JP2002209026A - 緊急通報システム - Google Patents

緊急通報システム

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JP2002209026A
JP2002209026A JP2001001629A JP2001001629A JP2002209026A JP 2002209026 A JP2002209026 A JP 2002209026A JP 2001001629 A JP2001001629 A JP 2001001629A JP 2001001629 A JP2001001629 A JP 2001001629A JP 2002209026 A JP2002209026 A JP 2002209026A
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JP
Japan
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signal
emergency
repeater
portable
call
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Application number
JP2001001629A
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English (en)
Inventor
Yoichi Ido
洋一 井戸
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯子機と、親局中継器との距離が離れてい
るときなどにも、携帯子機が操作されたとき、親局中継
器によって、これを確実に検知させて、消防署員などに
緊急通報を出させる。 【解決手段】 被介護人によって携帯されている携帯子
機2のスイッチ10が押されて、この携帯子機2から緊
急メッセージを含む無線信号が送信されたとき、各子局
中継器4などによって、これを受信させて、緊急メッセ
ージを含む有線信号を生成させるとともに、子局中継器
4→屋内配線網3→親局中継器5なる経路で、有線信号
を親局中継器5に伝えさせ、電話回線網6に接続された
消防署の電話機など、予め登録されている場所の電話機
のベルを鳴らさせて、送受話器をオフフックした消防署
員に緊急メッセージなどを伝えさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病人などが突然発
作を起こしたとき、あるいは高齢者に非常事態が発生し
たときなどに、病院、介護人などに対し、緊急連絡を行
なう緊急通報システムに係わり、特に病人、高齢者がど
こにいても、確実に緊急連絡を行なう緊急通報システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】病人が突然発作を起こしたとき、高齢者
に非常事態が発生したときなどに、消防署、病院、介護
人などに緊急連絡を行なう緊急通報システムの1つとし
て、従来、図10に示すシステムが知られている(特開
平11−39581号公報)。
【0003】この図に示す緊急通報システム101は、
病人や高齢者によって、これら病人、高齢者の装身具1
014、例えば腕にはめられた腕時計102のスイッ
チ、あるいは首にかけられたネックレス103のスイッ
チが押されたとき、装身具104から予め登録されてい
る緊急メッセージなどを含む無線信号を送信させるとと
もに、電話機105と電話線107との間に介挿された
報知ユニット106によって、前記無線信号を受信さ
せ、電話線107に接続された消防署の電話機など、予
め登録されている場所の電話機のベルを鳴らさせて、送
受話器をオフフックした消防署員に緊急メッセージなど
を伝えさせることにより、病人や高齢者に緊急事態が発
生したとき、「身体の具合が悪いので、至急、救急車を
よこして欲しい」などのメッセージを伝えて、救急車な
どを要請させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の緊急通報システム101においては、次に述べ
るような問題があった。
【0005】まず、装身具104に内蔵されている送信
機と、報知ユニット106に内蔵されている受信機との
距離が離れているとき、あるいはこれら送信機と受信機
との間の電波状態が悪いとき、装身具104から送信さ
れた無線信号が報知ユニット106の受信機に届かない
ことが多い。
【0006】このため、装身具104のスイッチを操作
しても、緊急通報が行われず、病人、高齢者に対する緊
急処置が遅れ、深刻な事態を招いてしまうことがあっ
た。
【0007】そこで、このような問題を解決する方法と
して、装身具104に内蔵される送信機の出力を大きく
することも検討されているが、このように、送信機の出
力を大きくすると、消費電力が大きくなり、その分だ
け、装身具104に設けられるバッテリーを大きくしな
ければならず、携帯することが難しくなってしまうのみ
ならず、免許が要らない微弱電波や、小電力無線局の範
囲を越えてしまうという問題がある。
【0008】本発明は上記の事情に鑑み、介護される人
に携帯される携帯子機の消費電力を小さくさせて、携帯
子機の形状を小さくさせながら、介護される人がどこに
いても、予め指定された場所にいる人に緊急事態が発生
したことを確実に通知させることができ、これによって
介護される人の負担を小さくさせながら、緊急通報の信
頼性を飛躍的に向上させることができる緊急通報システ
ムを提供することを主目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、被介護人によって携帯さ
れ、予め指定された操作が行われたとき、予め登録され
ている緊急呼出信号を含む無線信号を送信する携帯子機
と、前記被介護人の行動範囲内に設置され、前記携帯子
機から送信される無線信号を受信し、これを他の無線信
号、または有線信号に変換し、これらを無線回線網上、
または有線回線網上に送出して、相互に共有する複数の
子局中継器と、これら各子局中継器によって、共有され
ている前記無線信号または前記有線信号に緊急呼出信号
