JP2002205530A - 空調制御装置 - Google Patents
空調制御装置Info
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Abstract
をする。 【解決手段】 車両外の外気の汚れ度合いを検出するガ
スセンサからのセンサ信号に応じて車両内の空調を制御
するに際して、ガスセンサにより以前に取得した清浄空
気抵抗値メモリデータGR0Mを予め記憶しておき、現
在検出されたガスセンサ抵抗値GRsを入力し、清浄空
気抵抗値メモリデータGR0Mと、ガスセンサ抵抗値G
Rsとの比較をして基準値を取得し(ステップS2
1)、基準値と、ガスセンサ抵抗値GRsとに基づい
て、オートインテーク制御をして、外気と車両内の内気
とを用いた空調をする空調制御手段とを備える。
Description
を検出するガスセンサを使用して車室内の内外気を切り
換える空調制御装置に関する。
に取り込んで空調をする外気モードと、車両内の空気を
用いて空調をする内気モードとを備えた車両用空調装置
が知られている。また、従来より、外気の汚れ度合いを
検出するガスセンサを用いた内外気切り替え制御装置を
備えた車両用空調装置が知られている。
スセンサが検出する車室外の汚れ度合いと、基準となる
汚れ度合いとの比を用いて、内気モードと外気モードと
を切り換える。このとき、従来の車両用空調装置では、
サーボモータにより内外気切り替えドアを自動的に外気
モードや内気モードとするオートインテーク制御する。
中におけるガスセンサの空気抵抗値R0を基準とし、外
気が汚れているガスセンサのガス中抵抗値Rsとの比
(Rs/R0)によってガス濃度を算出している。
ンサごとにセンサ値がばらつくという単体ばらつきや、
経時劣化によるセンサ値の変動、湿度依存性等、センサ
値の変動要因が多く存在する。したがって、従来の車両
用空調装置では、ガスセンサを使用開始するに際して、
電源投入時から一番清浄な空気抵抗値R0を毎回更新す
る作業を行う。そして、車両走行中において、空気抵抗
値R0に近い空気抵抗値Rsを得たときには外気が清浄
であると判定して外気を多く取り込んで空調をし、空気
抵抗値R0より遠い空気抵抗値Rsを得たときには外気
が汚れていると判定して内気で空調をする。
車両用空調装置では、外気が汚れている場所から車両走
行を開始した場合、基準となる清浄な空気抵抗値R0が
汚い空気となるため、この空気抵抗値R0を使用してオ
ートインテーク制御をすると、本来であれば汚い外気が
清浄と判定されて汚い外気を車室内に侵入させてしま
う。これにより、乗員に不快感を与えてしまうという問
題点があった。
提案されたものであり、汚い外気で基準値を決定するこ
となく、オートインテーク制御をすることができる空調
制御装置を提供することを目的とする。
めに、請求項1に係る空調制御装置は、車両外の外気の
汚れ度合いを検出するガスセンサからのセンサ信号に応
じて内気モードと外気モードとを切り換える制御をする
空調制御装置において、上記ガスセンサにより以前に取
得した外気の汚れ度合いを示す第1センサ値を記憶する
記憶手段と、上記ガスセンサにより現在検出された第2
センサ値を入力する入力手段と、上記記憶手段に記憶さ
れた第1センサ値と、上記入力手段で入力した第2セン
サ値とに基づき基準値を取得する演算手段と、上記演算
手段で取得した基準値と、上記第2センサ値とを比較し
て、内気モードと外気モードとを切り換える制御を行う
空調制御手段とを備える。
算手段は、上記記憶手段に記憶された第1センサ値と、
上記入力手段で入力した第2センサ値との平均値を演算
して基準値を取得する。
調制御手段は、所定期間経過前は第2センサ値と第1セ
ンサ値とに基づき、現在の外気が以前の外気よりも汚い
場合には、第1センサ値に基づいて内気モードと外気モ
ードとを切り換える制御をし、上記所定期間経過後は上
記演算手段で取得した基準値を使用して内気モードと外
気モードとを切り換える制御をする。
算手段は、車両のイグニッションスイッチがオンに操作
された後に上記入力手段で入力されたセンサ値を第2セ
ンサ値として使用する。
憶手段は複数のセンサ基準値を記憶し、上記演算手段
は、前回に取得したセンサ基準値を含む以前のセンサ値
を第1センサ値として用いて基準値を取得する。
予め記憶手段に以前に取得した第1センサ値を記憶して
おき、今回の空調制御の基準値を決定するに際して、記
憶した第1センサ値と、今回に取得した第2センサ値と
