JP2002202624A - 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 - Google Patents

静電荷像現像用トナー及びその製造方法

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JP2002202624A
JP2002202624A JP2001274512A JP2001274512A JP2002202624A JP 2002202624 A JP2002202624 A JP 2002202624A JP 2001274512 A JP2001274512 A JP 2001274512A JP 2001274512 A JP2001274512 A JP 2001274512A JP 2002202624 A JP2002202624 A JP 2002202624A
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Kazuo Mitsuhashi
和夫 三ツ橋
Tomoko Ishikawa
智子 石川
Munehiro Sakamoto
宗寛 坂本
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐オフセット性、低温定着性、OHP透明
性、高解像度が達成されたトナー及びその製造方法を提
供する。 【解決手段】 少なくとも重合体一次粒子を凝集させる
ことにより得られる静電荷現像用トナーにおいて、トナ
ーがペンタエリスリトールのカルボン酸エステルを含有
することを特徴とする静電荷現像用トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機及びプリンターに用いられる静電荷像現像用トナー
に関する。さらに詳しくは、乳化重合凝集法により製造
される静電荷像現像用トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法において従来一般に広く用い
られてきた静電荷像現像用トナーは、スチレン/アクリ
レート系共重合体に、カーボンブラックや顔料のような
着色剤、帯電制御剤及び/または磁性体を含む混合物を
押出機により溶融混練し、ついで粉砕・分級することに
よって製造されてきた。しかし、上記のような溶融混練
/粉砕法で得られる従来のトナーは、トナーの粒径制御
に限界があり、実質的に12μm以下、特に8μm以下
の平均粒径のトナーを歩留まり良く製造することが困難
であり、今後電子写真に要求される高解像度化を達成す
るためには十分なものとは言えなかった。
【0003】また、低温定着性を達成するために、混練
時に低軟化点のワックスをトナー中にブレンドする方法
が提案されているが、混練/粉砕法に於いては5%程度
のブレンドが限界であり、十分な低温定着性能及び十分
なOHP透明性を示すトナーを得ることができなかっ
た。特開平9−43909号公報及びWO98/203
96には、ペンタエリスリトールのカルボン酸エステル
を含む多価アルコールとカルボン酸からなる多官能エス
テル化合物をワックスとして含有するトナーが開示され
ている。これらは、具体的には懸濁重合法によるトナー
であって、定着性は改善されるものの、粒径分布等の点
で必ずしも十分満足されるものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来用いら
れていた静電荷像現像用トナーの欠点を克服し、高解像
度、低温定着性、耐オフセット性、OHP透明性を満足
させる新規のトナーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討した結果、乳化重合凝集法で得られる
トナーのワックスとしてペンタエリスリトールのカルボ
ン酸エステルを用いることにより上記課題が解決できる
ことを見出し本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、少なくとも重
合体一次粒子を凝集させることにより得られる静電荷像
現像用トナーにおいて、トナーがペンタエリスリトール
のカルボン酸エステルを含有することを特徴とする静電
荷像現像用トナーに存する。
【0007】本発明の別の要旨は、少なくとも1種の多
官能モノマーを含むモノマー混合物を乳化重合法により
重合して重合体一次粒子とし、これとペンタエリスリト
ールのカルボン酸エステル微粒子とを共凝集して体積平
均粒径3〜12μmの粒子凝集体とすることを特徴とす
る静電荷像現像用トナーの製造方法に存する。
【0008】また、本発明の別の要旨は、少なくとも1
種の多官能モノマーを含むモノマー混合物を、ペンタエ
リスリトールのカルボン酸エステル微粒子をシードとし
て乳化重合法により重合して重合体一次粒子とし、これ
を凝集して体積平均粒径3〜12μmの粒子凝集体とす
ることを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法に
存する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の静電荷像現像用トナーは、乳化重合法により重
合体一次粒子を製造し、該重合体一次粒子、着色剤、及
び必要に応じて帯電制御剤、流動化剤等のその他の添加
剤を共凝集して粒子凝集体とし、これに樹脂微粒子を付
着又は固着してなるものであって、ワックスとしてトナ
ー中にペンタエリスリトールのカルボン酸エステルを含
有することを特徴とする。
【0010】本発明に用いられるペンタエリスリトール
のカルボン酸エステルは、ペンタエリスリトールの4つ
の水酸基の全部または一部がカルボン酸とエステル結合
することによって生成する化合物である。エステル結合
を生成するカルボン酸としては、特に制限はないが、ス
テアリン酸等の飽和脂肪族カルボン酸、オレイン酸等の
不飽和脂肪族カルボン酸が好ましい。脂肪族カルボン酸
の炭素数は、10以上が好ましく、15以上が更に好ま
しく、また、50以下が好ましく、40以下が更に好ま
しい。また、ペンタエリスリトールの4つ水酸基の内、
2個以上がエステル結合となっているものが好ましく、
3個以上がエステル結合となっているものが更に好まし
い。また、ペンタエリスリトールのカルボン酸エステル
の融点としては、30℃以上が好ましく、40℃が更に
好ましい。また、100℃以下が好ましく、90℃以下
が更に好ましい。融点が低すぎると定着後にワックスが
