JP2002208630A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002208630A JP2001317734A JP2001317734A JP2002208630A JP 2002208630 A JP2002208630 A JP 2002208630A JP 2001317734 A JP2001317734 A JP 2001317734A JP 2001317734 A JP2001317734 A JP 2001317734A JP 2002208630 A JP2002208630 A JP 2002208630A
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opening
filler
etching
semiconductor device
forming
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Mayumi Nakazato
真弓 中里
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平坦化工程におけるパターン依存性を緩和す
ることが可能な半導体装置の製造方法を提供すること。 【解決手段】 開口部としてのトレンチ5内に充填物と
してのシリコン酸化膜10を埋め込むとともに、開口部
上および非開口部上に充填物を形成する工程と、少なく
とも開口部の上方に位置する充填物上に、マスク層11
を形成する工程と、マスク層11をマスクとして、非開
口部上に位置する充填物のうちマスク層11が形成され
ていない領域の充填物を所定の厚み分エッチングする工
程と、その後、開口部上および非開口部上に位置する充
填物の上面を削ることによって、表面の平坦化を行う工
程とを行う。これにより、高さの高い非開口部上に位置
する充填物の上面の幅が小さくなるので、その高さの高
い部分が容易に除去され、平坦化後における表面にばら
つきが発生するのが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、より特定的には、充填物が埋め込まれた開
口部を有する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化に伴って、
半導体装置の微細加工技術がますます重要になってきて
いる。微細加工技術の1つとして、半導体装置内の各半
導体素子を分離する素子分離技術が知られている。この
素子分離技術としては、高集積化に伴って、トレンチ分
離と言われる手法が用いられることが多くなってきてい
る。
【0003】このトレンチ分離では、半導体基板に素子
分離溝(トレンチ)を形成するとともに、この形成した
トレンチの内部に絶縁物などを埋め込むことによって、
トレンチの両側の素子領域が物理的および電気的に分離
される。このトレンチ分離を行う際には、通常、シリコ
ン基板の表面上に、シリコン酸化膜を介して、シリコン
窒化膜を堆積する第1の工程と、素子分離領域とする部
分のシリコン窒化膜をエッチングすることによりパター
ンニングした後、そのパターンニングされたシリコン窒
化膜をマスクとして素子分離溝(トレンチ)を形成する
第2の工程と、トレンチの表面に対して熱酸化処理を施
した後、シリコン酸化膜を、その膜厚がトレンチの深さ
とシリコン窒化膜の膜厚とを加えたものよりも大きくな
るように堆積する第3の工程と、シリコン窒化膜をスト
ッパー膜として化学機械研磨(CMP:Chemica
l Mechanical Polishing)法に
よりシリコン酸化膜を研磨および除去することによって
平坦化する第4の工程との基本的に4つの工程が用いら
れる。
【0004】上記のようなトレンチ分離手法を採用する
ことによって、半導体装置の高集積化が容易になる。し
かし、そのトレンチ分離手法を採用する場合には、以下
のような問題点がある。まず、トレンチを形成した後
に、そのトレンチの内部に絶縁物を埋め込むために、上
記第3の工程において、たとえば、シリコン酸化膜が一
旦堆積される。この場合、トレンチパターンに起因し
て、堆積されたシリコン酸化膜の表面に大きな段差(凹
凸形状)が生じる場合がある。すなわち、トレンチの上
部に位置するシリコン酸化膜の表面には、凹部が形成さ
れ、トレンチの上部以外に位置するシリコン酸化膜の表
面には、凸部が形成される。特に、トレンチの開口面積
が大きい場合には、シリコン酸化膜の表面の段差が大き
くなる。このような場合には、上記第4の工程におい
て、平坦化された表面に、トレンチパターンに依存した
ばらつきが発生するので、平坦化を正常に行うことが困
難になるという問題点がある。以下、この問題点につい
て、図10および図11を参照して、詳細に説明する。
【0005】図10に示す従来の構造では、シリコン基
