JP2002208454A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002208454A
JP2002208454A JP2001000238A JP2001000238A JP2002208454A JP 2002208454 A JP2002208454 A JP 2002208454A JP 2001000238 A JP2001000238 A JP 2001000238A JP 2001000238 A JP2001000238 A JP 2001000238A JP 2002208454 A JP2002208454 A JP 2002208454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両コネクタハウジングが嵌合方向と直交する
向きへ遊動するのを規制する。 【解決手段】 雌ハウジング20は、端子収容部21と
その周りを取り囲む筒部22とが連結される構成とさ
れ、端子収容部21と筒部22との間に前方から雄ハウ
ジング10のフード部11が嵌合可能とされている。筒
部22の両側部には、フード部11に突設されたガイド
リブ15が嵌合可能なガイド溝40を有する膨出部39
が一対側方に膨出して設けられている。両膨出部39の
側面には、内外に貫通する一対の開口部41が設けられ
ている。雌ハウジング20の外側には、押さえ部材50
が組み付けられ、その本体部51から内側に突設された
押さえ突部53が開口部41内に進入して、筒部22内
に嵌合したフード部11のガイドリブ15の側面に圧接
される。押さえ部材50により嵌合状態の両ハウジング
10,20を外側から挟み込んで圧接することで、両ハ
ウジング10,20が径方向に相対的に遊動するのを規
制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、雄雌のハウジング同士を嵌合させ
るコネクタの一例として実開平6−56981号公報に
記載されたものが知られており、このものは、雄ハウジ
ングのフード部内に雌ハウジングが嵌合される構成とな
っている。ところで、この雄ハウジングのフード部は、
薄壁状であるから、樹脂成形時に僅かながらも内反りが
生じる場合があり、そうなると嵌合時に雌ハウジングが
干渉して嵌合抵抗が大きくなってしまう。そこで、嵌合
抵抗を低減すべく、両ハウジング間には、嵌合方向と直
交する径方向について所定のクリアランスが確保されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、両ハウ
ジング間に上記のようなクリアランスを設けると、両ハ
ウジングを嵌合した状態において、外部からの振動など
によって両ハウジングが径方向にがたつくおそれがあ
り、そうなると両ハウジング内において互いに接続され
た雄雌の端子金具の接続状態に悪影響が及ぶおそれがあ
った。本発明は上記のような事情に基づいて完成された
ものであって、両コネクタハウジングが嵌合方向と直交
する向きに遊動するのを規制することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、内外に嵌まり合う
一対のコネクタハウジングのうちのいずれか一方のコネ
クタハウジングには、他方のコネクタハウジングに圧接
して、両コネクタハウジングをその嵌合方向と直交する
向きについて相対的に遊動不能に保持可能な押さえ部材
が組み付けられている構成としたところに特徴を有す
る。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記一方のコネクタハウジングには、内側に
前記他方のコネクタハウジングを嵌合可能な筒部が設け
られるとともに、前記押さえ部材が前記一方のコネクタ
ハウジングの外側に組み付けられているものにおいて、
前記筒部には、前記押さえ部材が筒部内へ進入するのを
許容する開口部が貫通して設けられているところに特徴
を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項2に記載のもの
において、前記押さえ部材は、前記一方のコネクタハウ
ジングに対して、前記他方のコネクタハウジングに非接
触とされる仮保持位置と、前記開口部に進入して前記他
方のコネクタハウジングに圧接される圧接位置との間で
移動可能に組み付けられているところに特徴を有する。
【0007】請求項4の発明は、請求項2または請求項
3に記載のものにおいて、前記一方のコネクタハウジン
グには、前記押さえ部材の外側に係合して、前記押さえ
部材を前記両コネクタハウジングに対して圧接状態に保
持可能な保持部が設けられているところに特徴を有す
る。
【0008】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>両コネクタ
ハウジングを嵌合した状態では、一方のコネクタハウジ
ングに組み付けた押さえ部材が、他方のコネクタハウジ
