JP2002206431A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JP2002206431A
JP2002206431A JP2001004019A JP2001004019A JP2002206431A JP 2002206431 A JP2002206431 A JP 2002206431A JP 2001004019 A JP2001004019 A JP 2001004019A JP 2001004019 A JP2001004019 A JP 2001004019A JP 2002206431 A JP2002206431 A JP 2002206431A
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和久 茂木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気管内に配置されたスロットル弁の開度を
増加させるときに吸気管内に発生する脈動を抑制する。 【解決手段】 スロットル弁56の開度を増加させるこ
とによってポンプ損失を低減させようとする場合、吸気
管51,52内に発生する脈動の大きさに基づき、全開
時のスロットル弁56の開度よりも小さい所定の開度を
スロットル弁開度の上限として設定し、その上限を超え
ないようにスロットル弁56の開度を増加させる。スロ
ットル弁56’とアイドルスピードコントロールバルブ
58が設けられている場合には、スロットル弁56’及
びアイドルスピードコントロールバルブ58の合計開度
の上限を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、気筒から延びている機関吸気通路
のうち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加さ
せることによってポンプ損失を低減させるようにした内
燃機関の制御装置が知られている。この種の内燃機関の
制御装置の例としては、例えば特開平11−11777
7号公報に記載されたものがある。特開平11−117
777号公報に記載された内燃機関の制御装置では、極
低負荷時と高負荷時を除いて絞り部分としてのスロット
ル弁を全開させることによってポンプ損失が低減せしめ
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平11
−117777号公報に記載された内燃機関の制御装置
のようにスロットル弁が全開せしめられると、ポンプ損
失が低減せしめられるものの、気筒内の圧力と機関吸気
通路内の圧力との差分により発生した圧力波が吸気弁及
びスロットル弁を介してスロットル弁よりも上流側の機
関吸気通路内まで伝達し、その結果、スロットル弁より
も上流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまう。通
常、スロットル弁よりも上流側の機関吸気通路内には吸
入空気量を検出するためのエアフローメータが配置され
ており、上述したようにスロットル弁よりも上流側の機
関吸気通路内に脈動が発生してしまうと、エアフローメ
ータの出力値に基づいて算出される吸入空気量が実際の
吸入空気量からかなりずれてしまう。
【0004】前記問題点に鑑み、本発明は機関吸気通路
内の絞り部分の断面積を増加させるときに機関吸気通路
内に発生する脈動を抑制することができる内燃機関の制
御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、気筒から延びている機関吸気通路のうち、断面
積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加させることによ
ってポンプ損失を低減させるようにした内燃機関の制御
装置において、前記絞り部分の断面積を増加させるとき
には、前記絞り部分が全開されている時の断面積よりも
小さい所定の断面積を絞り部分の断面積の上限として設
定することを特徴とする内燃機関の制御装置が提供され
る。
【0006】請求項1に記載の内燃機関の制御装置で
は、気筒から延びている機関吸気通路のうち、断面積が
絞られ得る絞り部分の断面積を増加させるときには、絞
り部分が全開されている時の断面積よりも小さい所定の
断面積が絞り部分の断面積の上限として設定される。そ
のため、絞り部分が全開されてしまう場合に比べ、気筒
内の圧力と機関吸気通路内の圧力との差分により発生し
た圧力波が吸気弁及び絞り部分を介して絞り部分よりも
上流側の機関吸気通路内まで伝達されてしまうのを抑制
することができ、圧力波の伝達に伴って絞り部分よりも
上流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑
制することができる。つまり、機関吸気通路内の絞り部
分の断面積を増加させるときに機関吸気通路内に発生す
る脈動を抑制することができる。例えば、絞り部分より
も上流側の機関吸気通路内にエアフローメータが配置さ
れている場合には、絞り部分よりも上流側の機関吸気通
路内に発生する脈動を抑制することにより、エアフロー
メータの出力値に基づいて算出される吸入空気量を実際
の吸入空気量にほぼ一致させることができる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、前記絞り
部分の断面積を増加させるときであって、吸気弁の閉弁
動作完了時期が吸気下死点よりも進角せしめられている
ときには、前記絞り部分が全開されている時の断面積よ
りも小さい所定の断面積を絞り部分の断面積の上限とし
て設定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関
の制御装置が提供される。
【0008】請求項2に記載の内燃機関の制御装置で
は、吸気弁の閉弁動作完了時期を吸気下死点よりも進角
させた場合には、吸気下死点以降も吸気弁が開弁し続け
ている場合に比べ、機関吸気通路内に脈動が発生し易く
なることに鑑み、気筒から延びている機関吸気通路のう
ち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加させる
ときであって、吸気弁の閉弁動作完了時期が吸気下死点
よりも進角せしめられているときには、絞り部分が全開
されている時の断面積よりも小さい所定の断面積が絞り
部分の断面積の上限として設定される。そのため、吸気
弁の閉弁動作完了時期が吸気下死点よりも進角せしめら
れているときに絞り部分よりも上流側の機関吸気通路内
に脈動が発生してしまうのを抑制することができる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、機関回転
数が低いほど絞り部分の断面積の上限が小さくされるこ
とを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御装置が
提供される。
【0010】請求項3に記載の内燃機関の制御装置で
は、機関回転数が低いほど、気筒から延びている機関吸
気通路のうち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積の
上限が小さくされる。そのため、機関回転数が低いとき
の絞り部分の断面積の上限が比較的高い値に設定されて
いる場合に比べ、機関回転数が低いときに絞り部分より
も上流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを
確実に抑制することができる。
【0011】請求項4に記載の発明によれば、前記絞り
部分の断面積を増加させるときであって、吸気弁の開弁
動作開始時期が遅角せしめられているときには、前記絞
り部分が全開されている時の断面積よりも小さい所定の
断面積を絞り部分の断面積の上限として設定することを
特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置が提供
される。
【0012】請求項4に記載の内燃機関の制御装置で
は、吸気弁の開弁動作開始時期を遅角させた場合には、
気筒内の負圧が大きくなって気筒内の圧力と機関吸気通
路内の圧力との差分が大きくなるため、吸気弁の開弁動
作開始時期を遅角させない場合に比べ、機関吸気通路内
に脈動が発生し易くなることに鑑み、気筒から延びてい
る機関吸気通路のうち、断面積が絞られ得る絞り部分の
断面積を増加させるときであって、吸気弁の開弁動作開
始時期が遅角せしめられているときには、絞り部分が全
開されている時の断面積よりも小さい所定の断面積が絞
り部分の断面積の上限として設定される。そのため、吸
気弁の開弁動作開始時期が遅角せしめられているときに
絞り部分よりも上流側の機関吸気通路内に脈動が発生し
てしまうのを抑制することができる。
【0013】請求項5に記載の発明によれば、前記絞り
部分の断面積を増加させるときであって、吸気弁の開弁
動作開始時期が吸気上死点よりも遅角せしめられている
ときには、前記絞り部分が全開されている時の断面積よ
りも小さい所定の断面積を絞り部分の断面積の上限とし
て設定することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関
の制御装置が提供される。
【0014】請求項5に記載の内燃機関の制御装置で
は、吸気弁の開弁動作開始時期を吸気上死点よりも遅角
させた場合には、気筒内の負圧が大きくなって気筒内の
圧力と機関吸気通路内の圧力との差分が大きくなるた
め、吸気弁の開弁動作開始時期を吸気上死点よりも遅角
させない場合に比べ、機関吸気通路内に脈動が発生し易
くなることに鑑み、気筒から延びている機関吸気通路の
うち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加させ
