JPWO2019138985A1 - 通信システム - Google Patents

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Abstract

GPS受信機における三次元地図情報に基づく処理を必要せずにGPS受信機の位置を特定し得るようにするために、通信システムは、送信時刻と送信元の識別情報とを含む電波を送出する衛星からなる衛星群に含まれる前記衛星の各々からの電波を受信し、前記衛星の各々についての、前記電波の受信時刻から前記送信時刻を減じた時間を表す時間情報からなる情報群と、前記情報群と第一通信装置の位置との対応を表す対応情報とから特定した前記位置の出力を行う。

Description

本発明は、位置を特定するシステムに関する。
GPS(Global Positioning System)を用いた測位は、広く用いられている周知技術である。ここで、GPSは、GNSS(global navigation satellite system)とも呼ばれる、全地球測位システムである。
GPSを用いた測位には,様々な誤差要因が存在する。その誤差要因は、例えば、電離層、対流圏による電波の遅延、衛星のクロック誤差、受信機のクロック誤差、衛星からの電波にマルチパスが存在することによる誤差などである。
この問題を解決するために、非特許文献1は、上記要因により生じる誤差を補正する方法を開示する。その方法は、各地点で,誤差を含んだ距離を導出した後に、レイトレーシング法によって三次元のビルからの反射波とその反射点を幾何学的に計算し、これによりGPS受信機の内部で発生する誤差を補正するものである。
図1は、非特許文献1が開示するGPS受信機800の構成を表す概念図である。
GPS受信機800は、GPS受信部801と、擬似距離計算部806と、マルチパス誤差補正部811と、位置計算部816とを備える。
GPS受信部801は、複数の衛星から送信されたGPS電波の各々を電気信号に変換し、擬似距離計算部806に送付する。
擬似距離計算部806は、GPS受信部801から送付された、複数の電気信号について、その電気信号に係る衛星IDと、その電気信号の受信時刻と、その電気信号に含まれるその電気信号に対応する電波の送信時刻とを特定する。ここで、衛星IDは、GPS衛星のID(Identifier)である。また、受信時刻は、GPS受信部801がGPS電波を前記電気信号に変換した時刻である。そして、擬似距離計算部806は、前記受信時刻と前記送信時刻とから、そのGPS電波についての、GPS受信機800とGPS衛星との擬似距離を導出する。当該擬似距離には、ビル等の構造物により反射した反射電波から導出したものも含まれる。そのため、擬似距離は、必ずしも正しい距離ではない。
擬似距離計算部806は、GPS受信部801が受信した各GPS電波について、そのGPS電波の送信元のGPS衛星の衛星IDと、そのGPS電波から導出した擬似距離との組合せを導出し、マルチパス誤差補正部811に送付する。
マルチパス誤差補正部811は、擬似距離計算部806から送付された衛星IDと擬似距離との組合せから、GPS受信機800の位置の導出に用いるべきものを選択する。マルチパス誤差補正部811は、選択した衛星IDと擬似距離との組合せを、位置計算部816に送付する。
位置計算部816は、マルチパス誤差補正部811から送付された前記組合せと、各衛星の位置情報とから、GPS受信機800の位置を導出する。
ここで、特許文献1は、DGPSにおける擬似距離補正データと測位対象装置の擬似距離データとを入力し、前記擬似距離補正データに基づき前記擬似距離データを補正する測位装置を開示する。その測位装置は、補正した擬似距離データに基づいて前記測位対象装置の位置を測位する。ここで、DGPSは、Differential Global Positioning Systemの略である。
また、特許文献2は、測位用衛星からの電波により求めた測位情報をサーバに送信し、測位情報から求めた自局の位置情報をサーバから受信し、前記送信から前記受信までの間の自局の移動により前記位置情報に生じる誤差を補正する通信端末装置を開示する。
また、非特許文献2は、後述のfingerprintingについて開示する。
特開2006−258461号公報 国際公開第2009/078080号
IEEE Explore (登録商標) Digital Library、"GPS Multipath Detection and Rectification using 3D Maps"、[2017年12月5日検索]、インターネット(http://ieeexplore.ieee.org/iel7/6712176/6728201/06728447.pdf) Wikipedia, the free encyclopedia、"Wi−Fi positioning system"、[2018年1月10日検索]、インターネット(https://en.wikipedia.org/wiki/Wi−Fi_positioning_system)。
特許文献1及び非特許文献1が開示する方法は、都市部等で正確な測位を行うためには,次の理由により、三次元地図等をGPS受信機が備える必要がある。
すなわち、GPS電波は、遮蔽物等により遮られ、GPS受信機に直接到達する直接電波はGPS受信機に到達しない場合がある。その場合でも、構造物により反射したGPS電波である反射電波は、GPS受信機に到達する場合がある。その場合は、GPS受信機は、その反射電波により導出した衛星との距離を位置計算に用いると、計算結果に誤差が生じる。従い、位置を正確に測定するためには、GPS受信機は、位置計算に反射せずに直接到達する電波を用いる必要がある。そして、GPS受信機に到達した電波が、直接電波か反射電波かを識別するためには、前述の三次元地図等が必要であるためである。
ここで、三次元地図等は、ビルやトンネル等の人工構造物の生成や消滅により、時間の経過にともない変わり得る。そのため、同方法は、GPS受信機における地図情報等の更新を必要とするという問題がある。また、同方法は、三次元地図等による前記判定のために多くの計算資源を必要とするという問題がある。
同方法は、さらに、測位計算に用いた場合に誤差が発生するビル反射波を特定するために、自位置から見える衛星を特定する必要がある。そのため、同方法においては、GPS受信機が自位置を正しく知る必要がある。そのためには、同方法においては、GPS受信機は、位置補正を何度も繰り返す必要があり、多くの計算資源を必要とする。
本発明は、GPS受信機における三次元地図情報に基づく処理を必要せずにGPS受信機の位置を特定し得る位置特定システム等の提供を目的とする。
本発明の通信システムは、送信時刻と送信元の識別情報とを含む電波を送出する衛星からなる衛星群に含まれる前記衛星の各々からの電波を受信し、前記衛星の各々についての、前記電波の受信時刻から前記送信時刻を減じた時間を表す時間情報からなる情報群と、前記情報群と第一通信装置の位置との対応を表す対応情報とから特定した前記位置の出力を行う。
本発明の位置特定システム等は、GPS受信機における三次元地図情報に基づく処理を必要とせずにGPS受信機の位置を特定し得る。
