JPH07300197A - ディスペンサ - Google Patents

ディスペンサ

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Publication number
JPH07300197A
JPH07300197A JP7051592A JP5159295A JPH07300197A JP H07300197 A JPH07300197 A JP H07300197A JP 7051592 A JP7051592 A JP 7051592A JP 5159295 A JP5159295 A JP 5159295A JP H07300197 A JPH07300197 A JP H07300197A
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JP
Japan
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tube
beverage
cooling
cooling chamber
dispenser
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Application number
JP7051592A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshigiwa
洋 吉際
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Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
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Filing date
Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D1/00Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
    • B67D1/08Details
    • B67D1/0857Cooling arrangements
    • B67D1/0858Cooling arrangements using compression systems
    • B67D1/0861Cooling arrangements using compression systems the evaporator acting through an intermediate heat transfer means
    • B67D1/0864Cooling arrangements using compression systems the evaporator acting through an intermediate heat transfer means in the form of a cooling bath
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D1/00Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
    • B67D1/04Apparatus utilising compressed air or other gas acting directly or indirectly on beverages in storage containers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D2210/00Indexing scheme relating to aspects and details of apparatus or devices for dispensing beverages on draught or for controlling flow of liquids under gravity from storage containers for dispensing purposes
    • B67D2210/00028Constructional details
    • B67D2210/00128Constructional details relating to outdoor use; movable; portable
    • B67D2210/00133Constructional details relating to outdoor use; movable; portable wheeled

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冷却用チューブの長さを長くすることなく冷
却能力を高めることができるとともに冷却用チューブの
洗浄の際に廃棄する飲料の量を少なくすることができる
瞬間冷却式ディスペンサ、および、あらかじめ冷却して
おいた飲料用容器が空になった場合であってもすぐに適
温の飲料を供給することのできる容器冷蔵式のディスペ
ンサを提供する。 【構成】 生ビール樽Tとタップ14とを接続して生ビ
ール樽Tから押し出された生ビールをタップ14,68
に供給するチューブ13が冷却室10A,61内を通過
するように配置され、この冷却室10A内においてチュ
ーブ内を通過する生ビールとの間で熱交換を行うための
フィン13またはディンプルがチューブの外周面に形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、飲料用容器から供給
