JP2002207635A - 光ディスク装置及びリードキャッシュ方法 - Google Patents

光ディスク装置及びリードキャッシュ方法

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JP2002207635A
JP2002207635A JP2001004040A JP2001004040A JP2002207635A JP 2002207635 A JP2002207635 A JP 2002207635A JP 2001004040 A JP2001004040 A JP 2001004040A JP 2001004040 A JP2001004040 A JP 2001004040A JP 2002207635 A JP2002207635 A JP 2002207635A
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Izumi Kawakami
和泉 川上
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーケンシャルに続くリードコマンドが発行
された場合でも、ファイル等のリードコマンドが発行さ
れた場合でも、無駄の少ない効率的なリードキャッシュ
方式を実現する。 【解決手段】 データプロセッサは、指定された先読み
量に対応するデータを、光ディスクの指定された位置か
ら読取り、RAMのリードキャッシュ領域に記憶する。
CPUはホストからのリードコマンドの読取り範囲に対
応するデータが、前記リードキャッシュ領域に記憶され
ているデータに一致する場合、該リードキャッシュ領域
から該データを読み出し(S3)、前記ホスト装置に提
供する。又CPUはホストが要求するリード時の転送レ
ートを判断し(S6)、この要求転送レートと本装置の
光ディスクからのデータ読取りレートとを比較する。ホ
ストの要求転送レートに応じて、前記先読み量が設定さ
れる(S7,S8,S9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクに対して
データの記録や再生を行う光ディスク装置に関し、特に
光ディスクに記録されたデータの先読み機能を有する光
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク上の指定された領域のデータ
読み出し動作に伴い、該ディスク上の引き続いた領域を
続けて読み出す機能、いわゆる先読み機能(リードキャ
ッシュ)を有する書き込みと読み出し、又は読み出しの
み行う光ディスクドライブ装置では、動画データの再生
を行う場合、先読みする範囲を広げて読み続けることで
動画が途切れることなく再生することができる。このよ
うな場合はできる限り先のデータまで読み込んで管理し
ておくリードキャッシュ方式が望ましい。ベンチマーク
テストやCOPY動作のときも、このようなリードキャ
ッシュ方式が望ましい。
【0003】先読みしたデータを記憶するリードキャッ
シュ領域を幾つかのセグメントに分割し、先読みしたリ
ードデータをセグメント単位で管理しているが、ディス
クから読み出す転送レートを確保するために、先読みす
る範囲はディスクの最終アドレスまでを指定している。
【0004】しかし、文書やコンピュータデータからな
るファイル等のデータを読み出す場合、ホストコンピュ
ータからはシステム管理領域のデータやユーザデータ領
域のデータを読み出すなど、複雑な動作が要求される。
このような場合は先読みする範囲を狭め、複数のリード
したデータを管理するリードキャッシュ方式が望まし
い。
【0005】一般に、リード時の転送レートを確保する
ために、常に先読み範囲をディスクの最終アドレスまで
としているので、シーケンシャルに連続したリードコマ
ンドが発行された場合は、有効にキャッシュが機能する
が、ファイル等のデータ読み出しが要求された場合、要
求範囲がキャッシュにヒットしなかった時は、新たなセ
グメントに読み出したデータを格納して行く。従って、
セグメント単位でランダムなデータを管理することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】先読み範囲をディスク
の最終アドレスまでとすると、ホストコンピュータから
発行されるリードコマンドの間隔が離れている場合、先
読み範囲が長いために次のリードコマンド要求が来る前
に他のセグメントの上にデータを上書きしてしまい、ラ
ンダム的に管理していたリードキャッシュのデータが失
われてしまう。
【0007】一方、先読みする範囲を各セグメントの最
後まで指定した場合、他のセグメントのデータを上書き
することがないため、ホストから要求されるリードコマ
