JP2002210966A - 静電アクチュエータ及びアクチュエータ装置、インクジェットヘッド並びにインクジェット記録装置 - Google Patents

静電アクチュエータ及びアクチュエータ装置、インクジェットヘッド並びにインクジェット記録装置

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JP2002210966A
JP2002210966A JP2001009704A JP2001009704A JP2002210966A JP 2002210966 A JP2002210966 A JP 2002210966A JP 2001009704 A JP2001009704 A JP 2001009704A JP 2001009704 A JP2001009704 A JP 2001009704A JP 2002210966 A JP2002210966 A JP 2002210966A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 チャンネル間のクロストークを低減した静電
アクチュエータ及びこの静電アクチュエータを備えたア
クチュエータ装置、インクジェットヘッド並びにインク
ジェット記録装置の提供。 【解決手段】 導電性の電極基板42と振動板50と
を、振動板短手方向(ノズル列方向)の端部に幅が広い
領域(幅広部分)41a、42aを設け、この幅広部分
41a、42aで振動板50と電極基板42とを静電容
量結合で電気的に接続するための領域60を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電アクチュエータ及び
アクチュエータ装置、インクジェットヘッド並びにイン
クジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プ
ロッタ等の画像記録装置(画像形成装置)として用いる
インクジェット記録装置において使用するインクジェッ
トヘッドとして、インク滴を吐出するノズルと、このノ
ズルが連通するインク流路(吐出室、圧力室、加圧液
室、液室等とも称される。)と、このインク流路内の壁
面の一部を形成する振動板及びこの振動板に対向する電
極を有する静電アクチュエータを備え、振動板を静電気
力で変形変位させてインク流路内インクを加圧してノズ
ルからインク滴を吐出させる静電型インクジェットヘッ
ドがある。
【0003】静電型インクジェットヘッドは、静電気力
を用いるために、同じ体積に蓄えるエネルギーが小さ
く、アクチュエータ手段としてピエゾ素子や発熱抵抗体
を用いる他の形式のインクジェットヘッドに比べて、低
消費電力化、多数ノズルの同時駆動による高速化を図る
ことできる。すなわち、静電型以外のヘッドでは、イン
ク滴の運動エネルギーよりも数桁大きいエネルギーを使
用してインク滴を吐出させるために、余分なエネルギー
はヘッド或いはドライバIC(駆動回路)で発熱するこ
とになり、蓄熱等の影響で同時に駆動できるノズル数や
駆動周波数に限界がある。
【0004】このような静電型インクジェットヘッドと
しては、例えば特開平6−71882号公報に記載され
ているように、振動板(第1電極を兼ねる)及び液室を
形成したシリコン基板からなる第1基板と、絶縁層であ
るシリコン酸化膜に凹部を形成して、この凹部底面に第
1電極(振動板)に所定のギャップをおいて対向する第
2電極を設けたシリコン基板からなる第2基板と、ノズ
ルを形成した第3基板とをシリコン−シリコンの直接接
合法で接合したものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した静
電型インクジェットヘッドのように第2電極を絶縁膜を
介してシリコン基板などの導電性基板に設けた場合、第
2電極と導電性基板(第2基板)との間に容量カップリ
ングが生じることから、1又は複数の第2電極に駆動電
圧を印加したとき、他の駆動電圧を印加していない非駆
動チャンネルの第2電極にも容量カップリングによって
分圧され(クロストークが生じ)、非駆動チャンネルの
振動板の不必要な振動やインク吐出が引き起こされ、噴
射特性が変動するという現象が生じ、特に、多数のノズ
ルから同時にインク滴を吐出させようとする場合にその
影響が大きくなり、信頼性の低下や画像品質の低下を招
くという課題がある。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、チャンネル間のクロストークを低減した静電ア
クチュエータ及びこの静電アクチュエータを備えたアク
チュエータ装置、インクジェットヘッド並びにインクジ
ェット記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る静電アクチュエータは、第1電極に対
向する第2電極を設けた導電性基板上を、接地する部材
と電気的に接続したものである。
【0008】ここで、接地する部材は第1電極であるこ
とが好ましい。この場合、導電性基板と第1電極とを静
電容量結合で電気的に接続することができる。このと
き、導電性基板と第1電極との間の静電容量が導電性基
板と第2電極との間の静電容量の5倍以上であることが
好ましい。また、導電性基板と第1電極とは第2電極の
幅よりも幅の広い対向部分で対向していることが好まし
い。
【0009】また、導電性基板と第1電極とは直流的な
電気的接続とすることができる。さらに、導電性基板と
第1電極とは流路面に形成した導電性膜で電気的に接続
することができる。さらにまた、導電性基板と第1電極
とはインクを介して電気的に接続することができる。こ
の場合、導電性基板及び第1電極の流路面には導電性膜
を形成することが好ましい。
【0010】さらに、接地する部材は絶縁層上に形成し
た第3電極とすることができる。この場合、第3電極は
第2電極と同じ層構成とすることが好ましい。また、導
電性基板と第3電極とは絶縁層に形成したコンタクトホ
ールを介して接続することが好ましい。この場合、導電
性基板のコンタクトホールに臨む部分には酸化膜が形成
されていないことが好ましい。また、第3電極の最下層
には酸素原子をゲッターリングする効果のある金属層を
形成することが好ましい。この金属層はTi又はCrか
らなることが好ましい。
【0011】本発明に係るアクチュエータ装置は、第1
電極に対向する第2電極を絶縁層を介して設けた導電性
基板を接地する部材に電気的に接続した本発明に係る静
電アクチュエータを搭載し、この静電アクチュエータの
接地する部材を接地したものである。
【0012】本発明に係るアクチュエータ装置は、第1
電極に対向する第2電極を絶縁層を介して設けた導電性
基板を第1電極に電気的に接続した本発明に係る静電ア
クチュエータを搭載し、この静電アクチュエータの第1
電極を接地したものである。
【0013】本発明に係るアクチュエータ装置は、第1
電極に対向する第2電極を絶縁層を介して設けた導電性
基板を第3電極に電気的に接続した静電アクチュエータ
を搭載し、この静電アクチュエータの第3電極を接地し
たものである。
【0014】本発明に係るインクジェットヘッドは、イ
ンク滴を吐出するノズルと、このノズルが連通する吐出