表面に露出してべたつきを生じやすく、融点が高すぎる
と低温での定着が劣る傾向にある。
【0011】本発明においては、ペンタエリスリトール
のカルボン酸エステル以外のワックスも併用して用いる
ことができるが、本発明の効果を有効に発揮するために
は、他のワックスと併用する場合であってもワックス全
体中のペンタエリスリトールのカルボン酸エステルの含
有量は、通常30%以上であり、50%以上が好まし
く、60%以上が更に好ましい。
【0012】ペンタエリスリトールのカルボン酸エステ
ルと併用して用いることができる他のワックスとして
は、融点が概ね30〜100℃のワックスであれば、公
知のものをいずれも使用することができるが、具体的に
は低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、共
重合ポリエチレン等のオレフィン系ワックス、パラフィ
ンワックス、ベヘン酸ベヘニル、モンタン酸エステル、
ステアリン酸ステアリル等の長鎖脂肪族基を有するエス
テル系ワックス、水添ひまし油カルナバワックス等の植
物系ワックス、ジステアリルケトン等の長鎖アルキル基
を有するケトン、アルキル基を有するシリコーン、ステ
アリン酸等の高級脂肪酸、長鎖脂肪酸アルコール、オレ
イン酸アミド、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミ
ド、脂肪族カルボン酸の糖類エステル等が例示される。
【0013】本発明で用いるワックス微粒子は、上記ワ
ックスを公知のカチオン界面活性剤、アニオン界面活性
剤、ノニオン界面活性剤の中から選ばれる少なくともひ
とつの乳化剤の存在下に乳化して得られる。本発明で
は、これらワックス微粒子を用い、樹脂のシード重合に
供する。もしくは上記ワックス微粒子と以下に説明する
重合体一次粒子分散液及び着色剤微粒子等と共凝集させ
る。
【0014】乳化剤として用いられるカチオン界面活性
剤の具体例としては、ドデシルアンモニウムクロライ
ド、ドデシルアンモニウムブロマイド、ドデシルトリメ
チルアンモニウムブロマイド、ドデシルピリジニウムク
ロライド、ドデシルピリジニウムブロマイド、ヘキサデ
シルトリメチルアンモニウムブロマイド等が挙げられ
る。また、アニオン界面活性剤の具体例としては、ステ
アリン酸ナトリウム、ドデカン酸ナトリウム等の脂肪酸
石けん、硫酸ドデシルナトリウム、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム等が挙げ
られる。
【0015】さらにノニオン界面活性剤の具体例として
は、ドデシルポリオキシエチレンエーテル、ヘキサデシ
ルポリオキシエチレンエーテル、ノニルフェニルポリオ
キシエチレンエーテル、ラウリルポリオキシエチレンエ
ーテル、ソルビタンモノオレアートポリオキシエチレン
エーテル、モノデカノイルショ糖等が挙げられる。
【0016】ワックス微粒子の重量平均粒径は、0.0
1μm以上が好ましく、0.03μm以上が更に好まし
く、0.05μm以上が特に好ましい。また、3μm以
下が好ましく、1μm以下が更に好ましく、0.8μm
以下が特に好ましい。ワックス微粒子の平均粒径が3μ
mよりも大きい場合にはシード重合して得られる重合体
粒子の平均粒径が大きくなりすぎるために、トナーとし
て高解像度を要求される用途には不適当である。また、
微粒子の平均粒径が0.01μmよりも小さい場合に
は、分散液を作製するのが困難である。
【0017】ペンタエリスリトールのカルボン酸エステ
ルは、通常、バインダー樹脂100重量部に対して1重
量部以上、好ましくは5重量部以上、更に好ましくは1
0重量部以上、また、通常40重量部以下、好ましくは
35重量部以下、更に好ましくは30重量部以下で用い
られる。ペンタエリスリトールのカルボン酸エステル
は、カルボン酸部の炭素数や、エステルの個数によって
融点が異なるが、融点が30〜100℃のものの使用量
が上記範囲内で有れば、その他各種、ワックスとして融
点が100℃以上のものを共用しても構わない。トナー
にワックスを含有させる方法としては、具体的には例え
ば、ワックス微粒子とワックスを含有しない重合体一次
粒子を共凝集させる方法、ワックス微粒子をシードとし
てモノマー混合物をシード乳化重合し、ワックスを内包
した重合体一次粒子を作製して、これを凝集する方法が
挙げられる。本発明のトナーにおいては、ワックスのト
ナー中での分散性を考慮すると、ワックス微粒子をシー
ドとして用いた方が好ましい。また、本発明の趣旨をは
ずれない範囲で、ワックス以外の成分、例えば顔料、帯
電制御剤、等を同時にシードとして用いても構わない。
【0018】ワックス微粒子の存在下でシード乳化重合
をするに当たっては、逐次、極性基を有するモノマー
(ブレンステッド酸性基を有するモノマーもしくは塩基
性官能基有するモノマー)及びその他のモノマーとを添
加する事により、ワックス微粒子を含有するエマルジョ
ン内で重合を進行させる。この際、モノマー同士は別々
に加えても良いし、予め複数のモノマー混合しておいて
添加しても良い。更に、モノマー添加中にモノマー組成
を変更することも可能である。また、モノマーはそのま
ま添加しても良いし、予め水や界面活性剤などと混合、
調整した乳化液として添加することもできる。
【0019】シード乳化重合を進行するにあたっては、
乳化剤を一定量ワックスを含有するエマルジョン(乳化
液)に添加してもかまわない。また重合開始剤の添加時
期は、モノマー添加前、モノマーと同時添加、モノマー
添加後のいずれでも良く、またこれらの添加方法の組み
合わせであっても構わない。以上の様にして得られる重
合体一次粒子は、実質的にワックスを包含した形の重合
体粒子であるが、そのモルフォロジーとしては、コアシ
ェル型、相分離型、オクルージョン型、等いずれの形態
をとっていてもよく、またこれらの形態の混合物であっ
てもよい。特に好ましいのはコアシェル型である。
【0020】本発明で用いられるブレンステッド酸性基
を有するモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、フマル酸、ケイ皮酸、等のカルボキシ
ル基を有するモノマー、スルホン化スチレン等のスルホ
ン酸基を有するモノマー、等があげられる。また、ブレ
ンステッド塩基性基を有するモノマーとしては、アミノ
スチレン、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチ
ルアミノエチルメタクリレート等のアミノ基を有するモ
