JP3486368B2 - 飲料サーバ - Google Patents

飲料サーバ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁掛けに適する薄
型の飲料サーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、飲食店等に設置されている飲料サ
ーバは、冷却水を貯留した冷却ボックス内に飲料パイプ
を取り回し、冷却水との熱交換により飲料パイプを流通
する飲料を冷却する構造のものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
飲料サーバは、所定の冷却効率を得るため、飲料パイプ
をスパイラル状に成型してパイプ長を可及的に長くし、
冷却水との接触面積を拡大している。しかし、パイプの
成型上、飲料パイプを極端に湾曲することは困難である
し、飲料の送り出し圧力の不要な圧損を回避しようとす
れば湾曲部は緩やかにすることが好ましい。このため従
来は、飲料パイプを円筒状あるいは矩形状にスパイラル
成型していたが、この場合、スパイラルの中心空間、即
ちパイプの囲繞空間によるデッドスペースが大きくな
り、これに対応して冷却ボックスも縦・横・奥行きを充
分にとった外形とならざるを得なかった。つまり、従来
は飲料パイプの成型上、飲料サーバを小型化できないと
いう課題があった。従って、この種飲料サーバは主とし
て業務用に供され、家庭には導入できないと共に、業務
用としてもカウンター席のみなど客席数の少ない小型店
舗においては飲料サーバの設置により客席の減少を余儀
なくされ、やはり飲料サーバの導入が困難であった。
【0004】一方、従来の飲料サーバでは、飲料との熱
交換により温度が上昇した冷却水を別途蒸発器等により
冷却し、低温保持しようとするものであるが、一度に十
数杯の飲料を連続して注出しようとする場合、冷却水の
低温復元が追い付かず、飲料の冷却効率が著しく低下す
るという課題があった。冷却水の低温復元には30分前
後の時間がかかることから、この間、適温の飲料を注出
できないといった課題がある。
【0005】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたもので、その目的は冷却効率が高く、しかも設置
スペースの小さい薄型の飲料サーバを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、所定容積を保ちながら厚みを可及的に薄
くしたパネル状の冷却ボックスに飲料パイプを収容する
と共に、上記冷却ボックス内の側面には冷却水の出入り
口を設け、上記冷却水を冷却水生成装置との間で循環さ
せるという手段を用いた。具体的には、冷却水を冷却ボ
ックスの下方から吹き上げると共に、冷却ボックスの上
方からオーバーフローさせるという手段を選択的に用い
た。当該手段によれば、飲料パイプには常に冷却水生成
装置により生成された低温の冷却水を接触させることが
できる。
【0007】 また、飲料パイプの収容態様として、請
求項2に係る発明では飲料パイプを一巻ずつずらしなが
らスパイラル状に巻回すると共に、全体として所定角度
傾斜した状態で冷却ボックスに収容し、請求項3に係る
発明ではパイプを渦巻き状に巻回し、当該渦巻き状飲料
パイプを冷却ボックスに縦に収容するという手段を用い
た。当該手段によれば、飲料パイプの全体幅を薄くする
ことができるので、これを収容する冷却ボックスの厚み
をさらに小さくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を添付した図面に従って説明する。図1は、本発明の
一実施形態に係る飲料サーバの配管図であって、1はア
クリル樹脂等からなる縦、横、厚みの寸法比率がおおよ
そ4.5:5.0:0.5の薄型の冷却ボックス、2は
冷却ボックス1の側壁1aに形成された冷却水の循環入
口、3は冷却水の循環出口であって、これら出入口2・
3は冷水生成装置4に接続されると共に、循環ポンプ5
によって絶えず冷却ボックス1の冷却水を循環させてい
る。ここで冷却水は飲料と熱交換を行う冷媒であり、冷
水生成装置は適当な冷媒と水とを熱交換させて冷却水を
生成するものである。6は飲料タンクTに接続されるフ
レキシブルな飲料導入パイプ、7は注出ノズル(図示せ
ず)に接続されるフレキシブルな飲料注出パイプであ
る。
【0009】次に冷却ボックス1の内部構造を図2に従
って説明すると、冷却水の循環入口2は、2個のエルボ
パイプ8・8を介して冷却ボックス1の側壁1aおよび
底板1bに沿って略L字状に配管された冷水パイプ9に
接続される。この冷水パイプ9のうち、底板1bに沿っ
た横パイプ9aには複数の吹出し口9bが形成されてお
り、ここから冷却水を上方に吹き上げる。循環出口3は
冷却ボックス1の側壁1aに穿設した穴1cに取り付け
られており、冷却ボックス1の上方から冷却水をオーバ
ーフローさせ冷水生成装置4へと送り出す。
【0010】一方、図2において10は、両端を飲料導
入パイプ6・注出パイプ7に接続した飲料パイプであっ
て、飲料を流通し冷却水と熱交換するものである。飲料
パイプ10の材質としては、熱伝導性が高く、耐食性・
防錆性に優れたステンレスやチタンなどが好ましいが、
アルミの場合は流路にテフロンをコーティングすること
により上記性質が得られる。そして、この実施形態にお
いて飲料パイプ10は、略丸長方形状に湾曲成型した一
巻10aを冷却ボックス1の上下方向に若干ずらしなが
らスパイラル状に連続十六巻きしたもので、且つ、図3
に示したように各一巻10a…10aをそれぞれ平行と