一般的なGPS受信機の構成例を表す概念図である。 第一実施形態の位置特定システムの構成例を表す概念図である。 第二実施形態の位置特定システムの構成例を表す概念図である。 情報群の例及びその導出方法を表す概念図である。 GPS衛星の数より多い数の時間情報を含む情報群の例を表す概念図である。 対応情報群の第一の例を表す概念図である。 対応情報群の第二の例を表す概念図である。 対応情報群の第三の例を表す概念図である。 対応情報群の第四の例を表す概念図である。 GPS受信機の処理部が行う処理の処理フロー例を表す概念図である。 サーバの処理部が行う処理の処理フロー例を表す概念図である。 S202乃至S204の処理を置き換える第一の処理を表す概念図である。 S202乃至S204の処理を置き換える第二の処理を表す概念図である。 位置特定システムが行う動作例を表す概念図である。 S103、S104及びS106の処理の間に追加する処理を表す概念図である。 S103a、S103b及びS104処理との間に追加する処理を表す概念図である。 S201、S202及びS205の処理の間に追加する処理を表す概念図である。 S201、S201a及びS202の処理の間に追加する処理を表す概念図である。 実施形態の通信システムの最小限の構成を表すブロック図である。
<第一実施形態>
第一実施形態は、サーバがGPS受信機の位置を特定する位置特定システムに関する実施形態である。
[構成と動作]
図2は、第一実施形態の位置特定システムの例である位置特定システム300の構成を表す概念図である。
位置特定システム300は、GPS受信機100とサーバ200とを備える。
GPS受信機100は、位置導出に必要な3個以上のGPS衛星の各々からのGPS電波を受信する。前記GPS電波は、送信時刻と送信元の識別情報とを含む。
GPS受信機100は、また、前記GPS電波の受信時刻が略等しい、前記GPS衛星の各々についての、前記受信時刻から前記送信時刻を減じた時間を表す時間情報からなる情報群を生成する。前記時間情報は、GPS衛星からGPS受信機100までのGPS電波の伝搬時間である。前記伝搬時間は、GPS衛星とGPS受信機100との距離を表すものである。そして、GPS受信機100は、前記情報群を、サーバ200が後述の検索を行うための検索用情報としてサーバ200に無線により送信する。
サーバ200は、前記検索用情報とGPS受信機100の位置との対応を表す対応表を、予め保持している。当該対応表は、GPS受信機100と同様のGPS受信機を自動車等に搭載し移動させながら、前記時間情報を実測し地図上の位置と対応させる等により求めたものである。サーバ200は、GPS受信機100から送付された前記検索用情報により前記対応表を検索し、その検索用情報に対応するGPS受信機100の位置を特定する。そして、サーバ200は、前記位置をGPS受信機100に無線により送信する。
GPS受信機100は、サーバ200から送付されたGPS受信機100の位置を表す位置情報を無線により受信し、出力する。
なお、前記対応表は、必ずしも表形式である必要はなく、前記検索用情報と前記位置との対応を表す情報であれば良い。
GPS受信機100が静止している場合の、前記GPS衛星の各々についての前記GPS電波の受信時刻は必ずしも略等しい必要はない。前記GPS衛星の各々についての前記GPS電波の受信時刻はGPS受信機100が静止している間のものであれば良い。
[効果]
位置特定システムにおいては、GPS受信機は、前記受信時刻から前記送信時刻を減じた時間を表す時間情報からなる検索情報をサーバに送付する。そして、サーバは、予め保持する対応表を検索用情報で検索し、前記対応表における、検索用情報にヒットする前記GPS受信機の位置を前記GPS受信機に送付する。そして、前記GPS受信機は、前記サーバから送付された前記GPS受信機の位置を出力する。
このようにして、前記GPS受信機は、三次元地図情報に基づく前記位置の導出のための処理を行わずに、前記位置を取得し出力し得る。
<第二実施形態>
第二実施形態は、GPS受信機の位置をサーバが特定する位置特定システムに関する実施形態である。
[構成と動作]
図3は、第二実施形態の位置特定システムの例である位置特定システム300の構成を表す概念図である。
位置特定システム300は、GPS受信機100の位置を特定するためのシステムである。
位置特定システム300は、GPS受信機100とサーバ200とを備える。
まず、位置特定システム300の構成と動作の概要を説明する。
GPS受信機100は、各GPS衛星から送付されたGPS電波について、送信元GPS衛星を発してからGPS受信機100が受信するまでの時間とGPS衛星の識別子を表す時間情報を取得し保持する。
そして、GPS受信機100は、所定のタイミングで、受信時刻が同じ、各GPS衛星からのGPS電波に係る、前記時間情報の組合せである情報群を、サーバ200に送付する。
サーバ200は、予め、前記情報群とGPS受信機100の位置との対応情報を保持している。そして、サーバ200は、GPS受信機100から送付を受けた前記情報群と前記対応情報とからGPS受信機100の位置を特定し、GPS受信機100に送付する。
GPS受信機100は、サーバ200から送付されたGPS受信機100の位置を出力する。
以下、位置特定システム300の構成及び動作の詳細を説明する。
GPS受信機100は、GPS受信部101と、処理部106と、記録部111と、通信部116と、出力部121とを備える。
サーバ200は、処理部201と、記録部211と、通信部216とを備える。
GPS受信機100のGPS受信部101は、各GPS衛星が送信したGPS電波を受信し、当該受信に係る受信時刻を特定する。GPS受信部101は、また、当該受信に係る受信信号から、前記GPS電波を送信したGPS衛星の衛星ID(Identifier)と、そのGPS電波の送信時刻とを特定する。当該衛星IDと当該送信時刻とはGPS電波が搬送する情報である。そして、GPS受信部101は、各GPS電波に係る、前記衛星IDと、前記受信時刻と、前記送信時刻との組合せである第一情報を記録部111に記録させる。
前記第一情報には、その他、対応する各GPS電波を受信する際の受信電波強度(受信電界強度)を含む場合も想定され得る。ここで、受信電波強度は受信電界強度と同義とする。
GPS受信機100は、上記動作を、各GPS衛星からGPS電波を受信するたびに行う。
処理部106は、所定のタイミングで、記録部111から直近の等しい(略等しい)受信時刻を含む前記第一情報からなる第一情報群を、記録部111から読み込む。処理部106は、前記第一情報群に、前記受信時刻の他、各GPS衛星からのGPS電波に係る前記第一情報が、少なくとも一つずつ含まれるようにする。
そして、処理部106は、読み込んだ前記第一情報群に含まれる前記第一情報の各々について、前記送信時刻と前記受信時刻とから、その第一情報に含まれる衛星IDのGPS衛星とGPS受信機との時間情報要素を導出する。ここで、時間情報要素は、GPS電波についてのGPS衛星からGPS受信機までの伝搬時間を表す情報である。前記伝搬時間は、そのGPS電波の受信時刻からそのGPS電波のそのGPS衛星における送信時刻を減じた値である。
