JP2002210854A - 複合フィルム - Google Patents

複合フィルム

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JP2002210854A
JP2002210854A JP2001008781A JP2001008781A JP2002210854A JP 2002210854 A JP2002210854 A JP 2002210854A JP 2001008781 A JP2001008781 A JP 2001008781A JP 2001008781 A JP2001008781 A JP 2001008781A JP 2002210854 A JP2002210854 A JP 2002210854A
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composite film
friction coefficient
coating layer
equation
heat
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English (en)
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Michio Tsuyumoto
美智男 露本
Koichi Yanase
幸一 柳瀬
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、包装用に使用する複合
フィルムに関し、特に食品や小サイズのものなどを収容
する小箱等の上包みに適した高速包装用の複合フィルム
を提供する。 【解決手段】 少なくともコア層の両面にヒート
シール性を有する被覆層を有する複合フィルムであっ
て、非塩素系材料からなり、少なくとも一方の面におけ
る表面固有抵抗値(JIS K6911の5.13 抵
抗率の測定方法に準拠して測定)が1×1012Ω/□以
下であり、複合フィルム同士を密着させた場合の密着面
同士の20〜60℃における、静摩擦係数μs、動摩擦
係数μk、および動摩擦係数と静摩擦係数の変動幅ss
(それぞれJIS K7125に準じて測定)が下記式
1,式2,式3を満たす面を少なくとも一方に有するこ
とを特徴とする複合フィルム。 0.15≦μs≦0.65 式1 0.15≦μk≦0.65 式2 0≦ss≦0.2 式3

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装用に使用する
複合フィルムに関し、特に食品や小サイズのものなどを
収容する小箱等の上包みに適した高速包装用の複合フィ
ルムに関する。
【0002】
【従来の技術】食品や小サイズのものなどを収容する紙
箱は、防湿性を目的として、その外側をポリプロピレン
系樹脂フィルムをベースとしたフィルムにより上包み
(オーバーラップ)することが多い。ポリプロピレン系
樹脂フィルムは、防湿性、風合い、コシ等の点では優れ
ているが、ヒートシール性の点に問題があるため、従来
は、ポリプロピレン系樹脂フィルムの両面に、防湿性と
ヒートシール性の両方を兼ね備える塩化ビニリデン系樹
脂(PVDC)層を形成した複合フィルムを使用してい
た。しかし、近年の環境問題の高まりにより、焼却時に
ダイオキシン類等を発生する可能性のあるPVDC等の
塩素系樹脂の使用を避ける傾向にあり、PVDCを使用
しない複合フィルムの開発が求められていた。
【0003】そのようなフィルムとして、例えば低融点
オレフィン系樹脂やアクリル系樹脂からなる被覆層を形
成する方法があるが、自動包装装置を使用した包装時に
詰まりなどの不良が発生して作業性が低下することが問
題となっていた。特に高速包装を行うタバコの包装の場
合、上記問題が顕著であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、非塩素系材
料からなり、包装時、特に高速包装時に詰まりなどが発
生せず、作業性が向上する複合フィルムの提供を目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、包装時に
発生する詰まりなどの不良が、包装時にかかる熱と圧力
のため自動包装装置の金属案内板等に対する滑り性や離
型性が低下することに起因するため、表面固有抵抗値、
複合フィルム同士を密着させた場合の密着面同士の高温
での摩擦係数μs、静摩擦係数μkを特定範囲とすること
により、上記問題点が解決できることを見出し、本発明
に至った。
【0006】即ち、本発明は、少なくともコア層の両面
にヒートシール性を有する被覆層を有する複合フィルム
であって、非塩素系材料からなり、少なくとも一方の面
における表面固有抵抗値(JIS K6911の5.1
3 抵抗率の測定方法に準拠して測定)が1×1012Ω
