JP2000327094A - 飲料サーバ - Google Patents

飲料サーバ

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JP2000327094A
JP2000327094A JP11133890A JP13389099A JP2000327094A JP 2000327094 A JP2000327094 A JP 2000327094A JP 11133890 A JP11133890 A JP 11133890A JP 13389099 A JP13389099 A JP 13389099A JP 2000327094 A JP2000327094 A JP 2000327094A
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JP
Japan
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tank
cooling
beverage
pipe
cooling water
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JP11133890A
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Inventor
Hitoshi Inoue
均 井上
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IGETA KINZOKU KK
Original Assignee
IGETA KINZOKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却効率が高く、しかも設置スペースの小さ
い薄型の飲料サーバを提供する。 【解決手段】 冷却水を貯留した薄型の水槽を隔壁によ
って飲料冷却槽と冷水生成槽に仕切り、飲料冷却槽には
両端を注出ノズルおよび飲料樽に接続した飲料パイプを
浸漬する一方、冷水生成槽にはコンプレッサ等で構成さ
れる冷却機構に接続した冷媒パイプを浸漬すると共に、
冷却水を飲料冷却槽と冷水生成槽との間で循環させた。
また、冷水生成槽からは循環ポンプを介して冷却水を飲
料冷却槽に送り出すと共に、飲料冷却槽からは冷却水を
隔壁を介して冷水生成槽にオーバフローさせることによ
り、冷却効率の向上を図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁掛けに適する薄
型の飲料サーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、飲食店等に設置されている飲料サ
ーバは、冷却水を貯留した水槽内に飲料パイプを取り回
し、冷却水との熱交換により飲料パイプを流通する飲料
を冷却する構造のものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
飲料サーバは、所定の冷却効率を得るため、飲料パイプ
をスパイラル状に成型してパイプ長を可及的に長くし、
冷却水との接触面積を拡大している。しかし、パイプの
成型上、飲料パイプを極端に湾曲することは困難である
し、飲料の送り出し圧力の不要な圧損を回避しようとす
れば湾曲部は緩やかにすることが好ましい。このため従
来は、飲料パイプを円筒状あるいは矩形状にスパイラル
成型していたが、この場合、スパイラルの中心空間、即
ちパイプの囲繞空間によるデッドスペースが大きくな
り、これに対応して冷却ボックスも縦・横・奥行きを充
分にとった外形とならざるを得なかった。つまり、従来
は飲料パイプの成型上、飲料サーバを小型化できないと
いう課題があった。従って、この種飲料サーバは主とし
て業務用に供され、家庭には導入できないと共に、業務
用としてもカウンター席のみなど客席数の少ない小型店
舗においては飲料サーバの設置により客席の減少を余儀
なくされ、やはり飲料サーバの導入が困難であった。
【0004】一方、従来の飲料サーバでは、飲料との熱
交換により温度が上昇した冷却水を別途冷却機構により
冷却し、低温保持しようとするものであるが、一度に十
数杯の飲料を連続して注出しようとする場合、冷却水の
低温復元が追い付かず、飲料の冷却効率が著しく低下す
るという課題があった。冷却水の低温復元には30分前
後の時間がかかることから、この間、適温の飲料を注出
