JP2002207346A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002207346A
JP2002207346A JP2001001630A JP2001001630A JP2002207346A JP 2002207346 A JP2002207346 A JP 2002207346A JP 2001001630 A JP2001001630 A JP 2001001630A JP 2001001630 A JP2001001630 A JP 2001001630A JP 2002207346 A JP2002207346 A JP 2002207346A
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純 平林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像同時クリーニングによるトナーリサイクル
構成(クリーナレス)の画像形成装置について、像担持
体の帯電性能と、現像性を長期にわたり良好に維持させ
ること。 【解決手段】像担持体1の帯電装置2が非磁性導電粒子
mを用いた非磁性帯電方式であり、現像装置5が一成分
非磁性トナーtを用いた非磁性トナー非接触現像方式で
あること。トナーtが球形トナーであること。現像装置
5は現像剤が消費とともに順次トナー室から現像室に補
給される構成であること。非画像形成時に帯電部材2A
に交流を重畳したバイアスを印加する帯電部材清掃モー
ドを有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体・
静電記録誘電体等の像担持体を所定の極性・電位に一様
に帯電する行程を含む作像プロセスを適用して画像形成
を実行する複写機・プリンタ等の画像形成装置(画像記
録装置)に関する。
【0002】より詳しくは、像担持体の帯電手段とし
て、非磁性導電粒子を帯電粒子(帯電促進粒子)として
を用いた「非磁性粒子帯電」を採用している、転写方
式、トナーリサイクル構成(トナーリサイクルシステ
ム、トナーリサイクルプロセス、クリーナレスシステ
ム)の画像形成装置に関する。
【0003】
【従来の技術】i)非磁性粒子帯電 非磁性導電粒子(以下、帯電粒子と記す)を用いた帯電
装置は特開平10−307454〜307459号公報
等に開示されている。これは、被帯電体と、導電性と弾
性を有した表面を備え、被帯電体に接触させた、導電性
・弾性ローラを一般的とする帯電部材との少なくとも両
者の接触部に帯電粒子を介在させ、被帯電体と帯電部材
に速度差を持たせ、電圧を印加することで、被帯電体の
帯電を「放電帯電機構」よりも「直接注入帯電機構」を
支配的にしたものである。
【0004】帯電粒子は帯電補助を目的とした粒子であ
り、例えば、粒径10μm〜10nm、体積抵抗値1×
1012Ω・cm以下の、導電性酸化亜鉛等の非磁性導電
性金属酸化物粒子、その他の非磁性導電性無機物粒子或
いは有機物粒子、それらの混合物など各種の非磁性導電
粒子が使用可能である。
【0005】帯電接触部に上記のような帯電粒子が介在
することにより、第一に、該帯電粒子が減摩剤となって
帯電部材と被帯電体との摩擦力が低減されて帯電部材が
帯電接触部において被帯電体と速度差を持って接触でき
ると同時に、第二に、帯電粒子が帯電部材の凹凸を埋
め、帯電部材が帯電粒子を介して被帯電体に密に接触し
て帯電部材の被帯電体に対する接触性が向上される。
【0006】これにより、帯電接触部に存在する帯電粒
子が被帯電体表面を隙間なく摺擦することで被帯電体に
電荷を直接注入する。即ち帯電部材による被帯電体の帯
電は帯電粒子の存在により直接注入帯電機構が支配的に
なり、従来のローラ帯電等では得られなかった高い帯電
効率が得られ、帯電部材に印加した電圧とほぼ同等の電
位を被帯電体に与えることができ、低印加電圧でオゾン
レスの直接注入帯電を磁気ブラシ帯電装置よりも簡易な
構成で実現できるもので、電子写真画像形成装置や静電
記録画像形成装置において電子写真感光体や静電記録誘
電体等の像担持体を所定の極性・電位に一様に直接注入
帯電処理する帯電手段として有功である。
【0007】ここで、「放電帯電機構」は、接触帯電部
材と被帯電体との隙間に生じる放電現象による放電生成
物で被帯電体表面が帯電する機構である。
【0008】放電帯電系は接触帯電部材と被帯電体に一
定の放電しきい値を有するため、帯電電位より大きな電
圧を接触帯電部材に印加する必要がある。また、コロナ
帯電器に比べれば発生量は格段に少ないけれども放電生
成物を生じることが原理的に避けられないため、オゾン
など活性イオンによる弊害は避けられない。
【0009】また、「直接注入帯電機構」は、接触帯電
部材から被帯電体に直接に電荷が注入されることで被帯
電体表面が帯電する系である。直接帯電あるいは注入帯
電とも称される。
【0010】より詳しくは、中抵抗の接触帯電部材が被
帯電体表面に接触して、放電現象を介さずに、つまり放
電を基本的に用いないで被帯電体表面に直接電荷注入を
行うものである。
【0011】よって、接触帯電部材への印加電圧が放電
閥値以下の印加電圧であっても、被帯電体を印加電圧相
当の電位に帯電することができる。この直接注入帯電系
はイオンの発生を伴わないため放電生成物による弊害は
生じない。
【0012】しかし、直接帯電であるため、接触帯電部
材の被帯電体への接触性が帯電性に大きく効いてくる。
そこで接触帯電部材はより密に構成し、また被帯電体と
の速度差を多く持ち、より高い頻度で被帯電体に接触す
る構成をとる必要がある。
【0013】ii)トナーリサイクル構成 従来、転写方式の画像形成装置においては、被記録体へ
のトナー画像転写後の像担持体(以下、感光体と記す)
に残存する転写残りのトナー(現像剤)はクリーナ(ク
リーニング装置)によって感光体面から除去されて廃ト
ナーとなる。しかし廃トナーは出ないことが望ましく、
近年は環境問題への配慮と利用者の利便性の観点からト
ナーリサイクルシステムが考案され実現されている。
【0014】なかでも、クリーナを無くして、転写後の
感光体上の転写残トナーを現像装置によって感光体上か
ら除去し現像装置に回収・再用する装置構成にした「現
像同時クリーニング」によるトナーリサイクルシステム
は構成的に簡単であることからよく利用されている。
【0015】現像同時クリーニングとは、転写後に感光
体上に残留したトナーを次工程以降の現像時にかぶり取
りバイアス(現像装置に印加する直流電圧と感光体の表
面電位間の電位差であるかぶり取り電位差Vback)によ
って回収する方法である。この方法によれば、転写残ト
ナーは現像装置に回収されて次工程以後に再用されるた
め、廃トナーをなくし、メンテナンスに手を煩わせるこ
とも少なくすることができる。またクリーナレスである
ことでスペース面での利点も大きく、画像形成装置を大
幅に小型化できるようになる。
【0016】画像形成装置においては感光体の粒子帯電
とトナーリサイクルシステムと組み合わせることにより
放電レスで廃トナーの生じない環境に有利なプロセスを
構成することが可能となる。
【0017】iii)非磁性粒子帯電とトナーリサイクル
システム 画像形成装置においては感光体の粒子帯電とトナーリサ
イクルシステムと組み合わせることにより放電レスで廃
トナーの生じない環境に有利なプロセスを構成すること
が可能となる。
【0018】特に、非磁性粒子帯電とトナーリサイクル
システムを組み合わせることにより、帯電接触部への帯
電粒子の補充を、現像装置からトナーとともに感光体に
供給して帯電接触部に至らせて行なわせることが可能と
なる。
【0019】即ち、非磁性粒子帯電においては、帯電接
触部に介在する帯電粒子は帯電動作とともに少しずつ感
光体に付着して持ち去られることで減少していく。した
がって、帯電粒子は何らかの方法で帯電部材周辺に供給
することが必要となる。その供給方法として、帯電部材
に帯電粒子を直接塗布する方法、感光体に帯電粒子を塗
布して供給する方法などあるが、トナーリサイクルシス
テムとの適合を考慮して、帯電粒子を現像剤の一部とし
て現像装置の現像剤に混合しておくことで帯電接触部へ
の帯電粒子の補充を、現像装置からトナーとともに感光
体に供給して帯電接触部に至らせて行なわせるのであ
る。
【0020】即ち、現像行程を通してトナーとともに帯
電粒子を感光体上に現像し(付着させ、あるいは供給
し)、感光体から帯電部材に帯電粒子を供給することに
より、感光体クリーナ(ドラムクリーナ)を排除しトナ
ーの循環と帯電粒子の供給を行える利点を持つ。
【0021】iv)磁性トナー非接触現像 さらに、帯電粒子が非磁性であることから、現像装置と
しては一成分磁性トナーによる非接触現像方式(磁性ト
ナー非接触現像方式)を用いることで、画像品質的にも
