JP2002206982A - リークテストシステム及びリークテスト方法 - Google Patents

リークテストシステム及びリークテスト方法

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JP2002206982A JP2001001099A JP2001001099A JP2002206982A JP 2002206982 A JP2002206982 A JP 2002206982A JP 2001001099 A JP2001001099 A JP 2001001099A JP 2001001099 A JP2001001099 A JP 2001001099A JP 2002206982 A JP2002206982 A JP 2002206982A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを大気解放許容時間内に確実にヘリウ
ムリークテストにかけることができるようにする。 【解決手段】 リークテストシステムは、ワークWを加
圧ヘリウム雰囲気に置く前処理装置10と、ワークWの
ヘリウムリークテストを行うリークテスト装置50と、
ワークWを前処理装置10から搬出し、リークテスト装
置50にセットする転送機構40と、これら装置10,
50及び機構40を制御するコントローラ90とを備え
ている。コントローラ90は、転送機構40によるワー
クWの搬出タイミングを、リークテスト装置50による
リークテストの進捗度に応じて調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密電子部品など
のワーク(被検査物)を良否判定するためのリークテス
トシステム及びリークテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5に示すように、例えば特開
平12−121481号公報や特開平12−12148
2号公報には、密封パッケージに素子が内蔵されたワー
クWをリークテスト装置50によって良否判定すること
が記載されている。ワークWには、リークテスト装置5
0へのセットに先立って前処理を施しておく。すなわ
ち、ワークWを密閉可能な容器に入れ、容器内を真空吸
引した後、容器内に加圧へリウムを注入する。これによ
って、パッケージ不良のワークWには、その内部空間に
ヘリウムが入り込む。数時間後、ワークWを容器から取
り出し、上記リークテスト装置50に搬送する。この搬
送の過程で、上記ヘリウムは、ワークWから漏れ出てい
くが、不良が微細な場合は漏れも微細で、数十分程度、
ワークW内に残っている。
【0003】リークテスト装置50は、ベースユニット
51と、小さなパッケージ不良を検出するためのエアリ
ークテスト機構60と、このエアリークテスト機構では
検出不能な上記微細不良を検出するためのへリウムリー
クテスト機構70とを備えている。ベースユニット51
は、モータ53と、水平な回転台52を有している。回
転台52の両端部には、マスタカプセル55とワークカ
プセル54が、複数個(例えば6個)ずつ設けられてい
る。マスタカプセル55には、ワークWと同一部品で良
品であることが確認済みのマスタ部品Mが収容されてい
る。
【0004】モータ53は、回転台52を例えば反時計
回りに90度回転させるごとに停止させる動作を繰り返
すようになっている。これによって、カプセル54,5
5が、セット位置50A、待機位置50B、エアリーク
テスト位置50C、及びヘリウムリークテスト位置50
Dの4つの位置に順次停止するようになっている。
【0005】セット位置50Aに対向して、セット機構
47が設けられている。セット機構47は、水平なレー
ル48と、このレール48に沿ってスライドする一対の
スライド体49A,49Bを有している。レール48の
一端部(図4において左端)の下方には、上記前処理済
みのワークWが載った搬送機構40Xが配されている。
レール48の他端部の下方には、回収機構80が配され
ている。
【0006】一対のスライド体49A,49Bは、互い
に一定間隔を維持し、セット用スライド体49Aが搬送
機構40Xの上に位置する時、回収用スライド体49B
が上記セット位置50Aの上方に位置し、セット用スラ
イド体49Aがセット位置50Aの上方に位置する時、
回収用スライド体49Bが回収機構80の上方に位置す
るようになっている。各スライド体49A,49Bに
は、バキューム吸着部材49Vが図5の紙面に直交する
方向に6個並んで設けられている。
【0007】エアリークテスト機構60は、加圧エア源
61と、この加圧エア源61から延びるエア通路62
と、このエア通路62に接続された閉塞プレート68と
を有している。エア通路62は、共通路62aと、この
共通路62aから分岐した6つの分岐通路62bと、各
分岐通路62bから2つに分かれたワーク通路62w及
びマスタ通路62mを有している(ワーク通路62w及
びマスタ通路62mは、1つの分岐通路62bのものだ
け図示)。
【0008】共通路62aには、三方弁64が設けら
れ、通路62w,62mには、開閉弁65W,65Mが
