JP2002206702A - コンバインドサイクルプラントの給水系装置および排熱回収ボイラ - Google Patents

コンバインドサイクルプラントの給水系装置および排熱回収ボイラ

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JP2002206702A
JP2002206702A JP2001350158A JP2001350158A JP2002206702A JP 2002206702 A JP2002206702 A JP 2002206702A JP 2001350158 A JP2001350158 A JP 2001350158A JP 2001350158 A JP2001350158 A JP 2001350158A JP 2002206702 A JP2002206702 A JP 2002206702A
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pressure
steam drum
water supply
water
economizer
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JP2001350158A
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English (en)
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Katsushi Imanari
克司 今成
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

Abstract

(57)【要約】 【課題】高圧給水ポンプの設計仕様を標準仕様となし、
高圧給水ポンプの効率を高め、しかも運転特性の安定化
を図り得るコンバインドサイクルプラントの給水系装置
および排熱回収ボイラを提供する。 【解決手段】コンバインドサイクルプラントの給水系装
置は、復水器47と最も低圧の蒸気ドラム36とを接続
する配管系には少なくとも1つの節炭器を設け、復水器
47と中間の圧力の蒸気ドラム78とを接続する配管系
には少なくとも2つの節炭器を設け、さらに復水器47
と最も高圧となる蒸気ドラム39とを接続する配管系に
は少なくとも3つの節炭器を設け、排ガスの流れ方向に
関して、中間の圧力の蒸気ドラム78に接続された節炭
器の上流側に、高圧蒸気ドラム39に接続された少なく
とも3台の節炭器のうちの2台以上を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインドサイクル
プラントの給水系装置および排熱回収ボイラに係り、中
圧給水ポンプを廃することにより設備費の節減を図り、
かつ、高圧給水ポンプのポンプ効率の向上を図るのに好
適なコンバインドサイクルプラントの給水系装置および
排熱回収ボイラに関するもので、特に発電プラントに適
用される。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の発電プラントについて図2
および図3を参照して説明する。図2は、従来一般に使
用されているガスタービン発電プラントを示す系統図で
ある。図2に示すガスタービン発電プラントは、空気圧
縮機1と、燃焼器2と、ガスタービン3と、発電機4と
を備えて構成されている。そして、この発電プラントは
空気圧縮機1によって吸入された空気を圧縮して燃焼器
2に導き、その圧縮空気中で燃料を燃焼させて高圧高温
ガスを発生させ、さらにその高圧高温ガスをガスタービ
ン3に導き、ガスタービン3内で膨張させて機械的エネ
ルギーを得るサイクルであり、排気は大気に放出する開
放サイクルを利用することが多い。
【0003】このようなサイクルでは、ガスタービン3
から排出される排ガスの温度が高温であるため、排ガス
損失がきわめて大きく、正味熱効率は20〜26%程度
となる。したがって、この排ガスを有効に利用すれば、
熱効率が大幅に改善される。なお、ガスタービン発電は
建設費が少なく、始動,停止が迅速であるという長所が
ある。
【0004】次に、図3は、従来から多く使用されてい
る蒸気タービン発電プラントを示す系統図である。図3
に示す蒸気タービン発電プラントは、蒸気発生部10
と、蒸気タービン14と、発電機15と、復水器16
と、復水ポンプ17と、2段に設置された給水加熱器1
8,19と、給水ポンプ20と、煙道21内に設置され
た節炭器22および空気予熱器23と、前記発電機15
に付設された変圧設備24と、前記復水器16に設けら
れた冷却水ポンプ25とを有している。前記蒸気発生部
10は、燃焼装置11と、ボイラ12と、過熱器13と
を備えている。
【0005】この蒸気タービン発電プラントでは、蒸気
発生部10の燃焼装置11に燃料と空気が送り込まれ
る。燃料としては、石炭、重油またはガスが用いられ
る。空気は、煙道21内に設置された空気予熱器23に
より予熱されて燃焼装置11に供給される。前記ボイラ
12には、給水ポンプ20から吐出された給水が、煙道
21内に設置された節炭器22により温度を高められた
のち送り込まれる。前記ボイラ12に送り込まれた給水
は、燃焼装置11による燃焼熱を受けて蒸発し、さらに
過熱器13により過熱され、過熱蒸気となって蒸気ター
ビン14に送られる。ついで、前記過熱蒸気は蒸気ター
ビン14内で膨張して発電機15を回転させ、電気を発
生させて仕事をする。
【0006】前述のごとく仕事をして、熱エネルギーを
失った蒸気は、復水器16に排出される。この復水器1
6では、冷却水ポンプ25から送り込まれた冷却水によ
り蒸気が冷却されて水に復元する。この復水を復水ポン
プ17により復水器16から取り出し、その復水を蒸気
タービン14から抽出した抽気で給水加熱器18,19
により加熱し、給水ポンプ20により再びボイラ12へ
の給水として送り出す。
【0007】図4は、現在考えられているコンバインド
