JP2002207047A - ピペットチップ装填具 - Google Patents

ピペットチップ装填具

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JP2002207047A
JP2002207047A JP2001003180A JP2001003180A JP2002207047A JP 2002207047 A JP2002207047 A JP 2002207047A JP 2001003180 A JP2001003180 A JP 2001003180A JP 2001003180 A JP2001003180 A JP 2001003180A JP 2002207047 A JP2002207047 A JP 2002207047A
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JP
Japan
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tip
pipette
chip
tray
pipette tip
Prior art date
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Withdrawn
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JP2001003180A
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English (en)
Inventor
Fumio Sugaya
文雄 菅谷
Akihiro Komatsu
明広 小松
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数のピペットチップを収納したチップ収納
箱からピペットチップを効率よく取り出して装置のトレ
イに装填できるようにしてオペレータの作業負担を軽減
すると共にコンタミネーションの発生を防止する。 【解決手段】 一定のピッチpでチップ収納箱10に並べ
られている複数のピペットチップ5を取り出し、装置の
トレイ20に一定のピッチpで配設されているチップ保持
穴21に並べて装填する際に使用する装填具1で、チップ
収納箱10およびトレイ20と同じピッチpに配設した複数
のチップ保持部3を備え、チップ収納箱10から同時に複
数のピペットチップ5を保持して取り出し、イジェクト
部材4によりチップ保持部3からピペットチップ5を離
脱させてトレイ20のチップ保持穴21に装填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液、尿等の検体
を点着ノズルにより吸引・吐出して各種測定を行うよう
な分析装置などに対し、前記点着ノズルの先端に装着す
るピペットチップを複数まとめて装填するピペットチッ
プ装填具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、医療機関、研究所等
において好適に用いられている生化学分析装置において
は、検体をサンプリングするために、検体容器(採血管
等)に収容した液状の検体を、所定方向に移動が可能な
点着ノズルを使用して吸引し、点着位置に供給された乾
式分析素子に吐出して点着を行うようになっている。こ
の点着ノズルは、先端に使い捨てのピペットチップを嵌
合し、このピペットチップ内に検体を吸引保持するよう
にして、検体毎の点着ノズルの洗浄を不要とすることが
多くなってきた。
【0003】例えば、USP 5,008,082に見られるよう
な分析装置では、チップラックに多数のピペットチップ
を縦横に並べて収納し、このチップラックから順にピペ
ットチップをノズル先端に保持してサンプリングを行う
ものであり、上記チップラックへの多数のピペットチッ
プの装填は手作業で行うために、その作業が煩雑で装置
の運転準備に手間取った。これを解決するために、特開
平8−94637に見られるような分析装置では、多数のピペ
ットチップを収納したチップ収納箱をそのまま装置に装
填するようにして、1本ずつピペットチップを手作業で
装填しないで準備作業を簡素化している。しかし、上記
チップ収納箱には50本以上の多数のピペットチップが
収納されて納品されるため大きなものであり、そのまま
装填するのには装置に大きな収容スペースが必要であっ
た。連続して使用する装置の場合、装填するチップ収納
箱は1つでなく、補給用の分も必要であり、さらに大き
なスペースが必要で、大型の分析装置にしか適用できな
い方式である。
【0004】また、特開平08−233829に見られるような
ピペットチップの収納ラックも、そのまま分析装置に装
填されるものであるが、一般のチップ収納箱と異なる形
態の専用の収納ラックを使用することはコスト面で不利
となる問題を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明が対
象とする分析装置等は小型の装置であり、そのチップ収
納スペースは比較的狭く、前述のようなチップ収納箱を
そのまま装填するのではなく、多数収納したチップ収納
箱からピペットチップを取り出して装填する形式であ
り、1列または数列に並べてピペットチップを収納す
る。
【0006】この場合に、前述のように1本ずつ手作業
でピペットチップをチップ収納箱から取り出して装置に
装填するのでは、オペレーターに装置の操作に加えて面
倒な準備作業が必要となって負担が大きく、しかもその
作業においてはピペットチップを装置内に落としたり、
検体その他の分析結果に影響を与える物質が付着してコ
ンタミネーションが発生する可能性がある。
