JP2002202913A - 端末装置、エンタテインメントシステム、コンテンツの取り扱い方法、情報処理プログラムが記憶された記憶媒体、及び情報処理プログラム - Google Patents

端末装置、エンタテインメントシステム、コンテンツの取り扱い方法、情報処理プログラムが記憶された記憶媒体、及び情報処理プログラム

Info

Publication number
JP2002202913A
JP2002202913A JP2001333460A JP2001333460A JP2002202913A JP 2002202913 A JP2002202913 A JP 2002202913A JP 2001333460 A JP2001333460 A JP 2001333460A JP 2001333460 A JP2001333460 A JP 2001333460A JP 2002202913 A JP2002202913 A JP 2002202913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
terminal device
area
program
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001333460A
Other languages
English (en)
Inventor
Shugi Shimada
宗毅 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Interactive Entertainment Inc
Original Assignee
Sony Computer Entertainment Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Computer Entertainment Inc filed Critical Sony Computer Entertainment Inc
Priority to JP2001333460A priority Critical patent/JP2002202913A/ja
Priority to PCT/JP2001/009558 priority patent/WO2002037286A1/ja
Priority to EP01978980.9A priority patent/EP1331568B1/en
Priority to US10/003,634 priority patent/US7000104B2/en
Publication of JP2002202913A publication Critical patent/JP2002202913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/08Payment architectures
    • G06Q20/12Payment architectures specially adapted for electronic shopping systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/08Payment architectures
    • G06Q20/12Payment architectures specially adapted for electronic shopping systems
    • G06Q20/123Shopping for digital content
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F17/00Coin-freed apparatus for hiring articles; Coin-freed facilities or services
    • G07F17/0014Coin-freed apparatus for hiring articles; Coin-freed facilities or services for vending, access and use of specific services not covered anywhere else in G07F17/00
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • G11B20/0021Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving encryption or decryption of contents recorded on or reproduced from a record carrier
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • G11B20/00681Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving measures which prevent a specific kind of data access
    • G11B20/00695Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving measures which prevent a specific kind of data access said measures preventing that data are read from the recording medium

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネット配信したコンテンツの不正使用を防止
する。 【解決手段】 サーバ装置からユーザの家庭用クライア
ント端末装置に対してコンテンツがダウンロードされる
と、この端末装置はHDDの、システムプログラムに基
づく書き込み及び読み出しが可能な、言わばシステムプ
ログラム専用のデータ保存領域となっている「書き込み
可能領域」にコンテンツの書き込みを行う。そして、例
えばユーザからそのコンテンツに対する代償が支払われ
る等の正当な手続きが取られた際に、HDDの、ユーザ
アプリケーションプログラムに基づいて読み出しのみが
可能な領域となっている「読み込み可能領域」に、「書
き込み可能領域」のコンテンツを展開して書き込む。こ
れにより、コンテンツが「書き込み可能領域」に書き込
まれている間はコンテンツの不正使用を防止することが
でき、安全にコンテンツのネット配信を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオゲー
ム,映画,ニュース,音楽等の各種コンテンツの配信を
行う端末装置、エンタテインメントシステム、コンテン
ツの取り扱い方法、情報処理プログラムが記憶された記
憶媒体、及び情報処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽データやゲームプログラム等
のコンテンツの配布形態としては、例えばCD−RO
M,DVD−ROM或いは半導体メモリ等の記憶媒体に
記憶されたかたちで配布される他、ユーザのパーソナル
コンピュータ装置を用いたダウンロードというかたちで
配布されるようになっている。
【0003】具体的には、所望のコンテンツをダウンロ
ードする場合、ユーザは、自己のパーソナルコンピュー
タ装置に記憶されているWEBブラウザに基づいて所定
のサーバ装置にアクセスを図り、所望のコンテンツの配
信要求を行う。これにより、サーバ装置は、ユーザによ
り要求されたコンテンツを、ネットワークを介してその
ユーザのパーソナルコンピュータ装置に配信する。パー
ソナルコンピュータ装置側では、サーバ装置から配信さ
れたコンテンツを例えばハードディスク(HD)等の記
憶媒体に記憶する。これにより、上記CD−ROMやD
VD−ROM等の記憶媒体を介すことなく、所望のコン
テンツを入手することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、パー
ソナルコンピュータ装置にダウンロードされたコンテン
ツは、上記ハードディスクのユーザアプリケーションに
基づいてアクセス可能な領域に書き込まれるようになっ
ていたため、一旦、ダウンロードがなされると、ユーザ
はそのダウンロードされたコンテンツに対して自由にア
クセス可能となる。このため、従来は、一旦パーソナル
コンピュータ装置内にダウンロードされた後には、その
コンテンツを自由に使用,視聴することが可能となって
いた。
【0005】勿論、そのコンテンツの使用料や視聴料を
正規に支払ったユーザに対しては、ダウンロードされた
コンテンツに対する自由なアクセスを制限するものでは
ないのであるが、そのコンテンツが不正にダウンロード
された場合や、料金後払いの約束でコンテンツのダウン
ロードを許可し、後に料金が支払われない場合等のよう
な不正使用に対しては、従来は防止困難となる問題があ
った。
【0006】一方、このようなコンテンツのネット配信
は、今後益々盛んに行われることとなることが予想され
る。従って、このようなネット配信と不正使用の問題
は、今後、より顕著なものとなるであろう。
【0007】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、ネット配信したコンテンツの不正使用を防止
することができるような端末装置、エンタテインメント
システム、コンテンツの取り扱い方法、情報処理プログ
ラムが記憶された記憶媒体、及び情報処理プログラムの
提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、ダウンロードされたコンテンツを、シ
ステムプログラムのみ書き込み及び読み出しを行うこと
が可能な上記記憶手段の第1の領域に対して書き込み或
いは読み出しを行うことで、記憶手段にダウンロードさ
れたコンテンツを、ユーザアプリケーションでは参照不
可能な状態として、一旦記憶手段に記憶する。これによ
り、コンテンツへの不正なアクセスを防止したうえで、
記憶手段へのコンテンツのダウンロードを可能とするこ
とができる。
【0009】この第1の領域に対して書き込まれたコン
テンツは、例えばユーザがそのダウンロードされたコン
テンツに対する代償を支払った際に、ユーザアプリケー
ションプログラムで読み出しのみ可能な第2の領域に対
して展開される。これにより、ダウンロードされたコン
テンツに対してユーザアプリケーションに基づくアクセ
スが可能となり、ユーザはダウンロードされたコンテン
ツの使用が可能となる。
【0010】従って、本発明によれば、ユーザの端末装
置に対してコンテンツをダウンロードさせても、ダウン
ロードされた時点ではそのコンテンツを使用することが
できないため、不正使用を防止したうえでコンテンツの
ダウンロードを可能とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】[実施の形態の構成] 〔システム全体の構成〕本発明の実施の形態となるエン
タテインメントシステムは、図1に示すように各ユーザ
の家庭に設けられているテレビジョン受像機1に接続さ
れる家庭用クライアント端末装置2と、ビデオゲーム,
映画,ニュース,音楽等の各種コンテンツが記憶されて
いるコンテンツデータベース3を備えたサーバ装置4と
を、例えばインターネット,IP網(Internet Protoco
l),ケーブルインターネット,xDSL(x Digital S
ubscriber Line)やトークンリング(token ring)等のL
AN(Local Area Network)、或いはWAN(Wide Are
a Network)等のネットワークNWを介して相互に接続
することで構成されている。
【0012】〔家庭用クライアント端末装置の構成〕家
庭用クライアント端末装置2は、ゲーム機本体5とハー
ドディスクドライブユニット6(HDDユニット)とで
構成されている。
【0013】図2は、このゲーム機本体5及びHDDユ
ニット6の具体的な構成を示すブロック図なのである
が、この図2からわかるようにゲーム機本体5は、主と
して例えばDVD−ROMやCD−ROM等の物理メデ
ィア10からビデオゲームのプログラムやデータを再生
するディスクドライバ11と、ディスクドライバ11で
再生されたビデオゲームのプログラムやデータに基づい
てビデオゲームを実行するゲーム実行部12と、後に説
明するビデオゲーム,映画,ニュース,音楽等の各種コ
