JP2002203844A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP2002203844A
JP2002203844A JP2001316764A JP2001316764A JP2002203844A JP 2002203844 A JP2002203844 A JP 2002203844A JP 2001316764 A JP2001316764 A JP 2001316764A JP 2001316764 A JP2001316764 A JP 2001316764A JP 2002203844 A JP2002203844 A JP 2002203844A
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waveguide
annular
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annular waveguide
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ内に均一なマイクロ波を形成し、処
理容器に均一なプラズマを生成できるプラズマ処理装置
を提供することである。 【解決手段】 このプラズマ処理装置は、処理容器53
と、この処理容器53内に設けられたウエハWを保持す
るための載置台61と、この載置台61によって保持さ
れたウエハWに対向して設けられた封止板55と、この
封止板55に設けられ、この封止板55を通して処理容
器53内にマイクロ波を導入する環状に形成された導波
管からなるアンテナであって、その環状の導波管によっ
て形成される環状の導波路を含む平面が前記封止板55
に略平行になるように配設された環状アンテナ81と、
この環状のアンテナ81の外周に設けられた方向性結合
器79と、この方向性結合器79に接続された伝搬導波
管81と、この伝搬導波管81に接続されたマイクロ波
発振器83とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波を用いたプ
ラズマ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、処理容器の上面に環状の導波管か
らなるアンテナを設け、これによって処理容器内にマイ
クロ波を供給するプラズマ処理装置としては、例えば、
図24に示すようなものが知られている。
【0003】このプラズマ処理装置11は、処理容器1
3を有しており、この処理容器13の上面にはアンテナ
15が載置されている。このアンテナ15は、一端が閉
鎖された導波管が円形にカールされて配設されたもの
で、処理容器13側には、スロット17…が形成されて
いる。一方、このアンテナの他端には、マイクロ波発振
器19が接続されている。
【0004】このようなプラズマ処理装置11におい
て、マイクロ波発生器19から供給されたマイクロ波
は、アンテナ15の終端部21で反射され、導波管内に
定在波を形成する。そして、スロット17…から下方の
処理容器13に向かってマイクロ波を放出し、これによ
って処理容器内にプラズマを生成し処理を行う。
【0005】一方、図25に示すような、プラズマ処理
装置31は、処理容器33の側面外周に環状の導波管か
らなるアンテナ35が巻き付けられ、このアンテナ35
には、導波管37を介してマイクロ波発振器39が接続
されている。そして、マイクロ波発振器39から供給さ
れたマイクロ波は、導波管37とアンテナ35の接続部
41で左右に分割され、この分割されたマイクロ波は、
その後この接続部41の反対側の部分43で再び出会い
互いに反射してアンテナ内に定在波を形成する。そし
て、アンテナ35の内周側に形成されたスロット45…
から内側の処理容器33に向かってマイクロ波を放出
し、これによって処理容器33内にプラズマを生成し処
理を行う。
【0006】また、図26に示すプラズマ処理装置12
1は、処理容器123の上面に円環状の導波管からなる
アンテナ125が設けられている。この円環状のアンテ
ナ125の処理容器13側には、複数のスロット127
…が形成されている。また、この円環状のアンテナ12
5の上面には、マイクロ波を供給する導波管129が垂
直に接続されている。そして、この導波管129とアン
テナ125との接合部には、凸稜131が設けられてい
る。そして、導波管129から伝搬してきたマイクロ波
は、凸稜131で2手に分かれた後、この接合部と反対
側で再び出会って互いに反射してアンテナ125内に定
在波を形成する。そして、このプラズマ処理装置121
にあっては、この定在波から処理容器13に向かってマ
イクロ波を放出するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
ラズマ処理装置11,31、121にあっては、ともに
アンテナ内に定在波を形成するようにしているため、定
在波の腹と節の部分でマイクロ波の強度が異なる。この
ため、アンテナ内での腹と節の位置関係によって処理容
器内の電磁界強度が不均一になるという問題点があっ
た。また、定在波の腹の位置とアンテナに設けられたス
ロットとの位置がずれると処理容器内の電磁界の均一性
を維持できず、プラズマの生成が不均一になるという問
題点があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであって、アンテナ内に均一な高周波を形成
し、処理容器に均一なプラズマを生成できるプラズマ処
理装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、密閉さ
れた処理容器内に設けられ、被処理体を保持する保持手
段と、この保持手段に対向配置され、保持手段と対向す
る面に複数形成されたスロットを介して処理容器内に高
周波を導入する環状導波管と、この環状導波管に設けら
れ、環状導波管内に無端環状の進行波を形成する進行波
形成手段とを具備したことである。
【0010】本発明の特徴は、処理容器は、有底筒状を
なし、さらに、処理容器の開口部に設けられ、処理容器
を気密に密閉するとともに、環状導波管からの高周波を
処理容器内部に透過させる誘電体窓を有していることで
ある。
【0011】本発明の特徴は、有底筒状の処理容器と、
この処理容器内に設けられた被処理体を保持するための
保持手段と、処理容器の開口部に設けられ、この処理容
器を気密に密閉するとともに処理容器内部に高周波を透
過させる誘電体からなる誘電体窓と、環状に形成され、
誘電体窓を通して処理容器内に高周波を導入する環状導
波管であって、その環状導波路を含む平面が誘電体窓に
沿うように誘電体窓に設けられた環状導波管と、この環
状導波管に設けられ、この環状導波管内に無端環状の進
行波を形成する進行波形成手段とを具備したことであ
る。
【0012】本発明の特徴は、進行波形成手段は、高周
波を供給する高周波発生器と、この高周波発生器に接続
され高周波発生器で発生した高周波を伝搬する伝搬導波
管と、この伝搬導波管と環状導波管との間に設けられて
伝搬導波管と環状導波管とを接続し、伝搬導波管内を伝
搬してきた高周波を環状導波管に進行波として供給する
方向性結合器とを有していることである。
【0013】本発明の特徴は、環状導波管の周長は、そ
の環状導波管の管内波長の自然数倍であることである。
【0014】本発明の特徴は、方向性結合器は、環状導
波管とこの環状導波管の接線方向に配設された伝搬導波
管とが共有する管壁に上記接線に垂直方向に形成された
スリットを有することである。
【0015】本発明の特徴は、方向性結合器は、伝搬導
波管を形成する同軸導波管と、この同軸導波管と環状導
波管との接続位置から環状導波管に沿って管内波長の略
{(2n−1)/4}(nは自然数)離間した位置で環
状導波管内に開口する分岐導波管とを有し、同軸導波管
の外導体は、環状導波管に形成された開口の周囲に接続
され、同軸導波管の内導体は、環状導波管に形成された
開口から環状導波管内を通り分岐導波管に接続されてい
ることである。なお、通常n=1とする。
【0016】本発明の特徴は、進行波形成手段は、環状
導波管の周方向に離間した複数箇所に周方向に位相がず
れた高周波を供給する多位相高周波供給手段を有し、環
状導波管に周方向に位相がずれた高周波を供給すること
によって、環状導波管内に進行波を発生させることであ
る。
【0017】本発明の特徴は、多位相高周波供給手段
は、TE11モードの高周波を発生する高周波発生器
と、この高周波発生器に一端が接続された円筒導波管
と、この円筒導波管の中程に設けられ、円筒導波管内を
伝搬してきたTE11モードのマイクロ波を円筒導波管
の軸線廻りに回転させる円偏波変換器と、円筒導波管の
他端部の外周面の周方向に離間したそれぞれの位置に、
一端がそれぞれ接続されるとともに、環状導波管の周方
