JP2002201615A - 能動機構による騒音低減方法及び能動機構付き防音壁 - Google Patents

能動機構による騒音低減方法及び能動機構付き防音壁

Info

Publication number
JP2002201615A
JP2002201615A JP2000398832A JP2000398832A JP2002201615A JP 2002201615 A JP2002201615 A JP 2002201615A JP 2000398832 A JP2000398832 A JP 2000398832A JP 2000398832 A JP2000398832 A JP 2000398832A JP 2002201615 A JP2002201615 A JP 2002201615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
soundproofing
control circuit
signal wave
microphone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000398832A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Sakai
正雄 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Metal Products Co Ltd filed Critical Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority to JP2000398832A priority Critical patent/JP2002201615A/ja
Publication of JP2002201615A publication Critical patent/JP2002201615A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防音壁の背高の増大により視界が遮られるこ
とを防ぎ、安全性の向上、環境のやさしさを達成できる
能動機構付き防音壁を提供する。 【解決手段】 移動する騒音発生体が放射する騒音を通
過させる通過部と、この通過部を区切る防音装置とを設
ける。防音装置は、車道側を向いたマイクロフォンと、
該マイクロフォンで受音した騒音を同振幅で逆位相を示
す信号波に変換する制御回路と、該制御回路で変換した
信号波を民地側へ投射するスピーカとから成るアナログ
型又はデジタル型の音響装置を組み込んで構成し、受音
した騒音を位相反転して逆位相とした信号波を、前記通
過部を通過した騒音と同方向へ投射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回折音の低減及
び直入射音による騒音曝露を軽減する能動機構(以下、
アクティブ・ノイズ・コントロール又はANC機構と云
う場合がある。)による騒音低減方法及び能動機構付き
防音壁の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】車道側と民地側とが防音壁により区切ら
れた空間において、車道側から放射された騒音は、
(I)防音壁に直接ぶつかる騒音、(II)防音壁の頂部
にぶつかり回折して防音壁の裏側に回り込む騒音(いわ
ゆる回折音)、(III)防音壁の上方を通過する騒音
(いわゆる直入射音)の大別3つの種類に分けることが
できる。
【0003】これらの騒音を軽減するために、従来、以
下に説明する(a)、(b)の防音壁が採用されてい
る。
【0004】(a)遮音材と吸音材とから遮音吸音ユニ
ットが、一定の間隔を開けて設置され走行する自動車か
らの視界が遮られることのない構成とした防音壁(例え
ば、特公昭58−52044号公報、特公昭59−42
764号公報)。
【0005】(b)騒音の音波と逆位相の音波を投射し
て回折する騒音を軽減する音響装置、即ちANC機構が
防音パネルの上端部に沿って配置された能動機構付き防
音壁(例えば、特開平6−175671号公報、特開平
7−234689号公報、特開平9−54593号公
報、特開平9−119114号公報)。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(a)の防音壁は、上記(I)の騒音を軽減することは
できるが、上記(II)、(III)の騒音に関しては上方
を越えてしまう課題があった。
【0007】また、上記(b)の防音壁は、防音パネル
の上端部にANC機構が配置されているので、(II)の
騒音、即ち回折音は軽減できるが、上記(III)の騒
音、即ち直入射音は軽減することができない。
【0008】具体的には、図14に例示したように、M
が騒音の音源、BがANC機構を配置した防音パネルの
頂点、Pが直入射音xの受音点とすると、前記直入射音
xは直線経路MPを通ってPに到達する。この直入射音
xを軽減する音波は、経路MBを通る他の直入射音y
と、経路BPを通る前記直入射音yに対応する逆位相の