に基づき基準値を取得し、取得した基準値と第2センサ
値とを比較して、内気モードと外気モードとを切り替え
る制御をするので、今回の車両走行開始地域が汚くて
も、汚い外気で基準値を決定することなく、汚い空気を
車室内に取り込むことを抑制して、内気モードと外気モ
ードとを切り替える制御をすることができる。
憶手段に記憶された第1センサ値と、入力手段で入力し
た第2センサ値との平均値を演算して基準値を取得する
ので、上述と同様に今回の車両走行開始地域が汚くて
も、汚い外気で基準値を決定することなく、内気モード
と外気モードとを切り替える制御をすることができる。
定期間経過前は第2センサ値と第1センサ値とに基づ
き、現在の外気が以前の外気よりも汚い場合には、第1
センサ値に基づいて内気モードと外気モードとを切り替
える制御をし、所定期間経過後は演算手段で取得した基
準値を使用して内気モードと外気モードとを切り替える
制御をするので、車両の周囲の空気濃度が安定したとき
に基準値の更新をして自動的に内気モードと外気モード
とを切り替える制御をすることができる。
両のイグニッションスイッチがオンに操作された後にガ
スセンサで検出されたセンサ値を第2センサ値として使
用するので、今回のセンサ値と、以前に取得したセンサ
値とに従って基準値を決定して内気モードと外気モード
とを切り替える制御をすることができる。
憶手段に複数のセンサ基準値を記憶し、前回に取得した
センサ基準値を含む以前のセンサ基準値を第1センサ値
として用いて基準値を取得するので、今回の車両走行開
始地域が汚くても、汚い外気で基準値を決定することな
く、汚い空気を車室内に取り込むことを更に抑制して、
内気モードと外気モードとを切り替える制御をすること
ができる。
て図面を参照して説明する。
装置20を備えた自車両1の全体構成を示す。図1から
分かるように、自車両1の前端部1aには、先行車両1
0などの排気ガスなどに基づいた外気の汚れ度合いを検
出するガスセンサ2が設けられ、車両内部には、外気及
び内気を使用して車室内の空調を制御する車両空調装置
20が備えられている。また、このガスセンサ2及び車
両空調装置20には、ガスセンサ2のセンサ検出値に基
づいて車両空調装置20のオートインテーク作動を制御
する制御装置30が接続されている。
に応答して、排気ガスの車室内の侵入を抑制するとき
に、使用されるものである。このガスセンサ2は、主と
して、外気の汚れ度合いを検出してセンサ信号を制御装
置30に送出するセンサ部と、センサ部を動作させるた
めの加熱をするヒータ部とからなる。
O2を形成焼結させてなる。ヒータ部は、センサ部の酸
化還元反応を活性化させるために電圧が印加されて発熱
する。このセンサ部は、所定温度まで加熱された状態に
おいて、その表面に排気ガスなどの外気中に含まれる汚
れ成分が付着することで抵抗値が変化して、この抵抗値
に従ったセンサ信号を制御装置30に出力する。なお、
本例では、汚れ成分が付着すると抵抗値が小さくなるセ
ンサ部を備えたガスセンサ2について説明するが、これ
には限定されない。
号に基づいてガス反応時の抵抗値を得て、センサ部の清
浄空気時の抵抗値との比によるガスの濃度を算出して、
基準値以下であるときには外気が汚れていると判定し
て、車室内の外気の取り込みを制限するオートインテー
ク制御を行う。
す。この車両空調装置20は、いわゆる前後左右独立温
調型エアコンであって、主として車室内を4つの領域に
区画してそれぞれ温調するもので、インテークユニット
110、クーラユニット120及びヒータユニット13
0から構成されている。
型エアコンを例に挙げるが、これに限定されることはな
い。
口111及び内気取入口112を自由な開度で開閉する
インテークドア113と、モータ114により回転する
ファン115とが設けられ、インテークドア113の開
度に応じて車室内に導入される内外気の混合比が決定さ
れる一方で、ファン115の回転数に応じて車室内に導
入される空気量が決定される。インテークドア113は
インテークドアアクチュエータ116によって駆動制御
され、モータ114はファンコントロールアンプ117
によって駆動制御される。
ニット110で導入された空気を冷却するためのエバポ
レータ121(蒸発器)が設けられ、エバポレータ12
1には、コンプレッサ、コンデンサ(凝縮器)、膨張弁
及びリキッドタンクなどで構成された冷房サイクル(図
示せず)が接続され、コンプレッサで圧縮された冷媒が
供給される。