向に離間したそれぞれの位置に、他端がそれぞれ接続さ
れた複数の分岐導波管とを有していることである。
【0018】本発明の特徴は、多位相高周波供給手段
は、導波管内にTE10モードの高周波を発生する高周
波発生器と、導波管に一端が接続されるとともに、環状
導波管の周方向に離間したそれぞれの位置に他端がそれ
ぞれ接続された複数の分岐導波管と、これら複数の分岐
導波管のそれぞれに設けられ、これら分岐導波管によっ
て複数に分割された高周波の位相を、これら分割された
高周波が環状導波管内に供給されたときに環状導波管内
に進行波を発生させるように調整する移相器とを有する
ことである。
【0019】本発明の特徴は、環状導波管の周長は、そ
の環状導波管の管内波長の自然数倍であることである。
【0020】本発明の特徴は、環状導波管へ高周波を供
給する導波管は、矩形導波管であることである。
【0021】本発明の特徴は、環状導波管へ高周波を供
給する導波管は、同軸導波管であることである。
【0022】本発明の特徴は、環状導波管によって囲ま
れた誘電体窓の部分に、ガスを処理容器に供給するガス
供給管の開口部が接続されていることである。
【0023】本発明の特徴は、環状導波管によって囲ま
れた誘電体窓の部分に、保持手段に対向して配置された
対向電極が設けられていることである。
【0024】本発明の特徴は、環状導波管によって囲ま
れた誘電体窓の部分に、ガスを前記処理容器に供給する
ガス供給管の先端部が設けられ、この先端部にガスを前
記処理容器ないに供給する開口部が形成され、このガス
供給管の先端部が、前記保持手段に対向する対向電極に
なされていることである。
【0025】本発明の特徴は、対向電極はアースされて
いることである。
【0026】本発明の特徴は、対向電極は高周波電源に
接続されていることである。
【0027】本発明の特徴は、環状導波管は円環状であ
ることである。
【0028】本発明の特徴は、環状導波管は矩形環状で
あることである。
【0029】本発明の特徴は、環状導波管に沿ってそれ
ぞれ離間して配設され、環状導波管内のリアクタンスを
変化させるリアクタンス素子を複数有する位相調整手段
を具備したことである。
【0030】本発明の特徴は、位相調整手段は、さら
に、高周波発生器の出力周波数に影響を与える要素の物
理量と、その物理量の下で環状導波管内に所定の高周波
を形成するリアクタンス素子のリアクタンスとを対応づ
けて記録する記録手段と、設定された物理量に対応する
リアクタンス素子のリアクタンスを記録手段から読み出
し、リアクタンス素子のリアクタンスを読み出した値と
なるように制御する制御手段とを有することである。
【0031】本発明の特徴は、位相調整手段は、さら
に、環状導波管に導入される高周波の位相と環状導波管
内を伝搬する高周波の位相との差を検出する位相差検出
手段と、この位相差検出手段により検出された位相差に
基づきリアクタンス素子のリアクタンスを制御する制御
手段とを有することである。
【0032】本発明の特徴は、リアクタンス素子は、環
状導波管内に突出する長さが変更自在なスタブであるこ
とである。
【0033】本発明の特徴は、環状導波管を略同軸状に
複数設けるとともに、進行波形成手段により環状導波管
のそれぞれの内部に無端環状の進行波を形成することで
ある。
【0034】本発明の特徴は、環状導波管へ供給される
高周波は200MHzから35GHzまでであることで
ある。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る処理装置の実
施の形態を図1ないし図23を参照して説明する。
【0036】図1(a)及び図2は、プラズマ処理装置
の第1の実施の形態を示す構成図である。図1(a)に
おいて、このプラズマ処理装置51は、側壁や底部がア
ルミニウム等の導体により構成されて、全体が有底筒体
状に形成された処理容器53を有している。この処理容
器53の天井部は、開放されてこの部分にはOリング等
のシール部材を介して真空圧に耐え得る厚みを有する封
止板55が気密に設けられている。この封止板55は、
耐熱性及びマイクロ波透過性を有すると共に誘電損失が
小さい、石英ガラス又はアルミナや窒化アルミ製セラミ
ック等の誘電体で形成されている。この封止板55によ
って、処理容器53内に処理空間57が形成される。封
止板55には、導電性金属を円形蓋状に成形してなるカ
バー部材59が外嵌してあり、このカバー部材59は処
理容器53上に固定されている。
【0037】この処理容器53内には、上面に被処理体
としての半導体ウエハWを載置する載置台(保持手段)
61が収容される。この載置台61は、アルミニウムか
らなり、処理容器53内の底部に絶縁材を介して設置さ
れている。この載置台61は給電線63を介してマッチ
ングボックス65及びバイアス用高周波電源67に接続
されている。処理容器53の側壁には、その処理容器5
3内に処理ガスを導入するための石英パイプ製のガス供
給ノズル69が設けられている。また、処理容器53の
底部には、図示されない真空ポンプに接続された排気口
71が設けられており、必要に応じて処理容器53内を
所定の圧力まで真空引きできるようになっている。
【0038】一方、カバー部材59の上面には、処理空
間57にマイクロ波を導入するための環状アンテナ73
が設けられている。この環状アンテナ73は、断面矩形
状の導波管を無端円環状に形成したものであり、その環
状の導波管によって形成される環状の導波路を含む平面
が封止板55に略平行になるように配設されている。こ
の環状アンテナ73の処理空間57側(すなわち、載置
台61と対向する側)の管壁には、半径方向に延在する
スロット75が周方向に離間して複数個形成されてい
る。また、このスロット75に対応するカバー部材59
の部分には、開口部77が同様に形成されている。
【0039】この環状アンテナ73の外周面には、方向
性結合器79を介して伝搬導波管81が接線方向に接続
されている。この伝搬導波管81の他端側には、マイク
ロ波発振器83が接続されマイクロ波を供給するように
なっている。前記方向性結合器79は、伝搬導波管81
中をマイクロ波発振器83から図中矢印A方向に伝搬し
てきたマイクロ波を環状アンテナ73内において矢印B
方向にのみ伝搬するものである。これによって、マイク
ロ波は、無端円環状の環状アンテナ73内において、進
行波として一方向(矢印B方向)にのみ伝搬する。ま
た、伝搬導波管81の方向性結合器79の側の端部内側
には、マイクロ波吸収材85が着脱可能に装着されてい
る。このマイクロ波吸収材85は、伝搬導波管81内を
矢印A方向に進んできたマイクロ波が伝搬導波管81の
端部で反射して定在波になるのを防止し、進行波を維持
するためのものである。なお、このマイクロ波吸収材を
マイクロ波反射材に替えることによって、進行波モード
を定在波モードに替えることも可能である。このような
構成において、上記環状アンテナ73と方向性結合器7
9と伝搬導波管81は、リング共振器74を構成する
が、このリング共振器74では、方向性結合器79とし
て、結合度3dBのいわゆるショートスロットハイブリ
ッドを用いるのがよい。また、複数の方向性結合器を前
記環状導波管の周方向に配置する場合は、前記環状導波
路内に一方向の進行波が形成されるように、隣合った各
方向性結合器間の導波路長と供給されるマイクロ波の位
相とを調整すればよい。
【0040】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、図示しないゲートバルブ
を介して半導体ウエハWを搬送アームにより処理容器5
3内に収容し、ウエハWを載置台61の上面に載置す
る。そして、処理容器53内を所定のプロセス圧力に維
持しつつ、ガス供給ノズル69から処理ガスを流量制御
しつつ供給する。同時に、マイクロ波発振器83から、
高周波として例えば2.45GHzのマイクロ波を処理
空間57に導入してプラズマを発生させ処理を行う。ま
たこの場合、載置台61にバイアス高周波電力を印加し
ておくことにより、載置台61に負の電位を発生させる
ことができ、プラズマからのイオンの引出しを効率的に
行うことができる。
【0041】このような構成において、マイクロ波発振
器83から供給されたマイクロ波は、伝搬導波管81内
を矢印A方向に伝搬し、方向性結合器79において環状
アンテナ73内に供給される。ここで、マイクロ波発振
器83から環状アンテナ73に供給されるマイクロ波
は、200MHzから35GHzまでであることが望ま
しい。これは、200MHzの波長は1.47mであ
り、1波長の環状導波路を構成する場合、その直径が4
6.8cmであるので、チャンバーの寸法から考慮し
て、構成可能な最大サイズと思われる。また、35GH
zの波長は、8.4mmであり、現在は板厚0.8m
m、開口幅2mm、間隔2mmのスロットを用いている