前記時間情報要素は、そのGPS電波が、対応するGPS衛星から放出されGPS受信機100に到達するまでに通過した距離を表す情報でもある。
処理部106は、第一情報群から導出した時間情報要素とその時間情報要素に係る前記衛星IDとを組み合わせた時間情報からなる情報群を、記録部111の格納領域に格納させる。その際に、処理部106は、前記情報群をその情報群に係る前記受信時刻と関連付けて格納させる。
情報群は、各衛星IDの衛星から同時(ほぼ同時)に受信したGPS電波から導出した時間情報を、各衛星IDについて少なくとも一つずつ含む。
通信部116は、処理部106が生成した情報群を記録部111に格納すると、記録部111からその情報群を読み込み、サーバ200に送付する。
通信部116は、その後、送付した情報群に対応する位置情報等の送付をサーバ200から受けた場合は、当該位置情報等を記録部111に保持させる。ここで、位置情報等は、GPS受信機100の位置を表す位置情報又は該当する位置情報がない旨を表す情報である。
通信部116は、その他、GPS受信機100の各構成が指示する情報を、サーバ200に送付する。通信部116は、サーバ200から送付を受けた上記位置情報等以外の情報を、記録部111に保持させる。
出力部121は、新たな前記位置情報等が通信部116により記録部111に格納された場合は、その位置情報等を出力する。出力部121は、例えば、ディスプレイ等の表示部、音声出力部、外部の通信装置に送信する通信装置等である。
記録部111は、予め、GPS受信機100の各構成が上記動作を行うために必要なプログラムや情報を保持している。記録部111は、また、GPS受信機100の各構成が指示する情報を保持する。記録部111は、また、GPS受信機100の各構成が指示する情報を、その構成が指定する前記構成に送付する。
一方、サーバ200の通信部216は、GPS受信機100の通信部116から送付された前記情報群を、記録部211に格納する。
記録部211は、対応情報からなる対応情報群を予め保持している。当該対応情報は、GPS受信機100が存在する可能性がある所定の間隔ごとの位置についての情報である。前記対応情報の各々は、その位置を表す位置情報と、その位置における、各GPS衛星からのGPS電波により測定した時間情報要素を表す時間情報の組合せである組合せ情報と、を組み合わせた情報である。
ここで、前記位置情報は、例えばその位置を表す緯度と経度との組合せである。
前記時間情報要素は、例えば、GPS電波からGPS受信機100と同等の時間情報要素を導出し得るGPS受信機を用いて、各位置について、事前に実測する等により取得したものである。また、前記位置情報は、例えば、地図情報と実際の地形や構造物との対応等により、求めたものである。前記位置情報は、位置に関する要求精度を十分に満たすことが確認されているものである。
処理部201は、GPS受信機100からの送付を受け記録部211が格納した直近の前記情報群について、その前記情報群を含む対応情報が、前記対応情報群に含まれているかについての判定を行う。
処理部201は、その対応情報が前記対応情報群に含まれていることを判定した場合は、当該判定に係る前記対応情報に含まれる前記位置情報を、通信部216を介して、GPS受信機100に送信する。
一方、処理部201は、その対応情報が前記対応情報群に格納されてい無いことを判定した場合は、対応する位置情報がない旨を表す情報を、通信部216を介して、GPS受信機100に送付する。
通信部216は、前記情報群を含む、GPS受信機100から送付を受けた各情報を、記録部211に格納させる。通信部は、また、前記位置情報等を含む、サーバ200の各構成が指示する情報を、GPS受信機100宛てに送付する。
記録部211は、前述の対応情報群の他に、サーバ200の各構成が上記処理を行うために必要なプログラムや情報を予め保持する。記録部211は、また、前記各構成が指示する情報を保持する。記録部211は、また、前記各構成が指示する情報を、指示された前記各構成に送付する。
なお、通信部116と通信部216との間で行われる通信の種類は任意である。
また、位置特定システム300は、GPS受信機100に相当するGPS受信機を複数台備えても構わない。
図4は、前述の情報群の例である情報群901及びその導出方法を表す概念図である。ここでは、GPS衛星は、衛星IDがa、b、c及びdの4台であるものとする。
情報群901は、受信時刻Trに、衛星IDがw=a乃至dの各GPS衛星からのGPS電波について求めた4つの時間情報である(w、Lw)を含む。ここで、Lwは、受信時刻Trの、wを衛星IDとするGPS衛星から受信した電波について導出した、前述の時間情報要素である。
なお、時間情報である(w、Lw)は、wとLwとの組合せであることを表す。当該組合せにおけるw及びLwの並び順は、どちらが衛星IDでどちらが時間情報要素であるかが特定できる限り、任意である。
時間情報(w、Lw)に含まれる時間情報要素Lwは、受信時刻Trに衛星IDがwのGPS衛星から受信したGPS電波の、そのGPS衛星からGPS受信機100までの伝搬時間tw(w=a乃至d)に所定の定数を乗じた値とする。
前記定数は、電波の伝搬速度である光速Cであっても構わない。図4には前記定数に光速Cを用いた場合を表してある。
前記定数は1であっても構わない。その場合は、時間情報要素Lwは伝搬時間twに等しくなる。
伝搬時間Tw(w=a乃至d)は、受信時刻Trから、対象とするGPS電波の送信時刻Tsw(w=a乃至d)を減じた値である。
情報群901の導出に用いる各衛星からのGPS電波の受信時刻の各々は、互いに厳密に一致する必要はない。各衛星からのGPS電波の受信時刻は、許容され得る受信時刻Trの誤差範囲にあればよい。
情報群が備える時間情報の数は、GPS受信機100の位置の特定に必要な3以上の数であれば、必ずしもGPS衛星の数に等しい必要はない。
図5は、GPS衛星の数より多い数の時間情報を含む情報群の例である情報群902を表す概念図である。
情報群902は、衛星IDであるa乃至dの各々を含む時間情報を含むことに加えて、aの衛星IDを含む時間情報を(a、La−1)と(a、La−2)との二つ含む。ここで、La−1は、衛星IDがaの衛星からのGPS電波についての第一の前記時間情報要素である。また、La−2は、衛星IDがaの衛星からのGPS電波についての第二の前記時間情報要素である。
時間情報要素La−1は、例えば、衛星IDがaのGPS衛星からGPS受信機100に反射せずに直接到達したGPS電波から導出した時間情報要素である。そして、時間情報要素La−2は、例えば、衛星IDがaのGPS衛星からGPS受信機100に、構造物により反射して到達したGPS電波から導出した時間情報要素である。
あるいは、時間情報要素La−1及びLa−2のいずれもが、衛星IDがaのGPS衛星からGPS受信機100に、構造物により反射して到達したGPS電波から導出した時間情報要素である場合も想定され得る。
なお、実施形態の情報群は、b乃至dのうちのいずれかの衛星IDを含む時間情報を複数含んでも構わない。さらに、実施形態の情報群が含む、一つの衛星IDを含む時間情報の数は任意である。