板101の表面に、開口面積の大きいトレンチ105
と、開口面積の小さいトレンチ140とが形成されてい
る。そして、トレンチ105および140の表面には、
熱酸化膜107が形成されている。また、トレンチ10
5および140が形成される以外の領域上には、シリコ
ン酸化膜102を介してシリコン窒化膜103が形成さ
れている。トレンチ105および140内には、充填物
としてのシリコン酸化膜150が埋め込まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す従来の構
造において、トレンチ分離手法によって平坦化を行う場
合、開口面積の大きいトレンチ105においては、平坦
化後にトレンチ105内に埋め込まれたシリコン酸化膜
150の表面が、活性領域となる素子領域130でのシ
リコン基板101の上面よりも下がっている。また、幅
の広い素子領域130においては、上記第3の工程によ
って堆積されたシリコン酸化膜131が平坦化後におい
ても研磨および除去されずにシリコン窒化膜103上に
残存している。このように、図10に示した従来の素子
分離手法では、トレンチパターンに起因して第3の工程
により堆積されるシリコン酸化膜131の表面に凹凸形
状が形成されるため、平坦化後においても、表面ばらつ
きが生じるという問題点があった。
【0007】そして、上記のように平坦化後において表
面のばらつきがあると、以下のような問題点がある。す
なわち、図10に示した状態から、シリコン窒化膜10
3およびシリコン酸化膜102を除去した後、図11に
示すように、ゲート酸化膜120およびゲート電極12
1を形成すると、ゲート電極121は、シリコン酸化膜
150と基板101の表面との段差部160を覆って形
成されることになる。このため、活性領域と隣り合わせ
となる段差部160において電界集中が発生する場合が
あり、その場合には、ゲート電極121と活性領域との
間にリーク電流が発生するという問題点があった。
【0008】また、図10に示した状態からシリコン窒
化膜103およびシリコン酸化膜102を除去すると、
素子領域130上に除去されずに残ったシリコン酸化膜
131がマスクとなって、そのシリコン酸化膜131下
に位置するシリコン窒化膜103およびシリコン酸化膜
102が除去されないという不都合が生じる。このよう
にシリコン窒化膜103およびシリコン酸化膜102が
除去されなかった場合には、図11に示すように、シリ
コン窒化膜103上にゲート電極121が形成される。
この場合、トランジスタのしきい値電圧が異常に上昇す
るため、トランジスタとして使用できなくなるなどの問
題点があった。
【0009】上記のような問題点については、トレンチ
分離に限らず、溝や穴などの開口部内に充填物を埋め込
んだ後、それを平坦化する工程を備える半導体装置の製
造方法においても同様の問題点が発生する。この発明の
1つの目的は、平坦化工程におけるパターン依存性を緩
和することが可能な半導体装置の製造方法を提供するこ
とである。
【0010】この発明のもう1つの目的は、上記の半導
体装置の製造方法において、充填物の下地膜との選択比
の違いを利用して下地膜を平坦化の際のストッパー膜と
して有効に利用することである。この発明のさらにもう
1つの目的は、上記の半導体装置の製造方法において、
表面のばらつきが生じることなく平坦化を容易に行うこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段と発明の効果】この発明の
一の局面による半導体装置の製造方法は、開口部内に充
填物を埋め込むとともに、開口部上および非開口部上に
充填物を形成する工程と、少なくとも開口部の上方に位
置する充填物上に、マスク層を形成する工程と、マスク
層をマスクとして、非開口部上に位置する充填物のう
ち、マスク層が形成されていない領域の充填物を所定の
厚み分エッチングする工程と、その後、開口部上および
非開口部上に位置する充填物の上面を削ることによっ
て、表面の平坦化を行う工程とを備えている。
【0012】この一の局面による半導体装置の製造方法
では、少なくとも開口部の上方に位置する充填物上に、
マスク層を形成するとともに、そのマスク層をマスクと
して、非開口部上に位置する充填物のうち、マスク層が
形成されていない領域の充填物を所定の厚み分エッチン
グすることによって、非開口部上に位置する高さの高い
充填物部分の上面の幅を小さくすることができる。これ
により、その高さの高い部分が容易に除去されるので、
平坦化工程におけるパターン依存性を緩和することがで
きる。その結果、平坦化後における表面にばらつきが発
生するのを防止することができる。
【0013】また、一の局面による半導体装置の製造方
法では、マスク層が形成されていない領域の充填物をエ
ッチングにより完全に除去するのではなく、所定の厚み
