JP3847963B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数のセクタ領域から成る情報記録領域を備えた光ディスクに対して情報を記録したり、光ディスクから情報を再生したりする光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大容量情報記憶媒体としてDVD(Digital Video Disk)−RAM(random access memory)等の光ディスクが注目を浴びている。このような光ディスクにはスパイラル状のトラックが形成されており、このスパイラル状のトラックには連続するセクタ領域が複数設けられている。
【0003】
また、これら複数のセクタ領域の中には、様々な理由により欠陥を含むものがある。このような欠陥を含むセクタ領域を欠陥セクタ領域と称する。逆に、欠陥を含まないセクタ領域を正常セクタ領域と称する。光ディスク装置により光ディスクに対して情報を記録する際には、欠陥セクタ領域は情報記録の対象外となる。つまり、光ディスク装置により光ディスクに対して情報を記録する際には、欠陥セクタ領域が抜かされて、正常セクタ領域だけに情報が記録される。このような、情報記録処理を、スリップ交替処理と称する。
【0004】
ここで、従来のスリップ交替処理について、さらに詳しく説明する。光ディスクには、欠陥セクタ領域の物理アドレス及び欠陥の種類がコード化された識別コードがリンクされたディフェクトリスト情報が記録されるようになっている。例えば、光ディスクに、物理アドレス1〜Nが順に付与された複数のセクタ領域が存在するとする。また、物理アドレス1〜Nのセクタ領域の中で、物理アドレスD(N≧D)のセクタ領域が欠陥セクタ領域に該当するとする。つまり、ディフェクトリスト情報には、物理アドレスD及びこの物理アドレスDの欠陥セクタ領域の欠陥の種類がコード化された識別コードがリンクされた情報が含まれていることになる。従って、実在するセクタ領域は物理アドレス1〜Nのセクタ領域であり、実際に使用可能なセクタ領域(記録再生対象となるセクタ領域)は物理アドレスXのセクタ領域を除く物理アドレス1〜Nのセクタ領域である。なお、光ディスクの回転方向が一定であることから、アクセスされる順序は、物理アドレス1のセクタ領域、物理アドレス2のセクタ領域、…、物理アドレスNのセクタ領域となる。
【0005】
このような前提の下、光ディスク装置からの指示により、物理アドレス1のセクタ領域から欠陥セクタ領域を除いて数えた第X番目のセクタ領域が要求されるとする。つまり、論理アドレスXのセクタ領域(=目的セクタ領域)にアクセスしなければならないとする。この場合、まず、物理アドレス1のセクタ領域にアクセスして、この物理アドレス1のセクタが欠陥セクタ領域でないかどうか確認される。この確認は、ディフェクトリスト情報(欠陥セクタ領域の物理アドレス)の参照により行われる。この場合、物理アドレス1のセクタは正常セクタ領域であるため、正常セクタ領域のカウント値が「1」となる。続いて、物理アドレス2のセクタ領域にアクセスして、この物理アドレス2のセクタ領域が欠陥セクタ領域でないかどうか確認される。この場合、物理アドレス2のセクタ領域は正常セクタ領域であるため、正常セクタ領域のカウント値が「2」となる。以下同様にして、正常セクタ領域のカウント値が「X」になるまで、正常セクタ領域のカウントが続けられる。つまり、正常セクタ領域のカウント値を「X」にするセクタ領域が、目的セクタ領域である。
【0006】
物理アドレスXのセクタ領域にアクセスしたとき、この物理アドレスXのセクタ領域は欠陥セクタ領域であるため、正常セクタ領域のカウント値は「X−1」のままとなる。従って、正常セクタ領域のカウントはさらに続けられる。物理アドレス(X+1)のセクタ領域にアクセスしたとき、この物理アドレス(X+1)のセクタ領域は正常セクタ領域であるため、正常セクタ領域のカウント値は「X」となる。つまり、光ディスク装置の指示により要求された論理アドレスXのセクタ領域は、物理アドレス(X+1)のセクタ領域となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したような目的セクタ領域へのアクセスでは、アクセス時間が比較的長くなるという問題があった。また、目的セクタ領域の位置が、先頭セクタ領域より遠くなればなるほど、この問題が顕著に現れる。
この発明の目的は、目的セクタ領域へのアクセス時間を短縮することが可能な光ディスク装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、この発明の光ディスク装置は、以下のように構成されている。
この発明の光ディスク装置は、光ディスクが情報記録領域及び欠陥管理領域を有し、この情報記録領域が連続する複数のセクタ領域を含み、これら複数のセクタ領域には物理アドレスとして前記情報記録領域上の絶対位置を示すシリアルナンバーが順に付与されており、且つこれら複数のセクタ領域のうちの欠陥セクタ領域を除くセクタ領域には論理アドレスとしてのシリアルナンバーが順に付与されており、前記欠陥管理領域には欠陥セクタ領域の物理アドレスが記録されており、このような光ディスクに対して、光ビームを照射し、この光ビームの光ディスクからの反射光を検出して、光ディスクに記録されている情報を再生する再生手段と、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、アクセスの起点となる物理アドレス1のセクタ領域から物理アドレスX1のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D1を算出し、物理アドレス(X1+D1)を論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1として設定する第1の設定手段と、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、物理アドレス1のセクタ領域を起点として、前記第1の設定手段により設定された物理アドレスY1のセクタ領域にアクセスする第1のアクセス手段と、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするとき、論理アドレスX1及び論理アドレスX2の大小を比較する比較手段と、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が大きいことが判明した場合には、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、物理アドレス(Y1+1)のセクタ領域から物理アドレス{Y1+(X2−X1)}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D2を算出し、物理アドレス{Y1+(X2−X1)+D2}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する第2の設定手段と、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が大きいことが判明した場合には、物理アドレスY1のセクタ領域を起点として、前記第2の設定手段により設定された物理アドレスY2のセクタ領域にアクセスする第2のアクセス手段と、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明した場合には、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、物理アドレス(Y1−1)のセクタ領域から物理アドレス{Y1−(X1−X2)}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D3を算出し、物理アドレス{Y1−(X1−X2)+D3}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する第3の設定手段と、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明した場合には、物理アドレスY1のセクタ領域を起点として、前記第3の設定手段により設定された物理アドレスY2のセクタ領域にアクセスする第3のアクセス手段とを備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の実施の一形態に係る光ディスク装置の概略構成を示す図でる。