優れたシステムを構成することが可能となる。
【0022】磁性トナー非接触現像方式は、AC重畳の
バイアス印加の効果もあり、高解像度で高安定な現像方
式として、低速機から中高速機まで幅広く利用されてい
る。現像装置(現像器)の構成としては、マグネットを
内包した非磁性の回転体としての現像スリーブ上に、ブ
レードにより層厚規制、あるいは磁気力規制により一定
の層厚、一定の電荷を持つトナー層をコートして現像を
行うものである。
【0023】磁性トナー非接触現像の特徴として、磁力
によるカブリ低減効果がある。トナーの電荷が不適正
(過帯電あるいは低帯電、極性反転)で、非画像部にト
ナーが現像されてしまうような場合、磁力により一定の
カブリ低減効果が得られる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た非磁性粒子帯電と、磁性トナー非接触現像方式を採用
した、トナーリサイクルシステムの画像形成装置におい
ては、現像装置の耐久に伴うカブリ増加、濃度低下が問
題となる。
【0025】再度、磁性トナー非接触現像の特徴につい
て整理する。磁性トナーは、トナーの電荷と現像バイア
スによるクーロン力のほかに一様に磁力を受ける。その
結果、適正電荷以外のあるいは反転電荷を持ったトナー
などによるカブリを低減する効果がある。
【0026】しかし、トナーリサイクル構成において耐
久試験を続けるとカブリが増加し問題となっている。こ
れは、現像装置内に劣化トナーが蓄積することが要因と
予想される。
【0027】トナーリサイクルプロセスにおいては、転
写残トナーを再度摩擦帯電し現像装置に回収し、再利用
するが、磁性トナーであるため不適正な電荷を持ったト
ナーも同様に回収されてしまう。このため、現像装置内
ではトナーの劣化が進行し、カブリ増加や濃度低下など
の現像不良となって現れると予想する。
【0028】もちろん、現像バイアス設定などにより、
現像するあるいは取り込まれるトナーの選択性を調整す
ることも可能であり、前述の現像劣化を改善する方向も
あるが、バイアスを変更した場合、画像解像度や先鋭度
といった画質とのバランスが問題となり調整が難しいと
いうことで問題となる。
【0029】また、印字初期において、過剰に帯電粒子
が感光体に供給されて弊害を生じている。出力画像上に
帯電粒子がムラとなって確認されることがある。これ
は、帯電粒子が非磁性であるのに対し、トナーが磁性で
あり磁気力とともに現像されるため、特に帯電粒子量の
多い初期において、感光体上に多量の帯電粒子が現像
(付着)され、その上にトナーが現像されることにな
る。その結果、被記録体(記録紙)に転写されるとトナ
ー画像上に帯電粒子がムラとなって現れるのではないか
と予想される。
【0030】本発明は、像担持体の帯電手段として非磁
性粒子帯電を採用している、転写方式、トナーリサイク
ル構成の画像形成装置として、上記のような問題点を解
消したものを提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手投】本発明は下記の構成を特
徴とする画像記録装置である。
【0032】(1)像担持体と、像担持体に接触し、電
圧が印加される帯電部材により像担持体面を帯電する帯
電装置と、像担持体の帯電処理面に静電潜像を形成する
情報書き込み装置と、像担持体面に形成された静電潜像
をトナー画像として現像する現像装置と、像担持体上の
トナー画像を被記録体に転写する転写装置と、を有し、
転写行程後の像担持体表面に残留したトナーを少なくと
も帯電装置の帯電部材に一時担持し、像担持体を通して
再度現像装置に回収するトナーリサイクル構成の画像形
成装置であり、帯電装置の帯電部材は、粒径が10μm
〜10nmである非磁性導電粒子を主成分とする帯電粒
子と、導電性と弾性を有した表面を備え、帯電粒子を担
持する帯電粒子担持体により構成され、帯電粒子は像担
持体に接触し像担持体表面を帯電する機能をもつととも
に、帯電粒子を含む帯電粒子担持体上に担持した粒子の
抵抗が1012から10-1Ω・cmであり、該粒子の担持
量がを該帯電粒子担持体表面粗さRa μmで除した値が
0.005から1mg/cm2/μmであり、前記帯電粒
子担持体上を被覆している帯電粒子の割合を被覆率Rc
とした場合、1≧Rc≧0.2であり、現像装置は、非
磁性トナーと帯電粒子の混合剤を備え、該混合剤をトナ
ー担持体上にコートするとともに、トナー担持体には像
担持体に対して所定のバイアスが印加されていることを
特徴とする画像形成装置。
【0033】この構成により、電荷不適正なトナーの現
像装置への混入を防ぎ、特に耐久時の現像特性の低下を
防止することが可能となる。従って、濃度低下やカブリ
増加など現像装置劣化に起因する画像不良を改善するこ
とが可能となる。加えて、帯電粒子の供給の観点から
も、現像剤(トナーと帯電粒子の混合剤)がすべて非磁
性で構成されるため、トナーと帯電粒子の現像(供給)
も安定して行えるとともに、トナーと帯電粒子が偏りな
く現像されるためトナー画像上に帯電粒子ムラが現れる
こともなくなる。
【0034】(2)該現像装置のトナー担持体に接触し
トナーを供給するトナー供給部材を配するとともに、該
トナー供給部材のゴム硬度が該帯電部材の硬度より低く
設定した(1)記載の画像記録装置を構成することによ
り、僅か混入する劣化トナーに対しても現像畿内でトナ
ー劣化が促進することを防止し性能を維持することが可
能となる。
【0035】(3)該現像装置において、該トナー担持
体は該像担持体に対し一定の距離をもって配置した
(1)または(2)記載の画像形成装置を構成すること
により付着力により電荷不適正なトナーが現像器に回収
されるのを防止し画像不良を一層改善することが可能と
なる。
【0036】(4)現像装置に用いるトナーの形状係数
SF−1が100から160、形状係数SF−2が10
0から140であることを特徴とする(1)から(3)
に記載の画像形成装置。
【0037】この構成により、適正な電荷特性を持つこ
とが可能になるのと同時に、トナーリサイクルプロセス
においてもトナーの正規化が容易に行えるため、耐久時
の劣化を防止するとともに、カブリのレベルを向上する
効果がある。加えて、帯電部材の汚染も防げるため像担
持体の帯電性能も向上することが可能となる。
【0038】(5)現像装置は、トナー担持体を含む現
像室と、トナーを蓄積するトナー室からなり、現像室内
のトナーが消費されるとともに一方的にトナー室から現
像室へトナーを供給することを特徴とする(1)〜
(4)に記載の画像形成装置。
【0039】この構成により、現像装置内の帯電粒子含
有量を一定に保ち現像特性を安定させるとともに、帯電
粒子の帯電部材への供給においても安定し行えるため、
像担持体への帯電性の維持と、帯電部においてトナー電
荷の正規化を催進し一層安定した画像記録を行える。
【0040】(6)帯電部材に対する電圧印加モードと
して、DC電圧を印加して像担持体を一様に帯電するA
モードと、非画像形成時においてDC電圧とAC電圧を
重畳した電圧を印加するBモードを有することを特徴と
する(1)から(5)のいずれかに記載の画像形成装
置。
【0041】この構成により、帯電部材上に付着したト
ナーを吐き出すことにより像担持体への帯電能力を安定
に保つことができるが、劣化トナーの吐き出しも同時に
起きやすくなるが、この場合でも非磁性トナーによる現
像を行うことにより、現像装置に劣化トナーが回収され
るのを防止し、安定した現像を繰り返すことが可能とな
る。
【0042】(7)像担持体の帯電面に静電潜像を形成
する情報書き込み装置が像露光装置であることを特徴と
する(1)から(6)のいずれかに記載の画像形成装
置。
【0043】
【発明の実施の形態】《実施例1》図lは本発明に従う
画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置
は、転写式電子写真プロセス利用、非磁性粒子帯電(直
接注入帯電)方式、非磁性トナー非接触現像方式、トナ
ーリサイクルプロセス(クリーナレスシステム)のレー
ザプリンタ(記録装置)である。
【0044】(1)プリンタの全体的概略構成 1は像担持体であり、本例ではφ30mmの回転ドラム
型の負極性OPC感光体(ネガ感光体、以下、感光ドラ
ムと記す)である。この感光ドラム1は矢印の時計方向
に周速度100mm/sec(=プロセススピードP
S、印字速度)の一定速度をもって回転駆動される。
【0045】2は非磁性粒子帯電方式の帯電装置であ
り、接触帯電部材としての帯電ローラ2Aと、該帯電ロ
ーラに対する帯電バイアス印加電源S1を有する。
【0046】帯電ローラ2Aは、芯金2aと、この芯金
2aの外周りに同心一体にローラ状に形成した帯電粒子
担持体としてのゴムあるいは発泡体の弾性・中抵抗層2