却水が循環するヒータコア131が設けられ、その両側
部のそれぞれに、当該ヒータコア131を迂回するバイ
パス路132,132が形成されている。クーラユニッ
ト120を流下した空気がこのヒータコア131を通過
することで加熱されることになる。
ア131の上流側にフロントエアミックスドア133f
とリアエアミックスドア133rとの2枚のエアミック
スドアが回動自在に設けられている。フロントエアミッ
クスドア133fは、前席に吹き出される調和空気の温
度を制御するためのものであるのに対し、リアエアミッ
クスドア133rは後席に吹き出される調和空気の温度
を制御するためのものである。すなわち、フロントエア
ミックスドア133fについて言えば、その開度に応じ
てヒータコア131の半分を通過する空気量とバイパス
流路132を通過する空気量との比率が決定され、これ
により前席側配風通路135fへ流下する空気の温度が
調節される。リアエアミックスドア133rについても
同様に、当該リアエアミックスドア133rの開度に応
じて後席側配風通路135rへ流下する空気の温度が調
節される。
33f、リアエアミックスドア133rは、それぞれフ
ロントエアミックスドアアクチュエータ134f及びリ
アエアミックスドアアクチュエータ134rによって駆
動制御される。
壁136により前席側配風通路135fと後席側配風通
路135rとに仕切られており、前席側への前席側配風
通路135fには、前席デフ吹出口137及びこれを開
閉する前席デフドア137D、前席ベント吹出口138
及びこれを開閉する前席ベントドア138D、前席フッ
ト吹出口139及びこれを開閉する前席フットドア13
9がそれぞれ設けられている。これら3つの前席ドア1
37D,138D,139Dの開閉位置の組み合わせは
前席側の吹出口モードで決定されるので、リンク機構を
介してフロントモードアクチュエータ140により一括
して駆動制御される。
に形成された後席側への配風通路135rには、前席側
の配風通路135fと後席側の配風通路135rとを流
れる空気の配風比を調節するための前後配風比調節ドア
141Dと、後席ベント吹出口143および後席フット
吹出口144とのそれぞれから吹き出される調和空気の
配風比を調節するためのリアモードドア145とが設け
られている。
比調節ドアアクチュエータ142によって駆動制御さ
れ、後席側配風通路135rを全開する位置と全閉する
位置との間を回動することができる。この前後配風比調
節ドア141Dを、後席側配風通路135rの一部を遮
蔽する位置まで回動させると、前席側配風通路135f
と後席側配風通路135rとの間の仕切壁136に開設
された連通路141の一部が開くので、ヒータコア13
1の後席側を通過した調和空気の一部が前席側配風通路
135fに流下し、これにより前席側へ吹き出される配
風量が後席側に対して相対的に多くなる。
は、前席側と後席側との温度差をより鋭敏にするために
設けられたものであることから、本発明の独立温調型エ
アコンにとっては好ましい形態ではあるが、必ずしも必
須のものではない。
アクチュエータ146によって駆動制御され、当該リア
モードドア145の開度に応じて後席ベント吹出口14
3と後席フット吹出口144とのそれぞれに流下する調
和空気の比率が調節される。
135rには、図3に示すフロントダクト147fとリ
アダクト147rとがそれぞれ接続されている。さらに
具体的には、前席側配風通路135fの前席ベント吹出
口138と前席フット吹出口139とのそれぞれには、
フロントダクト147fがそれぞれ接続され、また後席
側配風通路135rの後席ベント吹出口143と後席フ
ット吹出口144とのそれぞれには、リアダクト147
rがそれぞれ接続されている。図3は、それぞれの一方
を図示したものである。
されたフロントダクト147f内には、前席の左右(運
転席と助手席)の配風比を調節するためのフロント左右
配風比調節ドア148が設けられ、フロント左右配風比
調節ドアアクチュエータ149によって駆動制御され
る。そして、このフロント左右配風比調節ドア148
を、中立位置からたとえば右席側に回動させると、左席
側へ流下する空気量が増加するとともに右席側へ流下す
る空気量がそのぶんだけ減少する。これにより、前席側
の左右座席の空調能力が変化することになる。
クト147r内にも、後席の左右座席の配風比を調節す
るためのリア左右配風比調節ドア150が設けられ、リ
ア左右配風比調節ドアアクチュエータ151によって駆
