5R)−3,3−ジブチ
ル−7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベン
ゾチエピン−5−イル]フェノキシメチル]ベンジル}
−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オク
タンクロライド(化合物C)、 ・4−{3−[(1−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フ
ェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
1,2−ジオン(化合物A)、 ・4−{3−[(1−(3,4−ジフルオロフェニル)
エチルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フ
ェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
1,2−ジオン(化合物F)及び ・3−{3−[(4−フルオロフェニル)−(1−(3
−フルオロフェニル)エチルアミノ)メチル]フェニル
アミノ}−4−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2
−ジオン(化合物G)から選択される一つの化合物又は
その薬理上許容される塩であり、最も好適には、 ・4−{3−[(1−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フ
ェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
1,2−ジオン(化合物A)又はその薬理上許容される
塩である。
【0040】以下に、好適な回腸型胆汁酸トランスポー
ター阻害剤の平面化学構造式を示す。
【0041】
【化3】
【0042】
【化4】
【0043】本発明の医薬組成物の有効成分の一つであ
る「ACAT阻害剤」は、酵素アシルコエンザイムA:
コレステロ−ルアシルトランスフェラ−ゼ(ACAT)
を阻害する薬剤であり、その結果コレステロールを低下
させるだけでなく、血管壁の動脈硬化病変へ直接作用
し、マクロファージの泡沫細胞化(細胞内へのコレステ
ロール蓄積)を抑制することから、本来、高脂血症又は
動脈硬化症の治療剤若しくは予防剤として使用される。
そのようなACAT阻害剤としては、例えば、WO92
/09561号公報に記載された一般式(I)を有する
化合物[好適には、FR−129169であり、その化
学名は、N−(1,2−ジフェニルエチル)−2−(2
−オクチルオキシフェニル)アセトアミドである。]、
特表平8−510256号公報(WO94/26702
号公報、USP5,491,172号公報)に記載され
た一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容され
る塩{好適には、CI−1011であり、その化学名
は、2,6−ジイソプロピルフェニル−N−[(2,
4,6−トリイソプロピルフェニル)アセチル]スルフ
ァメートであり、本発明のCI−1011は、その薬理
上許容される塩も含有する。}、EP421441号公
報(USP5,120,738号公報)に記載された一
般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩
{好適には、F−1394であり、その化学名は、(1
S,2S)−2−[3−(2,2−ジメチルプロピル)
−3−ノニルウレイド]シクロヘキサン−1−イル 3
−[(4R)−N−(2,2,5,5−テトラメチル−
1,3−ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピ
オネートであり、本発明のF−1394は、その薬理上
許容される塩も含有する。}、特表2000−5007
71号公報(WO97/19918号公報、USP5,
990,173号公報)に記載された化合物又はその薬
理上許容される塩[好適には、F−12511であり、
その化学名は、(S)−2’、3’、5’−トリメチル
−4’−ヒドロキシ−α−ドデシルチオ−α−フェニル
アセトアニリドであり、本発明のF−12511は、そ
の薬理上許容される塩も含有する。]、特開平10−1
95037号公報(EP790240号公報、USP
5,849,732号公報)に記載された一般式(1)
を有する化合物又はその薬理上許容される塩[好適に
は、T−2591であり、その化学名は、1−(3−t
−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)−
3−(2−シクロヘキシルエチル)−3−(4−ジメチ
ルアミノフェニル)ウレアであり、本発明のT−259
1は、その薬理上許容される塩(塩酸塩等)も包含す
る。]、WO96/26948号公報に記載された一般
式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩
{好適には、FCE−28654であり、その化学名
は、1−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−3−
[(4R,5R)−4,5−ジメチル−2−(4−ホス
ホノフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イルメチ
ル]ウレアであり、本発明のFCE−28654はその
薬理上許容される塩(ナトリウム塩等)も包含す
る。)}、WO98/54153号公報(EP9872
54号公報)に記載された一般式(I)を有する化合物
又はその薬理上許容される塩{好適には、K−1008
5であり、その化学名は、N−[2,4−ビス(メチル
チオ)−6−メチル−3−ピリジル]−2−[4−[2
−(オキサゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルチ
オ)エチル]ピペラジン−1−イル]アセトアミドであ
り、本発明のK−10085はその薬理上許容される塩
も含有する。}、WO92/09572号公報(EP5
59898号公報、USP5,475,130号公報)
に記載された一般式(I)を有する化合物[好適には、
HL−004であり、化学名は、N−(2,6−ジイソ
プロピルフェニル)−2−テトラデシルチオアセトアミ
ドである。]、特開平7−82232号公報(EP71
8281号公報)に記載された一般式(I)を有する化
合物又はその薬理上許容される塩{好適には、NTE−
122であり、その化学名は、トランス−1,4−ビス
[1−シクロヘキシル−3−(4−ジメチルアミノフェ
ニル)ウレイドメチル]シクロヘキサンであり、本発明
のNTE−122はその薬理上許容される塩(塩酸塩
等)も包含する。}、特表平10−510512号公報
(WO96/10559号公報)に記載された化合物又
はその薬理上許容される塩{好適には、FR−1860
54であり、その化学名は、1−ベンジル−1−[3−
(ピラゾール−3−イル)ベンジル]−3−[2,4−
ビス(メチルチオ)−6−メチルピリジン−3−イル]
ウレアであり、本発明のFR−186054は、その薬
理上許容される塩も包含する。}、WO96/0928
7号公報(EP0782986号公報、USP5,99
0,150号公報)に記載された一般式(I)を有する
化合物又はその薬理上許容される塩[好適には、N−
(1−ペンチル−4,6−ジメチルインドリン−7−イ
ル)−2,2−ジメチルエタンアミドであり、本発明
は、その薬理上許容される塩(塩酸塩等)も包含す
る。]、WO97/12860号公報(EP08660
59号公報、USP6,063,806号公報)に記載
された一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容
される塩[好適には、N−(1−オクチル−5−カルボ
キシメチル−4,6−ジメチルインドリン−7−イル)
−2,2−ジメチルプロパンアミドであり、本発明は、
その薬理上許容される塩(塩酸塩、硫酸塩等)も包含す
る。]を挙げることができる。
【0044】そのようなACAT阻害剤において好適に
は、FR−129169、CI−1011、F−139
4、F−12511、T−2591、FCE−2865
4、K−10085、HL−004、NTE−122、
FR−186054、 ・N−(1−オクチル−5−カルボキシメチル−4,6
−ジメチルインドリン−7−イル)−2,2−ジメチル
プロパンアミド(以下、化合物Bという。)及び ・N−(1−ペンチル−4,6−ジメチルインドリン−
7−イル)−2,2−ジメチルエタンアミド(以下、化
合物Hという。)から選択されるいずれか一つの化合物
又はその薬理上許容される塩であり、更に好適には、C
I−1011、F−12511、 ・N−(1−オクチル−5−カルボキシメチル−4,6
−ジメチルインドリン−7−イル)−2,2−ジメチル
プロパンアミド(化合物B)及び ・N−(1−ペンチル−4,6−ジメチルインドリン−
7−イル)−2,2−ジメチルエタンアミド(化合物
H)から選択されるいずれか一つの化合物又はその薬理
上許容される塩であり、最も好適には、 ・N−(1−オクチル−5−カルボキシメチル−4,6
−ジメチルインドリン−7−イル)−2,2−ジメチル
プロパンアミド(化合物B)又はその薬理上許容される
塩(好適には、硫酸塩)である。
【0045】以下に、好適なACAT阻害剤の平面化学
構造式を示す。
【0046】
【化5】
【0047】
【化6】
【0048】本発明の医薬組成物の有効成分である回腸
型胆汁酸トランスポーター阻害剤及びACAT阻害剤
は、アミノ基のような塩基性の基を有する場合には酸と
反応させることにより、又、カルボキシ基のような酸性
基を有する場合には塩基と反応させることにより、塩に
することができるので、その塩を示す。
【0049】塩基性基に基づく塩としては、好適には、
弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩の
ようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸
塩、燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフ
ルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のよう