それぞれ設けられている。開閉弁65W,65Mより下
流側の通路62w,62m間には、差圧センサ67が設
けられている。なお、符号66は、ワークWに大きなパ
ッケージ不良が無いか否かを検査するための容積変更器
である。
【0009】通路62w,62mの下流端は、閉塞プレ
ート68の下面に達している。閉塞プレート68は、上
記エアリークテスト位置50Cの上方に配されている。
この閉塞プレート68に、上記エアリークテスト位置5
0Cのカプセル54,55が押上シリンダ56により押
し当てられることによって、カプセル54,55の内部
が密閉されるようになっている。この密閉状態で、各カ
プセル54,55の内部が、対応する通路62w,62
mに連通される。
【0010】ヘリウムリークテスト機構70は、2つの
真空ポンプ71a,71bからなるバキューム機構71
と、このバキューム機構71に連なる吸引通路73と、
真空ポンプ71bの近くの吸引通路73に設けられたヘ
リウム検出器72と、吸引通路73に接続された閉塞プ
レート75とを有している。
【0011】吸引通路73は、共通路73aと、この共
通路73aの上流端から分岐した6つの分岐路73bと
を有している。6つの分岐路73bには、開閉弁74が
それぞれ設けられている。これら分岐路73bの上流端
が、閉塞プレート75の下面にそれぞれ達している。閉
塞プレート75は、上記ヘリウムリークテスト位置50
Dの上方に配されている。この閉塞プレート75に、ヘ
リウムリークテスト位置50Dのワークカプセル54が
押上シリンダ56により押し当てられることによって、
カプセル54の内部が密閉されるようになっている。こ
の密閉状態で、各カプセル54の内部が、対応する分岐
路73bに連通される。
【0012】上記リークテスト装置50によるリークテ
スト方法を説明する。いま、回転台52の一端部がエア
リークテスト位置50Cに位置しているものとする。こ
の一端部のカプセル54には、既にワークWがセットさ
れている。このワークWに対してエアリークテストが実
行される。
【0013】すなわち、ワークカプセル54とマスタカ
プセル55が閉塞プレート68で密閉された後、弁6
4,65W,65Mの操作により、カプセル54,55
内に加圧エアが供給される。続いて、弁65W,65M
が閉じられる。小さなパッケージ不良のあるワークWの
内部には、エアが入りこむため、そのワークWを含む閉
鎖系の圧力が下がり、差圧センサ67によって差圧が検
出される。これによって、そのワークWを不良品と判定
することができる。
【0014】しかし、パッケージ不良が微細なときは上
記の差圧を検出するのは難しい。そこで、上記エアリー
クテストの後、回転台52が90度回転され、上記一端
部のカプセル54がヘリウムリークテスト位置50Dに
位置され、ヘリウムリークテストが実行される。
【0015】すなわち、6個のカプセル54が閉塞プレ
ート75で密閉された後、6個の開閉弁74が一斉に開
かれ、バキューム機構71により全カプセル54の内部
が吸引される。そして、吸引されたガスがヘリウム検出
器72にかけられる。何れのカプセル54にも微細不良
のあるワークWが入っていない場合には、ヘリウムが検
出されることはなく、そこでヘリウムリークテストが終
了する。
【0016】一方、少なくとも1つのカプセル54に微
細不良のワークWが入っていた場合には、そのワークW
内に残っていたヘリウムが吸い出され、ヘリウム検出器
72で検出される。この場合、開閉弁74を例えば1つ
ずつ開いてさらにヘリウム検出を行い、どのカプセル5
4からヘリウムが漏れているかを調べる。または、6個
のカプセル54を複数の群に分け、各群ごとに吸引して
ヘリウム検出されるかを調べ、検出されたときは、さら
にその群の各カプセルを選択的に吸引してヘリウム検出
されるかを調べる。このようにして、微細不良のワーク
Wを特定する。したがって、6個のワークWがすべて微
細不良ではなかった場合と、微細不良のワークWが含ま
れていた場合とでは、テストに要する時間が異なる。
【0017】上記ヘリウムリークテストの後、回転台5
2が90度回転され、上記一端部のカプセル54がセッ
ト位置50Aに位置される。このセット位置50Aの上
方に、セット機構47の回収用スライド体49Bが配さ
れる。この回収用スライド体49Bの吸着部材49Vに
よって、カプセル54内のワークWが吸着される。次
に、スライド体49Bが回収機構80に向けて移動され
る。そして、良品の(エアリークテストでもヘリウムリ
ークテストでも不良品と判定されなかった)ワークW
と、エアリークテストで不良品と判定されたワークW
と、ヘリウムリークテストで不良品と判定されたワーク
Wとに分別されて回収される。
【0018】なお、回収用スライド体49Bの吸着部材
49Vが、セット位置50AでワークWを吸着する時、
セット用スライド体49Aの吸着部材49Vが、搬送機
構40Xの上方に位置され、6個の新たなワークWを吸
着(採取)する。そして、回収用スライド体49Bが回
収機構80に移動するのと同時に、セット用スライド体
49Aが、セット位置50Aに移動され、上記新たな6
