JP2002211695A - 発泡液吐出装置 - Google Patents

発泡液吐出装置

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JP2002211695A JP2001009558A JP2001009558A JP2002211695A JP 2002211695 A JP2002211695 A JP 2002211695A JP 2001009558 A JP2001009558 A JP 2001009558A JP 2001009558 A JP2001009558 A JP 2001009558A JP 2002211695 A JP2002211695 A JP 2002211695A
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Toshihiro Yamashita
智弘 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却性能を大幅に向上させ、良く冷えた飲料
を連続的かつ大量に吐出させることができる発泡液吐出
装置を提供すること。 【解決手段】 蓄氷部13外側面と水槽11内壁面との
間に形成される隙間部Bに、冷却水12を第2の流れF
2として流すために、蓄氷部13の底部と水槽11の底
部との間に流路を確保する流路形成部材30を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発泡液吐出装置
に関し、さらに詳しくは、良く冷えた飲料を連続的かつ
大量に吐出させることができる発泡液吐出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】炭酸ガスを含有した生ビール等の清涼飲
料類を樽等の収納容器から冷却装置を介して供給する発
泡液吐出装置が知られている。かかる発泡液吐出装置に
ついて、生ビールの吐出装置を例にして、図12〜図1
9に基づいて説明する。ここで、図12は、従来におけ
る発泡液吐出装置の全体構成を示す説明図、図13は、
蓄氷部外周面と水槽内周面との間に隙間部を設けて蓄氷
部の表裏面全体に冷却水が行き届くようにした発泡液吐
出装置を示す断面図、図14は、図13に示した発泡液
吐出装置を示す平面図、図15は、蓄氷量を確保するた
めに蓄氷部外面を水槽内周面および底面まで拡大した発
泡液吐出装置を示す断面図、図16は、図15に示した
発泡液吐出装置を示す平面図、図17は、図16に示し
た発泡液吐出装置におけるC−C断面を示す断面図であ
る。また、図18は、攪拌翼の位置を下げた発泡液吐出
装置を示す断面図、図19は、図18に示した発泡液吐
出装置の蓄氷部の氷解過程を示す説明図である。
【0003】まず、装置の全体構成について図12に基
づいて説明する。生ビール吐出装置は、生ビールを充填
した樽1内に炭酸ガスボンベ2から加圧炭酸ガスを供給
し、この供給した炭酸ガスの圧力によって樽1内の生ビ
ールを冷却装置3内の冷却コイル4に送出し、冷却コイ
ル4内で冷却された生ビールをバルブ5からジョッキ6
に吐出するように構成されている。なお、炭酸ガスボン
ベ2と樽1とは、配管7によって接続されている。樽1
の配管7と冷却装置3内の冷却コイル4は、継手9によ
って接続されている。また、冷却コイル4とバルブ5も
継手9によって接続されている。
【0004】冷却装置3の水槽11には、冷却水12を
冷却するために、蒸発管14によって蓄氷部13が形成
されている。冷却水12は、モータ16によって回転す
る回転軸16aの先端に設けられた攪拌翼15によって
攪拌されるようになっている。
【0005】以上のような全体構成において、図13お
よび図14に示した発泡液吐出装置は、蓄氷部13外周
面と水槽11内周面との間に隙間部を設けて第2の流れ
F2が生じるように形成し、第1の流れF1とともに蓄
氷部13の表裏面全体に冷却水が行き届くようにするこ
とにより、冷却性能を向上させたものである。また、第
2の流れF2を確保するために、蓄氷部13と水槽11
底部との間に隙間Sを設けている。
【0006】しかしながら、熱交換性能を優先させてい
るため、蓄氷部13での蓄氷量が多くとれなかったた
め、図15〜図17に示す発泡液吐出装置が提供される
に至った。この発泡液吐出装置は、同図に示すように、
蓄氷量を確保するために蓄氷部13外面を水槽11内周
面および底面まで拡大したものである。すなわち、蒸発
管14を水槽11の内周面および底面まで近接させ、水
槽11内に導入されたばかりの飲料温度が高い冷却コイ
ル4(領域E)を効率良く冷却するようにしたものであ