が含まれているとき、予め登録されている電話番号をダ
イヤリングして、この電話番号に対応する機器に緊急事
態が発生したことを報知する親局中継器とを備えたこと
を特徴としている。
【0010】請求項2では、請求項1に記載の緊急通報
システムにおいて、前記機器として、電話機を使用し、
前記親局中継器から前記電話機に緊急事態が発生したこ
とを示す音声信号を送って、音声で、緊急事態の内容を
知らせることを特徴としている。
【0011】請求項3では、請求項1、2のいずれかに
記載の緊急通報システムにおいて、前記携帯子機に通話
機能を設け、介護人によって携帯され、携帯親機からの
要求に応じて、前記携帯親機と、前記携帯子機との間の
通話を行なわせることを特徴としている。
【0012】請求項4では、請求項1乃至3のいずれか
に記載の緊急通報システムにおいて、前記各子機中継
器、前記親局中継器として、家屋内のコンセントに差し
込まれるプラグ型中継器を使用し、前記有線回線網とし
て、前記家屋内に配置されている電力線網を使用するこ
とを特徴としている。
【0013】請求項5では、請求項1乃至4のいずれか
に記載の緊急通報システムにおいて、前記親局中継器内
に携帯電話機を配置し、携帯電話回線網を使用して、予
め登録されている電話番号をダイヤリングさせ、この電
話番号に対応する機器に緊急事態が発生したことを報知
するることを特徴としている。
【0014】請求項6では、請求項1乃至5のいずれか
に記載の緊急通報システムにおいて、前記子機中継器内
または前記親局中継器内に停電対策用のバッテリーを配
置し、コンセントからAC電圧が供給されないとき、前
記バッテリーの電力を使用して動作を継続させることを
特徴としている。
【0015】上記の構成により、請求項1では、被介護
人によって携帯されている携帯子機が操作されたとき、
この携帯子機から、予め登録されている緊急呼出信号を
含む無線信号を送信させ、被介護人の行動範囲内に設置
された各子局中継器のいずれかによって、携帯子機から
送信される無線信号を受信させ、これを他の無線信号、
または有線信号に変換させ、これらを無線回線網上、ま
たは有線回線網上に送出させて、相互に共有させなが
ら、共有されている無線信号または有線信号に緊急呼出
信号が含まれているとき、親局中継器によって、予め登
録されている電話番号をダイヤリングさせて、この電話
番号に対応する機器に緊急事態が発生したことを報知さ
せることにより、介護される人に携帯される携帯子機の
消費電力を小さくさせて、携帯子機の形状を小さくさせ
ながら、介護される人がどこにいても、予め指定された
場所にいる人に緊急事態が発生したことを確実に通知さ
せ、これによって介護される人の負担を小さくさせなが
ら、緊急通報の信頼性を飛躍的に向上させる。
【0016】請求項2では、機器として、電話機を使用
させ、親局中継器から電話機に緊急事態が発生したこと
を示す音声信号を送って、音声で、緊急事態の内容を知
らせることにより、介護される人がどこにいても、予め
指定された場所にいる人に緊急事態の内容を音声で、確
実に通知させ、これによって緊急通報の信頼性を飛躍的
に向上させる。
【0017】請求項3では、携帯子機に通話機能を設
け、介護人によって携帯され、携帯親機からの要求に応
じて、携帯親機と、携帯子機との間の通話を行なわせる
ことにより、介護される人がどこにいても、この人を介
護する人が通話したいとき、通話を行なわせて、介護さ
れる人の状態を随時、確認させる。
【0018】請求項4では、各子機中継器、親局中継器
として、家屋内のコンセントに差し込まれるプラグ型中
継器を使用させ、有線回線網として、家屋内に配置され
ている電力線網を使用させることにより、家屋内に新た
な通信線などを敷設させることなく、また部屋を増築し
たときでも、中継器の数を調整させるだけで、介護され
る人がどこにいても、予め指定された場所にいる人に緊
急事態が発生したことを確実に通知させる。
【0019】請求項5では、親局中継器内に携帯電話機
を配置させ、携帯電話回線網を使用させて、予め登録さ
れている電話番号をダイヤリングさせ、この電話番号に
対応する機器に緊急事態が発生したことを報知させるこ
とにより、固定電話機などを使用させることなく、介護
される人がどこにいても、予め指定された場所にいる人
に緊急事態の内容を音声で、確実に通知させ、これによ
って電話機の配線処理などを不要にしながら、緊急通報
の信頼性を飛躍的に向上させる。
【0020】請求項6では、子機中継器内または親局中
継器内に停電対策用のバッテリーを配置させ、コンセン
トからAC電圧が供給されないとき、バッテリーの電力
を使用させて、動作を継続させることにより、停電など
が発生した場合でも、介護される人がどこにいても、こ
の人に緊急事態が発生したとき、予め指定された場所に
いる人に緊急事態が発生したことを確実に通知させ、こ
れによって緊急通報の信頼性を飛躍的に向上させる。
【0021】
【発明の実施の形態】《実施形態の説明》図1は本発明
による緊急通報システムの実施形態を示すブロック図で
ある。
【0022】この図に示す緊急通報システム1は、介護
される人(被介護人)によって携帯され、被介護人によ
って操作されたとき、予め登録されている緊急メッセー
ジを含む無線信号を送信する携帯子機2と、被介護人の
家屋内の各所、例えば部屋A、部屋B、部屋Cに設置さ
れ、携帯子機2から無線信号が送信されたとき、これを
受信して、家屋内の電力線網(屋内配線網)3に緊急メ
ッセージを含む有線信号を流す複数の子局中継器4と、
家屋内の所定場所、例えば部屋Dに配置され、屋内配線
網3上に緊急メッセージを含む有線信号が流されたと
き、これを取り込んで、電話回線網6に接続された消防
署の電話機など、予め登録されている場所の電話機のベ
ルを鳴らし、送受話器をオフフックした消防署員などに
緊急メッセージなどを伝える親局中継器5と、介護人な
どによって携帯され、各子局中継器4、親局中継器5な
どを介して、介護人と携帯子機2を携帯している被介護
人との通話をサポートする携帯親機7とを備えている。
【0023】そして、被介護人によって携帯されている
携帯子機2のスイッチ10(図2参照)が押されて、こ
の携帯子機2から緊急メッセージを含む無線信号が送信