サイクルプラントの系統図である。図4に示すコンバイ
ンドサイクルプラントは、ガスタービン開放サイクル部
と、排熱回収ボイラ34と、蒸気タービンサイクル部
と、発電機59とを備えて構成されている。近年、ガス
タ−ビンの高温,高効率化が進み、タ−ビン排気温度が
高くなったため、排熱回収式が主流となっている。この
ような装置は、例えば、エバラ時報No.132「コン
バインドサイクルプラント用高圧給水ポンプ」頁28〜
32,1985年10月号に記載されている。
【0008】前記ガスタービンサイクル部は、空気圧縮
機31と、燃焼器32と、ガスタービン33とを有して
いる。また、前記排熱回収ボイラ34は、低圧節炭器3
5と、低圧蒸気ドラム36と、低圧蒸発器37と、中圧
節炭器77と、中圧蒸気ドラム78と、中圧蒸発器79
と、2段の高圧節炭器38,86と、高圧蒸気ドラム3
9と、脱硝装置41と、高圧蒸発器42と、過熱器(高
圧過熱器)43と、高圧給水ポンプ54を含む給水系統
とを備えている。この排熱回収ボイラ34には、煙道に
続いて煙突60が付設されている。
【0009】前記蒸気タービンサイクル部は、前記排熱
回収ボイラ34で生成された蒸気を動力源とする蒸気タ
ービン46と、復水器47とを備えている。前記蒸気タ
ービン46の低圧段側には、蒸気配管44を介して排熱
回収ボイラ34の低圧蒸気ドラム36が接続されてお
り、高圧段側には蒸気配管45を介して排熱回収ボイラ
34の過熱器43が接続されている。なお、図4に示す
前記復水器47は、軸流式で、内部に脱気装置が設けら
れており、このため脱気器は別設置されていないもので
ある。
【0010】前記復水器47と排熱回収ボイラ34と
は、給水系統で結ばれている。この給水系統は、復水器
47と排熱回収ボイラ34の低圧節炭器35とを結んで
いる給水配管48と、低圧節炭器35と低圧蒸気ドラム
36とを結んでいる給水配管51と、この給水配管51
から分岐され、かつ中圧節炭器77と高圧節炭器38に
結ばれた給水配管53と、中圧節炭器77と中圧蒸気ド
ラム78とを結んでいる給水配管81と、高圧節炭器3
8,86と高圧蒸気ドラム39とを結んでいる給水配管
57,87とを有している。
【0011】前記復水器47と低圧節炭器35とを結ん
でいる給水配管48には、低圧給水ポンプ(復水ポン
プ)49が設けられている。前記低圧節炭器35と低圧
蒸気ドラム36とを結んでいる給水配管51には、給水
調整弁(図示せず)が設けられている。前記給水配管5
1から中圧節炭器77に至る間に設けられた給水配管8
8には、中圧給水ポンプ80が設けられている。さら
に、前記給水配管51から高圧節炭器38に至る間に設
けられた給水配管90には、高圧給水ポンプ54が設け
られている。また、前記中圧節炭器77と中圧蒸気ドラ
ム78とを結んでいる給水配管81には、給水調整弁
(図示せず)が設けられている。さらに、前記高圧節炭
器86と高圧蒸気ドラム39とを結んでいる給水配管8
7には、給水調整弁(図示せず)が設けられている。
【0012】ところで、この図4に示すコンバインドサ
イクルプラントでは、ガスタービン開放サイクル部は、
前記図2に示したガスタービン発電プラントと同様な働
きにより、発電機59を回転させ、発電させる。なお、
空気圧縮機31は入口案内翼(図示せず)が空気流量を
制御し得るように可変式となっており、部分負荷時にお
けるガスタービン排ガス温度を高めることができる。そ
して、ガスターヒン33からは低圧低温ガスを排ガスと
して排出する。
【0013】前記排熱回収ボイラ34では、給水配管4
8から低圧節炭器35に給水された給水を排ガスの余熱
を利用して加熱したのち、給水配管51を通じて低圧蒸
気ドラム36に送り、この低圧蒸気ドラム36から低圧
蒸発器37に入れ、排ガスの余熱を利用してさらに加熱
して蒸気を発生させ、その蒸気を低圧蒸気ドラム36に
戻し、この低圧蒸気ドラム36から低圧過熱器82を経
て、蒸気配管44を通じて蒸気タービン46に飽和蒸気
を送り、蒸気タービン46を回転させる。
【0014】一方、前記低圧節炭器35を出た給水の一
部を、給水配管53および中圧給水ポンプ80を通じて
中圧節炭器77に送り込む。そして、この中圧節炭器7
7で排ガスの余熱を利用して加熱したのち、給水配管8
1を通じて中圧蒸気ドラム78に送り、この中圧蒸気ド
ラム78から中圧蒸発器79に入れ、排ガスの余熱を利
用してさらに加熱して蒸気を発生させ、いったん中圧蒸
気ドラム78に戻す。ついで、その蒸気を中圧蒸気ドラ
ム78から中圧過熱器83に送り込んで過熱し、その過
熱器83から再熱器84を経由し、給水配管85を通じ
て蒸気タービン46に過熱蒸気を送り、蒸気タービン4
6を回転させる。
【0015】さらに前記低圧節炭器35を出た給水の一
部を、給水配管90および高圧給水ポンプ54を通じて
高圧節炭器38に送り込む。そして、この高圧節炭器3
8で排ガスの余熱を利用して加熱したのち、給水配管5
7を通じて次の高圧節炭器86を経由し、給水配管87
を通じて高圧蒸気ドラム39に送り、この高圧蒸気ドラ
ム39から高圧蒸発器42に送り込み、排ガスの余熱を
利用してさらに加熱したのち、再び高圧蒸気ドラム39
に戻し、この高圧蒸気ドラム39から過熱器43に入れ
て過熱し、その過熱器43から蒸気配管45を通じて蒸
気タービン46に過熱蒸気を送り、蒸気タービン46を
回転させる。
【0016】したがって、蒸気タービン46は、低圧加
熱器82から送られて来る飽和蒸気と、再熱器84から
蒸気配管85を経て送られて来る高温再熱蒸気と、過熱
器43から送られて来る過熱蒸気とにより回転駆動さ
れ、発電機59を回転させて発電する。また、排熱回収
ボイラ34に供給された排ガス中に含まれている窒素酸
化物は、最適ガス温度部に設置された脱硝装置41によ
り捕集され、窒素酸化物を除去され、かつ仕事をしたの
ちの排ガスは煙突60から大気に排出される。
【0017】このようなコンバインドサイクルプラント
は、二つの発電方式を組み合わせて、高い熱効率を得よ