ンテンツの通信制御を行う通信制御部13と、家庭用ク
ライアント端末装置2全体の制御を行う制御部9とを有
している。
【0014】ゲーム実行部12は、並列描画エンジンに
より、ユーザのコントローラ操作に対応するビデオゲー
ムのゲーム画像を形成し、これをテレビジョン受像機1
に出力して表示するようになっている。
【0015】また、このゲーム実行部12は、ビデオゲ
ームの音声の他、DVDビデオやCD等の音声を再生
し、これをテレビジョン受像機1のスピーカ部等に供給
するようになっている。
【0016】通信制御部13は、図1に示すネットワー
クNWを介してサーバ装置4との間でプッシュ形態或い
はプル形態の接続を図り、各種コンテンツをHDDユニ
ット6にダウンロード制御するようになっている。
【0017】〔HDDユニットの構成〕一方、HDDユ
ニット6は、主に例えば30G(ギガ)や60G等の大
容量のハードディスクドライブ16(HDD)と、通信
カードスロット15とを有している。
【0018】HDD16には、システムプログラムとし
ての「ダウンローダ」及び「エクストラクタ」等と、所
定のユーザアプリケーションプログラムが記憶されてい
る。「ダウンローダ」は、ネットワークNW上のサーバ
装置4と通信を行い、各種コンテンツをダウンロードす
るプログラムとなっている。また、「エクストラクタ」
は、アーカイブ形式でダウンロードされた各種コンテン
ツを、HDD16上の所定の領域に展開するプログラム
となっている。
【0019】通信カードスロット15は、高速インター
フェースとなっており、電話回線用の通信カード17、
或いは携帯電話用の通信カード20が挿入接続されるよ
うになっている。電話回線用の通信カード17は、モジ
ュラケーブル18及びモジュラジャック19を介して、
ユーザの家庭に設けられている電話回線に接続されるよ
うになっており、この場合、家庭用クライアント端末装
置2及びサーバ装置4との間では有線的な通信が行われ
ることとなる。携帯電話用の通信カード20は、通信ケ
ーブル21を介して携帯電話機22に接続されるように
なっており、この場合、家庭用クライアント端末装置2
及びサーバ装置4との間では無線的な通信が行われるこ
ととなる。
【0020】なお、このエンタテインメントシステムに
おいては、このような有線的及び無線的の両通信形態に
対応可能なのであるが、コンテンツのダウンロードを有
線的に行うか、或いは無線的に行うか以外は、同様の動
作及び効果を示すため、以下代表して有線的な通信形態
で通信を行うこととして説明を進めることとする。
【0021】[実施の形態の動作] 〔コンテンツのダウンロード〕このエンタテインメント
システムは、ユーザが、システム管理者側と、例えば月
々所定の金額を支払う契約を行い、ゲームを行うとき以
外でも常に電源をオン状態とすると共に、図2に示した
電話回線用の通信カード17、或いは携帯電話用の通信
カード20によりネットワークNWを介してサーバ装置
4に接続可能な状態に自分の家庭用クライアント端末装
置2を設定することで利用可能となる。
【0022】このエンタテインメントシステムでは、ユ
ーザが設定したスケジュール、或いはサーバ側で設定さ
れたスケジュールに従って各種コンテンツのダウンロー
ドが可能となっている。
【0023】また、サーバ側で設定されたスケジュール
に従って各種コンテンツのダウンロードを行う際には、
家庭用クライアント端末装置2側からサーバ装置4に対
してアクセスを行う、いわゆるプル型の接続形態でのダ
ウンロード、或いはサーバ装置4側から家庭用クライア
ント端末装置2に対してアクセスを行う、いわゆるプッ
シュ型の接続形態でのダウンロードが可能となってい
る。
【0024】〔ユーザが設定したスケジュールに従って
行われるダウンロード〕まず、図3のフローチャート
は、これら各接続形態のダウンロードまでの流れを示し
ているのであるが、このうち、ステップS1→ステップ
S2→ステップS8→ステップS9の流れは、ユーザが
設定したスケジュールに従ってダウンロードが行われる
までの流れを示している。
【0025】この図3のフローチャートは、家庭用クラ
イアント端末装置2のメイン電源がユーザによりオン操
作されることでスタートとなりステップS1に進む。こ
のステップS1では、メイン電源がオン操作されたため
図2に示す制御部9が、HDDユニット6のHDD16
に記憶されているブートアプリケーションプログラムを
起動すると共に、「ダウンローダ」及び「エクストラク
タ」を起動してステップS2に進む。
【0026】ステップS2では、制御部9が、ユーザに
より設定されたスケジュールが存在するか否かを判別
し、ユーザにより設定されたスケジュールが存在する場
合は(Yesの場合は)ステップS8に進み、ユーザに
より設定されたスケジュールが存在しない場合は(No
の場合は)ステップS3に進む。
【0027】具体的には、当該システムに加入すると、
システム管理者側から、例えば配信するコンテンツの紹
介や配信期間、配信時間等のスケジュールが掲載された
雑誌や電子メール等がユーザに対して届けられる。ユー
ザは、このスケジュールを見て、所望するコンテンツを
選択し、コントローラ14を操作して、このコンテンツ
のダウンロードを希望する日時を入力する。制御部9
は、この入力されたコンテンツの種類と、指定されたダ
ウンロード日時を「ユーザにより設定されたスケジュー
ル」として管理する。
【0028】そして、ステップS8において、ユーザに
より設定された日時となった際に、通信制御部13が、
上記「ダウンローダ」に基づいて、当該家庭用クライア
ント端末装置2からサーバ装置4側にアクセスして接続
を図りステップS9に進む。これにより、ステップS9
において、ユーザにより設定されたスケジュールに従っ
て、ユーザにより選択されたコンテンツがユーザにより
指定された時間にダウンロードされることとなる。
【0029】このダウンロードされたコンテンツは、通
信制御部13の通信制御により、通信カード17及び通
信カードスロット15を介してHDD16に供給され、
制御部9によりHDD16の、後述する所定の領域(図
7:書き込み可能領域)に記憶制御される。
【0030】〔プル型の接続形態でのダウンロード〕次
に、図3のフローチャートにおけるステップS1→ステ
ップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5
→ステップS9の流れは、サーバ装置4側で設定された
スケジュールに従って、プル型の接続形態でダウンロー
ドが行われるまでの流れを示している。
【0031】すなわち、上記ステップS2において、ユ
ーザが設定したスケジュールが存在しないと判断される
とステップS3に進むのであるが、このステップS3で
は、家庭用クライアント端末装置2が動作すべきスケジ
ュールを取得する必要があるため、通信制御部13が、
当該家庭用クライアント端末装置2はサーバ装置4から
のアクセスに応じて接続可能な状態に設定されているか
否か(当該家庭用クライアント端末装置2がサーバ装置
4からのプッシュを受け入れる設定になっているか否
か)を判別し、Yesの場合はステップS6に進み、N
oの場合はステップS4に進む。
【0032】このサーバ装置4からのプッシュを受け入
れるか否かの設定は、コントローラ14を操作すること
でテレビジョン受像機1に表示される対話型の設定画面
に基づいて行われるようになっており、「サーバ装置4
からのプッシュを受け入れる設定」、及び「サーバ装置
4からのプッシュは受け入れず、家庭用クライアント端
末装置2からのプル型の接続形態でのみサーバ装置4と
の接続を図る設定」のいずれも選択可能となっている。
【0033】そして、家庭用クライアント端末装置2
が、「サーバ装置4からのプッシュを受け入れる設定」
となっている場合は、このステップS3でYesと判別
されステップS6に進み、家庭用クライアント端末装置
2が、「サーバ装置4からのプッシュは受け入れず、家
庭用クライアント端末装置2からのプル型の接続形態で
のみサーバ装置4との接続を図る設定」となっている場
合は、このステップS3でNoと判別されステップS4
に進むこととなる。
【0034】ステップS4では、当該家庭用クライアン
ト端末装置2が、サーバ装置4からのプッシュは受け入
れない設定になっているため、通信制御部13が、上記
「ダウンローダ」に基づいて、当該家庭用クライアント
端末装置2からサーバ装置4側にアクセスし、サーバ装
置4側で形成されたスケジュールファイルをHDD16
にダウンロードする。後に説明するが、このスケジュー
ルファイルは、全ユーザが同じというわけではなく、ユ
ーザの嗜好や希望等に応じて各クライアント毎にアレン
ジされたものがダウンロードされるようになっている。
【0035】また、通信制御部13は、このステップS
4において、定期的にサーバ装置4に対してアクセスを
図るようになっており(ポーリング)、その都度、最新
のスケジュールファイルをHDD16にダウンロードす
るようになっている。
【0036】次に、ステップS5では、通信制御部13
が、上記ステップS4において取得したスケジュールフ
ァイルに基づいて、サーバ装置4側でスケジューリング
された時間にサーバ装置4に対してアクセスを図りステ
ップS9に進む。これにより、ステップS9において、
サーバ装置4側でスケジューリングされた時間に、サー
バ装置4側でスケジューリングされたコンテンツが、H
DD16にダウンロードされることとなる。
【0037】図4は、このようなプル型の接続形態での
コンテンツのダウンロードを模式的に示す図である。こ
の図4は、サーバ装置4からゲームコンテンツをダウン
ロードする例を示しているのであるが、前述のように各
ユーザ宅HomeA〜HomeDの各家庭用クライアン
ト端末装置2は、定期的にサーバ装置4にアクセスし
て、サーバ装置4側で決められたスケジュールをダウン
ロードする。
【0038】この例の場合、各ユーザ宅HomeA〜H
omeDのダウンロード可能時間は、例えばユーザ宅H
omeAが19時00分、ユーザ宅HomeBが20時
00分、ユーザ宅HomeCが21時00分、ユーザ宅
HomeDが22時00分に、それぞれ割り当てられて
いる。
【0039】このため、ユーザ宅HomeAの家庭用ク
ライアント端末装置2は、時刻が19時00分になった
際にサーバ装置4にアクセスを図る。これにより、サー
バ装置4から所定のゲームコンテンツが、ユーザ宅Ho
meAの家庭用クライアント端末装置2に対してダウン
ロードされる。
【0040】同様に、各ユーザ宅HomeB,C,Dの
各家庭用クライアント端末装置2は、時刻が20時00
分,21時00分,22時00分になった際に、それぞ
れサーバ装置4に対してアクセスを図る。これにより、
サーバ装置4から所定のゲームコンテンツが、各ユーザ
宅HomeB,C,Dの家庭用クライアント端末装置2
に対して時差的にダウンロードされる。
【0041】このダウンロードされたコンテンツは、通
信制御部13の通信制御により、通信カード17及び通
信カードスロット15を介してHDD16に供給され、
制御部9によりHDD16の、後述する所定の領域(図
7:書き込み可能領域)に記憶制御される。
【0042】なお、この例は、各ユーザ宅HomeA〜
HomeD毎にダウンロード可能時間が調整されている
例であったが、これは、各地域毎にダウンロード可能時
間を調整するようにしてもよい。
【0043】ネットワークのトラフィックには限界があ
り、大多数のユーザが一度にサーバ装置4に対してアク
セスを図り所望のコンテンツのダウンロードを希望する
と、通信速度が遅くなり、或いは通信回線の容量オーバ
ーによりダウンロード不可能となるおそれがあるが、こ
のように、各ユーザ毎(或いは各地域毎)にダウンロー
ド時間を割り当て、時差的にダウンロードが行われるよ
うに調整することにより、限界あるネットワークのトラ
フィックを有効に利用して所望のコンテンツの円滑なダ
ウンロードを可能とすることができる。
【0044】〔プッシュ型の接続形態でのダウンロー
ド〕次に、図3のフローチャートにおけるステップS1
→ステップS2→ステップS3→ステップS6→ステッ
プS7→ステップS9の流れは、サーバ装置4側で設定
したスケジュールに従って、プッシュ型の接続形態でダ
ウンロードが行われるまでの流れを示している。
【0045】すなわち、上記ステップS2においてユー
ザにより設定されたスケジュールが存在しないものと判
別され、上記ステップS3においてその家庭用クライア
ント端末装置2がサーバ装置4からのプッシュを受け入
れる設定になっているものと判別された場合はステップ