される生ビール等の飲料を冷却してグラス等に注出する
ディスペンサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のディスペンサとしては、一般
に、飲料用容器から供給される飲料をディスペンサ内冷
却水槽中の冷却コイルを通過させることによって冷却す
る瞬間冷却式のディスペンサと、飲料を飲料用容器ごと
冷却して注出する容器冷蔵式のディスペンサの二つのタ
イプのディスペンサが知られている。
【0003】図12は、上記二つのタイプのディスペン
サの内、瞬間冷却式の従来のディスペンサを示すもので
あって、ディスペンサ1のケーシング1A内に螺旋状の
冷却コイル2が収容され、冷却コイル2の一端がケーシ
ング1Aの側壁に取り付けられたコック3に接続されて
いる。また、ケーシング1A内には冷却水が充填されて
いて、冷媒コイル4内を循環する冷媒により冷却される
ようになっている。また、冷媒コイル4の外面には循環
する冷媒により氷が形成され、畜冷が行われるようにな
っている。なお、図12中の5は、モータ6によって回
転されて冷却水をケーシング1A内において循環させる
攪拌翼であり、7は冷媒の圧縮,冷却および循環を行う
コンデンサ・ユニットである。
【0004】そして、冷却コイル2の他端には、生ビー
ル等の飲料が充填された飲料用容器である樽8が接続さ
れ、樽8に接続された炭酸ガス・ボンベ9のガス圧力に
よって、樽8から供給される飲料が、冷却コイル2内を
通過した後、コック3から注出される。この飲料が冷却
コイル2内を通過する際、冷却水との熱交換によって冷
却される。
【0005】また容器冷蔵式のディスペンサは、冷却室
内に飲料用容器である樽やタンクごと飲料を収容して、
あらかじめ飲料を飲料用容器ごと冷却しておき、この冷
却された飲料を炭酸ガスの圧力によってタップから注出
するようになっているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の瞬間冷却式ディスペンサは、室内温度の飲
料を、この飲料が冷却コイルを通過する間の短時間に冷
却する方式であるため、例えば夏場のように外気温度が
高く飲料の温度が高くなっている場合や、飲料の需要の
ピーク時において飲料が連続的に注出される場合等に
は、十分に飲料の冷却を行うことが出来ない。その結
果、適温よりも温度の高い飲料が注出されたり、また、
生ビールの場合には、泡の量が多すぎてしまうという問
題を有している。
【0007】また、従来の瞬間冷却式ディスペンサは、
冷却能力を高めるために、冷却コイルの長さを長く(例
えば10m以上)して、飲料と冷却水との熱交換面積が
大きくなるようにするとともに、飲料が冷却コイルを通
過する時間が長くなるようにしている。しかしながら、
このように冷却コイルの長さを長くすることによって、
冷却コイルの配管抵抗が大きくなり、飲料の注出速度が
遅くなって、飲料の需要のピーク時に対応できないとい
う問題を有している。
【0008】さらに、ビール品質を保持するため、一般
に、ディスペンサは、定期的に冷却コイル内部の洗浄を
行うことが不可欠であるが、冷却コイルの長さが長い
と、その内部容積が大きくなり、洗浄の際に、多量の飲
料を廃棄しなければならない。このため、洗浄を怠る飲
料店が多く、品質管理の点で問題になっている。
【0009】一方、容器冷蔵式のディスペンサは、冷却
室内に飲料用容器である樽やタンクを収容して飲料を飲
料用容器ごとあらかじめ冷却しておくものであり、飲料
容器の冷却は冷却室内の冷気によって行われるので、冷
却効率が悪く、飲料用容器の交換時に常温で保管されて
いた飲料用樽を適温まで冷却しようとすると、使用の数
時間からときには数十時間も前から飲料用容器を冷却室
内に入れておかなければならない。このため、この容器
冷蔵式のディスペンサが、例えばビアホール等において
使用されている場合に、予想以上の来客により営業時間
内に冷却室内の生ビール樽が空になってしまったときに
は、冷却室内の生ビール樽を入れ替えて冷却を行って
も、もはや営業時間内に適温の生ビールを供給すること
はできないという問題を有している。
【0010】この発明は、上記従来のディスペンサが有
する問題点を解決するためになされたものである。すな
わち、この発明は、冷却用チューブの長さを長くするこ
となく、また注出速度を落とすことなく冷却能力を高め
ることができるとともに冷却用チューブの洗浄の際に廃
棄する飲料の量を少なくすることができる瞬間冷却式デ
ィスペンサ、および、あらかじめ冷却しておいた飲料用
容器が空になった場合であってもすぐに適温の飲料を供
給することのできる容器冷蔵式のディスペンサを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、炭酸ガスの圧力によって飲料用容器
(樽およびタンクを含む)内の飲料を押し出すことによ
りタップから冷却された飲料を注出するディスペンサに
おいて、飲料用容器とタップとを接続して飲料用容器か
ら押し出された飲料をタップに供給するチューブが冷却
室内を通過するように配置され、この冷却室内において
チューブ内を通過する飲料との間で熱交換を行うための
突起物がチューブの外周面に形成されていることを特徴
としている。
【0012】第2の発明は、上記第1の発明において、
チューブの外周面に形成された突起物がフィンであるこ
とを特徴としている。第3の発明は、上記第2の発明に
おいて、フィンが、チューブの外周面に螺旋状に巻き付
けられた板状のフィンであることを特徴としている。
【0013】第4の発明は、上記第2の発明において、