うとする発電プラントであり、DSS(毎日起動停止)
として運用されている。なお、コンバインドサイクルプ
ラントの発電機には、ガスタービンサイクル部と蒸気タ
ービンサイクル部とが別軸で各々発電機を持つようにし
た多軸型と、ガスタービンサイクル部と蒸気タービンサ
イクル部とが同軸で共通の発電機を持つ一軸型とがある
が、図4には一軸型の例を示している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとく、図4に
示すコンバインドサイクルプラントの給水系統は、復水
器47と低圧節炭器35とを結んでいる給水配管48
と、これに設けられた低圧給水ポンプ49と、低圧蒸発
器35と低圧蒸気ドラム36を結んでいる給水配管51
と、これに設けられた給水調整弁(図示せず)と、前記
給水配管51から分岐され中圧節炭器77に結ばれた給
水配管88と、これに設けられた中圧給水ポンプ80
と、中圧節炭器77と中圧蒸気ドラム78とを結んでい
る給水配管81と、これに設けられた給水調整弁(図示
せず)と、前記給水配管53から分岐され高圧節炭器3
8に結ばれた給水配管90と、これに設けられた高圧給
水ポンプ54と、2段の高圧節炭器38,86と高圧蒸
気ドラム39とを結んでいる給水配管57,87と、こ
れに設けられた給水調整弁(図示せず)とを有して構成
されている。
【0019】しかし、前記コンバインドサイクルプラン
トの給水系統は、(1)高圧蒸気ドラム39、中圧蒸気
ドラム78、低圧蒸気ドラム36へ給水するため、各々
の仕様を満足するポンプ台数を設置すること、(2)高
圧給水ポンプ54の仕様(流量、全揚程、回転数等)を
拡大し、標準ポンプの仕様とすること、(3)高圧給水
ポンプ54の性能について、効率を高め、かつ運転特性
の安定化を図ること、(4)中圧給水ポンプ80の吸込
圧力の低下を図り、中圧給水ポンプ80を標準ポンプの
仕様とすること、など、経済性および信頼性を向上させ
る点について十分に配慮されていなかった。
【0020】本発明の目的は、中圧給水ポンプを廃し、
中圧給水ポンプの負荷を高圧給水ポンプで補うことによ
り、高圧給水ポンプの設計仕様を標準仕様となし得るコ
ンバインドサイクルプラントの給水系装置および排熱回
収ボイラを提供することにある。また、本発明の他の目
的は、高圧給水ポンプの効率を高め、しかも運転特性の
安定化を図り得るコンバインドサイクルプラントの給水
系装置および排熱回収ボイラを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るコンバインドサイクルプラントの給水
系装置の構成は、復水器から取り出した復水を、圧力の
異なる少なくとも3種の蒸気ドラムに供給する配管系を
備えたコンバインドサイクルプラントの給水系装置にお
いて、前記復水器と最も低圧の蒸気ドラムとを接続する
配管系には少なくとも1つの節炭器を設け、前記復水器
と中間の圧力の蒸気ドラムとを接続する配管系には少な
くとも2つの節炭器を設け、さらに前記復水器と最も高
圧となる蒸気ドラムとを接続する配管系には少なくとも
3つの節炭器を設け、排ガスの流れ方向に関して、前記
中間の圧力の蒸気ドラムに接続された節炭器の上流側
に、前記高圧蒸気ドラムに接続された少なくとも3台の
節炭器のうちの2台以上を配置したものである。
【0022】また上記目的を達成するために、本発明に
係るコンバインドサイクルプラントの給水系装置の構成
は、復水器から取り出した復水を、圧力の異なる少なく
とも3種の蒸気ドラムに供給する配管系を備えたコンバ
インドサイクルプラントの給水系装置において、前記復
水器から復水を取り出し、前記各蒸気ドラムに供給する
ための復水ポンプと、この復水ポンプから供給された復
水を加圧して前記最も高圧の蒸気ドラムに供給するため
の高圧給水ポンプと、さらに前記高圧給水ポンプの中間
段から抽水し、その抽水を少なくとも1台の節炭器を経
由して前記中間圧力の蒸気ドラムに供給する給水配管
と、前記高圧給水ポンプの中間段から抽水された抽水の
一部を、節炭器を経由して前記低圧蒸気ドラムに送るた
めの給水配管と、前記高圧給水ポンプと最も高圧の蒸気
ドラムとを接続する給水配管に設けられた少なくとも2
台の節炭器とを備えるものである。
【0023】さらにまた、上記目的を達成するために、
本発明に係るコンバインドサイクルプラントの給水系装
置の構成は、復水器から取り出した復水を、給水配管お
よび節炭器を経由して少なくとも高圧側の蒸気ドラムと
低圧側の蒸気ドラムとに供給する配管系を備えたコンバ
インドサイクルプラントの給水系装置において、前記復
水器と高圧側の蒸気ドラムとを接続する給水配管に高圧
給水ポンプを設け、この高圧給水ポンプにより高圧側の
節炭器を経て高圧側の蒸気ドラムに給水するとともに、
前記高圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低
圧側の節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する
給水配管を設け、前記高圧給水ポンプと前記低圧側蒸気
ドラムとを接続する配管系には少なくとも1つの節炭器
を設け、前記高圧給水ポンプと前記高圧側の蒸気ドラム
とを接続する配管系には少なくとも2つの節炭器を設け
たものである。
【0024】さらにまた、上記目的を達成するために、
本発明に係るコンバインドサイクルプラントの給水系装
置の構成は、復水器から復水ポンプにより取り出した復
水を、給水配管および節炭器を経由して高圧側の蒸気ド
ラムと低圧側の蒸気ドラムとに供給する配管系を備えた
コンバインドサイクルプラントの給水系装置において、
前記復水器と高圧側の蒸気ドラムとを接続する給水配管
に高圧給水ポンプを設け、この高圧給水ポンプにより高
圧側の節炭器を経て前記高圧側の蒸気ドラムに給水する
とともに、前記高圧給水ポンプの中間段から抽水し、そ
の抽水を低圧側の節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラム
に給水する給水配管を設けたものである。
【0025】さらにまた、上記目的を達成するために、
本発明に係るコンバインドサイクルプラントの給水系装
置の構成は、高圧蒸発器、中圧蒸発器および低圧蒸発器
にそれぞれ高圧蒸気ドラム、中圧蒸気ドラムおよび低圧
蒸気ドラムを接続し、これらの蒸気ドラムに復水器から
給水配管、ポンプおよび節炭器を介して給水を行うコン
バインドサイクルプラントの給水系装置において、前記
節炭器を高圧節炭器と中圧節炭器と低圧節炭器とに分割
し、前記給水配管からの低圧の給水を低圧節炭器を介し
て低圧蒸気ドラムに送給できるように設けるとともに、
下流側の給水配管に給水ポンプを設け、この給水ポンプ
の中間段抽水を抽水管に導き、中圧節炭器を介して中圧
蒸気ドラムに送給できるように設け、前記給水ポンプ吐
出口からの給水を給水配管に導き高圧節炭器を介して高
圧蒸気ドラムに送給できるように設けたものである。
【0026】さらにまた、上記目的を達成するために、
本発明に係る排熱回収ボイラの構成は、復水器から取り
出した復水を、給水配管および節炭器を経由して、高圧
蒸発器に接続された高圧蒸気ドラム、中圧蒸発器に接続
された中圧蒸気ドラム、低圧蒸発器に接続された低圧蒸
気ドラムにそれぞれ給水を行うように構成された排熱回
収ボイラにおいて、前記給水配管に設けられた復水ポン
プと、前記給水配管に設けられ前記復水ポンプからの給
水を加圧して前記高圧蒸気ドラムまたは中圧蒸気ドラム
にそれぞれ供給するための給水ポンプと、排ガスの流れ
方向に関して、前記中圧蒸発器の上流側と下流側とにそ
れぞれ設けられた高圧節炭器と、前記中圧蒸発器の下流
側に設けられた中圧節炭器とを備え、前記給水ポンプか
らの給水をこれら節炭器を経由して前記高圧蒸気ドラム
あるいは中圧蒸発ドラムにそれぞれ給水するようにした
ものである。
【0027】さらにまた、上記目的を達成するために、
本発明に係る排熱回収ボイラの構成は、復水器から取り
出した復水を、給水配管および節炭器を経由して、高圧
蒸発器に接続された高圧蒸気ドラム、中圧蒸発器に接続
された中圧蒸気ドラム、低圧蒸発器に接続された低圧蒸
気ドラムにそれぞれ給水を行うように構成された排熱回
収ボイラにおいて、前記給水配管に設けられた復水ポン
プと、前記給水配管に設けられ前記復水ポンプからの給
水を加圧して前記高圧蒸気ドラムまたは中圧蒸気ドラム
にそれぞれ供給するための給水ポンプと、排ガスの流れ
方向に関して、前記中圧蒸発器の上流側と下流側とにそ
れぞれ設けられた高圧節炭器と、前記中圧蒸発器の下流
側に設けられた中圧節炭器とを備え、前記給水ポンプか
らの給水をこれら節炭器を経由して前記高圧蒸気ドラム
あるいは中圧蒸発ドラムにそれぞれ給水するようにした
ものである。
【0028】さらにまた、上記目的を達成するために、
本発明に係る排熱回収ボイラの構成は、復水器から復水
ポンプにより取り出した復水を、給水配管および節炭器
を経由して高圧側の蒸気ドラムと低圧側の蒸気ドラムと
にそれぞれ供給するように構成された排熱回収ボイラに
おいて、前記復水ポンプと高圧側の蒸気ドラムとを接続
する給水配管に高圧給水ポンプを設け、この高圧給水ポ
ンプにより高圧側の節炭器を経て前記高圧側の蒸気ドラ
ムに給水するとともに、前記高圧給水ポンプの中間段か
ら抽水し、その抽水を低圧側の節炭器を経て前記低圧側
の蒸気ドラムに給水する給水配管を設け、前記高圧側の
蒸気ドラムの下流側に高圧側の過熱器を設け、前記低圧
側の蒸気ドラムの下流側には低圧側の過熱器を設けたも
のである。
【0029】さらにまた、上記目的を達成するために、
本発明に係る排熱回収ボイラの構成は、復水器からの復
水を、給水配管および節炭器を経由して高圧側の蒸気ド
ラムと低圧側の蒸気ドラムとにそれぞれ供給するように
構成された排熱回収ボイラにおいて、前記復水器と高圧
側の蒸気ドラムとを接続する給水配管に高圧給水ポンプ
を設け、この高圧給水ポンプにより複数台の高圧側節炭
器を経て前記高圧側の蒸気ドラムに給水するとともに、
前記高圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低
圧側の節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する
給水配管を設け、排ガスの流れ方向に関して、前記低圧
側節炭器の上流側に前記複数台の高圧側節炭器を配置し
たものである。
【0030】さらにまた、上記目的を達成するために、
本発明に係る排熱回収ボイラの構成は、復水器からの復
水を、給水配管および節炭器を経由して高圧側の蒸気ド
ラムと低圧側の蒸気ドラムとにそれぞれ供給するように
構成された排熱回収ボイラにおいて、前記復水器と高圧
側の蒸気ドラムとを接続する給水配管に高圧給水ポンプ
を設け、この高圧給水ポンプにより高圧側の節炭器を経
て前記高圧側の蒸気ドラムに給水するとともに、前記高
圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低圧側の
節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する給水配
管を設け、排ガスの流れ方向に関して、前記低圧側節炭
器と前記低圧側蒸気ドラムとの間に前記高圧側節炭器を
配置したものである。
【0031】さらにまた、上記目的を達成するために、
本発明に係る排熱回収ボイラの構成は、復水器からの復
水を、給水配管および節炭器を経由して高圧側の蒸気ド
ラムと低圧側の蒸気ドラムとにそれぞれ供給するように
構成された排熱回収ボイラにおいて、前記復水器と高圧
側の蒸気ドラムとを接続する給水配管に高圧給水ポンプ
を設け、この高圧給水ポンプにより高圧側の節炭器を経
て前記高圧側の蒸気ドラムに給水するとともに、前記高
圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低圧側の