S6に進む。
【0046】ステップS6では、当該家庭用クライアン
ト端末装置2が、サーバ装置4からのプッシュを受け入
れる設定になっているため、通信制御部13が、サーバ
装置4からの発呼待ちを行う。そして、サーバ装置4か
らの発呼があった際に、ステップS7に進む。
【0047】ステップS6では、サーバ装置4が、各ユ
ーザ毎に割り当てたスケジュールに従って各家庭用クラ
イアント端末装置2に対して時差的に接続を図りステッ
プS9に進む。各家庭用クライアント端末装置2は、上
記「ダウンローダ」に基づいてサーバ装置4からの接続
要求を受け入れるようになっており、該接続後は、ステ
ップS9において、サーバ装置4側でスケジューリング
された時間に配信されるコンテンツを各HDD16にダ
ウンロードする。
【0048】図5は、このようなプッシュ型の接続形態
でのコンテンツの配信を模式的に示す図である。この図
5は、サーバ装置4からゲームコンテンツを配信する例
を示しているのであるが、この例の場合、各ユーザ宅H
omeA〜HomeDの配信時間は、例えばユーザ宅H
omeAが19時00分、ユーザ宅HomeBが20時
00分、ユーザ宅HomeCが21時00分、ユーザ宅
HomeDが22時00分にそれぞれ割り当てられてい
る。
【0049】このため、サーバ装置4は、時刻が19時
00分になった際にユーザ宅HomeAの家庭用クライ
アント端末装置2に対してアクセスを図り、所定のゲー
ムコンテンツを配信する。これにより、サーバ装置4か
ら配信された所定のゲームコンテンツが、ユーザ宅Ho
meAの家庭用クライアント端末装置2に対してダウン
ロードされることとなる。
【0050】同様に、サーバ装置4は、時刻が20時0
0分,21時00分,22時00分になった際に、各ユ
ーザ宅HomeB,C,Dの各家庭用クライアント端末
装置2に対してアクセスを図る。これにより、サーバ装
置4から配信された所定のゲームコンテンツが、各ユー
ザ宅HomeB,C,Dの家庭用クライアント端末装置
2に対して時差的にダウンロードされることとなる。
【0051】このダウンロードされたコンテンツは、通
信制御部13の通信制御により、通信カード17及び通
信カードスロット15を介してHDD16に供給され、
制御部9によりHDD16の、後述する所定の領域(図
7:書き込み可能領域)に記憶制御される。
【0052】なお、この例は、各ユーザ宅HomeA〜
HomeD毎にダウンロード可能時間が調整されている
例であったが、これは、各地域毎にダウンロード可能時
間を調整するようにしてもよい。
【0053】前述のプル型の接続形態のダウンロードを
行う場合、各家庭用クライアント端末装置2側で予めサ
ーバ装置4側のスケジュールを取得する必要があった
が、このプッシュ型の接続形態のダウンロードを行う場
合は、サーバ装置4側でスケジュール管理を行い、時間
となった際にサーバ装置4側から所定の家庭用クライア
ント端末装置2に対してアクセスを図りコンテンツの配
信を行うため、家庭用クライアント端末装置2側でのス
ケジュールの取得やスケジュール管理を不要とすること
ができる。
【0054】また、各ユーザ毎(或いは各地域毎)に配
信時間を割り当て、時差的にコンテンツの配信を行うよ
うになっているため、限界あるネットワークのトラフィ
ックを有効に利用して所定のコンテンツの円滑な配信を
可能とすることができる。
【0055】〔スケジュールファイル及びコンテンツの
配信調整〕当該実施の形態のエンタテインメントシステ
ムは、このように時差的にスケジュールファイルやコン
テンツの配信を行うのであるが、サーバ装置4は、ネッ
トワークの混雑具合やユーザの会員レベルに応じて配信
時間を調整するようになっている。
【0056】図6のフローチャートは、ネットワークの
混雑具合やユーザの会員レベルに応じてサーバ装置4か
ら家庭用クライアント端末装置2にスケジュールファイ
ルやコンテンツがダウンロードされるまでの流れを示し
ているのであるが、このうち、ステップS11→ステッ
プS12→ステップS13→ステップS14の流れは、
ネットワークが空いている際に行われるダウンロードま
での流れである。
【0057】この図6のフローチャートは、 1.図3のフローチャートのステップS2において、ユ
ーザが設定したスケジュールがあると判別され、ステッ
プS8においてユーザが設定したスケジュールに従って
家庭用クライアント端末装置2からサーバ装置4に対し
てアクセスがあり、このアクセスに応じてサーバ装置4
がコンテンツを配信しようとする場合、 2.図3のフローチャートのステップS2においてユー
ザが設定したスケジュールが無いものと判別され、ステ
ップS3において家庭用クライアント端末装置2がサー
バ装置4からのプッシュを受け入れない設定になってい
るものと判別され、ステップS4において家庭用クライ
アント端末装置2からサーバ装置4にアクセスがあり、
このアクセスに応じてサーバ装置4がスケジュールファ
イルを配信しようとする場合、 3.図3のフローチャートのステップS2においてユー
ザが設定したスケジュールが無いものと判別され、ステ
ップS3において家庭用クライアント端末装置2がサー
バ装置4からのプッシュを受け入れない設定になってい
るものと判別され、ステップS5において、ステップS
4で取得したスケジュールファイルに従ってサーバ装置
4にアクセスがあり、このアクセスに応じてサーバ装置
4がコンテンツの配信を行おうとする場合、 4.図3のフローチャートのステップS2においてユー
ザが設定したスケジュールが無いものと判別され、ステ
ップS3において家庭用クライアント端末装置2がサー
バ装置4からのプッシュを受け入れる設定になっている
ものと判別され、ステップS6及びステップS7におい
てサーバ装置4からのアクセス要求が家庭用クライアン
ト端末装置2に受け入れられ、サーバ装置4からコンテ
ンツの配信を行おうとする場合、にスタートとなりステ
ップS11に進む。
【0058】ステップS11では、サーバ装置4が、ま
ずネットワークサーバの現在の混雑状況を調査してステ
ップS12に進む。
【0059】ステップS12では、サーバ装置4が、ス
テップS11で調査した現在の混雑状況に基づいて、現
在、ネットワークが混雑しているか否かを判別し、ネッ
トワークが混雑していない場合は(Noの場合は)ステ
ップS13に進み、ネットワークが混雑している場合は
(Yesの場合は)ステップS15或いはステップS1
4に進む。
【0060】このステップS13は、ユーザにより設定
されたスケジュールが無く、家庭用クライアント端末装
置2がスケジュールファイルを取得するためにサーバ装
置4に対してアクセスしてきた場合、及び取得したスケ
ジュールファイルに基づいて家庭用クライアント端末装
置2から所定のコンテンツの配信要求があった場合に進
むステップである。
【0061】このステップS13に進むと、サーバ装置
4は、現在、ネットワークが混雑していないため、家庭
用クライアント端末装置2からの要求に応じて、スケジ
ュールファイル、或いはコンテンツの配信を行う。
【0062】これに対して、ステップS14は、ユーザ
により設定されたスケジュールが存在する場合に進むス
テップである。このステップS14に進むと、サーバ装
置4は、現在、ネットワークが混雑していないため、ユ
ーザが希望するスケジュールに従って、スケジュールフ
ァイル、或いはコンテンツの配信を行う。
【0063】一方、ステップS12において、現在、ネ
ットワークが混雑しているものと判別されステップS1
5に進むと、サーバ装置4は、現在のネットワークやサ
ーバ装置4の混雑状況と、スケジュールファイルやコン
テンツの配信要求のあったユーザの会員レベルとを照合
してステップS16に進む。
【0064】この会員レベルは、ユーザの接続数(アク
セス頻度),通信回線の通信速度,サーバ装置4或いは
家庭用クライアント端末装置2のプライオリティ、或い
は支払い金額(支払い金額に応じて特別会員,一般会員
等に区別される。)等のファクタに基づいて決定される
ようになっている。この会員レベルは、図1に示すユー
ザ管理データベース7内に記憶されており、サーバ装置
4は、このユーザ管理データベース7内から、対応する
ユーザの会員レベルを適宜読み出して上記ステップS1
5の照合を行うようになっている。
【0065】ステップS16では、上記ステップS15
における照合の結果、現在、スケジュールファイル或い
はコンテンツの配信要求を行っているユーザの会員レベ
ルは十分に高いレベルであるか否かを判別し、ユーザの
会員レベルが十分に高いレベルである場合は(Yesの
場合は)ステップS17に進み、ユーザの会員レベルが
低い場合は(Noの場合は)ステップS18に進む。
【0066】ステップS17では、ユーザの会員レベル
が十分に高いレベルであるため、サーバ装置4が、現在
のネットワークの混雑状況に拘わらず、そのユーザを他
のユーザに優先してスケジュールファイルやコンテンツ
を配信する。
【0067】これに対して、ステップS18では、ユー
ザの会員レベルが低いレベルであるため、サーバ装置4
が、例えば「現在、ネットワークの混雑によりコンテン
ツの配信を行うことができません。ネットワークの混雑
が解消され次第、配信を行います。暫くお待ち下さ
い。」等のすぐには配信を行うことができない旨の通知
を、そのユーザの家庭用クライアント端末装置2に返信
してステップS19に進む。この通知は、ユーザの家庭
用クライアント端末装置2を介してテレビジョン受像機
1に表示されることとなる。これにより、配信要求を行
ったユーザは、現在のネットワークの混雑を知ることと
なる。
【0068】このような通知を行った後も、サーバ装置
4はネットワークの混雑状況を調査する。そして、ネッ
トワークが、そのユーザの会員レベルに相当する混雑状
況となった際に、ステップS19においてサーバ装置4
側のスケジュールでスケジュールファイルやコンテンツ
の配信を行う。
【0069】このように、当該実施の形態のエンタテイ
ンメントシステムは、ネットワークの混雑状況とユーザ
の会員レベルに応じて、スケジュールファイルやコンテ
ンツの配信調整を行っている。このため、容量に限りあ
るネットワークの混雑を防止して、ネットワークの有効
利用を図ることができる。
【0070】ただし、会員レベルの高いユーザに対して
は、ネットワークの混雑状況に拘わらず即座にスケジュ
ールファイルやコンテンツの配信を行うようにしている
ため、会員レベルの高い特別なユーザに対しては一般ユ
ーザと差別化してスケジュールファイルやコンテンツを
配信することができ、会員レベルの高い特別なユーザの
満足度も満たすことができる。
【0071】また、会員レベルの高いユーザに対してこ
のような特別なサービスを受けることができるようにす
ることで、当該システムの利用の促進化を図ることがで
きるうえ、一般会員ではなく特別会員としての当該シス
テムへの加入や、既に当該システムに加入している一般
ユーザの一般会員から特別会員への変更加入の促進化を
図ることができる。
【0072】〔ダウンロードされたコンテンツの取り扱
い〕次に、当該実施の形態のエンタテインメントシステ
ムは、以下に説明するような新規なシステム構成によ
り、ダウンロードされたコンテンツを取り扱うようにな
っている。
【0073】〔HDDの領域分割〕すなわち、当該エン
タテインメントシステムのHDD16の全記憶領域は、
図7に示すように「システム領域」,「書き込み可能領
域」,「読み込み可能領域」及び「読み書き可能領域」
に分割されている。この図7において斜線を付して示す
「システム領域」及び「書き込み可能領域」は、ユーザ
アプリケーションプログラムに基づいてはアクセスでき
ない領域となっており、当該エンタテインメントシステ
ムのシステムプログラムである「ダウンローダ」や「エ
クストラクタ」に基づいてのみアクセス可能となってい
る。
【0074】これに対して、「読み込み可能領域」及び
「読み書き可能領域」は、上記「ダウンローダ」や「エ
クストラクタ」等のシステムプログラム、及びユーザア
プリケーションプログラムの両方のプログラムに基づい
てアクセス可能な領域となっている。
【0075】「システム領域」には、上記「ダウンロー
ダ」や「エクストラクタ」等のシステムプログラムや、
システムプログラムが参照する設定データ等が記憶され
ている。この「システム領域」に記憶されているシステ
ムプログラム等は、前述のようにユーザアプリケーショ
ンプログラムに基づく参照はすることができないように
なっている。
【0076】「書き込み可能領域」は、システムプログ
ラムに基づく書き込み及び読み出しが可能な、言わばシ