個のワークWを6個のカプセル54にそれぞれセットす
る。
【0019】上記回転台52の一端部がセット位置50
Aにあって、ワークWの取り出しと新たなワークWのセ
ットとが行われている時、回転台52の他端部は、エア
リークテスト位置50Cに位置し、この他端部のカプセ
ル54内のワークWがエアリークテストを受けている。
【0020】その後、回転台52が90度回転して、そ
の一端部が待機位置50Bに位置されると、他端部がヘ
リウムリークテスト位置50Dに位置され、この他端部
のカプセル54内のワークWがヘリウムリークテストを
受ける。
【0021】なお、エアリークテスト機構について、最
初にすべてのカプセルについてエアリークテストを行
い、圧力低下(差圧)が確認されなかったときは、その
時点でエアリークテストを終了し、圧力低下(差圧)が
確認されたときは、カプセルを1つずつ又は1群ずつ選
択してエアリークテストを実行することも公知であり、
この場合もテストに要する時間が不定になる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ヘリウムリークテスト
は、前処理したワークを搬出して大気に解放した後、ヘ
リウムがワーク内に残留している時間(大気解放許容時
間)内に実施する必要がある。しかし、従来は、上記搬
出作業を作業者が手作業で行っており、しかも、不良品
が多いか少ないかによってテスト時間が一定でなく、さ
らには、テスト中に何らかのトラブルが発生する可能性
もある。したがって、上記時間管理が容易でなかった。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みてなされたものであり、その第1の特徴は、ワークを
加圧ヘリウム雰囲気に置く前処理装置と、上記ワークの
ヘリウムリークテストを行うリークテスト装置と、上記
ワークを上記前処理装置から搬出し、上記リークテスト
装置にセットする転送機構と、この転送機構による上記
ワークの搬出タイミングを、上記リークテストの進捗度
に応じて調節する調節手段とを備えたリークテストシス
テムにある。
【0024】本発明の第2の特徴は、上記第1の特徴に
おいて、上記前処理装置が、密閉可能な容器を複数有す
る移動台と、この移動台を移動させ、上記容器が搬入位
置、吸引位置、注入位置、及び搬出位置にそれぞれ達し
た時、移動台を停止させる駆動手段と、上記搬入位置に
ある容器に多数のワークを入れる搬入機構と、上記吸引
位置にある容器の内部を真空吸引する吸引手段と、上記
注入位置にある容器に加圧ヘリウムを注入する注入手段
とを有し、上記転送機構が、上記搬出位置にある容器か
ら上記多数のワークをまとめて搬出する搬出機構と、搬
出された上記ワークを上記リークテスト装置に向けて送
る搬送機構と、この搬送機構の送り方向の終端部から上
記ワークを採取し、上記リークテスト装置にセットする
セット機構とを有し、上記調節手段が、上記転送機構に
ある上記ワークの残数をカウントするカウント部と、カ
ウントされた残数が所定より多い時は上記搬出機構を停
止し、所定以下の時は上記搬出機構の停止状態を解除す
る搬出制御部とを有していることにある。
【0025】本発明の第3の特徴は、上記第2の特徴に
おいて、上記カウント部が、上記搬出機構が搬出したワ
ークの数量をカウントする第1カウンタと、上記セット
機構が採取したワークの数量をカウントする第2カウン
タと、上記第1カウンタのカウント値から上記第2カウ
ンタのカウント値を差し引き、上記残数を算出する算出
部とを有していることにある。
【0026】本発明の第4の特徴は、上記第2又は第3
の特徴において、さらに時間管理手段を備え、この時間
管理手段は、上記ワークが上記容器から搬出されてから
リークテストされるまでの経過時間を測定するタイマ
と、この測定値が許容可能な上限時間に達し、しかも上
記カウント部でカウントされた残数がゼロになっていな
いタイムオーバ状態が生じた時に上記リークテスト装置
によるリークテストを停止させるテスト停止部と、上記
タイムオーバ状態を報知するタイムオーバ報知部とを有
していることにある。
【0027】本発明の第5の特徴は、上記第3の特徴に
おいて、上記搬入機構によって上記容器に入れられたワ
ークの数量をカウントする第3カウンタと、上記第1、
第3カウンタのカウント値が一致しているか否かを判断
する判断手段と、不一致の場合にそれを報知する数不一
致報知手段とを、さらに備えたことにある。
【0028】本発明の第6の特徴は、上記第2〜第5の
特徴の何れかにおいて、上記前処理装置において、上記
吸引位置と上記注入位置とが同一の位置に配されている
ことにある。
【0029】本発明の第7の特徴は、上記第2〜第6の
特徴の何れかにおいて、上記リークテスト装置が、上記
ヘリウムリークテストを行うヘリウムリークテスト機構
に加えて、上記ワークのエアリークテストを行うエアリ
ークテスト機構を有し、各リークテスト機構が、複数の
ワークをまとめてリークテストすることにより、これら
ワークに不良品が含まれるか否かを検査し、含まれると
判断された場合は、上記複数のワークの一部を選択的に
リークテストすることにより、不良品のワークを決定す