ンドの発行間隔に影響されることなくヒット率を上げる
ことができるが、ホストからシーケンシャルに続く動画
等のリードコマンドが発行され発行間隔が非常に速い場
合、先読みしたデータはセグメントの最後までしか格納
されていないため、以降に続くデータは新たにディスク
から読み出さなければならない。このときシーク(seek)
動作が入るためデータを読み出すのに時間が掛かり、本
来のディスクリード時のデータ転送レートを確保するこ
とができない。
【0008】従って、シーケンシャルに発行されるリー
ドコマンドを優先し、ディスクから読み出す転送レート
を確保するリードキャッシュ方式にすると、ファイル等
を読み出す場合の動作においてキャッシュが有効に機能
しなくなり、逆にファイル等の読み出しを優先したリー
ドキャッシュ方式にすると、シーケンシャルに続くリー
ドコマンドが発行された場合、本来の転送レートが保持
できなくなる。
【0009】従って本発明は、シーケンシャルに続くリ
ードコマンドが発行された場合でも、ファイル等のリー
ドコマンドが発行された場合でも、無駄の少ない効率的
なリードキャッシュを実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、動画データの読み出しのようにシーケンシ
ャルにリードコマンドが連続して発行された場合に有利
なリードキャッシュ方式と、システム領域とユーザデー
タ領域を交互に読み出すようなファイル等の読み出し動
作に有利なリードキャッシュ方式を切り換えて使用する
こと、又その切り換え基準を定量的に判断する方法及び
装置を提供するものである。
【0011】本発明では、リードキャッシュの先読み量
を、ホストから発行されるコマンドを監視することで切
り換えて使用する。この場合、ホストコンピュータから
発行されるリードコマンドの要求転送レートとディスク
から読み出す転送レートを比較し、ホストからの要求転
送レートがディスクの転送レートを上回っている場合
は、先読み量をディスクの最終アドレスまで設定し、そ
うでない場合はリードキャッシュ領域を複数のセグメン
トに分割した内の1つセグメントの最後までを先読み量
として設定する。
【0012】ホストから発行されるリードコマンドの要
求転送レートを測定するために、リードマンドがシーケ
ンシャルに発行されかつその要求範囲が全てヒットして
いる際に、あるリードコマンドの終了から次又は複数個
先のリードコマンドの終了までのように、ホストがコマ
ンドを発行していないインターバル期間も含めた時間を
測定し、この時間からファームウエアが持つオーバーヘ
ッド時間を差し引いた時間と、測定した期間内に転送し
たデータ量を元に、ホストが要求する転送レートを算出
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1は本発明が適用される光ディスク装置
の構成を示すブロック図である。光ディスク1は、モー
タ3によって例えば一定の線速度で回転される。光ディ
スク1に対する情報の記録、再生は、光ピックアップ5
によって行われる。光ピックアップ5は、リニアモータ
6の可動部を構成する駆動コイル7に固定されており、
この駆動コイル7はリニアモータ制御回路8により制御
される。
【0015】リニアモータ制御回路8に速度検出回路9
が接続され、この速度検出回路9で検出される光ピック
アップ5の速度信号がリニアモータ制御回路8に送られ
る。リニアモータ6の固定部に、図示しない永久磁石が
設けられており、上記駆動コイル7がリニアモータ制御
回路8によって励磁されることにより、光ピックアップ
5が光ディスク1の半径方向に移動される。
【0016】光ピックアップ5には、図示しないワイヤ
あるいは板バネによって支持された対物レンズ10が設
けられる。この対物レンズ10は、駆動コイル11の駆
動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への
移動が可能で、又駆動コイル12の駆動によりトラッキ
ング方向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可
能である。
【0017】レーザ制御回路13の駆動制御により、半
導体レーザ発振器9から光ビームが発せられる。半導体
レーザ発振器19から発せられる光ビームは、コリメー
タレンズ20、ハーフプリズム21、対物レンズ10を
介して光ディスク1上に照射される。光ディスク1から
の反射光は、対物レンズ10、ハーフプリズム21、集
光レンズ22、およびシリンドリカルレンズ23を介し
て、光検出器24に導かれる。
【0018】光検出器24は、4分割の光検出セル24
a、24b、24c、24dから成る。このうち、光検
出セル24aの出力信号は、電流/電圧変換用のアンプ