このように、情報群がGPS衛星の数より多い数の時間情報を含む場合には、サーバ200における前記位置情報の判定精度が向上する場合がある。
次に、図3に表すサーバ200が記録部211に保持する対応情報群の例を説明する。
図6は、対応情報群の第一の例である対応情報群921を表す概念図である。
対応情報群921は、n個の対応情報である対応情報9211乃至921nを含む複数の対応情報を含む。
対応情報921n(nは1以上)は、組合せ情報911nと位置情報931nとを含む。
組合せ情報911nは、4つの時間情報である、(a、Lan)、(b、Lbn)、(c、Lcn)及び(d、Ldn)を含む。すなわち、組合せ情報911nは、各衛星IDを含む時間情報を一つずつ含む。
位置情報931nは、GPS受信機100の位置を表す緯度Inと経度Knとを含む。
実施形態の対応情報群に含まれる各対応情報が含む組合せ情報に含まれる同じ衛星IDを含む時間情報の数は複数であっても構わない。
図7は、対応情報群の第二の例である対応情報群922を表す概念図である。
組合せ情報912nは、a乃至dの各衛星IDを含む時間情報を二つずつ含む。
実施形態の対応情報群に含まれるある対応情報と他の対応情報とで、組合せ情報に含まれる、ある衛星IDを含む時間情報の数が異なっていても構わない。
図8は、対応情報群の第三の例である対応情報群923を表す概念図である。
対応情報923mが含む組合せ情報913mに含まれるaの衛星IDを含む時間情報は、(a、Lam−1)と(a、Lam−2)との二つである。これに対し、対応情報923nが含む組合せ情報913nに含まれるaの衛星IDを含む時間情報は、(a、Lan)の一つである。
また、対応情報923mが含む組合せ情報913mに含まれるbの衛星IDを含む時間情報は、(b、Lbm)の一つである。これに対し、対応情報923nが含む組合せ情報913nに含まれるbの衛星IDを含む時間情報は、(b、Lbn−1)と(b、Lbn−2)との二つである。
実施形態の対応情報群が含む対応情報の組合せ情報に含まれる同じ衛星IDの時間情報の数は任意である。
図9は、対応情報群の第四の例である対応情報群924を表す概念図である。
対応情報924nが含む組合せ情報914nに含まれるaの衛星IDを含む時間情報は、(a、Lan−1)乃至(a、Lan−p)のp個である。
[処理フロー]
図10は、図3に表すGPS受信機100の処理部106が行う処理の処理フロー例を表す概念図である。
処理部106は、例えば、外部からの開始情報の入力により、図10に表す処理を開始する。
そして、処理部106は、S101の処理として、図3に表すGPS受信部101がGPS電波を受信したかについての判定を行う。
処理部106は、S101の処理による判定結果がyesの場合は、S102の処理を行う。
一方、処理部106は、S101の処理による判定結果がnoの場合は、S101の処理を再度行う。
処理部106は、S102の処理を行う場合は、同処理として、前記第一情報の前記格納領域への格納を記録部111に行わせる。前記第一情報は、受信したGPS電波を送信したGPS衛星の衛星IDと、そのGPS電波の受信時刻と、そのGPS電波の送信時刻との組合せである。また、前記格納領域は、前述のように、図3に表す記録部111の、時間情報を格納するために予め用意された領域である。
次に、処理部106は、S103の処理として、位置情報を導出すべきタイミングかについての判定を行う。処理部106は、当該判定を、例えば、図示しないタイマが送付又は発生するタイミング通知情報の有無を判定することにより行う。
処理部106は、S103の処理による判定結果がyesの場合は、S104の処理を行う。
一方、処理部106は、S103の処理による判定結果がnoの場合は、S101の処理を再度行う。
処理部106は、S104の処理を行う場合は、同処理として、サーバに送付する情報群の生成を行う。処理部106は、当該生成を、前記格納領域に格納されている前記第一情報から前述の第一情報群を生成し、その前記第一情報群の各第一情報から時間情報を導出することにより行う。第一情報から時間情報を導出する方法は、図4を参照して説明した通りである。
処理部106は、図4に表す情報群901を生成する場合は、例えば、a乃至dの各々の衛星IDを含む時間情報のうち、各衛星IDに係る受信時刻が等しい(略等しい)ものを、各衛星IDについて一つずつ、情報群に格納する。前記受信時刻は、例えば直近のものである。
処理部106は、あるいは、図4に表す情報群901を生成する場合に、受信電波強度が所定のレベルを超えたものから、情報群に格納する擬似情報を選択しても良い。ここでは、図3に表すGPS受信部101は、GPS電波を受信する際にそのGPS電波に係る受信電波強度(受信電界強度)を取得していることを前提としている。
次に、処理部106は、S105の処理として、S104の処理により生成した情報群の図3に表すサーバ200への送付を図3に表す通信部116に行わせる。
そして、処理部106は、S106の処理として、S105の処理により送付させた情報群に対応する位置情報等の送付を、通信部116が、図3に表すサーバ200から受けたかについての判定を行う。ここで、位置情報等は、前述のように、位置情報又は該当する位置情報がない旨を表す情報である。
処理部106は、S106の処理による判定結果がyesの場合は、S107の処理を行う。
一方、処理部106は、S106の処理による判定結果がnoの場合は、S106の処理を再度行う。
処理部106は、S107の処理を行う場合は、同処理として、図3に表すサーバ200から受けた位置情報等を、出力部121に出力させる。
そして、処理部106は、S108の処理として、前記格納領域に格納した時間情報をすべて削除する。
そして、処理部106は、S109の処理として、図10に表す処理を終了するかについての判定を行う。処理部106は、当該判定を、例えば、外部からの終了情報の入力の有無を判定することにより行う。
処理部106は、S109の処理による判定結果がyesの場合は、図10に表す処理を終了する。
一方、処理部106は、S106の処理による判定結果がnoの場合は、S101の処理を再度行う。
図11は、図3に表すサーバ200の処理部201が行う処理の処理フロー例を表す概念図である。
処理部201は、例えば、外部からの開始情報の入力により、図11に表す処理を開始する。
そして、処理部201は、S201の処理として、通信部216が、図3に表すGPS受信機100から、前記情報群の送付を受けたかについての判定を行う。
処理部201は、S201の処理による判定結果がyesの場合は、S202の処理を行う。
一方、処理部201は、S201の処理による判定結果がnoの場合は、S201の処理を再度行う。
処理部201は、S202の処理を行う場合は、同処理として、S201の処理により送付を受けたことを判定した擬似情報群を含む対応情報が、図3に表す記録部211が保持する前述の対応情報群に格納されているかについての判定を行う。
処理部201は、S201の処理による判定結果がyesの場合は、S202の処理を行う。
一方、処理部201は、S201の処理による判定結果がnoの場合は、S201の処理を再度行う。