室と、この吐出室の壁面を形成する振動板を兼ねる第1
電極又は振動板と一体の第1電極に対向する第2電極を
絶縁層を介して導電性基板上に設け、導電性基板を接地
する部材に電気的に接続した本発明に係る静電アクチュ
エータとを備えたものである。
【0015】本発明に係るインクジェットヘッドは、イ
ンク滴を吐出するノズルと、このノズルが連通する吐出
室と、この吐出室の壁面を形成する振動板を兼ねる第1
電極又は振動板と一体の第1電極に対向する第2電極を
絶縁層を介して導電性基板上に設け、導電性基板を第1
電極に電気的に接続した本発明に係る静電アクチュエー
タを備えたものである。
【0016】本発明に係るインクジェットヘッドは、イ
ンク滴を吐出するノズルと、このノズルが連通する吐出
室と、この吐出室の壁面を形成する振動板を兼ねる第1
電極又は振動板と一体の第1電極に対向する第2電極を
絶縁層を介して導電性基板上に設け、導電性基板を第3
電極に電気的に接続した本発明に係る静電アクチュエー
タを備えたものである。
【0017】本発明に係るインクジェット記録装置は、
導電性基板を接地する部材を電気的に接続した本発明に
係るインクジェットヘッドを備え、接地する部材を接地
したものである。
【0018】本発明に係るインクジェット記録装置は、
導電性基板を第1電極に電気的に接続した本発明に係る
インクジェットヘッドを備え、第1電極を接地したもの
である。
【0019】本発明に係るインクジェット記録装置は、
導電性基板を第3電極に電気的に接続した本発明に係る
インクジェットヘッドを備え、第3電極を接地したもの
である。
【0020】本発明に係るアクチュエータ装置は、振動
板を兼ねる第1電極又は振動板と一体の第1電極に対向
する第2電極を絶縁層を介して導電性基板上に設けた静
電アクチュエータを搭載し、この静電アクチュエータの
導電性基板を接地したものである。
【0021】本発明に係るインクジェット記録装置は、
インク滴を吐出するノズルと、このノズルが連通する吐
出室と、この吐出室の壁面を形成する振動板を兼ねる第
1電極又は振動板と一体の第1電極に対向する第2電極
を絶縁層を介して導電性基板上に設けた本発明に係る静
電アクチュエータとを備えたインクジェットヘッドを搭
載し、このインクジェットヘッドの導電性基板を接地し
たものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。先ず、本発明に係るインクジ
ェット記録装置の機構部について図1及び図2を参照し
て説明する。なお、図1は同記録装置の機構部の概略斜
視説明図、図2は同機構部の側面説明図である。
【0023】このインクジェット記録装置は、記録装置
本体1の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ、キ
ャリッジに搭載したインクジェットヘッドからなる記録
ヘッド、記録ヘッドへのインクを供給するインクカート
リッジ等で構成される印字機構部2等を収納し、給紙カ
セット4或いは手差しトレイ5から給送される用紙3を
取り込み、印字機構部2によって所要の画像を記録した
後、後面側に装着された排紙トレイ6に排紙する。
【0024】印字機構部2は、図示しない左右の側板に
横架したガイド部材である主ガイドロッド11と従ガイ
ドロッド12とでキャリッジ13を主走査方向(図2で
紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、このキャリッジ1
3にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ
(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する
インクジェットヘッドからなるヘッド14をインク滴吐
出方向を下方に向けて装着し、キャリッジ13の上側に
はヘッド14に各色のインクを供給するための各インク
タンク(インクカートリッジ)15を交換可能に装着し
ている。
【0025】ここで、キャリッジ13は後方側(用紙搬
送方向下流側)を主ガイドロッド11に摺動自在に嵌装
し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド1
2に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ
13を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ1
7で回転駆動される駆動プーリ18と従動プーリ19と
の間にタイミングベルト20を張装し、このタイミング
ベルト20をキャリッジ13に固定している。
【0026】また、記録ヘッドとしてここでは各色のヘ
ッド14を用いているが、各色のインク滴を吐出するノ
ズルを有する1個のヘッドでもよい。さらに、ヘッド1
4としては、後述するように、インク流路の壁面の少な
くとも一部を形成する振動板とこれに対向する電極とを
備え、静電力で振動板を変形変位させてインク滴を吐出
する静電型インクジェットヘッドを用いている。
【0027】一方、給紙カセット4にセットした用紙3
をヘッド14の下方側に搬送するために、給紙カセット
4から用紙3を分離給装する給紙ローラ21及びフリク
ションパッド22と、用紙3を案内するガイド部材23
と、給紙された用紙3を反転させて搬送する搬送ローラ
24と、この搬送ローラ24の周面に押し付けられる搬
送コロ25及び搬送ローラ24からの用紙3の送り出し
角度を規定する先端コロ26とを設けている。搬送ロー
ラ24は副走査モータ27によってギヤ列を介して回転
駆動される。
【0028】そして、キャリッジ13の主走査方向の移
動範囲に対応して搬送ローラ24から送り出された用紙
3を記録ヘッド14の下方側で案内する用紙ガイド部材
である印写受け部材29を設けている。この印写受け部
材29の用紙搬送方向下流側には、用紙3を排紙方向へ
送り出すために回転駆動される搬送コロ31、拍車32
を設け、さらに用紙3を排紙トレイ6に送り出す排紙ロ
ーラ33及び拍車34と、排紙経路を形成するガイド部
材35,36とを配設している。
【0029】また、キャリッジ13の移動方向右端側に
はヘッド14の信頼性を維持、回復するための信頼性維
持回復機構(以下「サブシステム」という。)37を配
置している。キャリッジ13は印字待機中にはこのサブ
システム37側に移動されてキャッピング手段などでヘ
ッド14をキャッピングされる。
【0030】次に、このインクジェット記録装置のヘッ
ド14を構成する本発明に係る静電アクチュエータを含
む本発明に係るアクチュエータ装置でもあるインクジェ
ットヘッドの第1実施形態について図3乃至図5を参照
して説明する。なお、図3はインクジェットヘッドの分
解斜視説明図、図4は同ヘッドの振動板長手方向に沿う
断面説明図、図5は同ヘッドの振動板短手方向に沿う要
部拡大断面図である。
【0031】インクジェットヘッド40は、結晶面方位
(110)の単結晶シリコン基板、SOI基板などのシ
リコン基板等を用いた第1基板である流路基板41と、
この流路基板41の下側に設けたシリコン基板を用いた
第2基板である電極基板42と、流路基板41の上側に