【0010】
図1に示すように、光ディスク装置1には、メイン制御部2、アクセス制御部4、モータ6、光学ヘッド8、及び信号処理部10が設けられている。
まず、この光ディスク装置1により、外部装置11(パーソナルコンピュータなど)で生成されたデータを光ディスクODに対して記録する記録処理について説明する。モータ6が、メイン制御部2の制御に従い、光ディスクODを所定の速度で回転駆動させる。外部装置11で生成されたデータは、信号処理部10に送信される。信号処理部10は、外部装置11から送信されたデータを変調して、記録用のデータを生成する。光学ヘッド8には、図示しない半導体レーザが設けられており、この半導体レーザから記録用のデータが反映された記録用の光ビームが出射される。また、この光学ヘッド8は、メイン制御部2によりトラッキング制御及びフォーカス制御を受ける。これにより、半導体レーザから出射される記録用の光ビームが、光ディスクODの所定位置に集光される。その結果、光ディスクODの所定位置に、記録用のデータが記録される。
【0011】
続いて、光ディスク装置1により、光ディスクODに記録されたデータを再生して外部装置11に出力する再生処理について説明する。モータ6が、メイン制御部2の制御に従い、光ディスクODを所定の速度で回転駆動させる。光学ヘッド8に設けられた半導体レーザから再生用の光ビームが出射される。また、この光学ヘッド8は、メイン制御部2によりトラッキング制御及びフォーカス制御を受ける。これにより、半導体レーザから出射される再生用の光ビームが、光ディスクODの所定位置に集光される。この光ディスクに集光された再生用の光ビームの反射光には、光ディスクに記録されたデータが反映されている。そして、この反射光は、光学ヘッド8に設けられた図示しないフォトディテクタにより検出される。フォトディテクタにより検出された反射光の検出結果は、反射光検出信号として信号処理部10に提供される。信号処理部10は、反射光検出信号に基づき、光ディスクODに記録されていたデータを生成する。さらに、この信号処理部10は、生成されたデータを復調して再生データを生成し、外部装置11に出力する。
【0012】
ここで、光ディスクODについて簡単に説明する。光ディスクODには、情報記録領域及び欠陥管理領域が設けられている。情報記録領域は複数のゾーンで形成されており、各ゾーンには連続する複数のセクタ領域が含まれている。これら複数のセクタ領域には、物理アドレスとして情報記録領域上の絶対位置を示すシリアルナンバーが順に付与されている。さらに、これら複数のセクタ領域のうちの欠陥セクタ領域を除くセクタ領域には論理アドレスとしてのシリアルナンバーが順に付与されている。前記欠陥管理領域には、欠陥セクタ領域の物理アドレスを含むディフェクトリスト情報が記録されている。
【0013】
また、上記説明した記録処理により、目的セクタ領域に対してデータが記録され、上記説明した再生処理により、目的セクタ領域に記録されたデータが再生される。さらに、上記説明した再生処理により、欠陥管理領域に記録されたディフェクトリスト情報が再生される。
【0014】
次に、図2〜図10を参照して、アクセス制御部4による目的セクタ領域へのアクセス処理について説明する。この目的セクタ領域へのアクセス処理は、目的セクタ領域に対してデータを記録する場合、及び目的セクタ領域に記録されたデータを再生する場合に実行される。
【0015】
図2〜図4は、セクタ領域に付与された物理アドレスと論理アドレスとの関係を示す図である。例えば、物理アドレス1、2、…、24、25、…のセクタ領域の存在を仮定する。このとき、物理アドレス3、5、11、14、18、19、21のセクタ領域が欠陥セクタ領域に該当するものと仮定する。つまり、ディフェクトリスト情報には、物理アドレス3、5、11、14、18、19、21が含まれていることになる。また、物理アドレス1には論理アドレス1が対応し、物理アドレス2には論理アドレス2が対応し、物理アドレス3には対応する論値アドレスはなく、物理アドレス4には論理アドレス3が対応している。他の物理アドレスと論理アドレスの対応関係は、図2〜図4に示す通りである(説明省略)。
【0016】
図5〜図10は、アクセス処理を説明するフローチャートである。図5は、アクセス処理全体を示すフローチャートである。図6は、図5のフローチャートのST300の論理アドレスX1に対するアクセス処理を説明するフローチャートである。図7は、図5のフローチャートのST500の論理アドレスX2に対するアクセス処理を説明するフローチャートである。図8は、図7のフローチャートのST520のアクセス処理1を説明するフローチャートである。図9は、図7のフローチャートのST540のアクセス処理2を説明するフローチャートである。図10は、図7のフローチャートのST540のアクセス処理3を説明するフローチャートである。
【0017】
以下、図2〜図10を参照して、ケース1〜ケース3に分けて、アクセス処理の一例を説明する。なお、上記説明した光ディスク装置1のアクセス制御部4は、論理アドレスX(X1、X2など)に対するアクセスの要求を受けて、物理アドレスY(Y1、Y2など)に対するアクセスの指示を出力するものである。そして、メイン制御部2は、光ディスクODに対する光学ヘッド8の位置を制御して、物理アドレスYに光学ヘッド8から出射される光ビームを集光させる。
【0018】
<<ケース1/図2、図5、図6、図7、図8>>
ケース1では、論理アドレスX1(=12)のセクタ領域にアクセスした後(ST200〜ST300(ST310〜ST360))、論理アドレスX1の値より大きい値の論理アドレスX2(=16)のセクタ領域にアクセスする(ST400〜ST500(ST510〜ST520))場合について説明する。
【0019】
<ST100>
再生処理によりディフェクトリスト情報を再生する。
<ST200〜ST300(ST310〜ST350)>
ディフェクトリスト情報に基づき、物理アドレス1〜物理アドレスX1(=12)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D11(=3)を算出する。
【0020】
D11=0の場合(このケース1ではD11≠0)には、物理アドレスX1を論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1として設定する。つまり、論理アドレスX1=物理アドレスY1=物理アドレスX1となる。
【0021】
D11≠0の場合(このケース1ではD11≠0)には、ディフェクトリスト情報に基づき、物理アドレス(X1+1)(=12+1=13)〜物理アドレス(X1+D11)(=12+3=15)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D12(=1)を算出する。
【0022】
D12=0の場合(このケース1ではD12≠0)には、物理アドレス(X1+D11)を論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1として設定する。つまり、論理アドレスX1=物理アドレスY1=物理アドレス(X1+D11)となる。
【0023】
D12≠0の場合(このケース1ではD12≠0)には、物理アドレス(X1+D11+1)(=12+3+1=16)〜物理アドレス(X1+D11+D12)(=12+3+1=16)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D13(=0)を算出する。
【0024】
D13=0の場合(このケース1ではD13=0)には、物理アドレス(X1+D11+D12)(=12+3+1=16)を論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1として設定する。つまり、論理アドレスX1=物理アドレスY1=物理アドレス(X1+D11+D12)(=12+3+1=16)となる。
【0025】
D12≠0の場合(このケース1ではD13=0)には、物理アドレス(X1+D11+D12+1)〜物理アドレス(X1+D11+D12+D13)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D14を算出する。
【0026】