処理部201は、S203の処理を行う場合は、同処理として、S202の処理により情報群を含むことを判定した対応情報が含む位置情報のGPS受信機への送付を、図3に表す通信部216に行わせる。そして、処理部201は、S205の処理を行う。
処理部201は、S204の処理を行う場合は、同処理として、該当する位置情報がない旨を表す情報のGPS受信機への送付を、図3に表す通信部216に行わせる。そして、処理部201は、S205の処理を行う。
処理部201は、S205の処理を行う場合は、図11に表す処理を終了するかについての判定を行う。処理部201は、当該判定を、例えば、外部からの終了情報の入力の有無を判定することにより行う。
処理部201は、S205の処理による判定結果がyesの場合は、図11に表す処理を終了する。
一方、処理部201は、S205の処理による判定結果がnoの場合は、S201の処理を再度行う。
処理部201が行う処理フロー例は、図11に表すS202乃至S204の処理を、図12に表す処理で置き換えたものでも構わない。
図12は、S202乃至S204の処理を置き換える処理を表す概念図である。
処理部201は、図11に表すS201の処理による判定結果がyesの場合はS202−2の処理を行う。
処理部201は、S202−2の処理を行う場合は、同処理として、情報群から抽出した、各衛星IDを含む時間情報を一つずつ含む組合せのいずれかを含む対応情報が、対応情報群にあるかを判定する。
処理部201は、S202−2の処理による判定結果がyesの場合は、S203−2の処理を行う。
一方、処理部201は、S202−2の処理による判定結果がnoの場合は、S204−2の処理を行う。
処理部201は、S203−2の処理を行う場合は、同処理として、S202−2の処理により、前記組合せのいずれかを含むことを判定した対応情報が含む位置情報を、図3に表す通信部216に、GPS受信機100に送付させる。そして、処理部201は、図11に表すS205の処理を行う。
処理部201は、S204−2の処理を行う場合は、同処理として、該当する位置情報がない旨を表す情報を、通信部216に、GPS受信機100に送付させる。そして、処理部201は、図11に表すS205の処理を行う。
処理部201が行う処理フロー例は、図11に表すS202乃至S204の処理を、図13に表す処理で置き換えたものでも構わない。
図13は、S202乃至S204の処理を置き換える処理を表す概念図である。
処理部201は、図11に表すS201の処理による判定結果がyesの場合は、S202−3の処理を行う。
処理部201は、S202−3の処理を行う場合は、同処理として、情報群から抽出した、各衛星IDを含む時間情報を所定数含む組合せのいずれかを含む対応情報が前記対応情報群にあるかを判定する。
処理部201は、S202−3の処理による判定結果がyesの場合は、S203−3の処理を行う。
一方、処理部201は、S202−3の処理による判定結果がnoの場合は、S204−3の処理を行う。
処理部201は、S203−3の処理を行う場合は、同処理として、S202−3の処理により、前記組合せのいずれかを含むことを判定した対応情報が含む位置情報を、図3に表す通信部216に、GPS受信機100に送付させる。そして、処理部201は、図11に表すS205の処理を行う。
処理部201は、S204−3の処理を行う場合は、同処理として、該当する位置情報がない旨を表す情報を、通信部216に、GPS受信機100へ送付させる。そして、処理部201は、図11に表すS205の処理を行う。
図14は、図3に表す位置特定システム300が行う、上記処理フロー例に基づく動作例を表す概念図である。
GPS受信機100は、A101の動作として、まず、前述の情報群の生成を行う(図10のS101乃至S104の処理)。
そして、GPS受信機100は、A102の動作として、A101の動作により生成した情報群をサーバ200に送付する(同S105の処理)。
サーバ200は、当該送付を受けて、A103の動作として、情報群から前述の位置情報等を生成する(図11のS201乃至S204の処理)。
そして、サーバ200は、A104の動作として、生成した位置情報等のGPS受信機100への送付を行う(同S203及びS204の処理)。
GPS受信機100は、当該送付を受けて、送付された位置情報等を出力する(同S107の処理)。
[効果]
本実施形態の位置特定システムにおいては、GPS受信機は、前記情報群をサーバに送付する。サーバは、前記送付を受けて、送付された情報群と、予め保持する、情報群と前記GPS受信機の位置との対応データとにより導出した前記位置を前記GPS受信機に送付する。前記GPS受信機は、GPS電波からの前記GPS受信機の位置の導出を行わない。
従い、前記位置の導出のために用いるGPS電波を、情報量の多い三次元地図等を保持して選択する処理量の多い処理を行う必要がない。
そのため、前記位置特定システムは、前記GPS受信機が三次元地図等を保持しないこと、及び、三次元地図等を用いた計算の省略を可能にする。
<第三実施形態>
第三実施形態は、GPS受信機とサーバとがGPS受信機の位置を特定する処理を分担する位置特定システムに関する実施形態である。
[構成と動作]
第三実施形態の位置特定システムの構成例は、図3に表す位置特定システム300と同じである。
そして、第三実施形態の位置特定システム300は、以下が、第二実施形態の位置特定システム300の説明と異なる。
図3に表す第三実施形態の記録部111は、予め、GPS電波の何らかの構造物からの反射が想定されないことが確認される位置範囲を表す無反射想定範囲情報を保持している。当該無反射想定範囲情報は、三次元地図等のような情報量の多いものではなく、より大まかな情報量の少ない情報である。
前記無反射想定範囲情報は、海や内水面、田畑、牧場、広場、荒地等を表す情報であっても構わない。また、前記無反射想定範囲情報は、三次元地図等を用いて反射がないことを確認した位置範囲を表すものであっても構わない。
図3に表す第三実施形態の処理部106は、第一実施形態において説明した方法により前記情報群を生成すると、その情報群を用いて、GPS受信機100の位置を導出する。当該位置は、以降の処理により、位置として採用される場合とされない場合とがある。そこで、実施形態では当該位置を「仮位置」ということにする。
処理部106は、例えば、受信時刻が等しい(略等しい)GPS電波が同じ衛星IDについて複数ある場合は、例えば、同じ衛星IDのGPS電波のうち最も受信電波強度(受信電界強度)の高いものに関する前記第一情報を用いて、前記仮位置を導出する。
前記仮位置を導出する方法は、背景技術の項で述べたように、周知である。当該仮位置は、誤差が含まれている位置である場合と正しい位置である場合との両方があり得る。
そして、処理部106は、導出した前記仮位置が前記無反射想定範囲に含まれるかについての判定を行う。ここで、前記無反射範囲は、反射による誤差がある可能性がある前記仮位置を用いても、その仮位置が含まれる場合には、無反射であることが判定できるように余裕を持って設定されているものとする。
処理部106は、前記仮位置が前記無反射想定範囲に含まれることを判定した場合には、前記仮位置をGPS受信機100の正しい位置として確定させる。