な低級アルカンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、
p−トルエンスルホン酸塩のようなアリ−ルスルホン酸
塩、酢酸塩、りんご酸塩、フマ−ル酸塩、コハク酸塩、
クエン酸塩、アスコルビン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マ
レイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシン塩、リジン
塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、ア
スパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることがで
き、更に好適には、ハロゲン化水素酸塩又は無機酸塩を
挙げることができ、最も好適には、ハロゲン化水素酸塩
又は硫酸塩である。
【0050】一方、酸性基に基づく塩としては、好適に
は、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなア
ルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のような
アルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩等の金属
塩;アンモニウム塩のような無機塩、t−オクチルアミ
ン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミ
ン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレン
ジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、
ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキ
シルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン
塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノール
アミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジ
ン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン
塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オル
ニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のような
アミノ酸塩を挙げることができる。
【0051】本発明の医薬組成物の有効成分である回腸
型胆汁酸トランスポーター阻害剤及びACAT阻害剤
は、その分子内に不斉炭素原子が存在する場合、種々の
異性体を有する。本発明の化合物においては、これらの
異性体およびこれらの異性体の混合物がすべて単一の式
で示されている。従って、本発明はこれらの異性体およ
びこれらの異性体の任意の割合の混合物をもすべて含む
ものである。
【0052】例えば、回腸型胆汁酸トランスポーター阻
害剤である上記一般式(II)を有するシクロブテン誘
導体において、−G−R1基が、下記式
【0053】
【化7】
【0054】を有する場合、R0基及びR1基は不斉炭素
原子に置換している場合があり、特にR0基がメチル基
であり、R1基がフェニル基又は置換基を有するフェニ
ル基である場合、R配位を有する化合物が好ましい。
【0055】本発明の医薬組成物の有効成分である回腸
型胆汁酸トランスポーター阻害剤及びACAT阻害剤
は、大気中に放置したり、又は、再結晶をすることによ
り、水分を吸収し、吸着水が付いたり、水和物となる場
合があり、そのような水和物も本発明の塩に包含され
る。
【0056】上記における「エステル」とは、本発明の
一般式(II)を有するシクロブテン誘導体は、エステ
ルにすることができるので、そのエステルをいい、その
ようなエステルとしては、「ヒドロキシ基のエステル」
及び「カルボキシ基のエステル」を挙げることができ、
各々のエステル残基が「一般的保護基」又は「生体内で
加水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護
基」であるエステルをいう。
【0057】「一般的保護基」とは、加水素分解、加水
分解、電気分解、光分解のような化学的方法により開裂
し得る保護基をいう。
【0058】「ヒドロキシ基のエステル」に斯かる「一
般的保護基」としては、好適には、ホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノ
イル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、オクタノ
イル、ノナノイル、デカノイル、3−メチルノナノイ
ル、8−メチルノナノイル、3−エチルオクタノイル、
3,7−ジメチルオクタノイル、ウンデカノイル、ドデ
カノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ペンタ
デカノイル、ヘキサデカノイル、1−メチルペンタデカ
ノイル、14−メチルペンタデカノイル、13,13−
ジメチルテトラデカノイル、ヘプタデカノイル、15−
メチルヘキサデカノイル、オクタデカノイル、1−メチ
ルヘプタデカノイル、ノナデカノイル、アイコサノイ
ル、ヘナイコサノイルのようなアルカノイル基、クロロ
アセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、ト
リフルオロアセチルのようなハロゲン化アルキルカルボ
ニル基、メトキシアセチルのようなアルコキシアルキル
カルボニル基、アクリロイル、プロピオロイル、メタク
リロイル、クロトノイル、イソクロトノイル、(E)−
2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和アルキルカ
ルボニル基等の「低級脂肪族アシル基」(好適には、炭
素数1乃至6個の低級脂肪族アシル基である。);ベン
ゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリ
−ルカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロ
ベンゾイルのようなハロゲン化アリ−ルカルボニル基、
2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−トルオイルの
ような低級アルキル化アリ−ルカルボニル基、4−アニ
ソイルのような低級アルコキシ化アリ−ルカルボニル
基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのよ
うなニトロ化アリ−ルカルボニル基、2−(メトキシカ
ルボニル)ベンゾイルのような低級アルコキシカルボニ
ル化アリ−ルカルボニル基、4−フェニルベンゾイルの
ようなアリ−ル化アリ−ルカルボニル基等の「芳香族ア
シル基」;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、s−ブト
キシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、イソブトキ
シカルボニルのような低級アルコキシカルボニル基、
2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリ
メチルシリルエトキシカルボニルのようなハロゲン又は
トリ低級アルキルシリル基で置換された低級アルコキシ
カルボニル基等の「アルコキシカルボニル基」;テトラ
ヒドロピラン−2−イル、3−ブロモテトラヒドロピラ
ン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−
イル、テトラヒドロチオピラン−2−イル、4−メトキ
シテトラヒドロチオピラン−4−イルのような「テトラ
ヒドロピラニル又はテトラヒドロチオピラニル基」;テ
トラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロチオフラン
−2−イルのような「テトラヒドロフラニル又はテトラ
ヒドロチオフラニル基」;トリメチルシリル、トリエチ
ルシリル、イソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジ
メチルシリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ
−t−ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのような
トリ低級アルキルシリル基、ジフェニルメチルシリル、
ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリ
ル、フェニルジイソプロピルシリルのような1乃至2個
のアリ−ル基で置換されたトリ低級アルキルシリル基等
の「シリル基」;メトキシメチル、1,1−ジメチル−
1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチ
ル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、t−ブト
キシメチルのような低級アルコキシメチル基、2−メト
キシエトキシメチルのような低級アルコキシ化低級アル
コキシメチル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチ
ル、ビス(2−クロロエトキシ)メチルのようなハロゲ
ノ低級アルコキシメチル等の「アルコキシメチル基」;
1−エトキシエチル、1−(イソプロポキシ)エチルの
ような低級アルコキシ化エチル基、2,2,2−トリク
ロロエチルのようなハロゲン化エチル基等の「置換エチ
ル基」;ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチル
メチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−
ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのよ
うな1乃至3個のアリ−ル基で置換された低級アルキル
基、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベン
ジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシ
ベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、2
−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベ
ンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジルのよ
うな低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、ハロゲ
ン、シアノ基でアリ−ル環が置換された1乃至3個のア
リ−ル基で置換された低級アルキル基等の「アラルキル
基」;ビニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニ
ルのような「アルケニルオキシカルボニル基」;ベンジ
ルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカル
ボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニ
ル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロ
ベンジルオキシカルボニルのような、1乃至2個の低級
アルコキシ又はニトロ基でアリ−ル環が置換されていて
もよい「アラルキルオキシカルボニル基」を挙げること
ができる。
【0059】「カルボキシ基のエステル」に斯かる「一
般的保護基」としては、好適には、前記「低級アルキル
基」;エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1
−メチル−2−プロペニル、1−メチル−1−プロペニ
ル、2−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プ
ロペニル、2−エチル−2−プロペニル、1−ブテニ
ル、2−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、1−メ
チル−1−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−
エチル−2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−3
−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、1−エチル−
3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、1−
メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニ
ル、3−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2
−メチル−3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチ
ル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、1
−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−
ヘキセニル、5−ヘキセニルのような低級アルケニル
基;エチニル、2−プロピニル、1−メチル−2−プロ
ピニル、2−ブチニル、1−メチル−2−ブチニル、2
−メチル−2−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、
3−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル
−3−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−ペン
チニル、1−メチル−2−ペンチニル、3−ペンチニ
ル、1−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−3−ペ
ンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニ
ル、2−メチル−4−ペンチニル、2−ヘキシニル、3
−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニルのよう
な低級アルキニル基;前記「ハロゲノ低級アルキル」;
2−ヒドロキシエチル、2,3−ジヒドロキシプロピ
ル、3−ヒドロキシプロピル、3,4−ジヒドロキシブ
チル、4−ヒドロキシブチルのようなヒドロキシ「低級
アルキル基」;アセチルメチルのような「低級脂肪族ア
シル」−「低級アルキル基」;前記「アラルキル基」;
前記「シリル基」であり、好適には、低級アルキル基又
はアラルキル基である。
【0060】「生体内で加水分解のような生物学的方法
により開裂し得る保護基」とは、人体内で加水分解等の
生物学的方法により開裂し、フリーの酸又はその塩を生
成する保護基をいい、そのような誘導体か否かは、ラッ
トやマウスのような実験動物に静脈注射により投与し、
その後の動物の体液を調べ、元となる化合物又はその薬
理学的に許容される塩を検出できることにより決定で
き、「ヒドロキシ基のエステル」に斯かる「生体内で加
水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」
としては、好適には、ホルミルオキシメチル、アセトキ
シメチル、ジメチルアミノアセトキシメチル、プロピオ
ニルオキシメチル、ブチリルオキシメチル、ピバロイル
オキシメチル、バレリルオキシメチル、イソバレリルオ
キシメチル、ヘキサノイルオキシメチル、1−ホルミル
オキシエチル、1−アセトキシエチル、1−プロピオニ
ルオキシエチル、1−ブチリルオキシエチル、1−ピバ
ロイルオキシエチル、1−バレリルオキシエチル、1−
イソバレリルオキシエチル、1−ヘキサノイルオキシエ
チル、1−ホルミルオキシプロピル、1−アセトキシプ
ロピル、1−プロピオニルオキシプロピル、1−ブチリ
ルオキシプロピル、1−ピバロイルオキシプロピル、1
−バレリルオキシプロピル、1−イソバレリルオキシプ
ロピル、1−ヘキサノイルオキシプロピル、1−アセト
キシブチル、1−プロピオニルオキシブチル、1−ブチ
リルオキシブチル、1−ピバロイルオキシブチル、1−
アセトキシペンチル、1−プロピオニルオキシペンチ
ル、1−ブチリルオキシペンチル、1−ピバロイルオキ
シペンチル、1−ピバロイルオキシヘキシルのような1
−(「低級脂肪族アシル」オキシ)「低級アルキル
基」、シクロペンチルカルボニルオキシメチル、シクロ
ヘキシルカルボニルオキシメチル、1−シクロペンチル
カルボニルオキシエチル、1−シクロヘキシルカルボニ
ルオキシエチル、1−シクロペンチルカルボニルオキシ
プロピル、1−シクロヘキシルカルボニルオキシプロピ
ル、1−シクロペンチルカルボニルオキシブチル、1−
シクロヘキシルカルボニルオキシブチルのような1−
(「シクロアルキル」カルボニルオキシ)「低級アルキ
ル基」、ベンゾイルオキシメチルのような1−(「芳香
族アシル」オキシ)「低級アルキル基」等の1−(アシ
ルオキシ)「低級アルキル基」;メトキシカルボニルオ
キシメチル、エトキシカルボニルオキシメチル、プロポ
キシカルボニルオキシメチル、イソプロポキシカルボニ
ルオキシメチル、ブトキシカルボニルオキシメチル、イ
ソブトキシカルボニルオキシメチル、ペンチルオキシカ
ルボニルオキシメチル、ヘキシルオキシカルボニルオキ
シメチル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシメチ
ル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ(シクロヘ
キシル)メチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)エ
チル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、1−
(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−(イソプ
ロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−(ブトキシカ
ルボニルオキシ)エチル、1−(イソブトキシカルボニ
ルオキシ)エチル、1−(t−ブトキシカルボニルオキ
シ)エチル、1−(ペンチルオキシカルボニルオキシ)
エチル、1−(ヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチ
ル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキシ)エ
チル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキシ)
プロピル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキ
シ)プロピル、1−(シクロペンチルオキシカルボニル
オキシ)ブチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニ
ルオキシ)ブチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニルオキ
シ)プロピル、1−(メトキシカルボニルオキシ)プロ
ピル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)プロピル、
1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)プロピル、1
−(ブトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(イソ
ブトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(ペンチル
オキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(ヘキシルオ
キシカルボニルオキシ)プロピル、1−(メトキシカル
ボニルオキシ)ブチル、1−(エトキシカルボニルオキ
シ)ブチル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)ブチ
ル、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)ブチル、
1−(ブトキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(イソ
ブトキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(メトキシカ
ルボニルオキシ)ペンチル、1−(エトキシカルボニル
オキシ)ペンチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)
ヘキシル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ヘキシル
のような(低級アルコキシカルボニルオキシ)アルキル
基;(5−フェニル−2−オキソ−1,3−ジオキソレ
ン−4−イル)メチル、〔5−(4−メチルフェニル)
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチ
ル、〔5−(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−
1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチル、〔5−(4
−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオキソ
レン−4−イル〕メチル、〔5−(4−クロロフェニ
ル)−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル〕
メチル、(2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル)メチル、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオ
キソレン−4−イル)メチル、(5−エチル−2−オキ
ソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−
プロピル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル)メチル、(5−イソプロピル−2−オキソ−1,3
−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−ブチル−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルの
ようなオキソジオキソレニルメチル基;等の「カルボニ
ルオキシ低級アルキル基」:フタリジル、ジメチルフタ
リジル、ジメトキシフタリジルのような「フタリジル
基」:前記「低級脂肪族アシル基」:前記「芳香族アシ
ル基」:「コハク酸のハーフエステル塩残基」:「燐酸
エステル塩残基」:「アミノ酸等のエステル形成残
基」:カルバモイル基:1乃至2個の低級アルキル基で
置換されたカルバモイル基:及び、ピバロイルオキシメ
チルオキシカルボニルのような「1−(アシルオキシ)
アルキルオキシカルボニル基」を挙げることができ、好
適には、「カルボニルオキシアルキル基」である。
【0061】一方、「カルボキシ基のエステル」に斯か
る「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂
し得る保護基」としては、好適には、メトキシエチル、
1−エトキシエチル、1−メチル−1−メトキシエチ
ル、1−(イソプロポキシ)エチル、2−メトキシエチ
ル、2−エトキシエチル、1,1−ジメチル−1−メト
キシエチル、エトキシメチル、n−プロポキシメチル、
イソプロポキシメチル、n−ブトキシメチル、t−ブト
キシメチルのような低級アルコキシ低級アルキル基、2
−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキシ化低
級アルコキシ低級アルキル基、フェノキシメチルのよう
な「アリール」オキシ「低級アルキル基」、2,2,2
−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキ
シ)メチルのようなハロゲン化低級アルコキシ低級アル
キル基等の「アルコキシアルキル基」;メトキシカルボ
ニルメチルのような「「低級アルコキシ」カルボニル
「低級アルキル基」」;シアノメチル、2−シアノエチ
ルのような「シアノ「低級アルキル基」;メチルチオメ
チル、エチルチオメチルのような「「低級アルキル」チ
オメチル基」;フェニルチオメチル、ナフチルチオメチ
ルのような「「アリール」チオメチル基」;2−メタン
スルホニルエチル、2−トリフルオロメタンスルホニル
エチルのような「ハロゲンで置換されていてもよい「低
級アルキル」スルホニル「低級アルキル基」」;2−ベ
ンゼンスルホニルエチル、2−トルエンスルホニルエチ
ルのような「「アリール」スルホニル「低級アルキル
基」」;前記「1−(アシルオキシ)「低級アルキル
基」」;前記「フタリジル基」;前記「アリール基」;
前記「低級アルキル基」;カルボキシメチルのような
「カルボキシアルキル基」;及びフェニルアラニンのよ
うな「アミノ酸のアミド形成残基」を挙げることができ
る。
【0062】「その他の誘導体」とは、本発明の一般式
(II)を有するシクロブテン誘導体が、アミノ基及び
/又はカルボキシ基を有する場合、上記「薬理上許容さ
れる塩」及び上記「そのエステル」以外の誘導体にする
ことができるので、その誘導体を示す。そのような誘導
体としては、例えばアミド誘導体を挙げることができ
る。
【0063】本発明の医薬組成物は、回腸型胆汁酸トラ
ンスポーター阻害剤とACAT阻害剤を、同時に又は時
間を置いて別々に投与する為の医薬組成物である。
【0064】本発明に於いて、「同時に」投与する、と
は、ほぼ同じ時間に投与できる投与形態であれば特に限
定はないが、単一の組成物として投与するのが好まし
い。
【0065】本発明に於いて、「時間を置いて別々に」
投与する、とは、異なった時間に別々に投与できる投与
形態であれば特に限定はないが、例えば、最初に、回腸
型胆汁酸トランスポーター阻害剤を投与し、次いで、決
められた時間後に、ACAT阻害剤を投与したり、或い
は、最初にACAT阻害剤を投与し、次いで、決められ
た時間後に、回腸型胆汁酸トランスポーター阻害剤を投
与したりすることをいう。本発明の医薬組成物は、 (1)回腸型胆汁酸トランスポーター阻害剤とACAT
阻害剤を、同時に又は時間を置いて別々に投与する為の
医薬組成物であり、好適には、 (2)(1)において、回腸型胆汁酸トランスポーター
阻害剤が、一般式(II)
【0066】
【化8】
【0067】[式中、R1は、シクロアルキル基、アリ
ール基、複素環基、置換基群a及びbから選択される基
で1乃至5個置換されたシクロアルキル基、置換基群a
及びbから選択される基で1乃至5個置換されたアリー
ル基、又は、置換基群a及びbから選択される基で1乃
至5個置換された複素環基を示し、R2は、シクロアル
キル基、アリール基、複素環基、置換基群aから選択さ
れる基で1乃至3個置換されたシクロアルキル基、置換
基群aから選択される基で1乃至3個置換されたアリー
ル基、又は、置換基群aから選択される基で1乃至3個
置換された複素環基を示し、R3及びR4は、同一又は異
なって、水素原子又は置換基群aから選択される基を示
し、Aは、下記式(A−1)
【0068】
【化9】
【0069】(式中、R5は、水素原子、ヒドロキシ基
又は低級アルキル基を示し、R6は、ヒドロキシ基、低
級アルコキシ基、低級アルキルチオ基又はアミン残基を
示し、X及びYは、同一又は異なって、酸素原子又は硫
黄原子を示し、Zは、単結合又はC1−C6アルキレン基
を示す。)を有する基を示し、Gは、単結合、C1−C6
アルキレン基又は置換されたC1−C6アルキレン基(該
置換基は、ヒドロキシ基、オキソ基、シクロアルキル
基、アリール基、複素環基、置換基群a及びbから選択
される基で1乃至5個置換されたシクロアルキル基、置
換基群a及びbから選択される基で1乃至5個置換され
たアリール基、又は、置換基群a及びbから選択される
基で1乃至5個置換された複素環基である。)を示し、
破線が、二重結合を示すとき、Dは、炭素原子を示し、
Eは、=N−O−を有する基を示し、破線が、単結合を
示すとき、Dは、CHを有する基又は窒素原子を示し、
Eは、酸素原子、硫黄原子、−NH−を有する基又は−
CO−を有する基を示し、置換基群aは、ハロゲン原
子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アル
キル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミ
ノ基、モノ−低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキル
アミノ基、シアノ基及びニトロ基からなる群を示し、置
換基群bは、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル
基、カルバモイル基、モノ−低級アルキルカルバモイル
基、ジ−低級アルキルカルバモイル基、ニトロ基、シク
ロアルキル基、アリール基、アリールオキシ基、アラル
キルオキシ基、アリールチオ基、並びに、置換基群aか
ら選択される基で1乃至3個置換された、シクロアルキ
ル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ及び
アリールチオ基からなる群を示す。]を有するシクロブ
テン誘導体、その薬理上許容される塩、そのエステル又
はその他の誘導体である医薬組成物、 (3) (2)において、一般式(II)が、一般式
(IIa)
【0070】
【化10】
【0071】[上記式中、R1、R2、R3、R4、A、
D、E及びGは、(2)において定義されたものと同意
義を示す。]であるシクロブテン誘導体、その薬理上許
容される塩、そのエステル又はその他の誘導体である医