るときであって、吸気弁の開弁動作開始時期が吸気上死
点よりも遅角せしめられているときには、絞り部分が全
開されている時の断面積よりも小さい所定の断面積が絞
り部分の断面積の上限として設定される。そのため、吸
気弁の開弁動作開始時期が吸気上死点よりも遅角せしめ
られているときに絞り部分よりも上流側の機関吸気通路
内に脈動が発生してしまうのを抑制することができる。
【0015】請求項6に記載の発明によれば、機関回転
数が低いほど絞り部分の断面積の上限が小さくされるこ
とを特徴とする請求項4又は5に記載の内燃機関の制御
装置が提供される。
【0016】請求項6に記載の内燃機関の制御装置で
は、機関回転数が低いほど、気筒から延びている機関吸
気通路のうち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積の
上限が小さくされる。そのため、機関回転数が低いとき
の絞り部分の断面積の上限が比較的高い値に設定されて
いる場合に比べ、機関回転数が低いときに絞り部分より
も上流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを
確実に抑制することができる。
【0017】請求項7に記載の発明によれば、吸気弁の
開弁動作開始時期が遅角せしめられるほど絞り部分の断
面積の上限が小さくされることを特徴とする請求項4又
は5に記載の内燃機関の制御装置が提供される。
【0018】請求項7に記載の内燃機関の制御装置で
は、吸気弁の開弁動作開始時期が遅角せしめられるほ
ど、気筒内の負圧が大きくなって気筒内の圧力と機関吸
気通路内の圧力との差分が大きくなるため、機関吸気通
路内に脈動が発生し易くなることに鑑み、吸気弁の開弁
動作開始時期が遅角せしめられるほど絞り部分の断面積
の上限が小さくされる。そのため、吸気弁の開弁動作開
始時期が遅角せしめられているときの絞り部分の断面積
の上限が比較的高い値に設定されている場合に比べ、吸
気弁の開弁動作開始時期が遅角せしめられているときに
絞り部分よりも上流側の機関吸気通路内に脈動が発生し
てしまうのを確実に抑制することができる。
【0019】請求項8に記載の発明によれば、気筒から
延びている機関吸気通路のうち、断面積が絞られ得る絞
り部分の断面積を増加させることによってポンプ損失を
低減させるようにした内燃機関の制御装置において、排
気ガスの空燃比を検出するための空燃比検出手段を具備
し、前記絞り部分の断面積を増加させた時に検出された
空燃比が所定の空燃比以上にリッチになった場合には、
前記絞り部分の断面積を減少させることを特徴とする内
燃機関の制御装置が提供される。
【0020】請求項9に記載の発明によれば、前記絞り
部分の断面積を増加させるときには、前記絞り部分が全
開されている時の断面積よりも小さい所定の断面積を絞
り部分の断面積の上限として設定し、前記絞り部分の断
面積を増加させた時に検出された空燃比が所定の空燃比
以上にリッチになった場合には、設定された絞り部分の
断面積の上限を小さくすることを特徴とする請求項8に
記載の内燃機関の制御装置が提供される。
【0021】請求項8及び9に記載の内燃機関の制御装
置では、気筒から延びている機関吸気通路のうち、断面
積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加させた時に検出
された空燃比が所定の空燃比以上にリッチになった場合
には、絞り部分の断面積が減少せしめられる。そのた
め、絞り部分の断面積が減少せしめられない場合に比
べ、気筒内の圧力と機関吸気通路内の圧力との差分によ
り発生した圧力波が吸気弁及び絞り部分を介して絞り部
分よりも上流側の機関吸気通路内まで伝達されてしまう
のを抑制することができ、圧力波の伝達に伴って絞り部
分よりも上流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしま
うのを抑制することができる。つまり、機関吸気通路内
の絞り部分の断面積を増加させるときに機関吸気通路内
に発生する脈動を抑制することができる。例えば、絞り
部分よりも上流側の機関吸気通路内にエアフローメータ
が配置されている場合には、絞り部分よりも上流側の機
関吸気通路内に発生する脈動を抑制することにより、エ
アフローメータの出力値に基づいて算出される吸入空気
量を実際の吸入空気量にほぼ一致させることができ、更
に、正確に算出された吸入空気量に基づいて算出された
量の燃料を噴射することにより、実際の空燃比を目標空
燃比に近づけることができる。
【0022】請求項10に記載の発明によれば、気筒か
ら延びている機関吸気通路のうち、断面積が絞られ得る
絞り部分の断面積を増加させることによってポンプ損失
を低減させるようにした内燃機関の制御装置において、
前記絞り部分が全開されている時の断面積よりも小さい
所定の断面積を絞り部分の断面積の上限として設定し、
その絞り部分の断面積の上限が、機関吸気通路内に発生
する脈動に基づいて設定されていることを特徴とする内
燃機関の制御装置が提供される。
【0023】請求項11に記載の発明によれば、機関吸
気通路内に発生する脈動が予め定められた大きさを越え
るときの絞り部分の断面積を絞り部分の断面積の上限と
して設定することを特徴とする請求項10に記載の内燃
機関の制御装置が提供される。
【0024】請求項10及び11に記載の内燃機関の制
御装置では、気筒から延びている機関吸気通路のうち、
断面積が絞られ得る絞り部分が全開されている時の断面
積よりも小さい所定の断面積が絞り部分の断面積の上限
として設定され、その絞り部分の断面積の上限が、機関
吸気通路内に発生する脈動に基づいて設定されている。
そのため、絞り部分が全開されてしまう場合に比べ、気
筒内の圧力と機関吸気通路内の圧力との差分により発生
した圧力波が吸気弁及び絞り部分を介して絞り部分より
も上流側の機関吸気通路内まで伝達されてしまうのを抑
制することができ、圧力波の伝達に伴って絞り部分より
も上流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを
抑制することができる。つまり、機関吸気通路内の絞り
部分の断面積を増加させるときに機関吸気通路内に発生
する脈動を抑制することができる。例えば、絞り部分よ
りも上流側の機関吸気通路内にエアフローメータが配置
されている場合には、絞り部分よりも上流側の機関吸気
通路内に発生する脈動を抑制することにより、エアフロ
ーメータの出力値に基づいて算出される吸入空気量を実
際の吸入空気量にほぼ一致させることができる。
【0025】請求項12に記載の発明によれば、気筒か
ら延びている機関吸気通路のうち、断面積が絞られ得る
絞り部分の断面積を増加させるようにした内燃機関の制
御装置において、前記絞り部分の断面積を増加させると
きであって、吸気弁の閉弁動作完了時期が吸気下死点よ
りも進角せしめられているときには、前記絞り部分が全
開されている時の断面積よりも小さい所定の断面積を絞
り部分の断面積の上限として設定することを特徴とする
内燃機関の制御装置が提供される。
【0026】請求項12に記載の内燃機関の制御装置で
は、気筒から延びている機関吸気通路のうち、断面積が
絞られ得る絞り部分の断面積を増加させるときには、絞
り部分が全開されている時の断面積よりも小さい所定の
断面積が絞り部分の断面積の上限として設定される。そ
のため、絞り部分が全開されてしまう場合に比べ、気筒
内の圧力と機関吸気通路内の圧力との差分により発生し
た圧力波が吸気弁及び絞り部分を介して絞り部分よりも
上流側の機関吸気通路内まで伝達されてしまうのを抑制
することができ、圧力波の伝達に伴って絞り部分よりも
上流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑
制することができる。つまり、機関吸気通路内の絞り部
分の断面積を増加させるときに機関吸気通路内に発生す
る脈動を抑制することができる。例えば、絞り部分より
も上流側の機関吸気通路内にエアフローメータが配置さ
れている場合には、絞り部分よりも上流側の機関吸気通
路内に発生する脈動を抑制することにより、エアフロー
メータの出力値に基づいて算出される吸入空気量を実際
の吸入空気量にほぼ一致させることができる。更に請求
項12に記載の内燃機関の制御装置では、吸気弁の閉弁
動作完了時期を吸気下死点よりも進角させた場合には、
吸気下死点以降も吸気弁が開弁し続けている場合に比
べ、機関吸気通路内に脈動が発生し易くなることに鑑
み、気筒から延びている機関吸気通路のうち、断面積が
絞られ得る絞り部分の断面積を増加させるときであっ
て、吸気弁の閉弁動作完了時期が吸気下死点よりも進角
せしめられているときには、絞り部分が全開されている
時の断面積よりも小さい所定の断面積が絞り部分の断面
積の上限として設定される。そのため、吸気弁の閉弁動
作完了時期が吸気下死点よりも進角せしめられていると
きに絞り部分よりも上流側の機関吸気通路内に脈動が発
生してしまうのを抑制することができる。
【0027】請求項13に記載の発明によれば、気筒か
ら延びている機関吸気通路のうち、断面積が絞られ得る
絞り部分の断面積を増加させるようにした内燃機関の制
御装置において、前記絞り部分の断面積を増加させると
きであって、吸気弁の開弁動作開始時期が遅角せしめら
れているときには、前記絞り部分が全開されている時の
断面積よりも小さい所定の断面積を絞り部分の断面積の
上限として設定することを特徴とする内燃機関の制御装
置が提供される。
【0028】請求項13に記載の内燃機関の制御装置で
は、気筒から延びている機関吸気通路のうち、断面積が
絞られ得る絞り部分の断面積を増加させるときには、絞
り部分が全開されている時の断面積よりも小さい所定の
