JP2002210983A - インク滴の異常吐出の検査 - Google Patents
インク滴の異常吐出の検査Info
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Abstract
る。 【解決手段】 印刷ヘッド36は、ヘッド上の各ノズル
#1〜#48のインク滴の軌跡が順にドット抜け検査部
40のレーザ光Lと交わるように、ドット抜け検査部4
0上を搬送される。その際、駆動信号生成回路206は
駆動信号を生成しているが、トランスファゲート406
がすべてのノズルについて駆動信号を遮断している。ト
ランスファゲート406が正常に動作している限り、各
ノズルからはインク滴は吐出されない。しかし、何らか
の異常により少なくとも一部のノズルからインク滴が吐
出されている場合には、そのノズルのインク滴の軌跡と
レーザ光Lが交わったときに、インク滴によってレーザ
光Lが遮られる。このため、ドット抜け検査部40は、
その異常吐出を検知することができる。インク滴の異常
吐出が検出されると、駆動信号生成回路206への電力
の供給が停止される。
Description
常検出を行う技術に関し、特に、ノズルからのインク滴
の異常吐出を検出する技術に関する。
ヘッド上の複数のノズルからインク滴を吐出するプリン
タが存在した。
タにおいては、インク滴を吐出する旨の指示が出されて
いないにもかかわらず、何らかの理由によってインク滴
が吐出されつづけることがあった。
を解決するためになされたものであり、印刷ヘッドのイ
ンク滴の異常吐出を検出することを目的とする。
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明で
は、以下のような印刷装置において、所定の処理を行
う。この印刷装置は、印刷媒体にインク滴でドットを記
録することによって、印刷媒体上に画像を印刷する印刷
装置であって、複数のノズルを備えた印刷ヘッドと、複
数のノズルを駆動してドットの記録を行わせるヘッド駆
動部と、複数のノズルからのインク滴の吐出の有無を検
査する検査部と、各部を制御するための制御部と、を備
える。
ド駆動部に対して、複数のノズルからインク滴を吐出し
ないように実質的に指示を出す。そして、複数のノズル
に関して、インク滴の吐出検査を行う。このような態様
とすれば、インク滴の異常吐出を検出することができ
る。
けられてインク滴を吐出する吐出駆動素子と、吐出駆動
素子に供給する駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
吐出駆動素子に供給される駆動信号を各ノズルごとに選
択的に遮断しまたは通過させるゲート部と、を備える場
合には、以下のようにすることが好ましい。すなわち、
インク滴を吐出しないように実質的に指示を出す際、駆
動信号生成部に駆動信号を生成させる。そして、ゲート
部に対して、複数のノズルの吐出駆動素子に対する駆動
信号を遮断するように、実質的に指示を出す。このよう
な態様とすれば、ゲート部の故障によるインク滴の異常
吐出を検知することができる。
検出された場合に、少なくとも駆動信号生成部への電力
の供給を停止することが好ましい。このような態様とす
れば、インク滴の異常吐出によって、印刷装置や印刷媒
体が汚されるのを防止することができる。
情報提示部を備える場合には、次のようにすることが好
ましい。すなわち、吐出検査においてインク滴の吐出が
検出された場合に、情報提示部を通じて動作異常である
旨を表示する。このような態様とすれば、ユーザは、イ
ンク滴の吐出異常が発生したことを知ることができる。
ための通信インタフェイス部を備えるものである場合に
は、次のようにすることが好ましい。すなわち、吐出検
査においてインク滴の吐出が検出された場合に、通信イ
ンタフェイス部を通じて外部に動作異常信号を送信す
る。このような態様とすれば、遠隔地にいる管理者や管