薬組成物、 (4) (2)において、一般式(II)が、一般式
(IIb)
【0072】
【化11】
【0073】[上記式中、R1、R2、R3、R4、A、
D、E及びGは、(2)において定義されたものと同意
義を示す。]であるシクロブテン誘導体、その薬理上許
容される塩、そのエステル又はその他の誘導体である医
薬組成物、 (5) (2)乃至(4)より選択されるいずれか一項
において、Zが、単結合又はC1−C2アルキレン基であ
る化合物又はその薬理上許容される塩である医薬組成
物、 (6) (2)乃至(4)より選択されるいずれか一項
において、Zが、単結合又はメチレン基である化合物又
はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (7) (2)乃至(4)より選択されるいずれか一項
において、Zが、単結合である化合物又はその薬理上許
容される塩である医薬組成物、 (8) (2)乃至(7)より選択されるいずれか一項
において、R5が、水素原子又は低級アルキル基である
化合物又はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (9) (2)乃至(7)より選択されるいずれか一項
において、R5が、水素原子又はメチル基である化合物
又はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (10) (2)乃至(7)より選択されるいずれか一
項において、R5が、水素原子である化合物又はその薬
理上許容される塩である医薬組成物、 (11) (2)乃至(10)より選択されるいずれか
一項において、R6が、ヒドロキシ基又はアミン残基で
ある化合物又はその薬理上許容される塩である医薬組成
物、 (12) (2)乃至(10)より選択されるいずれか
一項において、R6が、ヒドロキシ基、ヒドロキシアミ
ノ基又はアミノ基である化合物又はその薬理上許容され
る塩である医薬組成物、 (13) (2)乃至(10)より選択されるいずれか
一項において、R6が、ヒドロキシ基である化合物又は
その薬理上許容される塩である医薬組成物、 (14) (2)乃至(13)より選択されるいずれか
一項において、X及びYが、酸素原子である化合物又は
その薬理上許容される塩である医薬組成物、 (15) (2)乃至(14)より選択されるいずれか
一項において、Dが、CHを有する基又は窒素原子であ
る化合物又はその薬理上許容される塩である医薬組成
物、 (16) (2)乃至(14)より選択されるいずれか
一項において、Dが、CHを有する基である化合物又は
その薬理上許容される塩である医薬組成物、 (17) (2)乃至(16)より選択されるいずれか
一項において、Eが、酸素原子、硫黄原子又は−NH−
を有する基である化合物又はその薬理上許容される塩で
ある医薬組成物、 (18) (2)乃至(16)より選択されるいずれか
一項において、Eが、−NH−を有する基である化合物
又はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (19) (2)乃至(18)より選択されるいずれか
一項において、Gが、C1−C6アルキレン基又は置換さ
れたC1−C6アルキレン基である化合物又はその薬理上
許容される塩である医薬組成物、 (20) (2)乃至(18)より選択されるいずれか
一項において、Gが、C1−C6アルキレン基又は置換さ
れたC1−C6アルキレン基(該置換基は、ヒドロキシ
基、オキソ基又はアリール基である。)である化合物又
はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (21) (2)乃至(18)より選択されるいずれか
一項において、Gが、C1−C6アルキレン基である化合
物又はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (22) (2)乃至(18)より選択されるいずれか
一項において、Gが、C1−C4アルキレン基である化合
物又はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (23) (2)乃至(18)より選択されるいずれか
一項において、Gが、メチレン、メチルメチレン又はエ
チルメチレン基である化合物又はその薬理上許容される
塩である医薬組成物、 (24) (2)乃至(18)より選択されるいずれか
一項において、Gが、メチルメチレン基である化合物又
はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (25) (2)乃至(24)より選択されるいずれか
一項において、R1が、シクロアルキル基、アリール
基、複素環基、置換基群a及びbから選択される基で1
乃至3個置換されたアリール基、又は、置換基群a及び
bから選択される基で1乃至3個置換された複素環基で
ある化合物又はその薬理上許容される塩である医薬組成
物、 (26) (2)乃至(24)より選択されるいずれか
一項において、R1が、アリール基、ベンゼン環と縮合
してもよい5乃至6員芳香族複素環基、置換基群a及び
bから選択される基で1乃至3個置換されたアリール
基、又は、ベンゼン環と縮合してもよく置換基群a及び
bから選択される基で1乃至3個置換された5乃至6員
芳香族複素環基である化合物又はその薬理上許容される
塩である医薬組成物、 (27) (2)乃至(24)より選択されるいずれか
一項において、R1が、アリール基、ベンゼン環と縮合
してもよい5乃至6員芳香族複素環基、又は1乃至3個
置換されたアリール基若しくはベンゼン環と縮合しても
よい5乃至6員芳香族複素環基(該置換基は、置換基群
a、シクロアルキル基、アリール基、アリールオキシ
基、アラルキルオキシ基、アリールチオ基、並びに、置
換基群aから選択される基で1乃至3個置換された、シ
クロアルキル、アリール、アリールオキシ、アラルキル
オキシ及びアリールチオ基から成る群から選択される基
である。)である化合物又はその薬理上許容される塩で
ある医薬組成物、 (28) (2)乃至(24)より選択されるいずれか
一項において、R1が、アリール基、ベンゼン環と縮合
してもよい5乃至6員芳香族複素環基、又は、1乃至3
個置換されたアリール基若しくはベンゼン環と縮合して
もよい5乃至6員芳香族複素環基(該置換基は、ハロゲ
ン原子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級
アルキル基、低級アルコキシ基、ニトロ基、シクロアル
キル基、アリール基、アリールオキシ基及びアリールチ
オ基から成る群から選択される基である。)である化合
物又はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (29) (2)乃至(24)より選択されるいずれか
一項において、R1が、C6−C10アリール基、チエニル
基、フリル基、ピロリル基、チアゾリル基、オキサゾリ
ル基、イミダゾリル基、ピリジル基、ベンゼン環と縮合
した、チエニル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オキ
サゾリル、イミダゾリル若しくはピリジル基、又は、1
乃至3個置換されたC6−C10アリール基(該置換基
は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハ
ロゲノ低級アルキル基、低級アルコキシ基及びニトロ基
から成る群から選択される基である。)である化合物又
はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (30) (2)乃至(24)より選択されるいずれか
一項において、R1が、フェニル、1−ナフチル、2−
ナフチル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニ
ル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3,4
−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、
3,4−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェニ
ル、3−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェニ
ル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、3,4
−ジメチルフェニル、3−メトキシフェニル、4−メト
キシフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,4,
5−トリメトキシフェニル、3,4,5−トリフルオロ
フェニル、チエニル又はピリジル基である化合物又はそ
の薬理上許容される塩である医薬組成物、 (31) (2)乃至(24)より選択されるいずれか
一項において、R1が、フェニル、3−フルオロフェニ
ル、3−クロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニ
ル、3,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロロフ
ェニル、3,5−ジクロロフェニル、2−チエニル又は
4−ピリジル基である化合物又はその薬理上許容される
塩である医薬組成物、 (32) (2)乃至(31)より選択されるいずれか
一項において、R2が、シクロアルキル基、アリール
基、複素環基、置換基群aから選択される基で1乃至3
個置換されたアリール基、又は、置換基群aから選択さ
れる基で1乃至3個置換された複素環基である化合物又
はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (33) (2)乃至(31)より選択されるいずれか
一項において、R2が、アリール基、ベンゼン環と縮合
してもよい5乃至6員芳香族複素環基、又は、1乃至3
個置換されたアリール基若しくはベンゼン環と縮合して
もよい5乃至6員芳香族複素環基(該置換基は、ハロゲ
ン原子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級
アルキル基及び低級アルコキシ基から成る群から選択さ