そして、処理部106は、確定させた位置を表す位置情報を、図3に表す出力部121に出力させる。
一方、処理部106は、前記仮位置が前記無反射想定範囲に含まれないことを判定した場合には、導出した前記伝搬距離情報群を、図3に表すサーバ200に送付し、サーバからの前記位置情報の送付を待つ。
処理部106は、図3に表すサーバ200から位置情報等の送付があった場合は、その位置情報等を、出力部121に出力させる。
図3に表す第三実施形態の位置特定システム300の各構成が行う動作は、上記を除いて、第一実施形態の位置特定システム300の各構成が行う動作と同じである。また、上記説明と、第二実施形態の説明とが矛盾する場合は、上記説明を優先する。
[処理フロー]
図3に表す第三実施形態の処理部106が行う処理の処理フロー例は、図10に表すS103のyes、S104及びS106の処理の間に図15に表す処理を追加したものである。
図15は、S103のyes、S104及びS106の処理の間に追加する処理を表す概念図である。
処理部106は、S103の処理により、位置情報導出のタイミングであることを判定した場合には、S103aの処理を行う。
処理部106は、S103aの処理を行う場合には、同処理として、前述の仮位置の導出を行う。前記仮位置の導出方法についての説明は前述の通りである。
そして、処理部106は、S103bの処理として、S103aの処理により導出した仮位置が、図3に表す記録部111が保持する前述の無反射想定範囲に含まれるかについての判定を行う。
処理部106は、S103bの処理による判定結果がyesの場合は、図10に表すS104の処理を行う。
一方、処理部106は、S103bの処理による判定結果がnoの場合は、図10に表すS104の処理を行う。
処理部106は、S103cの処理を行う場合には、同処理として、S103aの処理により導出した仮位置を位置とする位置情報を生成する。
そして、処理部106は、図10に表すS106の処理を行う。
また、第三実施形態の処理部106が行う、図10のS107の処理の説明は、以下の通りである。
処理部106は、S107の処理を行う場合は、同処理として、図3に表すサーバ200から受けた位置情報等、又は、S103cの処理により生成した位置情報のうちのいずれかを、出力部121に出力させる。
図15に表すS103a、S103b及びS104の処理の間に、図16に表す処理を追加しても構わない。
図16は、S103a、S103b及びS104の処理との間に追加する第二の処理を表す概念図である。
処理部106は、図15に表すS103aの処理の次にS103dの処理を行う。
処理部106は、S103dの処理を行う場合は、同処理として、直近の等しい(略等しい)受信時刻の第一情報に、同じ衛星IDを含むものが複数あるかについての判定を行う。当該判定は、等しい受信時刻の第一情報に同じ衛星IDを含むものが複数ある場合は、反射による影響があることが明らかなので、導出した仮位置を本位置として確定させないために行う処理である。
処理部106は、S103dによる判定結果がnoの場合は、図15に表すS103bの処理を行う。
一方、処理部106は、S103dによる判定結果がyesの場合は、図10に表すS104の処理を行う。
以上を除いて、図3に表す第三実施形態の処理部106及び処理部201が行う処理の処理フロー例は、第二実施形態の処理部106及び処理部201が行う処理の処理フロー例と同じである。ただし、上記説明と第二実施形態の説明とが矛盾する場合は、上記説明を優先する。
[効果]
第三実施形態の位置特定システムは、第二実施形態の位置特定システムが備える構成を備え、第二実施形態の位置特定システムが奏する効果を奏する。
それに加えて、第三実施形態の位置特定システムのGPS受信機は、導出した仮位置が前述の反射想定範囲に含まれる場合には、当該仮位置をGPS受信機の位置とする。そのため、サーバは、前記反射想定範囲については、第二実施形態において説明した対応情報を保持する必要がない。従い、第三実施形態の位置特定システムは、対応情報群の生成に要する費用や労力を節約することが可能である。
<第四実施形態>
第四実施形態は、前述の無反射想定範囲情報をサーバが備える位置特定システムに関する実施形態である。
[構成と動作]
第四実施形態の位置特定システムの構成例は、図3に表す位置特定システム300と同じである。
そして、第四実施形態の位置特定システム300は、以下の説明が、第二実施形態の位置特定システム300の説明と異なる。
図3に表す第四実施形態の記録部211は、予め、GPS電波の何らかの構造物からの反射が想定されないことが確認される位置範囲である無反射想定範囲情報を保持している。当該無反射想定範囲情報の説明は、第三実施形態で説明したものと同じである。
図3に表す第四実施形態の処理部201は、前記情報群を受信したことを判定すると、その情報群を用いて仮位置を導出する。当該仮位置の説明は、第三実施形態で説明したものと同じである。
そして、処理部201は、導出した仮位置が前記無反射想定範囲に含まれるかについての判定を行う。
処理部201は、前記仮位置が前記無反射想定範囲に含まれることを判定した場合には、前記仮位置をGPS受信機100の正しい位置として確定させる。
そして、処理部201は、確定させた位置を表す位置情報を、通信部216に、GPS受信機100に送付させる。
一方、処理部106は、前記仮位置が前記無反射想定範囲に含まれないことを判定した場合には、導出した前記情報群と第二実施形態で説明した対応情報群とから、第二実施形態で説明した方法により、前述の位置情報等の導出を行う。
図3に表す第四実施形態の位置特定システム300の各構成が行う動作は、上記を除いて、第二実施形態の位置特定システム300の各構成が行う動作と同じである。また、上記説明と、第二実施形態の説明とが矛盾する場合は、上記説明を優先する。
[処理フロー]
図3に表す第四実施形態の処理部201が行う処理の処理フロー例は、図11に表すS201のyes、S202及びS205の処理の間に図17に表す処理を追加したものである。
図17は、S201のyes、S202及びS205の処理の間に追加する処理を表す概念図である。
処理部201は、S201の処理による判定結果がyesの場合は、S201aの処理を行う。
処理部201は、S201aの処理を行う場合には、同処理として、前述の仮位置の導出を行う。
そして、処理部201は、S201bの処理として、S201aの処理により導出した仮位置が、図3に表す記録部211が保持する前述の無反射想定範囲に含まれるかについての判定を行う。
処理部201は、S201bの処理による判定結果がyesの場合は、S201cの処理を行う。
一方、処理部201は、S103bの処理による判定結果がnoの場合は、図11に表すS202の処理を行う。
処理部201は、S201cの処理を行う場合には、同処理として、S201aの処理により導出した仮位置を位置とする位置情報を生成し、図3に表す通信部216を介してGPS受信機100に送付する。
そして、処理部201は、図11に表すS205の処理を行う。
