JP2002202356A - Gps位置検出装置 - Google Patents

Gps位置検出装置

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JP2002202356A
JP2002202356A JP2000400094A JP2000400094A JP2002202356A JP 2002202356 A JP2002202356 A JP 2002202356A JP 2000400094 A JP2000400094 A JP 2000400094A JP 2000400094 A JP2000400094 A JP 2000400094A JP 2002202356 A JP2002202356 A JP 2002202356A
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JP2000400094A
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English (en)
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Ikuo Tsujimoto
郁夫 辻本
Tei Satake
禎 佐竹
Junichi Suzuki
淳一 鈴木
Wakio Yamada
和喜男 山田
Takuya Suefuji
卓也 末藤
Masahito Fukuda
正仁 福田
Koji Sakamoto
浩司 阪本
Kenji Okuno
健治 奥野
Kenji Kuramae
健治 藏前
Kazuhiro Kawamoto
和宏 川本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衛星信号の捕捉に用いる概略端末位置情報を簡
易な方法で短時間に取得できるGPS位置検出装置を提
供する。 【解決手段】基地局21との間で通信する機能を備えた
GPS位置検出装置10は、GPS測位に先駆けて通信
した基地局21から取得した識別情報に、GPS測位し
て得た位置情報を関連付けて保存した概略位置情報デー
タベース3を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPSを利用した
位置検出装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】地球の上空を周回するGPS衛星(以
下、衛星ともいう)から擬似雑音符号化して発信されて
いる微弱な高周波電波(以下、GPS信号という)を受
信し、GPS信号の地上への到達時間、GPS信号に含
まれる時刻情報や航法メッセージを解読して地球上の位
置情報を正確に測位するGPS位置検出装置が近時にお
いて使用されるようになってきた。
【0003】各衛星が航法メッセージをスペクトラム拡
散して連続的に送信する一方、GPS位置検出装置側で
は、可視位置を周回している少なくとも4つ以上のGP
S衛星を捕捉して、GPS信号を解読する必要がある
が、これらの衛星が発信している擬似雑音符号化された
高周波電波に、それぞれの衛星に割り当てた鍵コードの
タイミング合わせを行って復調した後に、航法メッセー
ジを解読して収集する。
【0004】この航法メッセージには正確な軌道情報で
あるエフェメリスデータと、概略軌道情報であるアルマ
ナックデータとが含まれており、GPS位置検出装置側
ではこの軌道情報と検出装置側の概略時刻に基づいて、
追尾可能な衛星を選択し、衛星を捕捉して、擬似距離と
衛星の正確な位置を算出した後、測位演算して地球上の
正確な緯度、経度位置を算出する。
【0005】しかしながら、このような測位をGPS位
置検出装置で独自に行う場合、GPS衛星から発信され
ている一連のGPS信号を受信してから、追尾可能な衛
星を順次捕捉してGPS測位を行う必要があり、その処
理には電波の受信状況の良い環境下でもGPS信号の受
信に12.5分を要し、さらに、演算処理に時間を要す
る。
【0006】そこで、近時においては、GPS位置検出
装置では、追尾可能な衛星を迅速に特定するため、アル
マナック、概略時刻、端末概略位置情報をメモリに保存
した、いわゆるウォームスタート方式や、追尾可能な衛
星を特定するための概略時刻、概略位置に加えて、追尾
すべき衛星の正確な軌道情報である最新のエフェメリス
を常に保持するGPS基地局から、携帯電話等を経由し
て配信を受けるネットワークアシスト方式が採用されて
おり、さらに迅速なGPS測位を実現している。特開平