このように、D1n=0になるまでD1nの算出が継続され、物理アドレス(X1+D11+D12+D13・・・D1(n−1))が論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1として設定される。つまり、アクセス制御部は、論理アドレスX1に対するアクセスの要求を受けて、物理アドレス(X1+D11+D12+・・・D1(n−1))を算出する。
【0027】
<ST360>
物理アドレス1のセクタ領域を起点として、物理アドレスY1(Y1=16)のセクタ領域にアクセスする(論理アドレスX1(=12)のセクタ領域へのアクセス完了)。
【0028】
<ST510〜ST520>
論理アドレスX1(=12)の値と論理アドレスX2(=16)の値を比較する。因みに、このケース1の場合、論理アドレスX1<論理アドレスX2である(論理アドレスX1<論理アドレスX2の場合、以下の処理に移る)。
【0029】
<ST521〜ST525>
ディフェクトリスト情報に基づき、物理アドレス(Y1+1)(=16+1=17)〜物理アドレス(Y1+(X2−X1))(=16+(16−12)=20)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D21(=2)を算出する。
【0030】
D21=0の場合(このケース1ではD21=2である)には、物理アドレス(Y1+(X2−X1))を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する。
【0031】
D21≠0の場合(このケース1ではD21=2である)には、ディフェクトリスト情報に基づき、物理アドレス(Y1+(X2−X1)+1)(=16+(16−12)+1=21)〜物理アドレス(Y1+(X2−X1)+D21)(=16+(16−12)+2=22)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D22(D22=1)を算出する。
【0032】
D22=0の場合(このケース1ではD22≠0である)には、物理アドレス(Y1+(X2−X1)+D21)を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する。
【0033】
D22≠0の場合(このケース1ではD22≠0である)には、物理アドレス(Y1+(X2−X1)+D21+1)(=16+(16−12)+2+1=23)〜物理アドレス(Y2+(X2−X1)+D21+D22)(=16+(16−12)+2+1=23)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D23(=0)を算出する。
【0034】
D23=0の場合(このケース1ではD23=0である)には、物理アドレス(Y1+(X2−X1)+D21+D22)(=16+(16−12)+2+1=23)を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2(=23)として設定する。
【0035】
D22≠0の場合(このケース1ではD23=0である)には、物理アドレス(Y1+(X2−X1)+D21+D22+1)〜物理アドレス(Y2+(X2−X1)+D21+D22+D23)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D24を算出する。
【0036】
このように、D2n=0になるまでD2nの算出が継続され、物理アドレス(Y1+(X2−X1)+D21+D22+D23・・・D2(n−1))が論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定される。つまり、アクセス制御部は、論理アドレスX2に対するアクセスの要求を受けて、物理アドレス(Y1+(X2−X1)+D21+D22+D23・・・D2(n−1))を算出する。
【0037】
<ST526>
物理アドレスY1(=16)のセクタ領域を起点として、物理アドレスY2(=23)のセクタ領域にアクセスする(論理アドレスX2(=16)のセクタ領域へのアクセス完了)。
【0038】
以上説明したように、このケース1では、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、欠陥セクタ領域の数D11、D12、D13・・・D1nを算出して、物理アドレスY1=物理アドレス(X1+D11+D12+D13・・・+D1n)を算出する。そして、物理アドレス1のセクタ領域を起点として、物理アドレスY1にアクセスする。このため、従来のアクセス方法に比べて、高速なアクセスが可能となる。
【0039】
さらに、このケース1では、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、この論理アドレスX1の値より大きい値の論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするとき、欠陥セクタ領域の数D21、D22、D23・・・D2nを算出して、物理アドレスY2=物理アドレス(Y1+(X2−X1)+D21+D22+D23・・・+D2n)を算出する。そして、物理アドレスY1のセクタ領域を起点として、物理アドレスY2にアクセスする。このため、先頭のセクタ領域(物理セクタ1)を起点としてアクセスする方法に比べて、高速なアクセスが可能となる。
【0040】
<<ケース2/図3、図5、図6、図7、図9>>
ケース2では、論理アドレスX1(=12)のセクタ領域にアクセスした後(ST200〜ST300(ST310〜ST360))、論理アドレスX1の値より小さい値の論理アドレスX2(=8)のセクタ領域にアクセスする場合であって、且つ論理アドレスX1(=12)の値と論理アドレスX2(=8)の値との差分値(=4)が論理アドレスX2(=8)の値以下の場合(ST400〜ST500(ST530〜ST540))について説明する。
【0041】
なお、ST100〜ST300(ST310〜ST360)は、ケース1の場合と同様であるため、ここでは説明を省略する。
<ST530〜ST540>
論理アドレスX1(=12)の値と論理アドレスX2(=8)の値を比較する。因みに、このケース2の場合、論理アドレスX1>論理アドレスX2であり、且つ論理アドレスX1の値と論理アドレスX2の値との差分値が論理アドレスX2の値以下の場合である(論理アドレスX1>論理アドレスX2、且つ差分値≦論理アドレスX2の場合、以下の処理に移る)。
【0042】
<ST541〜ST545>
ディフェクトリスト情報に基づき、物理アドレス(Y1−1)(=16−1=15)〜物理アドレス(Y1−(X1−X2))(=16−(12−8)=12)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D21(=1)を算出する。
【0043】
D21=0の場合(このケース2ではD21=1である)には、物理アドレス(Y1−(X1−X2))を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する。
【0044】
D21≠0の場合(このケース2ではD21=1である)には、ディフェクトリスト情報に基づき、物理アドレス(Y1−(X1−X2)−1)(=16−(12−8)−1=11)〜物理アドレス(Y1−(X1−X2)−D21)(=16−(12−8)−1=11)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D22(D22=1)を算出する。
【0045】
D22=0の場合(このケース2ではD22≠0である)には、物理アドレス(Y1−(X1−X2)−D21)を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する。
【0046】
D22≠0の場合(このケース2ではD22≠0である)には、物理アドレス(Y1−(X1−X2)−D21−1)(=16−(12−8)−1−1=10)〜物理アドレス(Y2−(X1−X2)−D21−D22)(=16−(12−8)−1−1=10)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D23(=0)を算出する。
【0047】
D23=0の場合(このケース2ではD23=0である)には、物理アドレス(Y1−(X1−X2)−D21−D22)(=16−(12−8)−1−1=10)を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2(=10)として設定する。
【0048】