ノマー、ビニルピリジン等の窒素含有複素環含有モノマ
ー等を挙げることができる。
【0021】その他のコモノマーとしては、スチレン、
メチルスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、
p−tert−ブチルスチレン、p−ブチルスチレン、
p−ノニルスチレン、等のスチレン類、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ヒドロキ
シエチル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリ
ル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸エチルヘキシル、
等の(メタ)アクリル酸エステル、アクリル酸ジメチル
アミド等のアクリルアミドを挙げることができる。この
中で、特にスチレン、ブチルアクリレートが特に好まし
い。
【0022】本発明においては、上述のモノマーと共
に、多官能性モノマーを重合成分として用いることによ
り樹脂を架橋し、重合体一次粒子の架橋度をテトラヒド
ロフラン不溶分が1〜80重量%、特に15〜70重量
%となるように制御するのが好ましい。テトラヒドロフ
ラン不溶分としては更に好ましくは20重量%以上であ
り、特に好ましくは25重量%以上である。ここでテト
ラヒドロフラン不溶分は架橋の程度を表す指標であり、
テトラヒドロフラン不溶分が大きいほど樹脂の架橋度が
高いことを意味する。架橋度が低すぎるとオフセットが
起こりやすく、高すぎるとOHP透明性が低下する傾向
にある。また、後述する着色剤は通常テトラヒドロフラ
ンには溶解せず、更に、後述する帯電制御剤はテトラヒ
ドロフランに溶解する場合と溶解しない場合があるが、
通常、帯電制御剤は他の成分に対してその使用割合が少
ない。これらを考慮して、テトラヒドフラン不溶分の割
合を決めればよい。本発明のトナー全体のテトラヒドロ
フラン不溶分は12〜90重量%が好ましく、特に15
〜80重量%が好ましい。テトラヒドロフラン不溶分は
更に好ましくは20重量%以上であり、特に好ましくは
45重量%である。
【0023】本発明に用いられる多官能性モノマーと
は、分子内にラジカル重合性を有するエチレン性二重結
合を少なくとも2個有するモノマーを意味する。本発明
に用いられる多官能性モノマーとしては、例えばジビニ
ルベンゼン、ヘキサンジオールジアクリレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコール
ジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレー
ト、トリエチレングリコールジアクリレート、ネオペン
チルグリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコ
ールアクリレート等が挙げられる。また、反応性基をペ
ンダントグループに有するモノマー、例えばグリシジル
メタクリレート、メチロールアクリルアミド、アクロレ
イン等を用いることが可能である。これらの内、ジビニ
ルベンゼン、ヘキサンジオールジアクリレートが好まし
い。
【0024】本発明では、重合体一次粒子及びワックス
粒子と同時に、あるいはワックスを内包化した重合体一
次粒子と同時に着色剤一次粒子を凝集させて粒子凝集体
を形成しトナー芯材とするが、ここで用いられる着色剤
としては、無機顔料又は有機顔料、有機染料のいずれで
も良く、またはこれらの組み合わせでもよい。
【0025】着色剤一次粒子に用いられる着色剤の具体
的な例としては、カーボンブラック、アニリンブルー、
フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、ハン
ザイエロー、ローダミン系染顔料、クロムイエロー、キ
ナクリドン、ベンジジンイエロー、ローズベンガル、ト
リアリルメタン系染料、モノアゾ系、ジスアゾ系、縮合
アゾ系染顔料など、公知の任意の染顔料を単独あるいは
混合して用いることができる。フルカラートナーの場合
にはイエローはベンジジンイエロー、モノアゾ系、縮合
アゾ系染顔料、マゼンタはキナクリドン、モノアゾ系染
顔料、シアンはフタロシアニンブルーをそれぞれ用いる
のが好ましい。着色剤は、バインダー樹脂100重量部
に対して好ましくは3重量部以上、更に好ましくは5重
量部以上、また、好ましくは20重量部以下、更に好ま
しくは10重量部以下の範囲で用いられる。これらの着
色剤も乳化剤の存在下で水中に乳化させエマルジョンの
状態で用いるが、平均粒径としては、0.01〜3μm
のものを用いるのが好ましい。
【0026】帯電制御剤としては、公知の任意のものを
単独ないしは併用して用いることができる。カラートナ
ー適応性(帯電制御剤自体が無色ないしは淡色でトナー
への色調障害がないこと)を勘案すると、正荷電性とし
ては4級アンモニウム塩化合物が、負荷電性としてはサ
リチル酸もしくはアルキルサリチル酸のクロム、亜鉛、
アルミニウムなどとの金属塩、金属錯体や、ベンジル酸
の金属塩、金属錯体、アミド化合物、フェノール化合
物、ナフトール化合物、フェノールアミド化合物、4,
4’ーメチレンビス[2−[N−(4−クロロフェニル)
アミド]−3−ヒドロキシナフタレン]等のヒドロキシナ
フタレン化合物が好ましい。その使用量はトナーに所望
の帯電量により決定すればよいが、バインダー樹脂10
0重量部に対し、好ましくは0.01重量部以上、更に
好ましくは0.1重量部以上、特に好ましくは1重量部
以上、また、好ましくは10重量部以下、更に好ましく
は8重量部以下、特に好ましくは5重量部以下の範囲で
用いる。
【0027】本発明では、トナー中に帯電制御剤を含有
させる方法として、重合体一次粒子を得る際に、帯電制
御剤を単独或いはワックスと同時にシードして用いた
り、帯電制御剤をモノマーあるいはワックスに溶解又は
分散させて用いたり、重合体一次粒子と同時に帯電制御
剤一次粒子を凝集させて粒子凝集体を形成し、トナーと
しても構わないが、樹脂微粒子を付着又は固着する工程
の前又は工程と同時に又は工程の後に帯電制御剤一次粒
子を付着又は固着することが好ましい。この場合帯電制
御剤も水中で平均粒径、0.01〜3μmのエマルジョ
ン(帯電制御剤一次粒子)として使用する。
【0028】次に、本発明のトナーにおいては、重合一
次粒子を含む粒子凝集体をそのまま、あるいは外添剤を
添加してトナーとして用いても良いが、更に、樹脂微粒
子を被覆(付着又は固着)してトナー粒子を形成するの
