JP2002207017A - 水分量測定方法及び装置と、排泄検出方法及び装置 - Google Patents

水分量測定方法及び装置と、排泄検出方法及び装置

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JP2002207017A JP2001003713A JP2001003713A JP2002207017A JP 2002207017 A JP2002207017 A JP 2002207017A JP 2001003713 A JP2001003713 A JP 2001003713A JP 2001003713 A JP2001003713 A JP 2001003713A JP 2002207017 A JP2002207017 A JP 2002207017A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速に水分量を測定することが可能な水分量
測定方法及装置を提供する。 【解決手段】 ゲージ10内に被測定物質を収容し、空
気を吸引して真空に近づけると、空気に含まれていた水
分までもが吸引されてゲージ10内の湿度が一定にな
る。そして、ペルチェ素子11を駆動して、ゲージ10
内の温度を一定に保持しつつ、コンプレッサ15にて乾
燥空気をゲージ10内に供給すると、この乾燥空気に接
した被測定物質から水分が迅速に蒸発して、ゲージ10
内の湿度が上昇する。ここで、ゲージ10内の湿度の変
化量は、被測定物質に含まれていた水分量に応じた値に
なる。従って、湿度センサで検出したゲージ10内の湿
度の変化量に基づき、被測定物質に含まれていた水分量
が求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物質に含まれる水
分量を測定する方法及装置と、オムツを装着した者の排
泄を検出する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物質(例えば、植物の葉、セロハン、布
等)に含まれる水分量を測定する従来の方法として、物
質を乾燥処理し、その乾燥処理の前後の重さの差分か
ら、物資に含まれる水分量を測定する方法が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、物質をゲージに収容してから、加熱して乾燥処理を
行っていたが、物質をゲージに収容する際に、水分を含
んだ外気も一緒に収容されるので、物質から迅速に水分
を蒸発させることができず、水分量の測定に長時間を要
していた。
【0004】ところで、近年、オムツに含まれる水分量
を測定して、オムツを装着した者の排泄を検出する装置
の開発が進められている。しかしながら、従来の装置で
は、オムツに含まれる水分量が一定値以上になった場合
に、排泄が行われたと判断していた。このため、被験者
が、時間をかけて大量の汗をかくと、これを誤って排泄
があったものとして検出してしまうという不具合があっ
た。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、迅速に水分量を測定することが可能な水分量測定方
法及装置と、オムツをした者の排泄を確実に検出するこ
とが可能な排泄検出方法及び装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る水分量測定方法は、物質に含
まれる水分量を測定する方法であって、被測定物質を収
容したゲージ内の空気を吸引して真空に近づけること
で、ゲージ内の湿度を一定にした後、ゲージ内を一定温
度に保持しつつそのゲージ内に乾燥した空気を供給し、
このときのゲージ内の湿度の変化量に基づいて、被測定
物資に含まれる水分量を測定するところに特徴を有す
る。
【0007】請求項2の発明に係る水分量測定装置は、
物質に含まれる水分量を測定する水分量測定装置であっ
て、被測定物質を収容して密閉したゲージと、ゲージ内
の湿度を測定する湿度センサと、ゲージ内の温度を測定
する温度センサと、ゲージ内の空気を吸引して真空に近
づけることが可能な吸引手段と、ゲージの内部を加熱又
は冷却する加熱冷却手段と、温度及び湿度の両センサか
ら検出信号を受ける制御部と、制御部からの信号に基づ
いて、ゲージ内に乾燥空気を供給する空気供給手段とを
備え、制御部は、吸引手段を駆動して、ゲージ内から空
気を吸引することで、ゲージ内を一定湿度に保持した
後、加熱冷却手段を駆動してゲージ内を一定温度に保持
しつつ、空気供給手段を駆動してゲージ内に乾燥空気を
供給し、湿度センサからの検出信号に基づいて、乾燥空