図11に表すS201、図17に表すS201a及びS202の処理の間に、図18に表す処理を追加しても構わない。
図18は、S201、S201a及びS202の処理の間に追加する処理を表す概念図である。
処理部201は、図11に表すS201の処理による判定結果がyesの場合はS201dの処理を行う。
処理部201は、S201dの処理を行う場合は、同処理として、S201の処理により送付を受けたことを判定した情報群が、同じ衛星IDを含む時間情報を複数含むかについての判定を行う。当該判定は、情報群が、同じ衛星IDを含む時間情報を複数含む場合は、反射による影響があることが明らかなので、導出した仮位置を本位置として確定させないために行う処理である。
処理部201は、S201dによる判定結果がyesの場合は、図11に表すS202の処理を行う。
一方、処理部201は、S201dによる判定結果がnoの場合は、図10に表すS201aの処理を行う。情報群が同じ衛星IDを含む時間情報を一つだけ含む場合であっても、その時間情報が反射波による場合がある。従い、S201dによる判定結果がnoであっても、S201aの処理を行う必要がある。
以上を除いて、図3に表す第四実施形態の処理部106及び処理部201が行う処理の処理フロー例は、第二実施形態の処理部106及び処理部201が行う処理の処理フロー例と同じである。ただし、上記説明と第二実施形態の説明とが矛盾する場合は、上記説明を優先する。
[効果]
第四実施形態の位置特定システムは、第二実施形態の位置特定システムが備える構成を備え、第二実施形態の位置特定システムが奏する効果を奏する。
それに加えて、第四実施形態の位置特定システムのサーバは、導出した仮位置が前述の無反射想定範囲に含まれる場合には、当該仮位置をGPS受信機の位置とする。そのため、サーバは、前記反射想定範囲については、第二実施形態において説明した対応情報を保持する必要がない。従い、第四実施形態の位置特定システムは、対応情報群の生成に要する費用や労力を節約することが可能である。
さらに、第四実施形態の位置特定システムは、第三実施形態の位置特定システムのように、GPS受信機が前記無反射想定範囲情報を保持する必要がない。前記無反射想定範囲情報は、前記三次元地図等ほど情報量の多いものではないにしても、更新が必要な情報である。第四実施形態の位置特定システムは、前記無反射想定範囲情報のGPS受信機における更新を行わないことを可能にする。
なお、実施形態のGPS受信機は、実施形態のサーバが備える構成を含んでいても構わない。その場合におけるGPS受信機の各構成とサーバが備える構成との間の情報交換の方法は任意である。
また、GPSの代わりにGPSを代替し得るシステムが用いられていても構わない。
図19は、実施形態の通信システムの最小限の構成である通信システム300xの構成を表すブロック図である。
通信システム300xは、受信手段101xと出力手段126xとを備える。
受信手段101xは、送信時刻と送信元の識別情報とを含む電波を送出する衛星からなる衛星群に含まれる前記衛星の各々からの電波を受信する。
出力手段121xは、前記衛星の各々についての、前記電波の受信時刻から前記送信時刻を減じた時間を表す時間情報からなる情報群と、前記情報群と第一通信装置の位置との対応を表す対応情報とから特定した前記位置の出力を行う。
通信システム300xは、前記情報報群と前記対応情報とから前記位置を特定する。そのため、前記第一通信装置は、前記情報群から前記位置の導出を行わない。そのため、前記第一通信装置は、前記位置の導出のために用いるGPS電波を、情報量の多い三次元地図等を保持して選択する処理を行う必要がない。
そのため、通信システム300xは、GPS受信機における三次元地図情報に基づく処理を必要とせずにGPS受信機の位置を特定し得る。
そのため、通信システム300xは、前記構成により、[発明の効果]の項に記載した効果を奏する。
なお、図19に表す通信システム300xは、例えば、図3に表す位置特定システム300である。また、受信手段101xは、は、例えば、図3に表すGPS受信部101である。また、出力手段121xは、例えば、出力部121である。
なお、本発明の技術とは異なるが、網羅的に端末の周囲の情報をデータベースに格納し、当該情報から位置を特定するfingerprintingと呼ばれる技術が知られている(非特許文献2参照)。
当該技術において、前記周囲の情報として無線LAN(Local Area Network)に関する情報を利用することを想定する。その場合、多数のスマートフォンの各々が、受信可能な周囲の無線LANアクセスポイントのMACアドレスとLTEの基地局から導かれる位置やGPSによる位置などを組みあわせてサーバにアップロードしてデータベースが作られる。ここで、MACは、Media Access Controlの略である。また、LTEは、Long Term Evolutionの略である。スマートフォンは、周囲の無線LANのアクセスポイントの情報を持ってサーバに問い合わせることにより当該スマートフォンの位置を取得する。
本実施形態の通信システムの場合は、端末が利用する周囲の情報が衛星からの電波に係る時間情報である点が、前記技術とは明確に異なる。
前記技術においては、アクセスポイントの移動や廃止等が頻繁に行われる。そのため、当該移動や廃止により、突然に端末の位置が得られなくなる可能性がある。これに対し、本実施形態の通信システムの場合は、衛星からの電波に関する時間情報を利用するため、突然に端末の位置が得られなくならないという長所を有する。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で更なる変形、置換、調整を加えることができる。例えば、各図面に示した要素の構成は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
また、前記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記述され得るが、以下には限られない。
(付記1)
送信時刻と送信元の識別情報とを含む電波を送出する衛星からなる衛星群に含まれる前記衛星の各々からの電波を受信する受信手段と、
前記衛星の各々についての、前記電波の受信時刻から前記送信時刻を減じた時間を表す時間情報からなる情報群と、前記情報群と第一通信装置の位置との対応を表す対応情報とから特定した前記位置の出力を行う出力手段と、
を備える通信システム。
(付記2)
前記第一通信装置が前記情報群の第二通信装置への送付と前記出力とを行い、前記第二通信装置が前記特定と前記第一通信装置への送信とを行う、付記1に記載された通信システム。
(付記3)
前記衛星の各々からの前記電波に係る前記受信時刻が、前記第一通信装置が静止している時間帯のものである、付記1又は付記2に記載された通信システム。
(付記4)
前記衛星の各々からの前記電波に係る前記受信時刻が略等しい、付記1又は付記2に記載された通信システム。
(付記5)
前記時間情報が、前記時間に係る前記識別情報を含む、付記1乃至付記4のうちのいずれか一に記載された通信システム。
(付記6)
前記情報群が、前記衛星の各々からの前記電波により導出した前記時間情報を一つずつ備える、付記1乃至付記5のうちのいずれか一に記載された通信システム。