が好ましい。樹脂微粒子を被覆した場合には、帯電制御
剤、ワックスなどがトナー表面に現れることが押さえら
れるので、帯電性を良好にし、装置の汚れ性を低減する
ことができる。トナー芯材を被覆する樹脂微粒子として
は、好ましくは、体積平均粒径が0.02μm以上、更
に好ましくは0.05μm以上、また、好ましくは3μ
m以下、更に好ましくは1.5μm以下であって、前述
の重合体一次粒子に用いられるモノマーと同様なモノマ
ーを重合して得られたもの等を用いることができる。樹
脂微粒子は、乳化剤(前述の界面活性剤)により水又は
水を主体とする液中に分散してエマルションとして用い
るが、乳化重合法によって得られた樹脂微粒子を用いる
ことが好ましい。また、前述のワックス微粒子をシード
として乳化重合した樹脂微粒子も好適に用いられる。
【0029】被覆する樹脂微粒子の使用量としては、粒
子凝集体を構成する樹脂100重量部に対し、好ましく
は1重量部以上、更に好ましくは3重量部以上、特に好
ましくは5重量部以上であり、また、好ましくは80重
量部以下、更に好ましくは40重量部以下、特に好まし
くは20重量部以下である。また、粒子凝集体に樹脂微
粒子を被覆するに先立って、又は樹脂微粒子を被覆した
後に、重合体一次粒子のガラス転移点以上の温度で粒子
凝集体を融着してもよい。
【0030】本発明の好ましい態様においては、上述の
重合体一次粒子、着色剤一次粒子、及び必要に応じて帯
電制御剤微粒子、ワックス微粒子、その他の内添剤を、
それぞれ乳化して乳化液とし、これらを共凝集して粒子
凝集体とする。凝集を行う各成分のうち、荷電制御剤分
散液は、凝集工程の途中で添加しても良く、凝集工程後
に添加しても良い。ここで、凝集工程においては、1)
加温して凝集を行う方法と、2)電解質を加えて凝集を
行う方法とがある。
【0031】加温して凝集を行う場合に、凝集温度とし
ては具体的には、5℃〜Tgの温度範囲(但し、Tgは
重合体一次粒子のガラス転移温度)であり、Tg−10
℃〜Tg−5℃の範囲が好ましい。上記温度範囲であれ
ば、電解質を用いることなく好ましいトナー粒径に凝集
させることができる。また、加温して凝集を行う場合、
凝集工程に引き続いて熟成工程を行う場合には、凝集工
程と熟成工程が連続的に行われその境界は曖昧となる場
合があるが、Tg−20℃〜Tgの温度範囲に少なくと
も30分間保持する工程があれば、これを凝集工程とみ
なす。凝集温度は所定の温度で通常少なくても30分保
持することにより所望の粒径のトナー粒子とすることが
好ましい。所定の温度までは一定速度で昇温しても良い
し、ステップワイズに昇温しても良い。保持時間は、T
g−20℃〜Tgの範囲で30分以上8時間以下が好ま
しく、1時間以上4時間未満がさらに好ましい。このよ
うにすることによって、小粒径であり、粒度分布のシャ
ープなトナーを得ることができる。
【0032】また、混合分散液に電解質を添加して凝集
を行う場合の電解質としては、有機の塩、無機塩のいず
れでも良いが、好ましくは1価あるいは2価以上の多価
の金属塩が好ましく用いられる。具体的には、NaC
l、KCl、LiCl、Na2SO4、K2SO4、Li2
SO4、MgCl2、CaCl2、MgSO4、CaS
4、ZnSO4、Al2(SO43、Fe2(SO43
CH3COONa、C65SO3Na等が挙げられる。電
解質の添加量は、電解質の種類によっても異なるが、通
常は混合分散液の固形成分100重量部に対して、0.
05〜25重量部が用いられる。好ましくは0.1〜1
5重量部、更に好ましくは0.1〜10重量部である。
電解質添加量が上記範囲より著しく少ない場合には、凝
集反応の進行が遅くなり凝集反応後も1μm以下の微粉
が残ったり、得られた凝集粒子の平均粒径が3μm以下
となるなどの問題を生じる傾向にある。また、電解質添
加量が上記範囲より著しく多い場合には、急速で制御の
困難な凝集となりやすく、得られた凝集粒子の中に25
μm以上の粗粉が混じったり、凝集体の形状がいびつで
不定形の物になるなどの問題を生じる傾向にある。ま
た、電解質を加えて凝集を行う場合には、凝集温度は5
℃〜Tgの温度範囲が好ましい。
【0033】更に、凝集で得られた凝集粒子(トナー粒
子)の安定性を増すためにTg〜Tg+80℃、好まし
くはTg+20℃〜Tg+80℃の温度範囲であり、か
つ重合体一次粒子の軟化点以下の温度範囲で、凝集した
粒子間の融着を起こす熟成工程を加えることが好まし
い。熟成工程を加えることにより、トナー粒子の形状も
球状に近いものすることができ、形状制御も可能にな
る。この熟成工程は、通常1時間から24時間であり、
好ましくは1時間〜10時間、特に好ましくは2時間〜
10時間である。
【0034】凝集工程に用いられる反応槽は、通常攪拌
槽型の反応槽が用いられ、形状としては、略円筒状のも
のあるいは略球状のものが好ましく用いられる。反応槽
のが略円筒状の場合、底面の形状は特に制限はないが、
通常の略円弧状のものが好ましく用いられる。攪拌効率
を良好にするためには、混合分散液の体積は、反応槽の
体積の3/4以下が好ましく、2/3以下が更に好まし
い。また、極端に混合分散液の体積が反応溶液の体積に
比べて小さいと、泡立ちが激しく増粘が大きくなり、粗
粉粒子が発生しやすく、攪拌翼の形状によっては攪拌さ
れない場合があり、また、生産効率も低下するので、こ
の比率は、1/10以上が好ましく、1/5以上が更に
好ましい。
【0035】凝集工程に用いる攪拌翼としては、従来公
知であり、市販されている各種の形状の攪拌翼を用いる
ことが出来る。市販の攪拌翼としては、例えば、アンカ
ー翼、フルゾーン翼(神鋼パンテック社製)、サンメラ
ー翼(三菱重工社製)、マックスブレンド翼(住友重機
械工業社製)、Hi−Fミキサー翼(綜研化学社製)、
ダブルヘリカルリボン翼(神鋼パンテック社製)等の攪
拌翼を挙げることができる。また、攪拌槽にはバッフル
を設けても良い。通常はこれらの攪拌翼の中から、反応
液の粘度その他の物性、あるいは反応形態、反応槽の形
状及び大きさ等により好適なものを選択し使用される
が、好ましい攪拌翼としては具体的には、ダブルヘリカ
ルリボン翼またはアンカー翼が挙げられる。
【0036】また、本発明のトナーは、凝集工程の後
に、必要により流動化剤等の添加剤と共にもちいること
ができ、そのような流動化剤としては、具体的には、疎
水性シリカ、酸化チタン、酸化アルミニウム等の微粉末
を挙げることができ、バインダー樹脂100重量部に対
して、好ましくは0.01重量部以上、更に好ましくは