ので、その様なスロットを形成する可能な最小の長さに
なる。ここで伝搬導波管81と環状アンテナ73との接
続部に方向性結合器79が設けられているので、伝搬導
波管81中を矢印A方向に伝搬してきたマイクロ波は、
環状アンテナ73中をB方向にのみ伝搬し、無端円環状
の環状アンテナ73内を回転する進行波が生成される。
そして、この環状アンテナ73内を進行波として伝搬す
るマイクロ波は、環状アンテナ73に形成された多数の
スロット75から処理容器53内に放出される。ここ
で、環状アンテナ73内を伝搬するマイクロ波は、定在
波ではなく無端環状の環状アンテナ内を回転する進行波
であるため、スロット75から放出される電磁界は、環
状アンテナ73の周方向に均一になる。従って、処理容
器53内に極めて均一なプラズマを生成することがで
き、大口径のウエハに対してもその全域にわたって均一
な処理を施すことができる。
【0042】このように本実施の形態にあっては、処理
容器53と、この処理容器53内に設けられたウエハW
を保持するための載置台61と、この載置台61によっ
て保持されたウエハWに対向して設けられた封止板55
と、この封止板55に設けられ、この封止板55を通し
て処理容器53内にマイクロ波を導入する環状に形成さ
れた導波管からなるアンテナであって、その環状の導波
路を含む平面が前記封止板55に略平行になるように配
設された環状アンテナ73と、この環状アンテナ73の
外周に設けられた方向性結合器79と、この方向性結合
器79に接続された伝搬導波管81と、この伝搬導波管
81に接続されたマイクロ波発振器83とを有している
から、環状アンテナ73内に無端環状の進行波を形成す
ることができ、従って、周方向に均一な電磁界を処理容
器53内に放出することができる。このため、処理容器
53内に均一なプラズマを生成することができ、大口径
ウエハであっても均一な処理を行うことができる。
【0043】プラズマの生成条件を変えたいときは、環
状アンテナ73のスロット75が形成された面を封止板
55に対して傾斜させ、両者のなす角度を変化させても
よい。例えば、チャンバー中心部のプラズマ生成を強く
する場合は、図1(b)のように、スロット75が形成
された面が中心部に向くようにする。逆に、チャンバー
の周辺部でプラズマの生成を強くする場合は、図1
(c)のようにスロット75が形成された面が周辺部に
向くようにすればよい。
【0044】図3は、本発明の第2の実施の形態である
プラズマ処理装置121を示す図である。このプラズマ
処理装置121は、第1の実施の形態であるプラズマ処
理装置51において、環状アンテナ73に囲まれた封止
板55の中央部にガス供給管123が設けられたもので
ある。このガス供給管は、その下部が漏斗状に拡径され
ており、下端部には多数のノズル125…が設けられて
いる。このように、このプラズマ処理装置121にあっ
ては、マイクロ波を処理容器53に供給するアンテナ7
3が円環状であるため、その中央開口部にガス供給管1
23を設けることができる。従って、反応性ガス等をウ
エハWに対して均一に供給することができ、従ってガス
供給の不均一による処理のむらを防止することができ
る。
【0045】図4は、本発明の第3の実施の形態である
プラズマ処理装置131を示す図である。このプラズマ
処理装置131は、第1の実施の形態であるプラズマ処
理装置51において、環状アンテナ73に囲まれた封止
板55の中央部に、載置台61に対向して対向電極13
3が設けられたものである。この対向電極133は、ア
ースされており、このようにすることによって、載置台
61と対向電極133との間に均一かつ強力な電界を形
成することができ、従ってプラズマからのイオンの引き
出しを効率的に行うことができるとともに均一な処理を
行うことができる。
【0046】図5は、本発明の第4の実施の形態である
プラズマ処理装置141を示す図である。このプラズマ
処理装置141は、図4に示す第3の実施の形態である
プラズマ処理装置131において、対向電極133のア
ースを高周波電源143に替えたものである。このよう
に対向電極133を高周波電源143に接続することに
よって、載置台61との間に所望の強力かつ均一な電界
を形成することができる。従って、プラズマからのイオ
ンの引き出しをさらに効率的に行うことができるととも
に均一な処理を行うことができる。
【0047】図6は、本発明の第5の実施の形態を示す
図である。この図のプラズマ処理装置151は、上記第
3の実施の形態のガス供給管の下端部を対向電極とした
ものである。このガス供給管153は、筒状のガス供給
管本体155と、その下端部に接続された中空円盤状の
ノズル部157とを有している。このノズル部157の
下面には複数のノズル孔159…が形成されており、ま
たこのノズル部157は載置台61と対向して配置され
ている。また、このガス供給管153は、導体からな
り、アース線を介して接地されている。このようなガス
供給管153において、ガス供給管本体155を通って
きた処理ガスは、ノズル部157で半径方向に広がり、
ノズル孔159から処理容器53内に均一に供給され
る。また、このガス供給管は、アースされているので、
載置台61に対向して対向電極としても作用する。ある
いは、ガス供給管は、途中で分離絶縁され、ノズル部に
高周波電源を接続してもよい。
【0048】このように、このプラズマ処理装置151
にあっては、ガス供給管153が、処理ガスの供給機能
と、載置台に対する対向電極としての機能を有している
ので、反応性ガス等をウエハWに対して均一に供給する
ことができるとともに、載置台61と対向電極153と
の間に均一かつ強力な電界を形成することができ、従っ
て、均一なプラズマの生成を行うことができる。
【0049】図7及び図8は、本発明の第6の実施の形
態を示す図である。この図のプラズマ処理装置91は、
伝搬導波管81が方向性結合器93を介して円環状の環
状アンテナ73の上面に接続されている点を除いて、図
1及び図2に示すプラズマ処理装置51と同様である。
【0050】このプラズマ処理装置91においても、上
記プラズマ処理装置51と同様の作用効果を奏する。
【0051】図9は、方向性結合器93の一構成例を示
す断面図である。この図に示す方向性結合器93Aは、
環状アンテナ73とこの環状アンテナ73の接線方向に
配設された伝搬導波管81とが共有する管壁、すなわち
環状アンテナ73の上面および伝搬導波管81の下面
に、上記接線に垂直方向に延びる矩形のスリット94を
形成したものである。スリット94の上記接線方向の長
さLにより、結合度を調整することができる。伝搬導波
管81は矩形導波管で形成されており、スリット94の
付近で湾曲し側面視U字形をなしている。
【0052】マイクロ波発振器83から伝搬導波管81
中を図中矢印A方向に伝搬してきたマイクロ波は、スリ
ット94を介して環状アンテナ73内に結合し、矢印B
方向に伝搬する。これにより無端円環状の環状アンテナ
73内を回転する進行波が生成される。環状アンテナ7
3内を回転するマイクロ波の一部は、スリット94を介
して伝搬導波路81に結合するが、矢印C方向に進み、
伝搬導波管81の端部に設けられたマイクロ波吸収材8
5により吸収されるので、矢印Aの逆方向に伝搬するマ
イクロ波は極めて少ない。
【0053】図10は、方向性結合器93の他の構成例
を示す断面図である。この図10に示す方向性結合器9
3Bは、伝搬導波管81が同軸導波管81Aで形成され
た場合に用いられる。同軸導波管81Aは、内導体81
Bと外導体81Cとが同軸に配設された導波管である。
環状アンテナ73には開口95が形成され、この開口9
5の周囲に同軸導波管81Aの外導体81Cが接続され
ている。また、開口95から環状アンテナ73に沿って
その管内波長λg の略1/4(すなわち略λg/4)離間
した位置で環状アンテナ73内に開口する分岐導波管9
6が配設されている。なお、開口95と分岐導波管96
の開口との間隔を、略{(2n−1)/4}×λg (n
は自然数)としてもよい。分岐導波管96の終端にはマ
イクロ波吸収材97が着脱可能に装着されている。同軸
導波管81Aの内導体Bは、開口95から環状アンテナ
73内を通り、分岐導波管96内のマイクロ波吸収材9
7に接続されている。
【0054】マイクロ波発振器83から同軸導波管81
A中を図中矢印A方向に伝搬してきたマイクロ波は、環
状アンテナ73内に導入され、矢印B方向に伝搬する。
これにより無端円環状の環状アンテナ73内を回転する
進行波が生成される。環状アンテナ73内を回転するマ
イクロ波の一部は分岐導波管97に結合し、同軸導波管
81Aにはほとんど結合しないので、同軸導波管81A
中を矢印Aの逆方向に伝搬するマイクロ波は極めて少な
い。なお、分岐導波管97に結合したマイクロ波は、マ
イクロ波吸収材85により吸収される。なお、図2に示