節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する給水配
管を設け、この低圧側蒸気ドラムの下流側にはさらに過
熱器を設け、排ガスの流れ方向に関して、前記低圧側蒸
気ドラムの蒸発器と前記高圧側蒸気ドラムの蒸発器との
間に前記高圧側節炭器と前記過熱器とを配置したもので
ある。
【0032】さらにまた、上記目的を達成するために、
本発明に係る排熱回収ボイラの構成は、復水器からの復
水を、給水配管および節炭器を経由して高圧側の蒸気ド
ラムと低圧側の蒸気ドラムとにそれぞれ供給するように
構成された排熱回収ボイラにおいて、前記復水器と高圧
側の蒸気ドラムとを接続する給水配管に高圧給水ポンプ
を設け、この高圧給水ポンプにより高圧側の節炭器を経
て前記高圧側の蒸気ドラムに給水するとともに、前記高
圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低圧側の
節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する給水配
管を設け、前記高圧側の蒸気ドラムの下流側には高圧側
過熱器を、前記低圧側蒸気ドラムの下流側には低圧側過
熱器をそれぞれ設け、排ガスの流れ方向に関して、前記
高圧側蒸気ドラムの蒸発器の上流側に、前記高圧側過熱
器および前記低圧側過熱器を配置したものである。
【0033】上記技術的手段による働きは次のとおりで
ある。低圧節炭器と高圧節炭器とを給水配管により直結
し、この給水配管に高圧給水ポンプを設け、高圧蒸気ド
ラムには、前記高圧給水ポンプにより高圧節炭器を経て
給水し、中圧節炭器には前記高圧給水ポンプの中間段か
ら抽水し、その抽水を給水配管を通じて給水するように
しているので、従来の給水系統に比較して、給水ポンプ
を共用化することができる。その結果、高圧給水ポンプ
の設計圧力、給水流量を増加させ、標準ポンプの仕様と
なり、高圧給水ポンプの選定範囲を拡大することができ
る。
【0034】また、ポンプ性能特性は低流量側で不安定
となる要因を多く持っているが、本発明では高圧給水ポ
ンプの流量負荷として、中圧蒸気ドラムへの給水を追加
しているので、高圧給水ポンプの運転特性を安定化させ
ることができ、これにより運転動力の低減を図り、エロ
ージョンによる寿命の低下を防止し、高圧給水ポンプの
運転に際しての経済性および信頼性を向上させることが
できる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係るコ
ンバインドサイクルプラントの系統図である。図中、図
4と同一符号のものは、先に説明した従来技術と同等部
であるから、その説明を省略する。図1において、54
は高圧給水ポンプ、54aは、高圧給水ポンプの中間段
から抽水する抽水口となる抽水管、90は、高圧給水ポ
ンプ54と前段の高圧節炭器38とを結ぶ給水配管、8
8は、高圧給水ポンプ54の前記抽水口と中圧節炭器7
7とを結ぶ給水配管、92は、高圧給水ポンプ54の前
記抽水口と低圧節炭器35とを結ぶ給水バイパス配管で
ある。
【0036】図1に示す実施例の給水系統では、排熱回
収ボイラ34の低圧節炭器35と高圧節炭器38とは、
給水配管51,53、高圧給水ポンプ54、給水配管9
0により直結されている。前記高圧給水ポンプ54の中
間段と中圧節炭器77とは、抽水管54a,給水配管9
1により結ばれている。また、前記給水配管91とは別
に、抽水管54aから分岐して低圧節炭器35へ至る給
水バイパス92が設けられており、この給水バイパス9
2は低圧節炭器チュ−ブ外表面腐食防止として給水され
ている。
【0037】なお、図1に示すコンバインドサイクルプ
ラントと、給水系統における他の構成については、前記
図4に示した従来技術と同様である。上述のように、高
圧給水ポンプ54の吸込口は給水配管53,51を通じ
て低圧節炭器35の出口側に接続され、前記高圧給水ポ
ンプ54の抽水管54aは給水配管91を通じて中圧節
炭器77に接続され、前記高圧給水ポンプ54の吐出口
は給水配管90を通じて高圧節炭器38の入口側に接続
されている。
【0038】前記高圧給水ポンプ54を用い、かつ、給
水配管を取り付けた本実施例の給水系統は、次のように
使用され、作用する。すなわち、低圧蒸気ドラム36、
中圧蒸気ドラム78、高圧蒸気ドラム39へ供給する給
水として、図1に示す復水器47から低圧給水ポンプ
(復水ポンプ)49により復水を取り出し、この給水と
しての復水を、給水配管48を通じて低圧給水ポンプ4
9により低圧節炭器35に送る。
【0039】前記低圧節炭器35では、前記給水を排ガ
スの余熱を利用して加熱したのち、給水配管51,53
を通じて高圧給水ポンプ54に送り込む。そして、前記
高圧給水ポンプ54のポンプケーシングにおける中間段
羽根車に対応する位置に設けられた抽水口から給水の一
部を取り出し、その抽水を給水として、抽水管54a,
給水配管91を経て中圧節炭器77に送る。さらに抽水
口より給水の一部を取り出し、その抽水を給水として、
抽水管54a,給水配管92を経て低圧節炭器35に送
る。一方、前記高圧給水ポンプ54の吐出口より給水の
他の一部を吐出し、その給水を給水配管90を通じて高
圧節炭器38に送る。
【0040】前記高圧節炭器38,86では、従来の給
水系統と同様、前記給水を排ガスの余熱を利用して加熱
したのち、給水配管57,87および給水調整弁(図示
せず)を通じて高圧蒸気ドラム39に送る。前記低圧蒸
気ドラム36に送り込まれた給水、中圧蒸気ドラム78
に送り込まれた給水、および高圧蒸気ドラム39に送り
込まれた給水は、図4に示した従来のコンバインドサイ
クルプラントの場合と同じプロセスを経て蒸気タービン
46に供給され、仕事をする。
【0041】しかして、この図1に示す実施例では、高
圧給水ポンプ54の流量は従来の給水系統の高圧給水ポ
ンプに比較して、中圧節炭器77への給水量分だけ増加
する。一方、ポンプ性能特性は低流量側で不安定となる