音波zとからなる。即ち、Mから放射された直入射音y
がANC機構のマイクロフォンでキャッチされ、前記直
入射音yに対応する逆位相の音波zが前記ANC機構の
スピーカからPへ向けて投射されることによって騒音の
軽減化が達成される。
【0009】従って、三角形MBPにおいて、上記直入
射音xを軽減しようとする音波は、前記三角形MBPの
2辺で構成する経路MBPであり、直入射音xは三角形
MBPの1辺である経路MPなので[式1]が成立す
る。
【式1】経路MBP>経路MP 即ち、経路差が発生するので、逆位相の音波による直入
射音xの軽減は難しい。
【0010】そのため、上記(a)の防音壁及び(b)
の防音壁によって、これらの防音壁より上方へ放射され
る直入射音を軽減する場合は、防音壁の高さの増大を招
くことになり、視界が遮られる等の不具合が生じてい
た。
【0011】従って、本発明の目的は、上方へ放射され
る直入射音を軽減することができ、それに伴う防音壁の
背高の増大により視界が遮られることを防ぎ、安全性の
向上、環境のやさしさを達成できる能動機構のよる騒音
低減方法及び能動機構付き防音壁を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、請求項1に記載した発明に係
る能動機構による騒音低減方法は、移動する騒音発生体
が放射する騒音を通過させる通過部と、この通過部を区
切る防音装置とを設け、前記防音装置は、車道側を向い
たマイクロフォンと、該マイクロフォンで受音した騒音
を同振幅で逆位相を示す信号波に変換する制御回路と、
該制御回路で変換した信号波を民地側へ投射するスピー
カとから成るアナログ型又はデジタル型の音響装置を組
み込んで構成し、受音した騒音を位相反転して逆位相と
した信号波を、前記通過部を通過した騒音と同方向へ投
射することを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1に記載し
た能動機構による騒音低減方法において、騒音の通過部
及び防音装置は、民地側の隣接施設の防音に必要な高さ
に設けることを特徴とする。
【0014】請求項3記載に発明は、請求項1又は請求
項2に記載した能動機構による騒音低減方法において、
騒音の通過部と防音装置とは、ほぼ同じ高さに形成する
ことを特徴とする。
【0015】請求項4に記載した発明に係る能動機構付
き防音壁は、車道側を向いたマイクロフォンと、該マイ
クロフォンで受音した騒音を同振幅で逆位相を示す信号
波に変換する制御回路と、該制御回路で変換した信号波
を民地側へ投射するスピーカとから成るアナログ型又は
デジタル型の音響装置が組み込まれた柱状防音装置が構
成され、前記柱状防音装置は透視できる間隔を開けて複
数立設されていることを特徴とする。
【0016】請求項5に記載した発明に係る能動機構付
き防音壁は、車道側を向いたマイクロフォンと、該マイ
クロフォンで受音した騒音を同振幅で逆位相を示す信号
波に変換する制御回路と、該制御回路で変換した信号波
を民地側へ投射するスピーカとから成るアナログ型又は
デジタル型の音響装置が組み込まれた水平なビーム状の
防音装置が構成され、該防音装置は道路の側面に沿って
立てられた面型形状を成す防音パネルの頂部に沿って水
平に設置されており、更に、前記音響装置が組み込まれ
た柱状防音装置が前記水平なビーム状防音装置の上に透
視できる間隔を開けて複数立設されていることを特徴と
する。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項4又は5に
記載した能動機構付き防音壁において、柱状防音装置
は、車道側を向いたマイクロフォンと、該マイクロフォ
ンで受音した騒音を同振幅で逆位相を示す信号波に変換
する制御回路と、該制御回路で変換した信号波を民地側
へ投射するスピーカとから成るアナログ型又はデジタル
型の音響装置ユニットが、複数個鉛直方向に配置された
構成であることを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項5に記載し
た能動機構付き防音壁において、水平なビーム状防音装
置は、車道側を向いたマイクロフォンと、該マイクロフ
ォンで受音した騒音を同振幅で逆位相を示す信号波に変
換する制御回路と、該制御回路で変換した信号波を民地
側へ投射するスピーカとから成るアナログ型又はデジタ
ル型の音響装置ユニットが、複数個水平方向に配置され
た構成であることを特徴とする。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項4〜7のい
ずれか一に記載した能動機構付き防音壁において、間隔
を開けて立設された複数の柱状防音装置をつなぐ連続し
たビームが配置されていることを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項8に記載し
た能動機構付き防音壁において、複数の柱状防音装置を
つなぐビームに、車道側を向いたマイクロフォンと、該
マイクロフォンで受音した騒音を同振幅で逆位相を示す