ることにある。
【0030】本発明の第8の特徴は、ワークを前処理装
置で加圧ヘリウム雰囲気に置く前処理工程と、上記ワー
クを上記前処理装置から搬出する搬出工程と、搬出した
上記ワークをリークテスト装置にセットするセット工程
と、上記リークテスト装置でワークのヘリウムリークテ
ストを行うテスト工程とを順次実行し、上記搬出工程で
の上記ワークの搬出タイミングを、上記テスト工程の進
捗度に応じて調節するリークテスト方法にある。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。なお、図4及び図5で既述した
従来技術と同様の構成については、同一符号を付して説
明を省略し、新規な構成についてのみ説明する。
【0032】図1に示すように、本発明に係るリークテ
ストシステムは、ワークWに前処理を施す前処置装置1
0と、リークテスト装置50と、ワークWを前処理装置
10からリークテスト装置50へ転送する転送機構40
とを備えている。
【0033】始めに、リークテスト装置50の回収機構
80について説明しておく。回収機構80は、レール8
1と、3つの収容箱82〜84を有している。収容箱8
2〜84は、レール81によってセット機構47のレー
ル48と直交する方向にスライドされ、回収用スライド
体49Bの吸着部材49Vの下方に1つずつ位置するこ
とができるようになっている。また、収容箱83,84
には、仕切板83a,84aによって6つの収容空間8
3b,84bが形成され、これら収容空間83b,84
bが6個の吸着部材49Vにそれぞれ対向するようにな
っている。エアリークテスト及びヘリウムリークテスト
を経たワークWは、回収用スライド体49Bによって回
収機構80に送られる。そして、良品判定されたワーク
Wは、収容箱82に収容される。エアリークテストで不
良品と判定されたワークWは、収容箱83の対応する収
容空間83bに収容される。ヘリウムリークテストで不
良品と判定されたワークWは、収容箱84の対応する収
容空間84bに収容される。
【0034】次に、前処理装置10について説明する。
前処理装置10は、8個の容器11を有する回転機構1
2と、容器11にワークを入れる搬入機構20と、容器
11の内部を真空吸引するとともに加圧ヘリウムを注入
する吸引注入機構30とを備えている。
【0035】図1及び図2に示すように、回転機構12
は、モータ14(駆動手段)と、このモータ14に接続
された回転軸13と、この回転軸13に上下に離して設
けられた一対の水平をなす円盤形状の回転台15,16
とを有している。下側の回転台16(移動台)に上記8
つの容器11が45度間隔で配置されている。
【0036】モータ14は、回転軸13ひいては回転台
15,16を時計回りに45度回転させるごとに停止さ
せる動作を繰り返すようになっている。これによって、
容器11は、45度ずつ離れた搬入位置10A、吸引注
入位置10B、第1〜第5浸透位置10C〜10G、及
び搬出位置10Hの8つの位置に順次停止するようにな
っている。
【0037】容器11の構造を説明する。容器11は、
筒形状の容器本体11aと、上下の蓋11b,11cを
有している。容器本体11aが、下側の回転台16の容
器取付孔16aに嵌め込まれている。上蓋11bは、上
側の回転台15に設けられたシリンダ17(上蓋開閉手
段)によって昇降され、容器本体11aの上端開口を開
閉するようになっている。下蓋11cは、下側の回転台
16に設けられたシリンダ18(下蓋開閉手段)によっ
て昇降され、容器本体11aの下端開口を開閉するよう
になっている。上下の蓋11b,11cが容器本体11
aの上下開口を塞ぐことによって、容器11が密閉され
る。
【0038】次に、搬入機構20について説明する。図
1に示すように、搬入機構20は、パーツフィーダ21
と、このパーツフィーダ21の先端(図において右端)
の下方に上記搬入位置10Aに対向するようにして配さ
れたシュータ23とを有している。パーツフィーダ21
の基端(図において左端)のターミナル部21aの上方
には、図示しないホッパーが配され、このホッパーから
ターミナル部21aに、前処理されるべき多数のワーク
Wが供給されるようになっている。パーツフィーダ21
は、これらワークWをバイブレータによって先端に向け
て移動させるようになっている。
【0039】パーツフィーダ21の先端部には、ワーク
Wを1個ずつシュータ23に押し出す押出アーム22が
設けられている。シュータ23は、図示しないシリンダ
によって回転台15,16の径方向に沿って前進、後退
されるようになっている。図1において仮想線で示すよ
うに、後退位置でのシュータ23は、搬入位置10Aの
容器11から離れている。図において実線で示すよう
に、前進位置でのシュータ23の先端は、上蓋11bが
開いた容器本体11aの上端開口に配され、ワークWを
容器11の内部に投入するようになっている。
【0040】次に、吸引注入機構30について説明す
る。吸引注入機構30は、真空ポンプ31と、加圧ヘリ
ウムガスを蓄えたヘリウムボンベ32(加圧ヘリウム
源)と、これら真空ポンプ31及びヘリウムボンベ32