理用コンピュータに対して、吐出異常があった旨を通知
することができる。
光を受ける受光部と、を有するものであるときには、以
下のようにすることが好ましい。すなわち、発光部から
光を射出する。そして、各ノズルのインク滴の軌跡と光
とが交わるように、印刷ヘッドを一定速度で搬送する。
このような態様とすれば、各ノズルにつき同等の精度で
異常吐出の有無を検査することができる。
態様で実現することが可能である。 (1)印刷装置、印刷制御装置。 (2)吐出異常の検査方法、印刷制御方法。 (3)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラム。 (4)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラムを記録した記録媒体。 (5)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号。
発明の実施の形態について説明する。 A.実施形態の概要: B.装置の構成: C.ドット抜け検査部の構成と原理: D.ドット抜け検査部を使用した吐出異常検査: E.その他:
検査部を使用するインク滴の吐出異常の検査の方法を示
す説明図である。印刷ヘッド36は、ヘッド上の各ノズ
ル#1〜#48のインク滴の軌跡が順にドット抜け検査
部40のレーザ光Lと交わるように、ドット抜け検査部
40上を搬送される。その際、駆動信号生成回路206
は駆動信号を生成し、各ノズルのピエゾPEにむけて供
給しているが、トランスファゲート406が、すべての
ノズルについて、駆動信号生成回路206からの駆動信
号を遮断している。したがって、トランスファゲート4
06が正常に動作している限り、各ノズルからはインク
滴は吐出されない。しかし、何らかの異常により少なく
とも一部のノズルからインク滴が吐出されている場合に
は、そのノズルのインク滴の軌跡とレーザ光Lが交わっ
たときに、異常吐出されたインク滴によってレーザ光L
が遮られる。このため、ドット抜け検査部40は、その
異常吐出を検知することができる。インク滴の異常吐出
が検出されると、駆動信号生成回路206への電力の供
給が停止される。
断しようとしているにもかかわらずあるノズルからイン
ク滴が吐出され続けると、そのノズルのピエゾ素子PE
の発する熱によって、印刷ヘッド上の回路が異常に高温
になるおそれがある。そして、その熱によって印刷ヘッ
ド上の回路が破壊されるおそれがある。しかし、上記の
ような態様では、インク滴の異常吐出を検知して駆動信
号生成回路206への電力の供給を停止するため、ヘッ
ドを駆動するしくみに異常が生じた場合にも、印刷ヘッ
ド36上の回路が異常に高温になって破壊される可能性
が低い。また、異常吐出されるインク滴によって、印刷
装置が汚され続けることがなく、印刷において、不良の
印刷物を大量に作り出すことがない。
ェットプリンタ20を含むコンピュータシステムの全体
構成を示す説明図である。このコンピュータシステム
は、カラーインクジェットプリンタ20と、プリンタ2
0が接続されているホストコンピュータ100と、ホス
トコンピュータ100に接続されている液晶ディスプレ
イ(表示装置)110と、同じくホストコンピュータ1
00に接続されているキーボード(入力装置)120
と、マウス(入力装置)130を備えている。
ティングシステムの下で、アプリケーションプログラム
が動作している。このアプリケーションプログラムは、
キーボード120と、マウス130によって操作され
る。そして、オペレーティングシステムに組み込まれた
プリンタドライバを介して、アプリケーションプログラ
ムから、プリンタ20に転送するための画像データが出
力される。
0の主要な構成を示す概略斜視図である。このプリンタ
20は、用紙スタッカ22と、図示しないステップモー
タで駆動される紙送りローラ24と、プラテン板26
と、キャリッジ28と、ステップモータ30と、ステッ