分だけエッチングすることによって、充填物の下地膜と
の選択比の違いを利用して、下地膜を平坦化の際のスト
ッパ膜として有効に利用することができる。すなわち、
下地膜の表面が最初から露出していると、研磨などによ
る平坦化の際の終点検知が困難になる。この一の局面で
は、充填物を所定の厚み分だけエッチングすることによ
って、下地膜をストッパ膜として容易に研磨の際の終点
検知を行うことが可能となる。
【0014】上記一の局面による半導体装置の製造方法
において、好ましくは、表面の平坦化を行う工程は、充
填物の上面を化学機械研磨法を用いて研磨することによ
って、表面の平坦化を行う工程を含む。このように構成
すれば、容易に、表面の平坦化を行うことができる。こ
の場合、好ましくは、表面の平坦化を行う工程は、充填
物の上面を化学機械研磨法を用いて研磨することによ
り、非開口部上に位置する充填物を実質的に全て除去す
ることによって、表面の平坦化を行う工程を含む。この
ように構成すれば、表面にばらつきが生じることなく、
平坦化を行うことができる。
【0015】上記一の局面による半導体装置の製造方法
において、好ましくは、非開口部は、半導体基板の表面
に形成された素子形成領域を含み、開口部は、半導体基
板の表面に形成された素子分離溝を含む。このように構
成すれば、トレンチ分離による素子分離溝の平坦化を容
易に行うことができる。上記一の局面による半導体装置
の製造方法において、好ましくは、充填物を所定の厚み
分エッチングする工程は、化学機械研磨法により非開口
部上および開口部上に位置する充填物を研磨する際に、
パターン依存性を排除することが可能な厚み分だけ、充
填物をエッチングする工程を含む。このように構成すれ
ば、化学機械研磨法を用いて容易に平坦化を行うことが
できる。この場合、充填物を所定の厚み分エッチングす
る工程は、エッチングされた充填物の上面の高さと、開
口部上に位置する充填物の上面の高さとがほぼ等しくな
るように、充填物を所定の厚み分エッチングする工程を
含むのが好ましい。このように構成すれば、化学機械研
磨法を用いて平坦化する際に、容易に、パターン依存性
を排除することができる。
【0016】また、この場合、好ましくは、半導体基板
上の所定領域にエッチングマスクを形成した後、エッチ
ングマスクをマスクとして半導体基板をエッチングする
ことによって開口部を形成する工程をさらに備え、充填
物を所定の厚み分エッチングする工程は、開口部の開口
深さと開口部形成後のエッチングマスクの厚みとの合計
分、充填物をエッチングする工程を含む。このように構
成すれば、エッチングされた充填物の上面の高さと、開
口部上に位置する充填物の上面の高さとを容易にほぼ等
しくすることができるので、化学機械研磨法を用いて平
坦化する際に、容易に、パターン依存性を排除すること
ができる。
【0017】上記一の局面による半導体装置の製造方法
において、好ましくは、マスク層を形成する工程は、開
口部の上方に位置する充填物上のみならず、非開口部の
上方に位置する充填物上の所定領域にも、マスク層を形
成する工程を含む。このように構成すれば、マスク層が
ずれて形成された場合にも、開口部上に形成された高さ
の低い充填物部分がエッチングされるのを防止すること
ができる。すなわち、エッチングプロセスのマージン
(製造余裕)を確保することができる。
【0018】この場合、非開口部の上方の位置する充填
物上の所定領域に形成されるマスク層の部分の幅は、非
開口部の上方に位置する充填物のうち、マスク層下に位
置するエッチングされなかった部分と、マスク層下に位
置しないエッチングされた部分との、化学機械研磨によ
る除去完了時点が実質的に等しくなるような幅に設定さ
れている。このように構成すれば、化学機械研磨により
平坦化する際に、表面にばらつきが発生することなく平
坦化することができる。また、この場合、非開口部の上
方に位置する充填物上の所定領域に形成されるマスク層
の部分の幅は、100μm未満である。このように構成
すれば、非開口部の上方に位置する充填物のうち、マス
ク層下に位置するエッチングされなかった部分と、マス
ク層下に位置しないエッチングされた部分との、化学機
械研磨による除去完了時点を容易に実質的に等しくする
ことができる。
【0019】上記の場合、マスク層を形成する工程は、
マスク層を、小さい幅を有する非開口部の上方に位置す
る充填物のほぼ全面上に形成するとともに、大きい幅を
有する非開口部の上方に位置する充填物の一部上に形成
する工程を含んでいてもよい。このように構成すれば、
大きい幅を有する非開口部の上方に位置するパターン依
存性に影響する充填物部分のみをエッチングすることが
できる。この場合、好ましくは、小さい幅を有する非開
口部の上方に位置する充填物の全面上に形成されたマス
ク層の幅は、100μm未満である。このように構成す