ングに圧接することで、両コネクタハウジングが嵌合方
向と直交する向きに相対的に遊動するのが規制され、両
端子間の接続状態が悪化するのを防ぐことができる。
【0009】<請求項2の発明>押さえ部材は、開口部
に進入することで、筒部内に嵌合した他方のコネクタハ
ウジングに圧接される。筒部に開口部を設けることによ
り、筒部に囲まれた他方のコネクタハウジングに対して
押さえ部材を圧接させる位置を自由に設定することがで
きるから、設計の自由度が増す。
【0010】<請求項3の発明>両コネクタハウジング
を嵌合させる前の段階で押さえ部材を予め一方のコネク
タハウジングに対して仮保持位置に組み付けておき、嵌
合作業後に押さえ部材を圧接位置へ移動させることがで
きる。これにより、嵌合作業を行うまでの間、押さえ部
材を一方のコネクタハウジングと一体に管理することが
でき、部品管理の手間を省くことができる。
【0011】<請求項4の発明>保持部により押さえ部
材を外側から押さえ付けることで、両コネクタハウジン
グをより確実に遊動規制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
9によって説明する。この第1実施形態では、互いに嵌
合可能な雄コネクタハウジング10(以下、単に雄ハウ
ジング10という)と雌コネクタハウジング20(以
下、単に雌ハウジング20という)を備えるとともに、
雌ハウジング20側に押さえ部材50を組み付けて構成
される防水コネクタを示す。なお、以下では両ハウジン
グ10,20における嵌合面側を前方として説明する。
【0013】雄ハウジング10は、機器と一体的に形成
されるとともに、前方へ突出する略角筒状のフード部1
1を備えている。フード部11内の奥面からは、図1及
び図2に示すように、前方へ突出するタブ状の雄端子金
具12が幅方向に3本並んで設けられており、両雄端子
金具12は雌ハウジング20側に配した雌端子金具24
に導通接続されるようになっている。フード部11の上
面における幅方向の中央位置には、雌ハウジング20側
のロックアーム35が係止可能なロック突部13が上方
に突出して設けられている。このロック突部13の前面
は、テーパ状に形成されている。フード部11の上面に
おけるロック突部13の両側方位置には、フード部11
の全長にわたって前後に延出する一対のガイドリブ14
が上方に突出して設けられている。フード部11の図2
の左右の側面における高さ方向のほぼ中央位置には、フ
ード部11の全長にわたって前後に延出する一対のガイ
ドリブ15がそれぞれ側方に突出して設けられている。
【0014】雌ハウジング20は、図1及び図3に示す
ように、雌端子金具24を収容可能な端子収容部21
と、この端子収容部21を取り囲む筒部22とが連結さ
れた構成となっている。そして、これら端子収容部21
と筒部22との間に雄ハウジング10のフード部11が
嵌合されるようになっている。なお、筒部22と、その
内側に嵌合される雄ハウジング10におけるフード部1
1との間には、径方向について所定のクリアランスが確
保されている。
【0015】端子収容部21には、雌端子金具24を後
方から挿入可能なキャビティ23が幅方向に3室並んで
設けられている。雌端子金具24は、内部に雄端子金具
12と弾性接触可能な山形の弾性接触片25を備えた箱
形の接続部26と、被覆の端末にゴム栓27を嵌着した
電線Wにゴム栓27ごとかしめ接続されるバレル部28
とを前後に備えている。また、このゴム栓27は、キャ
ビティ23の内周面に密着することでキャビティ23内
を防水できるようになっている。キャビティ23の下面
側には、挿入された雌端子金具24の接続部26のあご
部29に係止可能なランス30が設けられている。この
ランス30は、片持ち状に形成されるとともに、キャビ
ティ23内に挿入される雌端子金具24によって押圧さ
れることで下方の撓み空間内に撓み変形されるようにな
っている。端子収容部21の周りには、各ランス30の
撓み空間内に進入してランス30の撓み変形を規制可能
な撓み規制部32を有するフロントリテーナ31が前方
から被せ付けられている。端子収容部21の外周面にお
けるフロントリテーナ31の後側には、ゴムリング33
が嵌着されており、このゴムリング33の外周面には、
嵌合される雄ハウジング10のフード部11の内周面が
密着して、両ハウジング10,20間の防水が図られる
ようになっている(図7参照)。
【0016】筒部22は、略角筒状に形成されており、
内側の端子収容部21に対してその長さ方向の中央より
後ろ寄りの位置で連結されている。筒部22の上部のう
ち、幅方向の中央部分は、両側方に設けた一対の切欠部
34によって他の部分と分離されており、この中央部分
がロックアーム35とされている。このロックアーム3
5は、端子収容部21と連結された基端部36と、基端
部36から前後に延出するアーム部37とを備えた片持
ち状に形成されており、基端部36を中心としてアーム
