JP2000007098A - 飲料用ディスペンサー - Google Patents

飲料用ディスペンサー

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JP2000007098A
JP2000007098A JP17021098A JP17021098A JP2000007098A JP 2000007098 A JP2000007098 A JP 2000007098A JP 17021098 A JP17021098 A JP 17021098A JP 17021098 A JP17021098 A JP 17021098A JP 2000007098 A JP2000007098 A JP 2000007098A
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JP
Japan
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beverage
cooling
pipe
dispenser
beer
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JP17021098A
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English (en)
Inventor
Tomofumi Watanabe
奉文 渡辺
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Watanabe KK
Original Assignee
Watanabe KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料と冷却水との熱交換効率が高く、コンパ
クトな構成で冷却能力の大きい飲料用ディスペンサーを
提供する。 【解決手段】 冷却水槽内に飲料用冷却管を配設し、飲
料を収容した飲料容器から取り出した飲料を飲料用冷却
管に通して飲料供給口に送給するようにした飲料用ディ
スペンサーにおいて、飲料用冷却管をチタン管22又は
ニッケル管にて構成するとともに、その内面又は外面又
は内外両面に一体加工で螺旋溝23やスプライン溝など
の凹凸を形成し、飲料用冷却管の伝熱面積を大きくし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビールや各種炭酸
飲料やその他の清涼飲料水を冷却して供給する飲料用デ
ィスペンサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばビールディスペンサーにお
いては、炭酸ガスボンベの炭酸ガス圧を利用して常温中
に置かれたビール樽からビールを送給し、そのビールを
冷却水中に埋没配管された飲料用冷却コイル管を通過さ
せ、この飲料用冷却コイル管を介して冷却水と熱交換さ
せて4〜8℃程度の最適な温度に冷却し、ビールコック
から流出させてジョッキに注ぐように構成されている。
【0003】そして、上記飲料用冷却コイル管には、図
5に示すように、食品衛生上及び加工性等の観点からス
テンレス材を基材とした内外面ともに平滑なステンレス
管31が一般に用いられ、冷却水30中に埋没配管され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では飲料用冷却コイル管に内外面ともに平滑面のス
テンレス管31を用いているために伝熱面積の増大に限
界があり、また熱伝導性の悪いステンレス材を基材とし
ているために、飲料用冷却コイル管の熱交換効率が悪
く、その結果多数のジョッキに連続的にビールを注ぐ場
合でも、良く冷えたビールを注げるような所要の冷却能
力を得るためには装置を大型化せざるを得ないという問
題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、飲料
と冷却水との熱交換効率が高く、コンパクトな構成で冷
却能力の大きい飲料用ディスペンサーを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の飲料用ディスペ
ンサーは、冷却水槽内に飲料用冷却管を配設し、飲料を
収容した飲料容器から取り出した飲料を飲料用冷却管に
通して飲料供給口に送給するようにした飲料用ディスペ
ンサーにおいて、飲料用冷却管をチタン管又はニッケル
管にて構成するとともに、その内面又は外面又は内外両
面に一体加工で凹凸を形成したものであり、飲料用冷却
管が食品衛生上問題がなくかつステンレス材に比して熱
