JP2002209484A - 魚釣用リールのハンドル - Google Patents

魚釣用リールのハンドル

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JP2002209484A JP2001010276A JP2001010276A JP2002209484A JP 2002209484 A JP2002209484 A JP 2002209484A JP 2001010276 A JP2001010276 A JP 2001010276A JP 2001010276 A JP2001010276 A JP 2001010276A JP 2002209484 A JP2002209484 A JP 2002209484A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アーム部と連結軸との間の接合部の腐食を防止
できる魚釣用リールのハンドルの提供を目的としてい
る。 【解決手段】本発明は、釣糸が巻回保持されるスプール
を支持するリール本体1aと、リール本体1aに設けら
れ且つ前記スプールに釣糸を巻き付けるべく構成された
巻取り駆動機構2とを備えた魚釣用リール1に取り付け
られ、巻取り駆動機構2を駆動するための魚釣用リール
のハンドル5において、巻取り駆動機構2に連結される
連結軸20と、この連結軸20に連結されて操作される
アーム部22と、アーム部22と連結軸20との接合部
を覆ってこの接合部が外部に露出することを防止するカ
バー部材21とを備えて成ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚釣用リールのハン
ドルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、魚釣用リールは、リール本体
と、リール本体に取り付けられ且つ釣糸が巻回されるス
プールとを備えている。また、リール本体には、前記ス
プールに釣糸を巻取るために操作されるハンドルが回転
可能に支持されている。このハンドルは、通常、釣り人
が握持する摘み部と、リール本体内の巻取り駆動機構の
一部である駆動歯車に連結される連結軸と、連結軸と摘
み部とを繋ぐアーム部とによって構成されている。ま
た、一般に、アーム部はアルミ等の軽金属によって形成
されるとともに、連結軸はSUS等の高強度金属によっ
て形成されており、これにより、強度の維持と軽量化と
を両立させるようにしている。
【0003】また、前記ハンドルは、実開昭50−39
381号公報等に開示されているように、コンパクトに
収納できるように折り畳み機構を備えたものが一般的で
ある。前記公報に開示された技術では、アーム部に形成
された穴と連結軸に形成された穴とにピンを圧入するこ
とにより、アーム部と連結軸とを一体的に連結するとと
もに、アーム部を連結軸に対してピンを中心に所定角度
回動できるようにしている。また、アーム部の回動範囲
を大きくしてアーム部をコンパクトに収納できるよう
に、アーム部には折り畳み用の溝が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ピンを
アーム部および連結軸の穴に挿入した状態では、アーム
部に凹部が形成される。このような凹部や折り畳み用の
前記溝は外部に露出しているため、これらの凹部や溝に
海水等が侵入し易く、したがって、これらの部位で塩溜
りが出来易い。その結果、異種金属であるアーム部と連
結軸およびピンとの間に生じる電位差溜と、前記凹部や
前記溝に形成された塩溜りとに起因して、腐食が発生
し、アーム部と連結軸およびピンとの接合部の強度が著
しく低下してしまう場合がある。
【0005】また、このようにして腐食が発生すると、
リール本体に施された表面処理にも悪影響が及び、最終
的に、リールの各部が固着してしまうなどの不具合が発
生するため、早急な対策が望まれている。
【0006】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、アーム部と連結軸と
の間の接合部の腐食を防止できる魚釣用リールのハンド
ルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、釣糸が巻回保持されるスプールを支持す
るリール本体と、リール本体に設けられ且つ前記スプー
ルに釣糸を巻き付けるべく構成された巻取り駆動機構と
を備えた魚釣用リールに取り付けられ、前記巻取り駆動
機構を駆動するための魚釣用リールのハンドルにおい
て、前記巻取り駆動機構に連結される連結軸と、この連
結軸に連結されて操作されるアーム部と、アーム部と連
結軸との接合部を覆ってこの接合部が外部に露出するこ
