JP2002204909A - 集じん用ろ布、それを用いた集じん用フィルタバッグ及び集じん装置、及び集じん用ろ布の製造方法 - Google Patents

集じん用ろ布、それを用いた集じん用フィルタバッグ及び集じん装置、及び集じん用ろ布の製造方法

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JP2002204909A
JP2002204909A JP2001002444A JP2001002444A JP2002204909A JP 2002204909 A JP2002204909 A JP 2002204909A JP 2001002444 A JP2001002444 A JP 2001002444A JP 2001002444 A JP2001002444 A JP 2001002444A JP 2002204909 A JP2002204909 A JP 2002204909A
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filter cloth
base material
dust
fiber
dust collection
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Jun Asano
純 浅野
Katsutoshi Yamamoto
勝年 山本
Seigo Yamamoto
誠吾 山本
Shinichi Chaen
伸一 茶圓
Tomohisa Konishi
智久 小西
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気性を損なうことなくウェブ層表面が平滑
化処理された集じん用ろ布を提供することにある。ま
た、PTFE繊維からなるウェブ層が平滑化処理される
集じん用ろ布において基材の損傷を抑えることにある。 【解決手段】 この集じん用ろ布21は、基材と23ウ
ェブ層25とを備えている。基材23は、フェルトまた
は織布からなり、耐熱性を有する。ウェブ層25は、P
TFEのステープルファイバーからなり、基材23の少
なくとも一方の表面に交絡により基材23と結合して積
層されるとともに、少なくとも一方の表面が加熱により
平滑化処理されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種ごみや廃棄物
の焼却炉等からの排ガス集じん等による公害防止、労働
環境の改善、セメント・化学工業等の工場から排出され
る有価粉体の回収等のために、空気中の浮遊粒子を捕集
するために使用される集じん用ろ布に関する。また、本
発明は集じん用ろ布を用いた集じん用フィルタバッグ及
び装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、各種ごみや廃棄物の焼却炉等から
の排ガス集じん等による公害防止、労働環境の改善、セ
メント・化学工業等の工場から排出される有価粉体の回
収等のために、空気中の浮遊粒子を捕集するための集じ
ん用ろ布が使用されている。このようなろ布には、様々
な有機・無機繊維からなるフェルト、織布が使用されて
いる。
【0003】フィルタバッグによる集じんは、使用初期
にろ布の表面近傍に捕集された粒子に一次付着層なる層
を形成させ、この一次付着層に次いで来る浮遊中粒子を
形成・堆積させながら捕集することにより行われる。す
なわち、フィルタバッグの実質的な集じん性能は一次付
着層により達成される。また、集じんによりろ布に付着
・堆積した粒子はろ布の圧力損失を上昇させるので、定
期的にパルスジェット方式等の手段により付着堆積物の
払い落としが行われ、これにより、ろ布の再生が行われ
ている。
【0004】しかし、ろ布表面に捕集された粒子に対し
て何らかの離型処理を行わなければ、ろ布内部が目詰ま
りを起こし、圧力損失を上昇させるという問題が生じ
る。このような問題を解決するために、集じん用のろ布
の表面に次のような表面加工を施すための方法が提案さ
れている。 フェルトの集じん面に存在する毛羽立っている繊維
を、例えば、バーナーで焼いたり、その面を軟化点に近
い温度でカレンダーする方法。 フェルトの集じん側の面の密度を大きくするためにニ
ードルパンチングする方法。 特開平03−60712号公報に記載された強度や形
態を保持して目詰まりを減少させることを目的とした、
ニードルフェルトの表面に不織布シートをラミネートし
て得られ方法。 フェルトの集じん面にポリテトラフルオロエチレン
(以下、PTFE)の粒子を含む分散液を塗布し、溶着