る。蓄氷部13は蒸発管14に沿ってほぼ均一に形成さ
れるため、水槽11の角部(領域D)には蓄氷されず、
冷却水12が滞留している。
【0007】また、図18に示した発泡液吐出装置は、
冷却性能を上げるべく攪拌翼15の位置を下げたもので
あり、本願出願人が本願発明の開発過程において見出し
たものである。同図に示すように、流れの滞留部Q1,
Q2が、流れの可視化実験等により確認された。図19
に示すように、領域Fには、水槽11内に導入されたば
かりの飲料温度が高い冷却コイル4が存在しているの
で、冷却水12の温度が高くなっている。また、攪拌翼
15が配設されているので、冷却水12の流速も速い。
さらにこの部分では、冷却水12が蓄氷部13に垂直に
当たるので、境界領域R1に示す部分の氷が早く融けて
いく。したがって、蓄氷部13の氷は、時間経過に伴
い、境界領域R2、R3へと融け広がっていく。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】良く冷えた飲料を連続
的かつ大量に吐出させるためには、温度の高い飲料が流
入する冷却コイル4の冷却効果を高めること、すなわ
ち、水槽11底部での冷却効果を高める(冷却水12の
流速を増加させる)ことが必要であるとともに、水槽1
1内全体においても冷却効果を低下させない(冷却水1
2の流速を低下させない)ことが必要となる。
【0009】しかしながら、図15〜図17に示した従
来の発泡液吐出装置は、蓄氷部13外周を冷却水12の
流路まで拡大したので、蓄氷量は増えたものの、水槽1
1の角部(領域D)では冷却水12が滞留し、水槽11
内全体として、冷却水12を効率良く循環しておらず、
良好な冷却性能が得られているとは言えなかった。
【0010】また、図18に示した発泡液吐出装置にあ
っては、氷の境界領域R1〜R3に示したように、氷の
片減りが生じてしまい、蓄氷効率が低下するとともに、
冷却水12が円滑に循環しなくなる。
【0011】したがって、飲料を連続的かつ大量に吐出
させると、冷却水と飲料との熱交換が不十分となって、
良く冷えた飲料を吐出できなくなってしまうという課題
があった。
【0012】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、冷却性能を大幅に向上させ、良く冷えた飲料を
連続的かつ大量に吐出させることができる発泡液吐出装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1にかかる発泡液吐出装置は、
水槽内の冷却水と熱交換させることにより管内の飲料を
冷却する飲料配管と、前記冷却水を攪拌する攪拌翼と、
前記冷却水を冷却し蓄氷部を形成する冷却手段とを少な
くとも備えた発泡液吐出装置において、前記蓄氷部外側
面と前記水槽内壁面との間に形成される隙間部に前記冷
却水を流して当該水槽内に当該冷却水を循環させるため
に、当該蓄氷部の底部と当該水槽の底部との間に隙間部
を形成して当該冷却水の流路を確保する流路形成部材を
設けたものである。
【0014】冷却水は、攪拌翼によって下降流となって
水槽底部に当たり、その流れの一部が蓄氷部内周面に沿
って上昇する第1の流れとなるとともに、他の流れの一
部が流路形成部材内を通り、蓄氷部外周面(水槽内の角
部)に沿って上昇する第2の流れとなって循環する。
【0015】このとき蓄氷部は、水槽内の角部以外の部
分では、水槽内面および底面まで形成されているので、
蓄氷量は十分に確保されている。そして、冷却水が上述
のように、第1の流れおよび第2の流れとなって循環す
るので、飲料の冷却性能が従来よりも大幅に向上し、良
く冷えた飲料を連続的かつ大量に吐出させることができ
る。
【0016】また、この発明の請求項2にかかる発泡液
吐出装置は、流路形成部材を断熱材により形成したもの
である。これにより、流路形成部材に接する蓄氷部が片
減りしないようにすることができ、冷却水の流れを乱さ
ないようにすることができる。
【0017】また、この発明の請求項3にかかる発泡液
吐出装置は、水槽内の冷却水と熱交換させることにより
管内の飲料を冷却する飲料配管と、前記冷却水を攪拌す
る攪拌翼と、前記冷却水を冷却し蓄氷部を形成する冷却
手段とを少なくとも備えた発泡液吐出装置において、前
記飲料配管を前記水槽の深さ方向を長手方向としたコイ
ル状に配設するとともに、前記冷却手段を当該飲料配管
の外周囲に位置するように配設し、前記攪拌翼をその回
転軸が前記飲料配管全体の中心軸と一致するように前記
水槽の底部近傍に配置し、前記攪拌翼による前記冷却水
の下降流を前記蓄氷部内周面に沿った上昇流とするため
に、前記水槽底部に湾曲凹部を設けたものである。