10−31061号は、その一例を提案するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、こうした事
情に鑑みて、さらに改良された使い勝手のよいGPS位
置検出装置を提供するものであり、衛星信号の捕捉に用
いる概略端末位置情報を簡易な方法で短時間に取得でき
るGPS位置検出装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載のGPS位置検出装置は、基地局と
の間で通信する機能を備えており、GPS測位に先駆け
て通信した基地局から取得した識別情報に、GPS測位
して得た位置情報を関連付けて保存した概略位置情報デ
ータベースを有している。
【0009】衛星信号捕捉を短時間で行うためには可視
衛星を判断することが有効であり、可視衛星は端末の概
略位置によって判断することができる。本発明では、こ
の概略位置を基地局に対応させて装置内のデータベース
に保存している。
【0010】その結果、GPS位置検出装置は、基地局
位置を基地局センタに問い合わせて送信してもらう必要
がなく、短時間で可視衛星を判断することができるた
め、GPS測位して位置情報を得るまでの時間を大幅に
短縮することができる。
【0011】請求項2では、さらに概略位置情報検索/
更新手段を備えている。この概略位置情報検索/更新手
段は、GPS位置検出装置がGPS測位の前に通信した
基地局から取得した識別情報をキーとして概略位置情報
データベースを検索した結果、その基地局の識別情報が
保存されている場合には、その識別情報に対応して保存
されている概略位置情報を、概略位置情報データベース
から参照情報として読み出す。一方、その基地局の識別
情報が保存されていない場合には、予め準備された特
定の概略位置情報を基準参照情報として読み出すか、あ
るいは概略位置情報は参照せずに、GPS測位を行っ
て算出した位置情報を、そのときに通信した基地局の識
別情報に対応させて、新たな概略位置情報として保存す
る。すなわち、の場合は、参照情報は使用せずに周回
衛星を捕捉し、航法メッセージを解読して独自にGPS
測位を行い、それらのGPS測位の結果、算出された概
略位置情報として通信した基地局の識別情報に対応させ
てデータベースに保存している。
【0012】したがって、の場合には短時間で信号捕
捉を行うことが期待でき、の場合は信号捕捉に時間を
要するものの、GPS測位を行って算出した位置情報を
新たな概略位置情報としてデータベースに保存している
ので、データベースを次第に増大させることができ、そ
の後のGPS測位を迅速に行うことができる。
【0013】請求項3では、請求項2において、基地局
から取得した識別情報がデータベースに保存されていな
い場合の基準参照情報として、直前のGPS測位におい
て得た概略位置情報を使用する。
【0014】請求項4では、請求項2において、基地局
の識別情報が保存されていない場合、予め準備された特
定の概略位置情報を基準参照情報として読み出すか、概
略位置情報を参照せずにGPS測位を行う、という動作
に替えて、基地局との通信を通じて取得した概略位置情
報を参照情報として用いてGPS測位を行う。基地局位
置センタに登録保存されている通信中の基地局位置を取
得すれば、GPS測位のための参照情報として使用する
ことができる。また、ネットワークアシスト構成の装置
では、GPS基地局の位置情報を参照情報として取得し
てもよい。
【0015】請求項5では、請求項2、3のいずれかに
おいて、この概略位置情報検索/更新手段は、GPS測
位に先駆けて通信を行った基地局から取得した識別情報
が、概略位置情報データベースに保存されている場合に
は、その基地局の識別情報に対応して保存されている概
略位置情報を参照情報として用いてGPS測位し、算出
した位置情報を、基地局の識別情報に対応した概略位置
情報として書き換えることによって、概略位置情報デー
タベースを更新する。
【0016】GPS測位によって算出された位置を、基
地局の概略位置情報に採用したものである。これによ
り、基地局の識別情報に対応する位置情報を算出結果で
更新することによって、次に実施するGPS測位のため
の衛星信号捕捉をより短時間で実施することができる。
【0017】請求項6では、請求項1〜4のいずれかに
おいて、概略位置情報データベースは、GPS測位した
位置情報を保存する際に、そのときの記録時刻を同時に
保存するタイムスタンプ機能と、さらにこの概略位置情
報データベースにGPS測位された新たな位置情報を保
存する際に記憶容量がオーバしているときには、記録時
刻を基準にして最も古い位置情報に新たな位置情報を上
書きする機能とを備えている。
【0018】請求項7では、請求項1〜4のいずれかに