する方法。 フェルトの集じん面にPTFEの多孔性膜を接着剤を
介してラミネートする方法。
【0005】しかし、の方法では、集じん側の面に堆
積した粒子がある程度払い落とし易くなるが、満足しう
る方法ではない。及びの方法では、フェルトの集じ
ん側の面付近の密度が大きくなり(表面の緻密化)、塵
の粒子がフェルト内部へ侵入するのを防ぐことができる
ため、払い落としやすくなるが、やはり満足しうる方法
ではない。
【0006】の方法では、高価なPTFEを表面にの
み用いるのでコスト的に有利であり、またPTFEが有
する非粘着性により塵の粒子が払い落とし易くなる反
面、PTFEからなる被膜は剥離しやすく耐摩耗性に劣
る。また、PTFEの被膜を形成するためにはPTFE
を高温で焼成する必要があるが、フェルトを構成する繊
維には耐熱性が要求されるため、用いることのできる繊
維の種類が制約されるという問題がある。
【0007】の方法では、の方法と同様のメリット
があるが、接着剤を用いているのでフェルトの空隙率が
小さくなり通気性が損なわれる、また、非常に薄い被膜
(25μm以下)であるため耐摩耗性に劣る、PTFE
の多孔性膜が払い落とし操作の際に破損、剥離する等の
問題がある。
【0008】〜の方法はいずれも、表面の緻密化を
図ることでろ布内部への粒子の浸透を防ぎ、これにより
粒子の払い落とし性を向上させようとするものである
が、フェルトの集じん側の面付近の断面の顕微鏡写真観
察や集じん試験結果から満足しうる方法ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するための方法として、表面のウェブ層にPTFE繊維
からなる緻密な層を形成させることで、集じん時にウェ
フ層の内側のフェルトや織布に粒子が浸透することなく
粒子の払い落としを容易に行うことができ、さらに、粒
子を払い落とした後に残留する粒子の量が低減される結
果、集じん装置の稼働時における圧力損失を抑えつつ安
定して集じんを行うことができる方法が本願出願人より
既に提案されている。
【0010】また、このようなPTFE繊維を利用した
集じん用ろ布として、粒子の払い落とし性をさらに向上
させるために、ウェブ層の表面を加熱、加圧させること
により平滑化処理したものがより好ましいことも本願出
願人より提案されている。
【0011】このような集じん用ろ布では、ウェブ層表
面の毛羽立ちの量が低減され、これにより粒子の払い落
とし性が向上し、ウェブ層の毛羽立った部分に粒子が付
着することによる集じん装置稼働時の圧力損失も抑えら
れる。
【0012】しかし、複層する基材が耐熱性の基材でな
い場合、平滑化処理が行われるとウェブ層に接している
基材が溶融し、この結果、著しく通気性が損なわれるだ
けでなく強度等のろ布全体としての機能が低下し、また
その取り扱い、所定形状への加工等に支障をきたす場合
がある。
【0013】また、平滑処理に耐えうる耐熱性基材を用
いたとしても、平滑化処理によりウェブ層の密度が高く
なってしまい、ろ布としての使用に必要な通気性が損な
われてしまう場合がある。特に、平滑化処理においてウ
ェブ層の目付が多い場合(200g/m2以上)、また
は平滑化処理の際の加圧温度、圧力、時間によっては通
気性が著しく損なわれ、集じん用ろ布として使用できな
くなる場合がある。
【0014】本発明の目的は、通気性を損なうことなく
ウェブ層表面が平滑化処理された集じん用ろ布を提供す
ることにある。また、本発明の他の目的は、PTFE繊
維からなるウェブ層が平滑化処理される集じん用ろ布に
おいて基材の損傷を抑えることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の集じん
用ろ布は、基材とウェブ層とを備えている。基材は、フ
ェルトまたは織布からなり、耐熱性を有する。ウェブ層
は、PTFEのステープルファイバーからなり、基材の
少なくとも一方の表面に交絡により基材と結合して積層
されるとともに、少なくとも一方の表面が加熱により平
滑化処理されている。
【0016】この集じん用ろ布では、ダストの払い落と
し性を高めて、主に集じん装置稼働時の圧力損失を抑え
るべく、ウェブ層の表面が平滑化処理されることを前提
としている。
【0017】しかし、前述のように、ウェブ表面は平滑
化処理により加熱されるため、ウェブ層に接している基
材が溶融等するためにろ布全体の性能が低下してしまう
ことが本発明者らの研究により明らかとなった。
【0018】そこで、この集じん用ろ布では、基材とし
て耐熱性を有するフェルトまたは織布を用いることと