動制御される。そして、このリア左右配風比調節ドア1
50を、中立位置からたとえば右席側に回動させると、
左席側へ流下する空気量が増加するとともに右席側へ流
下する空気量がそのぶんだけ減少する。これにより、後
席側の左右座席の空調能力が変化することになる。
6、ファンコントロールアンプ117、フロントエアミ
ックスドアアクチュエータ134f、リアエアミックス
ドアアクチュエータ134r、フロントモードアクチュ
エータ140、前後配風比調節ドアアクチュエータ14
2、リアモードドアアクチュエータ146、フロント左
右配風比調節ドアアクチュエータ149およびリア左右
配風比調節ドアアクチュエータ151へ対する指令信号
は、制御装置30からそれぞれ送出される。
タの制御をすると共に、ガスセンサ2の基準値決定処理
をする。そして、制御装置30は、基準値設定処理の後
に、ガスセンサ2からのセンサ信号、及び決定した基準
値に基づいて、オートインテーク制御をする。
4に、制御装置30による基準値設定処理の処理手順の
フローチャートを示す。ここで、制御装置30は、以前
に取得したガスセンサ抵抗値GRsを清浄空気抵抗値メ
モリデータGR0Mとして図示しないメモリに記憶して
いる。
ニッションスイッチがオフからオンに操作されてから所
定期間T1が経過したか否かの判定をする。制御装置3
0は、所定期間T1が経過したと判定したときにはステ
ップS2に処理を進め、所定期間T1が経過していない
と判定したときにはステップS3に処理を進める。
作し、センサ信号が安定するまでの期間であり、この期
間内では車両空調装置20により排気ガスを抑制する処
理などは行われない。また、制御装置30は、所定期間
T1内では、外気と内気とを同じ比率又は所定の割合
(例えば外気:内気=6:4)で車両空調装置20内に
取り込む半内気モードにする。
ガスセンサ2からのセンサ信号を入力し、ガスセンサ抵
抗演算値GRsを、清浄空気抵抗値メモリデータGR0
Mにして(GRs=GR0M)、後述のステップS14
に処理を進める。
0は、ガスセンサ2からのセンサ信号を入力し、 GRs=(GGAD×GRL)/(255−GGAD) GGAD:ガソリン用ガスセンサA/D値(bit) GRL:ガソリン用ガスセンサLOAD抵抗値(例えば
10kΩ) で表現される式を用いてガスセンサ2からのA/D値を
現在のガスセンサ抵抗値GRsとして換算して、ステッ
プS4に処理を進める。
上述のステップで読み出したセンサ信号が初回であった
か否かを判定し、初回である時にはステップS5に処理
を進め、初回でないときにはステップS6に処理を進め
る。今回に読み出したセンサ信号が初回でないときに
は、前回又は以前に読み出したガスセンサ抵抗値をガス
センサ抵抗初期値GR0M0にしてステップS6以降の
処理をする。
ガスセンサ2を使用したのが今回が初回なので、ガスセ
ンサ抵抗初期値GR0M0を所定値(例えば6kΩ)に
して、ステップS6に処理を進める。
ステップS2で演算したガスセンサ抵抗値GRsと、ス
テップS5又は以前に決定されて図示しないメモリに格
納されたガスセンサ抵抗初期値GR0M0との大小比較
をし、ガスセンサ抵抗値GRsがガスセンサ抵抗初期値
GR0M0よりも大きい(清浄)と判定したときにはス
テップS7に処理を進め、大きくないと判定したときに
はステップS8に処理を進める。
清浄空気判断タイマGGCATのカウントを開始してス
テップS9に処理を進める。一方、ステップS8では、
清浄空気判断タイマGGCATをクリアして、ステップ
S14に処理を進める。
清浄空気判断タイマGGCATが所定時間T2を経過し
たか否かの判定をし、経過していると判定したときには
ステップS10に処理を進め、経過していないと判定し
たときにはステップS14に処理を進める。
は、清浄空気判断タイマGGCATの値をクリアして、
ステップS11に処理を進める。
は、上述のステップで求めた現在のガスセンサ抵抗値G
Rsと、予め設定した清浄空気と認められる下限値であ
る清浄空気限界抵抗値GR0Lとの比較をし、ガスセン
サ抵抗値GRsが清浄空気限界抵抗値GR0Lよりも大
きい(清浄)と判定したときにはステップS12に処理
を進め、大きくないと判定したときにはステップS13
に処理を進める。すなわち、外気が清浄であるときには
ステップS12に処理を進め、外気が汚れているときに
はステップS13に処理を進める。
は、検出したガスセンサ抵抗値GRsを清浄空気限界抵
抗値GR0Lにして(GRs=GR0L)、ステップS