要因を多く持っている。この点につき、この実施例で
は、高圧給水ポンプ54の流量負荷として、中圧節炭器
77への給水量分が追加されるので、高圧給水ポンプ5
4の運転特性を安定化させることができ、これにより運
転動力の低減を図り、エロージョンによる寿命の低下を
防止し、高圧給水ポンプの運転に際しての経済性および
信頼性を向上させることができる。なお、本発明は図面
に示す一軸型のコンバインドサイクルプラントに限ら
ず、多軸型のコンバインドサイクルプラントにも適用す
ることができる。
【0042】以上説明したように、本実施例によれば、
低圧節炭器35と高圧節炭器38とを給水配管51,5
3,90により直結し、この給水配管90に高圧給水ポ
ンプ54を設け、この高圧給水ポンプ54より高圧節炭
器38を経て高圧蒸気ドラム39に給水する一方、前記
高圧給水ポンプ54の中間段から抽水し、その抽水を中
圧節炭器77に給水する給水配管91を設けており、高
圧給水ポンプ54の設計流量、設計圧力を拡大させ、標
準ポンプの仕様となし得るので、高圧給水ポンプ54の
選定範囲を拡大し得る効果がある。
【0043】また、中圧給水ポンプ80(図4参照)を
廃すことができるので、機材設備費の低減を図り得る効
果があり、特殊仕様機材を必要としないので、据え付
け、メンテナンスの簡略化を図り得る効果がある。さら
に、高圧給水ポンプ54を標準仕様となし得るので、選
定範囲を拡大でき、しかもポンプの信頼性を向上させ得
る効果がある。
【0044】また、低圧節炭器35に発生する低温の給
水と節炭器における加熱に際し、低圧節炭器チュ−ブ外
表面腐食が危惧されるが、高圧給水ポンプ54からの高
温水を抽水することにより、チュ−ブ外表面の温度差を
低くすることで腐食防止を行うことができる。すなわ
ち、腐食防止のための給水源を高圧給水ポンプ54とす
ることにより、専用ポンプの設置を廃し、かつ、上述の
高圧給水ポンプ54の流量拡大が得られ、標準ポンプの
仕様となし得る効果もある。
【0045】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、中圧給水ポンプを廃し、中圧給水ポンプの負荷
を高圧給水ポンプで補うことにより、高圧給水ポンプの
設計仕様を標準仕様となし得るコンバインドサイクルプ
ラントの給水系装置および排熱回収ボイラを提供するこ
とができる。また、本発明によれば、高圧給水ポンプの
効率を高め、しかも運転特性の安定化を図り得るコンバ
インドサイクルプラントの給水系装置および排熱回収ボ
イラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコンバインドサイクル
プラントの系統図である。
【図2】従来のガスタービン発電プラントを示す系統図
である。
【図3】従来の蒸気タービン発電プラントを示す系統図
である。
【図4】現在考えられているコンバインドサイクルプラ
ントの系統図である。
【符号の説明】
33 ガスタービン 34 排熱回収ボイラ 35 低圧節炭器 36 低圧蒸気ドラム 37 低圧蒸発器 38,86 高圧節炭器 39 高圧蒸気ドラム 42 高圧蒸発器 43 過熱器 44,45 蒸気配管 46 蒸気タービン 47 復水器 48 給水配管 49 低圧給水ポンプ 51,53,57,87,90,91 給水配管 54 高圧給水ポンプ 54a 抽水管 77 中圧節炭器 78 中圧蒸気ドラム 79 中圧蒸発器 83 中圧過熱器 84 再熱器 85 蒸気配管 92 給水バイパス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F22D 11/00 F22D 11/00 C

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】復水器から取り出した復水を、圧力の異な
    る少なくとも3種の蒸気ドラムに供給する配管系を備え
    たコンバインドサイクルプラントの給水系装置におい
    て、 前記復水器と最も低圧の蒸気ドラムとを接続する配管系
    には少なくとも1つの節炭器を設け、前記復水器と中間
    の圧力の蒸気ドラムとを接続する配管系には少なくとも
    2つの節炭器を設け、さらに前記復水器と最も高圧とな
    る蒸気ドラムとを接続する配管系には少なくとも3つの
    節炭器を設け、 排ガスの流れ方向に関して、前記中間の圧力の蒸気ドラ
    ムに接続された節炭器の上流側に、前記高圧蒸気ドラム
    に接続された少なくとも3台の節炭器のうちの2台以上
    を配置したことを特徴とするコンバインドサイクルプラ
    ントの給水系装置。
  2. 【請求項2】復水器から取り出した復水を、圧力の異な
    る少なくとも3種の蒸気ドラムに供給する配管系を備え
    たコンバインドサイクルプラントの給水系装置におい
    て、 前記復水器から復水を取り出し、前記各蒸気ドラムに供
    給するための復水ポンプと、 この復水ポンプから供給された復水を加圧して前記最も
    高圧の蒸気ドラムに供給するための高圧給水ポンプと、 さらに前記高圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽
    水を少なくとも1台の節炭器を経由して前記中間圧力の
    蒸気ドラムに供給する給水配管と、 前記高圧給水ポンプの中間段から抽水された抽水の一部
    を、節炭器を経由して前記低圧蒸気ドラムに送るための
    給水配管と、 前記高圧給水ポンプと最も高圧の蒸気ドラムとを接続す
    る給水配管に設けられた少なくとも2台の節炭器とを備
    えることを特徴とするコンバインドサイクルプラントの
    給水系装置。
  3. 【請求項3】復水器から復水を取り出し、前記各蒸気ド
    ラムに供給するための復水ポンプと、復水ポンプから供
    給された復水を加圧して前記最も高圧の蒸気ドラムに供
    給するための高圧給水ポンプとを備え、さらに前記高圧