されたとき、各子局中継器4などによって、これを受信
させて、緊急メッセージを含む有線信号を生成させると
ともに、子局中継器4→屋内配線網3→親局中継器5な
る経路で、有線信号を親局中継器5に伝えさせ、電話回
線網6に接続された消防署の電話機など、予め登録され
ている場所の電話機のベルを鳴らさせて、送受話器をオ
フフックした消防署員に緊急メッセージなどを伝えさせ
る。
【0024】携帯子機2は、図2に示すように、被介護
人によって携帯可能な形状に形成され、上部側に首かけ
用の孔8が形成されたペンダント型の子機筐体9と、こ
の子機筐体9の操作面上に設けられ、被介護人の音声を
受けて音声信号を生成するマイク10と、子機筐体9の
操作面上に設けられ、被介護人によって押されたとき、
緊急呼出信号を生成するスイッチ11と、子機筐体9の
操作面上に設けられ、供給された音声信号を音声に変え
て、出力するスピーカ12と、子機筐体9の操作面上に
設けられ、送信動作、または受信動作などを行なってい
るときに点滅して、被介護人に、送受信動作を行なって
いることを知らせるLED13と、子機筐体9内に配置
され、図3に示すように、RFトランシーバ部14、ベ
ースバンド処理部15、アプリケーション制御部16な
どによって、緊急メッセージを含む無線信号を送信する
処理、各子機中継器4のいずれか、または親局中継器5
と無線回線を確立した後、マイク10、スピーカ12を
使用させて、携帯親機7側の介護人と通話を行なわせる
処理などを行なう回路基板17と、子機筐体9内に配置
され、回路基板17から出力される高周波信号を無線信
号に変換して、再送信させる処理、子局中継器4などか
ら送信される無線信号を受信して、高周波信号を生成
し、これを回路基板17に供給する処理などを行なうア
ンテナ18と、子機筐体9内に配置され、回路基板17
に電源電圧を供給するバッテリー19とを備えている。
【0025】そして、被介護人によって携帯されている
携帯子機2のスイッチ11が押されたとき、回路基板1
7によって、これを検知させて、LED13を点滅させ
るとともに、予め登録されている緊急メッセージを含む
高周波信号を生成させて、アンテナ18から緊急メッセ
ージを含む無線信号を送信させ、また各子機中継器4な
どから通話要求を含む無線信号が送信され、アンテナ1
8によってこれが受信されたとき、回路基板17によっ
て、これを検知させて、子機中継器4の1つと無線回線
を確立させ、マイク10、スピーカ12を用いた被介護
人と、携帯親機7を携帯する介護人との通話を開始させ
る。
【0026】この際、RFトランシーバ部14は、アン
テナ18によって無線信号が受信されているとき、アン
テナ18から出力される高周波信号を復調して、通話要
求、通話内容などを含むベースバンド信号を生成する処
理、ベースバンド処理部15から緊急メッセージ、制御
信号、通話内容などを含むベースバンド信号が供給され
たとき、これを変調して、高周波信号を生成し、アンテ
ナ18から無線信号を送信させる処理などを行なう。
【0027】また、ベースバンド処理部15は、RFト
ランシーバ部14から出力されるベースバンド信号を処
理して通話要求、通話内容などを再生する処理、アプリ
ケーション制御部16から緊急メッセージ、制御信号、
通話内容などが供給されたとき、これを処理して、緊急
メッセージ、制御信号、通話内容などを含むベースバン
ド信号を生成し、RFトランシーバ部14に供給する処
理などを行なう。
【0028】また、アプリケーション制御部16は、ス
イッチ11が押されて、緊急呼出信号が出力されたと
き、LED駆動電流を生成して、LED13を点滅させ
ながら、予め登録されている情報に基づき、緊急メッセ
ージ、例えば「身体の具合が悪いので、至急、救急車を
よこして欲しい」などの音声メッセージを生成し、これ
をベースバンド処理部15に供給する処理、このベース
バンド処理部15から通話要求が出力されたとき、LE
D駆動電流を生成して、LED13を点滅させながら、
通話回線を確保するのに必要な制御信号を生成し、これ
をベースバンド処理部15に供給し、子局中継器4など
を介在させた状態で、携帯親機7と通話回線を確立させ
た後、マイク10から出力される音声信号(通話内容)
をベースバンド処理部15に供給しながら、このベース
バンド処理部15から出力される音声信号(通話内容)
をスピーカ12に供給し、音声を出力させる処理などを
行なう。
【0029】また、各子局中継器4は各々、図4に示す
ように、矩形型コンセント状に形成される中継器筐体2
0と、この中継器筐体20の上部などに垂設され、携帯
子機2、携帯親機7などと無線信号の送受信を行なうア
ンテナ21と、中継器筐体20の裏面に配置され、家屋
に設けられたコンセントに差し込まれるACプラグ21
と、中継器筐体20の表面に配置され、ACプラグ21
を介してAC電圧を取り込むとともに、ACプラグ(図
示は省略する)が着脱自在に差し込まれた電気製品など
にに対し、給電を行なうACジャック22と、中継器筐
体20内に配置され、図5に示すように、AC/DCコ
ンバータ部23、RFトランシーバ部24、信号変換処
理部25、バッファ部26、電力線トランシーバ部27
などによって、携帯子機2から送信された無線信号を異
なる周波数の無線信号、有線信号に変換して他の子局中
継器4、親局中継器5、携帯親機7に中継する処理、携
帯親機7から送信された無線信号を異なる周波数の無線
信号、有線信号に変換して他の子局中継器4、携帯子機
2に中継する処理、また有線信号を受信して、指定され
た周波数の無線信号に変換し、携帯子機2、携帯親機7
に中継する処理などを行なう回路基板28とを備えてい
る。
【0030】そして、携帯子機2から無線信号が送信さ
れ、アンテナ21によってこれが受信されたとき、この
無線信号を携帯親機7側の周波数を持つ高周波信号に変
換し、アンテナ21から高周波信号に対応する無線信号
を送信させながら、無線信号の内容を含む有線信号を生
成して、屋内配線網3に送出し、また携帯親機7から無
線信号が送信され、アンテナ21によってこれが受信さ
れたとき、この無線信号を携帯子機2側の周波数を持つ
高周波信号に変換し、アンテナ21から高周波信号に対
応する無線信号を送信させながら、無線信号の内容を含