設けた第3基板であるノズル板43とを備え、インク滴
を吐出する複数のノズル44、各ノズル44が連通する
インク流路である加圧室46、各加圧室46にインク供
給路を兼ねた流体抵抗部47を介して連通する共通液室
流路48などを形成している。
【0032】流路基板41には加圧室46及びこの加圧
室46の壁面である底部をなす第1電極を兼ねた振動板
50を形成する凹部及び共通液室流路48を形成する貫
通部を形成している。この流路基板41は、例えば単結
晶シリコン基板を用いた場合、予め振動板厚さにボロン
を注入してエッチングストップ層となる高濃度ボロン層
を形成し、電極基板42と接合した後、加圧室46とな
る凹部をKOH水溶液などのエッチング液を用いて異方
性エッチングすることにより、このとき高濃度ボロン層
がエッチングストップ層となって振動板50が高精度に
形成される。また、シリコンのベース基板に酸化層を介
してシリコンの活性層を接合したSOI基板を用いる場
合には、活性層で振動板50を形成する。なお、このヘ
ッドでは、振動板50は第1電極を兼ねているが、振動
板50とは別に第1電極を振動板50と一体に形成する
こともできる。
【0033】また、電極基板42には導電性基板である
結晶面方位(100)に単結晶シリコン基板を用いて、
このシリコン基板に熱酸化法などで絶縁層であるシリコ
ン酸化膜層52を形成し、この酸化膜層52の部分に凹
部54を形成して、この凹部54底面に振動板50に対
向する第2電極である対向電極55を設け、振動板50
と対向電極55との間にギャップ56を形成し、これら
の振動板50と対向電極55とによって本発明に係る静
電アクチュエータを構成している。
【0034】この対向電極55の表面にはSiO膜な
どの酸化膜系絶縁膜、Si3膜などの窒化膜系絶縁膜
からなる電極保護膜57を成膜しているが、対向電極5
5の表面に電極保護膜57を形成しないで、振動板50
側に絶縁膜を形成することもできる。また、対向電極5
5は外部に延設して接続部(電極パッド部)55aとし
ている。さらに、電極基板42には、共通液室流路48
に連通するインク供給口59を形成している。
【0035】また、電極基板42の対向電極55として
は、TiNを用いているが、この他、通常半導体素子の
形成プロセスで一般的に用いられるAl、Cr、Ni等
の金属材料や、Ti、W等の高融点金属、または不純物
により低抵抗化した多結晶シリコン材料などを用いるこ
とができる。また、電極基板42にシリコン基板を用い
る場合、対向電極55としては、不純物拡散領域を用い
ることができる。この場合、拡散に用いる不純物は基板
シリコンの導電型と反対の導電型を示す不純物を用い、
拡散領域周辺にpn接合を形成し、対向電極55と電極
基板42とを電気的に絶縁する。
【0036】この電極基板42として用いる単結晶シリ
コン基板としては通常のシリコンウエハを用いることが
できる。その厚さはシリコンウエハの直径で異なるが、
直径4インチのシリコンウエハであれば厚さが500μ
m程度、直径6インチのシリコンウエハであれば厚さは
600μm程度であることが多い。シリコンウエハ以外
の材料を選択する場合には、流路基板41のシリコンと
熱膨張係数の差が小さい方が振動板50と接合する場合
に信頼性を向上できる。
【0037】これらの流路基板41と電極基板42との
接合は、接着剤による接合も可能であるが、より信頼性
の高い物理的な接合、例えば電極基板42がシリコン基
板で形成される場合、酸化膜を介した直接接合法を用い
ることができる。この直接接合は1000℃程度の高温
化で実施する。また、電極基板42をシリコン基板で形
成して、電極基板42と流路基板41との間にパイレッ
クス(登録商標)ガラスを成膜し、この膜を介して陽極
接合を行うこともできる。さらに、流路基板41と電極
基板42にシリコン基板を使用して金等のバインダーを
接合面に介在させた共晶接合で接合することもできる。
【0038】ここで、流路基板41と電極基板42と
は、図5に示すように、振動板短手方向(ノズル列方
向)の端部に幅が広い領域(幅広部分)41a、42a
を設け、この幅広部分41a、42aで振動板50と電
極基板42とを静電容量結合で電気的に接続するための
領域60を形成する。この幅広部分41a、42aのノ
ズル列方向の幅は対向電極55の幅よりも大きく(広
く)している。
【0039】ノズル板43は多数のノズル44を二列配
置して形成するとともに、共通液室流路48と加圧室4
6とを連通する流体抵抗部47となる溝を形成し、ま
た、吐出面には撥水処理を施している。このノズル板4
3としては、例えば、Ni電鋳工法で製作しためっき
膜、シリコン基板、SUSなどの金属、樹脂とジルコニ
アなどの金属層の複層構造のものなども用いることがで
きる。ここでは、ノズル板43は流路基板41に接着剤
にて接合している。
【0040】このインクジェットヘッド40ではノズル
44を二列配置し、この各ノズル44に対応して加圧室
46、振動板50、対向電極55なども二列配置し、各
ノズル列の中央部に共通液室流路48を配置して、左右
の加圧室46にインクを供給する構成を採用している。
これにより、簡単なヘッド構成で多数のノズルを有する
マルチノズルヘッドを構成することができる。
【0041】このインクジェットヘッドを駆動制御する
ヘッド駆動制御部について図6を参照して簡単に説明す
る。このヘッド駆動制御部は、CPU、ROM、RAM
及び周辺回路等を含む主制御部61と、波形生成回路6
2と、アンプ63と、駆動回路(ドライバIC)64等
とを備えている。
【0042】主制御部61は、波形生成回路62に対し
てインクジェットヘッド40を駆動するための駆動電圧
データを与え、ドライバIC64に対して印字信号(シ
リアルデータである)SD、シフトクロックCLK、ラ
ッチ信号LATなどを与える。波形生成回路62は、主
制御部61からの駆動電圧データをD/A変換してパル
ス状の駆動波形をアンプ63を介してドライバIC64
に出力する。
【0043】ドライバIC63は、印字信号SDに応じ
て波形生成回路62から与えられる駆動波形を選択して
インクジェットヘッド40の各個別電極55に与える。
このドライバIC64は、例えば、主制御部61からの
シリアルクロックCLK及び印字信号であるシリアルデ
ータSDを入力するシフトレジスタ65と、シフトレジ
スタ65のレジスト値を主制御部61からのラッチ信号
LATでラッチするラッチ回路66と、ラッチ回路66
の出力値をレベル変化するレベル変換回路67と、この
レベル変換回路67でオン/オフが制御されるアナログ
スイッチアレイ98とからなる。アナログスイッチアレ
イ68は、インクジェットヘッド40のm個(ノズル数
をm個とする。)の個別対向電極55に接続したアナロ
グスイッチAS1〜ASmからなる。なお、インクジェ
ットヘッド40の共通電極となる第1電極を兼ねる振動
板50は接地している。
【0044】以上のように構成したインクジェット記録
装置においては、ヘッド駆動制御部から印字信号SDに
応じてアナログスイッチASnをオン/オフ制御して、
印字データに対応するチャンネルのインクジェットヘッ
ド40の個別対向電極55に対して駆動波形(駆動電
圧)を印加する。