    給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を少なくとも
    1台の節炭器を経由して前記中間圧力の蒸気ドラムに供
    給することを特徴とする請求項1記載のコンバインドサ
    イクルプラントの給水系装置。
  4. 【請求項4】復水器から取り出した復水を、給水配管お
    よび節炭器を経由して少なくとも高圧側の蒸気ドラムと
    低圧側の蒸気ドラムとに供給する配管系を備えたコンバ
    インドサイクルプラントの給水系装置において、 前記復水器と高圧側の蒸気ドラムとを接続する給水配管
    に高圧給水ポンプを設け、この高圧給水ポンプにより高
    圧側の節炭器を経て高圧側の蒸気ドラムに給水するとと
    もに、 前記高圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低
    圧側の節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する
    給水配管を設け、 前記高圧給水ポンプと前記低圧側蒸気ドラムとを接続す
    る配管系には少なくとも1つの節炭器を設け、前記高圧
    給水ポンプと前記高圧側の蒸気ドラムとを接続する配管
    系には少なくとも2つの節炭器を設けたことを特徴とす
    るコンバインドサイクルプラントの給水系装置。
  5. 【請求項5】復水器から復水ポンプにより取り出した復
    水を、給水配管および節炭器を経由して高圧側の蒸気ド
    ラムと低圧側の蒸気ドラムとに供給する配管系を備えた
    コンバインドサイクルプラントの給水系装置において、 前記復水器と高圧側の蒸気ドラムとを接続する給水配管
    に高圧給水ポンプを設け、この高圧給水ポンプにより高
    圧側の節炭器を経て前記高圧側の蒸気ドラムに給水する
    とともに、 前記高圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低
    圧側の節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する
    給水配管を設けたことを特徴とするコンバインドサイク
    ルプラントの給水系装置。
  6. 【請求項6】高圧蒸発器、中圧蒸発器および低圧蒸発器
    にそれぞれ高圧蒸気ドラム、中圧蒸気ドラムおよび低圧
    蒸気ドラムを接続し、これらの蒸気ドラムに復水器から
    給水配管、ポンプおよび節炭器を介して給水を行うコン
    バインドサイクルプラントの給水系装置において、 前記節炭器を高圧節炭器と中圧節炭器と低圧節炭器とに
    分割し、 前記給水配管からの低圧の給水を低圧節炭器を介して低
    圧蒸気ドラムに送給できるように設けるとともに、下流
    側の給水配管に給水ポンプを設け、 この給水ポンプの中間段抽水を抽水管に導き、中圧節炭
    器を介して中圧蒸気ドラムに送給できるように設け、 前記給水ポンプ吐出口からの給水を給水配管に導き高圧
    節炭器を介して高圧蒸気ドラムに送給できるように設け
    たことを特徴とするコンバインドサイクルプラントの給
    水系装置。
  7. 【請求項7】復水器から取り出した復水を、給水配管お
    よび節炭器を経由して、高圧蒸発器に接続された高圧蒸
    気ドラム、中圧蒸発器に接続された中圧蒸気ドラム、低
    圧蒸発器に接続された低圧蒸気ドラムにそれぞれ給水を
    行うように構成された排熱回収ボイラにおいて、 前記給水配管に設けられた復水ポンプと、 前記給水配管に設けられ前記復水ポンプからの給水を加
    圧して前記高圧蒸気ドラムまたは中圧蒸気ドラムにそれ
    ぞれ供給するための給水ポンプと、 排ガスの流れ方向に関して、前記中圧蒸発器の上流側と
    下流側とにそれぞれ設けられた高圧節炭器と、前記中圧
    蒸発器の下流側に設けられた中圧節炭器とを備え、 前記給水ポンプからの給水をこれら節炭器を経由して前
    記高圧蒸気ドラムあるいは中圧蒸発ドラムにそれぞれ給
    水するようにしたことを特徴とする排熱回収ボイラ。
  8. 【請求項8】前記給水ポンプの中間段から抽水し、その
    抽水を前記中圧節炭器を経由して前記中圧蒸気ドラムに
    給水するようにしたことを特徴とする請求項7記載の排
    熱回収ボイラ。
  9. 【請求項9】復水器から取り出した復水を、給水配管お
    よび節炭器を経由して、高圧蒸発器に接続された高圧蒸
    気ドラム、中圧蒸発器に接続された中圧蒸気ドラム、低
    圧蒸発器に接続された低圧蒸気ドラムにそれぞれ給水を
    行うように構成された排熱回収ボイラにおいて、 前記給水配管に設けられた復水ポンプと、 前記給水配管に設けられ前記復水ポンプからの給水を加
    圧して前記高圧蒸気ドラムまたは中圧蒸気ドラムにそれ
    ぞれ供給するための給水ポンプと、 前記高圧蒸気ドラムまたは中圧蒸気ドラムの下流側に接
    続された高圧過熱器および中圧過熱器と、 排ガスの流れ方向に関して、前記中圧蒸発器の上流側と
    下流側とにそれぞれ設けられた高圧節炭器と、前記中圧
    蒸発器の下流側に設けられた中圧節炭器とを備え、さら
    に高圧過熱器を中圧過熱器より上流側に配置し、 前記給水ポンプからの給水を前記各節炭器を経由して前
    記高圧蒸気ドラムあるいは中圧蒸発ドラムにそれぞれ給
    水するとともに、これら蒸気ドラムから前記高圧過熱器
    または中圧過熱器にそれぞれ供給するようにしたことを
    特徴とする排熱回収ボイラ。
  10. 【請求項10】復水器から復水ポンプにより取り出した
    復水を、給水配管および節炭器を経由して高圧側の蒸気
    ドラムと低圧側の蒸気ドラムとにそれぞれ供給するよう
    に構成された排熱回収ボイラにおいて、 前記復水ポンプと高圧側の蒸気ドラムとを接続する給水