む有線信号を生成して、屋内配線網3に送出する。ま
た、屋内配線網3を介して、携帯子機2からの通話内容
などを含む有線信号が供給されたとき、これを携帯親機
7側の周波数を持つ高周波信号に変換して、アンテナ2
1から高周波信号に対応する無線信号を送信させ、また
屋内配線網3を介して、携帯親機7からの通話内容など
を含む有線信号が供給されたとき、これを携帯子機2側
の周波数を持つ高周波信号に変換して、アンテナ21か
ら高周波信号に対応する無線信号を送信させる。
【0031】この際、AC/DCコンバータ部23は、
屋内配線網3に接続されているコンセントに差し込まれ
たACプラグ21を介してAC電圧を取り込むととも
に、このAC電圧を指定された電圧値のDC電圧に変換
して、回路各部に供給しながら、電力線トランシーバ部
27から有線信号が出力されているとき、これを取り込
んで屋内配線網3に出力する。
【0032】また、RFトランシーバ部24は、アンテ
ナ21によって無線信号が受信されているとき、このア
ンテナ21から出力される高周波信号を復調して、緊急
メッセージ、通話要求、制御信号、通話内容などを含む
ベースバンド信号を生成し、これを信号変換処理部25
に供給し、またこの信号変換処理部25から緊急メッセ
ージ、制御信号、通話内容などを含むベースバンド信号
が供給されたとき、これを変調して、指定された周波
数、例えば携帯子機2側の周波数を持つ高周波信号また
は携帯親機7側の周波数を持つ高周波信号を生成し、ア
ンテナ21から無線信号を送信させる。
【0033】また、信号変換処理部25は、RFトラン
シーバ部24から緊急メッセージ、制御信号、通話内容
などを含むベースバンド信号(携帯子機2から送信され
た無線信号の内容を示すベースバンド信号)が出力され
ているとき、これを取り込んで電力線トランシーバ部2
7に供給するとともに、緊急メッセージ、制御信号、通
話内容などを含み、携帯親機7側の周波数を指定するベ
ースバンド信号を生成して、RFトランシーバ部24に
供給し、またRFトランシーバ部24から通話要求、通
話内容などを含むベースバンド信号(携帯親機7から送
信された無線信号の内容を示すベースバンド信号)が出
力されているとき、これを取り込んで電力線トランシー
バ部27に供給するとともに、通話要求、通話内容など
を含み、携帯子機2側の周波数を指定するベースバンド
信号を生成して、RFトランシーバ部24に供給する。
【0034】また、この信号変換処理部25は、電力線
トランシーバ部27から緊急メッセージ、制御信号、通
話内容などを含むベースバンド信号(携帯子機2から送
信された無線信号の内容を示すベースバンド信号)が出
力されているとき、これら緊急メッセージ、制御信号、
通話内容などを含み、携帯親機7側の周波数を指定する
指示を含むベースバンド信号を生成して、RFトランシ
ーバ部24に供給し、また電力線トランシーバ部27か
ら通話要求、通話内容などを含むベースバンド信号(携
帯親機7から送信された無線信号の内容を示すベースバ
ンド信号)が出力されているとき、これら通話要求、通
話内容などを含み、携帯子機2側の周波数を指定する指
示を含むベースバンド信号を生成して、RFトランシー
バ部24に供給する。
【0035】また、バッファ部26は、信号変換処理部
25で処理されるデータなどの一時、記憶エリアとして
使用される部分であり、信号変換処理部25から書き込
み信号が出力されたとき、この書き込み信号とともに出
力されるデータを取り込んで、指定された番地に記憶
し、また信号変換処理部25から読み出し信号が出力さ
れたとき、指定された番地に記憶されているデータを読
み出し、これを信号変換処理部25に供給する。
【0036】また、電力線トランシーバ部27は、信号
変換処理部27から緊急メッセージ、制御信号、通話内
容などを含むベースバンド信号または通話要求、通話内
容などを含むベースバンド信号が出力されているとき、
これを有線信号に変換して、AC/DCコンバータ部2
3に供給し、またこのAC/DCコンバータ部23から
緊急メッセージ、制御信号、通話内容などを含むベース
バンド信号または通話要求、通話内容などを含む有線信
号が出力されているとき、これをベースバンド信号に変
換して、信号変換処理部25に供給する。
【0037】また、親局中継器5は、図6に示すよう
に、矩形型コンセント状に形成される中継器筐体30
と、この中継器筐体30の上部などに垂設され、携帯子
機2、携帯親機7などと無線信号の送受信を行なうアン
テナ29と、中継器筐体30の裏面に配置され、家屋に
設けられたコンセントに差し込まれるACプラグ32
と、中継器筐体30の表面に配置され、ACプラグ32
を介してAC電圧を取り込むとともに、ACプラグ(図
示は省略する)が着脱自在に差し込まれた電気製品など
に対し、給電を行なうACジャック33と、中継器筐体
30の側面に配置され、電話回線網6側に接続されたモ
ジュラーコードのモジュラー端子が差し込まれるモジュ
ラーコネクタ31と、中継器筐体30内に配置され、図
7に示すように、AC/DCコンバータ部34、RFト
ランシーバ部35、信号変換処理部36、バッファ部3
7、電力線トランシーバ部38、アプリケーション制御
部39、DSU・TA部40などによって、携帯子機2
から送信された無線信号を異なる周波数の無線信号、有
線信号にして各子局中継器4、携帯親機7に中継する処
理、携帯親機7から送信された無線信号を無線信号、有
線信号にして各子局中継器4、携帯子機2に中継し、ま
た有線信号を受信して、指定された周波数の無線信号に
変換し、携帯子機2、携帯親機7に中継する処理、また
緊急メッセージを含む有線信号を受信して、指定された
電話番号をダイヤリングし、緊急メッセージを送出する
処理などを行なう回路基板41とを備えている。
【0038】そして、携帯子機2から無線信号が送信さ
れ、アンテナ29によってこれが受信されたとき、この
無線信号を携帯親機7側の周波数を持つ高周波信号に変
換し、アンテナ29から高周波信号に対応する無線信号
を送信させながら、無線信号の内容を含む有線信号を生
成し、これを屋内配線網3に送出し、また携帯親機7か
ら無線信号が送信され、アンテナ29によってこれが受
信されたとき、この無線信号を携帯子機2側の周波数を