【0045】このインクジェットヘッド40において
は、振動板50と対向電極55との間に駆動波形が印加
されることによって、振動板50と対向電極55との間
に静電気力が発生して、この静電気力によって振動板5
0が対向電極55側に変形変位し、この状態から駆動電
圧が立ち下がって振動板50と対向電極55間の電荷が
放電されると、振動板50が復帰変形して、加圧室46
の内容積(体積)/圧力が変化し、これによってノズル
44からインク滴が吐出される。
【0046】すなわち、個別電極とする対向電極55に
パルス状の駆動波形が印加されると、接地された共通電
極となる振動板50との間に電位差が生じて、対向電極
55と振動板50の間に静電力が生じる。この結果、振
動板50は印加した電圧の大きさに応じて変位する。そ
の後、印加したパルス電圧を立ち下げることで、振動板
50の変位が復元して、その復元力により加圧室46内
の圧力が高くなり、ノズル44からインク滴が吐出され
る。
【0047】ここで、インクジェットヘッド40は前述
した図5に示すように導電性基板である電極基板42と
振動板50とを幅広部分41a、42aによる領域60
によって静電容量結合で電気的に接続しているので、電
極基板42に導電性基板を用いた場合のクロストークを
低減して安定したインク滴吐出特性を得ることができ
る。
【0048】すなわち、このインクジェットヘッド40
を静電容量の面から等価的に見ると、図7に示すよう
に、振動板50とm個の対向電極55との間でそれぞれ
静電容量Cxm(m=1〜m)が形成されるとともに、
電極基板42として導電性基板を用いているため、絶縁
膜であるシリコン酸化膜52を介してm個の対向電極5
5と電極基板42との間でそれぞれ静電容量Csm(m
=1〜m)が形成されることになり、各対向電極55の
位置を示す点Pm(m=1〜m)は静電容量Csmを介
して電極基板42に容量結合された状態にある。
【0049】しかしながら、このインクジェットヘッド
40では流路基板41と電極基板42との幅広部分41
a、42aで振動板50と電極基板42とを静電容量結
合で電気的に接続するための領域60を形成しているの
で、この領域60によって、振動板50と電極基板42
との間で静電容量Cxmよりも大きな静電容量Coが形
成され、電極基板42は静電容量Co及び振動板50を
介して接地されていることになる。
【0050】これにより、同図で例えば電極P1、P
2、P3のうちの1つのチャンネルの電極P2に駆動波
形Pvを印加した場合、この駆動波形Pvは静電容量C
s2を介して電極基板42にも印加されるが、電極基板
42が静電容量Co及び振動板50を介して接地されて
いるので、駆動波形Pvが他のチャンネルの電極P1、
P3に分圧されて印加されることがなくなる。
【0051】この場合、振動板50と電極基板42との
間で形成される静電容量Coは振動板50と各対向電極
55との間で形成される静電容量Cxn(n=1〜mの
いずれか)に対して十分に大きい方が好ましく、実験に
よると、静電容量Coを静電容量Cxnに対して5倍以
上、好ましくは10倍以上になるように振動板50と電
極基板42の幅広部分41a、42aを形成する。
【0052】つまり、図8に示すように、本発明に係る
インクジェットヘッド40のように幅広部分41a、4
2aを持たないインクジェットヘッドの構成を等価的に
見ると、図9に示すようにインクジェットヘッド40の
静電容量Coの相当する回路が存在しないことになる。
そのため、電極基板42がフローティング状態にあり、
1つのチャンネルの電極Pnは、導電性の電極基板42
及び静電容量Csmを介して他のチャンネルの電極Pm
と静電容量結合で電気的に接続された状態になる。
【0053】したがって、図9で例えば電極P1、P
2、P3のうちの1つのチャンネルの電極P2に駆動波
形Pvを印加した場合、この駆動波形Pvは静電容量C
s2を介して電極基板42にも印加され、他のチャンネ
ルの静電容量Cs1、Cs3を介して他の非吐出のチャ
ンネルの電極P1、P3に分圧される(クロストークが
生じる)ことになり、非吐出のチャンネルの振動板50
の不必要な振動や場合によってはインク滴吐出が引き起
こされ、インク滴吐出が不安定になって信頼性が低下
し、地汚れなどが生じることになる。
【0054】これに対して、本発明のように導電性基板
である電極基板42を静電容量Coによる静電容量結合
によって接地される部材である振動板50に電気的に接
続することにより、上述したようにクロストークを防止
でき、インク滴吐出が安定して信頼性が高くなり、地汚
れなどが生じることがなく、画像品質が向上する。
【0055】そして、振動板(第1電極)50を接地す
る部材として導電性基板である電極基板42と電気的に
接続することによって、簡単な構成で電極基板42を接
地することができるようになる。この場合、導電性基板
である電極基板42を、接地する部材である振動板50
と静電容量結合によって電気的に接続することにより、
導電性基板に接地のためのコンタクトをとるための工程
を付加する必要もなく、一層簡単な構成で導電性基板を
接地することができる。
【0056】次に、本発明に係るインクジェットヘッド
の第2実施形態について図10を参照して説明する。な
お、同図は同実施形態に係るインクジェットヘッドの振
動板短手方向の断面説明図である。この実施形態では、
導電性基板からなる電極基板42の下面にAl膜などの
導電性膜(導体膜)71を成膜したインクジェットヘッ
ドを搭載し、導電性膜71と振動板50とを直流的に電
気的に接続し、このインクジェットヘッドの導電性膜7
1を接地している。
【0057】このインクジェットヘッドを静電容量の面
から等価的に見ると、図11に示すように、振動板50
と各対向電極55との間で静電容量Cxm(m=1〜
m)が形成されるとともに、電極基板42として導電性
基板を用いているため、絶縁膜であるシリコン酸化膜5
2を介して各対向電極55と電極基板42との間で静電
容量Csm(m=1〜m)が形成されることになり、各
対向電極55の位置を示す点Pm(m=1〜m)は静電
容量Csmを介して電極基板42に容量結合された状態
にある。
【0058】しかしながら、電極基板42に成膜した導
電性膜71を介して電極基板42を接地しているので、
電極Pm間の静電容量Csmを介しての容量結合がなく
なる。したがって、前述したように各対向電極55と導
電性の電極基板42との間の静電容量Csmによるクロ
ストークを防止することができる。
【0059】そして、このように導電性基板である電極
基板42と振動板(第1電極)50との間で直流的な電
気的接続を行うことによって、振動板50と対向電極5
5に接続するFPCケーブルなどの接続手段を電極基板
42に接続するための電極パッドを設けることなく接地
することができ、素子の面積を増加することなく、導電
性基板を接地することができるようになる。
【0060】次に、本発明に係るインクジェットヘッド
の第3実施形態について図12乃至図15参照して説明
する。なお、図12は同実施形態に係るインクジェット
ヘッドの分解斜視説明図、図13は同ヘッドの第2電極
部分における振動板長手方向の断面説明図、図14は同