おいて、概略位置情報データベースは、保存されている
位置情報には、GPS測位の際の参照情報として使用さ
れた回数を記録する機能と、さらにこの概略位置データ
ベースにGPS測位された新たな位置情報を保存する際
に記憶容量がオーバしているときには、参照情報として
使用された回数を基準にして最も使用頻度の少ない位置
情報に新たな位置情報を上書きする機能とを備えてい
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。なお、本発明のGPS位
置検出装置は、先述した単独測位またはネットワークア
シストいずれの構成の装置に適用してもよいが、本実施
例では、単独測位構成の装置を例として説明する。
【0020】図1には、本発明のGPS位置検出装置の
要部構成と、実施形態の一例を示している。ここで、G
PS位置検出装置10は、携帯電話20が接続付加した
構成をとっているが、GPS位置検出装置が、携帯電話
通信機能を備えたものであってもよい。
【0021】GPS位置検出装置10は、携帯電話20
を経由して基地局21の識別IDを取得する基地局ID
取得部1と、取得した基地局IDを検索キーにして概略
位置を取得する概略位置取得部2と、概略位置情報を基
地局識別情報(基地局ID)と対応させて保存している
概略位置情報データベース3と、測位演算した位置情報
を格納処理する概略位置情報生成部4と、GPS測位演
算部5とを備えている。これら概略位置取得部2、概略
位置情報生成部4で概略位置情報検索/更新手段を構成
している。なお、概略位置情報データベース3の構成例
について、後述する図4に示す。
【0022】GPS位置検出装置10は、電源オンされ
た直後、基地局ID取得要求に対応して、通信中の基地
局21の基地局IDを携帯電話20経由で、基地局ID
取得部1に取り込む。概略位置取得部2は、受信した基
地局IDを取得して、このIDを検索キーとして概略位
置情報データベース3を検索する(以上、図1の10
1,102)。
【0023】そして、一致する基地局IDが存在する場
合は、一致した基地局IDに対応する概略位置情報をG
PS測位演算部5に引き渡す。存在しない場合は、直前
のGPS測位において用いた概略位置情報を参照情報と
して使用する(以上、図1の102,103)。
【0024】概略位置情報を参照情報としてGPS測位
演算部5に引き渡し、測位演算が実施された後には、概
略位置情報生成部4が演算結果である測位位置を受け取
り、これを受信した基地局IDに対応する概略位置情報
として、概略位置情報データベース3に書き込む(以
上、図1の104〜106)。ここで、データベース3
への書き込みは、その基地局情報がデータベース3にす
でに存在する場合は更新、存在しない場合は新規登録と
なる。
【0025】このように、このGPS位置検出装置10
は、概略位置情報データベース3に保存した基地局ID
に対応する概略位置情報をGPS測位演算のための参照
情報として利用しているため、改めて基地局センタに問
い合わせて基地局位置を取得する必要がなく、短時間で
概略位置情報をGPS測位演算部5に引き渡すことがで
きる。データベース3に位置情報が保存されていない場
合でも、直前のGPS測位において用いた概略位置情報
を使用すれば、遠距離を移動していない限りは短時間で
衛星信号を捕捉することが可能となる。また、GPS測
位演算した位置情報をデータベース3に書き込むように
しているため、より新しい端末位置情報を次の測位の参
照情報とすることができる。
【0026】また、概略位置情報データベース3に該当
基地局の概略位置情報が保存されていない場合には、
基地局位置センタに登録されている基地局21の位置を
通信により取得して、これを参照情報として使用する
か、参照情報を使用せずに衛星を捕捉し、航法メッセ
ージを解読して独自にGPS測位を行うこともできる。
ユーザがのいずれかを選択できるようにすればよ
い。の場合は信号捕捉に時間を要するものの、GPS
測位を行って算出した位置情報を概略位置情報としてデ
ータベース3に保存しているので、データベース3は次
第に成長し、その後のGPS測位のための衛星信号捕捉
に備えることができる。については、図3で後述す
る。
【0027】次に、GPS測位演算部5の要部構成と、
演算処理動作の流れとを、図2を用いて説明する。
【0028】GPSアンテナ5aで衛星の発信電波(R
F信号)を受信し、これを高周波部5bでデジタルの中
間周波数(IF信号)に変換して取り出す。
【0029】衛星信号処理部5dでは、複数の衛星から
の電波信号を捕捉するため、それぞれの衛星についてド
ップラー効果を考慮したチャネルサーチを並行処理し、