部37が上下に弾性的に揺動変位可能とされている。ア
ーム部37の前部には、上下に貫通するロック孔38が
設けられており、このロック孔38内に雄ハウジング1
0側のロック突部13が進入可能とされている。またロ
ックアーム35の両側方の切欠部34には、両ハウジン
グ10,20を嵌合するのに伴って、雄ハウジング10
のガイドリブ14が進入されるようになっている。筒部
22における図3の左右両側部には、一対の膨出部39
が側方へ膨出して設けられている。両膨出部39内に
は、両ハウジング10,20を嵌合するのに伴って、雄
ハウジング10側のガイドリブ15が進入可能なガイド
溝40が形成されている。
【0017】さて、この雌ハウジング20の外側には、
押さえ部材50が組み付けられている。この押さえ部材
50は、図3に示すように、略U字状の本体部51を備
えており、この本体部51が雌ハウジング20に対して
例えば下方から組み付けられるとともに、雌ハウジング
20のうち両膨出部39を含む下半分を挟み込むように
して装着されている。本体部51は、膨出部39に当接
される図示左右の上端部が膨出部39の外形に沿って外
側へ膨出して形成されており、この膨出部分の内面に
は、図4及び図5に示すように、前側から順に保持突部
52、押さえ突部53がそれぞれ内側に突出して一対ず
つ設けられている。保持突部52及び押さえ突部53
は、突出端側にかけて先細りとなる四角錐台状に形成さ
れている。両保持突部52は、互いに対向する位置に配
され、両押さえ突部53も同様に互いに対向する位置に
配されている。また、本体部51の内面後端には、本体
部51の全周にわたって内側に突出するとともに端子収
容部21の外面に当接可能なリブ54が設けられてい
る。
【0018】一方、筒部22のうち両膨出部39の側面
における後ろ寄りの位置には、筒部22内の空間を側方
外部へ開放する一対の開口部41がそれぞれ貫通して設
けられている。この開口部41の前側には、膨出部39
の厚さを半分程度まで凹ませることで一対の逃がし凹部
42がそれぞれ設けられている。これら開口部41及び
逃がし凹部42は、側方から視て四角形に形成されてい
る。開口部41内には、押さえ部材50の保持突部52
または押さえ突部53が進入可能とされ、また逃がし凹
部42内には、押さえ部材50の保持突部52が進入可
能とされている。
【0019】そして、この押さえ部材50は、雌ハウジ
ング20に対して両ハウジング10,20の嵌合方向に
沿って前後に移動可能とされており、後側の仮保持位置
と前側の圧接位置との2位置に保持されるようになって
いる。仮保持位置では、図4及び図5に示すように、押
さえ部材50が筒部22と端子収容部21とにまたがっ
て配され、本体部51の前部が筒部22の外周面に圧接
されるとともに、保持突部52が開口部41内に進入し
てその周縁に係止することで押さえ部材50が雌ハウジ
ング20に対してぐらつきなく保持される。この保持突
部52の突出寸法は、その突出端が開口部41内で留め
られ、ガイド溝40内には突出しない程度の大きさとさ
れている。このとき、押さえ突部53が筒部22の後端
面の直後に配されるとともに、押さえ突部53及びリブ
54が端子収容部21の外面に圧接している。
【0020】一方、圧接位置では、図9に示すように、
本体部51のほぼ全域が筒部22の外周面に圧接すると
ともに、保持突部52が逃がし凹部42内に進入し、押
さえ突部53が開口部41内に進入してそれぞれの周縁
に係止しており、且つリブ54が筒部22の後端面及び
端子収容部21の外面に圧接することで、押さえ部材5
0が雌ハウジング20に対してぐらつきなく保持され
る。この押さえ突部53の突出寸法は、膨出部39(開
口部41)の厚さ寸法に、筒部22と雄ハウジング10
のフード部11との間のクリアランスを足した大きさと
同じかそれよりも若干大きくなるように設定されてい
て、押さえ突部53の突出端がガイド溝40に進入され
るガイドリブ15の側面に圧接されるようになってい
る。なお、押さえ部材50が両位置間を移動する過程で
は、押さえ突部53が筒部22に乗り上げるのに伴って
本体部51が弾性変形されるようになっている。
【0021】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。まず、図5に示すよう
に、雌ハウジング20に対して下方から押さえ部材50
を仮保持位置に組み付ける。なお、この押さえ部材50
は、雌ハウジング20の後方から組み付けるようにして
もよい。
【0022】そして、雄ハウジング10に対して雌ハウ
ジング20を嵌合させると、フード部11が筒部22と
端子収容部21の間に進入されるとともに、ガイドリブ
14がロックアーム35の両側方の切欠部34内に進入
し、且つガイドリブ15が膨出部39内のガイド溝40
に進入することで、両ハウジング10,20の嵌合動作
が円滑に案内される。
【0023】図6に示すように、ロックアーム35の前
端部がロック突部13上に乗り上げるのに伴って、ロッ