D23≠0の場合(このケース2ではD23=0である)には、物理アドレス(Y1−(X1−X2)−D21−D22−1)〜物理アドレス(Y2−(X1−X2)−D21−D22−D23)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D24を算出する。
【0049】
このように、D2n=0になるまでD2nの算出が継続され、物理アドレス(Y1−(X1−X2)−D21−D22−D23・・・D2(n−1))が論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定される。つまり、アクセス制御部は、論理アドレスX2に対するアクセスの要求を受けて、物理アドレス(Y1−(X1−X2)−D21−D22−D23・・・D2(n−1))を算出する。
【0050】
<ST546>
物理アドレスY1(=16)のセクタ領域を起点として、物理アドレスY2(=10)のセクタ領域にアクセスする(論理アドレスX2(=8)のセクタ領域へのアクセス完了)。
【0051】
以上説明したように、このケース2では、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、欠陥セクタ領域の数D11、D12、D13・・・D1nを算出して、物理アドレスY1=物理アドレス(X1+D11+D12+D13・・・+D1n)を算出する。そして、物理アドレス1のセクタ領域を起点として、物理アドレスY1にアクセスする。このため、従来のアクセス方法に比べて、高速なアクセスが可能となる。
【0052】
さらに、このケース2では、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、この論理アドレスX1の値より小さい値の論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスする場合であって、且つ論理アドレスX1の値と論理アドレスX2の値との差分値が論理アドレスX2の値以下の場合、欠陥セクタ領域の数D21、D22、D23・・・D2nを算出して、物理アドレスY2=物理アドレス(Y1−(X2−X1)−D21−D22−D23・・・−D2n)を算出する。そして、物理アドレスY1のセクタ領域を起点として、物理アドレスY2にアクセスする。このため、先頭のセクタ領域(物理セクタ1)を起点としてアクセスする方法に比べて、高速なアクセスが可能となる。
【0053】
<<ケース3/図4、図5、図6、図7、図10>>
ケース3では、論理アドレスX1(=12)のセクタ領域にアクセスした後(ST200〜ST300(ST310〜ST360))、論理アドレスX1の値より小さい値の論理アドレスX2(=2)のセクタ領域にアクセスする場合であって、且つ論理アドレスX1(=12)の値と論理アドレスX2(=2)の値との差分値(=10)が論理アドレスX2(=2)の値より大きい場合(ST400〜ST500(ST550〜ST560))について説明する。
【0054】
なお、ST100〜ST300(ST310〜ST360)は、ケース1の場合と同様であるため、ここでは説明を省略する。
<ST550〜ST560>
論理アドレスX1(=12)の値と論理アドレスX2(=2)の値を比較する。因みに、このケース3の場合、論理アドレスX1>論理アドレスX2であり、且つ論理アドレスX1の値と論理アドレスX2の値との差分値が論理アドレスX2の値より大きい場合である(論理アドレスX1>論理アドレスX2、且つ差分値>論理アドレスX2の場合、以下の処理に移る)。
【0055】
<ST561〜ST565>
ディフェクトリスト情報に基づき、物理アドレス1〜物理アドレスX2(=2)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D21(=1)を算出する。
【0056】
D21=0の場合(このケース3ではD21≠0)には、物理アドレスX2を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する。つまり、論理アドレスX2=物理アドレスY2=物理アドレスX2となる。
【0057】
D21≠0の場合(このケース3ではD21≠0)には、ディフェクトリスト情報に基づき、物理アドレス(X2+1)(=2+1=3)〜物理アドレス(X2+D21)(=2+1=3)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D22(=0)を算出する。
【0058】
D22=0の場合(このケース3ではD12=0)には、物理アドレス(X2+D21)(=2+1=3)を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2(=3)として設定する。つまり、論理アドレスX2=物理アドレスY2=物理アドレス(X2+D21)(=2+1=3)となる。
【0059】
D22≠0の場合(このケース3ではD22=0)には、物理アドレス(X2+D21+1)〜物理アドレス(X2+D21+D22)のセクタ領域に含まれる欠陥セクタ領域の数D23を算出する。
【0060】
このように、D2n=0になるまでD2nの算出が継続され、物理アドレス(X2+D21+D22+D23・・・D2(n−1))が論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定される。つまり、アクセス制御部は、論理アドレスX2に対するアクセスの要求を受けて、物理アドレス(X2+D21+D22+・・・D2(n−1))を算出する。
【0061】
<ST566>
物理アドレス1のセクタ領域を起点として、物理アドレスY2(Y2=3)のセクタ領域にアクセスする(論理アドレスX2(=2)のセクタ領域へのアクセス完了)。
【0062】
以上説明したように、このケース3では、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、欠陥セクタ領域の数D11、D12、D13・・・D1nを算出して、物理アドレスY1=物理アドレス(X1+D11+D12+D13・・・+D1n)を算出する。そして、物理アドレス1のセクタ領域を起点として、物理アドレスY1にアクセスする。このため、従来のアクセス方法に比べて、高速なアクセスが可能となる。
【0063】
さらに、このケース3では、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、この論理アドレスX1の値より小さい値の論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスする場合であって、且つ論理アドレスX1の値と論理アドレスX2の値との差分値が論理アドレスX2の値より大きい場合、欠陥セクタ領域の数D21、D22、D23・・・D2nを算出して、物理アドレスY2=物理アドレス(X2+D21+D22+D23・・・+D2n)を算出する。そして、物理アドレス1のセクタ領域を起点として、物理アドレスY2にアクセスする。このため、あえて物理アドレスY1を起点としてアクセスする方法に比べて、高速なアクセスが可能となる。
【0064】
ケース1、ケース2、ケース3では、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスする場合について説明したが、この発明は、これだけに限定されるものではない。例えば、論理アドレスX1のセクタ領域、論理アドレスX2のセクタ領域、論理アドレスX3のセクタ領域、・・・、論理アドレスXnのセクタ領域に、順番にアクセスする場合にも適用することができる。つまり、論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスする場合と同様に、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX3のセクタ領域にアクセスすることができる。
【0065】
次に、図11を参照して、上記説明したアクセス処理をさらに説明する。図11は、アクセス処理を実行するアクセス制御部4の概略構成を示すブロック図である。
【0066】
図11に示す指定アドレスレジスタ12は、第1の要求セクタアドレス(論理アドレスX1)の値を受け取り保持して、この第1の要求セクタアドレスの値を比較器16に出力する。また、この指定アドレスレジスタ12は、第1の要求セクタアドレスの後、第2の要求セクタアドレス(論理アドレスX2)の値を受け取る際に、第1の要求セクタアドレスの値を前指定アドレスレジスタ14に出力して、第2の要求セクタアドレスの値を保持して、この第2の要求セクタアドレスの値を比較器16に出力する。前指定アドレスレジスタ14は、第1の要求セクタアドレスの値を受け取り保持して、この第1の要求セクタアドレスの値を比較器16に出力する。