【0018】したがって、従来、攪拌翼の直下およびそ
の周辺に生じていた滞留部が生じなくなって流れが円滑
になり、流速が増加する。このため、冷却水と蓄氷部と
の熱伝達率が増加し、冷却性能が向上する。
【0019】また、冷却水が蓄氷部の蓄氷面に対して平
行な上昇流となるので、蓄氷面が均一に融けていく。こ
のため、飲料の連続販売時に冷却性能を一定に保つこと
ができる。このように、冷却性能を大幅に向上させ、良
く冷えた飲料を連続的かつ大量に吐出させることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる発泡液吐
出装置の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明
する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定され
るものではない。
【0021】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1にかかる発泡液吐出装置を示す断面図であり、後
述する図3におけるA−A断面を示している。図2は、
流路形成部材を示す斜視図、図3は、発泡液吐出装置を
示す平面図、図4は、発泡液吐出装置を示す断面図、図
5は、攪拌翼を示す斜視図、図6は、発泡液吐出装置の
全体構成を示す説明図である。なお、上記従来技術にお
いて説明した部材と同一もしくは相当する部材には、同
一の符号を付して、重複説明を省略または簡略化する。
【0022】攪拌翼15は、図5に示すように、送風機
等で一般的に使用される軸流羽根車形状にて形成してあ
る。この攪拌翼15は、本願出願人が特願2000−3
31367号において提案したものである。攪拌翼15
のボス部15bは、円柱の頂部に半球を延設したような
形状に形成してある。これにより、攪拌翼15の上部か
ら流入する冷却水12の流入抵抗を低減できるようにし
ている。回転軸16aは、軸穴15cに固定されるよう
になっている。
【0023】翼部15aは、円弧翼として形成してある
が、NACA翼、コントロールディフュージョン翼、二
重円弧翼、多重円弧翼等として形成してもよい。なお、
攪拌翼15のボス比(=ボス部15bの外径/翼部15
aの外径)は、0.4〜0.6の範囲で設定することが
好ましい。図1では、攪拌翼15を概念的に示したが、
上記攪拌翼15が設けられている。
【0024】つぎに本発明の要部たる流路形成部材30
を設けた発泡液吐出装置について図1〜図4に基づいて
説明する。図2に示すように、流路形成部材30は、内
部を流路とできるように断面が逆U字状となっている。
この流路形成部材30は、断熱部材により形成されてお
り、この流路形成部材30に接する蓄氷部13が片減り
し、冷却水12の流れを乱さないようにしてある。
【0025】そして、このように形成した流路形成部材
30は、図1および図3に示すように、水槽11角部の
蓄氷されない領域Bに第2の流れF2を確保できるよう
に配設されている。
【0026】冷却水12は、図1に示すように、攪拌翼
15によって下降流となって水槽11底部に当たり、そ
の流れの一部が蓄氷部13内周面に沿って上昇する第1
の流れF1となるとともに、他の流れの一部が流路形成
部材30内を通り、蓄氷部13外周面(領域B)に沿っ
て上昇する第2の流れF2となって循環する。
【0027】このとき、図3および図4に示すように、
蓄氷部13は、領域B以外の部分では、水槽11内面お
よび底面まで形成されているので、蓄氷量は十分に確保
されている。そして、冷却水12は、攪拌効果の優れた
攪拌翼15の作用と相俟って、第1の流れF1および第
2の流れF2となって循環するので、飲料の冷却性能が
従来よりも大幅に向上する。
【0028】この効果を実証するために、ボス比0.4
7の攪拌翼15を用いて2秒間間欠試験を実施したとこ
ろ、図7および図8に示す結果が得られた。ここで、図
7は、流路形成部材を設けなかった場合の連続飲料吐出
性能を示すグラフ図、図8は、流路形成部材を設けた本
発明装置の連続飲料吐出性能を示すグラフ図である。ま
た、グラフ中の記号は、図6に示すように、T1はバル
ブ5の入口飲料温度、T2は水槽11内の冷却水12の
代表温度、T3はこれらT1およびT2の温度差、T4
はジョッキ6の飲料温度である。
【0029】また、図7および図8を比較すれば明らか
なように、ジョッキ飲料温度T4は、流路形成部材30
を設けた場合の方が、規格温度(8℃)への到達時間が
長くなっていることが分かる。すなわち、飲料を規定温
度内で長時間吐出できることが分かる。同図中に示した