し、これにより、集じん用ろ布を平滑化処理する際に基
材が受けるダメージを抑えるようにしている。
【0019】そして、基材の耐熱性が改善されること
で、種々の条件での平滑化処理が可能となるが、ろ布と
して使用できるためには、所定の通気性を確保する必要
がある。
【0020】そこで、請求項2に記載の集じん用ろ布
は、通気度が1cm3/(cm2・s)以上となってい
る。前述のように、ウェブ層としてPTFEからなる繊
維が用いられている場合、ウェブ層が平滑化処理される
と、表面の毛羽立ちを抑えられる反面、ウェブ層の目
付、処理時の加圧温度等によっては、通気性が著しく損
なわれるという問題がある。本発明者らは、このような
問題点に鑑み、鋭意研究を行った結果、通気性を確保し
つつウェブ層の平滑化処理が施された集じん用ろ布を得
るに至った。
【0021】そこで、この集じん用ろ布では、特に、平
滑化処理後においても通気度が所定の値以上であるも
の、ここでは、1cm3/(cm2・s)以上であるもの
を対象とし、平滑化処理により通気度が低減するのが抑
えられている。
【0022】請求項3に記載の集じん用ろ布は、請求項
1または2の集じん用ろ布において、基材は、メタ系ア
ラミド繊維、パラ系アラミド繊維、ポリフェニレンサル
ファイド(以下、PPS)繊維、ポリイミド繊維、フェ
ノール樹脂繊維、フッ素樹脂繊維、カーボン繊維及びガ
ラス繊維からなる群から選択された少なくとも1種の繊
維である。
【0023】前述のように、基材は、平滑化処理の際に
加熱されて熱損傷を受けやすいが、このような熱による
ダメージを回避しうる基材の材質として、メタ系アラミ
ド繊維、パラ系アラミド繊維、PPS繊維、ポリイミド
繊維、フェノール樹脂繊維、フッ素樹脂繊維、カーボン
繊維及びガラス繊維が好ましいことが、本発明者らの研
究により明らかとなった。
【0024】そこで、この集じん用ろ布では、基材とし
て、これらの材質の中から少なくとも1種の繊維を用い
ることとし、これにより、平滑化処理時に基材がダメー
ジを受けるのを有効に回避できるようにしている。
【0025】請求項4に記載の集じん用ろ布は、請求項
1または2の集じん用ろ布において、基材は、PTFE
の融点以上の耐熱性を有する材質からなる。本発明の集
じん用ろ布は、ウェブ層はPTFEの繊維からなるた
め、平滑化処理は、ウェブ層表面をPTFEの融点付近
の温度まで加熱する必要がある。
【0026】そこで、この集じん用ろ布では、基材とし
てPTFEの融点以上の耐熱性を有するものを用いるこ
ととし、これにより、集じん用ろ布を加熱する際に基材
が受けるダメージをより有効に抑えることができる。
【0027】ここで、PTFEの融点以上の耐熱性と
は、主に、ウェブ層の表面がPTFEの融点温度まで加
熱された場合に、融解せずまたは平滑化処理時に分解、
劣化等、変性しない基材の性質をいう。
【0028】請求項5に記載の集じん用ろ布は、請求項
1または2の集じん用ろ布において、基材は、パラ系ア
ラミド繊維、フッ素樹脂繊維、カーボン繊維及びガラス
繊維からなる群から選択された少なくとも1種の繊維で
ある。
【0029】前述のように、本発明の集じん用ろ布で
は、平滑化処理に際して、ウェブ層表面はPTFEの融
点付近まで加熱されるが、このような高温での熱損傷を
受けにくい基材の材質として、パラ系アラミド繊維、フ
ッ素樹脂繊維、カーボン繊維及びガラス繊維がより好ま
しいことが本発明者らの研究により明らかとなった。
【0030】そこで、この集じん用ろ布では、基材とし
て、これらの材質の中から少なくとも1種を用いること
とし、これにより、平滑化処理時に基材がダメージを受
けるのをより有効に回避できるようにしている。
【0031】請求項6に記載の集じん用ろ布は、請求項
1または2のいずれかの集じん用ろ布において、基材は
ガラス織布である。本発明の集じん用ろ布では、前述の
ように、平滑化処理に際して、ウェブ層表面が高温で加
熱される場合があるが、熱損傷を受けにくい基材の材質
として、ガラス織布が特に好ましいことが本発明者らの
研究により明らかとなった。
【0032】そこで、この集じん用ろ布では、基材とし
て、ガラス織布を用いることとし、これにより、平滑化
処理時に基材がダメージを受けるのをより有効に回避で
きるようにしている。
【0033】請求項7に記載の集じん用ろ布は、請求項
6の集じん用ろ布において、基材はろ布として使用可能
な織布からなる。基材として用いられるガラス織布の中
には、それ自体でろ布として使用可能なものがある。こ
の集じん用ろ布では、特に、このようなガラス織布を基