れば、小さい幅を有する非開口部の上方に位置する充填
物部分をエッチングしなくても、容易に、小さい幅を有
する非開口部の上方の位置する充填物を化学機械研磨法
を用いて除去することができる。
【0020】上記一の局面による半導体装置の製造方法
において、好ましくは、非開口部に、位置検出溝を形成
する工程をさらに備え、マスク層は、位置検出溝の上方
以外の領域に形成されており、充填物を所定の厚み分エ
ッチングする工程は、位置検出溝内に位置する充填物も
同時にエッチングする工程を含む。このように構成すれ
ば、後の工程において、位置検出溝内に配線材料を形成
したとしても、その配線材料の上表面の高さを位置検出
溝の溝縁よりも低くすることができる。これにより、位
置検出溝の溝縁近傍の段差を用いることによって、たと
えば、配線層の形成工程などにおいて位置検出を行うこ
とができる。
【0021】上記一の局面による半導体装置の製造方法
において、好ましくは、半導体基板上の所定領域にシリ
コン窒化膜を形成する工程と、シリコン窒化膜をマスク
として、半導体基板をエッチングすることによって、開
口部として素子分離溝を形成する工程とをさらに備え、
充填物を形成する工程は、素子分離溝に充填物を埋め込
むとともに、素子分離溝上および非開口部上にシリコン
酸化膜を含む充填物を形成する工程を含み、表面の平坦
化を行う工程は、シリコン窒化膜をストッパとして、素
子分離溝上および非開口部上に位置する充填物の上面を
化学機械研磨法によって研磨することによって、表面の
平坦化を行う工程を含む。このように構成すれば、トレ
ンチ分離による素子分離領域の形成時に、化学機械研磨
法による表面の平坦化を容易に行うことができる。
【0022】上記一の局面による半導体装置の製造方法
において、好ましくは、表面の平坦化を行う工程は、充
填物の上面をマイクロブラスト法を用いて削ることによ
って、表面の平坦化を行う工程を含む。このように構成
すれば、容易に表面の平坦化を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜図8を参照
して、本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法
について説明する。まず、図1に示すように、シリコン
からなる半導体基板1上に、約10nmの厚みを有する
熱酸化膜2および約150nmの厚みを有するシリコン
窒化膜3を順次形成した後、フォトリソグラフィ技術と
エッチング技術とを用いて、シリコン窒化膜3をパター
ンニングする。そして、そのパターンニングされたシリ
コン窒化膜3をマスクとして、熱酸化膜2をエッチング
するとともに、半導体基板1を約300nmエッチング
することによって、開口面積の小さいトレンチ4と、開
口面積の大きいトレンチ5と、位置検出溝6とを形成す
る。これらのトレンチ4および5と位置検出溝6とは、
深さ約300nmを有するように形成する。
【0024】そして、トレンチ4および5と位置検出溝
6との開口表面に酸化処理を施すことによって、約20
nmの厚みを有する熱酸化膜7を形成する。なお、この
トレンチ4および5の表面の熱酸化処理は、トレンチ4
および5の開口上端部の丸めを行うために行われる。次
に、図2に示すように、全面に充填物としてのシリコン
酸化膜10を約600nmの厚みで堆積する。このシリ
コン酸化膜10は、シリコン窒化膜3の全面を覆うよう
に堆積されるとともに、トレンチ4および5の上方にお
いて、その高さがシリコン窒化膜3の高さよりも高くな
るように形成される。このシリコン酸化膜10は、トレ
ンチ4および5に充填されることによって、トレンチ4
および5の両側を絶縁するための素子分離領域を構成す
る。
【0025】上記のように、トレンチ4および5にシリ
コン酸化膜10を埋め込んだ後、シリコン窒化膜3をス
トッパーとしてCMP法により平坦化を行うための準備
作業に入る。ここで、図2に示した状態では、シリコン
酸化膜10の上面の形状は、トレンチ4および5やシリ
コン窒化膜3の開口パターンなど、半導体基板1やその
上に形成される膜の開口パターンに起因した起伏(凹凸
形状)を有する。そして、このような起伏を有するシリ
コン酸化膜10に対してCMP法を用いて平坦化を行う
と、上述したように、パターンに依存して表面にばらつ
きが生じるので、表面の平坦性を確保するのが困難にな
る。
【0026】そこで、本実施形態では、まず図3に示す
ように、トレンチ4および5の上方にマスク層11を形
成する。なお、マスク層11は、位置検出溝6の上方に
は形成しない。そして、マスク層11を用いて、トレン
チ4および5の上方以外の領域に堆積されたシリコン酸
化膜10を、所定の厚み分だけ部分的に異方性エッチン
グすることによって、幅の広い素子形成領域30の上方
に、図4に示されるような凹部を形成する。この場合の