25aを介して加算器26aの一端に供給される。光検
出セル24bの出力信号は、アンプ25bを介して加算
器26bの一端に供給される。光検出セル24cの出力
信号は、アンプ25cを介して加算器26aの他端に供
給される。光検出セル24dの出力信号は、アンプ25
dを介して加算器26bの他端に供給される。
【0019】さらに、光検出セル24aの出力信号は、
アンプ25aを介して加算器26cの一端に供給され
る。光検出セル24bの出力信号は、アンプ25bを介
して加算器26dの一端に供給される。光検出セル24
cの出力信号は、アンプ25cを介して加算器26dの
他端に供給される。光検出セル24dの出力信号は、ア
ンプ25dを介して加算器26cの他端に供給される。
【0020】加算器26aの出力信号は差動アンプOP
2の反転入力端に供給され、その差動アンプOP2の非
反転入力端に加算器26bの出力信号が供給される。差
動アンプOP2は、加算器26a、26bの両出力信号
の差に応じた、フォーカス点に関する信号を出力する。
この出力はフォーカシング制御回路27に供給される。
フォーカシング制御回路27の出力信号は、フォーカシ
ング駆動コイル12に供給される。これにより、レーザ
ビームが、光ディスク1上に常時ジャストフォーカスと
なる制御がなされる。
【0021】加算器26cの出力信号は差動アンプOP
1の反転入力端に供給され、この差動アンプOP1の非
反転入力端に加算器26dの出力信号が供給される。差
動アンプOP1は、加算器26c、26dの両出力信号
の差に応じたトラック差信号を出力する。この出力はト
ラッキング制御回路28に供給される。トラッキング制
御回路28は、差動アンプOP1からのトラック差信号
に応じてトラック駆動信号を作成する。
【0022】トラッキング制御回路28から出力される
トラック駆動信号は、トラッキング方向の駆動コイル1
1に供給される。又、トラッキング制御回路28で用い
られるトラック差信号が、リニアモータ制御回路8に供
給される。
【0023】上記フォーカシング制御およびトラッキン
グ制御がなされることで、光検出器24の各光検出セル
24a〜24dの出力信号の和信号には、つまり加算器
26c、26dの両出力信号を加算する加算器26eの
出力信号には、記録情報に対応して光ディスク1のトラ
ック上に形成されたビットなどからの反射率の変化が反
映される。この信号は、データ再生回路18に供給され
る。データ再生回路18は、PLL回路16からの再生
用クロック信号に基づき、記録データを再生する。
【0024】上記トラッキング制御回路28によって対
物レンズ10が移動されているとき、リニアモータ制御
回路8により、対物レンズ10が光ピックアップ5内の
中心位置近傍に位置するようリニアモータ6つまり光ピ
ックアップ5が移動される。
【0025】データプロセッサ32はDMA32a及び
エラー訂正回路32bを含み、CPU30により指定さ
れた領域のデータをディスク1から読み出し、エラー訂
正してRAM33のリードキャッシュ領域に書き込む。
【0026】モータ制御回路4、リニアモータ制御回路
8、レーザ制御回路15、PLL回路16、データ再生
回路18、フォーカシング制御回路27、トラッキング
制御回路28、データプロセッサ32等は、バス29を
介してCPU30によって制御される。CPU30は、
ROM2に記録された本発明を含むプログラムに従って
所定の動作を行う。
【0027】次に本発明にに係るリードキャッシュ方式
について説明する。
【0028】図2(a)はRAM33の一部をリードキ
ャッシュ領域として使用した例を示す。リードキャッシ
ュ領域は複数のセグメント1〜nに分割され、データは
セグメント単位で処理される。
【0029】図2(b)は動画転送、ベンチマークテス
ト、COPY等の動作時のように、シーケンシャルなリ
ードコマンドを受信した場合に適用されるリードキャッ
シュ方式を示す。この場合、受信したコマンド(CMD
1)に対して先読み分(LAR1:Look-Ahead-Read
1)をディスクの最終アドレスに設定し実行させる。次
に続くコマンド(CDM2)は、LAR1で既に読み込
まれたデータがリードキャッシュの中に格納されている
ので、ディスクから読み出すことなくリードキャッシュ
内でヒットし、データを転送することができる。次に続
くコマンド(CMD3)についても同様である。このよ
うに次に受信するコマンドが先読みによってヒットし続
ける限り、先読みは止まらずにディスクからデータを読
み続けるので、読み出し時の転送レートを確保すること
ができる。尚、セグメントnにディスクから読み出した
データを書き込んだ後、読み出しアドレスがディスクの
最終アドレスに到達していない場合は、読み出したデー