擬似雑音符号を取り出し、取り出した擬似雑音符号に追
尾すべき衛星に割り当てられたC/Aコードの符号化パ
ターンの同期合わせを行い、航法メッセージに復調す
る。
【0030】追尾の可能な衛星と、その軌道情報、時計
情報(衛星の発信時刻と受信地の現在時刻)がわかれ
ば、その衛星がGPS位置検出装置10に対して、接
近、離反しているかが分かるので、ドップラー効果を考
慮して、周波数を所定値刻みで(たとえば、500H
z)移動させて追尾すべき衛星の擬似雑音符号を取り出
し、その擬似雑音符号にその衛星に割り当てたC/Aコ
ードの符号化パターンを同期合わせして、航法メッセー
ジ(0,1の配列信号)を抽出する。
【0031】ここで、信号捕捉を短時間で行うために、
すべての概略軌道情報を有したアルマナックと、概略時
刻と、追尾可能な衛星を判断するための端末概略位置と
を、内部メモリ5cに保存している。
【0032】本発明では、上述した基地局IDに対応す
る概略位置情報を概略位置情報データベース3より取り
出し、これを端末概略位置として内部メモリ5cに格納
した後、この端末概略位置を参照情報として装置位置か
らの可視衛星を判定するようにしている。
【0033】次に、衛星信号追尾処理部5eでは、衛星
信号捕捉処理部5dで捕捉された衛星の擬似雑音符号
に、C/Aコードの符号化パターンをロックして、その
衛星を追尾して、航法メッセージを順次復調する。
【0034】計測部5fでは、航法メッセージからGP
S時(ti)、時計の補正値を取り出し、受信地からの
時刻(to)を取り出して、衛星から位置検出装置10
までの伝播時間((ti’−to)、ここにti’は補
正値)を算出し、それに電波の伝播速度(30万km/
秒)を乗じて積を算出して、捕捉した衛星と受信地との
間の擬似距離を求め、衛星位置計算部5hでは、航法メ
ッセージからGPS時、時計の補正値、衛星の軌道情報
(エフェメリス)を取り出して、衛星の座標位置(X
i、Yi、Zi)を算出する。
【0035】そして、演算部5hは、計測部5fで算出
した擬似距離と、衛星位置計算部5gで算出した少なく
とも4以上の衛星の座標位置(Xi、Yi、Zi)か
ら、地球上における受信地の緯度、経度を算出する。G
PS位置検出装置10の時刻は正確でないので、捕捉し
た4つの衛星について、それぞれの座標位置と擬似距離
との方程式を立て、装置位置の座標、時刻ずれを算出し
ている。方程式の変数は、装置位置の座標(x、y、
z)と、時刻ずれdtがあるので、図5で示す連立方程
式が必要となる。
【0036】図3は、本発明のGPS位置検出装置の要
部構成と、実施形態の他例とを示している。
【0037】GPS位置検出装置11は、上述のGPS
位置検出装置10と同様に、基地局ID取得部1と、概
略位置取得部2と、概略位置情報データベース3と、概
略位置情報生成部4と、GPS測位演算部5とを備え、
さらに、基地局位置取得部6を備えている。
【0038】GPS位置検出装置11は、電源オンされ
た直後、基地局ID取得要求に対応して、通信中の基地
局21の基地局IDを携帯電話20経由で、基地局ID
取得部1に取り込む。概略位置取得部4は、受信した基
地局IDを取得して、このIDを検索キーとして概略位
置情報データベース3を検索する。
【0039】そして、一致する基地局IDが存在する場
合、一致した基地局IDに対応する概略位置を取り出し
てGPS測位演算部5に引き渡す。存在しない場合は、
基地局位置を保存している基地局位置センタ22から、
携帯電話20を経由して、現在通信中の基地局の位置を
取得して、基地局位置取得部6に取り込んでGPS測位
演算部5に引き渡す。
【0040】短期間で距離の離れた各所を順次移動する
ような場合、直前に使用した概略位置で測位すると可視
衛星の判定に時間を要する可能性があるため、データベ
ース3に該当の基地局IDの情報が存在しない場合には
基地局位置センタ22から基地局位置を送信してもらう
ようにしている。
【0041】図4は、概略位置情報データベース3のレ
コード構成例を示す図である。図4(a)は、基地局I
D3a、概略位置情報3bに加えて記録時刻3cを含ん
でいるレコード構成、(b)は、参照情報として使用し
た回数3dを含んでいるレコード構成を示す。
【0042】(a)のデータベース3を用いると記録時
刻3cを基準として最古の位置情報を判断することがで
きるため、概略位置情報データベース3に測位された新
たな位置情報を保存する際に容量がフルの場合、最古の
レコードに上書き保存して、有効にデータベースを利用
することができる。不特定の各所に移動するユーザ向き
であり、たとえば、新規顧客開拓のため全国各所を回る