シリコン酸化膜10のエッチング量は、本実施形態で
は、トレンチ5の溝の深さと、トレンチ5形成後のシリ
コン窒化膜3の膜厚との和に相当する量とする。これ
は、以下の理由による。すなわち、シリコン酸化膜10
の堆積後、開口面積の大きなトレンチ5の上方に位置す
るシリコン酸化膜10の高さは、素子領域30上のシリ
コン酸化膜10の高さよりも、トレンチ5の溝の深さ
と、トレンチ5形成後のシリコン窒化膜3の膜厚との和
に相当する量だけ低い。なお、この場合は、シリコン酸
化膜2の膜厚は薄いため近似的に無視している。したが
って、エッチング量を、トレンチ5の溝の深さと、トレ
ンチ5形成後のシリコン窒化膜3の膜厚との和に相当す
る量に設定すれば、幅の広い素子領域30上に堆積され
たシリコン酸化膜10の高さを、トレンチ5の上方のシ
リコン酸化膜10の高さとほぼ等しくすることができ
る。これにより、後のCMP工程において、パターン依
存性を緩和することができる。
【0027】また、上記のようにトレンチ4および5の
上方以外の領域に堆積されたシリコン酸化膜10を部分
的にエッチングすることによって、シリコン酸化膜10
のうち、その上面が他の領域と比較して高い部分の幅を
小さくすることができるので、その高い部分が速やかに
除去される。その結果、CMP完了後のパターン依存性
を緩和することができる。
【0028】また、マスク層11が形成されていない領
域のシリコン酸化膜10をエッチングにより完全に除去
するのではなく、所定の厚み分だけエッチングすること
によって、シリコン酸化膜10の下地膜としてのシリコ
ン窒化膜3との選択比の違いを利用して、シリコン窒化
膜3を平坦化の際のストッパ膜として有効に利用するこ
とができる。すなわち、シリコン窒化膜3はCMP法に
よる研磨の際の終点検知に必要であるので、シリコン窒
化膜3の表面が最初から露出していると終点検知が困難
になる。本実施形態では、シリコン酸化膜10を所定の
厚み分だけエッチングすることによって、シリコン窒化
膜3をストッパ膜として、容易に、CMP法による研磨
の際の終点検知を行うことが可能となる。
【0029】また、図3に示した工程において、マスク
層11がずれた場合にもトレンチ5上のシリコン酸化膜
10の上面の低い部分がエッチングされないようにする
ために、マスク層11には、マージン量W1がとられて
いる。このマスク層11のマージン部分は、広い素子領
域30の上方に位置している。つまり、本実施形態で
は、マスク層11は、トレンチ4および5の上方のみな
らず、素子領域30の上方の一部にも形成されている。
【0030】このマージン量W1は、隣接する2つのト
レンチ4間の上方に位置するシリコン酸化膜10の部分
10bのうち、最大線幅W2を有する部分がCMP法に
よって除去される間に、シリコン酸化膜10のマージン
部分10aがほぼ完全に除去される幅に設定する。この
ようにマージン量W1を設定することによって、隣接す
るトレンチ4間の上方に位置するシリコン酸化膜10の
部分10bが除去される時点において、シリコン窒化膜
10のマージン部分10aも除去することができる。し
たがって、このようなマージン量W1をCMP工程にお
いてパターン依存性を排除するための目安として用いる
ことができる。
【0031】このマージン量W1の最大値は、本実施形
態では約100μm未満に設定する。この点について、
図9を参照して説明する。図9には、10μmの線幅を
有するシリコン酸化膜がCMPによって完全に除去され
る時点において、様々な線幅(LINE WIDTH)を有するシ
リコン酸化膜の残膜量(QUANTITY OF RESIDUAL FILM)
が示されている。図9から明らかなように、10μmの
線幅を有するシリコン酸化膜がCMPによって完全に除
去される時点において、100μm未満の線幅を有する
シリコン酸化膜はほぼ完全に除去される。したがって、
上記隣接するトレンチ4間の上方に位置するエッチング
されないシリコン酸化膜10の部分10bの線幅W2
と、マージン部分10aの線幅W1とが、共に、100
μm未満となるように設定することにより、CMP工程
において速やかにシリコン酸化膜の起伏を緩和すること
ができる。
【0032】図4に示したように、マスク層11を用い
て、幅の広い素子領域30の上方に位置するシリコン酸
化膜10をエッチングすることによってトレンチ5の上
方に位置するシリコン酸化膜10の上面とほぼ同じ高さ
の底面を有する凹部を形成した後、マスク層11を除去
する。これにより、図5に示されるような形状が得られ
る。
【0033】なお、図3に示した工程において、位置検
出溝6の上方にはマスク層11を形成していないため、
図4に示した工程において位置検出溝6の上方に位置す
るシリコン酸化膜10も所定量エッチングされる。これ
により、位置検出溝6内には、位置検出溝6の深さより