気を供給する前後のゲージ内の湿度の変化量を求め、そ
の変化量から被測定物資に含まれる水分量を算出すると
ころに特徴を有する。
【0008】請求項3の発明は、請求項2記載の水分量
測定装置において、加熱冷却手段は、ペルチェ素子であ
るところに特徴を有する。
【0009】請求項4の発明に係る排泄検出方法は、オ
ムツ装着部分の空気の湿度を測定して、単位時間毎の空
気の湿度の変化量を求め、湿度の変化量の変化が、所定
の基準値を超えて増加したことをもって、オムツをした
者の排泄を検出するところに特徴を有する。
【0010】請求項5の発明に係る排泄検出装置は、オ
ムツ装着部分の空気の湿度を測定する湿度センサと、湿
度センサの出力信号を受け、オムツ装着部分の空気に関
する単位時間当たりの湿度の変化量を求める制御部と、
所定の基準値が記憶され、かつ、単位時間当たりの湿度
の変化量が随時記憶される記憶手段とを備え、制御部
は、湿度センサの出力信号から求めた単位時間当たりの
湿度の変化量が、記憶手段に記憶された単位時間当たり
の湿度の変化量に対して、所定の基準値以上に増加した
ことをもって、オムツをした者の排泄を検出するところ
に特徴を有する。
【0011】請求項6の発明は、請求項5記載のものに
おいて、オムツ装着部分の空気を湿度センサに案内する
チューブを設け、そのチューブに、水分吸着布よりなる
フィルタと、チューブ内の液体をチューブの途中から外
に排出するためのドレイン部とを備えたところに特徴を
有する。
【0012】
【発明の作用及び効果】<請求項1〜3の発明>請求項
1及び請求項2の発明では、ゲージ内に被測定物質を収
容し、空気を吸引して真空に近づけると、空気に含まれ
ていた水分までもが吸引されてゲージ内の湿度が一定に
なる。そして、この状態で、ゲージ内の温度を一定に保
持しつつ、乾燥空気をゲージ内に供給すると、この乾燥
空気に接した被測定物質から水分が迅速に蒸発して、ゲ
ージ内の湿度が上昇する。ここで、ゲージ内の湿度の変
化量は、被測定物質に含まれていた水分量に応じた値に
なる。従って、湿度センサで検出したゲージ内の湿度の
変化量に基づき、被測定物質に含まれていた水分量が求
められる。
【0013】このように本発明によれば、被測定物質の
周りから水分が含まれた空気を取り除いてから、乾燥空
気を被測定物質の周りに供給するから、被測定物質に含
まれていた水分が迅速に乾燥空気側に奪われ、水分量の
測定時間を短縮することができる。なお、ゲージ内を加
熱又は冷却する手段として、ペルチェ素子を用いてもよ
い(請求項3の発明)。
【0014】<請求項4〜6の発明>オムツ装着部分の
空気の湿度は、オムツをした者の発汗及び排泄によっ
て、単位時間当たりに所定量だけ変化する。そして、請
求項4及び5の発明によれば、湿度の変化量の変化が、
所定の基準値を越えて増加したことをもって、排泄を検
出することができる。従って、本発明によれば、被験者
が時間をかけて汗を大量にかいた場合に、それを排泄と
誤って検出する事態を防ぐことができる。また、請求項
5の発明では、空気を案内するチューブにフィルタ及び
ドレイン部とを備えて、湿度センサへと液体が送られる
ことを防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、本発明の
第1実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1
において、符号10で示したゲージは、蓋体10Fを外
して内部に被測定物質を収容することが可能な容器構造
をなし、蓋体10Fを閉めた状態にして、少なくとも1
気圧以上の圧力に耐え得る強度を有する。
【0016】ゲージ10内には、加熱冷却手段としての
ペルチェ素子11が備えられており、そのペルチェ素子
11との対向位置には、温度センサ12及び湿度センサ
13が設けられている。そして、これらペルチェ素子1
1、温度センサ12及び湿度センサ13の各端子に接続
した電線が、ゲージ10外に引き出されて、図2に示す
ように、制御部20に接続されている。また、ゲージ1
0内には、ワーク台10Dが形成され、その上に被測定
物質である、例えば、紙、セロハン、布、糸、半導体ウ
ェハー等が載置される。なお、本実施形態では、前記湿
度センサ13は、例えば、静電容量型湿度センサにて構
成されている。
【0017】ゲージ10には、吸引ポンプ14が連なる
排出路と、コンプレッサ15が連なる供給路とが形成さ
れており、これら排出路及び供給路の途中には、それぞ
れ電磁弁14A,15Aが設けられて、制御部20にて
開閉制御可能としてある。また、供給路のうちコンプレ