/□以下であり、複合フィルム同士を密着させた場合の
密着面同士の20〜60℃における、静摩擦係数μs
動摩擦係数μk、および動摩擦係数と静摩擦係数の変動
幅ss(それぞれJIS K7125に準じて測定)が
下記式1,式2,式3を満たす面を少なくとも一方に有
することを特徴とする複合フィルムである。 0.15≦μs≦0.65 式1 0.15≦μk≦0.65 式2 0≦ss≦0.2 式3
【0007】なお、本発明において「非塩素系材料」と
は、塩化ビニリデン系樹脂や塩化ビニル樹脂などのよう
な樹脂の主構成成分に塩素原子を含有する材料以外の材
料を指す。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明におけるコア層を構成する
素材は非塩素系材料であれば特に限定されず、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−
プロピレン共重合体などのポリオレフィン系樹脂、ポリ
ビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合
体などのビニルアルコール系ポリマー、ポリスチレン、
スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体などのスチレン系樹
脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン1
1、ナイロン12、ナイロン66、ナイロン6/66、
ナイロン66/610、ナイロン6/11などのナイロ
ンまたはポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリカー
ボネート、ポリイミド、ポリフェニレンオキシド、ポリ
スルホン、ポリパラキシレン、ポリアミドイミド、ポリ
エステルイミド等が挙げられる。また、本発明における
コア層を構成する素材として2種以上を使用しても良
い。
【0009】本発明におけるコア層を構成する素材とし
て、好ましくはポリオレフィン系樹脂、さらに好ましく
は透明性、剛性、包装適性に優れるポリプロピレン系樹
脂がよい。特に好ましくは、結晶性ポリプロピレン系樹
脂がよい。ポリプロピレン系樹脂は、エチレン、ブテン
−1、1,3−メチルペンテンなどのα−オレフィンと
の共重合体であっても良いが、好ましくは主としてポリ
プロピレン単独重合体からなるのがよい。
【0010】ポリプロピレン系樹脂のアイソタクチック
・インデックス(II)は92%以上であるのが好まし
く、さらに好ましくは94%以上、特に好ましくは96
%以上であるのがよい。アイソタクチック・インデック
ス(II)が上記範囲であることにより、フィルム走行
時のカールが少なく、自動包装時の包装適性が向上す
る。
【0011】ポリプロピレン系樹脂の極限粘度[η]は
0.8〜4dl/gであるのが好ましく、さらに好まし
くは1〜2.5dl/gであるのがよい。
【0012】本発明においてコア層には、本発明の作用
を阻害しない範囲で添加剤などの他の成分を含有してい
ても良い。このような添加剤としては、例えば、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤などの安定剤、帯電防止
剤、結晶核成長剤、炭化水素重合体(スチレン系樹脂、
テルペン系樹脂、石油樹脂、ジシクロペンタジエン樹
脂、クマロインデン樹脂などのクマロン樹脂、フェノー
ル樹脂、ロジンとその誘導体やそれらの水添樹脂な
ど)、可塑剤、充填剤、ワックス(高級脂肪酸とその
塩、高級脂肪酸エステル、鉱物系、植物系などの天然ワ
ックス、ポリエチレンなどの合成ワックスなど)、スリ
ップ剤(高級脂肪酸アミドやポリシロキサンなど)、微
粒子(微粉末シリカなど)等が挙げられる。
【0013】特に上記添加剤の内、後述のような表面固
有抵抗値を発現させるために、帯電防止剤を含有するの
が好ましい。帯電防止剤としては、例えば、ステアリル
・ジエタノールアミン・ステアリン酸モノエステル、ス
テアリル・ジエタノールアミン、アルキルアミン・エチ
レンオキサイド付加物、第4級アンモニウム塩、ヒダン
トイン誘導体などのカチオン系帯電防止剤、硫酸誘導
体、アルキルスルホン酸塩、リン酸誘導体などのアニオ
ン系帯電防止剤、ステアリン酸モノグリセリド等のジオ
ール、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコールと
脂肪酸とのエステル、脂肪酸エステルとエチレンオキサ
イドなどのアルキレンオキサイドとの付加物、ポリオキ
シエチレンアルキルフェノール等のノニオン系帯電防止
剤が挙げられる。帯電防止剤の含有量としては、コア層
を主として構成する樹脂100重量部に対し、0.01
〜5重量部であるのが好ましく、さらに好ましくは0.