営業マンなどに適している(b)のデータベース3では
使用回数3dで使用頻度を判断することができるため、
容量がフルの場合、使用頻度の最も少ないレコードに上
書き保存することができる。特定の各所を移動するユー
ザ向きであり、たとえば、特定の得意先を訪問する営業
マンに適している。
【0043】なお、これらのレコード構成例に限定され
ず、記録時刻、使用回数ともに保存するようにして、ユ
ーザの設定で切り替えて使用するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明によれば、GPS位置検出装置が通信時に基地局を
通じて基地局の識別情報を取得したときに、データベー
スを検索して、GPS位置検出装置の現在位置に最も近
い概略位置を取得するので、衛星の捕捉を迅速にして、
GPS測位が簡易に迅速にできる。
【0045】また、データベースを備えているので、検
出装置が移動した場合であっても、データベースを参照
するだけで衛星捕捉に必要な概略位置が容易に取得でき
る。
【0046】請求項2では、データベースに該当基地局
の位置情報が存在しない場合、特定の概略位置情報を基
準参照情報として使用するか、あるいは概略位置情報を
参照せずにGPS測位を行うようにしている。そのた
め、前者の場合には短時間で信号捕捉を行うことが期待
でき、また、後者の場合は信号捕捉に時間を要するもの
の、GPS測位を行って算出した位置情報を新たな基地
局の概略位置情報としてデータベースに登録するので、
データベースは次第に成長し、その後のGPS測位に備
えることができる。
【0047】請求項3では、基準参照情報として直前の
GPS測位において用いた概略位置情報を用いているた
め、短時間で衛星信号を捕捉することが可能となる。
【0048】請求項4では、基準参照情報を使用してG
PS測位を行ったり、参照情報を使用せずにGPS測位
を行ったりせず、基地局から基地局位置を参照情報とし
て使用して衛星信号を捕捉しているため、通信時間は要
するものの、概略位置情報を参照しない方法に比べて短
時間で信号捕捉を行うことができる。
【0049】請求項5では、概略位置情報データベース
に該当基地局の位置情報が保存されている場合には、G
PS測位して算出した位置情報で、データベースの該当
基地局の位置情報を書き換えるようにしているので、よ
り新しい端末概略位置を次のGPS測位のための衛星信
号捕捉に使用することができる。
【0050】請求項6では、概略位置情報データベース
には記録時刻の新しい基地局概略位置情報を優先して保
存し、請求項7では、使用頻度の多い基地局概略位置情
報を優先して保存しているため、通信することが少ない
基地局の情報は時間が経てば削除され、データベース資
源を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のGPS位置検出装置の要部構成と基本
動作の一例を説明する図である。
【図2】単独測位構成の装置の測位演算基本動作を説明
する図である。
【図3】本発明のGPS位置検出装置の要部構成と基本
動作の他例を説明する図である。
【図4】概略位置情報データベース3のレコード構成例
を示す図であり、(a)は、基地局ID、概略位置情報
に加えて記録時刻を含んでいるもの、(b)は、参照情
報としての使用回数を含んでいるものを示す。
【図5】座標位置算出のための連立方程式を示す。
【符号の説明】
10,11 GPS位置検出装置 1 基地局ID取得部 2,4 概略位置情報検索/更新手段(2 概略位置
取得部、4 概略位置情報生成部) 3 概略位置情報データベース 3a 基地局ID 3b 概略位置情報 3c 記録時刻 3d 使用回数 5 GPS測位演算部 6 基地局位置取得部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 淳一 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 山田 和喜男 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 末藤 卓也 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 福田 正仁 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 阪本 浩司 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 奥野 健治 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 藏前 健治 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 川本 和宏 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5J062 AA02 CC07 DD05 DD11 DD12 DD22 FF01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基地局との間で通信する機能を備えたGP