タを再度セグメント1から書き込んでいく。
【0030】図2(c)はファイル等の読み出しに適用
されるリードキャッシュ方式を示す。この方式では、受
信したコマンド(CMD1)に対して先読み(LAR
1)をセグメント1の最後まで指定しリードを実行させ
る。次に受信したリードコマンドはLAR1で先読みし
たデータにヒットしないため、新たなセグメント(セグ
メント2)を用いてリードと先読み(LAR2)を実行
させる。次に続くリードコマンド(CMD3)もヒット
しなかった場合、CMD2と同様な処理を行う。このよ
うに、ファイル等の読み出しでは、先読みがセグメント
の最後で終わるため、他のセグメントのデータに上書き
することがなく、セグメント単位でランダムなデータを
管理することができる。従ってファイル等を読み出す場
合、システム領域のデータとユーザ領域のデータをセグ
メント単位で管理でき、ヒット率を向上させることがで
きる。
【0031】次に本発明による先読み動作に関するデー
タ読み出し転送レートの算出について説明する。図1の
CPU30は予めディスク1からデータを読み出したと
きの転送レートを求めておく。例えば、この動作はディ
スク1が本光ディスク装置に装填されたときに行われ
る。この転送レートは、ECCが構成されている単位を
読み出すのに要する時間を測定することにより算出され
る。図3はDVDのデータフォーマットを示すECCの
1ブロックである。このECCブロックは16個のセク
タを含む32Kバイトデータであり、各セクタは約2K
バイトのデータが記録され、各セクタごとにアドレスデ
ータとしてセクタID1〜ID16が付与されている。
各セクタは172バイト、12行のデータ及び各行ごと
に10バイト構成の横方向のECC1が付与されている
とともに、縦方向のデータに対して縦方向のECC2が
付与されている。このECC1及び2は、光ディスクの
欠陥によりデータが再生できなくなることを防止するた
めに冗長語としてデータに付与されるエラー訂正コード
である。このように構成されたエラー訂正コードにより
単一方向からエラー訂正を行った場合よりも縦、横のエ
ラー訂正を繰り返すことにより、強力なエラー訂正を行
うことができる。
【0032】上記転送レートを測定するには、例えばデ
ィスクに書かれているヘッダ情報を読み出す信号が用い
られる。図4は複数のECCブロックが記録されたディ
スク上のデータ領域及びECCブロックの先読みタイミ
ングを示す。
【0033】ECCが構成されるブロックの先頭のヘッ
ダ情報を読み出した時点t1でタイマーを起動し、次に
ECCが構成されるブロックの先頭のヘッダ情報を読み
出した時点t2でタイマーを停止させ、ECCが構成さ
れるブロックを読み出す時間Rtime(=t2−t1)を
測定する。この間に読み出したデータ量はECCが構成
されるユーザデータ量(Udata)となる。これらの値か
ら、ディスクからデータを読み出す転送レートDrate
は、 Drate=Udata/Rtime (Byte/sec) となる。尚、この転送レートはECCが構成されるセク
タを読み出すのに要する時間を測定することによっても
同様に算出できる。CPU30はこのようにして求めた
転送レートDrateをRAM33のリードキャッシュ以外
の領域に記憶しておく。
【0034】図5は本発明による先読み動作を示すフロ
ーチャートである。CPU30はホスト35からインタ
ーフェース回路34を介してリードコマンドを受信した
か判断し(ステップS1)。コマンドを受信している場
合(YESの場合)、CPU30はキャッシュにヒット
したか、つまりホスト35が要求するディスク上の読取
り範囲のデータが既にRAM33のリードキャッシュ領
域に記憶されているか判断する(ステップS2)。キャ
ッシュにヒットしなかった場合、CPU30はリードキ
ャッシュ領域上の新たな1セグメントをLARとして設
定し、データプロセッサ32に、光ディスク上のホスト
35が要求する範囲の開始アドレスから1セグメント分
のデータを読み出し、該LARに書き込むよう指示す
る。
【0035】データプロセッサ(先読み手段)32はD
MA32aを用いてCPU30により指定された領域の
データをディスク1から読み出し、エラー訂正回路32
bを用いてエラー訂正してRAM33のリードキャッシ
ュ領域に書き込む。CPU30はホスト35から要求さ
れたディスク上の範囲のデータをリードキャッシュ領域
からホストに転送する。尚、データプロセッサ32は1
セグメント分のデータを光ディスク1から読み出してリ
ードキャッシュ領域に書き込むと、CPU30から送出
される次のコマンドを待機する。
【0036】ステップS2で、キャッシュにヒットした
場合、CPU30はRAM33のリードキャッシュ領域