れた基である。)である化合物又はその薬理上許容され
る塩である医薬組成物、 (34) (2)乃至(31)より選択されるいずれか
一項において、R2が、アリール基、チエニル基、フリ
ル基、ピロリル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イ
ミダゾリル基、ピリジル基、ベンゼン環と縮合した、チ
エニル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、イミダゾリル若しくはピリジル基、又は、1個置換
されたアリール基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロ
キシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基又は
低級アルコキシ基である。)である化合物又はその薬理
上許容される塩である医薬組成物、 (35) (2)乃至(31)より選択されるいずれか
一項において、R2が、C6−C10アリール基、2−チエ
ニル基、4−ピリジル基、又は、1個置換されたC6
10アリール基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基又は低
級アルコキシ基である。)である化合物又はその薬理上
許容される塩である医薬組成物、 (36) (2)乃至(31)より選択されるいずれか
一項において、R2が、フェニル基、又は、1個置換さ
れたフェニル基(該置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基又は低
級アルコキシ基である。)である化合物又はその薬理上
許容される塩である医薬組成物、 (37) (2)乃至(31)より選択されるいずれか
一項において、R2が、フェニル、4−フルオロフェニ
ル、4−クロロフェニル、4−メチルフェニル又は4−
メトキシフェニル基である化合物又はその薬理上許容さ
れる塩である医薬組成物、 (38) (2)乃至(37)より選択されるいずれか
一項において、R3及びR4が、同一又は異なって、水素
原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、低級アルコキシ
基、アミノ基又はジ−低級アルキルアミノ基である化合
物又はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (39) (2)乃至(37)より選択されるいずれか
一項において、R3及びR4が、同一又は異なって、水素
原子、ヒドロキシ基又は低級アルコキシ基である化合物
又はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (40) (2)乃至(37)より選択されるいずれか
一項において、R3及びR4が、水素原子である化合物又
はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (41) (1)において、回腸型胆汁酸トランスポー
ター阻害剤が、4−{3−[(1−(3,5−ジフルオ
ロフェニル)エチルアミノ)−(4−メトキシフェニ
ル)メチル]フェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−
シクロブテン−1,2−ジオン、4−{3−[(1−
(3,4−ジフルオロフェニル)エチルアミノ)−(4
−メトキシフェニル)メチル]フェニルアミノ}−3−
ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン及び3
−{3−[(4−フルオロフェニル)−(1−(3−フ
ルオロフェニル)エチルアミノ)メチル]フェニルアミ
ノ}−4−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジ
オンから選択されるいずれか一つの化合物又はその薬理
上許容される塩である医薬組成物、 (42) (1)において、回腸型胆汁酸トランスポー
ター阻害剤が、4−{3−[(1−(3,5−ジフルオ
ロフェニル)エチルアミノ)−(4−メトキシフェニ
ル)メチル]フェニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−
シクロブテン−1,2−ジオン又はその薬理上許容され
る塩である医薬組成物、 (43) (1)において、回腸型胆汁酸トランスポー
ター阻害剤が、TA−7522、S−8921及び1−
{4−[4−[(4R,5R)−3,3−ジブチル−7
−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベンゾチエ
ピン−5−イル]フェノキシメチル]ベンジル}−4−
アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンク
ロライド、1−{4−[4−[(4R,5R)−3,3
−ジブチル−7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5
−テトラヒドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−
1−ベンゾチエピン−5−イル]フェノキシ]ブチル}
−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オク
タンメタンスルフォネート及び{2−[2−[2−[4
−[(4R,5R)−3,3−ジブチル−7−(ジメチ
ルアミノ)−2,3,4,5−テトラヒドロ−4−ヒド
ロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベンゾチエピン−5−
イル]フェノキシ]エトキシ]エトキシ]エチル}トリ
エチルアンモニウムクロライドから選択されるいずれか
一つの化合物又はその薬理上許容される塩である医薬組
成物、 (44) (1)において、回腸型胆汁酸トランスポー
ター阻害剤が、TA−7522、S−8921及び1−
{4−[4−[(4R,5R)−3,3−ジブチル−7
−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベンゾチエ
ピン−5−イル]フェノキシメチル]ベンジル}−4−
アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンク
ロライドから選択されるいずれか一つの化合物又はその
薬理上許容される塩である医薬組成物、 (45) (1)において、回腸型胆汁酸トランスポー
ター阻害剤が、S−8921及び1−{4−[4−
[(4R,5R)−3,3−ジブチル−7−(ジメチル
アミノ)−2,3,4,5−テトラヒドロ−4−ヒドロ
キシ−1,1−ジオキソ−1−ベンゾチエピン−5−イ
ル]フェノキシメチル]ベンジル}−4−アザ−1−ア
ゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンクロライドから
選択されるいずれか一つの化合物又はその薬理上許容さ
れる塩である医薬組成物を挙げることができ、更に好適
には、 (46) (1)乃至(45)より選択されるいずれか
一項において、ACAT阻害剤が、FR−12916
9、CI−1011、F−1394、F−12511、
T−2591、FCE−28654、K−10085、
HL−004、NTE−122、FR−186054、
N−(1−オクチル−5−カルボキシメチル−4,6−
ジメチルインドリン−7−イル)−2,2−ジメチルプ
ロパンアミド及びN−(1−ペンチル−4,6−ジメチ
ルインドリン−7−イル)−2,2−ジメチルエタンア
ミドから選択されるいずれか一つの化合物又はその薬理
上許容される塩である医薬組成物、 (47) (1)乃至(45)より選択されるいずれか
一項において、ACAT阻害剤が、CI−1011、F
−12511、N−(1−オクチル−5−カルボキシメ
チル−4,6−ジメチルインドリン−7−イル)−2,
2−ジメチルプロパンアミド及びN−(1−ペンチル−
4,6−ジメチルインドリン−7−イル)−2,2−ジ
メチルエタンアミドから選択されるいずれか一つの化合
物又はその薬理上許容される塩である医薬組成物、 (48) (1)乃至(45)より選択されるいずれか
一項において、ACAT阻害剤が、N−(1−オクチル
−5−カルボキシメチル−4,6−ジメチルインドリン
−7−イル)−2,2−ジメチルプロパンアミド又はそ
の薬理上許容される塩である医薬組成物を挙げることが
できる。
【0074】また上記のような医薬組成物として、好適
には、 (49) 高脂血症の予防又は治療のための、(1)乃
至(48)より選択されるいずれか一項に記載の医薬組
成物、 (50) 動脈硬化症の予防又は治療のための、(1)
乃至(48)より選択されるいずれか一項に記載の医薬
組成物、 (51) 虚血性心疾患の予防又は治療のための、
(1)乃至(48)より選択されるいずれか一項に記載
の医薬組成物、 (52) 末梢循環不全症の予防又は治療のための、
(1)乃至(48)より選択されるいずれか一項に記載
の医薬組成物、 (53) 虚血性脳疾患の予防又は治療のための、
(1)乃至(48)より選択されるいずれか一項に記載
の医薬組成物 を挙げることができる。
【0075】
【発明の実施の形態】本発明の医薬組成物の有効成分で
ある回腸型胆汁酸トランスポーター阻害剤は、例えば、
特開昭61−267541号公報(EP188248号
公報、USP4,771,072号公報)、WO99/
32478号公報(USP5,994,391号公報、
USP6,107,494号公報、US公開20020
13476号公報)、特開平5−310634号公報
(EP597107号公報、EP701991号公
報)、WO99/35135号公報、WO99/644
09号公報(USP6,221,897号公報)、WO0
0/47568号公報、WO00/61568号公報
(USP6,277,831号公報)、EP107070
3号公報に記載の方法に従い、容易に製造することがで
きる。
【0076】また、本発明の医薬組成物の有効成分であ
るACAT阻害剤は、例えば、WO92/09561号
公報、特表平8−510256号公報(WO94/26
702号公報、USP5,491,172号公報)、E
P421441号公報(USP5,120,738号公
報)、特表2000−50771号公報(WO97/1