フィンが、チューブの外周面にこのチューブの軸線と同
軸でかつ互いに平行になるように設けられた複数の円盤
状のフィンであることを特徴としている。
【0014】第5の発明は、上記第2の発明において、
フィンが、チューブの軸方向に沿って延びチューブの外
周面から放射状に突出する複数の板状のフィンであるこ
とを特徴としている。
【0015】第6の発明は、上記第1の発明において、
突起物が、それぞれチューブの外周面から放射状に突出
する複数の棒状の突起であることを特徴としている。第
7の発明は、炭酸ガスの圧力によって飲料用容器内の飲
料を押し出すことによりタップから冷却された飲料を注
出するディスペンサにおいて、飲料用容器とタップとを
接続して飲料用容器から押し出された飲料をタップに供
給するチューブが冷却室内を通過するように配置され、
この冷却室内においてチューブ内を通過する飲料との間
で熱交換を行うための複数個のディンプルがチューブの
外周面に形成されていることを特徴としている。
【0016】第8の発明は、上記第1または7の発明に
おいて、冷却室がケーシング内に冷却水を充填された冷
却室であり、飲料用容器から注出された飲料が冷却室内
に位置するチューブ内を通過する間に、チューブ内の飲
料とケーシング内の冷却水との間で熱交換が行われるこ
とを特徴としている。
【0017】第9の発明は、上記第1または7の発明に
おいて、冷却室が飲料用容器を収容してこの飲料用容器
を冷気によって冷却する冷却室であり、飲料用容器から
注出された飲料が冷却室内に位置するチューブ内を通過
する間に、チューブ内の飲料と冷却室内の冷気との間で
熱交換が行われることを特徴としている。
【0018】第10の発明は、上記第9の発明におい
て、冷却室内に冷気の吹出し口が設けられ、冷却室内に
おいてチューブが冷気の吹出し口の前方部を通過するよ
うに配置されていることを特徴としている。
【0019】第11の発明は、上記第10の発明におい
て、冷却室の冷気の吹出し口の前方部を通過するチュー
ブが蛇行していることを特徴としている。第12の発明
は、上記第11の発明において、蛇行するチューブを含
む面が冷気の吹出し口に対し平行になっていることを特
徴としている。
【0020】
【作用】上記第1の発明によるディスペンサは、炭酸ガ
スの圧力によって飲料用容器内から押し出された飲料
は、飲料用容器とタップとを接続するチューブを通って
タップから注出される。そして、この飲料が冷却室内に
位置するチューブ内を通過する際に、この冷却室内にお
いてチューブ内の飲料と冷却室内の冷却媒体との間で熱
交換が行われ、チューブ内の飲料が冷却される。このと
き、熱交換は冷却室内に位置するチューブの外周面を介
して行われるが、このチューブの外周面の熱交換面積
が、チューブの外周面に設けられた突起物の分だけ拡大
されており、これによって、突起物が設けられていない
同じ長さのチューブを使用した場合に比べて、冷却室内
の冷却媒体とチューブ内の飲料との間の熱交換が増大さ
れる。また、突起物が設けられていないチューブを使用
した場合と同じ冷却能力を得ようとした場合、チューブ
の長さを突起物が設けられていないチューブよりも短く
することができる。
【0021】第2の発明によるディスペンサは、チュー
ブの外周面に形成されたフィンによって、チューブ表面
の熱交換面積が拡大される。第3の発明によるディスペ
ンサは、チューブの外周面に螺旋状に巻き付けられた板
状のフィンによってチューブ表面の熱交換面積が拡大さ
れ、さらに、この螺旋状のフィンに沿って冷却媒体が循
環する。
【0022】第4の発明によるディスペンサは、チュー
ブの外周面に設けられた複数の円盤状のフィンによって
チューブ表面の熱交換面積が拡大され、さらに、この円
盤状フィンの外面に沿って冷却媒体が回り込んで滞留す
ることがない。
【0023】第5の発明によるディスペンサは、チュー
ブの外周面に設けられた複数の板状のフィンによってチ
ューブ表面の熱交換面積が拡大され、さらに、冷却媒体
が板状のフィンによって案内されて、チューブの軸線方
向に沿って流通される。
【0024】第6の発明によるディスペンサは、チュー
ブの外周面から放射状に突出するように形成された複数
の棒状の突起によってチューブ表面の熱交換面積が拡大
され、さらに、チューブ表面の熱伝達面が小さく分割さ
れていることによって、チューブ表面における温度境界
層の成長が抑えられる。
【0025】第7の発明によるディスペンサは、チュー
ブの外周面に形成された複数個のディンプルによって、
チューブ表面がその径方向外方に突出することなく、熱
交換面積が拡大される。
【0026】第8の発明によるディスペンサは、飲料用
容器から注出された飲料が冷却室内に位置するチューブ
内を通過する間に、チューブの表面およびこのチューブ
の表面に形成された突起物またはディンプルを介して、
チューブ内の飲料とケーシング内の冷却水との間で熱交
換が行われて、瞬間冷却された飲料がタップに供給され
る。
【0027】第9の発明によるディスペンサは、冷却室
内に収納された飲料用容器から注出された飲料が冷却室
内に位置するチューブ内を通過する間に、チューブの表
面およびこのチューブの表面に形成された突起物または
ディンプルを介して、チューブ内の飲料と冷却室内の冷
気との間で熱交換が行われて、冷却された飲料がタップ
に供給される。
【0028】第10の発明によるディスペンサは、冷却
室の冷気吹出し口の前方部を通過するチューブに吹出し
口から冷気が吹き付けられて、チューブ内の飲料との間
で熱交換が行われる。
【0029】第11の発明によるディスペンサは、冷却