1〜2.5重量部であるのがよい。
【0014】本発明においてコア層は単層であっても、
同種あるいは異種の構成を有する多層構成であっても良
い。コア層の厚みは、特に限定されないが、好ましくは
1〜250μm、さらに好ましくは5〜100μmの厚
みであるのがよい。コア層の厚みを上記範囲とすること
により、複合フィルムに好適な風合いとコシ、防湿性の
両方に優れる。
【0015】本発明において、ヒートシール性を有する
被覆層の構成も非塩素系材料からなるのであれば特に限
定されず、一般にヒートシール層の構成材料として使用
されるものが使用できるが、例えばエチレン、プロピレ
ン、ブテン−1、3−メチルペンテン−1、4−メチル
ペンテンなどオレフィンの単独重合体、あるいはこれら
のオレフィンを構成単位として含む共重合体などの熱接
着性オレフィン系ポリマーが、ヒートシール強度、特に
低温でのヒートシール強度に優れる点から好ましい。こ
のようなオレフィン系ポリマーとしてはプロピレン−エ
チレン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、プ
ロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−
3−メチルペンテン−1共重合体、エチレン−プロピレ
ン−3−メチルペンテン−1共重合体、エチレン−4−
メチルペンテン−1共重合体、エチレン−プロピレン−
4−メチルペンテン−1共重合体、エチレン−ブテン―
1―3−メチルペンテン−1共重合体等のオレフィン系
共重合体が挙げられる。好ましくはプロピレン−エチレ
ン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、プロピ
レン−エチレン−ブテン−1共重合体などのプロピレン
系共重合体がよく、さらに好ましくはプロピレン−エチ
レン−ブテン−1共重合体がよい。なお、オレフィン系
共重合体は、ランダム共重合体、ブロック重合体等が挙
げられるが、ランダム重合体であるのが好ましい。
【0016】上記のようなプロピレン系共重合体におい
て、プロピレンの含有量は好ましくは68〜99重量
%、好ましくは70〜96.5重量%であるのがよい。
さらにプロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体の場
合、エチレンの含有量は0.3〜8重量%が好ましく、
さらに好ましくは0.5〜5.0重量%であるのがよ
く、ブテン−1の含有量は1〜30重量%、さらに好ま
しくは3〜25重量%であるのがよい。
【0017】ヒートシール性を有する被覆層には、本発
明の作用を阻害しない範囲で添加剤などの他の成分を含
有していても良い。添加剤としては、上記のコア層に添
加可能な添加剤として例示したものが同様に使用でき
る。
【0018】中でも、被覆層には、滑り性を向上させ、
後述のような複合フィルム同士を密着させた場合の密着
面同士の20〜60℃における、静摩擦係数μs、動摩
擦係数μk、および動摩擦係数と静摩擦係数の変動幅s
sの値を発現させるために、スリップ剤として、高級脂
肪酸アミドや、ポリシロキサン等を1種または2種以上
含有しても良く、また、後述のような微粒子を含有して
も良い。
【0019】高級脂肪酸アミドとしては、ラウリン酸ア
ミド、ミリスチン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステ
アリン酸アミド、ベヘン酸アミドなどの飽和高級脂肪酸
アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド等の不飽和
高級脂肪酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、
エチレンビスステアリン酸アミドなどのアルキレンビス
ステアリン酸アミドなどが挙げられる。高級脂肪酸アミ
ドを使用する場合、好ましくは、炭素数16〜24の高
級脂肪酸アミド、特にモノカルボン酸アミドであるのが
よい。
【0020】ポリシロキサンとしてはジメチルポリシロ
キサン、ジエチルポリシロキサン、メチルエチルポリシ
ロキサン等の脂肪族炭化水素基を有するポリシロキサ
ン、ジフェニルポリシロキサンなどの芳香族炭化水素基
を有するポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ンなどの脂肪族炭化水素基および芳香族炭化水素基を有
するポリシロキサン等が挙げられる。また、オレフィン