伝導性の良いチタン管又はニッケル管からなり、しかも
その内面又は外面又は内外両面に形成した凹凸によって
伝熱面積が増加することによって、飲料用冷却管の熱交
換効率が向上し、コンパクトな構成で高い冷却能力を得
ることができる。
【0007】また、上記凹凸を螺旋溝又はスプライン溝
にて構成すると、凹凸を有する飲料用冷却管を効率的に
製作することができ、かつその凹凸を内面に形成した場
合にも飲料の流れに乱れを生じて飲料を攪拌するような
ことが少なく、飲料の品質が低下することもない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をビールディスペン
サーに適用した一実施形態について、図1〜図3を参照
して説明する。
【0009】図1(a)において、1はビールディスペ
ンサーで、その前面上部に飲料供給口であるビールコッ
ク2が配設され、下部にジョッキ受け3と排水トレイ4
が配設されている。また、図1(b)に示すように、内
部には冷却水槽5と、冷却水槽5内の冷却水を冷却する
ための冷却ユニット6とが配設され、冷却水槽5内には
冷却水が収容されるとともに、飲料用冷却管コイル7
と、冷却水を攪拌するアジテータ8と、冷却ユニット6
の冷媒を通して冷却水を冷却する冷媒管コイル9(図2
参照)とが配設されている。
【0010】また、図1(b)において、ジョッキ受け
3下部には、飲料用冷却管コイル7の下端に連通するビ
ール送給口10が配設されている。11は冷却水槽5の
オーバーフローホース、12はドレンホースである。
【0011】ビールディスペンサー1の機構的な構成を
示す図2において、13はビール樽で、その上端に設け
られたディスペンスヘッド14に炭酸ガスボンベ15か
ら炭酸ガス圧が供給され、ディスペンスヘッド14とビ
ール送給口10がビール送給管16にて接続されてい
る。15aは、炭酸ガス圧を調整する減圧弁である。
【0012】冷却ユニット6は、コンプレッサ17と凝
縮器18とその空冷用ファン18aを備え、そのコンプ
レッサ17と、凝縮器18と、ストレーナ19と、膨張
弁としてのキャピラリチューブ20と、冷媒管コイル9
と、ヘッダ21をこの順に接続して冷凍サイクルが構成
されている。
【0013】飲料用冷却管コイル7は、図3に示すよう
に、耐蝕性が高く、食品衛生上問題のないチタン管22
にて構成され、かつその外面に螺旋溝23が形成されて
いる。具体例を示すと、外径が6mm、肉厚が0.4m
mのチタン薄肉溶接管からなるチタン管22の外面に、
溝幅0.1mm、溝深さ0.1mm、螺旋ピッチ1.5
mmの螺旋溝23が形成されている。
【0014】また、冷媒管コイル9には熱伝導率の良い
銅管が用いられており、この冷媒管コイル9において
は、図示は省略するが、その内面にスプライン溝が形成
され、冷媒と冷却水の熱交換が効率的に行われるように
構成されている。
【0015】以上の構成によれば、飲料用冷却管コイル
7が、食品衛生上問題がなくかつステンレス材に比して
熱伝導性の良いチタン管22にて構成され、しかもその
外面に一体加工で形成された螺旋溝23によって伝熱面
積が大幅に増加していることによって、飲料用冷却管コ
イル7の熱交換効率が向上し、コンパクトな構成で高い
冷却能力を得ることができる。
【0016】具体例を示すと、従来例では外気温度、即
ちビール樽13の温度が25℃のときにジョッキに連続
してビールを注いだ場合、最初ビールの温度が4℃程度
であったものが、6杯目ではほぼ8℃まで上昇し、7杯
目以後は8℃よりも高くなって適正な温度範囲を越えて
しまったが、本実施形態では同一仕様のビールディスペ
ンサー1において30杯以上のジョッキに連続的にビー
ルを注いだ状態でも、ビールの温度は7℃程度に納ま
り、適正な温度範囲を維持できた。
【0017】また、本実施形態では、チタン管22の伝
熱面積を増加させるための凹凸を形成するのに外面に螺
旋溝23を形成しているので、チタン管22の製造工程
中で効率的に製作することができる。また、飲料用冷却
管コイル7の内面は平滑であるため、ビールがその中を
流れるときに流れに乱れを生じてビールを攪拌するよう
なことがなく、その品質が低下することもない。
【0018】特に、本実施形態のように冷媒管コイル9
の内面にスプライン溝などの凹凸を形成し、飲料用冷却
管コイル7の外面に螺旋溝23などの凹凸を形成する
と、冷媒配管の外面に凹凸がないので配管作業に悪影響
を与えることなく効率的に冷却水を冷却することがで
き、かつ上記のようにその冷却水とビールが効率的に冷
却されるとともにビールが飲料用冷却管コイル7を通過
する間に攪拌されずに円滑に流れて品質が低下しないた