材として用いたものを対象としている請求項8に記載の
集じん用ろ布は、請求項7の集じん用ろ布において、基
材は、二重織、綾織、朱子織及び三重織の織布からなる
群から選択された少なくとも1種以上のガラス織布であ
る。
【0034】ガラス織布は、使用目的に応じて種々の織
り方で織られたものがあるが、二重織り等の所定の織り
方で織られたものが、平滑化処理することを前提とする
集じん用ろ布の基材として、特に好ましいことが本発明
者らの研究により見出された。
【0035】そこで、この集じん用ろ布では、このよう
な所定の織り方のガラス織布を基材として用いたものを
対象とし、このような集じん用ろ布において通気性を確
保しつつウェブ層の平滑化処理を行うようにしている。
【0036】請求項9に記載の集じん用ろ布は、請求項
1から8のいずれかに記載の集じん用ろ布において、ウ
ェブ層に用いられるPTFEのステープルファイバーは
断面の形状及び繊維径が一定でない。
【0037】前述のように、ウェブ層としてPTFE繊
維が用いられている場合、ウェブ層が平滑化処理される
と、ウェブ層の目付や、処理時の加圧温度によっては通
気度が著しく損なわれる場合があるが、このような問題
は、PTFE繊維の断面形状、繊維径にばらつきがある
場合には、繊維が最密充填されやすく、ウェブ層の充填
率が高くなりやすいために、特に起こりやすいものとな
っていた。
【0038】そして、本発明者らは、このような問題点
に鑑み、鋭意研究を行った結果、通気性を確保しつつウ
ェブ層の平滑化処理が施された集じん用ろ布を得るに至
った。
【0039】そこで、この集じん用ろ布では、平滑化処
理後においても通気度が所定の値以上であるもの、ここ
では、通気度が1cm3/(cm2・s)以上であるもの
を対象とし、ウェブ層が平滑化処理された後においても
通気性の維持を図ることとしている。
【0040】請求項10に記載の集じん用ろ布の製造方
法は、第1工程と、第2工程と、第3工程とを備えてい
る。第1工程では、PTFEのステープルファイバーか
らウェブ層を製造する。第2工程では、ウェブ層を、フ
ェルトまたは織布からなり、耐熱性を有する材質からな
る基材の少なくとも一方の表面に交絡により基材と結合
させて積層する。第3工程は、ウェブ層の少なくとも一
方の表面を加熱により平滑化処理する。
【0041】この方法では、平滑化処理後の通気度が1
cm3/(cm2・s)以上に確保された集じん用ろ布が
得られる。すなわち、ダストの払い落とし性に優れると
ともになお通気度が維持された集じん用ろ布を得ること
ができる。
【0042】請求項11に記載の集じん用フィルタバッ
グは、請求項1から9のいずれかの集じん用ろ布が袋状
に加工されてなるものである。集じん用ろ布は主として
集じん装置の構成部品として用いられるが、この場合、
ろ布は、集じん装置に収納するのに適した袋状の所定の
形状に加工する必要がある。すなわち、ろ布は集じん用
フィルタバッグに加工される。
【0043】したがって、ここでは、集じん用フィルタ
バッグを対象とするが、フィルタバッグを構成するろ布
の基材としては、平滑化処理時に受ける熱損傷を回避し
うる材質が用いられているため、ここでも、基材が平滑
化処理時に受ける熱損傷が抑えられている。
【0044】請求項12に記載の集じん装置は、集じん
装置本体と集じん用フィルタバッグとを備えている。集
じん装置本体は空気中の浮遊微粒子を捕集するためのも
のである。集じん用フィルタバッグは、集じん装置本体
内に収納され、請求項11に記載のものである。
【0045】集じん用ろ布は主に集じん装置内に収納さ
れて、空気中のダストを取り除くために使用される。し
たがって、ここでは、集じん装置を対象とするが、集じ
ん用ろ布の基材としては、平滑化処理時に受ける熱損傷
を回避しうる材質が用いられているため、ここでも、基
材が平滑化処理時に受ける熱損傷が抑えられている。
【0046】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施形態が採用
された集じん装置1を示す。この集じん装置1は、空気
中の浮遊するダストを捕集して空気清浄を行うための装
置であり、入口側ダクト2と、本体部3と、出口側ダク
ト4と、ブロワー9と、フィルタバッグ11とを備えて
いる。
【0047】入口側ダクト2は、外気を本体部3内に取
り込むための通路であり、本体部3の底部から外気側に
延びて形成されている。本体部3は、内部にフィルタバ
ッグ11が収納されるスペースが形成された金属製容器
であり、底部が下端に向けて先細りに形成されている。