した方向性結合器79として、図9,図10に示した方
向性結合器93A,93Bと同様の構成のものを用いて
もよい。
【0055】図11は、本発明の第7の実施の形態を示
す図である。この図のプラズマ処理装置101では、処
理容器53に設けられた円環状の環状アンテナ117
に、給電装置103が設けられている。この給電装置1
03は、円筒導波管105を有している。この円筒導波
管105には、図示しないマイクロ波発振器が接続され
ており、このマイクロ波発振器は、TE11モードのマ
イクロ波を供給するようになっている。この円筒導波管
105の中程には、円偏波変換器107が設けられてお
り、供給されてきたTE11モードのマイクロ波を、円
筒導波管105の軸線廻りに回転させるようになってい
る。円筒導波管105の下端部外周面には、軸線廻りに
互いに90度の間隔をおいて第1ないし第4の分岐導波
管109,111,113,115がそれぞれ半径方向
外方に突出して接続されている。これら第1ないし第4
の分岐導波管109,111,113,115は、半径
方向外方に突出した後、それぞれ下方に屈曲して延在す
る。そして、これら第1ないし第4の分岐導波管は、円
環状の環状アンテナ117の周方向に90度ずつ離間し
た位置にそれぞれ接続されいる。
【0056】このような構成において、マイクロ波発振
器(図示せず)から円筒導波管105内を伝搬してきた
TE11モードのマイクロ波は、円偏波変換器107に
到達する。この円偏波変換器107で、TE11モード
のマイクロ波は、円筒導波管105の軸線廻りに回転せ
しめられ、円筒導波管105の下端部に達する。ここ
で、回転するTE11モードのマイクロ波は、第1から
第4の分岐導波管109,111,113,115へ進
入する。そして、マイクロ波は、それぞれの分岐導波管
109,111,113,115内を伝搬して環状アン
テナ117に進入する。ここで、円筒導波管105を伝
搬してきたマイクロ波は回転する円偏波であり、また第
1から第4の分岐導波管109,111,113,11
5が、円筒導波管105の外周面に周方向に90度ずつ
ずれて接続されていることから、それぞれの分岐導波管
に進入したマイクロ波はその位相が90度ずつずれてい
ることになる。このため、第1から第4の分岐導波管1
09,111,113,115から環状アンテナ117
に進入するそれぞれのマイクロ波の位相も90度ずつず
れる。従って、環状アンテナ117内に進入したマイク
ロ波は、全体として、周方向に回転する進行波を形成す
る。このようにして、環状アンテナ117内に形成され
た回転する進行波は、その後アンテナ下面に形成された
スロット(図示せず)から処理容器53内に均一に放出
され、均一なプラズマを形成する。
【0057】このように本実施の形態にあっては、TE
11モードのマイクロ波を発振するマイクロ波発振器
と、このマイクロ波発振器に接続された円筒導波管10
5と、この円筒導波管105の中程に設けられTE11
モードのマイクロ波を回転させる円偏波変換器107
と、円筒導波管105の下端部外周に、軸線廻りに互い
に90度の間隔をおいて接続された第1ないし第4の分
岐導波管109,111,113,115と、これらの
第1ないし第4の分岐導波管が周方向に90度ずつ離間
して接続された環状アンテナ117と、この環状アンテ
ナ117が封止板に設けられた処理容器53を有してい
るから、環状アンテナ117内に周方向に回転する進行
波を形成することができる。従って、処理容器53内に
対して均一な電磁界を供給することができ、均一なプラ
ズマを生成することができる。このため、大口径のウエ
ハに対しても均一な処理を行うことができる。
【0058】図12ないし図16は、本発明の第8実施
の形態を示すものであり、図12はその斜視図、図13
はその回路図を示している。これらの図において、プラ
ズマ処理装置161は、導波管163を有している。こ
の導波管163は、マイクロ波導入口165を有する第
1の矩形導波管167を有している。この第1の矩形導
波管167は、第1のマジックT169によって第2の
矩形導波管171と第3の矩形導波管173と、第1の
ダミーロード175に分岐されている。この第2の矩形
導波管171は、第2のマジックT177によって、第
4の矩形導波管179、第5の矩形導波管181と第2
のダミーロード183に分岐されている。一方、第3の
矩形導波管173も第3のマジックT185によって第
6の矩形導波管187、第7の矩形導波管189と第3
のダミーロード191に分岐されている。
【0059】第4の矩形導波管179、第5の矩形導波
管181、第6の矩形導波管187、第7の矩形導波管
189のそれぞれの下端部193…は、直角に屈曲して
おり、図14に示すように、同軸導波管195を介して
環状アンテナ197に接続されている。これら4つの矩
形導波管179,181,187,189の前記環状ア
ンテナ197に対する接続位置は、図12、図13に示
すように、周方向に90度ずつ離間している。
【0060】また、図13に示すように、第4の矩形導
波管179、第5の矩形導波管181、第6の矩形導波
管187には、それぞれ、移相器199,201,20
3が介装されている。これら移相器199,201,2
03は、それぞれの導波管を伝搬するマイクロ波の位相
を所定量ずらすことによって、環状アンテナ197に到
達したときのそれぞれのマイクロ波の位相を順次ずら
し、全体として、環状アンテナ内に進行波が形成される
ようにするためのものである。
【0061】このようなプラズマ処理装置161におい
て、TE10モードのマイクロ波発生器(図示せず)か
らマイクロ波導入口に導入されたマイクロ波は、第1の
マジックT169で分岐され、さらに第2及び第3のマ
ジックT177,185で分岐され、最終的には4分岐
される。このうち、第4の矩形導波管179、第5の矩
形導波管181、第6の矩形導波管187を伝搬するマ
イクロ波は、それぞれ、移相器199,201,203
によってその位相を調整され、最終的に、環状アンテナ
197内に進行波を形成する。
【0062】このように、このプラズマ処理装置161
にあっては、TE10モードのマイクロ波を発生するマ
イクロ波発生器と、この発生器に一端が接続されるとと
もに、前記環状アンテナ197の周方向に離間したそれ
ぞれの位置に他端がそれぞれ接続された導波管163
と、この導波管の分岐導波管のそれぞれに設けられ、こ
れら分岐導波管によって複数に分割されたマイクロ波の
位相を、これら分割されたマイクロ波が環状アンテナ1
97に供給されたときに前記環状アンテナ197内に進
行波を発生させるように調整する移相器199,20
1,203を有しているから、環状アンテナ197から
処理容器に対して均一なマイクロ波を放出することがで
き、従って、処理容器内に均一なプラズマを生成するこ
とができる。
【0063】なお、この第8実施の形態においては、第
4の矩形導波管179、第5の矩形導波管181、第6
の矩形導波管187、第7の矩形導波管189は、図1
4に示すように、同軸導波管195を介して環状アンテ
ナ197に接続されているが、これに限る必要はなく、
例えば、図15に示すように、矩形導波管179等を直
接環状アンテナ197に接続し、接続部にバンプ205
を設け、環状アンテナ197にマイクロ波を導入するよ
うにしてもよい。
【0064】また、上記第8実施の形態においては、3
つの移相器199,201,203を設けているが、こ
れに限る必要はなく、図16に示すように、マジックT
の基本的な特性を考慮して、4分岐された導波管211
が環状アンテナ197に接続する配置を選択すれば、2
つの移相器213、215を設けるだけで目的を達成す
ることができる。
【0065】なお、上記図11に示す第7の実施の形
態、及び図12に示す第8の実施の形態においては、複
数の導波管を環状導波管に接続し、多位相のマイクロ波
を供給することによって環状導波管内に進行波を形成し
ているが、これには、以下のような条件がある。
【0066】図17に示すように、環状導波管301
に、マイクロ波の供給口A303及び供給口B305が
ある場合について考える。
【0067】位相の基準は供給口A303とし、ここで
は位相は0゜とする。供給口B305での位相遅れを−
θt とすると、逆に供給口B305が基準とすると供給
口A303での位相はθt 進んでいる。また、供給口A
とBとの導波路長307をマイクロ波が伝搬する際の供
給口A303での位相変化はθL とする。
【0068】マイクロ波が供給口Aから供給口B方向へ
伝搬するための条件は以下のとおりである。
【0069】 −θt +θL =360°×N(ここでNは、0又は自然数) θt +θL =180°×(2M+1)(ここでMは、0又は自然数) 上式より 2θL =360°×N+180°×(2M+1) θL =180°×N+90°×(2M+1) =180°×(M+N)+90° ・・・(1) これは、初期値90°、差分180°の等差数列を構成