ステムプログラム専用のデータ保存領域となっている。
【0077】「読み込み可能領域」は、システムプログ
ラム、及びユーザアプリケーションプログラムの両方の
プログラムに基づくアクセスが可能なのであるが、シス
テムプログラムに基づく書き込み及び読み出しが可能と
なっているのに対して、ユーザアプリケーションプログ
ラムに基づいては、読み出しのみが可能な領域となって
いる。
【0078】「読み書き可能領域」は、システムプログ
ラム及びユーザアプリケーションプログラムの両方のプ
ログラムに基づく書き込み及び読み出しが可能な領域な
のであるが、この「読み書き可能領域」に書き込まれた
データは家庭用クライアント端末装置2の再起動時等、
ユーザアプリケーションプログラムに基づく介入ができ
ないタイミングで完全に消去されるようになっている。
従って、この「読み書き可能領域」は、いわゆる「テン
ポラリデータ領域」であると言えよう。
【0079】〔コンテンツの構成〕サーバ装置4から配
信されるコンテンツは、予め所定の暗号化処理及び圧縮
処理が施されることで、セキュアなアーカイブ形式のコ
ンテンツ(アーカイブコンテンツ)とされ配信されるよ
うになっている。具体的には、例えばゲームのアプリケ
ーションプログラム,ゲームの追加データやパッチデー
タ,シェアウェア(お試しプログラム),インタラクテ
ィブコマーシャルプログラム、ニュースや映画やコマー
シャルの動画データ等がアーカイブコンテンツとして配
信されるようになっている。
【0080】図8は、このアーカイブコンテンツの構成
を模式的に示す図なのであるが、この図8からわかるよ
うにこのアーカイブコンテンツは、「アーカイブヘッ
ダ」,「展開のための情報」,「プログラム」及び「デ
ータ」を有している。
【0081】このうち、「アーカイブヘッダ」の情報に
は暗号化処理及び圧縮処理が施されておらず、復号化処
理及び伸長処理することなく再生可能となっている。こ
の「アーカイブヘッダ」には、例えばそのアーカイブコ
ンテンツがコマーシャルのコンテンツであることを示す
情報や、そのアーカイブコンテンツが映画のコンテンツ
であることを示す情報等の、そのアーカイブコンテンツ
の内容を示す情報が記録されるようになっている。
【0082】前述のようにこの「アーカイブヘッダ」の
情報には暗号化処理及び圧縮処理が施されておらず、復
号化処理及び伸長処理することなく再生可能となってお
り、コンテンツがHDD16にダウンロードされた際
に、この「アーカイブヘッダ」のみが再生されユーザに
対して表示されるようになっている。ユーザは、この再
生されたアーカイブヘッダを見ることで、そのアーカイ
ブコンテンツが自分にとって必要なコンテンツである
か、不要なコンテンツであるかを判断してコンテンツの
取捨を行う。そして、そのアーカイブコンテンツがユー
ザにより必要なコンテンツであると判断され、例えばユ
ーザがそのコンテンツに対する代金の支払いを行う等の
所定の手続きを取った際に、システム管理者側からユー
ザに対して公開鍵が付与される。この公開鍵により、
「展開のための情報」,「プログラム」及び「データ」
が再生可能な状態となり、この「展開のための情報」
(及び「アーカイブヘッダ」)に基づいてそのコンテン
ツの「プログラム」及び「データ」が伸長処理され再生
されるようになっている。
【0083】〔アーカイブコンテンツの展開〕図9
(a)〜(e)は、このようなアーカイブコンテンツが
展開される様子を模式的に示した図である。
【0084】まず、当該エンタテインメントシステムの
場合、サーバ装置4からHDDユニット6に対してアー
カイブコンテンツのダウンロードが行われると、上記
「ダウンローダ」が、図9(a)に示すようにこのダウ
ンロードされたアーカイブコンテンツをHDD16の
「書き込み可能領域」に書き込む。
【0085】前述のように、この「書き込み可能領域」
に書き込まれたアーカイブコンテンツに対しては、ユー
ザアプリケーションプログラムに基づくアクセスを行う
ことができないため、この時点では、ユーザは、ダウン
ロードされたアーカイブコンテンツを利用することはで
きない。
【0086】ただ、アーカイブコンテンツの「アーカイ
ブヘッダ」に対しては、暗号化処理及び圧縮処理が施さ
れていない。このため、この「アーカイブヘッダ」は、
ユーザアプリケーションに基づいて再生することがで
き、その内容はテレビジョン受像機1に表示される。こ
れにより、ユーザは、現在、自分の家庭用クライアント
端末装置2にダウンロードされているアーカイブコンテ
ンツの内容だけは知ることができるのである。
【0087】次に、ユーザは、このアーカイブコンテン
ツの内容に基づいて、そのアーカイブコンテンツの取捨
選択を行う。そのアーカイブコンテンツをユーザが不必
要なコンテンツであると判断し、コントローラ14を操
作してコンテンツの削除が指定されると、システムプロ
グラムは、HDD16の「書き込み可能領域」に書き込
まれているアーカイブコンテンツを削除する。
【0088】一方、そのアーカイブコンテンツをユーザ
が必要なコンテンツであると判断し、例えばそのコンテ
ンツに対する代金の支払いを行う等の所定の手続きを取
ると、システム管理者側からユーザに対して例えば封書
のかたちで公開鍵が郵送され、或いはサーバ装置4から
家庭用クライアント端末装置2に対して公開鍵が送信さ
れる。
【0089】公開鍵が郵送された場合、ユーザはコント
ローラ14を操作して、この公開鍵の入力を行う。この
公開鍵の入力が行われると「エクストラクタ」が起動す
る。或いは、サーバ装置4から送信された公開鍵が家庭
用クライアント端末装置2で受信されると「エクストラ
クタ」が起動する。
【0090】「エクストラクタ」は、この公開鍵に基づ
いて、アーカイブコンテンツの「展開のための情報」,
「プログラム」及び「データ」に施されている暗号化処
理に対応する復号化処理を施す。そして、この復号化処
理された「展開のための情報」(及び「アーカイブヘッ
ダ」)に基づいて、そのコンテンツの「プログラム」及
び「データ」に伸長処理を施して再生し、図9(b)に
示すようにこの「プログラム」及び「データ」を「アプ
リケーション」としてHDD16の「読み込み可能領
域」に展開すると共に、この展開後に、図9(c)に示
すように「書き込み可能領域」のアーカイブコンテンツ
を削除する。
【0091】次に、このように「読み込み可能領域」に
「アプリケーション」が展開されると、ユーザアプリケ
ーションプログラムが起動し、このユーザアプリケーシ
ョンプログラムに基づいて、「読み込み可能領域」に展
開されたアプリケーションが再生される。また、この再
生の際にユーザアプリケーションプログラムにより作成
されたデータは、「テンポラリーデータファイル」とし
て、図9(d)に示すようにHDD16の「読み書き可
能領域」に書き込まれる。
【0092】なお、この「読み書き可能領域」に書き込
まれた「テンポラリーデータファイル」は、例えば家庭
用クライアント端末装置2の再起動時等のユーザアプリ
ケーションの介入できないタイミングで、図9(e)に
示すように完全に消去される。
【0093】このように、当該実施の形態のエンタテイ
ンメントシステムは、サーバ装置4から家庭用クライア
ント端末装置2に対してコンテンツの配信を行う際に、
その配信するコンテンツを所定の「セキュアなアーカイ
ブコンテンツ」として配信するようになっているため、
例えばウィルスに犯されているような信頼できないコン
テンツがHDD16に書き込まれる不都合を防止するこ
とができる。
【0094】また、購入の有無に拘わらずHDD16に
対して自動的にダウンロードされたコンテンツの中か
ら、ユーザにより購入手続きがとられたコンテンツのみ
が展開されて利用可能とされるようになっているため、
購入手続き後、ダウンロードを要求することなく即座に
そのコンテンツを展開して使用可能とすることができ
る。
【0095】また、コンテンツは、HDD16に対して
ダウンロード済みであるため、コンテンツの購入時にサ
ーバ装置に対してアクセスを行うような面倒な操作を不
要とすることができ、また、ユーザが意識してコンテン
ツをダウンロードすることなくコンテンツのインストー
ル(上述の展開に相当)を可能とすることができる。
【0096】また、各コンテンツはユーザアプリケーシ
ョンプログラムでは読み出し及び書き込みを行うことが
できない領域である「書き込み可能領域」にダウンロー
ドされるようになっているため、ユーザにより購入手続
きがとられ、システム管理者側から公開鍵が付与されな
い限り、各コンテンツを展開して使用することはできな
いようになっている。このため、不正に各コンテンツが
使用(或いは視聴)される不都合を防止することができ
る。
【0097】また、HDD16にダウンロードされたコ
ンテンツのうち、ユーザにより購入手続きがとられなか
ったコンテンツは、ユーザがコントローラ14を操作し
て指定することにより「書き込み可能領域」から削除さ
れるようになっているため、不要なコンテンツがHDD
16の「書き込み可能領域」に蓄積される不都合を防止
することができる。
【0098】このようなエンタテインメントシステム
は、例えば就寝中等のユーザが知らない間に自分の家庭
用クライアント端末装置2に対してコンテンツがダウン
ロードされ、サーバ装置4にアクセスすることなく所望
のコンテンツが展開され使用可能となるため、ユーザに
とっては、実に不思議,便利かつ全く新規なシステムと
してうつるであろう。
【0099】〔メッセージダイジェスト関数値〕次に、
図8を用いて説明したようにアーカイブコンテンツは、
「アーカイブヘッダ」,「展開のための情報」,「プロ
グラム」及び「データ」を有しているのであるが、この
うち、「データ」には、図10に示すようにメッセージ
ダイジェスト関数値(MD)が付加されている。同様
に、「ダウンローダ」や「エクストラクタ」等のシステ
ムプログラムにもメッセージダイジェスト関数値がそれ
ぞれ付加されている。
【0100】「ダウンローダ」は、ダウンロードされた
アーカイブコンテンツのアプリケーションが上記HDD
16の「読み込み可能領域」に展開されると、このアプ
リケーションのデータ列を、このメッセージダイジェス
ト関数値を用いて定期的或いは不定期的にチェックす
る。そして、図10に示すように不正に改ざんされた箇
所が検出された場合は、システムプログラムを介して、
例えば「このアプリケーションは不正に変更された形跡
があります。」等のメッセージをユーザに表示し、以
後、この不正に改ざんされた箇所が修正されるまで、そ
のアプリケーションを使用不可能とする。
【0101】また、「ダウンローダ」や「エクストラク
タ」等のシステムプログラムは、自己に付されたメッセ
ージダイジェスト関数値を用いて定期的或いは不定期的
にデータ列のチェックを行う。そして、不正に改ざんさ
れた箇所が検出された場合は、システムプログラムを介
して、例えば「このシステムプログラムは不正に変更さ
れた形跡があります。」等のメッセージをユーザに表示
し、以後、この不正に改ざんされた箇所が修正されるま
で、そのシステムプログラムに基づく、上述のアーカイ
ブコンテンツのダウンロードや展開等の動作を停止す
る。
【0102】これにより、不正な改ざんされたHDD内
のプログラムにより、各種アーカイブコンテンツが不正
に使用される不都合を防止することができる。なお、メ
ッセージダイジェスト関数値の代わりにチェックサム
(check-sum)を付加するようにしても、メッセージダ
イジェスト関数値の場合と同様の効果を得ることができ
る。
【0103】〔メッセージダイジェスト関数値や公開鍵
の照合〕次に、当該エンタテインメントシステムでは、
このようにメッセージダイジェスト関数値を用いてシス
テムプログラムやアプリケーションプログラムの不正改
ざんを検出するのであるが、このメッセージダイジェス
ト関数値自体が不正改ざんされた場合にはシステムプロ
グラム等の不正改ざんを検出することはできない。
【0104】また、暗号化処理されたアーカイブコンテ
ンツを、システム管理者側から提供される公開鍵に基づ
いて復号化処理し、HDD16の「書き込み可能領域」
から「読み込み可能領域」に展開するのであるが、公開
鍵自体が不正改ざんされた場合には、「書き込み可能領
域」にダウンロードされたアーカイブコンテンツが不正
に使い放題となってしまう。
【0105】このため、当該エンタテインメントシステ
ムのサーバ装置4には、図1に示すように各メッセージ
ダイジェスト関数値(MD)及び各アーカイブコンテン
ツの公開鍵のマスターデータが記憶されたMD・公開鍵