ヘッドの第3電極部分における振動板長手方向の断面説
明図、図15は同ヘッドの振動板短手方向の断面説明図
である。
【0061】このインクジェットヘッドにおいては、電
極基板42のシリコン酸化膜52に、第2電極である対
向電極55を形成するための電極形成用溝(凹部)54
を形成するとともに、ノズル列方向の両端部に第3電極
75を形成するための電極形成溝(凹部)74を形成し
ている。
【0062】そして、この電極形成溝(凹部)74の底
部の一部のシリコン酸化膜52を除去して導電性基板で
ある電極基板42を露出させるコンタクトホール76を
形成し、このコンタクトホール76を含めて第3電極7
5を形成することにより、第3電極75と電極基板42
とを電気的に接続している。この第3電極75は対向電
極55及び振動板50に接続するFPCケーブル77な
どの接続手段の1つのラインを介して接地している。
【0063】ここで、コンタクトホール76を形成した
後、コンタクトホール76内の電極基板42上に形成さ
れる自然酸化膜を除去した上で第3電極75を形成する
ことによって、第3電極75と電極基板42との間に酸
化膜がない状態にしている。
【0064】このように、電極基板42を第3電極75
に電気的に接続し、この第3電極75を接地することで
電極基板42を接地することにより、対向電極55と電
極基板42との間の静電容量による容量結合によって生
じるクロストークを防止することができる。
【0065】そして、導電性基板である電極基板42を
接地するための第3電極75を設けて接地することによ
り、電極基板42を確実に電気的に接地することがで
き、電気的信頼性が向上する。この場合、対向電極55
と第3電極75とを導電性基板である電極基板42上に
形成する、つまり対向電極55と第3電極75とを略同
一平面に隣接して形成することによって、対向電極55
と第3電極75とを同一のFPCケーブルなどの接続手
段に実装することができるようになり、実装信頼性が向
上し、低コスト化を図れる。
【0066】また、対向電極55と第3電極75とを同
じ層構成とすることにより、同一の工程で形成すること
ができ、コンタクトホール76を形成する工程を追加す
るだけで電極基板42を接地することができ、工程増加
も比較的少なくなる。さらに、第3電極75をノズル列
方向で対向電極55の列の両側又は片側に配置すること
により、ノズルピッチが不揃いになることがなくなる。
【0067】さらに、第3電極75と電極基板42との
間に酸化膜がない状態にすることにより、第3電極75
と電極基板42との電気的な接続特性を良好な状態に保
つことができ、電極基板42を高い信頼性で接地するこ
とができる。
【0068】次に、本発明に係るインクジェットヘッド
の第4実施形態について図16乃至図18を参照して説
明する。なお、図16は同ヘッドの振動板長手方向の断
面説明図、図17は同ヘッドの第3電極部分での振動板
長手方向の断面説明図、図18は同ヘッドの振動板短手
方向の断面説明図である。
【0069】この実施形態では、電極55及び第3電極
75として、電極基板42上に形成したTi層77とこ
のTi層77上に形成したTiN層78の2層構造とし
ている。TiN層78の下層としてTi層77を設ける
ことによってTiN層78の密着強度を向上するととも
に、電気的な信頼性が向上する。
【0070】そこで、上記第3実施形態のインクジェッ
トヘッドの電極基板の製造工程について図19乃至図2
1を参照して説明する。なお、図19及び図20は同製
造工程を説明する平面説明図、図21は同製造工程を説
明する振動板短手方向での断面説明図である。
【0071】先ず、図19(a)及び図21(a)に示
すように、p型の導電型を有し、(100)の面方位で
あるシリコン基板である電極基板42上に熱酸化によっ
て膜厚1〜2μm程度のシリコン酸化膜52を形成し、
この酸化膜52に電極55及び第3電極75を形成する
ための溝状の凹部54、74を通常のフォトリソとウェ
ットエッチングによって深さ0.6μmに形成する。
【0072】その後、図19(b)及び図21(b)に
示すように、第3電極75を形成するための凹部74に
通常のフォトリソとウェットエッチングによってシリコ
ン基板40に達するまでエッチングを行い、コンタクト
ホール76を形成する。
【0073】次に、図20(a)及び図21(c)に示
すように、電極基板42の全面に電極材料としてのTi
Nを反応性スパッタリング法を用いて0.2μm成膜
し、通常のフォトリソ技術とドライエッチング技術を用
いてパターニングし、凹部54の底面に電極55を、コ
ンタクトホール76に電極基板42に接する第3電極7
5を形成する。このとき、TiN膜を成膜する前に、ウ
ェットエッチング液に浸し、コンタクトホール76内の
電極基板42表面に形成された自然酸化膜を除去する。
これにより、電極基板42と第3電極75の電気的な接
続特性を良好な状態に保つことができる。
【0074】そして、図20(b)及び図21(d)に
示すように、TEOSを原料に用いたプラズマCVD法
を用い、全面に0.2μmの厚さでSiO2膜を成膜
し、通常のフォトリソ技術とドライエッチング技術を用
いてパターニングし、電極55及び第3電極75を覆い
隠すように電極保護膜57を形成する。なお、前記第4
実施形態のインクジェットヘッドを製造する場合には電
極をTi層及びTiN層の順に成膜して、電極55及び
第3電極75の形状にパターニングすればよい。
【0075】次に、本発明に係るインクジェットヘッド
の第5実施形態について図22及び図23を参照して説
明する。なお、図22は同ヘッドの振動板長手方向の断
面説明図、図23は同ヘッドの振動板短手方向の断面説
明図である。このインクジェットヘッドにおいては、振
動板50の加圧室46側の面を含めて流路基板41の内
面及びインク供給口49の壁面には例えばTiNからな
る導電性膜80、81を成膜している。
【0076】したがって、このインクジェットヘッドに
インク82が充填されたとき、インク82は導電性を有
するので、電極基板42と振動板50とは導電性膜8
0、インク82及び導電性膜81を介して電気的に接続
されることになり、振動板50は接地されるので、電極
基板42も電気的に接地されることになる。
【0077】このインクジェットヘッドを静電容量の面
から等価的に見ると、図24に示すように、振動板50
とm個の対向電極55との間でそれぞれ静電容量Cxm
(m=1〜m)が形成されるとともに、電極基板42と
して導電性基板を用いているため、絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜52を介して各対向電極55と電極基板42と
の間でそれぞれ静電容量Csm(m=1〜m)が形成さ
れることになり、各対向電極55の位置を示す点Pm
(m=1〜m)は静電容量Csmを介して電極基板42
に容量結合された状態にある。
【0078】しかしながら、電極基板42は導電性膜8
0、インク82及び導電性膜81で構成される接続路8
3を介して振動板50に電気的に接続され、振動板50
は接地されているので電極基板42が電気的に接地され
ることになる。したがって、前述したように各対向電極