ように、流路形成部材30を設けなかった場合の飲料吐
出性能がジョッキ31杯であるのに対して、流路形成部
材30を設けた場合のそれは、40杯となることが確認
できた。
【0030】以上のように、この実施の形態1にかかる
発泡液吐出装置によれば、流路形成部材30を設けたこ
とにより、冷却性能を大幅に向上させ、良く冷えた飲料
を連続的かつ大量に吐出させることができる。
【0031】なお、上記実施の形態1においては、本発
明を生ビールの吐出装置に適用するものとして説明した
が、これに限定されず、炭酸ガスを含有するその他の清
涼飲料の吐出装置にも適用することができる。また、特
願2000−331367号において提案した攪拌翼1
5を使用して説明したが、これに限定されず、従来の攪
拌翼を使用してもよい。
【0032】実施の形態2.図9は、この発明の実施の
形態2にかかる発泡液吐出装置を示す断面図、図10
は、発泡液吐出装置の水平断面図、図11は、連続飲料
吐出性能を示すグラフ図である。同図に示すように、本
発明は、攪拌翼15を水槽11の底部近傍に配置すると
ともに、この攪拌翼15による冷却水12の下降流を蓄
氷部13内周面に沿った上昇流とするために、水槽11
底部に湾曲凹部11aを設けたものである。
【0033】このように構成することにより、従来、攪
拌翼15の直下およびその周辺に生じていた滞留部Q
1,Q2(図18参照)が生じなくなって、流れが円滑
になり、流速が増加する。このため、冷却水12と蓄氷
部13との熱伝達率が増加し、冷却性能が向上する。
【0034】また、冷却水12が蓄氷部13の蓄氷面P
1に対して平行に流れるので(図9中の流れF)、蓄氷
面P2、蓄氷面P3へと均一に融けていく。このため、
飲料の連続販売時に冷却性能を一定に保つことができ
る。
【0035】この効果を実証するために、上記実施の形
態1の場合と同様に2秒間間欠試験を実施したところ、
図11に示す結果が得られた。すなわち、飲料吐出性能
がジョッキ40杯となることが確認できた。本発明が適
用されていない従来装置では、30杯程度であるので
(図示せず)、大幅に吐出性能が向上していることが確
認できた。
【0036】以上のように、この実施の形態2にかかる
発泡液吐出装置によれば、冷却性能を大幅に向上させ、
良く冷えた飲料を連続的かつ大量に吐出させることがで
きる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
発泡液吐出装置(請求項1)によれば、水槽内の冷却水
と熱交換させることにより管内の飲料を冷却する飲料配
管と、前記冷却水を攪拌する攪拌翼と、前記冷却水を冷
却し蓄氷部を形成する冷却手段とを少なくとも備えた発
泡液吐出装置において、前記蓄氷部外側面と前記水槽内
壁面との間に形成される隙間部に前記冷却水を流して当
該水槽内に当該冷却水を循環させるために、当該蓄氷部
の底部と当該水槽の底部との間に隙間部を形成して当該
冷却水の流路を確保する流路形成部材を設けたので、冷
却水は、攪拌翼によって下降流となって水槽底部に当た
り、その流れの一部が蓄氷部内周面に沿って上昇する第
1の流れとなるとともに、他の流れの一部が流路形成部
材内を通り、蓄氷部外周面(水槽内の角部)に沿って上
昇する第2の流れとなって循環する。したがって、飲料
の冷却性能が従来よりも大幅に向上し、良く冷えた飲料
を連続的かつ大量に吐出させることができる。
【0038】また、この発明にかかる発泡液吐出装置
(請求項2)によれば、流路形成部材を断熱材により形
成したので、流路形成部材に接する蓄氷部が片減りしな
いようにすることができ、冷却水の流れを乱さないよう
にすることができる。
【0039】また、この発明にかかる発泡液吐出装置
(請求項3)によれば、水槽内の冷却水と熱交換させる
ことにより管内の飲料を冷却する飲料配管と、前記冷却
水を攪拌する攪拌翼と、前記冷却水を冷却し蓄氷部を形
成する冷却手段とを少なくとも備えた発泡液吐出装置に
おいて、前記飲料配管を前記水槽の深さ方向を長手方向
としたコイル状に配設するとともに、前記冷却手段を当
該飲料配管の外周囲に位置するように配設し、前記攪拌
翼をその回転軸が前記飲料配管全体の中心軸と一致する
ように前記水槽の底部近傍に配置し、前記攪拌翼による
前記冷却水の下降流を前記蓄氷部内周面に沿った上昇流
とするために、前記水槽底部に湾曲凹部を設けたので、
攪拌翼の直下およびその周辺に生じていた滞留部が生じ
なくなって流れが円滑になり、流速が増加する。このた
め、冷却水と蓄氷部との熱伝達率が増加し、冷却性能が
向上する。また、冷却水が蓄氷部の蓄氷面に対して平行
な上昇流となるので、蓄氷面が均一に融けていく。この