断面積が絞り部分の断面積の上限として設定される。そ
のため、絞り部分が全開されてしまう場合に比べ、気筒
内の圧力と機関吸気通路内の圧力との差分により発生し
た圧力波が吸気弁及び絞り部分を介して絞り部分よりも
上流側の機関吸気通路内まで伝達されてしまうのを抑制
することができ、圧力波の伝達に伴って絞り部分よりも
上流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑
制することができる。つまり、機関吸気通路内の絞り部
分の断面積を増加させるときに機関吸気通路内に発生す
る脈動を抑制することができる。例えば、絞り部分より
も上流側の機関吸気通路内にエアフローメータが配置さ
れている場合には、絞り部分よりも上流側の機関吸気通
路内に発生する脈動を抑制することにより、エアフロー
メータの出力値に基づいて算出される吸入空気量を実際
の吸入空気量にほぼ一致させることができる。更に請求
項13に記載の内燃機関の制御装置では、吸気弁の開弁
動作開始時期を遅角させた場合には、気筒内の負圧が大
きくなって気筒内の圧力と機関吸気通路内の圧力との差
分が大きくなるため、吸気弁の開弁動作開始時期を遅角
させない場合に比べ、機関吸気通路内に脈動が発生し易
くなることに鑑み、気筒から延びている機関吸気通路の
うち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加させ
るときであって、吸気弁の開弁動作開始時期が遅角せし
められているときには、絞り部分が全開されている時の
断面積よりも小さい所定の断面積が絞り部分の断面積の
上限として設定される。そのため、吸気弁の開弁動作開
始時期が遅角せしめられているときに絞り部分よりも上
流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑制
することができる。
【0029】請求項14に記載の発明によれば、気筒か
ら延びている機関吸気通路のうち、断面積が絞られ得る
絞り部分の断面積を増加させるようにした内燃機関の制
御装置において、排気ガスの空燃比を検出するための空
燃比検出手段を具備し、前記絞り部分の断面積を増加さ
せた時に検出された空燃比が所定の空燃比以上にリッチ
になった場合には、前記絞り部分の断面積を減少させる
ことを特徴とする内燃機関の制御装置が提供される。
【0030】請求項14に記載の内燃機関の制御装置で
は、気筒から延びている機関吸気通路のうち、断面積が
絞られ得る絞り部分の断面積を増加させた時に検出され
た空燃比が所定の空燃比以上にリッチになった場合に
は、絞り部分の断面積が減少せしめられる。そのため、
絞り部分の断面積が減少せしめられない場合に比べ、気
筒内の圧力と機関吸気通路内の圧力との差分により発生
した圧力波が吸気弁及び絞り部分を介して絞り部分より
も上流側の機関吸気通路内まで伝達されてしまうのを抑
制することができ、圧力波の伝達に伴って絞り部分より
も上流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを
抑制することができる。つまり、機関吸気通路内の絞り
部分の断面積を増加させるときに機関吸気通路内に発生
する脈動を抑制することができる。例えば、絞り部分よ
りも上流側の機関吸気通路内にエアフローメータが配置
されている場合には、絞り部分よりも上流側の機関吸気
通路内に発生する脈動を抑制することにより、エアフロ
ーメータの出力値に基づいて算出される吸入空気量を実
際の吸入空気量にほぼ一致させることができ、更に、正
確に算出された吸入空気量に基づいて算出された量の燃
料を噴射することにより、実際の空燃比を目標空燃比に
近づけることができる。
【0031】請求項15に記載の発明によれば、気筒か
ら延びている機関吸気通路のうち、断面積が絞られ得る
絞り部分の断面積を増加させるようにした内燃機関の制
御装置において、前記絞り部分が全開されている時の断
面積よりも小さい所定の断面積を絞り部分の断面積の上
限として設定し、その絞り部分の断面積の上限が、機関
吸気通路内に発生する脈動に基づいて設定されているこ
とを特徴とする内燃機関の制御装置が提供される。
【0032】請求項15に記載の内燃機関の制御装置で
は、気筒から延びている機関吸気通路のうち、断面積が
絞られ得る絞り部分が全開されている時の断面積よりも
小さい所定の断面積が絞り部分の断面積の上限として設
定され、その絞り部分の断面積の上限が、機関吸気通路
内に発生する脈動に基づいて設定されている。そのた
め、絞り部分が全開されてしまう場合に比べ、気筒内の
圧力と機関吸気通路内の圧力との差分により発生した圧
力波が吸気弁及び絞り部分を介して絞り部分よりも上流
側の機関吸気通路内まで伝達されてしまうのを抑制する
ことができ、圧力波の伝達に伴って絞り部分よりも上流
側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑制す
ることができる。つまり、機関吸気通路内の絞り部分の
断面積を増加させるときに機関吸気通路内に発生する脈
動を抑制することができる。例えば、絞り部分よりも上
流側の機関吸気通路内にエアフローメータが配置されて
いる場合には、絞り部分よりも上流側の機関吸気通路内
に発生する脈動を抑制することにより、エアフローメー
タの出力値に基づいて算出される吸入空気量を実際の吸
入空気量にほぼ一致させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用い、上述した
本発明の実施形態について説明する。尚、詳細には説明
しないが、上述した複数の発明のうちのいずれかを組み
合わせて実施することも可能である。例えば、上述した
請求項1〜7に係る発明のいずれか又はすべてと、上述
した請求項8〜11に係る発明のいずれか又はすべてと
を組み合わせて実施することも可能である。
【0034】図1は本発明の内燃機関の制御装置の第一
の実施形態の概略構成図、図2は図1に示した内燃機関
の制御装置の吸気系等の詳細図である。図1及び図2に
おいて、1は内燃機関、2は吸気弁、3は排気弁、4は
吸気弁を開閉させるためのカム、5は排気弁を開閉させ
るためのカム、6は吸気弁用カム4を担持しているカム
シャフト、7は排気弁用カム5を担持しているカムシャ
フトである。図3は図1に示した吸気弁用カム及びカム
シャフトの詳細図である。図3に示すように、本実施形
態のカム4のカムプロフィルは、カムシャフト中心軸線
の方向に変化している。つまり、本実施形態のカム4
は、図3の左端のノーズ高さが右端のノーズ高さよりも
大きくなっている。すなわち、本実施形態の吸気弁2の
バルブリフト量は、バルブリフタがカム4の左端と接し
ているときよりも、バルブリフタがカム4の右端と接し
ているときの方が小さくなる。
【0035】図1及び図2の説明に戻り、8は気筒内に
形成された燃焼室、9はバルブリフト量を変更するため
に吸気弁2に対してカム4をカムシャフト中心軸線の方
向に移動させるためのバルブリフト量変更装置である。
つまり、バルブリフト量変更装置9を作動することによ
り、カム4の左端(図3)においてカム4とバルブリフ
タとを接触させたり、カム4の右端(図3)においてカ
ム4とバルブリフタとを接触させたりすることができ
る。バルブリフト量変更装置9によって吸気弁2のバル
ブリフト量が変更されると、それに伴って、吸気弁2の
開口面積が変更されることになる。本実施形態の吸気弁
2では、バルブリフト量が増加されるに従って吸気弁2
の開口面積が増加するようになっている。10はバルブ
リフト量変更装置9を駆動するためのドライバ、11は
吸気弁2の開弁期間を変更することなく吸気弁の開閉タ
イミングをシフトさせるための開閉タイミングシフト装
置である。つまり、開閉タイミングシフト装置11を作
動することにより、吸気弁2の開閉タイミングを進角側
にシフトさせたり、遅角側にシフトさせたりすることが
できる。12は開閉タイミングシフト装置11を作動す
るための油圧を制御するオイルコントロールバルブであ
る。尚、本実施形態における可変動弁機構には、バルブ
リフト量変更装置9及び開閉タイミングシフト装置11
の両者が含まれることになる。
【0036】13はクランクシャフト、14はオイルパ
ン、15は燃料噴射弁、16は吸気弁2のバルブリフト
量及び開閉タイミングシフト量を検出するためのセン
サ、17は機関回転数を検出するためのセンサである。
18は気筒内に吸入空気を供給する吸気管内の圧力を検
出するための吸気管圧センサ、19はエアフローメー
タ、20は内燃機関冷却水の温度を検出するための冷却
水温センサ、21は気筒内に供給される吸入空気の吸気
管内における温度を検出するための吸入空気温センサ、
22は排気ガスの空燃比を検出するための空燃比セン
サ、23はECU(電子制御装置)である。50はシリ
ンダ、51,52は吸気管、53はサージタンク、54
は排気管、55は点火栓、56はアクセルペダル開度と
は無関係に開度が変更せしめられるスロットル弁であ
る。
【0037】図4は図1に示したバルブリフト量変更装
置等の詳細図である。図4において、30は吸気弁用カ
ムシャフト6に連結された磁性体、31は磁性体30を
左側に付勢するためのコイル、32は磁性体30を右側
に付勢するための圧縮ばねである。コイル31に対する
通電量が増加されるに従って、カム4及びカムシャフト
6が左側に移動する量が増加し、吸気弁2のバルブリフ
ト量が減少せしめられることになる。
【0038】図5はバルブリフト量変更装置が作動され
るのに伴って吸気弁のバルブリフト量が変化する様子を
示した図である。図5に示すように、コイル31に対す
る通電量が減少されるに従って、吸気弁2のバルブリフ
ト量が増加せしめられる(実線→破線→一点鎖線)。ま
た本実施形態では、バルブリフト量変更装置9が作動さ