クアーム35が弾性変形される。その後、両ハウジング
10,20が正規深さまで嵌合されると、図7に示すよ
うに、ロック孔38内にロック突部13が進入するとと
もにロックアーム35が弾性復帰し、ロック突部13の
後端面がロック孔38の前側の孔縁に係止して両ハウジ
ング10,20が嵌合状態から離間不能に保持される。
このとき、雄端子金具12が雌端子金具24の接続部2
6内に進入するとともに弾性接触片25に弾性的に接触
して両端子金具12,24間の導通が図られる。また、
フード部11の内周面にゴムリング33が密着して両ハ
ウジング10,20間が防水される。なお、この嵌合過
程では、ガイド溝40内に進入されるガイドリブ15が
開口部41内に進入している保持突部52とは非干渉・
非接触とされている。
【0024】両ハウジング10,20の嵌合作業が終わ
ったら、図8に示すように、仮保持位置に配した押さえ
部材50を前方の圧接位置へ移動させる。押さえ部材5
0を前方へ押し込むのに伴って、保持突部52が開口部
41を抜け出すとともに押さえ突部53が筒部22に乗
り上げることで、本体部51が一旦弾性的に拡開変形さ
れつつ押さえ部材50が前進される。そして、保持突部
52と押さえ突部53がそれぞれ逃がし凹部42と開口
部41に進入するとともに本体部51が弾性復帰して、
図9に示すように、押さえ部材50は圧接位置に保持さ
れる。このとき、両開口部41内にそれぞれ進入した両
押さえ突部53は、その突出端がガイド溝40に進入し
た両ガイドリブ15の側面に圧接される。この状態で押
さえ部材50は、両ハウジング10,20を外側から挟
んで押さえ付けた状態で両ハウジング10,20に圧接
されているから、両ハウジング10,20が嵌合方向と
直交する径方向へ相対的に遊動するのを規制することが
できる。もって、両端子金具12,24が擦れ合うなど
して、その接続状態が悪化する事態を防ぐことができ
る。なお、この押さえ部材50は、両ハウジング10,
20が相対変位しようとするのに伴って変形しないだけ
の十分な剛性を有している。
【0025】以上説明したように本実施形態によれば、
雌ハウジング20に組み付けた押さえ部材50により、
嵌合状態の両ハウジング10,20を外側から挟み込ん
で圧接しているから、両ハウジング10,20を嵌合方
向と直交する径方向に相対的に遊動不能に保持すること
ができる。
【0026】さらには、嵌合作業の前に予め押さえ部材
50を雌ハウジング20に対して仮保持位置に組み付け
ることができるから、押さえ部材50を雌ハウジング2
0と一体に管理でき、部品管理が簡単になって、低コス
ト化に寄与することができる。しかも、押さえ部材50
の押さえ突部53を雄ハウジング10のガイドリブ15
に圧接させるのは、両ハウジング10,20の嵌合作業
後であり、両ハウジング10,20の嵌合過程では、押
さえ突部53がガイドリブ15とは非干渉・非接触とさ
れるから嵌合抵抗が増加することがない。
【0027】また、筒部22に開口部41を設けるよう
したことで、嵌合状態で筒部22に取り囲まれる雄ハウ
ジング10に対して押さえ部材50を圧接させる位置を
自由に設定することができ、設計の自由度が高くなって
いる。
【0028】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態を図10または図11によって説明する。この第2
実施形態では、両ハウジングを遊動規制する機能を向上
させたものについて示す。
【0029】図10に示すように、雌ハウジング20の
筒部22における膨出部39の前端部には、保持部60
が側方へ突出して設けられている。保持部60は、後方
へ開放する袋状に形成されていて、その内側には、押さ
え部材50の本体部51の前端部が嵌合可能とされてい
る。保持部60の内側面には、押さえ部材50の進入動
作を案内可能なテーパ面61が形成されている。また、
この保持部60は、その後端位置が開口部41よりも前
方とされている。
【0030】両ハウジング10,20を嵌合した状態
で、押さえ部材50を仮保持位置から圧接位置へ移動さ
せると、図11に示すように、本体部51の前端部が保
持部60のテーパ面61に摺接されて案内されつつ、保
持部60内に嵌合される。この状態では、保持部60が
押さえ部材50の本体部51に係合して、本体部51が
外側から押さえ付けられた状態で保持されるから、両ハ
ウジング10,20に対して圧接する押さえ部材50を
より緊密に密着させることができ、両ハウジング10,
20が径方向に遊動するのをより確実に規制することが
できる。なお、その他の構造、作用及び効果は上記した
第1実施形態と同様であるため重複する説明は省略す
る。
【0031】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、押さえ部材を予め雌ハウ
ジングに対して仮保持位置に組み付けるようにしたもの
を示したが、両ハウジングを嵌合した後に初めて押さえ