からホスト35が要求する範囲のデータを読み出し、ホ
スト35に転送する(ステップS3)。更にCPU30
はステップS4のように、キャッシュに連続してヒット
したか判断する。
【0037】図6はリードコマンドがホスト35から発
行され、キャッシュに連続してヒットしたときの動作を
示すタイミングチャートである。図6(a)はCPU3
0のリードコマンド実行期間を示し、図6(b)はデー
タ転送期間を示す。
【0038】CPU30は、あるリードコマンドが終了
した時点t3でタイマーを起動し、次のリードコマンド
又は複数個先のリードコマンドが終了した時点t4でタ
イマーを停止し、この間に要した時間Ctime(=t4−
t3)を計測する。又この間に受信したリードコマンド
の要求データ容量(Rcapa)をRAM33に控えてお
く。この要求データ容量(Rcapa)はホスト35からリ
ードコマンドと共に送出されたデータ読み出し量から算
出できる。
【0039】測定したコマンド実行時間Ctimeには、コ
マンドを処理するために必要なコマンド解釈等のファー
ムウエアのオーバーヘッド時間(Ftime)が含まれれて
いるため、この時間を差し引く必要がある。従ってリー
ドコマンドの発行に対してデータを転送するのに要した
実行時間Etimeは以下のようになる。
【0040】Etime=Ctime−Ftime (sec) CPU30はリードコマンド実行毎に、このような測定
及び算出処理を図5に示す処理と並行して行い、算出さ
れた実行時間Etimeを上記要求データ容量Rcapaと共に
RAM33に上書き、つまり実行時間Etime及び要求デ
ータ容量Rcapaを更新していく。
【0041】上記ステップS4において、キャッシュに
連続してヒットした場合、CPU30はステップS6の
ように、ホストが要求するリードの転送レートHratを
求める。
【0042】ホスト35が要求する転送レートHrate
は、RAM33に記憶されたRcapa及びEtimeを用いて
次のように算出される。
【0043】 Hrate=Rcapa/Etime (Byte/sec) 次にCPU30はステップS7のように、前述したディ
スクからの読み出しレートDrateとホストが要求する転
送レートHrateを比較する。Hrate≧Drateの場合はホ
ストが要求する速度が読み出し速度を上回っているの
で、CPU30はリードキャッシュ方式をシーケンシャ
ルに続くリードコマンドに適したシーケンシャルリード
キャッシュ方式に設定する。つまりCPU30は、デー
タプロセッサ32に対して、先読みをディスクの最後ま
で指定する。この場合、データはデータプロセッサ32
により光ディスク1から連続的に読み出され、リードキ
ャッシュ領域の複数セグメントにわたって記録され、読
み出し時の最高データ転送レートでホスト35に転送さ
れる。
【0044】ステップS7でHrate<Drate の場合
は、ホストが要求する速度がディスク読み出し速度より
遅いので、CPU30はリードキャッシュ方式をファイ
ル等の読み出しに適したファイルリードキャッシュ方式
に設定する。つまりCPU30はデータプロセッサ32
に対して、先読み範囲を各セグメントの最後までに指定
する。
【0045】以上説明したように、ベンチマークテスト
やCOPY動作など、ホストがシーケンシャルにリード
コマンドを頻発に発行してくる際は、リードキャッシュ
の先読み量がディスクの最終アドレスまでに設定される
ので、光ディスクドライブ装置が持つリード動作時の最
高転送レートを確保することができる。又、ファイル等
を読み出す際は、リードキャッシュの先読み量が1つの
セグメントの最後までに設定されるので、システム管理
領域とユーザデータ領域のデータをセグメント単位で管
理することができ、ランダム性に有効に機能する。
【0046】又、リードキャッシュ方式を切り換える場
合、リードコマンドのシーケンシャル性のみで判別する
のではなく、ホストが要求する転送レートを数値で求め
るため、定量的に判別し切り換えることが出来る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ーケンシャルに続くリードコマンドが発行された場合で
も、ファイル等のリードコマンドが発行された場合で
も、無駄の少ない効率的なリードキャッシュが実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される光ディスク装置の構成を示
すブロック図。
【図2】リードキャッシュ方式を説明するための図。
【図3】DVDのデータフォーマットに従って構成され
たECCの1ブロックを示す図。
【図4】複数のECCブロックが記録されたディスク上
のデータ領域及びECCブロックの先読みタイミングを