れるのに伴って、吸気弁2の開弁期間も変更せしめられ
る。つまり、吸気弁2の作用角も変更せしめられる。詳
細には、吸気弁2のバルブリフト量が増加せしめられる
のに伴って、吸気弁2の作用角が増加せしめられる(実
線→破線→一点鎖線)。更に本実施形態では、バルブリ
フト量変更装置9が作動されるのに伴って、吸気弁2の
バルブリフト量がピークとなるタイミングも変更せしめ
られる。詳細には、吸気弁2のバルブリフト量が増加せ
しめられるのに伴って、吸気弁2のバルブリフト量がピ
ークとなるタイミングが遅角せしめられる(実線→破線
→一点鎖線)。
【0039】図6は図1に示した開閉タイミングシフト
装置等の詳細図である。図6において、40は吸気弁2
の開閉タイミングを進角側にシフトさせるための進角側
油路、41は吸気弁2の開閉タイミングを遅角側にシフ
トさせるための遅角側油路、42はオイルポンプであ
る。進角側油路40内の油圧が増加されるに従い、吸気
弁2の開閉タイミングが進角側にシフトせしめられる。
つまり、クランクシャフト13に対するカムシャフト6
の回転位相が進角せしめられる。一方、遅角側油路41
の油圧が増加されるに従い、吸気弁2の開閉タイミング
が遅角側にシフトせしめられる。つまり、クランクシャ
フト13に対するカムシャフト6の回転位相が遅角せし
められる。
【0040】図7は開閉タイミングシフト装置が作動さ
れるのに伴って吸気弁の開閉タイミングがシフトする様
子を示した図である。図7に示すように、進角側油路4
0内の油圧が増加されるに従って吸気弁2の開閉タイミ
ングが進角側にシフトされる(実線→破線→一点鎖
線)。このとき、吸気弁2の開弁期間は変更されない、
つまり、吸気弁2が開弁している期間の長さは変更され
ない。
【0041】図8は本実施形態の変形例の図2と同様の
図である。図8において、図2に示した参照番号と同一
の参照番号は、図2に示した部品又は部分と同一の部品
又は部分を示している。56’はアクセルペダルの開度
に応じて開度が変更せしめられるスロットル弁、57は
アイドルスピードコントロール通路、58はアイドルス
ピードコントロールバルブである。
【0042】上述した本実施形態において、ポンプ損失
を低減させるためにスロットル弁56が全開せしめられ
ると、シリンダ50内の圧力と吸気管51,52内の圧
力との差分により発生した圧力波が吸気弁2及びスロッ
トル弁56を介してスロットル弁56よりも上流側の吸
気管52内まで伝達し、その結果、スロットル弁56よ
りも上流側の吸気管52内に脈動が発生してしまう。ス
ロットル弁56よりも上流側の吸気管52内には吸入空
気量を検出するためのエアフローメータ19が配置され
ているため、スロットル弁56よりも上流側の吸気管5
2内に脈動が発生してしまうと、エアフローメータ19
の出力値に基づいて算出される吸入空気量が実際の吸入
空気量からかなりずれてしまう。そこで本実施形態で
は、スロットル弁56の開度を増加させるときに吸気管
51,52内に発生する脈動を抑制するために、後述す
るような制御が行われる。
【0043】また、上述した本実施形態の変形例におい
て、ポンプ損失を低減させるためにスロットル弁56’
及びアイドルスピードコントロールバルブ58が全開せ
しめられると、シリンダ50内の圧力と吸気管51,5
2内の圧力との差分により発生した圧力波が吸気弁2及
びスロットル弁56’又はアイドルスピードコントロー
ルバルブ58を介してスロットル弁56’よりも上流側
の吸気管52内まで伝達し、その結果、スロットル弁5
6’よりも上流側の吸気管52内に脈動が発生してしま
う。スロットル弁56’よりも上流側の吸気管52内に
は吸入空気量を検出するためのエアフローメータ19が
配置されているため、スロットル弁56’よりも上流側
の吸気管52内に脈動が発生してしまうと、エアフロー
メータ19の出力値に基づいて算出される吸入空気量が
実際の吸入空気量からかなりずれてしまう。そこで本実
施形態の変形例では、スロットル弁56’及びアイドル
スピードコントロールバルブ58の開度を増加させると
きに吸気管51,52内に発生する脈動を抑制するため
に、後述するような制御が行われる。
【0044】図9は第一の実施形態のスロットル弁開度
上限設定制御方法を示したフローチャートである。この
ルーチンは所定時間間隔で実行される。図9に示すよう
に、このルーチンが開始されると、まずステップ100
においてスロットル弁開度を増加させるタイミングであ
るか否かが判断される。YESのときにはステップ10
1に進み、NOのときには、スロットル弁開度をほぼ全
開させるのに伴って吸気管51,52内に脈動が発生し
てしまう可能性がないと判断し、このルーチンを終了す
る。ステップ101では、センサ16の出力値に基づい
て算出された吸気弁2の開弁動作開始時期が読み込まれ
る。次いでステップ102では、センサ16の出力値に
基づいて算出された吸気弁2の閉弁動作完了時期が読み
込まれる。次いでステップ103では、センサ17の出
力値に基づいて算出された機関回転数が読み込まれる。
【0045】次いでステップ104では、吸気弁2の開
弁動作開始時期と吸気弁2の閉弁動作完了時期と機関回
転数と図10〜図12に示す関係とに基づいてスロット
ル弁開度の上限ETAが設定される。図10は吸気弁の
開弁動作開始時期とスロットル弁開度との関係を示した
図である。図10に示すように、スロットル弁開度の上
限ETAは、全開時のスロットル弁開度よりも小さい値
に設定されている。また、吸気弁2の開弁動作開始時期
を遅角するに従ってシリンダ50内の負圧が大きくな
り、シリンダ50内の負圧と吸気管51,52内の負圧
との差分が大きくなるのに伴って吸気管51,52内に
発生する脈動が大きくなることに鑑み、スロットル弁開
度の上限ETAは、吸気弁2の開弁動作開始時期が遅角
せしめられるに従って小さくなるように設定されてい
る。
【0046】図11は吸気弁の閉弁動作完了時期とスロ
ットル弁開度との関係を示した図である。図11に示す
ように、スロットル弁開度の上限ETAは、全開時のス
ロットル弁開度よりも小さい値に設定されている。ま
た、吸気弁2の閉弁動作完了時期を進角するに従って吸
気管51,52内に発生する脈動が大きくなることに鑑
み、スロットル弁開度の上限ETAは、吸気弁2の閉弁
動作完了時期が進角せしめられるに従って小さくなるよ
うに設定されている。図12は機関回転数とスロットル
弁開度との関係を示した図である。図12に示すよう
に、スロットル弁開度の上限ETAは、全開時のスロッ
トル弁開度よりも小さい値に設定されている。また、機
関回転数が低くなるに従って吸気管51,52内に発生
する脈動が大きくなることに鑑み、スロットル弁開度の
上限ETAは、機関回転数が低くなるに従って小さくな
るように設定されている。
【0047】図9の説明に戻り、次いでステップ105
では、設定された上限ETAを超えないように、スロッ
トル弁開度が要求に応じて増加せしめられる。図13は
スロットル弁開度と吸気管負圧との関係を示した図であ
る。図13に示すように、スロットル弁開度が小さいと
きには吸気管負圧が比較的大きくなっており、スロット
ル弁開度が増加せしめられるに従って吸気管負圧が小さ
くなる。つまり、大気圧に近づいていく。スロットル弁
開度が全開されたときには、吸気管負圧は大気圧にほぼ
等しくなる。
【0048】本実施形態によれば、ステップ105を実
行してスロットル弁開度を増加させるときには、ステッ
プ104において全開時のスロットル弁56の開度より
も小さい所定の開度がスロットル弁開度の上限ETAと
して設定される。そのため、スロットル弁56が全開さ
れてしまう場合に比べ、シリンダ50内の圧力と吸気管
51,52内の圧力との差分により発生した圧力波が吸
気弁2及びスロットル弁56を介してスロットル弁56
よりも上流側の吸気管52内まで伝達されてしまうのを
抑制することができ、圧力波の伝達に伴ってスロットル
弁56よりも上流側の吸気管52内に脈動が発生してし
まうのを抑制することができる。つまり、スロットル弁
開度を増加させるときに吸気管51,52内に発生する
脈動を抑制することができる。スロットル弁56よりも
上流側の吸気管52内にエアフローメータ19が配置さ
れている本実施形態の場合には、スロットル弁56より
も上流側の吸気管52内に発生する脈動を抑制すること
により、エアフローメータの出力値に基づいて算出され
る吸入空気量を実際の吸入空気量にほぼ一致させること
ができる。
【0049】更に本実施形態によれば、図12に示した
ように機関回転数が低いほど、スロットル弁開度の上限
ETAが小さくされる。そのため、機関回転数が低いと
きのスロットル弁開度の上限が比較的高い値に設定され
ている場合に比べ、機関回転数が低いときにスロットル
弁56よりも上流側の吸気管52内に脈動が発生してし
まうのを確実に抑制することができる。
【0050】また本実施形態によれば、図10に示した
ように吸気弁2の開弁動作開始時期が遅角せしめられる
ほどスロットル弁開度の上限ETAが小さくされる。そ
のため、吸気弁2の開弁動作開始時期が遅角せしめられ
ているときのスロットル弁開度の上限が比較的高い値に
設定されている場合に比べ、吸気弁2の開弁動作開始時
期が遅角せしめられているときにスロットル弁56より
も上流側の吸気管52内に脈動が発生してしまうのを確
実に抑制することができる。
【0051】また本実施形態によれば、ステップ104
において全開時のスロットル弁56の開度よりも小さい
所定の開度がスロットル弁開度の上限ETAとして設定
され、そのスロットル弁開度の上限ETAが、例えば図
12に示すように吸気管51,52内に発生する脈動に
基づいて設定されている。つまり、脈動大の領域(図1
2中のハッチング領域)内に入らないようにスロットル