に接続された電磁切換弁33(通路切換手段)と、この
電磁切換弁33に接続されたコネクタ34とを有してい
る。電磁切換弁33は、真空ポンプ31とヘリウムボン
ベ32の両方をコネクタ34から遮断するニュートラル
位置33nと、ヘリウムボンベ32をコネクタ34から
遮断するとともに真空ポンプ31をコネクタ34に連ね
る吸引位置33aと、真空ポンプ31をコネクタ34か
ら遮断するとともにヘリウムボンベ32をコネクタ34
に連ねる注入位置33bとを有している。
【0041】コネクタ34は、上記吸引注入位置10B
に対向配置され、シリンダ35によって回転台15,1
6の径方向に沿って前進、後退するようになっている。
図1において実線で示すように、後退位置でのコネクタ
34は、吸引注入位置10Bの容器11から切り離され
ている。前進位置でのコネクタ34は、容器11に設け
られたポート形成部材11dに接続されるようになって
いる。図示は省略するが、ポート形成部材11dには、
容器本体11aの内周面から径方向に延びるポートが形
成され、このポートに常閉の開閉弁が設けられている。
この開閉弁は、上記コネクタ34がポート形成部11d
に接続されることによって、容器本体11aに向けて押
され開かれるようになっている。これによって、容器1
1の内部がポートを介してコネクタ34に連通するよう
になっている。
【0042】真空ポンプ31とコネクタ34によって、
特許請求の範囲の「吸引手段」が構成されている。ヘリ
ウムボンベ32とコネクタ34によって、特許請求の範
囲の「注入手段」が構成されている。
【0043】次に、転送機構40について説明する。転
送機構40は、搬出機構41と、搬送機構43と、セッ
ト機構47とで構成されている。搬出機構41は、上記
搬出位置10Hに対向配置されたホッパー41A(受け
部材)と、このホッパー41Aからリークテスト装置5
0に向けて延びるパーツフィーダ41Bとを有し、シリ
ンダ(図示せず)によって図1及び図2の矢印方向に前
進、後退されるようになっている。後退位置では、ホッ
パー41Aが搬出位置10Hの容器11から離れるよう
になっている。図2に示すように、前進位置では、ホッ
パー41Aが、開いた下蓋11cと容器本体11aとの
間に配されている。
【0044】下蓋11cには、上面が斜めになったガイ
ド部材11eが設けられており、容器本体11aの下端
開口が開く際、下蓋11cの下降とホッパー41Aの前
進とが連動することによって、容器11内のワークWが
ガイド部材11eの斜面を伝ってホッパー41Aに流れ
込むようになっている。
【0045】パーツフィーダ41Bには、ワークWを先
端に向かって送るバイブレータ(図示せず)が設けられ
ている。図1に示すように、パーツフィーダ41Bの先
端部には、そこを通過するワークWを検知してカウント
する第1カウンタ42が設けられている。
【0046】搬送機構43は、前処理装置10とリーク
テスト装置50との間に設けられたレール44と、この
レール44に沿って図示しない駆動手段によりスライド
されるスライドボックス45とを有している。レール4
4の一端(図1において下端)は、パーツフィーダ41
Bの先端の下方に配され、他端(図1において上端)
は、パーツフィーダ46のターミナル部46aに対向さ
れている。このレール44の一端に、スライドボックス
45が位置され、このスライドボックス45にパーツフ
ィーダ41BからワークWが投入されるようになってい
る。スライドボックス45は、レール44の他端に位置
されると、例えば傾く等してワークWをパーツフィーダ
46のターミナル部46aに移すようになっている。パ
ーツフィーダ46は、リークテスト装置50に向かって
延びている。図示は省略するが、パーツフィーダ46に
は、その先端部(送り方向の終端部)に向けてワークW
を送るバイブレータが設けられている。
【0047】さらに、リークテストシステムは、コント
ローラ90(制御装置)を備えている。図3に示すよう
に、コントローラ90は、システム全体を統括する処理
部91と、この処理部91にそれぞれ接続された駆動回
路92〜94、カウンタ95,96、タイマ97,CR
T98(表示装置)、及びスピーカ99を有している。
前処理駆動回路92は、前処理装置10に接続され、転
送駆動回路93は、転送機構40に接続され、テスト駆
動回路94は、リークテスト装置50に接続されてい
る。第2カウンタ96は、転送機構40のセット機構4
7に接続され、第3カウンタ95は、前処理装置10の
押出アーム22に接続されている。
【0048】上記のように構成されたリークテストシス
テムによるワークWの良否判定方法を説明する。コント
ローラ90の処理部91は、前処理駆動回路92を介し
て前処理装置10を操作することによって、ワークWを
加圧ヘリウム雰囲気に置く前処理工程を実行させる。ま
た、転送駆動回路93を介して転送機構40を操作する
ことによって、上記前処理を経たワークWを前処理装置
10から搬出し(搬出工程)、リークテスト装置50に
向けて送り(搬送工程)、リークテスト装置50にセッ
トする(セット工程)。さらに、テスト駆動回路94を