9918号公報、USP5,990,173号公報)、
特開平10−195037号公報(EP790240号
公報、USP5,849,732号公報)、WO96/
26948号公報、WO98/54153号公報(EP
987254号公報)、WO92/09572号公報
(EP559898号公報、USP5,475,130
号公報)、特開平7−82232号公報(EP7182
81号公報)、特表平10−510512号公報(WO
96/10559号公報)、WO96/09287号公
報(EP0782986号公報、USP5,990,1
50号公報)、WO97/12860号公報(EP08
66059号公報、USP6,063,806号公報)
に記載の方法に従い、容易に製造することができる。
【0077】本発明の、回腸型胆汁酸トランスポーター
阻害剤とACAT阻害剤を、同時に又は時間を置いて別
々に投与する為の医薬組成物は、優れた脂質(コレステ
ロール又はトリグリセライド)低下作用を有し、動脈硬
化に対して優れた進展抑制効果を有し、毒性も弱いた
め、高脂血症、動脈硬化症或いは虚血性心疾患、虚血性
脳疾患、末梢循環不全症等の動脈硬化に由来する疾患
(特に、高脂血症又は動脈硬化症)の予防剤又は治療剤
(特に、治療剤)として有用である。尚、本発明の回腸
型胆汁酸トランスポーター阻害剤と、ACAT阻害剤
は、それらが組み合わせられ使用されることより、各々
単剤で投与された場合に比べ、優れた効果を示す。
【0078】本発明の医薬組成物の有効成分である回腸
型胆汁酸トランスポーター阻害剤とACAT阻害剤は、
各々単独で別々の単位投与形態に、又は混合して物理的
に1個の単位投与形態に調製することができる。
【0079】本発明の医薬組成物を、上記疾患の予防剤
又は治療剤として使用する場合には、本発明の医薬組成
物の有効成分である回腸型胆汁酸トランスポーター阻害
剤とACAT阻害剤を、各々それ自体或いは適宜の薬理
学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混合し、例え
ば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ
剤等による経口的又は注射剤若しくは坐剤等による非経
口的に投与することができる。
【0080】これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、
白糖、葡萄糖、マンニトール、ソルビトールのような糖
誘導体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、
α澱粉、デキストリンのような澱粉誘導体;結晶セルロ
ースのようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキス
トラン;プルランのような有機系賦形剤:及び、軽質無
水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、メタ
珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;燐
酸水素カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシウムのよ
うな炭酸塩;硫酸カルシウムのような硫酸塩等の無機系
賦形剤を挙げることができる。)、滑沢剤(例えば、ス
テアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マ
グネシウムのようなステアリン酸金属塩;タルク;コロ
イドシリカ;ビーガム、ゲイ蝋のようなワックス類;硼
酸;アジピン酸;硫酸ナトリウムのような硫酸塩;グリ
コール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;DLロイシ
ン;脂肪酸ナトリウム塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラ
ウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水
珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;及び、上記澱粉誘導
体を挙げることができる。)、結合剤(例えば、ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、及
び、前記賦形剤と同様の化合物を挙げることができ
る。)、崩壊剤(例えば、低置換度ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチ
ルセルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;カ
ルボキシメチルスターチ、カルボキシメチルスターチナ
トリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾
されたデンプン・セルロース類を挙げることができ
る。)、安定剤(メチルパラベン、プロピルパラベンの
ようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロブタノー
ル、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールの
ようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノー
ル、クレゾールのようなフェノール類;チメロサール;
デヒドロ酢酸;及び、ソルビン酸を挙げることができ
る。)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、甘味
料、酸味料、香料等を挙げることができる。)、希釈剤
等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。
【0081】本発明の医薬組成物の有効成分である回腸
型胆汁酸トランスポーター阻害剤とACAT阻害剤の投
与量と投与比率は、個々の薬剤の活性、患者の症状、年
齢、体重等の種々の条件により変化し得る。
【0082】その投与量は症状、年齢等により異なる
が、経口投与の場合には、各々、1回当たり下限0.1
mg(好適には0.5mg)、上限1000mg(好適には5
00mg)を、非経口的投与の場合には、1回当たり下限
0.01mg(好適には0.05mg)、上限100mg(好
適には50mg)を、成人に対して1日当たり1乃至6
回、症状に応じて、同時に又は時間を置いて別々に投与
することができる。
【0083】また、本発明の医薬組成物の有効成分であ
る回腸型胆汁酸トランスポーター阻害剤と、ACAT阻
害剤の投与量の比率も、また、大幅に変わりうるが、例
えば回腸型胆汁酸トランスポーター阻害剤とACAT阻
害剤の投与量比率は、重量比で、1:500乃至50
0:1の範囲内であり得る。
【0084】
【実施例】以下に、実施例及び製剤例を示し、本発明を
更に詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定す
るものではない。
【0085】実施例1 血清中中性脂肪(トリグリセライド:Triglycerides)
の測定 12週齢の雄性シリアンゴールデンハムスター24匹を粉末
食に馴化させた後、血中総コレステロール値、トリグリ
セライド値(以下、TGという。)および体重の平均値
が均一になるように4群に群分けを行い、化合物A (0.0
3%)および化合物B (0.03%)を単剤あるいは併用で2週間
混餌投与した。投与2週後に採血し、定法により得られ
た血清中のTG値は、トリグリセリドE-テストワコー
(和光純薬工業株式会社)を用いて酵素法で測定した。
化合物投与群TG値のコントロール群TG値に対する変
化率を低下率とした。結果を表1に示す。
【0086】
【表1】 試験化合物 トリグリセライド低下率 化合物A 23.3% 化合物B 14.5% ……………………………………………………………………… 化合物A+化合物B 42.7%
【0087】上記結果より、回腸型胆汁酸トランスポー
ター阻害剤である化合物A及びACAT阻害剤である化
合物Bを併用することにより、各々単剤で投与すること
に比べて、優れたトリグリセライド低下作用を示してい
ることが明らかである。
【0088】製剤例1 錠剤 化合物A(50.0mg)、化合物B(30.0mg)、乳
糖(368.0mg)、トウモロコシデンプン(50.0
mg)及びステアリン酸マグネシウム(2.0mg)を混合
し、打錠機により打錠して、1錠500mgの錠剤とす
る。この錠剤は必要に応じて、コーティング(好適には
糖衣)を施すことができる。
【0089】
【発明の効果】本発明の、回腸型胆汁酸トランスポータ
ー阻害剤とACAT阻害剤を、同時に又は時間を置いて
別々に投与する為の医薬組成物は、優れた脂質(コレス
テロール又はトリグリセライド)低下作用を有し、動脈
硬化に対して優れた進展抑制効果を有し、毒性も弱いた
め、高脂血症、動脈硬化症或いは虚血性心疾患、虚血性
脳疾患、末梢循環不全症等の動脈硬化に由来する疾患
(特に、高脂血症又は動脈硬化症)の予防剤又は治療剤
(特に、治療剤)として有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/235 A61K 31/235 31/255 31/255 31/357 31/357 31/38 31/38 31/404 31/404 31/415 31/415 31/496 31/496 31/4995 31/4995 31/665 31/665 45/06 45/06 A61P 3/06 A61P 3/06 9/00 9/00 9/10 9/10 101 101 43/00 111 43/00 111 Fターム(参考) 4C084 AA17 AA20 MA02 NA14 ZA361 ZA401 ZA451 ZC022 ZC202 ZC331 4C086 AA01 AA02 AA03 BA14 BB01 BC13 BC36 CB09 CB22 DA37 MA01 MA02 MA04 NA14 ZA36 ZA40 ZA45 ZC02 ZC20 ZC33 4C206 AA01 AA02 AA03 DB18 DB43 FA31 GA01 GA09 GA28 GA31 HA30 JA11 KA01 MA01 MA02 MA04 MA11 NA14 ZA36 ZA40 ZA45 ZC02 ZC20 ZC33