本体部3の下端部には、ロータリーバルブ5とダストボ
ックス12とが設けられており、ロータリーバルブ5を
開くと本体部3とダストボックス12とが連通される。
【0048】本体部3内部の上部には、本体部3内の空
間を上下に仕切るための仕切板6が設けられている。仕
切板6には、フィルタバッグ11を取り付けるための取
付孔6aが複数箇所(ここでは、2箇所)に設けられて
いる。本体部3の側部には、仕切板6より上方の空間と
下方の空間との圧力差を検知するための差圧計7が設け
られている。
【0049】出口側ダクト4は、本体部3内でダストが
除去された空気を所定の室内に通すための通路であり、
仕切板6の形成位置より上方の本体部3内から延びて形
成されている。出口側ダクト4の途中には、本体部3内
の空気を所定の室内に送るためのブロワー9がバルブ1
4を介して配置されている。また、ブロワー9の手前側
にはブロワー9により排出される空気の流量を調節する
ためのバルブ15が配置されている。
【0050】コンプレッサー10は、フィルタバッグ1
1に溜まったダストを払い落とすために本体部3内に空
気を送るためのものであり、バルブ13及びアキュムレ
ータ16を介して本体部3の上方に連結されている。こ
れにより、ダスト払い落としの際、コンプレーサー10
からの空気はアキュムレータ16で所定圧になるまで溜
められ、本体部3内に所定の圧力を有する空気を送り込
むことができるようになっている。
【0051】フィルタバッグ11は、図2に示すよう
に、後述する集じん用ろ布21が、上端が開放された円
筒形状に加工されてなる袋状部材であり、上端部が仕切
板6の取付孔6aに装着されている。なお、フィルタバ
ッグ11は、金属製のリテーナー8の外周側に保持され
る。
【0052】次に、集じん用ろ布21について説明す
る。集じん用ろ布21は、図3に示すように、基材23
と、ウェブ層25とを有している。なお、前記フィルタ
バッグ11は、内側に基材23、外側にウェブ層25が
配置されるよう加工されている。
【0053】基材23は、耐熱性を有するフェルトまた
は織布からなる。このようなフェルト及び織布として
は、メタ系アラミド繊維、パラ系アラミド繊維、PPS
繊維、ポリイミド繊維、フェノール樹脂繊維、フッ素樹
脂繊維、カーボン繊維及びガラス繊維等の合成繊維また
はこれらの繊維を2種以上組み合わせたものが挙げられ
る。なお、フェルトには、厚み方向の中央部分に織布が
配置されたタイプのものも含まれる。
【0054】また、基材23は、PTFEの融点以上の
耐熱性を有する材質からなるものが好ましい。PTFE
の融点以上の耐熱性とは、ここでは、ウェブ層25の表
面を平滑化処理(後述)する際にPTFEの融点温度ま
で加熱された場合に、融解せずまたは平滑化処理後に経
時変化して分解、劣化等、変性しない基材23の性質を
いう。このようなフェルト及び織布としては、パラ系ア
ラミド繊維、フッ素樹脂繊維、カーボン繊維及びガラス
繊維等の合成繊維またはこれらの繊維を2種以上組み合
わせたものが挙げられる。
【0055】さらに、基材23としてガラス織布を用い
た場合、そのガラス織布はそれ自体でろ布として使用可
能なものが好ましい。また、ガラス織布の織り方として
は、高温での耐久性に優れる点で、二重織布、綾織、朱
子織、三重織が好ましく、より高温での耐久性に優れる
点で二重織、綾織がさらに好ましく、二重織が最も好ま
しい。
【0056】ウェブ層25は、PTFEからなる繊維
(ステープルファイバー)の集合体である。ここで用い
られるステープルファイバーとしては、テトラフルオロ
エチレン(TFE)を乳化重合して得られる水性分散体
をエマルジョン紡糸工程、焼成工程等を経て得たもの、
PTFEフィルムを焼成工程、延伸工程、擦過工程等を
経て得たもの、またはPTFEフィルムを焼成工程、延
伸工程、スプリット工程、裁断工程等を経て得たもの等
が挙げられる。
【0057】また、ステープルファイバーは、分岐、ル
ープ等を有しているものが交絡性、脱毛性に優れている
ため、これらが生じるような製法により得たものが好ま
しい。すなわち、PTFEフィルムから焼成工程、延伸
工程、高速で回転する針刃ロールによる擦過、解繊工程
等を経て得られるものが好ましい。
【0058】さらに、ステープルファイバーは、半焼成
工程を経て得られるものがより好ましい。この理由は、
このステープルファイバーは、延伸倍率が大きく(焼成
工程を経て得られるものの3〜6倍)、比重の小さなも
のが得られるため、ウェブ層25の目付を小さくできる
ためであり、また、自己粘着性を示しやすいので、熱プ