信号波に変換する制御回路と、該制御回路で変換した信
号波を民地側へ投射するスピーカとから成るアナログ型
又はデジタル型の音響装置が組み込まれていることを特
徴とする。
【0021】
【本発明の実施の形態、及び実施例】図1及び図2は、
請求項1〜3に記載した発明に係る能動機構による騒音
低減方法の概念図を示している。
【0022】この騒音低減方法は、移動する騒音発生体
である自動車1が放射する騒音を通過させる通過部2
と、この通過部2を区切る防音装置3を設けた防音壁4
を用いる。
【0023】前記防音装置3は、詳細構造は後で説明す
るが、車道側を向いたマイクロフォンと、該マイクロフ
ォンで受音した騒音を同振幅で逆位相を示す信号波に変
換する制御回路と、該制御回路で変換した信号波を民地
側へ投射するスピーカとから成るアナログ型又はデジタ
ル型の音響装置を組み込んで構成し、受音した騒音を位
相反転して逆位相とした信号波を、前記通過部2を通過
した騒音と同方向へ投射して、騒音を軽減する。前記騒
音の通過部2及び防音装置3は、民地側の隣接施設5の
防音に必要な高さ範囲Hに設けている(請求項2記載の
発明)。
【0024】図2は、防音壁4と隣接施設5との関係を
示している。前記防音壁4は、車道と民地との境界に設
置された防音パネル16の上方に防音装置3を設けて構
成し、前記防音装置3は、通過部2を通過する騒音を隣
接施設5の最上階(3階)の居住者が窓を開けてもうる
さく感じない程度に軽減することができる高さHを有し
ている。具体的には、図2において点線で示した下方か
ら上方までの騒音(直入射音)と、同騒音を軽減する信
号波とに経路差が発生しないように、騒音の経路と同じ
高さ範囲に防音装置3を配置する。そのため、前記通過
部2と防音装置3とは、ほぼ同じ高さに形成することに
なる(請求項3記載の発明)。
【0025】従って、この騒音低減方法は、適宜隣接施
設5の高さに応じて通過部2及び防音装置3の高さを形
成しているので、騒音(直入射音)と同騒音を軽減する
信号波とに経路差が発生することがなく、好適に隣接施
設5の最上階の居住者が窓を開けても車道(自動車1)
から放射される騒音をうるさく感じない程度に軽減する
ことができる。しかも、防音装置3、3の間に通過部2
を設けているので、防音壁4の背高の増大により視界が
遮られることがない。
【0026】なお、本実施形態では、前記防音装置3を
防音パネル16の上方に設けているが、その限りではな
く防音装置3を車道と民地との境界に直接設置しても良
い。
【0027】具体的に上記の騒音低減方法は以下に示す
能動機構付き防音壁により実施される。
【0028】図3〜図5は、請求項4及び請求項8、9
に記載した発明に係る能動機構付き防音壁の実施形態を
示している。
【0029】この能動機構付き防音壁4は、上述した車
道の騒音、特に自動車1の騒音を軽減するために車道と
民地との境界に設置される。
【0030】前記能動機構付き防音壁4は、車道側を向
いたマイクロフォン6と、図示は省略したが該マイクロ
フォン6で受信した騒音を同振幅で逆位相を示す信号波
に変換する制御回路と、該制御回路で変換した信号波を
民地側へ投射するスピーカ7とから成るアナログ型の音
響装置(セット)が組み込まれた柱状防音装置3が構成
され、前記柱状防音装置3が透視できる間隔Wを開けて
立設されている。即ち、前記間隔Wは、柱状防音装置
3、3の間に騒音を通過させる通過部2として構成され
ている。
【0031】図4は、車道側から見た防音壁4を示し、
図5は、民地側から見た防音壁4を示している。
【0032】前記アナログ型の音響装置(セット)は、
既に公知技術である能動機構(ANC機構)であって、
受音点で感知した騒音と同振幅、逆位相、同方向の2次
音波を投射することにより、音波干渉を生じさせて前記
騒音を軽減させる構成とされている。なお、図6は、前
記アナログ型の音響装置(セット)10の代表的な回路
図を示し、マイクロフォン6と増幅器8a、及びスピー
カ7と増幅器8bとの一対毎に制御回路9が設置された
音響装置が複数配置され、前記それぞれの音響装置に
は、電源装置から電力が供給される構成とされている。
【0033】前記音響装置(セット)10が中空の支柱
11内に設置され、その音響装置(セット)10の音響
装置が前記支柱11の上端に上下に間隔を開けて二対配
置されて柱状防音装置3が構成されている。
【0034】前記柱状防音装置3は、自動車1の運転者
の視界を遮らないだけの間隔W(通過部2)を開けてベ
ースフレーム12に立てられる。また、前記間隔W(通
過部2)を開けて立設された複数の柱状防音装置3の上
端部をつなぐ連続したビーム13が配置されている(請
求項8記載の発明)。前記ビーム13にも、車道側を向
いたマイクロフォン6と、図示は省略したが該マイクロ
フォン6で受音した騒音を同振幅で逆位相を示す信号波
に変換する制御回路9と、該制御回路9で変換した信号
波を民地側へ投射するスピーカ7とから成るアナログ型
の音響装置(セット)10が組み込まれて、水平なビー
ム状防音装置15が構成されている(請求項9記載の発