介してリークテスト装置50を操作することによって、
ワークWのエアリークテストとヘリウムリークテストを
行う(テスト工程)。
【0049】リークテスト装置50では、例えば100
個(1ロット)のワークWにつき15分〜20分の処理
速度でリークテストが行われる。このテスト工程の処理
速度に合わせて、上記前処理工程及び搬出工程が実行さ
れる。すなわち、回転台16が、15分〜20分間隔で
45度づつ回転され、8つの容器11がそれぞれ次の停
止位置に移動される。そして、搬入位置10Aに位置す
る容器11に1ロットのワークWが搬入され、吸引注入
位置10Bに位置する容器11内が加圧ヘリウム雰囲気
で満たされ、搬出位置10Hに位置する容器11から1
ロットのワークWが搬出される。以下、詳述する。
【0050】いま、一の容器11が、搬出位置10Hか
ら搬入位置10Aに移動されたとする。この一の容器1
1の上蓋11bは容器本体11aから上に離され、容器
本体11aの上端が開口した状態になっている。この上
端開口にシュータ23の先端が臨む。そして、ワークW
が、パーツフィーダ21から押出アーム22によって1
個ずつシュータ23に落とされ、シュータ23を伝って
容器11に搬入される。押出アーム22の押出し動作
は、コントローラ90の第3カウンタ95によってカウ
ントされる。このカウント値は、容器11に搬入された
ワークWの数量に相当する。カウント値が100個にな
った時点で、搬入操作が停止され、シュータ23が後退
された後、上蓋11bが閉じられる。
【0051】搬入位置10Aで15分〜20分経過後、
上記一の容器11は、吸引注入位置10Bに移動され
る。この容器11のポート形成部11dにコネクタ34
が接続され、切替弁33が吸引位置33aに位置され
る。これによって、容器11内が真空ポンプ31によっ
て真空吸引される。容器11内が所望の真空度に達する
のに要する時間は、数十秒のオーダーである。その後、
切替弁33が注入位置33bに位置される。これによっ
て、ヘリウムボンベ32から容器11内に加圧ヘリウム
が注入される。注入に要する時間は、数秒のオーダーで
ある。その後、切替弁33がニュートラル位置33nに
位置され、コネクタ34が容器11から切り離される。
【0052】その後、上記一の容器11は、15分〜2
0分置きに、5つの浸透位置10C〜10Gを順次移動
する。この間(約1時間半〜2時間)、容器11内のワ
ークWは加圧ヘリウム雰囲気に置かれ、微細なパッケー
ジ不良のあるワークWには、内部にヘリウムが入り込
む。
【0053】その後、上記一の容器10は、搬出位置1
0Hに位置される。この搬出位置10Hで、搬出工程が
実行される。すなわち、下蓋11cの下降と連動してホ
ッパー41Aが前進され、容器11内の1ロットのワー
クWがまとめてホッパー41Aに搬出される。また、ス
ライドボックス45がパーツフィーダ41Bの下方に位
置され、このスライドボックス45に上記ワークWが投
入される。
【0054】この投入の際、第1カウンタ42によって
ワークWの数量がカウントされる。このカウント値は、
コントローラ90の処理部91に送られる。処理部91
は、このカウント値が上記第3カウンタ95によるカウ
ント値と一致しているか否かを判断する。(この時、処
理部91は、特許請求の範囲の「判断手段」として機能
する。)そして、不一致の場合には、その旨のメッセー
ジと第1カウンタ42のカウント値がCRT98に表示
され、スピーカ99から警報音が出力される。(この
時、CRT98及びスピーカ99は、特許請求の範囲の
「不一致報知手段」として機能する。)これによって、
作業者は、スライドボックス45に収容されたワークW
が100個に足らないことを知ることができる。そし
て、ワークWが容器11やホッパー41Aやパーツフィ
ーダ41Bに引っ掛かっていないかをチェックし、引っ
掛かっていれば、それを第1カウンタ42にカウントさ
せたうえで、スライドボックス45に入れることができ
る。
【0055】ワーク収容後のスライドボックス45は、
パーツフィーダ46のターミナル部46aに向けて移動
され、このターミナル部46aにワークWを全部移す。
その後、ワークWはパーツフィーダ46の先端に向けて
順次送られる。
【0056】このパーツフィーダ46上のワークWが6
個ずつセット機構47で採取され、リークテスト装置5
0にセットされる。セット機構47が採取及びセット動
作を行う度に、コントローラ90の第2カウンタ96が
「6」ずつカウントアップする。処理部91は、この第
2カウンタ96のカウント値を上記第1カウンタ42の
カウント値から差し引き、パーツフィーダ46上のワー
クWの残数を算出する。処理部91によって特許請求の
範囲の「算出部」が実現され、この「算出部」としての
処理部91と第1、第2カウンタ42,96によって特
許請求の範囲の「カウント部」が実現されている。
【0057】上記一の容器11は、搬出位置10Hに移
動してから15分〜20分経過した時、再び搬入位置1
0Aに戻され、上記搬入機構20によるワークWの搬入
操作が反復される。
【0058】上記一の容器11が搬入位置10Aに位置