データベース8が設けられており、家庭用クライアント
端末装置2は、システムプログラムに基づいて、定期的
或いは不定期的にサーバ装置4と接続を図り、現在自己
の装置で使用されているメッセージダイジェスト関数値
及び公開鍵と、MD・公開鍵データベース8に記憶され
ているメッセージダイジェスト関数値及び公開鍵のマス
ターデータとを照合する。
【0106】そして、現在自己の装置で使用されている
メッセージダイジェスト関数値及び公開鍵と、対応する
マスターデータとの間で不一致が検出された場合、メッ
セージダイジェスト関数値或いは公開鍵の不正改ざんが
行われたものとして、アプリケーションを使用不可と
し、或いは装置のシステム動作を停止する。これによ
り、不正改ざんされたメッセージダイジェスト関数値或
いは公開鍵により、HDD16の「書き込み可能領域」
にダウンロードされたアーカイブコンテンツが不正に使
用される不都合を防止することができる。
【0107】〔物理メディアからのインストール〕次
に、上述の実施の形態の説明では、ネットワークNWを
介して家庭用クライアント端末装置2をサーバ装置4に
接続してアーカイブコンテンツ等のダウンロードを行う
こととしたが、これは、例えばCD−ROMやDVD−
ROM等の物理メディア10からインストールするよう
にしてもよい。
【0108】物理メディア10には、プログラムの一部
を記憶してもよいが、この例の場合、各アーカイブコン
テンツとして完全な状態のプログラムが記憶される。そ
して、この物理メディア10は、ユーザに対して無料或
いは安価で配布される。
【0109】家庭用クライアント端末装置2には、図2
に示すようにディスクドライバ11が設けられている。
ディスクドライバ11は、前記物理メディア10が装着
されると、この物理メディア10に記録されている各ア
ーカイブコンテンツの再生を行う。制御部9は、この再
生された各アーカイブコンテンツを上記「ダウンロー
ダ」に基づいて、図7に示したユーザアプリケーション
では介入することができない領域である「書き込み可能
領域」に書き込む。これにより、家庭用クライアント端
末装置2をサーバ装置4に接続することなく、各アーカ
イブコンテンツをHDD16にインストールすることが
できる。
【0110】物理メディアにプログラムの一部を記憶さ
せると、ユーザが完全なプログラムの購入を希望した場
合に、この完全なプログラムが記憶された物理メディア
を店舗に購入しに行き、或いは管理者側から郵送しても
らう必要があるが、当該エンタテインメントシステムに
基づいて配布される物理メディア10には初めから完全
なプログラムが記憶されているため、システム管理者側
から公開鍵の配布を受けるだけで、店舗に購入しに行く
等の面倒な手間なく、そのプログラムを即座に使用可能
となる。
【0111】これは、プログラムの一部をネット配信す
る場合も同様であり、プログラムの一部のネット配信を
受けると、ユーザが完全なプログラムの購入を希望した
場合に、所定のサーバ装置に再度ネット接続を図り、完
全なプログラムのダウンロードを行う必要があるが、当
該エンタテインメントシステムで配信されるアーカイブ
コンテンツは、初めから完全なプログラムとしてアーカ
イブ化され配信されるため、システム管理者側から公開
鍵の配布を受けるだけで、所定のサーバ装置に再度ネッ
ト接続を図る等の面倒な手間なく、その完全なプログラ
ムを即座に使用可能とすることができる。
【0112】なお、家庭用クライアント端末装置2に既
にインストールされているコンテンツプログラムに対し
てパッチをあてる場合や、データの追加等を行う場合
は、このパッチデータ或いは追加データを物理メディア
10に記憶させてユーザに配布するようにしてもよい。
或いは、このパッチデータや追加データをサーバ装置4
から配信するようにしてもよい。
【0113】〔システムプログラム等のアップデー卜〕
次に、家庭用クライアント端末装置2のHDD16に記
憶されているシステムプログラムの「ダウンローダ」,
「エクストラクタ」、或いは各公開鍵等は、定期的或い
は不定期的にアップデー卜されるようになっている。
【0114】このアップデートは、アップデータを記憶
させた物理メディア10をユーザに配布し、ユーザがこ
の物理メディア10を再生することで行われ、或いはダ
ウンロードスケジュールの一つとしてサーバ装置4から
アップデータをダウンロードすることで行われるように
なっている。
【0115】まず、アップデータを記憶させた物理メデ
ィア10としては、そのアップデータのみを記憶させた
物理メディア10をユーザに配布してもよいし、例えば
ゲームディスク等にアップデータを付加するようにして
もよい。
【0116】家庭用クライアント端末装置2は、このア
ップデータが記憶された物理メディア10が再生される
と、現在、HDD16に記憶されているシステムプログ
ラム等のバージョンと、物理メディア10から再生され
たアップデータのバージョンとを比較する。そして、現
在、HDD16に記憶されているシステムプログラム等
のバージョンよりも、物理メディア10から再生された
アップデータのバージョンの方が新しい場合に、この物
理メディア10から再生されたアップデータを、HDD
16上の古いバージョンの「ダウンローダ」,「エクス
トラクタ」、或いは各公開鍵等に上書きする。これによ
り、オフライン作業でシステムプログラムや各公開鍵等
をアップデートすることができる。
【0117】次に、このエンタテインメントシステムで
は、定期的或いは不定期的にダウンロードスケジュール
の中にアップデータのダウンロードが含められるように
なっている。上述のように、このエンタテインメントシ
ステムでは、ユーザにより定められたスケジュール、或
いはサーバ装置4側で定められたスケジュールに基づい
て各種コンテンツのダウンロードが行われるのである
が、アップデータはこのダウンロードされるコンテンツ
の一つとして配信される。
【0118】家庭用クライアント端末装置2は、このア
ップデータがダウンロードされた場合、現在、HDD1
6に記憶されているシステムプログラム等のバージョン
と、ダウンロードされたアップデータのバージョンとを
比較する。そして、現在、HDD16に記憶されている
システムプログラム等のバージョンよりも、ダウンロー
ドされたアップデータのバージョンの方が新しい場合
に、このダウンロードされたアップデータを、HDD1
6上の古いバージョンの「ダウンローダ」,「エクスト
ラクタ」、或いは各公開鍵等に上書きする。これによ
り、ユーザが知らない間にシステムプログラムや各公開
鍵等のアップデートを完了させることができる。
【0119】〔エンタテインメントシステムの利用形
態〕最後に、このようなエンタテインメントシステムの
利用形態を具体例に基づいて説明する。
【0120】(ゲームコンテンツの配信)まず、システ
ム管理者側からロールプレイングゲーム(RPGゲー
ム)が発売されたとする。このRPGゲームは非常に多
くのユーザにより購入が予想される人気商品である。こ
のため、サーバ装置4は、ユーザに指定されたスケジュ
ール或いはサーバ装置4側で設定したスケジュールに基
づいて購入の有無に拘わらず、各ユーザの家庭用クライ
アント端末装置2に対してRPGゲームのアーカイブコ
ンテンツを配信する。
【0121】このとき、サーバ装置4は、図6のフロー
チャートを用いて説明したように、ネットワークNWの
混雑状況や、各ユーザの会員レベル等のプライオリティ
に応じて配信を行う。また、複数のユーザが同一プライ
オリティである場合は、例えば乱数等を用いてプライオ
リティを決定し、時間差的にRPGゲームのアーカイブ
コンテンツの配信を行う。
【0122】具体的には、あるユーザが家庭用クライア
ント端末装置2を操作して、このRPGゲームのアクテ
ィブなダウンロードを指定していたものとする。この家
庭用クライアント端末装置2の「ダウンローダ」は、ユ
ーザの指定に従ってサーバ装置4側と通信を行いRPG
ゲームのダウンロードを要求する。この要求により、サ
ーバ装置4は、ネットワークのトラフィックを参照する
のであるが、この参照の結果、ネットワークが混雑して
いるものと判断した場合、即時ではなくネットワークの
混雑が緩和する明け方にRPGゲームの配信を行う。こ
れにより、有限的なネットワークを有効に利用してRP
Gゲームの配信を行うことができる。
【0123】なお、このユーザの会員レベルが高い場合
は、即時的にRPGゲームのダウンロードが行われるこ
とは上述のとおりである。
【0124】各ユーザの家庭用クライアント端末装置2
に配信されたRPGゲームのアーカイブコンテンツは、
HDD16のシステムプログラムしか参照できない領域
である「書き込み可能領域」に書き込まれる(図9
(a)参照)。そして、ユーザにより購入手続きがされ
た際に、システム管理者側から付与される公開鍵によ
り、HDD16の「読み込み可能領域」に展開されプレ
イ可能となる。
【0125】人気のあるゲーム等が発売されるとなる
と、発売日当日に店頭に長蛇の列を作って並び、中には
発売日当日の数日前から徹夜をして店頭に並ぶ者も現れ
るのであるが、このエンタテインメントシステムでは、
購入の有無に拘わらず各ユーザの家庭用クライアント端
末装置2に対してゲームコンテンツの配信を行う。そし
て、そのゲームの購入手続きをとったユーザのみ、その
ゲームコンテンツの展開が許されプレイが可能となる。
このため、ユーザは店頭に並ぶことなく人気のゲームを
入手してプレイすることができる。
【0126】また、システム管理者側においては、コン
テンツの配布にCD−ROMやDVD−ROM等の物理
メディアを不要とすることができるため、コンテンツの
配布に要する費用を大幅に削減することができる。
【0127】(各種コンテンツの配信)次に、このエン
タテインメントシステムでサーバ装置4から配信される
コンテンツは、なにもゲームコンテンツばかりではな
い。すなわち、このエンタテインメントシステムのサー
バ装置4は、例えばニュースのコンテンツ,スポーツや
コンサートのお知らせのコマーシャルコンテンツ,新作
映画のお知らせのコンテンツ,新作ゲームのお知らせの
コマーシャルコンテンツ等を毎日(或いは定期的に)各
家庭用クライアント端末装置2に配信するようになって
いる。
【0128】また、サーバ装置4は、各ユーザからコン
テンツの購入手続きがされると、その購入手続きされた
コンテンツに基づいてユーザの趣向を判別し、これをデ
ータベース化して図1に示す統計データベース25に蓄
積する。
【0129】また、サーバ装置4は、ユーザが当該シス
テムに加入する際、或いは定期的(又は不定期的)にユ
ーザの趣向を調査するアンケートを募り、このアンケー
ト結果に基づいて各ユーザの趣向を判別し、これをデー
タベース化して図1に示す統計データベース25に蓄積
する。
【0130】さらに、ユーザからも配信されるコンテン
ツを指定可能となっており、サーバ装置4は、このユー
ザから指定されたコンテンツの種別を示す情報を図1に
示す統計データベース25に蓄積する。
【0131】そして、サーバ装置4は、ユーザに対して
コンテンツの配信を行う際に、この統計データベース2
5を参照し、ユーザの趣向に合ったコンテンツの配信を
行う。
【0132】図11は、このような統計データベース2
5に蓄積されたユーザの趣向に基づいて行われるコンテ
ンツの配信を模式的に示した図である。
【0133】この図11において、例えばユーザ宅Ho
meAのユーザが、数種類のスポーツゲームの購入手続
きをとった場合、この購入履歴は統計データベース25
に蓄積される。サーバ装置4は、このユーザに対してコ
ンテンツの配信を行う際に、この統計データベース25
を参照する。これにより、このユーザのそれまでの購入
履歴からそのユーザがスポーツ好きであることがわかる
ため、サーバ装置4は、このユーザに対して「スポー
ツ」を主としてアレンジしたコンテンツを配信する。
【0134】同様に、例えばユーザ宅HomeBのユー
ザにアンケートをとった結果、そのユーザがファッショ
ンについて興味があると回答した場合、このユーザ宅H
omeBのユーザの趣向が統計データベース25に蓄積
される。このため、サーバ装置4は、この統計データベ
ース25を参照し、ユーザ宅HomeBのユーザに対し
ては「ファッション」を主としてアレンジしたコンテン
ツを配信する。
【0135】同様に、例えばユーザ宅HomeCのユー
ザが、映画に関するコンテンツの配信を希望した場合、
このユーザが希望したコンテンツの種別を示す情報が統
計データベース25に蓄積される。このため、サーバ装
置4は、統計データベース25に蓄積されているユーザ