55と導電性の電極基板42との間の静電容量Csmに
よるクロストークを防止することができる。
【0079】このように導電性基板を接地するための特
別な電極を用いることなく、導電性基板を接地すること
ができて、素子面積の増大なく、導電性基板を接地して
クロストークを防止することができる。なお、流路内面
に一体の導電性膜を形成して、電極基板42と振動板5
0とを電気的に接続することもできる。
【0080】なお、上記各実施形態においては、静電型
インクジェットヘッドの振動板と電極の平面形状を矩形
とした例で説明したが、平面形状を台形、三角形とする
こともできる。また、上記各実施形態ではインクジェッ
トヘッドは振動板と液室とを流路基板として同一部材か
ら形成しているが、振動板と液室形成部材とを別部材で
形成して接合することもできる。
【0081】また、上記実施形態におけるノズル、加圧
室、流体抵抗部、共通液室流路の形状、配置、形成方法
は適切に変更することができる。例えば、上記実施形態
においては、ノズルは振動板の変位方向にインク滴が吐
出するように形成したサイドシュータ方式のインクジェ
ットヘッドであるが、ノズルを振動板の変位方向と交差
する方向にインク滴が吐出するように形成したエッジシ
ュータ方式のインクジェットヘッドでもよい。
【0082】さらに、上記実施形態においては、本発明
に係る静電アクチュエータをインクジェットヘッドのア
クチュエータ部に適用した例で説明したが、マイクロモ
ータ、マイクロポンプ、マイクロアクチュエータなどの
他のアクチュエータ装置のアクチュエータ部に適用する
こともできる。また、インク滴を吐出するインクジェッ
トヘッド以外にも液体レジストなどの液滴を吐出させる
液滴吐出ヘッドにも同様に適用することができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る静電
アクチュエータによれば、第1電極に対向する第2電極
を絶縁層を介して設けた導電性基板を、接地する部材と
電気的に接続したので、第2電極の基板に導電性基板を
用いた場合のクロストークを防止することができるよう
になり、信頼性を向上させることができる。
【0084】ここで、接地する部材を第1電極とするこ
とによって簡単な構成で導電性基板を接地することがで
きるようになる。この場合、導電性基板と第1電極とを
静電容量結合で電気的に接続することで、構成が一層簡
単になる。このとき、導電性基板と第1電極との間の静
電容量を導電性基板と第2電極との間の静電容量の5倍
以上にすることで、確実にクロストークを防止すること
ができる。また、導電性基板と第1電極とは第2電極の
幅よりも幅の広い対向部分で対向させることで簡単な構
成で第1電極と導電性基板との静電容量結合を行うこと
ができる。
【0085】また、導電性基板と第1電極とを直流的な
電気的接続とすることで、導電性基板の面積を増加する
ことなく、導電性基板を接地することができる。
【0086】さらに、導電性基板と第1電極とは流路面
に形成した導電性膜で電気的接続をとることで、簡単な
構成で、素子面積を増加することなく、導電性基板を接
地することができるようになる。
【0087】さらにまた、導電性基板と第1電極とはイ
ンクを介して電気的接続がなされるようにすることで、
簡単な構成で導電性基板を接地することができる。この
場合、導電性基板及び第1電極の流路面に導電性膜を形
成することでより確実に導電性基板と第1電極とを電気
的に接続することができる。
【0088】さらに、接地する部材を絶縁層上に形成さ
れた第3電極とすることにより、電極形成工程で接地す
る部材を形成することができるようになり、コスト増加
を最小限に抑え、接地のための実装が容易なる。
【0089】この場合、第3電極は第2電極と同じ層構
成とすることにより、コスト増加を招くことなく第3電
極を形成することができる。また、導電性基板と第3電
極とは絶縁層に形成したコンタクトホールを介して接続
することで、導電性基板と第3電極とを確実に電気的に
接続することができる。この場合、導電性基板のコンタ
クトホールに臨む部分には酸化膜が形成されていないこ
とで、電気的接続が安定的に確保できる。また、第3電
極のコンタクトホール側面には酸素原子をゲッターリン
グする効果のある金属層を形成することで、第3電極と
絶縁層の密着強度が増加して剥がれ等の不良が防止さ
れ、安定した電気的接続を確保できる。この金属層はT
i又はCrとすることにより、簡単なプロセスで形成す
ることができる。
【0090】本発明に係るアクチュエータ装置によれ
ば、第1電極に対向する第2電極を絶縁層を介して設け
た導電性基板を接地する部材に電気的に接続した静電ア
クチュエータを搭載し、この静電アクチュエータの接地
する部材を接地しているので、導電性基板を用いた場合
のクロストークを防止することができ、信頼性が向上す
る。
【0091】本発明に係るアクチュエータ装置によれ
ば、第1電極に対向する第2電極を絶縁層を介して設け
た導電性基板を第1電極に電気的に接続した静電アクチ
ュエータを搭載し、この静電アクチュエータの第1電極
を接地したので、導電性基板を用いた場合のクロストー
クを簡単な構成で防止することができ、信頼性が向上す
る。
【0092】本発明に係るアクチュエータ装置によれ
ば、第1電極に対向する第2電極を絶縁層を介して設け
た導電性基板を第3電極に電気的に接続した静電アクチ
ュエータを搭載し、この静電アクチュエータの第3電極
を接地したので、導電性基板を用いた場合のクロストー
クを高い信頼性で大幅な構成の複雑化を招くことなく防
止することができ、信頼性が向上する。
【0093】本発明に係るインクジェットヘッドによれ
ば、インク滴を吐出するノズルと、このノズルが連通す
る吐出室と、この吐出室の壁面を形成する振動板を兼ね
る第1電極又は振動板と一体の第1電極に対向する第2
電極を絶縁層を介して設けた導電性基板を、接地する部
材に電気的に接続した静電アクチュエータとを備えたの
で、第2電極の基板に導電性基板を用いた場合のクロス
トークを防止することができ、インク滴吐出が安定し、
信頼性及び画像品質が向上する。
【0094】本発明に係るインクジェットヘッドによれ
ば、インク滴を吐出するノズルと、このノズルが連通す
る吐出室と、この吐出室の壁面を形成する振動板を兼ね
る第1電極又は振動板と一体の第1電極に対向する第2
電極を絶縁層を介して設けた導電性基板を第1電極に電
気的に接続した静電アクチュエータを備えたので、第2
電極の基板に導電性基板を用いた場合のクロストークを
簡単な構成で防止することができ、インク滴吐出が安定
し、信頼性及び信頼性が向上する。
【0095】本発明に係るインクジェットヘッドによれ
ば、インク滴を吐出するノズルと、このノズルが連通す
る吐出室と、この吐出室の壁面を形成する振動板を兼ね
る第1電極又は振動板と一体の第1電極に対向する第2
電極を絶縁層を介して設けた導電性基板を第3電極に電
気的に接続した静電アクチュエータを備えたので、第2
電極の基板に導電性基板を用いた場合のクロストークを
高い信頼性で大幅な構成の複雑化を招くことなく防止す
ることができ、インク滴吐出が安定し、信頼性が向上す
る。
【0096】本発明に係るインクジェット記録装置によ