プモータ30によって駆動される牽引ベルト32と、キ
ャリッジ28のためのガイドレール34とを備えてい
る。キャリッジ28には、多数のノズルを備えた印刷ヘ
ッド36が搭載されている。
位置にはドット抜け検査部40が設けられている。ドッ
ト抜け検査部40は、発光素子40aと受光素子40b
とを備えており、これらの素子40a,40bを利用し
てインク滴の飛行状態を調べることによってドット抜け
を検査する。ドット抜け検査部による検査の詳細な内容
については後述する。
りローラ24によって巻き取られて、プラテン板26の
表面上を副走査方向へ送られる。キャリッジ28は、ス
テップモータ30により駆動される牽引ベルト32に牽
引されて、ガイドレール34に沿って主走査方向に移動
する。主走査方向は、副走査方向に垂直である。
示す正面図である。この操作パネル70は、図2に示す
ように、プリンタ20の正面右下に設けられており、ク
リーニング指示を入力するクリーニング指示入力部とし
てのクリーニング指示ボタン72と、プリンタの状態を
表示する情報提示部としての液晶窓73と、電源スイッ
チ74と、電源が入っているときに点灯する電源ランプ
75と、給紙を行う場合、排紙を行う場合に操作する給
紙/排紙スイッチ76と、用紙に異常がある場合に点灯
する用紙チェックランプ79と、カートリッジ内にイン
クが無くなった場合に点灯するインクエンドランプ7
7、78を備えている。
すブロック図である。プリンタ20は、ホストコンピュ
ータ100から供給された信号を受信する受信バッファ
メモリ50と、印刷データを格納するイメージバッファ
52と、プリンタ20全体の動作を制御するシステムコ
ントローラ54と、メインメモリ56とを備えている。
ジモータ30を駆動する主走査駆動ドライバ61と、紙
送りモータ31(図3において省略。)を駆動する副走
査駆動ドライバ62と、ドット抜け検査部40を駆動す
る検査部ドライバ63と、モデム42を駆動するモデム
ドライバ64と、印刷ヘッド36を駆動するヘッド駆動
ドライバ66と、液晶窓73を駆動する情報提示部ドラ
イバ68と、が接続されている。
4、電源ランプ75、給紙/排紙スイッチ76、用紙チ
ェックランプ79、インクエンドランプ78、77など
は、図5においては省略されている。また、紙送りモー
タ31は、クリーニング機構200(後述する)を動作
させるモータとしても使用されている。
イバ(図示せず)は、ユーザの指定した印刷モード(高
速印刷モード、高画質印刷モード等)に基づいて、印刷
動作を規定する各種のパラメータ値を決定する。このプ
リンタドライバは、さらに、これらのパラメータ値に基
づいて、その印刷モードで印刷を行うための印刷データ
を生成して、プリンタ20に転送する。転送された印刷
データは、一旦、受信バッファメモリ50に蓄えられ
る。プリンタ20内では、システムコントローラ54
が、受信バッファメモリ50から印刷データの中から必
要な情報を読取り、これに基づいて、各ドライバに対し
て制御信号を送る。
メモリ50で受信された印刷データを色成分毎に分解し
て得られた複数の色成分の印刷データが格納される。ヘ
ッド駆動ドライバ66は、システムコントローラ54か
らの制御信号に従って、イメージバッファ52から各色
成分の印刷データを読出し、これに応じて印刷ヘッド3
6に設けられた各色のノズルアレイを駆動する。
るインク通路には、図1に示すように、ピエゾ素子PE
が設けられている。各ピエゾ素子PEには、各ピエゾ素
子PEを変形させるための駆動信号がヘッド駆動ドライ
バ66内の駆動信号生成回路206から供給される。駆
動信号の電圧でピエゾ素子PEが変形することによっ
て、各ノズルからインク滴が吐出される。このピエゾ素
子PEが、特許請求の範囲にいう「吐出駆動素子」に相
当する。
ゾ素子PEに至る経路の途中には、トランスファゲート
406が設けられている。トランスファゲート406に