示す図。
【図5】本発明による先読み動作を示すフローチャー
ト。
【図6】リードコマンドがホストから連続的に発行され
たときの動作を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
1…光ディスク、3…モータ、10…対物レンズ、1
1、12…レンズ駆動コイル、20…コリメータレン
ズ、21…ハーフプリズム、22…集光レンズ、23…
シリンドリカルレンズ、24a〜24d…光検出セル、
25a〜25d…電流/電圧変換アンプ、26a〜26
d…加算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B005 JJ13 KK12 LL11 MM11 NN22 VV02 5B065 BA03 CA15 CA40 CC08 CE03 CE11 CH01 CH05 5D044 BC03 CC06 DE03 DE17 DE27 DE57 FG24 GK03 5D090 AA01 BB02 CC04 DD03 EE15 FF25 FF30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに記録されたデータを読取る
    読取り手段と、 指定された先読み量に対応するデータを、前記読取り手
    段を用いて前記光ディスクの指定された位置から読取
    り、メモリ装置のリードキャッシュ領域に記憶する先読
    み手段と、 ホスト装置から受信したリードコマンドの読取り範囲に
    対応するデータが、前記先読み手段により前記リードキ
    ャッシュ領域に記憶されているデータに一致する場合、
    該リードキャッシュ領域から該データを読み出し、前記
    ホスト装置に提供する読み出し制御手段と、 前記ホスト装置の要求転送レートを判断する判断手段
    と、 前記ホスト装置の要求転送レートに応じて、前記先読み
    手段の先読み量を設定する設定手段と、を具備すること
    を特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記判断手段により判断された前記要求
    転送レートと、前記読取り手段の読取りレートとを比較
    する比較手段を更に具備し、 前記設定手段は、前記ホスト装置の要求転送レートが、
    前記読取りレートより大きい場合、前記先読み量を前記
    ディスクの最終アドレスまでと設定し、前記読取りレー
    トより小さい場合、前記先読み量を、前記リードキャッ
    シュ領域を複数のセグメントに分割した内の1つのセグ
    メントの最後までに設定することを特徴とする請求項1
    記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 1つのリードコマンドの終了から次又は
    複数個先のリードコマンドの終了までのコマンド実行時
    間、及び該実行時間における前記ホスト装置に対するデ
    ータ転送量を測定する測定手段を更に具備し、 前記判断手段は、前記ホスト装置からのリードコマンド
    に対応するデータが、前記リードキャッシュ領域に記憶
    されているデータに連続して一致する場合、前記測定手
    段により測定された前記実行時間及びデータ転送量に基
    づいて前記要求転送レートを判断することを特徴とする
    請求項1又は記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 指定された先読み量に対応するデータを
    光ディスクの指定された位置から読取り、メモリのリー
    ドキャッシュ領域に記憶し、 ホスト装置から受信したリードコマンドの読取り範囲に
    対応するデータが、前記リードキャッシュ領域に記憶さ
    れているデータに一致する場合、該リードキャッシュ領
    域から該データを読み出し、前記ホスト装置に提供し、 前記ホスト装置の要求転送レートを判断し、 前記ホスト装置の要求転送レートと、前記読取り手段の
    読取りレートとを比較し、 前記ホスト装置の要求転送レートが、前記読取りレート
    より大きい場合、前記先読み量を前記ディスクの最終ア
    ドレスまでと設定し、前記読取りレートより小さい場
    合、前記先読み量を、前記リードキャッシュ領域を複数
    のセグメントに分割した内の1つのセグメントの最後ま
    でに設定することを特徴とする光ディスク装置のリード
    キャッシュ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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