0.1重量部以上、また、好ましくは5重量部以下、更
に好ましくは3重量部以下の範囲で用いられる。
【0037】さらに、本発明のトナーは、マグネタイ
ト、フェライト、酸化セリウム、チタン酸ストロンチウ
ム、導電性チタニア等の無機微粉末やスチレン樹脂、ア
クリル樹脂等の抵抗調節剤や滑剤などが内添剤又は外添
剤として用いられる。これらの添加剤の使用量は所望す
る性能により適宜選定すれば良く、通常バインダー樹脂
100重量部に対し0.05〜10重量部程度が好適で
ある。
【0038】本発明の静電荷像現像用トナーは2成分系
現像剤又は非磁性1成分系現像剤のいずれの形態で用い
てもよい。2成分系現像剤として用いる場合、キャリア
としては、鉄粉、マグネタイト粉、フェライト粉等の磁
性物質またはそれらの表面に樹脂コーティングを施した
モノや磁性キャリア等公知のものを用いることができ
る。樹脂コーティングキャリアの被覆樹脂としては一般
的に知られているスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ス
チレンアクリル共重合系樹脂、シリコーン樹脂、変性シ
リコーン樹脂、フッ素樹脂、またはこれらの混合物等が
利用できる。
【0039】また、本発明のトナーを高解像度のプリン
ターやコピー機に使用する場合、トナーが比較的小粒径
であり、粒度分布がシャープである方が、個々のトナー
粒子の帯電量が均一になりやすいことから好ましい。本
発明のトナーの体積平均粒径としては好ましくは3〜1
2μmであり、更に好ましくは4〜10μmであり、特
に好ましくは5〜9μmである。また、粒度分布を表す
指標として、体積平均粒径(DV)と個数平均粒径
(DN)との比(D V/DN)を用いた場合に、DV/DN
の値が1.24以下が好ましく、1.22以下が更に好
ましく、1.20以下が特に好ましい。DV/DNの値の
最小値は1であり、すべての粒子の径が等しいことを意
味し、高解像の画像形成には有利ではあるが、実際的に
1となるような粒度分布を得ることは極めて困難であ
り、従って製造上の観点からDV/DNは1.03以上で
あり、好ましくは1.05以上である。
【0040】更に、微粉(過小粒径トナー)が多すぎる
と、感光体カブリ、装置内への飛散が多くなり、帯電量
分布が悪くなる傾向となり、また、粗粉(過大粒径トナ
ー)が多すぎると、帯電量分布が悪くなる傾向となり高
解像度の画像を形成するには不適当である。例えば、ト
ナーの平均体積粒径が7〜10μmである場合、5μm
以下の粒径のトナーが、トナー全体の10重量%以下で
あることが好ましく、5重量%以下であることが更に好
ましい。また15μm以上の粒径のトナーが5重量%以
下であることが好ましく、3重量%以下であることが更
に好ましい。
【0041】このような、比較的小粒径であり、粒度分
布がシャープであるトナーを製造する場合には、本発明
の乳化重合凝集法による製造法が、懸濁重合法によるも
のや、混練・粉砕法によるものに比べて有利である。ま
た、トナーの50%円形度は、0.95以上が好まし
く、0.96以上が更に好ましい。50%円形度の最大
値は1であり、これはトナーが実質的に真球状であるこ
とを意味するが、この様なトナーを得ることは困難であ
るので、製造上の観点から、好ましくは0.99以下で
ある。
【0042】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
る。以下の例で「部」とあるのは「重量部」を意味し、
「平均粒径」又は「平均粒子径」とあるのは、特記しな
い限り「体積平均粒径」を意味する。また、平均粒径、
重量平均分子量、ガラス転移点(Tg)、50%円形
度、定着温度幅、OHP透過性、帯電量、耐ブロッキン
グ性、テトラヒドロフラン不溶分及びワックスの融点
は、それぞれ下記の方法により測定した。 体積平均粒径、5μm以下及び15μm以上のトナー粒
子の割合:ホリバ社製LA−500、日機装社製マイク
ロトラックUPA又は、コールター社製コールターカウ
ンターマルチサイザーII型(コールターカウンターと
略)により測定した。 重量平均分子量(Mw):ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィー(GPC)により測定した(装置:東ソー
社製GPC装置HLC−8020、カラム:Polym
er Laboratory社製PL−gel Mix
ed−B 10μm、溶媒:テトラヒドロフラン、試料
濃度:0.1wt%、検量線:標準ポリスチレン)
【0043】ガラス転移点(Tg):パーキンエルマー
社製DSC7により測定した(30℃から100℃まで
7分で昇温し、100℃から−20℃まで急冷し、−2
0℃から100℃まで12分で昇温し、2回目の昇温時
に観察されたTgの値を用いた)。 50%円形度:シスメックス社製フロー式粒子像分析装
置FPIA−2000にてトナーを測定し、下記式より
求められた値の50%における累積粒度値に相当する円
形度を用いた。 円形度=粒子投影面積と同じ面積の円の周長/粒子投影
像の周長
【0044】定着温度幅:未定着のトナー像を担持した
記録紙を用意し、加熱ローラの表面温度を100℃から
220℃まで変化させ、定着ニップ部に搬送し、排出さ
れた時の定着状態を観察した。定着時に加熱ローラにト
ナーのオフセットが生じず、定着後の記録紙上のトナー
が十分に記録紙に接着している温度領域を定着温度領域
とした。定着機の加熱ローラは、芯金としてアルミニウ
ム、弾性体層としてJIS−A規格によるゴム硬度3°
のジメチル系の低温加硫型シリコーンゴム1.5mm
厚、離型層としてPFA(テトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)50μm
厚が用いられており、直径は30mm、日本ゴム協会規
格SRIS 0101に準拠して測定される定着ローラ
表面のゴム硬度は80である。評価は、シリコンオイル
の塗布なしで、ニップ幅は4mmで評価した。定着速度
は120mm/s又は30mm/sで実施した。なお、
評価範囲が100から220℃なので、定着温度の上限
が220℃と記載のものについては、定着温度の真の上
限はさらに高い可能性がある。
【0045】OHP透過性:上記定着ローラを用い、O
HPシート状の未定着のトナー像を、シリコンオイルの
塗布なしで定着させ、分光光度計(日立製作所社製 U
−3210)で、400〜700nmの波長範囲で透過
率を測定し、最も透過率の高かった波長における透過率