    配管に高圧給水ポンプを設け、この高圧給水ポンプによ
    り高圧側の節炭器を経て前記高圧側の蒸気ドラムに給水
    するとともに、 前記高圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低
    圧側の節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する
    給水配管を設け、 前記高圧側の蒸気ドラムの下流側に高圧側の過熱器を設
    け、前記低圧側の蒸気ドラムの下流側には低圧側の過熱
    器を設けたことを特徴とする排熱回収ボイラ。
  11. 【請求項11】復水器からの復水を、給水配管および節
    炭器を経由して高圧側の蒸気ドラムと低圧側の蒸気ドラ
    ムとにそれぞれ供給するように構成された排熱回収ボイ
    ラにおいて、 前記復水器と高圧側の蒸気ドラムとを接続する給水配管
    に高圧給水ポンプを設け、この高圧給水ポンプにより複
    数台の高圧側節炭器を経て前記高圧側の蒸気ドラムに給
    水するとともに、 前記高圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低
    圧側の節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する
    給水配管を設け、 排ガスの流れ方向に関して、前記低圧側節炭器の上流側
    に前記複数台の高圧側節炭器を配置したことを特徴とす
    る排熱回収ボイラ。
  12. 【請求項12】排ガスの流れ方向に関して、前記低圧側
    節炭器と前記高圧側蒸気ドラムとの間に前記複数台の高
    圧側節炭器を配置したことを特徴とする請求項9記載の
    排熱回収ボイラ。
  13. 【請求項13】復水器からの復水を、給水配管および節
    炭器を経由して高圧側の蒸気ドラムと低圧側の蒸気ドラ
    ムとにそれぞれ供給するように構成された排熱回収ボイ
    ラにおいて、 前記復水器と高圧側の蒸気ドラムとを接続する給水配管
    に高圧給水ポンプを設け、この高圧給水ポンプにより高
    圧側の節炭器を経て前記高圧側の蒸気ドラムに給水する
    とともに、 前記高圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低
    圧側の節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する
    給水配管を設け、 排ガスの流れ方向に関して、前記低圧側節炭器と前記低
    圧側蒸気ドラムとの間に前記高圧側節炭器を配置したこ
    とを特徴とする排熱回収ボイラ。
  14. 【請求項14】復水器からの復水を、給水配管および節
    炭器を経由して高圧側の蒸気ドラムと低圧側の蒸気ドラ
    ムとにそれぞれ供給するように構成された排熱回収ボイ
    ラにおいて、 前記復水器と高圧側の蒸気ドラムとを接続する給水配管
    に高圧給水ポンプを設け、この高圧給水ポンプにより高
    圧側の節炭器を経て前記高圧側の蒸気ドラムに給水する
    とともに、 前記高圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低
    圧側の節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する
    給水配管を設け、 この低圧側蒸気ドラムの下流側にはさらに過熱器を設
    け、 排ガスの流れ方向に関して、前記低圧側蒸気ドラムの蒸
    発器と前記高圧側蒸気ドラムの蒸発器との間に前記高圧
    側節炭器と前記過熱器とを配置したことを特徴とする排
    熱回収ボイラ。
  15. 【請求項15】復水器からの復水を、給水配管および節
    炭器を経由して高圧側の蒸気ドラムと低圧側の蒸気ドラ
    ムとにそれぞれ供給するように構成された排熱回収ボイ
    ラにおいて、 前記復水器と高圧側の蒸気ドラムとを接続する給水配管
    に高圧給水ポンプを設け、この高圧給水ポンプにより高
    圧側の節炭器を経て前記高圧側の蒸気ドラムに給水する
    とともに、 前記高圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低
    圧側の節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する
    給水配管を設け、 前記高圧側の蒸気ドラムの下流側には高圧側過熱器を、
    前記低圧側蒸気ドラムの下流側には低圧側過熱器をそれ
    ぞれ設け、 排ガスの流れ方向に関して、前記高圧側蒸気ドラムの蒸
    発器の上流側に、前記高圧側過熱器および前記低圧側過
    熱器を配置したことを特徴とする排熱回収ボイラ。
  16. 【請求項16】復水器からの復水を、給水配管および節
    炭器を経由して高圧側の蒸気ドラムと低圧側の蒸気ドラ
    ムとにそれぞれ供給するように構成された排熱回収ボイ
    ラにおいて、 前記復水器と高圧側の蒸気ドラムとを接続する給水配管
    に高圧給水ポンプを設け、この高圧給水ポンプにより高
    圧側の節炭器を経て前記高圧側の蒸気ドラムに給水する
    とともに、 前記高圧給水ポンプの中間段から抽水し、その抽水を低
    圧側の節炭器を経て前記低圧側の蒸気ドラムに給水する
    給水配管を設け、 前記高圧側の蒸気ドラムの下流側には高圧側過熱器を、
    前記低圧側蒸気ドラムの下流側には低圧側過熱器をそれ
    ぞれ設け、 排ガスの流れ方向に関して、前記高圧側蒸気ドラムの蒸
    発器の上流側に、前記高圧側過熱器および前記低圧側過
    熱器を配置したことを特徴とする排熱回収ボイラ。
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