室の冷気吹出し口の前方部においてチューブが蛇行し
て、冷気吹出し口の前方部に位置するチューブの長さが
延長される。
【0030】第12の発明によるディスペンサは、冷却
室の冷気吹出し口の前方部において蛇行するチューブを
含む面が、冷気の吹出し口に対し平行になっていて、吹
出し口から吹き出される冷気とチューブとの接触面積が
最大になっている。
【0031】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明による瞬間冷却式のディスペ
ンサの実施例を示す断面図である。
【0032】この図1において、ディスペンサ10のケ
ーシング10A内に、螺旋上に巻かれた冷媒コイル11
がその軸線を垂直向きにして収容されている。そして、
この冷媒コイル11の端部がそれぞれコンデンサ・ユニ
ット12の吸引口および吐出口に接続されていて、コン
デンサ・ユニット12により冷却された冷媒(例えばフ
ロン)が、冷媒コイル11内を循環するようになってい
る。
【0033】この螺旋状に巻かれた冷媒コイル11の内
側に、冷媒コイル11よりも小さな径となるように螺旋
状に巻かれた冷却コイル13が、冷媒コイル11と同軸
になるように配置してある。そして、冷却コイル13の
一端は、ケーシング10Aの側壁に取り付けられたコッ
ク14に接続され、他端は、飲料の供給口10Bに接続
されている。
【0034】また、ケーシング10A内には冷却水が充
填され、モータ15によって回転される攪拌翼16によ
って、ケーシング10A内を矢印Xで示す方向に循環さ
れるようになっている。
【0035】冷却コイル13は、図2に示されるよう
に、内部を冷媒が通過するチューブ13Aの外周面に、
チューブ13Aの軸線を中心にして巻き付けられるよう
に固定された螺旋状のフィン13Bを有している。この
フィン13Bは、切削,鍛造または溶接等、何れの方法
によって形成されても良いが、チューブ13Aとフィン
13Bとの間の熱伝導が確実に行われるよう、チューブ
13Aとフィン13Bとが一体になっているかまたは密
着されている必要がある。
【0036】上記ディスペンサ10は、コンデンサ・ユ
ニット12の駆動により、冷媒が冷媒コイル11内を循
環される。これによって、冷媒コイル11の周囲に氷W
が形成され、この氷Wによって冷却水が冷却される。そ
して、モータ15によって駆動される攪拌翼16によっ
て、冷却水が、冷却コイル13の間を矢印Xの方向に循
環される。
【0037】供給口10Bに供給される図示しない飲料
樽からの飲料は、冷却コイル13のチューブ13A内を
通ってコック14から注出され、グラス等に注がれる。
この飲料が冷却コイル13内を通過する間に、冷却水と
の間で熱交換が行われ、飲料の冷却が行われる。
【0038】冷却コイル13は、冷却水との間で熱交換
を行う熱交換面積が、フィン13Bの分だけ拡大されて
おり、これによって、フィンを有しない同じ長さの冷却
コイルを使用した場合に比べて、冷却水と冷却コイル1
3内の飲料との間の熱交換が増大される。また、フィン
を有しない冷却コイルを使用した場合と同じ冷却能力を
得ようとした場合、冷却コイル13の長さがフィンを有
しない冷却コイルよりも短くて済む。
【0039】フィン13Bを螺旋状にしたのは、次の理
由による。固体壁と流体間において熱交換を行う場合、
固体壁表面に温度境界層が形成され、この温度境界層に
よって固体壁と流体間の熱交換が妨げられる。これは、
この温度境界層が、固体壁表面において、流体の温度が
固体壁の表面温度まで急激に変化する部分であり、温度
境界層が厚いほど、この温度境界層が温度の絶縁体とな
って固体壁と流体との間の熱交換が少なくなり、固体壁
の温度と流体の温度とが一致するのが妨げられるからで
ある。この温度境界層は、固体壁の表面を流れる流体の
速度(固体壁と流体との間の相対速度)が小さいほど厚
くなる。
【0040】ケーシング10A内における冷却水は、図
1の矢印Xの方向に循環されるが、フィン13Bを螺旋
状に形成することにより、フィン13Bの全ての面に亘
って冷却水が流れるようになり、冷却コイル周囲を取り
巻く温度境界層の形成が、最小限に抑えられる。すなわ
ち、フィン13Bが螺旋状であることにより、冷却水の
流れに対してフィン13Aの影になる部分が少なく、ま
た、冷却水がフィン13Bの曲面に沿って回り込むた
め、冷却水が滞留する部分が少なく、温度境界層の成長
が抑えられる。したがって、フィン13Bの表面全部に
亘って十分な熱交換が行われ、高い熱伝達率を得ること
が出来るからである。
【0041】また、フィン13Bが螺旋状に形成される
ことによって、冷却コイルの外周面に突起物が形成され
ることによる冷却水の流れへの障害が最小限に抑えら
れ、これによっても高い熱伝達率を維持することが出来
る。
【0042】図3は、フィン付きの冷却コイルと、これ
と同じ長さのフィンの付いていない冷却コイルとについ
て連続注出試験を行った結果を示している。この連続注
出試験とは、冷却コイルで冷却しながら連続的に飲料を
注出する場合に、飲料の注出量と飲料の温度の経時的変
化を調べる試験である。
【0043】この連続注出試験に使用した冷却コイルの
仕様は、以下の通りである。 フィン付きコイルA チューブ寸法:φ8×5×14(m) チューブ材質:SUS304 フィン寸法:幅5mm,ピッチ5mm(螺旋状巻付け) フィン材質:鉄 フィン付きコイルB チューブ寸法:φ8×5×14(m) チューブ材質:SUS304 そして、連続注出試験の方法は、以下の通りである。 (1) 30℃の恒温室内にサーバを設置し、着氷させた。 (2) 30℃の水を入れた樽を用意し、φ10×5×2.