も厚みの小さいシリコン酸化膜からなる充填物60が形
成される。
【0034】図5に示した状態から、シリコン窒化膜3
をストッパー膜としてCMP法を用いて、シリコン酸化
膜10の表面を研磨により除去する。この場合、シリコ
ン酸化膜10のマージン部分10aおよび隣接するトレ
ンチ間に位置する部分10bは、共に、100μm未満
の線幅であるので、速やかに除去される。そして、エッ
チングされたシリコン酸化膜10の領域およびトレンチ
5の上方に位置するシリコン酸化膜10とがほぼ同じ研
磨速度で除去される。その結果、幅の広い素子領域30
上に位置するシリコン窒化膜3上にシリコン酸化膜10
が残ったり、トレンチ5に位置するシリコン酸化膜10
の上面が低くなったりするのを防止することができる。
これにより、より良好に平坦化を行うことができる。
【0035】なお、シリコン酸化膜10とシリコン窒化
膜3とでは、CMPで用いられる化学溶液に対するエッ
チング耐性が異なるため、シリコン窒化膜3をストッパ
ーとして容易に平坦化を行うことができる。このような
平坦化によって、図6に示されるように、開口面積の小
さいトレンチ4内にはシリコン酸化膜からなる充填物4
0が形成されるとともに、開口面積の大きいトレンチ5
内にはシリコン酸化膜からなる充填物50が形成され
る。この後、シリコン窒化膜3を燐酸によって剥離する
とともに、熱酸化膜2を希フッ酸によって剥離すること
によって、図7に示される構造が得られる。
【0036】次に、図7に示す状態から、犠牲酸化膜
(図示せず)を形成した後、素子領域30にイオン注入
を行うことによって、ソース領域およびドレイン領域な
どの活性領域((図示せず)を形成する。この後、犠牲
酸化膜を希フッ酸によって剥離する。次に、図8に示す
ように、ゲート酸化膜20を形成した後、ゲート電極2
1を形成する。
【0037】上述したシリコン窒化膜3の膜厚は、熱酸
化膜2や犠牲酸化膜のエッチング時などにシリコン酸化
膜などからなる充填物40および50がエッチングされ
る膜厚を予め見込んで設定する。これにより、最終的
に、トレンチ4および5に充填されるシリコン酸化膜か
らなる充填物40および50を所望の高さに形成するこ
とができる。
【0038】なお、図8に示す工程において、ゲート電
極21と同じ材料からなる導電層61が位置検出溝6の
充填物60上にも形成される。この場合、位置検出溝6
の充填物60は厚みが小さいため、その充填物60上に
導電層61が形成されたとしても、導電層61の上面は
位置検出溝6の溝縁よりも低くなる。これにより、位置
検出溝6の溝縁と溝底(導電層61の上面)との段差を
利用することによって、その後のリソグラフィー工程に
おいて、半導体基板1のパターンと露光装置上のマスク
パターンとの位置合わせを行うことができる。
【0039】本実施形態では、上記のように、広い素子
領域30上に堆積されたシリコン酸化膜10を所定の厚
み分エッチングすることによって、シリコン酸化膜10
の表面の高さの高い部分の幅を小さくすることができる
ので、CMP法による平坦化の際に、シリコン酸化膜1
0の高さの高い部分が除去されやすくなる。これによ
り、CMP法による平坦化の際のパターン依存性を緩和
することができる。その結果、平坦化後の表面にばらつ
きが発生するのを防止することができる。
【0040】また、上記実施形態では、マスク層11
を、開口面積の大きなトレンチ5の上方に位置するシリ
コン酸化膜10上のみならず、素子領域30上に位置す
るシリコン酸化膜10の一部上にも形成することによっ
て、マスク層11の位置がずれた場合にもトレンチ5上
に位置する上面の低いシリコン酸化膜10の部分がエッ
チングされるのが防止される。つまり、製造プロセス上
のマージンを確保することができる。
【0041】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく、特許請求の範囲によって示され、さらに特許
請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更
が含まれる。たとえば、上記実施形態では、シリコン酸
化膜10を約600nm堆積するようにしたが、本発明
はこれに限らず、トレンチの溝底からストッパー膜とし
てのシリコン窒化膜の上面までの高さよりも大きな値を
有する膜厚量のシリコン酸化膜を堆積するようにすれば
よい。
【0042】また、上記実施形態では、シリコン酸化膜
10のエッチング量を、トレンチ5の溝の深さと、トレ
ンチ5形成後のシリコン窒化膜3の膜厚との和に相当す
る量に設定したが、本発明はこれに限らず、CMP法に
よるパターン依存性を緩和または排除することのできる
エッチング量であれば他のエッチング量であってもよ
い。
【0043】また、上記実施形態では、CMP法による
研磨の際のストッパー膜として、シリコン窒化膜3を用