【0067】
比較器16は、指定アドレスレジスタ12から出力された値(論理アドレスX2の値)と、前指定アドレスレジスタ14から出力された値(論理アドレスX1の値)とを比較して、差分値d1と比較判定値DTとを出力する。出力先は、アドレスデータ加減算ブロック18である。指定アドレスレジスタ12の出力値が前指定アドレスレジスタ14の出力値よりも大きい場合は、比較判定値DTとして“1”が出力される。逆に、指定アドレスレジスタ12の出力値が前指定アドレスレジスタ14の出力値よりも小さい場合は、比較判定値DTとして“0”が出力される。
【0068】
アドレスデータ加減算ブロック18は、比較判定値DT=0のときに加算処理を実行し、比較判定値DT=1のときに減算処理を実行する。加減算処理の結果値は、到達アドレス保持レジスタ22に出力される。このアドレスデータ加減算ブロック18において加算処理対象及び減算処理対象となるのは、差分値d1と、アドレスデータ比較ブロック20からの加減フラグ(=1)である。
【0069】
到達アドレス保持レジスタ22は、アドレスデータ加減算ブロック18から出力された加減算処理の結果値を保持し、この加減算処理の結果値をアドレスデータ比較ブロック20とアドレスデータ加減算ブロック18に出力する。つまり、アドレスデータ加減算ブロック18の加減算処理の結果値は、到達アドレス保持レジスタ22に保持されることになる。
【0070】
識別コードレジスタ24には、ディフェクトリスト情報中の欠陥セクタアドレス(欠陥セクタ領域の物理アドレス)とリンクされた欠陥の種類がコード化された識別コード(要求識別コード)が入力される。識別コードレジスタ24は、入力された識別コードを保持するとともに、識別コード一致ブロック26に出力する。
【0071】
識別コード一致ブロック26には、予め、ディフェクトリスト情報内の識別コードが保持されている。一方で、識別コード一致ブロック26には、識別コードレジスタ24から出力される識別コードが入力される。識別コード一致ブロック26は、予め保持されている識別コードと、識別コードレジスタ24から出力される識別コードとを比較して、両者が一致した場合には、一致フラグを出力する。
【0072】
アドレスデータ比較ブロック20は、ディフェクトリスト情報内に含まれる欠陥セクタアドレス(欠陥セクタ領域の物理アドレス)の中から識別コード一致ブロック26で一致するものとして判定された欠陥セクタアドレスと、アドレスデータ加減算ブロック18からの到達アドレスとの大小の比較をする。比較は、各欠陥セクタアドレスについて行い、レジスタ比較器16からのDT信号が“1”の場合には、比較毎に欠陥セクタアドレスが到達アドレスより小さい、又は同じ値の場合のみ加減フラグを出力する。比較毎に欠陥セクタアドレスが到達アドレスより大きい場合は加算フラグを出力せず、到達フラグ1を到達フラグ加算ブロック28に出力する。レジスタ比較器16からのDT信号が“0”の場合には比較毎に欠陥セクタアドレスが到達アドレスより大きい、又は同じ値の場合のみ加減フラグを出力する。比較毎に欠陥セクタアドレスが到達アドレスより小さい場合は加算フラグを出力せず、到達フラグ1を到達フラグ加算ブロック28に出力する。
【0073】
ディフェクトリストロケーションアドレス加減算ブロック30は、レジスタ比較器16からのDT信号が“1”の場合にはアドレスデータ比較ブロック20からの加減フラグを加算処理し、DT信号が“0”の場合にはアドレスデータ比較ブロック20からの加減フラグを減算処理する。この処理により得たロケーションアドレス出力は、ディフェクトリスト情報内の次に読み込む識別コードのロケーションアドレスとなる。
【0074】
上記説明した各ブロックは、サーチスタートにより動作を開始し、検出クロック入力を基準に各ブロックは比較、加減算処理を行う。
アドレスデータ確認ブロック32は、サーチスタートにより動作を開始し、ディフェクトリストリードアドレスから得られたディフェクトリスト情報内の欠陥セクタアドレスの値が、ディフェクト情報内の欠陥セクタアドレスの終わりに存在するエンドデータ値である場合に、到達アドレスの値がこのディフェクトリスト情報の該当するゾーンのディスク上に存在するセクタ数(エンドアドレス)以上ではNGフラグを発生する。NGフラグを発生した場合には、要求セクタアドレスが存在するディスク内のセクタアドレスが該当するゾーン内に存在しないことになる。ここでエンドアドレス未満の場合には、到達フラグ2を出力する。その時、要求セクタアドレスが存在するディスク内のセクタアドレスは到達アドレスの値となる。
【0075】
到達フラグ加算ブロック28は、到達フラグ1又は到達フラグ2を入力すると、到達フラグ出力を発行する。この到達フラグ出力が発行された時の到達アドレスが要求セクタアドレス(論理アドレスX)が存在するディスク内の目的のセクタアドレス(論理アドレスXに対応する物理アドレス)になる。
【0076】
指定STD比較器34は、プリセットデータ入力によりアドレスデータ値SDと差分値d2を設定して、指定アドレスレジスタ12の値がアドレスデータ値SDより小さく、かつレジスタ比較器16からの差分値d1が差分値d2より大きい場合にプリセット信号Aを出力する。プリセット信号Aは、任意に入力されるサーチ継続入力と加算された信号をプリセット信号Bとして、前指定アドレスレジスタ14、ディフェクトリストロケーションアドレス加減算ブロック30、到達アドレス保持レジスタ22に保持されているデータ値が、予め指定された値にプリセットされる(一般的にはアドレス“0”に設定される)。
【0077】
図12に示す取り込みディフェクトリスト情報は、並び替えられ、同じく図12に示す並び替えディフェクトリスト情報となる。つまり、セクタアドレス(物理アドレス)の小さい順番に並び替えられる。そして識別コードもセクタアドレスに付いて移動される。
【0078】
並び替えディフェクトリスト情報は、セクタアドレスの小さい側から順番に識別コードと合わせて、図11に示すディフェクトリストリードアドレス、ディフェクトリストリード識別コードに入力される。
【0079】
続いて、要求セクタアドレス(論理アドレスX)に対応したセクタアドレス(物理アドレスY)を探す処理について説明する。
指定アドレスレジスタ12に要求セクタアドレスを格納し、識別コードレジスタ24に再生されたディフェクトリスト情報に含まれた識別コードを格納する。そして、サーチスタートからアドレスを導き出す処理を開始する信号を入力する。開始すると、ディフェクトリスト情報からセクタアドレスと識別コードがアドレスデータ比較ブロック20と識別コード一致ブロック26に取り込まれる。もし、ディフェクトリスト情報内に欠陥セクタアドレスが存在しない場合は、ディフェクトリスト情報内のセクタアドレスとして存在しない固定アドレスをアドレスデータ比較ブロック20に取り込み、判定の結果、要求セクタアドレスと同じ値が到達アドレスに現れ、到達フラグを発行する。
【0080】
次に、ディフェクトリスト情報に欠陥セクタアドレスが存在しても要求セクタアドレスが存在する欠陥セクタアドレスより小さい値の場合には、欠陥セクタアドレスが存在しない場合と同じ要求セクタアドレスと同じ値が到達アドレスとなり到達フラグ出力を発行する。要求セクタアドレスのデータが存在するディスク上のセクタアドレスの値より小さい値の欠陥セクタアドレスが存在する場合には、アドレスデータ比較ブロック20で欠陥アドレスの値と要求セクタアドレスの値を比較し、欠陥アドレスの値が小さいとアドレスデータ加算ブロックで加算して、その値を到達アドレスとしてアドレスデータ比較ブロック20に入力して、欠陥アドレスの次の第2番目の欠陥アドレスとデータ比較を行う。このデータ比較を行う毎に、到達アドレスの値に1ステップ単位の加算をし、到達アドレスの値がディフェクトリスト情報の第3番目、第4番目と順番に比較して欠陥セクタの値より小さくなるまでアドレスデータ比較ブロック20とアドレスデータ加減算ブロック18で繰り返し加算を行った後、この加算後の到達アドレス出力の値が上記欠陥セクタアドレスの存在するゾーン内のセクタアドレス以内の場合は、アドレスデータ確認ブロック32より到達フラグ2を出力し、到達フラグ加算ブロック28を介して到達フラグ出力を発行する。
【0081】