ッサ15と電磁弁15Aとの間には、一対の除湿器19
A,19Bと、流量調整用のバルブ19Cとが直列にし
て設けられている。そして、本実施形態では、流量調整
用のバルブ19Cにて、供給路内の流量を、例えば、
0.3リットル/分に調整し、このとき前記除湿器19
A,19Bを通過した空気の湿度が、例えば、3〜10
%湿度になるように設定してある。
【0018】制御部20は、図2に示されており、CP
U21の入力ポートには、マルチプレクサ22を介して
前記した温度センサ12と湿度センサ13が接続されて
おり、これらの検出信号をマルチプレクサ22で選択的
に切り替えてCPU21に取り込むことができる。
【0019】また、CPU21の出力ポートには、I/
Oユニット23を介して、ペルチェ素子11,吸引ポン
プ14,コンプレッサ15及び電磁弁14A,15Aが
接続されている。さらに、CPU21の出力ポートに
は、モニタ26が接続されると共に、D/Aコンバータ
24を介してアナログ出力端子25が導出されている。
【0020】次に、この水分量測定装置の動作及び作用
効果について説明する。ゲージ10の蓋体10Fを外し
て、内部に被測定物質(例えば、セロハン、紙等)を収
容し、蓋対10Fを閉じる。この状態では、大気に含ま
れた水分もゲージ10内に密閉されている。従って、こ
の状態で仮にペルチェ素子11にてゲージ10内を加熱
しても、被測定物質から水分を迅速且つ十分に奪うこと
は困難である。
【0021】制御部20に備えた起動スイッチをオンす
る。すると、CPU21から出力された2値信号がI/
Oユニット23で所定のレベルに増幅され、オンオフ信
号として、電磁弁14A,電磁弁15Aに与えられる。
これにより、電磁弁14Aは開放し、電磁弁15Aは閉
じた状態になり、これと共に、吸引ポンプ14が駆動さ
れて、ゲージ10から空気が吸引される。このとき、ゲ
ージ10内の空気と共に水分も吸引されて、ゲージ10
内の湿度が低下する。そして、真空に近づくと、それ以
上水分を吸引することができないから、湿度も安定す
る。すなわち、湿度センサ13の検出結果が一定値に平
衡し、これをもって、CPU21は、ゲージ10内が真
空になったと判断する。すると、CPU21は、ペルチ
ェ素子11を駆動して、ゲージ10内を予め設定した温
度まで上昇させると共に、温度センサ12の検出信号を
フィードバックして、ゲージ10内の温度を、例えば設
定温度±1℃に保持するように制御する。なお、本実施
形態では、前記設定温度は、被測定物質が引火しない程
度に設定されている。
【0022】ゲージ10内の温度が、設定温度±1℃に
保持されたら、CPU21は、電磁弁14Aを閉じる一
方、電磁弁15Aを開放して、除湿器19A,19Bに
て乾燥させた空気をゲージ10内に供給する。なお、こ
のとき、迅速に乾燥空気を供給するためにコンプレッサ
15が駆動される。
【0023】乾燥空気がゲージ10内に供給されると、
この乾燥空気に被測定物質が覆われることで、被測定物
質から水分が迅速に奪われる。そして、被測定物質に含
まれていたほぼ全ての水分が乾燥空気に奪われ、その
分、ゲージ10内の湿度が上がる。なお、このとき、ゲ
ージ10内は、ペルチェ素子11にて一定温度に保持さ
れている。そして、CPU21は、同じ温度条件の下で
の湿度の上昇量と、ゲージ10内の空気量とに基づき、
被測定物質から乾燥空気に移行した水分量を算出し、こ
れが被測定物質に含まれていた水分量としてモニタ26
及びアナログ出力端子25に出力される。
【0024】このように本実施形態の水分量測定装置に
よれば、被測定物質の周りから水分が含まれた空気を取
り除いてから、乾燥空気を被測定物質の周りに供給する
から、被測定物質に含まれていた水分が迅速に乾燥空気
側に奪われ、水分量の測定時間を短縮することができ
る。
【0025】<第2実施形態>本実施形態は、図3及び
図4に示されており、図3において符号31は、チュー
ブであって、例えば、外径3mm、内径2mmのビニー
ル管で構成されている。チューブ31の先端部分の周壁
には、複数の孔(図示せず)が形成され、それら孔を覆
うように、チューブ31先端の外周に、布状のフィルタ
32が巻き付けられている。そして、フィルタ32ごと
チューブ32の先端部が、オムツ30内に配されて、オ
ムツ30内の空気を吸引可能としてある。なお、このフ
ィルタ32は、例えば、水分吸着布の内部にスポンジを
埋設してなる。
【0026】また、チューブ31は、途中部分で切断さ
れており、その切断部は、ドレイン容器33内に下向き
にして取り付けられている。そして、チューブ31内に