宅HomeCの情報を参照し、ユーザ宅HomeCのユ
ーザに対しては「映画」を主としてアレンジしたコンテ
ンツを配信する。
【0136】同様に、例えばユーザ宅HomeDのユー
ザは特別に希望する種別のコンテンツがなかった場合、
このユーザに対する統計データベース25内の情報は、
略々ブランクであるため、サーバ装置4は、このユーザ
宅HomeDのユーザに対しては「スポーツ」や「映
画」や「ニュース」等の一般的な情報を総合したコンテ
ンツを配信する。
【0137】これにより、ユーザの趣向に応じたコンテ
ンツを配信することができる。また、ユーザ側からすれ
ば、自分の趣向に合った(自分に必要な)コンテンツの
みをダウンロードすることができる。
【0138】これらのコンテンツは、全て有料でもよい
が、コンテンツによっては無料とすることが好ましいで
あろう。このエンタテインメントシステムでは、例えば
ニュースのコンテンツ,スポーツやコンサートのお知ら
せのコマーシャルコンテンツ,新作映画のお知らせのコ
ンテンツ,新作ゲームのお知らせのコマーシャルコンテ
ンツ等は全て無料となっている。このため、これらのコ
ンテンツを展開する際には公開鍵は不要であり、「エク
ストラクタ」はこれらのコンテンツを公開鍵を用いるこ
となく適時展開してユーザに視聴させる。
【0139】今日におけるユーザのライフスタイルは、
朝起床すると、まずテレビジョン受像機の電源をオン操
作し、ニュース等のテレビジョン放送を視聴しながら朝
食をとり、この朝食後に出勤するというのが一般的では
なかろうか。このテレビジョン受像機を介して放送され
るテレビジョン放送は、テレビ局側で決められた時間及
び内容の放送であるため、真にユーザが得たい情報であ
るとは言い難い。むしろ、ユーザにとって不必要な情報
が多いと言えよう。
【0140】しかし、このエンタテインメントシステム
が構築されることにより、ユーザの家庭用クライアント
端末装置2には、上述のようにユーザが寝ている間にユ
ーザの趣向に沿ったコンテンツが毎日(或いは定期的
に)ダウンロードされていることとなる。
【0141】このため、このエンタテインメントシステ
ムが構築された後は、ユーザは朝起床して、まず家庭用
クライアント端末装置2にダウンロードされているコン
テンツを視聴し、自分の都合のよい時間に、自分の欲し
い情報を得たうえで出勤することができる。
【0142】このエンタテインメントシステムは、ユー
ザに対してこのような新たなライフスタイルを提供する
ことができるため、構築が待たれる期待のシステムであ
ると言えよう。
【0143】なお、上述の実施の形態の説明は、本発明
の一例である。このため、本発明は上述の実施の形態に
限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱
しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能
であることは勿論である。
【0144】
【発明の効果】本発明は、ダウンロードされた時点では
そのコンテンツを使用することができないが、正規な手
続きを取ったユーザに対しては、ダウンロードされたコ
ンテンツを展開して使用可能とすることができる。この
ため、ネット配信したコンテンツの不正使用を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となるエンタテインメント
システムのブロック図である。
【図2】上記エンタテインメントシステムを構成する家
庭用クライアント端末装置のブロック図である。
【図3】上記エンタテインメントシステムにおいて、ス
ケジュールに従って行われるコンテンツのダウンロード
を説明するためのフローチャートである。
【図4】上記エンタテインメントシステムにおいて、家
庭用クライアント端末装置からのプル型の接続形態での
コンテンツのダウンロードを説明するための模式図であ
る。
【図5】上記エンタテインメントシステムにおいて、サ
ーバ装置からのプッシュ型の接続形態でのコンテンツの
ダウンロードを説明するための模式図である。
【図6】上記エンタテインメントシステムにおいて、ネ
ットワークの混雑状態と会員レベルに応じて行われるコ
ンテンツのダウンロードを説明するためのフローチャー
トである。
【図7】上記エンタテインメントシステムの家庭用クラ
イアント端末装置に設けられているハードディスクの記
録再生領域を説明するための図である。
【図8】上記家庭用クライアント端末装置にダウンロー
ドされるアーカイブコンテンツのデータ構成を説明する
ための図である。
【図9】上記家庭用クライアント端末装置にダウンロー
ドされたアーカイブコンテンツの書き込み、及び展開等
を説明するための図である。
【図10】上記アーカイブコンテンツやシステムプログ
ラムに付されているメッセージダイジェスト関数値(M
D)を説明するための図である。
【図11】上記エンタテインメントシステムにおいて、
ユーザの趣向別にコンテンツが配信される様子を示す模
式図である。
【符号の説明】
1…テレビジョン受像機,2…家庭用クライアント端末
装置,3…コンテンツデータベース,4…サーバ装置,
5…ゲーム機本体,6…HDDユニット,7…ユーザ管
理データベース,8…MD・公開鍵データベース,9…
制御部,10…物理メディア,11…ディスクドライ
バ,12…ゲーム実行部,13…通信制御部,14…コ
ントローラ,15…通信カードスロット,16…ハード
ディスク(HDD),17…通信カード,18…モジュ
ラケーブル,19…モジュラジャック,20…通信カー
ド,21…通信ケーブル,22…携帯電話機,25…統
計データベース,NW…ネットワーク

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して所定のサーバ装置
    に対してアクセスを行う通信手段と、 上記通信手段により、上記サーバ装置からダウンロード
    されたコンテンツを記憶する記憶手段と、 上記ダウンロードされたコンテンツを、当該端末装置の
    システムプログラムのみ書き込み及び読み出しを行うこ
    とが可能な上記記憶手段の第1の領域に対して書き込み
    及び読み出しを行う記憶制御手段とを有する端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の端末装置であって、 上記記憶制御手段は、上記記憶手段の第1の領域に対し
    て書き込まれたコンテンツを読み出し、これを、ユーザ
    アプリケーションプログラムで読み出しのみ可能な第2
    の領域に対して書き込むことを特徴とする端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の端末装置であって、 上記記憶手段は、上記第2の領域に書き込まれたコンテ
    ンツを実行することで形成されたデータを、当該端末装
    置のシステムプログラム及びユーザアプリケーションプ
    ログラムの両方のプログラムに基づく読み出し及び書き
    込みが可能な第3の領域を有し、 上記記憶制御手段は、上記第3の領域に書き込まれたデ
    ータを、上記システムプログラムのみ介入可能なタイミ
    ングで消去することを特徴とする端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のうち、いずれか
    一項記載の端末装置であって、 記憶媒体に記憶されたアップデータを再生する再生手段
    を有し、 上記記憶制御手段は、上記再生手段により記憶媒体から
    再生されたアップデータに基づいて、少なくとも上記シ
    ステムプログラムのアップデートを行うことを特徴とす
    る端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のうち、いずれか
    一項記載の端末装置であって、 上記通信手段は、上記サーバ装置からアップデータをダ
    ウンロードし、 上記記憶制御手段は、上記通信手段によりサーバ装置か
    らダウンロードされたアップデータに基づいて、少なく
    とも上記システムプログラムのアップデートを行うこと
    を特徴とする端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項2から請求項5のうち、いずれか
    一項記載の端末装置であって、 上記コンテンツには、少なくとも暗号化処理が施されて
    おり、 上記記憶制御手段は、上記暗号化処理に対応する公開鍵
    が入力された際に、上記記憶手段の第1の領域に対して
    書き込まれたコンテンツを読み出して展開し、これを、
    ユーザアプリケーションプログラムで読み出しのみ可能
    な上記第2の領域に対して書き込むことを特徴とする端
    末装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のうち、いずれか
    一項記載の端末装置であって、 少なくとも上記システムプログラム及びコンテンツのう
    ち、いずれか一方にはメッセージダイジェスト関数値が
    付加されており、 上記記憶制御手段は、上記メッセージダイジェスト関数
    値に基づいてデータ列の検査を行うことを特徴とする端
    末装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7記載の端末装置で
    あって、 少なくとも上記公開鍵、及びメッセージダイジェスト関
    数値のうち、いずれか一方を、上記サーバ装置に記憶さ
    れているマスターデータと照合する照合手段を有するこ
    とを特徴とする端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のうち、いずれか
    一項記載の端末装置であって、 上記コンテンツは、所定のアーカイブ形式のコンテンツ
    であることを特徴とする端末装置。
  10. 【請求項10】 ネットワークに接続され、このネット
    ワークを介してコンテンツの配信を行うサーバ装置と、 上記ネットワークに接続され、上記サーバ装置からダウ
    ンロードされたコンテンツを、当該端末装置のシステム
    プログラムのみ書き込み及び読み出しを行うことが可能
    な記憶手段の第1の領域に対して書き込み及び読み出し
    を行う端末装置とを有するエンタテインメントシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のエンタテインメント
    システムであって、 上記端末装置は、上記記憶手段の第1の領域に対して書
    き込まれたコンテンツを読み出し、これを、ユーザアプ
    リケーションプログラムで読み出しのみ可能な第2の領
    域に対して書き込むことを特徴とするエンタテインメン
    トシステム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のエンタテインメント
    システムであって、 上記端末装置は、上記第2の領域に書き込まれたコンテ
    ンツを実行することで形成されたデータを、上記記憶手
    段における、当該端末装置のシステムプログラム及びユ
    ーザアプリケーションプログラムの両方のプログラムに
    基づく読み出し及び書き込みが可能な第3の領域に書き
    込み、この第3の領域に書き込んだデータを、上記シス
    テムプログラムのみ介入可能なタイミングで消去するこ
    とを特徴とするエンタテインメントシステム。
  13. 【請求項13】 請求項10から請求項12のうち、い
    ずれか一項記載のエンタテインメントシステムであっ
    て、 上記端末装置は、上記記憶媒体に記憶されたアップデー
    タを再生する再生手段を有し、この再生手段により記憶
    媒体から再生されたアップデータに基づいて、少なくと
    も上記システムプログラムのアップデートを行うことを
    特徴とするエンタテインメントシステム。
  14. 【請求項14】 請求項10から請求項13のうち、い
    ずれか一項記載のエンタテインメントシステムであっ
    て、 上記端末装置は、上記サーバ装置からアップデータをダ
    ウンロードし、このサーバ装置からダウンロードされた
    アップデータに基づいて、少なくとも上記システムプロ
    グラムのアップデートを行うことを特徴とするエンタテ
    インメントシステム。
  15. 【請求項15】 請求項11から請求項14のうち、い