する。環状導波管上の各供給口の間隔は上記値のどれを
選んでもかまわない。
【0070】また、例えば供給口Aから供給されたマイ
クロ波が環状導波管内を伝搬して再び供給口Aへ戻って
きたとき、位相が合致するためには、環状導波管の周長
は管内波長の自然数倍でなければならない。なお、ここ
でいう周長とは、図18に示すように、環状導波管40
1の断面の中心線403の長さをいう。
【0071】環状導波管内に定在波状の波動を形成する
には、マイクロ波が供給口A、供給口B間で双方向に伝
搬するための条件が必要である。すなわち、 −θt +θL =360°×N(ここでNは0又は自然数) θt +θL =360°×M(ここでMは0又は自然数) 2θL =360°×K(ここでKは自然数) θL =180°×K ・・・(2) さらに、環状導波管の周長は、管内波長の自然数倍でな
ければならない。
【0072】第7及び第8の実施の形態においては、マ
イクロ波の供給口を4個設ける例を示したが、環状導波
管内に進行波を形成するには(1)式の条件を満たし、
定在波を形成するには(2)式の条件を満たせばよいの
で、いずれの場合も供給口を2個以上の偶数個設ければ
所望の高周波を形成することができる。
【0073】図11に示したプラズマ処理装置101及
び図12に示したプラズマ処理装置161では、マイク
ロ波発振器をクライストロン又はマグネトロンなどで構
成することができる。クライストロンは安定した出力が
得られるが高価である。これに対しマグネトロンは安価
であるが、出力電力や負荷などにより出力周波数が変化
しやすい。例えば環状導波管内に進行波を形成する場合
には上述した(1)式を満たす必要があるが、(1)式
をある周波数で満たすように環状導波管を設計しても、
周波数が変化すれば(1)式が満たされなくなり、環状
導波管内に所望の進行波を形成できなくなる。以下、マ
イクロ波発振器の出力周波数が変化しても、環状導波管
内に所望の高周波を形成することができる例を、本発明
の第9及び第10の実施の形態として説明する。
【0074】図19及び図20は、本発明の第9の実施
の形態を示す図である。なお図20の一部には、図19
におけるXX−XX′線方向の断面が示されている。図
19及び図20に示すプラズマ処理装置501は、図1
1に示したプラズマ処理装置101に、環状アンテナ1
17内を伝搬するマイクロ波の位相を調整する位相調整
装置503を設けたものである。この位相調整装置50
3は、リアクタンス素子として作用する複数のスタブ5
11A,511B,511Cと、記録装置513と、入
力装置515と、制御装置517とから構成されてい
る。
【0075】スタブ511A,511B,511Cは、
環状アンテナ117の上面からその面に対して垂直方向
に環状アンテナ117内に突出する断面が円形の棒体か
らなる。棒体は金属製でも誘電体製でもよい。スタブ5
11A,511B,511Cは環状アンテナ117内に
突出する長さである突出長が変更自在に構成されてい
る。スタブ511A,511B,511Cの突出長によ
りスタブ511A,511B,511Cのリアクタンス
を変化させることができる。その結果、環状アンテナ1
17内のリアクタンスを変化させ、環状アンテナ117
内を伝搬するマイクロ波の位相を変化させることができ
る。
【0076】スタブ511A,511B,511Cは、
環状アンテナ117を構成する環状の導波管の管軸に沿
って配設されている。スタブ511Aとスタブ511B
との間隔およびスタブ511Bとスタブ511Cとの間
隔は、環状アンテナ117内における管内波長λg の1
/4の奇数倍(Jを自然数とすると、(2J−1)/4
×λg )に設定されている。3本スタブの動作理論はよ
く知られているので、これらのスタブ511A,511
B,511Cによりマイクロ波の反射を低減することが
できる。スタブ511A,511B,511Cは3本1
組として、隣り合う2つの供給口の間(供給口109
A,111A間、供給口111A,113A間、供給口
113A,115A間、供給口115A,109A間)
にそれぞれ配置される。
【0077】記録装置513は、マイクロ波発振器の出
力電力や、処理容器53内に生成されるプラズマの負荷
など、マイクロ波発振器の出力周波数に影響を与える要
素の物理量と、その物理量の下で(1)式を成り立たせ
るスタブ511A,511B,511Cのリアクタンス
を実現する突出長とを対応づけたデータベースを記録す
るものである。記録装置513はメモリなどにより構成
される。入力装置515は、上述したマイクロ波発振器
の出力周波数に影響を与える要素の物理量の設定値をオ
ペレータが入力するためのものであり、キーボード又は
タッチパネルなどにより構成される。制御装置517
は、スタブ511A,511B,511C、記録装置5
13及び入力装置515に接続され、入力装置515か
ら入力された設定値に対応するスタブ511A,511
B,511Cの突出長を記録装置515から読み出し、
スタブ511A,511B,511Cを駆動しその突出
長を読み出した値とするものであり、CPU(central
processing unit )などにより構成される。
【0078】次に、プラズマ処理装置501の動作につ
いて説明する。ここでは、マイクロ波発振器は、出力電
力5kWで出力周波数2.45GHzとなるマグネトロ
ンで構成されているものとする。また、環状アンテナ1
17は、2.45GHzの周波数下で進行波ができるよ
うに形成されているものとする。すなわち、隣り合う2
つの供給口間を2.45GHzのマイクロ波が伝搬した
ときの位相変化θL が180°×(M+N)+90°と
なるように設計されている。
【0079】まず、LCD(liquid crystal desplay)
基板を処理対象とし、マイクロ波発振器の出力電力を5
kWとした場合、マイクロ波発振器の出力電力5kWを
設定値として入力装置515から入力する。設定値が入
力されると、制御装置517により、その設定値に対応
するスタブ511A,511B,511Cの突出長を記
録装置513から読み出す。この場合は設計どおりであ
るから突出長は0であり、スタブ511A,511B,
511Cは駆動しない。
【0080】次に、半導体ウエハを処理対象とし、マイ
クロ波発振器の出力電力を2kWとした場合、マイクロ
波発振器の出力電力2kWを設定値として入力装置51
5から入力する。設定値が入力されると、制御装置51
7により、その設定値に対応するスタブ511A,51
1B,511Cの突出長を記録装置515から読み出
す。そしてスタブ511A,511B,511Cを駆動
し、その突出長を読み出した値とする。マイクロ波発振
器の出力電力を2kWに変更すると、出力周波数が数M
Hz若干低下し、隣り合う供給口間でのマイクロ波の位
相変化θL が小さくなるが、環状アンテナ117内に突
出するスタブ511A,511B,511Cの作用でマ
イクロ波の位相を遅らせ位相変化θL を大きくすること
により、位相変化θL を180°×(M+N)+90°
とすることができる。従って、マイクロ波発振器の出力
周波数が変化しても、(1)式を成立させ、環状アンテ
ナ117内に進行波を形成することができる。
【0081】なお、図19及び図20では3本のスタブ
511A,511B,511Cを1組とする例を示した
が、少なくとも2本のスタブを1組とし、環状アンテナ
117を構成する環状の導波管の管軸に沿ってそれぞれ
離間して配設することにより、環状アンテナ117内の
マイクロ波の位相を調整することが可能である。また、
リアクタンス素子として、一端が環状アンテナ117内
に開口し、他端が電気機能的にショートされた終端であ
り、開口から終端までの長さが変更自在な分岐導波管を
用いてもよい。
【0082】図21は、本発明の第10の実施の形態を
示す図である。この図には、要部構成のみを示してい
る。また、図19及び図20と同一部分または相当部分
を同一符号で示しており、その説明を適宜省略する。図
21に示すプラズマ処理装置551は、2つの方向性結
合器561,563と、位相差検出器565と、制御装
置567と、複数のスタブ511A,511B,511
Cとから構成される位相調整装置553を有している。
【0083】2つの方向性結合器561,563は、と
もに第1の分岐導波管109と環状アンテナ117との
接続部である供給口109A付近に配置されている。た
だし、方向性結合器561は第1の分岐導波管109側
に配置され、第1の分岐導波管109から環状アンテナ
117内に導入されるマイクロ波の一部を取り出し、位
相差検出器565に供給する。また、方向性結合器56
3は環状アンテナ117側に配置され、環状アンテナ1
17内を図中矢印E方向に伝搬するマイクロ波の一部を