は、シリアル印刷信号PRT(i)(iはノズルの番
号)が供給されており、トランスファゲート406は、
シリアル印刷信号PRT(i)に応じて駆動信号を遮断
する。その結果、ある瞬間において、一部のノズルから
インク滴が吐出され、他のノズルからはインク滴が吐出
されないこととなる。そして、各ノズルから選択的に吐
出されたインク滴によって、印刷用紙P上にドットが形
成され、画像が形成される。なお、トランスファゲート
406は印刷ヘッド36上に設けられている。これらピ
エゾ素子PE、駆動信号生成回路206、トランスファ
ゲート406がヘッド駆動ドライバ66(図5参照)を
構成する。なお、駆動信号生成回路206が、特許請求
の範囲にいう「駆動信号生成部」に相当し、トランスフ
ァゲート406が特許請求の範囲にいう「ゲート部」に
相当する。
は、ドット抜け検査部40の構成と、その検査方法の原
理を示す説明図である。図6は、印刷ヘッド36を下面
側から見た図であり、印刷ヘッド36の6色分のノズル
アレイと、ドット抜け検査部40を構成する発光素子4
0aおよび受光素子40bが模式的に描かれている。
クを吐出するためのブラックインクノズル群KD と、濃
シアンインクを吐出するための濃シアンインクノズル群
CDと、淡シアンインクを吐出するための淡シアンイン
クノズル群CL と、濃マゼンタインクを吐出するための
濃マゼンタインクノズル群MD と、淡マゼンタインクを
吐出するための淡マゼンタインクノズル群ML と、イエ
ローインクを吐出するためのイエローインクノズル群Y
D とが形成されている。
Sに沿ってそれぞれ1列のノズル列として配列されてい
る。印刷時には、キャリッジ28(図3参照)とともに
印刷ヘッド36が主走査方向MSに移動しつつ、各ノズ
ルからインク滴が吐出される。
が約1mm以下の光束Lを射出するレーザである。この
レーザ光Lは、図6に示すように、副走査方向SSに対
して約26度傾いた方向に射出され、受光素子40bで
受光される。すなわち、レーザ光Lは、副走査方向SS
に沿って配列されている各ノズル列に対して約26度傾
いた方向に射出される。
印ARで示されているように印刷ヘッド36を一定速度
で移動させて、濃イエローYD のノズル群から順にレー
ザ光Lに近づけていく。このとき、レーザ光Lは、印刷
ヘッド36が送られるにつれて、濃イエローYD のノズ
ル群の後端からノズル#48,#47,#46,,,の
順に各ノズルの下方を(相対的に)横切ることとなる。
なおここでは、印刷ヘッド36の1色分のノズル群がそ
れぞれ48個のノズル#1〜#48を有しているものと
仮定している。
ノズル群の前端に位置するノズル#1を横切ると、次に
は、淡マゼンタインクノズル群ML のノズル群の後端か
らノズル#48,#47,#46,,,の順に各ノズル
の下方を横切る。同様にして、図6において矢印a1 ,
a2 ,a3 などに示すように、ブラックインクノズル群
KD の前端のノズル#1にいたるまで、各ノズルの下方
をひとつずつ(相対的に)横切ることとなる。
跡を横切る時にインク滴がレーザ光Lを横切るようなタ
イミングを含む前後一定の時間、インク滴の吐出指示が
出される。これにより、レーザ光Lが遮断されたか否か
を十分確実に検出できる。
内にインク滴が吐出されると、吐出されたインク滴は、
途中でレーザ光Lを横切るので、受光素子40bにおけ
る受光が一時的に中断されるか、または弱くなり、受光
される光量が所定の閾値未満となる。この場合には、そ
のノズルに目詰まりが無いと判断することができる。一
方、あるノズルの駆動期間内に受光素子40bで受光さ
れる光量が所定の閾値以上のときには、そのノズルは目
詰まりしている可能性があると判断される。
検査:図7は、ドット抜け検査部を使用した吐出異常検
査の手続きを示すフローチャートである。このプリンタ
20は、ドット抜け検査部40を使用してインク滴の異
常吐出の検査を行う。インク滴の吐出異常の検査の際に