とを防止するカバー部材とを備えて成ることを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施形態について説明する。
【0009】図1〜図7は本発明の第1の実施形態を示
している。図1および図2に示されるように、本実施形
態の魚釣用リールはスピニングリール1であり、このス
ピニングリール1は、リール本体1aと、リール本体1
aから延出する脚部1bと、脚部1bの端部に形成され
且つ釣竿のリールシートSに取り付けられる竿取付部1
cとを有している。
【0010】図2に明確に示されるように、リール本体
1a内には、ハンドル5(図1参照)が固定されるハン
ドル軸2が回転可能に支持されている。ハンドル軸2に
はドライブギア3が固定されており、このドライブギア
3には、ハンドル軸2に対して直交する方向に延び且つ
リール本体1aに回転可能に支持された管状のピニオン
ギア13が噛合している。このピニオンギア13の先端
部には、ベール6および釣糸案内装置15を備えたロー
タ8が一体的に取り付けられている。
【0011】ハンドル軸2と直交する方向に延在するス
プール軸9がピニオンギア13を貫通している。この場
合、スプール軸9は、ピニオンギア13と同心的に配さ
れており、ハンドル軸2と直交する方向に沿って前後動
できる。また、スプール軸9の先端部には釣糸が巻回さ
れるスプール10(図1参照)が取り付けられている。
【0012】また、ドライブギア3にはピニオンギア1
3を介してオシレーティング機構が係合している。この
オシレーティング機構は、ピニオンギア13と噛み合っ
て回転するウォームシャフト(トラバースカム軸)19
と、ウォームシャフト19の溝と噛み合い且つスプール
軸9に対してその軸方向に移動不能に取り付けられたス
ライダとからなり、ハンドル軸2がハンドル5の回転操
作によって回転されると、スプール軸9を軸方向に沿っ
て往復駆動(前後動)する。
【0013】このような構成では、ハンドル5を回転操
作してハンドル軸2を回転させると、オシレーティング
機構19を介してスプール軸9に取り付けられたスプー
ル10が前後に往復動するとともに、ドライブギア3お
よびピニオンギア13を介してロータ8が回転駆動す
る。したがって、スプール10には、釣糸案内装置15
を介して、釣糸が均等に巻回される。すなわち、ハンド
ル軸2は、ドライブギア3、スプール軸9、ピニオンギ
ア13等とともに、スプール10に釣糸を巻き付けるた
めの巻取り駆動機構を構成している。
【0014】図2に明確に示されているように、ハンド
ル軸2は、ハンドル5を左右で付け替え可能とするべ
く、リール本体1a内でスプール軸9と交差するように
延びている。具体的には、ハンドル軸2の両側部は軸受
41,42を介してリール本体1aに回転可能に支持さ
れるとともに、ハンドル5が固定されるハンドル軸2の
左右両端部2b,2cは、リール本体1aの左右両側に
臨むべく、リール本体1aの左右両側に形成された開口
部50,50に位置決めされている。なお、リール本体
1aの開口部50,50には雌ネジ51が形成されてお
り、この雌ネジ51には開口部50を閉塞するための蓋
体40が螺合されるようになっている。
【0015】また、ハンドル軸2の左端部2bの外径
は、ハンドル軸2の右端部2cの外径よりも大きく設定
されている。また、左端部2bの外周面には第1の雄ネ
ジ(正ネジ)33が形成され、右端部2cの外周面には
第1の雄ネジ33とネジ方向が逆の第2の雄ネジ(逆ネ
ジ)34が形成されている。
【0016】一方、ハンドル軸2に着脱自在に取り付け
られるハンドル5は、図2に明確に示されるように、釣
り人が握持する摘み部23と、リール本体1a内のハン
ドル軸2の端部2b(2c)に連結される連結軸20
と、連結軸20と摘み部23とを繋ぐアーム部22とに
よって構成されている。また、ハンドル5は、連結軸2
0とアーム部22との接合部を覆ってこの接合部が外部
に露出することを防止するカバー部材21を備えてい
る。なお、アーム部22と連結軸20は、電位差が異な
る互いに異種の金属によって形成されている。すなわ
ち、アーム部22はアルミ等の軽金属によって形成され
るとともに、連結軸20はSUS等の高強度金属によっ
て形成されており、これにより、強度アップと軽量化と
を両立させるようにしている。
【0017】図3に拡大して示されるように、ハンドル
軸2に連結される連結軸20の第1の端部20aには、
段付き孔31が形成されている。この段付き孔31は、
外方に位置する大径孔31aと、内方に位置する小径孔
31bとからなる。また、大径孔31aの内周面にはハ
ンドル軸2の第1の雄ネジ33と螺合可能な第1の雌ネ
ジ35が形成され、小径孔31bの内周面にはハンドル