するのと同時に、次の容器11が搬出位置10Hに位置
される。この時、コントローラ90の処理部91は、上
記パーツフィーダ46上のワークWの残数が所定(例え
ば6個)より多い場合、上記次の容器11の下蓋11c
を閉じた状態に維持させ、搬出機構41を停止させてお
く。そして、残数が所定以下になった時、停止状態を解
除し、搬出工程を実行させる。(すなわち、ワークの搬
出タイミングをテスト工程の進捗度に応じて調節す
る。)これによって、上記次の容器11分のロットに対
して搬出後直ちにテスト工程を行うことができ、このロ
ットの全てのワークWを大気解放許容時間(例えば20
分)内にヘリウムリークテストにかけることができる。
処理部91と第1、第2カウンタ42,96によって特
許請求の範囲の「調節手段」が実現され、処理部91に
よって特許請求の範囲の「搬出制御部」が実現されてい
る。
【0059】また、処理部91は、容器11からロット
が搬出された時点からタイマ97を動作させ、そのロッ
トの大気解放時間を測定する。そして、測定時間が許容
可能な上限時間に達した時、パーツフィーダ46上のワ
ークWの残数がゼロになっていない場合(タイムオーバ
状態の発生)、残りのワークWのリークテストを停止さ
せる。ここで、上記許容可能な上限時間とは、ワークW
がパーツフィーダ46から採取してからヘリウムリーク
テストが終了するまでの平均の所要時間(例えば50
秒)を、上記大気解放許容時間から差し引いた時間であ
る。これによって、大気解放許容時間をオーバーしてヘ
リウムリークテストを行うのを防止でき、微細不良のワ
ークWが検出されずに良品と判定されるのを確実に防止
することができる。この時、処理部91は、特許請求の
範囲の「テスト停止部」として機能している。
【0060】処理部91は、上記停止操作と同時に、C
RT98に上記タイムオーバ状態が発生した旨のメッセ
ージを表示するとともに、スピーカ99から警報音を出
力する。これによって、作業者は、タイムオーバ状態が
発生したことを知ることができ、上記残りのワークWを
搬入機構20に戻すことによって、再度、前処理を施
し、改めてヘリウムリークテストにかけることができ
る。この時、CRT98及びスピーカ99は、特許請求
の範囲の「タイムオーバ報知部」として機能している。
タイマ97と、テスト停止部としての処理部91と、タ
イムオーバ報知部としてのCRT98及びスピーカ99
とによって、特許請求の範囲の「時間管理手段」が構成
されている。
【0061】本発明は、上記の実施形態に限定されず種
々の形態を採用することができる。例えば、吸引注入位
置10Bを、吸引位置と注入位置との2つに分け、吸引
位置で容器内を吸引し、注入位置で容器内に加圧ヘリウ
ムを注入してもよい。移動台は、直線的に移動するよう
になっていてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の特
徴によれば、搬出タイミングをリークテストの進捗度に
応じて調節することによって、ワークを大気解放許容時
間内に確実にヘリウムリークテストにかけることがで
き、リークテストの信頼性を高めることができる。本発
明の第2の特徴によれば、多数個のワークごとに順次前
処理を施し、リークテスト装置に送ることができ、しか
も、これらワークの全てが確実に大気解放許容時間内に
ヘリウムリークテストを受けることができるようにする
ことができる。本発明の第3の特徴によれば、ワークの
残数を簡単、かつ確実に把握することができる。本発明
の第4の特徴によれば、大気解放許容時間をオーバーし
てヘリウムリークテストを行うのを防止でき、微細不良
のワークが検出されずに良品と判定されるのを確実に防
止することができる。また、作業者に大気解放許容時間
をオーバーしたことを報知させ、適切な処置を行わせる
ことができる。本発明の第5の特徴によれば、ワークの
搬出時に容器に引っ掛かる等のトラブルが生じた場合、
それを作業者に報知し、適切な処置を行わせることがで
きる。本発明の第6の特徴によれば、容器の一つの停止
位置で吸引とヘリウム注入を行うことができ、構成を簡
素化することができる。本発明の第7の特徴によれば、
エアリークテストをも併せて実行できるだけでなく、不
良品が多いか少ないかによってテスト時間が不定になる
場合でも、ワークを大気解放許容時間内に確実にヘリウ
ムリークテストにかけることができる。本発明の第8の
特徴によれば、上記第1の特徴と同様の効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るリークテストシステ
ムの平面概略図である。
【図2】図1のII−II線に沿う上記システムの前処
理装置の側面図である。
【図3】上記システムのコントローラとその制御対象を
示すブロック図である。
【図4】リークテスト装置の平面概略図である。
【図5】図4のV−V線に沿う上記リークテスト装置の
側面断面と、リークテスト機構の回路構成とを組合せて
示す解説図である。
【符号の説明】