レス加工により毛羽立ちを抑え、平滑性に優れたものを
得やすいためである。
【0059】交絡の方法としては、ウォータージェット
ニードル、ニードルパンチ等の周知の方法が用いられ
る。ウェブ層25は、基材23に対し交絡により部分的
に積層されてもよい。
【0060】基材23に積層されたウェブ層25の表面
は、加熱により平滑化処理されている。平滑化処理は、
200〜380℃の範囲の温度と、加熱時間とを自由に
変更しうるが、PTFEの融点以上の温度(330℃以
上)で行うのが好ましく、340〜360℃で行うのが
さらに好ましい。この平滑化処理の方法としては、通気
性を損なわずにPTFEウェブ層25表面を平滑化で
き、ダストの離型性が向上するような方法であれば特に
限定されるものではなく、例えば、ニップは行わず、巻
出し・巻取りテンションのみで加熱ロールに接触させる
ことにより行う方法であってもよく、また、加熱され
た、R部分を有する板金に擦り付けていくような方法で
もよい。このようにウェブ層25が平滑化処理された集
じん用ろ布21は、通気度が1cm3/(cm2・s)以
上であるのが好ましく、1cm3/(cm2・s)以上2
0cm3/(cm2・s)以下であるのが好ましい。
【0061】なお、基材23として、メタ系アラミド繊
維、PPS繊維、ポリイミド繊維、フェノール樹脂繊維
等が用いられている場合は、加熱によるこれらの繊維の
溶融を抑えるために、ウェブ層25の表面を加熱すると
ともに基材23の表面を冷却し、または短い時間で加熱
するのが好ましい。
【0062】このように構成された集じん装置1により
空気中のダストを除去する場合は、まず、リテーナー8
に装着したフィルタバッグ11を仕切板6の取付孔6a
に取り付ける。取り付け後、ブロワー9を作動させる
と、外気が、入口側ダクト2から吸い込まれ、本体部3
内に入り込む。本体部3に入った空気は、さらにフィル
タバッグ11を透過する。このとき、外気中の浮遊微粒
子はフィルタバッグ11表面のウェブ層25により捕集
され、これにより空気が清浄化される。フィルタバッグ
11を透過した空気は、フィルタバッグ11の上端部か
ら仕切板6上方のスペースに進入し、出口側ダクト4を
通って所定の室内に運ばれる。
【0063】また、フィルタバッグ11表面にダストが
溜まってきた場合は、コンプレッサー10を作動させ
て、集じん時の空気の進入経路とは逆向きに空気を流
す。すると、空気は、仕切板6上方のスペースからフィ
ルタバッグ11の上端部を通ってフィルタバッグの下端
部を透過し、これによりフィルタバッグ11表面のダス
トが払い落とされる。
【0064】このとき、集じん用ろ布21は、ウェブ層
25の表面が平滑化されている一方で所定の通気度を有
しているため、集じん時及びダスト払い落とし時に必要
なろ布全体の通気度が確保された状態となっている。す
なわち、この集じん用ろ布21は、通気度が損なわれな
い程度に平滑化処理が行われている。
【0065】また、ウェブ層25の表面は、平滑化処理
されて毛羽立ちが少なくなっているため、ダストの払い
落とし時に、ダストがウェブ層25表面から容易に払い
落とされ、ダストの払い落とし後にフィルタバッグ11
表面に残留するダストの量が低減される。これにより、
集じん装置1稼働時に圧力損失を低く抑えることがで
き、安定した集じんを行うことができる。
【0066】このようなフィルタバッグ11は、耐熱性
を有する基材23を備えた集じん用ろ布21で構成され
ているため、平滑化処理時にウェブ層25の表面を加熱
した場合でも、基材23は、溶融したり、分解したりす
るのが抑えられている。
【0067】
【実施例】<実施例1>複層化するためのウェブの作製 (1)PTFEファインパウダー(ダイキン工業株式会
社製「ポリフロンF104」)を液体助剤(出光石油化
学株式会社製「IP−2028」)と混合した後、熟成
を室温で2日間行い、圧縮予備成形によりブロックを作
製した。次いで、その予備成形品ブロックを用いてペー
スト押出成形、カレンダー成形を行った後、助剤を加熱
乾燥して、幅175mm、厚さ125μmの未焼成フィ
ルムを得た。 (2)この未焼成フィルムを337℃に加熱した塩浴中
で45秒間熱処理を行うことにより、幅152mm、厚
さ125μmの半焼成フィルムを作製した。 (3)この半焼成フィルムを、巻出しと巻取りとの間に
設置され、320℃に加熱された熱板状で長手方向に2
5倍の延伸を行い、幅50mm、厚さ20μmの一軸延
伸フィルムを得た。 (4)次に、この一軸延伸フィルムを、図4に示す擦過
及び解繊するための装置に備えられた高速で回転する針