明)。
【0035】前記構成の防音壁4は、一般道では車道近
傍を歩行する歩行者(例えば身長180cm程度)が騒音
をうるさく感じない程度に軽減することができる高さ、
高速道では道路よりも上方に位置する隣接施設5の居住
者が窓を開けても騒音をうるさく感じない程度に軽減す
ることができる高さを有し、車道と民地との境界に自動
車1の走行方向(図4、図5における左右方向)に連続
して設置される。したがって、車道(自動車1)から放
射されて柱状防音装置3、3の間、即ち通過部2を通過
する直入射音は、柱状防音装置3の音響装置(セット)
10の働きにより音波干渉を生じ軽減される。また、防
音壁4の頂部のビーム13にぶつかり回折して防音壁4
の裏側に回り込む回折音は、水平なビーム状防音装置1
5に設けられた音響装置(セット)10の働きにより音
波干渉を生じ軽減される。
【0036】かくして、上記能動機構付き防音壁4は、
歩行者及び隣接施設5の居住者が車道(自動車1)から
放射される騒音をうるさく感じない程度に軽減すること
ができる高さを有しているから、より上方の直入射音を
軽減することができる。
【0037】また、柱状防音装置3は透視できる間隔W
を開けて柱列状に立てられている。即ち柱状防音装置
3、3の間に通過部2が設けられているので自動車1の
運転者の視界を遮らず、防音壁4より民地側を歩行する
人や景色を認識することができ、安全性の向上、環境の
やさしさを達成することができる。
【0038】なお、本実施形態では、音響装置が支柱1
1に二対配置されているが、この限りではなく、支柱1
1の上側から下側まで連続的に配置されていても良い。
要するに、上記音響装置の配置は特に限定されず、効果
的に騒音を軽減できるように配置されていれば良い。
【0039】また、本実施形態では、図6に示したよう
に、マイクロフォン6と増幅器8a、及びスピーカ7と
増幅器8bとの一対毎に制御回路9が設置され音響装置
が構成されているが、マイクロフォン6と増幅器8a、
及びスピーカ7と増幅器8bとの複数対に対して共通す
る制御回路9が設置された構成でも同様に実施できる。
【0040】更に、図7は、他の実施形態を示してい
る。本実施形態では、アナログ式の音響装置(セット)
10を採用したが、デジタル型の音響装置(セット)1
0’でも良く、その場合は、マイクロフォン6と増幅器
8a、及びスピーカ7と増幅器8bとの複数対に対して
共通する制御回路9’(DSP:デジタル・シグナル・
プロセッサ)が設置される。もちろん、アナログ型の音
響装置(セット)10の場合と同様に、マイクロフォン
6と増幅器8a、及びスピーカ7と増幅器8bとの一対
毎に制御回路9’(DSP)が設置されても良い。前記
音響装置(セット)10のデジタル化により、エラーマ
イクを配置してフィードバック回路を設けることが可能
になり、より精度の高い信号波を投射することができ
る。
【0041】図8〜図10は、請求項5及び請求項6、
7に記載した能動機構付き防音壁14の実施形態を示し
ている。
【0042】この能動機構付き防音壁14も、やはり車
道の騒音、特に自動車1の騒音を軽減するために車道と
民地との境界に設置される。
【0043】前記能動機構付き防音壁14は、車道側を
向いたマイクロフォン6と、該マイクロフォン6で受音
した騒音を同振幅で逆位相を示す信号波に変換する制御
回路と、該制御回路で変換した信号波を民地側へ投射す
るスピーカ7とから成るアナログ型の音響装置(セッ
ト)が組み込まれた水平なビーム状防音装置17が構成
され、該防音装置17は道路の側面に沿って立てられた
面型形状を成す防音パネル16の頂部に沿って設置され
ている。更に、前記音響装置(セット)が組み込まれた
柱状防音装置3が前記水平なビーム状防音装置17の上
に透視できる間隔Wを開けて複数立設されている(請求
項5記載の発明)。前記間隔Wは、柱状防音装置3、3
の間に騒音を通過させる通過部2として構成されてい
る。
【0044】前記防音パネル16は、既往の枠材と吸音
材から成る防音パネルが用いられる。この防音パネル1
6の頂部に構成される水平なビーム状防音装置17は、
車道側を向いたマイクロフォン6と、該マイクロフォン
6で受音した騒音を同振幅で逆位相を示す信号波に変換
する制御回路9と、該制御回路9で変換した信号波を民
地側へ投射するスピーカ7とを一対とする音響装置ユニ
ット18が、複数個水平方向へ一連に並べて構成されて
いる(請求項7記載の発明)。
【0045】また、前記水平なビーム状防音装置17の
上方に設置される柱状防音装置3は、上記構成の音響装
置ユニット18が、複数個(図示例では4個)鉛直方向
に積み重ねた構成とされている(請求項6記載の発
明)。この柱状防音装置3は、自動車1の運転者の視界
を遮らないだけの間隔W(通過部2)を開けて柱列状に
設置されている。
【0046】前記音響装置ユニット18は、図3〜図5
の実施形態と同様に公知技術である能動機構(ANC機
構)であって、受音点で感知した騒音と同振幅、逆位
相、同方向の2次音波を投射することにより、音波干渉
を生じさせて前記騒音を軽減させる構成とされている。