軸2の第2の雄ネジ34と螺合可能な第2の雌ネジ36
が形成されている。また、アーム部22に連結される連
結軸20の第2の端部20bには、アーム部22を回り
止め連結するための刷り割りが形成されているととも
に、アーム部22と連結軸20とを連結するピン60が
挿入される穴39(図4および図5参照)が形成されて
いる。さらに、第1の端部20aと第2の端部20bと
の間に位置する連結軸20の本体部の外周面には、所定
の長さにわたって、雄ネジ37が形成されている。
【0018】一方、連結軸20に連結されるアーム部2
2の端部22aは例えば球面状を成しており、この端部
22aには、連結軸20の第2の端部20bに連結され
る連結部22bが突出形成されている。図5に明確に示
されるように、連結部22bは、連結軸20の第2の端
部20bに形成された刷り割りに回り止め嵌合する嵌合
部44と、アーム部22と連結軸20とを連結するピン
60が挿入される穴45と、カバー部材21をアーム部
22に接続する接続ネジ63が螺合する雌ネジ46とを
有している。
【0019】また、カバー部材21は、連結軸20に接
続される接続部21bと、接続部21bの一端から延び
る筒状の第1の延在部21cと、接続部21bの他端か
ら延びる筒状の第2の延在部21aとから成る。接続部
21bには、連結軸20の雄ネジ37と螺合する雌ネジ
38が形成されている。第1の延在部21cは、アーム
部22から突出する連結部22bを受けてこれと嵌合す
る凹状の受け部49を形成しており、連結軸20の第2
の端部20bとアーム部22の連結部22bとの接合部
を外側からカバーするように延びている。また、第2の
延在部21aは、連結軸20をハンドル軸2に連結した
際にリール本体1aと連結軸20およびアーム部22と
の間に形成される凹部や溝を外側から覆うとともに、接
続部21bと共働して連結軸20とアーム部22との接
合部付近をカバーするように延びている。また、第2の
延在部21aの端部は、連結軸20がハンドル軸2の左
右両端部2b,2cに螺着された際に、リール本体1a
の開口部50を閉塞するように位置決めされる。なお、
カバー部材21には、カバー部材21をアーム部22に
接続する接続ネジ63が貫通する貫通穴47が形成され
ている。
【0020】次に、図4〜図7を参照しながら、上記構
成のハンドル5を組立ててリール本体1aに取り付ける
方法の一例について説明する。
【0021】まず、図4に示されるように、連結軸20
とカバー部材21とを接続する。具体的には、連結軸2
0の本体の雄ネジ37を、カバー部材21の接続部21
bの雌ネジ38に所定量捩じ込む。この場合、図5に示
されるように、次の工程で行なわれるアーム部22と連
結軸20との結合(具体的には、連結軸20の第2の端
部20bとアーム部22の連結部22bとの結合)を容
易に行なうことができる程度に連結軸20の第2の端部
20bがカバー部材21の第1の延在部21cの端部か
ら突出するように、雄ネジ37を雌ネジ38に捩じ込
む。
【0022】続いて、図5に示されるように、ピン60
を用いて、連結軸20の第2の端部20bとアーム部2
2の連結部22bとを連結する。具体的には、連結軸2
0の第2の端部20bに形成された刷り割りに、連結部
22bの嵌合部44を回り止め嵌合して、第2の端部2
0bの穴39と連結部22bの穴45とを一致させ、こ
れらの穴39,45にピン60を挿入する。その状態が
図6に示されている。
【0023】図6の状態で、今度は、連結軸20の雄ネ
ジ37とカバー部材21の雌ネジ38との螺合位置を移
動させて、カバー部材21cの第1の延在部21cの端
面をアーム部22の端部22aに当接させる。これによ
り、アーム部22の連結部22bがカバー部材21の受
け部49内に完全に受けられて、連結軸20の第2の端
部20bとアーム部22の連結部22bとの連結部(接
合部)が、カバー部材21の第1の延在部21cによっ
て外側から完全にカバーされる。その状態が図7に示さ
れている。
【0024】その後、この図7の状態で、接続ネジ63
を、カバー部材21の貫通穴47を通じて、アーム部2
2の端部22aの雌ネジ46に捩じ込んで、カバー部材
21をアーム部22に対して固定する。その状態が図3
である。この図3の状態で組み付けられたハンドル5
は、図2に示されるように、連結軸20の第1の端部2
0aをハンドル軸2に接続することにより(本実施形態
では、連結軸20の第1の端部20aの第2の雌ネジ3
6を、ハンドル軸2の右端部2cの第2の雄ネジ34に
螺合することにより)、リール本体1aに取り付けられ
る。
【0025】この取付状態では、リール本体1aと連結
軸20およびアーム部22との間に形成される凹部や溝