5(m)のビール・ホースによって、樽と連結した。 (3) 樽に3kgf/cm2 の圧力をかけ、連続注出を行い、サ
ーバ出口における注出温度 と注出量を測定した。
【0044】上記連続注出試験において、注出温度5℃
の時点での注出量が、図3から分かるように、フィン付
きコイルAの場合が38.27kgであり、フィン無しコ
イルBの場合が15.72kgである。この結果、フィン
付きコイルAの方がフィン無しコイルBに比べて、格段
にその冷却能力が向上していることが分かる。
【0045】図4は、冷却コイルをディスペンサに収納
する場合の他の実施例を示しており、図1の実施例の冷
却コイル13が一重に巻かれているのに対し、この実施
例における冷却コイル13′は、二重に巻かれた形状に
なっている。フィンの形状および取付け方法については
図1および2の場合と同様である。
【0046】図4の実施例における冷却コイル13′
は、二重に巻かれていることによって、長さが同じコイ
ルでも全体の外径寸法Lを小さくでき、ディスペンサの
小型化に寄与できる。
【0047】図5は、冷却コイルの他の実施例を示して
いる。この実施例における冷却コイル23は、チューブ
23Aの外周面に、多数の突起23Bが立設されてい
る。この冷却コイル23は、図2の冷却コイル13と同
様に、突起23Bにより熱交換面積が拡大されることに
よって、チューブ23A内を通過する流体と、チューブ
23Aの外側の流体との間の熱交換が促進される。
【0048】また、この冷却コイル23は、温度境界層
の形成を抑えることが出来る。すなわち、温度境界層
は、図6(a) に示すように、流体の流れに対して上流側
から下流側にいくほどその厚さが成長する性質を有して
いる。図中、vが温度境界層であり、wがフィンであ
る。このため、同じ熱交換面積であっても、図6(b) に
示すように、小さな面積w′に分割したほうが、温度境
界層v′の成長が小さくて済む。冷却コイル23によれ
ば、突起23Bにより、伝熱面が小さく分割されるの
で、温度境界層の成長がほとんど無く、熱交換が促進さ
れる。
【0049】図7は、冷却コイルのさらに他の実施例を
示している。この実施例における冷却コイル33は、チ
ューブ33Aの外周面に、多数の円盤状のフィン33B
が形成されている。
【0050】この冷却コイル33は、図2の冷却コイル
13と同様に、円盤状フィン33Bにより熱交換面積が
拡大されることによって、チューブ33A内を通過する
流体と、チューブ33Aの外側の流体との間の熱交換が
促進される。また、冷却コイル13の場合と同様に、冷
却水の流れに対して円盤状フィン33Bの影になる部分
が少なく、そして、冷却水が円盤状フィン33Bの外面
に沿って回り込むため、冷却水が滞留する部分が少な
く、温度境界層の成長が抑えられ、高い熱伝達効率を得
ることが出来る。さらに、この冷却コイル33は、チュ
ーブ33Aと円盤状フィン33Bとを一体成形する場合
に、その制作が容易である。
【0051】図8は、冷却コイルのさらに他の実施例を
示している。この実施例における冷却コイル43は、チ
ューブ43Aの外周面に、このチューブ43Aの軸方向
に沿って延びチューブ43Aの外周面から放射状に突出
するように、複数のフィン43Bが固定されている。
【0052】この冷却コイル43は、図2の冷却コイル
13と同様に、フィン43Bにより熱交換面積が拡大さ
れることによって、チューブ43A内を通過する流体
と、チューブ43Aの外側の流体との間の熱交換が促進
される。そして、この冷却コイル43は、フィン43B
によってチューブ43Aの軸線方向に沿って冷却水の流
れが形成されることにより、熱交換が促進させる。
【0053】図9は、冷却コイルのさらに他の実施例を
示している。この実施例における冷却コイル53は、チ
ューブ53Aの外周面に多数のディンプル53Aが形成
されている。
【0054】この冷却コイル53は、ディンプル53B
によってチューブ53Aの外周面の熱交換面積が拡大さ
れ、これによって、チューブ53A内を通過する流体
と、チューブ53Aの外側の流体との間の熱交換が促進
される。そして、この冷却コイル53は、前述した各実
施例の冷却コイルに比べて、チューブの外周面に突起物
がないので、設置スペースを小さくすることが出来る。
【0055】上記冷却コイル23,33,34,44お
よび54は、ディスペンサのケーシング内に設置する際
に、図1のように一重に巻いた形状にしても良く、また
図4の場合と同様に二重に巻いた形状にして、設置スペ
ースを小さくするようにしても良い。
【0056】螺旋状フィン13B,突起23B,円盤状
フィン33Bおよびフィン43Bの材質については、銅
等の熱伝導率の高い材質を使用することが好ましい。図
10および11は、この発明による容器冷蔵式のディス
ペンサの実施例を示している。
【0057】この図10および11において、ディスペ
ンサ60は、飲料用容器である生ビール樽Tを収容して