【0007】本発明はかかる点に鑑み、多数のピペット
チップを収納したチップ収納箱からピペットチップを効
率よく取り出して装置に装填できるようにしてオペレー
ターの作業負担を軽減すると共にコンタミネーションの
発生を防止するようにしたピペットチップ装填具を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のピペットチップ
装填具は、一定のピッチでチップ収納箱に並べられてい
る複数のピペットチップを取り出し、装置のトレイに一
定のピッチで配設されているチップ保持穴に並べて装填
する際に使用するピペットチップ装填具であって、前記
チップ収納箱およびトレイのピッチと同じピッチに配設
した複数のチップ保持部を備え、該チップ保持部に前記
チップ収納箱から同時に複数のピペットチップを保持し
て取り出し、該ピペットチップを前記チップ保持部から
離脱させて前記トレイのチップ保持穴に装填することを
特徴とするものである。
【0009】前記チップ保持部は、ピペットチップの内
孔に嵌合する嵌合突起を備え、該ピペットチップの嵌合
を外すイジェクト部材をさらに備えたものが望ましい。
【0010】前記チップ保持部の1列の数が、前記トレ
イの1列のチップ保持穴の数の約数であるものが好まし
い。
【0011】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、チップ収
納箱およびトレイのピッチと同じピッチに配設した複数
のチップ保持部を有するピペットチップ装填具により、
チップ収納箱から同時に複数のピペットチップをチップ
保持部に保持して取り出し、トレイで離脱させてチップ
保持穴に装填するようにしたために、装置へのピペット
チップの装填が容易に効率よく行え、オペレーターの作
業負担が軽減できると共に、ピペットチップを落とした
り、直接手が触れることなどによるコンタミネーション
の発生を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。図1は一つの実施形態に係るピペッ
トチップ装填具の正面図、図2はその側面図、図3はそ
の底面図である。図4はチップ収納箱からのピペットチ
ップ取り出し状態を示す図、図5は装置のトレイへのピ
ペットチップ装填状態を示す図である。
【0013】ピペットチップ装填具1は、図4に示すよ
うな一定のピッチpでチップ収納箱10に並べられてい
る複数のピペットチップ5を取り出し、図5に示すよう
な装置のトレイ20に一定のピッチpで配設されている
チップ保持穴21に並べて装填する際に使用するもので
ある。
【0014】ピペットチップ5は、図4に示すように、
上端の嵌合部5aが円筒状で、これに続いて下端に向け
て径が細くなる液収容部5bが設けられ、先端に不図示
の吸引吐出口が開口している。このピペットチップ5は
嵌合部5aが点着ノズルなどの先端に嵌合されて使用さ
れる。
【0015】チップ収納箱10(図4)は、上面に列方
向に一定のピッチpで複数列に開口された多数の穴10
aに、上記ピペットチップ5が収納保持されている。一
方、装置のトレイ20(図5)は、上面に上記と同一の
ピッチpで列方向に配置された複数のチップ保持穴21
が、1列または複数列(図の場合2列)形成されてい
る。1列のチップ保持穴21の数は、前記チップ収納箱
10の1列のチップ数と同じに設けられている。なお、
両者の1列の数は異なってもよいが、一方が他方の倍数
であることが好ましい。
【0016】ピペットチップ装填具1は、ボックス状の
本体部2の底面に一定のピッチpで1列に配設された複
数のチップ保持部3を備えている。このチップ保持部3
は円錐突起状に下方に延びる嵌合突起31で構成され、
本体部2に固着された根元部分が太く、先端になるにし
たがって細く形成されている。この嵌合突起31は、ピ
ペットチップ5の内孔に挿入嵌合して該ピペットチップ
5を保持する。
【0017】さらに、上記ピペットチップ5の嵌合を外
すイジェクト部材4が設けられている。このイジェクト
部材4は、本体部2の一側面に沿って配設され、中央の
取付部41が本体部2に固着され、この取付部41の上
部に連設された操作部42が、本体部2から離れるよう
に屈曲形成されている。操作部42の両端から下方に延
びると共にチップ保持部3の列方向に連設された連結部
43の下端に本体部2の下面側に屈曲した爪部44が設
けられている。爪部44はチップ保持部3の各嵌合突起
31の間に延び、嵌合突起31に嵌合されたピペットチ
ップ5と干渉する。
【0018】上記イジェクト部材4は弾性板で構成さ
れ、取付部41を支点として上方の操作部42を本体側
に接近させるように操作すると、連結部43が外側に移
動して、爪部44が本体部2の底面から下方に離れるよ
うに揺動するようになっている。通常は図2に示すよう
に、固定された取付部41に対する弾性力により、操作
部42が本体部2から離れ、爪部44が本体部2の底面
に接するように位置している。
【0019】上記チップ保持部3の1列の数は、前記ト
レイ20のチップ保持穴21の数と同一に設けられてい
る。なお、両者の1列の数は異なってもよいが、チップ
保持部3の数がチップ保持穴21の約数であることが好
ましい。さらに、チップ収納箱10の1列のチップ数の
約数でもあることが一層好ましい。
【0020】そして、前記ピペットチップ装填具1によ
るピペットチップ5の装填は、まず、図4に示すよう
に、チップ保持部3の嵌合突起31の先端部をチップ収
納箱10の1列のピペットチップ5の内孔にそれぞれ挿
入し、奥まで差し込んで嵌合保持し、持ち上げることに
よって1列のピペットチップ5を同時に取り出す。その
際、嵌合されたピペットチップ5の嵌合部5aの上端は