は、まず、ステップS1で、駆動信号生成回路206
(図1参照)に駆動信号を生成させつつ、トランスファ
ゲート406に各ノズルのピエゾPEへの駆動信号を遮
断させる。すなわち、各ノズルからインク滴を吐出しな
いようにする。
の場合と同様、図6の矢印ARで示されているように、
印刷ヘッド36を一定速度で移動させて、濃イエローY
D のノズル群から順に各ノズルのインク滴の軌跡がレー
ザ光Lと交差させて、インク滴が吐出されているか否か
を検査する。すべてのノズルのインク滴の軌跡がレーザ
光Lと交差したのち、システムコントローラ54は、ス
テップS3において、インク滴が吐出されたか否かを判
断する。すべてのノズルのインク滴の軌跡がレーザ光L
と交差するまでの間に、レーザ光Lが遮られた場合に
は、システムコントローラ54は、インク滴が吐出され
たと判断する。なお、印刷ヘッド36を一定速度で移動
させるため、各ノズルにつき、同等の精度で異常吐出の
有無を検査することができる。
あったと判断した場合には、システムコントローラ54
は、ステップS4において、駆動信号生成回路206
(図1参照)への電力の供給を遮断し、駆動信号の生成
を停止させる。そして、図4に示すように、ステップS
5において、情報提示部ドライバ68を通じて液晶窓7
3にインク滴の吐出異常があった旨を表示する。
イバ64を通じてモデム42(図5参照)を制御して、
電話回線を通じて吐出異常があった旨をサーバに通知す
る。したがって、インク滴の異常吐出に対応できる人間
がプリンタ20のそばにいない場合にも、サーバが管理
者に対してプリンタ20のインク滴の異常吐出を通知す
ることができる。ここで、情報提示部ドライバ68およ
び液晶窓73が、特許請求の範囲にいう「情報提示部」
に相当し、モデムドライバ64およびモデム42が、特
許請求の範囲にいう「通信インタフェイス部」に相当す
る。
吐出されなかったと判断した場合には、システムコント
ローラ54は、処理を終了する。
ド等の通信インタフェイス部を備える態様として、吐出
異常を検出した場合には、ネットワークカードを介して
ネットワーク上のコンピュータに吐出異常を通知するよ
うな態様とすることもできる。そして、吐出異常である
旨の情報を受け取ったネットワーク上のコンピュータ
が、プリンタ20を使用しないように、ネットワークの
設定を変更するような態様とすることもできる。
印刷の際に主走査を1回行うたびに行うようにすること
ができる。また、主走査を複数回行うたびに1回行うよ
うにすることもできる。さらに、印刷ヘッド上のノズル
を複数のノズルグループに分けて、複数回の主走査にお
いてそれぞれ1個のノズルグループについて吐出異常の
検査を行うようにすることもできる。
部および各部を駆動するドライバを示すブロック図であ
る。以上に説明したようなインク滴の異常吐出の検査
は、システムコントローラ54(図5参照)が、主走査
駆動ドライバ61、検査部ドライバ63、ヘッド駆動ド
ライバ66を制御して行う。すなわち、システムコント
ローラ54の機能部としての信号生成制御部54fが、
ヘッド駆動ドライバ66内の駆動信号生成回路206に
駆動信号を生成させる。そして、信号遮断制御部54g
が、ヘッド駆動ドライバ66内のピエゾ素子PEに駆動
信号が供給されないようにトランスファゲート406を
制御する。そのようにして、システムコントローラ54
がノズルからインク滴を吐出しないように実質的に指示
を出す(ステップS1)。このような機能を果たすシス
テムコントローラ54の機能部を、吐出停止制御部54
aとして図8に示す。
としての吐出検査制御部54bが、印刷ヘッド36を検
査部40に対して相対的に送るように主走査駆動ドライ
バ61を制御し、検査部ドライバ63を制御してインク
滴の吐出の有無を検査する(ステップS2)。システム
コントローラ54の機能部としての電力遮断制御部54
cが、ヘッド駆動ドライバ66内の駆動信号生成回路2
06への電力の供給を遮断する(ステップS4)。これ