この生ビール樽Tに充填された生ビールを生ビール樽T
ごと冷却する冷蔵部60Aと、この冷蔵部60Aの上面
上に設けられた取付け台60Bの二つの部分から構成さ
れている。
【0058】冷蔵部60Aの内部には、回りを断熱材6
0aによって囲まれた冷却室61が形成されており、こ
の冷却室61内に扉61bを開けて生ビール樽Tを収容
するようになっている。
【0059】冷却室61の天井部には冷却機62が取付
けられ、この冷却機62には、取付け台60B内に設置
されたコンプレッサ部63から冷媒が管64を通って循
環されるようになっている。そして、ファン65によっ
て発生される冷風が冷気吹出し口62Aから冷却室61
内に吹き出されて、冷却室61内を冷却するようになっ
ている。
【0060】冷却室61内に収容された生ビール樽Tの
スピアバルブには、ディスペンスヘッド66が連結され
るようになっている。このディスペンスヘッド66は、
ディスペンサ60の外部の炭酸ガスボンベBに接続さ
れ、さらにチューブ67によって取付け台60Bに取付
けられたタップ68に接続されていて、炭酸ガスボンベ
Bから導入される炭酸ガスの圧力によって生ビール樽T
から押し出された生ビールが、チューブ67を通ってタ
ップ68に供給されるようになっている。
【0061】チューブ67のディスペンスヘッド66側
の端部は、所要の長さだけ冷却室61内に位置されてお
り、かつ冷却機62の冷気吹出し口62Aの前方部を通
過するように配置されている。そして、冷気吹出し口6
2Aの前方部において、図10から分るように、チュー
ブ67が蛇行しており、かつこの蛇行するチューブ67
を含む面が冷気吹出し口62Aに対して平行になってい
る。
【0062】この冷気吹出し口62Aの前方部において
蛇行するチューブ67の蛇行部分67Aには、前述した
図7に示すような、多数の円盤状のフィン67Bが形成
されている。
【0063】図11中69は、冷却機62から冷気をタ
ップ68の後部に導いてタップ68を冷却するためのダ
クトである。上記容器冷蔵式のディスペンサ60は、冷
却室61内に収容された生ビール樽Tに充填された生ビ
ールが生ビール樽Tごと冷却機62から吹き出される冷
気によって冷やされる。そして、タップ68の操作によ
り、炭酸ガスボンベBから導入される炭酸ガスの圧力に
よって生ビール樽Tから押し出された生ビールが、チュ
ーブ67を通ってタップ68からジョッキ等に注出され
る。
【0064】この生ビール注出の際に、生ビール樽Tが
充分に冷却されていない場合であっても、生ビール樽T
から押し出された生ビールが冷却室61内に位置するチ
ューブ67を通る間に、チューブ67の外表面を介して
冷却室61内の冷気との間で熱交換が行われて生ビール
が冷やされるので、タップ68からは充分に冷やされた
生ビールが注出される。
【0065】そして、特にチューブ67の蛇行部分67
Aにおいて、この蛇行部分67Aを通過する生ビールの
冷却が促進される。すなわち、この蛇行部分67Aにお
いては、蛇行部分67Aが冷気吹出し口62Aの前方部
を通過するので冷気吹出し口62Aから吹き出される冷
気がチューブ67に直接吹き付けられ、チューブが蛇行
していることにより冷気吹出し口62Aの前方部を通過
する生ビールの行程が長く、蛇行部分67Aを含む面が
冷気吹出し口62Aに対して平行になっていることによ
り冷気が吹き付けられる面積が大きく、さらに、蛇行部
分67Aにフィン67Bが取り付けられていることによ
ってチューブ67の熱交換面積がチューブのみの場合に
比べて拡大されるので、チューブ67内の生ビールと冷
気との間の熱交換効率が増大される。従って、冷却室6
1内に位置するチューブ67の部分が短くても、充分に
生ビールの冷却を行うことができる。
【0066】フィン67Bによる熱交換の態様は、図7
において説明した通りであり、チューブ67の外周面お
よびフィン67Bと冷却媒体である冷気との間で熱交換
が行われる。
【0067】フィン67Bは、図7の形状のものの他、
図2,5および8の形状のものでもよく,またフィンの
代りに図9のようなディンプルをチューブ67の外周面
に形成してもよい。それぞれの形状における熱交換の態
様は、前述した通りであり、チューブ67の外周面およ
び各フィンまたはディンプルと冷気との間で熱交換が行
われる。
【0068】冷却室61内において生ビール樽Tから押
し出された生ビールを適温まで冷却するためには、冷却
室61内に位置するチューブを長くすることも可能であ
るが、上記実施例のようにフィンまたはディンプルを設
けることによって冷却室61内に位置するチューブの長
さを短くすることが出来、これによってディスペンサの
小型化を図ることが出来るとともに、生ビール注出の際
の流路抵抗を小さくすることが出来、さらに洗浄の際に
廃棄する生ビールの量を少なくすることが出来る。
【0069】なお、上記説明においては、生ビール樽T
を収容して冷却する容器冷蔵式ディスペンサについて説