め、連続的にビールを供給しても良く冷えた品質の良い
飲料を供給できる。
【0019】上記実施形態では、飲料用冷却管にチタン
管を用いた例を示したが、ニッケル管を用いても同様の
効果が得られる。
【0020】また、上記実施形態では、チタン管22や
ニッケル管の外面に螺旋溝23を形成した例を示した
が、図4に示すように、チタン管22やニッケル管の内
面に螺旋溝24を形成してもよい。さらに、図示は省略
するが、チタン管22やニッケル管の内外両面に螺旋溝
23、24を形成してもよいことはいうまでもない。
【0021】また、以上の説明では飲料用冷却管コイル
7の外面又は内面又は内外両面に螺旋溝23、24を形
成した例を示したが、要するに飲料用冷却管コイル7の
外面又は内面又は内外両面に凹凸を形成して伝熱面積を
大きくすればよく、螺旋溝23、24に変えて複数本の
軸芯方向のスプライン溝を形成しても良い。そして、こ
れら螺旋溝やスプライン溝によって凹凸を形成すると、
管製造工程で効率的にあまりコスト高になることなく加
工できる。
【0022】
【発明の効果】本発明の飲料用ディスペンサーによれ
ば、以上のように飲料用冷却管をチタン又はニッケルに
て構成するとともに、その内面又は外面又は内外両面に
一体加工で凹凸を形成したので、飲料用冷却管が食品衛
生上問題がなくかつステンレス材に比して熱伝導性の良
いチタン又はニッケルからなり、しかもその内面又は外
面又は内外両面に形成した凹凸によって伝熱面積が増加
することによって、飲料用冷却管の熱交換効率が向上
し、コンパクトな構成で高い冷却能力を得ることができ
る。
【0023】また、上記凹凸を螺旋溝やスプライン溝に
て構成すると、凹凸を有する飲料用冷却管を効率的に製
作することができ、かつその凹凸を内面に形成した場合
にも飲料の流れに乱れを生じて飲料を攪拌するようなこ
ともなく、飲料の品質が低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のビールディスペンサーを
示し、(a)は外観斜視図、(b)は外カバーの一部を
破断して内部構造を露出した外観斜視図である。
【図2】同実施形態のビールディスペンサーの機構的な
構成図である。
【図3】同実施形態の飲料用冷却管の断面図である。
【図4】他の実施形態の飲料用冷却管の断面図である。
【図5】従来例のビールディスペンサーにおける飲料用
冷却管の断面図である。
【符号の説明】
1 ビールディスペンサー 2 ビールコック(飲料供給口) 5 冷却水槽 7 飲料用冷却管コイル 13 ビール樽(飲料容器) 22 チタン管 23 螺旋溝 24 螺旋溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水槽内に飲料用冷却管を配設し、飲
    料を収容した飲料容器から取り出した飲料を飲料用冷却
    管に通して飲料供給口に送給するようにした飲料用ディ
    スペンサーにおいて、飲料用冷却管をチタン管又はニッ
    ケル管にて構成するとともに、その内面又は外面又は内
    外両面に一体加工で凹凸を形成したことを特徴とする飲
    料用ディスペンサー。
  2. 【請求項2】 凹凸は螺旋溝又はスプライン溝であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の飲料用ディスペンサー。
JP17021098A 1998-06-17 1998-06-17 飲料用ディスペンサー Pending JP2000007098A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100555216B1 (ko) * 2005-08-23 2006-03-03 김진태 생맥주 판매 장치
KR101613668B1 (ko) * 2015-04-28 2016-04-29 주식회사 케이유신소재 연속주조용 냉각장치
JP2019006449A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 アサヒビール株式会社 飲料サーバ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100555216B1 (ko) * 2005-08-23 2006-03-03 김진태 생맥주 판매 장치
KR101613668B1 (ko) * 2015-04-28 2016-04-29 주식회사 케이유신소재 연속주조용 냉각장치
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