取り出し、位相差検出器565に供給する。方向性結合
器561,563の結合度は通常−数10dB、例えば
−50dB程度となっている。
【0084】位相差検出器565は、入力された2つの
信号を位相検波し、2つの信号の位相差を検出し、制御
装置567に出力するものである。制御装置567は、
位相差検出器565により検出された位相差の値が18
0°×(2M+1)となるように、スタブ511A,5
11B,511Cの突出長を制御するものであり、CP
Uなどにより構成される。また、環状アンテナ117
は、図中矢印D方向に進行波が回転するように形成され
ている。すなわち、隣り合う2つの分岐導波管の供給口
間を所定周波数のマイクロ波が伝搬したときの位相変化
θL が180°×(M+N)+90°となるように形成
されている。
【0085】次に、プラズマ処理装置551の動作につ
いて説明する。第1ないし第4の分岐導波管109,1
11,113,115から環状アンテナ117内にマイ
クロ波を導入する。このとき第4の分岐導波管115か
らは、第1の分岐導波管109より90°遅れた位相で
マイクロ波を導入する。方向性結合器561により第1
の分岐導波管109から環状アンテナ117内に導入さ
れるマイクロ波の一部を取り出し、方向性結合器563
により環状アンテナ117内を矢印E方向に伝搬するマ
イクロ波の一部を取り出し、両者を位相差検出器565
に供給する。そして位相差検出器565で、2つの方向
性結合器561,563により取り出されたマイクロ波
の位相差を検出し、制御装置567により位相差の値が
180°×(2M+1)となるようにスタブ511A,
511B,511Cの突出長を制御する。
【0086】ここでマイクロ波発振器の出力周波数が若
干小さくなっていると、供給口115Aと109Aとの
間をマイクロ波が矢印E方向に伝搬したときの位相変化
θLが180°×(M+N)+90°より若干小さくな
り、位相差検出器565で検出される位相差が180°
×(2M+1)より若干小さくなる。よって、スタブ5
11A,511B,511Cの突出長を大きくし、マイ
クロ波の位相を遅らせ、位相変化θL を大きくする。こ
れにより、マイクロ波発振器の出力周波数が変化して
も、環状アンテナ117内に進行波を形成することがで
きる。
【0087】なお、第9及び第10の実施の形態におい
て、マイクロ波発振器の出力周波数が所定周波数よりも
大きくなった場合には、スタブ511A,511B,5
11Cの作用による位相遅れを360°より若干小さい
値とし、見かけの上で位相が進んだのと同等の状態にす
ることにより、環状アンテナ117内に進行波を形成す
ることができる。また、第9及び第10の実施の形態に
おいて、環状アンテナ117内にスタブ511A,51
1B,511Cが突出した状態で、所定周波数に対し進
行波ができるように環状アンテナ117を形成してもよ
い。この場合、マイクロ波発振器の出力周波数が所定周
波数よりも大きくなった場合には、スタブ511A,5
11B,511Cの突出長を小さくし、マイクロ波の位
相遅れを小さくすることにより、環状アンテナ117内
に進行波を形成することができる。また、環状アンテナ
117内に進行波を形成する場合について説明したが、
定在波を形成する場合にも適用できる。また、マイクロ
波発振器の出力周波数が変化した場合に、環状アンテナ
117内を1周する前後でマイクロ波の位相が合致する
ように制御することもできる。
【0088】また、図12に示したプラズマ処理装置1
61に位相調整装置503,553を設けても、同様の
効果を得ることができる。また、上述したプラズマ処理
装置51,91,121,131,141,151に位
相調整装置503,553を設け、マイクロ波発振器の
出力周波数が変化した場合に、環状アンテナ117内を
1周する前後でマイクロ波の位相が合致するように制御
することもできる。
【0089】図22は、本発明の第11の実施の形態を
示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。この図の処理装置601では、処理容器53上に2
つの環状アンテナ603,605が設けられている。環
状アンテナ603,605はともに図1に示した環状ア
ンテナ73と同様の構成を有し、断面矩形の導波管を無
端円環状に形成したものであるが、それぞれがなす円環
の半径が異なっている。より正確に言えば、環状アンテ
ナ603がなす円環の内径が、環状アンテナ605がな
す円環の外径とほぼ等しいか、それより大きい。ただ
し、環状アンテナ603,605の周長は、それぞれの
管内波長の自然数倍となっている。このような2つの環
状アンテナ603,605が、環状アンテナ603を外
側に、環状アンテナ605を内側にして、略同軸状に配
設されている。
【0090】2つの環状アンテナ604,605には、
給電装置607が接続されている。この給電装置607
は、マイクロ波発振器に接続された円筒導波管609
と、円筒導波管609を伝搬するTE11モードのマイ
クロ波を円筒導波管609の軸線廻りに回転させ円偏波
にする円偏波変換器611とを有している。また、円偏
波変換器611の下側に、円筒導波管609と外側環状
アンテナ603とを接続する4本の外側用分岐導波管6
13,615,617,619と、円筒導波管609と
内側環状アンテナ605とを接続する4本の内側用分岐
導波管623,625,627,629とが設けられて
いる。
【0091】4本の外側用分岐導波管613,615,
617,619及び4本の内側用分岐導波管623,6
25,627,629は、図11に示した第1ないし第
4の分岐導波管109,111,113,115に対応
し、これらと同様に配設されている。すなわち、4本の
外側用分岐導波管613,615,617,619は、
円筒導波管609の外周面にその軸線廻りに90度の角
度間隔をおいて接続されるとともに、外側環状アンテナ
603の周方向に90度の角度間隔をおいて接続され
る。また、4本の内側用分岐導波管613,615,6
17,619は、円筒導波管609の外周面にその軸線
廻りに90度の角度間隔をおいて接続されるとともに、
内側環状アンテナ605の周方向に90度の角度間隔を
おいて接続される。
【0092】ただし、外側用分岐導波管613,61
5,617,619と内側用分岐導波管623,62
5,627,629とは、円筒導波管609に対し異な
る高さに接続されている。すなわち、円筒導波管609
に設けられた整合器621を挟んで、例えば外側用分岐
導波管613,615,617,619が上側に、内側
用分岐導波管623,625,627,629が下側に
接続される。このように両者を円筒導波管609の異な
る高さに接続することにより、円筒導波管609と分岐
導波管613,615,617,619,623,62
5,627,629とを結合するための開口が同一面上
に形成されることによる円筒導波管609の強度低下を
防止することができる。また、両者の間に整合器621
を設けてインピーダンスの整合をとることにより、円筒
導波管609から2つの環状アンテナ603,605へ
のマイクロ波の供給効率を向上させることができる。な
お、円偏波変換器611の直下部に整合器を設けるよう
にしてもよい。
【0093】このような構成とすることにより、2つの
環状アンテナ603,605のそれぞれの内部に周方向
に回転する進行波を形成することができる。従って、各
環状アンテナ603,605の配置、各環状アンテナ6
03,605への給電電力などを調整することにより、
環状アンテナを1つだけ用いた場合と比較して、処理対
象に平行な面内で広範囲にわたり均一な電磁界を形成
し、均一なプラズマを生成することができる。よって、
例えば1m×1mといった大面積のLCD基板が処理対
象であっても、その全域にわたり均一性のよいプラズマ
処理を施すことができる。ここで、環状アンテナ60
3,605への給電電力は、円筒導波管609と分岐導
波管613,615,617,619,623,62
5,627,629とを結合するための開口の形状や寸
法により、調整することができる。
【0094】なお、外側用分岐導波管613,615,
617,619及び内側用分岐導波管623,625,
627,629の接続位置を調整するなどして、2つの
環状アンテナ603,605内でのマイクロ波の位相を
径方向で一致させてもよい。これにより処理容器53内
における径方向の電界強度分布を均一にし、プラズマの
均一性を更に向上させることができる。また、円筒導波
管609の強度について考慮する必要がない場合には、
図23に示す給電装置607Aのように、外側用分岐導
波管613,615,617,619と内側用分岐導波
管623,625,627,629とを円筒導波管60
9の同じ高さに接続してもよい。この場合、整合器62
1を設ける必要はない。