弁開度の上限ETAが設定されている。そのため、スロ
ットル弁56が全開されてしまう場合に比べ、シリンダ
50内の圧力と吸気管51,52内の圧力との差分によ
り発生した圧力波が吸気弁2及びスロットル弁56を介
してスロットル弁56よりも上流側の吸気管52内まで
伝達されてしまうのを抑制することができ、圧力波の伝
達に伴ってスロットル弁56よりも上流側の吸気管52
内に脈動が発生してしまうのを抑制することができる。
【0052】以下、図8に示した本発明の内燃機関の制
御装置の第一の実施形態の変形例におけるスロットル弁
及びアイドルスピードコントロールバルブの合計開度上
限設定制御方法について説明する。この制御は、第一の
実施形態と同様に所定時間間隔で実行される。この制御
が開始されると、まず図9のステップ100の代わりと
なるステップにおいて、スロットル弁56’及びアイド
ルスピードコントロールバルブ58の合計開度を増加さ
せるタイミングであるか否かが判断される。YESのと
きには図9のステップ101の代わりとなるステップに
進み、NOのときには、スロットル弁56’及びアイド
ルスピードコントロールバルブ58の合計開度をほぼ最
大にするのに伴って吸気管51,52内に脈動が発生し
てしまう可能性がないと判断し、この制御を終了する。
ステップ101の代わりとなるステップでは、センサ1
6の出力値に基づいて算出された吸気弁2の開弁動作開
始時期が読み込まれる。次いでステップ102の代わり
となるステップでは、センサ16の出力値に基づいて算
出された吸気弁2の閉弁動作完了時期が読み込まれる。
次いでステップ103の代わりとなるステップでは、セ
ンサ17の出力値に基づいて算出された機関回転数が読
み込まれる。
【0053】次いでステップ104の代わりとなるステ
ップでは、吸気弁2の開弁動作開始時期と吸気弁2の閉
弁動作完了時期と機関回転数と図10〜図12に示した
ような関係とに基づいてスロットル弁56’及びアイド
ルスピードコントロールバルブ58の合計開度の上限E
TA’が設定される。図10に示した第一の実施形態の
場合と同様に、スロットル弁56’及びアイドルスピー
ドコントロールバルブ58の合計開度の上限ETA’
は、全開時のスロットル弁56’及びアイドルスピード
コントロールバルブ58の合計開度よりも小さい値に設
定されている。また、第一の実施形態の場合と同様に、
スロットル弁56’及びアイドルスピードコントロール
バルブ58の合計開度の上限ETA’は、吸気弁2の開
弁動作開始時期が遅角せしめられるに従って小さくなる
ように設定されている。
【0054】また図11に示した第一の実施形態の場合
と同様に、スロットル弁56’及びアイドルスピードコ
ントロールバルブ58の合計開度の上限ETA’は、吸
気弁2の閉弁動作完了時期が進角せしめられるに従って
小さくなるように設定されている。更に図12に示した
第一の実施形態の場合と同様に、スロットル弁56’及
びアイドルスピードコントロールバルブ58の合計開度
の上限ETA’は、機関回転数が低くなるに従って小さ
くなるように設定されている。次いでステップ105の
代わりとなるステップでは、設定された上限ETA’を
超えないように、スロットル弁56’及びアイドルスピ
ードコントロールバルブ58の合計開度が要求に応じて
増加せしめられる。
【0055】図8に示した第一の実施形態の変形例によ
っても、第一の実施形態とほぼ同様の効果を奏すること
ができる。
【0056】以下、本発明の内燃機関の制御装置の第二
の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、図
1〜図7に示した第一の実施形態の構成とほぼ同様であ
る。図14は第二の実施形態のスロットル弁開度上限設
定制御方法を示したフローチャートである。このルーチ
ンは、第一の実施形態と同様に所定時間間隔で実行され
る。図14に示すように、このルーチンが開始される
と、まずステップ100において、第一の実施形態と同
様にスロットル弁開度を増加させるタイミングであるか
否かが判断される。YESのときにはステップ101に
進み、NOのときには、スロットル弁開度をほぼ全開さ
せるのに伴って吸気管51,52内に脈動が発生してし
まう可能性がないと判断し、このルーチンを終了する。
ステップ101では、第一の実施形態と同様にセンサ1
6の出力値に基づいて算出された吸気弁2の開弁動作開
始時期が読み込まれる。次いでステップ102では、第
一の実施形態と同様にセンサ16の出力値に基づいて算
出された吸気弁2の閉弁動作完了時期が読み込まれる。
【0057】次いでステップ200では、吸気弁2の閉
弁動作完了時期が吸気BDCよりも進角せしめられてい
るか否かが判断される。YESのときにはステップ10
3に進み、NOのときには、吸気弁の閉弁動作完了時期
が吸気BDCよりも進角せしめられている場合のように
吸気管51,52内に発生する脈動が大きくならず、ス
ロットル弁開度の上限ETAを設定する必要がないと判
断し、このルーチンを終了する。
【0058】ステップ103では、第一の実施形態と同
様にセンサ17の出力値に基づいて算出された機関回転
数が読み込まれる。次いでステップ104では、第一の
実施形態と同様に、吸気弁2の開弁動作開始時期と吸気
弁2の閉弁動作完了時期と機関回転数と図10〜図12
に示す関係とに基づいてスロットル弁開度の上限ETA
が設定される。次いでステップ105では、第一の実施
形態と同様に、設定された上限ETAを超えないように
スロットル弁開度が要求に応じて増加せしめられる。図
15は吸気弁の開弁期間を示した図である。詳細には、
吸気弁2の閉弁動作完了時期が吸気BDCよりも進角さ
れる前と進角された後とを比較して示した図である。
【0059】本実施形態によれば第一の実施形態とほぼ
同様の効果を奏することができる。更に本実施形態によ
れば、図15に示すように吸気弁2の閉弁動作完了時期
が吸気下死点よりも進角せしめられる場合には、図15
に破線で示すように吸気下死点以降も吸気弁2が開弁し
続けている場合に比べ、吸気管51,52内に脈動が発
生し易くなることに鑑み、スロットル弁56の開度を増
加させるとき、つまり、ステップ100においてYES
と判断されるときであって、吸気弁2の閉弁動作完了時
期が吸気下死点よりも進角せしめられているとき、つま
り、ステップ200においてYESと判断されるときに
は、ステップ104において全開時のスロットル弁56
の開度よりも小さい所定の開度がスロットル弁開度の上
限ETAとして設定される。そのため、吸気弁2の閉弁
動作完了時期が吸気下死点よりも進角せしめられている
ときにスロットル弁56よりも上流側の吸気管52内に
脈動が発生してしまうのを抑制することができる。
【0060】第一の実施形態における制御を図8に示し
た構成に適用した第一の実施形態の変形例と同様に、上
述した第二の実施形態における制御を図8に示した構成
に適用することも可能である。この場合にも、第二の実
施形態とほぼ同様の効果を奏することができる。
【0061】以下、本発明の内燃機関の制御装置の第三
の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、図
1〜図7に示した第一の実施形態の構成とほぼ同様であ
る。図16は第三の実施形態のスロットル弁開度上限設
定制御方法を示したフローチャートである。このルーチ
ンは、第一の実施形態と同様に所定時間間隔で実行され
る。図16に示すように、このルーチンが開始される
と、まずステップ100において、第一の実施形態と同
様にスロットル弁開度を増加させるタイミングであるか
否かが判断される。YESのときにはステップ101に
進み、NOのときには、スロットル弁開度をほぼ全開さ
せるのに伴って吸気管51,52内に脈動が発生してし
まう可能性がないと判断し、このルーチンを終了する。
ステップ101では、第一の実施形態と同様にセンサ1
6の出力値に基づいて算出された吸気弁2の開弁動作開
始時期が読み込まれる。
【0062】次いでステップ300では、吸気弁2の開
弁動作開始時期が吸気TDCよりも遅角せしめられてい
るか否かが判断される。YESのときにはステップ10
2に進み、NOのときには、吸気弁の開弁動作開始時期
が吸気BDCよりも遅角せしめられている場合のように
吸気管51,52内に発生する脈動が大きくならず、ス
ロットル弁開度の上限ETAを設定する必要がないと判
断し、このルーチンを終了する。ステップ102では、
第一の実施形態と同様にセンサ16の出力値に基づいて
算出された吸気弁2の閉弁動作完了時期が読み込まれ
る。
【0063】次いでステップ103では、第一の実施形
態と同様にセンサ17の出力値に基づいて算出された機
関回転数が読み込まれる。次いでステップ104では、
第一の実施形態と同様に、吸気弁2の開弁動作開始時期
と吸気弁2の閉弁動作完了時期と機関回転数と図10〜
図12に示す関係とに基づいてスロットル弁開度の上限
ETAが設定される。次いでステップ105では、第一
の実施形態と同様に、設定された上限ETAを超えない
ようにスロットル弁開度が要求に応じて増加せしめられ
る。図17は吸気弁の開弁期間を示した図である。詳細
には、吸気弁2の開弁動作開始時期が吸気TDCよりも
遅角される前と遅角された後とを比較して示した図であ
る。
【0064】本実施形態によれば第一の実施形態とほぼ
同様の効果を奏することができる。更に本実施形態によ
れば、図17に示すように吸気弁2の開弁動作開始時期
を吸気上死点よりも遅角させた場合には、シリンダ50
内の負圧が大きくなってシリンダ50内の圧力と吸気管
51,52内の圧力との差分が大きくなるため、図17
に破線で示すように吸気弁2の開弁動作開始時期を吸気
上死点よりも遅角させない場合に比べ、吸気管51,5