bからなり、更に、この弾性・中抵抗層2bの外周面に
帯電粒子(非磁性導電粒子)mを担持させて構成され
る。
【0047】この帯電ローラ2Aは感光ドラム1に所定
の侵入量をもって押圧当接させて、所定幅の帯電接触部
nを形成させている。帯電ローラ2Aに担持させた帯電
粒子mが帯電接触部nにおいて感光ドラム1面に接触す
る。
【0048】帯電ローラ2Aは感光ドラム1と同じ矢印
の時計方向に回転駆動され、帯電接触部nにおいて感光
ドラム1の回転方向と逆方向(カウンター)で回転する
ことで、帯電粒子mを介して感光ドラム1面に対して速
度差を持って接触する。
【0049】感光ドラム1に対する帯電ローラ2Aの相
対速度差は、帯電ローラ2Aと逆方向(感光ドラム1の
回転に順回転方向)に周速度を異ならせて回転駆動させ
ることでも持たせることができる。ただ、直接注入帯電
の帯電性は感光ドラム1の周速と帯電ローラ2Aの周速
の比に依存するため、帯電ローラ2Aを感光ドラム1と
同じ方向に回転駆動させる方が回転数の点で有利であ
り、この構成にすることが好ましい。
【0050】画像形成装置の画像形成時には該帯電ロー
ラ2Aの芯金2aに帯電バイアス印加電源S1から所定
の帯電バイアスが印加される。
【0051】これにより、感光ドラム1の周面が直接注
入帯電方式で所定の極性・電位に一様に接触帯電処理さ
れる。本例では帯電ローラ2Aの芯金2aに帯電バイア
ス印加電源S1からDC電圧−700Vの帯電バイアス
を印加して、感光ドラム1面にその印加帯電バイアスと
ほぼ同じ帯電電位を得た。
【0052】4はレーザダイオード・ポリゴンミラー等
を含むレーザビームスキャナ(露光装置)である。この
レーザビームスキャナ4は目的の画像情報の時系列電気
ディジタル画素信号に対応して強度変調されたレーザ光
を出力し、該レーザ光で上記回転感光ドラム1の一様帯
電面を走査露光Lする。
【0053】この走査露光Lにより回転感光ドラム1の
面に目的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0054】5は現像装置であり、一成分非磁性トナー
(ネガトナー)を用いた反転現像装置である。回転感光
ドラム1面の静電潜像はこの現像装置5により現像部位
aにてトナー画像として現像される。現像装置5内には
現像剤としてトナーtと帯電粒子mとの混合剤を収容さ
せてある。
【0055】6は接触転写手段(転写帯電器)としての
中抵抗の転写ローラであり、感光ドラム1に所定に圧接
させて転写ニップ部bを形成させてある。この転写ニッ
プ部bに不図示の給紙部から所定のタイミングで被記録
体としての転写材(記録紙)Pが給紙され、かつ転写ロ
ーラ6に転写バイアス印加電源S3から所定の転写バイ
アス電圧が印加されることで、感光ドラム1側のトナー
画像が転写ニップ部bに給紙された転写材Pの面に順次
に転写されていく。
【0056】本例で使用の転写ローラ6は、芯金6aに
中抵抗発泡層6bを形成した、ローラ抵抗値5×108
Ωのものであり、+2.0kVの電圧を芯金6aに印加
して転写を行なった。転写ニップ部bに導入された転写
材Pはこの転写ニップ部bを挟持搬送されて、その表面
側に回転感光ドラム1の表面に形成担持されているトナ
ー画像が順次に静電気力と押圧力にて転写されていく。
【0057】7は熱定着方式等の定着装置である。転写
ニップ部bに給紙されて感光ドラム1側のトナー画像の
転写を受けた転写材Pは回転感光ドラム1の面から分離
されてこの定着装置7に導入され、トナー画像の定着を
受けて画像形成物(プリント、コピー)として装置外へ
排出される。
【0058】(3)帯電ローラ2A 帯電装置2の接触帯電部材としての帯電ローラ2Aは、
前記したように、芯金2aと、この芯金2aの外周りに
同心一体にローラ状に形成した帯電粒子担持体としての
ゴムあるいは発泡体の弾性・中抵抗層2bと、弾性・中
抵抗層2bの外周面にはあらかじめ塗布した帯電粒子m
からなる。
【0059】弾性・中抵抗層2bは樹脂(例えばウレタ
ン)、導電性粒子(例えばカーボンブラック)、硫化
剤、発泡剤等により処方され、芯金2aの上にローラ状
に形成した。その後必要に応じて表面を研磨した。そし
て最終的に直径6mm、長手長さ240mmの芯金2a
に、厚3mmのスポンジ2bを形成し、外径12mm、
スポンジ層長手長さ220mm、の導電性弾性ローラで
ある帯電ローラ2Aを作成した。
【0060】本実施例の帯電ローラ2Aのローラ抵抗を
測定したところ100kΩであった。ローラ抵抗は、帯
電ローラ2Aの芯金2aに総圧9.8N(1kg)の荷
重がかかるよう外径30mmのアルミドラムに帯電ロー
ラ2Aを圧着した状態で、芯金2aとアルミドラムとの
間に100Vを印加し、計測した。
【0061】ここで、接触帯電部材である帯電ローラ2
Aは電極として機能することが重要である。つまり、弾
性を持たせて被帯電体との十分な接触状態を得ると同時
に、移動する被帯電体を充電するに十分低い抵抗を有す
る必要がある。一方では被帯電体にピンホールなどの耐
圧欠陥部位が存在した場合に電圧のリークを防止する必
要がある。被帯電体として電子写真用感光体を用いた場
合、十分な帯電性と耐リーク性を得るには104〜107
Ωの抵抗が望ましい。
【0062】帯電ローラ2Aの表面は帯電粒子mを保持
できるようミクロな凹凸があるものが望ましい。
【0063】帯電ローラ2Aの硬度は、硬度が低すぎる
と形伏が安定しないために被帯電体との接触牲が悪くな
り、高すぎると被帯電体との間に帯電接触部nを確保で
きないだけでなく、被帯電体表面へのミクロな接触性が
悪くなる。また、接触部における、トナーへの機械的ス
トレスの観点からも、均一で低硬度の接触状態が好まし
い。具体的に、アスカーC硬度で15度から50度、が好ま
しく、更に20度から40度が良好な接触状態を構成でき
る。本実施例ではアスカーC硬度で30度のローラを使
用した。
【0064】帯電ローラ2Aの材質としては、弾性発泡
体に限定するものでは無く、弾性体の材料として、EP
DM、ウレタン、NBR、シリコーンゴムや、IR等に
抵抗調整のためのカーボンブラックや金属酸化物等の導
電性物質を分散したゴム材や、またこれらを発泡させた
ものがあげられる。また、特に導電性物質を分散せずに
イオン導電性の材料を用いて抵抗調整をすることも可能
である。
【0065】帯電ローラ2Aは被帯電体としての感光ド
ラム1に対して弾性に抗して所定の押圧力で圧接させて
配設し、本実施例では幅数mmの帯電接触部nを形成さ
せてある。
【0066】図2は帯電ローラ2Aと感光ドラム1の関
係を詳細に示したものである。帯電ローラ2Aはその両
端側に突出させた芯金2aの端部にそれぞれ芯金2aと
感光ドラム表面との距離を規制する回転体(スペーサコ
ロ)2cを回転自在に嵌着させてある。この回転体2c
の半径は5.7mmであり、帯電ローラ2Aの自由状態
時の半径6.0mmに比ベ0.3mmの差がある。
【0067】また、帯電ローラ2Aはその両側の芯金端
部をそれぞれ軸受部材2dで回転自由に軸受支持させて
感光ドラム1に略並行に配列し、その両側の軸受部材2
dをそれぞれ加圧ばね2eにより感光ドラム1方向に帯
電ローラ2Aの弾性・中抵抗層2bの弾性に抗して押圧
させて、回転体2cが感光ドラム1に当接して受け止め
られた状態になるまで帯電ローラ2Aを加圧接触させて
いる。
【0068】これにより、回転体2cの半径5.7mm
と帯電ローラ2Aの半径6.0mmの差分が帯電ローラ
2Aの感光ドラム1ヘの侵入量となり、所定幅の帯電接
触部nが形成される。
【0069】また本実施例では、この帯電ローラ2Aを
帯電接触部nにおいて帯電ローラ表面と感光体表面とが
互いに逆方向に等速で移動するよう凡そ160rpmで
矢印の時計方向に回転駆動させた。即ち接触帯電部材と
しての帯電ローラ2Aの表面は被帯電体としての感光ド
ラムlの面に対して速度差を持たせるようにした。本発
明における接触帯電部材として帯電ローラ2Aは帯電粒
子mを高密度に担持する必要からある程度の粗さが要求
される。平均粗さRaにして、1μmから500μmが
好ましい。
【0070】1μmよりも小さいと帯電粒子mを担持す
るための表面積が不足するとともに、絶縁物(たとえば
トナー)などがローラ表層に付着した場合その周辺がド
ラムに接触できなくなり、帯電性能が低下する。
【0071】また、粒子の保持能力について考慮した場
合、用いる帯電粒子の粒子径より大きな粗さを持つこと
が好ましい。
【0072】逆に500μmよりも大きいと、ローラ表
面の凹凸が被帯電体の面内帯電均一性を低下させること
になる。本例におけるRaは50μmであった。
【0073】平均粗さRaの測定には、キーエンス社製
表面形状測定顕微鏡VF−7500、VF7510を用
い対物レンズ250倍から1250倍を用い非接触にて