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回腸型胆汁酸トランスポーター阻害剤と、
    ACAT阻害剤を、同時に又は時間を置いて別々に投与
    する為の医薬組成物。
  2. 【請求項2】請求項1において、回腸型胆汁酸トランス
    ポーター阻害剤が、TA−7522、S−8921、 1−{4−[4−[(4R,5R)−3,3−ジブチル
    −7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−テトラヒ
    ドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベンゾ
    チエピン−5−イル]フェノキシメチル]ベンジル}−
    4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
    ンクロライド、 1−{4−[4−[(4R,5R)−3,3−ジブチル
    −7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−テトラヒ
    ドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベンゾ
    チエピン−5−イル]フェノキシ]ブチル}−4−アザ
    −1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンメタン
    スルフォネート、 {2−[2−[2−[4−[(4R,5R)−3,3−
    ジブチル−7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−
    テトラヒドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1
    −ベンゾチエピン−5−イル]フェノキシ]エトキシ]
    エトキシ]エチル}トリエチルアンモニウムクロライ
    ド、 4−{3−[(1−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
    チルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フェ
    ニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
    1,2−ジオン、 4−{3−[(1−(3,4−ジフルオロフェニル)エ
    チルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フェ
    ニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
    1,2−ジオン及び 3−{3−[(4−フルオロフェニル)−(1−(3−
    フルオロフェニル)エチルアミノ)メチル]フェニルア
    ミノ}−4−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−
    ジオン から選択されるいずれか一つの化合物若しくはその薬理
    上許容される塩である医薬組成物。
  3. 【請求項3】請求項1において、回腸型胆汁酸トランス
    ポーター阻害剤が、TA−7522、S−8921、 1−{4−[4−[(4R,5R)−3,3−ジブチル
    −7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−テトラヒ
    ドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベンゾ
    チエピン−5−イル]フェノキシメチル]ベンジル}−
    4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
    ンクロライド、 4−{3−[(1−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
    チルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フェ
    ニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
    1,2−ジオン、 4−{3−[(1−(3,4−ジフルオロフェニル)エ
    チルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フェ
    ニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
    1,2−ジオン及び 3−{3−[(4−フルオロフェニル)−(1−(3−
    フルオロフェニル)エチルアミノ)メチル]フェニルア
    ミノ}−4−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−
    ジオン から選択されるいずれか一つの化合物若しくはその薬理
    上許容される塩である医薬組成物。
  4. 【請求項4】請求項1において、回腸型胆汁酸トランス
    ポーター阻害剤が、S−8921、 1−{4−[4−[(4R,5R)−3,3−ジブチル
    −7−(ジメチルアミノ)−2,3,4,5−テトラヒ
    ドロ−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−1−ベンゾ
    チエピン−5−イル]フェノキシメチル]ベンジル}−
    4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
    ンクロライド、 4−{3−[(1−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
    チルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フェ
    ニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
    1,2−ジオン、 4−{3−[(1−(3,4−ジフルオロフェニル)エ
    チルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フェ
    ニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
    1,2−ジオン及び 3−{3−[(4−フルオロフェニル)−(1−(3−
    フルオロフェニル)エチルアミノ)メチル]フェニルア
    ミノ}−4−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−
    ジオン から選択されるいずれか一つの化合物若しくはその薬理
    上許容される塩である医薬組成物。
  5. 【請求項5】請求項1において、回腸型胆汁酸トランス
    ポーター阻害剤が、 4−{3−[(1−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
    チルアミノ)−(4−メトキシフェニル)メチル]フェ
    ニルアミノ}−3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−
    1,2−ジオン若しくはその薬理上許容される塩である
    医薬組成物。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5より選択されるいずれか一
    項において、 ACAT阻害剤が、FR−129169、CI−101
    1、F−1394、F−12511、T−2591、F
    CE−28654、K−10085、HL−004、N
    TE−122、FR−186054、 N−(1−オクチル−5−カルボキシメチル−4,6−
    ジメチルインドリン−7−イル)−2,2−ジメチルプ
    ロパンアミド及び N−(1−ペンチル−4,6−ジメチルインドリン−7
    −イル)−2,2−ジメチルエタンアミドから選択され
    るいずれか一つの化合物若しくはその薬理上許容される
    塩である医薬組成物。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5より選択されるいずれか一
    項において、 ACAT阻害剤が、FR−129169、CI−101
    1、 N−(1−オクチル−5−カルボキシメチル−4,6−
    ジメチルインドリン−7−イル)−2,2−ジメチルプ
    ロパンアミド及び N−(1−ペンチル−4,6−ジメチルインドリン−7
    −イル)−2,2−ジメチルエタンアミドから選択され
    るいずれか一つの化合物若しくはその薬理上許容される
    塩である医薬組成物。
  8. 【請求項8】請求項1乃至5より選択されるいずれか一
    項において、 ACAT阻害剤が、 N−(1−オクチル−5−カルボキシメチル−4,6−
    ジメチルインドリン−7−イル)−2,2−ジメチルプ
    ロパンアミド又はその薬理上許容される塩である医薬組
    成物。
  9. 【請求項9】高脂血症の予防又は治療のための、請求項
    1乃至8より選択されるいずれか一項に記載の医薬組成
    物。
  10. 【請求項10】動脈硬化症の予防又は治療のための、請
    求項1乃至8より選択されるいずれか一項に記載の医薬
    組成物。
  11. 【請求項11】虚血性心疾患の予防又は治療のための、
    請求項1乃至8より選択されるいずれか一項に記載の医
    薬組成物。
  12. 【請求項12】虚血性脳疾患の予防又は治療のための、
    請求項1乃至8より選択されるいずれか一項に記載の医
    薬組成物。
  13. 【請求項13】末梢循環不全症の予防又は治療のため
    の、請求項1乃至8より選択されるいずれか一項に記載
    の医薬組成物。
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