(最大透過率(%))と最も透過率の低かった波長にお
ける透過率(最小透過率(%))の差(最大透過率−最
小透過率)値として用いた。なお定着条件は、定着速度
30mm/s、180℃である。 帯電量:トナーを非磁性1成分の現像層(カシオ社製C
olorPagePrestoN4の現像層)に投入
し、ローラを一定数回転させた後、ローラ上のトナーを
吸引し、帯電量と吸引したトナー重量から単位体積あた
りの帯電量を求めた。
【0046】耐ブロッキング性:現像用トナー10gを
円筒形の容器に入れ、20gの荷重をのせ、50℃の環
境下に5時間放置した後トナーを容器から取り出し、上
から荷重をかけることで凝集の程度を確認した。 ○:凝集なし △:凝集しているが軽い荷重で崩れる ×:凝集していて荷重をかけても崩れない
【0047】テトラヒドロフラン不溶分:トナー、重合
体一次粒子、樹脂微粒子のテトラヒドロフラン不溶分の
測定は、試料1gをテトラヒドロフラン50gに加え2
5℃で24時間静置溶解し、セライト10gを用いて濾
過し、濾液の溶媒を留去してテトラヒドロフラン可溶分
を定量し、1gから差し引いてテトラヒドロフラン不溶
分を算出した。 ワックスの融点:セイコーインスツルメンツ社製DSC
−20を用いて、昇温速度10℃/分で測定を行い、D
SCカーブにおいて最大の吸熱を示すピークの頂点の温
度をワックスの融点とした。
【0048】実施例1 (ワックス分散液A)脱塩水68.33部、ペンタエリ
スリトールのステアリン酸エステル(ユニスターH47
6、日本油脂製。融点65℃)30部、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム(ネオゲンSC、第一工業製薬
製、有効成分66%)1.67部を混合し、高圧剪断を
かけ乳化し、エステルワックス微粒子の分散液を得た。
LA−500で測定したエステルワックス微粒子の平均
粒径は350nmであった(これをワックス分散液Aと
する)。
【0049】(重合体一次粒子分散液A)攪拌装置(フ
ルゾーン翼)、加熱冷却装置、濃縮装置、及び各原料・
助剤仕込み装置を備えた反応器(容積2リットル、内径
120mm)にワックス分散液A35部、脱塩水397
部を仕込み、窒素気流下で90℃に昇温して、8%過酸
化水素水溶液1.6部、8%アスコルビン酸水溶液1.
6部を添加した。その後、下記のモノマー類・乳化剤水
溶液の混合物を重合開始から5時間かけて、開始剤水溶
液を重合開始から6時間かけて添加し、さらに30分保
持した。
【0050】
【表1】 [モノマー類] スチレン 79部(237g) アクリル酸ブチル 21部 アクリル酸 3部 オクタンチオール 0.38部 2−メルカプトエタノール 0.01部 ヘキサンジオールジアクリレート 0.9部 [乳化剤水溶液] 15%ネオゲンSC水溶液 1部 脱塩水 25部 [開始剤水溶液] 8%過酸化水素水溶液 9部 8%アスコルビン酸水溶液 9部
【0051】重合反応終了後冷却し、乳白色の重合体一
次粒子分散液Aを得た。重合体のテトラヒドロフラン不
溶分は53重量%、テトラヒドロフラン可溶分の重量平
均分子量は139,000、UPAで測定した平均粒子
径は201nm、Tgは不明瞭であった。 (樹脂微粒子分散液A)攪拌装置(3枚後退翼)、加熱
冷却装置、濃縮装置、及び各原料・助剤仕込み装置を備
えた反応器(容積2リットル、内径120mm)に15
%ネオゲンSC水溶液6部、脱塩水372部を仕込み、
窒素気流下で90℃に昇温して、8%過酸化水素水溶液
1.6部、8%アスコルビン酸水溶液1.6部を添加し
た。その後、下記のモノマー類・乳化剤水溶液の混合物
を重合開始から5時間かけて、開始剤水溶液を重合開始
から6時間かけて添加し、さらに30分保持した。
【0052】
【表2】 [モノマー類] スチレン 88部(308g) アクリル酸ブチル 12部 アクリル酸 2部 ブロモトリクロロメタン 0.5部 2−メルカプトエタノール 0.01部 ヘキサンジオールジアクリレート 0.4部 [乳化剤水溶液] 15%ネオゲンSC水溶液 3部 脱塩水 23部 [開始剤水溶液] 8%過酸化水素水溶液 9部 8%アスコルビン酸水溶液 9部
【0053】重合反応終了後冷却し、乳白色の樹脂微粒
子分散液Aを得た。重合体のテトラヒドロフラン不溶分
は10重量%、テトラヒドロフラン可溶分の重量平均分
子量は57,000、UPAで測定した平均粒子径は5
6nm、Tgは84℃であった。 (着色剤微粒子分散液A)ピグメントブルー15:3の
水分散液(EP−700 BlueGA、大日精化製、
固形分35%)。UPAで測定した平均粒径は150n
mであった。 (帯電制御剤微粒子分散液A)4,4’−メチレンビス
〔2−〔N−(4−クロロフェニル)アミド〕−3−ヒ
ドロキシナフタレン〕20部、アルキルナフタレンスル
ホン酸塩4部、脱塩水76部をサンドグラインダーミル
にて分散し、帯電制御剤微粒子分散液Aを得た。UPA
で測定した平均粒径は200nmであった。
【0054】
【表3】 現像用トナーの製造−1 重合体一次粒子分散液A 105部(71g:固形分として) 樹脂微粒子分散液A 5部(固形分として) 着色剤微粒子分散液A 6.7部(固形分として) 帯電制御剤微粒子分散液A 2部(固形分として) 15%ネオゲンSC水溶液 0.5部(固形分として)
【0055】上記の各成分を用いて、以下の手順により
トナーを製造した。反応器(容積1リットル、バッフル
付きアンカー翼)に重合体一次粒子分散液Aと15%ネ
オゲンSC水溶液を仕込み、均一に混合してから着色剤
微粒子分散液Aを添加し、均一に混合した。得られた混
合分散液を攪拌しながら硫酸アルミニウム水溶液を滴下
した(固形分として0.53部)。その後攪拌しながら
25分かけて50℃に昇温して1時間保持し、さらに3
5分かけて63℃に昇温して20分保持した。帯電制御
剤微粒子分散液A、樹脂微粒子分散液A、硫酸アルミニ
ウム水溶液(固形分として0.07部)の順に添加し、
10分かけて65℃に昇温して30分保持した。15%
ネオゲンSC水溶液(固形分として3部)を添加してか
ら30分かけて96℃に昇温して5時間保持した。その
後冷却し、濾過、水洗し、乾燥することによりトナー
(トナー−1)を得た。このトナー100部に対し、疎
水性の表面処理をしたシリカを0.6部混合攪拌し、現
像用トナー(現像用トナー−1)を得た。
【0056】トナーの評価−1 現像用トナー−1のテトラヒドロフラン不溶分は40重
量%、コールターカウンターによる体積平均粒径は7.