が、カバー部材21の第2の延在部21aによって外側
から完全にカバーされるとともに、連結軸20とアーム
部20との接合部付近がカバー部材21の第2の延在部
21aと接続部21bとによってカバーされる。また、
リール本体1aの開口部50が第2の延在部21aの端
部によって閉塞される。
【0026】以上説明したように、本実施形態の魚釣用
スピニングリール1のハンドル5は、アーム部22と連
結軸20との接合部を覆ってこの接合部が外部に露出す
ることを防止するカバー部材21を備えているため、ア
ーム部22と連結軸20とを結合した状態で形成される
凹部や溝部が外部に露出せず、したがって、これらの凹
部や溝に海水等が侵入して塩溜りが出来ることを防止す
ることができ、また、それに伴なう腐食を防止すること
ができる。
【0027】また、本実施形態では、カバー部材21の
受け部49とアーム部22の連結部22bとを嵌合させ
ることによって、アーム部22と連結軸20とを接続し
た状態での溝部や凹部の形成を極力抑えるようにしてお
り、また、アーム部22の折り畳み機能を排除してそれ
に伴う溝をなくしているため、塩溜り防止効果が更に高
まると同時に、剛性が高くなって使用時の撓みや捩じれ
が防止され、リール1の強度および耐久性が向上する。
また、特に、本実施形態では、連結軸20の第2の端部
20bとアーム部22の連結部22bとの接合部をカバ
ー部材21の第1の延在部21cによって外側からカバ
ーしているだけでなく、リール本体1aと連結軸20お
よびアーム部22との間に形成される凹部や溝をカバー
部材21の第2の延在部21aによって外側から完全に
カバーするとともに、リール本体1aの開口部50を第
2の延在部21aの端部によって閉塞するようにしてい
るため、連結軸20とアーム部22との接合部への海水
等の侵入を略確実に防止することが可能になる。
【0028】以上の作用効果は、特に、軽量化と強度ア
ップとを目的として連結軸20とアーム部22とを電位
差の違う異種金属によって形成した場合においても、塩
溜りによる腐食を防止できるため、非常に有益である。
【0029】図8は本発明の第2の実施形態を示してい
る。なお、本実施形態において、第1の実施形態と共通
する構成部分については、以下、同一符号を付してその
説明を省略する。
【0030】図示のように、本実施形態では、カバー部
材21と連結軸20との接続も接続ネジ63によって行
われている。すなわち、連結軸20には、カバー部材2
1との連結部を成すフランジ部20cが設けられるとと
もに、接続ネジ63が貫通する貫通孔70がフランジ部
20cに形成されている。
【0031】また、本実施形態では、ハンドル軸2と連
結軸20との間のネジ連結形態が第1の実施形態と逆に
なっている。すなわち、ハンドル軸2の両端部2b,2
cには、雄ネジ33,34の代わりに雌ネジが形成され
(図示せず)、連結軸20の第1の端部には、これらの
雌ネジにそれぞれ螺合可能な第1および第2の雄ネジ3
5A,36Aが形成されている。
【0032】また、本実施形態において、カバー部材2
1とアーム部22との接合は、第1の実施形態のように
受け部49内に連結部22bを受け入れる嵌合ではな
く、平坦な端面同士を突き当てる当接によって行なわれ
ている。すなわち、カバー部材21の接合端部は、第1
の実施形態における接続部21bおよび第1の延在部2
1cの両方の機能を兼用するカバー結合部21dとなっ
ている。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と略同
様である。
【0033】このように、本実施形態においても、アー
ム部22と連結軸20との接合部を覆ってこの接合部が
外部に露出することを防止するカバー部材21が設けら
れているため、第1の実施形態と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0034】図9は本発明の第3の実施形態を示してい
る。なお、本実施形態において、第1および第2の実施
形態と共通する構成部分については、以下、同一符号を
付してその説明を省略する。
【0035】図示のように、本実施形態では、第2の実
施形態の構成において、連結軸20とカバー部材21と
を一体に形成するとともに、連結軸20(したがって、
カバー部材21も)とアーム部22とを直接に螺着する
ことにより、接続ネジ63の使用を排除している。具体
的には、カバー部材21と連結軸20との連接部は、第
2の実施形態におけるカバー結合部21dとフランジ部
20cとを一体にして成る一体形成部75となってお
り、また、連結軸20の第2の端部20bの外周面には
雄ネジ71が形成されるとともに、アーム部22の端部