ローラ表面の形状及びRaの測定を行った。
【0074】(3)帯電粒子担持量、被覆率 帯電ローラ2Aにおける粒子の担持量はローラ表面の平
均粗さRaにより適切に保つ必要がある。つまり担持量を
平均粗さRaで除した値が0.005から1、より好まし
くは、0.02から0.3mg/cm2/μmであるこ
とが望ましい。
【0075】ただし、本構成はトナーリサイクル構成で
あるため、多くのトナーが帯電ローラ表面を汚染する。
トナーは摩擦帯電による電荷を表面に維持するため抵抗
値としては1013Ω・cm以上の抵抗を有する。従っ
て、帯電ローラ2Aがトナーにより汚染されると、帯電
ローラ2A上に担持している粒子抵抗が増加し帯電性能
が低下する。たとえ、帯電粒子mの抵抗が低くとも、ト
ナーtの混入により担持している粉体の抵抗は上昇し帯
電性に障害を生じる。従って、担持量を平均粗さRaで除
した値が0.005から1、より好ましくは、0.02
から0.3mg/cm2/μmであっても、その成分に
多くのトナーが含まれていることがあり,当然帯電性能
は低下する。この場合、担持粒子の抵抗が上昇しその状
況を捉えることができる。つまり、実使用状態におい
て、帯電ローラ2Aに担持している粒子(トナーや紙粉
などの混入物も含む)を前記した方法で抵抗測定を行
い、その値が、10-1〜1012Ω・cmである。好まし
くは〜1010Ω・cmであることが必要となる。
【0076】更に、帯電粒子mの帯電における実効的な
存在量を把握するために、帯電粒子の被覆率を調整する
ことが更に重要となる。帯電粒子mは白色であるため、
磁性トナーの黒色と区別可能である。顕微鏡における観
察において白色を呈している領域を面積率として求め
る。被覆率が0.1以下の場合は帯電ローラ2Aの周速
度を高めても帯電性能としては不十分であることから帯
電粒子の被覆率を0.2〜1の範囲に保つことが重要と
なる。
【0077】また、担持量の調節は、基本的には、現像
装置5内に収容する現像剤t+mについて、帯電粒子m
のトナーtへの添加量の調整により行った。また、必要
に応じて、帯電ローラ2Aの外周の一部に弾性ブレード
を当接することにより調整を行った。部材を当接するこ
とにより、トナーの摩擦帯電極性を正規化する効果があ
り、帯電ローラ2Aに担持されている粒子量を調整する
ことが可能となる。
【0078】a)担持粒子の量及び抵抗測定 担持量の測定は、帯電ローラに担持している粒子を洗浄
し、粒子の重量および抵抗の測定を行った。
【0079】超音波洗浄器内にエタノールと水(1:
2)によりなる洗浄液を調合し、中にローラを浸し洗浄
を行った。洗浄を繰り返すとともにローラの表面を光学
顕微鏡などで確認し、必要に応じてローラ表面をブレー
ドなどにより摺擦しながら洗浄を繰り返し行うことによ
りローラ上の付着物を除去することができる。
【0080】得られた洗浄液は1〜2時間静置し明らかに
上澄みと分離できる場合は上澄みを除去する。その後、
105度で充分乾燥してローラの担持物を抽出した。
【0081】粒子抵抗の測定は前述した錠剤法に従う。
【0082】担持量は得られた粒子の総重量と帯電ロー
ラ2Aの表面積(ローラの長手長さおよび外径から算出
される)から、単位面積当たりの担持量として求める。
【0083】b)被覆率の測定 被覆率測定に関しては、ローラ当接条件に近い状態で顕
微鏡観察し、帯電粒子に覆われている面積を計測した。
具体的には、帯電バイアスを印加しない状態で感光ドラ
ム1及び帯電ローラ2Aの回転を停止し、感光ドラム1
及び帯電ローラ2Aの表面をビデオマイクロスコープ
(OLYMPUS製OVM100N)及びデジタルスチ
ルレコーダ(DELTIS製SR−3100)で撮影し
た。帯電ローラ2Aについては、帯電ローラ2Aを感光
ドラム1に当接するのと同じ条件でスライドガラスに当
接し、スライドガラスの背面からビデオマイクロスコー
プにて該接触面を1000倍の対物レンズで撮影した。
その後、事前に計測した帯電粒子の色あるいは輝度を持
って粒子で被覆している領域を分離し面積率を求め被覆
率とした。また、色による判別が困難な場合は、ローラ
最表面の物質を蛍光X線分析装置SYSTEM3080
(理学電機工業(株)製)により行った。先ず、初期状
態において帯電粒子に覆われた帯電ローラとドラムの間
に、ポリエステルテープ(ニチバン製No550(#25))の粘
着面をローラに向けてはさみ、ドラムとローラを従動回
転してローラとドラムの接触を一度通過させる。このと
きテープ表面には、帯電ローラの最表面の粒子を一層サ
ンプリングすることになる。一方、印字テストを終えた
ローラについても同様にサンプリングを行なう。導電粒
子中に含まれる特定の元素について、含有量を定量する
ことにより、被覆率を求めることができる。つまり、導
電粒子のみを担持したローラのテープ試料を1として、
印字テスト後の試料の割合を算出し被覆率を求めること
が可能となる。
【0084】(4)現像装置5 本実施例の現像装置5は、前述したように、非磁性トナ
ー非接触現像方式の反転現像装置である。現像装置5の
現像容器5f内には現像剤として一成分非磁性トナーt
と帯電粒子mの混合剤を収容させてある。
【0085】5aはトナー担持搬送部材としての回転現
像スリーブ(現像ローラ)であり、現像容器5f内に収
容された現像剤t+mは回転現像スリーブ5a上を搬送
される過程において、規制ブレード5cで層厚規制及び
電荷付与を受ける。
【0086】現像スリーブ5aにコートされた現像剤t
+mはスリーブ5aの回転により、感光ドラム1とスリ
ーブ5aの対向部である現像部位(現像領域部)aに搬
送される。
【0087】5dは供給ローラであり、現像が終了した
現像スリーブ5a上の残留トナーを回収し、再度新たな
現像剤t+mを供給する役割も担っている。供給ローラ
5dは現像スリーブ5aに対し表面が互いに逆方向に移
動するよう回転駆動される。供給ローラは例えばウレタ
ンフォームのような発泡体で構成することが好ましく。
その発泡セルは100から700μmがトナーの除去と
供給の観点から望ましい。
【0088】本発明では特に、トナーに対する機械的ス
トレスなどによるトナー電荷特性の劣化が問題とされ
る。現像スリーブと供給ローラの摺擦部においてトナー
特性劣化の要因となる場合がある。この点について供給
ローラは所望の硬度特性を有することが望ましい。これ
は、トナーの機械的特性とも関係し絶対的な硬度として
設定することは難しい。あくまで、機内に各部で同等以
下の機械的ストレス以下に設定することが望ましい。特
に、ドラム帯電時に受ける強度との関係が重要となる。
すなわち、ドラムの帯電における接触状態に比べより低
ストレスに接触することにより、トナーの劣化が現像器
で促進されるのを防止することが必要となる。つまり、
供給ローラの硬度は帯電ローラの硬度より低く設定する
必要がある、具体的に供給ローラのゴム硬度(アスカー
C)は、5度から30度好ましくは8から15度が良好
であったが、あくまで同時に使用する帯電ローラの硬度
を超えるものではない。5eは現像容器5f内の現像剤
t+mの回転攪拌部材である。
【0089】現像スリーブ5aには現像バイアス印加電
源S2より現像バイアス電圧が印加される。本実施例に
おいて、現像バイアス電圧はDC電圧−500VにAC
電圧=ピーク間電圧1600V、周波数1.8kHz、
矩形波の重畳電圧とした。
【0090】これにより、感光ドラム1側の静電潜像が
トナーtにより反転現像される。
【0091】a)トナーt:トナーは一般的な粉砕法に
よる一成分非磁性トナーを用いた。例えばスチレンアク
リル樹脂を結着樹脂として、負電荷制御剤を混合し混
練、粉砕、分級の各行程を経て作成し、さらに帯電粒子
mや流動化剤などを外添剤として添加して作成されたも
のである。トナーの平均粒径(D4)は7μmであっ
た。
【0092】b)帯電粒子m:本実施例では、帯電粒子
(非磁性導電粒子)として、比抵抗が106Ω・cm、
平均粒径3μmの導電性酸化亜鉛を用いた。そして、帯
電粒子mとしての酸化亜鉛分を、分級後のトナーt10
0重量部に対して3重量部添加し混合機により均一に分
散させて現像装置内に収容させた。
【0093】帯電粒子mの材料としては他の金属酸化物
などの導電性無機粒子や有機物との混合物、あるいは、
これらに表面処理を施したものなど各種の非磁性導電粒
子が使用可能である。
【0094】粒子抵抗は粒子を介した電荷の授受を行う
ため比抵抗としては1012Ω・cm以下が必要であり、
好ましくは1010Ω・cm以下望ましい。
【0095】抵抗測定は、前述した錠剤法により測定し
正規化して求めた。
【0096】粒径は良好な帯電均一性をえるために10μ
m以下が望ましい。本発明において、粒子が凝集体を構
成している場合の粒径は、その凝集体としての平均粒径
として定義した。粒径の測定には、電子顕微鏡による観