9μm、体積粒径5μm以下の割合は2重量%、15μ
m以上の割合は3.6重量%、体積平均粒径と数平均粒
径の比は1.20であった。50%円形度は0.95で
あった。現像用トナー−1の定着性は、定着速度120
mm/sでは170〜220℃で定着し、定着速度30
mm/sでは130〜220℃で定着した。OHP透過
性は70%だった。トナー−1の帯電量は−9μC/
g、現像用トナー−1の帯電量は−15μC/gだっ
た。耐ブロッキング性は○だった。
【0057】実施例2 (ワックス分散液B)脱塩水68.33部、ペンタエリ
スリトールエステル(ユニスターH476、日本油脂
製)30部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
(ネオゲンSC、第一工業製薬製、有効成分66%)
1.67部を混合し、高圧剪断をかけ乳化し、エステル
ワックス微粒子の分散液を得た。LA−500で測定し
たエステルワックス微粒子の平均粒径は220nmであ
った(これをワックス分散液Bとする)。
【0058】(重合体一次粒子分散液B)ワックス分散
液Aの代わりにワックス分散液Bを用い、モノマー類を
以下の通り変更する以外は重合体一次粒子分散液Aと同
様にして、乳白色の重合体一次粒子の分散液を得た。得
られた重合体一次粒子の重量平均分子量は95,00
0、UPAで測定した平均粒子径は200nm、Tgは
57℃であった。重合体一次粒子のテトラヒドロフラン
不溶分は30重量%であった。得られた重合体一次粒子
の断面をTEMで観察したところ、ワックスが樹脂で内
包化されているのが観察された(これを重合体一次粒子
分散液B)とする。
【0059】
【表4】 [モノマー類] スチレン 79部 アクリル酸ブチル 21部 アクリル酸 3部 オクタンチオール 0.38部 ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA) 0.7部 [乳化剤水溶液] 15%ネオゲンSC水溶液 1部 脱塩水 25部 [開始剤水溶液] 8%過酸化水素水溶液 10.6部 8%アスコルビン酸水溶液 10.6部
【0060】
【表5】 現像用トナーの製造−2 重合体一次粒子分散液B 90部(固形分として) 樹脂微粒子分散液A 10部(固形分として) 着色剤微粒子分散液A 6.7部(固形分として) 帯電制御剤微粒子分散液A 2部(固形分として) 15%ネオゲンSC水溶液 0.5部(固形分として)
【0061】上記の各成分を以下のような順序で混合し
た。重合体一次粒子分散液BにネオゲンSC水溶液を添
加して、均一に混合してから着色剤微粒子分散液Aを添
加し、均一に混合した。こうして得られた混合分散液を
バッフル付きのアンカー翼で攪拌しながら30℃で硫酸
アルミニウム水溶液を添加した(固形分として0.6
部)。硫酸アルミニウム水溶液添加後の混合分散液の平
均粒径は2μmであった。その後、攪拌しながら55℃
に昇温して1時間保持し、更に58℃に昇温して1時間
保持した。その後帯電制御剤微粒子分散液A、樹脂微粒
子分散液A、硫酸アルミニウム水溶液(固形分として
0.1部)の順に添加した。1時間半保持した後、15
%ネオゲンSC水溶液(固形分として3部)を添加して
から95℃に昇温し4時間保持した。その後冷却し桐山
ロートで濾過水洗し、凍結乾燥することによりトナーを
得た(これをトナー−2とする)。
【0062】トナーの評価−2 トナー−2 100部に対して、疎水性の表面処理をし
たシリカ0.6部を混合攪拌し、現像用トナーを得た
(これを現像用トナー−2とする)。得られたトナー−
2のコールターカウンターによる体積平均粒径は7.6
μmであった。また、体積粒径の5μm以下の割合は
1.4重量%、15μm以上の割合は0.3重量%、体
積平均粒径と数平均粒径の比は、1.11であり粒径分
布は非常に狭く良好であった。このトナーのテトラヒド
ロフラン不溶分は75重量%であった。現像用トナー−
2の定着性を評価したところ、定着速度120mm/s
では170〜220℃で定着し、定着速度30mm/s
では160〜200℃で定着した。OHP透明性は60
%であった。トナー−2の帯電量は−15μC/g、現
像用トナー2帯電量は−25μC/gであった。耐ブロ
ッキング性は○だった。
【0063】実施例3 現像用トナーの製造−3 実施例2において、着色剤微粒子分散液Aの代わりに着
色剤微粒子分散液B(脱塩水 77.5部及びピグメン
トレッド238 20部をドデシルベンゼンスルホン酸
塩2.5部の存在下にサンドグラインダーミルにて6時
間分散処理し、着色剤微粒子分散液を得た。得られた分
散液の固形分濃度は20%であり、UPAで測定した平
均粒径は180nmであった。)を用いた以外は、実施
例2と同様にトナー(トナー−3)及び現像用トナー
(現像用トナー−3)を製造した。
【0064】トナーの評価−3 トナー−3の体積平均粒径は8.1μm、また、体積粒
径の5μm以下の割合は1.0重量%、15μm以上の
割合は3重量%であり、体積平均粒径と数平均粒径の比
は1.15であり、粒径分布は非常に狭く良好であっ
た。このトナーのテトラヒドロフラン不溶分は60重量
%であった。現像用トナー3の定着性を評価したとこ
ろ、定着速度120mm/sでは160〜220℃で定
着し、定着速度30mm/sでは130〜220℃で定
着した。OHP透明性は50%であった。トナー−3の
帯電量は−20μC/g、現像用トナー−3の帯電量は
−25μC/gであった。耐ブロッキング性は○だっ
た。
【0065】実施例4 現像用トナーの製造−4 実施例2において、着色剤微粒子分散液Aの代わりに着
色剤微粒子分散液C(脱塩水73部、ピグメントイエロ
ー74 20部をポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル7部の存在下にサンドグラインダーミルにて6時
間分散処理し、着色剤微粒子分散液を得た。得られた分
散液の固形分濃度は20%であり、UPAで測定した平
均粒径は300nmであった。)を用いた以外は、実施
例2と同様にトナー(トナー−4)及び現像用トナー
(現像用トナー−4)を製造した。
【0066】トナーの評価−4 トナー−4の体積平均粒径は7.9μm、また、体積粒
径の5μm以下の割合は1.9重量%、15μm以上の
割合は1.8重量%であり、体積平均粒径と数平均粒径
の比は1.09であり、粒径分布は非常に狭く良好であ
った。このトナーのテトラヒドロフラン不溶分は80重
量%であった。現像用トナー−4の定着性を評価したと
ころ、定着速度120mm/sでは160〜220℃で
定着し、定着速度30mm/sでは140〜190℃で
定着した。OHP透明性は65%であった。トナー−4
の帯電量は−18μC/g、現像用トナー−4の帯電量