【0095】また、処理容器53上に3つ以上の環状ア
ンテナ603,605を略同軸状に設けてもよい。これ
により、処理容器53内のより広い範囲で均一なプラズ
マを生成し、より大面積の処理対象に対し均一性のよい
プラズマ処理を施すことができる。また、処理対象がL
CD基板の場合には、円環状の環状アンテナ603,6
05に代えて、矩形環状の環状アンテナを用いるとよ
い。
【0096】また、図11及び図12と同様に導波管と
移相器とを組み合わせたものを用いて、複数の環状アン
テナに給電するようにしてもよい。また、図9又は図1
0に示したような方向性結合器を用いて、複数の環状ア
ンテナに給電するようにしてもよい。
【0097】また、本発明に係る装置は、エッチング、
アッシング、CVD、膜改質等に用いることができる。
【0098】なお、上記実施の形態においては、環状導
波管として、円環状のアンテナを採用しているが、これ
に限る必要はなく、矩形状、多角形状のアンテナであっ
てもよい。また、被処理体としても、半導体ウエハに限
らず、LCDなどのフラットパネルディスプレイ用基板
でもよい。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、有底筒状の処理容器と、この処理容器内に設けられ
た被処理体を保持するための保持手段と、処理容器の開
口部に設けられ、この処理容器を気密に密閉するととも
に処理容器内部に高周波を透過させる誘電体からなる誘
電体窓と、環状に形成され、誘電体窓を通して処理容器
内に高周波を導入する環状導波管であって、その環状導
波路を含む平面が誘電体窓に沿うように誘電体窓に設け
られた環状導波管と、この環状導波管に設けられ、この
環状導波管内に無端環状の進行波を形成する進行波形成
手段とを有しているから、環状の導波管内に回転する進
行波を形成することができ、このため処理容器内に均一
な電磁界を放出することができる。従って、処理容器に
均一なプラズマを生成することができ、被処理体に均一
な処理を施すことができる。
【0100】また、本発明にあっては、環状導波管内の
リアクタンスを変化させるリアクタンス素子を複数有す
る位相調整手段を具備しているから、環状導波管内の高
周波の周波数が変化しても、高周波の位相を調整するこ
とにより、所望の進行波を形成することができる。
【0101】また、本発明にあっては、環状導波管を略
同軸状に複数設けるとともに、進行波形成手段により環
状導波管のそれぞれの内部に無端環状の進行波を形成す
ることにより、環状導波管を1つだけ設けた場合と比較
して、処理容器内の広範囲にわたって均一な電磁界を形
成し、均一なプラズマを生成することができる。よっ
て、大面積の処理対象に対しても、均一性のよいプラズ
マ処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプラズマ処理装置の第1の実施の形
態を示す側断面図であって、(a)はその典型例、
(b)はチャンバー中心部のプラズマを強くする場合の
装置、(c)はチャンバーの外周部のプラズマを強くす
る場合の装置を示す図である。
【図2】 図1に示す処理装置の平面図。
【図3】 図1に示す処理装置において、環状導波管の
中央部にガス供給管を設けた第2の実施の形態を示す側
断面図。
【図4】 図1に示す処理装置において、環状導波管の
中央部に対向電極を設けこの対向電極をアースした第3
の実施の形態を示す側断面図。
【図5】 図1に示す処理装置において、環状導波管の
中央部に対向電極を設けこの対向電極を高周波電源に接
続した第4の実施形態を示す側断面図。
【図6】 図1に示す処理装置において、環状導波管の
中央部に対向電極としても機能するガス供給管を設けこ
のガス供給管をアースした第5の実施形態を示す側断面
図。
【図7】 図1に示す処理装置において、環状導波管の
上面に方向性結合器を介して伝搬導波管を接続した第6
の実施の形態を示す側断面図。
【図8】 図7に示す処理装置の平面図。
【図9】 図7に示す方向性結合器の一構成例を示す断
面図であって、(a)は図8におけるIX−IX′線方向の
断面を、(b)は図9(a)におけるIXb−IXb′線方向
の断面を示している。
【図10】 図7に示す方向性結合器の他の構成例を示
す断面図。
【図11】 本発明の第7の実施の形態を示す斜視図。
【図12】 本発明の第8の実施の形態を示す斜視図。
【図13】 図12に示す処理装置の回路図。
【図14】 図12に示す処理装置において分岐導波管
と環状アンテナとの接続部分を示す一部切り欠き断面
図。
【図15】 図14に示す分岐導波管と環状アンテナと
の接続部分の他の一例を示す断面図。
【図16】 図13に示す処理装置の回路の他の一例を
示す回路図。
【図17】 環状導波管とマイクロ波の供給口との関係
を示す図。
【図18】 環状導波管の周長を示す図。
【図19】 本発明の第9の実施の形態を説明するため
の図。
【図20】 図19に示す位相調整装置の構成を示す
図。
【図21】 本発明の第10の実施の形態を説明するた
めの図。
【図22】 本発明の第11の実施の形態を示す図であ
って、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図23】 図22に示す処理装置の変形例を示す側面
図。
【図24】 関連技術のプラズマ処理装置を示す平面
図。
【図25】 関連技術のプラズマ処理装置を示す平断面
図。
【図26】 関連技術のプラズマ処理装置を示す斜視
図。
【符号の説明】
51…プラズマ処理装置、53…処理容器、55…封止
板、61…載置台、67…高周波電源、73…環状アン
テナ、79…方向性結合器、81…伝搬導波管、81A
…同軸導波管、81B…内導体、81C…外導体、83
…マイクロ波発振器、91…プラズマ処理装置、93,
93A,93B…方向性結合器、94…スリット、95
…開口、96…分岐導波管、101…プラズマ処理装
置、103…給電装置、105…円筒導波管、107…
円偏波変換器、109…第1の分岐導波管、111…第
2の分岐導波管、113…第3の分岐導波管、115…
第4の分岐導波管、117…環状アンテナ、121…プ
ラズマ処理装置、123…ガス供給管、125…ノズ
ル、131…プラズマ処理装置、133…対向電極、1
41…プラズマ処理装置、143…高周波電源、151
…プラズマ処理装置、153…ガス供給管、157…ノ
ズル部、161…プラズマ処理装置、179…矩形導波
管、181…矩形導波管、187…矩形導波管、189
…矩形導波管、195…同軸導波管、197…環状アン
テナ、199…移相器、201…移相器、203…移相
器、213…移相器、215…移相器、501…プラズ
マ処理装置、503…位相調整器、511A〜511C
…スタブ(リアクタンス素子)、513…記録装置、5
17…制御装置、551…プラズマ処理装置、553…
位相調整器、565…位相差検出器、567…制御装
置、601,601A…プラズマ処理装置、603,6
05…環状アンテナ、W…半導体ウエハ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 己拔 神奈川県横浜市緑区中山町1119 日本高周 波株式会社内 Fターム(参考) 4G075 AA30 BA05 BC04 BC06 BC10 CA25 DA02 DA18 EB01 EB42 EE02 FC15 4K030 KA30 5F004 AA01 BA20 BB11 BB14 CA03

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉された処理容器内に設けられ、被処理
    体を保持する保持手段と、 この保持手段に対向配置され、前記保持手段と対向する
    面に複数形成されたスロットを介して前記処理容器内に
    高周波を導入する環状導波管と、 この環状導波管に設けられ、前記環状導波管内に無端環
    状の進行波を形成する進行波形成手段と、を具備したこ
    とを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】前記処理容器は、有底筒状をなし、 さらに、前記処理容器の開口部に設けられ、前記処理容
    器を気密に密閉するとともに、前記環状導波管からの高
    周波を前記処理容器内部に透過させる誘電体窓を有して
    いることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装
    置。
  3. 【請求項3】有底筒状の処理容器と、 この処理容器内に設けられ、被処理体を保持するための
    保持手段と、 前記処理容器の開口部に設けられ、前記処理容器を気密
    に密閉するとともに前記処理容器内部に高周波を透過さ
    せる誘電体からなる誘電体窓と、 環状に形成され、前記誘電体窓を通して前記処理容器内