前記音響装置ユニット18の具体的な回路は、図6と略
同様とされ、マイクロフォン6と増幅器8a、及びスピ
ーカ7と増幅器8bとの一対毎に制御回路9を設置した
音響装置が、それぞれユニット化されている。
【0047】なお、図8〜図10の防音壁14も、一般
道に設置した場合は車道近傍を歩行する人(例えば身長
180cm程度)が騒音をうるさく感じない程度に軽減す
ることができる高さ、高速道では道路よりも上方に位置
する隣接施設5の居住者が窓を開けても騒音をうるさく
感じない程度に軽減することができる高さを有し、車道
と民地との境界に自動車1の走行方向(図9、図10に
おける左右方向)に連続して設置される。したがって、
車道(自動車1)から放射されて直接防音パネル16に
ぶつかる直入射音は、そのまま防音パネル16に吸収さ
れ、前記防音パネル16の頂部にぶつかり回折して防音
壁14の裏側(民地側)に回り込む回折音は、前記防音
パネル16の頂部に設置された水平なビーム状防音装置
17の働きにより音波干渉を生じ軽減される。更に、柱
状防音装置3、3の間、即ち通過部2を通過する直入射
音は、前記水平なビーム状防音装置17の上方に設置さ
れた柱状防音装置3の働きにより音波干渉を生じ軽減さ
れる。
【0048】かくして、この能動機構付き防音壁14
も、図3〜図5の実施形態と同様に、歩行者及び隣接施
設5の居住者が車道(自動車1)から放射される騒音を
うるさく感じない程度に軽減することができる高さを有
しているから、より上方の直入射音を軽減することがで
きる。
【0049】また、柱状防音装置3は透視できる間隔W
を開けて柱列状に立てられている。即ち柱状防音装置
3、3の間に通過部2が設けられているので自動車1の
運転者の視界を遮らず、防音壁14より民地側を歩行す
る人や景色を認識することができ、安全性の向上、環境
のやさしさを達成することができる。
【0050】なお、本実施形態は、柱状防音装置3及び
水平なビーム状防音装置17がマイクロフォン6と増幅
器8a、及びスピーカ7と増幅器8b、並びに制御回路
9との一対で構成された音響装置ユニット18…で構成
されているがこの限りではない。即ち、図示は省略する
が、防音パネル16の頂部に、マイクロフォン6と制御
回路とスピーカ7等とから成る音響装置が組み込まれた
防音装置(例えば、図3〜図5の実施形態における水平
なビーム状防音装置15)によって、水平なビーム状防
音装置17が構成されても良い。また、柱状防音装置3
は、図3〜図5の実施形態と同様の構成とされても良
い。
【0051】もちろん、本実施形態も、アナログ式の音
響装置に限らず、デジタル式の音響装置を用いても実施
することができ、また、マイクロフォン6とスピーカ7
等との一対毎に制御回路9(9’)が設置されても良
く、マイクロフォン6とスピーカ7等との複数対に対し
て共通する制御回路9(9’)が設置されても良い。
【0052】図11は、防音パネル16の頂部にベース
フレーム12が設置され、該ベースフレーム12の上方
に、図3〜図5に示した柱状防音装置3が透視できる間
隔W(通過部2)を開けて複数立設されている。更に前
記間隔W(通過部2)を開けて立設された複数の柱状防
音装置3…の上端部をつなぐ水平なビーム状防音装置1
5が配置されている。即ち、防音パネル16の上方に図
3〜図5に示した防音壁4が設置された構成である。
【0053】図12は、図8〜図10に示した防音壁1
4の柱状防音装置3の上端部に、車道側を向いたマイク
ロフォン6と、該マイクロフォン6で受音した騒音を同
振幅で逆位相を示す信号波に変換する制御回路と、該制
御回路で変換した信号波を民地側へ投射するスピーカ7
との一対で構成された音響装置ユニット18を、複数個
水平方向につないだ防音装置19が設置されている。
【0054】図13は、図12に示した防音壁14の頂
部の上方に、点線で示したように柱状防音装置3及び水
平なビーム状防音装置19が設置され、柱状防音装置3
と水平なビーム状防音装置19とが格子型に設置されて
いる。
【0055】図11〜図13に示した能動機構付き防音
壁14は、柱状防音装置3の上方に水平なビーム状防音
装置15及び19が設置されているので、より上方の直
入射音を軽減することができる。
【0056】以上に各実施形態を図示して説明したが、
本発明は、これらの実施例の限りではなく、その技術的
思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設
計変形(例えば、柱状防音装置3、3の間隔W等)、応
用のバリエーション(例えば、デジタル式の音響装置1
0’を用いたときに、ハウリングを防止できるように防
音装置を配置すること等)の範囲を含むことを念のため
言及する。
【0057】
【本発明の奏する効果】請求項1〜9に記載した能動機
構による騒音低減方法及び能動機構付き防音壁は、歩行
者及び隣接施設の居住者が車道(特に自動車)から放射
される騒音をうるさく感じない程度に軽減することがで
きる高さを有しているから、より上方の直入射音を軽減
することができる。また、柱状防音装置は透視できる間