骨格にシロキサンをグラフト重合したものであっても良
い。
【0021】スリップ剤として、好ましくは、ステアリ
ン酸アミドやジメチルポリシロキサンが挙げられるが、
ポリシロキサンは被覆層表面にブリードアウトして静電
気による帯電を増大させるため、後述のような特定の表
面固有抵抗値が必要な面においては、ポリシロキサンの
含有量を少なくする、もしくは含有しないことが望まし
い。特に帯電防止性よりも滑り性を要求される方の面に
おいてポリシロキサンを含有させるのがよい。
【0022】スリップ剤の含有量としては、被覆層を主
として構成する樹脂100重量部に対し、0.1〜3重
量部であるのが好ましく、さらに好ましくは0.1〜
1.2重量部であるのがよい。スリップ剤の含有量が上
記範囲未満であると複合フィルムの滑り性の向上効果が
得られにくく、上記範囲を超えると複合フィルムの透明
性やヒートシール強度が低下しやすい。なお、スリップ
剤としてポリシロキサンを使用する場合は、ポリシロキ
サンの含有量を、被覆層を主として構成する樹脂100
重量部に対し、0.2〜1重量部とするのが好ましく、
さらに好ましくは0.3〜0.5重量部とするのがよ
い。ポリシロキサンの含有量が1重量部を超えると耐ブ
ロッキング性が低下しやすく、0.2重量部未満である
と後述のような複合フィルム同士を密着させた場合の密
着面同士の20〜60℃における、静摩擦係数μs、動
摩擦係数μk、および動摩擦係数と静摩擦係数の変動幅
ssの値を発現させにくい。
【0023】また、被覆層には、滑り性の向上、即ち後
述のような複合フィルム同士を密着させた場合の密着面
同士の20〜60℃における、静摩擦係数μs、動摩擦
係数μk、および動摩擦係数と静摩擦係数の変動幅ss
の値、およびブロッキング値の値を発現させるために、
微粒子を含有させても良い。微粒子としては、シリカ、
アルミナ、石英粉、クレー、タルク、酸化亜鉛、酸化チ
タン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウ
ム、珪酸アルミニウム、合成ゼオライト等の無機系粒
子、アミノ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹
脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、ポリアミド樹脂、ペンゾグアナミド樹脂、シリ
コーン樹脂、フッ素樹脂等の架橋(グリシジル基などに
よる)又は非架橋微粒子、それらからなる中空微粒子等
の有機系粒子が挙げられる。好ましくはシリカ微粒子ま
たは架橋ポリメルメタアクリレート(PMMA)粒子を
単独で、あるいは両者を混合して使用するのがよい。ま
た、被覆層にはいずれも微粒子を含有させるのが好まし
い。
【0024】上記微粒子の粒子径は、好ましくは0.1
〜6μm、さらに好ましくは0.2〜5μmであるのが
よい。粒子径が上記範囲未満であると滑り性、耐ブロッ
キング性の向上効果がみられにくく、上記範囲を超える
と複合フィルムの透明性やヒートシール強度が低下しや
すい。
【0025】被覆層における上記微粒子の含有量は、被
覆層を主として構成する樹脂100重量部に対し、0.
1〜2重量部であるのが好ましく、さらに好ましくは
0.3〜1.5重量部、特に好ましくは0.4〜1.2
重量部であるのがよい。微粒子の含有量が上記範囲未満
であると複合フィルムの滑り性および耐ブロッキング性
の向上効果が得られにくく、上記範囲を超えると複合フ
ィルムの透明性やヒートシール強度が低下しやすい。
【0026】本発明において、被覆層の厚みは、本発明
の複合フィルムを用いて包装を行う際に外側となる被覆
層が0.5〜1.5μm、内側となる被覆層が0.8〜
2μmであるのが好ましい。本発明の複合フィルムを用
いて包装を行う際に外側となる被覆層は内側となる被覆
層に比較して、タック性を低くするために、厚みを小さ
くするのが好ましい。なお、被覆層の厚みが小さすぎる
場合は、ヒートシール強度が低下したり、厚みの精度が
コントロールしにくいなどの問題が発生することがあ
る。被覆層の厚みが大きすぎる場合は、高温時の複合フ
ィルムの滑り性および耐ブロッキング性が低下したり、
本発明の複合フィルムを用いた包装物が包装時にフィル
ム表面のタック性により粘着するなどの問題が発生する
ことがある。
【0027】コア層と各被覆層の厚みの比は、コア層の
厚みを1000として、好ましくは[20〜65]/1
000/[30〜90]、さらに好ましくは[25〜5