イジェクト部材4の爪部44に当接している。
【0021】次に、図5に示すように、ピペットチップ
装填具1を装置のトレイ20上に移動させ、保持したピ
ペットチップ5の先端をトレイ20のチップ保持穴21
に挿入した状態で、イジェクト部材4の操作部42を本
体部2側に押し込むと、爪部44が揺動して嵌合突起3
1に保持しているピペットチップ5の上端を押し下げて
チップ保持部3から離脱させて、トレイ20のチップ保
持穴21に1列分を同時に落下装填する。この操作を繰
り返すことにより、トレイ20の複数列のチップ保持穴
21にピペットチップ5を装填することができる。
【0022】図6は、他の形態の装置のトレイ22を示
し、このトレイ22は装置の円形状のサンプラの一部を
構成する扇形に設けられ、上面のチップ保持穴21の列
を放射方向に配置した例を示している。このようなトレ
イ22のチップ保持穴21に対しても、前記ピペットチ
ップ装填具1を使用して1列同時にピペットチップ5を
装填することができる。
【0023】なお、前記トレイ20のチップ保持穴21
が図5のように2列で列間のピッチがチップ収納箱10
の列間のピッチと同じ場合には、ピペットチップ装填具
1には同様のピッチで2列のチップ保持部3の嵌合突起
31を配設し、つまり、図1のピペットチップ装填具1
を2個重ねたもので、一度に2列のピペットチップ5を
チップ収納箱10から取り出し、トレイ20のチップ保
持穴21に装填することも可能である。3列でも同様に
可能である。
【0024】なお、前記チップ保持部3の形態は、前記
ような嵌合突起31によるものの他、ピペットチップ5
をつかみ取るなどで保持し得る構造に適宜設計変更可能
である。また、前記イジェクト部材4も、前記実施の形
態のような機構の他、スライド式のものなどが適宜採用
可能であり、チップ保持部3の形態に対応して保持した
ピペットチップ5を離脱させ得る構造に設けられる。
【0025】上記のような実施の形態によれば、チップ
収納箱10のピペットチップ5の間隔と装置のトレイ2
0のチップ保持穴21の間隔を合わせておき、その間隔
にあったチップ保持部3で複数のピペットチップ5を取
り出し、一度に複数のピペットチップ5を装填すること
ができ、一度の簡単な操作で複数のピペットチップ5を
効率よく装填でき、しかも、ピペットチップ5にオペレ
ータが直接触れる必要がなく、装填作業中の落下の可能
性も少なく、ピペットチップ5が汚れることによるコン
タミネーションの発生もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るピペットチッ
プ装填具の正面図
【図2】ピペットチップ装填具の側面図
【図3】ピペットチップ装填具の底面図
【図4】チップ収納箱からのピペットチップ取り出し状
態を示す図
【図5】装置のトレイへのピペットチップ装填状態を示
す図
【図6】トレイの他の形態を示す斜視図
【符号の説明】
1 ピペットチップ装填具 2 本体部 3 チップ保持部 4 イジェクト部材 5 ピペットチップ 5a 嵌合部 10 チップ収納箱 10a 穴 20,22 トレイ 21 チップ保持穴 31 嵌合突起 41 取付部 42 操作部 43 連結部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定のピッチでチップ収納箱に並べられ
    ている複数のピペットチップを取り出し、装置のトレイ
    に一定のピッチで配設されているチップ保持穴に並べて
    装填する際に使用するピペットチップ装填具であって、 前記チップ収納箱およびトレイのピッチと同じピッチに
    配設した複数のチップ保持部を備え、該チップ保持部に
    前記チップ収納箱から同時に複数のピペットチップを保
    持して取り出し、該ピペットチップを前記チップ保持部
    から離脱させて前記トレイのチップ保持穴に装填するこ
    とを特徴とするピペットチップ装填具。
  2. 【請求項2】 前記チップ保持部は、ピペットチップの
    内孔に嵌合する嵌合突起を備え、該ピペットチップの嵌
    合を外すイジェクト部材をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載のピペットチップ装填具。
  3. 【請求項3】 前記チップ保持部の1列の数が、前記ト
    レイの1列のチップ保持穴の数の約数であることを特徴
    とする請求項1または2に記載のピペットチップ装填
    具。
JP2001003180A 2001-01-11 2001-01-11 ピペットチップ装填具 Withdrawn JP2002207047A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026055A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Aloka Co Ltd ノズル装置
JP2014095604A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Toshiba It & Control Systems Corp 自動分注装置

Cited By (2)

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JP2008026055A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Aloka Co Ltd ノズル装置
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Effective date: 20080401