2内に脈動が発生し易くなることに鑑み、スロットル弁
56の開度を増加させるとき、つまり、ステップ100
においてYESと判断されるときであって、吸気弁2の
開弁動作開始時期が吸気上死点よりも遅角せしめられて
いるとき、つまり、ステップ300においてYESと判
断されるときには、ステップ104において全開時のス
ロットル弁56の開度よりも小さい所定の開度がスロッ
トル弁開度の上限ETAとして設定される。そのため、
吸気弁2の開弁動作開始時期が吸気上死点よりも遅角せ
しめられているときにスロットル弁56よりも上流側の
吸気管51、52内に脈動が発生してしまうのを抑制す
ることができる。
【0065】第一の実施形態における制御を図8に示し
た構成に適用した第一の実施形態の変形例と同様に、上
述した第三の実施形態における制御を図8に示した構成
に適用することも可能である。この場合にも、第三の実
施形態とほぼ同様の効果を奏することができる。
【0066】以下、本発明の内燃機関の制御装置の第四
の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、図
1〜図7に示した第一の実施形態の構成とほぼ同様であ
る。図18は第四の実施形態のスロットル弁開度上限設
定制御方法を示したフローチャートである。このルーチ
ンは、第一の実施形態と同様に所定時間間隔で実行され
る。図18に示すように、このルーチンが開始される
と、まずステップ100において、第一の実施形態と同
様にスロットル弁開度を増加させるタイミングであるか
否かが判断される。YESのときにはステップ101に
進み、NOのときには、スロットル弁開度をほぼ全開さ
せるのに伴って吸気管51,52内に脈動が発生してし
まう可能性がないと判断し、このルーチンを終了する。
ステップ101では、第一の実施形態と同様にセンサ1
6の出力値に基づいて算出された吸気弁2の開弁動作開
始時期が読み込まれる。
【0067】次いでステップ300では、第三の実施形
態と同様に、吸気弁2の開弁動作開始時期が吸気TDC
よりも遅角せしめられているか否かが判断される。YE
Sのときにはステップ102に進み、NOのときには、
吸気弁の開弁動作開始時期が吸気BDCよりも遅角せし
められている場合のように吸気管51,52内に発生す
る脈動が大きくならず、スロットル弁開度の上限ETA
を設定する必要がないと判断し、このルーチンを終了す
る。ステップ102では、第一の実施形態と同様にセン
サ16の出力値に基づいて算出された吸気弁2の閉弁動
作完了時期が読み込まれる。次いでステップ200で
は、第二の実施形態と同様に、吸気弁2の閉弁動作完了
時期が吸気BDCよりも進角せしめられているか否かが
判断される。YESのときにはステップ103に進み、
NOのときには、吸気弁の閉弁動作完了時期が吸気BD
Cよりも進角せしめられている場合のように吸気管5
1,52内に発生する脈動が大きくならず、スロットル
弁開度の上限ETAを設定する必要がないと判断し、こ
のルーチンを終了する。
【0068】ステップ103では、第一の実施形態と同
様にセンサ17の出力値に基づいて算出された機関回転
数が読み込まれる。次いでステップ104では、第一の
実施形態と同様に、吸気弁2の開弁動作開始時期と吸気
弁2の閉弁動作完了時期と機関回転数と図10〜図12
に示す関係とに基づいてスロットル弁開度の上限ETA
が設定される。次いでステップ105では、第一の実施
形態と同様に、設定された上限ETAを超えないように
スロットル弁開度が要求に応じて増加せしめられる。図
19は吸気弁の開弁期間を示した図である。詳細には、
吸気弁2の開弁動作開始時期が吸気TDCよりも遅角さ
れる前と遅角された後とを比較すると共に、吸気弁2の
閉弁動作完了時期が吸気BDCよりも進角される前と進
角された後とを比較して示した図である。
【0069】本実施形態によれば第一の実施形態とほぼ
同様の効果を奏することができる。更に本実施形態によ
れば、第二の実施形態とほぼ同様の効果及び第三の実施
形態とほぼ同様の効果を同時に奏することができる。ま
た、第一の実施形態における制御を図8に示した構成に
適用した第一の実施形態の変形例と同様に、上述した第
四の実施形態における制御を図8に示した構成に適用す
ることも可能である。この場合にも、第四の実施形態と
ほぼ同様の効果を奏することができる。
【0070】以下、本発明の内燃機関の制御装置の第五
の実施形態について説明する。本実施形態は、上述した
第一から第四の実施形態のうちのいずれかと組み合わせ
て実行される。本実施形態の構成は、図1〜図7に示し
た第一の実施形態の構成とほぼ同様である。図20は第
五の実施形態のスロットル弁開度上限補正制御方法を示
したフローチャートである。このルーチンは、上述した
第一から第四の実施形態における制御ルーチンが実行さ
れる間隔よりも長い所定時間間隔で実行される。図20
に示すように、このルーチンが開始されると、まずステ
ップ400において、スロットル弁56の開度が、上述
したスロットル弁開度の上限ETAから所定値αを減じ
た値(ETA−α)よりも大きいか否かが判断される。
YESのときにはステップ401に進み、NOのときに
は、スロットル弁開度がスロットル弁開度上限ETA付
近に設定されていないときにスロットル弁開度の上限E
TAを補正すべきか否かを判断するのは適切でないと判
断し、このルーチンを終了する。
【0071】ステップ401では、空燃比フィードバッ
ク補正係数FAFが閾値TFAFより小さいか否かが判
断される。空燃比フィードバック補正係数FAFは噴射
すべき燃料量が多くなるほど大きくなる。つまり、実際
の空燃比がリッチであって噴射すべき燃料量を少なくす
べきときには、空燃比フィードバック補正係数FAFは
小さくなる。一方、実際の空燃比がリッチでなく噴射す
べき燃料量を多くすべきときには、空燃比フィードバッ
ク補正係数FAFは大きくなる。ステップ401におい
てYESと判断されるとき、つまり、実際の空燃比がリ
ッチのときにはステップ402に進み、NOと判断され
るとき、つまり、実際の空燃比がリッチでないときには
ステップ403に進む。
【0072】ステップ402では、現在のスロットル弁
開度上限ETAでは脈動が大きい領域(図12参照)を
回避できておらず、その結果、エアフローメータ19の
出力値に基づいて算出された吸入空気量が実際の吸入空
気量よりも多くなってしまっており、その実際よりも多
く算出された吸入空気量に基づいて定められた量の燃料
が噴射されているために、空燃比がリッチになっている
と判断し、スロットル弁開度上限ETAが脈動大領域に
入らないように、スロットル弁開度上限ETAが減少せ
しめられる(ETA←ETA−ETAdown)。一
方、ステップ403では、現在のスロットル弁開度上限
ETAは脈動が大きい領域(図12参照)内に入ってい
ないために空燃比がリッチになっておらず、むしろ、ポ
ンプ損失の低減を図るためにスロットル弁開度上限ET
Aを増加せしめるべきであると判断し、スロットル弁開
度上限ETAが増加せしめられる(ETA←ETA+E
TAup)。
【0073】本実施形態によれば、第一から第四の実施
形態のいずれかとほぼ同様の効果を奏することができ
る。更に本実施形態によれば、ステップ400において
YESと判断されるまでスロットル弁開度を増加させた
ときであって、ステップ401においてYESと判断さ
れるまで空燃比がリッチになったときには、ステップ4
02においてスロットル弁開度上限ETAが減少せしめ
られる。それに伴い、現在のスロットル弁開度が、その
減少せしめられた後のスロットル弁開度上限ETAより
も大きくなってしまう場合には、不図示のステップにお
いてスロットル弁開度がそのスロットル弁開度上限ET
Aまで減少せしめられる。そのため、スロットル弁開度
上限ETAが減少されず、スロットル弁開度も減少せし
められないような場合に比べ、吸気管51,52内に発
生する脈動を抑制することができる。
【0074】以下、本発明の内燃機関の制御装置の第六
の実施形態について説明する。本実施形態は、第五の実
施形態と同様に、上述した第一から第四の実施形態のう
ちのいずれかと組み合わせて実行される。本実施形態の
構成は、図1〜図7に示した第一の実施形態の構成とほ
ぼ同様である。図21は第六の実施形態のスロットル弁
開度上限補正制御方法を示したフローチャートである。
このルーチンは、第五の実施形態と同様に、上述した第
一から第四の実施形態における制御ルーチンが実行され
る間隔よりも長い所定時間間隔で実行される。図21に
示すように、このルーチンが開始されると、まずステッ
プ400において、第五の実施形態と同様に、スロット
ル弁56の開度がスロットル弁開度の上限ETAから所
定値αを減じた値(ETA−α)よりも大きいか否かが
判断される。YESのときにはステップ500に進み、
NOのときには、スロットル弁開度がスロットル弁開度
上限ETA付近に設定されていないときにスロットル弁
開度の上限ETAを補正すべきか否かを判断するのは適
切でないと判断し、このルーチンを終了する。
【0075】センサ17の出力値に基づいて算出された
機関回転数が閾値TNEより低いか否かが判断される。
YESのときにはステップ401に進み、NOのとき、
つまり、機関回転数が比較的高いときには脈動の問題が
それほど大きくならず、スロットル弁開度上限ETAを
微調節する必要がないと判断し、このルーチンを終了す
る。ステップ401では、第五の実施形態と同様に空燃
比フィードバック補正係数FAFが閾値TFAFより小
さいか否かが判断される。ステップ401においてYE
Sと判断されるとき、つまり、実際の空燃比がリッチの
ときにはステップ402に進み、NOと判断されると
き、つまり、実際の空燃比がリッチでないときにはステ
ップ403に進む。ステップ402では、第五の実施形