隔を開けて柱列状に立てられている。即ち隣り合う柱状
防音装置の間に通過部が設けられているので、自動車の
運転者の視界を遮らず、防音壁より民地側を歩行する人
や景色を認識することができ、安全性の向上、環境のや
さしさを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜3に記載した発明に係る能動機構に
よる騒音低減方法の概念を示した斜視図である。
【図2】請求項1〜3に記載した発明に係る能動機構に
よる騒音低減方法の概念を示した断面図である。
【図3】請求項4及び請求項8、9に記載した発明に係
る能動機構付き防音壁の断面図である。
【図4】請求項4及び請求項8、9に記載した発明に係
る能動機構付き防音壁を車道側から見た正面図である。
【図5】請求項4及び請求項8、9に記載した発明に係
る能動機構付き防音壁を民地側から見た正面図である。
【図6】アナログ型の音響装置の回路の概略を示した回
路図である。
【図7】デジタル型の音響装置の回路の概略を示した回
路図である。
【図8】請求項5及び請求項6、7に記載した発明に係
る能動機構付き防音壁の断面図である。
【図9】請求項5及び請求項6、7に記載した発明に係
る能動機構付き防音壁を車道側から見た正面図である。
【図10】請求項5及び請求項6、7に記載した発明に
係る能動機構付き防音壁を民地側から見た正面図であ
る。
【図11】請求項5及び請求項8、9に記載した発明に
係る能動機構付き防音壁を車道側から見た正面図であ
る。
【図12】請求項5〜9に記載した発明に係る能動機構
付き防音壁を車道側から見た正面図である。
【図13】請求項5〜9に記載した発明に係る他の能動
機構付き防音壁を車道側から見た正面図である。
【図14】従来の防音壁と直入射音との関係を示した概
略図である。
【符号の説明】
2 通過部 3 柱状防音装置 4、14 防音壁 5 隣接施設 6 マイクロフォン 7 スピーカ 8a、8b 増幅器 9、9’ 制御回路 10、10’ 音響装置(セット) 15、17、19 水平なビーム状防音装置 16 防音パネル 18 音響装置ユニット W 間隔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動する騒音発生体が放射する騒音を通過
    させる通過部と、この通過部を区切る防音装置とを設
    け、 前記防音装置は、車道側を向いたマイクロフォンと、該
    マイクロフォンで受音した騒音を同振幅で逆位相を示す
    信号波に変換する制御回路と、該制御回路で変換した信
    号波を民地側へ投射するスピーカとから成るアナログ型
    又はデジタル型の音響装置を組み込んで構成し、受音し
    た騒音を位相反転して逆位相とした信号波を、前記通過
    部を通過した騒音と同方向へ投射することを特徴とす
    る、能動機構による騒音低減方法。
  2. 【請求項2】騒音の通過部及び防音装置は、民地側の隣
    接施設の防音に必要な高さに設けることを特徴とする、
    請求項1に記載した能動機構による騒音低減方法。
  3. 【請求項3】騒音の通過部と防音装置とは、ほぼ同じ高
    さに形成することを特徴とする、請求項1又は請求項2
    に記載した能動機構による騒音低減方法。
  4. 【請求項4】車道側を向いたマイクロフォンと、該マイ
    クロフォンで受音した騒音を同振幅で逆位相を示す信号
    波に変換する制御回路と、該制御回路で変換した信号波
    を民地側へ投射するスピーカとから成るアナログ型又は
    デジタル型の音響装置が組み込まれた柱状防音装置が構
    成され、前記柱状防音装置は透視できる間隔を開けて複
    数立設されていることを特徴とする、能動機構付き防音
    壁。
  5. 【請求項5】車道側を向いたマイクロフォンと、該マイ
    クロフォンで受音した騒音を同振幅で逆位相を示す信号
    波に変換する制御回路と、該制御回路で変換した信号波
    を民地側へ投射するスピーカとから成るアナログ型又は
    デジタル型の音響装置が組み込まれた水平なビーム状の
    防音装置が構成され、該防音装置は道路の側面に沿って
    立てられた面型形状を成す防音パネルの頂部に沿って水
    平に設置されており、更に、前記音響装置が組み込まれ
    た柱状防音装置が前記水平なビーム状防音装置の上に透
    視できる間隔を開けて複数立設されていることを特徴と
    する、能動機構付き防音壁。
  6. 【請求項6】柱状防音装置は、車道側を向いたマイクロ
    フォンと、該マイクロフォンで受音した騒音を同振幅で
    逆位相を示す信号波に変換する制御回路と、該制御回路
    で変換した信号波を民地側へ投射するスピーカとから成
    るアナログ型又はデジタル型の音響装置ユニットが、複
    数個鉛直方向に配置された構成であることを特徴とす
    る、請求項4又は5に記載した能動機構付き防音壁。
  7. 【請求項7】水平なビーム状防音装置は、車道側を向い