(付記7)
前記情報群が、ある前記衛星に係る前記時間情報を複数備える、付記1乃至付記5のうちのいずれか一に記載された通信システム。
(付記8)
前記対応情報が、前記衛星の各々に係る前記時間情報を一つずつ備える、付記1乃至付記7のうちのいずれか一に記載された通信システム。
(付記9)
前記対応情報が、ある前記衛星に係る前記時間情報を複数備える、付記1乃至付記7のうちのいずれか一に記載された通信システム。
(付記10)
ある前記対応情報と他の前記対応情報とで、含まれる、ある前記衛星に係る記時間情報の数が異なる、付記1乃至付記7のうちのいずれか一に記載された通信システム。
(付記11)
前記対応情報が、前記衛星の各々に対応する前記時間情報を各々一つ以上備える組合せ情報と、前記位置を表す位置情報とを組み合わせたものである、付記1乃至付記10のうちのいずれか一に記載された通信システム。
(付記12)
前記対応情報が対応情報群に含まれる、付記11に記載された通信システム。
(付記13)
前記情報群が、前記対応情報群の一つの前記対応情報に含まれることを判定した場合に、その前記対応情報に含まれる前記位置情報について前記特定を行う、付記12に記載された通信システム。
(付記14)
前記情報群から抽出した、前記衛星の各々に係る前記時間情報を一つずつ含む組合せのいずれかを含む前記対応情報が前記対応情報群にあることを判定した場合に、その前記対応情報に含まれる前記位置情報について前記特定を行う、付記12又は付記13に記載された通信システム。
(付記15)
前記情報群から抽出した、前記衛星の各々についての前記時間情報を所定数含む組合せのいずれかを含む前記対応情報があることを判定した場合に、その前記対応情報に含まれる前記位置情報について前記特定を行う、付記12又は付記13に記載された通信システム。
(付記16)
前記情報群により仮位置を導出し、前記仮位置への前記電波の反射の影響がない位置範囲を表す範囲情報を予め保持しており、前記仮位置が前記位置範囲に含まれないことを判定した場合に、前記仮位置を前記位置とする、付記1乃至付記15のうちのいずれか一に記載された通信システム。
(付記17)
前記仮位置の前記導出を前記第一通信装置が行う、付記16に記載された通信システム。
(付記18)
前記保持を前記第一通信装置が行う、付記16又は付記17に記載された通信システム。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2018年1月12日に出願された日本出願特願2018−003669を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100、800 GPS受信機
101、801 GPS受信部
101x 受信手段
106、201 処理部
111、211 記録部
116、216 通信部
121 出力部
121x 出力手段
200 サーバ
200x 第二通信装置
300 位置特定システム
300x 通信システム
806 擬似距離計算部
811 マルチパス誤差補正部
816 位置計算部
902 情報群
9111、9112、911n、912n、913m、913n、914n 組合せ情報
921、922、923、924 対応情報群
9211、9212、921n、922n、923m、923n、924n 対応情報
931n 位置情報

Claims (18)

  1. 送信時刻と送信元の識別情報とを含む電波を送出する衛星からなる衛星群に含まれる前記衛星の各々からの電波を受信する受信手段と、
    前記衛星の各々についての、前記電波の受信時刻から前記送信時刻を減じた時間を表す時間情報からなる情報群と、前記情報群と第一通信装置の位置との対応を表す対応情報とから特定した前記位置の出力を行う出力手段と、
    を備える通信システム。
  2. 前記第一通信装置が前記情報群の第二通信装置への送付と前記出力とを行い、前記第二通信装置が前記特定と前記第一通信装置への送信とを行う、請求項1に記載された通信システム。
  3. 前記衛星の各々からの前記電波に係る前記受信時刻が、前記第一通信装置が静止している時間帯のものである、請求項1又は請求項2に記載された通信システム。
  4. 前記衛星の各々からの前記電波に係る前記受信時刻が略等しい、請求項1又は請求項2に記載された通信システム。
  5. 前記時間情報が、前記時間に係る前記識別情報を含む、請求項1乃至請求項4のうちのいずれか一に記載された通信システム。
  6. 前記情報群が、前記衛星の各々からの前記電波により導出した前記時間情報を一つずつ備える、請求項1乃至請求項5のうちのいずれか一に記載された通信システム。
  7. 前記情報群が、ある前記衛星に係る前記時間情報を複数備える、請求項1乃至請求項5のうちのいずれか一に記載された通信システム。
  8. 前記対応情報が、前記衛星の各々に係る前記時間情報を一つずつ備える、請求項1乃至請求項7のうちのいずれか一に記載された通信システム。
  9. 前記対応情報が、ある前記衛星に係る前記時間情報を複数備える、請求項1乃至請求項7のうちのいずれか一に記載された通信システム。
  10. ある前記対応情報と他の前記対応情報とで、含まれる、ある前記衛星に係る記時間情報の数が異なる、請求項1乃至請求項7のうちのいずれか一に記載された通信システム。
  11. 前記対応情報が、前記衛星の各々に対応する前記時間情報を各々一つ以上備える組合せ情報と、前記位置を表す位置情報とを組み合わせたものである、請求項1乃至請求項10のうちのいずれか一に記載された通信システム。
  12. 前記対応情報が対応情報群に含まれる、請求項11に記載された通信システム。
  13. 前記情報群が、前記対応情報群の一つの前記対応情報に含まれることを判定した場合に、その前記対応情報に含まれる前記位置情報について前記特定を行う、請求項12に記載された通信システム。
  14. 前記情報群から抽出した、前記衛星の各々に係る前記時間情報を一つずつ含む組合せのいずれかを含む前記対応情報が前記対応情報群にあることを判定した場合に、その前記対応情報に含まれる前記位置情報について前記特定を行う、請求項12又は請求項13に記載された通信システム。
  15. 前記情報群から抽出した、前記衛星の各々についての前記時間情報を所定数含む組合せのいずれかを含む前記対応情報があることを判定した場合に、その前記対応情報に含まれる前記位置情報について前記特定を行う、請求項12又は請求項13に記載された通信システム。
  16. 前記情報群により仮位置を導出し、前記仮位置への前記電波の反射の影響がない位置範囲を表す範囲情報を予め保持しており、前記仮位置が前記位置範囲に含まれないことを判定した場合に、前記仮位置を前記位置とする、請求項1乃至請求項15のうちのいずれか一に記載された通信システム。
  17. 前記仮位置の前記導出を前記第一通信装置が行う、請求項16に記載された通信システム。
  18. 前記保持を前記第一通信装置が行う、請求項16又は請求項17に記載された通信システム。
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