13に処理を進める。
は、求められたガスセンサ抵抗値GRsをガスセンサ抵
抗初期値GR0M0にして(GR0M0=GRs)、ス
テップS14に処理を進める。
は、イグニッションスイッチがオフからオンに操作され
てから所定期間T3が経過したか否かの判定をする。こ
こで、所定期間T3とは、車両の周囲の空気濃度が安定
したときに初期値の更新をするために設けられた期間で
ある。制御装置30は、所定期間T3が経過したと判定
したときにはステップS17に処理を進め、所定期間T
3経過直後であると判定したときにはステップS15に
処理を進め、所定期間T3が経過していないと判定した
ときにはステップS16に処理を進める。
は、ガスセンサ抵抗初期値GR0M0を清浄空気抵抗値
メモリデータGR0Mに更新してステップS21に処理
を進める。
は、以前の清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mがガス
センサ抵抗初期値GR0M0よりも小さいか否かの判定
をする。制御装置30は、小さいと判定したときにはス
テップS20に処理を進め、小さくないと判定したとき
にはステップS21に処理を進める。ステップS20に
おいて、制御装置30は、ガスセンサ抵抗初期値GR0
M0を清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mに更新して
ステップS21に処理を進める。
を行うことにより、制御装置30は、所定期間T1が経
過して、所定時間T3になるまでの間に、ガスセンサ抵
抗初期値GR0M0の更新を行う。すなわち、以前に取
得したガスセンサ抵抗値が今回のガスセンサ抵抗値GR
sを越えていない場合は以前に取得したガスセンサ抵抗
値を使用してオートインテーク制御をし、越えた場合は
今回の最新のガスセンサ抵抗値GRsを使用してオート
インテーク制御をする。
は、清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mがガスセンサ
抵抗初期値GR0M0よりも小さいか否かの判定をす
る。制御装置30は、小さいと判定したときにはステッ
プS17に処理を進め、小さくないと判定したときには
ステップS18に処理を進める。
は、今回の清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mを、ガ
スセンサ抵抗初期値GR0M0と加算して、半分にした
値にする。すなわち、制御装置30は、 GR0M=[{GR0M(以前の値)+GR0M0(今
回の初期値)}/2] で表現される計算式を使用して今回の清浄空気抵抗値メ
モリデータGR0Mを演算して、ステップS19に処理
を進める。すなわち、制御装置30は、前回や以前に取
得したガスセンサ抵抗値、又は以前に取得した複数のガ
スセンサ抵抗値の平均値などと、今回のガスセンサ抵抗
値GRsとの平均値を、今回のオートインテーク制御の
基準値となる清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mにす
る。
は、今回のオートインテーク制御の基準値となるガスセ
ンサ抵抗初期値GR0M0を、ステップS18で求めた
清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mにして、ステップ
S21に処理を進める。
は、一番綺麗な空気の清浄空気抵抗値メモリデータGR
0Mを基準値(GR0M)を基準とし、ガスセンサ抵抗
値GRsに対する抵抗比を演算して、ガソリン微分用演
算値GGCを求める。このとき、制御装置30は、 GGC=(GRs/GR0M)×255 で表現される演算式を使用する。
いるときに、ステップS21で更新したガスセンサ抵抗
初期値GR0M0よりも大きなガスセンサ抵抗値GRs
が入力されたときには外気が清浄であると判定して外気
モードとし、ガスセンサ抵抗初期値GR0M0よりも小
さなガスセンサ抵抗値GRsが入力されたときには外気
が汚れていると判定して内気モードとする、オートイン
テーク制御をするように車両空調装置20を制御する。
ば、所定時間T3となる前には、ステップS16及びス
テップS20で説明したように、今回のガスセンサ抵抗
初期値GR0M0が以前の清浄空気抵抗値メモリデータ
GR0Mよりも大きくて清浄である場合には今回のガス
センサ抵抗初期値GR0M0を基準にして制御をするの
で、汚い空気を基準とすることなく、車室内に汚い空気
の侵入を防止する。