持つ高周波信号に変換し、アンテナ29から高周波信号
に対応する無線信号を送信させながら、無線信号の内容
を含む有線信号を生成し、これを屋内配線網3に送出す
る。また、屋内配線網3を介して、携帯子機2からの通
話内容などを含む有線信号が供給されたとき、これを携
帯親機7側の周波数を持つ高周波信号に変換して、アン
テナ29から高周波信号に対応する無線信号を送信さ
せ、また屋内配線網3を介して、携帯親機7からの通話
内容などを含む有線信号が供給されたとき、これを携帯
子機2側の周波数を持つ高周波信号に変換して、アンテ
ナ29から高周波信号に対応する無線信号を送信させ
る。さらに、屋内配線網3を介して、緊急メッセージを
含む有線信号が供給されたとき、予め登録されている電
話番号をダイヤリングし、緊急メッセージを出力する。
【0039】この際、AC/DCコンバータ部34は、
屋内配線網3に接続されているコンセントに差し込まれ
たACプラグ32を介してAC電圧を取り込むととも
に、このAC電圧を指定された電圧値のDC電圧に変換
して、回路各部に供給しながら、電力線トランシーバ部
38から有線信号が出力されているとき、これを取り込
んで屋内配線網3に出力する。
【0040】また、RFトランシーバ部35は、アンテ
ナ29によって無線信号が受信されているとき、このア
ンテナ29から出力される高周波信号を復調して、緊急
メッセージ、通話要求、制御信号、通話内容などを含む
ベースバンド信号を生成し、これを信号変換処理部36
に供給し、またこの信号変換処理部36から緊急メッセ
ージ、通話要求、制御信号、通話内容などを含むベース
バンド信号が供給されたとき、これを変調して、指定さ
れた周波数、例えば携帯子機2側の周波数を持つ高周波
信号または携帯親機7側の周波数を持つ高周波信号を生
成し、アンテナ21から無線信号を送信させる。
【0041】また、信号変換処理部36は、RFトラン
シーバ部35から緊急メッセージ、などを含むベースバ
ンド信号(携帯子機2から送信された無線信号の内容を
示すベースバンド信号)が出力されているとき、これを
取り込んでアプリケーション制御部39に供給し、また
RFトランシーバ部35から制御信号、通話内容などを
含むベースバンド信号(携帯子機2から送信された無線
信号の内容を示すベースバンド信号)が出力されている
とき、これを取り込んで電力線トランシーバ部38に供
給するとともに、制御信号、通話内容などを含み、携帯
親機7側の周波数を指定するベースバンド信号を生成し
て、RFトランシーバ部35に供給し、またRFトラン
シーバ部35から通話要求、通話内容などを含むベース
バンド信号(携帯親機7から送信された無線信号の内容
を示すベースバンド信号)が出力されているとき、これ
を取り込んで電力線トランシーバ部38に供給するとと
もに、通話要求、通話内容などを含み、携帯子機2側の
周波数を指定するベースバンド信号を生成して、RFト
ランシーバ部35に供給する。
【0042】また、この信号変換処理部36は、電力線
トランシーバ部38から緊急メッセージなどを含むベー
スバンド信号(携帯子機2から送信された無線信号の内
容を示すベースバンド信号)が出力されているとき、こ
れを取り込んでアプリケーション制御部39に供給し、
また電力線トランシーバ部38から制御信号、通話内容
などを含むベースバンド信号(携帯子機2から送信され
た無線信号の内容を示すベースバンド信号)が出力され
ているとき、これを取り込んで、制御信号、通話内容な
どを含み、携帯親機7側の周波数を指定するベースバン
ド信号を生成して、RFトランシーバ部35に供給し、
また電力線トランシーバ部38から通話要求、通話内容
などを含むベースバンド信号(携帯親機7から送信され
た無線信号の内容を示すベースバンド信号)が出力され
ているとき、これを取り込んで、通話要求、通話内容な
どを含み、携帯子機2側の周波数を指定するベースバン
ド信号を生成して、RFトランシーバ部35に供給す
る。
【0043】また、バッファ部37は、信号変換処理部
36で処理されるデータなどの一時、記憶エリアとして
使用される部分であり、信号変換処理部36から書き込
み信号が出力されたとき、この書き込み信号とともに出
力されるデータを取り込んで、指定された番地に記憶
し、また信号変換処理部36から読み出し信号が出力さ
れたとき、指定された番地に記憶されているデータを読
み出し、これを信号変換処理部36に供給する。
【0044】また、電力線トランシーバ部38は、信号
変換処理部36から制御信号、通話内容などを含むベー
スバンド信号または通話要求、通話内容などを含むベー
スバンド信号が出力されているとき、これを有線信号に
変換して、AC/DCコンバータ部34に供給し、また
このAC/DCコンバータ部34から緊急メッセージ、
制御信号、通話内容などを含むベースバンド信号または
通話要求、通話内容などを含む有線信号が出力されてい
るとき、これをベースバンド信号に変換して、信号変換
処理部36に供給する。
【0045】また、アプリケーション制御部39は、信
号変換処理部36から緊急メッセージなどを含むベース
バンド信号が出力されたとき、DSU・TA部40を制
御して、予め登録されている電話番号、例えば消防署な
どの電話機を指定する電話番号をダイヤリングさせ、こ
の電話機の送受話器がオフフックされたとき、緊急メッ
セージをDSU・TA部40に供給する。
【0046】また、DSU・TA部40は、モジュラー
コネクタ31に接続されたモジュラーコードを介して、
電話回線網6を構成するISDN回線などに対するデジ
タル信号の授受を行なうDSU(Digital Service Uni
t:回線終端装置)基板、このDSU基板によって授受
されるデジタル信号をアナログ信号に変換するTA(Te
rminal Adapter:端末アダプタ)基板などを備えてお
り、アプリケーション制御部39から電話番号が供給さ
れたとき、オフフック信号を出して、ダイヤリング処理
を行ない、この電話番号に対応する電話機、例えば消防
署などの電話機の送受話器がオフフックされたとき、ア
プリケーション制御部39から緊急メッセージの内容を
取り込んで、送受話器から緊急メッセージの内容を示す
音声を出力させる。