    に高周波を導入する環状導波管であって、その環状導波
    路を含む平面が前記誘電体窓に沿うように前記誘電体窓
    に設けられた環状導波管と、 この環状導波管に設けられ、前記環状導波管内に無端環
    状の進行波を形成する進行波形成手段と、を具備したこ
    とを特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】前記進行波形成手段は、 高周波を供給する高周波発生器と、 この高周波発生器に接続され、前記高周波発生器で発生
    した高周波を伝搬する伝搬導波管と、 この伝搬導波管と前記環状導波管との間に設けられて前
    記伝搬導波管と前記環状導波管とを接続し、前記伝搬導
    波管内を伝搬してきた高周波を前記環状導波管に進行波
    として供給する方向性結合器と、を有していることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のプラズマ
    処理装置。
  5. 【請求項5】前記環状導波管の周長は、その環状導波管
    の管内波長の自然数倍であることを特徴とする請求項4
    に記載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】前記方向性結合器は、前記環状導波管とこ
    の環状導波管の接線方向に配設された前記伝搬導波管と
    が共有する管壁に前記接線に垂直方向に形成されたスリ
    ットを有することを特徴とする請求項4記載のプラズマ
    処理装置。
  7. 【請求項7】前記方向性結合器は、 前記伝搬導波管を形成する同軸導波管と、 この同軸導波管と前記環状導波管との接続位置から前記
    環状導波管に沿って管内波長の略{(2n−1)/4}
    (nは自然数)離間した位置で前記環状導波管内に開口
    する分岐導波管とを有し、 前記同軸導波管の外導体は、前記環状導波管に形成され
    た開口の周囲に接続され、 前記同軸導波管の内導体は、前記環状導波管に形成され
    た開口から前記環状導波管内を通り前記分岐導波管に接
    続されていることを特徴とする請求項4記載のプラズマ
    処理装置。
  8. 【請求項8】前記進行波形成手段は、前記環状導波管の
    周方向に離間した複数箇所に周方向に位相がずれた高周
    波を供給する多位相高周波供給手段を有し、前記環状導
    波管に周方向に位相がずれた高周波を供給することによ
    って、前記環状導波管内に進行波を発生させることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のプラズマ
    処理装置。
  9. 【請求項9】前記多位相高周波供給手段は、 高周波を発生する高周波発生器と、 この高周波発生器に一端が接続された円筒導波管と、 この円筒導波管の中程に設けられ、前記円筒導波管内を
    伝搬してきたTE11モードの高周波を前記円筒導波管
    の軸線廻りに回転させる円偏波変換器と、 前記円筒導波管の他端部の外周面の周方向に離間したそ
    れぞれの位置に、一端がそれぞれ接続されるとともに、
    前記環状導波管の周方向に離間したそれぞれの位置に、
    他端がそれぞれ接続された複数の分岐導波管と、を有し
    ていることを特徴とする請求項8に記載のプラズマ処理
    装置。
  10. 【請求項10】前記多位相高周波供給手段は、 導波管内にTE10モードの高周波を発生する高周波発
    生器と、 前記導波管に一端が接続されるとともに、前記環状導波
    管の周方向に離間したそれぞれの位置に他端がそれぞれ
    接続された複数の分岐導波管と、 これら複数の分岐導波管に設けられ、これら分岐導波管
    によって複数に分割された高周波の位相を、これら分割
    された高周波が前記環状導波管内に供給されたときに前
    記環状導波管内に進行波を発生させるように調整する移
    相器と、を有することを特徴とする請求項8に記載のプ
    ラズマ処理装置。
  11. 【請求項11】前記環状導波管の周長は、その環状導波
    管の管内波長の自然数倍であることを特徴とする請求項
    9又は10に記載のプラズマ処理装置。
  12. 【請求項12】前記環状導波管へ高周波を供給する導波
    管は、矩形導波管であることを特徴とする請求項9ない
    し11のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  13. 【請求項13】前記環状導波管へ高周波を供給する導波
    管は、同軸導波管であることを特徴とする請求項9ない
    し11のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  14. 【請求項14】前記環状導波管によって囲まれた前記誘
    電体窓の部分に、ガスを前記処理容器に供給するガス供
    給管の開口部が接続されていることを特徴とする請求項
    2又は3に記載のプラズマ処理装置。
  15. 【請求項15】前記環状導波管によって囲まれた前記誘
    電体窓の部分に、前記保持手段に対向して配置された対
    向電極が設けられていることを特徴とする請求項2又は
    3に記載のプラズマ処理装置。
  16. 【請求項16】前記環状導波管によって囲まれた前記誘
    電体窓の部分に、ガスを前記処理容器に供給するガス供
    給管の先端部が設けられ、この先端部にガスを前記処理
    容器内に供給する開口部が形成され、このガス供給管の
    先端部が、前記保持手段に対向する対向電極になされて
    いることを特徴とする請求項2又は3に記載のプラズマ
    処理装置。
  17. 【請求項17】前記対向電極は、アースされていること
    を特徴とする請求項15又は16に記載のプラズマ処理
    装置。
  18. 【請求項18】前記対向電極は、高周波電源に接続され
    ていることを特徴とする請求項15又は16に記載のプ
    ラズマ処理装置。
  19. 【請求項19】前記環状導波管は、円環状であることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のプラズ
    マ処理装置。
  20. 【請求項20】前記環状導波管は、矩形環状であること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のプラ
    ズマ処理装置。
  21. 【請求項21】前記環状導波管に沿ってそれぞれ離間し
    て配設され、前記環状導波管内のリアクタンスを変化さ
    せるリアクタンス素子を複数有する位相調整手段を具備
    したことを特徴とする請求項4、9及び10のいずれか
    に記載のプラズマ処理装置。
  22. 【請求項22】前記位相調整手段は、さらに、 前記高周波発生器の出力周波数に影響を与える要素の物
    理量と、その物理量の下で前記環状導波管内に所定の高
    周波を形成する前記リアクタンス素子のリアクタンスと
    を対応づけて記録する記録手段と、 設定された物理量に対応する前記リアクタンス素子のリ
    アクタンスを前記記録手段から読み出し、前記リアクタ
    ンス素子のリアクタンスを読み出した値となるように制
    御する制御手段と、を有することを特徴とする請求項2
    1に記載のプラズマ処理装置。
  23. 【請求項23】前記位相調整手段は、さらに、 前記環状導波管に導入される高周波の位相と前記環状導
    波管内を伝搬する高周波の位相との差を検出する位相差
    検出手段と、 この位相差検出手段により検出された位相差に基づき前
    記リアクタンス素子のリアクタンスを制御する制御手段
    と、を有することを特徴とする請求項21に記載のプラ
    ズマ処理装置。
  24. 【請求項24】前記リアクタンス素子は、前記環状導波
    管内に突出する長さが変更自在なスタブであることを特
    徴とする請求項21ないし23のいずれかに記載のプラ
    ズマ処理装置。
  25. 【請求項25】前記環状導波管を略同軸状に複数設ける
    とともに、前記進行波形成手段により前記環状導波管の
    それぞれの内部に無端環状の進行波を形成することを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のプラズマ
    処理装置。
  26. 【請求項26】前記環状導波管に供給される高周波は、
    200MHzから35GHzまでであることを特徴とす
    る請求項1ないし25のいずれかに記載のプラズマ処理
    装置。
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