らのシステムコントローラ54の機能部としての吐出検
査制御部54b、電力遮断制御部54cを図8に示す。
部としての異常表示制御部54dが、液晶窓73を通じ
て動作異常である旨を表示し(ステップS5)、システ
ムコントローラ54の機能部としての異常通知制御部5
4eが、モデム42を通じて動作異常信号を送信する
(ステップS6)。これらのシステムコントローラ54
の機能部としての異常表示制御部54dおよび異常通知
制御部54eを図8に示す。
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
の構成を示す説明図である。上記実施例においては、図
6に示すように、レーザ光Lの光軸はノズル列の方向に
対して所定の角度を有していた。しかし、レーザ光Lの
光軸は、図9に示すように、ノズル列の方向に対して平
行であってもよい。すなわち、検査部は、複数のノズル
からのインク滴の吐出の有無を検査することができるも
のであればよい。
によって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置
き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによっ
て実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換え
るようにしてもよい。
るタイプの印刷装置に適用可能であり、カラーインクジ
ェットプリンタ以外の種々の印刷装置に適用可能であ
る。例えば、インクジェット方式のファクシミリ装置や
コピー装置にも適用可能である。
常の検査の方法を示す説明図。
体構成を示す説明図。
トプリンタ20の主要な構成を示す概略斜視図。
図。
の原理とを示す説明図。
続きを示すフローチャート。
を駆動するドライバを示すブロック図。
図。
Claims (13)
- 【請求項1】 印刷ヘッドに設けられた複数のノズルか
らインク滴を吐出することによって印刷媒体に印刷を行
う印刷装置のインク滴の吐出異常の検査方法であって、
(a)前記複数のノズルを駆動してドットの記録を行わ
せるヘッド駆動部に対して、前記複数のノズルからイン
ク滴を吐出しないように、実質的に指示を出す工程と、
(b)前記複数のノズルに関して、インク滴の吐出検査
を行う工程と、を備えるインク滴の吐出異常の検査方
法。 - 【請求項2】 請求項1記載のインク滴の吐出異常の検
査方法であって、 前記ヘッド駆動部は、 各ノズルごとに設けられてインク滴を吐出する吐出駆動
素子と、前記吐出駆動素子に供給する駆動信号を生成す
る駆動信号生成部と、前記吐出駆動素子に供給される前
記駆動信号を各ノズルごとに選択的に遮断しまたは通過
させるゲート部と、を備え、 前記工程(a)は、(a1)前記駆動信号生成部に駆動
信号を生成させる工程と、(a2)前記ゲート部に対し
て、前記複数のノズルの前記吐出駆動素子に対する前記
駆動信号を遮断するように、実質的に指示を出す工程
と、を備えるインク滴の吐出異常の検査方法。 - 【請求項3】 請求項1記載のインク滴の吐出異常の検
査方法であって、さらに、(c)前記吐出検査において
インク滴の吐出が検出された場合に、少なくとも前記駆
動信号生成部への電力の供給を停止する工程、を備える
インク滴の吐出異常の検査方法。 - 【請求項4】 請求項1記載のインク滴の吐出異常の検
査方法であって、 前記印刷装置は、外部に情報を提示する情報提示部を備
え、 前記インク滴の吐出異常の検査方法は、さらに、(c)
前記吐出検査においてインク滴の吐出が検出された場合
に、前記情報提示部を通じて動作異常である旨を表示す
る工程、を備えるインク滴の吐出異常の検査方法。 - 【請求項5】 請求項1記載のインク滴の吐出異常の検
査方法であって、 前記印刷装置は、外部に情報を送信するための通信イン
タフェイス部を備えるものであり、 前記インク滴の吐出異常の検査方法は、さらに、(c)