察から100個以上抽出し、水平方向最大弦長を持って
体積粒径分布を算出しその50%平均粒径を持って決定
した。
【0097】帯電粒子は一次粒子の状態で存在するばか
りでなく、二次粒子の凝集した状態で存在することもな
んら問題はない。どのような凝集状態であれ、凝集体と
して帯電粒子としての機能が実現できればその形態は重
要ではない。
【0098】帯電粒子は特に感光体の帯電に用いる場合
に潜像露光の妨げにならないよう白色または透明に近い
ことが望ましい。さらに、帯電粒子が感光体上から被記
録体としての転写材Pに一部転写されてしまうことを考
えると、カラー記録では無色あるいは白色のものがのぞ
ましい、また、画像露光時に粒子による光散乱を防止す
るためにもその粒径は構成画素サイズ以下であることが
望ましい。粒径の下限値としては粒子として安定にえら
れるものとして10nmが限界と考えられる。
【0099】さらに、帯電粒子が感光体上から転写材P
に一部転写されてしまうことを考えるとカラー記録では
無色、あるいは白色のものが望ましい。また、画像露光
時に粒子による光散乱を防止するためにもその粒径は構
成画素サイズ以下であることが望ましい。粒径の下限値
としては、粒子として安定に得られるものとして10n
mが限界と考えられる。
【0100】(5)直接注入帯電 現像装置5に収容されたトナーtと帯電粒子mの混合剤
中の帯電粒子mは感光ドラム1の静電潜像のトナー現像
時にトナーとともに適当量が感光ドラム1に移行する。
【0101】感光ドラム1上のトナー画像は転写ニップ
部bにおいて転写バイアスの影響で転写材P側に引かれ
て積極的に移行するが、感光ドラム1上の帯電粒子mは
感光ドラム1上に実質的に付着保持されて残留する。ま
た感光ドラム1面に実質的に付着保持される帯電粒子m
の存在によりトナー画像の感光ドラム1側から転写材P
側への転写効率が向上する効果が得られる。
【0102】そしてトナーリサイクルプロセスの画像形
成装置はクリーナを用いないため、転写後の感光ドラム
1面に残存する転写残トナー及び上記の残存帯電粒子は
感光ドラム1と接触帯電部材である帯電ローラ2Aの帯
電接触部nに感光ドラム1の回転でそのまま持ち運ばれ
て帯電ローラ2Aに付着混入する。
【0103】従って、感光ドラム1と帯電ローラ2Aと
の帯電接触部nにこの帯電粒子mが存在した状態で感光
ドラム1の接触帯電が行われる。なお、印字初期におい
ては帯電ローラ表面に帯電粒子が供給されず帯電が行え
ないので帯電ローラ表面にはあらかじめ帯電粒子を塗布
しておくことを可とする。
【0104】この帯電粒子mの存在により帯電ローラ2
Aにトナーが付着混入した場合でも、帯電ローラ2Aの
感光ドラム1への緻密な接触性と接触抵抗を維持できる
ため、接触帯電部材が帯電ローラのような簡易な部材で
あり、しかも帯電ローラの転写残トナーによる汚染にか
かわらず、該帯電ローラ2Aによる感光ドラム1への直
接注入帯電を行わせることができる。
【0105】つまり、帯電ローラ2Aが帯電粒子mを介
して密に感光体に接触して、帯電ローラ2Aと感光ドラ
ム1の帯電接触部nに存在する帯電粒子mが感光ドラム
1表面を隙間なく摺擦することで、帯電ローラ2Aによ
る感光ドラム1の帯電は帯電粒子mの存在により放電現
象を用いない安定かつ安全な直接注入帯電が支配的とな
り、一般的に用いられているローラ帯電などではえられ
なかった高い帯電効率が得られ、帯電ローラ2Aに印加
した電圧とほば同等の電位を感光体に与えることができ
る。
【0106】また、帯電ローラ2Aに付着・混入した転
写残トナーは帯電ローラ2Aから徐々に感光ドラム1上
に吐き出されて感光ドラム1面の移動とともに現像部a
に至り、現像装置5において現像同時クリーニング(回
収)される(トナーリサイクルプロセス)。
【0107】現像同時クリーニングは前述したように、
転写後に感光ドラム1上に残留したトナーを引き続く画
像形成行程の現像時、即ち引き続き感光ドラム1を帯電
し、露光して潜像を形成し、その潜像の現像時において
現像装置5のカブリ取りバイアス、即ち現像装置5に印
加する直流電圧と感光ドラム表面電位感の電位差である
カブリ取り電位差Vbackによって回収するものである。
【0108】本実施例におけるプリンタのように反転現
像の場合では、この現像同時クリーニングは、感光ドラ
ム1の暗部電位から現像スリーブ5aにトナーを回収す
る電界と、現像スリーブ5aから感光ドラム1の明部電
位ヘトナーを付着させる電界の作用でなされる。
【0109】また、帯電ローラ2Aから帯電粒子mが脱
落しても、画像形成装置が稼働されることで、現像装置
5内の現像剤t+mに含有する帯電粒子mが現像部aで
感光ドラム1面に移行し該感光ドラム1の回転により転
写ニップ部bを経て帯電接触部nに持ち運ばれて帯電ロ
ーラ2Aに逐次に供給され続けるため、帯電粒子mの存
在による良好な帯電性が安定して維持される。
【0110】かくして、直接注入帯電方式、転写方式、
トナーリサイクルプロセスの画像形成装置において、接
触帯電部材としての帯電ローラ2Aを使用して、しかも
該帯電ローラ2Aの転写残トナーによる汚染にもかかわ
らず、低印加電圧でオゾンレスの直接注入帯電を長期に
渡り安定に維持させることができ、均一な帯電性を与え
ることができ、オゾン生成物による障害、帯電不良によ
る障害などのない、簡易な構成低コストな画像形成装置
を得ることができる。
【0111】特に本発明では、現像装置5から感光ドラ
ム1を通して帯電粒子mを帯電ローラ2Aヘ供給するこ
とに関して、安定化を図ることができる。つまり、帯電
粒子mと同様に非磁性のトナーtを用いることで、帯電
粒子mとトナーtの偏りを低減し、特に初期に過剰に帯
電粒子mが供給されることを防止する。
【0112】帯電ローラ2Aと感光ドラム1との間に速
度差を設けることにより、帯電ローラ2Aと感光ドラム
1の帯電接触部nにおいて帯電粒子mが感光ドラム1に
接触する機会を格段に増加させ、高い接触性を得ること
ができ、容易に直接注入帯電を可能にする。
【0113】速度差を設ける構成として、好ましくは帯
電接触部nに持ち運ばれる感光ドラム1上の転写残トナ
ーを帯電ローラ2Aに一時的に回収しならすために、帯
電ローラ2Aを回転駆動し、さらに、その回転方向は感
光ドラム1表面の移動方向とは逆方向に回転するように
構成することが望ましい。即ち、逆方向回転で感光ドラ
ム1上の転写残トナーを一旦引き離し帯電を行うことに
より優位に直接注入帯電を行うことができる。
【0114】(6)現像特性の維持 トナーリサイクルプロセスにより一度現像されたトナー
が転写残となり帯電装置2を通して再生化され再度現像
に用いる。現像においては劣化トナーの現像装置内蓄積
が要因となり現像特性を低下させることがあった。しか
し、本発明ではトナーtを非磁性とすることによりトナ
ーtの磁力による回収を止め、劣化トナーの回収を防ぐ
とともに、現像畿内での劣化の促進を防止することで、
現像装置5の性能を維持することが可能となった。特
に、非磁性一成分現像器においては、供給ローラのゴム
硬度を帯電ローラの硬度以下に設定することにより、現
像畿内でのトナーの特性低下を防止し性能を維持するこ
とが可能となった。
【0115】《実施例2》本実施例では、実施例1に対
し、トナーtの形状を変えた構成を示す。
【0116】本発明において、トナーtの形状は、均一
な形状、つまり球形状又は略球形状であることが好まし
い。
【0117】トナー形状を球形にすることにより、帯電
接触部nにおいて帯電ローラ2Aの帯電粒子担持体とし
てのゴムあるいは発泡体の弾性・中抵抗層2bの気泡内
にトナーtが侵入しても、気泡内や気泡間でトナーがス
ムーズに流動することができる。気泡内に侵入してしま
ったトナーは、帯電接触部nでの帯電ローラ2Aの弾性
変形により気泡外に容易に押し出されることができ、気
泡内に詰め込まれてしまうことを防止することができ
る。その結果、現像装置5から供給された感光ドラム1
上の帯電粒子mを、気泡内に十分量保持することができ
る。また、トナー詰め込みによる硬度変化も生じないた
め、帯電ローラ2Aのトルク変動やトナー融着も防止す
ることができる。
【0118】さらに、球形トナーは形状的に非常に転が
りやすく、帯電接触部nにおいては転がりながら帯電粒
子mと混合・摩擦されるので、均一に負極性に摩擦帯電
することができる。その結果、帯電接触部nを通過した
感光ドラム1上のトナーは現像領域aに到達すると、感
光ドラム1上と現像スリーブ5a間に形成される電界に
追従して、潜像がある場合には感光ドラム1上に、潜像
がない場合には現像スリーブ5a側に移動することがで
きる。つまり、磁力の影響はなく電荷により純粋に現像
が行われる。
【0119】上記の効果に加えて、形状が均一な球形ト
ナーを用いることにより転写効率をほぼ100%にする