3直後では、今回のガスセンサ抵抗初期値GR0M0が
以前の清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mよりも小さ
く、汚いときには以前の清浄空気抵抗値メモリデータG
R0Mと今回のガスセンサ抵抗初期値GR0M0との平
均値を今回のガスセンサ抵抗初期値GR0M0にするの
で、外気が汚い地域から車両が走行開始した場合でも、
車室内に外気が多く侵入して車室内が臭くなることを抑
制することができる。
定期間T3後に今回の初期値を決定しているので、ガス
センサ2が安定する期間を確保し、センサ部により生成
するセンサ信号のばらつきを回避する。また、この車両
空調装置20では、清浄空気時のセンサ信号を基準値と
し、現在のセンサ値との比率をガス濃度として演算す
る。したがって、この車両空調装置20によれば、過去
のガス濃度状態により、今後に外気が汚れて車室内が臭
くなることを予測して確実に車室内の臭いを抑制するこ
とができる。
は、オートインテーク制御を行うに際して、以下に説明
するような制御をしても良い。
に、外気の汚れ度合いに基づいて、インテークドア11
3の駆動速度を変化させるようにインテークドアアクチ
ュエータ116を制御しても良い。すなわち、制御装置
30は、インテークドアアクチュエータ116を駆動す
るに際して、ガスセンサ2からのセンサ信号の大きさに
応じてインテークドアアクチュエータ116の駆動速度
を調整する係数を変化させる。制御装置30は、外気が
清浄であるときにはゆっくりインテークドア113を駆
動させ、外気が汚れているときにはインテークドア11
3を速く駆動するようにインテークドアアクチュエータ
116を制御することで、汚い外気が車室内に多く侵入
することを抑制することができる。
センサ信号を演算する係数を変化させてオートインテー
ク制御をしても良い。すなわち、制御装置30は、ガス
センサ抵抗値に基づいて外気の汚れ度合いを判定するに
際して、係数を変化させる。これにより、例えば車両速
度が低くても、汚れ度合いが大きいことを検出しやすく
する。具体的には、制御装置30は、通常、現在のガス
センサ抵抗値GRsが所定値(Ω)以下であるときに、
所定車両速度以上(例えば60km/h)となったら外
気のみで空調をし、所定車両速度以下(例えば50km
/h)以下となったら内気を所定割合だけ使用して空調
をするようにインテークドアアクチュエータ116を制
御をする。そして、制御装置30は、現在のガスセンサ
抵抗値GRsが所定値(Ω)以上であるときに、所定車
両速度以上(例えば60km/h)となったら外気のみ
で空調をし、所定車両速度以下(例えば50km/h)
以下となったら内気を上記所定割合より多く使用して空
調をするようにインテークドアアクチュエータ116を
制御をする。
え防止を図り、外気の温度、車両速度に基づいて、半内
気モードを有するオートインテーク制御を行うか否かを
決定しても良い。これにより、制御装置30は、外気温
度が高いときや、外気温度が低く車両速度が遅いときに
半内気モードを行い、そのほかの条件の時には半内気モ
ードを無くすことができる。
りを防止するために、コンプレッサがオフとなっている
ときに、例えば所定期間毎に自動的に外気を取り込むよ
うに、インテークドアアクチュエータ116を制御し車
両の周囲の空気濃度が安定したときに初期値の更新をし
ても良い。
温度に基づいて、外気を使用する割合を変化させて、外
気を使用する割合に応じてオートインテーク制御を行う
か否かを判定しても良い。
ある。このため、本発明は、上述の実施形態に限定され
ることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明
に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に
応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
ガスセンサ抵抗値と、今回のガスセンサ抵抗値とを平均
して基準値を決定する一例について説明したが、前々回
のガスセンサ抵抗値と、前回のガスセンサ抵抗値と、今
回のガスセンサ抵抗値とを加算して3で割ることで基準
値を決定しても良い。このように、以前に取得したガス
センサ抵抗値を複数使用するので、今回の車両走行開始
地域が汚くても、汚い外気で基準値を決定することな
く、汚い空気を車室内に取り込むことを更に抑制して、
空調をすることができる。