0]/1000/[35〜75]([被覆層]/コア層
/[被覆層])であるのがよい。コア層の被覆層に対す
る厚みの比が上記範囲より小さい場合は、複合フィルム
全体の剛性が低下して、包装適正が低くなりやすい。コ
ア層の被覆層に対する厚みの比が上記範囲より大きい場
合は、複合フィルムの厚みに対するシール強度が低下
し、本発明の複合フィルムを用いて包装を行う際に折り
曲げた部分の復元力に対抗しにくくなり、シール不良が
発生することがある。
【0028】本発明の複合フィルムは、上記各層以外に
も、アンカー層などの他層を本発明の作用を阻害しない
範囲で有していても良い。
【0029】本発明の複合フィルムは、未延伸であって
も良いが、少なくとも一軸方向に延伸されているのが好
ましく、さらに好ましくは二軸延伸されているのがよ
い。また必要に応じて熱処理されていても良い。
【0030】また、被覆層表面には、慣用の表面処理、
例えば、コロナ放電処理、火炎処理、プラズマ処理、紫
外線照射処理、電子線照射処理などを施しても良い。好
ましくは、後述のような特定の表面固有抵抗値が必要な
面が、表面処理され、38dyne/cm以上、さらに
好ましくは40〜42dyne/cmの表面張力を有す
るのが良い。
【0031】本発明の複合フィルムは、アンカーコート
剤を使用してコア層表面に被覆層をドライラミネート法
により積層しても良いが、好ましくは各層を同時に押し
出しする共押し出し法により形成するのがよい。共押し
出しには、Tダイ、リングダイ等を備えた公知の押し出
し成形機を使用できる。また得られた多層フィルムは冷
却後あるいは押し出し後にロール延伸、テンター延伸、
チューブ延伸などの慣用の延伸方法を必要に応じて組み
合わせて使用し、延伸できる。延伸倍率は特に限定され
ないが、少なくとも一方向において2倍以上であるのが
好ましく、さらに好ましくは5〜10倍であるのがよ
い。
【0032】本発明の複合フィルムは、少なくとも一方
の面における表面固有抵抗値(JIS K6911の
5.13 抵抗率の測定方法に準拠して測定)が1×1
12Ω/□以下である必要がある。好ましくは、少なく
とも一方の面における表面固有抵抗値が5×1011Ω/
□以下、特に好ましくは5×1010Ω/□以下であるの
がよい。特に包装時に内側となる面において表面固有抵
抗値が上記範囲であるのが好ましい。表面固有抵抗値が
上記範囲を超えると、複合フィルム表面の帯電により、
自動包装装置の金属案内板等に対する滑り性や離型性が
低下して、詰まりなどの不良発生率が高くなり、また、
運搬時や保管時の包装物同士のブロッキングが発生する
などの問題が生じる。
【0033】表面固有抵抗値を上記範囲とする方法は特
に限定されず、コア層および/または被覆層に帯電防止
剤を含有させる方法が挙げられるが、好ましくは、コア
層に退園防止剤を含有させ、被覆層表面をコロナ処理す
ることにより、コア層中の帯電防止剤を被覆層表面にブ
リードさせて表面固有抵抗値を上記範囲とするのがよ
い。なお、上述したように、被覆層中にポリシロキサン
を含有するとポリシロキサンのブリードにより表面固有
抵抗値が増大するため、一方の被覆層は滑り性を目的に
ポリシロキサンを含有させ、他方の被覆層は表面固有抵
抗値の減少による帯電防止性の向上を目的としてポリシ
ロキサンを含有させずに、表面をコロナ処理するのが好
ましい。
【0034】本発明の複合フィルムは、複合フィルム同
士を密着させた場合の密着面同士の20〜60℃におけ
る、静摩擦係数μs、動摩擦係数μk、および動摩擦係数
と静摩擦係数の変動幅ss(それぞれJIS K712
5に準じて測定)が下記式1,式2,式3を満たす面を
少なくとも一方に有する必要がある。好ましくは、複合
フィルム同士を密着させた場合の密着面同士の20〜6
0℃における、静摩擦係数μs、動摩擦係数μk、および
動摩擦係数と静摩擦係数の変動幅ss(が下記式6,式
7,式8を満たす面を少なくとも一方に有するのがよ
い。静摩擦係数μ s、動摩擦係数μk、および動摩擦係数
と静摩擦係数のいずれかがが下記式1,式2,式3の範
囲を超えると、自動包装装置の金属案内板等に対する滑
り性や離型性が低下して、詰まりなどの不良発生率が高
くなり、下記の各式の範囲未満であると、ロール状に巻
いた状態での複合フィルムの運搬中や保管中にフィルム
の巻きずれが発生する。特に高速包装時にはフィルムの
温度が高くなるため、60℃で下記式を満たすことが重
要である。動摩擦係数と静摩擦係数の変動幅ssが0.