いたが、本発明はこれに限らず、CMP法による研磨の
対象となるシリコン酸化膜との選択比が十分にとれる材
料であれば他の材料であってもよい。また、上記実施形
態では、シリコン酸化膜10のエッチングの際に、異方
性エッチングを用いたが、本発明はこれに限らず、等方
性エッチングを用いてもよい。等方性エッチングを用い
る場合には、横方向へのサイドエッチングなどを考慮し
て、マスク層11をトレンチ4および5の上方領域より
も十分に広くとることが好ましい。
【0044】また、上記実施形態では、ゲート電極21
の形成後の位置検出のために位置検出溝6を形成した
が、本発明はこれに限らず、ゲート電極21の形成工程
後の位置検出手法として他の方法を用いてもよい。ま
た、上記実施形態では、トレンチ分離工程に例をとって
説明したが、本発明はこれに限らず、層間絶縁膜にコン
タクトホールを形成した後、そのコンタクトホール内に
導電物を充填する際などにおいても、本発明は適用可能
である。このように構成すれば、コンタクトホールに起
因して導電物表面にCMPの制御性に影響を与える起伏
が生じる場合に有効に対処することができる。
【0045】また、上記実施形態では、半導体基板1と
して、シリコン基板を用いたが、本発明はこれに限ら
ず、シリコン−ゲルマニウム合金、炭化ケイ素、ゲルマ
ニウム、セレン化カドミウム、硫化カドミウム、砒化ガ
リウムなどの材料からなる半導体基板を用いてもよい。
また、上記実施形態では、シリコン酸化膜10を平坦化
する手法としてCMP法を用いたが、本発明はこれに限
らず、たとえば、マイクロブラスト工法などを用いて平
坦化を行ってもよい。なお、マイクロブラスト工法と
は、粉体を圧縮エアーに乗せてワークに吹き付けること
によって表面加工を行うエアーブラスト原理と、3μm
〜20μm程度の微細砥粒を使用することによる脆性破
壊原理とによって高精度で微細加工を実現するドライエ
ッチング技術である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施形態における半導体装
置の製造工程を順に示す図である。
【図2】本発明を具体化した実施形態における半導体装
置の製造工程を順に示す図である。
【図3】本発明を具体化した実施形態における半導体装
置の製造工程を順に示す図である。
【図4】本発明を具体化した実施形態における半導体装
置の製造工程を順に示す図である。
【図5】本発明を具体化した実施形態における半導体装
置の製造工程を順に示す図である。
【図6】本発明を具体化した実施形態における半導体装
置の製造工程を順に示す図である。
【図7】本発明を具体化した実施形態における半導体装
置の製造工程を順に示す図である。
【図8】本発明を具体化した実施形態における半導体装
置の製造工程を順に示す図である。
【図9】線幅と残膜量との関係を示した相関図である。
【図10】従来の平坦化処理後の半導体装置を示した断
面図である。
【図11】従来のゲート電極形成後の半導体装置を示し
た断面図である。
【符号の説明】
1、101…半導体基板、2…熱酸化膜、3、103…
シリコン窒化膜、4、5、105…トレンチ、6…位置
検出溝、7…熱酸化膜、10、40,50、60…シリ
コン酸化膜、11…マスク、20、120…ゲート酸化
膜、21、121…ゲート電極、30、130…素子領
域、61…材料、131、150…シリコン酸化膜。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部内に充填物を埋め込むとともに、
    前記開口部上および非開口部上に前記充填物を形成する
    工程と、 少なくとも前記開口部の上方に位置する前記充填物上
    に、マスク層を形成する工程と、 前記マスク層をマスクとして、前記非開口部上に位置す
    る前記充填物のうち、前記マスク層が形成されていない
    領域の前記充填物を所定の厚み分エッチングする工程
    と、 その後、前記開口部上および前記非開口部上に位置する
    前記充填物の上面を削ることによって、表面の平坦化を
    行う工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記表面の平坦化を行う工程は、前記充
    填物の上面を化学的機械研磨法を用いて研磨することに
    よって、前記表面の平坦化を行う工程を含むことを特徴
    とした請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記表面の平坦化を行う工程は、前記充
    填物の上面を化学的機械研磨法を用いて研磨することに
    より、前記非開口部上に位置する前記充填物を実質的に
    全て除去することによって、前記表面の平坦化を行う工