前記吐出検査においてインク滴の吐出が検出された場合
に、前記通信インタフェイス部を通じて外部に動作異常
信号を送信する工程、を備えるインク滴の吐出異常の検
査方法。 - 【請求項6】 請求項1記載のインク滴の吐出異常の検
査方法であって、 前記工程(b)は、(b1)光を射出する工程と、(b
2)前記各ノズルのインク滴の軌跡と前記光とが交わる
ように、前記印刷ヘッドを一定速度で搬送する工程と、
を含む、インク滴の吐出異常の検査方法。 - 【請求項7】 印刷媒体にインク滴でドットを記録する
ことによって、前記印刷媒体上に画像を印刷する印刷装
置であって、 複数のノズルを備えた印刷ヘッドと、 前記複数のノズルを駆動してドットの記録を行わせるヘ
ッド駆動部と、 前記複数のノズルからのインク滴の吐出の有無を検査す
る検査部と、 前記各部を制御するための制御部と、を備え、 前記制御部は、 前記ヘッド駆動部に対して、前記複数のノズルからイン
ク滴を吐出しないように、実質的に指示を出す吐出停止
制御部と、 前記複数のノズルに関して、インク滴の吐出検査を行う
吐出検査制御部と、を有する印刷装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の印刷装置であって、 前記ヘッド駆動部は、 各ノズルごとに設けられてインク滴を吐出する吐出駆動
素子と、 前記吐出駆動素子に供給する駆動信号を生成する駆動信
号生成部と、 前記吐出駆動素子に供給される前記駆動信号を各ノズル
ごとに選択的に遮断しまたは通過させるゲート部と、を
備え、 前記吐出停止制御部は、 前記駆動信号生成部に駆動信号を生成させる信号生成制
御部と、 前記ゲート部に対して、前記複数のノズルの前記吐出駆
動素子に対する前記駆動信号を遮断するように、実質的
に指示を出す信号遮断制御部と、を備える印刷装置。 - 【請求項9】 請求項7記載の印刷装置であって、 前記制御部は、さらに、 前記吐出検査においてインク滴の吐出が検出された場合
に、少なくとも前記駆動信号生成部への電力の供給を停
止する電力遮断制御部、を備える印刷装置。 - 【請求項10】 請求項7記載の印刷装置であって、さ
らに、 外部に情報を提示する情報提示部を備え、 前記制御部は、さらに、 前記吐出検査においてインク滴の吐出が検出された場合
に、前記情報提示部を通じて動作異常である旨を表示す
る異常表示制御部を備える印刷装置。 - 【請求項11】 請求項7記載の印刷装置であって、さ
らに、 外部に情報を送信するための通信インタフェイス部を備
え、 前記制御部は、さらに、 前記吐出検査においてインク滴の吐出が検出された場合
に、前記通信インタフェイス部を通じて外部に動作異常
信号を送信する異常通知制御部を備える印刷装置。 - 【請求項12】 請求項7記載の印刷装置であって、さ
らに、 前記検査部は、 光を射出する発光部と、 前記光を受ける受光部と、を有し、 前記吐出検査制御部は、 前記各ノズルのインク滴の軌跡と前記光とが交わるよう
に、前記印刷ヘッドを一定速度で搬送する、印刷装置。 - 【請求項13】 複数のノズルからインク滴を吐出する
ことによって印刷媒体に印刷を行う印刷装置を備えたコ
ンピュータに、前記印刷装置を制御させるための、コン
ピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体であって、 前記複数のノズルを駆動してドットの記録を行わせるヘ
ッド駆動部に対して、前記複数のノズルからインク滴を
吐出しないように、実質的に指示を出す機能と、 前記複数のノズルに関して、インク滴の吐出検査を行う
機能と、をコンピュータに実現させるための、コンピュ
ータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体。
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