吸引された空気中の水分が液化した場合に、その液体が
このドレイン容器33内に排出されて、後述の湿度セン
サ42側に送られないようにしてある。
【0027】チューブ31の基端部には、排泄検出装置
40に結合されている。この排泄検出装置40は、チュ
ーブ31内を通ってきた空気が充填されるゲージ41を
備え、そのゲージ41内に、湿度センサ42と温度セン
サ43とを備える。また、温度及び湿度の両センサ4
2,43の出力線は、制御部44に接続されると共に、
その制御部44にはメモリ45が連ねられている。さら
に、排泄検出装置40に内蔵したコンプレッサ(図示せ
ず)により、オムツ30内の空気がチューブ31を介し
てゲージ41に引き込まれるようになっている。
【0028】上記構成からなる本実施形態の排泄検出装
置40は、以下のように動作する。図4には、オムツ装
着部分における空気の湿度の推移が例示されており、同
図において、で示したタイミングでオムツ30が被験
者に装着される。
【0029】まずは、オムツ30を未装着の状態(図4
においてのタイミング)で、排泄検出装置40をオン
する。すると、図示しないコンプレッサが起動して、オ
ムツ装着部分の空気が、チューブ31を通って排泄検出
装置40に取り込まれ、湿度センサ42が湿度を検出す
る。そして、制御部44が、単位時間当たりの湿度の変
化量(図4のグラフの傾き)を算出する。ここで、制御
部44は、上記湿度の変化量を環境湿度が変化として、
メモリ45に記憶する。
【0030】さて、図4におけるのタイミングでオム
ツ30が被験者に装着される。すると、発汗や排出等に
よりオムツ30内の湿度が上昇する。制御部44は、こ
のときの単位時間当たりの湿度の変化量(即ち、湿度の
傾き)を求め、これをメモリ45に記憶する。そして、
時間の経過と共に、随時、湿度の傾きをメモリ45に記
憶していく。これにより、被験者の体調の変化によっ
て、発汗量自体が徐々に変化しても対応することができ
る。
【0031】なお、発汗による湿度の変化量から、前記
した環境湿度による変化量を差し引いて、発汗のみによ
る単位時間当たりの湿度の変化量を求めてもよい。ま
た、上記した湿度は、全て相対湿度であって、温度の影
響を受けるから、湿度センサ42と共に温度センサの検
出信号も制御部44に取り込まれて、相対湿度が求めら
れる。さらに、メモリ45に記憶したデータは、測定を
終了するまで有効で、オムツ30を取り替えた後に再度
傾きを算出する際の参照データとしても使用してもよ
い。
【0032】さて、被験者は排泄を行っていないが、発
汗量が多くなって湿度が上昇する場合がある。ここで、
本実施形態の排泄検出装置40では、制御部44が、被
験者の発汗による湿度の変化量を、随時メモリ45に記
憶し、このメモリ45に記憶されたデータと、湿度セン
サ42で実際に測定した現時点の湿度の変化量とを比較
する。これにより、湿度の変化量が急激に増加しない限
り、排泄以外の要因で湿度が上昇したと判断する。これ
に対し、被験者が排泄した場合には、オムツ30内の湿
度は急激に上昇する(−間)。そして、この湿度の
変化量の急激な変化をもって、排泄がなされたと判断す
る。
【0033】具体的には、以下の通りである。被験者の
発汗による湿度の変化量を、K1= ((DtX−Dt2)
/時間)で求めて、メモリ45に随時記憶する。次い
で、湿度の変化量の変化の急激度の基準となる所定値α
をK1に加え、現時点の湿度の変化量である、K2=
(Dt7−Dt6)/時間、と比較する。そして、 K1+α < K2 の場合は排泄と判断し、 K1+α > K2 の場合は排泄は無かったものと判断する。
【0034】このように、本実施形態によれば、湿度の
変化量の変化が、所定の基準値より大きくて変化したこ
とをもって、排泄を検出するから、被験者が時間をかけ
て汗を大量にかいた場合に、それを排泄と誤って検出す
る事態を防ぐことができる。なお、本実施形態の排泄検
出装置40を利用して、環境湿度が変化したときの湿度
の傾きを基本の傾きとしてメモリ45に記憶しておき、
その環境湿度の変化の傾き分を、湿度センサ42で測定
した現時点の湿度の変化の傾きからキャンセルすること
で、被験者の発汗だけによる湿度の変化量を経時的に測
定し、体調の変化を調べてもよい。
【0035】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【0036】(1)前記実施形態の水分量測定装置は、
加熱冷却手段としてペルチェ素子を備えていたが、例え
ばニクロム線を用いて加熱を行う一方、冷却は空冷にて
行う構成としてもよい。
【0037】(2)前記実施形態では、乾燥空気を供給