できないといった課題がある。
【0005】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたもので、その目的は冷却効率が高く、しかも設置
スペースの小さい薄型の飲料サーバを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、冷却水を貯留した薄型の水槽を隔壁によ
って上下、左右、あるいは前後に飲料冷却槽と冷水生成
槽とに仕切り、飲料冷却槽には両端を注出ノズルおよび
飲料樽に接続した飲料パイプを浸漬する一方、冷水生成
槽には代替フロン等の冷媒を高圧ガスにするコンプレッ
サ(圧縮器)や当該高圧ガスを冷却液化する凝縮器等で
構成される従来公知の冷却機構に接続した冷媒パイプを
浸漬すると共に、冷却水を飲料冷却槽と冷水生成槽との
間で循環させるという手段を用いた。
【0007】また、冷却水の循環形態として請求項2に
係る発明では、冷水生成槽からは循環ポンプを介して冷
却水を飲料冷却槽に送り出すと共に、飲料冷却槽からは
冷却水を隔壁を介して冷水生成槽にオーバフローさせる
という手段を用いた。さらに、飲料パイプの収容態様と
して請求項3に係る発明では、飲料パイプは、パイプを
一巻ずつずらしながらスパイラル状に巻回すると共に、
全体として所定角度傾斜した状態で飲料冷却槽に浸漬す
るという手段を用いた。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を添付した図面に従って説明する。第一の実施形態を
示した図1において、1は冷却水を貯留した薄型の水槽
であって、隔壁2により左右を飲料冷却槽3と冷水生成
槽4とに仕切ったものである。飲料冷却槽3には飲料を
流通する飲料パイプ5がスパイラル状に浸漬されてお
り、その一端はビール樽等の飲料樽(図示せず)に接続
され、他端は注出ノズル(図示せず)に接続される。一
方、冷水生成槽4には従来公知の冷却機構を構成する冷
媒パイプ6がスパイラル状に浸漬されている。即ち、冷
媒パイプ6の一端は圧縮器(図示せず)に接続され、他
端は膨張弁等を介して凝縮器(図示せず)に接続され
る。なお、冷却機構はサーバ専用のものを用いることは
もちろん、例えばクーラーの室外機や冷蔵庫の冷凍サイ
クル等であってもよい。また、冷却機構はペルチェ素子
等の電子冷却機構であってもよく、この場合、冷媒パイ
プ6を省略し、直接冷水生成槽4を冷却することができ
る。
【0009】また、冷水生成槽4の下方には循環ポンプ
7が配置され、その一次側はエルボパイプ8を介して冷
水生成槽4に接続されると共に、二次側は吹き出し口9
を形成した冷水パイプ10を介して飲料冷却槽3に接続
される。
【0010】なお、11は水槽1および循環ポンプ7を
収容するケーシングであって、水槽1との空間を設け、
この空間自体あるいはこの空間にウレタンフォーム等の
断熱材を充填することにより、外気等による冷却水の不
要な温度上昇を防止したものである。また、この実施形
態においてケーシング11のサイズは、横500mm、
高さ450mm、奥行き11mmと薄型である。
【0011】上記構成の飲料サーバによれば、冷水生成
槽4において冷媒パイプ6を流通する冷媒との熱交換に
より1〜3℃の冷却水が生成され、これを循環ポンプ7
により絶えず飲料冷却槽3に送り出すようにしたので、
冷水パイプ10からは飲料パイプ5に対して絶えず低温
の冷却水が吹き出され、効率よく飲料を冷却することが
できる。また、飲料冷却槽3において飲料との熱交換に
より温度が上昇した冷却水は隔壁2に形成した循環出口
2aからオーバーフローさせるようにしたので、冷却水
の低温復元を極めて速くすることができる。さらに、こ
の実施形態では飲料冷却槽3において冷却水を吹き上げ
る構成としたので、撹拌機を不要としてサーバのより小
型化を図ると同時に、極端な温度傾斜をも回避すること
ができる。
【0012】次に図2は第二の実施形態を示したもの
で、飲料パイプ5および冷媒パイプ6の形状に特徴を有
するものである。即ち、飲料パイプ5および冷媒パイプ
6は、略丸長方形状に湾曲成型した一巻を上下方向に若
干ずらしながらスパイラル状に連続巻きしたもので、且
つ、図3に示したように各一巻をそれぞれ平行としつつ
も全体として斜めに倒した状態で各槽3・4に収容した
ものである。つまり、パイプ5・6を所定角度傾斜させ
た状態で上下方向にスパイラル成型することにより、そ