ため、飲料の連続販売時に冷却性能を一定に保つことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる発泡液吐出装
置を示す断面図である。
【図2】流路形成部材を示す斜視図である。
【図3】発泡液吐出装置を示す平面図である。
【図4】発泡液吐出装置を示す断面図である。
【図5】攪拌翼を示す斜視図である。
【図6】発泡液吐出装置の全体構成を示す説明図であ
る。
【図7】流路形成部材を設けなかった場合の連続飲料吐
出性能を示すグラフ図である。
【図8】流路形成部材を設けた本発明装置の連続飲料吐
出性能を示すグラフ図である。
【図9】この発明の実施の形態2にかかる発泡液吐出装
置を示す断面図である。
【図10】発泡液吐出装置の水平断面図である。
【図11】連続飲料吐出性能を示すグラフ図である。
【図12】従来における発泡液吐出装置の全体構成を示
す説明図である。
【図13】蓄氷部外周面と水槽内周面との間に隙間部を
設けて蓄氷部の表裏面全体に冷却水が行き届くようにし
た発泡液吐出装置を示す断面図である。
【図14】図13に示した発泡液吐出装置を示す平面図
である。
【図15】蓄氷量を確保するために蓄氷部外面を水槽内
周面および底面まで拡大した発泡液吐出装置を示す断面
図である。
【図16】図15に示した発泡液吐出装置を示す平面図
である。
【図17】図16に示した発泡液吐出装置におけるC−
C断面を示す断面図である。
【図18】攪拌翼の位置を下げた発泡液吐出装置を示す
断面図である。
【図19】図18に示した発泡液吐出装置の蓄氷部の氷
解過程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 樽 2 炭酸ガスボンベ 3 冷却装置 4 冷却コイル 5 バルブ 6 ジョッキ 11 水槽 11a 湾曲凹部 12 冷却水 13 蓄氷部 14 蒸発管 15 攪拌翼 16 モータ 16a 回転軸 30 流路形成部材 F1 第1の流れ F2 第2の流れ
フロントページの続き (72)発明者 太田 春夫 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 山下 智弘 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 塚本 直史 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3E082 AA04 BB03 CC01 EE03 4B017 LP14 LP18 LT02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内の冷却水と熱交換させることによ
    り管内の飲料を冷却する飲料配管と、 前記冷却水を攪拌する攪拌翼と、 前記冷却水を冷却し蓄氷部を形成する冷却手段と、 を少なくとも備えた発泡液吐出装置において、 前記蓄氷部外側面と前記水槽内壁面との間に形成される
    隙間部に前記冷却水を流して当該水槽内に当該冷却水を
    循環させるために、当該蓄氷部の底部と当該水槽の底部
    との間に隙間部を形成して当該冷却水の流路を確保する
    流路形成部材を設けたことを特徴とする発泡液吐出装
    置。
  2. 【請求項2】 流路形成部材を断熱材により形成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の発泡液吐出装置。
  3. 【請求項3】 水槽内の冷却水と熱交換させることによ
    り管内の飲料を冷却する飲料配管と、 前記冷却水を攪拌する攪拌翼と、 前記冷却水を冷却し蓄氷部を形成する冷却手段と、 を少なくとも備えた発泡液吐出装置において、 前記飲料配管を前記水槽の深さ方向を長手方向としたコ
    イル状に配設するとともに、前記冷却手段を当該飲料配
    管の外周囲に位置するように配設し、 前記攪拌翼をその回転軸が前記飲料配管全体の中心軸と
    一致するように前記水槽の底部近傍に配置し、 前記攪拌翼による前記冷却水の下降流を前記蓄氷部内周
    面に沿った上昇流とするために、前記水槽底部に湾曲凹
    部を設けたことを特徴とする発泡液吐出装置。
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JP2010144967A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Hoshizaki Electric Co Ltd 飲料水ディスペンサー

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