する場合にコンプレッサ15を用いていたが、ゲージ内
を真空にしたことによって生じた除湿器側との差圧によ
って乾燥空気をゲージ内に引き込む構成にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る水分量測定装置の
概念図
【図2】その水分量測定装置の制御部を示すブロック図
【図3】第2実施形態に係る水分量測定装置の概念図
【図4】オムツ装着部分の空気の湿度の変化を示すグラ
【符号の説明】
10…ゲージ 11…ペルチェ素子(加熱冷却手段) 12,43…温度センサ 13,42…湿度センサ 14…吸引ポンプ(吸引手段) 19A,19B…除湿器 21…CPU 44…制御部 45…メモリ(記憶手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2G040 AA04 EA01 EA07 HA08 2G046 AA09 BJ02 BJ04 CA06 DB05 DC02 DC03 2G060 AA01 AB02 AE19 AF10 BA09 BC03 BD02 HB06 HC02 HC04 HC09 HC13 HC15 HC19 KA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物質に含まれる水分量を測定する方法で
    あって、 被測定物質を収容したゲージ内の空気を吸引して真空に
    近づけることで、前記ゲージ内の湿度を一定にした後、 前記ゲージ内を一定温度に保持しつつそのゲージ内に乾
    燥した空気を供給し、このときの前記ゲージ内の湿度の
    変化量に基づいて、前記被測定物資に含まれる水分量を
    測定することを特徴とする水分量測定方法。
  2. 【請求項2】 物質に含まれる水分量を測定する水分量
    測定装置であって、 被測定物質を収容して密閉したゲージと、 前記ゲージ内の湿度を測定する湿度センサと、 前記ゲージ内の温度を測定する温度センサと、 前記ゲージ内の空気を吸引して真空に近づけることが可
    能な吸引手段と、 前記ゲージの内部を加熱又は冷却する加熱冷却手段と、 前記温度及び湿度の両センサから検出信号を受ける制御
    部と、 前記制御部からの信号に基づいて、前記ゲージ内に乾燥
    空気を供給する空気供給手段とを備え、 前記制御部は、前記吸引手段を駆動して、前記ゲージ内
    から空気を吸引することで、前記ゲージ内を一定湿度に
    保持した後、前記加熱冷却手段を駆動して前記ゲージ内
    を一定温度に保持しつつ、前記空気供給手段を駆動して
    前記ゲージ内に乾燥空気を供給し、前記湿度センサから
    の検出信号に基づいて、前記乾燥空気を供給する前後の
    前記ゲージ内の湿度の変化量を求め、その変化量から前
    記被測定物資に含まれる水分量を算出することを特徴と
    する水分量測定装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱冷却手段は、ペルチェ素子であ
    ることを特徴とする請求項2記載の水分量測定装置。
  4. 【請求項4】 オムツ装着部分の空気の湿度を測定し
    て、単位時間毎の前記空気の湿度の変化量を求め、前記
    湿度の変化量の変化が、所定の基準値を超えて増加した
    ことをもって、オムツをした者の排泄を検出することを
    特徴とする排泄検出方法。
  5. 【請求項5】 オムツ装着部分の空気の湿度を測定する
    湿度センサと、 前記湿度センサの出力信号を受け、前記オムツ装着部分
    の空気に関する単位時間当たりの湿度の変化量を求める
    制御部と、 所定の基準値が記憶され、かつ、前記単位時間当たりの
    湿度の変化量が随時記憶される記憶手段とを備え、 前記制御部は、前記湿度センサの出力信号から求めた前
    記単位時間当たりの湿度の変化量が、前記記憶手段に記
    憶された単位時間当たりの湿度の変化量に対して、前記
    所定の基準値以上に増加したことをもって、オムツをし
    た者の排泄を検出することを特徴とする排泄検出装置。
  6. 【請求項6】 前記オムツ装着部分の空気を前記湿度セ
    ンサに案内するチューブを設け、そのチューブに、水分
    吸着布よりなるフィルタと、前記チューブ内の液体をチ
    ューブの途中から外に排出するためのドレイン部を備え
    たことを特徴とする請求項5記載の排泄検出装置。
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