JP2002203936A - ノンリード・プラスチック半導体パッケージ構造 - Google Patents
ノンリード・プラスチック半導体パッケージ構造Info
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Abstract
ド・パッケージの半田付け部のプリント基板との接合強
度を改善すること。 【解決手段】半導体チップ4の電極部と外部接続に用い
るリード23間を導電体5によって接続したものをプラ
スチック1によってモールドし、プリント基板上の電極
パッドとリード23とを半田付け接合するノンリード・
プラスチック半導体パッケージ構造において、リードの
半田付け部6からプラスチック1のパッケージ本体の内
方の一定の高さまで、リード23の中間部の下面をモー
ルドしたプラスチック1から露出させる。
Description
止するプラスチック・パッケージで、サーフェス・マウ
ント・タイプ(表面実装型)の中、小型で軽量の利点を
持つノンリード・パッケージ(SON:スモール・アウ
トライン・ノンリード・パッケージ、QFN:クワッド
・フラット・ノンリード・パッケージ等)の構造に関す
る。
ージは、特開平6−132453号公報に開示されてお
り、基本的には、図3に示すように、アイランド3に搭
載された半導体チップ4の電極部と、外部接続に用いる
リード2間をワイヤ5にて接続したもの全体をプラスチ
ック1によってモールドした構造になっている。リード
2の半田付け部6は、プリント基板上の電極パッドに半
田付け接合される。このような構造を持つノンリード・
プラスチック・パッケージは、サーフェス・マウント・
タイプ(SOP:スモール・アウトライン・パッケー
ジ、QFP:クワッド・フラット・パッケージ等)とは
異なり、リード2がパッケージ本体の側面から突出して
いない分、コンパクトにすることができ、今後多く使用
されることが見込まれている。図3では半導体チップ4
の電極部とリード2の接続にワイヤ5を用いた例を示し
ているが、ワイヤ5を使用せずにバンプを用いて半導体
チップ4の電極部とリード2を接続することによって、
もっとコンパクトなノンリード・プラスチック・パッケ
ージもある。このようなプラスチック・パッケージは、
アウターリードがパッケージの底面部と略面一として露
出して外部端子を形成するとともにアウターリードをそ
の一部とするリードがパッケージ内で高さ方向に対し、
その一部、あるいは全部を半導体チップと重なるように
構成することで、半導体チップの大きさと同一程度まで
の小型化を図り、実装密度を向上させたものである。
ージは、特開平10−116952号公報に開示されて
いるように、図4に示すキャヴィティ・タイプのパッケ
ージも使用されるようになってきているが、基本的には
半田付け接合部は図3と同じ構造である。同図において
7はキャヴィティ、8はガラスリッドである。このよう
なキャヴィティ・タイプのプラスチック・パッケージ
は、予め屈折加工された外部端子となるリードをパッケ
ージ本体の中空部すなわちキャヴィティ部の開口面側も
しくはその反対面側にその周縁近傍より略面一状に外部
に露出させた構造とすることで、リードの折曲加工精度
を向上させ、樹脂本体にストレスが加わることがないよ
うにしたものである。さらには、半田付けの接合精度を
高めるために外部端子に傾斜角θを設けるようにもして
いる。
示されたリードレス(ノンリード)・サーフェス・マウ
ント・タイプのプラスチック・パッケージは、パッケー
ジの実装面から下方に向け突出するとともに、その側面
より側方に向け突出形成された樹脂突起に金属膜を配設
して外部端子とする構成としたもので、これによりリー
ドが不用となり、実装面積を小さくできる他、半田付け
部(フィレット)を目視でき、その接合状態が確認でき
るようにしている。
・パッケージでガルウィング・タイプ・リードの半田付
け接合の断面を示し、リード2は半田10を介してプリ
ント基板12上に設けられた電極パッド11に接合され
ており、図中A部から裾野を引くように形成された大き
なフィレット9が特徴的である。図5において、このガ
ルウィング・タイプのリードを矢印の方向に荷重をかけ
て引張ることによって、リードと電極パッド間の接合強
度を調べた。
に示されているように、荷重は主に、図5に示すフィレ
ット9のA部にかかっており、半田接合部が耐えられる
最大荷重を越えたときに亀裂が発生することがわかる。
また、このA部が破断するときの荷重に対して、他端部
のB部が破断するときの荷重は4〜5分の1に過ぎない
こともわかる。
として、リード先端の外部端子の半田接合部に切欠き部
を設けて、リードの側面部にメニスカスが形成され易い
形状としたものも、特開平5−6952号公報に開示さ
れている。この外部端子の半田接合部の構造を樹脂(プ
ラスチック)にリードを埋め込んで形成する上記ノンリ
ード・パッケージに適用したとしても、リードの半田付
け部の接合強度の向上に寄与するのは切欠き部の側面部
のみであり、大きな接合強度の向上を図ることは困難で
ある。また、切欠き部を加工するために工程を増やす必
要がありコスト高となって得策ではない。
は、パッケージ本体の下方および側方にパッケージ側の
半田付け部を突出形成することで、フィレットを形成さ
せる構造のものが開示されている。しかし、この構造の
ものでは、樹脂突起の形成と共にその表面に金属膜を配
設するため、リードを用いたパッケージの製造と比べて
製造コストが嵩み得策ではない。
善するために、リードの半田付け部の面積とプリント基
板上の電極パッドの面積を増大させる、リードの半田付
け部の端部をパッケージ側面のプラスチックから突出さ
せること等の対策が考えられるが十分な対策にはなり得
ていない。
度が向上できるという利点を持つノンリード・パッケー
ジであっても、その接合強度に難点があるため適用可能
なアプリケーションの範囲が限定される。
べき課題は、サーフェス・マウント・タイプのノンリー
ド・パッケージの半田付け部のプリント基板との接合強
度を改善することにある。
プラスチック半導体パッケージにおけるアウターリード
の接合強度が低いのは、構造上、フィレットを十分に形
成することができないことにあるという見地から、パッ
ケージ本体を構成するプラスチックの内方の一定の高さ