ここで、ゾーン内のセクタアドレスを超える値に到達アドレスがなかった場合はアドレスデータ確認ブロック32よりNGフラグを発行する。NGフラグが発行されると、ゾーン内には要求セクタアドレスは存在しないことになる(到達アドレスと同じセクタアドレスが上記ゾーンに存在しないことになる)。
【0082】
上記動作により、到達フラグが発行された時点の到達アドレス出力の値が上記ゾーン内に存在する要求セクタアドレス(論理アドレスX)に対応するセクタアドレス(物理アドレスY)になり、その到達アドレスの値のセクタアドレス(物理アドレスY)にアクセスすることにより、目的のセクタに到達する。
【0083】
以上のように要求セクタアドレスとディフェクトリスト情報により要求セクタアドレスが存在するディスク上のセクタアドレスを探し出すことで、ディスク上のセクタにアクセスする必要がなく、高速処理が可能になり、1回のアクセスで目的の要求セクタアドレスの存在するセクタに到達することができる。かつ、前アクセスと次アクセスが接近している場合に、ディフェクトリスト情報から得る回数が最小で済むため、目的のセクタアドレス(到達アドレス)を得る処理が短時間で行うことができ、高速アクセスを実現することができる。
【0084】
【発明の効果】
この発明によれば、目的セクタ領域へのアクセス時間を短縮することが可能な光ディスク装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係る光ディスク装置の概略構成を示す図である。
【図2】ケース1のアクセス処理を説明するため物理アドレスと論理アドレスとの関係を示す図である。
【図3】ケース2のアクセス処理を説明するため物理アドレスと論理アドレスとの関係を示す図である。
【図4】ケース3のアクセス処理を説明するため物理アドレスと論理アドレスとの関係を示す図である。
【図5】アクセス処理全体を示すフローチャートである。
【図6】図5に示すフローチャートの論理アドレスX1に対するアクセス処理を説明するフローチャートである。
【図7】図5に示すフローチャートの論理アドレスX2に対するアクセス処理を説明するフローチャートである。
【図8】図7に示すフローチャートのアクセス処理1を説明するフローチャートである。
【図9】図7に示すフローチャートのアクセス処理2を説明するフローチャートである。
【図10】図7に示すフローチャートのアクセス処理3を説明するフローチャートである。
【図11】図1に示すアクセス制御部の概略構成を示す図である。
【図12】取り込みディフェクトリスト情報、及び並び替えディフェクトリスト情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…光ディスク装置
2…メイン制御部
4…アクセス制御部
6…モータ
8…光学ヘッド
10…信号処理部
OD…光ディスク
Claims (4)
- 光ディスクが情報記録領域及び欠陥管理領域を有し、この情報記録領域が連続する複数のセクタ領域を含み、これら複数のセクタ領域には物理アドレスとして前記情報記録領域上の絶対位置を示すシリアルナンバーが順に付与されており、前記欠陥管理領域には欠陥セクタ領域の物理アドレスが記録されており、このような光ディスクに対して、光ビームを照射し、この光ビームの光ディスクからの反射光を検出して、光ディスクに記録されている情報を再生する再生手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、アクセスの起点となる物理アドレス1のセクタ領域から物理アドレスX1のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D1を算出し、物理アドレス(X1+D1)を論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1として設定する第1の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、物理アドレス1のセクタ領域を起点として、前記第1の設定手段により設定された物理アドレスY1のセクタ領域にアクセスする第1のアクセス手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするとき、論理アドレスX1及び論理アドレスX2の大小を比較する比較手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が大きいことが判明した場合には、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、物理アドレス(Y1+1)のセクタ領域から物理アドレス{Y1+(X2−X1)}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D2を算出し、物理アドレス{Y1+(X2−X1)+D2}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する第2の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が大きいことが判明した場合には、物理アドレスY1のセクタ領域を起点として、前記第2の設定手段により設定された物理アドレスY2のセクタ領域にアクセスする第2のアクセス手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明した場合には、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、物理アドレス(Y1−1)のセクタ領域から物理アドレス{Y1−(X1−X2)}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D3を算出し、物理アドレス{Y1−(X1−X2)+D3}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する第3の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明した場合には、物理アドレスY1のセクタ領域を起点として、前記第3の設定手段により設定された物理アドレスY2のセクタ領域にアクセスする第3のアクセス手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクが情報記録領域及び欠陥管理領域を有し、この情報記録領域が連続する複数のセクタ領域を含み、これら複数のセクタ領域には物理アドレスとして前記情報記録領域上の絶対位置を示すシリアルナンバーが順に付与されており、前記欠陥管理領域には欠陥セクタ領域の物理アドレスが記録されており、このような光ディスクに対して、光ビームを照射し、この光ビームの光ディスクからの反射光を検出して、光ディスクに記録されている情報を再生する再生手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、アクセスの起点となる物理アドレス1のセクタ領域から物理アドレスX1のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D1を算出し、D1=0のときには物理アドレスX1を論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1に設定し、D1≠0のときには物理アドレス(X1+1)のセクタ領域から物理アドレス(X1+D1)のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D2を算出し、D2=0のときには物理アドレス(X1+D1)を論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1に設定し、D2≠0のときには物理アドレス(X1+D1+1)のセクタ領域から物理アドレス(X1+D1+D2)の間に含まれる欠陥セクタの数D3を算出し、D3=0のときには物理アドレス(X1+D1+D2)を論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1に設定する第1の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、物理アドレス1のセクタ領域を起点として、前記第1の設定手段により設定された物理アドレスY1のセクタ領域にアクセスする第1のアクセス手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするとき、論理アドレスX1及び論理アドレスX2の大小を比較する比較手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が大きいことが判明した場合には、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、物理アドレス(Y1+1)のセクタ領域から物理アドレス{Y1+(X2−X1)}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D4を算出し、D4=0のときには物理アドレス{Y1+(X2−X1)}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定し、D4≠0のときには物理アドレス{Y1+(X2−X1)+1}のセクタ領域から物理アドレス{Y1+(X2−X1)+D4}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D5を算出し、D5=0のときには物理アドレス{Y1+(X2−X1)+D4}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定し、D5≠0のときには物理アドレス{Y1+(X2−X1)+D4+1}のセクタ領域から物理アドレス{Y1+(X2−X1)+D4+D5}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D6を算出し、D6=0のときには物理アドレス{Y1+(X2−X1)+D4+D5}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する第2の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が大きいことが判明した場合には、物理アドレスY1のセクタ領域を起点として、前記第2の設定手段により設定された物理アドレスY2のセクタ領域にアクセスする第2のアクセス手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明した場合には、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、物理アドレス(Y1−1)のセクタ領域から物理アドレス{Y1−(X1−X2)}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D7を算出し、D7=0のときには物理アドレス{Y1−(X1−X2)}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定し、D7≠0のときには物理アドレス{Y1−(X1−X2)−1}のセクタ領域から物理アドレス{Y1−(X1−X2)−D7}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D8を算出し、D8=0のときには物理アドレス{Y1−(X1−X2)−D7}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定し、D8≠0のときには物理アドレス{Y1−(X1−X2)−D4−1}のセクタ領域から物理アドレス{Y1−(X1−X2)−D7−D8}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D9を算出し、D9=0のときには物理アドレス{Y1−(X1−X2)−D7−D8}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する第3の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明した場合には、物理アドレスY1のセクタ領域を起点として、前記第3の設定手段により設定された物理アドレスY2のセクタ領域にアクセスする第3のアクセス手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクが情報記録領域及び欠陥管理領域を有し、この情報記録領域が連続する複数のセクタ領域を含み、これら複数のセクタ領域には物理アドレスとして前記情報記録領域上の絶対位置を示すシリアルナンバーが順に付与されており、前記欠陥管理領域には欠陥セクタ領域の物理アドレスが記録されており、このような光ディスクに対して、光ビームを照射し、この光ビームの光ディスクからの反射光を検出して、光ディスクに記録されている情報を再生する再生手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、アクセスの起点となる物理アドレス1のセクタ領域から物理アドレスX1のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D1を算出し、物理アドレス(X1+D1)を論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1として設定する第1の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、物理アドレス1のセクタ領域を起点として、前記第1の設定手段により設定された物理アドレスY1のセクタ領域にアクセスする第1のアクセス手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするとき、論理アドレスX1及び論理アドレスX2の大小を比較する比較手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が大きいことが判明した場合には、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、物理アドレス(Y1+1)のセクタ領域から物理アドレス{Y1+(X2−X1)}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D2を算出し、物理アドレス{P1+(X2−X1)+D2}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する第2の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が大きいことが判明した場合には、物理アドレスY1のセクタ領域を起点として、前記第2の設定手段により設定された物理アドレスY2のセクタ領域にアクセスする第2のアクセス手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明し、論理アドレスX1の値と論理アドレスX2の値との差分値が論理アドレスX2の値以下の場合には、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、物理アドレス(P1−1)のセクタ領域から物理アドレス{P1−(X1−X2)}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D3を算出し、物理アドレス{P1−(X1−X2)+D3}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する第3の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明し、論理アドレスX1の値と論理アドレスX2の値との差分値が論理アドレスX2の値以下の場合には、物理アドレスY1のセクタ領域を起点として、前記第3の設定手段により設定された物理アドレスY2のセクタ領域にアクセスする第3のアクセス手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明し、論理アドレスX1の値と論理アドレスX2の値との差分値が論理アドレスX2の値より大きいの場合には、アクセスの起点となる物理アドレス1のセクタ領域から物理アドレスX2のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D4を算出し、物理アドレス(X1+D4)を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する第4の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明し、論理アドレスX1の値と論理アドレスX2の値との差分値が論理アドレスX2