の前後幅Wを小さくすることができ、より薄型のサーバ
としたものである。
【0013】図4および図5はそれぞれ第三・第四の実
施形態を示したもので、図4に示した第三実施形態で
は、水槽1を隔壁2によって上下に仕切り、上室を冷水
生成槽4、下室を飲料冷却槽3としたものである。ま
た、図5に示した第四実施形態では、水槽1を隔壁2に
よって前後に仕切り、前室(図面左側)を飲料冷却槽
3、後室(図面右側)を冷水生成槽4としたものであ
る。これら実施形態において、冷却水の流れ、即ち循環
ポンプ7とオーバーフローの形態は上述した実施形態と
変わるところがない。
【0014】なお、上記実施形態では冷却水を循環ポン
プ7により強制的に送出することとしたが、冷却水の循
環方法はこれに限られない。即ち、図6に示したように
隔壁2の適宜箇所に複数の通水孔2b…2bを形成する
ことによって、水槽1内で冷却水の自然対流が発生する
ため、飲料冷却槽3と冷水生成槽4との間で冷却水を循
環させることができる。なお、図6において(a)は水
槽1を左右に仕切り、(b)は水槽1を上下に仕切り、
(c)は水槽1を前後に仕切った形態を例示したもので
ある。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の飲料サー
バによれば水槽内の冷却水を飲料冷却槽と冷水生成槽と
の間で循環させるようにしたので、飲料冷却槽には常に
低温の冷却水が安定して供給されるため飲料の冷却効率
が高まり、連続して飲み頃の飲料を注出することができ
た。
【0016】また、飲料パイプを傾斜状スパイラルまた
は渦巻き状に巻回したので、飲料パイプの全体幅を薄く
することができ、これに伴って冷却ボックスの厚みを小
さくすることができたので、設置スペースの小さい薄型
の飲料サーバを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係る飲料サーバの透視斜視図
【図2】第二実施形態に係る飲料サーバの断面図(正面
視)
【図3】同、飲料サーバの断面図(側面視)
【図4】第三実施形態に係る飲料サーバの概念図(正面
視)
【図5】第四実施形態に係る飲料サーバの概念図(側面
視)
【図6】他の実施形態を示した概念図
【符号の説明】
1 水槽 2 隔壁 2a 循環出口 2b 通水孔 3 飲料冷却槽 4 冷水生成槽 5 飲料パイプ 6 冷媒パイプ 7 循環ポンプ 8 エルボパイプ 9 吹き出し口 10 冷水パイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却水を貯留した薄型の水槽を隔壁によっ
    て飲料冷却槽と冷水生成槽に仕切り、飲料冷却槽には両
    端を注出ノズルおよび飲料樽に接続した飲料パイプを浸
    漬する一方、冷水生成槽にはコンプレッサ等で構成され
    る冷却機構に接続した冷媒パイプを浸漬すると共に、冷
    却水を飲料冷却槽と冷水生成槽との間で循環させること
    を特徴とした飲料サーバ。
  2. 【請求項2】冷水生成槽からは循環ポンプを介して冷却
    水を飲料冷却槽に送り出すと共に、飲料冷却槽からは冷
    却水を隔壁を介して冷水生成槽にオーバフローさせる請
    求項1記載の飲料サーバ。
  3. 【請求項3】飲料パイプは、パイプを一巻ずつずらしな
    がらスパイラル状に巻回すると共に、全体として所定角
    度傾斜した状態で飲料冷却槽に浸漬した請求項1または
    2記載の飲料サーバ。
JP11133890A 1999-05-14 1999-05-14 飲料サーバ Pending JP2000327094A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105546884A (zh) * 2016-02-29 2016-05-04 合肥美的电冰箱有限公司 一种非对称式绕管蒸发器及蒸发器组件和冰箱

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JPH04295989A (ja) * 1991-03-26 1992-10-20 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機の飲料冷却水槽

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