    ずれか一項記載のエンタテインメントシステムであっ
    て、 上記サーバ装置からダウンロードされるコンテンツに
    は、少なくとも暗号化処理が施されており、 上記端末装置は、上記暗号化処理に対応する公開鍵が入
    力された際に、上記記憶手段の第1の領域に対して書き
    込まれたコンテンツを読み出して展開し、これを、ユー
    ザアプリケーションプログラムで読み出しのみ可能な上
    記第2の領域に対して書き込むことを特徴とするエンタ
    テインメントシステム。
  16. 【請求項16】 請求項11から請求項15のうち、い
    ずれか一項記載のエンタテインメントシステムであっ
    て、 少なくとも上記システムプログラム、及びコンテンツの
    うち、いずれか一方にはメッセージダイジェスト関数値
    が付加されており、 上記端末装置は、上記メッセージダイジェスト関数値に
    基づいてデータ列の検査を行うことを特徴とするエンタ
    テインメントシステム。
  17. 【請求項17】 請求項15又は請求項16記載のエン
    タテインメントシステムであって、 上記端末装置は、少なくとも上記公開鍵、及びメッセー
    ジダイジェスト関数値のうち、いずれか一方を、上記サ
    ーバ装置に記憶されているマスターデータと照合する照
    合手段を有することを特徴とするエンタテインメントシ
    ステム。
  18. 【請求項18】 請求項10から請求項17のうち、い
    ずれか一項記載のエンタテインメントシステムであっ
    て、 上記コンテンツは、所定のアーカイブ形式のコンテンツ
    であることを特徴とするエンタテインメントシステム。
  19. 【請求項19】 ダウンロードされたコンテンツを、該
    コンテンツのダウンロードを行う端末装置のシステムプ
    ログラムのみ書き込み及び読み出しを行うことが可能な
    記憶手段の第1の領域に対して書き込み、 所定の情報に基づいて、上記第1の領域に対して書き込
    まれたコンテンツを読み出し、これを、ユーザアプリケ
    ーションプログラムで読み出しのみ可能な第2の領域に
    対して書き込むコンテンツの取り扱い方法。
  20. 【請求項20】 ダウンロードされたコンテンツを、該
    コンテンツのダウンロードを行う端末装置のシステムプ
    ログラムのみ書き込み及び読み出しを行うことが可能な
    記憶手段の第1の領域に対して書き込むステップと、 所定の情報に基づいて、上記第1の領域に対して書き込
    まれたコンテンツを読み出し、これを、ユーザアプリケ
    ーションプログラムで読み出しのみ可能な第2の領域に
    対して書き込むステップとをコンピュータに実行させる
    ための情報処理プログラムを記憶したコンピュータ読み
    取り可能な記憶媒体。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の記憶媒体であって、 上記第2の領域に書き込まれたコンテンツを実行するこ
    とで形成されたデータを、上記システムプログラム及び
    ユーザアプリケーションプログラムの両方のプログラム
    に基づく書き込み及び読み出しが可能な第3の領域に書
    き込むステップと、 上記第3の領域に書き込んだデータを、上記システムプ
    ログラムのみ介入可能なタイミングで消去するステップ
    とを有する情報処理プログラムを記憶したコンピュータ
    読み取り可能な記憶媒体。
  22. 【請求項22】 請求項20又は請求項21記載の記憶
    媒体であって、 記憶媒体からアップデータを再生するステップと、 上記記憶媒体から再生されたアップデータに基づいて、
    少なくとも上記システムプログラムのアップデートを行
    うステップとを有する情報処理プログラムを記憶したコ
    ンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  23. 【請求項23】 請求項20から請求項22のうち、い
    ずれか一項記載の記憶媒体であって、 ネットワークを介してダウンロードされたアップデータ
    に基づいて、少なくとも上記システムプログラムのアッ
    プデートを行うステップを有する情報処理プログラムを
    記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  24. 【請求項24】 請求項20から請求項23のうち、い
    ずれか一項記載の記憶媒体であって、 少なくとも暗号化処理が施されている上記コンテンツ
    の、該暗号化処理に対応する公開鍵が入力された際に、
    上記記憶手段の第1の領域に対して書き込まれたコンテ
    ンツを読み出して展開するステップと、 上記ステップで読み出したコンテンツを、ユーザアプリ
    ケーションプログラムで読み出しのみ可能な上記第2の
    領域に対して書き込むステップとを有する情報処理プロ
    グラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
  25. 【請求項25】 請求項20から請求項24のうち、い
    ずれか一項記載の記憶媒体であって、 少なくとも上記システムプログラム、及びコンテンツの
    うち、いずれか一方に付加されたメッセージダイジェス
    ト関数値に基づいてデータ列の検査を行うステップを有
    する情報処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体。
  26. 【請求項26】 請求項24又は請求項25記載の記憶
    媒体であって、 少なくとも上記公開鍵、及びメッセージダイジェスト関
    数値のうち、いずれか一方を、上記サーバ装置に記憶さ
    れているマスターデータと照合することで、上記公開
    鍵、或いはメッセージダイジェスト関数値の検査を行う
    ステップを有する情報処理プログラムを記憶したコンピ
    ュータ読み取り可能な記憶媒体。
  27. 【請求項27】 請求項20から請求項26のうち、い
    ずれか一項記載の記憶媒体であって、 上記コンテンツは所定のアーカイブ形式のコンテンツで
    あることを特徴とする情報処理プログラムを記憶したコ
    ンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  28. 【請求項28】 ダウンロードされたコンテンツを、該
    コンテンツのダウンロードを行う端末装置のシステムプ
    ログラムのみ書き込み及び読み出しを行うことが可能な
    記憶手段の第1の領域に対して書き込みを行うステップ
    と、 所定の情報に基づいて、上記第1の領域に対して書き込
    まれたコンテンツを読み出し、これを、ユーザアプリケ
    ーションプログラムで読み出しのみ可能な第2の領域に
    対して書き込むステップとをコンピュータに実行させる
    ための情報処理プログラム。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の情報処理プログラム
    であって、 上記第2の領域に書き込まれたコンテンツを実行するこ
    とで形成されたデータを、上記システムプログラム及び
    ユーザアプリケーションプログラムの両方のプログラム
    に基づく書き込み及び読み出しが可能な第3の領域に書
    き込むステップと、 上記第3の領域に書き込んだデータを、上記システムプ
    ログラムのみ介入可能なタイミングで消去するステップ
    とを有する情報処理プログラム。
  30. 【請求項30】 請求項28又は請求項29記載の情報
    処理プログラムであって、 記憶媒体からアップデータを再生するステップと、 上記記憶媒体から再生されたアップデータに基づいて、
    少なくとも上記システムプログラムのアップデートを行
    うステップとを有する情報処理プログラム。
  31. 【請求項31】 請求項28から請求項30のうち、い
    ずれか一項記載の情報処理プログラムであって、 ネットワークを介してダウンロードされたアップデータ
    に基づいて、少なくとも上記システムプログラムのアッ
    プデートを行うステップを有する情報処理プログラム。
  32. 【請求項32】 請求項28から請求項31のうち、い
    ずれか一項記載の情報処理プログラムであって、 少なくとも暗号化処理が施されている上記コンテンツ
    の、該暗号化処理に対応する公開鍵が入力された際に、
    上記記憶手段の第1の領域に対して書き込まれたコンテ
    ンツを読み出して展開するステップと、 上記ステップで読み出したコンテンツを、ユーザアプリ
    ケーションプログラムで読み出しのみ可能な上記第2の
    領域に対して書き込むステップとを有する情報処理プロ
    グラム。
  33. 【請求項33】 請求項28から請求項32のうち、い
    ずれか一項記載の情報処理プログラムであって、 少なくとも上記システムプログラム、及びコンテンツの
    うち、いずれか一方に付加されたメッセージダイジェス
    ト関数値に基づいてデータ列の検査を行うステップを有
    する情報処理プログラム。
  34. 【請求項34】 請求項32又は請求項33記載の情報
    処理プログラムであって、 少なくとも上記公開鍵、及びメッセージダイジェスト関
    数値のうち、いずれか一方を、上記サーバ装置に記憶さ
    れているマスターデータと照合することで、上記公開
    鍵、或いはメッセージダイジェスト関数値の検査を行う
    ステップを有する情報処理プログラム。
  35. 【請求項35】 請求項28から請求項34のうち、い
    ずれか一項記載の情報処理プログラムであって、 上記コンテンツは所定のアーカイブ形式のコンテンツで
    あることを特徴とする情報処理プログラム。
JP2001333460A 2000-11-02 2001-10-30 端末装置、エンタテインメントシステム、コンテンツの取り扱い方法、情報処理プログラムが記憶された記憶媒体、及び情報処理プログラム Pending JP2002202913A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001333460A JP2002202913A (ja) 2000-11-02 2001-10-30 端末装置、エンタテインメントシステム、コンテンツの取り扱い方法、情報処理プログラムが記憶された記憶媒体、及び情報処理プログラム
PCT/JP2001/009558 WO2002037286A1 (fr) 2000-11-02 2001-10-31 Terminal capable d"empecher l"utilisation abusive d"un contenu distribue par le reseau
EP01978980.9A EP1331568B1 (en) 2000-11-02 2001-10-31 Terminal capable of preventing false use of content distributed over network
US10/003,634 US7000104B2 (en) 2000-11-02 2001-11-02 Terminal device for authorizing use of content distributed through a network

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-336541 2000-11-02
JP2000336541 2000-11-02
JP2001333460A JP2002202913A (ja) 2000-11-02 2001-10-30 端末装置、エンタテインメントシステム、コンテンツの取り扱い方法、情報処理プログラムが記憶された記憶媒体、及び情報処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002202913A true JP2002202913A (ja) 2002-07-19

Family

ID=26603382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001333460A Pending JP2002202913A (ja) 2000-11-02 2001-10-30 端末装置、エンタテインメントシステム、コンテンツの取り扱い方法、情報処理プログラムが記憶された記憶媒体、及び情報処理プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7000104B2 (ja)