明を行ったが、容量が1Kリットルまたは500リット
ル等のような飲料用タンクを収容して冷却する大型の容
器冷蔵式ディスペンサについても、同様に構成すること
ができる。
【0070】
【発明の効果】第1の発明によるディスペンサは、冷却
室内に位置し外部の流体との間で熱交換を行うチューブ
の熱交換面積が、その外周面に設けられる突起物によっ
てチューブのみの場合に比べて拡大されるので、外部の
流体との間で熱交換が促進され、ディスペンサにおける
飲料の冷却能力が向上される。そして、このことによ
り、ディスペンサにおける飲料の冷却能力を低下させる
ことなくチューブの長さを短く出来るので、チューブの
配管抵抗を小さくして、飲料の注出速度を速めることが
出来る。さらに、チューブの長さを短く出来ることによ
って、ディスペンサの洗浄の際に、廃棄する飲料の量を
大幅に減少させることが出来、経済的であり、またディ
スペンサの洗浄が促進されて飲料の品質の維持を図るこ
とが出来る。
【0071】第2の発明によるディスペンサは、チュー
ブの外周面に設けられるフィンによって、チューブ表面
の熱交換面積を広く確保することが出来、熱交換効率が
向上される。
【0072】第3の発明によるディスペンサは、チュー
ブの外周面に螺旋状のフィンを有しているので、冷却媒
体である流体の流れに対してフィンの影になる部分が少
なくフィンのすべての面に亘って流体が流れるようにな
り、これによって高い熱伝達率を得ることが出来る。さ
らに、フィンが流体の流れの障壁になるのが最小限に抑
えられる。
【0073】第4の発明によるディスペンサは、、チュ
ーブの外周面に多数の円盤状突起を備えているので、チ
ューブと円盤状突起とを一体成形する場合に、その制作
が容易である。
【0074】第5の発明によるディスペンサは、チュー
ブの外周面に軸方向に沿って延びチューブの外周面から
放射状に突出する複数のフィンを備えているので、チュ
ーブの軸線方向に沿って流体の流れが形成され、熱交換
が促進させる。
【0075】第6の発明によるディスペンサは、熱伝達
面拡張のための突起物がチューブの外周面に設けられた
多数の突起であるために、伝熱面が小さく分割されるこ
とによって温度境界層の成長がほとんど無く、高い熱交
換率を得ることが出来る。
【0076】第7の発明によるディスペンサは、チュー
ブ外周面の熱伝達面の拡張をチューブの外周面に多数の
ディンプルを形成することによって行っているので、チ
ューブの外周面に突起物がなく、このため設置スペース
を小さくすることが出来る。
【0077】第8の発明によるディスペンサは、いわゆ
る瞬間冷却式ディスペンサにおいて、冷却水が循環され
る冷却室内におけるチューブの熱交換面積が、その外周
面に設けられる突起物またはディンプルによって拡大さ
れるので、冷却水との間で熱交換が促進されて飲料の冷
却能力を向上することが出来る。また、これによって、
ディスペンサにおける飲料の冷却能力を低下させること
なくチューブの長さを短く出来るので、チューブの配管
抵抗を小さくして、飲料の注出速度を速めることが出来
るとともに、チューブの長さを短く出来ることによっ
て、ディスペンサの洗浄の際に、廃棄する飲料の量を大
幅に減少させることが出来、経済的であり、さらにディ
スペンサの洗浄が促進されて飲料の品質の維持を図るこ
とが出来る。
【0078】第9の発明によるディスペンサは、いわゆ
る容器冷蔵式ディスペンサにおいて、飲料の注出の際
に、冷却室内の飲料用容器が充分に冷却されていない場
合であっても、飲料用容器から押し出された飲料が冷却
室内に配置されたチューブを通る間に、チューブの外表
面を介して冷却室内の冷気との間で熱交換が行われて飲
料が冷やされるので、タップからは充分に冷やされた生
ビールを注出することができる。
【0079】第10の発明によるディスペンサは、冷却
室内に位置するチューブが冷気吹出し口の前方部を通過
するように配置されているので、冷気吹出し口から吹き
出される冷気がチューブに直接吹き付けられて、チュー
ブ内を通過する飲料の冷却が促進される。
【0080】第11の発明によるディスペンサは、冷気
吹出し口の前方部を通過するチューブが蛇行しているの
で、冷気吹出し口の前方部を通過する飲料の行程が長く
なり、その分、飲料の冷却効果が増大される。
【0081】第12の発明によるディスペンサは、チュ
ーブの蛇行部分を含む面が冷気吹出し口に対して平行に
なっていることにより冷気が吹き付けられる面積が大き
くなるので、さらに飲料の冷却効果が増大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による瞬間冷却式ディスペンサの一実
施例を示す側断面図である。
【図2】同実施例におけるチューブを示す斜視図であ
る。
【図3】同実施例におけるディスペンサについて行った
連続注出試験の結果を示すグラフである。
【図4】この発明におけるチューブの形状の他の実施例
を示す側断面図である。