ことができ、帯電接触部nに到達する転写残トナーの絶
対量も低減する効果もある。
【0120】また感光ドラム駆動開始時直後のように未
帯電トナーが大量に帯電接触部nに到達した場合でも、
所定時間の準備回転を行うことによって、帯電ローラ気
泡内にトナーが詰まることなく、未帯電トナーを負極性
化し、現像装置5に戻すことができる。
【0121】仮に未帯電のトナーが吐き出されても現像
では回収されず、再度帯電装置にて摩擦帯電される。そ
の結果、長期間にわたって現像同時クリーニングを確実
に行うことができるのである。
【0122】本発明ではトナーの球形度を表す形状係数
として、SF−1及びSF−2を用いた。
【0123】SF−1は、トナーの丸さ度合を表すもの
であり、完全な球形で100となり、値が大きくなるに
連れて球形から不定形になる。
【0124】SF−2は、トナーの凹凸度合を表すもの
であり、完全な球形で100となり、この値が大きくな
るに連れてトナー表面の凹凸が顕著になる。
【0125】本発明に適するSF−1及びSF−2の値
は、後述する実験結果(表1)より SF−1値=100〜160 SF−2値=100〜140 であり、より好ましくは SF−1値=100〜140 SF−2値=100〜120 である。
【0126】また、トナーの詰まりやすさは、トナーの
丸さ具合よりもトナー表面の凹凸具合の方が顕著に影響
が生じるため、上記条件を満たしつつ、 (SF−2値)/(SF−1値)の値 を1.0以下にすることが好ましい。
【0127】SF−1及びSF−2の値は、日立製作所
製FE−SEM(S−800)を用いて、倍率500倍
に拡大したトナー像を無作為に100個サンプリング
し、その画像情報をインターフェイスを介してニコレ社
製像解析装置(Luzex3)に導入して解析を行い、
下式より算出した値である(図3参照). SF−1値={(MXLNG)2/AREA}×(π/
4)×100 SF−2値={(PERI)2/AREA}×(1/4
π)×100 AREA:トナー投影面積 MXLNG:絶対最大長
PERI:周長 また、トナーヘの均一な電荷付与を行い、より高い転写
効率を得るために、個数分布における変動係数(A)が
35%以下であることが好ましい。変動係数(A)は下
式で表される。
【0128】変動係数(A)=(S/D1)×100 S:トナーの個数分布における標準偏差値 D1:トナー粒子の個数平均粒径(μm) また、高画質化を目的として微小ドットを忠実に現像す
るためには、トナー粒径は重量平均粒径で10μm以下
が好ましく、より好ましくは重量平均粒径4〜8μmで
ある。
【0129】個数分布の測定は、コールターカウンター
TAII型(コールター社製)を用いた。
【0130】また上述のような球形トナーの製法はさま
ざま有り、たとえば乳化重合法、懸濁重合法、分散重合
法などの重合反応を利用したものがよく利用される。ま
た、重合法以外にも、粉砕トナーを溶剤により溶解させ
ながら球形化する方法もあり、特に球形トナーを得る製
法は限定するものではない。
【0131】本実施例では、モノマーやワックスや荷電
制御剤や開始剤などを含む原材料を、分散剤を含む分散
媒(通常は水)中に懸濁化させ、重合反応によってトナ
ーを生成する懸濁重合法をもちいた。
【0132】さらに本実施例ではトナーtの帯電性能の
向上・制御をおこないやすくするため、トナー表面に帯
電粒子m以外の他の外添剤を添加した。外添剤として
は、たとえば金属酸化物(酸化アルミニウム、酸化チタ
ン、チタン酸ストロンチウム、酸化マグネシウム、酸化
錫等)や、炭化物(炭化珪素など)や、金属塩(硫酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウムなど)や、脂
肪酸金属塩(ステアリン酸亜鉛など)や、カーボンブラ
ック、シリカなどが用いられる。これらの外添剤は単独
で用いても、複数併用しても良いが、各々疎水化処理が
施されているものが好ましい。本実施例では、帯電粒子
mのほかに疎水化処理をしたシリカをトナー100重量
部に対して2重量部の割合でトナーtに添加した。
【0133】《実施例3》本実施例は、実施例1または
実施例2のプリンタにおいて、現像装置5の構成を以下
の構成に変更し構成したものである。その他のプリンタ
構成は実施例1または実施例2のプリンタと同様である
ので再度の説明は省略する。
【0134】即ち図4に示すように、本実施例において
は、現像装置5の現像容器5f内をを隔壁5gにより現
像スリーブ5a・規制ブレード5c・供給ローラ5dを
含ませた手前側の第1室(現像室)room1と、攪拌
部材5eを含ませた第2室(トナー室)room2に区
分させ、第2室room2内の現像剤t+mを攪拌部材
5eの動作で連通口5hから第1室room1へ逐次に
適量ずつ送り込むようにしたものである。その他の現像
装置構成は実施例1または実施例2のプリンタの現像装
置5と同じである。
【0135】印字とともに第1室room1内の現像剤
t+mの量は減少するが、その減少に応じて攪拌部材5
eを回転させて第2室room2内の現像剤t+mを第
1室room1内に供給することで、第1室room1内
の現像剤t+mの量をある一定範囲内に調整する。これ
により、現像剤t+mに含まれる帯電粒子mの割合を一
定に保つことができる。
【0136】《実施例4》本実施例は実施例1のプリン
タに対し「帯電ローラ清掃モード」を加えている。即ち
図5に示すように、帯電ローラ2Aに対するバイアス印
加電源S1を、DC電源VDCと、AC電源VACと、切り
換えスイッチSWで構成し、スイッチSWが接点側に切
り換えられたときは、帯電ローラ2Aに対してDC電源
DCのみから所定のDC電圧が印加される(Aモード:
非清掃モード)、またスイッチSWがB接点側に切り換
えられたときは、帯電ローラ2Aに対してDC電源VDC
とAC電源VACとから所定のDC電圧+AC電圧の重畳
電圧が印加される(Bモード:帯電ローラ清掃モー
ド)、ようにしてある。その他のプリンタ構成は実施例
1のプリンタと同様である。
【0137】帯電の阻害因子はトナーである。帯電ロー
ラ2Aに付着・混入した転写残トナーを、画像形成装置
の、例えば紙間等の非画像形成時において帯電ローラ2
Aから効率よく排除させる帯電ローラ清掃モード(接触
帯電部材清掃モード)を具備させて、これにより帯電ロ
ーラ2Aの転写残トナーによる汚染レベルを常に低く維
持させて、良好な帯電性、画像記録を長期に渡り安定に
維持させる。
【0138】即ち、接触帯電部材としての帯電ローラ2
Aに対する電圧印加モードとして、画像形成時におい
て、DC電圧を印加して像担持体としての感光ドラム1
を一様に帯電するAモード(非清掃モード)と、非画像
形成時においてDC電圧とAC電圧(クリーニングバイ
アス)を重畳した電圧を印加するBモード(帯電ローラ
清掃モード)を有し、該BモードにおけるAC電圧の周
波数を凡そ5〜500Hzとするものである。
【0139】a)Aモード 本実施例においては、プリンタの画像形成時には、不図
示のシーケンス制御回路により帯電バイアス印加電源S
1のスイッチSWがA接点側に切り換え制御されて、帯
電ローラ2Aの芯金2aにDC電源VDCのDC電圧−7
00Vが印加されることで、回転感光ドラム1面が該印
加DC電圧と略等しい電圧約−700Vに直接帯電さ
れ、画像形成が実行される。
【0140】b)Bモード 本実施例においては、プリンタの非画像形成時である紙
間時において、不図示のシーケンス制御回路により帯電
バイアス印加電源S1のスイッチSWがB接点側に切り
換え制御されて、DC電源VDCにAC電源VACが直列に
接続化されることで、帯電ローラ2Aの芯金2aに DC電圧:−700V AC電圧:ピーク間電圧200V、周波数例えば50H
z、矩形波の重畳電圧が印加される。
【0141】また、このBモード時において、現像装置
5の現像スリーブ5aには、画像形成時と同じく、 DC電圧:−500V AC電圧:ピーク間電圧1600V、周波数1.8kH
z、矩形波の重畳電圧を印加した。
【0142】これらのバイアス関係を維持することによ
り、帯電ローラ2A上で負に摩擦帯電されたトナーを感
光ドラム1上に現像し(帯電ローラ2A上のトナーの感
光ドラム1側への吐き出し)、更にそのトナーを現像装
置5のバックコントラストで回収することができる。
【0143】即ち、帯電の阻害因子となる帯電ローラ付
着トナーを非画像形成時に効率よく排除することによ
り、帯電性を維持することができる。
【0144】《評 価》 (1)比較例1 本比較例1は、以下の点で実施例1のプリンタと異なる
従来例である。図6はこの比較例1のプリンタの概略構
成図である。
【0145】即ち現像装置について、実施例1のプリン
タの非磁性トナー非接触現像方式の反転現像装置5に代