刃ロール38でPTFEの一軸延伸フィルムを擦過、解
繊することで、ループ構造及び/または分枝を有するス
テープルファイバーの綿状物で目付250g/m2のウ
ェブを得た。
【0068】そして、得られた繊維の平均繊維径を、顕
微鏡により映し出される映像から測定可能な自動繊維径
測定機(ツェルベガーウスター社製「OFDA―10
0」)を用いて測定した。その結果、得られた繊維から
ランダムに抽出した2000本の平均繊維径は、10μ
mであった。
【0069】図4に示す針刃ロール38は、外形90m
m、長さ250mmの円筒の円周上を90分割し、長手
方向に1cmあたり8本の密度で鋭利な針39が針先で
のロールの外形100mmで植え込まれてなる金属製の
ロールである。針刃ロール38の回転速度は4500r
pm、フィルムの送り速度は1.5m/秒であった。な
お、図4において、36はPTFEの一軸延伸フィル
ム、37はピンチロール、40はフード、41は搬送ベ
ルト、42は解繊されたPTFEのステープルファイバ
ー、43はPTFEのステープルファイバーからなる綿
状物を、それぞれ示す。
【0070】複層ろ布の作製 (5)上記(4)で作製したウェブを、ガラス繊維から
なる市販の集じん用ろ布(ユニチカグラスファイバー株
式会社製「T860Q7115L」)の上に載せ、ウォ
ータージェットニードル装置により、ウェブを形成して
いるステープルファイバーと母材織布を形成している繊
維とを交絡させることによって表面にPTFEからなる
緻密層を有する複層ろ布を作製した。なお、この時点で
は、表面に毛羽が多少見られた。
【0071】また、ウォータージェットニードルの吐き
出しノズルの配置は、表1に示すように長手方向に6本
配列されたものであり、処理速度は5m/minで行っ
た。圧力は、全て50kg/cm2にて処理を行った。
【0072】
【表1】 複層ろ布の平滑化 (6)上記(5)で作製した複層ろ布のPTFE繊維層
面が350℃に加熱した金属ロール面に接触するように
しながら(周速0.5m/min)ニップを行うことな
しにPTFE表面を平滑化させたところ、平滑化前に見
られた毛羽は全く見られなかった。なお、平滑化した複
層ろ布の通気度は2.2cm3/(cm2・s)、厚みは
1.4mm、摩擦係数は0.13であり、平滑化前の
2.0と比較して、通気度は減少していないことが、こ
のことから分かる。 <実施例2>平滑化の表面処理温度が360℃である他
は、実施例1と同様にして表面平滑化複層ろ布を作製し
た。 <実施例3>平滑化の表面処理温度が300℃である他
は、実施例2と同様にして表面平滑化複層ろ布を作製し
た。 <比較例1>加熱ロールで平滑化を行う際、ニップ(線
圧5kg)を行った他は、実施例1と同様にして表面平
滑化処理ろ布を作製した。 <比較例2>加熱ロールで平滑化を行う際、ニップ(線
圧5kg)を行った他は、実施例2と同様にして表面平
滑化処理ろ布を作製した。 <比較例3>加熱ロールで平滑化を行う際、ニップ(線
圧5kg)を行った他は、実施例3と同様にして表面平
滑化処理ろ布を作製した。
【0073】(実験例)上記実施例1〜3及び比較例1
〜3について、平滑化処理前後における通気度を測定す
るとともに、脱毛試験も併せて行った。その測定結果を
各サンプルの目付、厚みとともに表2に示す。
【0074】
【表2】 表2から明らかなように、比較例1〜3の集じん用ろ布
では、通気度は平滑化処理により大幅に低減しているこ
とが分かる。これに対し、実施例1〜3の集じん用ろ布
では、通気度は平滑化処理によりよる影響をほとんど受
けていないことが分かる。したがって、平滑化処理の際
にニップを行わない場合は、平滑化処理による通気度の
低減を抑えることができるといえる。
【0075】[他の実施形態](a)集じん装置は、フ
ィルタバッグにより外気中の浮遊微粒子を捕集しうるよ
う構成されたものであれば、上記実施形態で説明したも
のに限定されない。
【0076】(b)ウェブ層は、基材の両面に積層され
たものであってもよい。この場合、両方のウェブ層に平
滑化処理するのが好ましい。
【0077】
【発明の効果】本発明の集じん用ろ布は、通気度を損な
わないようウェブ層表面が平滑化処理されているため、
ろ布としての機能が維持されるとともにダストの払い落
とし性の向上を図ることができる。また、本発明によれ
ば、基材に耐熱性を有するフェルトまたは織布を用いて
いるため、基材が熱損傷を受けるのを抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用された集じん装置を
示す縦断面図。