態と同様にスロットル弁開度上限ETAが減少せしめら
れる(ETA←ETA−ETAdown)。一方、ステ
ップ403では、第五の実施形態と同様にスロットル弁
開度上限ETAが増加せしめられる(ETA←ETA+
ETAup)。
【0076】図22はスロットル弁開度と機関回転数と
の関係を示した図である。詳細には、空燃比フィードバ
ック補正係数FAFが正常値になり易いか、あるいは、
異常値になり易いかを示した図である。図22に示すよ
うに、空燃比フィードバック補正係数FAFは、スロッ
トル弁開度が値(ETA−α)よりも大きくかつ機関回
転数が値TNEよりも低くなる領域では異常値になり易
いものの、その他の領域では正常値になり易い。従って
本実施形態では、図21に示したようにスロットル弁開
度が閾値(ETA−α)よりも高いときであって、機関
回転数が閾値TNEよりも低いときに限って、スロット
ル弁開度の上限ETAが空燃比フィードバック補正係数
FAFに基づいて補正される。本実施形態によっても第
五の実施形態とほぼ同様の効果を奏することができる。
【0077】尚、上述した実施形態では、バルブリフト
量変更装置9及び/又は開閉タイミングシフト装置11
によって吸気弁2のバルブ開特性が変更されているが、
他の実施形態では、例えば電磁駆動装置によって吸気弁
2のバルブ開特性を変更することも可能であり、あるい
は、バルブ開特性が異なる複数の吸気弁駆動用カムを具
備し、それらを切換えて使用することにより吸気弁2の
バルブ開特性を変更することも可能である。
【0078】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、絞り部
分が全開されてしまう場合に比べ、気筒内の圧力と機関
吸気通路内の圧力との差分により発生した圧力波が吸気
弁及び絞り部分を介して絞り部分よりも上流側の機関吸
気通路内まで伝達されてしまうのを抑制することがで
き、圧力波の伝達に伴って絞り部分よりも上流側の機関
吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑制することが
できる。つまり、機関吸気通路内の絞り部分の断面積を
増加させるときに機関吸気通路内に発生する脈動を抑制
することができる。
【0079】請求項2に記載の発明によれば、吸気弁の
閉弁動作完了時期が吸気下死点よりも進角せしめられて
いるときに絞り部分よりも上流側の機関吸気通路内に脈
動が発生してしまうのを抑制することができる。
【0080】請求項3に記載の発明によれば、機関回転
数が低いときの絞り部分の断面積の上限が比較的高い値
に設定されている場合に比べ、機関回転数が低いときに
絞り部分よりも上流側の機関吸気通路内に脈動が発生し
てしまうのを確実に抑制することができる。
【0081】請求項4に記載の発明によれば、吸気弁の
開弁動作開始時期が遅角せしめられているときに絞り部
分よりも上流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしま
うのを抑制することができる。
【0082】請求項5に記載の発明によれば、吸気弁の
開弁動作開始時期が吸気上死点よりも遅角せしめられて
いるときに絞り部分よりも上流側の機関吸気通路内に脈
動が発生してしまうのを抑制することができる。
【0083】請求項6に記載の発明によれば、機関回転
数が低いときの絞り部分の断面積の上限が比較的高い値
に設定されている場合に比べ、機関回転数が低いときに
絞り部分よりも上流側の機関吸気通路内に脈動が発生し
てしまうのを確実に抑制することができる。
【0084】請求項7に記載の発明によれば、吸気弁の
開弁動作開始時期が遅角せしめられているときの絞り部
分の断面積の上限が比較的高い値に設定されている場合
に比べ、吸気弁の開弁動作開始時期が遅角せしめられて
いるときに絞り部分よりも上流側の機関吸気通路内に脈
動が発生してしまうのを確実に抑制することができる。
【0085】請求項8及び9に記載の発明によれば、絞
り部分の断面積が減少せしめられない場合に比べ、気筒
内の圧力と機関吸気通路内の圧力との差分により発生し
た圧力波が吸気弁及び絞り部分を介して絞り部分よりも
上流側の機関吸気通路内まで伝達されてしまうのを抑制
することができ、圧力波の伝達に伴って絞り部分よりも
上流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑
制することができる。つまり、機関吸気通路内の絞り部
分の断面積を増加させるときに機関吸気通路内に発生す
る脈動を抑制することができる。
【0086】請求項10及び11に記載の発明によれ
ば、絞り部分が全開されてしまう場合に比べ、気筒内の
圧力と機関吸気通路内の圧力との差分により発生した圧
力波が吸気弁及び絞り部分を介して絞り部分よりも上流
側の機関吸気通路内まで伝達されてしまうのを抑制する
ことができ、圧力波の伝達に伴って絞り部分よりも上流
側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑制す
ることができる。つまり、機関吸気通路内の絞り部分の
断面積を増加させるときに機関吸気通路内に発生する脈
動を抑制することができる。
【0087】請求項12に記載の発明によれば、絞り部
分が全開されてしまう場合に比べ、気筒内の圧力と機関
吸気通路内の圧力との差分により発生した圧力波が吸気
弁及び絞り部分を介して絞り部分よりも上流側の機関吸
気通路内まで伝達されてしまうのを抑制することがで
き、圧力波の伝達に伴って絞り部分よりも上流側の機関
吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑制することが
できる。つまり、機関吸気通路内の絞り部分の断面積を
増加させるときに機関吸気通路内に発生する脈動を抑制
することができる。更に、吸気弁の閉弁動作完了時期が
吸気下死点よりも進角せしめられているときに絞り部分
よりも上流側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまう
のを抑制することができる。
【0088】請求項13に記載の発明によれば、絞り部
分が全開されてしまう場合に比べ、気筒内の圧力と機関
吸気通路内の圧力との差分により発生した圧力波が吸気
弁及び絞り部分を介して絞り部分よりも上流側の機関吸
気通路内まで伝達されてしまうのを抑制することがで
き、圧力波の伝達に伴って絞り部分よりも上流側の機関
吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑制することが
できる。つまり、機関吸気通路内の絞り部分の断面積を
増加させるときに機関吸気通路内に発生する脈動を抑制
することができる。更に、吸気弁の開弁動作開始時期が
遅角せしめられているときに絞り部分よりも上流側の機
関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑制すること
ができる。
【0089】請求項14に記載の発明によれば、絞り部
分の断面積が減少せしめられない場合に比べ、気筒内の
圧力と機関吸気通路内の圧力との差分により発生した圧
力波が吸気弁及び絞り部分を介して絞り部分よりも上流
側の機関吸気通路内まで伝達されてしまうのを抑制する
ことができ、圧力波の伝達に伴って絞り部分よりも上流
側の機関吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑制す
ることができる。つまり、機関吸気通路内の絞り部分の
断面積を増加させるときに機関吸気通路内に発生する脈
動を抑制することができる。
【0090】請求項15に記載の発明によれば、絞り部
分が全開されてしまう場合に比べ、気筒内の圧力と機関
吸気通路内の圧力との差分により発生した圧力波が吸気
弁及び絞り部分を介して絞り部分よりも上流側の機関吸
気通路内まで伝達されてしまうのを抑制することがで
き、圧力波の伝達に伴って絞り部分よりも上流側の機関
吸気通路内に脈動が発生してしまうのを抑制することが
できる。つまり、機関吸気通路内の絞り部分の断面積を
増加させるときに機関吸気通路内に発生する脈動を抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関の制御装置の第一の実施形態
の概略構成図である。
【図2】図1に示した内燃機関の制御装置の吸気系等の
詳細図である。
【図3】図1に示した吸気弁用カム及びカムシャフトの
詳細図である。
【図4】図1に示したバルブリフト量変更装置等の詳細
図である。
【図5】バルブリフト量変更装置が作動されるのに伴っ
て吸気弁のバルブリフト量が変化する様子を示した図で
ある。
【図6】図1に示した開閉タイミングシフト装置等の詳
細図である。
【図7】開閉タイミングシフト装置が作動されるのに伴
って吸気弁の開閉タイミングがシフトする様子を示した
図である。
【図8】第一の実施形態の変形例の図2と同様の図であ
る。
【図9】第一の実施形態のスロットル弁開度上限設定制
御方法を示したフローチャートである。
【図10】吸気弁の開弁動作開始時期とスロットル弁開
度との関係を示した図である。
【図11】吸気弁の閉弁動作完了時期とスロットル弁開
度との関係を示した図である。
【図12】機関回転数とスロットル弁開度との関係を示
した図である。
【図13】スロットル弁開度と吸気管負圧との関係を示
した図である。
【図14】第二の実施形態のスロットル弁開度上限設定
制御方法を示したフローチャートである。
【図15】吸気弁の開弁期間を示した図である。
【図16】第三の実施形態のスロットル弁開度上限設定
制御方法を示したフローチャートである。
【図17】吸気弁の開弁期間を示した図である。
【図18】第四の実施形態のスロットル弁開度上限設定