部材を組み付けるようにしてもよく、例えば両ハウジン
グの全周を取り囲む押さえ部材を半割して形成し、両ハ
ウジングを嵌合させた後に半割した押さえ部材を合体さ
せて両ハウジングを外側から挟み付けて圧接するような
形態のものも本発明に含まれる。
【0032】(2)上記した実施形態では、押さえ部材
において対向位置に配した一対の押さえ突部が雄ハウジ
ング側に圧接されるものを示したが、例えば3つの押さ
え突部を120°の角度間隔を空けた位置に配するなど
して、その数を3つ以上としてもよく、また配設位置に
ついても任意に設定することができる。なお、その場合
は押さえ突部の数とその配設位置に応じて筒部側に開口
部を設けるようにすればよい。
【0033】(3)上記した実施形態では、雌ハウジン
グが端子収容部の周りが筒部によって取り囲まれる形態
の防水コネクタについて示したが、例えば、雄ハウジン
グのフード部内にブロック状の雌ハウジングが嵌合され
る非防水タイプのコネクタについても本発明を適用する
ことができる。そのとき、雄ハウジングの外側に押さえ
部材を組み付けるとともにフード部に開口部を設けるよ
うにした場合には、雄ハウジングとそのフード部とが特
許請求の範囲に記載した一方のコネクタハウジングと筒
部とにそれぞれ相当し、雌ハウジングが特許請求の範囲
に記載した他方のコネクタハウジングに相当する。
【0034】(4)上記した実施形態では、雄ハウジン
グが機器と一体的に形成されたものについて示したが、
例えば雄ハウジングが機器から導出した電線の端末部分
に設けられるタイプのものであったり、また雄ハウジン
グが中継コネクタであってもよい。 (5)上記した実施形態では、雌ハウジングの外側に押
さえ部材を組み付けるようにした場合を示したが、例え
ば雄ハウジング側に押さえ部材を組み付けて、雌ハウジ
ングの筒部に対して内側から押さえ部材を圧接させるよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る雄ハウジングと押
さえ部材を仮保持位置に組み付けた雌ハウジングの側断
面図
【図2】雄ハウジングの正面図
【図3】押さえ部材を仮保持位置に組み付けた雌ハウジ
ングの正面図
【図4】押さえ部材を仮保持位置に組み付けた雌ハウジ
ングの一部切欠平面図
【図5】雌ハウジングに押さえ部材を組み付ける動作を
示す側面図
【図6】両ハウジングを嵌合させる途中の段階を示す側
断面図
【図7】両ハウジングが正規嵌合した状態を示す側断面
【図8】図7の一部切欠平面図
【図9】押さえ部材を圧接位置に移動した状態を示す一
部切欠平面図
【図10】本発明の第2実施形態に係る両ハウジングが
正規嵌合し、押さえ部材が仮保持位置に配された状態を
示す一部切欠平面図
【図11】押さえ部材を圧接位置に移動した状態を示す
一部切欠平面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング(他方のコネクタハウジング) 20…雌ハウジング(一方のコネクタハウジング) 22…筒部 41…開口部 50…押さえ部材 60…保持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外に嵌まり合う一対のコネクタハウジ
    ングのうちのいずれか一方のコネクタハウジングには、
    他方のコネクタハウジングに圧接して、両コネクタハウ
    ジングをその嵌合方向と直交する向きについて相対的に
    遊動不能に保持可能な押さえ部材が組み付けられている
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記一方のコネクタハウジングには、内
    側に前記他方のコネクタハウジングを嵌合可能な筒部が
    設けられるとともに、前記押さえ部材が前記一方のコネ
    クタハウジングの外側に組み付けられているものにおい
    て、 前記筒部には、前記押さえ部材が筒部内へ進入するのを
    許容する開口部が貫通して設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記押さえ部材は、前記一方のコネクタ
    ハウジングに対して、前記他方のコネクタハウジングに
    非接触とされる仮保持位置と、前記開口部に進入して前
    記他方のコネクタハウジングに圧接される圧接位置との
    間で移動可能に組み付けられていることを特徴とする請
    求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記一方のコネクタハウジングには、前
    記押さえ部材の外側に係合して、前記押さえ部材を前記
    両コネクタハウジングに対して圧接状態に保持可能な保
    持部が設けられていることを特徴とする請求項2または
    請求項3記載のコネクタ。
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