【図2】本発明の一実施形態が採用されたフィルタバッ
グを示す縦断面図。
【図3】本発明の一実施形態が採用された集じん用ろ布
を示す縦断面図。
【図4】PTFEフィルムの一軸延伸フィルムを擦過及
び解繊するための装置を説明する模式図。
【符号の説明】
1 集じん装置 3 本体部 11 フィルタバッグ 21 集じん用ろ布 23 基材 25 ウェブ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // D03D 11/00 D03D 11/00 Z (72)発明者 山本 誠吾 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 茶圓 伸一 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 小西 智久 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 Fターム(参考) 4D019 AA01 BA03 BA04 BA13 BB02 BB03 BB04 BC12 BD10 CA04 CB04 DA01 4L047 AA02 AB02 BA04 CA04 CB01 CC12 DA00 EA10 4L048 AA03 AB06 AC14 BA10 BA11 BA12 BA17 CA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェルトまたは織布からなり、耐熱性を有
    する基材と、 ポリテトラフルオロエチレンのステープルファイバーか
    らなり、前記基材の少なくとも一方の表面に交絡により
    前記基材と結合して積層されるとともに、少なくとも一
    方の表面が加熱により平滑化処理されているウェブ層
    と、を備えた集じん用ろ布。
  2. 【請求項2】通気度が1cm3/(cm2・s)以上であ
    る、請求項1に記載の集じん用ろ布。
  3. 【請求項3】前記基材は、メタ系アラミド繊維、パラ系
    アラミド繊維、ポリフェニレンスルフィド繊維、ポリイ
    ミド繊維、フェノール樹脂繊維、フッ素樹脂繊維、カー
    ボン繊維及びガラス繊維からなる群から選択された少な
    くとも1種の繊維である、請求項1または2に記載の集
    じん用ろ布。
  4. 【請求項4】前記基材は、前記ポリテトラフルオロエチ
    レンの融点以上の耐熱性を有する材質からなる、請求項
    1または2に記載の集じん用ろ布。
  5. 【請求項5】前記基材は、パラ系アラミド繊維、フッ素
    樹脂繊維、カーボン繊維及びガラス繊維からなる群から
    選択された少なくとも1種の繊維である、請求項1また
    は2に記載の集じん用ろ布。
  6. 【請求項6】前記基材はガラス織布である、請求項1ま
    たは2に記載の集じん用ろ布。
  7. 【請求項7】前記基材はろ布として使用可能な織布から
    なる、請求項6に記載の集じん用ろ布。
  8. 【請求項8】前記基材は、二重織、綾織、朱子織及び三
    重織の織布からなる群から選択された少なくとも1種以
    上のガラス織布である、請求項7に記載の集じん用ろ
    布。
  9. 【請求項9】前記ウェブ層が断面の形状及び繊維径が一
    定でないポリテトラフルオロエチレンのステープルファ
    イバーからなる、請求項1から8のいずれかに記載の集
    じん用ろ布。
  10. 【請求項10】ポリテトラフルオロエチレンのステープ
    ルファイバーからなるウェブ層を製造する第1工程と、 前記ウェブ層を、フェルトまたは織布からなり、耐熱性
    を有する材質からなる基材の少なくとも一方の表面に交
    絡により前記基材と結合させて積層する第2工程と、 平滑化処理後の通気度が1cm3/(cm2・s)以上と
    なるよう、前記ウェブ層の少なくとも一方の表面を加熱
    により平滑化処理する第3工程と、を備えた集じん用ろ
    布の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項1から9のいずれかに記載の集じ
    ん用ろ布が袋状に加工されてなる集じん用フィルタバッ
    グ。
  12. 【請求項12】空気中の浮遊微粒子を捕集するための集
    じん装置本体と、 前記集じん機本体内に収納される請求項11に記載のフ
    ィルタバッグと、を備えた集じん装置。
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