制御方法を示したフローチャートである。
【図19】吸気弁の開弁期間を示した図である。
【図20】第五の実施形態のスロットル弁開度上限補正
制御方法を示したフローチャートである。
【図21】第六の実施形態のスロットル弁開度上限補正
制御方法を示したフローチャートである。
【図22】スロットル弁開度と機関回転数との関係を示
した図である。
【符号の説明】
1…内燃機関 2…吸気弁 3…排気弁 4,5…カム 6,7…カムシャフト 8…気筒内の燃焼室 9…バルブリフト量変更装置 11…開閉タイミングシフト装置 18…吸気管圧センサ 19…エアフローメータ 22…空燃比センサ 56,56’…スロットル弁 58…アイドルスピードコントロールバルブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 13/02 F02D 13/02 G F02M 69/48 35/00 368B F02D 35/00 368 41/04 310Z 41/04 310 41/18 H 41/18 35/00 366L (72)発明者 太田 篤治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G018 AA06 AB07 AB17 BA04 BA29 BA33 BA34 CA12 CA19 DA03 DA20 EA11 EA16 EA17 EA32 FA01 FA03 FA06 FA09 FA28 GA06 3G065 AA04 EA08 FA02 FA06 GA01 GA05 GA09 GA27 JA06 JA10 3G092 AA01 AA11 AB02 BA01 BB01 DA04 DA06 DA07 DA10 DG05 DG09 EA01 EA04 EA09 EA16 3G301 HA01 HA06 HA09 HA19 JA01 LA01 LC01 LC08 LC10 MA11 NA08 NB06 NB20 NC02 NE12 NE17 PA01Z PA07Z PA10Z PD01Z PE08Z PE10Z

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気筒から延びている機関吸気通路のう
    ち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加させる
    ことによってポンプ損失を低減させるようにした内燃機
    関の制御装置において、前記絞り部分の断面積を増加さ
    せるときには、前記絞り部分が全開されている時の断面
    積よりも小さい所定の断面積を絞り部分の断面積の上限
    として設定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記絞り部分の断面積を増加させるとき
    であって、吸気弁の閉弁動作完了時期が吸気下死点より
    も進角せしめられているときには、前記絞り部分が全開
    されている時の断面積よりも小さい所定の断面積を絞り
    部分の断面積の上限として設定することを特徴とする請
    求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 機関回転数が低いほど絞り部分の断面積
    の上限が小さくされることを特徴とする請求項2に記載
    の内燃機関の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記絞り部分の断面積を増加させるとき
    であって、吸気弁の開弁動作開始時期が遅角せしめられ
    ているときには、前記絞り部分が全開されている時の断
    面積よりも小さい所定の断面積を絞り部分の断面積の上
    限として設定することを特徴とする請求項1に記載の内
    燃機関の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記絞り部分の断面積を増加させるとき
    であって、吸気弁の開弁動作開始時期が吸気上死点より
    も遅角せしめられているときには、前記絞り部分が全開
    されている時の断面積よりも小さい所定の断面積を絞り
    部分の断面積の上限として設定することを特徴とする請
    求項4に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 【請求項6】 機関回転数が低いほど絞り部分の断面積
    の上限が小さくされることを特徴とする請求項4又は5
    に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 【請求項7】 吸気弁の開弁動作開始時期が遅角せしめ
    られるほど絞り部分の断面積の上限が小さくされること
    を特徴とする請求項4又は5に記載の内燃機関の制御装
    置。
  8. 【請求項8】 気筒から延びている機関吸気通路のう
    ち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加させる
    ことによってポンプ損失を低減させるようにした内燃機
    関の制御装置において、排気ガスの空燃比を検出するた
    めの空燃比検出手段を具備し、前記絞り部分の断面積を
    増加させた時に検出された空燃比が所定の空燃比以上に
    リッチになった場合には、前記絞り部分の断面積を減少
    させることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記絞り部分の断面積を増加させるとき
    には、前記絞り部分が全開されている時の断面積よりも
    小さい所定の断面積を絞り部分の断面積の上限として設
    定し、前記絞り部分の断面積を増加させた時に検出され
    た空燃比が所定の空燃比以上にリッチになった場合に
    は、設定された絞り部分の断面積の上限を小さくするこ
    とを特徴とする請求項8に記載の内燃機関の制御装置。
  10. 【請求項10】 気筒から延びている機関吸気通路のう
    ち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加させる
    ことによってポンプ損失を低減させるようにした内燃機
    関の制御装置において、前記絞り部分が全開されている
    時の断面積よりも小さい所定の断面積を絞り部分の断面
    積の上限として設定し、その絞り部分の断面積の上限
    が、機関吸気通路内に発生する脈動に基づいて設定され
    ていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  11. 【請求項11】 機関吸気通路内に発生する脈動が予め
    定められた大きさを越えるときの絞り部分の断面積を絞
    り部分の断面積の上限として設定することを特徴とする
    請求項10に記載の内燃機関の制御装置。
  12. 【請求項12】 気筒から延びている機関吸気通路のう
    ち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加させる
    ようにした内燃機関の制御装置において、前記絞り部分
    の断面積を増加させるときであって、吸気弁の閉弁動作
    完了時期が吸気下死点よりも進角せしめられているとき
    には、前記絞り部分が全開されている時の断面積よりも
    小さい所定の断面積を絞り部分の断面積の上限として設
    定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  13. 【請求項13】 気筒から延びている機関吸気通路のう
    ち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加させる
    ようにした内燃機関の制御装置において、前記絞り部分
    の断面積を増加させるときであって、吸気弁の開弁動作
    開始時期が遅角せしめられているときには、前記絞り部
    分が全開されている時の断面積よりも小さい所定の断面
    積を絞り部分の断面積の上限として設定することを特徴
    とする内燃機関の制御装置。
  14. 【請求項14】 気筒から延びている機関吸気通路のう
    ち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加させる
    ようにした内燃機関の制御装置において、排気ガスの空
    燃比を検出するための空燃比検出手段を具備し、前記絞
    り部分の断面積を増加させた時に検出された空燃比が所
    定の空燃比以上にリッチになった場合には、前記絞り部
    分の断面積を減少させることを特徴とする内燃機関の制
    御装置。
  15. 【請求項15】 気筒から延びている機関吸気通路のう
    ち、断面積が絞られ得る絞り部分の断面積を増加させる
    ようにした内燃機関の制御装置において、前記絞り部分
    が全開されている時の断面積よりも小さい所定の断面積
    を絞り部分の断面積の上限として設定し、その絞り部分
    の断面積の上限が、機関吸気通路内に発生する脈動に基
    づいて設定されていることを特徴とする内燃機関の制御
    装置。
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JP2006112432A (ja) * 2005-12-01 2006-04-27 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
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