まで、リードの中間部の下面を露出させたことを特徴と
する。
露出部分は、アウターリードの半田付け面を基底面とし
て断面が台形状の開口を設けるか、または、断面が略三
角形状または楔状の溝をパッケージ本体に形成するかに
よって、アウターリードの中間部の下面を一定の高さ露
出することによって形成する。この「一定の高さ」と
は、十分なフィレットが形成される高さであり、図5を
参考にして、リード2の表面と使用する半田10との濡
れ性と、リード2の中間部の立ち上がりとパッケージ本
体の下面とのなす傾斜角によって与えられるフィレット
9の最大高さまで取れれば十分であり、それ以上高く取
る必要はない。通常はリード2の板厚の2倍程度あれば
十分である。
ック半導体パッケージでは段差状に折曲加工されたリー
ドのアウターリードの下面とこれに続く中間部の下面の
一定高さの範囲で電極パッドとの間に半田フィレットが
形成されることになるので接合強度を高めることが可能
となる。
って説明する。
るモールド金型に、リード2のアウターリード23の下
面を基底面とする断面台形状の開口部を形成した例を示
す。これによって、リード2の傾斜した中間部22が、
パッケージ本体100を構成するプラスチック1を充填
したときに埋没せずに、リード2の傾斜した中間部22
の下面を露出させることができる。
部110を形成するモールド金型をリード2のアウター
リード23の下面と面一状とするとともに中間部22の
一側面を含む開口溝部120を形成し得る形状として製
作した。これによって、リード2がパッケージ本体10
0を構成するプラスチック1を充填したときに埋没せず
に、リード2の傾斜した中間部22の下面を一定高さま
でを露出した。
ールド金型の設計・製作は楽であるが、半導体チップ4
を載せているアイランド3からパッケージ本体100の
底面部110までの距離がどうしても短くなってしま
う。そして、アイランド3からパッケージ本体100の
底面部110までの距離が短くなると次の2点で不具合
を起こす可能性が生じる。
工程において流動性が良くない場合にはプラスチック1
の未充填という不具合を起こす可能性がある。
1との境界面における吸湿量が多くなり、リフロー時に
不具合を起こす可能性がある。
ド金型の設計・製作が楽である実施例1を採用し、上記
の問題がある場合にはモールド金型の設計・製作は少し
面倒であるが実施例2を採用することが好ましい。
してコンパクト化するには実施例2の方が有利である。
なお、図中21で示すのは半導体チップ4の電極部とワ
イヤ5を介して接続されるインナーリードである。
ク半導体パッケージの半田付け部とプリント基板上の電
極パッドとが半田付け接合される強度はガルウィング・
タイプのリードとパッド間の接合強度と同等であり、従
来のノンリード・プラスチック半導体パッケージに比べ
て4〜5倍の半田接合強度を発揮させることができる。
ドの半田付け部の面積とプリント基板上の電極パッドの
面積を増大させる、リード半田付け部の端部をパッケー
ジ側面のプラスチックから突出させる等の方法では接合
強度は、せいぜい50%程度改善されるが、本発明のパ
ッケージではその底面部と略面一のアウターリードとこ
れに続く中間部の一部とが半田付け面を構成するので、
従来のパッケージに比べて4〜5倍の接合強度を持って
おり、適用可能なアプリケーションの範囲を飛躍的に増
加させることができる。
モールド金型は従来のものと比べてもほぼ同等であり、
従来の製造装置を用いて製造できるので、コストの上昇
も抑制できる。
ラスチック半導体パッケージの断面図である。
成したノンリード・プラスチック半導体パッケージの断
面図である。
ケージの断面図である。
プラスチック半導体パッケージの断面図である。
半導体パッケージのリードの半田付け部の接合部分を示
す断面図である。
半導体パッケージのリードの半田付け部における接合部
分の荷重―変位図を示す。
ングワイヤ 6:半田付け部(下面) 7:キャヴィティ 8:ガラ
スリッド 9:フィレット 10:半田 11:電極パッド 12:プリント基板 21:インナーリード 22:中間部 23:アウター
リード 100:パッケージ本体 110:底面部 120:溝
部
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体チップの電極部と外部接続に用い
るリード間を導電体によって接続したものをプラスチッ
クによってモールドし、プリント基板上の電極パッドと
リードとを半田付け接合するノンリード・プラスチック
半導体パッケージ構造において、 リードの半田付け部からプラスチックのパッケージ本体
の内方の一定の高さまで、リードの中間部の下面をモー
ルドしたプラスチックから露出させたノンリード・プラ
スチック半導体パッケージ。 - 【請求項2】 リードの中間部の下面のモールドしたプ
ラスチックからの露出面が、プラスチックのパッケージ
本体の内面の一定高さの断面が台形の開口部によって形
成されている請求項1記載のノンリード・プラスチック
半導体パッケージ。 - 【請求項3】 リードの中間部の下面のモールドしたプ
ラスチックからの露出面が、リードの中間部の下面の一
定高さの断面が楔状の溝部によって形成されている請求
項1記載のノンリード・プラスチック半導体パッケー
ジ。
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US10175231B2 (en) | 2014-02-27 | 2019-01-08 | 7905122 Canada Inc. | Chromogenic absorbent material for animal litter |
-
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- 2001-01-04 JP JP2001000109A patent/JP3709139B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102145167B1 (ko) * | 2013-02-07 | 2020-08-18 | 에이블릭 가부시키가이샤 | 반도체 장치 |
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