【図5】この発明におけるチューブの他の実施例を示す
斜視図である。
【図6】温度境界層の形成状態を示すための説明図であ
る。
【図7】この発明におけるチューブのさらに他の実施例
を示す斜視図である。
【図8】この発明におけるチューブのさらに他の実施例
を示す斜視図である。
【図9】この発明におけるチューブのさらに他の実施例
を示す斜視図である。
【図10】この発明による容器冷蔵式ディスペンサの一
実施例を示す概略斜視図である。
【図11】同実施例の側断面図である。
【図12】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
10…ディスペンサ 13,23,33,43,53…冷却コイル 13A,23A,33A,43A,53A…チューブ 13B…螺旋状フィン 14…タップ 23B…突起 33B…円盤状フィン 43B…フィン 53B…ディンプル 60…ディスペンサ 60A…冷蔵部 60B…取付け台 61…冷却室 62…冷却機 62A…冷気吹出し口 67…チューブ 67A…蛇行部分 67B…フィン 68…タップ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸ガスの圧力によって飲料用容器内の
    飲料を押し出すことによりタップから冷却された飲料を
    注出するディスペンサにおいて、 前記飲料用容器とタップとを接続して飲料用容器から押
    し出された飲料をタップに供給するチューブが冷却室内
    を通過するように配置され、この冷却室内においてチュ
    ーブ内を通過する飲料との間で熱交換を行うための突起
    物がチューブの外周面に形成されていることを特徴とす
    るディスペンサ。
  2. 【請求項2】 前記チューブの外周面に形成された突起
    物が、フィンである請求項1に記載のディスペンサ。
  3. 【請求項3】 前記フィンが、チューブの外周面に螺旋
    状に巻き付けられた板状のフィンである請求項2に記載
    のディスペンサ。
  4. 【請求項4】 前記フィンが、チューブの外周面にこの
    チューブの軸線と同軸でかつ互いに平行になるように設
    けられた複数の円盤状のフィンである請求項2に記載の
    ディスペンサ。
  5. 【請求項5】 前記フィンが、チューブの軸方向に沿っ
    て延びチューブの外周面から放射状に突出する複数の板
    状のフィンである請求項2に記載のディスペンサ。
  6. 【請求項6】 前記突起物が、それぞれチューブの外周
    面から放射状に突出する複数の棒状の突起である請求項
    1に記載のディスペンサ。
  7. 【請求項7】 炭酸ガスの圧力によって飲料用容器内の
    飲料を押し出すことによりタップから冷却された飲料を
    注出するディスペンサにおいて、 前記飲料用容器とタップとを接続して飲料用容器から押
    し出された飲料をタップに供給するチューブが冷却室内
    を通過するように配置され、この冷却室内においてチュ
    ーブ内を通過する飲料との間で熱交換を行うための複数
    個のディンプルがチューブの外周面に形成されているこ
    とを特徴とするディスペンサ。
  8. 【請求項8】 前記冷却室がケーシング内に冷却水を充
    填された冷却室であり、飲料用容器から注出された飲料
    が冷却室内に位置するチューブ内を通過する間に、チュ
    ーブ内の飲料とケーシング内の冷却水との間で熱交換が
    行われる請求項1または7に記載のディスペンサ。
  9. 【請求項9】 前記冷却室が飲料用容器を収容してこの
    飲料用容器を冷気によって冷却する冷却室であり、飲料
    用容器から注出された飲料が冷却室内に位置するチュー
    ブ内を通過する間に、チューブ内の飲料と冷却室内の冷
    気との間で熱交換が行われる請求項1または7に記載の
    ディスペンサ。
  10. 【請求項10】 前記冷却室内に冷気の吹出し口が設け
    られ、冷却室内においてチューブが冷気の吹出し口の前
    方部を通過するように配置されている請求項9に記載の
    ディスペンサ。
  11. 【請求項11】 前記冷却室の冷気の吹出し口の前方部
    を通過するチューブが蛇行している請求項10に記載の
    ディスペンサ。
  12. 【請求項12】 前記蛇行するチューブを含む面が冷気
    の吹出し口に対し平行になっている請求項11に記載の
    ディスペンサ。
JP7051592A 1994-03-11 1995-03-10 ディスペンサ Pending JPH07300197A (ja)

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JP4154194 1994-03-11
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