2を超えると、本発明の複合フィルムを用いた包装時の
不良が多発する。 0.15≦μs≦0.65 式1 0.15≦μk≦0.65 式2 0≦ss≦0.2 式3 0.15≦μs≦0.55 式6 0.15≦μk≦0.55 式7 0≦ss≦0.15 式8
【0035】好ましくは、複合フィルム同士を密着させ
た場合の密着面同士の20〜60℃における、静摩擦係
数μs、動摩擦係数μk、および動摩擦係数と静摩擦係数
の変動幅ss(それぞれJIS K7125に準じて測
定)が密着させる面がいずれの面であっても上記式1,
式2,式3を満たすのがよい。
【0036】静摩擦係数μs、動摩擦係数μk、および動
摩擦係数と静摩擦係数の変動幅ssを上記範囲とする方
法は特に限定されず、コア層や被覆層に上述したような
スリップ剤、微粒子などを含有させる方法が挙げられ
る。各被覆層のスリップ剤、微粒子など含有量を変化さ
せ、場合によっては表面処理を施すことにより、各被覆
層表面の特性を変化させ、複合フィルム同士を密着させ
た場合の密着面同士の静摩擦係数μs、動摩擦係数μk
および動摩擦係数と静摩擦係数の変動幅ssの値を変化
させることができる。
【0037】本発明の複合フィルムは、複合フィルム同
士を、温度125℃、1kg/cm 2、1秒条件でヒー
トシールした際のヒートシール強度HSS1と、温度1
35℃、1kg/cm2、1秒条件でヒートシールした
際のヒートシール強度HSS2(いずれも、単位 g/
15mm幅、JIS Z1707の7.5 ヒートシー
ル強さ試験の測定方法に準拠して測定)が、ヒートシー
ル時に密着させる面がいずれの面であっても、下記式
4,式5を満たすのが好ましい。 HSS1≧100 式4 HSS2≧200 式5
【0038】複合フィルム同士をヒートシールした際の
ヒートシール強度HSS1、ヒートシール強度HSS2
上記範囲とすることにより、本発明の複合フィルムを用
いて紙箱のオーバーラップなどの包装を行った際のヒー
トシール部の強度が十分なものとなり、剥離しにくくな
る。ヒートシール強度HSS1、ヒートシール強度HS
2を上記範囲とするには、被覆層の厚みを大きくする
方法や、被覆層の構成成分として共重合物を使用する場
合は低融点のコモノマーの含有比率を大きくしたり、低
融点の構成成分を加えて、本発明の作用を阻害しない範
囲でヒートシール開始温度を低くする方法が挙げられ
る。
【0039】本発明の複合フィルムは、複合フィルム同
士を密着させて、加重0.125kg/cm2、40
℃、24時間静置後のブロッキング値(せん断法により
測定)が300g/15mm幅以下である面を少なくと
も一方に有するのが好ましい。さらに、加重0.125
kg/cm2、40℃、24時間静置後のブロッキング
値が150g/15mm幅以下である面を少なくとも一
方に有するのが好ましく、特に好ましくは90g/15
mm幅以下である面を少なくとも一方に有するのがよ
い。上記ブロッキング値を300g/15mm幅以下と
することにより、本発明の複合フィルムを用いた包装物
の保管や運搬時、特に高温となりやすい自動販売機内で
の保管時などに包装物同士のブロッキングが防止され
る。
【0040】上記ブロッキング値を300g/15mm
幅以下とする方法は特に限定されないが、被覆層に上述
したような微粒子などを含有させる方法が挙げられる。
【0041】本発明の複合フィルムは、ヘイズ(JIS
K7105の6.4ヘーズ(曇価)の測定方法に準拠
して測定)が3.5%以下であるのが好ましい。ヘイズ
が上記範囲を超えると、包装材として用いた際の外観性
が低下しやすく、被包装物が不鮮明に見えることもあ
る。また、複合フィルム上に印刷等を施した場合に文字
や画像が不鮮明になりやすい。
【0042】本発明の複合フィルムは、自動包装装置の
金属案内板等に対する滑り性や離型性が高く、包装時の
温度と圧力が高くなる40m/min以上の高速包装、
特に60m/min以上の高速包装に対する包装適正に
優れる。
【0043】以下に試験例、実施例を用いて、本発明を
さらに詳細に説明する。 試験例 試験方法 表面固有抵抗値 実施例1〜3、比較例1、2の複合フィルムについて、
被覆層(Z)面の表面固有抵抗値(Ω/□)を、JIS
K6911の5.13 抵抗率の測定方法に準拠して
測定した。
【0044】摩擦係数 実施例1〜3、比較例1、2の複合フィルムについて、
それぞれ2枚のフィルムを密着させて、20〜60℃に
おける、密着面同士の静摩擦係数μs、動摩擦係数μk