【0047】また、携帯親機7は、図8に示すように、
介護人によって携帯可能な形状に形成され、上部側に首
かけ用の孔41が形成されたペンダント型の親機筐体4
2と、この親機筐体42の操作面上に設けられ、介護人
の音声を受けて音声信号を生成するマイク43と、親機
筐体42の操作面上に設けられ、介護人によって押され
たとき、通話要求信号を生成するスイッチ44と、親機
筐体42の操作面上に設けられ、供給された音声信号を
音声に変えて、出力するスピーカ45と、親機筐体42
の操作面上に設けられ、送信動作、または受信動作など
を行なっているときに点滅して、介護人に、送受信動作
を行なっていることを知らせるLED46と、親機筐体
42内に配置され、図9に示すように、RFトランシー
バ部47、ベースバンド処理部48、アプリケーション
制御部49などによって、各子機中継器4のいずれか、
または親局中継器5と無線回線を確立した後、マイク4
3、スピーカ45を使用させて、携帯子機2側の被介護
人と通話を行なわせる処理などを行なう回路基板50
と、親機筐体42内に配置され、回路基板50から出力
される高周波信号を無線信号に変換して、送信する処
理、各子局中継器4、親局中継器5などから送信される
無線信号を受信して、高周波信号を生成し、これを回路
基板50に供給する処理などを行なうアンテナ51と、
親機筐体42内に配置され、回路基板50に電源電圧を
供給するバッテリー52とを備えている。
【0048】そして、介護人によって携帯されている携
帯親機7のスイッチ44が押されたとき、回路基板50
によって、これを検知させて、LED46を点滅させる
とともに、通話要求を含む高周波信号を生成させて、ア
ンテナ51から通話要求を含む無線信号を送信させ、ま
た子機中継器4、親機中継器5などから通話回線を確立
するのに必要な制御信号などを含む無線信号が送信さ
れ、アンテナ51によってこれが受信されたとき、回路
基板50によって、これを検知させて、子機中継器4、
親機中継器5などと無線回線を確立させ、マイク43、
スピーカ45を用いた介護人と、携帯子機2を携帯する
被介護人との通話を開始させる。
【0049】この際、RFトランシーバ部47は、アン
テナ51によって無線信号が受信されているとき、アン
テナ51から出力される高周波信号を復調して、通話回
線を確立するのに必要なデータ(携帯子機2からの送信
された無線信号に含まれる制御信号の内容)、通話内容
などを含むベースバンド信号を生成する処理、ベースバ
ンド処理部48から通話要求、通話内容などを含むベー
スバンド信号が供給されたとき、これを変調して、高周
波信号を生成し、アンテナ51から無線信号を送信させ
る処理などを行なう。
【0050】また、ベースバンド処理部48は、RFト
ランシーバ部47から出力されるベースバンド信号を処
理して通話回線を確立するのに必要なデータ、通話内容
などを再生する処理、アプリケーション制御部49から
通話要求、通話内容などが供給されたとき、これら通話
要求、通話内容などを含むベースバンド信号を生成し、
これをRFトランシーバ部48に供給する処理などを行
なう。
【0051】また、アプリケーション制御部49は、ス
イッチ44が押されたとき、LED駆動電流を生成し
て、LED46を点滅させながら、通話要求を生成し、
これをベースバンド処理部48に供給する処理、このベ
ースバンド処理部48から通話回線を確立するのに必要
なデータが供給されたとき、LED駆動電流を生成し
て、LED46を点滅させながら、子局中継器4、親局
中継器5などを介在させた状態で、携帯子機2と通話回
線を確立させた後、マイク43から出力される音声信号
をベースバンド処理部48に供給しながら、このベース
バンド処理部48から出力される音声信号をスピーカ4
5に供給し、音声を出力させる処理などを行なう。
【0052】このように、この実施形態においては、被
介護人によって携帯されている携帯子機2のスイッチ1
0が押されて、この携帯子機2から緊急メッセージを含
む無線信号が送信されたとき、各子局中継器4などによ
って、これを受信させて、緊急メッセージを含む有線信
号を生成させるとともに、子局中継器4→屋内配線網3
→親局中継器5なる経路で、有線信号を親局中継器5に
伝えさせ、電話回線網6に接続された消防署の電話機な
ど、予め登録されている場所の電話機のベルを鳴らさせ
て、送受話器をオフフックした消防署員に緊急メッセー
ジなどを伝えさせるようにしているので、携帯子機2
と、親局中継器5との距離が離れているときにも、また
携帯子機2と、親局中継器5との間の電波状態が悪いと
きにも、携帯子機2のスイッチ11が押されたとき、親
局中継器5によって、これを確実に検知させて、消防署
員などに緊急通報を出させることができる。
【0053】これによって、携帯子機2の送信電力を小
さくさせて、バッテリー19を小型化させ、携帯子機2
全体を小型化、軽量化、省電力化させて、免許登録が必
要無い、微弱電波による緊急通報を可能にさせるととも
に、被介護人の負担を小さくさせながら、介護される人
が部屋A、B、C、Dのどこにいても、携帯子機2のス
イッチ11が操作されたとき、音声による緊急通報を確
実に伝達させることができる。
【0054】また、この実施形態では、携帯親機7のス
イッチ44が操作されたとき、各子局中継器4、親局中
継器5などを介在させた状態で、この携帯親機7と、携
帯子機2とを無線回線で接続し、携帯親機7を携帯して
いる介護人と、携帯子機2を携帯している被介護人との
間の通話を開始させるようにしているので、被介護人が
どこにいても、介護人が被介護人と通話したいとき、通
話を行なわせて、被介護人の状態を随時、確認させるこ
とができる。
【0055】また、この実施形態では、各子局中継器
4、親局中継器5をコンセント状にし、表面側にACジ
ャック22、33を設けているので、各子局中継器4、
親局中継器5から家電製品の電源をとらせることができ
るとともに、各子局中継器4、親局中継器5が邪魔にな
らないようにすることができ、さらに部屋を増築したと
き、増築した部屋の数に応じた数だけ、子局中継器4を
追加設置させるだけで、緊急通報システム1をそのまま
使用させることができる。
【0056】《他の実施形態》また、上述した実施形態