えて、現像剤として一成分磁性トナー(ネガトナー)T
を用いた反転現像装置105を用いている。現像容器1
05e内にはこの現像剤Tと帯電粒子mの混合剤を備え
ている。
【0146】105aはマグネットロール105bを内
包させた、トナー担持搬送部材としての非磁性回転現像
スリーブであり、現像容器105e内に備える現像剤T
+m内のトナーTは回転現像スリーブ105a上を搬送
される過程において、規制ブレード105cで層厚規制
及び電荷付与を受ける。105dは現像容器105e内
の現像剤T+mの循環を行い、順次現像スリーブ周辺に
現像剤T+mを搬送する攪拌部材である。
【0147】回転現像スリーブ105aにコートされた
現像剤T+mは現像スリーブ105aの回転により、感
光ドラム1と現像スリーブ105aの対向部である現像
部位(現像領域部)aに搬送される。また現像スリーブ
105aには現像バイアス印加電源S2より現像バイア
ス電圧が印加される。
【0148】本比較例1において、現像バイアス電圧は
DC電圧とAC電圧の重畳電圧とした。
【0149】これにより、感光ドラム1側の静電潜像が
トナーTにより反転現像される。
【0150】a)トナーT:現像剤である一成分磁性ト
ナーTは、結着樹脂、磁性体粒子、電荷制御剤を混合し
混練、粉砕、分級の各行程を経て作成し、さらに帯電粒
子mや流動化剤などを外添剤として添加して作成された
ものである。トナーの平均粒径(D4)は7μmであっ
た。
【0151】b)帯電粒子m:実施例1に準ずる。帯電
粒子mは現像剤中に2重量部添加した。
【0152】(2)比較例2 本比較例2は、上記の比較例1に対して、トナーリサイ
クルプロセスではない従来のクリーニング装置を装備す
るプリンタである。図7はこの比較例2のプリンタの概
略構成図である。
【0153】即ち、クリーニング装置108は、転写残
トナーを掻き取るクリーニングブレード108bを感光
ドラム1に当接し、クリーナ容器108aに転写残トナ
ーを蓄積する構成をとる。
【0154】また、帯電粒子供給装置(導電粒子供給手
段)103を帯電ローラ2Aの一部に配置し、帯電ロー
ラ2Aに直接帯電粒子mが供給される。帯電粒子供給装
置103はそのハウジング103a内に帯電粒子mを蓄
え、帯電粒子mを攪拌部材103bにより攪拌するとと
もに、ファーブラシ状の規制部材103cで余分な粒子
を掻き取る構成をとる。シール部材103d・103e
により帯電粒子mのあふれを防止する。
【0155】(3)評価結果 表1に、各実施例及び比較例の評価結果を示すととも
に、本発明の有効性について述べる。
【0156】a)画像劣化(カブリ) カブリとは、本来印字しない白部(未露光部)において
トナーがわずか現像され地汚れのように現れる画像不良
のことである。
【0157】カブリ量は光学反射率測定機(東京電飾製
TC−6DS)により光学反射率を測定し記録紙のみの
反射率から差し引いてカブリ分の反射率量をもとめカブ
リ量として評価した。
【0158】カブリ量は記録紙上を10点以上測定しそ
の平均値を求めた。印字テストを10000枚行った後
の記録紙上のカブリ反射率を評価した。
【0159】b)ベタ黒上帯電粒子ムラ 帯電粒子mは白色の酸化亜鉛微粒子を用いているが、ベ
タ黒出力時には帯電粒子mの存在量のムラが画像に現れ
ることがある。帯電粒子mが過剰に供給されやすい印字
初期に特にみられる。従って、印字500枚時点でのベ
タ黒画像から、帯電粒子mによるムラを以下の基準で評
価した。
【0160】◎:粒子量は少なく目視で確認ができな
い。
【0161】○:粒子量はやや多いが程度目視は確認で
きない。
【0162】×:粒子量が多く、粒子ムラが目視で確認
できる。
【0163】
【表1】
【0164】表1から本発明の優位性について述べる。
【0165】1)比較例1において、耐久後カブリが増
加している。カブリが増加する要因はいくつかある。帯
電電位が十分得られず、バックコントラスト電位が減少
する。現像剤劣化が生じる。などである。しかし、比較
例2に示すように、従来のクリーニングブレードを配し
た画像形成装置で行うと、カブリは耐久を通して比較的
安定している。
【0166】さらに、比較例1で耐久劣化した現像装置
105は、帯電装置2を新しくしてもなおカブリが悪い
ことから、比較例1においてはクリーナレスで劣化トナ
ーが蓄積しやすいのではないかと予想される。
【0167】転写残トナーを一時的に帯電部材に取り込
み、トナーのトリボを正規化して現像装置に回収するク
リーナレスシステムにおいて、帯電部材から吐き出され
るトナーは負極性のものが支配的であるが、不適正(過
帯電、低帯電、逆極性)のトナーも吐き出される。この
とき吐き出されたトナーが現像装置に回収されず再度帯
電部材に戻り摩擦帯電されればよいのだが、比較例1は
磁性トナーによる現像システムのために、磁力による回
収が行われ現像装置105内に劣化トナーを蓄積するこ
とになる。
【0168】2)一方、実施例の非磁性トナーtにおい
ては、トナーに作用するのは静電的な力が主として作用
しているため、例えば正帯電している劣化トナーは回収
されずに再度帯電ローラ2Aで、帯電粒子mと摺擦され
正規の電荷に戻すことが可能となる。ただ、実際劣化ト
ナーの回収を完全に無くすことは困難であり、現像機内
においては、混入したトナーの劣化を促進しないことが
必要となる、本発明では、供給ローラのゴム硬度を帯電
ローラの硬度以下に設定することにより現像機内での劣
化の促進を防止することが可能となる。その結果、現像
装置5の劣化によるカブリが耐久を通して安定になって
いる。
【0169】3)また、現像バイアスのDC値を+50
V変化させて現像電位と帯電電位の差を広げてより反転
トナーが現像されやすい状況を模擬的につくり評価する
と、比較例においてはカブリが増加し反転トナーが増加
していることがわかる。
【0170】4)一方、実施例1においてはカブリの増
加はみられずトナー劣化が低減されていることがわか
る。
【0171】5)また、帯電粒子mの供給に関して、比
較例1においては、初期に過剰に粒子供給されベタ黒画
像上に帯電粒子mのムラを生じたが、実施例1では低減
されている。
【0172】6)次に、実施例2について、トナーは球
形近づくことにより適正な摩擦帯電が行われ、低電荷や
逆極性といった帯電不良トナーの量は減少する。これに
加えてトナーが感光ドラムとの付着力が減少し、カブリ
を低減する。本例においてもカブリ低減の効果がある。
前述の帯電ローラ2Aにおける、トルク低減やトナー融
着防止の効果もある。
【0173】さらに、球形トナーは形状的に非常に転が
りやすく、帯電接触nにおいては転がりながら帯電粒子
mと混合・摩擦されるので、帯電ローラ2Aあるいは現
像装置5において、均一に負極性に摩擦帯電することが
できる。その結果、帯電接触部nを通過した感光ドラム
1上のトナーは現像領域aに到達すると、感光ドラム1
上と現像スリーブ5a間に形成される電界に追従して、
潜像がある場合には感光ドラム1上に、潜像がない場合
には現像スリーブ5a側に移動することができる。従っ
て、球形であるほど電界に対し正直に移動し劣化トナー
が現像装置に入るのを防ぐことができる。
【0174】7)これらの結果、実施例2aから2lま
での各実施例において、より球形な形状のトナーが本例
では良好な結果を示している。つまり、本発明に適する
SF−1及びSF−2の値は、実験結果よりSF−1値
=100〜160、SF−2値=100〜140であ
り、より好ましくはSF−1値=100〜140、SF
−2値=100〜120である。
【0175】8)さらに、実施例3において、現像スリ
ーブ周辺の帯電粒子濃度を一定に保ち現像特性を安定に
保つと同時に、帯電粒子mを安定して感光ドラム1に転
移させ帯電ローラ2Aに供給することにより、帯電にお
けるトナーtの正規化をスムーズに行えトナーの劣化を
防ぐことにより、現像装置5の劣化も低減することが可
能となる。加えて帯電粒子mの過剰な供給は、現像装置
5内の帯電粒子量を一定に保つことで改善することがで
きる。
【0176】9)さらに実施例4において、帯電ローラ
2Aのトナー汚れを防止する。しかし、ACバイアスを
重畳しているため、正負両方のトナーが吐き出される。
従来磁性トナーの場合は反転トナーもある程度回収され
るため、現像装置の劣化を生じていたが、本実施例4に
おいては、非磁性の現像方式を用いることにより回収す
ることなく再度帯電ローラ2Aにて摩擦帯電することが
可能となる。その結果、カブリも良好な結果になる。
【0177】《その他》 1)本発明において、像担持体としての感光ドラム1の
表面には電荷注入層16を設けて感光体表面の抵抗を調
節し用いた方が好ましい。
【0178】負極性の感光体を用いた場合で説明する
と、図8は、表面に電荷注入層を設けた感光ドラム1の