    たマイクロフォンと、該マイクロフォンで受音した騒音
    を同振幅で逆位相を示す信号波に変換する制御回路と、
    該制御回路で変換した信号波を民地側へ投射するスピー
    カとから成るアナログ型又はデジタル型の音響装置ユニ
    ットが、複数個水平方向に配置された構成であることを
    特徴とする、請求項5に記載した能動機構付き防音壁。
  8. 【請求項8】間隔を開けて立設された複数の柱状防音装
    置をつなぐ連続したビームが配置されていることを特徴
    とする、請求項4〜7のいずれか一に記載した能動機構
    付き防音壁。
  9. 【請求項9】複数の柱状防音装置をつなぐビームに、車
    道側を向いたマイクロフォンと、該マイクロフォンで受
    音した騒音を同振幅で逆位相を示す信号波に変換する制
    御回路と、該制御回路で変換した信号波を民地側へ投射
    するスピーカとから成るアナログ型又はデジタル型の音
    響装置が組み込まれていることを特徴とする、請求項8
    に記載した能動機構付き防音壁。
JP2000398832A 2000-12-27 2000-12-27 能動機構による騒音低減方法及び能動機構付き防音壁 Pending JP2002201615A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000398832A JP2002201615A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 能動機構による騒音低減方法及び能動機構付き防音壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000398832A JP2002201615A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 能動機構による騒音低減方法及び能動機構付き防音壁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002201615A true JP2002201615A (ja) 2002-07-19

Family

ID=18863717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000398832A Pending JP2002201615A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 能動機構による騒音低減方法及び能動機構付き防音壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002201615A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002006854A (ja) * 2000-04-21 2002-01-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd アクティブ減音装置及びこれを有するアクティブ遮音壁
JP2006097350A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 消音装置、遮音壁及び消音方法
KR100837369B1 (ko) 2006-02-02 2008-06-12 명성산업개발 주식회사 교통 소음 저감 시스템 및 방법
KR100953211B1 (ko) 2009-10-08 2010-04-15 차상곤 소음 저감 장치
JP2010107884A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Yamaha Corp 仮想遮音壁形成ユニット及びマイク・スピーカユニット
JP2010237438A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kajima Corp 参照信号加工装置、参照信号加工装置を有する能動騒音制御装置及び能動騒音制御システム
KR101116694B1 (ko) * 2009-08-17 2012-02-22 주식회사 다산컨설턴트 능동방음블록 및 이를 이용한 능동방음벽
KR101138750B1 (ko) * 2008-09-12 2012-04-24 주식회사 다산컨설턴트 능동방음블록, 능동방음블록시스템 및 이를 이용한 능동방음벽
KR101153041B1 (ko) 2009-12-08 2012-07-03 김현주 소음 저감 장치
KR101194765B1 (ko) 2010-06-04 2012-10-25 홍찬선 주파수 상쇄를 이용한 도로 소음저감 장치 및 방법
EP3185240A1 (en) * 2015-12-22 2017-06-28 Helmut-Schmidt-Universität System and method for actively reducing noise passing through an opening in a sound barrier