では、モジュラーコードと、電話回線網6とを使用させ
て、親局中継器5と消防署などの電話機とを接続させる
ようにしているが、親局中継器5に携帯電話機を内蔵、
または外付けし、この携帯電話機と、携帯電話回線網と
を使用させて、親局中継器5と消防署などの電話機とを
接続させるようにしても良い。
【0057】このようにすることにより、親局中継器5
を設置させる場所の制約を無くし、電話回線のモジュラ
ーコネクタが設置されていない部屋にも、親局中継器5
を設置させることができる。
【0058】また、上述した実施形態では、各子局中継
器4に設けられたAC/DCコンバータ部23、親局中
継器5に設けられたAC/DCコンバータ部34によっ
て、屋内配線網3からAC電圧を取り込ませて、直流電
圧を生成させ、これを中継器各部に直接、供給させるよ
うにしているが、各子局中継器4、親局中継器5内にバ
ッテリーを設け、AC電圧から生成される直流電圧をバ
ッテリーに蓄積させながら、中継器各部に供給させるよ
うにしても良い。
【0059】このようにすることにより、停電などが発
生して、屋内配線網3からAC電圧がとれなくなったと
きでも、携帯子機2のスイッチ11が押されたとき、携
帯子機2→子局中継器4→屋内配線網3→親局中継器5
なる経路で、親局中継器5に緊急メッセージを供給さ
せ、電話回線網6に接続された消防署の電話機を介し、
消防署員などに緊急メッセージの内容を伝えさせること
ができる。
【0060】また、上述した実施形態では、携帯子機2
のアプリケーション制御部16内のメモリに緊急メッセ
ージの内容、例えば「身体の具合が悪いので、至急、救
急車をよこして欲しい」などの音声メッセージを記憶さ
せ、携帯子機2のスイッチ11が押されたとき、この緊
急メッセージを携帯子機2→子局中継器4→屋内配線網
3→親局中継器5なる経路で、親局中継器5に供給さ
せ、電話回線網6に接続された消防署の電話機を介し、
消防署員などに伝えるようにしているが、親局中継器5
に設けられたアプリケーション制御部39のメモリに、
緊急メッセージの内容を記憶させ、携帯子機2のスイッ
チ11が押されたとき、この携帯子機2から緊急呼出信
号を生成させ、これを携帯子機2→子局中継器4→屋内
配線網3→親局中継器5なる経路で、親局中継器5に供
給させ、この親局中継器5に記憶された緊急メッセージ
の内容を電話回線網6に接続された消防署の電話機を介
し、消防署員などに伝えるようにしても良い。
【0061】このようにすることにより、携帯子機2の
メモリ容量を小さくさせることができるとともに、消費
電力を低減させて、バッテリーサイズを小さくさせ、携
帯子機2全体の大きさ、重量を軽減させることができ
る。
【0062】また、上述した実施形態では、家屋内に設
けられた屋内配線網3によって、各子局中継器4と、親
局中継器5との間の通信をサポートするようにしている
が、各子局中継器4と、親局中継器5との間に無線回線
を使用させて、各子局中継器4と、親局中継器5との間
の通信をサポートするようにしても良い。
【0063】このようにしても、上述した実施形態と同
様に、部屋を増築したとき、増築した部屋の数に応じた
数だけ、子局中継器4を追加設置させるだけで、緊急通
報システム1をそのまま使用させることができるととも
に、各子局中継器4、親局中継器5を各部屋A、B、
C、Dに設けられたコンセントから離れた場所に設置さ
せることができ、これによってレイアウトの制約を無く
し、各子局中継器4、親局中継器5が邪魔にならないよ
うにさせることができる。
【0064】また、上述した実施形態では、携帯子機2
の数、携帯親機7の数を共に、“1”つにしているが、
携帯子機2の数、または携帯親機7の数を“2”つ以上
にし、これら各携帯子機2毎、または各携帯親機7毎
に、無線回線用のIDを割り当てて、各携帯子機2、各
携帯親機7間の通話をサポートさせるようにしても良
い。
【0065】これにより、携帯子機2、携帯親機7を追
加可能にし、1人の介護人によって、複数の被介護人の
面倒を見させたり、複数の介護人によって、複数の被介
護人の面倒を見させたりすることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、介護される人に携帯される携帯子機の消費
電力を小さくさせて、携帯子機の形状を小さくさせなが
ら、介護される人がどこにいても、予め指定された場所
にいる人に緊急事態が発生したことを確実に通知させる
ことができ、これによって介護される人の負担を小さく
させながら、緊急通報の信頼性を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0067】請求項2では、介護される人がどこにいて
も、予め指定された場所にいる人に緊急事態の内容を音
声で、確実に通知させることができ、これによって緊急
通報の信頼性を飛躍的に向上させることができる。
【0068】請求項3では、介護される人がどこにいて
も、この人を介護する人が通話したいとき、通話を行な
わせることができ、これによって介護される人の状態を
随時、確認させることができる。
【0069】請求項4では、家屋内に新たな通信線など
を敷設させることなく、また部屋を増築したときでも、
中継器の数を調整させるだけで、介護される人がどこに
いても、予め指定された場所にいる人に緊急事態が発生
したことを確実に通知させることができる。
【0070】請求項5では、固定電話機などを使用させ
ることなく、介護される人がどこにいても、予め指定さ
れた場所にいる人に緊急事態の内容を音声で、確実に通
知させることができ、これによって電話機の配線処理な
どを不要にしながら、緊急通報の信頼性を飛躍的に向上
させることができる。
【0071】請求項6では、停電などが発生した場合で
も、介護される人がどこにいても、この人に緊急事態が
発生したとき、予め指定された場所にいる人に緊急事態
が発生したことを確実に通知させることができ、これに
よって緊急通報の信頼性を飛躍的に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による緊急通報システムの実施形態を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す携帯子機の詳細な構成例を示す斜視