れば、導電性基板を接地する部材を電気的に接続したイ
ンクジェットヘッドを備え、接地する部材を接地したの
で、第2電極の基板に導電性基板を用いた場合のクロス
トークが防止され、安定したインク滴吐出を行うことが
できて画像品質が向上する。
【0097】本発明に係るインクジェット記録装置によ
れば、導電性基板を第1電極に電気的に接続したインク
ジェットヘッドを備え、第1電極を接地したので、第2
電極の基板に導電性基板を用いた場合のクロストークが
簡単な構成で防止され、安定したインク滴吐出を行うこ
とができて画像品質が向上する。
【0098】本発明に係るインクジェット記録装置によ
れば、導電性基板を第3電極に電気的に接続したインク
ジェットヘッドを備え、第3電極を接地したので、第2
電極の基板に導電性基板を用いた場合のクロストークが
高い信頼性で大幅な工程増加を招くことなく防止され、
安定したインク滴吐出を行うことができて画像品質が向
上する。
【0099】本発明に係るアクチュエータ装置によれ
ば、振動板を兼ねる第1電極又は振動板と一体の第1電
極に対向する第2電極を絶縁層を介して設けた導電性基
板を接地したので、第2電極の基板に導電性基板を用い
た場合のクロストークが防止され、信頼性が向上する。
【0100】本発明に係るインクジェット記録装置によ
れば、インク滴を吐出するノズルと、このノズルが連通
する吐出室と、この吐出室の壁面を形成する振動板を兼
ねる第1電極又は振動板と一体の第1電極に対向する第
2電極を絶縁層を介して導電性基板上に設けた静電アク
チュエータとを備えたインクジェットヘッドを搭載し、
このインクジェットヘッドの導電性基板を接地したの
で、第2電極の基板に導電性基板を用いた場合のクロス
トークが防止され、安定したインク滴吐出を行うことが
できて画像品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の機構部
の概略斜視説明図
【図2】同機構部の側面説明図
【図3】本発明に係るインクジェットヘッドの第1実施
形態の分解斜視説明図
【図4】同ヘッドの振動板長手方向の断面説明図
【図5】同ヘッドの振動板短手方向の断面説明図
【図6】同記録装置のヘッド駆動制御部の一例を示すブ
ロック図
【図7】同ヘッドの等価回路を説明する説明図
【図8】比較例に係るインクジェットヘッドの振動板短
手方向の断面説明図
【図9】同比較例のヘッドの等価回路を説明する説明図
【図10】本発明に係るインクジェットヘッドの第2実
施形態の振動板短手方向の断面説明図
【図11】同ヘッドの等価回路を説明する説明図
【図12】本発明に係るインクジェットヘッドの第3実
施形態の分解斜視説明図
【図13】同ヘッドの振動板長手方向の断面説明図
【図14】同ヘッドの第3電極部分における振動板長手
方向の断面説明図
【図15】同ヘッドの振動板短手方向の断面説明図
【図16】本発明に係るインクジェットヘッドの第4実
施形態の振動板長手方向の断面説明図
【図17】同ヘッドの第3電極部分における振動板長手
方向の断面説明図
【図18】同ヘッドの振動板短手方向の断面説明図
【図19】第3実施形態のインクジェットヘッドの電極
基板の製造工程を説明する上面説明図
【図20】図19に続く工程を説明する上面説明図
【図21】同製造工程を説明する断面説明図
【図22】本発明に係るインクジェットヘッドの第5実
施形態の振動板長手方向の断面説明図
【図23】同ヘッドの振動板短手方向の断面説明図
【図24】同ヘッドの等価回路を説明する説明図
【符号の説明】
13…キャリッジ、14…ヘッド、24…搬送ローラ、
33…排紙ローラ、40…インクジェットヘッド、41
…流路基板、42…電極基板(導電性基板)、43…ノ
ズル板、44…ノズル、46…加圧室、47…流体抵抗
部、48…共通流路液室、50…振動板、55…電極、
56…ギャップ、60…静電容量結合領域、71…導電
性膜、75…第3電極、76…コンタクトホール、8
0、81…導電性膜、82…インク。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板を兼ねる第1電極又は振動板と一
    体の第1電極に対向する第2電極を絶縁層を介して導電
    性基板上に設け、前記振動板を静電気力で変形させる静
    電アクチュエータにおいて、前記導電性基板を、接地す
    る部材と電気的に接続したことを特徴とする静電アクチ
    ュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の静電アクチュエータに
    おいて、前記接地する部材が前記第1電極であることを
    特徴とする静電アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の静電アクチュエータに
    おいて、前記導電性基板と前記第1電極とを静電容量結
    合で電気的に接続していることを特徴とする静電アクチ
    ュエータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の静電アクチュエータに
    おいて、前記導電性基板と前記第1電極との間の静電容
    量が前記導電性基板と前記第2電極との間の静電容量の
    5倍以上であることを特徴と静電アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の静電アクチュエ
    ータにおいて、前記導電性基板と前記第1電極とは前記
    第2電極の面積よりも面積の広い対向部分で対向してい
    ることを特徴とする静電アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の静電アクチュエータに
    おいて、前記導電性基板と前記第1電極とは直流的な電
    気的接続がなされていることを特徴とする静電アクチュ
    エータ。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の静電アクチュエータに
    おいて、前記導電性基板と前記第1電極とは素子表面に
    形成した導電性膜で電気的接続がなされていることを特
    徴とする静電アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の静電アクチュエータに
    おいて、前記導電性基板と前記第1電極とはインクを介
    して電気的接続がなされることを特徴とする静電アクチ
    ュエータ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の静電アクチュエータに
    おいて、前記導電性基板及び前記第1電極の素子表面に
    は導電性膜が形成されていることを特徴とする静電アク
    チュエータ。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の静電アクチュエータ
    において、前記接地する部材が前記絶縁層上に形成され
    た第3電極であることを特徴とする静電アクチュエー