W ワーク 10 前処理装置 10A 搬入位置 10B 吸引注入位置 10H 搬出位置 11 容器 14 モータ(駆動手段) 16 回転台(移動台) 20 搬入機構 30 吸引注入機構 40 転送機構 41 搬出機構 42 第1カウンタ 43 搬送機構 47 セット機構 50 リークテスト装置 60 エアリークテスト機構 70 ヘリウムリークテスト機構 90 コントローラ 95 第3カウンタ 96 第2カウンタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを加圧ヘリウム雰囲気に置く前処
    理装置と、上記ワークのヘリウムリークテストを行うリ
    ークテスト装置と、上記ワークを上記前処理装置から搬
    出し、上記リークテスト装置にセットする転送機構と、
    この転送機構による上記ワークの搬出タイミングを、上
    記リークテストの進捗度に応じて調節する調節手段とを
    備えたことを特徴とするリークテストシステム。
  2. 【請求項2】 上記前処理装置が、密閉可能な容器を複
    数有する移動台と、この移動台を移動させ、上記容器が
    搬入位置、吸引位置、注入位置、及び搬出位置にそれぞ
    れ達した時、移動台を停止させる駆動手段と、上記搬入
    位置にある容器に多数のワークを入れる搬入機構と、上
    記吸引位置にある容器の内部を真空吸引する吸引手段
    と、上記注入位置にある容器に加圧ヘリウムを注入する
    注入手段とを有し、 上記転送機構が、上記搬出位置にある容器から上記多数
    のワークをまとめて搬出する搬出機構と、搬出された上
    記ワークを上記リークテスト装置に向けて送る搬送機構
    と、この搬送機構の送り方向の終端部から上記ワークを
    採取し、上記リークテスト装置にセットするセット機構
    とを有し、 上記調節手段が、上記転送機構にある上記ワークの残数
    をカウントするカウント部と、カウントされた残数が所
    定より多い時は上記搬出機構を停止し、所定以下の時は
    上記搬出機構の停止状態を解除する搬出制御部とを有し
    ていることを特徴とする請求項1に記載のリークテスト
    システム。
  3. 【請求項3】 上記カウント部が、上記搬出機構が搬出
    したワークの数量をカウントする第1カウンタと、上記
    セット機構が採取したワークの数量をカウントする第2
    カウンタと、上記第1カウンタのカウント値から上記第
    2カウンタのカウント値を差し引き、上記残数を算出す
    る算出部とを有していることを特徴とする請求項2に記
    載のリークテストシステム。
  4. 【請求項4】 さらに時間管理手段を備え、この時間管
    理手段は、上記ワークが上記容器から搬出されてからリ
    ークテストされるまでの経過時間を測定するタイマと、
    この測定値が許容可能な上限時間に達し、しかも上記カ
    ウント部でカウントされた残数がゼロになっていないタ
    イムオーバ状態が生じた時に、上記リークテスト装置に
    よるリークテストを停止させるテスト停止部と、上記タ
    イムオーバ状態を報知するタイムオーバ報知部とを有し
    ていることを特徴とする請求項2又は3に記載のリーク
    テストシステム。
  5. 【請求項5】 上記搬入機構によって上記容器に入れら
    れたワークの数量をカウントする第3カウンタと、上記
    第1、第3カウンタのカウント値が一致しているか否か
    を判断する判断手段と、不一致の場合にそれを報知する
    数不一致報知手段とを、さらに備えたことを特徴とする
    請求項3に記載のリークテストシステム。
  6. 【請求項6】 上記前処理装置において、上記吸引位置
    と上記注入位置とが同一の位置に配されていることを特
    徴とする請求項2〜5の何れかに記載のリークテストシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 上記リークテスト装置が、上記ヘリウム
    リークテストを行うヘリウムリークテスト機構に加え
    て、上記ワークのエアリークテストを行うエアリークテ
    スト機構を有し、 各リークテスト機構が、複数のワークをまとめてリーク
    テストすることにより、これらワークに不良品が含まれ
    るか否かを検査し、含まれると判断された場合は、上記
    複数のワークの一部を選択的にリークテストすることに
    より、不良品のワークを決定することを特徴とする請求
    項2〜6の何れかに記載のリークテストシステム。
  8. 【請求項8】 ワークを前処理装置で加圧ヘリウム雰囲
    気に置く前処理工程と、上記ワークを上記前処理装置か
    ら搬出する搬出工程と、搬出した上記ワークをリークテ
    スト装置にセットするセット工程と、上記リークテスト
    装置でワークのヘリウムリークテストを行うテスト工程
    とを順次実行し、上記搬出工程での上記ワークの搬出タ
    イミングを、上記テスト工程の進捗度に応じて調節する
    ことを特徴とするリークテスト方法。
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