層構成の模式図である。即ち該感光ドラム1は、アルミ
ドラム基体(Alドラム基体)12上に、下引き層1
3、電荷発生層14、電荷輸送層15の順に重ねて塗工
された一般的な有機感光ドラムに電荷注入層16を塗布
することにより、帯電性能を向上したものである。
【0179】電荷注入層16は、バインダーとしての光
硬化型のアクリル樹脂に、導電性粒子(導電フィラー)
としてのSnO2超微粒子16a(径が約0.03μ
m)、重合開始剤等を混合分散し、塗工後、光硬化法に
より膜形成したものである。
【0180】また、加えて4フッ化エチレン樹脂などの
滑剤も内包させることにより、感光ドラム表面の表面エ
ネルギーを抑えて、帯電粒子の付着を全般的に抑える効
果がある。
【0181】電荷注入層16として重要な点は、表層の
抵抗にある。電荷の直接注入による帯電方式において
は、被帯電体側の抵抗を下げることでより効率良く電荷
の授受が行えるようになる。一方、感光体として用いる
場合には静電潜像を一定時間保持する必要があるため、
電荷注入層16の体積抵抗値としては1×109〜1×
1014(Ω・cm)の範囲が適当である。
【0182】また本構成のように電荷注入層16を用い
ていない場合でも、例えば電荷輸送層15が上記抵抗範
囲に或る場合は同等の効巣が得られる。さらに、表層の
体積抵抗が約1013(Ω・cm)であるアモルファスシ
リコン感光体等を用いても同様な効果が得られる。
【0183】2)また、本例では、トナーを非磁性とす
るとともに、現像装置もマグネットを用いない構成をと
ったが、本発明の趣旨からすると、現像時に磁力を用い
ずに現像することが重要であり、たとえ磁性トナーであ
っても、磁力を用いない非磁性現像装置で現像を行えば
同様の効果はあると予想する。あるいは、逆に現像装置
のマグネットは従来通りでもトナーの磁性材料を減らす
ことにより実質磁力を低減できることから、ある程度の
効果も期待できる。このような観点から更に、磁性キャ
リアと非磁性トナーによる二成分現像装置においても本
発明の効果を期待できるものである。特に現像器内での
トナーに対する機械的ストレスという観点から二成分現
像器は優れており、劣化そのものを抑えるとともに、劣
化トナーの地区正規がしにくい優れた構成を実現する。
3)また、本例では、トナー担持体が像担持体に対して
一定距離を保ち非接触にて現像される現像装置について
記載したが、例えば弾性を有するトナー担持体とともに
接触状態にて現像を行う接触現像装置においてもある程
度の効果が期待できる。ただ、接触現像においては、ド
ラムとの接触部においてトナーを摺擦するため、トナー
劣化を促進する。この点から、現像は非接触状態で構成
することがより望ましい。
【0184】
【発明の効果】本発明によれば、非磁性導電粒子を帯電
粒子に用いる直接注入帯電(非磁性粒子帯電)と、同じ
く非磁性のトナーによる非接触の現像装置による現像方
式(非磁性非接触現像)を組み合わせてなるトナーリサ
イクルプロセスで、像担持体の帯電と現像特性を長期に
わたり良好に維持する画像形成装置を形成することが可
能となる。
【0185】つまり、現像装置は非磁性の帯電粒子と非
磁性のトナーを同時に現像(供給する)手投であり、両
者が非磁性であり、粒子の電荷によりその現像量(供給
量)を制御可能であるため、安定し、かつ均一な現像
(供給)が行える。その結果、像担持体を安定して帯電
するとともに、トナーと帯電粒子の偏りによるムラを改
善する。
【0186】さらに、耐久に伴い生じる劣化トナーを現
像装置内に取り込むことなく帯電部材上で同トナーを適
正化することが可能となり、耐久時の現像特性を安定化
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の画像形成装置の概略構成図
【図2】 帯電ローラの一端部側の拡大模型図
【図3】 トナーの形状係数SF−1とSF−2の定義
を示す図
【図4】 実施例3の画像形成装置の概略構成図
【図5】 実施例4の画像形成装置の概略構成図
【図6】 比較例1の画像形成装置の概略構成図
【図7】 比較例2の画像形成装置を表す概略図
【図8】 電荷注入層を有する感光体の層構成模型図
【符号の説明】
1.感光ドラム(像担持体) 2.帯電装置 2A.帯電ローラ(帯電部材) m.帯電粒子(非磁性導電粒子) 4.レーザスキャナ(像露光装置) 5.現像装置 5a.現像スリーブ 5c.現像規制ブレード 5d.トナー供給ローラ 5e.攪拌部材 t.一成分非磁性トナー(非磁性一成分トナー) T.一成分磁性トナー 6.転写帯電器 P.被記録体 7.定着装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 純 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高橋 憲生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC05 DD03 2H005 AA15 BA00 CB07 EA05 EA10 FA01 2H077 AA37 AC04 AC16 AD06 AD36 BA07 EA14 EA16 FA22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、像担持体に接触し、電圧が印
    加される帯電部材により像担持体面を帯電する帯電装置
    と、像担持体の帯電処理面に静電潜像を形成する情報書
    き込み装置と、像担持体面に形成された静電潜像をトナ
    ー画像として現像する現像装置と、像担持体上のトナー
    画像を被記録体に転写する転写装置と、を有し、転写行
    程後の像担持体表面に残留したトナーを少なくとも帯電
    装置の帯電部材に一時担持し、像担持体を通して再度現
    像装置に回収するトナーリサイクル構成の画像形成装置
    であり、 帯電装置の帯電部材は、粒径が10μm〜10nmであ
    る非磁性導電粒子を主成分とする帯電粒子と、導電性と
    弾性を有した表面を備え、帯電粒子を担持する帯電粒子
    担持体により構成され、帯電粒子は像担持体に接触し像
    担持体表面を帯電する機能をもつとともに、帯電粒子を
    含む帯電粒子担持体上に担持した粒子の抵抗が1012
    ら10-1Ω・cmであり、該粒子の担持量を該帯電粒子
    担持体表面粗さRa μmで除した値が0.005から1m
    g/cm2/μmであり、前記帯電粒子担持体上を被覆し
    ている帯電粒子の割合を被覆率Rcとした場合、1≧R
    c≧0.2であり、 現像装置は、非磁性トナーと帯電粒子の混合剤を備え、
    該混合剤をトナー担持体上にコートするとともに、トナ
    ー担持体には像担持体に対して所定のバイアスが印加さ
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】該現像装置のトナー担持体に接触しトナー
    を供給するトナー供給部材を配するとともに、該トナー
    供給部材のゴム硬度が該帯電部材の硬度より低いことを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】該現像装置において、該トナー担持体は該
    像担持体に対し一定の距離をもって配置されていること
    を特徴とする、請求項1または2記載の画像形成装置
  4. 【請求項4】現像装置に用いるトナーの形状係数SF−
    1が100から160、形状係数SF−2が100から
    140であることを特徴とする請求項1から3に記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】現像装置は、トナー担持体を含む現像室
    と、トナーを蓄積するトナー室からなり、現像室内のト
    ナーが消費されるとともに一方的にトナー室から現像室
    へトナーを供給することを特徴とする請求項1から4に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】帯電部材に対する電圧印加モードとして、
    DC電圧を印加して像担持体を一様に帯電するAモード
    と、非画像形成時においてDC電圧とAC電圧を重畳し
    た電圧を印加するBモードを有することを特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】像担持体の帯電面に静電潜像を形成する情
    報書き込み装置が像露光装置であることを特徴とする請
    求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
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