成を示す図である。
る。
ある。
ローチャートを示す。
Claims (5)
- 【請求項1】 車両外の外気の汚れ度合いを検出するガ
スセンサからのセンサ信号に応じて内気モードと外気モ
ードとを切り換える空調制御装置において、 上記ガスセンサにより以前に取得した外気の汚れ度合い
を示す第1センサ値を記憶する記憶手段と、 上記ガスセンサにより現在検出された第2センサ値を入
力する入力手段と、 上記記憶手段に記憶された第1センサ値と、上記入力手
段で入力した第2センサ値とに基づき基準値を取得する
演算手段と、 上記演算手段で取得した基準値と、上記第2センサ値と
を比較して、内気モードと外気モードとを切り換える制
御を行う空調制御手段とを備えることを特徴とする空調
制御装置。 - 【請求項2】 上記演算手段は、上記記憶手段に記憶さ
れた第1センサ値と、上記入力手段で入力した第2セン
サ値との平均値を演算して基準値を取得することを特徴
とする請求項1記載の空調制御装置。 - 【請求項3】 上記空調制御手段は、所定期間経過前は
第2センサ値と第1センサ値とに基づき、現在の外気が
以前の外気よりも汚い場合には、第1センサ値に基づい
て、内気モードと外気モードとを切り換える制御をし、 上記所定期間経過後は上記演算手段で取得した基準値を
使用して内気モードと外気モードとを切り換える制御を
することを特徴とする請求項1又は2記載の空調制御装
置。 - 【請求項4】 上記演算手段は、車両のイグニッション
スイッチがオンに操作された後に上記入力手段で入力さ
れたセンサ値を第2センサ値として使用することを特徴
とする請求項1記載の空調制御装置。 - 【請求項5】 上記記憶手段は複数のセンサ基準値を記
憶し、 上記演算手段は、前回に取得したセンサ基準値を含む以
前のセンサ値を第1センサ値として用いて基準値を取得
することを特徴とする請求項1記載の空調制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004217A JP4430249B2 (ja) | 2001-01-11 | 2001-01-11 | 空調制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001004217A JP4430249B2 (ja) | 2001-01-11 | 2001-01-11 | 空調制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002205530A true JP2002205530A (ja) | 2002-07-23 |
JP4430249B2 JP4430249B2 (ja) | 2010-03-10 |
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ID=18872438
Family Applications (1)
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JP2001004217A Expired - Lifetime JP4430249B2 (ja) | 2001-01-11 | 2001-01-11 | 空調制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4430249B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006067842A1 (ja) * | 2004-12-22 | 2006-06-29 | Fis Inc. | ガス検出装置 |
-
2001
- 2001-01-11 JP JP2001004217A patent/JP4430249B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006067842A1 (ja) * | 2004-12-22 | 2006-06-29 | Fis Inc. | ガス検出装置 |
JPWO2006067842A1 (ja) * | 2004-12-22 | 2008-08-07 | エフアイエス株式会社 | ガス検出装置 |
JP4538006B2 (ja) * | 2004-12-22 | 2010-09-08 | エフアイエス株式会社 | ガス検出装置 |
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