図である。
【図3】図1に示す携帯子機の詳細な回路構成例を示す
ブロック図である。
【図4】図1に示す子局中継器の詳細な構成例を示す斜
視図である。
【図5】図1に示す子局中継器の詳細な回路構成例を示
すブロック図である。
【図6】図1に示す親局中継器の詳細な構成例を示す斜
視図である。
【図7】図1に示す親局中継器の詳細な回路構成例を示
すブロック図である。
【図8】図1に示す携帯親機の詳細な構成例を示す斜視
図である。
【図9】図1に示す携帯親機の詳細な回路構成例を示す
ブロック図である。
【図10】従来例である「緊急通報システム」の概要を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1:緊急通報システム 2:携帯子機 3:屋内配線網 4:子局中継器 5:親局中継器 6:電話回線網 7:携帯親機 8,41:首かけ用の孔 9:子機筐体 10,43:マイク 11,44:スイッチ 12,45:スピーカ 13:LED 14,24,35,47:RFトランシーバ部 15,48:ベースバンド処理部 16,39,49:アプリケーション制御部 17,50:回路基板 18,21,29,51:アンテナ 19,52:バッテリー 20,30:中継器筐体 21,32:ACプラグ 22,33:ACジャック 23:AC/DCコンバータ部 25,36:信号変換処理部 26,37:バッファ部 27,38:電力線トランシーバ部 28:回路基板 31,34:モジュラーコネクタ 40:DSU・TA部 42:親機筐体 46:LED
フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA12 AA40 BB07 BB12 BB20 BB39 BB64 BB76 DD03 DD24 EE01 EE07 EE10 FF01 FF02 FF03 FF10 FF14 FF17 FF23 GG67 GG70 GG83 5K067 AA21 DD51 EE02 EE06 EE10 EE16 GG01 HH13 HH23 5K101 KK14 KK19 LL01 LL11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被介護人によって携帯され、予め指定さ
    れた操作が行われたとき、予め登録されている緊急呼出
    信号を含む無線信号を送信する携帯子機と、 前記被介護人の行動範囲内に設置され、前記携帯子機か
    ら送信される無線信号を受信し、これを他の無線信号、
    または有線信号に変換し、これらを無線回線網上、また
    は有線回線網上に送出して、相互に共有する複数の子局
    中継器と、 これら各子局中継器によって、共有されている前記無線
    信号または前記有線信号に緊急呼出信号が含まれている
    とき、予め登録されている電話番号をダイヤリングし
    て、この電話番号に対応する機器に緊急事態が発生した
    ことを報知する親局中継器と、 を備えたことを特徴とする緊急通報システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の緊急通報システムにお
    いて、 前記機器として、電話機を使用し、前記親局中継器から
    前記電話機に緊急事態が発生したことを示す音声信号を
    送って、音声で、緊急事態の内容を知らせる、 ことを特徴とする緊急通報システム。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかに記載の緊急通
    報システムにおいて、 前記携帯子機に通話機能を設け、介護人によって携帯さ
    れ、携帯親機からの要求に応じて、前記携帯親機と、前
    記携帯子機との間の通話を行なわせる、 ことを特徴とする緊急通報システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の緊急
    通報システムにおいて、 前記各子機中継器、前記親局中継器として、家屋内のコ
    ンセントに差し込まれるプラグ型中継器を使用し、前記
    有線回線網として、前記家屋内に配置されている電力線
    網を使用する、 ことを特徴とする緊急通報システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の緊急
    通報システムにおいて、 前記親局中継器内に携帯電話機を配置し、携帯電話回線
    網を使用して、予め登録されている電話番号をダイヤリ
    ングさせ、この電話番号に対応する機器に緊急事態が発
    生したことを報知する、 ことを特徴とする緊急通報システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の緊急
    通報システムにおいて、 前記子機中継器内または前記親局中継器内に停電対策用
    のバッテリー)を配置し、コンセントからAC電圧が供
    給されないとき、前記バッテリーの電力を使用して動作
    を継続させる、 ことを特徴とする緊急通報システム。
JP2001001629A 2001-01-09 2001-01-09 緊急通報システム Pending JP2002209026A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014119A (ja) * 2009-06-01 2011-01-20 Hochiki Corp 警報システム、警報器及び中継器
JP2013145584A (ja) * 2013-03-08 2013-07-25 Hochiki Corp 中継器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014119A (ja) * 2009-06-01 2011-01-20 Hochiki Corp 警報システム、警報器及び中継器
JP2013145584A (ja) * 2013-03-08 2013-07-25 Hochiki Corp 中継器

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