は−21μC/gであった。耐ブロッキング性は○だっ
た。
【0067】比較例1 (重合体一次粒子分散液C)ワックス分散液Aの代わり
にポリエチレンワックスエマルション ハイテックE4
33N(東邦化学(株)製)を用いた以外は重合体一次
粒子分散液Aと同様にして、乳白色の重合体分散液を得
た。得られた重合体分散液の重量平均分子量は90,0
00、UPAで測定した平均粒子径は190nm、Tg
は50℃であった。(これを重合体一次粒子分散液Cと
する)。重合体一次粒子のテトラヒドロフラン不溶分は
60重量%であった。
【0068】
【表6】 重合体一次粒子分散液C 100部(固形分として) 樹脂微粒子分散液A 21部(固形分として) 着色剤微粒子分散液A 6.7部(固形分として) 帯電制御剤微粒子分散液A 0.1部(固形分として)
【0069】上記の各成分を以下のような順序で混合し
た。重合体一次粒子分散液Cに着色剤微粒子分散液Aを
添加し、均一に混合した。得られた混合分散液をアンカ
ー翼で攪拌しながら20℃でNaCl水溶液を添加した
(固形分として10部)。その後、攪拌しながら45℃
に昇温して1時間保持し、更に95℃に昇温して5時間
保持し、その後冷却してトナー粒子を得た。
【0070】攪拌装置、加熱冷却装置、濃縮装置、及び
各原料・助剤仕込み装置を備えたガラス製反応器に、上
記トナー粒子100部を仕込み攪拌した。ここに帯電制
御剤微粒子分散液A、樹脂微粒子分散液Aを添加し、4
5℃で2時間保持した。その後冷却し桐山ロートで濾過
水洗し、凍結乾燥することによりトナーを得た(これを
トナー−5とする)。
【0071】トナー−5 100部に対して、疎水性の
表面処理をしたシリカ0.6部を混合攪拌し、現像用ト
ナーを得た(これを現像用トナー−5とする)。 トナーの評価−5 得られたトナー−5の体積平均粒径は8.3μmであっ
た。体積平均粒径と数平均粒径の比は、1.21であっ
た。このトナーのテトラヒドロフラン不溶分は70重量
%であった。現像用トナー−5の定着性を評価したとこ
ろ、定着速度120mm/sでは190〜220℃で定
着し、定着速度30mm/sでは170〜220℃で定
着した。OHP透過性は40%であった。トナー−5の
帯電量は−1μC/g、現像用トナー−5の帯電量は−
10μC/gであった。耐ブロッキング性は○だった。
【0072】
【発明の効果】本発明により、耐オフセット性、低温定
着性、OHP透明性、高解像度が達成されたトナー及び
その製造方法を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 宗寛 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA06 AB06 CA01 CA02 CA04 CA14 CA17 DA06 DA10 EA05 EA07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも重合体一次粒子を凝集させる
    ことにより得られる静電荷像現像用トナーにおいて、ト
    ナーがペンタエリスリトールのカルボン酸エステルを含
    有することを特徴とする静電荷像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 少なくとも重合体一次粒子を凝集させる
    ことにより得られる粒子凝集体に、樹脂微粒子を付着ま
    たは固着してなるなる静電荷像現像用トナーにおいて、
    トナーがペンタエリスリトールのカルボン酸エステルを
    含有することを特徴とする静電荷像現像用トナー。
  3. 【請求項3】 重合体一次粒子が、ペンタエリスリトー
    ルのカルボン酸エステル微粒子をシードとして乳化重合
    して得たものである請求項1又は2に記載の静電荷像現
    像用トナー。
  4. 【請求項4】 重合体一次粒子と、ペンタエリスリトー
    ルのカルボン酸エステル微粒子を共凝集させることによ
    り得られる請求項1又は2に記載の静電荷像現像用トナ
    ー。
  5. 【請求項5】 体積平均粒径が3〜12μmである請求
    項1乃至4のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  6. 【請求項6】 重合体一次粒子を構成するモノマーがブ
    レンステッド酸性基又はブレンステッド塩基性基を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    静電荷現像用トナー。
  7. 【請求項7】 バインダー樹脂100重量部に対してペ
    ンタエリスリトールのカルボン酸エステルが1〜40重
    量部含有されていることを特徴とする請求項1乃至6の
    いずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  8. 【請求項8】 重合体一次粒子のテトラヒドロフラン不
    溶分が15〜70重量%である請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の静電荷像現像用トナー。
  9. 【請求項9】 重合体一次粒子を構成するモノマー中、
    多官能モノマーが0.05〜5重量%である請求項1乃
    至7いずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  10. 【請求項10】 少なくとも1種の多官能モノマーを含
    むモノマー混合物を乳化重合法により重合して重合体一
    次粒子とし、これとペンタエリスリトールのカルボン酸
    エステル微粒子とを共凝集して体積平均粒径3〜12μ
    mの粒子凝集体とすることを特徴とする静電荷像現像用
    トナーの製造方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも1種の多官能モノマーを含
    むモノマー混合物を、ペンタエリスリトールのカルボン
    酸エステル微粒子をシードとして乳化重合法により重合
    して重合体一次粒子とし、これを凝集して体積平均粒径
    3〜12μmの粒子凝集体とすることを特徴とする静電
    荷像現像用トナーの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記粒子凝集体に、樹脂微粒子を付着
    または固着せしめることを特徴とする請求項10又は1
    1に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
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