    程を含むことを特徴とした請求項2に記載の半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記非開口部は、半導体基板の表面に形
    成された素子形成領域を含み、前記開口部は、前記半導
    体基板の表面に形成された素子分離溝を含むことを特徴
    とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記充填物を所定の厚み分エッチングす
    る工程は、 化学的機械研磨法により前記非開口部上および前記開口
    部上に位置する充填物を研磨する際に、パターン依存性
    を排除することが可能な厚み分だけ、前記充填物をエッ
    チングする工程を含むことを特徴とした請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記充填物を所定の厚み分エッチングす
    る工程は、前記エッチングされた充填物の上面の高さ
    と、前記開口部上に位置する充填物の上面の高さとがほ
    ぼ等しくなるように、前記充填物を所定の厚み分エッチ
    ングする工程を含むことを特徴とした請求項5に記載の
    半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上の所定領域にエッチングマ
    スクを形成した後、前記エッチングマスクをマスクとし
    て前記半導体基板をエッチングすることによって前記開
    口部を形成する工程をさらに備え、前記充填物を所定の
    厚み分エッチングする工程は、前記開口部の開口深さと
    前記開口部形成後の前記エッチングマスクの厚みとの合
    計分、前記充填物をエッチングする工程を含むことを特
    徴とした請求項5又は6に記載の半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記マスク層を形成する工程は、前記開
    口部の上方に位置する前記充填物上のみならず、前記非
    開口部の上方に位置する前記充填物上の所定領域にも、
    前記マスク層を形成する工程を含むことを特徴とした請
    求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記非開口部の上方の位置する前記充填
    物上の所定領域に形成される前記マスク層の部分の幅
    は、前記非開口部の上方に位置する充填物のうち、前記
    マスク層下に位置するエッチングされなかった部分と、
    前記マスク層下に位置しないエッチングされた部分と
    の、前記化学機械研磨による除去完了時点が実質的に等
    しくなるような幅に設定されていることを特徴とした請
    求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記マスク層を形成する工程は、前記
    マスク層を、小さい幅を有する前記非開口部の上方に位
    置する前記充填物のほぼ全面上に形成するとともに、大
    きい幅を有する前記非開口部の上方に位置する前記充填
    物の一部上に形成する工程を含むことを特徴とした請求
    項8又は9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記非開口部に、位置検出溝を形成す
    る工程をさらに備え、前記マスク層は、前記位置検出溝
    の上方以外の領域に形成されており、前記充填物を所定
    の厚み分エッチングする工程は、前記位置検出溝内に位
    置する前記充填物も同時にエッチングする工程を含むこ
    とを特徴とした請求項1〜10のいずれか1項に記載の
    半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 半導体基板上の所定領域にシリコン窒
    化膜を形成する工程と、前記シリコン窒化膜をマスクと
    して、前記半導体基板をエッチングすることによって、
    前記開口部として素子分離溝を形成する工程とをさらに
    備え、前記充填物を形成する工程は、前記素子分離溝に
    充填物を埋め込むとともに、前記素子分離溝上および非
    開口部上にシリコン酸化膜を含む前記充填物を形成する
    工程を含み、前記表面の平坦化を行う工程は、前記シリ
    コン窒化膜をストッパとして、前記素子分離溝上および
    前記非開口部上に位置する前記充填物の上面を化学的機
    械研磨法によって研磨することによって、表面の平坦化
    を行う工程を含むことを特徴とした請求項1〜11のい
    ずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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