および動摩擦係数と静摩擦係数の変動幅ssをJIS
K7125に準じて測定した。なお測定は、被覆層
(Y)面と被覆層(Z)面、被覆層(Y)面同士、被覆
層(Z)面同士のそれぞれの密着について行った。
【0045】ヒートシール強度 JIS Z1707の7.5 ヒートシール強さ試験の
測定方法に準拠して温度125℃、1kg/cm2、1
秒条件でヒートシールした際のヒートシール強度HSS
1と、温度135℃、1kg/cm2、1秒条件でヒート
シールした際のヒートシール強度HSS2(いずれも、
単位 g/15mm幅)を測定した。ヒートシールは、
それぞれ2枚の複合フィルムを密着させて、それぞれ1
25℃、135℃の各温度下1kg/cm2の荷重を1
秒付与して行った。これを幅15mmに裁断して試験片
としたものについて、密着面のヒートシール強度を測定
した。なお測定は、被覆層(Y)面と被覆層(Z)面、
被覆層(Y)面同士、被覆層(Z)面同士のそれぞれの
密着について行った。
【0046】ブロッキング値 実施例1〜3、比較例1、2の複合フィルムについて、
それぞれ幅15mmに裁断した2枚の複合フィルムを被
覆層(Y)面同士を密着させて、加重0.125kg/
cm2、40℃、24時間静置した後、せん断法により
ブロッキング値(g/15mm幅)を測定した。
【0047】ヘイズ 実施例1〜3、比較例1、2の複合フィルムを裁断して
各4枚の試験片を得た。それぞれ4枚の試験片を重ね、
ヘイズ(%)を、JIS K7105の6.4ヘーズ
(曇価)の測定方法に準拠して測定した。得られた値の
1/4を複合フィルムのヘイズとした。
【0048】高速包装適性 実施例1〜3、比較例1、2の複合フィルムを用い、自
動包装機(東京自働機械製作所製)を用いて40m/m
inで高速包装試験を行い、1000個包装時点での不
良発生個数を求め、下記の基準に基づいて評価した。 優良:不良発生なし 不良:不良発生あり
【0049】試験結果 上記試験(1)〜(6)の結果を表1に示す。なお、表
1において、Y−Z,Y−Y,Z−Zはそれぞれ密着さ
せた面の組み合わせを示す。表1の結果より、実施例の
複合フィルムは、比較例に比べて摩擦係数、およびブロ
ッキング値が顕著に改善されており、高速包装に対する
適性に優れていることがわかる。
【0050】
【実施例】実施例1 下記の材料を用い、各層の構成材料をそれぞれTダイを
備えた押し出し成形機に供給し、約220℃〜約240
℃で押し出し成形して、コア層(X)の一方の面に被覆
層(Y)、他方の面に被覆層(Z)が形成された3層構
成の未延伸フィルムを作成した。該未延伸フィルムを1
15〜125℃のロールで長手方向に6倍延伸し、続い
て160℃で幅方向に10倍延伸し、さらに被覆層
(Z)表面をコロナ処理して複合フィルムを作成した。
各層の厚みは、被覆層(Y)が1μm、コア層(X)が
22.5μm、被覆層(Z)が1.5μmであった。 被覆層(Y) プロピレン−エチレン−ブテン−1ランダム共重合体 (プロピレン84重量%、エチレン1.5重量%、 ブテン−1 14.5重量%、メルトインデックス 9g/10分) 100重量部 ジメチルポリシロキサン(平均重合度 約2000) 0.5重量部 ステアリン酸アミド 0.1重量部 ポリメチルメタアクリレート(PMMA)樹脂粒子(平均粒径2〜3μm) 0.6重量部 凝集シリカ(平均粒径4μm) 0.4重量部 コア層(X) アイソタクチックポリプロピレン(メルトインデックス 2g/10分) 100重量部 アルキルアミン・エチレンオキサイド付加物とステアリン酸モノグリセリド の混合物 1重量部 被覆層(Z) プロピレン−エチレン−1−ブテンランダム共重合体 (プロピレン84重量%、エチレン1.5重量%、 ブテン−1 14.5重量%、メルトインデックス 9g/10分) 100重量部 ステアリン酸アミド 0.1重量部 凝集シリカ(平均粒径4μm) 0.4重量部
【0051】実施例2 被覆層(Y)の構成成分として、凝集シリカを使用せ
ず、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)樹脂粒子
(平均粒径2〜3μm)の配合量を1重量部とした以外
は実施例1と同様にして複合フィルムを作成した。
【0052】実施例3 被覆層(Y)の構成成分として、ポリメチルメタアクリ
レート(PMMA)樹脂粒子を使用せず、凝集シリカ
(平均粒径4μm)の配合量を1重量部とした以外は実