EP (1) EP1331568B1 (ja)
JP (1) JP2002202913A (ja)
WO (1) WO2002037286A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005020235A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Nec Access Technica Ltd コンテンツ録画予約サービスシステム及びその方法及びそのプログラム
JP2011258238A (ja) * 2011-09-14 2011-12-22 Seiko Instruments Inc 受信装置、コンテンツ取得方法及びコンテンツ取得プログラム
JP2013069250A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Toshiba Corp 記憶装置および書き込み装置
JP2018133092A (ja) * 2018-03-12 2018-08-23 富士通株式会社 制御プログラム
WO2021015174A1 (ja) * 2019-07-25 2021-01-28 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント ストレージ管理装置、ストレージ管理方法およびプログラム

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030050957A1 (en) * 2001-09-07 2003-03-13 Atul Hatalkar Delegating scheduling tasks to clients
JP2003186851A (ja) * 2001-12-14 2003-07-04 Sony Corp コンピュータプログラム、クライアントコンピュータ、およびコンテンツ配信方法
JP4613487B2 (ja) * 2003-11-07 2011-01-19 ソニー株式会社 電子機器、情報処理システム、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
KR20060015115A (ko) * 2004-08-13 2006-02-16 삼성전자주식회사 스케줄 기능을 구비한 멀티미디어 컨텐츠 디스플레이시스템 및 그 컨텐츠 재생 방법
JP2007041917A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Yamaha Corp コンテンツ配信システム、コンテンツ再生装置、コンテンツ提供サーバ、及びそれらに用いるプログラム
US20080095052A1 (en) * 2006-07-27 2008-04-24 Patrick Julien Network Control Time Spans
CN101848049A (zh) * 2010-03-18 2010-09-29 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 基于数字广播的信息服务系统
US9782674B2 (en) 2011-01-07 2017-10-10 Ganz Synchronizing system for gameplaying

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5654746A (en) * 1994-12-01 1997-08-05 Scientific-Atlanta, Inc. Secure authorization and control method and apparatus for a game delivery service
JP3746141B2 (ja) * 1996-09-18 2006-02-15 株式会社東芝 アクセス制御方法及び情報利用装置
US5991804A (en) * 1997-06-20 1999-11-23 Microsoft Corporation Continuous media file server for cold restriping following capacity change by repositioning data blocks in the multiple data servers
JPH11212854A (ja) * 1998-01-23 1999-08-06 Ai Soft Kk 情報取得装置、情報取得方法および情報取得プログラムを記録した媒体
JPH11259574A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ライセンス管理方法及びシステム及びユーザ端末装置及びライセンス管理プログラムを格納した記憶媒体
JP2000076135A (ja) * 1998-08-27 2000-03-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> プロセッサのメモリ保護方法及びプロセッサのメモリを保護されたicカード
JP2000122539A (ja) * 1998-10-16 2000-04-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 著作物保護システム
JP2000216773A (ja) * 1999-01-22 2000-08-04 Toyo Commun Equip Co Ltd 暗号化情報の正当性を判断する方法及び装置
JP4370018B2 (ja) * 1999-03-12 2009-11-25 三菱電機株式会社 ソフトウェア転送システム
JP2000268096A (ja) * 1999-03-18 2000-09-29 Dainippon Printing Co Ltd コンテンツ配信システム及びそのサーバ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005020235A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Nec Access Technica Ltd コンテンツ録画予約サービスシステム及びその方法及びそのプログラム
JP2011258238A (ja) * 2011-09-14 2011-12-22 Seiko Instruments Inc 受信装置、コンテンツ取得方法及びコンテンツ取得プログラム
JP2013069250A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Toshiba Corp 記憶装置および書き込み装置
JP2018133092A (ja) * 2018-03-12 2018-08-23 富士通株式会社 制御プログラム
WO2021015174A1 (ja) * 2019-07-25 2021-01-28 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント ストレージ管理装置、ストレージ管理方法およびプログラム
JPWO2021015174A1 (ja) * 2019-07-25 2021-12-23 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント ストレージ管理装置、ストレージ管理方法およびプログラム
JP7314276B2 (ja) 2019-07-25 2023-07-25 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント ストレージ管理装置、ストレージ管理方法およびプログラム
US11954328B2 (en) 2019-07-25 2024-04-09 Sony Interactive Entertainment Inc. Storage management device, storage management method, and program

Also Published As

Publication number Publication date
EP1331568A4 (en) 2006-09-20
US20020083326A1 (en) 2002-06-27
WO2002037286A1 (fr) 2002-05-10
US7000104B2 (en) 2006-02-14
EP1331568B1 (en) 2013-09-04
EP1331568A1 (en) 2003-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002202927A (ja) エンタテインメントシステム、サーバ装置、コンテンツの配信方法、コンテンツ配信プログラム、及びコンテンツ配信プログラムが記憶された記憶媒体
US10949823B2 (en) Information processing system, information processing apparatus, method and program
KR100430158B1 (ko) 인터넷방송의 콘텐츠 위탁 영업 시스템 및 방법
EP1931112B1 (en) Information processing device, download method, download interruption method, download resuming method, and program
US20030237097A1 (en) Peer to peer broadcast acquisition
JP2004007063A (ja) コンテンツ再生制御装置、データ管理装置、蓄積型コンテンツ配信システム、コンテンツの配信方法、コンテンツ配信サーバ、制御データ送信サーバ、プログラム
JP2004265335A (ja) 情報処理装置および方法、並びにプログラム
GB2408605A (en) Secure content distribution
US20020147985A1 (en) Video distribution system and video distribution method
JP2002202913A (ja) 端末装置、エンタテインメントシステム、コンテンツの取り扱い方法、情報処理プログラムが記憶された記憶媒体、及び情報処理プログラム
KR100666941B1 (ko) 동일 컨텐츠에 대한 중복 다운로드 관리 방법
JP4764943B2 (ja) 動作制御装置、動作制御方法、ライセンス提供システム、動作制御プログラム、および記録媒体
JP2000165845A (ja) 時間指定番組コンテンツ受信方法、システムおよび媒体
US8239508B2 (en) Storage system and data management method in storage system
JP2007034895A (ja) 情報管理装置、情報管理方法、及び情報管理システム
US7734548B2 (en) Methods, systems, and products for providing electronic media
JP2002010234A (ja) コンテンツ配信システム及び方法、情報提供装置、情報端末、記録媒体
JP2001258009A (ja) 電子メディア配信システム
WO2002013027A1 (fr) Systeme de distribution de contenus et dispositif de reproduction de contenus distribues
JP2008016040A (ja) 課金管理サーバ
JP4543881B2 (ja) コンテンツ再生方法、再生プログラム、および再生装置
JP4308958B2 (ja) 放送受信端末
JP2002197370A (ja) 課金管理システム、プログラムおよび情報記憶媒体
JP2003345662A (ja) コンテンツデータ再生装置、コンテンツデータ配信サーバ、コンテンツデータ管理システム及びコンテンツデータ再生プログラム
JPH11149707A (ja) ディジタルコンテンツ配信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050329