22aには雄ネジ71が螺合可能な雌ネジ72が形成さ
れている。
【0036】更に、本実施形態においては、互いに当接
される一体形成部75の端面とアーム部22の端部22
aの端面との間に、アーム部22と連結軸20との接合
部に海水等が侵入することを防止する(接合部を外部に
対してシールする)防水用弾性部材(弾性シール部材)
73が介挿されている。なお、それ以外の構成は第2の
実施形態と同一である。
【0037】このように、本実施形態では、第1および
第2の実施形態と同様、アーム部22と連結軸20との
接合部を覆ってこの接合部が外部に露出することを防止
するカバー部材21が設けられているため、第1の実施
形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、ア
ーム部22と連結軸20との接合部に弾性部材73が介
在されているため、より防水効果が高くなり、接合部へ
の海水の侵入による電食を防止できる。
【0038】なお、本発明は、前述した各実施形態に限
定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形実施できることは言うまでもない。例えば、前述した
各実施形態においては、スピニングリールに本発明が適
用されているが、本発明は、両軸受型リールにも適用で
きることは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の魚釣用リ
ールのハンドルは、アーム部と連結軸との接合部を覆っ
てこの接合部が外部に露出することを防止するカバー部
材を備えているため、アーム部と連結軸との間の接合部
に海水等が侵入して塩溜りが出来ることを防止すること
ができ、また、それに伴なう腐食を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る魚釣用リールの
側面図である。
【図2】図1の魚釣用リールを背部から見た断面図であ
る。
【図3】図1の魚釣用リールのハンドルの要部を拡大し
て示す断面図である。
【図4】図3のハンドルの組立工程の第1の段階を示す
断面図である。
【図5】図3のハンドルの組立工程の第2の段階を示す
断面図である。
【図6】図3のハンドルの組立工程の第3の段階を示す
断面図である。
【図7】図3のハンドルの組立工程の第4の段階を示す
断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るハンドルの要部
拡大断面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係るハンドルの要部
拡大断面図である。
【符号の説明】
1…スピニングリール(魚釣用リール) 1a…リール本体 2…ハンドル軸(巻取り駆動機構) 5…ハンドル 20…連結軸 21…カバー部材 22…アーム部 73…シール部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣糸が巻回保持されるスプールを支持す
    るリール本体と、リール本体に設けられ且つ前記スプー
    ルに釣糸を巻き付けるべく構成された巻取り駆動機構と
    を備えた魚釣用リールに取り付けられ、前記巻取り駆動
    機構を駆動するための魚釣用リールのハンドルにおい
    て、 前記巻取り駆動機構に連結される連結軸と、この連結軸
    に連結されて操作されるアーム部と、アーム部と連結軸
    との接合部を覆ってこの接合部が外部に露出することを
    防止するカバー部材とを備えて成ることを特徴とする魚
    釣用リールのハンドル。
  2. 【請求項2】 前記アーム部と前記連結軸は、互いに異
    種の金属によって形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の魚釣用リールのハンドル。
  3. 【請求項3】 前記アーム部と前記連結軸との接合部を
    外部に対してシールする弾性シール部材が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚
    釣用リールのハンドル。
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Cited By (3)

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EP1690452A1 (en) * 2005-02-09 2006-08-16 Shimano Inc. Spinning reel handle assembly
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