    タ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の静電アクチュエー
    タにおいて、前記第3電極は前記第2電極同じ層構成で
    あることを特徴とする静電アクチュエータ。
  12. 【請求項12】 請求項11又は12に記載の静電アク
    チュエータにおいて、前記導電性基板と前記第3電極と
    は前記絶縁層に形成したコンタクトホールを介して接続
    されていることを特徴とする静電アクチュエータ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の静電アクチュエー
    タにおいて、前記導電性基板の前記コンタクトホールが
    臨む部分には酸化膜が形成されていないことを特徴とす
    る静電アクチュエータ。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13に記載の静電アク
    チュエータにおいて、前記第3電極の最下層には酸素原
    子をゲッターリングする効果のある金属層が形成されて
    いることを特徴とする静電アクチュエータ。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の静電アクチュエー
    タにおいて、前記金属層がTi又はCrからなることを
    特徴とする静電アクチュエータ。
  16. 【請求項16】 振動板を兼ねる第1電極又は振動板と
    一体の第1電極に対向する第2電極を絶縁層を介して導
    電性基板上に設け、前記振動板を静電気力で変形させる
    静電アクチュエータを搭載したアクチュエータ装置にお
    いて、前記静電アクチュエータが前記請求項1に記載の
    静電アクチュエータであり、この静電アクチュエータの
    導電性基板を電気的に接続した接地する部材を接地して
    いることを特徴とするアクチュエータ装置。
  17. 【請求項17】 振動板を兼ねる第1電極又は振動板と
    一体の第1電極に対向する第2電極を絶縁層を介して導
    電性基板上に設け、前記振動板を静電気力で変形させる
    静電アクチュエータを搭載したアクチュエータ装置にお
    いて、前記静電アクチュエータが前記請求項2乃至9の
    いずれかに記載の静電アクチュエータであり、この静電
    アクチュエータの第1電極を接地していることを特徴と
    するアクチュエータ装置。
  18. 【請求項18】 振動板を兼ねる第1電極又は振動板と
    一体の第1電極に対向する第2電極を絶縁層を介して導
    電性基板上に設け、前記振動板を静電気力で変形させる
    静電アクチュエータを搭載したアクチュエータ装置にお
    いて、前記静電アクチュエータが前記請求項10乃至1
    5のいずれかに記載の静電アクチュエータであり、この
    静電アクチュエータの第3電極を接地していることを特
    徴とするアクチュエータ装置。
  19. 【請求項19】 インク滴を吐出するノズルと、このノ
    ズルが連通する吐出室と、この吐出室の壁面を形成する
    振動板を兼ねる第1電極又は振動板と一体の第1電極に
    対向する第2電極を絶縁層を介して導電性基板上に設
    け、前記振動板を静電気力で変形させる静電アクチュエ
    ータとを備えたインクジェットヘッドにおいて、前記静
    電アクチュエータが前記請求項1に記載の静電アクチュ
    エータであることを特徴とするインクジェットヘッド。
  20. 【請求項20】 インク滴を吐出するノズルと、このノ
    ズルが連通する吐出室と、この吐出室の壁面を形成する
    振動板を兼ねる第1電極又は振動板と一体の第1電極に
    対向する第2電極を絶縁層を介して導電性基板上に設
    け、前記振動板を静電気力で変形させる静電アクチュエ
    ータとを備えたインクジェットヘッドにおいて、前記静
    電アクチュエータが前記請求項2乃至9のいずれかに記
    載の静電アクチュエータであることを特徴とするインク
    ジェットヘッド。
  21. 【請求項21】 インク滴を吐出するノズルと、このノ
    ズルが連通する吐出室と、この吐出室の壁面を形成する
    振動板を兼ねる第1電極又は振動板と一体の第1電極に
    対向する第2電極を絶縁層を介して導電性基板上に設
    け、前記振動板を静電気力で変形させる静電アクチュエ
    ータとを備えたインクジェットヘッドにおいて、前記静
    電アクチュエータが前記請求項10乃至15のいずれか
    に記載の静電アクチュエータであることを特徴とするイ
    ンクジェットヘッド。
  22. 【請求項22】 インク滴を吐出する静電型インクジェ
    ットヘッドを搭載したインクジェット記録装置におい
    て、前記静電型インクジェットヘッドが前記請求項19
    に記載のインクジェットヘッドであり、このインクジェ
    ットヘッドの接地する部材を接地していることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  23. 【請求項23】 インク滴を吐出する静電型インクジェ
    ットヘッドを搭載したインクジェット記録装置におい
    て、前記静電型インクジェットヘッドが前記請求項20
    に記載のインクジェットヘッドであり、このインクジェ
    ットヘッドの第1電極を接地していることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  24. 【請求項24】 インク滴を吐出する静電型インクジェ
    ットヘッドを搭載したインクジェット記録装置におい
    て、前記静電型インクジェットヘッドが前記請求項21
    に記載のインクジェットヘッドであり、このインクジェ
    ットヘッドの第3電極を接地していることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  25. 【請求項25】 振動板を兼ねる第1電極又は振動板と
    一体の第1電極に対向する第2電極を絶縁層を介して導
    電性基板上に形成し、前記振動板を静電気力で変形させ
    る静電アクチュエータを搭載したアクチュエータ装置に
    おいて、前記静電アクチュエータの導電性基板を電気的
    に接地していることを特徴とするアクチュエータ装置。
  26. 【請求項26】 インク滴を吐出するノズルと、このノ
    ズルが連通する吐出室と、この吐出室の壁面を形成する
    振動板を兼ねる第1電極又は振動板と一体の第1電極に
    対向する第2電極を絶縁層を介して導電性基板上に形成
    し、前記振動板を静電気力で変形させる静電アクチュエ
    ータとを備えたインクジェットヘッドを搭載したインク
    ジェット記録装置において、前記インクジェットヘッド
    の導電性基板を電気的に接地していることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
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