    S位置検出装置において、 GPS測位に先駆けて通信した基地局から取得した識別
    情報に、GPS測位して得た位置情報を関連付けて保存
    した概略位置情報データベースを備えたことを特徴する
    GPS位置検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 概略位置情報検索/更新手段をさらに備え、 この概略位置情報検索/更新手段は、 GPS位置検出装置がGPS測位の前に通信を行った基
    地局から取得した識別情報を上記概略位置情報データベ
    ースから検索した結果、その基地局の識別情報が保存さ
    れている場合には、それに対応して保存されている概略
    位置情報を、上記概略位置情報データベースから参照情
    報として読み出す一方、 その基地局の識別情報が保存されていない場合には、予
    め準備された特定の概略位置情報を基準参照情報として
    読み出すか、あるいは概略位置情報は参照せずに、GP
    S測位して得た位置情報を、そのときに通信した基地局
    の識別情報に対応させて、新たな概略位置情報として保
    存することを特徴とする、GPS位置検出装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 上記基準参照情報が、直前のGPS測位において得た概
    略位置情報であることを特徴とする、GPS位置検出装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2において、 上記GPS位置検出装置は、上記概略位置情報検索/更
    新手段が、基地局から取得した識別情報を上記概略位置
    情報データベースから検索した結果、その基地局の識別
    情報が保存されていない場合、上記基準参照情報として
    特定の概略位置情報を読み出すか概略位置情報を参照せ
    ずにGPS測位を行う動作に替えて、基地局との通信を
    通じて取得した概略位置情報を参照情報として用いてG
    PS測位を行う、GPS位置検出装置。
  5. 【請求項5】請求項2、3のいずれかにおいて、 この概略位置情報検索/更新手段は、 GPS測位に先駆けて通信を行った基地局から取得した
    識別情報が、上記概略位置情報データベースに保存され
    ている場合には、その基地局の識別情報に対応して保存
    されている概略位置情報を参照情報として用いてGPS
    測位し、算出した位置情報を、上記基地局の識別情報に
    対応した概略位置情報として書き換えることによって、
    上記概略位置情報データベースを更新する、GPS位置
    検出装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかにおいて、 上記概略位置情報データベースは、 GPS測位した位置情報を保存する際に、そのときの記
    録時刻を同時に保存するタイムスタンプ機能と、 さらに、この概略位置情報データベースに、GPS測位
    された新たな位置情報を保存する際に、記憶容量がオー
    バしているときには、上記記録時刻を基準にして、最も
    古い位置情報に、新たな位置情報を上書きする機能とを
    備えている、GPS位置検出装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜4のいずれかにおいて、 上記概略位置情報データベースは、 保存されている位置情報には、GPS測位の際の参照情
    報として使用された回数を記録する機能と、 さらに、この概略位置情報データベースに、GPS測位
    された新たな位置情報を保存する際に、記憶容量がオー
    バしているときには、上記参照情報として使用された回
    数を基準にして、最も使用頻度の少ない概略位置情報
    に、新たな位置情報を上書きする機能とを備えている、
    GPS位置検出装置。
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