しつつも全体として斜めに倒したものである。つまり、
パイプを所定角度傾斜させた状態で縦方向にスパイラル
成型することにより、飲料パイプ10の前後幅Wを小さ
くすることができる。
【0011】上記構成の飲料サーバによれば、冷媒たる
冷却水を絶えず循環するようにしたので、冷水パイプ9
から絶えず飲料パイプ10に対して約1〜3℃の低温の
冷却水が吹き出される一方、飲料との熱交換により温度
が上昇した冷却水は循環出口3からオーバーフローさせ
ることができる。このため、冷却ボックス1における冷
却水の低温復元が極めて速くなり、飲料を常に低温の冷
却水によって冷却することができる。また、冷却水を吹
き上げる構成としているので、撹拌機を不要とすると共
に、極端な温度傾斜を回避することができる。
【0012】なお、飲料サーバとして完成するために
は、飲料を排出させるための圧力源である炭酸ボンベの
元圧調整用のレギュレータ、および供給用のコックが必
要であるが、説明を容易にするため省略している。即
ち、本実施形態では熱交換部分だけを開示した。
【0013】
【実施例】上記構成において一実施例を示すと、縦が約
450mm、横が約500mm、厚みが約50mmの寸
法からなる約10リットル容量の冷却ボックスに、直径
約4mm、全長約1300mmの飲料パイプを用いて、
約34℃の飲料を冷却した場合、6℃前後の飲料を50
0mlずつ連続して15杯注出することができた。この
とき冷却水は2℃前後、室温は27℃前後であった。さ
らに、上記連続注出の約1分後に注出した飲料は4.4
℃であった。この結果から、本発明の飲料サーバは冷却
水の復元が速く、飲料の冷却効率が高いことを確認でき
た。
【0014】また、上記実施形態では飲料パイプ10の
前後幅を小さくすることができたため、これを収容する
冷却ボックス1の厚みを小さくすることができ、壁掛け
用に適する飲料サーバとすることができた。
【0015】図4は、飲料パイプ10の変形例を示した
ものであり、飲料パイプ10を渦巻き状に湾曲成型した
ものである。この変形例による飲料パイプ10も、前後
幅がほぼパイプ径と同じとなるため、上記実施形態と同
様に当該飲料パイプを収容する冷却ボックスの厚みを小
さくできる。ここで飲料パイプ10は、隙間のない渦巻
き状に巻回したが、隙間を空けて渦巻き状に巻回するこ
とで、冷却水との接触面積を拡大することができること
はもちろんである。
【0016】なお、上記実施形態ではオーバーフロー用
の循環出口3を冷却ボックス1の片側側面1aにのみ設
けたが、両側面に設けることも可能である。この場合、
飲料との熱交換により温度が上昇した冷却水を効率よく
外部に排出することができる。また、冷却ボックス1を
断熱材で被覆すれば、外気により冷却水の温度が上昇す
ることを防ぐことができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の飲料サー
バによれば冷却ボックス内の冷却水を冷却水生成装置と
の間で循環させるようにしたので、冷却ボックス内には
常に低温の冷却水が安定して供給されるため飲料の冷却
効率が高まり、連続して飲み頃の飲料を注出することが
できた。
【0018】また、飲料パイプを傾斜状スパイラルまた
は渦巻き状に巻回したので、飲料パイプの全体幅を薄く
することができ、これに伴って冷却ボックスの厚みを小
さくすることができたので、設置スペースの小さい薄型
の飲料サーバを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示した飲料サーバの配管
概念図
【図2】冷却ボックスの断面図(正面視)
【図3】冷却ボックスの断面図(側面視)
【図4】飲料パイプの変形例を示した渦巻きパイプの正
面図
【符号の説明】
1 冷却ボックス 2 冷却水の循環入口 3 冷却水の循環出口 4 冷水生成装置 5 循環ポンプ 6 飲料導入パイプ 7 飲料注出パイプ 8 エルボパイプ 9 冷水パイプ 10 飲料パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−19183(JP,A) 特開 平8−26396(JP,A) 特開 平1−193572(JP,A) 実開 平4−17259(JP,U) 実開 昭59−124870(JP,U) 実開 昭58−153984(JP,U) 実開 昭55−119573(JP,U) 実開 昭51−141844(JP,U) 登録実用新案3004880(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 1/00 F25D 1/00 F28D 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定容積を保ちながら可及的に薄くした
    パネル状の冷却ボックスに飲料パイプを収容すると共
    に、上記冷却ボックスの側面には冷却水の出入り口を設
    け、冷却水を冷却ボックスの下方から吹き上げると共
    に、冷却ボックスの上方からオーバーフローさせるよう
    に、冷却ボックス内の冷却水を冷却水生成装置との間で
    循環させたことを特徴とする飲料サーバー。
  2. 【請求項2】飲料パイプは、パイプを一巻ずつずらしな
    がらスパイラル状に巻回すると共に、全体として所定角
    度傾斜した状態で冷却ボックスに収容してなる請求項1
    記載の飲料サーバー。
  3. 【請求項3】飲料パイプは、パイプを渦巻き状に巻回し
    てなる請求項1記載の飲料サーバ。
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