施例1と同様にして複合フィルムを作成した。
【0053】比較例1 被覆層(Y)の構成成分として、凝集シリカを使用しな
い以外は実施例1と同様にして複合フィルムを作成し
た。
【0054】比較例2 被覆層(Y)の構成成分として、ポリメチルメタアクリ
レート(PMMA)樹脂粒子を使用しない以外は実施例
1と同様にして複合フィルムを作成した。
【0055】
【発明の効果】本発明の複合フィルムは、表面固有抵抗
値、複合フィルム同士を密着させた場合の密着面同士の
高温での静摩擦係数μs、動摩擦係数μkを特定範囲とす
ることにより、本発明の複合フィルムを用いて包装時、
特に高速包装時に詰まりなどが発生せず、作業性が向上
する。
【表1】
フロントページの続き Fターム(参考) 3E086 AD02 BA04 BA15 BA35 BB55 BB58 BB90 CA01 CA40 DA02 4F100 AA20 AK01A AK01B AK01C AK04 AK04J AK07 AK07J AK08 AK08J AK80 AL03 AL03J BA10A BA10B CA23 DE01 GB15 JG04 JK06 JK16 JL12A JL12B JN01 YY00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともコア層の両面にヒートシール
    性を有する被覆層を有する複合フィルムであって、非塩
    素系材料からなり、少なくとも一方の面における表面固
    有抵抗値(JIS K6911の5.13 抵抗率の測
    定方法に準拠して測定)が1×1012Ω/□以下であ
    り、複合フィルム同士を密着させた場合の密着面同士の
    20〜60℃における、静摩擦係数μs、動摩擦係数
    μk、および動摩擦係数と静摩擦係数の変動幅ss(そ
    れぞれJIS K7125に準じて測定)が下記式1,
    式2,式3を満たす面を少なくとも一方に有することを
    特徴とする複合フィルム。 0.15≦μs≦0.65 式1 0.15≦μk≦0.65 式2 0≦ss≦0.2 式3
  2. 【請求項2】 複合フィルム同士を密着させた場合の密
    着面同士の20〜60℃における、静摩擦係数μs、動
    摩擦係数μk、および動摩擦係数と静摩擦係数の変動幅
    ss(それぞれJIS K7125に準じて測定)が密
    着させる面がいずれの面であっても下記式1,式2,式
    3を満たすことを特徴とする請求項1記載の複合フィル
    ム。 0.15≦μs≦0.65 式1 0.15≦μk≦0.65 式2 0≦ss≦0.2 式3
  3. 【請求項3】 複合フィルム同士を、温度125℃、1
    kg/cm2、1秒の条件でヒートシールした際のヒー
    トシール強度HSS1と、温度135℃、1kg/c
    2、1秒の条件でヒートシールした際のヒートシール
    強度HSS2(いずれも、単位 g/15mm幅、JI
    S Z1707の7.5 ヒートシール強さ試験の測定
    方法に準拠して測定)が、ヒートシール時に密着させる
    面がいずれの面であっても、下記式4,式5を満たすこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の複合フィルム。 HSS1≧100 式4 HSS2≧200 式5
  4. 【請求項4】 複合フィルム同士を密着させて、加重
    0.125kg/cm 2、40℃、24時間静置後のブ
    ロッキング値(せん断法により測定)が300g/15
    mm幅以下である面を少なくとも一方に有することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記載の
    複合フィルム。
  5. 【請求項5】 ヘイズ(JIS K7105の6.4
    ヘイズ(曇価)の測定方法に準拠して測定)が3.5%
    以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    一項に記載の複合フィルム。
  6. 【請求項6】 高速包装用であることを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれか一項に記載の複合フィルム。
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