CN112432099A (zh) * 2020-10-15 2021-03-02 上海皇广光电科技有限公司 智慧城市建设用基于5g网络的抗噪型路灯系统

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002006854A (ja) * 2000-04-21 2002-01-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd アクティブ減音装置及びこれを有するアクティブ遮音壁
JP2006097350A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 消音装置、遮音壁及び消音方法
KR100837369B1 (ko) 2006-02-02 2008-06-12 명성산업개발 주식회사 교통 소음 저감 시스템 및 방법
KR101138750B1 (ko) * 2008-09-12 2012-04-24 주식회사 다산컨설턴트 능동방음블록, 능동방음블록시스템 및 이를 이용한 능동방음벽
JP2010107884A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Yamaha Corp 仮想遮音壁形成ユニット及びマイク・スピーカユニット
JP2010237438A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kajima Corp 参照信号加工装置、参照信号加工装置を有する能動騒音制御装置及び能動騒音制御システム
KR101116694B1 (ko) * 2009-08-17 2012-02-22 주식회사 다산컨설턴트 능동방음블록 및 이를 이용한 능동방음벽
KR100953211B1 (ko) 2009-10-08 2010-04-15 차상곤 소음 저감 장치
KR101153041B1 (ko) 2009-12-08 2012-07-03 김현주 소음 저감 장치
KR101194765B1 (ko) 2010-06-04 2012-10-25 홍찬선 주파수 상쇄를 이용한 도로 소음저감 장치 및 방법
EP3185240A1 (en) * 2015-12-22 2017-06-28 Helmut-Schmidt-Universität System and method for actively reducing noise passing through an opening in a sound barrier
CN112432099A (zh) * 2020-10-15 2021-03-02 上海皇广光电科技有限公司 智慧城市建设用基于5g网络的抗噪型路灯系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002201615A (ja) 能動機構による騒音低減方法及び能動機構付き防音壁
US20060251267A1 (en) Active sound reduction apparatus and active noise insulation wall having same
WO2011141982A1 (ja) 音出力装置及び音出力方法
US1678842A (en) Microphone
JPH09151427A (ja) 防音壁
JPH10268873A (ja) 能動騒音制御装置付き防音壁
JP3769248B2 (ja) スピーカ装置
ES2370391T3 (es) Transductor acústico.
JP2004214852A (ja) 振動伝播抑制構造
JP6336874B2 (ja) エレベータ装置及びかご内騒音低減方法
JP2009013710A (ja) 防音装置
JP2006097350A (ja) 消音装置、遮音壁及び消音方法
JP2020179776A (ja) 車両接近報知音発生装置
KR20220098495A (ko) 양방향 듀얼 스피커를 이용한 가상 엔진사운드 시스템
JP3899044B2 (ja) アクティブ消音システムを備えた防音壁
JP2018075895A (ja) 車両用警報音発生装置
JP4088425B2 (ja) アクティブ減音装置及びこれを有するアクティブ遮音壁
JP3918825B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP4475112B2 (ja) スピーカ装置
JP3797164B2 (ja) 電子鍵盤楽器
WO2011111177A1 (ja) 擬似音発生装置及び擬似音発生方法
JPH0934472A (ja) 消音装置
JPS629397A (ja) 低周波騒音の低減方法とその装置
JP2001003318A (ja) 回折音波低減用パネル組立体及びそれを用いた防音壁
JP4718161B2 (ja) 騒音低減装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091124