の値より大きい場合には、物理アドレス1のセクタ領域を起点として、前記第4の設定手段により設定された物理アドレスY2のセクタ領域にアクセスする第4のアクセス手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクが情報記録領域及び欠陥管理領域を有し、この情報記録領域が連続する複数のセクタ領域を含み、これら複数のセクタ領域には物理アドレスとして前記情報記録領域上の絶対位置を示すシリアルナンバーが順に付与されており、前記欠陥管理領域には欠陥セクタ領域の物理アドレスが記録されており、このような光ディスクに対して、光ビームを照射し、この光ビームの光ディスクからの反射光を検出して、光ディスクに記録されている情報を再生する再生手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、アクセスの起点となる物理アドレス1のセクタ領域から物理アドレスX1のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D1を算出し、D1=0のときには物理アドレスX1を論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1に設定し、D1≠0のときには物理アドレス(X1+1)のセクタ領域から物理アドレス(X1+D1)のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D2を算出し、D2=0のときには物理アドレス(X1+D1)を論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1に設定し、D2≠0のときには物理アドレス(X1+D1+1)のセクタ領域から物理アドレス(X1+D1+D2)の間に含まれる欠陥セクタの数D3を算出し、D3=0のときには物理アドレス(X1+D1+D2)を論理アドレスX1に対応する物理アドレスY1に設定する第1の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスするとき、物理アドレス1のセクタ領域を起点として、前記第1の設定手段により設定された物理アドレスY1のセクタ領域にアクセスする第1のアクセス手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするとき、論理アドレスX1及び論理アドレスX2の大小を比較する比較手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が大きいことが判明した場合には、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、物理アドレス(Y1+1)のセクタ領域から物理アドレス{Y1+(X2−X1)}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D4を算出し、D4=0のときには物理アドレス{Y1+(X2−X1)}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定し、D4≠0のときには物理アドレス{Y1+(X2−X1)+1}のセクタ領域から物理アドレス{Y1+(X2−X1)+D4}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D5を算出し、D5=0のときには物理アドレス{Y1+(X2−X1)+D4}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定し、D5≠0のときには物理アドレス{Y1+(X2−X1)+D4+1}のセクタ領域から物理アドレス{Y1+(X2−X1)+D4+D5}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D6を算出し、D6=0のときには物理アドレス{Y1+(X2−X1)+D4+D5}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する第2の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が大きいことが判明した場合には、物理アドレスY1のセクタ領域を起点として、前記第2の設定手段により設定された物理アドレスY2のセクタ領域にアクセスする第2のアクセス手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明し、論理アドレスX1の値と論理アドレスX2の値との差分値が論理アドレスX2の値以下の場合には、前記再生手段により再生された前記欠陥管理領域の情報に基づき、物理アドレス(Y1−1)のセクタ領域から物理アドレス{Y1−(X1−X2)}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D7を算出し、D7=0のときには物理アドレス{Y1−(X1−X2)}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定し、D7≠0のときには物理アドレス{Y1−(X1−X2)−1}のセクタ領域から物理アドレス{Y1−(X1−X2)−D7}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D8を算出し、D8=0のときには物理アドレス{Y1−(X1−X2)−D7}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定し、D8≠0のときには物理アドレス{Y1−(X1−X2)−D4−1}のセクタ領域から物理アドレス{Y1−(X1−X2)−D7−D8}のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D9を算出し、D9=0のときには物理アドレス{Y1−(X1−X2)−D7−D8}を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2として設定する第3の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明し、論理アドレスX1の値と論理アドレスX2の値との差分値が論理アドレスX2の値以下の場合には、物理アドレスY1のセクタ領域を起点として、前記第3の設定手段により設定された物理アドレスY2のセクタ領域にアクセスする第3のアクセス手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明し、論理アドレスX1の値と論理アドレスX2の値との差分値が論理アドレスX2の値より大きいの場合には、アクセスの起点となる物理アドレス1のセクタ領域から物理アドレスX2のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D10を算出し、D10=0のときには物理アドレスX2を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2に設定し、D10≠0のときには物理アドレス(X2+1)のセクタ領域から物理アドレス(X2+D10)のセクタ領域の間に含まれる欠陥セクタ領域の数D11を算出し、D11=0のときには物理アドレス(X2+D10)を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2に設定し、D11≠0のときには物理アドレス(X2+D10+1)のセクタ領域から物理アドレス(X2+D10+D11)の間に含まれる欠陥セクタの数D12を算出し、D12=0のときには物理アドレス(X2+D10+D11)を論理アドレスX2に対応する物理アドレスY2に設定する第4の設定手段と、
論理アドレスX1のセクタ領域にアクセスした後、論理アドレスX2のセクタ領域にアクセスするときであって、且つ前記比較手段により論理アドレスX1の値より論理アドレスX2の値が小さいことが判明し、論理アドレスX1の値と論理アドレスX2の値との差分値が論理アドレスX2の値より大きい場合には、物理アドレス1のセクタ領域を起点として、前記第4の設定手段により設定された物理アドレスY2のセクタ領域にアクセスする第4のアクセス手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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